JP2003006642A - 熱画像を利用した画像処理装置 - Google Patents

熱画像を利用した画像処理装置

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JP2003006642A
JP2003006642A JP2001189368A JP2001189368A JP2003006642A JP 2003006642 A JP2003006642 A JP 2003006642A JP 2001189368 A JP2001189368 A JP 2001189368A JP 2001189368 A JP2001189368 A JP 2001189368A JP 2003006642 A JP2003006642 A JP 2003006642A
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護 見浪
Toshihiko Shimizu
俊彦 清水
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱画像を利用して高速で検査対象領域を絞り
込むと共に、使用状況や人の容姿などに惑わされること
なく正確に人間の検出をおこなう。 【解決手段】 熱画像12をサンプリングする赤外線カ
メラ2と略同一領域内の可視画像10をサンプリングす
るCCDカメラ3とを有し、赤外線カメラ2で捕らえた
熱画像12から熱体位置の検査対象領域20を求める対
象領域検出手段21と、多重構造領域22で構成されて
画像対象物を簡易モデル化したモデル体23と、CCD
カメラ3による入力生画像10の上記検査対象領域20
内に複数のモデル体23が重ねられて、生画像10を用
いて検査対象領域20内で画素演算を施す演算手段24
と、上記演算結果を評価する評価手段25とを具備す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱画像を利用して
人間の検出をおこなう画像処理装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から一般的に画像処理装置は、CC
Dカメラでサンプリングした入力生画像(輝度階調を有
する入力画像)を2値化して、細線化処理等を施し端点
や分岐点或いは形状などの幾何学的な特徴点を抽出して
物体の画像認識をおこなわせるものが知られているが、
この場合2値化処理はスレッシュホールドレベルとの比
較で、データは0か1かの2値へ丸められるなど本来画
像自身が持っている情報を欠落させてしまうことから幾
何学的に規定される形状物でなく、容姿を自在に変えて
動く人間などの認識には、特徴点の検出が困難であり不
向きであった。
【0003】そこで、進入口などに配されたCCDカメ
ラによる監視画像の変化分を画像処理にて捕らえて、特
徴点を抽出して人間らしきものの検出をおこない、更に
赤外線検出器を併用して特徴点が人間であると判断させ
る方法(特開2000−76521号公報、特開200
0−155177号公報、特開2000−209573
号公報など)が提案されている。
【0004】一方近年、2値化処理を施さずGA(遺伝
アルゴリズム)的な探索法により、画像認識をおこなう
特開2001−92972号公報などの方法が知られて
いる。
【0005】この特開2001−92972号公報の画
像認識方法は、予め判明している対象物の輝度分布や簡
易形状をモデルとする探索モデルを入力画像に分布させ
て、GAを用いて探索モデルの位置を示す遺伝子情報を
進化させることで、対象物の位置情報を出力するもので
ある。
【0006】このGAによる遺伝子の進化の過程は、探
索モデルの輝度値の分布と入力画像の輝度値の分布とが
一致すると相関値が高くなる(一致位置でピークを示
す)原理を利用した相関関数を用いて、相関値が高くな
る位置へと探索モデルの遺伝子(位置)情報を進化させ
て解を得ようというものであった。
【0007】なお上記従来の技術においては、2値化画
像から動画像の特徴点を抽出するか、GAによって探索
モデルを進化させてゆくかの処理をおこなうものであっ
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の2値化画像
から動画像の特徴点を抽出する構成のものにおいては、
照明などの状態でスレッシュホールドレベルが影響を受
けることから外乱に弱く、2値化による情報の丸めで本
来もつべき情報を失ってしまう危険がある。また太陽光
などが間接的でも差し込む(昼間と夜間で光量が変化す
る)、人の出入りの多いロビーなどで、しかも化粧や髪
型服装など容姿の異なる動いている人間の特徴点を抽出
するのは至難の業である。
