JP2002537910A - インプラント位置決めシステムおよび方法 - Google Patents

インプラント位置決めシステムおよび方法

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JP2002537910A JP2000602337A JP2000602337A JP2002537910A JP 2002537910 A JP2002537910 A JP 2002537910A JP 2000602337 A JP2000602337 A JP 2000602337A JP 2000602337 A JP2000602337 A JP 2000602337A JP 2002537910 A JP2002537910 A JP 2002537910A
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プラット、クライド
エイ. シンドラー、ロバート
クレイマー、ジェシー
カリニャン、ロジャー
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アドバンスト バイオメディカル デバイシィズ インコーポレイテッド
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Abstract

(57)【要約】 尿失禁を治療するために埋設体積増大物質を挿入することを用いることと、正確に位置決めするためのシステムと、体積増大物質の送達とを記載する。埋設物質は、挿入後に繊維組織の内方成長により軟組織中で安定化するように形成された生体適合性かつ非生物分解性のインプラントである。位置決めおよび送達システムは、シリンジを接続できるように適合された注射器(83)と、ハウジング(82)とを備えている。ハウジング(82)は、注射器の正確な位置決めを可能にする膀胱鏡などの観察装置(81)を保持するように適合された貫通孔を備えている。ハウジングはさらに、1つ以上の注射器貫通孔を含んでおり、これらの貫通孔は、注射器を観察装置に対してある角度に保持するように適合されている。観察装置と注射器との間の角度は可変的に調整可能である。本発明は、記載されている位置決めおよび送達システムの使用を含む様々な送達方法によって体積増大インプラントを使用することを包含する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の分野) 本発明は、尿失禁を治療するための方法およびインプラントに関する。本発明
はさらに、特に尿失禁治療のために人体内に埋設し得る物質の位置決めおよび送
達システムならびに方法に関する。
【0002】 (発明の背景) 尿失禁は、尿を排泄しようとするときまで膀胱に尿を貯留しておくことができ
ないことである。非常に多くの老若男女が尿失禁を経験する。女性はおそらく男
性の2倍も尿失禁を経験する。これは、おそらく、妊娠や出産、閉経、および女
性の尿路構造による。しかし、男性も女性も、卒中、多発性硬化症、前立腺手術
および老齢のために尿失禁を経験することがある。尿失禁は、膀胱筋の突発性収
縮または尿道周囲の筋肉の突発性弛緩など、尿を貯留したり排泄したりする筋肉
の問題のために起こることが多い。
【0003】 尿失禁には、腹圧性尿失禁、切迫尿失禁、機能性尿失禁、溢流尿失禁、一過性
尿失禁、および混合型尿失禁などの多くの種類がある。これらの尿失禁はそれぞ
れ、筋肉の衰え、身体的変化、生理的変化、神経系の問題、および疾病などの特
定の身体的問題に関連する。しかし、どの形態の尿失禁も様々な外科的処置およ
び非外科的処置によって治療され得る。
【0004】 利用可能な非外科的処置のなかには、キーゲル(Kegel)運動法、骨盤筋
の電気刺激、バイオフィードバック、定期的排尿、膀胱訓練、および薬物治療が
ある。吸収性のパッドまたは下着の着用を選択する人もいる。別の選択としては
、ある種の液体を制限するものがある。しかし、どの処置も有効性に限界があり
、潜在的に有害な副作用を伴うことが多い。例えば、Kegel運動法および電
気刺激は、腹圧性および切迫性尿失禁を軽減し得る。バイオフィードバックは、
腹圧性および切迫性尿失禁を緩和し得る。薬物治療は、筋肉の収縮または弛緩を
阻害することによってある種のタイプの漏れを減少させることが可能である。し
