JP2003008647A - プローブ装置 - Google Patents

プローブ装置

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JP2003008647A
JP2003008647A JP2001183668A JP2001183668A JP2003008647A JP 2003008647 A JP2003008647 A JP 2003008647A JP 2001183668 A JP2001183668 A JP 2001183668A JP 2001183668 A JP2001183668 A JP 2001183668A JP 2003008647 A JP2003008647 A JP 2003008647A
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remote control
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signal
management
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Hikari Seki
光 関
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Ando Electric Co Ltd
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L43/00Arrangements for monitoring or testing data switching networks
    • H04L43/08Monitoring or testing based on specific metrics, e.g. QoS, energy consumption or environmental parameters
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    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L43/00Arrangements for monitoring or testing data switching networks
    • H04L43/12Network monitoring probes

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  • Maintenance And Management Of Digital Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、管理対象であるIP基幹ネ
ットワークの動向に応じて合理的にIP基幹ネットワー
クを管理することである。 【解決手段】 光チャネルセレクタ3は、光カプラ2a
〜2dから受信するモニタチャネル信号の中から1のモ
ニタチャネル信号を抽出して、プローブ装置4に出力す
る。プローブ装置4は、光チャネルセレクタ3から入力
される信号に基づいてトラフィック統計情報を生成し、
管理ステーション5に出力する。また、プローブ装置4
は、管理ステーション5から入力される指示信号に基づ
いて抽出するモニタチャネル信号を変更する旨の指示を
出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットプ
ロトコル基幹ネットワークの管理に用いられるプローブ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ルータ、ハブ、ブリッジ、スイ
ッチ等のネットワーク機器群から構成されるインターネ
ットプロトコル(IP)基幹ネットワークでは、ネット
ワーク機器間のデータ通信状況を監視・管理するための
管理ステーションを備えている。管理ステーションは、
管理対象であるIP基幹ネットワーク内のネットワーク
機器群または通信網を定期的にポーリングすることによ
り、IP基幹ネットワークの状態やネットワーク機器の
挙動を遠隔監視している。
【0003】管理ステーションと管理対象であるIP基
幹ネットワークとのインターフェースは、簡易ネットワ
ーク管理プロトコル(SNMP;Simple Network Mana
gement Protocol)が広く用いられる。SNMPとは、
IP基幹ネットワークシステムを監視・管理するために
開発されたプロトコルである。すなわち、管理ステーシ
ョンが、SNMPに基づくメッセージをIP基幹ネット
