JP2002344764A - 画像処理装置 - Google Patents
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Abstract
と、印刷装置における出力結果との相違を低減するこ
と。 【解決手段】CPU150は、カラープリンタ20に対
して出力する画像データGDに対しては、画像処理制御
情報GCに含まれる色空間情報を考慮したsRGB色空
間よりも広い定義領域を有するwRGB色空間への色空
間変換処理を伴う画像処理を実行する。一方、CPU1
50は、モニタ14に対して出力する画像データGDに
対しては、画像処理制御情報GCに含まれる色空間情報
にかかわらず、画像データGDの色空間をsRGB色空
間に保持したまま画像処理を実行する。
Description
いた画像処理装置および画像処理方法に関する。
イ、プリンタ等のディジタルデータを扱う装置では、画
像データを表す色空間としてsRGB色空間が標準的な
色空間として用いられている。sRGB色空間は、CR
Tディスプレイの出力特性を考慮した色空間であり、例
えば、ディジタルスチルカメラ(DSC)等の入力装置
において生成された画像データがsRGB色空間よりも
広い色空間によって定義されている場合であっても、出
力装置がsRGB色空間に準拠した色空間を採用する限
り、画像データの色彩は正しく再現されないことがあ
る。
に、sRGB色空間よりも広い定義領域を有する広域R
GB色空間への色変換処理を経て画像データを出力(再
現)する技術が提案されている。かかる技術によれば、
入力装置において生成された画像データの色彩を、出力
装置において正しく再現することができる。
る任意調整による画像処理では、CRTディスプレイ等
の表示ディスプレイ上に表示される画像処理の結果を確
認しながら画像処理が実行される。また、画像処理がア
プリケーション、プリンタドライバによって自動的に実
行される場合であっても、印刷に先立って、画像処理結
果がプレビュー表示された後、印刷処理が実行される。
しかしながら、印刷装置と表示装置とでは、出力するこ
とができる色空間の領域が異なるため、同一の画像デー
タであっても、表示ディスプレイ上に表示される画像処
理結果と、印刷により得られる画像とが異なって見える
ことがある。
も広い定義領域を有する広域RGB色空間への色変換処
理を経る画像処理が実行可能であったとしても、表示装
置における出力結果と印刷装置における出力結果とに相
違がある限り、広域RGB色空間への色変換処理を活か
すことができないという問題がある。例えば、ユーザが
任意に画像処理を行う場合には、表示装置における出力
結果と印刷装置における出力結果との相違を経験的に習
得しなければ、自身の望む画像処理を実行することがで
きないという問題がある。また、画像処理が自動的に実
行される場合であっても、表示装置における出力結果と
印刷装置における出力結果との相違は、ユーザに対して
違和感を与えるという問題があった。
されたものであり、表示装置における画像データの出力
結果と、印刷装置における出力結果との相違を低減する
ことを目的とする。
記課題を解決するために本発明の第1の態様は、画像デ
ータに対して画像処理を実行する画像処理装置を提供す
る。本発明の第1の態様に係る画像処理装置は、前記画
像データに関連付けられていると共に前記画像データの
画像処理を制御する画像処理制御情報を用いて前記画像
データに対する画像処理を実行し、印刷用画像データを
生成する印刷用画像データ生成手段と、前記印刷用画像
データを出力する出力装置とは異なる表示装置の色再現
特性を考慮して前記画像データに対する画像処理を実行
し、表示用画像データを生成する表示用画像データ生成
手段とを備えることを特徴とする。
よれば、印刷用画像データを生成する印刷用画像データ
生成手段と、表示装置の色再現特性を考慮して表示用画
像データを生成する表示用画像データ生成手段とを備え
るので、表示装置における画像データの出力結果と、印
刷装置における出力結果との相違を低減することができ
る。
おいて、前記画像処理制御情報には、画像データ生成時
における色空間に関する情報である色空間情報が含まれ
ており、前記印刷用画像データ生成手段によって実行さ
れる画像処理は、前記色空間情報を反映して、前記画像
データの色空間を第1の色空間から、前記画像データ生
成時における画像データをその定義領域内に包含すると
共に前記第1の色空間よりも広い定義領域を有する第2
の色空間へ変換する色空間変換を伴い、前記表示用画像
データ生成手段によって実行される画像処理は、前記画
像処理制御情報を考慮する画像処理を伴うと共に、前記
色空間情報にかかわらず、前記画像データの色空間を前
記第1の色空間から前記表示装置が再現可能な第3の色
空間へ変換する色空間変換を伴っても良い。かかる構成
を備える場合には、印刷用画像データについては、画像
データ生成時における画像データを表現可能な第2の色
空間によって定義することができると共に、表示用画像
データについては、表示装置が再現可能な第3の色空間
によって定義することができる。したがって、印刷用画
像データおよび表示用画像データの双方について、より
鮮やかに出力させることができる。
おいて、前記画像処理制御情報には、画像データ処理時
に用いられるべき色空間に関する情報である色空間情報
が含まれており、前記印刷用画像データ生成手段によっ
て実行される画像処理は、前記色空間情報を反映して、
前記画像データの色空間を第1の色空間から、前記画像
データ生成時における画像データをその定義領域内に包
含すると共に前記第1の色空間よりも広い定義領域を有
する第2の色空間へ変換する色空間変換を伴い、前記表
示用画像データ生成手段によって実行される画像処理
