JP2003004422A - トンネル形状の三次元測定装置及び三次元測定方法 - Google Patents
トンネル形状の三次元測定装置及び三次元測定方法Info
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Abstract
における位置及び傾きに影響されることなく、トンネル
の断面形状を順次測定し、この断面形状を用いて迅速か
つ正確にトンネルの三次元形状を作成することができる
トンネル形状の三次元測定装置及び三次元測定方法を提
供することを課題としている。 【解決手段】 トンネル形状の三次元測定装置1であっ
て、原点Oから発生されるレーザ光をトンネルTの内周
面に照射し、内周面上の照射点Sで反射されたレーザ光
を原点Oにおいて検知することで、原点Oと照射点Sの
距離を測定する測距手段2と、測距手段2を設置したト
ラック4と、トンネルTの断面データを作成する断面デ
ータ作成手段と、トラック4の移動量を検出する移動量
検出手段3と、トラック4をトンネルTの延長方向に移
動させてトンネルTの三次元データを作成する三次元デ
ータ作成手段とから構成されることを特徴とする。
Description
次元測定装置及び三次元測定方法に関する。
は、トンネル内に設置した測距手段の原点から発生され
るレーザ光をトンネルの内周面に所定の角度毎に順次照
射し、照射したレーザ光とトンネルの内周面上の照射点
で反射されたレーザ光との位相差を検知することで、角
度毎に原点から照射点までの距離を測定し、この測定し
た距離及び角度に基づいて各照射点を位置データに変換
することで、トンネルの断面形状を示すものがある。
来のレーザ光による測距手段を用いたトンネル形状の測
定方法では、トンネルの断面形状のみが作成されるた
め、トンネル全体の形状を立体的に把握することができ
ないという問題がある。また、従来のレーザ光による測
距手段を用いたトンネル形状の測定方法では、測距手段
に設けた原点を基準としてトンネルの断面形状を示すた
め、基準となる測距手段のトンネル内における位置や傾
きによって、トンネルの断面形状に誤差が生じる。特
に、測距手段を車両等の移動手段に設置し、トンネル内
で移動させた場合は、トンネル内における移動手段の位
置を把握することが困難であるとともに、移動手段に傾
きが生じ易いため、トンネルの断面形状が正確に示され
ないという問題がある。
になされたものであり、移動手段に設置した測距手段
が、トンネル内における移動手段の位置及び傾きに影響
されることなく、トンネル内を移動してトンネルの断面
形状を順次測定し、この測定した断面形状を用いて迅速
かつ正確にトンネルの三次元形状を作成することができ
るトンネル形状の三次元測定装置及び三次元測定方法を
提供することを課題としている。
決すべく構成されるものであり、請求項1に記載の発明
は、トンネル形状の三次元測定装置であって、原点から
発生されるレーザ光をトンネルの内周面に所定の角度毎
に順次照射し、トンネルの内周面上の照射点で反射され
たレーザ光を原点において検知することで、原点と照射
点との距離を所定の角度毎に順次測定する測距手段と、
測距手段を設置した移動手段と、複数の照射点から基準
点を検出する基準点検出手段と、複数の照射点を、基準
点を基準とする位置データに変換することで、トンネル
形状の断面データを作成する断面データ作成手段と、移
動手段の移動量を検出する移動量検出手段と、移動手段
をトンネルの延長方向に移動させて順次作成した断面デ
ータ及び移動手段の移動量に基づいて、トンネル形状の
三次元データを作成する三次元データ作成手段とから構
成されることを特徴とする。
形状の三次元測定方法であって、移動手段に設置した測
距手段が、原点から発生されるレーザ光をトンネルの内
周面に所定の角度毎に順次照射し、トンネルの内周面上
の照射点で反射されたレーザ光を原点において検知する
ことで、原点と照射点との距離を所定の角度毎に順次測
定する測距段階と、複数の照射点から基準点を検出する
基準点検出段階と、複数の照射点を、基準点を基準とす
る位置データに変換することで、トンネル形状の断面デ
ータを作成する断面データ作成段階と、移動手段をトン
ネルの延長方向に移動させて順次作成した断面データ及
び移動手段の移動量に基づいて、トンネル形状の三次元
データを作成する三次元データ作成段階とから構成され
ることを特徴とする。
走行手段を備えたものであり、測距手段を設置してトン
ネル内を走行することができるものであれば、駆動方式
及び構造は限定されない。なお、トンネルの内周面と
