JP2002537904A - 酸化剤および溶血剤を含んでなる製品 - Google Patents

酸化剤および溶血剤を含んでなる製品

Info

Publication number
JP2002537904A
JP2002537904A JP2000602320A JP2000602320A JP2002537904A JP 2002537904 A JP2002537904 A JP 2002537904A JP 2000602320 A JP2000602320 A JP 2000602320A JP 2000602320 A JP2000602320 A JP 2000602320A JP 2002537904 A JP2002537904 A JP 2002537904A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
peroxide
agent
product
carbon atoms
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000602320A
Other languages
English (en)
Inventor
アントネッラ、ペスチェ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Procter and Gamble Co
Original Assignee
Procter and Gamble Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Procter and Gamble Co filed Critical Procter and Gamble Co
Publication of JP2002537904A publication Critical patent/JP2002537904A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L15/00Chemical aspects of, or use of materials for, bandages, dressings or absorbent pads
    • A61L15/16Bandages, dressings or absorbent pads for physiological fluids such as urine or blood, e.g. sanitary towels, tampons
    • A61L15/18Bandages, dressings or absorbent pads for physiological fluids such as urine or blood, e.g. sanitary towels, tampons containing inorganic materials
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L15/00Chemical aspects of, or use of materials for, bandages, dressings or absorbent pads
    • A61L15/16Bandages, dressings or absorbent pads for physiological fluids such as urine or blood, e.g. sanitary towels, tampons
    • A61L15/20Bandages, dressings or absorbent pads for physiological fluids such as urine or blood, e.g. sanitary towels, tampons containing organic materials
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L15/00Chemical aspects of, or use of materials for, bandages, dressings or absorbent pads
    • A61L15/16Bandages, dressings or absorbent pads for physiological fluids such as urine or blood, e.g. sanitary towels, tampons
    • A61L15/42Use of materials characterised by their function or physical properties
    • A61L15/46Deodorants or malodour counteractants, e.g. to inhibit the formation of ammonia or bacteria
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L2300/00Biologically active materials used in bandages, wound dressings, absorbent pads or medical devices
    • A61L2300/10Biologically active materials used in bandages, wound dressings, absorbent pads or medical devices containing or releasing inorganic materials
    • A61L2300/11Peroxy compounds, peroxides, e.g. hydrogen peroxide
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L2300/00Biologically active materials used in bandages, wound dressings, absorbent pads or medical devices
    • A61L2300/20Biologically active materials used in bandages, wound dressings, absorbent pads or medical devices containing or releasing organic materials
    • A61L2300/204Biologically active materials used in bandages, wound dressings, absorbent pads or medical devices containing or releasing organic materials with nitrogen-containing functional groups, e.g. aminoxides, nitriles, guanidines
    • A61L2300/208Quaternary ammonium compounds
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L2300/00Biologically active materials used in bandages, wound dressings, absorbent pads or medical devices
    • A61L2300/40Biologically active materials used in bandages, wound dressings, absorbent pads or medical devices characterised by a specific therapeutic activity or mode of action
    • A61L2300/42Anti-thrombotic agents, anticoagulants, anti-platelet agents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、Fe2+からFe3+への反応の還元電位よりも高い還元電位を有する酸化剤を溶血剤と共に含んでなる、体液と接触する製品、好ましくは吸収材製品、例えば衛生ナプキンおよびパンティライナー、に関する。好ましい実施態様では、製品は他の臭気抑制剤をさらに含んでなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の分野 本発明は、ここに記載する酸化剤および溶血剤を含んでなる製品、例えば吸収
材製品、に関する。
【0002】 発明の背景 例えば吸収材製品の様な製品は、人間が着用し、体液、例えば月経液、を吸収
する様に設計されている。吸収材製品の例には、衛生ナプキン、パンティライナ
ー、タンポン、唇間パッド、等が挙げられる。
【0003】 使用中、これらの吸収材製品は、様々な悪臭化合物、例えば不快な臭気を発す
る揮発性脂肪酸(例えばイソ吉草酸)、アンモニア、アミン(例えばトリエチル
アミン)、硫黄含有化合物(例えばメルカプタン、硫化物)、アルコール、ケト
ンおよびアルデヒド(例えばフルアルデヒド)、を吸収することが分かっている
。これらの化合物は体液中に存在するか、または体液が吸収材製品、例えば女性
用パッド、に吸収された後、化学反応および/またはいずれかの液体分解機構に
より発生することがある。さらに、体液は通常、微生物および/または酵素を含
み、これらが、腐敗分解、酸分解、タンパク質分解、脂肪分解、等の分解機構の
結果、悪臭副生成物を発生することもある。使用中に吸収性パッドから発散する
不快臭に着用者が自分で気付くことがある。
【0004】 その様な吸収材製品に関連する別の欠点は、吸収材製品と接触する月経の様な
体液により、着用者が不潔に感じることがあることである。
【0005】 本発明の目的は、月経/血液の様な体液と接触した時に着用者に快い感覚およ
びより高レベルの清潔さを与える吸収材製品を提供することである。より詳しく
は、本発明の目的は、傑出した清潔さおよび広範囲な悪臭性化合物に対する傑出
した臭気抑制効果の両方を提供することである。
【0006】 ここで、月経の様な体液と接触する製品、好ましくは使い捨ての吸収材製品中
で、Fe2+からFe3+への反応の還元電位よりも高い還元電位を有する酸化剤、
好ましくは過酸、例えばε−フタルイミドペルオキシヘキサン酸(PAP)、ま
たは過酸化ジアシル、例えば過酸化ジベンゾイル、過酸化ベンゾイルラウロイル
および/または過酸化ジラウロイル、を、溶血剤、好ましくは双生イオン系界面
活性剤、例えば第4級アンモニウム界面活性剤、と組み合わせることにより、上
記の必要性に応えられることが分かった。
【0007】 実際、本発明は、ここに記載する酸化剤および溶血剤の存在により、月経の色
(赤い血液の色)を淡い赤色、さらには白色に近い色に変化させることができる
吸収材製品を提供する。理論には捕らわれないが、この血液漂白は、ここに規定
する酸化剤によりヘモグロビンFe2+がFe3+に酸化され、メテモグロビン
(褐色)が形成され、続くタンパク質変性により褐色が白色化するためであると
考えられる。溶血剤は、酸化剤のヘモグロビンへの到達を容易にすることにより
、鉄の酸化を促進することが分かった。実際、溶血剤は赤血球メンブランを壊し
、それによって酸化剤によるヘモグロビン鉄の酸化反応を促進することができる
【0008】 つまり、月経が吸収材製品中に存在する溶血剤および酸化剤と接触すると、溶
血剤の存在により、月経が直ちに酸化されると共に、溶血剤を含まずに酸化剤だ
けを含む同一の吸収材製品の使用と比較して、低レベルの酸化剤で所望の漂白効
果が得られる。
【0009】 さらに、驚くべきことに、体液と接触する吸収材製品の様な製品中で、Fe からFe3+への反応の還元電位よりも高い還元電位を有する酸化剤、好まし
くは過酸、例えばε−フタルイミドペルオキシヘキサン酸(PAP)、または過
酸化ジアシル、例えば過酸化ジベンゾイル、過酸化ベンゾイルラウロイルおよび
/または過酸化ジラウロイル、を、溶血剤、好ましくは双生イオン系界面活性剤
、例えば第4級アンモニウム界面活性剤、と組み合わせることにより、溶血剤を
含まずに酸化剤だけを含む同一の吸収材製品で得られる臭気抑制と比較して、臭
気抑制が著しく改良されることが分かった。実際、この組合せにより、広範囲な
悪臭成分を効果的に抑制することができる。
【0010】 本発明の好ましい実施態様では、ここに記載する過酸および過酸化ジアシルを
酸化剤として使用する。これらの酸化剤は、体液と接触した時に、塩素誘導体や
アンモニウム誘導体の様な悪臭を放つ副生成物を生じることなく、ここに記載す
る優れた特性(血液漂白および臭気抑制)を発揮するので、特に好ましい。また
、これらの酸化剤は、それらの固有の色が白色なので、本発明により得られる脱
色を妨害しない。最後に、これらの酸化剤は安全性が優れている。
【0011】 本発明は、好ましくはパンティライナー、女性用ナプキン、タンポン、唇間パ
ッド、等の吸収材製品に向けられるが、他の製品も、ここに記載する2種類の必
須成分を包含し、血液を含む体液と接触した時に血液を効果的に漂白し、臭気を
効果的に抑制することができる。事実、他の用途には、身体に接触させて着用す
る様に設計された他の製品、例えば衣類、包帯、熱パッド、座瘡パッド、冷パッ
ド、湿布、外科パッド/包帯、等、身体の洗浄製品、例えば含浸ワイプ(例えば
ベビーワイプ、女性衛生用ワイプ)、含浸ティッシュ、タオル、等が挙げられる
【0012】 発明の背景 米国特許第4363322号明細書は、液体吸収性材料、および製品の内側で
その外縁部からある距離の所に、水分と接触して酸素を放出する物質、例えば過
酸化物、オゾニド、超酸化物、オキソ−オゾニド、等を含んでなる、脱臭および
消毒用液体吸収製品、例えば衛生ナプキン、湿布またはおむつ、を開示している
【0013】 ヨーロッパ特許第EP−A−268459号明細書は、50〜99重量%の繊
維状材料および50〜1重量%の吸収性重合体を含んでなる吸収性部材を備え、
吸収性部材が、硫黄含有還元剤、酸化防止剤および酸化剤から選択された少なく
とも1種の化合物を含む体液吸収製品を開示している。
【0014】 他の臭気抑制剤はこの分野で公知である。これらの種類の化合物の例には、例
えばヨーロッパ特許第EP−A−348978号、第EP−A−510619号
、国際特許第WO91/12029号、第WO91/11977号、第WO89
/02698号、および/または第WO91/12030号の各明細書に記載さ
れている様な活性炭、クレー、ゼオライト、ケイ酸塩、デンプン、シクロデキス
トリン、イオン交換樹脂、およびそれらの各種混合物が挙げられる。
【0015】 これらの文献のどれも、ここに規定する酸化剤を溶血剤との組合せで含み、月
経の様な体液から発する臭気を抑制すると共に、月経の赤色を淡い赤色、さらに
は白色に近い色にまで薄めることにより、その様な製品の着用快適性を改良する
吸収材製品は開示していない。色の変化は、出血に伴う恐怖や当惑を減少させ、
さらには無くすことさえできる。
【0016】 発明の概要 本発明は、少なくとも1種の、Fe2+からFe3+への反応の還元電位より
も高い還元電位を有する酸化剤、および少なくとも1種の溶血剤を含んでなる製
品、好ましくは使い捨ての吸収材製品に関する。本発明の好ましい実施態様では
、製品は他の臭気抑制剤、好ましくは少なくとも1種の吸収性ゲル化材料をさら
に含んでなる。
【0017】 本発明は、臭気抑制系として、Fe2+からFe3+への反応の還元電位より
も高い還元電位を有する酸化剤、好ましくは過酸および/または過酸化ジアシル
