JP2002535073A - 口腔構造へ薬剤を投与するための注文製トレイ - Google Patents

口腔構造へ薬剤を投与するための注文製トレイ

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Abstract

(57)【要約】 口腔構造に薬剤を投与する歯用トレイは、口腔構造の形状に密接に適合するように注文製造される。トレイの舌壁は、患者の舌の動きによって引き起こされうる悪影響の可能性を減じるために、ある距離だけ患者の歯肉縁から歯肉方向に間隔をおいた外縁を有する舌側縁部分を備える。トレイの頬唇壁は、患者の快適さを高め、歯肉の刺激を減少し、処理中の患者の協力度を向上させるために、患者の歯肉縁に密接に隣接する外縁を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の背景 1.発明の分野 本発明は、歯科患者の歯および/または歯肉に薬剤を投与するためのトレイに
関する。特に、本発明の分野は、患者の歯列弓の少なくとも一部分の形状に密接
に整合するように注文製造される歯用薬剤投与トレイに関する。
【0002】 2.関連技術の説明 歯科患者の歯および/または歯肉(すなわち歯肉組織)に薬剤を投与するため
に、過去に多くの方法が提供されてきた。薬剤を歯に塗布する1つの方法は、ブ
ラシ、スワブ等を使用して歯の表面に薬剤を直接塗布することを含む。この方法
は、比較的安価であり、歯医者および患者のいずれかによって行うことができる
【0003】 残念ながら、薬剤を口腔構造に直接塗布することは、薬剤が一般に十分長い時
間、口腔構造にとどまらないため、一般に不十分である。時間の長さは変動し、
薬剤の粘性、唾液の存在、唇および頬の内側表面等の隣接する軟組織が薬剤を含
むトレイに接触するのを患者が防ぐことができること等の要因に依存する。多く
の場合、薬剤が処理下の口腔構造から永久に除去されれば、薬剤の効果は実質的
に減少する。
【0004】 薬剤を歯に提供する別の一般的な方法は、歯列弓上に置かれる歯用トレイを使
用することを含む。トレイは、歯を受け入れ、歯列弓のすべてまたは少なくとも
一部を受け入れるのに十分な長さを有する溝を有する。場合によっては、溝は、
歯とともに歯肉の一部を受け入れるのに十分な深さを有する。
【0005】 多くの歯用薬剤投与トレイは、大量生産され、特定の患者の歯列弓に密接に適
合するように注文製造されてはいない。そのような歯トレイは比較的安価ではあ
るが、きわめて嵩張り、長時間装着するには不愉快であるとみなされることが多
い。加えて、患者が比較的動かないでいるのでなければ、処理下の口腔構造に対
して薬剤を保持しない大量生産歯用トレイもある。
【0006】 患者の歯列弓に密接に適合するように注文製造される歯用トレイは、大量生産
歯用トレイに対して大きな改良を呈すると多くの人によってみなされている。注
文製トレイによって提供される密接な適合は、大量生産歯用トレイには一般的で
ある不必要な空隙空間を避ける。多くの注文製トレイは、大量生産トレイよりも
口中で突出せず、したがって長時間装着してもより快適である。
【0007】 特別な歯用トレイを作る1つの技術は、患者の歯構造のアルギン酸歯型を取り
、次いで、歯型から型または注型を作ることを含む。次に、熱軟化プラスチック
材料の薄いシートを注型の上に置いてこれを熱し、プラスチックシートを型上に
覆わせ、最後に、下にある型の形状に密接に整合する構成を形成する。トレイは
次いで必要に応じてトリミングされる。
【0008】 大量生産歯用トレイと注文製歯用トレイとの両方を使用するもっとも普通なも
のの1つは、患者の歯を白くするための漂白ジェルまたは溶液に関連する。多く
の人がより白い歯を求め、染みのついた歯の変色を排除するかまたは少なくとも
減少させたがっている。歯の染みは、様々な源によって発生し、飲食物、薬物(
テトラサイクリン等)、タバコ製品および不衛生な口腔を含む。
【0009】 家庭で歯を漂白するために歯用トレイが使用されるときには、患者は一般に、
処理される各歯に対してトレイの対応する領域内に、一定量の漂白溶液を入れる
ように指示される。トレイは、次いで、歯列弓上に置かれる。漂白溶液は、0.
