JP2002536348A - ピラゾールカルボキサミドの使用 - Google Patents

ピラゾールカルボキサミドの使用

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ペルネルストルフアー,ヨゼフ
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ローアマン,エマニユエル
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シユペルツエル,ミヒヤエル
ルステイヒ,クレメンス
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、一般式(IおよびIa)の新規および既知のピラゾールカルボキサミドに関する。本発明は、固相化学によるピラゾールカルボキサミドもしくは新規ピラゾールカルボキサミドの製造にもまた関する。該ピラゾールカルボキサミドは医薬、とりわけ貧血の治療のための医薬として使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、貧血の予防および/もしくは治療のための医薬の製造のためのピラ
ゾールカルボキサミドの使用、新規ピラゾールカルボキサミド、およびそれらの
製造方法に関する。
【0002】 エリスロポエチン(EPO)はおよそ34,000Daの分子量を有する糖タ
ンパク質である。EPO合成の90%以上が腎で起こり、そしてそこで産生され
るEPOは血液中に分泌される。EPOの主たる生理学的機能は骨髄における造
血の調節である。EPOはそこでの赤血球前駆体細胞の増殖および成熟を刺激す
る。
【0003】 血液中のEPOレベルは、通常、より低いが;しかしながら、血液のO2含量
が下落する場合、EPO合成の増大が存在し、そして、結果として、血液中のE
POレベルの上昇もまた存在する。これは、造血が刺激されるという、また、ヘ
マトクリットが上昇するという結果を有する。この結果として、血液中のO2
送能力の増大が存在する。赤血球数が十分なO2を輸送するのに十分である場合
、EPOの血液濃度は再度低下する。不十分な酸素供給(低酸素症)は、多数の
原因(例えば大量の血液損失、高地での比較的長い滞在、しかしまた腎不全もし
くは骨髄抑制)を有する可能性がある。
【0004】 組換えヒト(rh)EPOが造血を刺激し、そして従って重症の貧血の治療で
の使用を見出していることが既知である。さらに、rhEPOは、外来血の輸血
の必要を低下させるために、内在性の血球の増殖に使用する。
【0005】 しかしながら、rhEPOの投与に際して起こる重症の副作用が知られている
。これらは、高血圧の発生および増強、緊張間代痙攣までの脳症様の総体的兆候
および血栓症による脳梗塞もしくは心筋梗塞の惹起を包含する。
【0006】 さらに、rhEPOは経口で利用可能でなく、そして従ってi.p.、i.v
.もしくは皮下で投与しなければならず、その結果その使用は重症の貧血の治療
に限られている。
【0007】 国際公開第97/19039号明細書は置換ピラゾールを開示する。ピラゾー
ル誘導体の合成は固相で実施する。切断後、ピラゾールフェニルカルボキサミド
が得られる。医薬としての使用は記述されていない。
【0008】 本発明は、障害、例えば貧血の予防および/もしくは治療に適する医薬として
の、一般式(I)のピラゾールカルボキサミド、ならびにそれらの互変異性体お
よびそれぞれの塩の使用に関する。
【0009】
【化6】
【0010】 式中、 A、D、EおよびGは同一もしくは異なり、かつ、 水素、ハロゲン、トリフルオロメチル、ヒドロキシルまたは(C1−C6)アルキ
ルもしくは(C1−C6)アルコキシを表し、 R1は水素もしくは(C1−C6)アルキルを表し、 R2は(C6−C10)アリール、または、一連のS、Nおよび/もしくはOからの
3個までのヘテロ原子を有する5ないし6員の芳香族の場合によってはベンゾ縮
合された複素環を表し、前述の芳香環系は、ハロゲン、トリフルオロメチル、ト
リフルオロメトキシ、(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ、もしく
は(C1−C6)アルコキシカルボニルにより同一もしくは異なる様式で3回まで
場合によっては置換されることができる。
【0011】 R1が水素を表す場合、式
【0012】
【化7】
【0013】 の互変異性体が得られる。
【0014】 置換パターンに依存して、該化合物は、像および鏡像として挙動する(鏡像異
性体)、もしくは像および鏡像として挙動しない(ジアステレオマー)のいずれ
かの立体異性体で存在することができる。本発明は、鏡像異性体もしくはジアス
テレオマー、およびそれらのそれぞれの混合物の双方に関する。ジアステレオマ
ーと同様、ラセミ化合物の形態は、既知の様式で立体異性的に均一の構成要素に
分離することができる。
【0015】 該化合物の生理学的に許容できる塩は、無機酸、カルボン酸もしくはスルホン
酸との本発明の物質の塩であることができる。とりわけ好ましい塩は、例えば、
塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、トル
エンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、ナフタレンジスルホン酸、酢酸、プロピ
オン酸、乳酸、酒石酸、クエン酸、フマル酸、マレイン酸もしくは安息香酸との
ものである。
【0016】 挙げることができる塩は、例えばアルカリ金属塩(例えばナトリウムもしくは
カリウム塩)、アルカリ土類金属塩(例えばカルシウムもしくはマグネシウム塩
)あるいは、アンモニアまたは例えばジエチルアミン、トリエチルアミン、エチ
ルジイソプロピルアミン、プロカイン、ジベンジルアミン、N−メチルモルホリ
ン、ジヒドロアビエチルアミン、1−エフェナミンもしくはメチルピペリジンの
ような有機アミンから生じられるアンモニウム塩のような通例の塩基との塩であ
る。
【0017】 (C6−C10)アリールは、一般に、6ないし10個の炭素原子を有する芳香
族基を表す。好ましいアリール基はフェニルおよびナフチルである。
【0018】 (C1−C6)アルキルは、1ないし6個の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝
状のアルキル基を表す。1ないし4個の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝状の
アルキル基が好ましい。挙げることができる例は:メチル、エチル、n−プロピ
ル、イソプロピル、tert−ブチル、n−ペンチルおよびn−ヘキシルである
。1ないし3個の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝状のアルキル基がとりわけ
好ましい。
【0019】 (C1−C6)アルコキシは、1ないし6個の炭素原子を有する直鎖もしくは分
枝状のアルコキシ基を表す。1ないし4個の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝
状のアルコキシ基が好ましい。挙げることができる例は:メトキシ、エトキシ、
n−プロポキシ、イソプロポキシ、tert−ブトキシ、n−ペントキシおよび
n−ヘキソキシである。1ないし3個の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝状の
アルコキシ基がとりわけ好ましい。
【0020】 (C1−C6)アルコキシカルボニルは、1ないし6個の炭素原子を有する直鎖
もしくは分枝状のアルコキシカルボニル基を表す。1ないし4個の炭素原子を有
する直鎖もしくは分枝状のアルコキシカルボニル基が好ましい。挙げることがで
きる例は:メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、n−プロポキシカルボニ
ル、イソプロポキシカルボニルおよびtert−ブトキシカルボニルである。1
ないし3個の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝状のアルコキシカルボニル基が
とりわけ好ましい。
【0021】 一連のS、Oおよび/もしくはNからの3個までのヘテロ原子を有する5ない
し6員の芳香族複素環は、例えば、ピリジル、ピリミジル、ピリダジニル、チエ
ニル、フリル、ピロリル、チアゾリル、オキサゾリルもしくはイミダゾリルを表
す。ピリジル、ピリミジル、ピリダジニル、フリルおよびチエニルが好ましい。
【0022】 系列S、Oおよび/もしくはNからの3個までのヘテロ原子を有する5ないし
6員の芳香族のベンゾ縮合された複素環は、例えば、ベンゾチオフェン、インド
ール、キノリンもしくはベンゾフランを表す。ベンゾチオフェンおよびキノリン
が好ましい。
【0023】 好ましく使用される化合物は、一般式(I)
【0024】
【化8】
【0025】 のもの、 およびそれらの互変異性体ならびにそれぞれの塩であって、 式中 A、D、EおよびGが同一もしくは異なり、かつ、 水素、フッ素、塩素、臭素もしくはトリフルオロメチルを表し、 R1が水素もしくはメチルを表し、 R2がフェニル、フリル、チエニル、ベンゾチオフェニルもしくはピリジルを表
し、前述の芳香環系は、フッ素、塩素、臭素、トリフルオロメチル、トリフルオ
ロメトキシ、(C1−C4)アルキルもしくは(C1−C4)アルコキシもしくは(
1−C4)アルコキシカルボニルにより同一もしくは異なる様式で2回まで場合
によっては置換されることができる。
【0026】 とりわけ好ましく使用される化合物は、一般式(I)
【0027】
【化9】
【0028】 のもの、 およびそれらの互変異性体、ならびにそれらの塩であって、 式中、 A、D、EおよびGが水素を表し、かつ R1が水素もしくはメチルを表し、そして R2がフェニル、ベンゾチオフェニルもしくはピリジルを表し、前述の芳香環系
は、フッ素、塩素、臭素、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、メチル
もしくはメトキシにより場合によっては置換されることができる。
【0029】 非常にとりわけ好ましく使用される化合物は、以下の表:
【0030】
【表4】
【0031】
【表5】
【0032】 に示されるもの、 およびそれらの塩である。
【0033】 本発明は、さらに、一般式(Ia)の新規物質、