は、前記画像処理制御情報を考慮する画像処理を伴うと
共に、前記色空間情報にかかわらず、前記画像データの
色空間を前記第1の色空間から前記表示装置が再現可能
な第3の色空間へ変換する色空間変換を伴っても良い。
かかる構成を備える場合には、印刷用画像データについ
ては、少なくとも一部の領域において表示装置よりも広
い再現範囲を有する印刷装置が再現可能な第2の色空間
にて画像処理することができると共に、表示用画像デー
タについては、表示装置が再現可能な第3の色空間によ
って画像処理することができる。したがって、印刷用画
像データおよび表示用画像データの双方について、より
鮮やかに出力させることができる。
おいて、前記第3の色空間はsRGB色空間であり、前
記第2の色空間は前記sRGB色空間よりも広い定義領
域を有するwRGB色空間であり、前記表示用画像デー
タ生成手段は、前記第1の色空間がsRGB色空間であ
る場合には、前記第1の色空間から前記第3の色空間へ
の色空間変換を実行しなくても良い。画像処理の対象と
なる画像データが元々、sRGB色空間に基づく画像デ
ータである場合には、表示用画像データとして適切な色
空間に基づく画像データであるから、色空間の変換処理
を実行しないことによって画像処理に要する時間を短縮
することができる。
おいて、前記印刷用画像データ生成手段は、前記画像処
理制御情報を用いることができない場合には、前記画像
データの色空間を第1の色空間に保持したまま画像処理
を実行して前記印刷用画像データを生成し、前記表示用
画像データ生成手段は、前記画像ファイルに前記画像処
理制御情報が含まれていないと判定された場合には、前
記画像データの色空間を前記第1の色空間に保持したま
ま画像処理を実行して前記表示用画像データを生成して
も良い。画像ファイルに画像処理制御情報が含まれてい
ない場合には、いかなる色空間へ画像データの色空間を
変換して良いか不明であるが、上記構成を備えることに
より、誤った色空間変換処理を防止することができると
共に、色空間変換処理を除く画像処理を実行することが
できる。
おいて、前記第1の色空間はsRGB色空間であっても
よい。さらに、本発明の第1の態様に係る画像処理装置
は、前記生成した印刷用画像データを印刷装置に送信す
る印刷用画像データ送信手段と、前記生成した表示用画
像データを前記表示装置に送信する表示用画像データ送
信手段とを備えていても良い。かかる場合には、画像処
理装置から表示装置および印刷装置に対して画像データ
を送信することができる。
る画像処理方法を提供する。本発明の第2の態様に係る
画像処理方法は、前記画像データに関連付けられている
と共に前記画像データの画像処理を制御する画像処理制
御情報を用いて前記画像データに対する画像処理を実行
して印刷用画像データを生成すると共に、前記画像処理
制御情報および表示装置の色再現特性を考慮して前記画
像データに対する画像処理を実行して表示用画像データ
を生成し、前記生成した印刷用画像データを印刷装置に
送信し、前記生成した表示用画像データを表示装置に送
信することを特徴とする。
よれば、本発明の第1の態様に係る画像処理装置と同様
の作用効果を得ることができる。また、本発明の第2の
態様に係る画像処理方法は、本発明の第1の態様に係る
画像処理装置と同様にして、種々の態様にて実現され得
る。
て画像処理を実行するための画像処理プログラムを提供
する。本発明の第3の態様に係る画像処理プログラム
は、前記画像データに関連付けられていると共に前記画
像データの画像処理を制御する画像処理制御情報を用い
て前記画像データに対する画像処理を実行して印刷用画
像データを生成すると共に、前記画像処理制御情報およ
び表示装置の色再現特性を考慮して前記画像データに対
する画像処理を実行して表示用画像データを生成する機
能と、前記生成した印刷用画像データを印刷装置に送信
する機能と、前記生成した表示用画像データを表示装置
に送信する機能とをコンピュータによって実現させるこ
とを特徴とする。
ラムによれば、本発明の第1の態様に係る画像処理装置
と同様の作用効果を得ることができる。また、本発明の
第3の態様に係る画像処理プログラムは、本発明の第1
の態様に係る画像処理装置と同様にして、種々の態様に
て実現され得る。
について以下の順序にて図面を参照しつつ、実施例に基
づいて説明する。 A.画像処理システムの構成: B.画像ファイルの構成: C.画像出力装置の構成: D.パーソナルコンピュータにおける画像処理: E.その他の実施例:
係る画像処理装置を適用可能な画像処理システムの構成
について図1および図2を参照して説明する。図1は本
実施例に係る画像処理装置を適用可能な画像処理システ
ムの一例を示す説明図である。図2は本実施例に係る画
像処理装置が出力する画像ファイル(画像データ)を生
成可能なディジタルスチルカメラの概略構成を示すブロ
ック図である。
生成する入力装置としてのディジタルスチルカメラ1
2、ディジタルスチルカメラ12にて生成された画像フ
ァイルに基づいて画像処理を実行し、印刷用画像データ
を出力する画像処理装置としてのパーソナルコンピュー
タPC、印刷用画像データを出力する出力装置としての
カラープリンタ20を備えている。画像処理装置として
は、パーソナルコンピュータPCの他に、例えば、スタ
ンドアローン型のプリンタも用いられ得る。また、出力
装置としては、プリンタ20の他に、CRTディスプレ
イ、LCDディスプレイ等のモニタ14、プロジェクタ
等が用いられ得る。以下の説明では、パーソナルコンピ
ュータPCと接続されて用いられるカラープリンタ20
を出力装置として用いるものとする。
用いられているタイプのコンピュータであり、本発明に
係る画像処理プログラムを実行するCPU150、CP
