JP2002542006A - コロニー化された水流束中の原生動物特に自由生活アメーバを除去する方法、電気パルス発振による水流束の処理方法及び原生動物を除去するためのその使用 - Google Patents

コロニー化された水流束中の原生動物特に自由生活アメーバを除去する方法、電気パルス発振による水流束の処理方法及び原生動物を除去するためのその使用

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JP2002542006A JP2000611957A JP2000611957A JP2002542006A JP 2002542006 A JP2002542006 A JP 2002542006A JP 2000611957 A JP2000611957 A JP 2000611957A JP 2000611957 A JP2000611957 A JP 2000611957A JP 2002542006 A JP2002542006 A JP 2002542006A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、コロニー化された水流束を1〜30kV/cmの強度をもつ電界に付す、パルス電界を適用することによって細胞によりコロニー化された水流束を処理するための方法に関する。本発明は同様に、原生動物特に自由に生息するアメーバの駆除における該方法の使用にも関する。本発明はさらに、原生動物の駆除方法にも関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、水性媒質に対しパルス電界を適用することにより該媒質をコロニー
化する原生動物を除去する方法、ならびに電気パルス発振によりコロニー化され
た水性媒質を処理する方法及び原生動物の除去に対するその使用に関する。
【0002】 好熱性アメーバは、中間宿主を経由することなく繁殖できることから自由生活
アメーバと呼ばれる。数多くの自由生活アメーバ種のうちいくつかは、人間にお
ける病気の原因となりうる。すなわち、それは、Naegleria属(fowleri種)、Ac
anthamoeba属(複数種)及びBalamuthia属(mandrillaris種)に属するアメーバ
である。自由生活アメーバは、次のようないくつかの形態で存在する: − それが増殖しうる、増殖形態又は栄養体形態、感染性形態、 − 外部条件が不利である(例えば20℃未満の温度、酸化作用物質の存在等
)場合の耐久型形態、嚢子形態、 − そのうちの一部について(特にNaegleria fowleri)の鞭毛形態。
【0003】 自由生活アメーバが発生する天然の媒質は軟水である。Acanthanmoebaは海水
中で生存できると思われるが、Naegleriaは、5g/L以上の塩分濃度には耐えら
れない。N.Fowleriは、20℃以上の温度で成長し増殖するが、最適温度は25
〜45℃である。懸濁状態の有機粒子、細菌又は栄養分の存在といったようなそ
の他の要因も又、その増殖のために必要であると思われる。最後に、とくに流れ
がほとんどない場合の高温固体界面の存在は、その発達にとってきわめて好都合
であろう。
【0004】 温暖な地方の天然媒質中では、大量のアメーバは基本的に暑い夏に見られる。
同様に、人工的に暖められた水(プール、工業サイト廃棄物)の中でもこれが認
められる。例えばオーストラリアの天然の温水は、1リットルあたり900〜1
000のN.fowleriを含有することがあった。一部の火力発電所の廃棄物潟湖中
といったような、人工的に暖められた水の中では、濃度は1リットルあたり1.