5〜2.5時間ごとに交換されることが多く、トレイは食事の間は取り外される
。歯用トレイを一晩中装着するように薦められることもある。漂白手順の効率は
、染みの種類および強度、漂白剤が歯の表面に接触する時間、漂白溶液内の利用
可能な活性成分の量、および、患者がこの手順を受け入れ厳守することによる。
【0010】 残念ながら、従来のトレイに利用可能な漂白溶液の量は、時間の経過とともに
急速に減じる傾向があり、それによって、歯を漂白するのに利用可能な活性成分
の量が減少する。臨床研究者ニューズレター(Clinical Resear
ch Associates Newsletter)の1997年4月号の検
査結果は、多くの場合、30分後には、漂白作用に利用可能な漂白剤は、当初量
の50%未満であることを示している。同一の検査結果は、多くの場合、1時間
後には、漂白作用に利用可能な漂白剤は、25%未満であることを示している。
したがって、歯に接触する漂白剤のもっとも効果的な量を保つために、約15〜
30分ごとに従来のトレイの漂白剤を補充することが薦められることが多い。
【0011】 残念ながら、多くの患者は日中のスケジュールのため、漂白剤を周期的に連続
して補充することは容易にはできない。さらに、夜間、漂白剤を周期的に補充す
ることは、多くの患者にとって現実的であるとは言えない。患者が手順を厳守す
ることが、処理プログラムの最終的な成功を決定するため、歯用漂白溶液を絶え
ず補充する必要性が、処理の成功を制限する主要な障害になっている。
【0012】 発明の要約 本発明は、1つの態様では、歯科患者の歯構造に薬剤を投与するための注文製
の薬剤投与トレイに関する。トレイは、基部と頬唇壁と舌壁とを有する本体を具
備する。基部、頬唇壁および舌壁は、患者の歯構造に対してほぼ補完的形状の溝
を形成する。頬唇壁は、歯肉に接触せずに歯構造の頬唇側の歯肉縁に少なくとも
部分的に沿って延在する。舌壁は、歯構造の舌側で歯構造の歯肉縁から歯肉方向
に少なくとも部分的に少なくとも4mmの間隔をおいた線に沿って延在する。
【0013】 本発明の別の態様は、患者の歯構造に薬剤を投与するための薬剤投与トレイを
製造する方法に関する。この方法は、歯列弓の少なくとも一部の型を提供する行
為と、型の少なくとも一部上にシート部材を形成する行為とを含む。この方法は
、トレイを作るためにシート部材をトリミングする行為も含む。シート部材をト
リミングする行為は、型の頬唇側で型の歯肉縁から咬合方向に2.0mmを超え
ない間隔をおいた線に対応する経路に沿ってシート部材をトリミングする行為を
含む。シート部材をトリミングする行為は、型の舌側で型の歯肉縁から歯肉方向
に少なくとも部分的に少なくとも4mmの間隔をおいた線に対応する経路に沿っ
てシート部材をトリミングする行為も含む。
【0014】 本発明は、従来のトレイに比較して漂白溶液等の薬剤の保持を大いに高めるこ
とがわかった。歯肉縁を過ぎて延在するトレイの舌壁の部分は、歯列弓の舌側か
ら頬唇まで最終的には頬唇壁に沿ってトレイの歯肉縁上への方向に薬剤の動きを
抑制する効果的なシールを提供する。さらに、歯肉縁を少なくとも4mm過ぎて
舌壁を延在することによって、患者の舌を受け取るための快適な領域が呈され、
舌が舌壁の縁に係合してトレイを歯列弓から離すことは少ない。舌拡張部は、使
用中にトレイの良好な安定性を提供し、そのため、トレイは、下にある歯列弓に
対して実質的に揺れたり移動したりすることはない。
【0015】 本発明のさらなる詳細は、特許請求の範囲の特徴部に規定される。
【0016】 好適な実施形態の詳細な説明 本発明の1つの実施形態による歯科患者の歯構造へ薬剤を投与するための注文
製の薬剤投与トレイが、図1に示され、全体として参照符号10が付される。ト
レイは、基部14と、頬唇壁16(すなわち、患者の唇または頬の隣の壁)と、
舌壁18(すなわち、患者の舌の隣の壁)とを有する本体12を含む。基部12
および壁16、18は、結合して細長い溝20を呈する。
【0017】 溝20は、溝20の長手方向軸に垂直な基準面に全体的に略U字型の構成を有
する。さらに、本体12は、溝20と同様に、平面図または溝20の長手方向軸
を含む基準面で見たときに、全体的に略U字型の構成を有する。好ましくは、本
体12は、患者の歯列弓の長さ全体、または患者の歯列弓の長さの少なくとも大
半、に等しい距離に延在するが、他の構造も可能である。たとえば、トレイ10
および溝20は、患者の前歯のみに沿って延在してもよく、または、1本の歯列
弓の四分円のみに沿って延在してもよい。
【0018】 好ましくは、溝20は、患者の歯列弓に対してほぼ補完的な形状を有し、その
ため、トレイと患者の口腔構造との間の不必要な空隙空間が避けられ、結果とし
て得られるトレイは、口中に装着されるときに突出したものとはみなされない。
しかし、選択肢として、一定量の薬剤を受け入れるためのポケットを提供するた
めに、各歯の顔表面に隣接する頬唇壁16の内表面に沿って小さな窪みまたはウ
ェル21が作られてもよい。任意に、たとえば、見える歯の大半に漂白組成物を
提供するためにトレイ10が使用されるときには、患者の前歯、犬歯および小臼
