JP2002542737A - 動きの推定 - Google Patents

動きの推定

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JP2002542737A JP2000613195A JP2000613195A JP2002542737A JP 2002542737 A JP2002542737 A JP 2002542737A JP 2000613195 A JP2000613195 A JP 2000613195A JP 2000613195 A JP2000613195 A JP 2000613195A JP 2002542737 A JP2002542737 A JP 2002542737A
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バクムツスキー,マイケル
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    • H04N19/50Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using predictive coding
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    • H04N19/503Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using predictive coding involving temporal prediction
    • H04N19/51Motion estimation or motion compensation

Abstract

(57)【要約】 現在符号化されるピクチャ中の第1のピクセルアレイと参照ピクチャの探索領域中の複数の第2のピクセルアレイの間で最適なマッチを決定する方法であって、第1及び第2のピクチャアレイは、夫々複数の行及び列の個々のピクセル値を有する。この方法は、ディジタルビデオエンコーダの動き推定探索エンジンにおいて実施されるべきよう設計され、第1のピクセルアレイの行の個々のピクセル値を表わす一組の水平方向の和(S1H乃至S16H)及び第1ピクセルアレイの列の個々のピクセル値を表わす一組の垂直方向の和(S1V乃至S 6V)から構成される第1のピクセルアレイ(M1)の第1の直交和サインを発生する段階と、第2のピクセルアレイの行の個々のピクセル値の和を表わす一組の水平方向の和(S1H乃至S16H)及び第2のピクセルアレイの列の個々のピクセル値の和を表わす一組の垂直方向の和(S1V乃至S16V)から構成され、複数の第2のピクセルアレイの少なくとも選択されたピクセルアレイに対して発生される複数の第2の直交和サインを発生する段階とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 一般的に、MPEGビデオデータストリームの符号化は、幾つかの段階を必要
とする。これらの段階のうちの第1の段階は、各ピクチャをマクロブロックに区
分化することから成る。次に、理論上は、MPEGビデオデータストリーム中の
各「ノンイントラ」ピクチャの各マクロブロックは、アンカーピクチャにおける
最新のマクロブロックの対応する場所の特定の垂直方向及び水平方向の探索範囲
内中の全ての可能な16×16のピクセルアレイと比較される。この理論的な「
フルサーチアルゴリズム」(即ち、最適なマッチのために探索領域中の全ての可
能なブロックを探索すること)は、常に最適なマッチを発生させるが、必要とな
る大量の計算、例えば、ブロック寸法がN×N、及び、探索領域が(N+2W)
×(N+2W)に対してひずみ関数MAEは、各ブロックに対して(2W+1) 回計算されなくてはならず、これは、大量計算であるため、現実的な適用法で
は殆ど使用されない。むしろ、はるかに早く且つはるかに少ない計算で実行され
得る様々なより実用的な動き推定アルゴリズムの比較を可能にするための基準又
はベンチマークとしてだけ使用される。これらより実用的な動き推定アルゴリズ
ムは、一般的に「高速探索アルゴリズム」と称される。
【0002】 所与の予測モードに対する前述の探索又は「動き推定」手順は、結果として(
特定のマッチング基準に従って)特定の探索範囲内のアンカーピクチャ中の最も
近傍にあるマッチングマクロブロックの位置に対応する動ベクトルを生じさせる
。一旦予測モード及び動ベクトルが決定されると、最も近傍にあるマクロブロッ
クのピクセル値は、最新のマクロブロックの対応するピクセルから減算され、結
果として生じる差ピクセルの16×16アレイは、8×8「ブロック」に変換さ
れ、これらブロックには夫々離散コサイン変換(DCT)が実施され、この結果
となる変換係数は、MPEGビットストリームを生成するために夫々量子化され
、(予測タイプ、動ベクトル、及び、マクロブロックに関係する他の情報のよう
に)ハフマン符号化される。アンカーピクチャ中で充分なマクロブロックマッチ
が検出されない場合、又は、最新のピクチャがイントラ、即ち、「I−」ピクチ
ャである場合、上記手順は、最新のマクロブロックの実際のピクセルに対して実
施され(即ち、全ての他のピクチャ中のピクセルに対して差がなく)、マクロブ
ロックは、「イントラ」マクロブロックとして明示される。
【0003】 MPEG−2予測モードに対して、動き推定の基本的な技法は、最新のマクロ
ブロックをアンカーピクチャ中の所与の16×16ピクセルアレイと比較し、特
定のメトリックに従ってマッチの質を推定し、この手順を探索範囲内にある全て
の同様の16×16ピクセルアレイに対して繰り返すことから成る。この探索を
実施するハードウェア又はソフトウェア装置は、通常「探索エンジン」と称され
、マッチの質を決定するために幾つかの周知の基準が存在する。これら最も周知
の基準の中でも、マッチするアンカーピクチャのマクロブロックに対応するピク
セルがあるマクロブロック中の256ピクセル夫々の差の絶対値の和からメトリ
ックが成るMinimum Absolute Error(MAE)と、上記ピクセル差の二乗の和
からメトリックが成るMinimum Square Error(MSE)とである。夫々の場合
において、対応する和の最小値を有するマッチが特定の探索範囲内の最適なマッ
チとして選択され、従って、最新のマクロブロックに対するその水平方向及び垂
直方向の位置は、動ベクトルを構成する。にもかからわず結果として生じる最小
和が大きい場合、適切なマッチが最新のマクロブロックに対して存在せず、イン
トラマクロブロックとして符号化される。本発明の目的のため、上記2つの基準
のいずれか、又は、全ての他の適切な基準が使用され得る。
【0004】 様々な高速探索アルゴリズムは、探索領域内の動ベクトル候補の所定のサブセ
