JP2002535631A - 混濁媒体内の異質部の深度識別方法 - Google Patents

混濁媒体内の異質部の深度識別方法

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ステファン シャティニー
ミシェル モーラン
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Abstract

(57)【要約】 本方法によれば、混濁媒体(8)は、光学信号ソースと、それに対応する光学検出器(5)とを、混濁媒体の周りのある空間位置から別の空間位置まで変位させることによって走査され、前記各空間位置は、それぞれ混濁媒体(8)の相対する面上にある入力領域と出力領域に関連している。光学信号ソースは、1つの光学信号(1)を前記入力領域それぞれに送る。光学検出器(5)は、対応する検出器出力信号データを、混濁媒体(8)の一式の画像データを作成するための画像処理手段(5a)に送る。改良点は、第1セットの画像データに加えて、異なるサイズの入力領域及び出力領域を使って混濁媒体(8)を走査することによって引き出される第2及び/又は第3の画像データを作成する段階を含んでいることである。入手できた様々なセットの画像データは(例えば混濁媒体(8)の中の異質部を示す複合セットの画像データを得るために)画像同士の間の相違点又は類似点を強調表示できるように操作される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の属する技術分野) 本発明は、例えば胸部組織のような混濁媒体の光学的画像化に関する。
【0002】 (発明の背景) 光学的乳房造影法は、胸部癌検出の関連技術となっているようである。光の散
乱は、小さな病巣が、特に胸部の中央領域にある場合には、これを効果的に検出
する可能性を制限する第1の問題である。表面に近い構造体は光学的技法によっ
て容易に検出できるが、深部の構造体になるほど検出が難しくなる。従って、胸
部の中央領域内で選択的に探査できる技法が望まれている。
【0003】 本明細書は、例として胸部組織だけに言及するが、本明細書に記載する技法を
使えば、別のタイプの混濁媒体(即ち、別のタイプの(生体)組織)も画像化す
ることができる。
【0004】 混濁媒体の光学的画像化はかねてより多くの研究活動の主題であったが、19
90年代の初頭から関心が高まっている。このタイプの画像化は、混濁媒体内の
光の伝播が、媒体の吸収及び散乱特性に依って変化するという事実に基づいてい
る。吸収は、媒体内の構成原子及び分子のエネルギー準位遷移の結果として生じ
る。媒体の吸収特性は、微小経路長当たりに吸収される光子の確率として定義さ
れるその媒体の吸収係数μsにより定量化される。散乱は、媒体内に存在する異
なる構造体の屈折率が異なることから生じる。拡散性の高い媒体内では、散乱は
微小経路長当たりの等方性的に散乱されている光子の確率として定義される換算
散乱係数μ’srによって定量化される。入射光の強さ、可干渉性及び偏光のよう
な特性は、入射光が媒体によって吸収、散乱されるにつれて変化し、それが光の
拡散透過率となる。特に、平行なレーザービームは、散乱によって、かなり広範
囲に広がる。このことが混濁媒体の画像化を複雑にする。有害な光の拡散を相殺
するために、特定の画像化様式を実行する必要がある。例えば、時間分解法は、
高速レーザー源からの短い光パルスを用いて媒体を照らす。発現する光を、その
時間変動を再構成することのできる高速検出器によって収集すると、それが混濁
媒体に関する更なる情報を提供することになる。この場合の簡単なデータ処理法
は時間ゲート処理であり、それによって出力光パルスの最初の部分だけが画像の
作成に用いられる。このことは結局、散乱する媒体を貫通する直線に最も近い軌
道を有する光だけを用いることになるので、空間分解能が改良される(J.C.
ヘプトン及びR.A.クルーガによる「透過照明画像化性能:空間分解能シミュ
レーション研究」1990年、Med.Phys、17巻41−47頁、参照)
。光学的走査技法に関する追加的情報として以下の資料も参照されたい:S.B
.コラク、D.G.パパイオアンノ、G.W.フート、M.B.バンデルマーク
、H.ショーンベルク、J.C.J.パスヘン、J.B.M.メリスン、N.A
.A.J.バンアステンによる「光拡散媒体内での光学的投射からの断層画像の
再構成」1997年、Appl.Opt.36号180−213頁;M.S.パ
ターソン、B.チャンス、B.C.ウィルソンによる「組織の光学的特性の非侵
襲性測定のための時間分解の反射率及び透過率」1989年、Appl.Opt
.28号、2331−2336頁;D.コンティニ、F.マルテリ、G.ツァッ
カンティによる「拡散近似I理論に基づくモデルによって記述される混濁スラブ
を通過する光子の移動」1997年、Appl.Opt.36号、4587−4
599頁;B.チャンス、R.R.アルファノ、B.J.トロンバーグ編集によ
る「組織の光学断層写真及び分光分析法III」の、M.モリン、S.チャティ
グニ、A.メイロクス、Y.ペインショウ、P.ビュードライによる「散乱スラ
ブの時間領域摂動分析」1999年会報SPIE3597号、67−78頁;Y
.ペインショウ、A.メイロクス、M.モリン、S.ベルラウト、P.ビュード
ライによる「時間領域光学的画像化:散乱と吸収との識別」1999年Appl
.Opt.38号3686−3693頁;米国特許番号第5,808,304号
【0005】 散乱媒体の光学的画像化に対する強い関心は、安全で非侵襲性の生物医学診断
技術の必要性に由来している。生物組織の光学的特性は、光学ベースの生物医学
診断技術の核心にある。一般的な混濁媒体の場合、組織を通過する光の伝播の仕
方は、その吸収及び散乱特性によって変わる。従って、異常な組織は何らかの生
理的又は形態的理由で光の吸収又は散乱が正常な組織と異なると言えるのであれ
ば、正常な状態と異常な状態とを光学的に識別することが可能となる。その具体
的な適用例が光学的乳房造影法であり、光学的特性に基づいて腫瘍と正常な胸部
組織とが識別できる。
【0006】 例えば、胸部組織等の組織内の腫瘍のような、混濁媒体内の異常物を検出する
機構があれば有用である。
【0007】 (発明の概要) 従って、本発明は、ある態様では、 第1面と相対する第2面とを有する混濁媒体内に含まれている1つ又はそれ以