歯に沿ってのみウェル21が設けられる。しかし、患者の大臼歯もひどく染みが
ついている場合は、そのような大臼歯に隣接する頬唇壁16の領域にも同様にそ
のようなウェルを提供することが望ましい。
【0019】 舌壁18は、周縁縁部分22を含む。縁部分22は外縁24を有し、これは、
少なくとも部分的に間隔をおいた、好ましくは、トレイ10を受け取る患者の歯
列弓の舌側の歯肉縁から歯肉方向に実質的に少なくとも4mmの長さ全体に沿っ
て間隔をおいた線に沿って延在する。より好ましくは、外縁24は、舌側に沿っ
て患者の歯列弓の歯肉縁から歯肉方向に少なくとも部分的には6mmの距離で間
隔をおいた(より好ましくは実質的に長さ全体に沿って間隔をおいた)線に沿っ
て延在する。任意に、縁24は、歯列弓の舌側の歯肉縁からいずれの点で歯肉方
向に20mmを超えずに、より好ましくは12mm未満で間隔をおかれる。
【0020】 先のパラグラフで述べたように、歯列弓の舌側に沿った歯肉縁からの縁24の
好適な間隔あけは、少なくとも患者の前歯に隣接する領域(すなわち、中切歯お
よび側切歯に隣接する領域)に設けられる。任意に、溝20の両端が近づくと、
縁24は歯肉縁近づき、縁部分22は幅が狭まる。たとえば、縁24は2mmに
近くてもよく、または任意に、患者の大臼歯の隣の領域で患者の歯肉縁に直接隣
接してもよい。
【0021】 別の選択肢として、トレイ10は、上歯列弓に適合するように作られるときに
、患者の口蓋の大半を横切って延在し舌壁18に一体的に接続される口蓋部分を
含む。その場合、外縁は、少なくとも前歯の隣の領域で歯肉縁から12mmを超
える距離で間隔をおかれる。
【0022】 頬唇壁16は、歯の頬唇側で患者の歯列弓の歯肉縁に沿って延在する外縁26
を有する。好ましくは、外縁26は、歯肉縁から咬合方向に2.0mmまでによ
り好ましくは1.0mmまでに位置し、トレイを口腔に使用するときには、患者
の歯列弓の歯肉縁に接触しない。好ましくは、縁26は、隣接する歯肉縁の輪郭
形状に正確に整合するスカラップ形状を有する。しかし、あるいは、縁26は、
ほぼまっすぐな経路で歯肉縁に沿って延在してもよく、歯肉縁が歯肉方向の頂点
に到達する各歯の場所を横切って通ってもよい(すなわち、各歯の場所は、一般
に各歯の中心に近い場所であり、露出したエナメルが歯肉方向に最大距離で延在
する場所である)。この代替案において、頬唇壁16は、隣接する歯同士の間の
隣接歯間領域へ向けて咬合方向に延在する各歯肉乳頭を完全に覆う。上述のよう
に外縁26の場所は、トレイ10が歯列弓の頬唇側の柔らかい歯肉組織を刺激し
ないことを確実にするのを助ける。この領域でトレイからの摩擦による歯肉刺激
が、一定の薬剤(たとえば、漂白組成物)の存在と組み合わせられると、結果と
して非常に不愉快な痛みを形成することになる可能性がある。
【0023】 特製または注文製のトレイは、患者の歯構造の金型、注型または他の型を使用
して作られる歯用トレイを意味する。注文製歯トレイは、下記に詳述のように、
患者の歯構造を表すデジタルデータを使用して作られる歯トレイも意味する。歯
構造および口腔構造は、歯および/または歯肉を意味する。
【0024】 図2は、患者の歯構造の一方の歯列弓の複製である注型または型30の例の斜
視図である。型30を製造する1つの方法は、最初に、アルギン酸歯型材料また
は他の適切な歯型材料を使用して、患者の歯構造の歯型を取ることを含む。型3
0は、患者の上歯列弓または下歯列弓のいずれかの複製であってもよい。
【0025】 図2に示されるような型30の例において、型30は、患者の選択された歯列
弓の歯を表す複数の歯32を含む。さらに、型30は、選択された歯列弓の患者
の歯肉組織の複製である型歯肉組織34を含む。図2において、型歯肉縁は、参
照符号36で示され、全体として、型歯列弓に沿って延在し且つ各型歯32の複
製エナメルと隣接する型歯肉組織34との間の差の線に従う経路に沿って延在す
るスカラップ線の外観を有する。
【0026】 トレイ10を製造する好適な方法は、熱可塑性材料、たとえば、ポリプロピレ
ン、エチレンまたは酢酸ビニルたとえばエチレン酢酸ビニル(EVA)から作ら
れるシート部材を提供することを含む。適切なEVAとして、たとえば、0.0
4インチ(1.0mm)厚さのEVA真空形成材料(パターソンデンタルサプラ
イ社(Patterson Dental Supply,Inc.)のカタロ
グ番号089−5003)が挙げられる。EVAは、市販されており、米国食品
医薬品局によって口腔使用が承認されている。これらの材料は、従来の技術を使
用して型30上で容易に熱形成されるかまたは真空形成される。シート部材は、
0.080インチ(2.0mm)を超えない厚さを有し、半透明であることが好
ましい。
【0027】 ひとたびシート部材が型30上で形成されると、シート部材は、本発明の原理
にしたがってトリミングされる。図3は、型歯32の1つおよび型歯肉組織34
の一部上に形成された例示的シート部材40の断面図である。図示のように、シ
ート部材40は、型歯32および型歯肉組織34の下にある領域に密接に補完さ
れる構成を取る。