ットにおいてだけひずみ関数(例えば、MAE関数)を評価し、それによって、
計算の努力を全体的に減少させる。これらのアルゴリズムは、ひずみ関数が最適
なマッチ予測の方向に単調に減少するといった仮定に基づく。この仮定は、必ず
しも常に真実ではないが、より少ない計算で最適下限の動ベクトルを見つけ得る
【0005】 動き推定に対して最も一般に使用されるアプローチは、通常に幾つかの処理段
階分割されるハイブリッド方式である。第1に、画像は、ピクセル平均化によっ
て間引きされ得る。次に、より少数のピクセルに対して動作される高速探索アル
ゴリズムが実施され、最適マッチに近い結果を生じる。次に、得られた動ベクト
ルの回りのより小さい探索領域における高速探索アルゴリズムが実施されr。(
MPEG−2のように)半ピクセルベクトルが要求される場合、別の段階又は制
限されたフルサーチと組み合わさって半ピクセル探索が実施される。
【0006】 動き推定に対するハイブリッド方式において実現され得る大きい節約でも、M
AEを計算する各反復に対して大量の計算がまだ実施されなくてはならない。動
きブロック寸法が16×16であるMPEG−2HDTVのような要求の厳しい
適用法において望ましい全てのブロックオフセットに対して各クロックサイクル
毎にひずみ関数が計算されなくてはならないことを仮定して、ひずみ関数計算の
ユニット(DFCU)は、MAEを発生させるために8(8−ビット輝度データ
が動き推定のために使用される)から始まってビット幅を増加させるより幾つか
の簡単な回路から成る。この回路の数は、256の減算回路と、256の絶対値
計算回路と、ビット幅を増加させる255の加算回路との和に等しい、即ち、8
から始まってビット幅を増加させるのに1DFCU当たり、合計で757回路で
ある。
【0007】 ピクチャ解像度に依存して、これら非常に複雑なユニっ路の数は、実質的なシ
ステムに対して要求される。ハードウェアを再使用するためにDFCU内でより
少数の回路を使用することが可能であるが、実質的に処理時間を増加させ、HD
TVのような要求の厳しい適用法において受け入れられ得ない。この場合、DF
CUの数は、高められた平行処理によって補償するために単に増加されなくては
ならない。
【0008】 動き推定(粗い探索)に対するハイブリッド方式における第1の段階は、適度
に正確なマッチを発生させるために最大の探索領域を覆わなくてはならないため
、ハードウェアの利用に関して通常、最も要求の厳しい段階である。
【0009】 上記及び前述に基づいて、技術では動き推定が実施され得る速度を高め、動き
推定又は動き推定を実施するのに要求されるDFCUハードウェアの量及び複雑
性を減少し、適度な費用で著しいピクチャの質の改善を提供する動き推定のため
の方法の必要性がある。独立項に記載される本発明は、技術においてこの必要性
を満たす。
【0010】 全体的にみると、本発明の方法は、最新のマクロブロック及び探索領域におい
て並べておかれたピクセルの個々の輝度値を比較する代わりに独自のマクロブロ
ックサインを比較することで最適マッチを探索する。この方法は、全ての高速探
索アルゴリズムが基づく仮定と同じ仮定に基づき、即ち、ひずみ尺度は、最適マ
ッチ予測の方向において単調に減少される。
【0011】 本発明は、現在符号化されるピクチャにおける第1のピクセルアレイと参照ピ
クチャの探索領域における複数の第2のピクセルアレイの間で最適なマッチを決
定する方法を含み、第1及び第2のピクセルアレイは、夫々複数の行及び列の個
々のピクセル値を含む。この方法は、ディジタルビデオエンコーダの動き推定探
索エンジンにおいて実施されるよう設計され、第1のピクセルアレイの行の個々
のピクセル値の和を表わす一組の水平方向の和及び第1のピクセルアレイの列の
個々のピクセル値の和を表わす一組の垂直方向の和から構成される、第1のピク
セルアレイの第1の直交和サインを発生する段階と、第2のピクセルアレイの行
の個々のピクセル値の和を表わす一組の水平方向の和及び第2のピクセルアレイ
の列の個々のピクセル値の和を表わす一組の垂直方向の和から構成され、複数の
第2のピクセルアレイの少なくとも選択されたピクセルアレイに対して発生され
る複数の第2の直交和サインを発生する段階と、第1のピクセルアレイと第2の
ピクセルの間で最適なマッチを決定するために第1の直交和サインと第2の直交
和サインを比較する段階とを有する。説明する実施例では、第1及び第2のピク
セルアレイは、MPEG規格、例えば、MPEG−2規格によって定義される構
造を有する間引きされた又は間引きされていないマクロブロックである。
【0012】 本発明は、例えば、ディジタルビデオエンコーダの動き推定探索エンジンのよ
うな本発明の方法を実行する装置も含む。
【0013】 好ましい実施例では、本発明の方法及び装置は、計算の要求を大きく減少させ
、直交和を発生させるために局部メモリ中に記憶し前に計算された(利用可能な
)和を広範囲に再使用することで動き推定探索を著しく加速し、それによって、
動き推定探索エンジンのハードウェア要求を著しく減少する。更に、局部メモリ
は、現在利用できる技術で必要なようにシフトレジスタのマトリクスとして実行
されることに対して有利には、RAM、例えば、DRAM又はSRAMでもよい
。しかしながら、これは、本発明の新しく現在好ましい特徴を構成するが、以下
により明らかになるように最も広義には、その一つの面において、この特徴は本
発明の重要な特徴の一つでもそれ自体が重要な特徴でもない。
【0014】 本発明の上記及び他の目的、特徴、及び、利点は、添付図面と共に以下の詳細
な説明から容易に理解される。
【0015】 全体的に、本発明の動き推定方法は、一般的に次の段階から成る。第1に、最
新のマクロブロックのコンテンツ独自の模様又は「サイン」を表わす一組の直交
和を発生させるために、その最新のマクロブロックの各行及び列の個々のピクセ
ル値が加算される。次に、そのマクロブロックの結果として生じる直交和サイン
は、基準又はアンカーピクチャの指定された探索領域中の各マクロブロック寸法
のピクセルアレイの対応する直交和サインと比較され、指定されたマッチング基
準又は探索メトリック、例えば、Minimum Absolute Error(MAE)ひずみ関数
に従って最適マッチのために探索が成される。異なるコンテンツを有するマクロ
ブロックが同じサインを有するといったことが統計的に起りそうもないため、誤
ったマッチの可能性は低い。更に、直交和がライン(行)又は列当たりの平均輝
度の大きさを表わすため、探索領域内におけるマクロブロックオリジンからの小
ステップなインクリメントは、帯域幅制限されたフィルタ処理されたビデオに対
して大きさにおける大きいジャンプを発生することができない。このため、直交
