JP2003001657A - 繊維強化熱硬化性樹脂化粧板の製造方法 - Google Patents

繊維強化熱硬化性樹脂化粧板の製造方法

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JP2003001657A JP2001190643A JP2001190643A JP2003001657A JP 2003001657 A JP2003001657 A JP 2003001657A JP 2001190643 A JP2001190643 A JP 2001190643A JP 2001190643 A JP2001190643 A JP 2001190643A JP 2003001657 A JP2003001657 A JP 2003001657A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鏡面性、表面耐熱性及び機械的強度が良い繊
維強化熱硬化性樹脂化粧板を生産性良く製造する。 【解決手段】 補強繊維11と熱硬化性樹脂の未硬化物
12Aとから成る未硬化基材層10Aと、補強繊維を含
ま無い熱硬化性樹脂の未硬化物から成る未硬化表面層3
0Aとを、間に繊維質シート21を挟んで、鏡面板43
を未硬化表面層に接する様にして加熱加圧して、熱硬化
性樹脂を硬化させ各層を積層一体化させて、繊維強化熱
硬化性樹脂化粧板100を得る。加熱加圧をベルトプレ
ス方式で行えば連続生産性が良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の床材や壁
材、浴室、洗面台等の各種用途で、FRP(繊維強化プ
ラスチック)成形品等として使用され得る、繊維強化熱
硬化性樹脂化粧板を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、繊維強化熱硬化性樹脂化粧板を製
造する方法としては、例えば、模様付き不織布、印刷紙
等の加飾シートに、熱硬化性樹脂を含浸させた未硬化シ
ートに、ガラス繊維等の補強繊維(強化繊維)を含む熱
硬化性樹脂未硬化基材層を重ねて、加熱加圧し熱硬化さ
せて積層する方法(特開昭48−12876号公報等参
照)が知られている。また、未硬化基材層には、シート
状のSMC(シートモールディングコンパウンド)や、
塊状のBMC(バルクモールディングコンパウンド)を
用いれば、作業性等がより向上する。
【0003】この場合、補強繊維によって強度が増す
が、該繊維によって表面凹凸が出来、平滑性が低下す
る。そこで、特に表面凹凸が目立ち易い鏡面性が要求さ
れる場合には、ポリエチレンテレフタレート等から成る
熱可塑性樹脂シートの裏面に装飾層を印刷した印刷シー
トの裏面に、不織布を裏打ちした化粧シートを用いて、
該化粧シートの裏面側にSMC等の未硬化基材層を重
ね、加熱加圧して硬化させて積層する方法(特開平8−
118384号公報等参照)等も開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、化粧板
表面が熱可塑性樹脂シートとなる様な構成では、鏡面性
は良いが、熱硬化性樹脂で表面を構成する場合に比べ
て、表面の耐熱性が劣った。また、未硬化基材層にSM
CやBMCを用いれば、作業性は良いが、その反面、補
強繊維として短繊維が使用される関係で、長繊維が使わ
れる織布等による繊維強化に比べて、機械的強度が劣る
ことがあった。
【0005】すなわち、本発明の課題は、鏡面性、表面
耐熱性、及び機械的強度を良くできる、繊維強化熱硬化
性樹脂化粧板の製造方法を提供することである。また、
生産性も良好な繊維強化熱硬化性樹脂化粧板の製造方法
を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、上記課題を解決
すべく、本発明の繊維強化熱硬化性樹脂化粧板の製造方
法では、補強繊維と熱硬化性樹脂の未硬化物とから成る