かし、これらの処置では尿失禁は治癒しない。これらの処置は問題を軽減するに
すぎない。さらに、ある種の薬物治療は、エストロゲン療法に関連する乳ガンや
子宮内膜ガンの危険性を増大するなどの有害な副作用を有し得る。
【0005】 尿失禁の治療には、多くの外科的処置も利用可能である。適当な処置としては
、ペッサリー、インプラント、膀胱手術およびカテーテル挿入がある。外科的な
選択肢としては、膀胱をより正常な位置まで引っ張り上げる手術、膀胱を幅の広
いスリングで固定する手術、または人工括約筋を尿道周囲に挿入する手術がある
。しかし、それらの処置もまた、それぞれ特有の有効性率および起こり得る副作
用を有している。例えば、ペッサリーまたは長期カテーテルの使用に関わる1つ
の重大な問題は尿路感染である。
【0006】 尿道周囲の組織へのインプラントは、ある程度の成功率を治めているが、挿入
した物質に対するアレルギー反応の懸念が生じる。一般に使用されている製品、
すなわち、ウシコラーゲン注入可能物質であるContigen TMは、会陰
部を介して経尿道的または経膣的に適用することが可能である。この物質は、適
当な体積増大(bulking)をもたらすが、6〜9ヶ月しかもたない。テフ
ロン(商標、ptfc)ペーストは、現在、可能性のある体積増大物質として検
討されているが、体内で元の配置位置から移動し得る小テフロン粒子からなると
いう欠陥を有している。
【0007】 (発明の概要) 本発明は、膀胱頚部近くの尿道周囲組織およびスフェンテリック(sphen
teric)組織の体積増大をもたらす挿入可能物質の使用に関する。本発明は
さらに、そのような挿入可能物質の位置決め及び送達を行う方法に関する。用い
られる物質およびそれらを送達及び位置決めを行う方法により、女性の尿失禁の
治療に直接作用する生体適合性インプラントが得られる。生体適合性物質を用い
ることにより、身体はインプラントを拒絶せず、また、インプラントによって、
尿道周囲の軟組織領域における組織の恒久的な再配置を提供する。特定の大きさ
および形状の物質を用いることにより、挿入された物質がその体内における元の
位置から移動しないように形成される。上記の位置決めおよび送達システムを用
いると、インプラントの正確な位置決めが容易になり、尿失禁治療のために良好
な配置が得られる。
【0008】 全般的に、本発明は、従来の体積増大物質を用いているが、持続的かつより予
測可能な体積増大を提供するという利点を有する。さらに、本発明の物質は、管
状かつ非生物分解性なので、軟組織中で安定化されて移動しない。
【0009】 (発明の詳細な説明) 本発明は、添付図面を参照することにより、より理解されるであろう。本発明
の物質装置および方法を、図1〜図4の挿入可能物質の形態およびその物質を位
置決めするための外科的システムの一部としての装置に関して説明する。
【0010】 図1は、インプラントのチューブ実施形態を示している。図2は、インプラン
トのセグメントチューブ実施形態を示している。図3は連接球体のひも状物(s
tring)、図4は連接円柱体のひも状物を示している。どちらも管状の形態
にあるが、中実の形態のものを用いてもよい。
【0011】 好ましい実施形態において、本発明のインプラントは、一連の管状セグメント
からなるか、またはそのようなセグメントを含んでいる。例えば、図2を参照さ
れたい。このインプラント実施形態は、セグメントが形成された比較的単一の長
尺状チューブの形態にある。この好ましい形態において、各セグメントは、約1
〜約20mmの外径(外径は、好ましい可撓度を得るように選択される)、約2
〜30mmの長さを有し得る。好ましくは、外径は1.5〜4mm、肉厚は約1
〜約2mmである。チューブの内径は、好ましくは、1mmより大きい。全長は
、約5cm〜約20cmである。連続チューブセグメントは、長尺状チューブに
半径方向のスリットを入れて形成し得る。チューブにスリットを入れることによ
り、折り畳み点が形成され、配置されたインプラントに開口ができ、その開口を
介して組織成長が生じ得る。このように組織が成長することにより、チューブが
固定されて、それによりチューブの移動が回避される。長尺状チューブを挿入可
能なセグメントに折り畳むことにより、必要な体積増大が得られる。