U150における演算結果、画像データ等を一時的に格
納するRAM151、画像処理プログラムを格納するハ
ードディスクドライブ(HDD)152を備えている。
パーソナルコンピュータPCは、メモリカードMCを装
着するためのカードスロット153、ディジタルスチル
カメラ12等からの接続ケーブルを接続するための入出
力端子154を備えている。
をディジタルデバイス(CCDや光電子倍増管)に結像
させることにより画像を取得するカメラであり、図2に
示すように光情報を収集するためのCCD等を備える光
学回路121、光学回路121を制御して画像を取得す
るための画像取得回路122、取得したディジタル画像
を加工処理するための画像処理回路123、メモリを備
えると共に各回路を制御する制御回路124を備えてい
る。ディジタルスチルカメラ12は、取得した画像をデ
ィジタルデータとして記憶装置としてのメモリカードM
Cに保存する。ディジタルスチルカメラ12における画
像データの保存形式としては、JPEG形式が一般的で
あるが、この他にもTIFF形式、GIF形式、BMP
形式、RAWデータ形式等の保存形式が用いられ得る。
度、コントラスト、露出補正量(露出補正値)、ホワイ
トバランス等の個別の画像処理制御パラメータ、および
撮影条件に応じて予め複数の画像処理制御パラメータの
値が設定されている撮影モードを設定するための選択・
決定ボタン126、撮影画像をプレビューしたり、選択
・決定ボタン126を用いて撮影モード等を設定するた
めの液晶ディスプレイ127を備えている。
ジタルスチルカメラ12は、画像データGDに加えて画
像データの画像処理制御情報GCを画像ファイルGFと
してメモリカードMCに格納する。すなわち、画像処理
制御情報GCは、撮影時に画像データGDと共に自動的
に画像ファイルGFを構成する情報としてメモリカード
MCに自動的に格納される。
された画像ファイルGFは、例えば、ケーブルCV、コ
ンピュータPCを介して、あるいは、ケーブルCVを介
してカラープリンタ20に送出される。あるいは、ディ
ジタルスチルカメラ12にて画像ファイルGFが格納さ
れたメモリカードMCが、メモリカード・スロットに装
着されたコンピュータPCを介して、あるいは、メモリ
カードMCをプリンタ20に対して直接、接続すること
によって画像ファイルがカラープリンタ20に送出され
る。なお、以下の説明では、メモリカードMCがカラー
プリンタ20に対して直接、接続される場合に基づいて
説明する。
本実施例にて用いられ得る画像ファイルの概略構成につ
いて説明する。図3は本実施例にて用いられ得る画像フ
ァイルの内部構成の一例を概念的に示す説明図である。
本実施例に係る画像ファイルGFは、例えば、ディジタ
ルスチルカメラ用画像ファイルフォーマット規格(Exi
f)に従ったファイル構造を有することができる。Exif
ファイルの仕様は、電子情報技術産業協会(JEIT
A)によって定められている。
は、JPEG形式の画像データを格納するJPEG画像
データ格納領域111と、格納されているJPEG画像
データに関する各種情報を格納する付属情報格納領域1
12とを備えている。付属情報格納領域112には、撮
影日時、露出、シャッター速度、ホワイトバランス、露
出補正量、ターゲット色空間等といったJPEG画像を
出力する際に参照される画像処理制御情報GCが格納さ
れている。また、付属情報格納領域112には、画像処
理制御情報GCに加えてJPEG画像データ格納領域1
11に格納されているJPEG画像のサムネイル画像デ
ータがTIFF形式にて格納されている。なお、当業者
にとって周知であるように、Exif形式のファイルでは、
各データを特定するためにタグが用いられており、各デ
ータはタグ名によって呼ばれることがある。なお、本実
施例中におけるファイルの構造、データの構造、格納領
域といった用語は、ファイルまたはデータ等が記憶装置
内に格納された状態におけるファイルまたはデータのイ
メージを意味するものである。
ルカメラ12等の画像データ生成装置において画像デー
タが生成されたとき(撮影されたとき)の画質に関連す
る情報であり、撮影に伴い自動的に、あるいは、ユーザ
により任意に設定され得る露出時間、ISO感度、絞
り、シャッタースピード、焦点距離に関するパラメー
タ、およびユーザによって任意に設定される露出補正
量、ホワイトバランス、撮影モード、画像処理時の色空
間、撮影時に用いた色空間等の画像処理制御パラメータ
を含み得る。
ディジタルスチルカメラ12の他、ディジタルビデオカ
メラ、スキャナ等の入力装置(画像ファイル生成装置)
によっても生成され得る。
本実施例に適用され得る画像出力装置、すなわち、カラ
ープリンタ20の概略構成について説明する。図4は本
実施例に適用され得るカラープリンタ20の概略構成を
示すブロック図である。
が可能なプリンタであり、例えば、シアン(C)、マゼ
ンタ(M)、イエロ(Y)、ブラック(K)の4色の色
インクを印刷媒体上に噴射してドットパターンを形成す
ることによって画像を形成するインクジェット方式のプ
リンタである。あるいは、カラートナーを印刷媒体上に
転写・定着させて画像を形成する電子写真方式のプリン
タである。色インクには、上記4色に加えて、ライトシ
アン(薄いシアン、LC)、ライトマゼンタ(薄いマゼ
ンタ、LM)、ダークイエロ(暗いイエロ、DY)を用
いても良い。
キャリッジ21に搭載された印字ヘッド211を駆動し
てインクの吐出およびドット形成を行う機構と、このキ
ャリッジ21をキャリッジモータ22によってプラテン
23の軸方向に往復動させる機構と、紙送りモータ24
によって印刷用紙Pを搬送する機構と、制御回路30と
から構成されている。キャリッジ21をプラテン23の
軸方向に往復動させる機構は、プラテン23の軸と並行