【0028】 結果として得られるトレイ10が上述のように頬唇壁16および舌壁18を有
するように、シート部材40はトリミングされる。シート部材40は、はさみ、
ナイフまたは所望により他のいずれの適切な工具によってトリミングされてもよ
い。任意に、シート部材40に鉛筆またはインクのマークがつけられてもよく、
一方、トレイ10は型30上にあり、ひとたびトレイ10が型30から外される
と、トリミングするためのガイドとして作用する。別の選択肢として、ナイフを
使用してトレイ10をトリミングし、一方、トレイ10は依然として型30上に
あってもよい。シート10が型30に受け取られる間に歯科医がシート部材40
を通って型歯肉縁を見ることができるように、十分な光透過性を有する透明また
は半透明の材料からシート部材40が作られるときに、そのようなガイド線の配
置が容易になる。
【0029】 舌側縁部分22は、溝20内への唾液の流れを減じるのを助ける効果的なシー
ルを提供するため、非常に有利であることがわかった。トレイ10が使用される
ときに、患者の舌は舌壁18にもたれてもよく、場合によっては、繰り返し時間
的に間隔をおいて舌壁18にもたれてもよい。舌壁18へのそのような圧力は、
「ポンプ」作用を確立する傾向があり、それは、水、唾液および/または薬剤の
動きを引き起こす。
【0030】 舌によって引き起こされたポンプ作用は、トレイ10の水、唾液および/また
は薬剤を様々な方向に動かす傾向がある水力を形成する。動きの方向の1つが、
舌壁18から、歯の咬合先端上の頬唇壁16へ、頬唇壁16の歯肉縁へ向けた方
向である。舌側縁部分22は、そのような流れに抵抗しこれを妨げるシールとし
て機能する材料のフラップを提供する。
【0031】 さらに、多くの患者は、トレイの使用中に、歯用トレイを無意識にいじる傾向
がある。たとえば、多くの患者は、意識的であれ無意識であれ、自分の舌を使っ
て舌側に沿ってトレイの歯肉縁と「遊ぶ」。舌は、意図せずに、舌側で外縁を上
げ、薬剤を逃す可能性があるため、そのように外縁を乱すのは不利である。歯肉
縁を上げることも、さらなる唾液または水がトレイ溝に入れることを可能にし、
したがって、トレイ内の薬剤を稀釈し、且つ/または、舌がトレイの舌壁に押さ
れる次のときに水力「ポンプ」作用を高める。
【0032】 本発明の舌側縁24は、患者の歯列弓の舌側の歯肉縁からかなりの距離で間隔
をおかれるため、非常に有利である。この間隔あけは、患者の舌が舌縁部分22
を上げるのを妨げ、したがって上述の問題の多くは回避される。結果として、溝
20の薬剤は、そうでないときに比較してより長い時間、適所にとどまり、問題
の歯構造をより効果的に処理する。
【0033】 本発明は、トレイ10が比較的薄いシート部材から製造することができ、結果
として口中で突出の少ないトレイが得られるため、有利でありる。過去において
、歯用トレイは、約0.08インチ(2.0mm)〜約0.15インチ(3.8
mm)の範囲の厚さを有する材料から製造されることが多かったが、これは、そ
のような材料が、より薄い材料から作られた歯用トレイよりも、水力抵抗が良好
である傾向があるからである。しかし、本発明の舌縁部分22は、溝20内の薬
剤、唾液および/または水の流れを減じる効果的なシールを提供するため、トレ
イ10は、比較的薄いシート部材(上述のように0.04インチすなわち1.0
mm等)から製造することができる。さらに、比較的薄いシート部材を使用する
ことによって、舌縁部分22の可撓性が上がり、そのため、縁部分22は必要に
応じて容易に移動し下にある組織に密接に接触し、隣接する軟組織に対して良好
なシールを確立する。
【0034】 任意選択的に、トレイ10の頬唇壁16に沿って位置するウェル21の各々は
、複数の支持部材42(図1に示されるが、縮尺通りではない)を含み、これは
、患者の歯構造に係合する舌側方向に延在する。これらの支持部材42は、離れ
ていて独立していることが好ましく、そうでなければ、患者の口腔内の水力およ
び/またはトレイ10の動きのために発生するであろう溜めの圧縮に抵抗する。
【0035】 支持部材42を製造する1つの方法は、図2に示されるもの等のアップリケ4
4を使用することを含む。この方法において、アップリケ44は、型歯32の頬
唇表面に加えられる。アップリケ44の全体的形状は、対応するウェル21の所
望の全体形状に整合するように選択される。適切な接着剤を使用して、アップリ
ケ44を選択された型歯32に貼付する。
【0036】 各アップリケ44は、図3に示されるように、裏地48から外側に突出する一
連の突起物46を含む。この実施形態において、突起物46は、シート部材40
の支持部材42を成形するための金型として作用する。成形されたトレイ10が
型30から取り外されるときに、アップリケは型30にとどまることが好ましく
、そのため、個別のアップリケ44をさらに取り扱うことは回避される。ひとた
びトレイ10が型30およびアップリケ44から取り外されると、支持部材42
を備えたウェル21が露出され、アップリケ44の形状の逆を表す構成を呈する
【0037】 突起物46および/または結果として得られる支持部材42は、様々な断面形