は、トンネルの内壁及び路面であり、トンネルの内壁に
設けられた送風機や標識等の突起物の表面を含む。さら
に、トンネル形状とは、トンネル内に設置された前記突
起物の形状を含む。
られた点であり、この点を基準として照射点の位置を測
定することで、測距手段を設置した移動手段の変位に影
響されることなく、正確に照射点の位置を測定すること
ができる。なお、基準点は、その位置を正確に特定する
ことができる点であれば、任意の位置に設けてもよい
が、本発明のように、トンネルに適用する場合は、トン
ネルの内壁と路面の境界に設けることで、トンネル内に
おける基準点の位置を正確に特定することが、実用上に
おいて好適である。
ば、移動手段に設置した測距手段のレーザ光によるトン
ネルの内周面上の照射点を、トンネルの内周面上に設け
た基準点を基準とする位置データに変換することで、ト
ンネル形状の断面データを作成するため、測距手段のト
ンネル内における位置及び傾斜に影響されることなく、
トンネル形状の断面データを順次作成し、この断面デー
タに移動手段の移動量を付加することで、トンネル形状
の三次元データを迅速かつ正確に作成することができ
る。
に記載のトンネル形状の三次元測定装置であって、測距
手段を移動手段の前部及び後部に各々設けることを特徴
とする。
に設けた測距手段の各測定値を比較することで、トンネ
ルの延長方向における移動手段の傾きを容易に把握する
ことができるため、その傾きを補正し、より正確にトン
ネル形状の三次元データを作成することができる。
元測定装置及び三次元測定方法では、移動手段に設置し
た測距手段を用いて順次作成された正確なトンネル形状
の断面データに基づいて、トンネル形状の三次元データ
を作成するため、トンネル全体の形状を迅速かつ正確に
把握することができる。
明の実施形態について詳細に説明する。
装置を示した側面図である。図2は本発明の実施形態に
係る三次元測定装置を示した背面図である。図3は本発
明の実施形態に係る三次元測定装置を示した平面図であ
る。図4は測距手段によってレーザ光を照射した際を示
した図で、(a)はレーザ光の照射点を示した図、
(b)は基準点検出方法を示した図である。図5は基準
点検出方法におけるベクトル同士のなす角の比較図であ
る。図6は測距手段によって内壁にレーザ光を照射した
際の他の例を示した図で、(a)はレーザ光の照射点を
示した図、(b)は基準点検出方法におけるベクトル同
士のなす角の比較図である。図7は基準点検出方法の他
の例を示した図である。図8は形状データ作成手段を示
した構成図である。
状の三次元測定装置における構成を説明する。三次元測
定装置1は、図1,図2に示すように、トンネルT内を
走行可能な移動手段であるトラック4と、トラック4に
設置された測距手段2、傾斜角検出手段6(図示せず)
及び形状データ作成手段5(図示せず)、移動量検出手
段3とから構成されている。ここで、三次元データは、
トンネルの鉛直断面における後記基準点を絶対基準とし
てX,Y座標を設け、トンネルの延長方向にZ軸を設け
ることにより、三次元形状を示すものである。
手段2は、図1,図3に示すように、トラック4の荷台
4aに設置されたレーザ光による測距装置であって、荷
台4aの前部4bに設置した前部測距手段2aと後部4
cに設置した後部測距手段2bとから構成され、レーザ
光を発生させる原点Oが鉛直方向に回転可能であり、測
距手段2の原点OからトンネルTの内周面にレーザ光を
照射し、照射したレーザ光とトンネルTの内周面上の照
射点Sで反射されたレーザ光との位相差を検出すること
で、原点OからトンネルTの内周面上の照射点Sまでの
距離を測定する。
測距手段2の傾斜角を検出する自動角度検出装置であ
り、測距手段2がトラック4の荷台4aに水平状態で固
定されているのであれば、トラック4の荷台4aの傾斜
角を検出するものでもよい。
うに、トラック4の移動量を検出することで、トラック
4に設置した測距手段2の移動量を検出するものであ
り、トラック4の下部に所定の間隔(1スパン)で設け
た2組の車輪の回転をロータリエンコーダによって検出
することで、トラック4の移動量を検出する。なお、ト
ラック4の荷台4aに設置した前部測距手段2a及び後
部測距手段2bが2組の車輪による1スパン内に配置さ
れるようにしている。
び移動量検出手段3は、既存の測定装置であり、小型で
正確に測定することができるものであれば、前記の構成
に限定されるものではない。
に、基準点検出手段5aと、車両姿勢検出手段5bと、
断面データ作成手段5cと、三次元データ作成手段5d