【0012】 単一の長尺状チューブ実施形態(図1参照)の場合、基本的な寸法は類似して
いる。インプラントは折り畳んで幅を拡張させることはできないが、組織の内方
成長を許容するスリットは設けられる。以下に説明する図1に示した実施形態に
はスリットは示されていない。本発明によるセグメントチューブは図2に示され
ている。
【0013】 体積を増大するために、数本の小さな独立チューブを互いに隣接して配置する
ことも可能である。さらなる実施形態において、インプラントは、図3に示され
ている小さな連接球体のひも状物、または図4に示されている小さな連接円柱体
のひも状物から形成され得る。連接球体または連接円柱体のひも状物は、中実で
あってもよいし、それらの長さにわたって延びる空洞を有していてもよい。さら
に別の実施形態において、インプラントは、複数の小球体であり得る。説明した
インプラントの形状は例にすぎず、本発明の範囲を限定するものではない。
【0014】 本発明のインプラントを形成し得る物質は、好ましくは、軟組織と組織構造が
類似しており、生体適合性かつ非生物分解性でなければならない。これらの物質
は、滅菌可能であると共に、所望の形状に成形し得るものでなければならない。
これらの物質は、好ましくは、多孔質である、すなわち、外面と任意の内部管腔
との間に浸透性の流体通路を有する。そのような浸透性は、細孔が5〜70ミク
ロンの範囲にあるときに生じる。このような細孔は、流体は浸透させるが、イン
プラント物質を介した組織の有意な内方成長は生じさせない。それに代わり、組
織の内方成長はインプラントの管状形状または非平滑形状によって生じる。特定
の状況に応じて選択され得る現在利用可能な物質としては、e−PTFE、ポリ
ウレタン、ポリエチレン、または類似の物質がある。インプラントのより好まし
い形態は、チューブまたはチューブ集合体か、それぞれ約10〜約70ミクロン
の節間間隔を有するe−PTFEからなる、小球体のひも状物、小円柱体のひも
状物、または球体集合体である。
【0015】 上述のインプラントを用いた体積増大法は、位置決めおよび送達システムを用
いて実施することが可能であり、そのシステムの構成要素は図5〜図8に示され
ている。
【0016】 図5は、インプラント位置決めおよび送達システムの好ましい実施形態を示し
ている。前記システムは、膀胱鏡または他の観察装置(veiwing ins
trument)81と、膀胱鏡及び注射器のための調整可能なハウジング82
と、プランジャー85およびプランジャーストップ86、ルアーロック87なら
びに塩水充填シリンジ84を有し、かつ送出用インプラント89を保持する注射
器83とを有する。このシステムはさらにカメラ88も備える。この実施形態に
おいては、回転式ノブ80は観察装置81と注射器83との間の角度を調整する
【0017】 図6は、位置決めおよび送達システムと共に手術用周辺装置を示している。位
置決めおよび送達システムは、ハウジング90と、観察装置91と、注射器92
と、カメラ93とを備える。周辺装置としては、光源95と、VCR96と、モ
ニター94と、塩水97がある。
【0018】 図7A〜図7Fは、位置決めおよび送達装置の一形態の様々な図を示している
。各図において、同一の数字は同一の構成要素を示している。これらの図に示さ
れている位置決めおよび送達システムは、ハウジング100と、(角度の選択を
与える)数個の空孔103の1つに挿入された注射器101と、観察装置102
と、観察装置102の位置を調整するための制御ノブ104とを備えている。
【0019】 図8A及び図8Bは、注射器の放出端部の実施形態を示している。図8Aは、
中空管状シャフトまたはカニューレの尖頭端部110を示している。本図及び図
8Bはさらに、プランジャー111と、プランジャーストップ112と、注入す
べき物質またはインプラント113とを示している。管状シャフトの尖頭端部は
、面取された中空注射針、先端近くに側面射出ポートを有する中実注射針、尖頭
中空注射針であり得る。先端は、物質を注入する前に組織が中空管状シャフトに
進入するのを阻止するための後退可能な先端カバーを備えることも可能である。
【0020】 本発明の方法において、インプラントは、位置決めおよび送達システムによっ
て、増大させられるべき組織中に送達される。次いで、位置決めおよび送達シス