状を有することができ、たとえば、矩形、円形、半円形、三角形、方形、六角形
等である。支持部材42は、様々な形状を呈してもよく、たとえば、円錐、円錐
台、ロッド、角錐、角錐台、球形、ゴムドロップ状、円筒形、ネイルヘッドまた
はマッシュルーム形状部材等である。支持部材42の外側端は、突起物46同士
の間の空間の形状および突起物46の間の任意のランド面によって決定されるよ
うに、平らであっても、丸みを帯びても、とがっていても、または他の様々な形
状であってもよい。アップリケ44は、米国特許第5,152,917号(Pi
eper,et al.)および第5,500,273号(Holmes et
al.)に開示されているような様々な方法を使用することによって達成され
る微細複製表面を有してもよい。
【0038】 突起物46は、互いから離れて間隔をおかれてもよい。あるいは、突起物46
は、一体的に相互接続されて、突起構造の1つまたはそれ以上の網状組織であっ
てもよい。たとえば、突起物46は、規則正しい構成であっても無作為の構成で
あってもよい。規則正しい構成の例として、任意に1つまたはそれ以上のハニカ
ムが隣接するハニカムから切り離されるかまたは分断されているハニカムパター
ンが挙げられる。規則正しい構成の別の例として、口腔構造および細長いレール
が挙げられる。
【0039】 任意選択的に、突起物46が支持部材42であれば、突起物46(たとえば、
楕円またはハニカム構造等)は、楕円またはハニカム(すなわち六角形)外観を
呈するその外側端に小さな薬剤受取窪みまたはキャビティを有してもよい。好ま
しくは、突起物46は、十分な剛さすなわち剛性を有し、そのため、窪みまたは
キャビティは、使用中に口腔内に存在する力の下でつぶれることはない。このよ
うにして、薬剤は長時間、キャビティ内にとどまる傾向がある。
【0040】 代替案として、アップリケ44は、包埋されて、シート部材40の成形中にシ
ート部材40と一体的に成形されてもよい。この代替案において、アップリケ4
4は、図3に示される配向から逆転され、そのため、突起物46は支持部材42
として作用する。任意に、両面接着剤テープの一部が、この実施形態では突起物
46の外側端にわたって延在し、シート部材40の成形中にアップリケ44を型
30に一時的に保持する。
【0041】 図4は、本発明の他の実施形態による型52に提供されるアップリケ50を例
示する。型52は型30と同一であり、一連の型歯54および歯肉組織56を含
む。
【0042】 アップリケ50は、細長いストリップ構成を有し、複数の歯の部分に対応する
型52の部分に係合する。図4に示される実施形態において、アップリケ50は
、一方の第2小臼歯から他方の第2小臼歯へ延在する。しかし、患者の大臼歯が
ひどく染みている場合は、大臼歯表面にわたって延在するために、幾分長いアッ
プリケを提供することも望ましい。
【0043】 図5および図6にさらに詳細に示されるように、アップリケ50は、裏地層5
8と、裏地層58に接続された複数の突起物60を含む。突起物60は、上述の
ように、離れていて独立している支持部材を提供する。好ましくは、突起物60
は(図1の支持部材42と同様に)、曲がりくねった経路を規定するように配列
される。曲がりくねった経路は、実質的にまっすぐではなく、隣接する突起物6
0(または支持部材)同士の間の空間の複数の突起物60(または支持部材)の
側部を過ぎて延在する通路またはコンジットを意味する。曲がりくねった経路は
、結果として得られる溜めを通る歯肉方向におよび/またはトレイ溝の長さ方向
に沿った中位−遠位方向に、流れ抵抗を増大するように配列されることが好まし
い。曲がりくねった経路のいずれのセグメントがまっすぐである程度まで、その
セグメントは、歯肉方向にまたは溝の中位−遠位方向に対して曲がっていること
が好ましい。任意に、突起物または支持部材は、親水性材料から作られる。
【0044】 一般に、単位面積当たりの突起物60(または支持部材42)の数は、約78
個/平方センチ(500個/平方インチ)から約465個/平方センチ(300
0個/平方インチ)の範囲が好ましい。適切な数の例は、約144個/平方セン
チ(900個/平方インチ)である。しかし、より多い数のまたはより少ない数
の単位面積当たりの突起物60または支持部材42が、一定の状況では最適であ
り、最適な数は、トレイを形成するシート部材材料の性質、薬剤の特性、および
、突起物60の高さ、形状および直径等の要因に依存する。突起物60または支
持部材42の高さは、約0.5mm〜約1.5mmの範囲が好ましいが、薬剤の
粘性、処理の性質、処理される特定の歯構造等によって、特定の用途では、より
長いまたはより短い突起物60または支持部材42を使用してもよい。
【0045】 図6に例示される突起物60は、各々が裏地層58から外側に突出するステム
と拡大ヘッドとを含む。裏地層と一体になった直立ヘッド付ステムのアレイを形
成するための様々な製造方法は、米国特許第4,290,174号(Kalle
berg)、米国特許第4,984,339号(Provost et al.