未硬化基材層と、補強繊維を含ま無い熱硬化性樹脂の未
硬化物から成る未硬化表面層とを、間に繊維質シートを
挟んで積層した状態で、鏡面板をその鏡面が上記未硬化
表面層に当接する様にして加熱加圧して、前記未硬化基
材層及び上記未硬化表面層中の熱硬化性樹脂を硬化させ
て、次いで、加熱加圧を停止した後、未硬化表面層が硬
化して成る表面層上から鏡面板を剥離除去する方法とし
た。
【0007】この様な製造方法とすることで、化粧板表
面を形成する表面層(未硬化表面層の硬化物)中には、
補強繊維が含まれていない為に、鏡面性を良くでき、且
つ該表面層は熱硬化性樹脂の硬化物から成る為に、表面
耐熱性も良くできる。しかも、繊維質シートが中間層と
して介在している為に、基材層(未硬化基材層の硬化
物)中の補強繊維がたとえ短繊維であっても、機械的強
度を良く出来る。従って、鏡面性、表面耐熱性、及び機
械的強度が得られる製造方法となる。
【0008】また、本発明の繊維強化熱硬化性樹脂化粧
板の製造方法は、上記方法に於いて、押出し機により補
強繊維を含む樹脂組成物を押出して未硬化基材層をベル
ト上に形成し、更に該未硬化基材層上に繊維質シートを
積層し、更に該繊維質シート上に、押出し機により補強
繊維を含ま無い樹脂組成物を押出して未硬化表面層を積
層し、次いで、、未硬化表面層側に加圧ベルトとして鏡
面板とする鏡面加圧ベルトを用い、上下から加圧ベルト
で挟んでベルトプレス方式にて加熱加圧を行う様にし
た。
【0009】この様な方法とすることで、積層及び加熱
加圧操作を、バッチ式の間欠処理では無く、連続処理で
円滑に行えるので、生産性が良くなる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。
【0011】〔要旨〕先ず、図1は本発明による繊維強
化熱硬化性樹脂化粧板の製造方法を、その一形態(枚葉
熱プレス機による加熱加圧方式)で概念的に説明する概
念図である。同図に示す形態では、先ず、図1(A)の
如く、下型211内に、補強繊維11と熱硬化性樹脂の
未硬化物12Aとから成る板状或いはシート状の未硬化
基材層10Aを積層する。次いで、図1(B)の如く、
未硬化樹脂基材層10Aの上に繊維質シート21を載
せ、次いで、図1(C)の如く、更に該繊維質シート2
1の上に、補強繊維を含まない熱硬化性樹脂の未硬化物
からなる未硬化表面層30Aを載せ、該未硬化表面層3
0Aの上に鏡面板43をその鏡面が未硬化表面層30A
に接する向きにして載せる。
【0012】そして、図1(D)の如く、未硬化基材層
10Aと繊維質シート21と未硬化表面層30Aとがこ
の順に重なり、未硬化表面層30Aに鏡面板43が当接
する様にして重ねた状態の積層物を、下型211と上型
212とを閉じて、加熱加圧する。加熱加圧のうち加圧
は、枚葉熱プレス機200が備える上下一対の駆動装置
220によって、ラム221を油圧シリンダ222で上
下に進退駆動させて、下型211及び上型212からな
る型210を閉じて、積層物を加圧する。一方、加熱
は、下型211及び上型212内には、電熱或いは加熱
流体等によるヒータが埋設されており、これによって積
層物を加圧と同時に加熱する。
【0013】繊維質シート21の繊維間の空隙には、加
熱加圧により、未硬化の熱硬化性樹脂12が、下側から
は未硬化基材層10Aから、上側からは未硬化表面層3
0Aから浸出して、空隙を有する繊維質シートは、熱硬
化性樹脂で含浸された状態の繊維質シート21となっ
て、これが中間層20となる。
【0014】そして、(繊維質シート21中に浸出した
熱硬化性樹脂も含めて)未硬化基材層10Aと未硬化表
面層30A中の熱硬化性樹脂が硬化した後、型210を
型開きして、加熱加圧(加熱と加圧とを同時に行う操
作)を停止させる。そして、鏡面板43を、未硬化表面
層30Aが硬化して出来た表面層30から剥離除去す
る。
【0015】そして、各層が積層一体化した積層体を型
内から取出せば、図1(E)の如く、下から順に、未硬