【0009】したがって、特開2000−76521号
公報、特開2000−155177号公報、特開200
0−209573号公報などのものにあっては、実質上
何か物が動いたという動画情報と赤外線検出器の出力を
もって人間とみなすものであり、必ずしも正確に人間を
検出しているとは言い難い。
【0010】しかもこのような動画を抽出する方法にあ
っては、人が持つカバンなどを振った際、カバンだけの
動画部のみが優先する特徴点として抽出されてしまい判
断されることから、画像内に人間が存在するにもかかわ
らずその検出ができないという可能性があり、人間検出
をおこなったにも関わらず、検出できなかった(すなわ
ち人はいない)、という重大なミスを犯す問題が指摘さ
れている。そこで、それを回避するために、動く物に加
えて赤外線検出器の出力で人間の有無を判断させるもの
であった。
【0011】したがって利用範囲としては、ある定まっ
た固定背景のエリア(進入口)であって、人の進入以外
考えられない所で、画像の変化(動画)が捉えやすい状
況でのみ利用可能な画像処理方法であり、他方例えばC
CDカメラ自身が首を振り可動範囲内の画像をサンプリ
ングするような用途のものや、ノイズとなる照明の変動
や人の出入りの多い店内やスーパーなどに設置されるよ
うな用途、或いは正確に人間であることを検出せねば人
命に関わる用途などには対応できないという問題点があ
る。
【0012】一方、GAによる探索をおこなう上記従来
の構成のものにおいては、固有の対象物にあっては、2
値化による情報の丸めがなく外乱に強く、しかもパター
ン一致による比較のものとは異なり、所在の不明な対象
物を探索できるメリットがあり、従来のものと比較して
有効な方法であった。
【0013】しかしながら、この探索モデルで探索をお
こなう方法のものは、輝度値の分布が判明している探索
モデルを予め用意する必要があり、人間を検出するには
問題点を有するものであった。
【0014】すなわち、特定の個人の容姿が予め判明し
ているならば、それは探索可能であるが、一般的な不特
定の人間の検出をおこなう場合は、人は肌の色や髪の色
が人種により異なり、しかも化粧をして尚かつ、様々な
服装をまとうことから、その輝度値の分布をモデル化す
ることは到底困難である。
【0015】しかも、2値化による細線化や特徴点抽出
によるもの同様に、探索には多くの時間がかかってしま
うという欠点があり、多くの人間を素早く捕らえるには
問題がある。
【0016】なお、特開2001−92972号公報に
おいては、リアルタイム性を持たせるために、進化の収
束を待つことなく所望の制御タイミングで最も高い相関
値を持つものを最適解とする例が示されているが、この
方法にあっては正確に人間の位置を特定することは言う
までもなく困難である。
【0017】これは、探索モデルのバラまき方や進化の
過程に偶然性に依存する要因があり、解の候補とはなっ
ても、必ずしも所望の制御タイミングで最も高い相関値
を持つものが真の解とはならないためである。
【0018】更に、画像内には対象物外のものであって
も、相関値が中位ピークを示す輝度値分布の場所も数多
く存在するため、一時的には誤った領域へGAが注視動
作をおこなってしまう可能性もあり、確実にしかも高速
処理をおこなわせるには問題となっていた。
【0019】そこで人間検出をおこなう画像処理装置と
しては、使用状況や人の容姿などの要因に依存すること
なく、しかも高速で確実に検出するものが望まれてい
た。
【0020】本発明は、熱画像を利用して高速で検査対
象領域を絞り込むと共に、使用状況や人の容姿などに惑
わされることなく正確に人間の検出をおこなう画像処理
装置を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の熱画像を利用し
た画像処理装置は、上記従来例の問題点を解決するた
め、熱画像を利用して人間検出をおこなう画像処理装置
であって、熱画像をサンプリングする赤外線画像入力手
段と略同一領域内の可視画像を撮像する撮像手段とを有
し、赤外線画像入力手段で捕らえた熱画像から熱体位置
の検査対象領域を求める対象領域検出手段と、多重構造
領域で構成されて画像対象物を簡易モデル化したモデル
体と、撮像手段で捕らえた入力生画像内の上記検査対象
領域へ該モデル体が重ねられて、その領域内の画素輝度
値を用いて画素演算を施す演算手段と、上記演算結果を
評価する評価手段とを具備して、人間の検出をおこなう
ことを特徴とする。
【0022】またモデル体が、大きさが異なり略上下方
向へ連なりかつ2重構造領域で構成されて成ることが好
適である。
【0023】しかも上下に連なるモデル体の下方領域が
寸法大に設けられ、その2重構造領域が更に上下方向に
2分割されて成るか、又は大きさが異なり略上下方向へ