ワークとの間で交換することで、IP基幹ネットワーク
の監視、制御、トラフィック統計収集等の処理をすると
共に、IP基幹ネットワーク上のパフォーマンスやセキ
ュリティ状況を把握する。
【0004】また、管理ステーションと管理対象のIP
基幹ネットワークとの間で送受信されるメッセージは、
共有データベースに基づく連続した番号にて行われ、明
快かつ簡潔になるよう工夫されている。この共有データ
ベースは、管理情報ベース(MIB;Management Infor
mation Base )と呼ばれ、階層ツリー構造を成すオブジ
ェクト(以下、MIBオブジェクトという)の集合体に
より構成される。詳細には、SNMPでは、各MIBオ
ブジェクトが格納される位置の階層と、各MIBオブジ
ェクトに付される数値番号によって固有の意味付けが成
され、IP基幹ネットワークを構成するデバイスの種類
や構成が如何なる組み合わせでも対応できるように工夫
されている。
【0005】管理ステーションは、現行のIP基幹ネッ
トワーク状態を把握するため常に管理情報ベースを読出
し、また更新する等のメンテナンスをする。換言すれ
ば、管理ステーションは、IP基幹ネットワークの運用
中において、IP基幹ネットワークとの間でMIBオブ
ジェクトをSNMPメッセージとして交換する。その
際、IP基幹ネットワーク上でSNMPメッセージを生
成する装置は、IP基幹ネットワークを構成する個々の
ネットワーク機器である場合と、プローブ装置と呼ばれ
るトラフィック統計値を集計する専用の装置である場合
とがある。更に、個々のネットワーク機器が管理ステー
ションとSNMPメッセージを交換する場合には、管理
対象であるIP基幹ネットワークを介して行う場合と、
専用のケーブルを介して行う場合とがある。
【0006】以下に、従来に知られた代表的なネットワ
ーク管理方式について3つの形態を具体的に説明する。
すなわち、管理ステーションがネットワーク機器とI
P基幹ネットワークを介してSNMPメッセージを交換
する形態と、管理ステーションがネットワーク機器と
専用ケーブルを介してSNMPメッセージを交換する形
態と、プローブ装置を用いる形態と、を説明する。
【0007】図6は、IP基幹ネットワークの構成例と
ネットワーク管理方式の3つの形態を示す図である。同
図によれば、IP基幹ネットワーク70は、ネットワー
ク機器71〜79から構成され、それぞれケーブルによ
って接続される。各ネットワーク機器71〜79は、I
P基幹ネットワーク70におけるノードであり、IP基
幹ネットワーク70内を流通するIPパケットの通過
点、中継点、あるいは、分岐点、合流点となる。具体的
には、ルータやハブ、スイッチなどがこれに相当する。
また、IP基幹ネットワーク70には、管理ステーショ
ンX,Y,Zが接続される。
【0008】管理ステーションXは、IP基幹ネットワ
ーク70におけるネットワーク装置71・72・74を
管理するものであり、前述の管理形態に該当する管理
方法を取る。すなわち、管理ステーションXは、管理対
象であるIP基幹ネットワーク70に直接接続され、I
P基幹ネットワーク70の帯域の一部を用いて各ネット
ワーク機器71・72・74とSNMPメッセージを送
受信する。同図においては、管理ステーションXとネッ
トワーク機器71・72・74の間のSNMPリンクを
破線によって示した。
【0009】係る形態では、ネットワーク機器71・7
2・74は、自らが扱った一定時間毎のデータ転送量
(トラフィック統計値)や検出したエラー情報などの情
報を収集し蓄積する。そして、これらの蓄積情報をMI
Bフォーマットに変換する。一方、管理ステーションX
は、ネットワーク機器71・72・74にポーリング
し、トラフィック統計値やエラーの発生有無等の情報を
要求する。各ネットワーク機器71・72・74は、管
理ステーションXから要求を受けると、エージェント
(agent )と呼ばれる機能(一般にはソフトウェアの作
用)により、要求された情報を管理ステーションXに転
送する。
【0010】管理ステーションYは、ネットワーク機器
78を管理するものであり、前述の管理形態に該当す
る管理方法を取る。図6によれば、管理ステーションY
は、IP基幹ネットワーク70上の通信に直接参加せ
ず、ネットワーク機器78と管理用ケーブル80により
接続される。なお、ネットワーク機器78は、管理形態
での場合と同様に、一定時間毎にトラフィック統計値
およびエラー有無情報を生成し、MIBフォーマットに
変換して蓄積すると共に、管理ステーションYから入力
される要求に応じてSNMPメッセージを管理ステーシ