6を超えない。これに対し、水が「ループ状に」回転する(ただし、わずかな廃
棄物しか伴わない外部補給で)閉鎖した冷却三次回路をもつ発電所については、
N.fowleriの濃度はさらに高いものである。Acanthamoebaは、家庭用水及び天然
の軟水中に一般的に認められる。なお、数多くの国で、研究対象となった住民の
わずかな割合において、鼻腔内、のど又は消化管内での人体内保有が直接的に観
察された。逆に、気温の高い国では、対象者の大部分がN.fowleri及びAcanthamo
ebaに対する血液抗体を呈する可能性があり、従ってこれらの住民においては自
由生活アメーバに対する大規模な曝露がみられるという結論が下されている。
【0005】 N.fowleriは、髄膜脳炎を誘発する。唯一の汚染経路は、鼻粘膜であり、アメ
ーバはその後、粘膜及び骨の障壁を横断して脳に達する。報告された症例全体か
らは、特に飲料水についての消化器経路での汚染の危険性がことごとく排除され
ているものの、数多くの症例が、遊泳又は水上スポーツによる比較的高温の水の
中での水性露呈に結びついていると思われ、このことから、水上スポーツを実践
することがより多いという理由で子供及び若者達が病気にかかる頻度がより高い
ものであることを説明することができる。この事実は同様に、これらの原生動物
に対する免疫発達度が大人においてより低いことにも一致し得る。この病気は、
地球全体で1998年1月1日現在180件しか報告されていないことから非常
に稀なものである。従って原生動物の遍在性とそれがひき起こす病的症状の発現
の希少さの間の不均衡には、たとえこの病気の希少性自体を理由として又臨床像
の特異性が欠如しているために診断から免れ得たケースがいくつかある確率が非
常に高いにせよ、驚くべきものがある。汚染された水性媒質に対する露呈の後、
臨床的兆候の潜伏期間は、3〜5日であると思われる。非常に多くの抗生物質治
療が試みられてきた。しかしながら結果は失望させられるものである。文献は、
6件の生存しか報告していない。なおAcanthamoeba属のさまざまな種が、特にコ
ンタクトレンズの装用者において角膜炎をひき起こす可能性がある(精製水でな
い水での洗浄の問題)。最後に、Acanthamoeba属及びBalamuthia属のさまざまな
種が、免疫防御が不全である人物において肉芽腫性脳炎をひき起こし得る。この
場合、進入口は往々にして皮膚である。
【0006】 予防に関して言うと、危険性はコロニー化レベルと共に指数関数的に増大する
ということを強調すべきであり、このことはすなわち、世界中ではわずかな症例
しか観察されていないものの同じ源の汚染度が非常に高かった場合集団症例の出
現の可能性がある(チェコ共和国ではプールでの遊泳に関連して16名の死者が
出ている)ということを説明している。かくして、媒質の計測学的監視から髄膜
脳炎の危険性が異常に高いことが明らかになった場合、処理が必要となる。
【0007】 これまでのところ、この処理は、塩素処理(アメリカの湖)又はオーストラリ
アの場合のような上水道網内でのクロラミン処理に基づいていた。フランスでは
、いくつかの発電所においてこれらのアメーバの増殖が確認されたことで、ED
Fがいずれかの夏の間に塩素処理を実施せざるをえなくなる可能性がある。この
方法は、残留遊離塩素レベルが充分高く処理が連続的である場合に有効である。
処理対象の流量が特に原水において多い場合、この処理は、その後環境内に放出
される副産物の産生をひき起こす。これらの産物は人間にとって長期の毒性をも
ち得ることから、その他の処理方法を探求することが必要と思われた。
【0008】 二次的効果をひき起こすことなく効果的に原生動物特に自由生活アメーバを駆
除する能力をもち優れた経済的条件下で常時機能する方法及び設備に対するニー
ズが存在する。
【0009】 細胞懸濁液に対する電界の適用に結びつけられるいくつかの効果についてすで
に記述されている:すなわち、電界内に細胞を置いた場合、この細胞により電界
線は偏向され、こうして細胞の表面には電荷の蓄積が誘発される。かくして、生
来の差△Ψ0に重ね合わされる誘導された膜内外電位差△Vが結果としてもたら
される〔Bernhardt J.及びPauly H.(1973):(1)〕。
【0010】 方形波動特性をもつ電界及び懸濁状態の球形細胞の場合に選択される最も完全