化基材層10Aが硬化して出来た基材層10と、繊維質
シート21内に未硬化基材層10Aや未硬化表面層30
A内の熱硬化性樹脂が侵出して出来た、繊維質シート2
1を熱硬化性樹脂硬化物12中に含む中間層20と、未
硬化表面層30Aが硬化して出来た表面が鏡面の表面層
30とが、積層した構成の繊維強化熱硬化性樹脂化粧板
100が得られる。すなわち、補強繊維11を熱硬化性
樹脂の硬化物12中に含む基材層10と、繊維質シート
21を熱硬化性樹脂の硬化物12中に含む中間層20
と、補強繊維は含まず熱硬化性樹脂の硬化物からなり表
面が鏡面の表面層30とが、順次積層した構成の繊維強
化熱硬化性樹脂化粧板100が得られる。
【0016】次に、用いる各材料について説明する。
【0017】〔未硬化基材層〕先ず、未硬化基材層10
Aは、補強繊維11と未硬化の熱硬化性樹脂12Aとか
ら成り、該熱硬化性樹脂が硬化後は、硬化した熱硬化性
樹脂の硬化物12中に補強繊維11を有する基材層10
となる。未硬化基材層10Aとしては、SMC(シート
モールディングコンパウンド)やBMC(バルクモール
ディングコンパウンド)等が代表的には使用される。特
にSMCは、その樹脂組成物が既にシート状に成形され
ている為、平板状の化粧板をバッチ式処理で製造するの
に好適である。また、塊状に樹脂組成物を供給する場合
は、ベルト上に供給すれば、連続生産に好適である。シ
ート状の場合は一旦有形物としたものであるが、塊状の
場合は、押出し機により押出して供給し積層することが
できる。
【0018】上記補強繊維11としては、硝子繊維が代
表的であるが、この他に、炭素繊維、石英繊維等の様な
無機繊維、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、アラミド
繊維、ビニロン繊維等の合成樹脂繊維等も使用される。
なお、補強繊維は、連続繊維でも良いが、通常それをカ
ットした短繊維が用いられる。
【0019】また、上記熱硬化性樹脂としては、不飽和
ポリエステル樹脂が代表的であるが、その他の樹脂、例
えば、(硬化性)アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ジアリ
ルフタレート樹脂、メラミン樹脂、ウレタン樹脂等の熱
硬化性樹脂も使用できる。なお、本発明に於ける未硬化
とは、全く硬化が進行していない状態の他に、硬化が一
部進行しているが完全硬化前の状態でも良い。未硬化表
面層の場合も同様である。
【0020】なお、未硬化基材層10A中には、必要に
応じて適宜、シリカ、アルミナ、炭酸カルシウム等の充
填剤、顔料や染料等の着色剤、硬化触媒、増粘剤、安定
剤、可塑剤、滑剤、難燃剤、熱可塑性樹脂等を添加す
る。例えば上記硬化触媒としては、不飽和ポリエステル
樹脂を熱硬化性樹脂として用いる場合では、ベンゾイル
パーオキサイド、メチルエチルケトンパーオキサイド等
の熱重合開始剤を添加する。
【0021】〔繊維質シート〕繊維質シート21によ
り、基材層10による機械的強度を補強し、また、加飾
シートを、繊維質シートと未硬化表面層間に介在させて
加飾する場合には、加熱加圧時に熱硬化性樹脂の未硬化
物が流動しても、該加飾シートの絵柄が流れたり、歪ん
だりするのを防止する。なお、繊維質シートは、加熱加
圧時に、未硬化基材層や未硬化表面層中に存在する、未
硬化の熱硬化性樹脂の一部が該繊維質シート中に進入
し、硬化した熱硬化性樹脂と繊維質シートとによる中間
層となる。
【0022】繊維質シートは、その材料としては、アク
リル、ナイロン、ポリエステル、ポリプロピレン、レー
ヨン、アセテート、ビニロン、ポリ塩化ビニル等からな
る合成樹脂繊維や、セルロース、パルプ、羊毛等の天然
有機物繊維、或いは、ガラス、石綿、チタン酸カリウ
ム、アルミナ、シリカ、炭素等からなる無機質繊維等を
使用する。また、繊維の集合形態としては、織布、不織
布、或いは編布が用いられる。セルロースからなる不織
布が紙であり、紙としては、上質紙、クラフト紙、和紙