【0034】
【化10】
【0035】 およびそれらの互変異性体ならびにそれぞれの塩に関し、 式中、 A’、D’、E’、G’およびR1'は上で示されたA、D、E、GおよびR1
意味を有し、 そして LがCF3もしくはOCF3(すなわち、言い換えれば、L=R2、ここでR2=パ
ラ−C64−CF3もしくはパラ−C64−OCF3)を表す。
【0036】 本発明の非常にとりわけ好ましい化合物は、以下の構造:
【0037】
【表6】
【0038】 のもの、 およびその塩である。
【0039】 さらに、一般式(I)の化合物および一般式(Ia)の新規物質の製造方法が
見出され、それは、 [A]一般式(II)
【0040】
【化11】
【0041】 式中 A、D、EおよびGは上で示された意味を有する の化合物を、アミノ官能基化(amino−functionalized)樹
脂に結合し、そしてその後、一般式(III) R3OOC−R3 (III) 式中 R2は上で示された意味を有し、 そして R3は(C1−C4)アルキル基を表す、 の化合物と固相で反応させ、そしてその後、一般式(IV)
【0042】
【化12】
【0043】 式中 R1は上で示された意味を有する、 の化合物と反応させ、 該化合物を、その後樹脂から切断し、そして適切な場合(すなわちR1≠H)は
異性体に分離するか、 または [B]一般式(V)
【0044】
【化13】
【0045】 式中 R1、R2、A、D、EおよびGは上で示された意味を有する、 のピラゾールカルボン酸を、適切な場合は脱水剤の存在下、もしくは活性化され
たカルボン酸誘導体(すなわちカルボン酸ハロゲン化物、無水物もしくはイミダ
ゾリド)を介してアンモニアと反応させる ことを特徴とする。
【0046】 該方法は、以下の反応スキームにより例示様式で具体的に説明することができ
る:
【0047】
【化14】
【0048】 前記の該方法にここで適する溶媒は、反応条件下で変化しない不活性有機溶媒
である。これらは、ジクロロメタン、トリクロロメタン、テトラクロロメタン、
1,2−ジクロロエタン、トリクロロエタン、テトラクロロエタン、1,2−ジ
クロロエチレンもしくはトリクロロエチレンのようなハロゲン炭化水素、ベンゼ
ン、キシレン、トルエン、ヘキサンもしくはシクロヘキサンのような炭化水素、
ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、アセトニトリル、またはDMS
O、および例えばジエチルエーテル、ジオキサンもしくはテトラヒドロフランの
ようなエーテルを包含する。溶媒の混合物を使用することもまた可能である。ジ
メチルホルムアミドおよびジクロロメタンがとりわけ好ましい。
【0049】 前記の反応は、一般に、−78℃から還流温度まで、好ましくは0℃から使用
される溶媒の沸点までの温度範囲で実施する。
【0050】 前記の反応は、常圧、加圧もしくは減圧(例えば0.5から5barまで)で
実施することができる。一般に、該反応は常圧で実施する。
【0051】 方法[B]に適する脱水試薬は、適切な場合はトリエチルアミンもしくはN−
エチルモルホリンもしくはN−メチルピペリジンもしくはジシクロヘキシルカル
ボジイミドおよびN−ヒドロキシスクシンイミドのような塩基の存在下、例えば
ジイソプロピルカルボジイミド、ジシクロヘキシルカルボジイミドもしくはN−
(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩のような
カルボジイミド、またはカルボニルジイミダゾールのようなカルボニル化合物、
または2−エチル−5−フェニル−1,2−オキサゾリウム−3−スルホネート
のような1,2−オキサゾリウム化合物、または無水プロパンリン酸、またはク
ロロギ酸イソブチル、またはへキサフルオロリン酸ベンゾトリアゾリルオキシト
リス(ジメチルアミノ)ホスホニウム、またはジフェニルホスホルアミデート、
または塩化メタンスルホニルである。カルボニルジイミダゾール(CDI)が好
ましい。
【0052】 固相として、通例のアミノ官能基化ポリスチレンを使用する。ポリエチレング
リコール鎖で修飾されているアミノ官能基化ポリスチレン/ポリエチレンコポリ
マーが好ましい。いわゆるSAM樹脂(標準的アミド樹脂の略語)およびRAM
樹脂(リンク(Rink)アミド樹脂の略語)がとりわけ好ましい。本発明によ
り使用することができるアミノ官能基化樹脂の例は、双方ともラップ ポリメレ
有限会社(Rapp Polymere GmbH)からの、テンタゲル(Te
ntagel)SAM(S 30022)およびテンタゲル(Tentagel
)R RAM(R 28 023)である。
【0053】 一般式(II)、(III)および(IV)の化合物はそれ自体既知である。
【0054】 式(V)の化合物は新規であり、そして例えば [C]一般式(VI)
【0055】
【化15】
【0056】 式中 A、D、E、GおよびR2は上で示された意味を有し、 そして R3は(C1−C4)アルキル基を表す、 の化合物を、不活性溶媒中で、一般式(VII)
【0057】
【化16】
【0058】 式中 R1は上で示された意味を有する の化合物と反応させ、そして、得られる一般式(VIII)
【0059】
【化17】