テムを抜出した後で、インプラントは、管状セグメントの管腔および/またはス
リットを介した繊維組織の内方成長により軟組織中で安定化するであろう。この
実施形態では、物質は、尿道周囲に挿入するために膀胱鏡検査下に送達されるで
あろう。切開部は、会陰部または膣壁を介して形成することが可能である。
【0021】 別の実施形態は、膀胱鏡制御下、注入により体積増大物質を経尿道的に挿入す
ることを伴う。この実施形態において、注射器は、膀胱鏡にほぼ平行であり、注
入は尿道壁を介して行う。切開部は経膣的に形成され得る。
【0022】 本発明の方法は、膀胱鏡により経尿道的にインプラントを配置するか、または
膀胱鏡制御下で(尿道周囲または膣を介して)穿刺し、尿道下に挿入することに
よりインプラントを配置するように実施し得る。
【0023】 したがって、位置決めおよび送達システムは、その最も基本的な形態において
、膀胱鏡などの観察装置と、挿入すべき物質を保持かつ送達するように適合され
た注射器と、観察装置を緊密に保持する空孔および注射器を様々な位置に緊密に
保持する複数の空孔を有するハウジングとを備えている。したがって、注射器は
、観察装置に対して調節可能な角度で保持され、インプラントまたは他の物質の
正確かつ繰返し可能な送達を可能にする。
【0024】 理想的には、位置決めおよび送達システムのハウジングは、観察装置および注
射器を、両者間の角度だけでなく、両者の間隔を調整し得るように保持する。そ
れぞれ特定の角度形成を指定する異なる貫通孔に注射器を挿入し得るので、角度
の調整が可能である。さらに、注射器全体が膀胱鏡の軸線に関して回転可能であ
る。これは、ハウジング100を介して注射器101を挿入するために空孔10
3が利用可能である図7Bにおいて最も明瞭に理解され得る。観察装置および注
射器はまた、少なくとも2箇所、好ましくはそれ以上の位置の間においてそれら
の長さ方向に移動可能である。その結果、物質の配置を可能にするために注射器
および観察装置を堅固に保持しながら、注入する物質を正確かつ可変的に位置決
めすることが可能である。
【0025】 特に好ましい形態において、位置決めおよび送達システムの注射器は液圧式注
射器である。液圧注入システムは、付与され得る圧力の量を増大させる。図5に
見られる液圧式注射器は、放出端部と体外に留まる反対側の端部とを有する比較
的細い管状シャフトまたはカニューレ83を有している。管状シャフト83は、
体内に送達されるべき体積増大物質または他の物質89を収容及び送達するよう
に適合されている。液圧式注射器はさらに、塩水などの作動液で充填されたシリ
ンジ84を有している。作動液と管状シャフト83との間には、流体が管状シャ
フト84に漏出するのを防止するルアーロック87が配置されている。ルアーロ
ックと体内に送達されるべき物質との間の管状シャフト内にはプランジャー85
が配置されている。このプランジャー85とルアーロック87により、作動液が
組織中に漏出する危険性が低減される。シリンジ84に圧力を加えると、プラン
ジャー85は、管状シャフト84の放出端部から物質を押し出す。管状シャフト
84内には、該管状シャフト84の放出端部近くにプランジャーストップ86が
配置されている。プランジャーストップ86は、体内に送達されるべき物質89
を管状シャフト83の放出端部へ通過させるが、プランジャー85が管状シャフ
トの放出端部まで通過するのは抑止するような形状に形成されている。当業にお
いては、他の形態の注射器が利用可能であり、それらは本発明の位置決めおよび
送達システムに適合するであろう。
【0026】 本発明はさらに、尿失禁を治療するための体積増大インプラントを配置する方
法として具体化されることも可能である。一形態において、この方法は、 i)注射器を挿入するための、位置決めおよび送達システムの注射器貫通孔お
よび角度を選択する工程と、 ii)処置を受けるヒトの尿道に観察装置を挿入する工程と、 iii)可能な場合には、注射器の放出端部を用いて、尿道周囲の組織に切開
部を形成する工程と、 iv)観察装置を用いて、注射器の放出端部を正確に位置決めする工程と、 v)体積増大インプラントが尿道周囲の組織内に送達されるようにシリンジに
圧力を付加する工程とからなる。次いで、注射器の放出端部と観察装置の先端部
を尿道から抜出する。必要であれば、本プロセスを繰り返して、固定位置または