等が挙げられる。なお、繊維質シートには、その繊維間
に、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、(硬化性)アク
リル樹脂、ウレタン樹脂等による熱硬化性樹脂を含浸し
た含浸シートを繊維質シートとして用いても良い。この
場合、使用時には、熱硬化性樹脂は未硬化のものを使用
するのが、密着性の点から好ましい。
【0023】なお、未硬化基材層中の補強繊維と、繊維
質シートの繊維との関係は、表1の如く構成する形態
は、成形性の点で好ましい形態の一つである。すなわ
ち、繊維質シート21は、織布で繊維長が化粧板全域に
及ぶ長さのものとし、未硬化基材層(基材層)の補強繊
維11は、繊維長が1〜10mm程度の短繊維で、短繊
維が散布された様に分布し、織り或いは編み等の交絡構
造が無いものとする。この様に構成する場合は、曲げ変
形した場合の応力(引張又は圧縮)が最大化する、化粧
板の表面及び裏面は、繊維がまったく無いか(未硬化表
面層)、或いは繊維が有っても交絡構造を持たない(未
硬化基材層)為、曲げ変形に十分追従して、凹凸の化粧
板を製造するに必要な成形性が良好となるからである。
また、成形時の曲げ変形時の応力(引張又は圧縮)が集
中し難い積層体の中間部分に、変形し難く、強度も高
い、長繊維で且つ交絡構造を有する織布を位置させるこ
とによって、化粧板の強度を向上し得る。なお、この様
な層内の位置に周期的交絡構造を持つ織布を持ってきた
が為に、新たに生じる問題は、交絡構造が非周期的な不
織布の場合よりも、繊維質シート21の繊維形状が化粧
板表面に浮き出すことである。但し、この場合は、本発
明に於いては、未硬化表面層は補強繊維無添加とし、且
つ最表面を鏡面板に当接させて加熱加圧することで解決
される。
【0024】
【表1】
【0025】〔未硬化表面層〕未硬化表面層30Aは、
補強繊維を含ま無い熱硬化性樹脂の未硬化物から成る層
であり、該未硬化物が硬化後は、熱硬化性樹脂の硬化物
からなる表面層30となる。表面層となるこの未硬化表
面層中には、補強繊維を含有させないことで、補強繊維
添加による表面凹凸発生による鏡面性低下を防ぐ。未硬
化表面層30Aとしては、代表的には、SMC(シート
モールディングコンパウンド)やBMC(バルクモール
ディングコンパウンド)として使用される樹脂組成物に
対して、補強繊維は添加していない繊維未含有の樹脂組
成物を使用することができる。SMC或いはBMCは、
通常、補強繊維が添加された樹脂組成物を指すが、未硬
化表面層として使用する樹脂組成物には、鏡面性を良く
する為に、補強繊維は添加しない。但し、繊維以外の其
の他の添加物(例えば充填剤等)は含んでいても良い。
【0026】また、未硬化表面層に使用する熱硬化性樹
脂としては、前述未硬化基材層と同様に、不飽和ポリエ
ステル樹脂が代表的であるが、その他の樹脂、例えば、
(硬化性)アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ジアリルフタ
レート樹脂、メラミン樹脂、ウレタン樹脂等の熱硬化性
樹脂も使用できる。
【0027】なお、未硬化表面層10A中には、必要に
応じて適宜、シリカ、アルミナ、炭酸カルシウム等の充
填剤、顔料や染料等の着色剤、硬化触媒、増粘剤、安定
剤、可塑剤、滑剤、減磨剤、難燃剤、熱可塑性樹脂等を
添加する。例えば上記硬化触媒としては、不飽和ポリエ
ステル樹脂を熱硬化性樹脂として用いる場合では、ベン
ゾイルパーオキサイド、メチルエチルケトンパーオキサ
イド等の熱重合開始剤を添加する。また、減磨剤は、未
硬化表面層は最終的に化粧板表面を構成するので、特に
用途が床材等では添加は効果的であり、アルミナ(α−
アルミナ等)、シリカ、アリミノシリケート、雲母等の
粉末が使用できる。
【0028】未硬化表面層は、それに用いる樹脂組成物
を、シート状或いは(シート形状で)塊状で、未硬化基
材層上に積層した繊維シート上に供給し積層する。シー