な公式は、以下のようなものである〔Kinosita及びTsong(1979)(2)〕
; ΔV(t)=fg(λ)rE(t)cosθ(1−e-t/τp) <等式1>
【0011】 時間tにおいて点Mで誘導されたこの電位差の式は、以下のものの関数である
: E: 適用された電界の強度 f: 細胞の形状係数(球の場合1.5) g(λ): 外部及び内部媒質の導電率及び膜透過性λの膜の導電率に結びつけら
れた係数 r: 細胞の半径 θ: 巨視的電界ベクトルと膜の平面に対する流線の間の、考慮対象点Mにおけ
る角度、 τp: 膜容量の充電時間(マイクロセカンド規模)である。 t: 電界適用時間。
【0012】 パルス時間が、膜の充電時間よりもきわめて長い(t≫τp)場合、項(1−
-t/τp)は1にきわめて近くなるか又は、このとき静止状態で次のような古典
的公式化が再び見い出される: ΔV=fg(λ)rEcosθ <等式2>
【0013】 cosθでの項は、一定の与えられた電界値について、この電位差の振幅が細胞
のどの点においても同一でないということを表わしている。これは、電極(極)
に対面する点で最大であり、細胞表面に沿って減少して赤道で相殺される。
【0014】 電界により生成されるこの電位差は、休止電位差ΔΨ40に付加される。その
結果、合成電位差ΔVrが得られる。 ΔVr=ΔΨ0+ΔV <等式3>
【0015】 陽極に対面して存在する細胞半球レベルで、電界効果のベクトル性を考慮に入
れるため、ΔΨ0及びΔVの数値は加算され、こうして膜の過分極がひき起こさ
れる。逆に、陰極に対面して存在する半球のレベルでは、ΔΨ0とΔVの数値は
互いに差し引き合い、膜は脱分極を受ける。
【0016】 この合成膜電位差が、200〜250mVと推定された閾値〔Teissie'及びTson
g(1981):(3)〕を上回った場合、透過化現象が誘発される〔Ho及びMitta
l(1996):(4)〕。
【0017】 この膜透過性の原因である膜構造は、今のところ未知であり、好ましくは過渡
的透過化構造(STP)という語が用いられ、これは通常「孔」という語で表現
される。
【0018】 電気透過化条件が制御される場合、この透過化現象は過渡的で可逆的であり、
細胞の生存率にはほとんど又は全く影響を及ぼさない。電界により誘導されたこ
の特性は、細胞質の中味に直接アクセスすることを可能にする〔Mirら,(198
8):(5):Tsong(1991):(6);Hapala(1997):(7)〕。
こうして、外来性で天然に非透過性である分子を細胞内に進入させかくしてその
中味を過渡的に(電気負荷)又は永久的に例えば電気形質転換、電気挿入などの
技術において修正することが可能となる。
【0019】 逆に、徹底的な特別な電気パルス発振条件下では、電気透過化は、細胞の死枯
つまり電気大量死を導く不可逆的現象である〔Sale及びHamilton(1967):
(9),(1968):(10),Kekezら,(1996);(14)〕。この特
性は、細胞により自然に排出されない問題の代謝産物を回収するべく細胞を溶解
するためか又は、環境内にある細胞を撲滅するため(消毒)又は食物流体の熱に
よらない滅菌を見込んで利用されてきた〔Jayaramら.(1992):(16),
Knorrら(1994):(17)、Qinら.(1996):(18)、Qinら(19
98):(19)〕。
【0020】 この技術は、数多くの細胞型に適用された:すなわち、バクテリア〔(Sale及
びHamilton,(1957):(8)、(Hulshegerら、(1981,1983):(
11,12)、Mizuno及びHori,(1988):(13)、Jayaramら(1992)
:(16)、Grahi及びMarkl(1996):(15);Pothakamoryら、(199
6):(26)、酵母〔Sale及びHamilton,(1967):(9);(Holsheger
ら、(1983):(12)、(Mizuno及びHori,(1988):(13);Grahl
及びMarkl,(1996):(15)、Gaskovaら、(1996):(28)、(Q
inら、(1996):(18)、Martin-Bellosoら、(1997):(27)〕。
動物細胞〔Hamilton及びSale,(1967):(8);Sale及びHamilton,(19
68):(10)〕。及び植物細胞〔Hamilton及びSale,(1967):(8)