新規な部位にて、本アセンブリを用いて何回か注入を行うことによって、十分に
体積を増大させることが可能である。
【0027】 本方法は、体積増大物質をより良好に配置するために、放出領域に空洞を形成
するバルーンカテーテルなどの拡張装置の使用を含む。 新規な位置決めおよび送達システムの利点としては、容易かつ正確に配置およ
び送達を行うことが可能であるということがある。注射器を位置決めし得る様々
な空孔と角度調整により様々な角度が可能になる。注射器と観察装置との位置も
、安定性を維持しつつ、長手方向に変化させることが可能である。さらに、必要
な切開部を形成するために、これは別の切開装置を用いて実施することもできる
が、注射器の尖頭先端を用いることにより、別の切開装置を有する必要がなく、
したがって、体積増大物質を送達するために切開装置を除去する必要もない。
【0028】 本発明は、膀胱尿道鏡検査法、より詳細には、体積増大インプラントの注入に
関するが、本送達方法は、他の物質または処置にも利用され得る。特に、本位置
決めおよび送達システムは、尿失禁の治療に用いられる既に公知の他の体積増大
物質の送達に使用され得る。これらの物質には、溶液中に懸濁された非吸収性熱
分解炭素被覆ビーズ(ミネソタ州セントポール所在アドバーンスト・ウロサイエ
ンス(Advanced Uroscience,St Paul,MN)のD
urasphereブランド)、ウシまたはヒトコラーゲン(例えば、Cont
igenブランド Collagen/IMPRA/Bard)、e−PTFE
、感温性ポリマー(カリフォルニア州サンディエゴ所在プロテイン・ポリマー・
テクノロジー社(Protein Polymer Technologies
,San Diego,CA)製のものなどの液体−ヒドロゲル遷移ポリマー)
、液体充填バルーン(ミネソタ州ミネトンカ所在アメリカン・メディカル・シス
テムズ社(American Medical Systems,Minnet
onka,MN)製のUro Viveブランド)、局所的組織増殖を引き起こ
し得る遺伝子物質を含有する溶液が含まれる。
【0029】 そのような体積増大物質を人体内に挿入する別の方法は、先ず、尿道周囲の組
織に切開部を形成し、次いで、切開部にバルーンカテーテルを挿入することによ
り、尿道周囲組織にポケットを形成することを含む。次いで、バルーンカテーテ
ルを塩水またはガスなどの流体で充填する。バルーンカテーテルから流体または
ガスを除去し、バルーンカテーテルを切開部から抜出すると、尿道周囲組織にポ
ケットが現れる。次の工程は、体積増大物質をポケットに挿入することである。
【0030】 本明細書に記載したものと同じ位置決めおよび送達システムを用いて、他の治
療用物質および診断用物質を送達することが可能である。さらに、該システムを
用いて、組織の除去および他の同様の手術を実施することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による成形挿入可能物質の一形態を示す図。
【図2】 本発明の挿入可能物質の付加的な実施形態を示す図。
【図3】 本発明の挿入可能物質の付加的な実施形態を示す図。
【図4】 本発明の挿入可能物質の付加的な実施形態を示す図。
【図5】 位置決めおよび送達装置の斜視図。
【図6】 位置決めおよび送達を含む外科的システムを示す図。
【図7A】 位置決めおよび送達システムのさらなる実施形態を様々な方向
から見た斜視図。
【図7B】 位置決めおよび送達システムのさらなる実施形態を様々な方向
から見た斜視図。
【図7C】 位置決めおよび送達システムのさらなる実施形態を様々な方向
から見た斜視図。
【図7D】 位置決めおよび送達システムのさらなる実施形態を様々な方向
から見た斜視図。
【図7E】 位置決めおよび送達システムのさらなる実施形態を様々な方向
から見た斜視図。
【図7F】 位置決めおよび送達システムのさらなる実施形態を様々な方向
から見た斜視図。
【図8A】 尖頭射出注射針を有する位置決めおよび送達システムにおける
注射器の放出端部の実施形態を示す図。
【図8B】 面取りされた中空注射針を有する位置決めおよび送達システム