ト状の場合は一旦有形物としたものであるが、塊状の場
合は、押出し機により押出して供給し積層することがで
きる。
【0029】なお、未硬化表面層を含め各層の厚みは、
用途によるが、加熱加圧後の厚みとなる、表面層、中間
層、基材層に於いて、通常10〜1000μm程度であ
る。
【0030】〔加飾〕本発明による製造方法では、未硬
化基材層、繊維質シート、及び未硬化表面層の3層のみ
を積層し積層一体化しても良いが、必要に応じ更に、繊
維強化熱硬化性樹脂化粧板に加飾処理を施す。加飾の代
表的態様としては、(1)層自体の着色、(2)層中の
繊維自体の染色(着色)、(3)別途装飾層の付与、等
がある。
【0031】(1)層自体の着色は、例えば、表面層、
中間層、基材層の何れか1層以上を着色する。着色する
には、加飾すべき層の樹脂中に着色剤を添加すれば良
い。着色剤としては、公知の顔料、染料等であり、例え
ば、弁柄、クロムバーミリオン、黄鉛、チタン黄色、群
青、コバルトブルー、アンチモン白、チタン白、墨(カ
ーボンブラック)、鉄黒等の無機顔料、イソインドリノ
ンイエロー、ベンジジンイエロー、キナクリドンレッ
ド、ポリアゾレッド、フタロシアニンブルー、インダス
レンブルー等の有機顔料(乃至は染料)、アルミニウ
ム、錫、真鍮等の鱗片状薄片からなる金属顔料、二酸化
チタン被覆雲母、塩基性炭酸鉛等の鱗片状薄片からなる
真珠光沢顔料(パール顔料)等である。
【0032】(2)加飾すべき層中の繊維自体の染色
(着色)は、有機繊維の場合は公知の染料を用いる。ま
た、ガラス繊維の場合はガラス中に公知の遷移金属
(銅、コバルト、鉄、プラセオジウム等)系のガラス着
色用顔料を添加して、紡績してガラス繊維とする。
【0033】(3)別途、装飾層の付与は、絵柄インキ
層や、金属薄膜層等を装飾層として付与すれば良い。こ
れら装飾層は、基材層、中間層(繊維質シート)、表面
層等の各層に、直接絵柄印刷、金属蒸着等により形成す
ることも可能ではあるが、繊維質シートや、未硬化の熱
硬化性樹脂による層(未硬化基材層、未硬化表面層)に
印刷や蒸着を施すことは一般には困難であり、生産効率
も良く無い。よって、好ましくは、以下の(A)や
(B)の方法によると良い。なお、装飾層は、意匠表現
上、化粧板に於いて表面層の外表面に来る位置でも良い
が、表面層に接して設ける場合はその内面側にするの
が、表面層が装飾層に対する保護層となる点で好まし
い。また、装飾層の絵柄は、例えば木目、石目、布目、
砂目、タイル貼模様、煉瓦積模様、皮絞模様、幾何学模
様、文字、記号、全面ベタ等である。
【0034】(A)転写印刷法により、繊維質シート、
或いは、未硬化基材層、未硬化表面層上に、絵柄インキ
層を形成する。一例を挙げれば、特公平3−47183
号公報に記載の如き方法が挙げられる。すなわち、表面
層に転写する場合の一例を説明すれば、未硬化表面層と
する塊状の樹脂組成物を型上に供給した後、該塊状の樹
脂組成物上に、転写シートをローラにより押し付けて樹
脂組成物を延伸して未硬化表面層とすると同時に、該未
硬化表面層上に転写シートを重ね、而る後、転写シート
のベースシートを剥離することで、転写シートの転写層
を未硬化表面層に転写する。
【0035】(B)予め印刷を施した加飾シートを、未
硬化表面層と繊維質シートとの間に挟む。加飾シート
は、基材シートに、上記の如き絵柄インキ層、金属薄膜
層、或いは基材シート自体の着色等の1種又は2種以上
の装飾処理を施したものを用いる。なお、基材シートと
しては、前記の如き繊維質シートと同様の物、或いは、
アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリスチレン、AB
S樹脂等の樹脂からなる、厚さ20〜200μm程度の
シート等を用いる。
【0036】〔加熱加圧〕なお、未硬化基材層、繊維質
シート、及び未硬化表面層、更に必要に応じ適宜な位置
に加飾シート等を積層し、これら各層を積層一体化する
為の加熱加圧条件は、未硬化基材層や未硬化表面層に使