、を、溶血剤、好ましくは双生イオン系界面活性剤、と共に使用することも包含
する。
【0018】 本発明はさらに、Fe2+からFe3+への反応の還元電位よりも高い還元電
位を有する酸化剤、好ましくは過酸および/または過酸化ジアシル、を、溶血剤
、好ましくは双生イオン系界面活性剤、と共に、製品、典型的には使い捨ての吸
収材製品に使用し、該製品が血液含有体液と接触した時の清潔さを改良すること
も包含する。
【0019】 発明の詳細な説明 本発明の、血液含有体液に関連する赤色を脱色し、体液に関連する臭気を抑制
するための製品は、必須成分として、Fe2+からFe3+への反応の還元電位
よりも高い還元電位を有する酸化剤、および溶血剤を含んでなる。
【0020】 「製品」とは、以下に記載する酸化剤および溶血剤を収容/保持できるすべて
の立体的な固体の材料を意味する。本発明の好ましい製品は、使用者の身体と接
触して着用し、身体から排出される液体を受け取る様に設計された使い捨ての吸
収材製品、例えば使い捨ての吸収性パンティライナー、衛生ナプキン、生理用品
、タンポン、唇間パッド/挿入物、等である。本発明の他の好適な製品には、身
体に接触させて着用する様に設計された他の製品、例えば衣類、包帯、熱パッド
、座瘡パッド、冷パッド、湿布、外科パッド/包帯、等、並びに身体の洗浄製品
、例えば含浸ワイプ(例えばベビーワイプ、女性衛生用ワイプ)、含浸ティッシ
ュ、タオル、等が挙げられる。
【0021】 「体液」とは、人間または動物の体から自然に放出される(例えば月経)、ま
たは例えば皮膚を切った場合の様に偶発的に放出される、血液を含む液体を意味
する。
【0022】 酸化剤 本発明の酸化剤は、Fe2+からFe3+への反応の還元電位よりも高い還元
電位を有する、当業者には公知のすべての酸化剤である。
【0023】 Fe3++e←→Fe2+に対する25℃、1気圧における標準還元電位E°
値は0.771Vである。従って、ここで使用する酸化剤は、標準還元電位E°
が0.771Vを超えている。標準還元電位は、特定材料の酸化/還元力を決定
するために、化学分野で良く知られている基準である。標準還元電位は、例えば
CRC handbook of Chemistry and Physics, 76th edition, David R. Lide, Ph
.D. CRC Press, 8-21〜8-33頁に記載されている。
【0024】 標準電位の好適な測定方法は、電気化学的電池を使用し、SHE(標準水素電
極)を基準にして行なわれる。この方法は、例えばKIRK OTHMER, Encyclopedia
of chemical technology, 1981, Vol. 15, 39-40頁に記載されている。
【0025】 標準電位を記載している表とは異なり、酸化剤に対する値は、使用する実験条
件、電極および技術により異なる実験値である。従って、還元電位は実験値、通
常は半波電位(ポーラログラフィーにおけるE1/2)またはピーク電位(サイ
クリックボルタンメトリーにおけるEp)、として報告することができる。どの
様な条件/電極/技術を使用するにしても、ここで使用するのに好適な酸化剤は
Fe2+からFe3+への反応の還元電位よりも高い還元電位を有する。つまり
、ここで酸化剤を決定するには、Fe2+からFe3+への反応を、同じ試験条
件における基準として取る。
【0026】 ここで使用する酸化剤は、過酸素漂白剤の様な酸素漂白剤またはそれらの混合
物を包含する。
【0027】 その様な過酸素漂白剤には、過酸化水素、過炭酸塩、過硫酸塩、過ホウ酸塩、
過酸、アルキルヒドロペルオキシド、過酸化物、過酸化ジアシル、オゾニド、超
酸化物、オキソ−オゾニド、過ヨウ素酸塩、それらの塩またはそれらの混合物が
挙げられる。過酸および過酸化ジアシルがここで好ましい。
【0028】 ここで使用するのに好適なヒドロペルオキシドには、tert−ブチルヒドロ
ペルオキシド、クミルヒドロペルオキシド、2,4,4−トリメチルペンチル−
2−ヒドロペルオキシド、ジイソプロピルベンゼン−モノヒドロペルオキシド、
tert−アミルヒドロペルオキシド、および2,5−ジメチル−ヘキサン−2
,5−ジヒドロペルオキシドが挙げられる。
【0029】 ここで使用するのに好適な過酸化物には、例えば過酸化リチウム、過酸化ナト
リウム、過酸化カリウム、過酸化アンモニウム、過酸化カルシウム、過酸化ルビ
ジウム、過酸化セシウム、過酸化ストロンチウム、過酸化バリウム、過酸化マグ
ネシウム、過酸化水銀、過酸化銀、過酸化ジルコニウム、過酸化ハフニウム、過
酸化チタン、過酸化リン、過酸化硫黄、過酸化ルテニウム、過酸化鉄、過酸化コ
バルト、過酸化ニッケル、それらの他のアルカリ金属塩またはそれらのアルカリ
土類金属塩またはそれらの混合物が挙げられる。
【0030】 ここで使用するのに好適な超酸化物には、例えばリチウム超酸化物、ナトリウ
ム超酸化物、カリウム超酸化物、カルシウム超酸化物、ルビジウム超酸化物、セ
シウム超酸化物、ストロンチウム超酸化物、バリウム超酸化物、それらの他のア
ルカリ金属塩またはそれらのアルカリ土類金属塩またはそれらの混合物が挙げら
れる。
【0031】 ここで使用するのに好適なオゾニドには、例えばリチウムオゾニド、ナトリウ
ムオゾニド、カリウムオゾニド、ルビジウムオゾニド、セシウムオゾニド、アン
モニウムオゾニド、テトラメチルアンモニウムオゾニド、ストロンチウムオゾニ
ド、バリウムオゾニド、マグネシウムオゾニド、それらの他のアルカリ金属塩ま
たはそれらのアルカリ土類金属塩またはそれらの混合物が挙げられる。
【0032】 ここで使用するのに好適な過ホウ酸塩には、例えば過ホウ酸ナトリウム、過ホ
ウ酸カリウム、過ホウ酸アンモニウム、それらの他のアルカリ金属塩またはそれ
らのアルカリ土類金属塩またはそれらの混合物が挙げられる。
【0033】 ここで使用するのに好適な過硫酸塩には、過硫酸ナトリウム、重過硫酸カリウ
ム、過硫酸カリウム並びにそれらの他のアルカリ金属塩またはそれらの混合物が
挙げられる。
【0034】 他の好適な過酸素漂白剤には、ジアセチルペルオキシジカーボネート、1,1
ビス(terブチルペルオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、過
酸化ジ(1−ナフチル)、過安息香酸tert−ブチル、O,O,−t−ブチル
−O−イソプロピルモノ−ペルオキシカーボネート、過炭酸塩、例えば過炭酸ス
テアリル、過炭酸2−エチルヘキシルおよび過炭酸sec−ブチルおよび対応す
る過ホウ酸塩および過硫酸塩も挙げられる。
【0035】 ここで使用するのに好適な過酸化ジアシルは下記の式を有する。
【0036】 R−C(O)−O−O−(O)C−R 式中、RおよびRは、同一であるか、または異なるものであって、置換さ
れた、または置換されていない、飽和化されたまたは不飽和化された、線状の、
分岐した、または環状の、炭素数が1〜50、好ましくは2〜40、より好まし
くは4〜30、である炭化水素基の群から選択される。
【0037】 ここで使用するのに好適な過酸化ジアシルは、RおよびRが独立して脂肪
族基である物質、RおよびRが独立して芳香族環である物質、およびR
脂肪族基であり、Rが芳香族環である過酸化ジアシルである。
【0038】 典型的には、RおよびRは、独立して、炭素数が2〜40、より好ましく
は4〜30、さらに好ましくは5〜20である脂肪族基である。これらの脂肪族
基は、線状の、分岐した、環状の、飽和化された、不飽和化された、置換された
、または置換されていない、またはそれらの組合せでよい。好ましくは、脂肪族
基は線状であり、炭素数が4〜20、より好ましくは8〜18、である。その様
な脂肪族基が置換されている場合、炭素原子は好ましくはハロゲン化物またはサ
ルフェート含有または窒素含有官能基、例えばSO3-、SO4-、NO2、NR3+
、で置換されており、ここでR=Hまたは炭素数が1〜5であるアルキル鎖であ
る。
【0039】 典型的には、RおよびRは、独立して、炭素数が2〜50である、置換さ
れた、または置換されていない、単環または多環式芳香族環、ホモまたはヘテロ
芳香族環、でよい。その様な芳香族環が置換されている場合、炭素原子は好まし
くはハロゲン化物または硫黄含有または窒素含有基または炭素数が1〜20、最
も好ましくは4〜10であアルキル鎖で置換されている。好適な硫黄含有または
窒素含有置換基には、SO3-、SO4-、NO2、NR3+が挙げられ、ここでR=
Hまたは炭素数が1〜5であるアルキル鎖である。好ましい芳香族環はベンゼン
である。
【0040】 ここで使用するのに特に好適な過酸化ジアシルは、Rが前に規定した脂肪族
基であり、Rが、前に規定した、置換された、または置換されていない、単環
または多環式芳香族環、ホモまたはヘテロ芳香族環である過酸化ジアシルである
。その様な好ましい過酸化ジアシルは、アルカノイル基の炭素数が4〜20、よ
り好ましくは8〜18である過酸化ベンゾイルアルカノイルである。
【0041】 ここで使用するのに好適な過酸化ジアシルは、過酸化ジラウロイル、過酸化ジ
デカノイル、過酸化ジミリストイル、過酸化ジベンゾイル、過酸化ジ、過酸化ジ
−4−メチルベンゾイル、過酸化ジ−p−メトキシ−ベンゾイル、過酸化アセチ
ルベンゾイル、過酸化ベンゾイルステアロイル、過酸化ベンゾイルデカノイル、
過酸化ベンゾイルセチル、過酸化パラ−アルキルベンゾイルラウロイル、過酸化
パラ−アルキルベンゾイルデカノイル、過酸化パラ−アルキルベンゾイルセトイ
ル、過酸化ジ−4−フェニルベンゾイル、過酸化ジ−t−ブチル、過酸化t−ブ
チルクミル、過酸化ジエチル、過酸化ジアセチル、過酸化ジクミル、過酸化ジヘ
プタノイル、過酸化ジデカノイル、過酸化ベンゾイルラウロイル、過酸化ジヘプ
タノイル、過酸化ジステアロイル、過酸化ジスクシニル、過酸化3,5,5−ト
リメチルヘキサノイル、またはそれらの混合物である。
【0042】 ここで非常に好ましい過酸化ジアシルは、AKZO NOBELからフレークとしてLaur
oxの商品名で、または粉末としてLaurox Sの商品名で、または水中懸濁液として
Laurox W 40の商品名で市販されている過酸化ジラウロイル、あるいはAKZO NOBE
Lから粉末形態でLucidolの商品名で、または水中懸濁液の形態でLucidol W40の
商品名で市販されている過酸化ジベンゾイル、および/または過酸化ベンゾイル
ラウロイルである。
【0043】 ここに記載する過酸化ベンゾイルラウロイルの様な芳香族過酸化アルカノイル
は、当業者なら容易に合成でき、例えばWiley InterscienceのDaniel Swernによ
り編集されたOrganic Peroxides Vol. 1、65頁参照。
【0044】 ここで使用するのに好適な過酸化物は、下記の式を有する R−CO3H 式中、Rは、炭素数が1〜25である置換された、または置換されていない
、飽和化された、または不飽和化された、線状の、または分岐した炭化水素基で
あるか、または炭素数が3〜32であり、所望により少なくとも1個の異原子を
有する環状基であるか、または炭素数が4〜32であり、所望により少なくとも
1個の異原子を有する環状アルキル基である。
【0045】 典型的には、Rは、炭素数が1〜25、より好ましくは1〜14、さらに好
ましくは3〜10、最も好ましくは4〜6である置換された、または置換されて
いない、線状の、または分岐したアルキル基またはアルケニル基である。典型的
には、Rは、炭素数が3〜32、好ましくは3〜25、より好ましくは6〜2
0、さらに好ましくは8〜15であるアリール基、または総炭素数が4〜32、
好ましくは4〜25、より好ましくは6〜20、さらに好ましくは8〜13であ
るアリールアルキル基、または炭素数が3〜32、好ましくは3〜25、より好
ましくは3〜20、さらに好ましくは5〜15であり、異原子数が1〜5、好ま
しくは1〜3であり、異原子が、独立して、酸素、窒素および硫黄からなる群か
ら選択され、好ましくは窒素または酸素である複素環式基、または炭素数が4〜
32、好ましくは4〜25、より好ましくは4〜22、さらに好ましくは6〜1
8であり、異原子数が1〜5、好ましくは1〜3であり、異原子が、独立して、
酸素、窒素および硫黄からなる群から選択され、好ましくは窒素または酸素であ
る複素環式アルキル基でもよい。
【0046】 本発明の好ましい過酸は、Rが環状基または環状アルキル基、好ましくは複
素環式基または複素環式アルキル基である過酸である。
【0047】 ここでさらに好ましい物質は、下記の式を有する過酸である。
【0048】
【化3】 または
【化4】 式中、Raは、炭素数が1〜14である置換された、または置換されていない
、飽和化された、または不飽和化された、線状の、または分岐した炭化水素基で
あり、Yは異原子であり、Xは、オルトまたはメタ位置にある置換基であり、独
立して、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、カルボキシ、炭素数が1〜10である脂
肪族の飽和化された、または不飽和化された、線状の、または分岐した炭化水素
基、またはそれらの混合物の群から選択される。
【0049】 好ましくは、Raは、炭素数が2〜12、好ましくは2〜10、より好ましく
は2〜8、さらに好ましくは3〜6、最も好ましくは5である置換された、また
は置換されていない、線状の、または分岐したアルキル基またはアルケニル基で
ある。好ましくは、Yは、酸素、窒素および硫黄からなる群から選択された異原
子であり、より好ましくは窒素原子(>N−)である。好ましくは、Xは、オル
トまたはメタ位置にある置換基であり、独立して、水素、ヒドロキシ、炭素数が
1〜10、好ましくは2〜7、最も好ましくは3〜5である脂肪族の線状の、ま
たは分岐したアルキル基またはアルケニル基からなる群から選択される。すべて
の置換基Xが独立して水素であるのがここで非常に好ましい。
【0050】 本発明で使用する好ましい過酸は、フタルイミド−およびフタルアミドペルオ
キシアルカン酸である。
【0051】 ここで非常に好ましい過酸は、ε−フタルイミドペルオキシヘキサン酸であり
、AUSIMONTからPAPまたはEURECO(顆粒形態)、Eureco WKC(湿った顆粒形態)
またはEureco HC(粉末化された活性形態)の商品名で市販されている。
【0052】 ここで使用するのに好適な他の酸化剤には、無機酸化剤、例えば過酸化尿素、
過マンガン酸カリウム、クロム酸カリウム、重クロム酸カリウム、四酸化ルテニ
ウム、四酸化オスミウム、酸化セリウム、水酸化セリウム、セリウム水和酸化物
、セリウムオキシ塩、等を包含するセリウム化合物、酸化鉛、四酸化鉛、酢酸鉛
、四酢酸鉛、等を包含する鉛化合物、過マンガン酸マンガン、酸化マンガン、等
を包含するマンガン化合物、オゾン、ヒドラジンおよびそれらの誘導体、等が挙
げられる。
【0053】 これらの酸化剤は、ヘモグロビンFe2+をFe3+に酸化してメテモグロビ
ンを形成し、続いてタンパク質を変性させることができ、これによって血液の赤
色がより白色に近い色に脱色される。実際、血液の赤色は、ヘモグロビン、すな
わち4個のペプチド鎖(ヘテロ重合体)および4個のヘム錯体を含んでなる巨大
分子、を含む赤血球によるものである。ヘム錯体は、有機配位子からなり、そこ
に4個の窒素原子を介して鉄原子Fe2+が配位している。このヘム錯体がヘモ
グロビンおよびそれを含む赤血球にそれらの赤色を与えるのである。
【0054】 ここで酸化剤は、体液に関連する臭気を効果的に抑制する。実際、酸化剤は、
例えば酵素および/または微生物の活動を阻止することにより臭気の形成を抑制
し、すでに存在する悪臭化合物と戦い、それらを無臭化合物に酸化する。
【0055】 実際、本発明の酸化剤(好ましくはここに記載する過酸および/またはここに