【0060】 式中、 A、D、E、G、R1、R2およびR3は上で示された意味を有する、 のエステルを、R1が(C1−C6)アルキル基を表す場合には異性体に分離し、
そしてそれらを加水分解して、一般式(V)のカルボン酸を生成し、 また、R1がHを表す場合には、N−アルキル化によりR1≠Hの異性体混合物を
最初に製造し、これを適する分離法により、R1が(C1−C6)アルキルを表す
式(V)の化合物に分離し、それをその後加水分解するか、 あるいは [D]R1がメチルを表す場合には、式(IX)
【0061】
【化18】
【0062】 式中 R2は上に示された意味を有する、 のアルデヒドを、適切な場合は触媒の存在下で、 一般式(X)
【0063】
【化19】
【0064】 式中 R4は(C1−C4)アルキル鎖を表す、 のアセトフェノンと反応させ、 そして、得られる式(XI)
【0065】
【化20】
【0066】 式中 R2およびR4は上に示された意味を有する、 の化合物をメチルヒドラジンと反応させて、得られる式(XII)
【0067】
【化21】
【0068】 式中 R2およびR4は上で示された意味を有する、 の化合物を、 これから、上に記述されたような加水分解により、R1=メチルの式(V)の化
合物を得る、 により製造することができる。
【0069】 ここで、方法[C]および[D]に適する溶媒は、反応条件下で変化しない不
活性有機溶媒である。これらは、ジクロロメタン、トリクロロメタン、テトラク
ロロメタン、1,2−ジクロロエタン、トリクロロエタン、テトラクロロエタン
、1,2−ジクロロエチレンもしくはトリクロロエチレンのようなハロゲン炭化
水素、ベンゼン、キシレン、トルエン、ヘキサンもしくはシクロヘキサンのよう
な炭化水素、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、アセトニトリル、ま
たはメタノール、エタノール、2−プロパノールのようなアルコール、またはD
MSOを包含する。溶媒の混合物を使用することもまた可能である。エタノール
およびDMSOがとりわけ好ましい。
【0070】 [A]で記述されたアセトフェノンとのアルデヒドの反応に関し、可能な触媒
は、通例の酸および塩基触媒、好ましくは酸(例えば塩化パラトルエンスルホニ
ル)である。
【0071】 事前に記述された反応は、一般に−78℃から還流温度まで、好ましくは0℃
から使用される溶媒の沸点までの温度範囲で実施する。
【0072】 事前に記述された反応は、常圧、加圧もしくは減圧(例えば0.5から5ba
rまで)で実施することができる。一般に、該反応は常圧で実施する。
【0073】 カルボン酸エステルは、該エステルを不活性溶媒中で通例の塩基もしくは酸で
処理することにより、通例の方法に従って加水分解し、ここで、塩基加水分解の
場合には、最初に生じる塩を酸で処理することにより遊離のカルボン酸に転化す
ることができる。
【0074】 加水分解に適する塩基は通例の無機塩基である。これらは、好ましくは、例え
ば水酸化ナトリウム、水酸化リチウム、水酸化カリウムもしくは水酸化バリウム
のようなアルカリ金属水酸化物もしくはアルカリ土類金属水酸化物、または炭酸
ナトリウムもしくは炭酸カリウムのようなアルカリ金属炭酸塩、あるいは炭酸水
素ナトリウムを包含する。水酸化ナトリウムもしくは水酸化リチウムがとりわけ
好ましく使用される。
【0075】 加水分解に適する溶媒は水もしくは加水分解に通例の有機溶媒である。これら
は、好ましくは、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノールも
しくはブタノールのようなアルコール、またはテトラヒドロフランもしくはジオ
キサンのようなエーテル、あるいはジメチルホルムアミドもしくはジメチルスル
ホキシドを包含する。メタノール、エタノール、プロパノールもしくはイソプロ
パノールのようなアルコールがとりわけ好ましく使用される。挙げられた溶媒の
混合物を使用することもまた可能である。水/テトラヒドロフランもしくは水/
エタノールが好ましい。
【0076】 加水分解は、一般に、0℃から+100℃まで、好ましくは0℃から+80℃
までの温度範囲で実施する。
【0077】 一般に、加水分解は常圧で実施する。しかしながら、減圧もしくは加圧(例え
ば0.5から5barまで)で操作することもまた可能である。
【0078】 加水分解を実施する場合、塩基もしくは酸は、一般に、1モルのエステルに基
づいて1から3モルまで、好ましくは1から2.5モルまでの量で使用する。反
応体のモル量がとりわけ好ましく使用される。
【0079】 一般式(VI)および(XI)の化合物はそれ自体既知であるか、もしくは通
例の方法[Erne,D.ら、Helv.Chim.Acta 62(1979
)、994−1006;Hasegawa,E.ら、J.Org.Chem.5
6(1991)、1631−1635;Watanabe,Kenichiら、
Bull.Chem.Soc.Jpn.55(1988)3208−3211を
参照されたい]により製造することができる。
【0080】 一般式(VII)、(VIII)、(IX)、(X)および(XII)の化合
物は、いくつかの場合には新規であるか、もしくは既知でありそして上述された