上の異質部を検出するために、混濁媒体を走査し、その画像を作成するための方
法であって、前記混濁媒体は、光学信号ソースと、それに対応する光学検出器と
を、混濁媒体の周りのある空間位置から別の空間位置まで変位させることによっ
て走査され、前記各空間位置は前記第1面の対応する入力領域と前記相対する第
2面の対応する出力領域とに関連しており、前記光学信号ソースは光学信号(例
えばレーザービーム)を前記各入力領域に送り、前記光学検出器は、前記各出力
領域から検出される光学信号に応えて対応する検出器出力信号データを、混濁媒
体の一式の画像データを作成するための画像処理手段へ送る方法において、 各入力領域に対しては所定サイズの第1入力領域を用い、各出力領域に対して
は所定サイズの第1出力領域を用いて、前記混濁媒体を走査することによって引
き出される第1セットの画像データを作成する段階と、 各入力領域に対しては所定サイズの前記第1入力領域を用い、各出力領域に対
しては前記第1出力領域より大きな所定サイズの第2出力領域を用いて、前記混
濁媒体を走査することによって引き出される第2セットの画像データを作成する
段階とから成る改良を含むことを特徴とする方法を提供している。
【0008】 本発明は、別の態様では、 第1面と相対する第2面とを有する混濁媒体内に含まれている1つ又はそれ以
上の異質部を検出するために、混濁媒体を走査し、その画像を作成するための方
法であって、前記混濁媒体は、光学信号ソースと、それに対応する光学検出器と
を、混濁媒体の周りのある空間位置から別の空間位置まで変位させることによっ
て走査され、前記各空間位置は前記第1面の対応する入力領域と前記相対する第
2面の対応する出力領域とに関連しており、前記光学信号ソースは光学信号(例
えばレーザービーム)を前記各入力領域に送り、前記光学検出器は、前記各出力
領域から検出される光学信号に応えて対応する検出器出力信号データを、混濁媒
体の一式の画像データを作成するための画像処理手段へ送る方法において、 各入力領域に対しては所定サイズの第1入力領域を用い、各出力領域に対して
は所定サイズの第1出力領域を用いて、前記混濁媒体を走査することによって引
き出される第1セットの画像データを作成する段階と、 各入力領域に対しては前記第1入力領域のものよりも大きな所定サイズの第2
入力領域を用い、各出力領域に対しては前記所定サイズの第1出力領域を用いて
前記混濁媒体を走査することによって引き出される別のセットの画像データを作
成する段階とから成る改良を含むことを特徴とする方法を提供している。
【0009】 本発明は、又別の態様では、 第1面と相対する第2面とを有する混濁媒体内に含まれている1つ又はそれ以
上の異質部を検出するために、混濁媒体を走査し、その画像を作成するための方
法であって、前記混濁媒体は、光学信号ソースと、それに対応する光学検出器と
を、混濁媒体の周りのある空間位置から別の空間位置まで変位させることによっ
て走査され、前記各空間位置は前記第1面の対応する入力領域と前記相対する第
2面の対応する出力領域とに関連しており、前記光学信号ソースは光学信号(例
えばレーザービーム)を前記各入力領域に送り、前記光学検出器は、前記各出力
領域から検出される光学信号に応えて対応する検出器出力信号データを、混濁媒
体の一式の画像データを作成するための画像処理手段へ送る方法において、 各入力領域に対しては所定サイズの第1入力領域を用い、各出力領域に対して
は所定サイズの第1出力領域を用いて、前記混濁媒体を走査することによって引
き出される第1セットの画像データIAを作成する段階と、 各入力領域に対しては前記所定サイズの第1入力領域を用い、各出力領域に対
しては前記第1出力領域のものよりも大きな所定サイズの第2出力領域を用いて
前記混濁媒体を走査することによって引き出される第2セットの画像データIB
を作成する段階と、 各入力領域に対しては前記第1入力領域のものよりも大きな所定サイズの第2
入力領域を用い、各出力領域に対しては前記所定サイズの第1出力領域を用いて
前記混濁媒体を走査することによって引き出される第3セットの画像データIC
を作成する段階とから成る改良を含むことを特徴とする方法を提供している。
【0010】 本発明によれば、様々な画像データのセットが望ましい順序又は必要な順序で
作成できる。
【0011】 本発明によれば、ここに記載するようにして入手した様々な画像データのセッ
トは、例えば画像同士の間の差異及び/又は類似点を強調するために(例えば、
混濁媒体の中の異常部(例えば胸部の腫瘍)を示す複合セットの画像データを入
手するために)何らかの方法で操作(即ち、データ処理技術が適用)され、その
ような操作又はデータ処理は、簡単な減算で行われるか、又は例えばK−L変換
のようなより高度な技術を活用することによって実行される。従って、例えば、
本明細書に記載されている方法は、a)前記第1セットの画像データと前記第2
セットの画像データとの間の類似点及び/又は差異が強調されるような新しい画
像データのセットを作成するために、前記第1セットの画像データと前記第2セ
ットの画像データとを組み合わせる段階と、b)前記第1セットの画像データと
前記別のセットの画像データとの間の類似点及び/又は差異が強調されるような
新しい画像データのセットを作成するために、前記第1セットの画像データと前
記別の画像データのセットとを組み合わせる段階と、c)前記第1セットの画像
データと前記第2セットの画像データと前記第3セットの画像データとの間の類
似点及び/又は差異が強調されるような新しい画像データのセットを作成するた
めに、前記第1セットの画像データと前記第2セットの画像データと前記第3セ
ットの画像データとを組み合わせる段階等を含んでいる。このように、更に特定
すると、例えば、複合セットの画像データは、第2セットの画像データを第1セ
ットの画像データから減算することによって作成され、別のセットの画像データ
を第1セットの画像データから減算することによって作成され、或いは、式IB
+IC−IAに従って作成される。
【0012】 本発明によれば、本明細書に記載の方法による混濁媒体の光学的画像化測定を
行うためのシステムは、例えば、 平行な光学信号(例えばレーザー)を生成するための、何らかの適切な(既知