と、データ記憶手段5eとを備えたコンピュータであ
り、前部測距手段2a、後部測距手段2b、傾斜角検出
手段6及び移動量検出手段3から出力された各測定値を
入力して処理する。
段について説明する。基準点検出手段5aは、トンネル
Tの断面データの基準点を、トンネルTの内周面上の照
射点Sから検出する手段である。車両姿勢検出手段5b
は、トラック4に設置した前部測距手段2aと後部測距
手段2bの各原点から内壁までの距離を比較すること
で、トンネルTの延長方向におけるトラック4の傾きを
検出する手段である。断面データ作成手段5cは、測距
手段2によって測定した照射点Sの位置を、基準点検出
手段5aによって検出した基準点を基準とする絶対座標
に変換することで、トンネル形状の断面データを作成す
るとともに、傾斜角検出手段6によって検出した傾斜角
に基づいて、絶対座標に変換した照射点Sの絶対座標を
補正する手段である。三次元データ作成手段5dは、ト
ンネルTの延長方向において順次作成された断面データ
に、測距手段2を設置したトラック4の移動量を付加す
ることで、トンネルTの三次元データを作成する手段で
ある。
既存の小型トラックであり、トラック4に設置される測
距手段2、傾斜角検出手段6(図示せず)、形状データ
作成手段5(図示せず)及び移動量検出手段3は小型の
装置であるため、トラック4を三次元測定装置1用に製
作する必要はなく、例えば、トンネル構築における作業
車を用いてもよい。
装置1を用いたトンネル形状の三次元測定方法について
説明する。 (1)測距段階 まず、図1,図2,図4(a)に示すように、測距手段
2の原点Oから発生されるレーザ光を、トンネルTの片
側の内壁Ta及び路面Tbに所定の角度(n度)毎に順
次照射し、照射したレーザ光と内壁Ta及び路面Tb上
の照射点Sで反射されたレーザ光の位相差を検出するこ
とで、原点Oから内壁Ta及び路面Tbまでの距離をn
度毎に検出する。ここで、測距手段2はトラック4の荷
台4aに設置されており、レーザ光がトラック4の下方
を照射する際に、荷台4aの上面によって遮られてしま
うため、トンネルT内における特定の場所からトンネル
Tの内周面全体にレーザ光を照射することができない。
したがって、この実施形態では、トンネルTの断面デー
タを片側ずつ作成し、各断面データを合成することでト
ンネルT全体の断面データを作成する。
の車両姿勢検出手段5bによって、前部測距手段2a及
び後部測距手段2bによって測定した同一角度における
原点Oから内壁Taまでの各距離を比較する。このと
き、前部測距手段2aと後部測距手段2bの測定値に誤
差が生じている場合は、トラック4がトンネルTの延長
方向において傾いた状態であることから、照射点Sの位
置を正確に測定することができないため、トラック4の
位置を補正する。なお、トンネルTの内壁Taに標識や
配管等の突起物がある場合も、前部測距手段2aと後部
測距手段2bの測定値に誤差が生じるため、内壁Taに
突起物がない部分を選択して測定する。
の基準点検出手段5aによって、トンネルTの断面デー
タの基準点を、レーザ光の照射点Sから検出する。ここ
で、トンネルTの断面データは、トンネルTの片側の断
面データを合成して作成されるため、各片側の断面デー
タにおける基準点同士の位置関係を正確に把握し、この
位置関係に基づいて各基準点を基準とする片側の断面デ
ータ同士を合成する必要がある。
をトンネルT自体に設け、この各点を基準として片側の
断面データを示すことで、正確にトンネルTの片側の断
面データ同士を合成する。ここで、トンネルT内におけ
る位置関係が明確な2点は、トンネルTの路面Tbにお
ける幅員の両端Tc,Tcとすることが好ましい。トン
ネルTの路面Tbの幅員は、トンネルT内において一定
の大きさであるとともに、幅員は容易に計測することが
できるため、路面Tbにおける幅員の両端Tc,Tc、
すなわち、トンネルTの内壁Taと路面Tbの境界を基
準点とすることで、基準点同士の距離を容易に把握する
ことができる。
点となるトンネルTの内壁Taと路面Tbの境界を検出
する方法を説明する。なお、前部測距手段2aと後部測
距手段2bとは同様の構成であるため、ここでは、後部
測距手段2bについて説明する。まず、図4(a)に示
すように、後部測距手段2bによって、トンネルTの内
周面上に照射されたレーザ光の照射点Sを点Aから点E
とする。次に、図4(b)に示すように、点AB間をベ
クトルa、点BC間をベクトルb、点CD間をベクトル
c、点DE間をベクトルdとする。ここで、トンネルT
の内壁Taは路面Tbに対して立設した状態であり、内