連なるモデル体の領域が3段状に連なるかの何れかにあ
っては、人の容姿に依存することなく的確な検出をおこ
なうものとなる。
【0024】そして演算手段が、モデル体の外側領域に
該当する画素の輝度値合計と、モデル体の内側領域に該
当する画素の輝度値合計との差の絶対値を求めること
が、簡単な演算で背景との差を生じるものとなる。
【0025】また、対象領域検出手段が、赤外線画像入
力手段で得られた熱体の位置の変化を捕らえて検査対象
領域の検出をおこなうものが好適である。
【0026】さらに赤外線画像入力手段で得られた熱体
の検査対象領域の大きさに応じて、モデル体の寸法を拡
大或いは縮小して成ることで、子供や大人、或いは遠方
や近傍の検出をおこなうことができる。
【0027】なお、評価結果が人間であることを検出し
た際、モデル体の最上方領域部方向へズームして得られ
る画像領域を新たな検査対象領域とし、更に多重構造領
域の新たなモデル体を適応すれば、人間の顔部検出をお
こなうことができる。そして、その撮像画像を記録する
ものであれば、その人物を特定する画像を得るものとな
る。
【0028】(作用)本発明は上記構成によって、次の
ような作用を営むことができる。すなわち、赤外線画像
入力手段で捕らえた熱画像から熱体位置の検査対象領域
を求めることで、熱画像は人間(正確には顔や手など肌
が露出している部分)、動物、発熱体、蓄熱体などに反
応し、人間の存在らしき位置の検出を画像探索をおこな
うことなく、確実にしかも超高速で把握して捕らえるこ
とができ、人間の大きさを考慮して発熱体の分布状況か
ら幾つかの検査対象領域を素早く設定することができ
る。
【0029】一方、多重構造領域で構成されて画像対象
物を簡易モデル化したモデル体は、対象物の形状を簡易
的にモデル化し、更に多重構造(例えば2重構造)とな
る領域を備えている。そして、この多重構造モデルと重
なる画素の輝度値から人間であることを判断させる為
に、2重構造の内側の領域を人間そのものに対応させる
ものであって、外側の領域が背景に相当するものを示す
ものとなっている。なお、上記発熱体の検出により従来
例で示すようなGAなどの探索モデルを用いる探索の必
要がないことから、このモデル体には対象物の輝度値の
分布データは不要であり、任意輝度値の均一データであ
ってもいいし、形状のみを定義する空枠であっても良
い。
【0030】そこで、撮像手段による入力生画像に対し
て、上記求められた検査対象領域内に順次モデル体の空
枠が重ねられて、輝度値を有する画素から検査対象領域
内で画素演算が施される。このモデル体の重ね作業は、
限られた狭い検査領域内にモデル体が挿入可能な配置で
順次重ねられて、上述内側(人間)の領域と外側(背
景)の領域とで、それぞれの領域内の画素の輝度値が求
められ、外側領域(背景)の輝度値と内側領域(人間)
の輝度値に差が生じれば、それは人が物を識別するのと
同様に、この差をもってモデル体形状に合致する物体の
存在を知ることができる。
【0031】この演算結果は、内側の領域が人間の形状
を成し、しかもそれが熱体であることから、演算結果の
差が際だつものであれば、それは人間であると評価する
ことができる。
【0032】またモデル体が、大きさが異なり略上下方
向へ連なりかつ2重構造領域で構成されて成るものであ
れば、モデル体の上方の領域が示すものを頭部とし、下
方の領域が示すものを体部とすることができる。この2
つの領域で各々内側領域(頭部)と外側領域(背景)か
つ内側領域(体部)と外側領域(背景)の関係で、各領
域で輝度値に差を生じるものならば、そこには熱を発す
るものがあり、しかも頭と体に相当する形状物がある、
すなわち人間であると判断することができる。
【0033】しかも上下に連なるモデル体の下方領域が
寸法大に設けられ、その2重構造領域が更に上下方向に
2分割されるものであれば、分割された上部領域が示す
ものを胴部とし、下部領域が示すものを脚部とすること
ができる。この上下2つの領域で上記同様に、内側領域
(胴部)と外側領域(背景)かつ内側領域(脚部)と外
側領域(背景)の関係で、輝度値に差を生じるものなら
ば、そこには胴と脚があると判断することができ、この
ようなモデル体であれば人の容姿に依存することなく的
確な検出をおこなうモデル体となる。
【0034】一方、大きさが異なり略上下方向へ連なる
モデル体の領域が3段状に連なるものにあっては、3段
に分割された上部領域が示すものを頭部とし、中部領域
が示すものを胴部とし、下部領域が示すものを脚部とす
ることができる。この中下2つの領域で上記2分割領域
のもの同様に、内側領域(胴部)と外側領域(背景)か
つ内側領域(脚部)と外側領域(背景)の関係で、輝度
値に差を生じるものならば、そこには胴と脚があると判
断することができて、上記同様に、このようなモデル体