に架設されたキャリッジ21を摺動可能に保持する摺動
軸25と、キャリッジモータ22との間に無端の駆動ベ
ルト26を張設するプーリ27と、キャリッジ21の原
点位置を検出する位置検出センサ28等から構成されて
いる。印刷用紙Pを搬送する機構は、プラテン23と、
プラテン23を回転させる紙送りモータ24と、図示し
ない給紙補助ローラと、紙送りモータ24の回転をプラ
テン23および給紙補助ローラに伝えるギヤトレイン
(図示省略)とから構成されている。
9と信号をやり取りしつつ、紙送りモータ24やキャリ
ッジモータ22、印字ヘッド211の動きを適切に制御
している。カラープリンタ20に供給された印刷用紙P
は、プラテン23と給紙補助ローラの間に挟み込まれる
ようにセットされ、プラテン23の回転角度に応じて所
定量だけ送られる。
12とインクカートリッジ213とが装着される。イン
クカートリッジ212には黒(K)インクが収容され、
インクカートリッジ213には他のインク、すなわち、
シアン(C),マゼンタ(M),イエロ(Y)の3色イ
ンクの他に、ライトシアン(LC),ライトマゼンタ
(LM),ダークイエロ(DY)の合計6色のインクが
収納されている。
制御回路30の内部構成について説明する。図5は、カ
ラープリンタ20の制御回路30の内部構成を示す説明
図である。図示するように、制御回路30の内部には、
CPU31,PROM32,RAM33,メモリカード
MCからデータを取得するPCMCIAスロット34,
紙送りモータ24やキャリッジモータ22等とデータの
やり取りを行う周辺機器入出力部(PIO)35,タイ
マ36,駆動バッファ37等が設けられている。駆動バ
ッファ37は、インク吐出用ヘッド214ないし220
にドットのオン・オフ信号を供給するバッファとして使
用される。これらは互いにバス38で接続され、相互に
データにやり取りが可能となっている。また、制御回路
30には、所定周波数で駆動波形を出力する発振器3
9、および発振器39からの出力をインク吐出用ヘッド
214ないし220に所定のタイミングで分配する分配
出力器40も設けられている。
像ファイルGFを読み出し、パーソナルコンピュータP
Cに対して画像ファイルGFを送信する。制御回路30
は、パーソナルコンピュータPCにおいて画像処理制御
情報GCに基づいて画像処理された印刷用画像データを
出力するために、紙送りモータ24やキャリッジモータ
22の動きと同期を採りながら、所定のタイミングでド
ットデータを駆動バッファ37に出力する。
画像処理:図6〜図9を参照して本実施例に係るパーソ
ナルコンピュータPCにおける画像処理について説明す
る。図6は本実施例に係るパーソナルコンピュータPC
における画像処理の処理ルーチンを示すフローチャート
である。図7はパーソナルコンピュータPCにおける画
像処理制御情報に基づく印刷用画像処理の処理ルーチン
を示すフローチャートである。図8はパーソナルコンピ
ュータPCにおける表示用画像処理の処理ルーチンを示
すフローチャートである。図9はパーソナルコンピュー
タPCにおける通常印刷用画像処理の処理ルーチンを示
すフローチャートである。
た画像ファイルGFは、ケーブルを介して、あるいは、
メモリカードMCを介してパーソナルコンピュータPC
に対して提供される。ユーザの操作によって、HDD1
52にインストールされている、レタッチアプリケーシ
ョン、または、プリンタドライバといった画像データ処
理アプリケーション(プログラム)が起動されると、C
PU150は、画像ファイルGFの読み込みを開始す
る。
ット153への差込、あるいは、入出力端子154に対
するケーブルを介したディジタルスチルカメラ12の接
続を検知することによって、CPU150は、アプリケ
ーションが自動的に起動させ、画像ファイルGFの読み
込みを開始しても良い。
Cから画像ファイルGFを読み出すと、読み出した画像
ファイルGFをRAM151に一時的に格納する(ステ
ップS100)。CPU150は、RAM151に格納
されている画像ファイルGFの付属情報格納領域112
において画像処理制御タグを検索する(ステップS11
0)。CPU150は、画像処理制御タグを検索・発見
できた場合には(ステップS110:Yes)、画像デ
ータ生成時に書き込まれた画像処理制御情報GCを取得
して解析する(ステップS120)。CPU150は、
解析した画像処理制御情報GCに基づいて後に詳述する
画像処理を実行し(ステップS140)、画像処理が施
された画像データGDをカラープリンタ20およびモニ
タ14に対して出力(送信)して(ステップS15
0)、本処理ルーチンを終了する。本実施例では、図1
に示すように、カラープリンタ20に出力すべき画像デ
ータに対しては印刷用画像処理が実行され、wRGBデ
ータ(wRGBデータからの変換により得られたCMY
Kデータ)が出力される。一方、モニタ14に出力すべ
き画像データに対しては表示用画像処理が実行され、s
RGBデータが出力される。なお、カラープリンタ20
に対して出力されるデータはCMYKデータであるが、
画像処理時に用いられるRGB色空間の相違を説明する
ために図1では便宜上wRGBデータとしている。sR
GB色空間とwRGB色空間との関係については後述す
る。
・発見できなかった場合には(ステップS120:N
o)、画像データ生成時における画像処理制御情報GC
を反映させた画像処理を実行することができないので、
通常の画像処理(ステップS160)を実行し、画像処
理が施された画像データGDをカラープリンタ20に対
して出力(送信)して(ステップS150)、本処理ル
ーチンを終了する。
される画像処理制御情報に基づく画像処理について図7
および図8を参照して詳細に説明する。本実施例におけ