用する熱硬化性樹脂等に応じた条件となる。例えば、不
飽和ポリエステル樹脂を使用する場合、通常、120〜
160℃、1〜10MPa、加熱加圧時間5〜20mi
n程度である。
【0037】また、加熱加圧する為の熱圧の加え方は、
特に制限は無い。図1で説明した加熱加圧方式は枚葉熱
プレス機によるバッチ式であり、間欠処理工程となる。
一方、これから図2を参照して説明する加熱加圧方式は
ベルト挟持式熱プレス機によるベルトプレス方式であ
り、連続処理工程となる。
【0038】図2で概念的に示すベルト挟持式熱プレス
機300は、一対のエンドレスの加圧ベルト、すなわ
ち、加圧ベルト310と鏡面Mを有する鏡面加圧ベルト
310Mによって、加熱加圧する。これら加圧ベルト3
10及び310Mは、それぞれ一対の駆動ローラ320
で同一速度で図面矢印方向に駆動され、それぞれ多数の
ガイドローラ330でガイドされて積層材料100A
を、搬送する。また、そして、各加圧ベルト310及び
310Mの内側には、それぞれ加熱加圧装置340が配
置され、加圧ベルト310或いは310Mの裏側から、
積層材料100Aを加圧ベルト310及び310Mを通
して加熱加圧する様になっている。加熱加圧装置340
は、金属盤中に加熱水蒸気、加熱油を流通させたり、或
いは、誘導加熱等により加熱する。また、加圧は、流体
圧による。また、一対の加圧ベルトのうち、未硬化表面
層に当接させる側の加圧ベルトには、該層に当接する面
が鏡面の鏡面加圧ベルト310Mが用いられる。鏡面加
圧ベルト310Mは、炭素鋼、ステンレス鋼等の金属か
らなり、必要に応じて表面にクロムめっき等を施すした
ものが使われる。該鏡面加圧ベルトの鏡面とする側の表
面は、所望の鏡面が得られる様な鏡面(表面粗さ)とす
る。表面粗さ(JIS B0601規定)は、中心線平
均粗さ(Ra)で1μm以下、より好ましくは0.1μ
mとするのが良い。
【0039】そして、同図では積層すべき積層材料10
0Aは、加圧ベルト310とは別の搬送ベルト350上
に準備される。積層材料の準備は、予め別品として用意
した各層を、手作業で搬送ベルト上で重ね合せる等して
も良いが、図示はしいが、例えば次の様にして準備すれ
ば、量産性が良い。なお、積層材料を載置する側の加圧
ベルト310の長さを長くして、同図搬送ベルトを兼用
させて、該搬送ベルトを省略しても良いことは、もちろ
んである。
【0040】すなわち、先ず、押出し機により未硬化基
材層とする補強繊維を含む樹脂組成物を押出して、搬送
ベルト上に未硬化基材層を形成する。押出しはTダイ等
により層状に押出せば良い。なお、未硬化基材層は、間
欠押出しで枚葉のシート状に形成する以外に、連続的に
押出して連続帯状のシート状(ウェブ状)に形成しても
良い。そして、ベルト上に形成された未硬化基材層の上
に、更に枚葉シート状の繊維質シートを載置し積層す
る。そして、該繊維質シートの上に、押出し機により未
硬化表面層とする補強繊維を含ま無い樹脂組成物を押出
して、繊維シート上に未硬化表面層を載置し積層すれ
ば、これらが積層された積層材料100Aが得られる。
また、必要に応じ加飾シートも使用する場合は、例え
ば、繊維質シート積層後に加飾シートを重ねて、その後
で未硬化表面層を重ねれば良い。なお、積層材料を構成
する各層を、全て連続帯状で重ねて、その後で、所望の
長さに切断して、枚葉の積層材料100Aとしても良
い。
【0041】そして、搬送ベルト上に準備された積層材
料100Aは、加圧ベルト310上に渡されて、次い
で、未硬化表面層側は鏡面加圧ベルト310Mを適用し
て加熱加圧されて、熱硬化性樹脂を硬化させると共に各
層を積層一体化し、その結果、所望の繊維強化熱硬化性
樹脂化粧板100が得られる。
【0042】〔その他〕未硬化基材層、繊維質シート、
及び未硬化表面層の積み上げ順序は、上述した順序の他
に、逆順でも良い。図3で概念的に示す枚葉熱プレス機
による製造方法では、図1で例示の順とは逆順の方法で