の)手段と、 (例えば適切な光ファイバーを使って)前記光学信号を、混濁媒体の片側の面
上の入力領域即ち所定サイズの領域に向けるための方向付け手段と、 前記混濁媒体の反対側の混濁媒体面上の第2領域即ち所定サイズの領域からの
光学出力信号を検出するための検出手段(例えば光電子増倍管、ストリークカメ
ラ等)であって、前記光学信号を、前記光学信号を出力(例えばアナログ又はデ
ジタル電気)信号に変換する前記検出手段の構成要素に向けるための光ファイバ
ーを備えている検出手段と、 一式の画像データ(例えば、コンピュータのモニターのスクリーン上に投影さ
れ、プリンタで印刷され、更に処理され、コンピュータ記憶装置に記憶される等
のデータ)を入手するために前記光学出力信号を(何らかの既知の方法で)処理
するための手段(例えばコンピュータ)とを備えている。
【0013】 勿論、本システムには、本明細書に記載されているサイズの入力及び出力領域
を操作するための何らかの適切な機構又は手段を組み込んでもよい。
【0014】 なお、信号の目的に鑑みれば、光学信号は、可視光線だけでなく、スペクトル
の赤外線又は近赤外線の電磁放射信号でもよく、最初の光学信号は例えばレーザ
ービームであってもよいことは(本発明の目的に照らして)理解して頂きたい。
【0015】 本発明の技法は、上記のように、2つ又は3つの投影画像を提供するために、
混濁媒体(例えば胸部組織)の2つ又は3つの(連続)走査を含んでいる。これ
らの2つ又は3つの画像は、構造体の胸部内での深度に従って構造体を画像化す
るのに用いられる。第1画像は、一般的な光学技法を使った場合の全ての構造体
を示す。第2画像は、入力面近くの構造体を強調表示する。更に、第3画像は、
出力面に近い構造体を強調表示する。2つ又は3つの画像を組み合わせることに
よって、胸部の中央領域に在る構造体を強調表示し、表面付近の構造体を弱めて
表示することができる。 (好適な実施例の詳細な説明) 図に本発明の実施例を示す。
【0016】 生物医学的光学画像化では、3D再構築画像及び2D投影画像の2つのタイプ
の画像が作成される。前者は、一般的に、膨大な数の検出器を巻き込んだマルチ
ポイントの幾何学的配置に基づく断層撮影法を使って生成される(S.B.コラ
ク、D.G.パパイオアンノ、G.W.フート、M.B.バンデルマーク、H.
ショーンベルク、J.C.J.パスヘン、J.B.M.メリスン、N.A.A.
J.バンアステンによる「光拡散媒体内での光学的投射からの断層画像再構成」
1997年、Appl.Opt.36号、180−213頁)。その利点は3D
画像が作成されることであるが、測定及び再構成には時間が掛かる可能性がある
。2D投影画像は、小さな領域を通って媒体に入射し、媒体を通って伝播し、入
射領域に向かい合っている小さな検出領域を越えて媒体を出る光の検出に基づい
ている。画像は、光ビームの媒体への入射と検出装置の両方が媒体の表面に沿っ
て同期して走査されるようなやり方で、送られてくる光を多数のポイントで測定
することによって作成される。この画像化方式を図1に示しており、矢印1はレ
ーザービーム、矢印3は前記ビーム1の走査方向であり、光学検出器手段は参照
番号5で示されており、矢印7は前記光学検出器手段5の走査方向であり、散乱
媒体は参照番号8で示されている。図1に概略的に示す走査システムには、(既
知の)手段(図示せず)が備えられており、それによってレーザービーム1と光
学検出器手段5とが同期してそれぞれ矢印3及び矢印7の方向に動かされ、即ち
、光学検出器5が常にレーザービーム1に相対しているように動かされる。更に
図1に(詳細に)は示していないが、光学検出器5(及び、レーザービームを作
り出すための手段及びレーザービームを走査表面又は面に向けるための手段)は
、何らかの(既知の)方法で、走査処理の間に光学検出器5から取得される信号
データのセットから、最終的に画像(即ち画像データのセット)を作成又は引き
出するための好適な(既知の)処理ユニット(例えばコンピュータ化された処理
システム)に連結されている。図1は、検出器出力信号データを処理して画像デ
ータにするために、光学検出器5に接続されている処理ユニット5aをブロック
線図様式で示している。
【0017】 図1のシステムに示されている走査技法は、高速で、且つ時間分解測定法と両
立可能であるという利点がある。しかし、情報は2次元に限定されており、検出
された光は、レーザービームの入力ポイントと検出器とを結ぶ全照準線の周りに
伸張するボリュームに関する情報を与える。これを図1に示しており、点線11
及び13内の灰色領域10は、検出される光子が最も伝播し易いボリュームを示
している。このボリュームの形状は、全光子が同じポイントで散乱媒体に入り、
検出される全光子は、検出器に向かい合っている小さな領域を通じて媒体を離れ
ると考えると理解されるであろう。一方、検出される光子は、散乱により、レー
ザービームと検出器を結ぶ直線的照準線から外れるようになり、この外れは両者
の中間地点で最大になる。図1に示すように、この走査技法は、探査されるボリ
ュームが散乱媒体の厚さに亘って伸張するので、長手方向の情報は一切提供しな
い。又、散乱媒体の光学特性とは異なる光学特性を有する小ボリュームの異質部
は、レーザービームの入力ポイント又は検出器に向かい合っている出力ポイント
付近にあるときに見え易い。これは、検出される光子の大部分によって探査され
るからであるが、一方、検出される光子の一部分は、散乱媒体の中央部にある同
じ異質部を通って伝播し、その場合、探査されるボリュームが最も広い。これは
腫瘍が胸部組織内の深部に存在する場合、表面付近にある血管のような強力な吸
収構造体により影が薄くなるので、光学的乳房造影法では問題である。
【0018】 本発明による検出方法は、光透過率測定値に基づく光学的画像化及び投影画像
の作成と連結して用いられる、散乱媒体(例えば混濁媒体)内の異質部の深さの
基本的な評価を提供する。異質部の完全な3次元位置特定には深度アセスメント
が必要である。そうすると、表面近くに在るこれらの構造体を識別して画像から
外してしまうことにより、混濁媒体の中心面に在る構造体の視覚化をより容易に
行えるようになる。つまり、データ処理の間に異質部の長手方向位置に関する情
報を用いると、周囲の散乱媒体に対して前記異質部の光学的なコントラストの定
量化を改善できる。乳房造影法では、これが組織を認識するのに役立つ。