;Sale及びHamilton,(1968):(10);Knorrら、1994:(17)〕
。それでも、原生動物特に自由生活アメーバは、これまでかかる処理の対象とは
なっていない。
【0021】 処理される体積に応じて2つのパルス発振システムが存在する。すなわち(a
)電極の寸法に応じて小体積しか処理できない、バッチとも呼ばれる固定床パル
ス発振システム及び(b)フロー状態の細胞懸濁液を処理できるようにする流束
パルス発振システムである。
【0022】 この分野において論文を発表した著者の大部分は、バッチで作業した〔(9)
;(10);(11);(12);(13);(16);(28);(26)〕
【0023】 フロープロセスに関しては、2つの戦略、すなわち連続的流束及び逐次的流束
が記述されてきた。
【0024】 逐次的流束のモデルにおいては、パルス発振チャンバは充てんされ、流束は停
止され、その後電界が適用され、次にチャンバが空にされる。この逐次的流束モ
デルは、接触が誘電泳動を媒介にして行なわれる電気融合作業のために開発され
たものである。
【0025】 流束システムの利点は、大きな体積を処理できるという点にある。
【0026】 大部分の著者は、溶液のフローに対して垂直な電極をもつシステム〔(20)
;(21);(22);(23);(24);(25);(18)〕又は均等で
はないものの同じくフローに対し垂直な電界を与える同軸電極を伴うシステム〔
(18);(27);(19)〕を利用していた。
【0027】 発明者らは今回、パルス電界を適用することにより原生動物による汚染を受け
た媒質を処理する方法を完成させた。
【0028】 この方法は、フロー状態で又は静的パルス発振状態で適用される。このコロニ
ー化された媒質の処理方法は、塩素処理及びクロラミン処理に比べて、環境に対
する侵襲度が低い方法であるという特色をもつ。
【0029】 この方法は、特に大きな体積を処理しなければならない場合に、既知の方法の
欠点を補正する。
【0030】 本発明の1つの目的に従うと、本発明は、1kV/cmを上回る強度の電界にコロ
ニー化された水流束を付すことを特徴とする原生動物の駆除方法に関する。好ま
しくは、強度は1〜30kV/cm、より好ましくは1.5〜15kV/cmの間で変動
する。
【0031】 パルスプロフィールに関しては、それは特に方形波タイプ、指数関数的減衰タ
イプ、台形タイプ、正弦タイプ又は両極性タイプでありうる。
【0032】 これらのプロセスにおいては、或る種の水性媒質中の自由生活アメーバの完全
除染に到達することができる。利用される電気条件に応じて、自由生活アメーバ
の完全な除染、つまり自由生活アメーバ数の約95%の削減が達成される。
【0033】 かくして、本発明は同様に、原生動物の除去に対する本発明のコロニー化され
た水性媒質の処理方法の応用にも関する。
【0034】 本発明は、添付図面及び以下の詳細な説明を考慮することでより良く理解でき
ることだろう。
【0035】 本発明によるコロニー化された媒質というのは、自然の又は再加熱された遊泳
用の水、プール及び風呂、産業廃棄物の水、冷却又は加熱回路の水性媒質、換気
及び空調回路の水性媒質、飲料水といったような、原生動物を含みうる又は含ん
でいる家庭の、天然の又は工業的なあらゆる水性媒質、そして一般的に原生動物
特にアメーバ特に自由生活アメーバが生育、生存又は増殖する可能性のあるあら
ゆる媒質を意味する。
【0036】 本発明の方法は、連続的流束又は逐次的流束式の設備内で使用される。
【0037】 パルスに関しては、その数は連続する1〜100パルスの間、特に1〜50、
好ましくは1〜10パルスの間で変動しうる。その持続時間は0.5μs〜24m
s、特に約1μs〜10msの間で変動しうる。
【0038】 パルスプロフィールに関しては、それは特に方形波タイプ、指数関数的減衰タ
イプ、台形タイプ、正弦タイプ又は両極性タイプでありうる。
【0039】 パルスは1〜2000Hzの間の周波数で送り出すことが可能である。
【0040】 かくして有効な適用条件は、約1.5kV/cm〜30kV/cmの強度、0.5μs
〜24msのパルス及び1〜100という細胞に適用されるパルスの数に決定され
た。
【0041】 好ましくは、1.5kV/cmで10msのパルス10回、又は11kV/cmで10μ
sのパルス1回さらには9kV/cmで50μsのパルス1回が適用される。
