JP2003006028A - 電子文書取扱システム - Google Patents

電子文書取扱システム

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JP2003006028A
JP2003006028A JP2001185577A JP2001185577A JP2003006028A JP 2003006028 A JP2003006028 A JP 2003006028A JP 2001185577 A JP2001185577 A JP 2001185577A JP 2001185577 A JP2001185577 A JP 2001185577A JP 2003006028 A JP2003006028 A JP 2003006028A
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Mitsuru Koizumi
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Jeol Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 種々の装置やプログラムの操作マニュア
ル等の付属ドキュメントを電子化した電子文書の内容が
変更されたときに、正規のユーザが新しい内容の電子文
書を容易に読取れるようにするとともに、正規のユーザ
以外の者に読み取られるのを防止すること。 【解決手段】 通常の電子文書をスクランブル処理した
スクランブル文書であってアンスクランブル処理された
ときに表示器1b,D1に読取可能に表示することが可
能な前記スクランブル文書と、スクランブル文書をアン
スクランブル処理して読み取り可能な文書に復元するア
ンスクランブル処理手段C12Aと前記復元文書を閲覧
可能に表示する復元文書閲覧表示手段C12Bとを有し
編集機能および保存機能を持たない文書読取ツールC1
2と、前記文書読取ツールのメンテナンスツールと、文
書編集ツールとを有する電子文書取扱装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は様々な装置の付属ド
キュメント、マニュアル等を電子化した電子文書の取扱
システムに関し、特に、先端機密情報の機密保持を可能
とした電子文書取扱システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車、工作機械、コンピュータ
等のOA機器、半導体製造装置、検査装置、コンピュー
タ用プログラム等の操作マニュアルとして、文字や画像
を印刷した本(マニュアル本)を使用すると、前記各装
置やプログラム等のバージョンアップ時に操作マニュア
ルを改訂版を印刷する必要があり、その作業が面倒であ
った。特に、操作マニュアルの改訂版を短期間の間に何
度も印刷する必要が生じる場合には、操作マニュアルの
改訂版の作成作業が面倒であった。したがって、従来か
ら、前記操作マニュアルを電子文書化する技術(特開平
4−336374号公報参照)が従来公知である。とこ
ろが、例えば半導体製造装置のように、3年置きに世代
が行われる技術革新スピードの早い技術分野において
は、前記操作マニュアルは機密文書として扱われること
がある。
【0003】従来の機密文書は機密保持が必要な場合は
暗号化の処理をし、またその翻訳を必要に応じて行うこ
とで、重要な機密事項が他者へ開示されず、また、書換
えもできないようになっているものが知られている。し
かし、この翻訳の作業に時間をとられたり、あるいは、
特定の企業や小グループ内、あるいは、特定の顧客に対
してこのような複雑な管理を日常的に行うのは困難で且
つ作業性を著しく低下させる。そして、セキュリティを
無視した電子文書では、機密情報が安易に外部に漏れ、
また、無断で書換えられる危険性もある。近年、作成さ
れた文書の書換えは禁止されるが読み取りは可能な電子
文書ファイル形式のファイル(ポストスクリプトファイ
ル)が注目されている。このようなファイル形式では情
報の書換えという点では情報の保持に安心感があるが、
機密情報の流通面で、広範囲に流通し易くなり過ぎると
いう問題点がある。
【0004】近年の先端技術では開発期間の短縮により
各種装置およびその操作マニュアルの日常的なグレード
アップが行われる。ここで技術情報の行き違いが、装置
管理に様々な問題を投げかけており、前記各種装置に関
する高度な最新の技術情報をパソコン等の端末装置上か
ら自由に参照し、問題点の短期間の発見と解決が、装置
性能の向上と共に製品の品質管理上も重要となってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述の事情
に鑑み、下記の記載内容(O01),(O02)を課題とす
る。 (O01)種々の装置やプログラムの操作マニュアル等の
付属ドキュメントを電子化した電子文書の内容が変更さ
れたときに、正規のユーザが新しい内容の電子文書を容
易に読取れるようにするとともに、正規のユーザ以外の
者に読み取られるのを防止すること。 (O02)種々の装置やプログラムの電子化された操作マ
ニュアル等の付属ドキュメントの配布を、インターネッ
トを通じて容易且つ安全に行えるようにすること。
【0006】
【課題を解決するための手段】次に、前記課題を解決し
た本発明を説明するが、本発明の要素には、後述の実施
例の要素との対応を容易にするため、実施例の要素の符
号をカッコで囲んだものを付記する。また、本発明を後
述の実施例の符号と対応させて説明する理由は、本発明
の理解を容易にするためであり、本発明の範囲を実施例
に限定するためではない。
【0007】(第1発明)前記課題を解決するために、
第1発明の電子文書取扱システムは、下記の構成要件
(A01)〜(A04)を備えたことを特徴とする。 (A01)通常の電子文書をスクランブル処理したスクラ
ンブル文書であってアンスクランブル処理されたときに
表示器(1b,D1)に読取可能に表示することが可能
な前記スクランブル文書と前記スクランブル文書のファ
イル名を含む前記スクランブル文書に属する公開属性情
報とを有する電子文書情報を記憶する電子文書情報記憶
装置(C7)、(A02)前記スクランブル文書をアンス
クランブル処理して読み取り可能な文書に復元するアン
スクランブル処理手段(C12A)と前記復元文書を閲
覧可能に表示する復元文書閲覧表示手段(C12B)と
を有し編集機能および保存機能を持たない文書読取ツー
ル(C12)のユーザIDまたはパスワードと、前記ユ
ーザIDまたは前記パスワードに対して設定されたファ
イルアクセス有効期限と、アンスクランブル処理の実行
に必要なキーコード情報とを含む読取用非公開属性情報
を記憶する読取用非公開属性情報記憶装置(C8)、
(A03)前記文書読取ツール(C12)のファイルアク
セス有効期限を編集可能なファイルアクセス有効期限編
集手段(C19A)を有するメンテナンスツール(C1
9)のユーザIDまたはパスワードと、前記ユーザID
またはパスワードに対して設定されたメンテナンス有効
期限を含むメンテナンス用非公開属性情報を記憶するメ
ンテナンス用非公開属性情報記憶装置(C9)、(A0
4)前記通常の電子文書をスクランブル処理してスクラ
ンブル文書を作成するスクランブル文書作成手段(C6
A)と、前記読取用非公開属性情報およびメンテナンス
用非公開属性情報を編集可能な非公開属性情報編集手段
(C6B)とを有し、前記スクランブル文書を前記電子
文書情報記憶装置(C7)に記憶させ、編集した非公開
属性情報を前記読取用非公開属性情報記憶装置(C8)
および前記メンテナンス用非公開属性情報記憶装置(C
9)に記憶させる文書編集ツール(C6)。
【0008】前記文書読取ツール(C12)は、例えば
次の要素(1)〜(7)により構成することが可能であ
る。 (1)前記表示器に読取ファイル名入力画面を表示する
読取ファイル入力画面表示手段、(2)前記読取ファイ
ル入力画面が表示されている状態で入力された読取ファ
イル名の電子文書をスクランブル処理してスクランブル
文書を作成するスクランブル文書作成手段(C6A)、
(3)前記スクランブル文書の前記電子文書情報記憶装
置(C7)への登録指示を入力するための登録指示入力
画面を表示する登録指示入力画面表示手段、(4)登録
指示入力画面での入力に応じて前記スクランブル文書を
前記電子文書情報記憶装置(C7)に記憶させるスクラ
ンブル文書情報登録手段、(5)前記読取用非公開属性
情報およびメンテナンス用非公開属性情報を編集可能な
非公開属性情報編集手段(C6B)、(6)前記編集し
た非公開属性情報を前記読取用非公開属性情報記憶装置
(C8)、前記メンテナンス用非公開属性情報記憶装置
(C9)に記憶させる非公開属性情報登録手段、(7)
前記スクランブル文書をアンスクランブル処理して閲覧
可能にする文書読取ツール(C12)のユーザIDのフ
ァイルアクセス権の有効期限内にそのユーザIDに対応
して設定した前記インターネット上のアドレスに対して
前記スクランブル文書を送信する電子文書情報送信手段
(C10)。
【0009】(第1発明の作用)前記構成を備えた第1
発明の電子文書取扱システムでは、電子文書情報記憶装
置(C7)は、電子文書情報を記憶しており、前記電子
文書情報は、通常の電子文書をスクランブル処理したス
クランブル文書であってアンスクランブル処理されたと
きに表示器(1b,D1)に読取可能に表示することが
可能な前記スクランブル文書と、前記スクランブル文書
のファイル名を含む前記スクランブル文書に属する公開
属性情報とを有する。読取用非公開属性情報記憶装置
(C8)は、前記スクランブル文書をアンスクランブル
処理して読み取り可能にするアンスクランブル処理手段
(C12A)を有する文書読取ツール(C12)のユー
ザIDまたはパスワードと、前記ユーザIDまたは前記
パスワードに対して設定されたファイルアクセス有効期
限と、アンスクランブル処理の実行に必要なキーコード
情報(後述の実施例の記載中に詳細な説明有り)とを含
む読取用非公開属性情報を記憶する。メンテナンス用非
公開属性情報記憶装置(C9)は、前記文書読取ツール
(C12)のファイルアクセス有効期限を編集可能なメ
ンテナンスツール(C19)のユーザIDまたはパスワ
ードと、前記ユーザIDまたはパスワードに対して設定
されたメンテナンス有効期限を含むメンテナンス用非公
開属性情報を記憶する。文書編集ツール(C6)のスク
ランブル文書作成手段(C6A)により、通常の電子文
書をスクランブル処理してスクランブル文書を作成する
ことができる。また、文書編集ツール(C6)の非公開
属性情報編集手段(C6B)を使用して前記読取用非公