【0019】 例として二重空間積分(DSI)とも呼ばれる本発明では、散乱媒体を、光が
注入される入力表面に近いゾーン、中心ゾーン、及び/又は光が検出される出力
表面に近いゾーンの、2つ又は3つの長手方向ゾーンに分けることによって、位
置特定が可能となる。媒体を2つ又は3つの部分に分けることによって、表面に
近い構造体が抽出、除去でき、媒体の内部に在る構造体を強調できる。
【0020】 図2、3、4(並びに図2A、3A、4A)は、例えば、走査手続きの間に各
セットの画像データを作成する間に、別の変数(即ち、本質的には同じ)を維持
しながら、入力又は出力領域のサイズを適切に修正することによって、散乱スラ
ブ内の含有物の長手方向の位置を一定の水準で特定するために、検出表面及び異
なるサイズの入力ビームがどのように用いられるかを(概略的に)示している。
【0021】 上記のようにDSIは、この分割を実現するために3つの異なるソース検出器
構成を用い、その構成例を図2、3、4に概略示すが、図示の各構成では同じ散
乱媒体を用いており、即ち、散乱媒体は3つの含有物を異なる深度に含んでいる
(即ち、これらの図の3つの黒い点又は円)。
【0022】 特に、図2に示す第1構成(即ち、構成1)は、基本の構成体として用いられ
る、点ソース(即ち、小領域入力レーザービーム)20と点検出器(即ち、小領
域検出器)22とを備えている。図3に示す第2構成(即ち、構成2)は、点ソ
ース(即ち、小領域入力レーザービーム)20と広域検出器(即ち、広領域検出
器)24とを備えている。図4に示す第3構成(即ち、構成3)は、基本の構成
体として用いられる、広域ソース(即ち、広領域入力レーザービーム)26と点
検出器(即ち、小領域検出器)22とを備えている。各構成において、レーザー
ビームは何れかの既知の好適な方式で作成され、散乱媒体を離れる光は何れかの
既知の好適な検出器によって検出され、ビーム及び検出器(或いは、媒体自体)
は散乱媒体の反対側の面を貫通して何れかの(既知の)好適な方式の同期化方式
で(媒体を走査し易くするように)長手方向に動かされ、画像が、何れかの好適
な既知の処理システム(例えばコンピュータシステム)によって検出器信号から
作成される。図2、3、4の各図で、影の付けられた長方形は混濁媒体であり、
暗円は混濁媒体内の含有物又は異質部の位置を示し、各長方形上の暗線は、参照
番号22及び24の広領域検出器(長い線)か又は点検出器(短い線)のどちら
かであり、矢印は使用されているソースのタイプを示しており、1つの矢印は点
ソースで複数の矢印は広領域ソースというように参照番号20と26で特定され
ており、混濁媒体内の細線は、検出される光子によって探査されるボリュームを
定性的に画定する。図2A、3A、4Aはそれぞれ、各構成に関し、横方向位置
に対する透過光を定性的に示すグラフである。
【0023】 本発明によれば、検出方法は以後に論じるように進められる。散乱媒体は、図
2に示されている走査形態を使って走査され、画像(IA)が作成される。その
ようにして得られた画像(IA)では、媒体内部の構造体と比べて、出口面又は
入口面の何れかに近い構造体が強調される。レーザービーム及び検出器が散乱媒
体の表面に沿って横方向に動かされると、入力及び出力表面に近い含有物は、先
に述べたように検出される光に強いインパクトを与える。このことは、図2Aの
グラフに定性的に表されており、検出された光(信号)を散乱媒体の表面に沿う
位置の関数として示している。次に、点検出器を広領域検出器に替えて、図3に
示す第2構成を得る。これにより、図3に示すように、検出される光子によって
探査されるボリュームが変化する。散乱媒体をこの第2構成を使って走査すると
画像(IB)が作成される。この画像(IB)では、入口面に近い構造体が、検出
される光子の大部分を使って探査されるために、媒体内部の構造体又は出口面に
近い構造体に比べて、強調される。このことは、図3Aのグラフに定性的に表さ
れており、検出された光(信号)を散乱媒体の表面に沿う位置の関数として示し
ている。3番目に、広領域ソースを点ソースに替え、広領域検出器を点検出器に
替え、第3構成を得る。図4に示すように、このことによって、検出される光子
により探査されるボリュームの形状が再び変わる。散乱媒体をこの第3構成を使
って走査すると、画像(IC)が作成される。この画像(IC)では、出口面に近
い構造体が、媒体内部の構造体又は入口面に近い構造体に比べて、強調される。
これは図4Aに示すグラフに定性的に表されており、検出された光(信号)を散
乱媒体の表面に沿う位置の関数として示している。
【0024】 画像IBとIC(即ち、それらの画像又は信号データ)とが加算され、画像IA
(即ち、それらの画像又は信号データ)が減算されれば、散乱媒体の内部に存在
している構造体を、基本構成(IA)だけを使って作成される画像で視覚化する
よりも容易に視覚化することができる。
【0025】 本明細書では、用語「小領域」は、散乱(混濁)媒体の厚さに比べると直径が
比較的小さい表面のことであり、用語「広領域」は、直径が散乱(混濁)媒体の
厚さと同じオーダーの表面のことであると理解して頂きたい。
【0026】 DSIを図5及び6に示す幾何学形状に適用したものを、計算及び実験で評価
した。図6に示すように、散乱媒体は厚さ5センチメートルのスラブであり、ス
ラブの入口面から5、25、45ミリメートルのところに在る3つの全く同じ含
有物を含んでいる。含有物は、スラブの面に平行方向に互いに4センチメートル
離れている。スラブの長さは10センチメートル(図5)であり、含有物は直近
の含有物から4センチメートル離れて配置されている。
【0027】 計算シミュレーションでは、混濁媒体は純粋に散乱していると仮定した(μs
=1mm-1、μ2=0mm-1)。含有物は、点状であり、即ち、ゼロに近い小ボ
リュームである。含有物は、吸収係数においてのみ散乱媒体とは異なり(ボリュ
ーム)inclusion×(μ?inclusion=5mm2と仮定した。広領域の検出器とソ
ース両方の表面積は、400mm2に設定した。シミュレートされた媒体を通過
する光の伝播を記述するために、混濁媒体と周囲の環境との間の屈折率不適合を
考慮するように適合させた(D.コンティニ、F.マルテリ、G.ツァッカンテ
ィによる「拡散近似I理論に基づくモデルによって記述される混濁スラブを通過