【0042】 例1 Naegleria Iovaniensis Ar9M1について実験を実施した。選ばれた菌株はAr
−9M1と呼称される。この菌株は、1976年にフロリダの火力発電所の温水
(45℃)中で単離されたものである(Stevensら., 1979)。この種は、系
統発生学的見地から見て、病理性種に最も近いものである。N.fowleri Perninら
.,1985は、N.Iovaniensis及びN.fowleriが共通の祖先をもつことを示してい
る。これら2つの種は共に好熱性であり、約44℃の温度で特に良く発育する。
なお、これらの種がきわめて近いイソ酵素プロフィールを有するという事実は、
これらが同様に類似した生理学的特性をも有することを示している。N.Iovanens
is Ar-9M1の栄養体は、18.2μm(8.5−31.5)×10.9μm(4
−21)のサイズを有する。シストはというと、これは10.3μm(7.5〜
12.5)の直径を有する。サイズ特性は、N.fowleriの特性に近い。増殖形つ
いて研究するにあたっては、無菌培養を利用する。この培養タイプでは、栄養要
素は細菌によってもたらされるのではなく、栄養培地によりもたらされる。培養
は、Changの培地を用いて37℃でプラスチック製ペトリ皿上で無菌性条件にて
実施される。パルス発振媒質は、200μs/cmのコンダクタンスをもつろ過済
みのガロン河の水である。
【0043】 発生装置 この研究で利用された発生装置(CNRS及びCober 605P)は、負の極性
の方形波状動特性をもつパルスを発生する。パルスの持続時間は5μs〜24ms
の間で可変的であり、適用周波数は内部パイロット式制御で0.1〜10Hz、外
部パイロット式制御で2000Hzである。装置により送り出される電圧は、最大
1500ボルト(8A)である。Cober 605Pは、300μs未満の持続時間
の唯一のパルスを適用することにより、強い電界を送り出すため(7kV/cm≦E
<10kV/cm)に利用された。これは2kV(10A)の出力電圧を送り出すこと
ができる。
【0044】 実験用設定 この設定は、必要とされる安全条件下で作業するべく積層流束フードの内部に
配置される。生存率は、クリスタルバイオレットでの着色技術により電気処理か
ら24時間後に評価される。
【0045】 細胞の透過化は、天然で透過性のない螢光マーカーすなわちヨウ化プロピジウ
ムを利用したフローサイトメトリーで数量化される。
【0046】 バッチ:パルス発振チャンバCは、電気パルセータ(E)とオシロスコープ(
O)に連結された絶縁性くさびにより平行に維持された鋼製の2つの平面ブレー
ド電極で構成されている。電極間の距離2は0.4cm又は0.25cmである。図
1aで、矢印は細胞の被着を表わしている。
【0047】 流束:研究所で完成されたパルス発振システムは、特に撹拌装置2の備わった
細胞タンク1、ぜん動ポンプ3、電気パルセータ5及びオシロスコープ6に連結
されたパルス発振チャンバ4及び細胞回収を可能にする収集システム7といった
異なる要素で構成されている。
【0048】 ぜん動ポンプ(ポンプ、minipuls3,Gilson)は、細胞タンク内の昇圧を確保
し、こうして、ポンプのローラ間を通過することなく電気パルス発振チャンバに
向かって細胞懸濁液を駆動することが可能となる。このポンプには、正確に流量
を調節できるようにする流量計システムが備わっている。利用される流量Qは、
パルス発振チャンバ内に戻る各細胞が同じ電気条件を受けるような形で滞留時間
の概念に基づくものである。これは、以下の関係式により、周波数(F)、パル
ス数(N)そしてパルス発振チャンバの容積(V)によって定義づけされる。
【0049】
【数1】
【0050】 フロー電極の仕様明細 1−フローに対し垂直な電界: 電極は、0.4cmという電極間距離だけ離隔
された鋼製の2枚の平行なブレードで構成されている。パルス発振チャンバの容
積は0.2mlである。
【0051】 2−フローに対し平行な電界: 利用される電極は、細胞が中を移行する網状
組織(80μm×100μm)で構成されたグリッドである。電極間距離は0.9
3cmであり、パルス発振チャンバの容積は0.117mlである。
【0052】 2つのシステム内の電極は、オシロスコープ(Enertec)に連結された高圧発
生装置CNRS又はCOBER605Pに接続されており、かくして、送り出さ