とおり製造することができる。
【0081】 本発明により使用される一般式(I)の化合物および一般式(Ia)の新規物
質は、薬理学的作用の予見できない有用なスペクトルを示し、そして従って障害
の治療および予防に適する。
【0082】 それらは、好ましくは、例えば、早産児の貧血、慢性腎不全の貧血、化学療法
後の貧血およびHIV患者の貧血のような貧血の治療および予防、そして従って
また重症の貧血の治療のための医薬で使用することができる。
【0083】 完全に無傷の内在性のEPOの産生の場合にもまた、本発明の化合物の投与に
より造血の付加的な刺激を誘導することができ、それはとりわけ自己由来血液ド
ナーで利用することができる。
【0084】 全ての通例の投与形態が、本発明の化合物および本発明に従って使用される化
合物の投与に適する。好ましくは、投与は経口、経皮もしくは非経口で実施する
。従来技術から既知のrhEPOでの貧血の治療と比較してさらなる利点が存在
する経口投与が、非常にとりわけ好ましい。
【0085】 本発明の化合物はとりわけエリスロポエチンのセンシタイザー(sensit
izer)として作用する。
【0086】 造血が増大されるほど効率的に、とりわけ酸素供給が改善されるように体内に
存在するEPOの作用に影響することが可能である化合物が、エリスロポエチン
のセンシタイザーとして記述される。それらは、驚くべきことに経口で活性であ
り、その結果として、既知の副作用の除外もしくは低減を伴う治療的使用が有意
に改良されかつ同時に単純化される。
【0087】 従って、本発明は造血の刺激、とりわけ貧血、好ましくは例えば早産児の貧血
、慢性腎不全の貧血、化学療法後の貧血、あるいはHIV患者の貧血のような重
症の貧血の予防および/もしくは治療のためのEPOのセンシタイザーの使用に
もまた関する。加えて、完全に無傷の内在性のEPO産生の場合のEPOのセン
シタイザーの追加は造血の付加的刺激にもまた適し、それはとりわけ自己由来血
液ドナーで利用することができる。
【0088】 既に挙げられた目的上のこれらのいわゆるEPOのセンシタイザーの経口投与
がとりわけ好ましい。
【0089】 従って、本発明の化合物は、造血の効率的な刺激、およびその結果貧血の予防
もしくは治療を可能にし、これは、EPOを使用する慣習的治療法が開始する段
階の前に付加的に介在する。なぜなら、本発明の化合物は内在性のEPOが効果
的に影響されることを可能にし、その結果としてそれに伴う欠点を伴うEPOの
直接投与を回避することができるからである。
【0090】 従って、本発明は、1種もしくはそれ以上の薬理学的に許容できる賦形剤もし
くは担体と一緒の最低1種の一般式(I)の化合物を含有する医薬および製薬学
的組成物、ならびに、とりわけ、例えば早産児の貧血、慢性腎不全の貧血、化学
療法後の貧血もしくはHIV患者の貧血のような貧血の予防および/もしくは治
療の目的上の造血の刺激のためのそれらの使用にさらに関する。 試験の記述(インビトロ) ヒト赤血球前駆体細胞の細胞増殖 20mlのヘパリン処理された血液を20mlのPBSで希釈し、そして20
分間遠心分離した(220×g)。上清を捨て、そして細胞を30mlのPBS
に再懸濁し、そして50mlチューブ中の17mlのフィコール パーク(Fi
coll Paque)(d=1.077g/ml、ファルマシア(Pharm
acia))上にピペットで移した。サンプルを800×gで20分間遠心分離
した。境界層の単核細胞を新たな遠心管に移し、3倍の体積のPBSで希釈し、
そして300×gで5分間遠心分離した。
【0091】 商業的精製方法(ミルテニイ(Miyltenyi)からのCD34マルチソ
ートキット(Multisort Kit))によって、この細胞画分からのC
D34陽性細胞を単離した。
【0092】 CD34陽性細胞(細胞6000〜10,000個/ml)を、ステムセル
テクノロジーズ インク(StemCell Technologies In
c.)からの幹細胞培地(0.9%メチルセルロース、30%仔ウシ血清、1%
アルブミン(ウシ)、100μM 2−メルカプトエタノールおよび2mM L
−グルタミン)に再懸濁した。10mU/mlのヒトエリスロポエチン、10n
g/mlのヒトIL−3および0〜10μMの試験物質を添加した。500μl
/ウェル(24穴プレート)を5%CO2、95%空気中37℃で14日間培養
した。
【0093】 培養物を20mlの0.9w/v%NaCl溶液で希釈し、600×gで15
分間遠心分離し、そして200μlの0.9w/v%NaClに再懸濁した。赤
血球の数の決定のため、50μlの細胞懸濁液を10μlのベンジジン染色溶液
(500μlのDMSO中の20μgのベンジジン、30μlのH22および6
0μlの濃酢酸)中にピペットで移した。青色細胞の数を顕微鏡下で計数した。
マウスヘマトクリットの試験の記述 正常マウスを多数日の間試験物質で処理した。投与は腹腔内、皮下もしくは経
口で実施した。好ましい溶媒はソルトール/DMSO/ショ糖/NaCl溶液も
しくはグルコフロールである。
【0094】 第0日(最初の投与前)から最終投与後約3日まで、約70μlの血液をヘマ
トクリット毛細管を使用して後眼窩静脈叢の穿刺により反復して採取する。サン