開属性情報およびメンテナンス用非公開属性情報を編集
することができる。また、文書編集ツール(C6)によ
り、前記スクランブル文書および編集した非公開属性情
報を前記電子文書情報記憶装置(C7)、読取用非公開
属性情報記憶装置(C8)およびメンテナンス用非公開
属性情報記憶装置(C9)に記憶させることができる。
【0010】文書読取ツール(C12)のユーザは、前
記ファイルアクセス有効期限内は、前記スクランブル文
書をアンスクランブル処理手段によりアンスクランブル
処理して読み取り可能な文書に復元し、復元文書閲覧表
示手段(C12B)により閲覧することができる。した
がって、アンスクランブル処理手段(C12A)を有す
る文書読取ツール(C12)のユーザでない者によっ
て、前記スクランブル文書を読み取られることを防止す
ることができる。このため、機密文書の内容の漏洩を防
止することができる。また、ファイルアクセス有効期限
を過ぎた文書読取ツール(C12)のユーザにより前記
スクランブル文書を読み取られることを防止することも
できる。また、文書読取ツール(C12)は文書編集機
能および保存機能を持たないため、文書読取ツール(C
12)のユーザによってスクランブル文書の内容を無断
で変更されるおそれが無い。ファイルアクセス有効期限
編集手段(C19A)を有するメンテナンスツール(C
19)のユーザはメンテナンス有効期限内は、文書読取
ツール(C12)のファイルアクセス有効期限を編集す
ることができる。したがって、メンテナンス有効期限を
過ぎたメンテナンスツール(C19)のユーザや、メン
テナンスツール(C19)のユーザ以外の者により不正
に文書読取ツール(C12)のファイルアクセス有効期
限を延長されることを防止することができる。メンテナ
ンスツール(C19)はFD(フレキシブルディス
ク)、CD(コンパクトディスク)、MO(光磁気ディ
スク)等の携帯式記憶媒体(3)に記憶させて、サービ
スエンジニアが携帯することができる。したがって、前
記文書読取ツール(C12)、メンテナンスツール(C
19)、および文書編集ツール(C6)の中の、前記文
書読取ツール(C12)のみがインストールされた文書
読取端末装置(EWS)を使用している文書読取ツール
(C12)のユーザがユーザ契約期間の延長をした時等
には、前記メンテナンスツール(C19)のユーザであ
るサービスエンジニアにより容易に対応することができ
る。
【0011】(第2発明)第2発明の電子文書取扱シス
テムは下記の構成要件(A01),(A05),(A06)を
備えたことを特徴とする。 (A01)通常の電子文書をスクランブル処理したスクラ
ンブル文書であってアンスクランブル処理されたときに
表示器(1b,D1)に読取可能に表示することが可能
な前記スクランブル文書と前記スクランブル文書のファ
イル名を含む前記スクランブル文書に属する公開属性情
報とを有する電子文書情報を記憶する電子文書情報記憶
装置(C7)、(A05)前記スクランブル文書をアンス
クランブル処理して読取可能な文書に復元するアンスク
ランブル処理手段(C12A)と、前記復元文書を読取
可能に表示する復元文書閲覧表示手段(C12B)と、
ファイルアクセス有効期限内は前記スクランブル文書を
読取可能に表示し且つ前記ファイルアクセス有効期限外
は前記スクランブル文書の読取可能な表示を不可能とす
るアクセス期間制御手段(C12C)とを有し、編集機
能および保存機能を持たない文書読取ツール(C1
2)、(A06)前記文書読取ツール(C12)のユーザ
IDまたはパスワードと、前記ユーザIDまたは前記パ
スワードに対して設定されたファイルアクセス有効期限
と、アンスクランブル処理の実行に必要なキーコード情
報とを含む読取用非公開属性情報を記憶する読取用非公
開属性情報記憶装置(C17)であって、前記ファイル
アクセス有効期限を編集可能なメンテナンスツール(C
19)のメンテナンス有効期限内は前記メンテナンスツ
ール(C19)により前記ファイルアクセス有効期限が
編集可能に記憶された前記読取用非公開属性情報記憶装
置(C17)。
【0012】前記文書読取ツール(C12)は、例えば
次の要素(1)〜(6)により構成することが可能であ
る。 (1)前記表示器にユーザID入力画面を表示するID
入力画面表示手段。 (2)前記ユーザID入力画面が表示されている状態で
入力されたユーザIDが前記読取用非公開属性情報記憶
装置(C17)に記憶されたユーザIDであるか否かを
判別するID判別手段。 (3)前記表示器(1b,D1)に読取ファイル名入力
画面を表示する読取ファイル入力画面表示手段。 (4)前記読取ファイル入力画面が表示されている状態
で読取ファイル名が入力された日時が前記入力された読
取ファイル名の電子文書に対する前記ユーザIDのファ
イルアクセス権の前記有効期限内であるか否かを判別す
るアクセス権有効期限判別手段。なお、前記読取ファイ
ル入力画像における読取ファイル名の入力する手段は、
リスト化されたファイル名を表示し、この中から選択し
て入力するように構成することが可能である。 (5)前記ID判別手段およびアクセス権有効期限判別
手段が両方共イエスと判断したときにのみ前記入力され
た読取ファイル名のスクランブル文書を前記電子文書情
報記憶手段(C7)から読出し且つ前記読取用非公開属
性情報記憶装置(C8)から読出したキーコード情報に
よりアンスクランブル処理をするアンスクランブル処理
手段(C12A)。 (6)前記アンスクランブル処理した復元文書を読取可
能な状態で表示する復元文書閲覧表示手段(C12
B)。
【0013】(第2発明の作用)前記構成を備えた第2
発明の電子文書取扱システムでは、文書読取ツール(C
12)のユーザは、アンスクランブル処理手段(C12
A)により前記スクランブル文書を前記キーコード情報
によりアンスクランブル処理して読取可能な文書に復元
することができる。前記アンスクランブル処理により復
元した文書は復元文書閲覧表示手段(C12B)により
閲覧することができる。アクセス期間制御手段(C12
C)は、ファイルアクセス有効期限内は前記スクランブ
ル文書を読取可能に表示し且つ前記ファイルアクセス有
効期限外は前記スクランブル文書の読取可能な表示を不
可能とする。したがって、文書読取ツール(C12)の
ユーザは、ファイルアクセス有効期限内に限ってスクラ
ンブル文書を閲覧することができる。また、文書読取ツ
ール(C12)は文書編集機能および保存機能を持たな
いため、文書読取ツール(C12)のユーザによってス
クランブル文書の内容を無断で変更されるおそれが無
い。また、通常のエディタやワープロではスクランブル
文書をアンスクランブル処理することができないため、
文書内容を閲覧不可能である。このため、通常のエディ
タやワープロではスクランブル文書内容を変更すること
ができない。このため、スクランブル文書内容を無断で
変更されることがない。
【0014】(第3発明)第3発明の電子文書取扱シス
テムは、下記の構成要件(A01),(A02),(A07)
を備えたことを特徴とする。 (A01)通常の電子文書をスクランブル処理したスクラ
ンブル文書であってアンスクランブル処理されたときに
表示器(1b,D1)に読取可能に表示することが可能
な前記スクランブル文書と前記スクランブル文書のファ
イル名を含む前記スクランブル文書に属する公開属性情
報とを有する電子文書情報を記憶する電子文書情報記憶
装置(C7)、(A02)前記スクランブル文書をアンス
クランブル処理して読み取り可能な文書に復元するアン
スクランブル処理手段(C12A)と前記復元文書を閲
覧可能に表示する復元文書閲覧表示手段(C12B)と
を有し編集機能および保存機能を持たない文書読取ツー
ル(C12)のユーザIDまたはパスワードと、前記ユ
ーザIDまたは前記パスワードに対して設定されたファ
イルアクセス有効期限と、アンスクランブル処理の実行
に必要なキーコード情報とを含む読取用非公開属性情報
を記憶する読取用非公開属性情報記憶装置(C17)、
(A07)前記ファイルアクセス有効期限を編集可能なフ
ァイルアクセス有効期限編集手段(C19A)と、前記
メンテナンス有効期限内は前記ファイルアクセス有効期
限の編集を可能とし且つ前記メンテナンス有効期限外は
前記ファイルアクセス有効期限の編集を不可能とする有
効期限編集期間制御手段(C19B)とを有するメンテ
ナンスツール(C19)。
【0015】前記メンテナンスツール(C19)は例え
ば次の要素(1)〜(6)により構成することができ
る。 (1)表示器にユーザID入力画面を表示するID入力
画面表示手段。 (2)前記ユーザID入力画面が表示されている状態で
入力されたユーザIDが前記メンテナンス用非公開属性
情報記憶装置(C9)に記憶されたユーザIDであるか
否かを判別するID判別手段。 (3)前記表示器(1b,D1)に読取ファイル名入力
画面を表示する読取ファイル入力画面表示手段。 (4)前記読取ファイル入力画面が表示されている状態
で読取ファイル名が入力された日時が前記入力された読
取ファイル名の電子文書に対する前記ユーザIDのファ
イルアクセス権の前記有効期限内であるか否かを判別す
るアクセス権有効期限判別手段。なお、前記読取ファイ
ル入力画像における読取ファイル名の入力する手段は、
リスト化されたファイル名を表示し、この中から選択し
て入力するように構成することも可能である。 (5)前記ID判別手段およびアクセス権有効期限判別
手段の両方がイエスと判断した場合にのみ前記入力され
た読取ファイル名のスクランブル文書の非公開属性情報
入力画面を表示する読取用非公開属性情報入力画面表示
手段。 (6)前記読取用非公開属性情報入力画面が表示されて
いる状態で入力された非公開属性情報を前記読取用非公
開属性情報記憶装置(C17)に記憶させる非公開属性
情報登録手段。
【0016】(第3発明の作用)前記構成を備えた第3
発明の電子文書取扱システムでは、有効期限編集期間制
御手段(C19B)は、メンテナンス有効期限内は前記
ファイルアクセス有効期限の編集を可能とし且つ前記メ
ンテナンス有効期限外は前記ファイルアクセス有効期限
の編集を不可能とする。したがって、メンテナンスツー
ル(C19)のユーザは、前記メンテナンス有効期限内
はファイルアクセス有効期限編集手段(C19A)によ
り文書読取ツール(C12)のファイルアクセス有効期
限を編集することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
【0018】(実施の形態1)本発明の電子文書取扱シ
ステムの実施の形態1は前記第1発明ないし第3発明の
いずれかにおいて、下記の構成要件(A08)を備えたこ