るパーソナルコンピュータPCは、1つの画像データG
Dに対して、印刷用画像処理と表示用画像処理の双方を
実行する。先ず、印刷用画像処理について説明する、
0は、読み出した画像ファイルGFから画像データGD
を取りだす(ステップS200)。このとき取り出され
た画像データGDは、コピーであり、画像処理が完了す
るまでは、コピーの画像データGDに対して種々の画像
処理が施される。ディジタルスチルカメラ12は、既述
のように画像データをJPEG形式のファイルとして保
存しており、JPEGファイルでは、圧縮率を高くする
ためにYCbCr色空間を用いて画像データを保存して
いる。
く画像データをRGB色空間に基づく画像データに変換
するために3×3マトリクス演算Sを実行する(ステッ
プS210)。マトリクス演算Sは以下に示す演算式で
ある。
値あるいは256以上の正値を取ることがある(8ビッ
ト階調の場合)。印刷用画像処理実行時には、CPU1
50は、これら負値、あるいは、256以上の正値をそ
のまま保持して、以降の画像処理を継続する。
色空間に基づく画像データに対して、ガンマ補正を実行
する(ステップS220)。ガンマ補正を実行する際に
は、CPU150は画像処理制御情報GCからDSC側
のガンマ値を取得し、取得したガンマ値を用いて映像デ
ータに対してガンマ変換処理を実行する。すなわち、ガ
ンマ値も画像処理制御情報GCによって指定される画像
処理制御パラメータ値に含まれる。ガンマ補正の演算式
は以下の通りである。
画像データGDに対して、原色空間とwRGB色空間と
を対応付けるマトリクス演算(N-1M)を実行する(ス
テップS230)。本実施例において用いられる画像フ
ァイルGFは、画像生成時における色空間情報、あるい
は、画像処理時に用いられるべき色空間情報を含むこと
ができるので、画像ファイルGFが色空間情報を含んで
いる場合には、CPU150は、マトリクス演算(N-1
M)を実行するに際して、色空間情報を参照し、対応す
るマトリクスN-1Mを求め、マトリクス演算を実行す
る。
をXYZ色空間に変換するためのマトリクスMを用いる
マトリクス演算Mと、wRGB色空間をXYZ色空間に
変換するためのマトリクスNを用いるマトリクス演算N
の逆マトリクス演算N-1との合成マトリクスである。マ
トリクスMは、sRGB色空間の表色域内には含まれな
いが、データとしては有効な画像データ(色彩値)を反
映して、RGB色空間に基づく画像データを、XYZ色
空間に基づく画像データに変換するためのマトリクスで
ある。マトリクスMのマトリクス値は色空間情報にした
がって決定される。マトリクスNの逆マトリクスNは、
マトリクス演算MによってXYZ色空間に基づく画像デ
ータに変換された画像データをsRGB色空間よりも広
い定義領域を有するwRGB色空間に変換(RGB色空
間に戻す)ためのマトリクスである。XYZ色空間は、
機器の出力特性に依存しない機器独立色空間の1つであ
り、RGB色空間とwRGB色空間との間における色彩
値の対応付けを行うために用いられる。マトリクス演算
(N-1M)は以下に示す演算式である。
れる画像データGDの色空間はsRGB色空間よりも広
い定義領域を有するwRGB色空間である。従来は、プ
リンタまたはコンピュータにおける画像処理に際して用
いられる色空間はsRGBに固定されており、ディジタ
ルスチルカメラ12の有する色空間を有効に活用するこ
とができなかった。これに対して、本実施例では、画像
ファイルGFに色空間情報が含まれている場合には、色
空間情報に対応してマトリクス演算Mに用いられるマト
リクス(N-1M)を変更するので、ディジタルスチルカ
メラ12の有する色空間を有効に活用して、正しい色再
現を実現することができる。
-1M)により得られた画像データに対して逆ガンマ補正
を実行する(ステップS240)。ガンマ補正を実行す
る際には、CPU150はHDD152からプリンタ側
のデフォルトのガンマ値を取得し、取得したガンマ値の
逆数を用いて画像データGDに対して逆ガンマ変換処理
を実行する。逆ガンマ補正に用いられる演算式は以下の
通りである。
画像データGDに対して画像画質の自動調整処理を実行
する(ステップS250)。本実施例における画質自動
調整処理では、画像ファイルGFに含まれている画像デ
ータGDを解析して画質を示す特性パラメータ値を取得
し、画像ファイルGFに含まれている画像処理制御情報
GC、取得した特性パラメータ値を反映にて画像データ
を補正する画質の自動調整が実行される。画質自動調整
処理では、補正の目標となるべき基準パラーメータを予
め定めておき、基準パラメータに対して画像データの特
性パラメータが近づけるように、あるいは一致するよう
に画像データを補正する。このとき、画像処理制御情報
GCは、基準パラメータの値を変更するために用いられ
ても良く、あるいは、基準パラメータの値に対して特性
パラーメータの値を近づける程度を変更するために用い
られても良い。
トラスト、カラーバランス等については、一般的にトー
ンカーブと呼ばれる、RGB信号の入力レベルと出力レ
ベルとを関連づける特性線を用いて各画素(ピクセル)
単位で実行される。また、例えば、彩度、シャープネ
ス、ノイズ低減等については、トーンカーブ処理ではな
くピクセル演算処理(フィルタ処理)がピクセル単位で
実行される。
すると、印刷用データを生成するためにwRGB−CM
YK色変換処理を実行する(ステップS260)。な
お、ここまでのコピー画像データGDに対する画像処理
の結果をオリジナル画像データGDに反映させる場合に
は、画像データの上書きを選択することにより実現され
る。wRGB色変換処理では、CPU150は、HDD
152内に格納されている、wRGB色空間をCMYK
色空間に関連づける変換用ルックアップテーブル(LU