する光子の移動」1997年、Appl.Opt.36号4587−4599頁
参照)拡散モデル(M.S.パターソン、B.チャンス、B.C.ウィルソンに
よる「組織の光学的特性の非侵襲性測定のための時間分解の反射率及び透過率」
1989年、Appl.Opt.28号、2331−2336頁参照)を用いた
。含有物を媒体内に配置する効果を摂動分析(B.チャンス、R.R.アルファ
ノ、B.J.トロンバーグ編集による「組織の光学断層写真及び分光分析法II
I」の、M.モリン、S.チャティグニ、A.メイロクス、Y.ペインショウ、
P.ビュードライによる「散乱スラブの時間領域摂動分析」1999年、会報S
PIE3597号、67−78頁参照)を用いてモデル化した。計算では、光の
限り無く短いパルスを、散乱媒体内に発射したと仮定している。送られた光の強
さの計算は、スラブに入った2ns後に媒体を出る光子に限定した。このように
して各検出形態を使って得られる空間強度プロファィルPA、PB、PCを、含有
物をつなぐ線に沿う横方向の走査に関して計算しており、PAは構成1に関する
プロファイル、PBは構成2に関するプロファイル、PCは構成3に関するプロフ
ァイルである。次にこれらのプロファイルを、先に述べたように、深度識別を強
調するために正規化し、組み合わせた。正規化し一体化した後の、これらの組み
合わせの結果を図7に示す。図7は、長手方向の識別を強調するのに用いられる
空間プロファイルの組み合わせのグラフである。横座標の原点は、中央の含有物
(図5正面図参照)の位置である。xscanの値は、この原点に対する、媒体の正
面に沿った距離(図5正面図参照)である。Pxは、図2、3、4(即ち構成1
、2、3)に示した走査システム構成を使って計算した空間プロファイルである
。図7において、PAマイナスPBのプロファイルを、−−印を含むグラフの線
(参照番号30)で示し、PAマイナスPCのプロファイルを−□−印を含むグラ
フの線(参照番号32)で示し、PBプラスPCマイナスPAのプロファイルを、
何れの印も含まないグラフの線(参照番号34)で示している。
【0028】 図7を見ると、予期した通り、構成3に対するプロファイル(PC)を構成1
に対するプロファイル(PA)から減ずると、入力表面近くの含有物からの信号
だけが残る。一方、構成2に対するプロファイル(PB)を構成1に対するプロ
ファイル(PA)から減ずると、入力表面近くの含有物によって生じる信号の変
化はほとんど消失する。更に図7は、構成2に対するプロファイル(PB)及び
構成3に対するプロファイル(PC)を加算し、それから構成1に対するプロフ
ァイル(PA)を減算したときの効果も示している。これらの結果は、DSIを
使えば、含有物が、散乱媒体のどちらの表面近くに在るかを決定できることを示
している。
【0029】 図5の幾何学配置を、ポリエステルの微小球の散乱溶液を含む厚さ50ミリメ
ートルのセル内に配置されている3つの含有物から成るファントムを使って実験
的に調査した。含有物は純粋に吸収性の、黒いデルリンの5ミリメートルのシリ
ンダーで、図5に示す幾何学配置に従って配置した。μ=1mm-1だと、散乱溶
液は吸収性ではなかった。入力光ファイバーを使って、レーザー光を散乱媒体近
くに運んだ。同様に、媒体を通して送られた光は、出力光ファイバーを使って集
め、検出器へ送った。ファイバーから放出される光の発散を利用して、広領域ソ
ースは、入力ファイバーを単に媒体から遠くへ離すだけでシミュレートした。同
様に、広領域検出器は、出力ファイバーを媒体から遠くへ離すことによってシミ
ュレートした。入力ファイバーをファントムから離して、光子を、広領域ソース
として機能する3.1平方センチメートルの表面に注入した。同様に、広領域検
出器は、光子が3.8平方センチメートルの表面から集められるように出力ファ
イバーをファントムから離すことによって実現した。
【0030】 3つの光ファイバーの配置例を図8、9及び10に示す。図8は、点ソース/
点検出器構成の光ファイバーの配置を概略的に示しており、両方の光ファイバー
共に、小サイズの、何れにしても同じサイズの走査領域即ち表面積と検出領域即
ち表面積を形成するするように、構成され、間隔を取って配置されている。図9
は、点ソース/広領域検出器構成の光ファイバーの配置を概略的に示しており、
光ファイバー40及び42は、検出面積が図8の場合より広くなるような、サイ
ズが同じではない走査領域即ち表面積と検出領域即ち表面積を形成するように、
構成され、間隔を取って配置されており、出力ファイバー42だけがファントム
から離して配置されている。図10は、広領域ソース/点検出器構成の光ファイ
バーの配置を概略的に示しており、光ファイバーは、ソース面積が図8の場合よ
り広くなるような、サイズが同じではない走査領域即ち表面積と検出領域即ち表
面積を形成するように、構成され、間隔を取って配置されており、出力ファイバ
ー40だけがファントムから離して配置されている。図では、入力及び出力面積
即ち領域のサイズを、ファイバー40及び42の位置を動かすことによって変化
させるように示しているが、面積を変えることができるのであれば別のタイプの
機構を用いてもよいのは勿論である。ファントムは、Y.ペインショウ、A.メ
イロクス、M.モリン、S.ベルラウト、P.ビュードライによる「時間領域光
学的画像化:散乱と吸収との識別」1999年、Appl.Opt.38号、3
686−3693頁、に記載されているように近赤外線画像システムを用いてい
るこれら3つの構成それぞれを使って走査した。走査は、入力及び出力ファイバ
ー40及び42の両方をそれぞれ、表面全体に連続して光を当てるため2次元に
媒体の表面に沿って同期的に動かすことによって行った。検出された信号は、デ
ジタル化し、コンピュータに送り、これを使って、各測定値が画像の1画素に対
応するような、走査の間に実行された一連の測定に基づいて画像を構築した。
【0031】 図11、12、13、14は、液体ファントムの走査から得られた結果の投影
画像を示す。水平軸は、含有物の横方向の位置に対応する。これらの画像を、シ
ミュレーションに関して先に述べたように、正規化し組み合わせた。点検出器/
点ソース構成の結果は、図14の画像である。図11及び12は、DSI法を使
って、表面近くに在る含有物を巧く抽出した画像である。図13及び14の画像