であれば人の容姿に依存することなく的確な検出をおこ
なうモデル体となる。
【0035】なお、上述のように演算手段が、モデル体
の外側領域に該当する各画素の輝度値の合計と、モデル
体の内側領域に該当する各画素の輝度値の合計との差の
絶対値を求めるものであれば、この2重構造が故に簡単
な加減算の演算のみで、モデル体が対象物形状と重なる
位置で、際だつ(背景との)差を生じさせることができ
る。
【0036】また、対象領域検出手段が、赤外線画像入
力手段で得られた熱体の位置の変化を捕らえて検査対象
領域の検出をおこなうものであれば、例えばマネキンな
どが熱せられて置かれていたとしても、動かないため検
出対象とはならず、同様に動かない発熱体を無視するこ
とで、無駄なく、より確実に人間のみを検出することが
できる。
【0037】さらに赤外線画像入力手段で得られた熱体
の検査対象領域の大きさに応じて、モデル体の寸法を拡
大或いは縮小して成るものであれば、子供や大人、或い
は遠方や近傍のモデルを用いて、より詳しく人間検出を
おこなわせることができる。
【0038】なお、評価結果が人間であることを検出し
た際、モデル体の最上方領域部方向(頭部)へズームし
て得られる画像領域を新たな検査対象領域とし、更に多
重構造領域の新たなモデル体を適応すれば、限られた最
上方領域部周辺のみへ人の頭部や顔部などに相当する新
たな多重モデルが適応されて、既に人間であることが検
出されているものへ、なおかつズームされた限られた画
像領域で、(例えば顔と髪の差などの多重領域をもつモ
デルで)顔部だけのモデル体を使って、上記同様に輝度
値による画素演算を施し評価をおこなうことができる。
故に入力画像全てを探索サーチさせることなく、限られ
たズーム領域のみで対象となる顔が撮像手段の方向に向
いた際、その顔部のズーム画像を捕らえることが可能と
なる。
【0039】更に上記顔部を捕らえるタイミングで、顔
部モデル体位置近傍の撮像画像を逐次記録するものであ
れば、その人物を特定する画像を得るものとなり、人間
検出のみならず人物特定に寄与する画像の記録をおこな
うことができる。
【0040】このような本発明の熱画像を利用した画像
処理装置は、使用状況や人の容姿などの要因に依存する
ことなく、しかも高速で確実に人間を検出することがで
きる。
【0041】また、検出された人間を特定するための顔
面ズーム画像を捕らえる画像処理装置を実現することが
できる。
【0042】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図1
〜図17を参照して簡単に説明する。
【0043】本発明の熱画像を利用した画像処理装置1
は、赤外線カメラ2で捕らえた画像(熱画像)を利用し
て人間30の検出をおこなう画像処理装置1aであっ
て、熱画像12をサンプリングする赤外線カメラ(赤外
線画像入力手段)2と略同一領域内の一部又は同一の可
視画像(可視光の画像)10を撮像することのできる光
学式白黒のCCDカメラ(撮像手段)3とを有し、赤外
線カメラ(赤外線画像入力手段)2で捕らえた熱画像1
2を2値化して一定温以上の熱体物13の座標位置から
検査対象領域20の大きさを決める対象領域検出手段2
1と、2重構造状の楕円領域22で構成されて画像対象
物の形状を予め簡易的にモデル化したモデル体23と、
CCDカメラ(撮像手段)3による入力生画像(輝度階
調を有する入力画像)10の該検査対象領域20内に上
記モデル体23が規則的に(或いは不規則に)重ねられ
て、モデル体23の示す領域内の画素の輝度値から画素
演算を施す演算手段24と、上記演算結果が予め設定さ
れた値に達するか否かで評価する評価手段25とを具備
して、人間30の検出をおこなっている。
【0044】またモデル体23が、人30の首部に当た
る点(K点)で交わり、頭部31に相当する寸法小なる
第1の領域と体部32に相当する寸法大なる第2の領域
で構成されることで、大きさが異なり略上下方向へほぼ
連なり、かつ上記一点(K点)に寄り合うように2重の
楕円構造領域22の構造で構成されている。
【0045】しかも上下に連なるモデル体の下方領域が
寸法大に設けられ、その2重構造領域(第2の領域3
2)が更に上下方向に略均等に2分割され、体部32
(第2の領域)を胴部32A(第2Aの領域)と脚部3
2B(第2Bの領域)とに分割している。なお、大きさ
が異なり略上下方向へ連なるモデル体領域を3段状に連
なるもとしても同様に、体部32(第2の領域)と足部
33(第3の領域)とに分割できるものとなる。
【0046】ここで演算手段24は、モデル体23を構
成する2重構造領域22の外側領域Sjに該当する画素
の輝度値合計(J*ΣSj)と、モデル体23の内側領
域Siに該当する画素の輝度値合計(I*ΣSi)との