)、国際特許公開WO94/23610号(Miller et al.)、国
際特許公開WO98/30381号(Miller et al.)、および、
国際特許出願PCT/US97/15960号(Kempfer)に記載されて
いる。
【0046】 任意選択的に、突起物60は、微細複製方法によって作られる。適切なアップ
リケの例は、3M社のNo.CS−200ダイアパーテープ等のポリプロピレン
微細複製機械ファスナーのフック側のダイカット部分である。任意選択的に、突
起物60は、上述の突起物46と同一または類似であってもよい。
【0047】 接着剤テープ62は、突起物60の拡大ヘッドに剥離可能に接続される。適切
な接着剤テープの例は、3M社のNo.1522等の医療用両面接着剤テープで
ある。代替案として、接着剤テープ62の代わりに接着剤の層が設けられてもよ
い。
【0048】 接着剤テープ62は、当初は剥離ライナー64に接続され、アップリケ50が
型52に加えられる前にアップリケ50の取扱を容易にする。剥離ライナー64
の適切な材料として、接着剤の剥離を高めるためにシリコーンをコーティングさ
れたポリ(エチレンテレフタレート)(PET)シート材料が挙げられる。
【0049】 使用にあたって、アップリケ50および接着剤テープ62は、剥離ライナー6
4から取り外され、必要に応じてトリミングされる。アップリケ50および接着
剤テープ62は、最初に型50に置かれてからトリミングされてもよく、あるい
は、剥離ライナー64から取り外される前にトリミングされてもよい。アップリ
ケ50は、薬剤を受け取るよう意図されたすべての歯表面にわたって延在するの
に十分な長さにトリミングされる。
【0050】 好ましくは、アップリケ50の歯肉縁は、その長さ方向に沿ってアップリケ5
0の中心に位置するノッチ66を含む。アップリケ50が型52に置かれるとき
には、歯科医はノッチ66を中線に沿って(すなわち、型52の歯列弓の中心に
)置き、そのため、アップリケ50は、適切に型52の中心に置かれる。ノッチ
66は、目視整列配置ガイドを提供し、アップリケ50を型50に置くのを容易
にする。アップリケ50は、図4に示されるように、咬合歯肉方向に型歯54の
真ん中の1/3に整列配置される。
【0051】 アップリケ50は、図5を参照して見られるように、剥離ライナー64に取り
付けられるときに、当初、広い弓形に湾曲されることが好ましいが、必須ではな
い。アップリケ50の弓形形状構成は、アップリケ50が型52に取り付けられ
るときにアップリケ50を型52の頬唇歯表面に従わせるのを容易にする。任意
に、歯科医は、アップリケ50を個別の型歯54の湾曲に良好に従わせるために
、歯列弓の隣接歯間領域上を延在する領域でアップリケ50に指で圧力を加えて
もよい。
【0052】 次に、歯用薬剤投与トレイが、型52およびアップリケ50上に形成される。
たとえば、熱可塑性材料のシート部材が、型52およびアップリケ50上に熱形
成されるかまたは真空形成されてもよい。適切な熱可塑性材料として、たとえば
、上述のEVA材料が挙げられる。トレイの適所に除去不可能に貼付されたまま
にするために、アップリケ50は化学的に且つ機械的に熱可塑性材料に結合する
ことが好ましい。
【0053】 結果として得られた歯用トレイは、次いで型52から除去される。接着剤テー
プ62は優先的に型52に接着することが好ましく、そのため、トレイが型50
から引かれると、接着剤テープ62はアップリケ50から取り外され、型52上
にとどまる。トレイは、上述のように、トレイ10に関連してトリミングされる
。使用にあたっては、歯用漂白剤等の薬剤がトレイのアップリケ50に加えられ
、トレイは次いで患者の歯列弓上に置かれる。
【0054】 アップリケ50は複数の型歯54にすぐに、好ましくは処理される患者の歯に
対応するすべての型歯54に加えることができるため、アップリケ50を使用す
ることは、従来のトレイ製作技術に対して非常に有利である。結果として、個別
ベースで各型歯54の表面に溜め製造材料を加えることは避けることができ、ト
レイを製造するのに必要な合計時間が実質的に削減される。トレイは、熱可塑性
材料に永久的に結合されたアップリケ50を備えて製造されることが好ましいが
、代替案として、アップリケ50が型歯54上に置かれて、突起物60が外側(
すなわち頬唇側)に面し、アップリケ50の歯型が熱可塑性材料に形成されて、
溜めおよび支持構造を形成するようにされてもよい。
【0055】 図4および図5に例示されるように、アップリケ50は略矩形のストリップ状
構成を有するが、他の構成も可能である。たとえば、アップリケは、歯54の咬
合縁に整合する実質的にまっすぐな上縁と、歯肉縁の形状に整合するスカラップ
状の低縁とを有してもよい。しかし、実際には、図4および図5に示される略矩
形形状で満足のいく結果が見られる。トレイの薬剤は、アップリケ50によって
形成された溜めから徐々に逃げ、トレイの使用中に隣接する歯構造に接触するた
め、アップリケ50の下にある歯の実質的にすべての頬唇表面が薬剤を受ける。
たとえば、薬剤が歯用漂白剤であるならば、たとえ溜めが頬唇歯表面の歯肉部分
にわたって延在しなくても、漂白剤が溜めから逃げることが、各歯の頬唇表面全
体がほぼ同一の色に均一に漂白されることを確実にする。