を比べると、DSIを使えば、ファントムの中心面に在る含有物が表面付近の含
有物に比べて強調表示されていることが分かる。
【0032】 以上の説明から理解して頂けるように、本発明の二重空間積分技法(DSI)
は、混濁媒体の中心面に在る構造体の視覚化を助けるツールとして提案されてい
る。DSIは、従来技術に関する改良点を示しており、それは、通常は多数点検
出ジオメトリを使って得られる深度情報コンテンツを、付随の時間コストを掛け
ること無く入手することができることである。このことは、異なるソース/検出
器構成を使って媒体を分けることにより実現され、以下の通りである。 1.散乱媒体は、点ソース及び点検出器を使って走査される(即ち構成1)。 2.画像(IA)は、構成1を使って検出された光に基づいて作成される。例え
ば光の検出は、最初に到着した光子だけが考慮される時間分解方式で行われる。
他で説明されているFIDM法のように、検出された光の間接的な特性を使って
画像を作成することもできる。 3.散乱媒体は、点ソース及び広領域検出器(構成2)を使って走査される。 4.第2画像(IB)は、2と同じ方法ではあるが構成2を使って作成される。 5.散乱媒体は、広領域ソース及び点検出器(構成3)を使って走査される。 6.第3画像(IC)は、2と同じ方法ではあるが構成3を使って作成される。 7.散乱媒体の出力表面近くに在る構造体を強調するために、画像IBを画像IA から減算する。 8.散乱媒体の入力表面近くに在る構造体を強調するために、画像ICを画像IA から減算する。 9.中心部に在る構造体が表面近くに在る構造体に比べて強調表示される画像を
作り出すために、画像IB及びICを加えた和から画像IAを減算する。
【0033】 なお、画像IA、IB、ICの別の組み合わせ、又はIA、IB、ICを含む別のデ
ータ処理を使っても、関連情報を獲得することになる。
【0034】 上記を要約すると、点ソースとは小領域に亘る媒体内への光の入射であり、広
領域ソースとは広領域に亘る媒体内への光の入射であり、点検出器とは小領域に
亘り媒体から発せられる光の検出であり、広領域検出器とは広領域に亘り媒体か
ら発せられる光の検出である。この「小領域」とは直径が媒体の厚さに比べて小
さい表面のことであり、一方「広領域」とは直径が媒体の厚さと同じオーダーの
表面のことである。適当な入力及び出力領域サイズは、どのような分析対象とな
る所与の混濁媒体に対しても、実験的に決定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 混濁媒体を通して画像化するための走査システムの概略図である。
【図2】 点ソース/点検出器構成を有する、混濁媒体を通して画像化するための走査シ
ステムの概略図である。
【図2A】 図2の構成に関するグラフであり、送られてくる光と各構成の横方向位置との
関係を定性的に示している。
【図3】 点ソース/広領域検出器構成を有する、混濁媒体を通して画像化するための走
査システムの概略図である。
【図3A】 図3の構成に関するグラフであり、送られてくる光と各構成の横方向位置との
関係を定性的に示している。
【図4】 広領域ソース/点検出器構成を有する、混濁媒体を通して画像化するための走
査システムの概略図である。
【図4A】 図4の構成に関するグラフであり、送られてくる光と各構成の横方向位置との
関係を定性的に示している。
【図5】 ファントムの正面図である。
【図6】 図5のファントムの側面図である。
【図7】 長手方向の差異を強調するのに用いられる空間プロファイルの組み合わせを示
すグラフである。
【図8】 点ソース/点検出器構成の光ファイバーの配置の概略図である。
【図9】 点ソース/広領域検出器構成の光ファイバーの配置の概略図である。
【図10】 広領域ソース/点検出器構成の光ファイバーの配置の概略図である。
【図11】 液体ファントムのPA−PBに関する空間プロファイルの組み合わせの図である
【図12】 液体ファントムのPA−PCに関する空間プロファイルの組み合わせの図である
【図13】 液体ファントムのPB+PC−PAに関する空間プロファイルの組み合わせの図
である。
【図14】 液体ファントムのPAに関する空間プロファイルの図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年1月30日(2001.1.30)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0004】 混濁媒体の光学的画像化はかねてより多くの研究活動の主題であったが、19
90年代の初頭から関心が高まっている。このタイプの画像化は、混濁媒体内の
光の伝播が、媒体の吸収及び散乱特性に依って変化するという事実に基づいてい
る。吸収は、媒体内の構成原子及び分子のエネルギー準位遷移の結果として生じ
る。媒体の吸収特性は、微小経路長当たりに吸収される光子の確率として定義さ
れるその媒体の吸収係数μにより定量化される。散乱は、媒体内に存在する異
なる構造体の屈折率が異なることから生じる。拡散性の高い媒体内では、散乱は
微小経路長当たりの等方性的に散乱されている光子の確率として定義される換算
散乱係数μ’srによって定量化される。入射光の強さ、可干渉性及び偏光のよ
うな特性は、入射光が媒体によって吸収、散乱されるにつれて変化し、それが光
の拡散透過率となる。特に、平行なレーザービームは、散乱によって、かなり広
範囲に広がる。このことが混濁媒体の画像化を複雑にする。有害な光の拡散を相
殺するために、特定の画像化様式を実行する必要がある。例えば、時間分解法は
、高速レーザー源からの短い光パルスを用いて媒体を照らす。発現する光を、そ
の時間変動を再構成することのできる高速検出器によって収集すると、それが混
濁媒体に関する更なる情報を提供することになる。この場合の簡単なデータ処理
法は時間ゲート処理であり、それによって出力光パルスの最初の部分だけが画像
の作成に用いられる。このことは結局、散乱する媒体を貫通する直線に最も近い
軌道を有する光だけを用いることになるので、空間分解能が改良される(J.C
.ヘプトン及びR.A.クルーガによる「透過照明画像化性能:空間分解能シミ
ュレーション研究」1990年、Med.Phys、17巻41−47頁、参照
)。光学的走査技法に関する追加的情報として以下の資料も参照されたい:S.