とを特徴とする。 (A08)前記文書読取ツール(C12)がインストール
された読取端末装置(EWS)により読取可能且つ携帯
して持ち運びされる携帯式記憶媒体(メンテナンスツー
ル記憶媒体)(3)に記憶された前記メンテナンスツー
ル(C19)。
【0019】(実施の形態1の作用)前記構成を備えた
本発明の電子文書取扱システムの実施の形態1では、前
記メンテナンスツール(C19)は、前記文書読取ツー
ル(C12)がインストールされた読取端末装置(EW
S)により読取可能且つ携帯して持ち運びされる携帯式
記憶媒体(メンテナンスツール記憶媒体)(3)に記憶
されている。したがって、サービスエンジニアは前記携
帯式記憶媒体(3)を携帯することにより、前記読取端
末装置(EWS)にインストールされた文書読取ツール
(C12)のメンテナンスを容易に行うことができる。
【0020】(実施の形態2)本発明の電子文書取扱シ
ステムの実施の形態2は前記第1発明ないし第3発明の
いずれかまたは実施の形態1において、下記の構成要件
(A09)を備えたことを特徴とする。 (A09)前記メンテナンスツール(C19)を使用する
ユーザのユーザIDまたはパスワードに対して設定され
たメンテナンス有効期限を含む前記メンテナンス用非公
開属性情報を記憶した前記メンテナンスツール(C1
9)。
【0021】(実施の形態2の作用)前記構成を備えた
本発明の電子文書取扱システムの実施の形態2では、前
記メンテナンスツール(C19)は、メンテナンスツー
ル(C19)を使用するユーザのユーザIDまたはパス
ワードに対して設定されたメンテナンス有効期限を含む
メンテナンス用非公開属性情報を記憶している。したが
って、メンテナンス有効期限以外は使用不可能とするこ
とができるので、メンテナンスツール(C19)の不正
使用を防止することが可能となる。
【0022】(実施の形態3)本発明の電子文書取扱シ
ステムの実施の形態3は前記第1発明において、下記の
構成要件(A010)を備えたことを特徴とする。 (A010)前記文 書編集ツール(C6)がインストールされ且つ前記電子
文書情報記憶装置(C7)、前記読取用非公開属性情報
記憶装置(C8)および前記メンテナンス用非公開属性
情報記憶装置(C9)を有する電子文書管理装置
(1)。
【0023】(実施の形態3の作用)前記構成を備えた
本発明の電子文書取扱システムの実施の形態3では、前
記文書編集ツール(C6)がインストールされた電子文
書管理装置(1)は、前記電子文書情報記憶装置(C
7)、前記読取用非公開属性情報記憶装置(C8)およ
び前記メンテナンス用非公開属性情報記憶装置(C9)
を有する。したがって、電子文書管理装置(1)は、前
記電子文書情報記憶装置(C7)に記憶されたスクラン
ブル文書の管理、前記スクランブル文書の文書読取ツー
ル(C12)の前記非公開属性情報の管理、および前記
メンテナンスツール(C19)の非公開属性情報の管理
を行うことができる。
【0024】(実施の形態4)本発明の電子文書取扱シ
ステムの実施の形態4は前記実施の形態3において、下
記の構成要件(A011)を備えたことを特徴とする。 (A011)前記スクランブル文書を読み取る前記文書読
取ツール(C12)のユーザIDまたはパスワードに対
応して設定されたインターネット上のユーザアドレスを
読取用非公開属性情報として記憶する前記読取用非公開
属性情報記憶装置(C8)を有する前記電子文書管理装
置(1)。
【0025】(実施の形態4の作用)前記構成を備えた
本発明の電子文書取扱システムの実施の形態4では、前
記電子文書管理装置(1)の前記読取用非公開属性情報
記憶装置(C8)は、前記スクランブル文書を読み取る
前記文書読取ツール(C12)のユーザIDまたはパス
ワードに対応して設定されたインターネット上のユーザ
アドレスを読取用非公開属性情報として記憶する。した
がって、文書読取ツール(C12)のバージョンアップ
を行った時等に、文書読取ツール(C12)の各ユーザ
に、インターネットを通じて、バージョンアップしたス
クランブル文書を送信することが可能となる。
【0026】(実施の形態5)本発明の電子文書取扱シ
ステムの実施の形態5は前記実施の形態4において、下
記の構成要件(A012)を備えたことを特徴とする。 (A012)前記ユーザアドレスに対して前記電子文書情
報を送信する電子文書情報送信手段(C10)を有する
前記電子文書管理装置(1)。
【0027】(実施の形態5の作用)前記構成を備えた
本発明の電子文書取扱システムの実施の形態5では、前
記電子文書管理装置(1)は、電子文書情報送信手段
(C10)により、ユーザアドレスに対して前記電子文
書情報を送信することができる。
【0028】(実施の形態6)本発明の電子文書取扱シ
ステムの実施の形態6は前記実施の形態5において、下
記の構成要件(A013)を備えたことを特徴とする。 (A013)前記文書読取ツール(C12)を使用するユ
ーザのユーザIDまたはパスワードに対して設定された
読取用非公開属性情報を前記ユーザアドレスに対して送
信する読取用非公開属性情報送信手段(C11)を有す
る前記電子文書管理装置(1)。
【0029】(実施の形態6の作用)前記構成を備えた
本発明の電子文書取扱システムの実施の形態6では、前
記電子文書管理装置(1)は、読取用非公開属性情報送
信手段(C11)により、前記文書読取ツール(C1
2)を使用するユーザのユーザIDまたはパスワードに
対して設定された読取用非公開属性情報を前記ユーザア
ドレスに対して送信することができる。
【0030】(実施の形態7)本発明の電子文書取扱シ
ステムの実施の形態7は前記第1発明ないし第3発明の
いずれかまたは実施の形態1ないし6のいずれかにおい
て、下記の構成要件(A014)を備えたことを特徴とす
る。 (A014)前記文書読取ツール(C12)を使用するユ
ーザのユーザIDまたはパスワードに対して設定された
前記読取用非公開属性情報を記憶した前記文書読取ツー
ル(C12)。
【0031】(実施の形態7の作用)前記構成を備えた
本発明の電子文書取扱システムの実施の形態7では、前
記文書読取ツール(C12)は、前記文書読取ツール
(C12)を使用するユーザのユーザIDまたはパスワ
ードに対して設定された前記ファイルアクセス有効期限
を含む読取用非公開属性情報を記憶している。したがっ
て、アクセス期間制御手段(C12C)は、ファイルア
クセス有効期限をインターネット上の他の場所から読み
込むことなく、ファイルアクセス有効期限の制御を実行
するすることができる。
【0032】(実施の形態8)本発明の電子文書取扱シ
ステムの実施の形態8は前記第1発明ないし第3発明の
いずれかまたは実施の形態1ないし7のいずれかにおい
て、下記の構成要件(A015)を備えたことを特徴とす
る。 (A015)前記文書読取ツール(C12)、メンテナン
スツール(C19)および前記文書編集ツール(C6)
の中の前記文書読取ツール(C12)のみがインストー
ルされた読取端末装置(EWS)。
【0033】(実施の形態8の作用)前記構成を備えた
本発明の電子文書取扱システムの実施の形態8では、読
取端末装置(EWS)は、前記文書編集ツール(C6)
およびメンテナンスツール(C19)の機能は持たない
が、インストールされている前記文書読取ツール(C1
2)により、スクランブル文書を閲覧することができ
る。
【0034】(実施の形態9)本発明の電子文書取扱シ
ステムの実施の形態9は前記実施の形態8において、下
記の構成要件(A016)を備えたことを特徴とする。 (A016)前記スクランブル文書およびスクランブル文
書に属するファイル名を含む公開情報を記憶する電子文
書情報記憶装置(C16)と、前記スクランブル文書の
文書読取ツール(C12)を使用するユーザのユーザI
Dまたはパスワードに対して設定された読取用非公開属
性情報を記憶する読取用非公開属性情報記憶装置(C1
7)とを有する情報記憶端末装置(DBS)に接続され
た前記読取端末装置(EWS)。
【0035】(実施の形態9の作用)前記構成を備えた
本発明の電子文書取扱システムの実施の形態9では、前
記読取端末装置(EWS)に接続された情報記憶端末装
置(DBS)の電子文書情報記憶装置(C16)は前記
スクランブル文書およびスクランブル文書に属するファ
イル名を含む公開情報を記憶する。また、前記読取端末
装置(EWS)に接続された情報記憶端末装置(DB
S)の読取用非公開属性情報記憶装置(C17)は、前
記スクランブル文書の文書読取ツール(C12)を使用
するユーザのユーザIDまたはパスワードに対して設定
された読取用非公開属性情報を記憶する。したがって、
読取端末装置(EWS)は、インストールされている前
記文書読取ツール(C12)により、情報記憶端末装置
(DBS)の電子文書情報記憶装置(C16)に記憶さ
れたスクランブル文書を手軽に閲覧することができる。
【0036】(実施の形態10)本発明の電子文書取扱
システムの実施の形態10は前記実施の形態9におい
て、下記の構成要件(A017)を備えたことを特徴とす
る。 (A017)インターネット経由で送信された電子文書情
報をダウンロードして前記情報記憶端末装置(DBS)
の電子文書情報記憶装置(C16)に記憶させる電子文
書情報受信手段(C13)を有する前記読取端末装置
(EWS)。
【0037】(実施の形態10の作用)前記構成を備え
た本発明の電子文書取扱システムの実施の形態10で
は、前記読取端末装置(EWS)の電子文書情報受信手
段(C13)は、インターネット経由で送信された電子
文書情報をダウンロードして前記情報記憶端末装置(D
BS)の電子文書情報記憶装置(C16)に記憶させ
る。
【0038】(実施例)次に図面を参照しながら、本発
明の電子文書取扱システムの実施の形態の具体例(実施
例)を説明するが、本発明は以下の実施例に限定される
ものではない。図1は本発明の電子文書取扱システムの
実施例の説明図である。図1において、電子文書取扱シ
ステムSの電子文書管理装置1はモデムM1を介して公
衆回線Kに接続されている。ローカルネットワークLN
はモデムM2を介して前記公衆回線Kに接続されてい
る。ローカルネットワークLNには、欠陥検査装置2、
データベースサーバDBS、クライアントパソコンPC
等が接続されている。電子文書管理装置1は、コンピュ
ータ本体1a、ディスプレイ1b、キーボード1c、マ
ウス1d、図示しないHD(ハードディスク)、CDド
ライブ(コンパクトディスクドライブ)、およびFDド
ライブ(フレキシブルディスクドライブ)等により構成
されている。
【0039】前記データベースサーバDBS、クライア
ントパソコンPCはパソコンにより構成されている。前