記載する過酸化ジアシル)は、酵素中に典型的に存在する敏感なメルカプト(sul
phidryl)および硫黄結合を酸化し、それによって、微生物の正常な代謝に寄与す
る酵素を失活させると考えられる。さらに、これらの酸化剤が、親油性の代謝物
、例えば微生物の栄養分(例えば不飽和化された脂肪)、の中にある二重結合を
酸化し、それによってこれらの栄養分を、悪臭化合物の形成につながる微生物の
成長にとって無効にすると考えられる。さらに、ここに記載する酸化剤は、微生
物/細菌細胞のリポタンパク質細胞質メンブランの化学的浸透機能を攪乱し、そ
れによって細胞壁における輸送機能を妨害すると考えられる。この後者の攪乱は
、疎水性酸化剤、例えば環状または環状アルキル過酸、すなわちここに記載する
化学式に従う物質、並びにここに記載する過酸化ジアシル、で特に顕著である。
「疎水性酸化剤」とは、微生物の細胞壁の脂質層に溶解し得る酸化剤を意味する
。ここで使用するのに非常に好ましい疎水性酸化剤は、フタルイミド−およびフ
タルアミドペルオキシアルカン酸、および上記の式に従う過酸化ジアシル、特に
過酸化ベンゾイルアルカノイル、過酸化ジアルカノイルおよびジ芳香族過酸化物
、例えば過酸化ジベンゾイルである。実際、これらの酸化剤疎水性基は、酸化剤
と微生物の細胞壁のリポタンパク質との反応を促進、強化すると考えられる。
【0056】 本発明の好ましい実施態様では、酸化剤は過酸(例えばフタルイミドペルオキ
シアルカン酸および/またはフタルアミドペルオキシアルカン酸)および/また
は過酸化ジアシル(例えば過酸化ベンゾイルアルカノイル、過酸化ジアルカノイ
ルおよびジ芳香族過酸化物、例えば過酸化ジベンゾイル)である。実際、ある種
の無機過酸化物、例えば過硫酸塩、と対照的に、ここに記載する過酸および過酸
化ジアシルには、体液中に存在するカタラーゼおよび/またはペルオキシダーゼ
酵素による失活が無い。
【0057】 過酸および過酸化ジアシルの様な本発明の好ましい酸化剤の別の優位性は、そ
れらの酸化剤が体液と接触した時に、塩素誘導体およびアンモニウム誘導体の様
な悪臭を放つ副生成物の発生が避けられることである。
【0058】 典型的には、本発明の製品、例えば使い捨ての吸収材製品は、酸化剤またはそ
れらの混合物を、1gm−2〜250gm−2、好ましくは5gm−2〜150gm−2 、より好ましくは10gm−2〜100gm−2、最も好ましくは20gm−2〜70
gm−2の量で含んでなる。
【0059】 溶血剤 本発明の製品は、必須化合物として、溶血剤またはそれらの混合物を含んでな
る。
【0060】 「溶血剤」とは、赤血球のメンブランを破裂させる/漏洩させることができる
。すべての化合物を意味する。このメンブランは、赤血球の細胞内環境と細胞外
環境の間で選択的に透過させるバリヤーである。このメンブランは、ホスファチ
ジルコリン、スフィンゴミエリン、ホスファチジルセリン、ホスファチジルエタ
ノールアミンおよびスペクトリンの様なタンパク質からできている。
【0061】 本発明の溶血剤は、酸化剤の血液漂白を増進する。本発明の溶血剤の存在によ
り、赤血球細胞がより迅速に、ほとんど完全に破壊され、それによってヘモグロ
ビン鉄が酸化剤により瞬間的に酸化されると考えられる。つまり、赤血球メンブ
ランの破裂により、ヘモグロビン鉄と酸化剤の接触量が増加し、それによって血
液漂白が著しく強化される。このため、溶血剤を使用せずに、酸化剤だけを使用
する場合と比較して、所望の血液漂白を達成するのに、吸収材製品中に使用する
酸化剤の量をさらに少なくすることができる。
【0062】 本発明の溶血剤により、酸化剤の臭気抑制性能もさらに改良される。使用する
溶血剤に応じて、異なった機構が関与し得ると考えられる。例えば、ここに記載
する溶血剤、特に陰イオン系界面活性剤、非イオン系界面活性剤、両性界面活性
剤および/または双生イオン系界面活性剤、例えば第4級アンモニウム界面活性
剤、は、ここに記載する酸化剤、特に本発明の過酸および過酸化ジアシル(疎水
性酸化剤に分類できる)のためのキャリヤーとして作用し、酸化剤が、ヘモグロ
ビン鉄とだけではなく、体液中に含まれる酸化し得る悪臭化合物(疎水性の酸化
し得る悪臭化合物のみならず、より親水性の悪臭化合物も包含する)とも、より
密接に接触することに寄与する。ここで使用する溶血剤、特に双生イオン系界面
活性剤、例えば第4級アンモニウム界面活性剤、も微生物の細胞壁を破裂させる
/漏洩させるのに好適である。つまり、これらの溶血剤は、抗菌剤としても作用
し、月経の様な体液中で起こる微生物活動に関連する臭気を抑制するのにさらに
貢献する。実際、本発明の溶血剤は、微生物/細菌細胞のリポタンパク質細胞質
メンブランの化学的浸透機能を攪乱し、それによって細胞壁における輸送機能を
妨害すると考えられる。
【0063】 ここで使用するのに好適な溶血剤は、非イオン系界面活性剤、陰イオン系界面
活性剤、両性界面活性剤および/または双生イオン系界面活性剤を包含する、当
業者には公知のすべての溶血性界面活性剤を包含する。
【0064】 ここで使用するのに好適な他の溶血剤には、ビグアニドおよびその誘導体、有
機硫黄化合物、有機窒素化合物、フェニルおよびフェノキシ化合物、フェノール
系化合物、アルデヒド、例えばグルタルアルデヒド、ホルムアルデヒド、グリオ
キサール、パラベン、例えばエチルパラベン、プロピルパラベン、メチルパラベ
ン、有機酸およびカルボン酸、アルコール、特に炭素数が1〜16、好ましくは
1〜6である脂肪族アルコール(例えばメタノール、エタノール、プロパノール
、イソプロパノール、ブタノール、ペンタノール、オクタノール)および総炭素
数が6〜30である芳香族アルコール(例えばナフトール)、およびそれらの混
合物が挙げられる。
【0065】 ここで使用するのに好適なフェノール系化合物には、o−フェニル−フェノー
ル、o−ベンジル(p−クロロフェノール)、4−tert−アミルフェノール
およびそれらの混合物が挙げられる。
【0066】 ここで使用するのに非常に好ましい溶血剤は双生イオン系界面活性剤およびそ
れらの混合物である。
【0067】 非イオン系界面活性剤 ここで溶血性非イオン系界面活性剤として使用するのに特に好適な材料は、H
LB(親水性−親油性バランス)が16未満、好ましくは15未満、より好まし
くは12未満、最も好ましくは10未満である疎水性非イオン系界面活性剤であ
る。さらに、好ましい溶血性非イオン系界面活性剤は線状の界面活性剤である。
疎水性の線状非イオン系界面活性剤は良好な溶血特性を有することが分かってい
る。
【0068】 ここで使用するのに好ましい疎水性非イオン系界面活性剤は、脂肪アルコール
アルコキシレート(例えばエトキシレートおよび/またはプロポキシレート)で
あり、様々な脂肪アルコール鎖長および様々なアルコキシル化度で市販されてい
る。実際、その様なアルコキシル化された非イオン系界面活性剤のHLB値は、
実質的に脂肪アルコールの鎖長、アルコキシル化の性質およびアルコキシル化度
により異なる。非イオン系物質を包含する多くの界面活性剤を、それらのHLB
値と共に示す界面活性剤カタログがある。
【0069】 ここで使用するのに好ましいアルコキシル化アルコールは、HLB値が16未
満であり、式RO(E)e(P)pHに従う非イオン系界面活性剤であり、式中
、Rは炭素数が2〜30である炭化水素鎖であり、eはエチレンオキシドであり
、pはプロピレンオキシドであり、それぞれエトキシル化およびプロポキシル化
の平均度を表すeおよびpは0〜15である。非イオン系化合物の疎水性部分は
第1級または第2級、線状の、または分岐した、炭素数が8〜30であるアルコ
ールでよい。本発明の組成物で使用するのに好ましい非イオン系界面活性剤は、
エチレンオキシドと、炭素数が6〜30である線状のアルキル鎖を有するアルコ
ールの縮合生成物であり、その際、エトキシル化度は1〜10、好ましくは1〜
5である。その様な好適な非イオン系界面活性剤は、例えばShellから、Dobanol
またはNeodolの商品名で、あるいはBASFからLutensolの商品名で市販されている
【0070】 他の好適な溶血性非イオン系界面活性剤は、アルキルフェノールのポリエチレ
ンオキシド縮合物、例えば直鎖または分岐鎖構造の炭素数が6〜12であるアル
キル基を有するアルキルフェノールとエチレンオキシドの縮合生成物、を包含す
るが、該エチレンオキシドは、アルキルフェノール1モルあたり10〜25モル
のエチレンオキシドに等しい量で存在する。その様な化合物におけるアルキル置
換基は、重合したプロピレン、ジイソブチレン、オクタン、およびノナンから誘
導することができる。
【0071】 陰イオン系界面活性剤 ここで使用するのに好適な陰イオン系界面活性剤を以下に示す。
【0072】 ここで使用するのに好適なアルキルスルホネートは、式RSOMの水溶性塩
または酸を包含し、式中、RはC〜C20の直鎖状の、または分岐鎖状の、飽
和化された、または不飽和化されたアルキル基、好ましくはC12〜C18アル
キル基、より好ましくはC14〜C16アルキル基であり、MはHまたは陽イオ
ン、例えばアルカリ金属陽イオン(例えばナトリウム、カリウム、リチウム)、
またはアンモニウムまたは置換されたアンモニウム(例えばメチル−、ジメチル
−、およびトリメチルアンモニウム陽イオンおよび第4級アンモニウム陽イオン
、例えばテトラメチルアンモニウムおよびジメチルピペリジニウム陽イオンおよ
びアルキルアミン、例えばエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、
およびそれらの混合物、に由来する第4級アンモニウム陽イオン、等)である。
【0073】 ここで使用するのに好適なアルキルアリールスルホネートは、式RSOMの
水溶性塩または酸を包含し、式中、Rは、C〜C20の直鎖状の、または分岐
鎖状の、飽和化された、または不飽和化されたアルキル基、好ましくはC12
18アルキル基、より好ましくはC14〜C16アルキル基により置換された
アリール、好ましくはベンジル、であり、MはHまたは陽イオン、例えばアルカ
リ金属陽イオン(例えばナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、マグネ
シウム、等)、またはアンモニウムまたは置換されたアンモニウム(例えばメチ
ル−、ジメチル−、およびトリメチルアンモニウム陽イオンおよび第4級アンモ
ニウム陽イオン、例えばテトラメチルアンモニウムおよびジメチルピペリジニウ
ム陽イオン、およびアルキルアミン、例えばエチルアミン、ジエチルアミン、ト
リエチルアミン、およびそれらの混合物、に由来する第4級アンモニウム陽イオ
ン、等)である。
【0074】 C14〜C16アルキルスルホネートの例は、Hoechstから市販のHostapur(
商品名)SASである。市販されているアルキルアリールスルホネートの例は、Su.
Maから市販のラウリルアリールスルホネートである。特に好ましいアルキルアリ
ールスルホネートは、Albright&WilsonからNansaの商品名で市販のアルキルベン
ゼンスルホネートである。
【0075】 ここで使用するのに好適なアルキルサルフェートは、式RSOMに従い、
式中、Rは、炭素数が6〜20である、直鎖状の、または分岐鎖状のアルキル
基、およびアルキル基中の炭素数が6〜15であるアルキルフェニル基からなる
群から選択された炭化水素基を表す。MはHまたは陽イオン、例えばアルカリ金
属陽イオン(例えばナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、マグネシウ
ム、等)、またはアンモニウムまたは置換されたアンモニウム(例えばメチル−
、ジメチル−、およびトリメチルアンモニウム陽イオンおよび第4級アンモニウ
ム陽イオン、例えばテトラメチルアンモニウムおよびジメチルピペリジニウム陽
イオン、およびアルキルアミン、例えばエチルアミン、ジエチルアミン、トリエ
チルアミン、およびそれらの混合物、に由来する第4級アンモニウム陽イオン、
等)である。
【0076】 ここで使用するのに好適なアルキルアルコキシル化サルフェート界面活性剤は
、式RO(A)SOMに従い、式中、Rは置換されていないC〜C20
ルキルまたはC〜C20アルキル成分を有するヒドロキシアルキル基、好まし
くはC12〜C20アルキルまたはヒドロキシアルキル、より好ましくはC12 〜C18アルキルまたはヒドロキシアルキルであり、Aはエトキシまたはプロポ
キシ単位であり、mは0より大きく、典型的には約0.5〜約6、より好ましく
は約0.5〜約3であり、MはHまたは陽イオンであり、陽イオンは、例えば金
属陽イオン(例えばナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、マグネシウ
ム、等)、アンモニウムまたは置換されたアンモニウム陽イオンでよい。アルキ
ルエトキシル化サルフェート並びにアルキルプロポキシル化サルフェートをここ
では意図している。置換されたアンモニウム陽イオンの具体例には、メチル−、
ジメチル−、トリメチル−アンモニウムおよび第4級アンモニウム陽イオン、例
えばテトラメチル−アンモニウム、ジメチルジピペリジニウム、およびアルカノ
ールアミン、例えばエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、から誘
導される陽イオン、それらの混合物、等が挙げられる。代表的な界面活性剤は、
12〜C18アルキルポリエトキシレート(1.0)サルフェート、C12
18E(1.0)M)、C12〜C18アルキルポリエトキシレート(2.2
5)サルフェート、C12〜C18E(2.25)M)、C12〜C18アルキ
ルポリエトキシレート(3.0)サルフェートC12〜C18E(3.0)、お
よびC12〜C18アルキルポリエトキシレート(4.0)サルフェートC12 〜C18E(4.0)M)であり、ここでMはナトリウムおよびカリウムから選
択するのが好ましい。
【0077】 ここで使用するのに好適なC〜C20アルキルアルコキシル化された直鎖状
の、または分岐鎖状のジフェニルオキシドジスルホネート界面活性剤は、下記の
式に従う。
【0078】
【化5】 式中、RはC〜C20の直鎖状の、または分岐鎖状の、飽和化された、また
は不飽和化されたアルキル基、好ましくはC12〜C18アルキル基、より好ま
しくはC14〜C16アルキル基であり、X+はHまたは陽イオン、例えばアル
カリ金属陽イオン(例えばナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、マグ
ネシウム、等)である。ここで使用するのに特に好適なC〜C20アルキルア
ルコキシル化された直鎖状の、または分岐鎖状のジフェニルオキシドジスルホネ
ート界面活性剤は、C12の分岐鎖状のジフェニルオキシドジスルホン酸およびC
16の直鎖状のジフェニルオキシドジスルホネートナトリウム塩であり、それぞれ
DOWからDowfax 2A1およびDowfax 8390の商品名で市販されている。
【0079】 ここで有用な他の陰イオン系界面活性剤には、セッケンの塩(例えばナトリウ
ム、カリウム、アンモニウム、および置換されたアンモニウム塩、例えばモノ−
、ジ−およびトリエタノールアミン塩、を包含する)、C〜C24オレフィン
スルホネート、例えば英国特許第1,082,179号明細書に記載されている
アルカリ土類金属クエン酸塩の熱分解生成物のスルホン化により製造されるスル
ホン化されたポリカルボン酸、C〜C24アルキルポリグリコールエーテルサ
ルフェート(10モルまでのエチレンオキシドを含む)、アルキルエステルスル
ホネート、例えばC14−16メチルエステルスルホネート、アシルグリセロー
ルスルホネート、脂肪オレイルグリセロールサルフェート、アルキルフェノール