差( |J*ΣSj−I*ΣSi| )の絶対値に重み
値を乗じて求めている。なお実施例にあってはI、Jは
比例定数=1としている。
【0047】また、対象領域検出手段21は、赤外線カ
メラ(赤外線画像入力手段)2で得られた熱体13の位
置の変化を捕らえて検査対象領域20の検出をおこなっ
てもいいし、さらに赤外線カメラ(赤外線画像入力手
段)2で得られた熱体13の検査対象領域20の大きさ
や高さ情報に応じて、モデル体23の寸法を拡大或いは
縮小させてもかまわない。
【0048】なお、評価結果が人間30であることを検
出した際、モデル体23の第1領域31方向へズームし
て得られる画像領域を新たな検査対象領域20Nとし、
第1領域部31へ多重構造(第1領域部を更に細かな領
域(顔や髪に当たるもの)などに分けたもの)の新たな
モデル体23Nを適応させて、上記人間検出同様の演算
を施し評価をおこなうことで容易に人間30の顔部34
検出をおこない、更に顔部34に当たるモデル体23N
位置近傍の画像をビデオテープ(記録装置)に日付けや
サンプリングした時刻のデータと共に記録している。
【0049】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1〜図11は本発明の第1実
施例を示すものである。図1に示す熱画像を利用した画
像処理装置1は、赤外線カメラ2、CCDカメラ3、画
像処理装置1aを備えている。
【0050】この画像処理装置1aには図の3で示すC
CDカメラ(撮像手段)から入力生画像10が入力され
ると共に、図の2で示す赤外線カメラ(赤外線画像入力
手段)から熱画像が入力されている。そして、この熱画
像から対象領域検出手段21は検査する領域を決定して
いる。一方予め設けられているモデル体23と入力生画
像10と対象領域検出手段21の示す領域の3者から導
き出される領域毎に、各画素の輝度値を用いた演算が演
算手段24でおこなわれ、その結果に応じて評価手段2
5は人間であるか否かの評価処理をおこなっている。
【0051】今CCDカメラ3が図2の10で示す入力
生画像(輝度階調を有する入力画像)をサンプリングし
た場合について考える。ここで、30は人間であり、4
0は点灯中の照明である。人間30の露出部と照明40
は熱を発することから、赤外線カメラ2の画像を2値化
すると図3の12で示す熱画像を得ることになる。
【0052】なお本来、赤外線カメラ2は周辺温度や環
境に左右され易く、画像解析のための2値化のスレッシ
ュホールドレベルの設定は難しいが、ここではこの熱画
像から直接画像処理をおこなうものではなく、下記示す
対象領域の検出に利用するものであって、スレッシュホ
ールドレベル極めて低いレベルに設定しておけばよい。
すなわち、熱体全てを検査の対象としている。
【0053】そこで、図3の30、40で示す熱画像1
2の情報から対象領域検出手段21は、図4の12で示
す熱画像へ20、20で示す2つの検査対象領域を設定
している。図の点線で示す20bの領域は30aのデー
タを頭部と見なし設定した領域であり、20cの点線領
域は30bのデータを手と見なして設定した領域、更に
20aの点線領域は30aを手、30bを足と見なして
設定した領域であり、これら20a、20b、20cの
領域群をもって1つ目の検査対象領域20を決定してい
る。一方図の20dの点線領域は面積大なる40aを頭
部以外には考えられないと見なし、同じく20dで示す
領域をもって2つ目の検査対象領域20として決定して
いる。
【0054】なお、この検査対象領域の検出は、上記熱
画像にあっては説明の都合上、モデル体の拡大や縮小な
どの要因(遠方、近方、大人、子供)を省き説明した
が、本来熱画像の面積を求めて、モデル体を拡大或いは
縮小をも考慮しておこなうものである。
【0055】次ぎに、図6〜図8を参照しながらモデル
体について説明する。図6に示す23はモデル体を示す
もので、23は図の31と32で示す上下方向に連なる
2つの領域に分けられている。そして各領域は2重構造
31a、31bの領域と、32a、32bの領域とに分
割されている。
【0056】このモデル体23は人間の形状をモデル化
したもので、図7に示す人間30の頭部31と体部32
とをモデル化している。
【0057】図8に示すモデル体23は人間30を検出
した際の様子を示すもので、最上方に位置する寸法小な
る領域31のうち、図の31aで示す領域が人30の頭
部を示し、31bで示す領域が頭部の周辺背景を示して
いる。また下方の寸法大なる領域32のうち、図の32
aで示す領域が人30の体部を示し、32bで示す領域
が体部の周辺背景を示している。
【0058】ここでモデル体23の各領域は例えば31
の領域にあっては、各々31aの内側領域面積と31a