壁Taと路面Tbの境界である点Cを経由するベクトル
bとベクトルcの方向変化が最大となる。すなわち、ト
ンネルTの片側の断面形状において連続する2つのベク
トルのなす角が最小となるベクトル同士が経由する点を
求めることで、基準点となる内壁Taと路面Tbの境界
である点Cを検出することができる。
について説明する。まず、図5に示すように、点Cを経
由するベクトルbとベクトルcのなす角を角βとした場
合、角βは、次式(数1)によって求まる。
ベクトルaとベクトルbのなす角を角α、路面Tb上の
点Dを経由するベクトルcとベクトルdのなす角を角γ
として角度を求め、各角度を比較する。この結果、内壁
Taと路面Tbの境界である点Cを経由するベクトルb
とベクトルcのなす角βが最小となることから、トンネ
ルTの片側の断面形状において連続する2つのベクトル
のなす角が最小となるベクトル同士が経由する点が内壁
Taと路面Tbの境界であることが確認された。
段2をトラック4の荷台4aに、前記基準点検出段階の
場合と反対側に配置して、反対側のトンネルTの内壁T
aにレーザ光を照射した場合は、各ベクトルの方向が前
記基準点検出段階の場合と反対になることから、図6
(b)に示すように、内壁Taと路面Tbの境界である
点C’を経由するベクトルb’とベクトルc’のなす角
β’は、各角度α’、β’、γ’の中で最大となる。し
たがって、この場合は、トンネルTの片側の断面形状に
おいて連続する2つのベクトルのなす角が最大となるベ
クトル同士が経由する点が内壁Taと路面Tbの境界と
なる。
データ作成手段5cが、測距手段2によって測定した照
射点Sの位置を、点Cを基準とする絶対座標に変換する
ことで、トンネルTの片側の断面データを作成する。こ
こで、図4(a)に示すように、トラック4が傾斜角θ
で傾いている場合は、照射点Sの位置を変換した絶対座
標に傾斜角θによる誤差が生じ、正確な断面データが作
成されないため、各照射点Sの座標を補正する必要があ
る。なお、傾斜角θは、傾斜角検出手段6によって検出
された測定値である。以下、照射点Sの絶対座標の補正
について説明する。照射点Cの座標を(Xc,Yc)と
し、傾斜角θを補正することなく示された照射点nの座
標を(Xn,Yn)とすると、傾斜角θを補正した照射
点nの座標(Xcn,Ycn)は次式(数2)によって
示される。
スパンだけ移動させ、同様にして断面データを作成す
る。ここで、前部測距手段2a及び後部測距手段2b
は、図1に示すように、移動量検出手段3の1スパン内
に配置されているため、1スパンにおいて2つの断面デ
ータが同時に作成される。この作業をトンネルの延長方
向において順次繰り返すことで、各スパンにおけるトン
ネルTの片側の断面データを作成する。次に、同様にし
て反対側においてもトンネルTの片側の断面データを作
成し、1スパン毎の各片側の断面データを、各基準点の
位置関係に基づいて合成することで、各スパンにおける
トンネルTの断面データを作成する。
元データ作成手段5dによって、1スパン毎のトンネル
Tの断面データに、移動量検出手段3によるトラック4
の移動量のデータを付加して各断面データをトンネルT
の延長方向に配置し、この各断面データ間を連続させる
ことで、トンネルT形状の三次元データを作成する。最
後に、図8に示すように、形状データ作成手段5のデー
タ記憶手段5eに、三次元データを記憶し、磁気記録媒
体等を介してデータの表示手段を備えるパソコン等を用
いてトンネルT全体の三次元形状を表示する。なお、測
距手段2による測定値をデータ記憶手段5eに記憶し、
磁気記録媒体等を介して断面データ作成手段5c及び三
次元データ作成手段5dを備えるパソコン等によってト
ンネルT形状の三次元データを作成してもよい。
元測定装置及び三次元測定方法では、トラック4に設置
した測距手段2を用いてトンネルT形状の三次元データ
を作成するため、トンネルT全体の形状を迅速かつ正確
に把握することができる。
明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものでは
ない。前記本発明のトンネル形状の三次元測定装置1及
び三次元測定方法と実質的に同一な構成を有し、同様な
作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発
明の技術的範囲に包含される。例えば、トンネルTの断
面データの基準点は、トンネル内において位置関係が明
確となる2点の照射点Sであればよく、トンネルTの内
壁Taと路面Tbの境界に限られるものではない。