エチレンオキシドエーテルサルフェート、アルキルホスホネート、イセチオネー
ト、例えばアシルイセチオネート、N−アシルタウレート、アルキルスクシナメ
ートおよびスルホスクシネート、スルホスクシネートのモノエステル(特に飽和
化された、および不飽和化されたC12〜C18モノエステル)、スルホスクシ
ネートのジエステル(特に飽和化された、および不飽和化されたC〜C14
エステル)、アシルサルコシネート、アルキル多糖類のサルフェート、例えばア
ルキルポリグルコシドのサルフェート(以下に説明する非イオン系非硫酸化化合
物)、アルキルポリエトキシカルボキシレート、例えば式RO(CHCH
CHCOO−M(式中、RはC〜C22アルキルであり、kは0〜1
0の整数であり、Mは可溶性塩を形成する陽イオンである)の物質が挙げられる
。樹脂酸および水素化樹脂酸、例えばロジン、水素化ロジン、およびトール油中
に存在する、またはトール油に由来する樹脂酸および水素化樹脂酸、も好適であ
る。その他の例は、 「Surface Active Agents and Detergents」(Vol. IおよびI
I、Schwartz、Perry およびBerch)に記載されている。様々なその様な界面活性
剤は、米国特許第3,929,678号明細書、1975年12月30日にLaug
hlin et al.に公布、段落23、58行〜段落29、23行に一般的に開示され
ている。
【0080】 ここで使用するのに好ましい陰イオン系界面活性剤は、上記のアルキルサルフ
ェート界面活性剤および/またはアルキルアルコキシル化サルフェート界面活性
剤である。ここで使用するのに特に好適な界面活性剤、例えばドデシルナトリウ
ムエトキシレートサルフェートであり、ConocoからAlfonic 1412-5の商品名で市
販されている。
【0081】 両性界面活性剤 ここで使用するのに好適な両性界面活性剤は、下記の式RNOを有
するアミンオキシドを包含する。式中、R、RおよびRは、独立して、飽
和化された、置換された、または置換されていない、直鎖状の、または分岐鎖状
の、炭素数が1〜30である炭化水素鎖である。本発明で使用するのに好ましい
アミンオキシド界面活性剤は、下記の式RNOを有するアミンオキシ
ドであり、式中、Rは、炭素数が1〜30、好ましくは6〜20、より好まし
くは8〜16、最も好ましくは8〜12である炭化水素鎖であり、RおよびR は、独立して、置換された、または置換されていない、直鎖状の、または分岐
鎖状の、炭素数が1〜4、好ましくは1〜3である炭化水素鎖であり、より好ま
しくはメチル基である。Rは、飽和化された、置換された、または置換されて
いない、直鎖状の、または分岐鎖状の炭化水素鎖でよい。
【0082】 ここで使用するのに好適なアミンオキシドは、例えばHoechstから市販の天然
の混合C8〜C10アミンオキシド、並びにC12〜C16アミンオキシドである。
【0083】 双生イオン系界面活性剤 ここで使用するのに好適な双生イオン系界面活性剤は、比較的広いpH範囲で
、同一の分子上に陽イオン系および陰イオン系の両方の親水性基を含む。典型的
な陽イオン系基は第4級アンモニウム基であるが、他の正に帯電した基、例えば
ホスホニウム、イミダゾリニウムおよびスルホニウム基、も使用することができ
る。典型的な陰イオン系親水性基は、カルボキシレートおよびスルホネートであ
るが、他の基、例えばサルフェート、ホスホネート、等も使用できる。
【0084】 ここで使用する幾つかの双生イオン系界面活性剤は下記の一般式を有する。
【0085】 R−N(R)(R)R 式中、Rは疎水性基であり、Rは水素、C〜Cアルキル、ヒドロキシ
アルキルまたは他の置換されたC〜Cアルキル基であり、Rは水素、C 〜Cアルキル、ヒドロキシアルキルまたは他の置換されたC〜Cアルキル
基(この基はRに結合してNを含む環構造を形成することもできる)、または
〜Cカルボン酸基またはC〜Cスルホネート基であり、Rは陽イオ
ン系窒素原子を親水性基に接続する部分であり、典型的にはアルキレン、ヒドロ
キシアルキレン、または炭素数が1〜10であるポリアルコキシ基または水素で
あり、Xは親水性基(対イオンと呼ばれる)であり、カルボキシレート基、サル
フェート基、スルホネート基、ハロゲンまたは水酸基である。
【0086】 好ましい疎水性基Rは、脂肪族または芳香族の、飽和化された、または不飽
和化された、置換された、または置換されていない炭化水素鎖であり、結合基、
例えばアリール基、アミド基またはエステル基を含むことができる。より好まし
くは、Rは、炭素数が1〜30、好ましくは1〜24、より好ましくは10〜
20、最も好ましくは8〜18である直鎖状の、または分岐鎖状のアルキル基で
ある。一般的に、コストおよび安定性の理由から、単純なアルキル基が好ましい
【0087】 ここで使用するのに好ましい双生イオン系界面活性剤界面活性剤には、ベタイ
ン界面活性剤、スルホベタイン界面活性剤、および第4級アンモニウム界面活性
剤、それらの誘導体、またはそれらの混合物が挙げられる。該ベタイン、スルホ
ベタイン界面活性剤および/または第4級アンモニウム界面活性剤は、本発明の
酸化剤の抗菌活性にさらに寄与するので、ここで好ましい。例えば、これらの界
面活性剤は、細菌細胞壁の浸透性を増加し、それによって酸化剤を細胞の中に進
入させるのに特に好適であることが分かっている。つまり、これらの界面活性剤
は、本発明の製品により提供される優れた臭気抑制効果にさらに貢献するのであ
る。
【0088】 ここで使用するのに好適なベタインおよびスルホベタインは、分子が塩基性お
よび酸性の両方の基を含み、これらの基が内部塩を形成し、広いpH値領域で分
子に陽イオン系および陰イオン系の両方の親水性基を与えるベタイン/スルホベ
タインおよびベタイン状洗剤である。これらの洗剤の一般的な例は、ここに参考
として含める米国特許第号2,082,275、第2,702,279号および
第2,255,082号の各明細書に記載されている。
【0089】 ここで好ましいベタインおよびスルホベタイン界面活性剤は下記の式を有する
【0090】
【化6】 式中、Rは、炭素数が1〜24、好ましくは8〜18、より好ましくは12
〜14である炭化水素鎖であり、RおよびRは、炭素数が1〜3、好ましく
は1である炭化水素鎖であり、nは1〜10、好ましくは1〜6の整数、より好
ましくは1であり、Yはカルボキシルおよびスルホニル基からなる群から選択さ
れ、R、RおよびR炭化水素鎖は、合計炭素数が14〜24であるか、ま
たはそれらの組合せである。
【0091】 特に好適なベタイン界面活性剤の例は、C12〜C18アルキルジメチルベタイン
、例えばココナッツベタイン、およびC10〜C16アルキルジメチルベタイン、例
えばラウリルベタイン、を包含する。ココナッツベタインはSeppicからAmonyl 2
65の商品名で市販されている。ラウリルベタインはAlbright & WilsonからEmpig
en BB/Lの商品名で市販されている。
【0092】 ここで使用するのに非常に好ましい双生イオン系界面活性剤は、式R の第4級アンモニウム界面活性剤であり、式中、Xは対イオン、
例えばハロゲン、メチルサルフェート、メチルスルホネート、またはヒドロキシ
ド、であり、Rは、飽和化された、または不飽和化された、置換された、また
は置換されていない、直鎖状の、または分岐鎖状の、炭素数が1〜30、好まし
くは8〜20、より好ましくは12〜20であるアルキル基であり、R、R およびRは、独立して、水素、または飽和化された、または不飽和化された、
置換された、または置換されていない、直鎖状の、または分岐鎖状の、炭素数が
1〜4、好ましくは1〜3であるアルキル基、より好ましくはメチルである。こ
こで非常に好ましい第4級アンモニウム界面活性剤では、RはC10〜C18 、最も好ましくはC12〜C14、またはC16の炭化水素鎖であり、R、R およびRはすべてメチルであり、Xはハロゲン、好ましくはブロマイドまた
はクロライド、最も好ましくはブロマイドである。
【0093】 ここで使用するのに特に好適な他の第4級アンモニウム化合物は、アルキルア
ミドおよびカルボン酸基、エーテル基を含む第4級アンモニウム化合物、並びに
クロライド、ジクロライド、ブロマイド、メチルサルフェート、クロロフェネー
ト、シクロヘキシルスルファメート、または他の酸の塩でよい環状第4級アンモ
ニウム化合物である。特に下記の環状第4級アンモニウム化合物、すなわち −アルキルピリジニウムクロライドおよび/またはサルフェート(アルキル基は
好ましくはセチル、ドデシルまたはヘキサデシル基である)、 −アルキルイソキノリルクロライドおよび/またはブロマイド(アルキル基は好
ましくはドデシル基である) を挙げることができる。
【0094】 第4級アンモニウム界面活性剤の例は、ミリスチルトリメチルアンモニウムメ
チルサルフェート、セチルトリメチルアンモニウムメチルサルフェート、ラウリ
ルトリメチルアンモニウムブロマイド、ステアリルトリメチルアンモニウムブロ
マイド(STAB)、セチルトリメチルアンモニウムブロマイド(CTAB)お
よびミリスチルトリメチルアンモニウムブロマイド(MTAB)である。その様
なトリメチル第4級アンモニウム化合物アンモニウム界面活性剤は、Hoechstか
ら、またはAlbright & WilsonからEmpigen CMの商品名で市販されている。第4
級アンモニウム界面活性剤の他の例には、アルキルジメチルベンジルアンモニウ
ムクロライド、ベンジルアンモニウムクロライド、オクチルデシルジメチルアン
モニウムクロライド、ジオクチルジメチルアンモニウムクロライド、ジデシルジ
メチルアンモニウムクロライド、アルキルジメチルアンモニウムサッカリネート
、セチルピリジニウムおよびそれらの混合物が挙げられる。
【0095】 ここで使用するのに非常に好ましい第4級アンモニウム界面活性剤は、セチル
トリメチルアンモニウム塩、例えばHoechstから市販のラウリルトリメチルアン
モニウム塩および/またはベンジルアンモニウム塩、例えばFlukaから市販のベ
ンジルアンモニウムクロライドである。
【0096】 他の特殊な双生イオン系界面活性剤は下記の一般式を有する。
【0097】 R-C(O)-N(R)-(C(R))-N(R) (+)-(C(R))-SO (−) またはR-C(O)-N(R)-(C(R))-N(R) (+)-(C(R))
-COO(−) 式中、各Rは炭化水素、例えば炭素数が8から20まで、好ましくは18ま
で、より好ましくは16までであるアルキル基、であり、各Rは水素(アミド
窒素に付加している場合)、炭素数が1〜4である短鎖アルキルまたは置換され
たアルキル、好ましくはメチル、エチル、プロピル、ヒドロキシ置換されたエチ
ルまたはプロピルおよびそれらの混合物からなる群から選択された基、好ましく
はメチルであり、各Rは水素およびヒドロキシ基からなる群から選択され、各
nは1〜4、好ましくは2〜3、の数、より好ましくは3であり、(C(R))
部分中のヒドロキシ基は1個以下である。R基は分岐鎖状である、および/ま
たは不飽和化されていてよい。R基も接続されて環構造を形成することができ
る。この種の界面活性剤は、Sherex Companyから「Varion CASスルホベタイン」の
商品名で市販のC10〜C14脂肪アシルアミドプロピレン(ヒドロキシプロピ
レン)スルホベタインである。
【0098】 典型的には、本発明の製品、例えば使い捨ての吸収材製品、は、溶血剤または
それらの混合物を、0.5gm−2〜100gm−2、好ましくは2.5gm−2〜7
5gm−2、より好ましくは5gm−2〜50gm−2、最も好ましくは10gm−2
30gm−2の量で含んでなる。
【0099】 所望により使用する薬剤 本発明の製品は、好ましくは他の通常の薬剤またはそれらの混合物をさらに含
んでなる。
【0100】 例えば、この目的にこの分野で公知の他の臭気抑制剤またはそれらの組合せを
ここで使用することができる。これらの薬剤は、典型的にはその薬剤で処理すべ
き臭気の種類に応じて分類できる。臭気は、酸性、塩基性または中性として化学
的に分類できる。
【0101】 あるいは、臭気抑制剤は、悪臭の検出が低減または阻止される機構に関して分
類することができる。例えば、悪臭化合物と化学的に反応するか、または悪臭の
ある分解生成物を発生する化合物と反応し、それによって臭気が無い、または消
費者に受け入れられる臭気を有する化合物を生じる臭気抑制剤もここで使用する
ことができる。
【0102】 ここで使用するのに好適な臭気抑制剤は、典型的には炭酸塩(例えば炭酸ナト
リウム)、重炭酸塩(例えば重炭酸ナトリウム)、リン酸塩(例えばリン酸ナト
リウム)、硫酸塩(例えば硫酸亜鉛および銅)、カルボン酸、例えばクエン酸、
ラウリン酸、ホウ酸、アジピン酸およびマレイン酸、活性炭、クレー、ゼオライ
ト、シリカ、吸収性ゲル化材料(AGM)およびデンプンが挙げられる。その様
な臭気抑制剤および系を以下により詳細に説明するが、例えばヨーロッパ特許第
EP−A−348978号、第EP−A−510619号、国際特許第WO91
/12029号、第WO91/11977号、第WO91/12030号、第W
O81/01643号および第WO96/06589号の各明細書にも記載され
ている。
【0103】 好適な臭気抑制剤は、キレート化剤も包含し、例えば米国特許第435619
0号明細書に開示されている様なアミノカルボキシレート、例えばエチレンジア
ミンテトラアセテート、アミノホスホネート、例えばエチレンジアミンテトラキ
ス(メチレン−ホスホネート)、米国特許第3812044号明細書に記載され
ている様な多官能的に置換された芳香族キレート化剤、およびそれらの混合物か
ら選択することができる。理論には捕らわれずに、これらの材料の利点は、一部
、吸収された液体およびされらの分解生成物中に存在する鉄、銅、カルシウム、
マグネシウムおよびマンガンイオンをキレート形成により除去する能力が優れて
いるためであると考えられる。
【0104】 ここで使用するのに好適な別の臭気抑制剤は緩衝剤系、例えばクエン酸と重炭
酸ナトリウム、リン酸ナトリウムとソルビン酸の緩衝剤系、である。例えば国際
特許第WO94/25077号明細書に記載されている様なpHが7〜10であ
る緩衝剤系もここで有用である。
【0105】 別の臭気抑制剤はイオン交換樹脂、例えば米国特許第4289513号明細書
および第3340875号明細書に記載されているイオン交換樹脂である。
【0106】 マスキング剤、例えば香料、も臭気抑制剤としてここで使用することができる
【0107】 典型的には本発明の製品、例えば使い捨ての吸収材製品、は、追加の臭気抑制
剤またはそれらの混合物を、1gm−2〜400gm−2、好ましくは10gm−2
300gm−2、より好ましくは20gm−2〜200gm−2、最も好ましくは50
gm−2〜100gm−2の量で含んでなる。
【0108】 吸収性ゲル化臭気抑制材料 最近の商業的活動から良く知られている様に、吸収性ゲル化材料(「超吸収材
」と呼ばれることがある)が吸収材製品に広く使用される様になっている。AG
Mは、液体吸収特性を有する材料である。
【0109】 その様な材料は、液体および臭気の両方を吸収する二重機能のために、所望に
より使用する臭気抑制剤として非常に好ましい。
【0110】 その様な材料は、水(例えば尿、血液、等)と接触してヒドロゲルを形成する
。非常に好ましい種類のヒドロゲルを形成する吸収性のゲル化材料は、ポリ酸、
特にポリアクリル酸を基剤とする。ヒドロゲルを形成するこの種の重合体状材料
は、流体(すなわち液体)、例えば体液の水、との接触により、その様な流体を
吸い上げ、ヒドロゲルを形成する。これらの好ましい吸収性ゲル化材料は、重合
性の不飽和化された酸含有モノマーから製造された、実質的に水に不溶で、僅か
に架橋した、部分的に中和されたヒドロゲル形成重合体材料を一般的に含んでな