T)を参照し、画像データの色空間をwRGB色空間か
らCMYK色空間へ変更する。すなわち、R・G・Bの
階調値からなる画像データをカラープリンタ20で使用
する、例えば、C・M・Y・K・LC・LMの各6色の
階調値のデータに変換する。
し(ステップS270)、図6に示すルーチンにリター
ンする。ハーフトーン処理では、色変換済みの画像デー
タを受け取って、階調数変換処理を行う。本実施例にお
いては、色変換後の画像データは各色毎に256階調幅
を持つデータとして表現されている。これに対し、本実
施例のカラープリンタ20では、「ドットを形成す
る」,「ドットを形成しない」のいずれかの状態しか採
り得ず、本実施例のカラープリンタ20は局所的には2
階調しか表現し得ない。そこで、256階調を有する画
像データを、カラープリンタ20が表現可能な2階調で
表現された画像データに変換する。この2階調化(2値
化)処理の代表的な方法として、誤差拡散法と呼ばれる
方法と組織的ディザ法と呼ばれる方法とがある。
立って、画像データの解像度が印刷解像度よりも低い場
合は、線形補間を行って隣接画像データ間に新たなデー
タを生成し、逆に印刷解像度よりも高い場合は、一定の
割合でデータを間引くことによって、画像データの解像
度を印刷解像度に変換する解像度変換処理を実行する。
また、カラープリンタ20は、ドットの形成有無を表す
形式に変換された画像データを、カラープリンタ20に
転送すべき順序に並べ替えてるインターレス処理を実行
する。
て実行される表示用画像処理について図8を参照して説
明する。なお、各ステップにおいて実行される処理のう
ち、図7を参照して説明した印刷用画像処理における処
理と同様の処理については、簡単に説明するにとどめ
る。パーソナルコンピュータPCのCPU150は、読
み出した画像ファイルGFから画像データGDを取りだ
す(ステップS300)。表示用の画像データの画像処
理においては、オリジナルの画像データGDに対する上
書き等は実施されず、常にコピーの画像データに対して
画像処理が実行される。CPU150は、YCrCb色
空間に基づく画像データをRGB色空間に基づく画像デ
ータに変換するために3×3マトリクス演算Sを実行す
る(ステップS310)。マトリクス演算Sは既述の演
算式である。CPU150は、マトリクス演算Sによっ
て得られた画像データをsRGB色空間の表色域内にク
リッピングする(ステップS320)。したがって、例
えば、マトリクスS変換後に得られた画像データ(RG
Bデータ)に負値が含まれていた場合には0に、256
以上の値が含まれていた場合には255に丸められる。
により得られたsRGB色空間に基づく画像データGD
に対して、画像画質の自動調整処理を実行し(ステップ
S330)、図6に示すルーチンにリターンする。この
ように、CRT等のモニタ14に対して出力する画像デ
ータGDに対しては、wRGB色空間への色空間変換処
理を実行せず、画像データGDの色空間をsRGB色空
間のまま維持する。
て実行される通常画像処理について図9を参照して詳細
に説明する。なお、各ステップにおいて実行される処理
のうち、図7を参照して説明した拡張画像処理における
処理と同様の処理については、簡単に説明するにとどめ
る。パーソナルコンピュータPCのCPU150は、読
み出した画像ファイルGFから画像データGDを取りだ
す(ステップS400)。CPU150は、YCrCb
色空間に基づく画像データをRGB色空間に基づく画像
データに変換するために3×3マトリクス演算Sを実行
する(ステップS410)。マトリクス演算Sは既述の
演算式である。CPU150は、マトリクス演算Sによ
って得られた画像データをsRGB色空間の表色域内に
クリッピングする(ステップS420)。したがって、
例えば、マトリクスS変換後に得られた画像データ(R
GBデータ)に負値が含まれていた場合には0に、25
6以上の値が含まれていた場合には255に丸められ
る。
られた画像データに対して画像画質の自動調整処理を実
行し(ステップS430)、印刷のためのsRGB−C
MYK色変換処理を実行する(ステップS440)。本
処理ルーチンは、画像ファイルGFから画像データ生成
時に設定された色空間を取得できない場合、すなわち、
画像処理制御タグを発見できない場合に実行されるの
で、通常の、sRGB−CMYK色変換テーブルが用い
られる。最後に、CPU31は、ハーフトーン処理を実
行し(ステップS450)、図6に示すメインルーチン
にリターンする。
際にも、カラープリンタ20に対して送信する画像デー
タGDと、CRT等のモニタ14に対して送信する画像
データGDとに対して別々に画像処理を実行する。表示
用画像処理は、図8を用いて説明した画像処理制御情報
に基づく画像処理における処理と同様にして実行される
ので、その説明を省略する。
ーソナルコンピュータPCによれば、出力可能な色空間
領域が異なるカラープリンタ20およびCRT等のモニ
タ14に対して送信する画像データGDに対して、各出
力装置14、20の出力可能な色空間領域に合わせて別
個に画像処理を実行することができる。したがって、各
出力装置14、20が表示可能な色空間領域を全域に亘
って利用することが可能となり、各出力装置14、20
において彩度を維持したまま画像を出力することができ
る。
4によって出力可能な色空間であるsRGB色空間より
も広い定義領域を有するwRGB色空間に基づいて画像
データGDを再現できる場合、wRGB色空間に基づく
画像データGDをモニタ14にて出力すると、wRGB
色空間の定義領域のうち、sRGB色空間の定義領域と
重複する領域のみがモニタ14上にて表示され得る。こ
の結果、モニタ14上に表示される画像データGDの彩