和の組をマッチさせることに基づいて計算されるひずみ尺度は、最適マッチ予測
の方向並びに従来技術の探索方法において単調に減少されるといえる。
【0016】 図1A及び図1Bを参照して本発明の動き推定方法の特定の例を説明する。よ
り特定的には、図1Aを参照するに、間引きされていない16×16のマクロブ
ロックM1の各行(1H乃至16H)及び各列(1V乃至16V)に対する個々
のピクセル(輝度)値が加算され、それにより、ひとまとめにして間引きされて
いない16×16のマクロブロックM1の直交和サインを構成する直交和S1H 乃至S16H(水平方向の和)及びS1V乃至S16V(垂直方向の和)の組を
発生させる。図1Bを参照するに、8×8のマクロブロックM1’の各行(1H
乃至8H)及び各列(1V乃至8V)に対する個々のピクセル(輝度)値が加算
され、それにより、ひとまとめにして、8×8のマクロブロックM1’の直交和
サインを構成する直交和S1H乃至S8H(水平方向の和)及びS1V乃至S (垂直方向の和)の組を発生させる。8×8のマクロブロックM1’は、夫々
水平方向及び垂直方向に2:1に間引きされたクロブロックM1を構成する。
【0017】 図2を参照するに、本発明の動き推定方法は、次のように実施される。より特
定的には、最適マッチ推定手順は、基準又はアンカーピクチャ(探索領域マクロ
ブロックSAM)の特定された探索領域中の各マクロブロックの直交和サインと
最新の符号化マクロブロック(CM)の直交和サインを比較(マッチ推定ME)
し、次に特定のマッチング基準(探索メトリック)、例えば、MAE,MSE、
又は全ての他の適切なメトリックに従って最新のマクロブロックの直交和の組と
最高の相関度を有する基準(探索領域)マクロブロックを最適マッチ(BM)と
して選択する。図2の下半分は、直交和の組のメンバの大きさMを示す。
【0018】 ひずみ関数計算のユニット(DFCU)が非常に複雑なことにより、動き推定
探索は、通常少なくとも始めは、間引きされたビデオ(即ち、間引きされたマク
ロブロック)上で実施される。例えば、図1Aに示す間引きされていないマクロ
ブロックに対して直交和の組を生成する場合、16×16のマクロブロックの直
交和サインを表わす和の数は、32(2×16)であり、図1Bに示す2:1に
間引きされたマクロブロックに対して直交和の組を生成する場合、8×8のマク
ロブロックの直交和サインを表わす和の数は、16(2×8)に減少される。2
N数に対するひずみ関数を評価することは、N2数に対してひずみ関数が評価さ
れることを要求する既存の技法に対してDFCU計算の要求を実質的に減少させ
る。例えば、図1Aに示す間引きされていない16×16のマクロブロックの場
合、ひずみ関数は、8倍少ない数(256/32)に対して評価され、図1Bに
示す間引きされた8×8のマクロブロックの場合、ひずみ関数は、4倍小さい数
(64/16)に対して評価されなくてはならない。
【0019】 上述の通り、DFCU計算の複雑性は、動き推定回路(探索エンジン)の費用
における主な要因である。しかしながら、本発明の動き推定方法がDFCUの費
用及び複雑性において目覚しい減少を提供するため、動き推定探索のために間引
きされていない又は低レベルの間引きされたビデオから始めることが明らかに実
質的となり、それによって動き推定探索の正確さ、及び、最終的にピクチャの質
を改善させる。これに関連して、本発明の動き推定方法は、動き推定の段の数を
実質的に減少させることを可能にするだけでなく、全ての排除された間引き段に
対して要求される特別なビデオフィルタ処理回路の排除を可能にする。このよう
なハードウェアの節約によって探索処理は、間引きされていないビデオから潜在
的に始められ得、手頃な費用で質を大きく改善させる。
【0020】 本発明の動き推定方法によって実現される別の利点は、非常に高められた動作
速度である。従来から、並べておかれた輝度の大きさを比較するために複数の段
の論理が要求され、単一のクロックサイクルで結果を得る可能性を略除外する。
このため、システムクロック周波数が実質的に減少されるかシステムがかなりの
論理リソースを利用してパイプライン処理されるかのいずれかが成されなくては
ならない。本発明の動き推定方法は、単一のクロックサイクルにおいて容易に実
現される直交和の同時計算、及び、これに後続する目覚しく減少されたMAE計
算を可能にする。
【0021】 これらの利点に加えて、本発明は、異なるメモリにおいて生じるデータに実施
される計算間のクロスコミュニケーションを大幅に減少させる。これは、幾つか
のハードウェアアーキテクチャにおいて非常に有益となり得る、動き推定より前
に中間結果(直交和)を事前計算及び記憶することを可能にする。
【0022】 図3を参照して本発明の好ましい実施の基本的な原理を説明する。より特定的
には、水平方向(直交)和(OSOLD)が水平方向探索の先行する反復中に予
め計算された先行する8ピクセル幅のマクロブロックに関して右に1ピクセルだ
け移動された8ピクセル幅のマクロブロックに対して水平方向(直交)和(OS NEW )を計算するために、以下の式(1)
【0023】
【数3】 が使用され、このとき、a00は、先行するマクロブロックの水平方向オリジン
であるピクセルのピクセル値、anoは、「新しい」マクロブロック、即ち、先
行するマクロブロックに関して右に1ピクセルだけ移動されたマクロブロックの
水平方向オリジンであるピクセルのピクセル値である。
【0024】 例えば、先行するマクロブロックの水平方向オリジンがan−1とラベル付け
されるピクセルと推定すると、右に1ピクセルだけ移動されたマクロブロックの
水平方向ポリジンは、aとラベル付けされるピクセルとなり、このとき、式(
1)によってOSNEW=OSOLD−an−1+an+7である。
【0025】 つまり、右に1ピクセルだけ移動されたことによりピクセルan+7が先行す
るマクロブロック中に含まれず新しいマクロブロック中に含まれる唯一のピクセ
ルであるため、an+7の値は、OSNEWを計算するのに予め計算された直交
和OSOLDに加算されなくてはならず、更に、右に1ピクセルだけ移動される
ことにより、ピクセルan−1が新しいマクロブロック中に含まれず先行するマ
クロブロック中に含まれる唯一のピクセルであるため、an−1の値は、OS EW を計算するのに予め計算された直交和OSOLDから減算されなくてはなら
ない。
【0026】 同様にして、水平方向探索が右に追加的に1ピクセルだけ移動されて進むと、
先行するマクロブロックの水平方向オリジンは、aとラベル付けされるピクセ
ルとなり、それによって、右に1ピクセルだけ移動された「新しい」マクロブロ
ックの水平方向オリジンは、an+1とラベル付けされるピクセルとなり、この
とき、式(1)によって、OSNEW=OSOLD−an−1+an+7である