記欠陥検査装置2は、LN(ローカルネットワーク)に
接続された文書読取端末装置であるEWS(エンジニア
リングワークステーション)と、SEM(走査型電子顕
微鏡)と、SEMC(SEMのコントローラ)とを有し
ている。SEMCおよびEWSは接続されており、EW
S(文書読取端末装置)にはディスプレイD1およびキ
ーボード、マウス等が接続されている。また、SEMC
にはディスプレイD2およびキーボード、マウス等が接
続されている。EWSはローカルネットワークLNを介
してDBS(データベースサーバ)、PC(クライアン
トパソコン)に接続されており、また、モデムM2およ
び公衆回線を介してインターネットに接続されている。
また、フロッピディスク(メンテナンスツール記憶媒
体)3にはメンテナンスツールC19(後述、図2参
照)が記憶されている。また、携帯式情報端末(携帯電
話)4は無線、公衆回線K、インターネット等を介して
電子文書管理装置1に接続されている。
【0040】図2は前記図1に示す電子文書取扱システ
ムSの各構成要素の機能をブロック線図(機能ブロック
線図)で示した図である。図2において、電子文書管理
装置1は、コンピュータにより構成されており、前記コ
ンピュータは、外部との信号の入出力および入出力信号
レベルの調節等を行うI/O(入出力インターフェー
ス)、必要な処理を行うためのプログラムおよびデータ
等が記憶されたROM(リードオンリーメモリ)、必要
なデータを一時的に記憶するためのRAM(ランダムア
クセスメモリ)、前記ROMに記憶されたプログラムに
応じた処理を行うCPU(中央演算処理装置)、ならび
にクロック発振器等を有している。前記コンピュータに
より構成された電子文書管理装置1は、前記ROMに記
憶されたプログラムを実行することにより種々の機能を
実現することができる。
【0041】(電子文書管理装置1の機能)電子文書管
理装置1は、前記ROMに記憶されたプログラムによ
り、次の機能実現手段(プログラムモジュール)を有し
ている。 (電子文書作成手段C1)電子文書作成手段C1は、一般
的なエディタまたはワープロソフトにより構成されてお
り、作成した通常の電子文書を通常電子文書情報記憶装
置に記憶させる。作成された通常の電子文書は文字、図
形、グラフ、写真等を含む。 (通常電子文書記憶装置C2)通常電子文書記憶装置C
2は前記通常の電子文書を記憶する。
【0042】(スクランブル実行プログラム記憶装置C
3)スクランブル実行プログラム記憶装置C3は、前記
通常電子文書をスクランブル処理するためのプログラム
を記憶する。なお、スクランブル実行プログラムは予め
作成しておき、後述の文書作成ツールC6上から起動で
きるようになっている。 (アンスクランブル実行プログラム記憶装置C4)アン
スクランブル実行プログラム記憶装置C4は、前記スク
ランブル処理されたスクランブル文書をアンスクランブ
ル処理するためのアンスクランブル処理プログラムを記
憶する。なお、アンスクランブル実行プログラムは予め
作成しておき、後述の文書作成ツールC6上から起動で
きるようになっている。
【0043】図3はスクランブル処理の例1の説明図で
ある。図3において、A0は普通に読取可能なオリジナ
ル電子文書であり、前記オリジナル電子文書A0にスク
ランブル処理をするとスクランブル文書A1を作成する
ことができる。前記スクランブル文書A1にさらにスク
ランブル処理をするとスクランブル文書A2を作成する
ことができる。前記スクランブル文書A2はアンスクラ
ンブル処理を2回実行することによりオリジナル電子文
書A0に戻すことができる。したがって、文書読取ツー
ル(後述、)C12に前記アンスクランブル実行プログ
ラムを起動できる機能を設けておき、且つそのプログラ
ムが所定のキーコード情報により作動するように構成し
ておくことにより、前記スクランブル文書作A2(図3
参照)を読取可能に表示することができる。
【0044】図4はスクランブル処理の例2の説明図で
ある。図4において、A0は普通に読取可能なオリジナ
ル電子文書であり、前記オリジナル電子文書A0にスク
ランブル処理をするとスクランブル文書A1およびA2
を作成することができる。前記スクランブル文書A1お
よびA2はアンスクランブル処理を1回実行することに
よりオリジナル電子文書A0に戻すことができる。した
がって、文書読取ツール(後述)C12に前記アンスク
ランブル実行プログラムを起動できる機能を設けておく
ことにより、前記スクランブル文書A1およびA2を読
取可能に表示することができる。
【0045】スクランブル処理は、例えば前記図3に示
したスクランブル処理の中の、A0→A1のスクランブ
ル処理をスクランブルタイプ1番、A1→A2の処理を
スクランブルタイプ2番、前記図4に示すスクランブル
処理をスクランブルタイプ3番、…、とした場合に、前
記スクランブルタイプ1番のみの処理を行ったり、スク
ランブルタイプ1番および2番の処理を連続して行った
り、スクランブルタイプ1番〜3番の処理を連続して行
ったりすることができる。
【0046】前記キーコード情報としては、本実施例で
は次の情報(a)〜(d)を数値化して組み合わせた情
報を使用する。 (a)セキュリティレベル (b)スクランブル時期(スクランブル処理をした時
期) (c)スクランブルの種別(スクランブルタイプ) (d)乱数 前記キーコード情報は、前記各情報(a)〜(d)が簡
単に判別できないように組み合わせた情報であり、例え
ば次のようにして作成される。 セキュリティレベルa=レベル2=2 スクランブル処理の時期b=2001年10月5日=0
11005 スクランブルタイプc=16番=16 発生した乱数d=222 なお、a=1桁、b=6桁、C=2桁の数値、d=3桁
の数値に設定する。
【0047】前述のようにa〜dの値を定めた場合、キ
ーコード情報を次のように定める。なお本明細書におい
て、キーコード情報を表す式中の「−」はマイナスを表
す減算記号ではなく、ハイフンである。 キーコード情報 =b−X−Y−d =011015−X−Y−222 なお、キーコード情報を表す式中のハイフン「−」は省
略可能である。前記X,Yは次式(1),(2)により
定める。なお本明細書において、キーコード情報を表す
式以外の式(式(1)〜式(4)等)の中の「−」はハ
イフンではなく、マイナスを表す減算記号である。 X=d(a×c)+b=222(2×16)+011005 =018109 ……………………………………………………………(1) Y=a−b+d×d=2−011005+222×222 =038281 ……………………………………………………………(2) したがって、前記キーコード情報は次のようになる。な
お、キーコード情報を表す式中の「−」はハイフンであ
り、省略可能である。 キーコード情報 =b−X−Y−d =011005−018109−038281−222
【0048】前記キーコード情報の最初の6桁の数値か
らスクランブル時期b=011015が分かり、最後の
3桁の数値から乱数d=222が分かる。したがって、
前記式(2)から次式(3)によりセキュリティレベル
aが分かる。なお、次式(3),(4)中の記載「−」
はマイナスを表す減算記号である。 a=Y+b−d×d=038281+011005−222×222 =2 …………………………………………………………………………(3) また、前記式(1)から次式(4)によりスクランブル
の種類cが分かる。 c={(X−b)/d}−a ={(18109−11005)/222}−2 =16 ………………………………………………………………………(4) したがって、前記キーコード情報によりセキュリティレ
ベルaおよびスクランブル処理の種類cが分かるので、
セキュリティレベルaに応じて、スクランブルを解除す
ることができる。このアンスクランブル用のキーコード
情報は非公開属性情報であり、オペレータには公開され
ない。また、この非公開属性情報は文書編集ツールおよ
びメンテナンスツールの初期インストール時にインスト
ール作業者のユーザーIDとパスワードにより初めて作
成され、メンテナンスツールの操作により必要なオペレ
ータのユーザーIDとパスワードの追加等の前記非公開
属性情報の修正を行う。
【0049】(文書編集ツールC6)文書編集ツールC
6は、スクランブル文書作成手段C6Aおよび非公開属
性情報編集手段C6Bを有しており、特定の文書読取ツ
ールを用いてアンスクランブル処理しなければ読取不可
能な文書(スクランブル文書)を作成する機能および前
記スクランブル文書に属する非公開情報(ユーザID、
パスワード等)を編集する機能を有している。 (スクランブル文書作成手段C6A)スクランブル文書
作成記憶手段C6Aは、前記電子文書作成手段C1によ
り作成された電子文書(例えば、半導体ウエハ検査装置
のマニュアル)をスクランブル処理してスクランブル文
書(特定の文書読取ツールを用いてアンスクランブル処
理しなければ読取不可能な文書)を作成し、電子文書情
報記憶装置C7(後述)に記憶させる。
【0050】(スクランブル処理手段C6A1)スクラン
ブル処理手段C6A1は、通常の電子文書を、スクランブ
ル処理してスクランブル文書とする手段であって、アン
スクランブル処理されたときに表示器に読取可能に表示
することが可能な前記スクランブル文書とする手段であ
る。なお、スクランブル処理を行うにはスクランブル実
行プログラム記憶手段に記憶されたスクランブル実行プ
ログラムを、文書編集ツールC6から起動することによ
り行う。 (アンスクランブル処理手段C6A2)アンスクランブル
処理手段C6A2は、スクランブル文書をアンスクランブ
ル処理して読取可能な元の電子文書(スクランブル処理
前の文書)に復元する。 (キーコード情報自動作成手段C6A3)キーコード情報
自動作成手段C6A3は、スクランブル処理を行うのに使
用したスクランブル実行プラグラムに応じて定まるアン
スクランブル実行プログラムを起動する際に使用するキ
ーコード情報を自動的に作成する。このキーコード情報
は読取用非公開属性情報記憶装置C8に記憶される。
【0051】(非公開属性情報編集手段C6B)非公開
属性情報編集手段C6Bは、読取用非公開属性情報編集
手段C6B1およびメンテナンス用非公開属性情報編集手
段C6B2を有しており、スクランブル文書を読み取る文
書読取ツールC12(図2参照、後述)のユーザの非公
開属性情報および、前記文書読取ツールC12のユーザ
の非公開属性情報の編集を行うメンテナンスツールの非
公開属性情報の編集(書込、書替等)を行う際に使用さ
れる。 (読取用非公開属性情報編集手段C6B1)読取用非公開
属性情報編集手段C6B1は次の機能を実現する手段C6