る。その様な材料では、不飽和化された酸含有モノマーから形成された重合体状
成分がゲル化材全体を構成するか、または他の種類の重合体部分、例えばデンプ
ンまたはセルロース、上にグラフト化されることができる。アクリル酸がグラフ
ト化されたデンプン材料は、この後者の種類である。例えば、好ましい吸収性ゲ
ル化材料には、加水分解アクリロニトリルグラフト化デンプン、アクリル酸グラ
フト化デンプン、ポリアクリレート、無水マレイン酸系共重合体、およびそれら
の組合せが挙げられる。特に好ましい吸収性ゲル化材料はポリアクリレートおよ
びアクリル酸グラフト化デンプンである。
【0111】 好ましい吸収性ゲル化材料の重合体成分の性質に関係無く、その様な材料は一
般的に僅かに架橋させる。架橋により、これらの好ましいヒドロゲルを形成する
吸収材料が実質的に水に不溶になり、架橋により、ゲル体積およびそこから形成
されるヒドロゲルの抽出可能な重合体特性も部分的に決定される。好適な架橋剤
は、この分野で良く知られており、例えば(1)少なくとも2個の重合可能な二
重結合を有する化合物、(2)少なくとも1個の重合可能な二重結合および少な
くとも1個の、酸含有モノマー材料と反応し得る官能基を有する化合物、(3)
少なくとも2個の、酸含有モノマー材料と反応し得る官能基を有する化合物、お
よび(4)イオン系架橋を形成し得る多価金属化合物が挙げられる。上記の種類
の架橋剤は、Masuda et al.の米国特許第4,076,663号明細書、197
8年2月28日公布、に詳細に記載されている。好ましい架橋剤は、不飽和化さ
れたモノ−またはポリカルボン酸とポリオールのジ−またはポリエステル、ビス
アクリルアミドおよびジ−またはトリアリルアミンである。特に好ましい架橋剤
はN,N’−メチレンビスアクリルアミド、トリメチロールプロパントリアクリ
レートおよびトリアリルアミンである。架橋剤は、一般的に好ましい材料の約0
.001モル%〜5モル%を構成する。より好ましくは、架橋剤はここで使用す
るゲル化材料の約0.01モル%〜3モル%を構成する。
【0112】 好ましい、僅かに架橋した、ヒドロゲルを形成する吸収性ゲル化材料は、一般
的にそれらの部分的に中和された形態で使用される。ここに記載する目的には、
その様な材料は、重合体の形成に使用されるモノマーの少なくとも25モル%、
好ましくは少なくとも50モル%が、塩形成陽イオンで中和されている酸基を含
むモノマーである場合に、部分的に中和されていると見なされる。好適な塩形成
陽イオンには、アルカリ金属、アンモニウム、置換されたアンモニウムおよびア
ミンが挙げられる。使用するモノマー全体に対する、中和された酸基を含むモノ
マーのこの百分率は、「中和度」と呼ばれる。典型的には、市販の吸収性ゲル化
材料は中和度が約90%未満である。
【0113】 ここで使用するのに好ましい吸収性ゲル化材料は、吸収材製品中で接触する流
体を吸引する容量が比較的高い材料であり、この容量は該吸収性ゲル化材料の「
ゲル容積」を基準にして定量することができる。ゲル容積は、特定の吸収性ゲル
化剤緩衝剤により吸収される合成尿の量により決定され、ゲル化剤1グラムあた
りの合成尿のグラムとして定義される。
【0114】 合成尿(下記のBrandt et al.参照)におけるゲル容積は、供試乾燥吸収性ゲ
ル化材料約0.1〜0.2部の懸濁液を合成尿約20部で形成することにより測
定することができる。この懸濁液を常温で、膨潤平衡に達する様に穏やかに約1
時間攪拌する。次いで、懸濁液中のゲル化剤の重量画分および形成されたヒドロ
ゲルから排除された液体体積と懸濁液の総体積の比から、ゲル容積(吸収性ゲル
化材料1グラムあたりの合成尿のグラム)を計算する。本発明で有用な好ましい
吸収性ゲル化材料は、ゲル容積が、吸収性ゲル化材料1グラムあたり合成尿約2
0〜70グラム、より好ましくは30〜60グラムである。
【0115】 非常に好ましい吸収性ゲル化材料の別の特徴は、該材料中に存在する抽出可能
な重合体材料の量に関連する。抽出可能な重合体の量は、好ましい吸収性ゲル化
材料の試料を合成尿溶液と、抽出平衡に達するまでに必要とされるかなりの時間
(例えば少なくとも16時間)接触させ、次いで形成されたヒドロゲルを上澄み
液から濾過し、最後に濾液の重合体含有量を測定することにより、決定すること
ができる。好ましい吸収性ゲル化剤緩衝剤の抽出可能な重合体の測定に使用する
具体的な手順は、Brandt、GoldmanおよびInglinの米国特許第4,654,03
9号明細書、1987年3月31日公布、再公布第32,649号明細書、に記
載されている。本発明の吸収材製品に特に有用な吸収性ゲル化材料は、合成尿中
の平衡抽出可能成分の含有量が、吸収性ゲル化材料の約17重量%以下、好まし
くは約10重量%以下である。
【0116】 上記の吸収性ゲル化材料は、典型的には個別の粒子の形態で使用される。その
様な吸収性ゲル化材料は、どの様な所望の形状、例えば球状または半球状、立方
体、棒状多面体、等、でもよい。最大寸法/最小寸法の比が大きい形状、例えば
針やフレーク、もここで使用を意図している。吸収性ゲル化材料粒子の凝集物も
使用できる。
【0117】 吸収性ゲル化材料粒子のサイズは、広範囲に変えることができる。工業的衛生
学の理由から、約30ミクロン未満の平均粒子径はあまり好ましくない。最小寸
法が約2mmを超える粒子も、吸収材製品に粗い感じを与え、消費者の美感的観点
から好ましくない。さらに、流体吸収速度は、粒子径により影響される。粒子が
大きい程、吸収速度が大幅に低減する。粒子のほとんどすべてが約30ミクロン
〜約2mmの粒子径を有する吸収性ゲル化材料がここで使用するのに好ましい。こ
こで使用する「粒子径」は、個々の粒子の最小寸法の重量平均を意味する。
【0118】 吸収材製品に使用される吸収性ゲル化材料粒子の量は、典型的には10gm−2 〜150gm−2、好ましくは30gm−2〜110gm−2、より好ましくは55gm −2 〜85gm−2である。
【0119】 シリカ臭気抑制剤 ここで追加の臭気抑制剤として特に好適な材料はシリカである。シリカ、すな
わち二酸化ケイ素SiOは様々な結晶形態および無定形で存在し、そのいずれ
も本発明で好適である。特に、表面積が高い、または凝集した形態にあるシリカ
が好ましい。シリカ分子篩は、ここで使用するシリカの定義には入らない。シリ
カは、少なくとも90%、好ましくは95%、より好ましくは99%の二酸化ケ
イ素を含む様に高度に精製した形態にあるのが好ましい。最も好ましくは、シリ
カはシリカ含有量が100%のシリカゲルである。あるいは、シリカは他の供給
源、例えばケイ酸ナトリウムを包含する金属ケイ酸塩、からも得られる。
【0120】 ゼオライト臭気抑制剤 ゼオライトの使用および製造は文献中で良く知られており、下記の文献、すな
わちZEOLITE SYNTHESIS, ACS Symposium Series 398, Eds. M.L. Occelliおよび
H.E. Robson (1989) 2-7頁、ZEOLITE MOLECULAR SIEVES, Structure, Chemistry
and Use, D.W. Breck, John Wiley and Sons (1974) 245-250, 313-314および3
48-352頁、MODERN APPLICATIONS OF MOLECULAR SIEVE ZEOLITES, Ph.D. Dissert
ation of S.M. Kuznicki, U. of Utah (1980), University of Microfilms Inte
rnational, Ann Arbor, Michigan, 2-8頁に記載されている。
【0121】 ゼオライトは、IA族およびIIA族元素、例えばNa、K、Mn、Ca、の結
晶性アルミノケイ酸塩であり、化学的には下記の実験式で表される。
【0122】 M2/nO.Al.ySiO.wHO 式中、yは2以上であり、nは陽イオンの原子価であり、wはゼオライトの空
隙中の含水量である。
【0123】 構造的には、ゼオライトは、AlOおよびSiOの四面体が酸素原子を共
有することにより互いに結合した、無限に広がる骨格を基礎とする複雑な結晶性
の無機重合体である。この骨格構造は、陽イオンおよび水分子により占拠される
通路または相互に接続した空隙を含む。
【0124】 ゼオライトの構造式は結晶単位セルに基づいており、構造の最も小さな単位は
下記の式により表される。
【0125】 Mx/n[(AlO)(SiO)].wHO 式 中、nは陽イオンMの原子価であり、wは単位セルあたりの水分子の数であり、
xおよびyは単位セルあたりの四面体の総数であり、y/xは通常1〜5の値を
有する。
【0126】 ゼオライトは天然産でも合成品でもよい。ここで使用するには合成ゼオライト
が好ましい。ここで使用するのに好適なゼオライトには、ゼオライトA、ゼオラ
イトP、ゼオライトY、ゼオライトX、ゼオライトDAY、ゼオライトZSM−
5またはそれらの混合物が挙げられる。ゼオライトAが最も好ましい。
【0127】 本発明では、ゼオライトは好ましくは疎水性である。これは典型的には、xと
yの比が少なくとも1、好ましくは1〜500、最も好ましくは1〜6になる様
に、SiOとAlOの含有量のモル比を増加することにより達成される。
【0128】 吸収材製品 この分野で開示されている方法のいずれかにより、例えば吸収材製品のコア上
に層形成することにより、または吸収材コアの繊維と混合することにより、酸化
剤、溶血剤および所望により使用する追加の臭気抑制剤を吸収材製品に配合する
ことができる。
【0129】 これらの材料は、好ましくは2個のセルロースティッシュ層の間に配合する。
所望により、これらの材料は、例えば国際特許第WO94/01069号明細書
に記載されている様なホットメルト接着剤またはいずれかの好適な結合方式で2
個のセルロースティッシュ層の間に結合させることができる。
【0130】 本発明の一実施態様では、国際特許第WO94/01069号明細書または伊
国特許出願第TO93A001028号明細書の開示に従い、酸化剤および溶血
剤を層状構造中に配合する。第TO93A001028号明細書は、実質的に国
際特許第WO94/01069号明細書に記載されている層状構造を記載してい
るが、ただし、第TO93A001028号明細書は、本発明で所望により使用
する成分として配合する吸収性ゲル化材料をはるかに大量(120gm−2)に、
繊維層の間の中間層に含んでなることが異なっている。中間層は、特に熱可塑性
材料としてポリエチレン粉末を含んでなり、これを酸化剤、溶血剤および所望に
より使用する追加の臭気抑制剤と混合する。次いで、混合物を加熱し、ポリエチ
レンを融解させ、各層を一つに接着する。好ましくは接着剤の線をラミネートの
縁部に配置し、ラミネートの縁部が確実に接着し、ここに記載する固定されてい
ない酸化剤および存在する溶血剤がラミネートからこぼれない様にする。
【0131】 あるいは、ポリエチレン粉末は、通常の接着剤、例えばATO FindleyからH20-3
1の商品名で市販されている接着剤で置き換え、ラミネート層および/または成
分を一つに接着してもよい。有利なことに、この方法により、ポリエチレン粉末
を使用した場合に必要な加熱工程を避けることができる。
【0132】 好ましい実施態様では、酸化剤および溶血剤を片側に、所望により使用する追
加の臭気抑制剤(存在する場合)を反対側にして、別のセルロース層により分離
された2個のセルロースティッシュ層の間に配置し、酸化剤と追加の臭気抑制剤
の間に起こり得る反応を避ける。
【0133】 酸化剤、溶血剤および所望により使用する追加の臭気抑制剤は、独立して、均
質に、あるいは不均質に、吸収材製品全体に、あるいはトップシートの少なくと
も1層に、あるいはコアの少なくとも1層に、あるいはそれらのいずれかの組合
せで配分することができる。酸化剤、溶血剤および所望により使用する追加の臭
気抑制剤は、独立して、均質に、或いは不均質に、所望の層または複数の層の表
面全体の上に、あるいはそれを配置する表面層の一つまたは幾つかの区域(例え
ば中央区域および/または周囲の区域、例えば吸収材製品の層の縁部)の上に、
あるいはそれらの組合せで配分することができる。好ましくは、酸化剤および溶
血剤はトップシートの近くに、またはトップシート自体(好ましくは二次トップ
シート)の中に配置する。
【0134】 好ましい実施態様では、追加の臭気抑制剤(例えばAGM/シリカ/ゼオライ
ト)が存在する場合、酸化剤および溶血剤は、排出液体の少なくとも一部が、そ
の追加の臭気抑制剤より前に該酸化剤と接触する様に配置する。特に、酸化剤は
、追加の臭気抑制剤から離れた層の中に配置する。好ましくは、酸化剤はトップ
シートの近くに配置するか、またはトップシート自体(好ましくは二次トップシ
ート)の中に配置し、追加の臭気抑制剤は、存在する場合、トップシートから、
酸化剤よりも遠くに離して配置する。本発明の一実施態様では、酸化剤はトップ
シート層の少なくとも一つの中に配置し、追加の臭気抑制剤は、存在する場合、
コア中に配置する。より好ましくは、酸化剤は、吸収材製品の排出液体の入口地
点に配置する。
【0135】 酸化剤、溶血剤および所望により使用する追加の臭気抑制剤は、独立して、粉
末または顆粒として吸収材製品の中に配合するか、または例えば酸化剤含有溶液
の形態で吸収材製品の中にスプレーすることができる。顆粒または粒子の形態で
使用する場合、酸化剤および溶血剤は個別に造粒し、次いで一つに混合するか、
または一緒に造粒することができる。
【0136】 本発明の好ましい実施態様による典型的には吸収材製品を以下に説明する。
【0137】 吸収材コア 本発明により、吸収材は下記の成分、すなわち(a)所望により使用する一次
流体分配層、好ましくは二次的な所望により使用する流体分配層と共に、(b)
流体貯蔵層、(c)貯蔵層の下にある、所望により使用する繊維状(「散布」)
層、および(d)他の所望により使用する成分を包含することができる。本発明
により、吸収材は、意図する最終的な用途によって異なった厚さを有することが
できる。
【0138】 a一次/二次流体分配層 本発明の吸収材の所望により使用する一成分は、一次流体分配層および二次流
体分配層である。一次流体分配層は、典型的にはトップシートの下にあり、トッ
プシートとの間で流体が連絡している。トップシートは、捕獲した流体をこの一
次分配層に送り、最終的に貯蔵層に分配する。この一次分配層を通る流体の輸送
は、吸収材製品の厚さ方向のみならず、長さおよび幅方向に沿っても行なわれる
。やはり所望により使用するが、好ましい二次分配層は。典型的には一次分配層
の下にあり、一次分配層との間で流体が連絡している。この二次分配層の目的は
、一次分配層から流体を容易に獲得し、その下にある貯蔵層に迅速に送ることで
ある。これによって、下にある貯蔵層の容量が十分に活用される。流体分配層は
、その様な分配層に典型的な、どの様な材料で構成してもよい。特に、繊維状層
は、繊維間の毛管を、濡れていても、分配層として有用である様に維持する。
【0139】 b流体貯蔵層 流体貯蔵層は、典型的には一次または二次分配層の下にあり、それらの層と流
体が連絡する様に配置されている。流体貯蔵層は、通常の吸収性材料またはそれ
らの組合せを含んでなることができる。流体貯蔵層は、吸収性ゲル化材料を好適
なキャリヤーとの組合せで含んでなるのが好ましい。
【0140】 好適なキャリヤーは、吸収性構造に従来から使用されている材料、例えば綿毛
および/またはティッシュの形態の、天然の、変性された、または合成の繊維、
特に変性または未変性セルロース繊維、を包含する。好適なキャリヤーは、吸収
性ゲル化材料と共に使用することができるが、単独でも、組合せでも使用できる
。最も好ましい材料は、衛生ナプキンおよびパンティライナーの分野におけるテ