【0027】 つまり、右に1ピクセルだけ移動されたことによりピクセルan+7が先行す
るマクロブロック中に含まれず新しいマクロブロック中に含まれる唯一のピクセ
ルであるため、an+7の値は、OSNEWを計算するのに予め計算された直交
和OSOLDに加算されなくてはならず、更に、右に1ピクセルだけ移動される
ことにより、ピクセルan−1が新しいマクロブロック中に含まれず先行するマ
クロブロック中に含まれる唯一のピクセルであるため、an−1の値は、OS EW を計算するのに予め計算された直交和OSOLDから減算されなくてはなら
ない。
【0028】 直交和OSNEWの値を更新するこの手順は、水平方向探索中、参照ピクチャ
の探索領域内の水平方向探索範囲の限界に到達するまで各追加の1ピクセル移動
に対して繰り返され、限界に到達した時点で探索領域のその行に対する水平方向
探索が完了される。
【0029】 図4を参照するに、本発明の実施例を構成する直交和発生器20のブロック図
が示される。最初に、本発明は、8×4のマクロブロックの例を使用して説明さ
れるが、本発明は、特定の寸法又は構造のマクロブロック又はピクエルアレイに
制限されないことが認識されるべきである。本発明の動き推定方法は、図2に示
す直交和発生器20と共に説明され、本発明の方法を実施する他のハードウェア
が関連する技術における当業者に容易に理解され、従って、最も広義には、本発
明によって包含される。
【0030】 第1に、現在符号化されているマクロブロック(「符号化マクロブロック」)
の完全な直交和サインは、そのマクロブロックの行の個々のピクセル(輝度)値
の和を表わす一組の水平方向の和、及び、そのマクロブロックの列の個々のピク
セル値の和を表わす一組の垂直方向の和を計算することによって図1A、図1B
、及び、図2を参照して上述する方法で計算される。
【0031】 第2に、初期設定手順は、参照ピクチャ(アンカー)メモリ(図示せず)に記
憶される参照ピクチャの特定された探索領域中の特定のオリジンを有するマクロ
ブロック寸法の最初の参照ピクセルアレイ(マクロブロック)を局部メモリ22
(例えば、DRAM、SRAM、又は、シフト・レジスタ・マトリクス)にロー
ド/書き込むことで実行される。アンカーメモリは、その出力が常に垂直方向に
隣接されるようにして構成されることが好ましい。例えば、アンカーメモリの出
力がライン(行)1、2、3、及び、4からピクセルを生成する場合、下へ1ピ
クセルだけ垂直方向に移動することは、アンカーメモリにライン(行)2,3、
4、及び、5からピクセルを生成させる。これは、例えば、未公表の国際出願第
PCT/IB99/00986中に開示する方法を使用して寸法を増加させるこ
となくアンカーメモリを適当に区分化することでによって実現され得、この出願
の開示は、本出願で参照として組込まれる。
【0032】 初期設定手順の間、最初のマクロブロック寸法の参照ピクセルアレイに対する
水平方向の和の完全な組は、夫々が局部メモリ22の対応するデータ出力に結合
される減算(−)入力を有する一組の平行な水平方向和変更回路25中に累積さ
れ、(好ましくは)同時に、最初の参照ピクセルアレイの各列に対する垂直方向
の和が4つの入力垂直方向和加算回路27によって生成され、従って計算される
垂直方向の和は、シフトレジスタ29中に順次にロードされる。
【0033】 この初期化手順が完了した後、本発明の動き推定探索方法は、次の通りに動作
する。より特定的には、動き推定探索が参照ピクチャの特定の探索領域を水平方
向にピクセルずつ進むと(以降「水平方向探索」と称する)、結果として生じる
参照ピクセルアレイは、最初の参照ピクセルアレイに関して右に1ピクセルだけ
相応して移動される。
【0034】 探索領域内において各1ピクセル移動の後、局部メモリ22のi番目の列の各
行に記憶されるピクセル値は、局部メモリ22から読み出され対応する水平方向
和変更回路25の減算入力に与えられ、参照ピクチャの探索領域の(N+i)番
目に対応するピクセル値が読み出されたピクセル値を置換するために局部メモリ
22のi番目の列の対応する行中に書き込まれ、このとき、i=1乃至Nであり
、Nは、最初の参照ピクセルアレイの水平方向の大きさ(即ち、符号化マクロブ
ロックの水平方向の大きさ)である。好ましくは、Nに達した後、メモリをアド
レス指定する目的のためにiが1のカウントに巻き戻され、再びNに達するまで
1ずつインクリメントされ、このサイクルは、(最初の参照ピクセルアレイの水
平方向のオリジンから測定されるように)水平方向探索範囲の限界に到達し従っ
て水平方向探索が完了されるまで繰り返される。これに関連して、モジュロ−8
アドレスカウンタ(図示せず)又は他の適切なメカニズムがこの機能を実施する
のに利用され得る。
【0035】 参照ピクチャの探索領域の(N+i)番目に対応するピクセル値(以降単に「
新しいピクセル値」と称する)も同時に対応する水平方向和変更回路25の加算
(+)入力及び垂直方向和加算回路27の対応する入力に与えられる。例によっ
て、局部メモリ22がDRAMである場合、上述のメモリからの読み出し及びメ
モリへの書き込み動作は、読み出し変更書き込み動作を介して単一のメモリクロ
ックサイクル中に実施され得る。
【0036】 読み出されたピクセル値及び新しいピクセル値を受信すると各水平方向和変更
回路25は、その加算入力で受信した新しいピクセル値を前に累積された水平方
向の和に加算し、その減算入力で受信した読み出されたピクセル値を前の累積さ
れた水平方向の和から減算し、結果として生じる和を「新しい」水平方向の和と
して出力する。つまり、水平方向和変更回路25の出力で生成される一組の水平
方向の和は、先行する反復の参照ピクセルアレイから1ピクセルだけ移動された
「新しい」参照ピクセルアレイに対する一組の水平方向の和を構成する。
【0037】 更に、各1ピクセル移動の後、シフトレジスタ29は、右に一ワードだけ水平
方向にシフトされ、その最後の段で記憶される垂直方向の和は廃棄され、残りの
垂直方向の和は、右に1段だけシフトされる。新しいピクセル値を受信すると、
右にシフトされた前の垂直方向の和を置換するために、垂直方向和加算回路27
は、その出力において(Nワードシフトレジスタである)シフトレジスタ29の
最初の段中にロードされた「新しい垂直方向の和」を生成する。シフトレジスタ
29の出力において現われる結果として生じる一組の垂直方向の和は、先行する
反復の参照ピクセルアレイから1ピクセルだけ移動された「新しい」参照ピクセ
ルアレイに対する一組の垂直方向の和を構成する。
【0038】 上述の手順は、参照ピクチャの探索領域の水平方向探索中、各1ピクセル移動
の後に水平方向探索が完了するまで繰り返される。
【0039】 図5を参照して本発明の実施例による水平方向探索の例のためのメモリからの