B1a〜C6B1dを有している。 (ユーザID編集手段C6B1a)ユーザID編集手段C
6B1aは、スクランブル文書を読み取る文書読取ツール
C12(後述)のユーザIDの編集(書込、書替等)を
行う際に使用される。 (パスワード編集手段C6B1b)パスワード編集手段C
6B1bは、スクランブル文書を読み取る文書読取ツール
C12(後述)のユーザのパスワードの編集(書込、書
替等)を行う際に使用される。
【0052】(ファイルアクセス有効期限編集手段C6
B1c)ファイルアクセス有効期限編集手段C6B1cは、文
書読取ツールC12(後述)の文書閲覧動作の有効期限
の編集(書込、書替等)を行う際に使用される。 (ユーザアドレス編集手段C6B1d)ユーザアドレス編
集手段C6B1dは、スクランブル文書を読み取る文書読
取ツール(C12)のユーザIDまたはパスワードに対
応して設定されたインターネット上のユーザアドレスの
編集(書込、書替等)を行う際に使用される。
【0053】(メンテナンス用非公開属性情報編集手段
C6B2)メンテナンス用非公開属性情報編集手段C6B2
は次の機能を実現する手段C6B2a〜C6B2cを有してい
る。 (ユーザID編集手段C6B2a)ユーザID編集手段C
6B2aは、メンテナンスツールC19(後述、図2参
照)のユーザIDの編集(書込、書替等)を行う際に使
用される。 (パスワード編集手段C6B2b)パスワード編集手段C
6B2bは、メンテナンスツールC19(後述)のユーザ
のパスワードの編集(書込、書替等)を行う際に使用さ
れる。 (メンテナンス有効期限編集手段C6B2c)メンテナン
ス有効期限編集手段C6B2cは、メンテナンスツールC
19(後述)のメンテナンス有効期限の編集(書込、書
替等)を行う際に使用される。
【0054】(電子文書情報記憶装置C7)電子文書情
報記憶装置C7は、通常の電子文書をスクランブル処理
したスクランブル文書であってアンスクランブル処理さ
れたときに表示器に読取可能に表示することが可能な前
記スクランブル文書と、前記スクランブル文書のファイ
ル名を含む前記スクランブル文書に属する公開属性情報
とを有する電子文書情報を記憶する。 (読取用非公開属性情報記憶手段C8)読取用非公開属
性情報記憶手段C8は、文書読取ツールのユーザIDま
たはパスワードと、前記ユーザIDまたは前記パスワー
ドに対して設定されたファイルアクセス有効期限と、ア
ンスクランブル処理の実行に必要なキーコード情報と、
前記ユーザIDまたはパスワードに対応して設定された
インターネット上のユーザアドレスを含む読取用非公開
属性情報を記憶する。 (メンテナンス用非公開属性情報記憶装置C9)メンテ
ナンス用非公開属性情報記憶装置C9は、前記文書読取
ツールのファイルアクセス有効期限を編集可能なメンテ
ナンスツールのユーザIDまたはパスワードと、前記ユ
ーザIDまたはパスワードに対して設定されたメンテナ
ンス有効期限を含むメンテナンス用非公開属性情報を記
憶する。
【0055】(電子文書情報送信手段C10)電子文書
情報送信手段C10は、前記スクランブル文書と、前記
スクランブル文書のファイル名、ファイル作成日等を含
む前記スクランブル文書に属する公開属性情報とを含む
電子文書情報を前記ユーザアドレスに対して送信する。 (読取用非公開属性情報送信手段C11)読取用非公開
属性情報送信手段C11は、文書読取ツールC12(後
述)の各ユーザに対して各ユーザのユーザIDまたはパ
スワードと、前記ユーザIDまたは前記パスワードに対
して設定されたファイルアクセス有効期限と、アンスク
ランブル処理の実行に必要なキーコード情報とを含む読
取用非公開属性情報を前記ユーザアドレスに対して送信
する。
【0056】(欠陥検査装置2のEWS(エンジニアリ
ングワークステーション)の機能)欠陥検査装置2のE
WSは、コンピュータにより構成されており、ROMに
記憶されたプログラムにより、次の機能実現手段(プロ
グラムモジュール)を有している。 (文書読取ツールC12)文書読取ツールC12は次の
機能実現手段C12A〜C12Cを有しており、スクラン
ブル文書をアンスクランブル処理して文書内容を読み取
れる状態で閲覧可能とする。 (アンスクランブル処理手段C12A)アンスクランブ
ル処理手段C12Aは、スクランブル文書をアンスクラ
ンブル処理して読取可能な元の電子文書(スクランブル
処理前の文書)に復元する。
【0057】(復元文書閲覧表示手段C12B)復元文
書閲覧表示手段C12Bは前記アンスクランブル処理に
より復元した電子文書を読取可能状態で閲覧可能とす
る。 (アクセス期間制御手段C12C)アクセス期間制御手
段C12Cは、文書読取ツールC12のスクランブル文
書に対するファイルアクセス有効期限内は前記スクラン
ブル文書を読取可能に表示し且つ前記ファイルアクセス
有効期限外は前記スクランブル文書の読取可能な表示を
不可能とする。 (電子文書情報受信手段C13)電子文書情報受信手段
C13は、前記電子文書管理装置1からインターネット
経由で送信された電子文書情報をダウンロードしてデー
タベースサーバ(情報記憶端末装置)DBSの電子文書
情報記憶装置C16(図2参照、後述)に記憶させる。
【0058】(欠陥装置のEWSに接続されたデータベ
ースサーバ(情報記憶端末装置)DBS)データベース
サーバDBSは次の記憶装置C16〜C18を備えてい
る。 (電子文書情報記憶装置C16)電子文書情報記憶装置
C16はスクランブル文書を記憶する。 (読取用非公開属性情報記憶装置C17)読取用非公開
属性情報記憶装置C17は、文書読取ツールC12のユ
ーザIDまたはパスワードと、前記ユーザIDまたは前
記パスワードに対して設定されたファイルアクセス有効
期限と、アンスクランブル実行プログラムの実行(起
動)に必要なキーコード情報とを含む読取用非公開属性
情報を記憶する。 (アンスクランブル実行プログラム記憶装置C18)ア
ンスクランブル実行プログラム記憶装置C18は、前記
アンスクランブル実行プログラム記憶装置C4と同様
に、スクランブル処理されたスクランブル文書をアンス
クランブル処理するためのアンスクランブル処理プログ
ラムを記憶する。
【0059】(メンテナンスツール記憶媒体3)メンテ
ナンスツール記憶媒体3は、FD(フレキシブルディス
ク)、CD(コンパクトディスク)、CDROM、MO
(光磁気ディスク)等の携帯式記憶媒体であり、サービ
スエンジニアが携帯することができる。このメンテナン
スツール記憶媒体3にはメンテナンスツールC19が記
憶されている。
【0060】(メンテナンスツールC19)メンテナン
スツールC19はファイルアクセス有効期限編集手段C
19Aおよび有効期限編集期間制御手段C19Bを有し
ている。 (ファイルアクセス有効期限編集手段C19A)ファイ
ルアクセス有効期限編集手段C19Aは、前記ファイル
アクセス有効期限編集手段C6B1cと同様に、文書読取
ツールC12の文書閲覧動作の有効期限の編集(書込、
書替等)を行うことができる。 (有効期限編集期間制御手段C19B)有効期限編集期
間制御手段C19Bは、メンテナンスツールC19に設
定されたメンテナンス有効期限内は前記文書読取ツール
C12のファイルアクセス有効期限の編集を可能とし且
つ前記メンテナンス有効期限外は前記ファイルアクセス
有効期限の編集を不可能とする。したがって、メンテナ
ンスツールのユーザは、前記メンテナンス有効期限内は
ファイルアクセス有効期限編集手段により文書読取ツー
ルのファイルアクセス有効期限を編集することができ
る。
【0061】(携帯式情報端末4)携帯式情報端末4
は、無線を介してインターネットに接続された携帯電話
等により構成される。この携帯式情報端末4は、前記文
書読取ツールC12、電子文書情報受信手段C13、電
子文書情報記憶装置C16、読取用公開属性情報記憶装
置C17およびアンスクランブル実行プログラム記憶装
置C18等の機能を備えている。したがって、携帯式情
報端末4によりスクランブル文書を閲覧することができ
る。
【0062】(実施例の作用)図2において、前記構成
を備えた本発明の電子文書取扱システムの実施例の電子
文書管理装置1は、電子文書作成記憶手段C1により、
通常の電子文書を作成し、作成した通常の電子文書を通
常通常電子文書記憶装置C2に記憶させる。文書編集ツ
ールC6は、スクランブル実行プログラム記憶装置C3
に記憶されたプログラムを用いて、前記通常電子文書を
スクランブル処理してスクランブル文書を作成する。こ
のスクランブル文書は一旦、電子文書情報記憶装置C7
に記憶される。前記スクランブル処理の実行に使用した
スクランブル実行プログラムに対応したアンスクランブ
ル実行プラグラムを起動するキーコード情報が自動的に
作成され、そのキーコード情報は読取用非公開属性情報
記憶装置C8に記憶される。
【0063】文書編集ツールC6の作動中に、前記キー
コード情報を用いて、アンスクランブル実行プログラム
記憶装置C4に記憶されたプログラムを起動させて、前
記スクランブル文書をアンスクランブル処理して読取可
能な文書に復元することができるかどうかを確かめる。
復元できることを確認してから、電子文書情報記憶装置
C7に再度記憶させる。前記文書編集ツールC6の非公
開属性情報編集手段C6B1により、読取用非公開属性情
報(文書読取ツールC12のユーザIDを含む非公開属
性情報)であるユーザID、パスワード、ファイルアク
セス有効期限、ユーザアドレスを編集(書込、書換作
業)し、読取用非公開属性情報記憶装置C8に記憶させ
る。
【0064】電子文書管理装置1は、電子文書情報送信
手段C10により前記スクランブル文書と、前記スクラ
ンブル文書のファイル名を含む前記スクランブル文書に
属する公開属性情報とを含む電子文書情報を文書読取ツ
ールC12の各ユーザのユーザアドレスに対して送信す
ることができる。また、電子文書管理装置1は、読取用
非公開属性情報送信手段C11により文書読取ツールC
12の各ユーザに対して各ユーザのユーザIDまたはパ
スワードと、前記ユーザIDまたは前記パスワードに対
して設定されたファイルアクセス有効期限と、アンスク
ランブル処理の実行に必要なキーコード情報とを含む読
取用非公開属性情報を前記ユーザアドレスに対して送信
することができる。
【0065】図2においてEWS(文書読取端末装置)
の文書読取ツールC12のユーザは、電子文書情報受信
手段C13により、前記電子文書管理装置1から送信さ
れた電子文書情報(スクランブル文書およびそのファイ
ル名、ファイル作成日等を含む公開属性情報)を受信す
ることができる。受信した電子文書情報は、DBS(情
報記憶端末装置)の電子文書情報記憶装置C16および