度が浅くなり、画像データGDの色彩は薄く、くすんで
表示される。これに対して、本実施例では、モニタ14
によって表示される画像データGDに対しては、wRG
B色空間への色空間変換を実行せず、画像データGDの
色空間をsRGB色空間に維持することができるので、
モニタ14上に表示される画像データGDの色彩は鮮や
かに表示され得る。
カラープリンタ20における出力結果とモニタ14にお
ける出力結果の相違が低減され、違和感のない画像処理
を実現することができる。また、カラープリンタ20と
モニタ14の出力特性の相違を経験的に習得することな
くして、適切な画像処理を実現することができる。
ーソナルコンピュータPCにおいて、カラープリンタ2
0およびモニタ14に対して出力する画像データGDの
画像処理を実行したが、カラープリンタ20に小型の表
示装置が備えられている場合には、全ての画像処理をカ
ラープリンタ20にて実行しても良い。かかる場合に
は、カラープリンタ20によって、画像データGDの画
像処理、画像処理が実行された画像データの表示、画像
処理が実行された画像データGDの印刷の全ての実現す
ることができる。また、画像処理の全て、または、一部
をネットワークを介したサーバ上で実行するようにして
も良い。
理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、画像出力
装置を説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、
本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を
限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許
請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると
共に、本発明にはその等価物が含まれることはもちろん
である。
して、光源、露出補正量、ターゲット色空間、明るさ、
シャープネスといったパラメータを用いているが、本実
施例では、少なくともターゲット色空間(画像生成時の
色空間または目標とする色空間)が含まれていれば良
く、どのパラメータを画像処理制御情報GCとして用い
るかは任意の決定事項である。
Mの値は例示に過ぎず、ターゲットとする色空間、ある
いは、カラープリンタ20において利用可能な色空間等
によって適宜変更され得ることはいうまでもない。
してディジタルスチルカメラ12を用いて説明したが、
この他にもスキャナ、ディジタルビデオカメラ等が用い
られ得る。スキャナを用いる場合には、画像ファイルG
Fの取り込みデータ情報の指定はコンピュータPC上で
実行されても良く、あるいは、スキャナ上に情報設定用
に予め設定情報が割り当てられているプリセットボタ
ン、任意設定のための表示画面および設定用ボタンを供
えておき、スキャナ単独で実行可能にしてもよい。
例としてExif形式のファイルを例にとって説明したが、
本発明に係る画像ファイルの形式はこれに限られない。
すなわち、画像データ生成装置において生成された画像
データと、画像データの生成時条件(情報)を記述する
画像処理制御情報GCとが含まれている画像ファイルで
あれば良い。このようなファイルであれば、画像ファイ
ル生成装置において生成された画像データの画質を、適
切に自動調整して出力装置から出力することができる。
理制御情報GCとが同一の画像ファイルGFに含まれる
場合を例にとって説明したが、画像データGDと画像処
理制御情報GCとは、必ずしも同一のファイル内に格納
される必要はない。すなわち、画像データGDと画像処
理制御情報GCとが関連付けられていれば良く、例え
ば、画像データGDと画像処理制御情報GCとを関連付
ける関連付けデータを生成し、1または複数の画像デー
タと画像処理制御情報GCとをそれぞれ独立したファイ
ルに格納し、画像データGDを処理する際に関連付けら
れた画像処理制御情報GCを参照しても良い。かかる場
合には、画像データと画像処理制御情報GCとが別ファ
イルに格納されているものの、画像処理制御情報GCを
利用する画像処理の時点では、画像データおよび画像処
理制御情報GCとが一体不可分の関係にあり、実質的に
同一のファイルに格納されている場合と同様に機能する
からである。すなわち、少なくとも画像処理の時点にお
いて、画像データと画像処理制御情報GCとが関連付け
られて用いられる態様は、本実施例における画像ファイ
ルGFに含まれる。さらに、CD−ROM、CD−R、
DVD−ROM、DVD−RAM等の光ディスクメディ
アに格納されている動画像ファイルも含まれる。
データ処理システムの一例を示す説明図である。
ァイル(画像データ)を生成可能なディジタルスチルカ
メラの概略構成を示すブロック図である。
式にて格納されている画像ファイルの概略的な内部構造
を示す説明図である。
成を示すブロック図である。
30の内部構成を示す説明図である。
おける画像処理の処理ルーチンを示すフローチャートで
ある。
制御情報に基づく印刷用画像処理の処理ルーチンを示す
フローチャートである。
像処理の処理ルーチンを示すフローチャートである。
用画像処理の処理ルーチンを示すフローチャートであ
る。
Claims (13)
- 【請求項1】 画像データに対して画像処理を実行する
画像処理装置であって、 前記画像データに関連付けられていると共に前記画像デ
ータの画像処理を制御する画像処理制御情報を用いて前
記画像データに対する画像処理を実行し、印刷用画像デ
ータを生成する印刷用画像データ生成手段と、 前記印刷用画像データを出力する出力装置とは異なる表
示装置の色再現特性を考慮して前記画像データに対する
画像処理を実行し、表示用画像データを生成する表示用