における注射器の放出端部の実施形態を示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 シンドラー、ロバート エイ. アメリカ合衆国 94114 カリフォルニア 州 サンフランシスコ ステート ストリ ート 32 (72)発明者 クレイマー、ジェシー アメリカ合衆国 94109 カリフォルニア 州 サンフランシスコ グリーン ストリ ート 1370 (72)発明者 カリニャン、ロジャー アメリカ合衆国 93001 カリフォルニア 州 ベンチュラ サウス サンタ ローザ 47 Fターム(参考) 4C060 DD48 MM27 4C081 AB16 AC06 BA17 BB08 CA021 CA131 CA211 DA03 4C097 AA14 BB01 CC08 DD01 EE02 EE06 EE09

Claims (44)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インビボでの物質の正確な位置決め及び送達のためのシステ
    ムであって、 放出端部と反対側の端部とを有する注射器と、反対側の端部はシリンジが接続
    させられるように適合されていることと、 ハウジングと、該ハウジングは、観察装置を保持するように適合された貫通孔
    を有し、ハウジングは注射器貫通孔をさらに備え、注射器貫通孔は注射器を観察
    装置に対してある角度で保持するように適合されており、観察装置と注射器との
    間の角度は可変的に調整可能であることと、 注射器の放出端部は観察装置の先端部に近接して配置されることとからなるシ
    ステム。
  2. 【請求項2】 複数の注射器貫通孔が存在し、各注射器貫通孔は、注射器と
    観察装置との間に異なる範囲の利用可能な角度をもたらす請求項1に記載のシス
    テム。
  3. 【請求項3】 観察装置が膀胱鏡である請求項1に記載のシステム。
  4. 【請求項4】 注射器が固体または半固体の体積増大物質を保持及び送達す
    るように適合されている請求項1に記載のシステム。
  5. 【請求項5】 注射器が液圧注入システムを備え、該液圧注入システムは、 放出端部を有する比較的細い管状シャフトまたはカニューレと、その管状シャ
    フトまたはカニューレは体内に送達されるべき物質を収容するように適合されて
    いることと、 作動液で充填されたシリンジと、 作動液と管状シャフトの間に配置されたルアーロックと、 管状シャフトのルアーロックと体内に送達される物質との間に配置されたプラ
    ンジャーと、 管状シャフト内の同管状シャフトの放出端部近くに配置され、体内に送達され
    るべき物質を管状シャフトの放出端部に通過させるが、プランジャーが管状シャ
    フトの放出端部を通過するのは抑止するプランジャーストップとを有する請求項
    1に記載のシステム。
  6. 【請求項6】 作動液が塩水である請求項5に記載のシステム。
  7. 【請求項7】 注射器が放出端部に面取りされた中空注射針を有する請求項
    1に記載のシステム。
  8. 【請求項8】 注射器が放出端部に尖頭中空注射針を有する請求項1に記載
    のシステム。
  9. 【請求項9】 尖頭中空注射針が側面出口ポートを有する請求項8に記載の
    システム。
  10. 【請求項10】 観察装置が長手方向に移動可能である請求項1に記載のシ
    ステム。
  11. 【請求項11】 注射器が長手方向に移動可能である請求項1に記載のシス
    テム。
  12. 【請求項12】 観察装置と注射器が長手方向に移動可能である、請求項1
    に記載のシステム。
  13. 【請求項13】 インビボでの物質の正確な位置決め及び送達のためのシス
    テムであって、 放出端部と反対側の端部とを有する注射器と、前記反対側の端部はシリンジが
    接続させられるように適合されていることと、 体外に留まる基端部と、先端部とを有する膀胱鏡と、 ハウジングと、該ハウジングは膀胱鏡を保持するように適合された貫通孔を有
    し、かつ調整可能な角度を有する複数の注射器貫通孔をさらに備え、各注射器貫
    通孔は注射器を膀胱鏡に対してある角度で保持するように適合されており、各注
    射器貫通孔は注射器と膀胱鏡との間に異なる範囲の角度をもたらすことと、 注射器の放出端部は膀胱鏡の先端部に近接して配置されていることと、 観察装置及び注射器は長手方向に移動可能であることとからなるシステム。