読み出し/書き込み動作の順序を説明する。円は、活性アドレスを示す一方で四
角は、不活性アドレスを示す。頭に(+)が付けられた列は、RAM入力(ピク
セル番号)を示す一方で頭に(−)が付けられた列は、RAM出力(ピクセル番
号)を示す。より特定的には、探索される参照ピクチャの探索範囲の各行に対す
る最初の8つ(8)の水平方向に隣接するピクセル1乃至8が局部メモリ22の
4つの対応する行(部分)に記憶され、同時に、対応する水平方向和変更回路2
5中に累積される。この時点では、水平方向和変更回路25による水平方向の和
の出力が最初の参照ピクセルアレイ(マクロブロック)に対する有効な水平方向
の和である。次に、各単一ピクセル移動に対して、参照ピクチャの探索範囲の水
平方向探索が進むにつれてアドレスカウンタは、終端カウント(8)に到達した
た後カウントを繰り返してピクセルiにポイントするために1だけインクリメン
トされ、このときi=1乃至8であり、それによって局部メモリ22中の最新の
アドレス指定された場所から局部メモリ22の各行に対する古いピクセル値を読
み出させ、対応する水平方向和変更回路25の減算(−)入力に与え、局部メモ
リ22の各行に対する新しいピクセル値を局部メモリ22中の最新のアドレス指
定された場所に書き込むと同時に対応する水平方向和変更回路25の加算(+)
入力及び4つの入力の垂直方向和加算回路27の対応する入力に与える。従って
、各単一ピクセル移動の後、更新された水平方向の和の完全な組は、水平方向和
変更回路25によって出力され更新された垂直方向の和の完全な組は、シフトレ
ジスタ29によって出力される。
【0040】 例えば、図5から略図的に分かるように、最初の8つのピクセルが局部メモリ
22の適当な行中に書き込まれた後、参照ピクセルアレイは、右に1ピクセルだ
け移動され、ピクセル番号1が局部メモリ22から読み出されピクセル番号9に
よって置換され、次に、参照ピクセルアレイは、右に1ピクセルだけ移動され、
ピクセル番号2が局部メモリ22から読み出されピクセル番号10によって置換
され、次に、参照ピクセルアレイは、右に1ピクセルだけ移動され、ピクセル番
号3が局部メモリ22から読み出されピクセル番号11によって置換され、次に
、参照ピクセルアレイは、右に1ピクセルだけ移動され、ピクセル番号4が局部
メモリ22から読み出されピクセル番号12によって置換され、次に、参照ピク
セルアレイは、右に1ピクセルだけ移動され、ピクセル番号5が局部メモリ22
から読み出されピクセル番号13によって置換され、次に、参照ピクセルアレイ
は、右に1ピクセルだけ移動され、ピクセル番号6が局部メモリ22から読み出
されピクセル番号14によって置換され、次に、参照ピクセルアレイは、右に1
ピクセルだけ移動され、ピクセル番号7が局部メモリ22から読み出されピクセ
ル番号15によって置換され、次に、参照ピクセルアレイは、右に1ピクセルだ
け移動され、ピクセル番号8が局部メモリ22から読み出されピクセル番号16
によって置換され、次に、参照ピクセルアレイは、右に1ピクセルだけ移動され
、ピクセル番号9が局部メモリ22から読み出されピクセル番号17によって置
換され、次に、参照ピクセルアレイは、右に1ピクセルだけ移動され、ピクセル
番号10が局部メモリ22から読み出されピクセル番号18によって置換され、
最後に、参照ピクセルアレイは、右に1ピクセルだけ移動され、ピクセル番号1
1が局部メモリ22から読み出されピクセル番号19によって置換される等であ
る。
【0041】 図6を参照して本発明の実施の例を構成するフィールドに基づく動き推定探索
エンジン40のブロック図を示す。同図からも分かるように、探索エンジン40
は、(図2に示すような)フィールド1の直交和発生器20a及び(図2に示す
ような)平行なフィールド2の直交和発生器20bを含む。フィールド1の直交
和発生器20aは、水平方向探索動作中にフィールド1の参照ピクセルアレイの
各1ピクセル移動の際に、4つの新しいピクセルをフィールド1のアンカーメモ
リ45から平行線44をわたって受信し、フィールド2の直交和発生器20bは
、水平方向探索動作中にフィールド2の参照ピクセルアレイの各1ピクセル移動
の際に、4つの新しいピクセルをフィールド2のアンカーメモリ47から平行線
46をわたって受信する。フィールド1の直交和発生器50aは、最新の符号化
されているフィールド1のマクロブロック(即ち、符号化マクロブロック)のピ
クセルをフィールド1の符号化ピクチャメモリ52から受信し、フィールド2の
直交和発生器50bは、フィールド2の符号化マクロブロックのピクセルをフィ
ールド2の符号化ピクチャメモリ54から受信する。フィールド1の直交和発生
器50aは、その出力においてフィールド1の符号化マクロブロックの直交和サ
インを表わす(水平方向及び垂直方向夫々の)直交和の完全な組を生成し、フィ
ールド2の直交和発生器50bは、その出力においてフィールド2の符号化マク
ロブロックの直交和サインを表わす直交和の完全な組を生成する。
【0042】 図6を続いて参照するに、探索エンジン40は、フィールド1の最適マッチ推
定器60を含み、この最適マッチ推定器60は、その一組の入力において最新の
参照ピクセルアレイの直交和サイン、他方の組の入力においてフィールド1の符
号化マクロブロックの直交和サインを受信し、指定された探索メトリック(例え
ば、MAE)に従ってフィールド1のアンカーメモリ45の特定の探索領域から
の参照ピクセルアレイのうちどれが符号化マクロブロックに対して最適マッチを
構成するかを決定し、その結果を「フィールド1の動ベクトル」として出力する
。同様にして、探索エンジン40は、更に、フィールド1最適マッチ推定器62
を含み、この最適マッチ推定器62は、一組の入力において最新の参照ピクセル
アレイの直交和サイン、他方の組の入力においてフィールド2の符号化マクロブ
ロックの直交和サインを受信し、指定された探索メトリック(例えば、MAE)
に従ってフィールド2のアンカーメモリ47の特定の探索範囲からの参照ピクセ
ルアレイのうちどれが符号化マクロブロックに対して最適マッチを構成するかを
決定し、その結果を「フィールド2の動ベクトル」として出力する。探索エンジ
ンRAMが夫々のフィールドにおいて同一の方法で制御されるため、より効率的
な設計の実施のためにこれら探索エンジンRAMは、夫々のフィールドに対する
データを記憶するのに組み合わされ得ることが容易に理解されるべきである。
【0043】 前に述べたように、DFCU計算の複雑性は、動き推定回路(探索エンジン)
の費用における主な要因である。しかしながら、本発明の動き推定方法がDFC
Uの費用及び複雑性において目覚しい減少を提供するため、動き推定探索のため
に間引きされていない又は低レベルの間引きされたビデオから始めることが明ら