B.コラク、D.G.パパイオアンノ、G.W.フート、M.B.バンデルマー
ク、H.ショーンベルク、J.C.J.パスヘン、J.B.M.メリスン、N.
A.A.J.バンアステンによる「光拡散媒体内での光学的投射からの断層画像
の再構成」1997年、Appl.Opt.36号180−213頁;M.S.
パターソン、B.チャンス、B.C.ウィルソンによる「組織の光学的特性の非
侵襲性測定のための時間分解の反射率及び透過率」1989年、Appl.Op
t.28号、2331−2336頁;D.コンティニ、F.マルテリ、G.ツァ
ッカンティによる「拡散近似I理論に基づくモデルによって記述される混濁スラ
ブを通過する光子の移動」1997年、Appl.Opt.36号、4587−
4599頁;B.チャンス、R.R.アルファノ、B.J.トロンバーグ編集に
よる「組織の光学断層写真及び分光分析法III」の、M.モリン、S.チャテ
ィグニ、A.メイロクス、Y.ペインショウ、P.ビュードライによる「散乱ス
ラブの時間領域摂動分析」1999年会報SPIE3597号、67−78頁;
Y.ペインショウ、A.メイロクス、M.モリン、S.ベルラウト、P.ビュー
ドライによる「時間領域光学的画像化:散乱と吸収との識別」1999年App
l.Opt.38号3686−3693頁;米国特許番号第5,808,304
;走査方法に関するDE4130369
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】 (発明の概要) 従って、本発明は、ある態様では、 第1面と相対する第2面とを有する混濁媒体内に含まれている1つ又はそれ以
上の異質部を検出するために、混濁媒体を走査し、その画像を作成するための方
法であって、前記混濁媒体は、光学信号ソースと、それに対応する光学検出器と
を、混濁媒体の周りのある空間位置から別の空間位置まで変位させることによっ
て走査され、前記各空間位置は前記第1面の対応する入力領域と前記相対する第
2面の対応する出力領域とに関連しており、前記光学信号ソースは光学信号(例
えばレーザービーム)を前記各入力領域に送り、前記光学検出器は、前記各出力
領域から検出される光学信号に応えて対応する検出器出力信号データを、混濁媒
体の一式の画像データを作成するための画像処理手段へ送る方法において、 各入力領域に対しては所定サイズの第1入力領域を用い、各出力領域に対して
は所定サイズの第1出力領域を用いて、前記混濁媒体を走査することによって引
き出される第1セットの画像データを作成する段階と、 各入力領域に対しては所定サイズの前記第1入力領域を用い、各出力領域に対
しては前記第1出力領域より大きな所定サイズの第2出力領域を用いて、前記混
濁媒体を走査することによって引き出される第2セットの画像データを作成する
段階とを更に含むことを特徴とする方法を提供している。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】 本発明は、別の態様では、 第1面と相対する第2面とを有する混濁媒体内に含まれている1つ又はそれ以
上の異質部を検出するために、混濁媒体を走査し、その画像を作成するための方
法であって、前記混濁媒体は、光学信号ソースと、それに対応する光学検出器と
を、混濁媒体の周りのある空間位置から別の空間位置まで変位させることによっ
て走査され、前記各空間位置は前記第1面の対応する入力領域と前記相対する第
2面の対応する出力領域とに関連しており、前記光学信号ソースは光学信号(例
えばレーザービーム)を前記各入力領域に送り、前記光学検出器は、前記各出力
領域から検出される光学信号に応えて対応する検出器出力信号データを、混濁媒
体の一式の画像データを作成するための画像処理手段へ送る方法において、 各入力領域に対しては所定サイズの第1入力領域を用い、各出力領域に対して
は所定サイズの第1出力領域を用いて、前記混濁媒体を走査することによって引
き出される第1セットの画像データを作成する段階と、 各入力領域に対しては前記第1入力領域のものよりも大きな所定サイズの第2
入力領域を用い、各出力領域に対しては前記所定サイズの第1出力領域を用いて
前記混濁媒体を走査することによって引き出される別のセットの画像データを作
成する段階とを更に含むことを特徴とする方法を提供している。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0009】 本発明は、又別の態様では、 第1面と相対する第2面とを有する混濁媒体内に含まれている1つ又はそれ以
上の異質部を検出するために、混濁媒体を走査し、その画像を作成するための方
法であって、前記混濁媒体は、光学信号ソースと、それに対応する光学検出器と
を、混濁媒体の周りのある空間位置から別の空間位置まで変位させることによっ
て走査され、前記各空間位置は前記第1面の対応する入力領域と前記相対する第
2面の対応する出力領域とに関連しており、前記光学信号ソースは光学信号(例
えばレーザービーム)を前記各入力領域に送り、前記光学検出器は、前記各出力
領域から検出される光学信号に応えて対応する検出器出力信号データを、混濁媒
体の一式の画像データを作成するための画像処理手段へ送る方法において、 各入力領域に対しては所定サイズの第1入力領域を用い、各出力領域に対して
は所定サイズの第1出力領域を用いて、前記混濁媒体を走査することによって引
き出される第1セットの画像データIを作成する段階と、 各入力領域に対しては前記所定サイズの第1入力領域を用い、各出力領域に対
しては前記第1出力領域のものよりも大きな所定サイズの第2出力領域を用いて
前記混濁媒体を走査することによって引き出される第2セットの画像データI を作成する段階と、 各入力領域に対しては前記第1入力領域のものよりも大きな所定サイズの第2
入力領域を用い、各出力領域に対しては前記所定サイズの第1出力領域を用いて
前記混濁媒体を走査することによって引き出される第3セットの画像データI を作成する段階を更に含むことを特徴とする方法を提供している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CH,CN,CR,C U,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI,GB ,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL, IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,L C,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA,MD ,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL, PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,S L,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 モーラン ミシェル カナダ ケベック ジー1ワイ 3アール 7 カプ−ルージュ カロライン−ヴァリ ン アパートメント 3 4736 Fターム(参考) 2G059 AA05 AA06 BB12 CC16 EE01 EE02 EE12 GG01 GG08 HH01 JJ17 KK01 KK03 MM01 MM10