の外側であって31bの内側領域面積とが略一致するよ
う設けられている。他方32の領域にあっては、各々3
2aの内側領域面積と32aの外側であって32bの内
側領域面積とが略一致するよう設けられている。
【0059】以上のように予め設けられたモデル体23
は、図4の20、20で示す検査対象領域に重ねられ
て、演算手段24により画素演算がおこなわれる。
【0060】ここで図8、図9を参照しながらその演算
方法を説明する。なお、本来入力画像は背景にノイズが
あり対象物のみが背景から浮き上がることはないが、図
9に示す画像は説明の都合上、輝度の高い部分(黒色)
と輝度の薄い部分(白色)とに分けた簡単な撮像画像を
用いて説明する。したがって本来輝度値は、10Bit
の階調をもつCCDカメラであれば各画素の階調は10
24階調となるが、ここでは1つの画素の輝度値を1K
=1024(黒)と0(白)とに簡略化して以下説明す
る。
【0061】図8に示す領域31a内の各画素の輝度値
の合計をSiとする。また31aの外側であって31b
内の各画素の輝度値の合計をSjとする。ここでSiの
面積とSjの面積ははぼ等しい(各々100画素)と考
える。
【0062】仮に輝度値の加算結果が図9に示すよう
に、図の31で示す頭部領域でSi=90K、Sj=
0、また図の32で示す体部領域(各々1000画素)
でSi=900K、Sj=200Kとする。
【0063】ここで演算手段24は、モデル体23を構
成する2重構造領域の外側領域Sjに該当する画素の輝
度値合計(J*ΣSj)と、モデル体23の内側領域S
iに該当する画素の輝度値合計(I*ΣSi)との差
( F=|J*ΣSj−I*ΣSi|*Z )の絶対値
を求めている。
【0064】なお実施例にあってはI、Jは比例定数=
1(同一面積)としている。またZは各領域のプライオ
リティを示す重み値である。ここでは、頭部領域(画素
数100)でZ=10、体部領域(画素数1000)で
Z=1として、両者の面積比(画素数比)を補正して演
算をおこなっている。
【0065】この演算結果は、頭部領域31でF(3
1)*10=900K、体部領域32でF(32)*1
=700Kとなり、両者のトータルFは、F=900K
+700K=1600Kとなる。
【0066】このような演算を施しながら、モデル体2
3を規則的に限られた狭い領域(検査対象領域)へ重ね
てゆき、演算結果Fが最も大きな値を取るモデル体の位
置を求めている。
【0067】以上のような演算を施すことで、図4に示
す検査領域20、20は、図5に示すモデル体位置で最
も大きなF値(演算結果)を得る。
【0068】ここで評価手段25は、予め設定されてい
る基準値R=1000Kと演算結果とを比較して、F=
1600K(>R)を示すモデル体位置のものを人間で
あると判断し、同様の演算を施した照明の方の画像をF
=75K(<R)から人間でないと判断している。
【0069】このように、背景Sjと対象Siの差が大
きいということは、人間が目で物を確認するのと同様で
あり、F(31)*10とF(32)*1の2つが90
0Kと700Kという共に大きな値を示すことから31
の領域には頭に相当するものがあり、32の領域には体
に相当するものがあると判断できる。
【0070】なお、上記実施例にあっては、モデル体2
3の多重構造領域は図6のKで示す点で各楕円状の領域
が寄り合うように設けられ、上下領域が略連結してい
る。また上方に寸法小なる領域31をもち、大きさの異
なる2つの領域(31、32)が連なる2連領域であ
る。更に、この各領域が各々2重(内側領域Siと外側
領域Sj)の構造となっている。(楕円2連2重構造2
2)
【0071】一方、図10に示すモデル体23は、上方
に第1の領域31を備えて、上記同様に上下に連なるモ
デル体23である。したがって、図10及び図11の構
成は図6及び図9のそれと共通するところがあり、図1
0において共通部分に同一符号を付し詳細な説明を省略
する。
【0072】ここで図10に示すモデル体23は、下方
領域32が寸法大に設けられ、その2重構造領域(第2
の領域32)が更に上下方向に略均等に2分割され、体
部32(第2の領域)を胴部32A(第2Aの領域)と
脚部32B(第2Bの領域)とに分割されている。すな
わち3つの領域をもつ3連2重構造22となっている。
【0073】なお、図11に示すSi、Sjなる輝度値
の合計が求められた場合、第2A(23A)の各領域
(500画素)及び第2B(32B)の各領域(500
画素)のそれぞれの重み値=1とすると、各領域の演算
結果は、図11に示すように、第1の領域31でF(3
1)=Si(90K)−Sj(0)=90K*10、第
2の領域32AでF(32A)=(Si(490K)−
Sj(180K))*1=310K、第3の領域32B