プルを遠心分離し、そして人手での読取りによりヘマトクリットを決定する。一
次パラメータは、プラセボ対照(2層の標準化された値)におけるヘマトクリッ
トの変化と比較した処理された動物の開始値と比較したヘマトクリットの増加で
ある。
【0095】 新規有効成分は、不活性の非毒性の製薬学的に適する担体もしくは溶媒を使用
して、錠剤、コーティング錠、丸剤、顆粒剤、エアゾル剤、シロップ剤、乳剤、
懸濁剤および溶液のような通例の製剤に既知の様式で転化することができる。こ
の点について、治療的有効成分は、各場合で、全混合物のおよそ0.5ないし9
0重量%の濃度で、すなわち指定される投薬量範囲を達成するために十分である
量で存在すべきである。
【0096】 製剤は、例えば、溶媒および/もしくは担体を使用して、適切な場合は乳化剤
および/もしくは分散剤を使用して有効成分を希釈することにより製造し、ここ
で、例えば水を希釈剤として用いる場合、有機溶媒を場合によっては補助溶媒と
して使用することができる。
【0097】 投与は、通例の様式で、好ましくは経口で、経皮でもしくは非経口で、とりわ
け経舌もしくは静脈内に実施する。
【0098】 一般に、静脈内投与の場合は、有効な結果を達成するために、およそ0.01
ないし10mg/kg、好ましくはおよそ0.1ないし10mg/kg体重の量
を投与することが有利と判明している。
【0099】 これにもかかわらず、適切な場合は、すなわち体重もしくは投与経路の型、該
医薬に対する個体の挙動、その製剤の様式および投与が起こる時間もしくは間隔
に依存して、挙げられた量から離れることが必要であるかも知れない。従って、
いくつかの場合には前述の最小量より少ない量で管理することが十分であること
ができる一方、他の場合には挙げられた上限を越える必要がある。比較的大量の
投与の場合には、これらをその日の経過にわたって多数の個別の用量に分割する
ことが望ましいことができる。
【0100】 製造実施例 実施例1 3−(4−アミノカルボニルフェニル)−5−(4−ブロモフェニル)−1−メ
チルピラゾール
【0101】
【化22】
【0102】 テンタゲル(Tentagel)SAM樹脂(100mg、負荷0.22mm
ol/g)をジメチルホルムアミド(10ml)に懸濁し、アセトフェノン−4
−カルボン酸(144mg、0.88mmol)、TBTU(TBTU=テトラ
フルオロホウ酸o−(ベンゾトリアゾル−1−イル)−N,N,N’,N’−テ
トラメチルウロニウム)(282mg、0.88mmol)およびDIEA(D
IEA−ジイソプロピルエチルアミド)(16mg、0.12mmol)で処理
し、そして室温で一夜振とうする。その後、吸引を用いて液層を濾過分離し、そ
して樹脂をジメチルホルムアミド、メタノール、ジクロロメタンおよびジエチル
エーテルで洗浄する(それぞれ5ml、2回)。
【0103】 クライゼン縮合のため、樹脂(100mg、0.21mmol)をアルゴン下
にジメチルアセトアミド(10ml)に懸濁し、4−ブロモ安息香酸メチル(8
12mg、3.78mmol)で処理し、そして室温で10分間振とうする。そ
の後、NaH(鉱物油中分散物、60%濃度,96.6mg、2.52mmol
)を添加し、そして混合物を90℃で1時間振とうする。その後、吸引を用いて
液層を濾過分離し、そして樹脂をジメチルホルムアミド、メタノール、ジクロロ
メタンおよびジエチルエーテルで洗浄する(それぞれ5ml、2回)。
【0104】 縮合のため、樹脂(100mg、0.2mmol)をジメチルアセトアミドに
懸濁し、そしてジメチルアセトアミド中のメチルヒドラジンの1.5M溶液2m
lで処理する。混合物を70℃で48時間攪拌する。その後、吸引を用いて液層
を濾過分離し、そして樹脂をジメチルホルムアミド、メタノール、ジクロロメタ
ンおよびジエチルエーテルで洗浄する(それぞれ5ml、2回)。
【0105】 切断のためには、樹脂(100mg)をジクロロメタンおよびトリフルオロ酢
酸の1:1(v:v)混合物2mlで処理し、そして室温で1時間振とうする。
液層を分離し、固相をジクロロメタンで洗浄し、そして合わせられた液層を蒸発
させる。生成物は、4mgの収量で位置異性体混合物として沈殿し、そして所望
の異性体を調製的HPLCによって分離する。 HPLC:3.33および3.39分、溶出液:水性0.05%TFA(A)、
アセトニトリル中0.05%TFA(B);リクロスフェア(LiChrosp
her)100 RP−18;温度40℃;流速=2.5ml/分;勾配:t=
0分:90%A、10%B;t=5分:10%A、90%B;t=7分:10%
A、90%B;t=7.05分:90%A、10%B;t=8分:90%A、1
0%B。 MS ES+:測定値356 以下の表に示される実施例は、実施例1の手順に類似に製造する。
【0106】
【表7】
【0107】
【表8】
【0108】
【表9】
【0109】 方法[A]:HPLC:溶出液:水性0.05%TFA(A)、アセトニトリル
中0.05%TFA(B);対称(Symmetry)C18;温度40℃;勾
配:t=0分:10%A、90%B、流速:0.5ml/分;t=4分:90%
A、10%B、流速:0.5ml;t=6分:90%A、10%B、流速:0.