ィッシュまたはティッシュラミネートである。
【0141】 本発明により製造される吸収性構造の実施態様は、ティッシュをそれ自体の上
で折ることにより形成される二重層ティッシュラミネートを含んでなる複数の層
を含んでなることができる。これらの層は、例えば接着剤により、または機械的
な噛み合わせにより、または水素ブリッジバンドにより互いに接続することがで
きる。吸収性ゲル化材料または他の所望により使用する材料は、これらの層の間
に含むことができる。
【0142】 変性セルロース繊維、例えば強化したセルロース繊維、も使用できる。合成繊
維も使用でき、酢酸セルロース、ポリフッ化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、アク
リル樹脂(例えばOrlon)、ポリ酢酸ビニル、非溶解性ポリビニルアルコール、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド(例えばナイロン)、ポリエステル
、2成分繊維、3成分繊維、それらの混合物、等も使用できる。繊維表面は親水
性であるか、または処理により親水性を付与してあるのが好ましい。貯蔵層は、
充填材、例えばPerlite、ケイソウ土、Vermiculite、等を包含し、液体保持性を
改良することもできる。
【0143】 吸収性ゲル化材料をキャリヤー中に不均質に分散させる場合、それにも関わら
ず、貯蔵層は局所的に均質である、すなわち貯蔵層の容積の中で一または数方向
で分配勾配を有することができる。不均質分配は、吸収性ゲル化材料を部分的に
、または完全に包むキャリヤーのラミネートとも呼ぶことができる。
【0144】 c所望により使用する繊維状(「散布」)層 本発明の吸収性コアに包含する所望により使用する成分は、貯蔵層に隣接し、
典型的には貯蔵層の下に配置する繊維状層である。この下に位置する繊維状層は
、吸収性コアの製造の際に、この層が基材を提供し、その上に貯蔵層中の吸収性
ゲル化材料を付着させるので、典型的には「散布」層と呼ばれる。実際、吸収性
ゲル化材料が巨視的構造、例えば繊維、シートまたは細片、の形態にある場合、
この繊維状「散布」層を包含する必要は無い。しかし、この「散布」層はある種
の流体処理能力、例えばパッドの長さに沿って流体を迅速に吸引すること、をさ
らに与える。
【0145】 d吸収性構造の他の所望により使用する成分 本発明の吸収性コアは、吸収性ウェブ中に通常存在する、他の所望により使用
する成分を包含することができる。例えば、吸収性コアのそれぞれの層の中に、
またはそれぞれの層の間に補強スクリムを配置することができる。その様な補強
スクリムは、流体輸送に対する界面バリヤーを形成しない様な構造にすべきであ
る。サーマルボンディングでは一般的に構造的な一体性があるので、サーマルボ
ンディングにより製造した吸収性構造には、補強スクリムは通常必要とされない
【0146】 トップシート 本発明により、吸収材製品は必須成分としてトップシートを含んでなる。トッ
プシートは、単一の層または複数の層を含んでなることができる。好ましい実施
態様では、トップシートは、トップシートの使用者に面した表面を与える第一層
、および第一層と吸収性構造/コアの間にある第二層を含んでなる。
【0147】 トップシート全体および各層は個別に、しなやかで、柔らかな感触があり、着
用者の皮膚に刺激を与えないことが必要である。トップシートに弾性を持たせ、
1または2方向に伸長できる様にすることもできる。本発明により、トップシー
トは、この目的に使用できる、この分野で公知のすべての材料、例えば織布や不
織布およびフィルム、から形成することができる。
【0148】 本発明の好ましい実施態様では、トップシートの層の少なくとも一つ、好まし
くは上側層、が疎水性で液体透過性の、開口部を有する重合体状フィルムを含ん
でなる。好ましくは、上側層は、着用者に面した表面から吸収性構造に向かって
液体を輸送し易くする開口部を有するフィルム材料により形成される。存在する
場合、下側層は好ましくは不織層、開口部を有する成形フィルムまたはエアレイ
ド加工したティッシュを含んでなる。
【0149】 ここで使用する用語「開口部を有する重合体状トップシート」は、少なくとも
1層または複数の層を含んでなり、少なくとも1層が連続的な、または中断され
ていないフィルム材料から形成され、そこに開口部が作られているトップシート
を意味する。驚くべきことに、開口部を有する重合体状フィルムトップシートは
、他の種類のトップシート、例えばサーマルボンディング加工した不織材料、よ
りはるかに効果的に臭気を抑制することが分かった。
【0150】 一般的に、本発明の開口部を有する重合体状トップシートは、しなやかで、柔
らかな感触があり、着用者の皮膚に刺激を与えない。さらに、トップシートは流
体を透過させ、その厚さを通して流体(例えば月経および/または尿)を容易に
浸透させることができる。ここで使用するのに好適な開口部を有する重合体状フ
ィルムトップシートには、重合体状の開口部を有する成形フィルム、熱可塑性フ
ィルム、開口部を有するプラスチックフィルム、およびハイドロフォーミング加
工した熱可塑性フィルム、多孔質発泡材料、網目状組織の発泡材料および熱可塑
性フィルム、および熱可塑性スクリムが挙げられる。
【0151】 本発明で使用するのに好ましいトップシートは、開口部を有する成形フィルム
トップシートから選択される。開口部を有する成形フィルムは、身体の浸出液に
対して透過性があり、しかも非吸収性であり、流体を逆に通過させて着用者の皮
膚を再湿潤させる傾向が少ないので、トップシートに特に好ましい。この様に、
成形フィルムの身体と接触している表面が乾燥したままなので、身体の汚れが少
なくなり着用者により快適な感覚を与える。好適な成形フィルムは、米国特許第
3,929,135号(Thompson)、1975年12月30日公布、第4,324
,246号(Mullane, et al.)、1982年4月13日公布、第4,342,3
14号(Radel, et al.)、1982年4月3日公布、第4,463,045号(Ah
r et al.)、1984年7月31日公布、および第5,006,394号(Baird)
、1991年4月9日公布、の各明細書に記載されている。これらの特許のそれ
ぞれをここに参考として含める。特に好ましい微小開口部を有する成形フィルム
トップシートは、ここに参考として含める米国特許第4,609,518号明細
書(Curro et al.)、1986年9月2日公布および第4,629,643号明細
書(Curro et al.)、1986年12月16日公布、に記載されている。本発明に
好ましいトップシートは、上記特許の一つ意思様に記載されており、シンシナテ
ィ、オハイオのThe Procter & Gamble Companyから「DRI-WEAVE」として衛生ナプ
キンで市販されている。
【0152】 立体的な成形フィルムの分野で好適なトップシートは、ヨーロッパ特許第00
18020号明細書および第0059506号明細書に記載されている。特に好
ましい立体的な成形重合体状トップシートは、規則的な五角形の形状の開口部を
有し、規則的に間隔を置いて配置され、0.41平方ミリメートルの開口部を有
する。各開口部は横方向に0.37平方ミリメートル、および縦方向に0.25
平方ミリメートルの間隔を置いて配置されている。このトップシートは初期開口
部(成形前)厚さが約25mであり、最終(成形後)厚さが約0.53mmであり
、開放面積が25%〜約40%である。
【0153】 特に好ましい別の成形フィルムトップシートは、2種類の形状、すなわち面積
約0.21平方ミリメートルの規則的な五角形および面積1.78平方ミリメー
トルの不規則な六角形を有する開口部を有する。成形前および成形後のフィルム
厚さはそれぞれ0.25および0.43ミリメートルである。このフィルムは開
放面積が約33.7%である。どちらのフィルムも上記の特許の開示により製造
される。
【0154】 第三の形態の好適なトップシートは、2個の分離した、互いに重ね合わせた、
穴の開いた重合体状フィルムを含んでなる。
【0155】 本発明の成形フィルムトップシートの身体側表面は、身体側表面が親水性でな
かった場合よりもトップシートを通して液体をより迅速に通す様に、親水性にす
ることもできる。この様式で、月経液体が、吸収性構造の中に流れ込んで吸収さ
れることなく、トップシートから流れ出る可能性が低くなる。好ましい実施態様
では、ここに参考として含める米国特許出願第07/794,745号明細書、
「Absorbent Article Having A Nonwoven and Apertured Film Coversheet」、Azi
z, et al.により1991年11月19日提出、に記載されている様に、成形フ
ィルムトップシートの重合体状材料の中に界面活性剤が配合される。あるいは、
トップシートの身体側表面は、ここに参考として含める上記の米国特許第4,9
50,254号明細書に記載されている様に、界面活性剤で処理することにより
、親水性を付与することができる。
【0156】 バックシート バックシートは主として、吸収性構造中に吸収され、収容されている排出液が
、吸収材製品と接触する物品、例えばズボン下、ズボン、パジャマおよび下着、
を濡らすのを阻止する。バックシートは、好ましくは液体(例えば月経および/
または尿)に対して不透過性であり、薄いプラスチックフィルムから製造される
が、他のたわみ性の液体不透過性材料も使用できる。ここで使用する用語「たわ
み性の」は、しなやかで、人間の身体の一般的な形状および輪郭に容易に適合す
る材料に関して使用する。バックシートは、弾性を有し、1または2方向で伸長
可能でもよい。
【0157】 バックシートは、典型的には吸収性構造の全体を横切って伸び、好ましいサイ
ドフラップ、側方を包む部品、またはウイングの中に伸び、それらの一部または
全部を形成することができる。
【0158】 バックシートは、織り上げた、または不織の材料、重合体状フィルム、例えば
ポリエチレンまたはポリプロピレンの熱可塑性フィルム、または複合材料、例え
ばフィルムで被覆した不織材料、を含んでなることができる。好ましくは、バッ
クシートは、典型的には厚さが約0.012mm(0.5ミル)〜約0.051mm
(2.0ミル)のポリエチレンフィルムである。
【0159】 代表的なポリエチレンフィルムは、オハイオ州、シンシナティのClopay Corpo
rationによりP18-0401の品番で、およびインディアナ州、Terre HauteのEthyl C
orporation, Visqueen DivisionによりXP-39385の品番で製造されている。バッ
クシートは、エンボス加工および/またはつや消し仕上げを施し、布地に近い外
観を与えるのが好ましい。さらに、バックシートは、排出物がバックシートを通
過するのを阻止しながら、蒸気を吸収性構造から逃がす様に、すなわち呼吸でき
る様にすることができる。また、幾つかの層、例えばフィルムに加えて不織構造
、を含んでなる、呼吸可能なバックシートも使用できる。
【0160】 臭気抑制試験 臭気の低減は、例えば生体外で臭気を嗅ぐ試験により測定することができる。
この試験では、熟練した判定員が製品(例えばパッド)(基準を包含する)を審
査し、製品臭気の不快さを判定する。
【0161】 血液脱色試験 血液の脱色は、熟練した判定員により目視で測定することができる。あるいは
、血液の脱色は、分光計(X-Rite LTd製)によっても測定できる。基準に対する
計器の校正を完了した後、この計器により、例えばパッドの明るさ、赤色の程度
および/または黄色の程度を測定することができる。
【0162】
【実施例】
本発明は、下記の諸例によってさらに説明されるものである。 諸例 例A 下記の例では女性用パッドとしてProcter & Gamble Companyから市販のAlways
(Alwaysは登録商標である)を使用した。
【0163】 各女性用パッドを、穴の開いたカバー材料の周囲のラップを、その底面で、外
側の接着剤層を覆っている剥離紙の縦縁部にだいたい沿って切ることにより、開
いた。次いで、水に対して不透過性のプラスチック下層を僅かにずらすことによ
り、吸収性繊維状コアの側部を露出させ、続いて、繊維状コアを、ナプキン自体
の平面と平行な平面に沿って、大体同じ厚さを有する2つの部分に分割した。酸
化剤および溶血剤をこれら2つの繊維状層の間に均質に配分し、次いでこれら2
層を合わせ、吸収性コアを再構築した。
【0164】 次いで、水不透過性の内側バックシートをその本来の一に戻し、穴の開いたカ
バーシートの周囲のラップを切断部に沿って、例えば両面接着剤テープを使用し
て密封した。
【0165】 上記の方法を使用し、下記の様な臭気抑制剤系を含む試料を調製した。
【0166】 酸化剤(0.8g)は、Ausimontから市販のε−フタルイミドペルオキシヘキ
サン酸またはAKZO NOBELからLucidolの商品名で市販の過酸化ジベンゾイルまた
は過酸化ベンゾイルラウロイルを使用した。溶血剤(0.2g)は、SIGMAから
市販の塩化セチルピリジニウムを使用した。
【0167】 例B 例Bでは、溶血剤(0.2g)として、塩化セチルピリジニウムの代わりに、
Flukaから市販の塩化ベンジルアンモニウム使用した以外は、例Aと同じ方法を
使用して試料を調製した。
【0168】 例C 例Cでは、酸化剤および溶血剤の他にAGMを加えた以外は、例Aと同じ方法
を使用して試料を調製した。使用したAGM(0.8g)はDow Chemicalsから
市販されている(XZ 9589001)。
【0169】 例D 例Dでは、溶血剤(0.2g)として、塩化セチルピリジニウムの代わりに、
Flukaから市販の塩化ベンジルアンモニウム使用した以外は、例Cと同じ方法を
使用して試料を調製した。
【0170】 例E 繊維状コアを2等分し、酸化剤および溶血剤を繊維状層の上側半分(すなわち
トップシートに近い方の繊維状層半分)の上に均質に配分し、AGMを繊維状層
の下側半分(すなわち再構築したパッドのバックシートに近い方の繊維状層半分
)の上に均質に配分した以外は、例Aと同じ方法に従って他のパッドを調製した
。次いで、FripaからNCB Tissue HWSのコード/名称で市販のエアレイド加工し
たティッシュ(低坪量の19mm70mm)の層を2つの繊維状層半分の間に配置
し、次いで一つに合わせ、吸収性コアを再構築する。2つの繊維状層の間にエア
レイド加工したティッシュが存在することにより、酸化剤とAGMの直接接触が
避けられる。
【0171】 これらの試料は、酸化剤(0.8g)として、Ausimontから市販のε−フタル
イミドペルオキシヘキサン酸またはAKZO NOBELからLucidolの商品名で市販の過
酸化ジベンゾイルまたは過酸化ベンゾイルラウロイルを使用して製造した。使用
したAGM(0.8g)はDow Chemicalsから市販されている(XZ 9589001)。溶
血剤(0.2g)としては、SIGMAから市販の塩化セチルピリジニウムを使用し
た。
【0172】 例F 例Fでは、溶血剤(0.2g)として、塩化セチルピリジニウムの代わりに、
Flukaから市販の塩化ベンジルアンモニウム使用した以外は、例Eと同じ方法を
使用して試料を調製した。
【0173】 上記のパッドはすべて傑出したレベルの清浄さおよび広範囲の悪臭化合物に対
して非常に優れた臭気抑制効果を示した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 アントネッラ、ペスチェ イタリー国ペスカーラ、ビア、ラキリア、 21 Fターム(参考) 4C003 AA07 AA12 AA16 AA18 AA21 AA22 AA26 HA01