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1面と相対する第2面とを有する混濁媒体内に含まれてい
    る1つ又はそれ以上の異質部を検出するために、混濁媒体を走査し、その画像を
    作成するための方法であって、前記混濁媒体は、光学信号ソースと、それに対応
    する光学検出器とを、混濁媒体の周りのある空間位置から別の空間位置まで変位
    させることによって走査され、前記各空間位置は前記第1面の対応する入力領域
    と前記相対する第2面の対応する出力領域とに関連しており、前記光学信号ソー
    スは光学信号を前記各入力領域に送り、前記光学検出器は、前記各出力領域から
    検出される光学信号に応えて対応する検出器出力信号データを、混濁媒体の一式
    の画像データを作成するための画像処理手段へ送る方法において、 各入力領域に対しては所定サイズの第1入力領域を用い、各出力領域に対して
    は所定サイズの第1出力領域を用いて、前記混濁媒体を走査することによって引
    き出される第1セットの画像データを作成する段階と、 各入力領域に対しては所定サイズの前記第1入力領域を用い、各出力領域に対
    しては前記第1出力領域より大きな所定サイズの第2出力領域を用いて、前記混
    濁媒体を走査することによって引き出される第2セットの画像データを作成する
    段階とから成る改良を含むことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記第2セットの画像データを前記第1セットの画像データ
    から減算することによって複合セットの画像データを作成する段階を含むことを
    特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 第1面と相対する第2面とを有する混濁媒体内に含まれてい
    る1つ又はそれ以上の異質部を検出するために、混濁媒体を走査し、その画像を
    作成するための方法であって、前記混濁媒体は、光学信号ソースと、それに対応
    する光学検出器とを、混濁媒体の周りのある空間位置から別の空間位置まで変位
    させることによって走査され、前記各空間位置は前記第1面の対応する入力領域
    と前記相対する第2面の対応する出力領域とに関連しており、前記光学信号ソー
    スは光学信号を前記各入力領域に送り、前記光学検出器は、前記各出力領域から
    検出される光学信号に応えて対応する検出器出力信号データを、混濁媒体の一式
    の画像データを作成するための画像処理手段へ送る方法において、 各入力領域に対しては所定サイズの第1入力領域を用い、各出力領域に対して
    は所定サイズの第1出力領域を用いて、前記混濁媒体を走査することによって引
    き出される第1セットの画像データを作成する段階と、 各入力領域に対しては前記第1入力領域のものよりも大きな所定サイズの第2
    入力領域を用い、各出力領域に対しては前記所定サイズの第1出力領域を用いて
    前記混濁媒体を走査することによって引き出される別のセットの画像データを作
    成する段階とから成る改良を含むことを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】 前記別のセットの画像データを前記第1セットの画像データ
    から減算することによって複合セットの画像データを作成する段階を含むことを
    特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 第1面と相対する第2面とを有する混濁媒体内に含まれてい
    る1つ又はそれ以上の異質部を検出するために、混濁媒体を走査し、その画像を
    作成するための方法であって、前記混濁媒体は、光学信号ソースと、それに対応
    する光学検出器とを、混濁媒体の周りのある空間位置から別の空間位置まで変位
    させることによって走査され、前記各空間位置は前記第1面の対応する入力領域
    と前記相対する第2面の対応する出力領域とに関連しており、前記光学信号ソー
    スは光学信号を前記各入力領域に送り、前記光学検出器は、前記各出力領域から
    検出される光学信号に応えて対応する検出器出力信号データを、混濁媒体の一式
    の画像データを作成するための画像処理手段へ送る方法において、 各入力領域に対しては所定サイズの第1入力領域を用い、各出力領域に対して
    は所定サイズの第1出力領域を用いて、前記混濁媒体を走査することによって引
    き出される第1セットの画像データIAを作成する段階と、 各入力領域に対しては前記所定サイズの第1入力領域を用い、各出力領域に対
    しては前記第1出力領域のものよりも大きな所定サイズの第2出力領域を用いて
    前記混濁媒体を走査することによって引き出される第2セットの画像データIB
    を作成する段階と、 各入力領域に対しては前記第1入力領域のものよりも大きな所定サイズの第2
    入力領域を用い、各出力領域に対しては前記所定サイズの第1出力領域を用いて
    前記混濁媒体を走査することによって引き出される第3セットの画像データIC
    を作成する段階とから成る改良を含むことを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 式IB+IC−IAに従って複合セットの画像データを作成す
    る段階を含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記第1セットの画像データと前記第2セットの画像データ
    との共通点及び/又は相違点が強調表示される、新しい画像データのセットを作
    成するために、前記第1セットの画像データと前記第2セットの画像データとを
    組み合わせる段階を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記第1セットの画像データと前記別のセットの画像データ
    との共通点及び/又は相違点が強調表示される、新しい画像データのセットを作
    成するために、前記第1セットの画像データと前記別のセットの画像データとを
    組み合わせる段階を含むことを特徴とする請求項3に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記第1セットの画像データと前記第2セットの画像データ
    と前記第3セットの画像データの共通点及び/又は相違点が強調表示される、新
    しい画像データのセットを作成するために、前記第1セットの画像データと前記
    第2セットの画像データと前記第3セットの画像データとを組み合わせる段階を
    含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
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