あり、未硬化表面層30Aから順に型上に積層して行く
方法である。この方法によれば、表面層の直下に装飾層
を容易に積層できる。すなわち、図3に例示する場合で
言えば、先ず、図3(A)の如く、鏡面Mを有する下型
兼鏡面板41M内に、補強繊維を含まない熱硬化性樹脂
の未硬化物からなる未硬化表面層30Aを載せ、次い
で、図3(B)の如く、該未硬化表面層30Aの上に加
飾シート50を載せてから、図3(C)の如く、該加飾
シートの上に繊維質シート21として、該繊維質シート
21に熱硬化性樹脂の未硬化物12Aが含浸されてなる
未硬化中間層20Aを積層する。そして、この後、図3
(D)の如く、補強繊維11と熱硬化性樹脂の未硬化物
12Aとから成る未硬化基材層10Aを積層する。そし
て、図3(E)の如く、下型兼鏡面板41Mと上型42
とから成る型40を閉じて、加熱加圧する。
【0043】そして、熱硬化性樹脂が硬化して各層が積
層一体化した積層体を、型内から取出せば、図3(F)
の如く、裏側(図面下方)から順に、未硬化基材層10
Aが硬化して出来た、補強繊維11を熱硬化性樹脂硬化
物12中に含む基材層10、繊維質シート21を熱硬化
性樹脂の硬化物12中に含む中間層20、加飾シート5
0、未硬化表面層30Aが硬化して出来た表面鏡面の表
面層30が、この順に積層一体化した構成の繊維強化熱
硬化性樹脂化粧板100が得られる。
【0044】〔繊維強化熱硬化性樹脂化粧板の用途〕本
発明で得られ繊維強化熱硬化性樹脂化粧板の用途は特に
限定されないが、例えば化粧パネルや化粧部材等として
各種用途に用いられる。好適には、その表面の鏡面性、
表面耐熱性等の表面物性を活かせる用途に用いられる。
例えば、建築物の床材や壁材、浴室の床材や壁材、洗面
化粧台等の住設機器、手摺、扉等の建具、家具、家電製
品のキャビネット、自動車、電車、航空機、船舶等の乗
物内装材、容器等の各種分野に用いる事ができる。な
お、繊維強化熱硬化性樹脂化粧板の形状は、立体形状の
他、平板状でも良い。
【0045】
【実施例】次に実施例により本発明を更に詳述する。
【0046】〔実施例1〕エンドレス加圧ベルト上に、
先ず、樹脂組成物として下記表2で示す組成のペースト
Bを、Tダイにて押出して未硬化基材層10Aを積層し
た。次いで、該未硬化基材層10Aの上に、繊維質シー
ト21としてガラス繊維の織布を積層し、更にその上
に、樹脂組成物として下記表2で示す組成のペーストA
を、Tダイにて押出して未硬化表面層30Aを積層し
て、積層材料100Aとした。
【0047】
【表2】
【0048】次いで、該積層材料100Aを、図2で示
した様なベルト挟持式熱プレス機300にて、温度15
0℃、圧力8Pa(80kgf/cm2)で5分間、加
熱加圧して、各層を積層一体化すると共に熱硬化性樹脂
は硬化させて、平板状で図1(E)の様な繊維強化熱硬
化性樹脂化粧板100を作製した。
【0049】〔比較例1〕実施例1に於いて、エンドレ
ス加圧ベルト上に、ペーストBをTダイにて押出して未
硬化基材層10Aを積層した後、繊維質シート21及び
未硬化表面層30Aの積層は省略したものを、そのま
ま、実施例1と同様して、ベルト挟持式熱プレス機30
0にて加熱加圧して、未硬化基材層10Aが硬化した基
材層10のみの単層から成る繊維強化熱硬化性樹脂化粧
板を作製した。
【0050】〔比較例2〕実施例1に於いて、エンドレ
ス加圧ベルト上に、ペーストBをTダイにて押出して未
硬化基材層10Aを積層後、その上に繊維質シート21
を積層した後、繊維質シートの上に、ペーストAの代わ
りにペーストBをTダイにて押出して、未硬化表面層と
して未硬化基材層10Aを積層した積層物を、実施例1
と同様して、ベルト挟持式熱プレス機300にて加熱加
圧して、各層を積層一体化すると共に熱硬化性樹脂は硬
化させて、繊維強化熱硬化性樹脂化粧板を作製した。
【0051】〔性能比較〕実施例及び比較例の繊維強化
熱硬化性樹脂化粧板は、その表面が、実施例1のみ鏡面
が得られ鏡面性が良好であったが、各比較例では補強繊