れた電気パラメータを視覚化することが可能となっている。発生装置により送り
出されたパルスの動特性プロフィールは、方形波プロフィールと言われ、電界強
度はパルス持続時間(T)全体にわたり一定にとどまる。電気パルセータの柔軟
性により、電圧(U)、持続時間(T)、パルスの数(N)及びパルス周波数(
F)を変調させることが可能である。
【0053】 エネルギーコストを最小限におさえながら該方法を最適化することが可能であ
る。生存率喪失は電気パルス発振中にシステムが受け取るエネルギーよりもむし
ろその受け取り方に関係していることが示された。
【0054】 図2に例示されているように、電界の強度に応じて透過化レベル及び生存率喪
失の推移を並行して評価することができる。アメーバは、1Hzの周波数で送出さ
れた10msの10回のパルスにより可変的電界強度で電気パルス発振された。生
存率は、クリスタルバイオレットでの着色技術により電気パルス発振から24時
間後に評価される。透過化は、螢光非透過性マーカー、ヨウ化プロビジウムの進
入により、フローサイトメトリーで数量化される。
【0055】 その上、図3に例示されているように、利用された構成(バッチ、流束平行電
界、流束垂直電界)に応じた電界によるアメーバの駆除効率(生存率%)を比較
した。3つのケースにおいて、細胞は1Hzの周波数で送り出された10msの10
回のパルスによって電気パルス発振される。2つの流束パルス発振チャンバは異
なる容積をもち、このことが、同じ電気パルス発振条件を得るのに利用される流
量が何故異なっているかを説明している。
【0056】 フローに対して平行な電界の構成における(1−黒)流量が0.71ml/分で
あるのに対して電界がフローに対して垂直である場合の流量(2−灰色)は1.
2ml/分である。
【0057】 図4は、長期にわたる生存率(■)及び透過化率(□)の恒常なエネルギー2
5J/cm3での推移を表わしている。
【0058】 E2×Tの積の値を一定に維持しながら、合計累積パルス発振持続時間(T)
及び電界強度(E)を変動させた。パルス持続時間は任意に10msに固定され、
パルスは1Hzの周波数で送り出される。生存率■は、クリスタルバイオレットで
の着色技術により24時間後に明らかにされる。透過化(□)は、螢光非透過性
マーカー、ヨウ化プロピジウムの進入により、フローサイトメトリーで数量化さ
れる。次のような5つの電気パルス発振条件が利用される。 (1) 10msx1,E=3.46kV/cm (2) 10msx2,E=2.5kV/cm (3) 10msx3,E=2kV/cm (4) 10msx10,E=1.1kV/cm (5) 10msx50,E=0.5kV/cm
【0059】 アメーバは、低い強度のパルスを非常に長いパルス発振時間中利用するよりも
短時間ではあるが強い強度のパルスを利用した場合により敏感である。アメーバ
の駆除は基本的に、有効パルス発振時間ではなく適用された電界の強度によって
左右される。
【0060】 以下の表は、さまざまな電界強度について、95%の死亡率を得るのに必要な
パルス時間及び付随するエネルキーを表わしている。この表は、電界強度が強く
なればなるほどシステムにもたらすべきエネルギーは小さくなるということを示
している。
【0061】
【表1】
【0062】 図5は、以下の条件下で8.8kV/cmにまで至る電界について行なわれた実験
の結果を示している: (1) 250μs, 7kV/cm (2) 100μs, 8kV/cm (3) 75μs,8.43kV/cm (4) 50μs, 8.8kV/cm (5) 0μs, 0kV/cm
【0063】 アメーバは、短かい持続時間の唯一回のパルスについて可変的電界強度で電気
パルス発振されている。生存率(生存%)は、クリスタルバイオレットでの着色
技術により電気パルス発振から24時間後に評価される。これらのパラメータは
、Tをms単位、EをkV/cm単位としTが100ms未満であるものとして、E=5
.4−2.7logTという法則に従うものである。
【0064】
【表2】
【0065】
【表3】
【図面の簡単な説明】
【図1a】 本発明の方法を実施するために利用可能な設備を概略的に表わしている。
【図1b】 本発明の方法を実施するために利用可能な設備を概略的に表わしている。
【図2】 適用された電界強度に応じた、アメーバの生存率及び細胞透過化率の推移を並