かに実質的となり、それによって動き推定探索の正確さ、及び、最終的にピクチ
ャの質を目覚しく改善させる。これに関連して、本発明の動き推定方法は、動き
推定の段の数を実質的に減少させることを可能にするだけでなく、全ての排除さ
れた間引き段に対して要求される特別なビデオフィルタ処理回路の排除を可能に
する。このようなハードウェアの節約によって探索処理は、間引きされていない
ビデオから潜在的に始められ得、手頃な費用で質を大きく改善させる。
【0044】 本発明の動き推定方法によって実現される別の利点は、非常に高められた動作
速度である。従来から、並べておかれた輝度の大きさを比較するために複数の段
の論理が要求され、単一のクロックサイクルで結果を得る可能性を略除外する。
このため、システムクロック周波数が実質的に減少されるかシステムがかなりの
論理リソースを利用してパイプライン処理されるかのいずれかが成されなくては
ならない。
【0045】 これらの利点に加えて、本発明の好ましい実施例は、上述の直交和ブロックマ
ッチングを使用して動き推定方法を大きく加速させる。更に、本発明は、現在利
用できる技法に対して (1)直交和計算における実質的なハードウェアの減少。新しい(更新された)
直交和を生成するために、利用可能な和を用いてアンカーピクチャにおけるマク
ロブロックの移動で直交和が更新されるため、著しく少なくされた計算のハード
ウェアを要求するより小さい計算の努力を可能にさせ、 (2)直交和を生成するための加算回路の長い連鎖が排除され、それによって動
作速度を実質的に加速させ、 (3)本発明は、現在利用できる技法によって要求されるように、探索データを
記憶するのに大型のレジスタマトリクスを使用する代わりに探索データを記憶す
るのにRAMの使用を可能にし、これは、全てのエンジンのメモリの出力が比較
のために直ぐに利用できるようにされることを要求し、それによって実質的な費
用削減を提供させ、 (4)本発明による動き推定探索エンジンは、その新奇なアーキテクチャのため
、中でもより広い内部バスの幅によりシステムの性能を高めるために新生の埋め
込まれたメモリ技術を使用して単一のシリコン装置中に組込まれた論理及びメモ
リで実施され得るといった3つの顕著な利点を実現する。
【0046】 本発明の好ましい実施例は、次のように要約され得る。RAMに基づく探索エ
ンジンは、動き推定探索中に参照ピクセルアレイの水平方向の行中に含まれるN
ピクセルの値の和を表わす水平方向の和を更新し、この動き推定探索中、動き推
定探索の複数の反復夫々の間に参照ピクセルアレイは、水平方向探索方向に1ピ
クセルだけ移動される。RAMに基づく探索エンジンは、水平方向の和を生成す
るために参照ピクセルアレイの全ての移動の前に参照ピクセルアレイの水平方向
の行中に含まれるNピクセルの値を累積し、新しい水平方向の和を
【0047】
【数4】 を使用して計算することで水平方向の和を更新する水平方向和変更回路を含み、
このとき、OSNEWは、参照ピクセルアレイを水平方向に1ピクセルだけ最後
に移動した後の新しい水平方向の和であり、OSOLDは、参照ピクセルアレイ
を水平方向に1ピクセルだけ最後に移動する前の水平方向の和であり、a00
、参照ピクセルアレイを水平方向に1ピクセルだけ最後に移動する前の参照ピク
セルアレイの水平方向のオリジンであるピクセルのピクセル値であり、ano
、参照ピクセルアレイを水平方向に1ピクセルだけ最後に移動した結果参照ピク
セルアレイがその前の位置に関して右に1ピクセルだけ移動した後の参照ピクセ
ルアレイの水平方向のオリジンであるピクセルのピクセル値である。
【0048】 本発明の好ましい実施例は、上記で詳細に説明されたが、関連する技術におけ
る当業者に明らかとなる本出願で示す基本的な発明の概念の多数の変化及び/又
は変更態様は、添付クレームにおいて限定したように本発明の範囲内であること
が明らかに理解されるべきである。例えば、本発明は、ディジタルビデオエンコ
ーダに適用可能として説明されるが、本発明は、全ての特定の適用法に制限され
ず例えば、本発明は、テレビジョンセット又は他のピクチャ表示システムの要求
を受け入れるのに受信されたピクチャをエンコードする必要があるときテレビジ
ョンセット又は他のピクチャ表示システムのデコーダ部分に使用され得ることが
明らかに理解されるべきである。クレームにおいて、括弧内の全ての参照記号は
、クレームを制限するものではない。「含む、有する」といった用語は、クレー
ムに記載する以外の素子又は段階の存在を排除するものではない。素子は単数形
で表わされているが、同じ素子が複数個存在することを除外するものではない。
本発明は、複数の別個の素子を有するハードウェアを手段として、及び、適切に
プログラムされたコンピュータを手段として実行され得る。幾つかの手段を列挙
する装置クレームでは、これらの手段の幾つかは、ハードウェアの一つの同じア
イテムによって具体化され得る。
【図面の簡単な説明】
【図1A】 間引きされていない16×16マクロブロックに対する32−直交和サインを
例示する図である。
【図1B】 2:1に間引きされた16×16マクロブロックを表わす8×8マクロブロッ
クに対する16−直交和サインを例示する図である。
【図2】 本発明の好ましい実施例による最適マッチ推定を示すフローチャート及びグラ
フの組み合わせを示す図である。
【図3】 水平方向の動き推定探索中の直交和の更新の関係において本発明の好ましい実
行の基本的な方法論を示す図である。
【図4】 本発明の実施例を構成する直交和発生器のブロック図である。
【図5】 本発明の方法論を使用して、例示する水平方向の動き推定探索におけるRAM
動作のシーケンスを示す図である。
【図6】 本発明の実施例を構成する動き推定探索エンジンのブロック図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),CN,JP,K R (72)発明者 ゴルンスタイン,ヴィクター オランダ国,5656 アーアー アインドー フェン, プロフ・ホルストラーン 6 Fターム(参考) 5C059 KK19 MA00 MA23 MC11 MC38 ME02 NN03 NN28 PP04 PP26 SS03 UA02 UA33

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の行及び列の個々のピクセル値を有する第1のピクセル
    アレイと複数の行及び列の個々のピクセル値を有する第2のピクセルアレイを比
    較する方法であって、 第1の組の水平方向の和を発生させるために上記第1のピクセルアレイの上記
    個々のピクセル値のうち上記各行の上記個々のピクセル値を加算する段階と、 第1の組の垂直方向の和を発生させるために上記第1のピクセルアレイの上記