読取用非公開属性情報記憶装置C17に記憶される。な
お、この実施例では予め、DBS(情報記憶端末装置)
のアンスクランブル実行プログラム記憶装置C18に、
アンスクランブル実行プログラムが記憶されているもの
として説明している。しかしながら、アンスクランブル
実行プログラムの変更があった場合等には、前記電子文
書管理装置1からアンスクランブル実行プログラムを送
信し、EWS(文書読取端末装置)で受信して、DBS
のアンスクランブル実行プログラム記憶装置C18に記
憶させるように構成することが可能である。
【0066】EWS(文書読取端末装置)にインストー
ルされた文書読取ツールC12のユーザは、アンスクラ
ンブル処理手段C12Aにより前記DBS(情報記憶端
末装置)に記憶されたスクランブル文書を前記キーコー
ド情報(読取用非公開属性情報)によりアンスクランブ
ル処理して読取可能な文書に復元することができる。前
記アンスクランブル処理により復元した文書は復元文書
閲覧表示手段C12Bにより閲覧することができる。ア
クセス期間制御手段C12Cは、ファイルアクセス有効
期限内は前記スクランブル文書を読取可能に表示し且つ
前記ファイルアクセス有効期限外は前記スクランブル文
書の読取可能な表示を不可能とする。したがって、文書
読取ツールC12のユーザは、ファイルアクセス有効期
限内に限ってスクランブル文書を閲覧することができ
る。また、文書読取ツールC12は文書編集機能および
保存機能を持たないため、文書読取ツールC12のユー
ザによってスクランブル文書の内容を無断で変更される
おそれが無い。また、通常のエディタやワープロは、ス
クランブル文書をアンスクランブル処理することができ
ないため、文書内容を閲覧不可能である。このため、通
常のエディタやワープロではスクランブル文書内容を変
更することができない。
【0067】前記携帯式情報端末4にインストールされ
た文書読取ツールC12のユーザも、前記EWS(文書
読取端末装置)にインストールされた文書読取ツールC
12のユーザと同様に、前記スクランブル文書の閲覧を
行うことができる。
【0068】前記文書読取ツールC12がインストール
されたEWS(読取端末装置)により読取可能且つ携帯
して持ち運びされる携帯式記憶媒体3を携帯するメンテ
ナンスツールC19のユーザは、ファイルアクセス有効
期限編集手段C19Aにより、EWS(文書読取端末装
置)にインストールされた文書読取ツールC12のファ
イルアクセス有効期限を編集することができる。メンテ
ナンスツールC19の有効期限編集期間制御手段C19
Bは、メンテナンスツールC19のメンテナンス有効期
限内は前記ファイルアクセス有効期限の編集を可能とし
且つ前記メンテナンス有効期限外は前記ファイルアクセ
ス有効期限の編集を不可能とする。このため、メンテナ
ンス有効期限を過ぎたメンテナンスツールC19によ
る、文書読取ツールC12のファイルアクセス有効期限
の不正な書換え(編集)を防止することができる。
【0069】(実施例のフローチャートの説明)(文書
読取専用ツールのフローチャート)図5は本発明の実施
例の電子文書取扱システムの文書読取ツールC12のフ
ローチャートである。図6は前記図5の文書読取ツール
C12のフローチャートの続きのフローチャートであ
る。図7は前記図6の文書読取ツールC12のフローチ
ャートの続きのフローチャートである。図5〜図7のフ
ローチャートの各ST(ステップ)の処理は、前記コン
トローラCのROMに記憶されたプログラムに従って行
われる。
【0070】図5に示す読取専用ツールの処理は、ディ
スプレイ上で読取専用ツールの起動が選択されたときに
開始される。図5のST1において、システムを起動
し、自己診断を行う。自己診断は、例えば次のような作
業を行う。 (1)読取専用ツールを格納している読取端末装置(E
WS)には、複製防止用にペアで存在し且つ別々のアド
レスに記憶された非公開のファイルが複数有り、これら
を読出してペアのファイルどうしの内容が一致するか否
か診断する。 (2)正規の実行ファイルの実行記録の日時が正常な期
間内であるか否か診断する。 (3)正規の実行ファイルを最初にインストールする時
に、その保存装置(例えばHDD)の固体が識別できる
製造型番号等のデータを別途用意した秘密のファイルに
保存しておき、実行ファイルの起動時に、現行の保存装
置に関する情報と前記秘密ファイルの記録とが一致する
か否かを診断する。
【0071】次にST2において正常に起動したか否か
判断する。ノー(N)の場合はST3に移る。ST3に
おいて異常起動の表示を行い。読取専用ツールの動作を
停止する。ST2においてイエス(Y)の場合はST4
に移る。ST4においてユーザIDおよびパスワードの
入力画面を表示する。次にST5において入力が終了し
たか否か判断する。この判断は表示されている入力終了
アイコンが選択されたか否かにより判断する。ノー
(N)の場合はST5を繰り返し実行する。イエス
(Y)の場合はST6に移る。なお、後述のST10、
ST22、ST32等の直前にも同様の処理が設けられ
ているがその処理を行うST(ステップ)の図示も省略
されている。
【0072】ST6において、入力されたIDおよびパ
スワードをユーザ情報データベースに紹介する。次にS
T7において正規登録者(データベースに登録された
者)か否か判断する。ノー(N)の場合はST8に移
る。ST8において、表示画面に認証不適合の表示を追
加する。次に前記ST4に戻る。前記ST7においてイ
エス(Y)の場合はST9に移る。ST9において、読
取を許可されたファイルの種別および公開属性等を表示
するとともにユーザ要求読取ファイル名の入力欄を表示
する。前記公開属性情報の例を次に列挙する。 (1)ファイル名 (2)関連装置名(ファイルが特定装置のマニュアルで
ある場合の前記特定装置名、例えば、半導体関連装置
(半導体検査装置、電子ビーム描画装置等)の場合はそ
のことを示す「SED」、医療関連装置の場合は「ME
D」を記憶する。) (3)ファイル作成日 (4)ファイル有効期限(例えば、ファイル作成日から
5年後を有効期限とする。) 次にST10において入力が終了したか否か判断する。
ノー(N)の場合はST10を繰り返し実行する。イエ
ス(Y)の場合はST11に移る。
【0073】ST11において要求ファイルの非公開属
性情報をデータベースから照会する。前記非公開属性情
報(主に、サービスエンジニア管理の属性情報)の例を
次に列挙する。 (1)ユーザ情報(例えば、ユーザIDに対して設定さ
れた文書表示許可レベル等) (2)ファイルアクセス有効期限 (3)Local Device 情報(インストールされた読取ツ
ールが記憶されている記憶装置を特定するアドレス情
報) (4)暗号解読のキーコード情報(サービスエンジニア
書換不可) 次にST12においてユーザIDが有効期限内であるか
否か判断する。ノー(N)の場合はST13に移る。S
T13において有効期限外の不具合を追加表示する。次
に前記ST9に移る。前記ST12においてイエス
(Y)の場合は図6のST21に移る。
【0074】図6のフローチャートのST21におい
て、読み取ろうとする文書ファイルの照会データベース
先(文書が記憶されている場所または記憶媒体。例え
ば、HDD、CD−ROM、または、インターネットの
所定のアドレス等)を指定する入力画面を表示する。次
にST22において入力が終了したか否か判断する。ノ
ー(N)の場合はST22を繰り返し実行する。イエス
(Y)の場合はST23に移る。ST23において、照
会先がインターネットかまたはLocal Deviceか判断す
る。Local Deviceの場合には図7のST42に移る。イ
ンターネットの場合ST24に移る。
【0075】ST24において、該当URL(Uniform
Resource Locator、イターネット上にある情報の存在場
所を示したアドレス)に自動アクセスする。次にST2
5に移る。ST25において自動アクセスできたか否か
判断する。ノー(N)の場合はST26に移る。ST2
6においてNGカウンタのカウント値(NGC)をNG
C=NGC+1とする。次にST27に移る。ST27
においてNGC≧NGC0(NGC0=設定値、例えば、
10)か否か判断する。ノー(N)の場合は前記ST2
4に戻る。ST24をNGC0(=10)回繰り返した
場合はST27においてイエス(Y)となる。この場合
はST28に移る。ST28においてNGC=0として
から前記ST21に戻る。前記ST25においてイエス
(Y)の場合はST29に移る。ST29において該当
URL管理のサーバとの相互認証手続きを行う。次にS
T30に移る。ST30においてOKか否か判断する。
ノー(N)の場合は前記ST21に戻る。ST30にお
いてイエス(Y)の場合はST31に移る。
【0076】ST31において目的のファイルのダウン
ロード手続き要求データ入力画面を表示する。次にST
32において入力終了か否か判断する。ノー(N)の場
合はST32を繰り返し実行する。イエス(Y)の場合
はST33に移る。ST33においてダウンロード行
う。次にST34においてファイルを指定し、Local De
viceへ保存する。前記Local Deviceは、読取専用ツール
を内蔵したコンピュータを管理するサーバーのファイア
ウォール内のHDD、DVD、MO等の記憶メディアの
総称である。
【0077】次に図7のST41において該当URLへ
のアクセスを終了する。次にST42において要求ファ
イルの読み込みを行う。次にST43においてキーコー
ド情報からスクランブルの解除を行う。次にST44に
おいて解除した文書を閲覧可能に表示するとともに閲覧
終了選択アイコンを表示する。次にST45において閲
覧終了か否か判断する。ノー(N)の場合はST46に
移る。ST46において閲覧操作があったか否か判断す
る。この判断はマウスまたはキーボードから、カーソル
の移動または文書のスクロール等の指令信号が入力され
たか否かにより行う。ノー(N)の場合は前記ST45
に戻る。イエス(Y)の場合はST47に移る。
【0078】ST47において閲覧操作に応じた文書部
分の表示を行う。このとき前記閲覧終了選択アイコンも
表示する。次に前記ST45に戻る。ST45において
イエス(Y)の場合はST48に移る。ST48におい
てジョブ終了確認画面(文書読取ツールによる作業終了
を確認する画面)を表示する。次にST49においてジ
ョブ(作業)が終了したか否か判断する。ノー(N)の
場合は前記図5のST9に戻る。イエス(Y)の場合は
文書読取ツールによる作業を終了する。
【0079】(メンテナンスツールのフローチャート)