5ml/分;t=6.1分:10%A、90%B、流速:1.0ml/分;t=
7.5分:10%A、90%B、流速:0.5ml/分 方法[B]:HPLC:溶出液:水性0.05%TFA(A)、アセトニトリル
中0.05%TFA(B);リクロスフェア(LiChrospher)100
RP−18;温度40℃;流速=2.5ml/分;勾配:t=0分:90%A
、10%B;t=5分:10%A、90%B;t=7分:10%A、90%B;
t=7.05分:90%A、10%B;t=8分:90%A、10%B。 方法[C]:HPLC:溶出液:水性0.05%TFA(A)、アセトニトリル
中0.05%TFA(B);リクロスフェア(LiChrospher)100
RP−18;温度40℃;流速=1.5ml/分;勾配:t=0分:100%
A、0%B;t=8分:0%A、100%B;t=9分:0%A、100%B;
t=9.10分:100%A、0%B;t=10分:100%A、0%B。 方法[D]:HPLC:溶出液:水性0.05%TFA(A)、アセトニトリル
中0.05%TFA(B);ヴァイダック(Vydac)TPB 10 C18
;温度40℃;流速=4ml/分;勾配:t=0.5分:90%A、10%B;
t=6.2分:10%A、90%B;t=7分:10%A、90%B;t=7.
05分:90%A、10%B;t=7.5分:90%A、10%B。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07D 401/04 C07D 401/04 409/04 409/04 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ヒンツエン,ベルトホルト ドイツ・デー−42105ブツペルタール・ブ リラーシユトラーセ142 (72)発明者 クレマー,トマス ドイツ・デー−42111ブツペルタール・シ ユネービツトヘンベーク37 (72)発明者 ペルネルストルフアー,ヨゼフ ドイツ・デー−42103ブツペルタール・ア ルゼンシユトラーセ19 (72)発明者 シユトウデマン,トマス ドイツ・デー−49196バトラール・ツムマ イアーホフ15 (72)発明者 ニールシユ,ウルリヒ ドイツ・デー−42113ブツペルタール・ア ムエクブツシユ41/166 (72)発明者 ベヘム,マルテイン ドイツ・デー−42111ブツペルタール・ハ ンス−ベクラー−シユトラーセ102 (72)発明者 ローアマン,エマニユエル ドイツ・デー−42115ブツペルタール・パ ールケシユトラーセ17 (72)発明者 ゲルデス,クリストフ ドイツ・デー−51373レーフエルクーゼ ン・クリステイアン−ヘス−シユトラーセ 81 (72)発明者 シユペルツエル,ミヒヤエル ドイツ・デー−42275ブツペルタール・ノ ルマネンシユトラーセ31 (72)発明者 ルステイヒ,クレメンス ドイツ・デー−42115ブツペルタール・ク ルマツハーシユトラーセ179 (72)発明者 マイア,ロレンツ ドイツ・デー−42799ライヒリンゲン・シ ユテルンシユトラーセ40 Fターム(参考) 4C063 AA01 BB01 CC25 CC92 CC94 DD12 DD25 EE01 4C086 AA01 AA02 AA03 AA04 BC36 GA04 GA07 GA08 MA01 MA04 MA52 NA14 ZA55

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 障害、とりわけ貧血の予防および/もしくは治療のための医
    薬の製造のための、一般式(I) 【化1】 式中、 A、D、EおよびGは同一もしくは異なり、かつ、 水素、ハロゲン、トリフルオロメチル、ヒドロキシルまたは(C1−C6)アルキ
    ルもしくは(C1−C6)アルコキシを表し、 R1は水素もしくは(C1−C6)アルキルを表し、 R2は、(C6−C10)アリール、または、一連のS、Nおよび/もしくはOから
    の3個までのヘテロ原子を有する5ないし6員の芳香族の場合によってはベンゾ
    縮合された複素環を表し、前述の芳香環系は、ハロゲン、トリフルオロメチル、
    トリフルオロメトキシ、(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ、もし
    くは(C1−C6)アルコキシカルボニルにより同一もしくは異なる様式で3回ま