ョンYに送信する。このとき、SNMPメッセージは、
管理用ケーブル80を介して送受信される。
【0011】管理ステーションZは、プローブ装置81
を用いてネットワーク機器71・73の通信状態を管理
するものであり、前述の管理形態に該当する管理方法
を取る。図6によれば、管理ステーションZには、管理
用ケーブル82を介してプローブ装置81が接続され
る。また、プローブ装置81には、伝送回路上に設置さ
れた情報複写装置83がケーブル84を介して接続され
る。情報複写装置83は、2つのネットワーク機器71
・73を接続する伝送路上に設置され、伝送路を行き交
う通信内容に影響を与えることなく通信内容を複写し、
プローブ装置81に対して出力する装置である。
【0012】プローブ装置81は、情報複写装置83か
ら入力される信号に基づいてIPパケットを抽出し、一
定時間毎のトラフィック統計値を算出する。そして、管
理ステーションZからSNMPメッセージが入力される
と、対応するメッセージを生成して管理ステーションZ
に出力する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述した管理形態
(管理ステーションX)による管理方法を採用した場
合、管理ステーションが管理するネットワーク機器の数
が増加すると、管理に必要なSNMPメッセージ(SN
MPパケット)の転送量も増大する。すなわち、管理対
象であるIP基幹ネットワーク内を流通するSNMPパ
ケットの転送量が増大する。その際、次の問題が発生す
る。
【0014】第一に、管理ステーションと管理対象であ
るネットワーク機器とを中継する中継ネットワーク機器
の負荷が増大する。図6によれば、管理ステーションX
とネットワーク機器72との通信を中継するネットワー
ク機器71、あるいは、管理ステーションXとネットワ
ーク機器74との通信を中継するネットワーク機器71
・73の負荷が重くなる。
【0015】第二に、管理ステーションと管理対象であ
るネットワーク機器間でやり取りされるSNMPパケッ
トが中継ネットワーク機器上で捨てられる可能性があ
る。一般に、管理情報を伝送する為だけのSNMPパケ
ットはIP基幹ネットワークを構成しているネットワー
ク機器同士の通信パケットよりも優先度が低く設定され
ている。このためIP基幹ネットワーク上でのトラフィ
ックが混雑するに従い、各ネットワーク機器では設定さ
れた優先度に従いSNMPパケットを廃棄する可能性が
ある。このように、IP基幹ネットワークを媒介してネ
ットワーク機器と管理ステーションとの間でSNMPメ
ッセージを送受信させれば、SNMPパケットが捨てら
れるリスクが伴う。
【0016】第三に、管理対象となったネットワーク機
器では、IP基幹ネットワークの構成機器としての本来
の通信処理業務に加え、管理ステーションの為にSNM
Pパケット生成業務を合わせて実行する必要がある。こ
のためネットワークの通信量が多くなると、管理対象と
なったネットワーク機器は、本来の性能を低下させてし
まう場合があった。
【0017】以上の理由から、図6に示す管理ステーシ
ョンXのように、管理対象となったネットワーク機器に
負担をかけ、且つ稼動中のIP基幹ネットワークの帯域
を借用した形態でのIP基幹ネットワーク管理方法は、
特にネットワークが高速の場合は不利である。
【0018】また、上述した管理形態(管理ステーシ
ョンY)によれば、管理ステーションは、中継ネットワ
ーク機器の影響を受けることなく、接続された1のネッ
トワーク機器の蓄積情報やエラー情報を確実に得られ
る。しかし、係る形態では、管理ステーションは、接続
されたネットワーク機器以外のIP基幹ネットワーク上
の状況を直接的に把握できない。
【0019】また、上述した管理形態(管理ステーシ
ョンZ)によれば、管理ステーションは、管理用ケーブ
ルを介してプローブ装置とのSNMPメッセージを交換
するため、中継ネットワーク機器によりSNMPメッセ
ージを捨てられるリスクがない。また、ネットワーク機
器間を接続する伝送路を流通する情報を情報複写装置に
より複写して得るようにしたため、伝送路上の通信に影
響を与えることなくネットワーク機器間の状況をモニタ
できる。
【0020】しかし、図6に示すようなプローブ装置を
用いた管理方法では、プローブ装置が情報を収集できる
伝送路が固定的であるために、絶えず変化するIP基幹
ネットワーク全体のトラフィックの状況を迅速に把握す
ることが困難であった。例えば、IP基幹ネットワーク
のトラフィックの変化に合わせて、監視する伝送路の箇
所を時間経過に伴って変移させたい場合がある。このと
き、複数の監視箇所を状況の変化に合わせて追跡しよう