でF(32B)=(Si(390K)−Sj(30
K))*1=360Kとなり、トータルでF=1570
K(<R=1000K)となり人間であると評価される
ものである。
【0074】次に、本発明の第2の実施例を図12〜図
15を参照して説明する。
【0075】第2実施例は第1実施例のCCDカメラ3
を首振り可能なステージに配設して、所望の画像位置の
ズーム画像をサンプリングできるように設けてある。そ
して、上記第1実施例の評価結果を受けて、モデル体を
図13に示す2重構造のものにに変えて、上述同様の評
価をおこなう点に特徴がある。すなわち図13は、図
6、図10のモデル体23を、図6、図10に示す首部
K点より上方の(最上方のモデル体)領域31を新たな
モデル体23Nに変更したものである。
【0076】したがって、第2実施例のその他の構成は
第1実施例のそれと共通しているので、図12〜図15
において共通部分に同一符号を付し詳細な説明を省略す
る。
【0077】図12に示す検査対象領域20Nは、第1
実施例で示す評価結果が人間30であることを検出した
際、モデル体23の第1領域31座標位置へズームして
得られる画像領域である。
【0078】そして、図13の23Nで示す2重構造領
域を新たなモデル体としている。図の31aは頭部に相
当し、31bは頭部周辺の背景に相当する領域である。
【0079】このモデル体23Nは、図14に示す検査
対象領域20Nを図の矢印で示すXY面を移動しながら
画素演算がおこなわれるものである。
【0080】図12に示すモデル体23N位置は、画素
演算Si、Sjによる演算結果から最も大きなFが得ら
れたモデル体23Nの座標位置を示すものである。既に
人間の検出がおこなわれ、最も大きなFが得られたこの
位置は、頭部31を捕らえる最適な位置となる。
【0081】一方、モデル体23Nを更に細かな領域
(顔や髪に当たるもの)などに分けて、上記頭部検出同
様の演算を施し評価をおこなうことで容易に人間30の
顔部検出をおこなうことができる。
【0082】図15に示すモデル体23Nは、図の34
aは顔面、34bは髪、34cは頭部の背景を各々示す
領域である。
【0083】そこで、図12の34で示す顔部を検出す
る図15によるモデル体23Nで演算して評価をおこな
うものであれば、その検出タイミングは人の顔面34を
捕らえたものとなり、入力ズーム画像をビデオテープ
(記憶装置)に日付けやサンプリングした時刻のデータ
と共に記録させることができる。
【0084】なお、本実施例においてはモデル体23を
楕円形状としたが、図17に示す上下に連なる長方形の
多重構造体であってもかまわない。また、モデル体23
は、図16、図17に示すように、2カ所で連結する3
段領域で成るものであってもよい。なお、図16、図1
7に示すモデル体23は、大きさが異なり略上下方向へ
連なるモデル体領域を3段状に連なる様に設けたもの
で、頭部31(第1の領域)と体部32(第2の領域)
と足部33(第3の領域)とに分割したものである。
【0085】さらに本実施例においては紙面の都合上モ
デル体23寸法を固定したもので説明したが、赤外線カ
メラ2で得られた熱体13の検査対象領域20の大きさ
や高さ情報或いは赤外線量に応じて、モデル体23の寸
法を拡大或いは縮小させてもかまわない。また、対象領
域検出手段21は、図3に示す赤外線カメラ2で得られ
た熱体30、40の位置の変化を捕らえて、図4に示す
検査対象領域20の検出をおこなうことで、予め照明4
0を検査対象から除くことも可能である。
【0086】一方、第2実施例に示す顔部検出のモデル
体は、上記実施例に示す形状のみに限定するものではな
く、口や目或いは耳など個別の離れた領域で構成される
多重構造であってもかまわない。すなわち本発明は上記
実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づ
き種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から
排除するものではない。
【0087】
【発明の効果】本発明によれば、熱画像を利用して高速
で検査対象領域を絞り込むと共に、使用状況や人の容姿
などに惑わされることなく正確に人間の検出をおこなう
画像処理装置を提供することができる。
【0088】また、検出された人間を特定するための顔
面ズーム画像を捕らえる画像処理装置を実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック図。
【図2】入力生画像を示す説明図。
【図3】その熱画像を示す説明図。
【図4】その検査対象領域を示す概念図。
【図5】その検査方法を示す概念図。
【図6】モデル体を示す原理図。
【図7】検査対象を示す斜視図。