    個々のピクセル値のうち上記各列の上記個々のピクセル値を加算する段階と、 第2の組の水平方向の和を発生させるために上記第2のピクセルアレイの上記
    個々のピクセル値のうち上記各行の上記個々のピクセル値を加算する段階と、 第2の組の垂直方向の和を発生させるために上記第2のピクセルアレイの上記
    個々のピクセル値のうち上記各列の上記個々のピクセル値を加算する段階と、 上記第1の組の水平方向の和及び上記第1の組の垂直方向の和から構成される
    第1の直交和と、上記第2の組の水平方向の和及び上記第2の組の垂直方向の和
    から構成される第2の直交和を比較する段階とを有する方法。
  2. 【請求項2】 上記第1のピクセルアレイは、現在符号化されるピクチャの
    間引きされていないマクロブロックを有し、上記第2のピクセルアレイは、参照
    ピクチャの探索領域において間引きされていないマクロブロックを有する請求項
    1記載の方法。
  3. 【請求項3】 上記第1のピクセルアレイは、現在符号化されるピクチャの
    間引きされたマクロブロックを有し、上記第2のピクセルアレイは、参照ピクチ
    ャの探索領域において間引きされたマクロブロックを有する請求項1記載の方法
  4. 【請求項4】 上記第1の加算段階は、動き推定探索中に参照ピクセルアレ
    イの水平方向の行中に含まれるNのピクセルの値の和を表わす水平方向の和を更
    新する段階を有し、 上記更新段階は、上記水平方向の和を計算する段階と、 上記参照ピクセルアレイを水平方向に1ピクセルだけ移動する段階と、 新しい水平方向の和を発生させるために新しいピクセル値を前に計算された水
    平方向の和に加算し上記移動段階の後に上記参照ピクセルアレイの水平方向の行
    中にもはや含まれない古いピクセル値を上記前に計算された水平方向の和から減
    算することで上記水平方向の和を更新する段階とを有する請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 上記水平方向の探索領域の限界に到達するまで上記移動段階
    及び上記更新段階を繰り返す段階を更に含む請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 上記計算段階は、上記移動段階を実施する前に上記参照ピク
    セルアレイの上記水平方向の行中に含まれる上記Nのピクセルの値を累積する水
    平方向和変更回路を使用して実施され、 上記水平方向の和を更新する段階は 【数1】 を用いて上記新しい水平方向の和を計算するために上記水平方向和変更回路を使
    用して実施され、このときOSNEWは上記新しい水平方向の和であり、OS LD は上記移動段階の最後の反復の前の上記水平方向の和であり、上記a00
    上記移動段階の上記最後の反復の前の上記参照ピクセルアレイの水平方向のオリ
    ジンであるピクセルのピクセル値であり、anoは上記移動段階の上記最後の反
    復の結果として上記参照ピクセルアレイの前の位置に対して上記参照ピクセルが
    右に1ピクセルだけ移動した後の上記参照ピクセルの水平方向のオリジンである
    ピクセルのピクセル値である請求項4記載の方法。
  7. 【請求項7】 参照ピクチャの指定された探索領域の水平方向に動き推定探
    索の各反復に対して参照ピクセルアレイの各N行に対して水平方向の和を発生さ
    せると同時に上記参照ピクセルアレイの各M列に対して垂直方向の和を発生させ
    る段階を有し、更に、 (a)Mの個々のピクセル値をメモリの各N行中に記憶しNの個々のピクセル
    値を上記メモリの各M列中に記憶することで上記参照ピクセルアレイの最初の位
    置に対応する最初のピクセル値を記憶する段階と、 (b)上記参照ピクセルアレイの上記最初の位置の上記各N行に対して上記水
    平方向の和を計算し上記各計算された水平方向の和を記憶する段階と、 (c)上記参照ピクセルアレイの上記最初の位置の上記各M列に対して上記垂
    直方向の和を計算し上記各計算された垂直方向の和を記憶する段階と、 (d)上記参照ピクセルアレイを上記水平方向に1ピクセルだけ移動する段階
    と、 (e)上記移動段階に応答して i)上記水平方向に1ピクセルだけ移動した後、上記参照ピクセルアレイ
    の最後の列に対応する上記参照ピクセルアレイの上記N行夫々に対してNの新し
    いピクセル値を提供し、 ii)新しい垂直方向の和を発生させるために上記Nの新しいピクセル値
    を加算し、上記新しい垂直方向の和をシフトレジスタに与え、水平方向の上記動
    き推定探索の前に記憶された垂直方向の和を1ワードだけシフトし、それによっ
    て第1の記憶された垂直方向の和が廃棄され上記新しい垂直方向の和が最後に記
    憶された垂直方向の和の前の記憶場所に記憶され、 iii)上記シフトレジスタから一組のMの新しい垂直方向の和を出力し
    、 iv)一組のNの新しい水平方向の和を発生させるために上記各N行に対
    して対応する上記Nのピクセル値を前に計算された水平方向の和に加算し、上記
    各N行に対して上記水平方向に1ピクセルだけ移動した後上記参照ピクセルアレ
    イの上記M列にもはや含まれない対応する古いピクセル値を上記前に計算された
    水平方向の和から減算することで上記各水平方向の和を更新し、 v)上記一組のNの新しい水平方向の和を出力する請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】 上記段階(b)は、上記メモリの上記N行のうち関連する行
    に対応する上記Nの水平方向和変更回路を使用して実施され、上記水平方向和変
    更回路は、夫々上記メモリの上記対応する行中に記憶される上記Mの個々のピク
    セル値の値を累積する請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 現在符号化されるピクチャ中の第1のピクセルアレイと参照
    ピクチャの探索領域における複数の第2のピクセルアレイの間で最適なマッチを
    決定する方法であって、 上記第1のピクセルアレイ及び上記第2のピクセルアレイは、夫々複数の行及
    び列の個々のピクセル値を有し、 上記第1のピクセルアレイの上記行の個々の上記ピクセル値の和を表わす一組
    の水平方向の和及び上記第1のピクセルアレイの上記列の上記個々のピクセル値
    の和を表わす一組の垂直方向の和から構成される、上記第1のピクセルアレイの
    第1の直交和サインを提供する段階と、 上記第2のピクセルアレイの上記行の上記個々のピクセル値の和を表わす一組