【0056】 あるいは、本発明による薬剤投与トレイは、他の形状またはサイズのアップリ
ケを使用して、または、他の材料製のアップリケを使用して、または、トレイを
製造するための異なる方法でアップリケを使用して、製造することができる。そ
のような代替アップリケおよび方法は、出願人の係属中の米国特許出願第09/
217765号、発明の名称「薬剤投与トレイ(MEDICATION DEL
IVERY TRAY)」に記載されている。
【0057】 さらに、歯用トレイを製造するための上述の技術はいずれも、歯歯型から注型
される歯型の代わりにデジタルデータを使用して作られる歯型を使用することを
選択肢として含んでもよい。さらに、型30または52に類似した型歯列弓は、
患者の歯列弓の形状を規定するデジタル情報を生成し、次いで、デジタル情報を
使用して型を形成することによって準備されてもよい。任意に、デジタル情報は
、国際特許公開WO97/03622号に記載された方法によって形成されても
よい。簡単に言うと、国際特許公開WO97/03622号には、患者の歯列弓
の歯型を作り、次に、歯型から層を除去して(または歯型から作られた型から層
を除去して)、平らな表面を得ることによって、患者の歯列弓のデジタル情報を
生成する方法が記載され;ビデオカメラまたは他の装置を使用して平らな表面の
デジタル情報を収集して方法が繰り返され;最後に、デジタル情報が組み合わさ
れて、患者の歯列弓の構成を表すデータセットを提供する。次いで、立体リソグ
ラフ装置を使用して型歯列弓を作ることができる。
【0058】 患者の歯列弓のデジタル情報を生成するために別の方法を使用してもよい。た
とえば、電気機械的に(たとえば、スタイラス走査によって)、レーザ走査によ
って写真測量によって、ソニックレンジングによって、デジタルビデオ走査によ
って、または磁気的に、デジタル情報を生成してもよい。情報を生成する装置の
例が、「歯科医術における計算機援用設計および製造:最新技術の検討(Com
puter Aided Design and Manufacture i
n Dentistry:A Review of the State of
the Art)」という題名のRekowの記事、歯科補綴学ジャーナル(
Journal of Prosthetic Dentistry)第58号
、512頁(1987)に記載されている。他の例は、米国特許第5,078,
599号、第5,131,844号、第5,338,198号、第4,611,
288号、第5,372,502号、および、「レーザ走査を用いた三次元歯用
注型分析システム(Three−dimensional dental ca
st analyzing system with laser scann
ing)」という題名の記事(Kuroda, et al.、Am.J.Or
tho.Dent.Othrop.、第110[4]号1996年10月、36
5〜69頁)に記載されている。
【0059】 本発明による薬剤投与トレイは、自分の歯を漂白したがっている患者に特にふ
さわしい。通常の歯用漂白剤は、約10%〜約16%の過酸化水素尿素とも呼ば
れる過酸化カルバミド、過酸化尿素、過酸化水素カルバミド、および、パーハイ
ドロール尿素を含む。過酸化カルバミドは、口腔消毒剤として1960年代から
歯科医によって使用されてきている。歯を白くするのは長時間接触したときの副
作用であった。10%過酸化カルバミドの売薬(OTC)組成物は、マリオンラ
ボラトリーズ(Marion Laboratories)による「Gly−O
xide」およびリードアンドカーンリック(Reed and Carnri
ck)による「Proxigel」として市販されている。好適な歯用漂白剤は
、64.86%プロピレングリコール、21.00%グリセロール、1.5%カ
ルボキシポリメチレン(たとえば、Carbopolブランド番号980)、2
.34%tris(ヒドロキシメチル)アミノメタン、0.30%ミントフレー
バーおよび10.00%過酸化カルバミドを含み、pHを約5.8へ調節するこ
とによって粘性を増大する。
【0060】 上記記載を検討すれば、複数の可能な修正例および追加が当業者には可能であ
る。したがって、本発明は、上記に詳細に説明された特定の現在の好適な実施形
態に限定されるべきものではなく、特許請求の範囲およびその等価物によっての
み限定されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のいくつかの実施形態に従って構成された例示的な薬剤投与トレイの斜
視図である。
【図2】 図1に示されたトレイを作るのに有用な患者の歯列弓の例示的な型の斜視図で
ある。
【図3】 図1のトレイを製造するために型上に形成されたプラスチック材料のシートと
共に示す図2に例示された型の拡大部分断面図である。
【図4】 本発明の代替的実施形態にしたがって薬剤投与トレイを製造するためのアップ
リケと共に示す患者の歯構造の例示的な型の斜視図である。
【図5】 図4に示されるアップリケのみを型に置かれる前の状態で示す側立面図であり
、アップリケは剥離ライナー上に担持される。
【図6】 図5に示されるアップリケおよび剥離ライナーの端断面図(縮尺は一致しない