維の影響で表面に凹凸が出来、鏡面性に劣った。なお、
各化粧板は、いずれも表面耐熱性は良好ではあったが、
機械的強度は、各比較例に比べて実施例の方が良かっ
た。
【0052】
【発明の効果】(1)本発明によれば、鏡面性、表面耐
熱性、及び機械的強度が良い繊維強化熱硬化性樹脂化粧
板が得られる。 (2)また、加熱加圧をベルトプレス方式で行えば、枚
葉熱プレス機の様にバッチ式の間欠処理では無く、連続
処理が可能となる為に、円滑に製造でき生産性が良くな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による繊維強化熱硬化性樹脂化粧板の製
造方法を、その一形態で概念的に説明する概念図。
【図2】本発明による製造方法を、加熱加圧方式に於け
る別の一形態(ベルトプレス方式)で概念的に説明する
概念図。
【図3】本発明の製造方法を、別の一形態で概念的に説
明する概念図。
【符号の説明】
10 基材層 10A 未硬化基材層 11 補強繊維 12 熱硬化性樹脂の硬化物 12A 熱硬化性樹脂の未硬化物 20 中間層 20A 未硬化中間層 21 繊維質シート 30 表面層 30A 未硬化表面層 40 型 41M 下型兼鏡面板 42 上型 43 鏡面板 50 加飾シート 100 繊維強化熱硬化性樹脂化粧板 100A 積層材料 200 枚葉熱プレス機 210 型 211 下型 212 上型 220 駆動装置 221 ラム 222 油圧シリンダ 300 ベルト挟持式熱プレス機 310 加圧ベルト 310M 鏡面加圧ベルト 320 駆動ローラ 330 ガイドローラ 340 加熱加圧装置 350 搬送ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B32B 33/00 B32B 33/00 // B29K 101:10 B29K 101:10 105:06 105:06 105:24 105:24 B29L 9:00 B29L 9:00 Fターム(参考) 4F100 AG00 AK01B AK12 AK41 AL05 BA03 BA10A BA10B DG01C DG11C DG12 DH01A EH171 EJ172 EJ182 EJ202 EJ422 GB08 HB00 JB13B JK01 JK15 4F204 AA41 AB03 AB25 AD04 AD16 AF14 AG03 AH48 FA01 FA11 FA15 FB01 FB02 FB11 FB22 FF01 FF49 FJ09 FN17 FQ16 FQ22

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 補強繊維と熱硬化性樹脂の未硬化物とか
    ら成る未硬化基材層と、補強繊維を含ま無い熱硬化性樹
    脂の未硬化物から成る未硬化表面層とを、間に繊維質シ
    ートを挟んで積層した状態で、鏡面板をその鏡面が上記
    未硬化表面層に当接する様にして加熱加圧して、前記未
    硬化基材層及び上記未硬化表面層中の熱硬化性樹脂を硬
    化させて、次いで、加熱加圧を停止した後、未硬化表面
    層が硬化して成る表面層上から鏡面板を剥離除去する、
    繊維強化熱硬化性樹脂化粧板の製造方法。
  2. 【請求項2】 押出し機により補強繊維を含む樹脂組成
    物を押出して未硬化基材層をベルト上に形成し、更に該
    未硬化基材層上に繊維質シートを積層し、更に該繊維質
    シート上に、押出し機により補強繊維を含ま無い樹脂組
    成物を押出して未硬化表面層を積層し、次いで、、未硬
    化表面層側に加圧ベルトとして鏡面板とする鏡面加圧ベ
    ルトを用い、上下から加圧ベルトで挟んでベルトプレス
    方式にて加熱加圧を行う、請求項1記載の繊維強化熱硬
    化性樹脂化粧板の製造方法。
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