  14. 【請求項14】 尿失禁の治療方法であって、 1つ以上のインプラントを尿道周囲壁に挿入するために、尿道に隣接する1つ
    以上の切開部を形成する工程と、 軟組織における安定化のために、1つ以上の生体適合性で非生物分解性のイン
    プラントを挿入する工程とからなる治療方法。
  15. 【請求項15】 腹部を介して尿道に隣接する切開部を形成する請求項14
    に記載の尿失禁の治療方法。
  16. 【請求項16】 膀胱鏡検査下で、尿道に隣接する1つ以上の切開部を形成
    する工程を実施する請求項14に記載の尿失禁の治療方法。
  17. 【請求項17】 膀胱鏡フォークを用いて、1つ以上の切開部に1つ以上の
    インプラントを挿入する工程を実施する請求項14に記載の尿失禁の治療方法。
  18. 【請求項18】 鈍端のトンネル先端部(blunt tunneling tip)を用いて、1つ以上の切開部に1つ以上のインプラントを挿入する工
    程を実施する請求項14に記載の尿失禁の治療方法。
  19. 【請求項19】 1つ以上のインプラントが、流体を拡散させるとともに組
    織の内方成長を最小限にするような大きさに形成された細孔を有する、生体適合
    性、かつ非吸収性、かつ非生物分解性の物質からなる請求項14に記載の尿失禁
    の治療方法。
  20. 【請求項20】 1つ以上のインプラントが、e−PTFE、ポリウレタン
    、ポリエチレン、または類似の生体適合性で非生物分解性の物質からなる請求項
    14に記載の尿失禁の治療方法。
  21. 【請求項21】 1つ以上のインプラントが、内部管腔を有する管状シャフ
    トを備え、該管状シャフトは、流体を拡散させるとともに組織の内方成長を最小
    限にするような大きさに形成された細孔を有する、生体適合性、かつ非吸収性、
    かつ非生物分解性の物質からなる請求項14に記載の尿失禁の治療方法。
  22. 【請求項22】 管状シャフトは、約5〜20cmの長さと、約1〜20m
    mの外径とを有する請求項21に記載の尿失禁の治療方法。
  23. 【請求項23】 管状シャフトが、約5〜20cmの長さと、約1.5〜4
    mmの外径と、約1〜2mmの肉厚と、約1mm以上の内径とを有する請求項2
    1に記載の尿失禁の治療方法。
  24. 【請求項24】 管状シャフトにセグメントが形成されている請求項21に
    記載の尿失禁の治療方法。
  25. 【請求項25】 管状シャフトが、約5〜20cmの全長と、約1〜20m
    mの外径とを有し、かつ管状シャフトの各セグメントは、約2〜30mmの長さ
    を有する請求項24に記載の尿失禁の治療方法。
  26. 【請求項26】 管状シャフトが、約5〜20cmの全長と、約1.5〜4
    mmの外径と、約1〜2mmの肉厚と、約1mm以上の内径とを有し、かつ管状
    シャフトの各セグメントは、約2〜30mmの長さを有する請求項24に記載の
    尿失禁の治療方法。
  27. 【請求項27】 1つ以上のインプラントが管状シャフトの集合体からなる
    請求項14に記載の尿失禁の治療方法。
  28. 【請求項28】 各管状シャフトが、約5〜20cmの全長と、約1〜20
    mmの外径とを有する請求項27に記載の尿失禁の治療方法。
  29. 【請求項29】 各管状シャフトが、約5〜20cmの全長と、約1.5〜
    4mmの外径と、約1〜2mmの肉厚と、約1mm以上の内径とを有する請求項
    27に記載の尿失禁の治療方法。
  30. 【請求項30】 1つ以上のインプラントが小球体の中空ひも状物からなる
    請求項14に記載の尿失禁の治療方法。
  31. 【請求項31】 1つ以上のインプラントが連係小円柱体の中空ひも状物か
    らなる請求項14に記載の尿失禁の治療方法。
  32. 【請求項32】 1つ以上のインプラントが小球体の中実ひも状物からなる
    請求項14に記載の尿失禁の治療方法。
  33. 【請求項33】 1つ以上のインプラントが小円柱体の中実ひも状物からな
    る請求項14に記載の尿失禁の治療方法。
  34. 【請求項34】 1つ以上のインプラントが複数の小球体からなる請求項1
    4に記載の尿失禁の治療方法。