    で場合によっては置換される、 のピラゾールカルボキサミドならびにそれらの互変異性およびそれぞれの塩の使
    用。
  2. 【請求項2】 一般式(I)において、 A、D、EおよびGが同一もしくは異なり、かつ、 水素、フッ素、塩素、臭素もしくはトリフルオロメチルを表し、 R1が水素もしくはメチルを表し、 R2がフェニル、フリル、チエニル、ベンゾチオフェニルもしくはピリジルを表
    し、前述の芳香族環系は、フッ素、塩素、臭素、トリフルオロメチル、トリフル
    オロメトキシ、(C1−C4)アルキルもしくは(C1−C4)アルコキシもしくは
    (C1−C4)アルコキシカルボニルにより同一もしくは異なる様式で2回まで場
    合によっては置換されることができる、 請求項1に記載の使用。
  3. 【請求項3】 一般式(I)において、 A、D、EおよびGが水素を表し、かつ R1が水素もしくはメチルを表し、そして R2がフェニル、チエニル、ベンゾチオフェニルもしくはピリジルを表し、前述
    の芳香環系がフッ素、塩素、臭素、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ
    、メチルもしくはメトキシにより場合によっては置換されることができる、 請求項1に記載の使用。
  4. 【請求項4】 一般式(I)の化合物が、以下の構造: 【表1】 【表2】 を有する、請求項1に記載のピラゾールカルボキサミドの使用。
  5. 【請求項5】 一般式(Ia) 【化2】 式中、 A’、D’、E’、G’およびR1'は上で示されたA、D、E、GおよびR1
    意味を有し、 そして LがCF3もしくはOCF3を表す、 のピラゾールカルボキサミド。
  6. 【請求項6】 以下の構造: 【表3】 を有する、請求項5に記載の一般式(Ia)のピラゾールカルボキサミド。
  7. 【請求項7】 [A]一般式(II) 【化3】 式中 A、D、EおよびGは上で示された意味を有する の化合物を、アミノ官能基化樹脂に結合し、そしてその後、一般式(III) R3OOC−R3 (III) 式中 R2は上で示された意味を有し、 そして R3は(C1−C4)アルキル基を表す、 の化合物と固相で反応させ、そしてその後、一般式(IV) 【化4】 式中 R1は上で示された意味を有する、 の化合物と反応させ、 該化合物を、その後樹脂から切断し、そして適切な場合(すなわちR1≠H)は
    異性体に分離するか、 または [B]一般式(V) 【化5】 式中 R1、R2、A、D、EおよびGは上で示された意味を有する、 のピラゾールカルボン酸を、適切な場合は脱水剤の存在下、もしくは活性化され
    たカルボン酸誘導体を介してアンモニアと反応させる ことを特徴とする、請求項5ないし6に記載の一般式(I)のピラゾールカルボ
    キサミドの製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし6に記載の最低1種のピラゾールカルボキサ
    ミド、および薬理学的に許容できる処方剤を含んで成る医薬。
  9. 【請求項9】 貧血の予防および/もしくは治療のための、請求項1ないし
    6に記載の医薬。
  10. 【請求項10】 早産児の貧血、慢性腎不全の貧血、化学療法後の貧血およ
    びHIV患者の貧血の治療のための、請求項1ないし6に記載の医薬。
  11. 【請求項11】 自己血液ドナーの造血を刺激するための、請求項8に記載
    の医薬。
  12. 【請求項12】 障害の治療および予防のための請求項5および6に記載の
    ピラゾールカルボキサミド。
  13. 【請求項13】 貧血の予防および/もしくは治療のための医薬もしくは製
    薬学的組成物の製造のためのエリスロポエチンのセンシタイザーの使用。
  14. 【請求項14】 早産児の貧血、慢性腎不全の貧血、化学療法後の貧血およ
    びHIV患者の貧血の予防および/もしくは治療のための医薬もしくは製薬学的
    組成物の製造のための請求項13に記載の使用。
  15. 【請求項15】 自己血液ドナーの造血を刺激するための医薬もしくは製薬
    学的組成物の製造のためのエリスロポエチンのセンシタイザーの使用。
  16. 【請求項16】 エリスロポエチンのセンシタイザーが経口で投与されるこ
    とを特徴とする、請求項13ないし15の1つに記載の使用。
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