    の水平方向の和及び上記第2のピクセルアレイの上記列の上記個々のピクセル値
    の和を表わす一組の垂直方向の和から構成され、上記複数の第2のピクセルアレ
    イの少なくとも選択されたピクセルアレイに対して発生される複数の第2の直交
    和サインを提供する段階と、 第1のピクセルアレイと第2のピクセルの間で最適なマッチを決定するために
    第1の直交和サインと第2の直交和サインを比較する段階とを有する方法。
  10. 【請求項10】 現在符号化されるピクチャ中の第1のピクセルアレイと参
    照ピクチャの探索領域における複数の第2のピクセルアレイの間で最適なマッチ
    を決定する動き推定装置であって、動き推定探索エンジンは、 上記第1のピクセルアレイ及び上記第2のピクセルアレイは、夫々複数の行及
    び列の個々のピクセル値を有し、 上記第1のピクセルアレイの上記行の上記個々のピクセル値の和を表わす一組
    の水平方向の和及び上記第1のピクセルアレイの上記列の上記個々のピクセル値
    の和を表わす一組の垂直方向の和から構成される、上記第1のピクセルアレイの
    第1の直交和サインと、上記第2のピクセルアレイの上記行の上記個々のピクセ
    ル値の和を表わす一組の水平方向の和及び上記第2のピクセルアレイの上記列の
    上記個々のピクセル値の和を表わす一組の垂直方向の和から構成され、上記複数
    の第2のピクセルアレイの少なくとも選択されたピクセルアレイに対して発生さ
    れる複数の第2の直交和サインとを提供する手段と、 上記第1のピクセルアレイと上記第2のピクセルアレイの間で最適なマッチを
    決定するために上記第1の直交和サインを上記各第2の直交和サインと比較する
    手段とを有する装置。
  11. 【請求項11】 上記第1のピクセルアレイ及び上記第2のピクセルアレイ
    は、夫々MPEG規格によって定義される構造を有するマクロブロックである請
    求項10記載の動き推定装置。
  12. 【請求項12】 動き推定探索中に参照ピクセルアレイの水平方向の行中に
    含まれるNのピクセルの値の和を表わす水平方向の和を更新する回路有し、 上記回路は、上記水平方向の和を計算する手段と、 上記参照ピクセルアレイを水平方向に1ピクセルだけ移動する手段と、 新しい水平方向の和を発生させるために新しいピクセル値を前に計算された水
    平方向の和に加算し上記移動段階の後に上記参照ピクセルアレイの水平方向の行
    中にもはや含まれない古いピクセル値を上記前に計算された水平方向の和から減
    算することで水平方向の和を更新する手段とを有する請求項10記載の装置。
  13. 【請求項13】 参照ピクチャの指定された探索領域の水平方向の動き推定
    探索の各反復に対して参照ピクセルアレイの各N行に対して水平方向の和を発生
    させると同時に上記参照ピクセルアレイの各M列に対して垂直方向の和を発生さ
    せる回路を有し、更に、上記回路は、 Mの個々のピクセル値をメモリの各N行中に記憶しNの個々のピクセル値を上
    記メモリの各M列中に記憶することで上記参照ピクセルアレイの最初の位置に対
    応する最初のピクセル値を記憶する手段と、 上記参照ピクセルアレイの上記最初の位置の上記各N行に対して上記水平方向
    の和を計算し上記各計算された水平方向の和を記憶する手段と、 上記参照ピクセルアレイの上記最初の位置の上記各M列に対して上記垂直方向
    の和を計算する手段と、 上記計算された垂直方向の和を記憶するシフトレジスタと、 上記参照ピクセルアレイを上記水平方向に1ピクセルだけ移動する手段と、 (e)上記移動手段に応答して i)上記水平方向に1ピクセルだけ移動した後、上記参照ピクセルアレイ
    の最後の列に対応する上記参照ピクセルアレイの上記N行夫々に対してNの新し
    いピクセル値を提供する手段、 ii)新しい垂直方向の和を発生させるために上記Nの新しいピクセル値
    を加算し、上記新しい垂直方向の和を上記シフトレジスタに与え、水平方向の上
    記動き推定探索の前に記憶された垂直方向の和を1ワードだけシフトし、それに
    よって第1の記憶された垂直方向の和が廃棄され上記新しい垂直方向の和が最後
    に記憶された垂直方向の和の前の記憶場所に記憶される手段、 iii)上記シフトレジスタから一組のMの新しい垂直方向の和を出力す
    る手段、 iv)一組のNの新しい水平方向の和を発生させるために上記各N行に対
    して対応する上記Nのピクセル値を前に計算された水平方向の和に加算し、上記
    各N行に対して上記水平方向に1ピクセルだけ移動した後上記参照ピクセルアレ
    イの上記M列にもはや含まれない対応する古いピクセル値を上記前に計算された
    水平方向の和から減算することで上記各水平方向の和を更新する手段、及び、 v)上記一組のNの新しい水平方向の和を出力する手段を含む請求項10
    記載の装置。
  14. 【請求項14】 複数の動き推定探索の各反復中、参照ピクセルが上記水平
    方向である探索方向に1ピクセルだけ移動される間の上記動き推定探索の間に上
    記参照ピクセルアレイの上記水平方向の行中に含まれるNのピクセルの値の和を
    表わす水平方向の和を更新する回路を有し、 上記回路は、上記水平方向の和を発生させるために上記参照ピクセルアレイの
    全ての移動前に上記参照ピクセルアレイの上記水平方向の行中に含まれる上記N
    のピクセルの値を累積し、 【数2】 を用いて上記新しい水平方向の和を計算することで上記水平方向の和を更新する
    水平方向和変更回路を含み、このとき、OSNEWは上記参照ピクセルアレイが
    上記水平方向に1ピクセルだけ最後に移動した後の新しい水平方向の和であり、
    OSOLDは上記参照ピクセルが水平方向に1ピクセルだけ最後に移動する前の
    水平方向の和であり、上記a00は上記参照ピクセルアレイが水平方向に1ピク
    セルだけ最後に移動する前の上記参照ピクセルアレイの水平方向のオリジンであ
    るピクセルのピクセル値であり、anoは上記参照ピクセルアレイが水平方向に
    1ピクセルだけ最後に移動した結果として上記参照ピクセルアレイの前の位置に
    対して上記参照ピクセルが右に1ピクセルだけ移動した後の上記参照ピクセルの
    水平方向のオリジンであるピクセルのピクセル値である請求項10記載の装置。
JP2000613195A 1999-04-06 2000-03-21 動きの推定 Pending JP2002542737A (ja)

Applications Claiming Priority (5)

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