とすれば、予め予想される全ての箇所にプローブ装置を
配置しておく必要がある。
【0021】このように、管理形態による管理方法
は、客観的且つ正確な管理情報を取得できる反面、十分
な台数のプローブ装置が必要となり、合理的な方法では
なかった。また、限られた台数のプローブ装置によりI
P基幹ネットワークの管理をすれば、IP基幹ネットワ
ークの動的な変化に対応できず、管理業務や障害発生時
の切り分けを効率よく行えないという問題があった。
【0022】本発明の課題は、管理対象であるIP基幹
ネットワークの動向に応じて合理的にIP基幹ネットワ
ークを管理することである。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、所定の通信回線を介して光
チャネルセレクタ(例えば、図1に示す光チャネルセレ
クタ3)と接続可能に構成され、前記光チャネルセレク
タからモニタ信号(例えば、本実施の形態におけるモニ
タチャネル信号10)を入力するプローブ装置(例え
ば、図1に示すプローブ装置4)であって、前記光チャ
ネルセレクタにチャネル選択信号(例えば、本実施の形
態におけるチャネル変更信号17)を出力する出力手段
(例えば、図1に示すリモート制御インターフェース部
43)を備えることを特徴とする。
【0024】この請求項1記載の発明によれば、出力手
段が、チャネル選択信号を光チャネルセレクタに出力す
る。例えば、複数のモニタ信号の中から所与のモニタ信
号を抽出する光チャネルセレクタに対して、当該プロー
ブ装置は、チャネル選択信号を送信して抽出するモニタ
信号を変更させ得る。したがって、全てのモニタ信号の
統計情報を計測することなく、必要に応じて計測すべき
モニタ信号を変更でき、管理対象であるIP基幹ネット
ワークの動向に応じた合理的な管理を実現できる。
【0025】請求項2記載の発明は、請求項1記載のプ
ローブ装置であって、リモート制御信号を外部入力する
外部入力手段(例えば、図1に示すリモート制御インタ
ーフェース部43)を更に備え、前記外部入力手段によ
り入力されるリモート制御信号に基づいて、前記出力手
段より前記チャネル選択信号を出力することを特徴とす
る。
【0026】この請求項2記載の発明によれば、プロー
ブ装置は、外部入力されるリモート制御信号に基づいて
チャネル選択信号を出力する。例えば、管理ステーショ
ンや他の端末機器等の外部機器から入力されるリモート
制御信号に基づいてチャネル選択信号を出力することが
できる。
【0027】請求項3記載の発明は、光チャネルセレク
タ(例えば、図1に示す光チャネルセレクタ3)を有す
るプローブ装置(例えば、図1に示すプローブ装置4)
であって、前記光チャネルセレクタのチャネル選択制御
を行う制御手段(例えば、図1に示すリモート制御イン
ターフェース部43)を備えることを特徴とする。ここ
で、制御手段は、管理者による入力操作に基づいてチャ
ネル選択制御をしてもよいし、遠隔接続された外部機器
から入力されるリモート制御信号等に応じてチャネル選
択制御をしてもよい。
【0028】この請求項3記載の発明によれば、プロー
ブ装置は、光チャネルセレクタを有し、この光チャネル
セレクタによるチャネル選択を制御できる。したがっ
て、モニタ信号の統計情報を計測する際、IP基幹ネッ
トワーク上の全てのモニタ信号について計測することな
く、必要に応じてモニタ信号を変更することでIP基幹
ネットワーク上の全ての箇所について管理できる。
【0029】請求項4記載の発明は、請求項3記載のプ
ローブ装置であって、リモート制御信号を外部入力する
外部入力手段(例えば、図1に示すリモート制御インタ
ーフェース部43))を更に備え、前記外部入力手段に
より入力されるリモート制御信号に基づいて、前記制御
手段が選択制御を行うことを特徴とする。
【0030】この請求項4記載の発明によれば、プロー
ブ装置は、外部入力手段から入力されるリモート制御信
号に基づいてチャネル選択制御をする。すなわち、光チ
ャネルセレクタに選択させるチャネルを外部入力に基づ
いて決定できると共に、その選択されたチャネルのモニ
タ信号について統計情報を計測できる。
【0031】請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何
れかに記載のプローブ装置であって、複数種類の管理通
信回線と接続可能に構成され、前記外部入力手段は、何
れの管理通信回線からも前記リモート制御信号が入力可
能であることを特徴とする(例えば、図5に示すリモー
ト制御インターフェース部43)。
【0032】この請求項5記載の発明によれば、複数の