行して表わしている。
【図3】 流束フローに平行及び垂直な向きについて、及びバンチでの電界強度の異なる
値についての残留生存百分率を表わしている(死亡率を例示する)。
【図4】 細胞の長期生存率及び透過化率の、恒常エネルギー25J/cm3での推移を示
す。
【図5】 エネルギーの最適化を示している。
【符号の説明】
1 細胞タンク 2 撹拌装置 3 ぜん動ポンプ 4 パルス発振チャンバ 5 電気パルセータ 6 オシロスコープ 7 収集システム C パルス発振チャンバ E 電気パルセータ O オシロスコープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 カバン,ピエール−アンドレ・ルネ フランス国、エフ−75018 パリ、リュ・ オルドネ 63 (72)発明者 テシィ,ジュスタン フランス国、エフ−31520 ラモンヴィ ル・サンターニュ、リュ・シニョレ 5 Fターム(参考) 4D061 DA02 DA03 DA05 DA07 DB01 EA13 EB01 EB02 EB07

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原生動物によってコロニー化された水流束中での原生動物の
    駆除方法において、パルス電界が1kV/cmを上回る強度で流束に適用されること
    を特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 流束に適用された電界の強度が1〜30kV/cmであることを
    特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 流束に適用された電界の強度が1.5〜15kV/cmであるこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 適用されたパルスの数が1から50であることを特徴とする
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 流束が連続的であることを特徴とする請求項1〜4のいずれ
    か1項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 流束が逐次的であることを特徴とする請求項1〜4のいずれ
    か1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 パルス発振が、方形波タイプ、指数関数的減衰タイプ、正弦
    タイプ、両極性タイプ又は台形タイプのプロフィールを有することを特徴とする
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 パルスが1Hz〜2000Hzの周波数で送り出されることを特
    徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 パルスが約1μs〜約10msの持続時間をもつことを特徴と
    する請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 電界が流束とほぼ平行であることを特徴とする請求項1〜
    9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 【請求項11】 電界が流束に対しほぼ垂直であることを特徴とする請求項
    1〜10のいずれか1項に記載の方法。
  12. 【請求項12】 原生動物がアメーバであることを特徴とする請求項1〜1
    1のいずれか1項に記載の方法。
  13. 【請求項13】 原生動物が自由生活アメーバであることを特徴とする請求
    項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 原生動物を除去するための、請求項1〜11に記載の方法
JP2000611957A 1999-04-15 2000-04-14 コロニー化された水流束中の原生動物特に自由生活アメーバを除去する方法、電気パルス発振による水流束の処理方法及び原生動物を除去するためのその使用 Withdrawn JP2002542006A (ja)

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