画像データ生成手段とを備える画像処理装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の画像処理装置におい
て、 前記画像処理制御情報には、画像データ生成時における
色空間に関する情報である色空間情報が含まれており、 前記印刷用画像データ生成手段によって実行される画像
処理は、前記色空間情報を反映して、前記画像データの
色空間を第1の色空間から、前記画像データ生成時にお
ける画像データをその定義領域内に包含すると共に前記
第1の色空間よりも広い定義領域を有する第2の色空間
へ変換する色空間変換を伴い、 前記表示用画像データ生成手段によって実行される画像
処理は、前記画像処理制御情報を考慮する画像処理を伴
うと共に、前記色空間情報にかかわらず、前記画像デー
タの色空間を前記第1の色空間から前記表示装置が再現
可能な第3の色空間へ変換する色空間変換を伴うことを
特徴とする画像処理装置。 - 【請求項3】 請求項1に記載の画像処理装置におい
て、 前記画像処理制御情報には、画像データ処理時に用いら
れるべき色空間に関する情報である色空間情報が含まれ
ており、 前記印刷用画像データ生成手段によって実行される画像
処理は、前記色空間情報を反映して、前記画像データの
色空間を第1の色空間から、前記画像データ生成時にお
ける画像データをその定義領域内に包含すると共に前記
第1の色空間よりも広い定義領域を有する第2の色空間
へ変換する色空間変換を伴い、 前記表示用画像データ生成手段によって実行される画像
処理は、前記画像処理制御情報を考慮する画像処理を伴
うと共に、前記色空間情報にかかわらず、前記画像デー
タの色空間を前記第1の色空間から前記表示装置が再現
可能な第3の色空間へ変換する色空間変換を伴うことを
特徴とする画像処理装置。 - 【請求項4】 請求項2または請求項3に記載の画像処
理装置において、 前記第3の色空間はsRGB色空間であり、 前記第2の色空間は前記sRGB色空間よりも広い定義
領域を有するwRGB色空間であり、 前記表示用画像データ生成手段は、前記第1の色空間が
sRGB色空間である場合には、前記第1の色空間から
前記第3の色空間への色空間変換を実行しないことを特
徴とする画像処理装置。 - 【請求項5】 請求項1に記載の画像処理装置におい
て、 前記印刷用画像データ生成手段は、前記画像処理制御情
報を用いることができない場合には、前記画像データの
色空間を第1の色空間に保持したまま画像処理を実行し
て前記印刷用画像データを生成し、 前記表示用画像データ生成手段は、前記画像ファイルに
前記画像処理制御情報が含まれていないと判定された場
合には、前記画像データの色空間を前記第1の色空間に
保持したまま画像処理を実行して前記表示用画像データ
を生成することを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項6】 請求項5に記載の画像処理装置におい
て、 前記第1の色空間はsRGB色空間であることを特徴と
する画像処理装置。 - 【請求項7】 請求項1ないし記請求項6のいずれかに
記載の画像処理装置はさらに、 前記生成した印刷用画像データを印刷装置に送信する印
刷用画像データ送信手段と、 前記生成した表示用画像データを前記表示装置に送信す
る表示用画像データ送信手段とを備える画像処理装置。 - 【請求項8】 画像データに対する画像処理方法であっ
て、 前記画像データに関連付けられていると共に前記画像デ
ータの画像処理を制御する画像処理制御情報を用いて前
記画像データに対する画像処理を実行して印刷用画像デ
ータを生成すると共に、表示装置の色再現特性を考慮し
て前記画像データに対する画像処理を実行して表示用画
像データを生成する画像処理方法。 - 【請求項9】 請求項8に記載の画像処理方法におい
て、 前記画像処理制御情報を用いることができないには、前
記画像データの色空間を第1の色空間に保持したまま画
像処理を実行して前記印刷用画像データを生成すると共
に、前記画像データの色空間を前記第1の色空間に保持
したまま画像処理を実行して前記表示用画像データを生
成することを特徴とする画像処理方法。 - 【請求項10】請求項8または請求項9に記載の画像処
理方法はさらに、 前記生成した印刷用画像データを印刷装置に送信し、 前記生成した表示用画像データを表示装置に送信する画
像処理方法。 - 【請求項11】 画像データに対して画像処理を実行す
るための画像処理プログラムであって、 前記画像データに関連付けられていると共に前記画像デ
ータの画像処理を制御する画像処理制御情報を用いて前
記画像データに対する画像処理を実行して印刷用画像デ
ータを生成すると共に、表示装置の色再現特性を考慮し
て前記画像データに対する画像処理を実行して表示用画
像データを生成する機能とをコンピュータによって実現
させる画像処理プログラム。 - 【請求項12】 請求項11に記載の画像処理プログラ
ムにおいて、 前記画像処理制御情報を用いることができない場合に
は、前記画像データの色空間を第1の色空間に保持した
まま画像処理を実行して前記印刷用画像データを生成す
ると共に、前記画像データの色空間を前記第1の色空間
に保持したまま画像処理を実行して前記表示用画像デー
タを生成することを特徴とする画像処理プログラム。 - 【請求項13】 請求項11または請求項12に記載の
画像処理プログラムはさらに、 前記生成した印刷用画像データを印刷装置に送信する機
能と、 前記生成した表示用画像データを表示装置に送信する機
能とをコンピュータによって実現させることを特徴とす
る画像処理プログラム。
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