外部機器から入力されるリモート制御信号を受信し、各
々のリモート制御信号に応じたチャネル選択制御をでき
る。例えば、本発明のプローブ装置を、IP基幹ネット
ワークを管理する管理ステーション、外部の端末装置、
管理者が操作可能な操作装置等を通信回線により接続
し、何れの装置から入力されるリモート制御信号に対し
てもチャネル選択制御ができるように構成できる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施の形
態について、図面を参照して説明する。以下では、本発
明に係るプローブ装置、および、当該プローブ装置を用
いたネットワーク管理システムについて詳細に説明す
る。
【0034】まず、構成を説明する。図1は、ネットワ
ーク管理システム1のブロック構成の一例を示す図であ
る。同図によれば、ネットワーク管理システム1は、主
に、光カプラ2a〜2dと、光チャネルセレクタ3と、
プローブ装置4と、管理ステーション5と、から構成さ
れる。なお、光カプラ2a〜2dと光チャネルセレクタ
3は、それぞれ光ファイバーケーブルにより接続され、
プローブ装置4と管理ステーション5は、管理用ネット
ワーク6によって接続される。なお、管理用ネットワー
ク6は、管理対象のIP基幹ネットワーク7とは別のネ
ットワークである。
【0035】光カプラ2a〜2dは、光伝送路8a〜8
d上を流れる光信号を分岐させてモニタチャネル信号1
0a〜10dとして光チャネルセレクタ3に送信する装
置である。なお、光カプラ2a〜2dは、管理対象であ
るIP基幹ネットワーク7上の各監視点に設置される。
同図によれば、光カプラ2aは、IP基幹ネットワーク
7上の監視点Aに、光カプラ2bは監視点Bに、光カプ
ラ2cは監視点Cに、光カプラ2dは監視点Dに設置さ
れ、分岐したモニタチャネル信号10a〜10dをそれ
ぞれ光ファイバーケーブルを介して光チャネルセレクタ
3に送信する。
【0036】光チャネルセレクタ3は、接続された全て
の光カプラ2a〜2dから送信されるモニタチャネル信
号10a〜10dを受信し、受信した複数のモニタチャ
ネル信号10a〜10dの中から1のモニタチャネル信
号10を抽出する装置である。そして、抽出したモニタ
チャネル信号をネットワーク監視入力信号11としてプ
ローブ装置4に出力する。ただし、光チャネルセレクタ
3は、モニタチャネル信号10の抽出に際し、リモート
制御インターフェース部43から入力されるチャネル変
更信号17に応じて抽出するチャネルを変更する。
【0037】プローブ装置4は、光チャネルセレクタ3
から入力されるネットワーク監視入力信号11に基づい
てトラフィック統計情報を計測し、計測したトラフィッ
ク統計情報を管理ステーション5に送信する装置であ
る。なお、プローブ装置4は、主に、O/E部40と、
トラフィック計測部41と、エージェント処理部42
と、リモート制御インターフェース部43と、から構成
される。
【0038】O/E部40は、光チャネルセレクタ3か
ら入力されるネットワーク監視入力信号11を、光信号
から電気信号12に変換し、変換後の電気信号12をト
ラフィック計測部41に出力する機能部である。
【0039】トラフィック計測部41は、O/E部40
によって変換された電気信号12からIPパケットを抽
出し、一定時間毎に集計してトラフィック統計情報を生
成する。また、生成したトラフィック統計情報をMIB
フォーマットに変換してトラフィックデータ13を生成
すると共に、エージェント処理部42にバスを介して出
力する。
【0040】エージェント処理部42は、管理用ネット
ワーク6を介して接続される管理ステーション5とのイ
ンターフェース機能を有し、SNMPパケットを送受信
する。管理ステーション5からトラフィックデータ13
の要求指示が入力された場合には、トラフィック計測部
41から入力されるトラフィックデータ13をSNMP
に準拠するパケット情報に変換して管理ステーション5
に送信する。また、エージェント処理部42は、管理ス
テーション5からその他の指示や問い合わせが入力され
るとその内容に応じた制御信号14を生成してトラフィ
ック計測部41に出力する。更に、エージェント処理部
42は、管理ステーション5からリモート制御用パケッ
ト15が送信されると、リモート制御信号16を生成し
てリモート制御インターフェース部43に出力する。
【0041】リモート制御インターフェース部43は、
エージェント処理部42から入力されるリモート制御信
号16に基づいてチャネル変更信号17を生成し、光チ
ャネルセレクタ3に送信する機能部である。なお、図1
に示すように、光チャネルセレクタ3をプローブ装置4