メンテナンスツールは前記文書読取専用ツールの図5お
よび図6のフローチャートと同一のフローチャートの処
理を行い、その処理に続けて図8のフローチャートの処
理を行う。図8は本発明の実施例の電子文書取扱システ
ムのメンテナンスツールのフローチャートである。ディ
スプレイ上でメンテナンスツールの起動が選択されたと
きには前記図5および図6に示すフローチャートに続け
て図8のフローチャートの処理が実行される。図8のフ
ローチャートは前記図7のフローチャートのST45と
ST48との間にST47−1〜ST47−7の処理が
行われる点で前記図7と異なっている。
【0080】ST45においてイエス(Y)の場合はS
T47−1に移る。ST47−1において、非公開属性
情報編集選択画面(非公開属性情報の編集を行うか否か
を選択する画面)を表示する。次にST47−2におい
て非公開属性情報の編集が選択されたか否か判断する。
イエス(Y)の場合はST47−4に移り、ノー(N)
の場合はST47−3に移る。ST47−3において表
示終了か否か判断する。この判断は、前記非公開属性情
報編集選択画面に表示されている表示終了アイコンが選
択されたか否かにより行う。ノー(N)の場合は前記S
T47−2に戻る。イエス(Y)の場合はST48に移
る。ST47−4において表示した文書の非公開属性情
報編集画面を表示する。次にST47−5において編集
終了か否か判断する。この判断は、前記非公開属性情報
編集画面に表示されている終了アイコンが選択されたか
否かにより行う。ST47−5においてノー(N)の場
合はST47−6に移る。ST47−6において編集入
力(非公開属性情報の書換のための入力)があったか否
か判断する。ノー(N)の場合は前記ST47−5に移
る。イエス(Y)の場合はST47−7に移る。ST4
7−7において、入力されたデータを記憶し、表示す
る。次に前記ST47−5に戻る。ST47−5におい
てイエス(Y)の場合はST48に移る。
【0081】ST48においてジョブ終了確認画面(メ
ンテナンスツールによる作業終了を確認する画面)を表
示する。次にST49においてジョブ(作業)が終了し
たか否か判断する。ノー(N)の場合は前記ST9(図
5参照)に戻る。イエス(Y)の場合はメンテナンスツ
ールによる作業を終了する。
【0082】(文書編集ツールのフローチャート)図9
は本発明の実施例の電子文書取扱システムの文書編集ツ
ールのフローチャートである。図10は前記図9の文書
編集ツールのフローチャートの続きのフローチャートで
ある。図11は前記図10の文書編集ツールのフローチ
ャートの続きのフローチャートである。図9に示す文書
編集ツールの処理は、ディスプレイ上で文書編集ツール
の起動が選択されたときに開始される。図9のフローチ
ャートは、前記図5のフローチャートのST9、ST1
1、ST12、ST13の処理の代わりに、ST9′、
ST11′、ST12′、ST13′の処理が行われ
る。その他の処理は図5と同様である。
【0083】ST9′においてセキュリティを付加する
電子文書のファイル名の指定入力画面を表示する。次に
ST10において入力終了か否か判断する。ノー(N)
の場合はST10を繰り返し実行する。イエス(Y)の
場合はST11′に移る。ST11′において、スクラ
ンブル予定文書の一部と、作成者のIDと作成日等を表
示し、且つ、確認入力をオペレータに要求する画面を表
示する。次にST12′において入力終了か否か判断す
る。ノー(N)の場合はST12′を繰り返し実行す
る。イエス(Y)の場合はST13′に移る。ST1
3′において、確認入力がOKであるか否か判断する。
ノー(N)の場合は前記ST9′に戻る。イエス(Y)
の場合は図10のST50に移る。
【0084】図10のST50において、非公開属性情
報の編集・確認処理を実行する。この処理の詳細は図1
2〜図15により後述する。次に、ST51においてス
クランブル解除キーコード(暗号解読キーコード)を自
動的に作成する。その際、乱数と組み合わせて、例え
ば、前述のごとく、6桁+6桁+6桁+3桁(合計21
桁)のキーコードを定める。次にST52においてスク
ランブル処理を行う。次にST53において追加スラン
ブルの実行または不実行の選択を行う画面を表示する。
次にST54において追加スクランブルの実行が選択さ
れたか否か判断する。イエス(Y)の場合はST55に
移る。ST55において追加パスワードの設定または非
設定の選択を入力する画面を表示する。次にST56に
おいて入力が終了したか否か判断する。ノー(N)の場
合はST56を繰り返し実行する。イエス(Y)の場合
は前記ST52に戻る。前記ST54においてノー
(N)の場合はST57に移る。ST57においてスク
ランブルファイル(スクランブル文書)の指定およびLo
cal Deviceへの一次保存指定入力画面を表示する。次に
ST58において入力が終了したか否か判断する。ノー
(N)の場合はST58を繰り返し実行する。イエス
(Y)の場合はST59に移る。
【0085】ST59においてスクランブルファイルを
指定されたLocal Deviceへ一次保存する。次にST60
においてスクランブルの状態確認作業指令入力画面を表
示する。次にST61において入力終了か否か判断す
る。ノー(N)の場合はST61を繰り返し実行する。
イエス(Y)の場合はST62に移る。ST62におい
て確認作業を行うスクランブルファイルを読み込む。
【0086】次に図11のST71に移る。ST71お
いて暗号解読キーコードからスクランブルを解除する。
次にST72においてスクランブル解除した文書の表示
および閲覧終了選択アイコンを表示する。次にST73
において文書の閲覧が終了したか否か判断する。ノー
(N)の場合はST74に移る。ST74において閲覧
操作が有ったか否か判断する。ノー(N)の場合は前記
ST73に戻る。イエス(Y)の場合はST75に移
る。ST75において閲覧操作に応じた文書を表示す
る。次に前記ST73に戻る。前記ST73においてイ
エス(Y)の場合はST76に移る。
【0087】ST76においてスクランブル処理確認作
業結果(OKか否か)を入力する画面を表示する。次に
ST77においてOKが入力されたか否かを判断する。
ノー(N)の場合は前記図9のST9′に戻る。 イエ
ス(Y)の場合はST78に移る。ST78においてU
RL(Uniform Resource Locator、イターネット上にあ
る情報の存在場所を示したアドレス)、またはLocal De
viceへの保存条件入力画面を表示する。次にST79に
おいて入力終了か否か判断する。ノー(N)の場合はS
T79を繰り返し実行する。イエス(Y)の場合はST
80に移る。
【0088】ST80においてURLまたはLocal Devi
ceへのファイル保存を行う。次にST81においてジョ
ブ終了確認画面(文書編集スツールによる作業終了を確
認する画面)を表示する。次にST82においてジョブ
が終了したか否か判断する。ノー(N)の場合は前記図
9のST9′に戻る。イエス(Y)の場合は文書編集ツ
ールによる作業を終了する。
【0089】図12は前記図10のST50(非公開属
性情報の編集・確認処理)のサブルーチンである。図1
2のST91において、編集・確認作業選択画面を表示
する。この編集・確認作業選択画面では、表示終了選択
画像、一覧表示選択画像、新規登録処理選択画像、およ
び登録修正処理選択画像が表示される。ST92におい
て表示終了選択画像が選択されたか否か判断する。イエ
ス(Y)の場合はST99に移り、ノー(N)の場合は
ST93に移る。ST93において一覧表示選択画像が
選択されたか否か判断する。イエス(Y)の場合はST
94に移り、ノー(N)の場合はST95に移る。ST
94において既存登録者の一覧表示処理を実行する。こ
の処理の詳細は図13により後述する。ST95におい
て新規登録処理選択画像が選択されたか否か判断する。
イエス(Y)の場合はST96に移り、ノー(N)の場
合はST97に移る。
【0090】ST96において非公開属性情報の新規登
録処理を実行する。この処理の詳細は図14により後述
する。ST97において登録修正処理選択画像が選択さ
れたか否か判断する。ノー(N)の場合は前記ST92
に戻る。イエス(Y)の場合はST98において非公開
属性情報の登録修正処理を実行する。前記ST94、S
T96、ST98の次にST99に移る。ST99にお
いて、作業終了・再実行選択画像を表示する。次にST
100において作業終了が選択されたか否か判断する。
ノー(N)の場合はST101に移る。ST10におい
て再実行選択画像が表示されたか否か判断する。ノー
(N)の場合は前記ST100に戻る。イエス(Y)の
場合は前記ST91に戻る。ST100においてイエス
(Y)の場合は前記図10のST51に移る。
【0091】図13は前記図12のST94(既存登録
者の一覧表示処理)のサブルーチンである。図13のS
T941において既存登録者の一覧表示を行う。次にS
T942において閲覧終了か否か判断する。この判断は
既存登録者の一覧表示画面に表示された閲覧終了画像が
選択されたか否かにより判断する。ノー(N)の場合は
ST943に移る。ST943において閲覧操作があっ
たか否か判断する。この判断はマウスまたはキーボード
から、カーソルの移動または文書のスクロール等の指令
信号が入力されたか否かにより行う。ノー(N)の場合
は前記ST942に戻る。イエス(Y)の場合はST9
44に移る。ST944において閲覧操作に応じた部分
の表示を行う。このとき前記閲覧終了選択画像も表示す
る。次に前記ST942に戻る。ST942においてイ
エス(Y)の場合は図12のST99に移る。
【0092】図14は前記図12のST96(非公開属
性情報新規登録処理)のサブルーチンである。図14の
非公開属性情報新規登録処理のサブルーチンがスタート
すると、ST961において新規登録者(ユーザ)のデ
ータ入力画面および登録指示画像を表示する。ST96
2において登録指示が選択されたか否か判断する。ノー
(N)の場合はST963に移る。ST963において
入力が有ったか否か判断する。ノー(N)の場合は前記
ST962に戻る。イエス(Y)の場合はST964に
移る。ST964において新規登録者の入力データ(氏
名等)を作業領域に一時記憶し、且つ前記新規登録者の
データ入力画面に追加表示する。次に前記ST962に
戻る。
【0093】前記ST962においてイエス(Y)の場
合はST965に移る。ST965において非公開属性
情報の修正保存を行う。次に前記図12のST99に移
る。
【0094】図15は前記図12のST98(非公開属
