JP2003008329A - 複合アンテナ - Google Patents

複合アンテナ

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JP2003008329A
JP2003008329A JP2001195358A JP2001195358A JP2003008329A JP 2003008329 A JP2003008329 A JP 2003008329A JP 2001195358 A JP2001195358 A JP 2001195358A JP 2001195358 A JP2001195358 A JP 2001195358A JP 2003008329 A JP2003008329 A JP 2003008329A
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antenna
conductor
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helical
composite
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Yasushi Sato
寧 佐藤
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Kenwood KK
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Kenwood KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人体など大きな導体となるようなものの接
近、離間に拘らず、アンテナ利得の劣化が少ない複合ア
ンテナを実現する。 【解決手段】 複数のアンテナ(ヘリカル12とループ
13)が共通する一つの給電点14から給電されてお
り、各アンテナ、例えばループアンテナ13は、人体等
の導体23が接近したときその共振周波数が目的の値f
φ(例えば323MHz)になり、例えばヘリカルアン
テナ12は前記導体23が離間したときその共振周波数
が前記目的の値fφになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複合アンテナに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の微弱電波を使用した小型アンテナ
では、通常、ヘリカルアンテナやループアンテナを用い
ている。この場合、へリカルアンテナは、縦方向にコイ
ルを巻いて終端は開放してある。そして、その共振周波
数は、コイルの直径、巻き数と、ピッチ等で決定する。
また、ループアンテナでは、導体がループ状にされ、一
般的な直列共振のループアンテナでは、終端にあるコン
デンサで共振周波数が決定する。通常は、どちらかの方
式を採用している。
【0003】微弱電波とは、電波法で電界強度の規定が
あり、例えば、322MHzを超え10GHz以下の場
合は35μV/m以下と定めてあり、アンテナのゲイン
を上げる必要があるが、その一方で小型化という要請も
ある。このため、へりカルアンテナの場合には、図4
(A)21,22に示すように、短縮コイルによりアン
テナ長をl1からl2へと短くしている。また、ループ
アンテナでは、人体をアンテナの一部として利用するよ
うな構造をとっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】微弱電波を使用して通
信を行う場合、アンテナゲインをできるだけ大きくする
必要があり、一般的には、へリカルアンテナが使用され
る。この場合、前述したように小型化するために短縮コ
イルを使用して共振させており、どうしても、アンテナ
ゲインが劣化する。更に、図4(B)に示すように、人
体など大きな導体23に近づきその距離hxが近くなる
と、図4(C)に破線で示すように、大きく共振周波数
が変化してしまい、その結果、アンテナ利得が著しく劣
化する。
【0005】本発明の目的は、上記従来技術の欠点を解
消し、人体など大きな導体となるようなものの接近、離
間に拘らず、アンテナ利得の劣化が少ない複合アンテナ
を実現することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため請求
項1の複合アンテナでは、複数のアンテナが同一の給電
点から給電されており、夫々のアンテナは、人体等の導
体との距離が夫々或る状態になった場合に、その共振周
波数が目的の値になる。また請求項2の複合アンテナで
は、請求項1にいう複数のアンテナがヘリカルアンテナ
とループアンテナとされている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図示実施の
形態例に基いて説明する。図1に、実施の形態例の複合
アンテナ11の構成を示す。即ち、この複合アンテナで
は、ヘリカルアンテナ12とループアンテナ13とが並
列接続されており、これらに対して同一の給電点14か
ら給電が行なわれる。この場合、従来のように、夫々の
共振周波数を同じに設定しておいたとすると、通常は、
送受信時、へリカルアンテナ12とループアンテナ13
とが互いに影響(干渉)して、その結果アンテナ利得が
悪化する。
【0008】しかし、本実施の形態例11では、各アン
テナの共振周波数が人体等の導体23との距離hx如何
により変化する、という性質に着目して、夫々のアンテ
ナの共振周波数をずらしている。
【0009】即ち、先ず、ループアンテナ13について
は、複合アンテナ11と導体23との距離が接近してい
るとき(図2(A)距離hs)、その共振周波数が、目
的周波数fφ、例えば323MHzとなるように設定し
ている(図3(A))。また、へリカルアンテナ12に
ついては、人体など大きな導体23からの距離が離間し
ているとき(図2(B)距離hl)、その共振周波数
が、目的周波数fφとなるように設定している(図3
(B))。
【0010】こうすると、導体23接近時(図2(A)
距離hs)、へリカルアンテナ12の共振周波数が低い
方へ大幅にずれているため(図3(A))、基本的には
利得が無く、ルーブアンテナ13だけが利得を持つ(同
図)。この結果、干渉は無く、さらに、ループアンテナ
13は、このとき、人体等の導体23に近づいているの
で、これらがアンテナの一部として利用され利得が改善
される。
【0011】次に、複合アンテナ11が導体23から離
間すると(図2(B)距離hl)、ループアンテナ13
の共振周波数は、高い方へ外れてしまい(図3
(B))、今度は、へリカルアンテナ12が利得を持つ
(同図)。
【0012】これら二つの作用により、この実施の形態
例の複合アンテナ11では、導体23の接近(距離h
s)、離間(hl)に影響されない安定したアンテナ利
得を得ることが出来る。
【0013】なお、実施の形態例では2つのアンテナを
接続した。本発明はこれに限られるものではなく、3つ
以上のアンテナを接続するようにしても良い。また、実
施の形態例では、ループアンテナとヘリカルアンテナと
いう異なる型式のアンテナを接続した。本発明はこれに
限られるものではなく、同一の型式のアンテナを複数接
続するようにしても良い。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
人体等の導体の接近、離間に拘わり無く、ゲインの安定
した複合アンテナを得ることが出来る。また、給電点を
共通化させることで電子スイッチ等の回路が不要にな
り、コスト的にも有利になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態例の複合アンテナ11を
示す図。
【図2】(A)は複合アンテナ11が導体23に接近し
た状態(距離hs)を示す図、(B)は複合アンテナ1
1が導体23から離間した状態(距離hl)を示す図。
【図3】(A)は複合アンテナ11が導体23に接近し
たとき(距離hs)の各アンテナ12,13の共振周波
数の状態を示す図、(B)は複合アンテナ11が導体2
3から離間したとき(距離hl)の各アンテナ12,1
3の共振周波数の状態を示す図。
【図4】(A)はヘリカルアンテナ21の短縮例22を
示す図、(B)はヘリカルアンテナ22と人体等の導体
との距離hxを示す図、(C)はヘリカルアンテナ22
と人体等の導体23との距離hxの接近、離間に対する
共振周波数の変化状態を示す図。
【符号の説明】
11…複合アンテナ 12…ヘリカル
アンテナ 13…ループアンテナ 14…給電点 21…ヘリカルアンテナ 22…ヘリカル
アンテナ 23…人体等の導体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のアンテナが同一の給電点から給電
    されており、夫々のアンテナは、人体等の導体との距離
    が夫々或る状態になった場合に、その共振周波数が目的
    の値になることを特徴とする複合アンテナ。
  2. 【請求項2】 前記複数のアンテナがヘリカルアンテナ
    とループアンテナとであることを特徴とする請求項1に
    記載の複合アンテナ。
JP2001195358A 2001-06-27 2001-06-27 複合アンテナ Pending JP2003008329A (ja)

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