から独立した筐体として配置する場合には、使用する光
チャネルセレクタ3の仕様に合わせてGP−IBインタ
ーフェース(IEEE−488)あるいは、いずれかの
シリアルインターフェースなどをチャネル変更信号17
として活用する。
【0042】管理ステーション5は、プローブ装置4か
ら送信されるSNMPパケットに基づいてIP基幹ネッ
トワーク7を管理する装置である。具体的には、管理ス
テーション5は、エージェント処理部42に対してトラ
フィックデータ13を要求してトラフィックデータ13
を回収し、その回収したトラフィックデータ13に基づ
いてIP基幹ネットワーク7の状況を把握する。
【0043】また、管理ステーション5は、エージェン
ト処理部42に対して、リモート制御用パケット15を
送信する。なお、リモート制御用パケット15の送信処
理は、管理ステーション5がトラフィックデータの解析
結果に基づいて自動的に行ってもよいし、管理者による
入力指示に応じて行ってもよい。
【0044】次に、プローブ装置4の適用例について説
明する。図2は、管理対象であるIP基幹ネットワーク
20にネットワーク管理システム1を適用した一例を示
す図である。同図によれば、IP基幹ネットワーク20
は、2つのコアルータ21・22と、4つのエッジルー
タ23〜26により構成される。なお、コアルータ21
・22間を接続する光伝送路8a上の監視点Aには光カ
プラ2aが、コアルータ21−エッジルータ24間の監
視点Bには光カプラ2bが、コアルータ21−エッジル
ータ25間の監視点Cには光カプラ2cが、コアルータ
21−エッジルータ26間の監視点Dには光カプラ2d
が、コアルータ22−エッジルータ23間の監視点Yに
は光カプラ2yが、それぞれ設置されている。また、エ
ッジルータ26には、ISP(Internet Service Provi
der)装置40が接続される。
【0045】プローブ装置30は、従来のプローブ装置
であり(以下、従来型プローブ装置30という)、管理
用インターフェース31を介して管理ステーション5と
接続される。なお、従来型プローブ装置30は、光カプ
ラ2yから分岐して入力されるモニタチャネル信号10
yに基づいてコアルータ22−エッジルータ23間のト
ラフィックデータを蓄積し、管理ステーション5に送信
する。
【0046】プローブ装置4は、本発明に係るプローブ
装置であり、図1を用いて説明した構成を備え、独立し
た筐体を有する光チャネルセレクタと接続される。ま
た、光チャネルセレクタ3には、光カプラ2a〜2dが
接続される。すなわち、プローブ装置4は、光カプラ2
a〜2dの入力に対応する4入力の光チャネルセレクタ
3を備え、光カプラ2a〜2dが設置された監視点A〜
Dの通信を監視する。
【0047】また、プローブ装置4は、管理用ネットワ
ーク6を介して管理ステーション5と接続される。すな
わち、プローブ装置4は、光チャネルセレクタ3から送
信されるネットワーク監視入力信号11に基づいてトラ
フィック統計情報を生成し、SNMPに準拠した情報に
変換して蓄積する。そして、管理ステーション5から送
信される要求に応じて蓄積した情報をSNMPパケット
として管理ステーション5に送信する。更に、プローブ
装置4は、管理ステーション5から送信されるリモート
制御用パケット15を受信すると、チャネル変換信号1
7を生成して光チャネルセレクタ3に出力する。
【0048】ただし、以下では、光チャネルセレクタ8
のデフォルト監視地点を監視点Aとし、プローブ装置4
からチャネル変更信号17の入力がされないときは、常
にコアルータ21・22間の監視点Aのモニタチャネル
信号を抽出する。そして、プローブ装置4からチャネル
変更信号17が入力されると、コアルータ21とエッジ
ルータ24〜26との間の監視点B〜Dへとチャネルを
切り換える。
【0049】なお、以下では、説明の簡略化のため、チ
ャネル変更信号17を2ビット信号とする。図3は、チ
ャネル変更信号17の一例を示す表である。同表によれ
ば、チャネル変更信号17が「0」のとき光チャネルセ
レクタ3は光カプラ2aのモニタチャネル信号を選択す
る。同様に、光チャネルセレクタ3は、プローブ装置4
から入力されるチャネル変更信号17が「1」のとき光
カプラ2bを選択し、チャネル変更信号17が「2」の
とき光カプラ2cを選択し、チャネル変更信号17が
「3」のとき光カプラ2dを選択する。
【0050】以上の構成の従来型プローブ装置30と本
発明に係るプローブ装置4とにより、IP基幹ネットワ
ーク20を管理する場合について説明する。以下では、
従来型プローブ装置30が監視する監視点Yのトラフィ