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Fe2+からFe3+への反応の還元電位よりも高い還元電位を有する少なく
    とも1種の酸化剤を、溶血剤と共に含んでなることを特徴とする、体液と接触し
    てなる吸収材製品。
  2. 【請求項2】 前記酸化剤が、好ましくは過酸素漂白剤、無機酸化物、セリウム化合物、鉛化
    合物、マンガン化合物、オゾン、ヒドラジン、およびそれらの誘導体、およびそ
    れらの混合物からなる群から選択され、好ましくは過酸化水素、過炭酸塩、過硫
    酸塩、過ホウ酸塩、過酸、アルキルヒドロペルオキシド、過酸化物、過酸化ジア
    シル、オゾニド、超酸化物、オキソ−オゾニド、過ヨウ素酸塩、それらの塩およ
    びそれらの混合物であり、より好ましくは過酸および/または過酸化ジアシルで
    ある、請求項1に記載の製品。
  3. 【請求項3】 前記酸化剤が、下記式で表される過酸である、請求項1または2に記載の製品
    。 R−CO3H [上記式中、 Rは、炭素数が1〜25である置換された、または置換されていない、飽和
    化された、または不飽和化された、線状の、または分岐した炭化水素基、または
    炭素数が3〜32であり、所望により少なくとも1個の異原子を有する環状基、
    または炭素数が4〜32であり、所望により少なくとも1個の異原子を有する環
    状アルキル基、またはそれらの混合物である]
  4. 【請求項4】 過酸の式中のRが、炭素数が1〜25である置換された、または置換されて
    いない、線状の、または分岐したアルキル基またはアルケニル基、または総炭素
    数が4〜32であるアリールアルキル基、または炭素数が3〜32であるアリー
    ル基、または炭素数が3〜32であり、異原子数が1〜5である複素環式基、ま
    たは炭素数が4〜32であり、異原子数が1〜5である複素環式アルキル基であ
    り、異原子が、独立して、酸素、窒素および硫黄からなる群から選択され、好ま
    しくは窒素または酸素である、請求項3に記載の製品。
  5. 【請求項5】 前記酸化剤が下記式で表される過酸である、請求項1〜4のいずれか一項に
    記載の製品。 【化1】 または 【化2】 [上記式中、 Raは、炭素数が1〜14である置換された、または置換されていない、飽和
    化された、または不飽和化された、線状の、または分岐した炭化水素基であり、 Yは異原子であり、好ましくは酸素、窒素および硫黄からなる群から選択され
    、より好ましくは窒素であり、 Xは、オルトまたはメタ位置にある置換基であり、独立して、水素、ヒドロキ
    シ、ハロゲン、カルボキシ、炭素数が1〜10である脂肪族の飽和化された、ま
    たは不飽和化された、線状の、または分岐した炭化水素基、またはそれらの混合
    物の群から選択されるものである]
  6. 【請求項6】 前記酸化剤が、下記式で表される過酸化ジアシルである、請求項1〜5のいず
    れか一項に記載の製品。 R−C(O)−O−O−(O)C−R [上記式中、 RおよびRは、同一であるか、または異なるものであって、置換された、
    または置換されていない、飽和化されたまたは不飽和化された、線状の、分岐し
    た、または環状の、炭素数が1〜50、好ましくは2〜40、より好ましくは4
    〜30、である炭化水素基、またはそれらの混合物の群から選択される
  7. 【請求項7】 前記過酸化ジアシルの式中、 RおよびRが、独立して、総炭素数が2〜50である、置換された、また
    は置換されていない、単環または多環式芳香族環、ホモまたはヘテロ芳香族環、
    好ましくはベンゼン、であるか、または炭素数が2〜40である脂肪族基であり
    、前記過酸化ジアシルが最も好ましくは、アルカノイル基の炭素数が4〜20で
    ある過酸化ベンゾイルアルカノイルまたはそれらの混合物である、請求項6に記
    載の製品。
  8. 【請求項8】 前記酸化剤が、フタルイミドペルオキシアルカン酸、フタルアミドペルオキシ
    アルカン酸、過酸化ジラウロイル、過酸化ジベンゾイルおよび/または過酸化ベ
    ンゾイルラウロイルである、請求項1〜7のいずれか一項に記載の製品。
  9. 【請求項9】 1gm−2〜250gm−2、好ましくは5gm−2〜150gm−2、より好ましく
    は10gm−2〜100gm−2、最も好ましくは20gm−2〜70gm−2の、前記
    酸化剤またはそれらの混合物を含んでなる、請求項1〜8のいずれか一項に記載
    の製品。
  10. 【請求項10】 前記溶血剤が、典型的には非イオン系界面活性剤、陰イオン系界面活性剤、両
    性界面活性剤、双生イオン系界面活性剤からなる群から選択された界面活性剤、
    ビグアニドおよびその誘導体、有機硫黄化合物、有機窒素化合物、フェニルおよ
    びフェノキシ化合物、フェノール系化合物、アルデヒド、パラベン、有機酸、カ
    ルボン酸、アルコール、およびそれらの混合物である、請求項1〜9のいずれか
    一項に記載の製品。
  11. 【請求項11】 前記溶血剤が、下記の式を有する双生イオン系界面活性剤である、請求項1〜
    10のいずれか一項に記載の製品。 R−N(R)(R)R [上記式中、 Rは疎水性基であり、 Rは水素、C〜Cアルキル、ヒドロキシアルキルまたは他の置換された
    〜Cアルキル基であり、 Rは水素、C〜Cアルキル、ヒドロキシアルキルまたは他の置換された
    〜Cアルキル基(この基はRに結合してNを含む環構造を形成すること
    もできる)、またはC〜Cカルボン酸基またはC〜Cスルホネート基で
    あり、 Rは陽イオン系窒素原子を親水性基に接続する部分であり、かつ、典型的に
    はアルキレン、ヒドロキシアルキレン、または炭素数が1〜10であるポリアル
    コキシ基または水素であり、 Xは、典型的にはカルボキシレート基、サルフェート基、スルホネート基、ハ
    ロゲンおよび水酸基からなる群から選択された親水性基である]
  12. 【請求項12】 前記溶血剤が第4級アンモニウム界面活性剤であり、好ましくはセチルトリメ
    チルアンモニウム塩、ラウリルトリメチルアンモニウム塩および/またはベンジ
    ルアンモニウム塩である、請求項1〜11のいずれか一項に記載の製品。
  13. 【請求項13】 0.5gm−2〜100gm−2、好ましくは2.5gm−2〜75gm−2、より好
    ましくは5gm−2〜50gm−2、最も好ましくは10gm−2〜30gm−2の溶血
    剤またはそれらの混合物を含んでなる、請求項1〜12のいずれか一項に記載の
    製品。
  14. 【請求項14】 典型的には吸収性ゲル化材料、シリカ、ゼオライト、炭素、デンプン、キレー
    ト化剤、pH緩衝材料、キチン、ケイソウ土、クレー、イオン交換樹脂、炭酸塩
    、重炭酸塩、リン酸塩、硫酸塩、カルボン酸およびそれらの組合せからなる群か
    ら選択された追加の臭気抑制剤、好ましくは吸収性ゲル化材料、シリカ、ゼオラ
    イトまたはそれらの組合せ、をさらに含んでなる、請求項1〜13のいずれか一
    項に記載の製品。
  15. 【請求項15】 1gm−2〜400gm−2、好ましくは10gm−2〜300gm−2、より好まし
    くは20gm−2〜200gm−2、最も好ましくは50gm−2〜100gm−2の前
    記追加の臭気抑制剤またはそれらの混合物を含んでなる、請求項14に記載の製
    品。
  16. 【請求項16】 前記酸化剤としての過酸および/または過酸化ジアシルに、前記溶血剤として
    の双生イオン系界面活性剤と共なってなるものと、所望により追加の臭気抑制剤
    としての少なくとも吸収性ゲル化材料とを含んでなる、請求項1〜15のいずれ
    か一項に記載の製品。
  17. 【請求項17】 前記製品が、吸収性の使い捨て製品、好ましくは衛生ナプキン、パンティライ
    ナー、タンポン、または唇間パッドである、請求項1〜16のいずれか一項に記
    載の製品。
  18. 【請求項18】 前記製品が、液体透過性のトップシートと、バックシートと、前記バックシー
    トと前記トップシートの中間にある吸収性コアとを含んでなる吸収性の使い捨て
    製品である、請求項1〜17のいずれか一項に記載の製品。
  19. 【請求項19】 Fe2+からFe3+への反応の還元電位よりも高い還元電位を有する酸化
    剤、好ましくは過酸および/または過酸化ジアシルと、溶血剤、好ましくは双生
    イオン系界面活性剤と一緒に、臭気抑制系としての使用。
  20. 【請求項20】 前記製品が血液を含む体液と接触した時に清浄さを改良するために、Fe2+ からFe3+への反応の還元電位よりも高い還元電位を有する酸化剤、好ましく
    は過酸および/または過酸化ジアシルと、溶血剤、好ましくは双生イオン系界面
    活性剤と一緒に、製品、典型的には使い捨ての吸収材製品への使用。
JP2000602320A 1999-03-05 2000-03-02 酸化剤および溶血剤を含んでなる製品 Withdrawn JP2002537904A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP99103930A EP1034804A1 (en) 1999-03-05 1999-03-05 Articles comprising an oxidising agent and a hemolytic agent
EP99103930.6 1999-03-05
PCT/US2000/005501 WO2000051655A1 (en) 1999-03-05 2000-03-02 Articles comprising oxidising and hemolytic agents