【図8】その検査方法を示す概念図。
【図9】その演算方法を示す概念図。
【図10】その他のモデル体を示す原理図。
【図11】その演算方法を示す概念図。
【図12】本発明の第2実施例を示す概念図。
【図13】頭部領域を示すモデル体の原理図。
【図14】その演算方法を示す概念図。
【図15】顔部領域を示すモデル体の原理図。
【図16】その他のモデル体の構成例を示す概念図。
【図17】その他のモデル体の形状例を示す概念図。
【符号の説明】
1 熱画像を利用した画像処理装置 1a 画像処理装置 2 赤外線カメラ(赤外線画像入力手段) 3 CCDカメラ(撮像手段) 10 入力生画像(輝度階調を有する入力画像) 12 熱画像 20 検査対象領域 21 対象領域検出手段 22 多重構造領域(2重構造領域) 23 モデル体 24 演算手段 25 評価手段 30 人間、人 31 頭部(第1の領域) 32 体部(第2の領域) 32A 胴部(第2Aの領域) 32B 脚部(第2Bの領域) 33 足部(第3の領域) 34 顔部 K 首部(K点) Si 内側領域 Sj 外側領域
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/18 H04N 7/18 K N (72)発明者 清水 俊彦 大阪府三島郡島本町江川1丁目15番16− 305 Fターム(参考) 5B057 AA19 BA02 BA08 BA13 CA08 CA12 CA16 CD05 CE08 CE09 DA06 DB02 DB09 DC22 5C054 AA01 CA04 CA05 FC03 FC11 FF03 HA18 5L096 AA06 BA03 CA05 EA03 EA35 FA69 FA79 HA02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱画像を利用して人間検出をおこなう画
    像処理装置であって、 熱画像をサンプリングする赤外線画像入力手段と略同一
    領域内の可視画像を撮像する撮像手段とを有し、 赤外線画像入力手段で捕らえた熱画像から熱体位置の検
    査対象領域を求める対象領域検出手段と、 多重構造領域で構成されて画像対象物を簡易モデル化し
    たモデル体と、 撮像手段で捕らえた入力生画像内の上記検査対象領域へ
    該モデル体が重ねられて、その領域内の画素輝度値を用
    いて画素演算を施す演算手段と、 上記演算結果を評価する評価手段とを具備して、 人間の検出をおこなうことを特徴とする熱画像を利用し
    た画像処理装置。
  2. 【請求項2】 モデル体が、大きさが異なり略上下方向
    へ連なりかつ2重構造領域で構成されて成る請求項1記
    載の熱画像を利用した画像処理装置。
  3. 【請求項3】 上下に連なるモデル体の下方領域が寸法
    大に設けられ、その2重構造領域が更に上下方向に2分
    割されて成る請求項2記載の熱画像を利用した画像処理
    装置。
  4. 【請求項4】 大きさが異なり略上下方向へ連なるモデ
    ル体が3段状に連なる請求項2記載の熱画像を利用した
    画像処理装置。
  5. 【請求項5】 演算手段が、モデル体の外側領域に該当
    する画素の輝度値合計と、モデル体の内側領域に該当す
    る画素の輝度値合計との差の絶対値を求める請求項1、
    又は2、又は3、又は4記載の熱画像を利用した画像処
    理装置。
  6. 【請求項6】 対象領域検出手段が、赤外線画像入力手
    段で得られた熱体の位置の変化を捕らえて検査対象領域
    の検出をおこなう請求項1、又は2、又は3、又は4、
    又は5記載の熱画像を利用した画像処理装置。
  7. 【請求項7】 赤外線画像入力手段で得られた熱体の検
    査対象領域の大きさに応じて、モデル体の寸法を拡大或
    いは縮小して成る請求項1、又は2、又は3、又は4、
    又は5、又は6記載の熱画像を利用した画像処理装置。
  8. 【請求項8】 評価結果が人間であることを検出した
    際、 モデル体の最上方領域部方向へズームして得られる画像
    領域を新たな検査対象領域とし、更に多重構造領域の新
    たなモデル体で、人間の顔部検出をおこなう請求項1、
    又は2、又は3、又は4、又は5、又は6、又は7記載
    の熱画像を利用した画像処理装置。
  9. 【請求項9】 評価結果が人間或いはその顔部であるこ
    とを検出した際、撮像画像を記録する請求項1、又は
    2、又は3、又は4、又は5、又は6、又は7、又は8
    記載の熱画像を利用した画像処理装置。
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