ック統計値が時間と共に急上昇し、予め定めた閾値SL
を超えた際の制御方法を説明する。
【0051】図4は、トラフィック統計値の時間的推移
を示すグラフであり、(a)が従来型プローブ装置30
により検出されたトラフィック統計値の推移を示し、
(b)がプローブ装置4により検出されたトラフィック
統計値の推移を示す。同図において、横軸が時間経過を
示し、縦軸が単位時間あたりのIPパケットのトラフィ
ック量を示す。
【0052】図4(a)において、従来型プローブ装置
30が検出したY地点のトラフィック統計値が時刻t0
にて急激な増加を始め、時刻t1で閾値SLに到達して
いる。管理ステーション5は、原因究明のため、プロー
ブ装置4が初期状態として行う監視点Aのトラフィック
統計情報の収集処理を中断し、監視点Bのトラフィック
統計情報の収集処理に移行するよう、リモート制御用パ
ケット15をプローブ装置4に送信する。プローブ装置
4のエージェント処理部42は、リモート制御用パケッ
ト15を受信してリモート制御信号16を生成し、リモ
ート制御インターフェース部43に出力する。リモート
制御インターフェース部43は、チャネルセレクタ5に
対して、チャネル変更信号17「1」を出力する。
【0053】ところが、図4(b)によれば、時刻t2
以降の監視点Bにおけるトラフィック統計値は、同時刻
2以降の監視点Yにおけるトラフィック統計値と整合
しない。そこで、管理ステーション5は、モニタチャネ
ルを監視点Bから監視点Cに変更させるためのリモート
制御用パケット15をプローブ装置4に出力し、リモー
ト制御インターフェース部43からチャネル変更信号1
7「2」を光チャネルセレクタに出力させる。
【0054】しかし、図4(b)によれば、C地点では
トラフィックが観測されず、時刻t 3以降においてエッ
ジルータ25を入出するパケットは皆無であることがわ
かる。そこで、管理ステーション5は、更にモニタチャ
ネルを監視点Cから監視点Dへと変更させるためのリモ
ート制御用パケット15をプローブ装置4に送信する。
リモート制御インターフェース部43は、チャネル変更
信号17を光チャネルセレクタに出力する。
【0055】モニタチャネルを監視点Dに変更すると、
図4(b)に示すように、エッジルータ26とコアルー
タ21との間でやり取りされている大量のIPパケット
が、監視点Yにおいて観測されたトラフィック異常の原
因であることが判明する。この結果に従い、図2に示す
エッジルータ26を点検してトラフィックの経路を遡る
ことで、例えば、ISP装置40における不具合を発見
できる。
【0056】以上のように、トラフィック異常増加の原
因を追求する過程において、本発明の光チャネルセレク
タやプローブ装置を用いることで、従来のモニタ方式と
比較して、より迅速に障害原因を検知できる。また、光
チャネルセレクタによって、複数の光カプラから分岐さ
れるモニタチャネル信号を切り換えて検出するため、例
えば、管理対象のIP基幹ネットワークにおいて、特定
ネットワーク機器廻りに時分割でモニタし、設定された
全監視点について満遍なくトラフィック統計を得られ
る。具体的には、図2に示すプローブ装置であれば、モ
ニタする光チャネルを例えばA点→B点→C点→D点→
A点→…といった具合に常時循環させれば、1台のプロ
ーブ装置4により4箇所のトラフィック統計を取れる。
【0057】なお、本発明は、上記実施の形態で説明し
たものに限らず、種々の変形実施が可能である。例え
ば、本実施の形態では、管理ステーションがプローブ装
置にリモート制御用パケット15を送信し、エージェン
ト処理部42がリモート制御インターフェース部43に
リモート制御信号16を出力して、光チャネルセレクタ
にモニタチャネルの変更を指示する場合を説明した。し
かし、これに限定する必要はなく、例えば、管理ステー
ションとは別の端末装置からリモート制御インターフェ
ース部43に対して直接リモート制御信号を出力できる
ようにしてもよい。あるいは、管理者がリモート制御イ
ンターフェース部43に対して、遠隔操作ではなく、直
接指示できる構成にしてもよい。
【0058】図5は、プローブ装置4に対して、端末装
置50と、操作装置52とを接続した一例を示す図であ
る。端末装置50は、ネットワーク51を介してプロー
ブ装置4内のリモート制御インターフェース部43に接
続される。また、操作装置52は、ケーブルによって直
接リモート制御インターフェース部43に接続される。
同図によれば、リモート制御インターフェース部43
は、管理ステーション5からエージェント処理部42を
介して入力されるリモート制御信号αだけでなく、ネッ