  35. 【請求項35】 尿失禁の治療方法であって、 尿道にほぼ平行な1つ以上の切開部を形成する工程と、尿道周囲組織内に1つ
    以上のインプラントを注入する工程とを備え、 1つ以上のインプラントが、生体適合性かつ非生物分解性であり、かつ軟組織
    内で安定化されるように形成されている方法。
  36. 【請求項36】 尿道壁に1つ以上の切開部を形成する工程を膀胱鏡検査下
    にて実施する請求項35に記載の尿失禁の治療方法。
  37. 【請求項37】 膀胱鏡フォークを用いて、1つ以上の切開部に1つ以上の
    インプラントを挿入する工程を実施する請求項35に記載の尿失禁の治療方法。
  38. 【請求項38】 鈍端のトンネル先端部を用いて、1つ以上の切開部に1つ
    以上のインプラントを挿入する工程を実施する請求項35に記載の尿失禁の治療
    方法。
  39. 【請求項39】 1つ以上のインプラントが、流体を拡散させるとともに組
    織の内方成長を最小限にするような大きさに形成された細孔を有する、生体適合
    性、かつ非吸収性、かつ非生物分解性の物質からなる請求項35に記載の尿失禁
    の治療方法。
  40. 【請求項40】 1つ以上のインプラントが、e−PTFE、ポリウレタン
    、ポリエチレンまたは類似の生体適合性で非生物分解性の物質からなる請求項3
    5に記載の尿失禁の治療方法。
  41. 【請求項41】 1つ以上のインプラントが内部管腔を有する管状シャフト
    を備え、該管状シャフトが、流体を拡散させるとともに組織の内方成長を最小限
    にするような大きさに形成された細孔を有する、生体適合性、かつ非吸収性、か
    つ非生物分解性の物質からなる請求項35に記載の尿失禁の治療方法。
  42. 【請求項42】 a)インビボでの物質の正確な位置決め及び送達のための
    システムを備える工程であって、該システムが、 (i)放出端部と反対側の端部とを有する注射器と、反対側の端部はそこに
    接続されたシリンジを有し、放出端部は尿失禁を治療するための体積増大インプ
    ラントを収容することと、 (ii)先端部と体外に留まる基端部とを有する観察装置と、 (iii)ハウジングと、該ハウジングは観察装置を保持するように適合さ
    れた空孔を有し、さらに複数の注射器貫通孔を備え、各注射器貫通孔は注射器を
    観察装置に対してある角度で保持するように適合されており、各注射器貫通孔は
    注射器と観察装置との間に異なる角度をもたらすことと、 注射器の放出端部が膀胱鏡の先端部に近接して配置されることとからなる工程
    と、 b)注射器を挿入する注射器貫通孔を選択して、その注射器貫通孔を介して注
    射器を挿入する工程と、 c)観察装置の先端部を尿道に挿入する工程と、 d)注射器の放出端部を用いて尿道周囲の組織に切開部を形成する工程と、 e)観察装置を用いて、注射器の放出端部を正確に位置決めする工程と、 f)体積増大インプラントが尿道周囲組織の切開部内に送達されるようにシリ
    ンジに圧力を付加する工程と、 g)注射器の放出端部および観察装置の先端部を尿道から抜出する工程とから
    なる尿失禁の治療方法。
  43. 【請求項43】 尿道周囲組織の切開部に体積増大物質を挿入する工程の前
    に、 i)尿道周囲組織の切開部にバルーンカテーテルを挿入する工程と、 ii)バルーンカテーテルに流体またはガスを充填する工程と、 iii)バルーンカテーテルから流体またはガスを除去する工程と、 iv)切開部からバルーンカテーテルを抜出する工程とをさらに備える請求項
    42に記載の尿失禁の治療方法。
  44. 【請求項44】 a)(i)尿道周囲組織に切開部を形成する工程と、 (ii)切開部にバルーンカテーテルを挿入する工程と、 (iii)バルーンカテーテルに流体またはガスを充填する工程と、 (iv)バルーンカテーテルから流体またはガスを抜く工程と、 (v)切開部からバルーンカテーテルを抜出する工程とからなるプロセスに
    よって尿道周囲の組織にポケットを形成する工程と、 b)ポケットに体積増大物質を挿入する工程とからなる尿失禁の治療方法。
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