性情報登録修正処理)のサブルーチンである。図15の
非公開属性情報登録修正処理のサブルーチンがスタート
すると、ST981において修正登録者(ユーザ)名入
力画面および入力終了指示画像を表示する。ST982
において終了指示画像が選択されたか否か判断する。ノ
ー(N)の場合はST983に移る。ST983におい
て入力が有ったか否か判断する。ノー(N)の場合は前
記ST982に戻る。イエス(Y)の場合はST984
に移る。ST984において修正登録者の入力データ
(氏名等)を作業領域に一時記憶し、且つ前記修正登録
者名のデータ入力画面に追加表示または修正表示する。
次に前記ST982に戻る。ST982においてイエス
(Y)の場合はST985に移る。ST985において
登録者が正規登録者であるか否か判断する。ノー(N)
の場合は前記ST982に戻る。イエス(Y)の場合は
ST986に移る。ST986において非公開属性情報
の修正保存を行う。次に前記図12のST99に移る。
【0095】(変更例)以上、本発明の実施例を詳述し
たが、本発明は、前記実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内
で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更
実施例を下記に例示する。 (H01)前記実施例において、スクランブル実行プログ
ラムおよびアンスクランブル実行プログラムは、文書編
集ツールC6に内蔵することが可能である。また、アン
スクランブル実行プログラムは文書読取ツールC12に
内蔵することが可能である。 (H02)スクランブル文書の構成は、例えば、従来公知
の特開平4−336374号公報に記載されているよう
に、章、節に分けて作成することが可能であり、その場
合、章、節毎にスクランブル処理することが可能であ
る。また、ユーザIDにレベルを付与してレベルに応じ
てスクランブル文書の閲覧可能な範囲を設定することも
可能である。
【0096】
【発明の効果】前述の本発明の電子文書取扱システム
は、下記の効果(E01),(E02)を奏することができ
る。 (E01)種々の装置やプログラムの操作マニュアル等の
付属ドキュメントを電子化した電子文書の内容が変更さ
れたときに、正規のユーザが新しい内容の電子文書を容
易に読取れるようにするとともに、正規のユーザ以外の
者に読み取られるのを防止することができる。 (E02)種々の装置やプログラムの電子化された操作マ
ニュアル等の付属ドキュメントの配布を、インターネッ
トを通じて容易且つ安全に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の電子文書取扱システムの実施
例の説明図である。
【図2】 図2は前記図1に示す電子文書取扱システム
Sの各構成要素の機能をブロック線図(機能ブロック線
図)で示した図である。
【図3】 図3はスクランブル処理の例1の説明図であ
る。
【図4】 図4はスクランブル処理の例2の説明図であ
る。
【図5】 図5は本発明の実施例の電子文書取扱システ
ムの文書読取ツールのフローチャートである。
【図6】 図6は前記図5の文書読取ツールのフローチ
ャートの続きのフローチャートである。
【図7】 図7は前記図6の文書読取ツールのフローチ
ャートの続きのフローチャートである。
【図8】 図8は本発明の実施例の電子文書取扱システ
ムのメンテナンスツールのフローチャートである。
【図9】 図9は本発明の実施例の電子文書取扱システ
ムの文書編集ツールのフローチャートである。
【図10】 図10は前記図9の文書編集ツールのフロ
ーチャートの続きのフローチャートである。
【図11】 図11は前記図10の文書編集ツールのフ
ローチャートの続きのフローチャートである。
【図12】 図12は前記図10のST50(非公開属
性情報の編集・確認処理)のサブルーチンである。
【図13】 図13は前記図12のST94(既存登録
者の一覧表示処理)のサブルーチンである。
【図14】 図14は前記図12のST96(非公開属
性情報新規登録処理)のサブルーチンである。
【図15】 図15は前記図12のST98(非公開属
性情報登録修正処理)のサブルーチンである。
【符号の説明】
C6…文書編集ツール、C6A…スクランブル文書作成
手段、C6B…非公開属性情報編集手段、C7…電子文
書情報記憶装置、C8…読取用非公開属性情報記憶装
置、C9…メンテナンス用非公開属性情報記憶装置、C
10…電子文書情報送信手段、C11…読取用非公開属
性情報送信手段、C12…文書読取ツール、C12A…
アンスクランブル処理手段、C12B…復元文書閲覧表
示手段、C12C…アクセス期間制御手段、C13…電
子文書情報受信手段、C16…電子文書情報記憶装置、
C17…読取用非公開属性情報記憶装置、C19…メン
テナンスツール、C19A…ファイルアクセス有効期限
編集手段、C19B…有効期限編集期間制御手段、DB
S…情報記憶端末装置、EWS…読取端末装置、1…電
子文書管理装置、1b,D1…表示器、3…携帯式記憶
媒体(メンテナンスツール記憶媒体)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の構成要件(A01)〜(A04)を備
    えたことを特徴とする電子文書取扱システム、(A01)
    通常の電子文書をスクランブル処理したスクランブル文
    書であってアンスクランブル処理されたときに表示器に
    読取可能に表示することが可能な前記スクランブル文書
    と前記スクランブル文書のファイル名を含む前記スクラ
    ンブル文書に属する公開属性情報とを有する電子文書情
    報を記憶する電子文書情報記憶装置、(A02)前記スク
    ランブル文書をアンスクランブル処理して読み取り可能
    な文書に復元するアンスクランブル処理手段と前記復元
    文書を閲覧可能に表示する復元文書閲覧表示手段とを有
    し編集機能および保存機能を持たない文書読取ツールの
    ユーザIDまたはパスワードと、前記ユーザIDまたは
    前記パスワードに対して設定されたファイルアクセス有
    効期限と、アンスクランブル処理の実行に必要なキーコ
    ード情報とを含む読取用非公開属性情報を記憶する読取
    用非公開属性情報記憶装置、(A03)前記文書読取ツー
    ルのファイルアクセス有効期限を編集可能なファイルア
    クセス有効期限編集手段を有するメンテナンスツールの
    ユーザIDまたはパスワードと、前記ユーザIDまたは
    パスワードに対して設定されたメンテナンス有効期限を
    含むメンテナンス用非公開属性情報を記憶するメンテナ
    ンス用非公開属性情報記憶装置、(A04)前記通常の電
    子文書をスクランブル処理してスクランブル文書を作成
    するスクランブル文書作成手段と、前記読取用非公開属
    性情報およびメンテナンス用非公開属性情報を編集可能
    な非公開属性情報編集手段とを有し、前記スクランブル
    文書を前記電子文書情報記憶装置に記憶させ、編集した
    非公開属性情報を前記読取用非公開属性情報記憶装置お
    よび前記メンテナンス用非公開属性情報記憶装置に記憶
    させる文書編集ツール。
  2. 【請求項2】 下記の構成要件(A01),(A05),
    (A06)を備えたことを特徴とする電子文書取扱システ
    ム、(A01)通常の電子文書をスクランブル処理したス
    クランブル文書であってアンスクランブル処理されたと
    きに表示器に読取可能に表示することが可能な前記スク
    ランブル文書と前記スクランブル文書のファイル名を含
    む前記スクランブル文書に属する公開属性情報とを有す
    る電子文書情報を記憶する電子文書情報記憶装置、(A
    05)前記スクランブル文書をアンスクランブル処理して
    読取可能な文書に復元するアンスクランブル処理手段
    と、前記復元文書を読取可能に表示する復元文書閲覧表
    示手段と、ファイルアクセス有効期限内は前記スクラン
    ブル文書を読取可能に表示し且つ前記ファイルアクセス
    有効期限外は前記スクランブル文書の読取可能な表示を
    不可能とするアクセス期間制御手段とを有し、編集機能
    および保存機能を持たない文書読取ツール(A06)前記
    文書読取ツールのユーザIDまたはパスワードと、前記
    ユーザIDまたは前記パスワードに対して設定されたフ
    ァイルアクセス有効期限と、アンスクランブル処理の実
    行に必要なキーコード情報とを含む読取用非公開属性情
    報を記憶する読取用非公開属性情報記憶装置であって、
    前記ファイルアクセス有効期限を編集可能なメンテナン
    スツールのメンテナンス有効期限内は前記メンテナンス
    ツールにより前記ファイルアクセス有効期限が編集可能
    に記憶された前記読取用非公開属性情報記憶装置。
  3. 【請求項3】 下記の構成要件(A01),(A02),
    (A07)を備えたことを特徴とする電子文書取扱システ
    ム、(A01)通常の電子文書をスクランブル処理したス
    クランブル文書であってアンスクランブル処理されたと
    きに表示器に読取可能に表示することが可能な前記スク
    ランブル文書と前記スクランブル文書のファイル名を含
    む前記スクランブル文書に属する公開属性情報とを有す
    る電子文書情報を記憶する電子文書情報記憶装置、(A
    02)前記スクランブル文書をアンスクランブル処理して
    読み取り可能な文書に復元するアンスクランブル処理手
    段と前記復元文書を閲覧可能に表示する復元文書閲覧表
    示手段とを有し編集機能および保存機能を持たない文書
    読取ツールのユーザIDまたはパスワードと、前記ユー
    ザIDまたは前記パスワードに対して設定されたファイ
    ルアクセス有効期限と、アンスクランブル処理の実行に
    必要なキーコード情報とを含む読取用非公開属性情報を
    記憶する読取用非公開属性情報記憶装置、(A07)前記
    ファイルアクセス有効期限を編集可能なファイルアクセ
    ス有効期限編集手段と、前記メンテナンス有効期限内は
    前記ファイルアクセス有効期限の編集を可能とし且つ前
    記メンテナンス有効期限外は前記ファイルアクセス有効
    期限の編集を不可能とする有効期限編集期間制御手段と
    を有するメンテナンスツール。
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