トワーク51を介して端末装置50から入力されるリモ
ート制御信号βと、操作装置52から入力されるリモー
ト制御信号γも受信する。係る形態おいて、リモート制
御インターフェース部43は、リモート制御信号α〜γ
の何れの入力によっても同様に光チャネルセレクタ4に
対してチャネル変更信号17を出力する。すなわち、リ
モート制御インターフェース部43には、リモート制御
信号α〜γの各々のビットに対するワイヤードORの作
用を具備させ、何れの入力に対しても同様に機能できる
ようにする。
【0059】あるいは、リモート制御インタフェース部
43において、各々のリモート制御信号に優先順位を付
し、2以上のリモート制御信号が同時、若しくは、短時
間の内に立て続けに入力された場合には、入力された各
リモート制御信号を比較し、優位のリモート制御信号を
チャネル変更信号17として出力してもよい。または、
操作装置に、リモート制御信号αまたはリモート制御信
号β入力のみを有効にするか、操作装置が生成するリモ
ート制御信号γ入力のみを有効にするかを選択できる、
切換スイッチを配してもよい。すなわち切換スイッチの
設定に応じ、管理ステーションまたは端末装置から伝送
される、リモート制御信号αまたはβ入力を有効にする
か、操作装置によって入力するリモート制御信号γ入力
を有効にするかを切り換えてもよい。
【0060】また、本発明の形態では、リモート制御信
号γを生成する、操作装置52についてプローブ装置と
別体で配置する例を説明したが、操作装置はプローブ装
置内に組み込んでもよいことは勿論である。さらに、本
発明の形態では、光チャネルセレクタをプローブ装置と
別体の筐体により配置する例を説明したが、光チャネル
セレクタをプローブ装置内に組み込んでもよいことは勿
論である。また、プローブ装置と、リモート制御信号β
を生成している端末装置50との接続は、ネットワーク
を介した形態として説明したが単一のケーブルなどで接
続した構成としてもよい。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、光チャネルセレクタが
受信する複数のモニタ信号の中から抽出するモニタ信号
を制御できる。したがって、管理対象であるIP基幹ネ
ットワーク上の全てのモニタ信号が選択可能であり、必
要に応じて計測すべきモニタ信号を変更できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ネットワーク管理システムの構成例を示す図。
【図2】ネットワーク管理システムの適用例を示す図。
【図3】チャネル変更信号の一例を示す図。
【図4】トラフィック統計値の推移を示す図。
【図5】変形例を示す図。
【図6】従来のネットワーク管理方式を説明するための
図。
【符号の説明】
1 ネットワーク管理システム 2 光カプラ 3 光チャネルセレクタ 4 プローブ装置 40 O/E部 41 トラフィック計測部 42 エージェント処理部 43 リモート制御インターフェース部 5 管理ステーション 6 管理用ネットワーク

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の通信回線を介して光チャネルセレク
    タと接続可能に構成され、前記光チャネルセレクタから
    モニタ信号を入力するプローブ装置であって、 前記光チャネルセレクタにチャネル選択信号を出力する
    出力手段を備えることを特徴とするプローブ装置。
  2. 【請求項2】リモート制御信号を外部入力する外部入力
    手段を更に備え、 前記外部入力手段により入力されるリモート制御信号に
    基づいて、前記出力手段より前記チャネル選択信号を出
    力することを特徴とする請求項1記載のプローブ装置。
  3. 【請求項3】光チャネルセレクタを有するプローブ装置
    であって、 前記光チャネルセレクタのチャネル選択制御を行う制御
    手段を備えることを特徴とするプローブ装置。
  4. 【請求項4】リモート制御信号を外部入力する外部入力
    手段を更に備え、 前記外部入力手段により入力されるリモート制御信号に
    基づいて、前記制御手段がチャネル選択制御を行うこと
    を特徴とする請求項3記載のプローブ装置。
  5. 【請求項5】複数種類の管理通信回線と接続可能に構成
    され、 前記外部入力手段は、何れの管理通信回線からも前記リ
    モート制御信号が入力可能であることを特徴とする請求
    項1〜4の何れかに記載のプローブ装置。
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