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002537904A true JP2002537904A (ja) 2002-11-12

Family

ID=8237668

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000602320A Withdrawn JP2002537904A (ja) 1999-03-05 2000-03-02 酸化剤および溶血剤を含んでなる製品

Country Status (7)

Country Link
EP (2) EP1034804A1 (ja)
JP (1) JP2002537904A (ja)
AT (1) ATE359835T1 (ja)
AU (1) AU3863300A (ja)
CA (1) CA2364056A1 (ja)
DE (1) DE60034439T2 (ja)
WO (1) WO2000051655A1 (ja)

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011502617A (ja) * 2007-11-19 2011-01-27 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 臭気抑制材料を含む使い捨て吸収性物品
JP2012509149A (ja) * 2008-11-20 2012-04-19 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー ある分布プロファイルで臭気抑制材を含む、使い捨て吸収性物品
WO2012147981A1 (en) * 2011-04-28 2012-11-01 Unicharm Corporation Absorbent article
KR101532452B1 (ko) * 2007-08-30 2015-06-29 킴벌리-클라크 월드와이드, 인크. 흡수 물품에 사용되는 탈색 조성물의 구획된 적용
US9233185B2 (en) 2012-03-30 2016-01-12 Unicharm Corporation Absorbent article
US9314383B2 (en) 2012-03-30 2016-04-19 Unicharm Corporation Absorptive article
US9339423B2 (en) 2012-04-02 2016-05-17 Unicharm Corporation Absorbent article
US9351887B2 (en) 2012-04-02 2016-05-31 Unicharm Corporation Absorbent article
US9375356B2 (en) 2012-04-02 2016-06-28 Unicharm Corporation Absorbent article
US9375365B2 (en) 2012-02-29 2016-06-28 Unicharm Corporation Absorbent article
US9381268B2 (en) 2012-04-02 2016-07-05 Unicharm Corporation Absorbent article
US9387135B2 (en) 2012-02-29 2016-07-12 Unicharm Corporation Absorbent article
US9498387B2 (en) 2012-02-29 2016-11-22 Unicharm Corporation Absorbent article having bent sections
US9770526B2 (en) 2011-09-30 2017-09-26 Unicharm Corporation Absorbent article
US9775751B2 (en) 2012-02-29 2017-10-03 Unicharm Corporation Absorbent article
JP2018520837A (ja) * 2015-07-22 2018-08-02 シー. カリッシュ,トーマス 生分解性吸収性物品
US10278873B2 (en) 2011-12-28 2019-05-07 Unicharm Corporation Absorbent article having a domed section and method of manufacturing same
US10322037B2 (en) 2012-02-29 2019-06-18 Unicharm Corporation Absorbent article
US10543132B2 (en) 2011-03-31 2020-01-28 Unicharm Corporation Absorbent article with blood modifying agent

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6867344B2 (en) 1998-10-30 2005-03-15 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Absorbent article with fluid treatment agent
US8093446B2 (en) * 2001-04-11 2012-01-10 Playtex Products, Inc. Fibrous absorbent articles having malodor counteractant
US20050058683A1 (en) * 2003-09-12 2005-03-17 Levy Ruth L. Absorbent articles with antimicrobial zones on coverstock
US7834233B2 (en) 2004-08-02 2010-11-16 First Quality Product, Inc. Reduction of odors in absorbent articles
AU2006350909B2 (en) 2006-11-17 2013-07-04 Sca Hygiene Products Ab Absorbent articles comprising acidic cellulosic fibers and an organic zinc salt
EP2081533B1 (en) 2006-11-17 2011-10-19 SCA Hygiene Products AB Absorbent articles comprising a peroxy compound and an organic zinc salt
BRPI0622130B1 (pt) 2006-11-17 2016-02-10 Sca Hygiene Prod Ab artigos absorventes compreendendo um sal orgânico de zinco e um agente antibacteriano ou cloreto de metal alcalino ou cloreto de metal alcalino terroso
US9657257B2 (en) 2007-05-10 2017-05-23 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Colorant neutralizer
US20110150959A1 (en) * 2008-08-21 2011-06-23 Sca Hygiene Products Ab Wipe with odour control substance
DE102009029194A1 (de) * 2009-09-04 2011-04-07 Kimberly-Clark Worldwide, Inc., Neenah Abtrennung gefärbter Stoffe aus wasserhaltigen Flüssigkeiten
US9220646B2 (en) 2012-03-30 2015-12-29 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Absorbent articles with improved stain decolorization
US9393164B2 (en) 2013-02-28 2016-07-19 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Aldehyde control in personal care products
CA2904589C (en) 2013-03-14 2018-08-28 Instrumentation Laboratory Company Whole blood hemolysis sensor
US9237975B2 (en) 2013-09-27 2016-01-19 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Absorbent article with side barriers and decolorizing agents
CN115192762B (zh) * 2022-08-15 2023-11-28 浙江理工大学 一种医用复合材料及其制备方法和应用

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2542909A (en) * 1949-08-23 1951-02-20 Int Cellucotton Products Sanitary napkin
US3490454A (en) * 1966-10-21 1970-01-20 United Merchants & Mfg Catamenial products having a coating of rupturable microcapsules containing medicants
DE2914386A1 (de) * 1978-04-13 1979-10-25 Andersson A E Bror Desodorierendes und desinfizierendes, fluessigkeitsaufsaugendes erzeugnis und verfahren zu seiner herstellung
US4847089A (en) * 1986-07-16 1989-07-11 David N. Kramer Cleansing and distinfecting compositions, including bleaching agents, and sponges and other applicators incorporating the same
US5432000A (en) * 1989-03-20 1995-07-11 Weyerhaeuser Company Binder coated discontinuous fibers with adhered particulate materials
GB9027975D0 (en) * 1990-12-22 1991-02-13 Interox Chemicals Ltd Peroxycarboxylic acid
CA2054095A1 (en) * 1991-04-22 1992-10-23 Stephanie R. Majors Multicomponent odor control device
US5547541A (en) * 1992-08-17 1996-08-20 Weyerhaeuser Company Method for densifying fibers using a densifying agent
EP0604919A1 (en) * 1992-12-28 1994-07-06 Ishihara Sangyo Kaisha, Ltd. Deodorant
MX9905739A (es) * 1996-12-17 1999-10-01 Procter & Gamble Articulos absorbentes con sistema de control de olor

Cited By (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101532452B1 (ko) * 2007-08-30 2015-06-29 킴벌리-클라크 월드와이드, 인크. 흡수 물품에 사용되는 탈색 조성물의 구획된 적용
JP2011502617A (ja) * 2007-11-19 2011-01-27 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 臭気抑制材料を含む使い捨て吸収性物品
JP2012509149A (ja) * 2008-11-20 2012-04-19 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー ある分布プロファイルで臭気抑制材を含む、使い捨て吸収性物品
US10543132B2 (en) 2011-03-31 2020-01-28 Unicharm Corporation Absorbent article with blood modifying agent
KR101914810B1 (ko) 2011-04-28 2018-11-02 유니챰 가부시키가이샤 흡수성 물품
WO2012147981A1 (en) * 2011-04-28 2012-11-01 Unicharm Corporation Absorbent article
US9301885B2 (en) 2011-04-28 2016-04-05 Unicharm Corporation Absorbent article
JP2012236001A (ja) * 2011-04-28 2012-12-06 Unicharm Corp 吸収性物品
US9770526B2 (en) 2011-09-30 2017-09-26 Unicharm Corporation Absorbent article
US10278873B2 (en) 2011-12-28 2019-05-07 Unicharm Corporation Absorbent article having a domed section and method of manufacturing same
US9375365B2 (en) 2012-02-29 2016-06-28 Unicharm Corporation Absorbent article
US10322037B2 (en) 2012-02-29 2019-06-18 Unicharm Corporation Absorbent article
US9387135B2 (en) 2012-02-29 2016-07-12 Unicharm Corporation Absorbent article
US9498387B2 (en) 2012-02-29 2016-11-22 Unicharm Corporation Absorbent article having bent sections
US10772770B2 (en) 2012-02-29 2020-09-15 Unicharm Corporation Absorbent article
US9775751B2 (en) 2012-02-29 2017-10-03 Unicharm Corporation Absorbent article
US9233185B2 (en) 2012-03-30 2016-01-12 Unicharm Corporation Absorbent article
US9314383B2 (en) 2012-03-30 2016-04-19 Unicharm Corporation Absorptive article
US9351887B2 (en) 2012-04-02 2016-05-31 Unicharm Corporation Absorbent article
US9381268B2 (en) 2012-04-02 2016-07-05 Unicharm Corporation Absorbent article
US9375356B2 (en) 2012-04-02 2016-06-28 Unicharm Corporation Absorbent article
US9339423B2 (en) 2012-04-02 2016-05-17 Unicharm Corporation Absorbent article
JP2018520837A (ja) * 2015-07-22 2018-08-02 シー. カリッシュ,トーマス 生分解性吸収性物品
US10709806B2 (en) 2015-07-22 2020-07-14 Everyone's Earth Inc. Biodegradable absorbent articles

Also Published As

Publication number Publication date
EP1159014A1 (en) 2001-12-05
ATE359835T1 (de) 2007-05-15
AU3863300A (en) 2000-09-21
EP1159014B1 (en) 2007-04-18
DE60034439T2 (de) 2007-08-30
EP1034804A1 (en) 2000-09-13
WO2000051655A1 (en) 2000-09-08
DE60034439D1 (de) 2007-05-31
CA2364056A1 (en) 2000-09-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002537904A (ja) 酸化剤および溶血剤を含んでなる製品
US6730819B1 (en) Articles comprising oxidizing and hemolytic agents
AU2005278010B2 (en) Absorbent articles comprising a bodily exudate modifying agent and a film-forming skin care formulation
KR100313640B1 (ko) 실리카및제올라이트냄새억제시스템을갖는활성탄비함유흡수제품
DE60110380T3 (de) Artikel die milchsäureproduzierende mikroorganismen enthalten
US10653811B2 (en) Articles with odor-controlling composition
JP2010194254A (ja) 吸収性物品
WO2000051652A1 (en) Articles having an odour control system
FI87310B (fi) Absorberande engaongsartikel.
KR20000016394A (ko) 킬레이트제 및 냄새 흡수제를 포함한 냄새 억제 시스템을 갖는흡수 제품
KR20000016438A (ko) 제올라이트 및 실리카 냄새 억제 시스템을 갖는 여성용 위생 흡수제품
EP1034801A1 (en) Absorbent articles having an odour control system comprising an oxidising agent and a chelating agent
US6649805B1 (en) Articles with odor control
KR100344140B1 (ko) 흡수성겔화물질및실리카를포함하는냄새억제시스템을갖는흡수제품
WO2000051653A1 (en) Articles having an odour control system
EP3256088B1 (en) Articles with odor-controlling composition
JP4315610B2 (ja) 吸収性物品
JP2002537905A (ja) 臭気抑制製品
JP2001145648A (ja) 大人用軽失禁パッド
MXPA01009002A (en) Articles comprising oxidising and hemolytic agents
EP1034805A1 (en) Articles having an odour control system comprising a non water soluble oxidising agent and a solubilising agent
WO1995022898A1 (en) Sulfur and oxygen deodorant compositions
JP2003527165A (ja) 金属フタロシアニン物質を含有する臭い低減層を使用した使い捨て吸収製品
JP2017108910A (ja) 体液吸収性物品
MXPA01009001A (en) Articles with odour control

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070605