出手段6等の装置を用いることなく求めることも可能で
ある。例えば、基準点検出段階において、図7に示すよ
うに、ベクトルcは路面Tbを示しており、トンネルT
の路面Tbは水平状態であるため、ベクトルcは水平状
態を示さなければならないが、傾斜角θで傾いている測
距手段2を用いた場合は、ベクトルcが水平に対して角
度θの傾きを有する状態となる。すなわち、この角度θ
は傾斜角θと同一であるため、角度θを求めることで、
測距手段2の傾斜角θを検出することができる。
及び三次元測定方法によれば、移動手段に設置した測距
手段による測定値を、トンネルの内周面上に設けた基準
点を基準とする位置データに変換することで、トンネル
内における測距手段の位置や傾きに影響されることな
く、トンネル形状の断面データが作成されるため、移動
手段をトンネル内で移動させて正確な断面データを順次
作成し、この断面データに車両の移動量を付加すること
で、トンネル形状の三次元データを作成するため、トン
ネル全体の形状を迅速かつ正確に把握することができ
る。
測定装置を示した側面図である。
測定装置を示した背面図である。
測定装置を示した平面図である。
ザ光を照射した際を示した図で、(a)はレーザ光の照
射点を示した図、(b)は基準点検出方法を示した図で
ある。
の比較図である。
にレーザ光を照射した際の他の例を示した図で、(a)
はレーザ光の照射点を示した図、(b)は基準点検出方
法におけるベクトル同士のなす角の比較図である。
例を示した図である。
示した構成図である。
段) 5d・・・・三次元データ作成手段(形状データ作成手
段) 5e・・・・データ記憶手段(形状データ作成手段) 6・・・・傾斜角検出手段 O・・・・原点 T・・・・トンネル Ta・・・・トンネルの内壁 Tb・・・・トンネルの路面 Tc・・・・トンネルの路面における幅員の両端
Claims (3)
- 【請求項1】 原点から発生されるレーザ光をトンネル
の内周面に所定の角度毎に順次照射し、前記トンネルの
内周面上の照射点で反射された前記レーザ光を前記原点
において検知することで、前記原点と前記照射点との距
離を所定の角度毎に順次測定する測距手段と、 前記測距手段を設置した移動手段と、 前記複数の照射点から基準点を検出する基準点検出手段
と、 前記複数の照射点を、前記基準点を基準とした位置デー
タに変換することで、トンネル形状の断面データを作成
する断面データ作成手段と、 前記移動手段の移動量を検出する移動量検出手段と、 前記移動手段をトンネルの延長方向に移動させて順次作
成した前記断面データ及び前記移動手段の移動量に基づ
いて、トンネル形状の三次元データを作成する三次元デ
ータ作成手段とから構成されることを特徴とするトンネ
ル形状の三次元測定装置。 - 【請求項2】 前記測距手段を前記移動手段の前部及び
後部に各々設けることを特徴とする請求項1に記載のト
ンネル形状の三次元測定装置。 - 【請求項3】 移動手段に設置した測距手段が、原点か
ら発生されるレーザ光をトンネルの内周面に所定の角度
毎に順次照射し、前記トンネルの内周面上の照射点で反
射された前記レーザ光を前記原点において検知すること
で、前記原点と前記照射点との距離を所定の角度毎に順
次測定する測距段階と、 前記複数の照射点から基準点を検出する基準点検出段階
と、 前記複数の照射点を、前記基準点を基準とする位置デー
タに変換することで、トンネル形状の断面データを作成
する断面データ作成段階と、 前記移動手段をトンネルの延長方向に移動させて順次作
成した前記断面データ及び前記移動手段の移動量に基づ
いて、トンネル形状の三次元データを作成する三次元デ
ータ作成段階とから構成されることを特徴とするトンネ
ル形状の三次元測定方法。
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---|---|---|---|
JP2001182882A JP4758568B2 (ja) | 2001-06-18 | 2001-06-18 | トンネル形状の三次元測定装置及び三次元測定方法 |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2003004422A true JP2003004422A (ja) | 2003-01-08 |
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ID=19022901
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