)である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),BR,JP

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歯科患者の歯構造に薬剤を投与するための注文製の薬剤投与
    トレイであって、 基部と頬唇壁と舌壁とを有する本体であって、該基部、該頬唇壁および該舌壁
    が、患者の歯構造に対してほぼ補完的形状を有する溝を形成し、該頬唇壁が、歯
    肉に接触せずに該歯構造の頬唇側の歯肉縁に少なくとも部分的に沿って延在し、
    該舌壁が、該歯構造の舌側で該歯構造の該歯肉縁から歯肉方向に少なくとも部分
    的に少なくとも4mmの間隔をおいた線に沿って延在するように構成される、本
    体を具備する注文製の薬剤投与トレイ。
  2. 【請求項2】 前記舌壁は、前記歯構造の舌側で該歯構造の前記歯肉縁から
    歯肉方向に少なくとも部分的に少なくとも6mmの間隔をおいた線に沿って延在
    する請求項1記載の注文製の薬剤投与トレイ。
  3. 【請求項3】 前記舌壁は、前記歯構造の舌側で該歯構造の前記歯肉縁から
    歯肉方向に20mm以下の間隔をおいた線に沿って延在する請求項1記載の注文
    製の薬剤投与トレイ。
  4. 【請求項4】 前記舌壁は、前記歯構造の舌側で該歯構造の前記歯肉縁から
    歯肉方向に12mm以下の間隔をおいた線に沿って延在する請求項1記載の注文
    製の薬剤投与トレイ。
  5. 【請求項5】 前記舌壁は、前記溝の末端に近づくに従い、前記歯構造の舌
    側で該歯構造の前記歯肉縁からの間隔が減少する線に沿って延在する外縁を含む
    請求項1記載の注文製の薬剤投与トレイ。
  6. 【請求項6】 前記本体は、約1mm以下の厚さを有するシート部材から製
    造される請求項1記載の注文製の薬剤投与トレイ。
  7. 【請求項7】 前記舌壁は、少なくとも1つの薬剤溜を有する請求項1記載
    の注文製の薬剤投与トレイ。
  8. 【請求項8】 患者の歯構造に薬剤を投与するための薬剤投与トレイを製造
    する方法であって、 歯列弓の少なくとも一部分の型を用意する行為と、 前記型の少なくとも一部上にシート部材を形成する行為と、 前記トレイを作るために前記シート部材をトリミングする行為とを具備し、該
    シート部材をトリミングする行為は、前記型の頬唇側で該型の歯肉縁から咬合方
    向に1.0mm以下の間隔をおいた線に対応する経路に沿って該シート部材をト
    リミングする行為を有し、さらに、該型の舌側で該型の該歯肉縁から歯肉方向に
    少なくとも部分的に少なくとも4mmの間隔をおいた線に対応する経路に沿って
    該シート部材をトリミングする行為を有する、 薬剤投与トレイ製造方法。
  9. 【請求項9】 前記シート部材をトリミングする行為は、前記型の舌側で該
    型の前記歯肉縁から歯肉方向に少なくとも部分的に少なくとも6mmの間隔をお
    いた線に沿って該シート部材をトリミングする行為を有する請求項8記載の薬剤
    投与トレイ製造方法。
  10. 【請求項10】 前記シート部材をトリミングする行為は、前記型の舌側で
    該型の前記歯肉縁から歯肉方向に20mm以下の間隔をおいた線に沿って該シー
    ト部材をトリミングする行為を有する請求項8記載の薬剤投与トレイ製造方法。
  11. 【請求項11】 前記シート部材をトリミングする行為は、前記型の舌側で
    該型の前記歯肉縁から歯肉方向に12mm以下の間隔をおいた線に沿って該シー
    ト部材をトリミングする行為を有する請求項8記載の薬剤投与トレイ製造方法。
  12. 【請求項12】 前記シート部材をトリミングする行為は、前記トレイの少
    なくとも一方の末端に近づくに従い、前記型の舌側で前記型の前記歯肉縁から歯
    肉方向に減少する寸法で間隔をおいた線に沿って該シート部材をトリミングする
    行為を有する請求項8記載の薬剤投与トレイ製造方法。
  13. 【請求項13】 前記型の少なくとも一部上にシート部材を形成する行為は
    、約1mm以下の厚さを有するシート部材を用意する行為を有する請求項8記載
    の薬剤投与トレイ製造方法。
  14. 【請求項14】 前記型の少なくとも一部上にシート部材を形成する行為は
    、前記トレイの舌壁に少なくとも1つの薬剤溜を製造する行為を有する請求項8
    記載の薬剤投与トレイ製造方法。
  15. 【請求項15】 前記シート部材をトリミングする行為は、該シート部材を
    前記型から取り外した後に実行される請求項8記載の薬剤投与トレイ製造方法。
  16. 【請求項16】 前記シート部材をトリミングする行為は、該シート部材が
    前記型に接続されている間に実行される請求項8記載の薬剤投与トレイ製造方法
  17. 【請求項17】 前記シート部材をトリミングする行為は、必要に応じて口
    蓋部分を提供するために該シート部材をトリミングする行為を有する請求項8記
    載の薬剤投与トレイ製造方法。
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