JP2002532776A - Ｏｌｅプロセス制御準拠データ・サーバを非準拠ユーザ・アプリケーションから構成するシステムと方法 - Google Patents
Ｏｌｅプロセス制御準拠データ・サーバを非準拠ユーザ・アプリケーションから構成するシステムと方法Info
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Abstract
(57)【要約】
デバイス固有非準拠ユーザ・アプリケーションからプロセス制御用ＯＬＥ（Ｏｂｊｅｃｔ Ｌｉｎｋｉｎｇ ａｎｄ Ｅｍｂｅｄｄｉｎｇ）（ＯＰＣ）準拠データ・サーバを構成するシステムと方法、および前記システムまたは方法を採用するリアルタイム・プロセス制御システム。一実施形態において、システムは（１）汎用ＯＰＣ準拠インタフェース・オブジェクトと（２）汎用ＯＰＣ準拠インタフェース・オブジェクトと関連するテンプレートを備える。テンプレートは修正可能であり、デバイス固有のインタフェース部分と組み合わせて、デバイス固有非準拠ユーザ・アプリケーションを作成できるものである。デバイス固有非準拠ユーザ・アプリケーションは、汎用ＯＰＣ準拠インタフェース・オブジェクトと動的にリンクでき、一体にしてＯＰＣ準拠データ・サーバを作成できる。
Description
【０００１】 （発明の技術分野） 本発明は、一般に、リアルタイム・プロセス制御システムに関するものであり
、詳しくは、プロセス制御用ＯＬＥ（Ｏｂｊｅｃｔ Ｌｉｎｋｉｎｇ ａｎｄ
Ｅｍｂｅｄｄｉｎｇ）（ＯＰＣ）準拠データ・サーバを非準拠ユーザ・アプリケ
ーションおよびこのシステムまたは方法を採用するリアルタイム・プロセス制御
システムから構成するシステムと方法に関する。
、詳しくは、プロセス制御用ＯＬＥ（Ｏｂｊｅｃｔ Ｌｉｎｋｉｎｇ ａｎｄ
Ｅｍｂｅｄｄｉｎｇ）（ＯＰＣ）準拠データ・サーバを非準拠ユーザ・アプリケ
ーションおよびこのシステムまたは方法を採用するリアルタイム・プロセス制御
システムから構成するシステムと方法に関する。
【０００２】 （発明の背景） リアルタイム・プロセス制御システムは最初、単一コンピュータ・システム内
に実装された。多数の物理デバイスを監視し、制御する必要性が増すにつれ、プ
ロセス制御システムの複雑さと規模も増大してきた。それからまもなく、単一の
コンピュータ・リアルタイム・プロセス制御システムでは、リアルタイム・プロ
セス制御環境で要求される時間内にすべての情報を処理することができなくなっ
た。
に実装された。多数の物理デバイスを監視し、制御する必要性が増すにつれ、プ
ロセス制御システムの複雑さと規模も増大してきた。それからまもなく、単一の
コンピュータ・リアルタイム・プロセス制御システムでは、リアルタイム・プロ
セス制御環境で要求される時間内にすべての情報を処理することができなくなっ
た。
【０００３】 このような処理問題に対処するため、リアルタイム・プロセス制御システムは
専用通信インタフェースで相互に接続された複数のコンピュータ・システムへ発
展した。複数のコンピュータ・システムは、データをローカルで処理して、専用
通信インタフェースを介して情報を他のコンピュータ・システムに伝達する。こ
のコンピュータ・システムは標準の通信インタフェースを使用せず、またコンピ
ュータ・システム間で標準プロトコルを使用しなかったため、システムの修正や
追加は、不可能でないとしても難しかった。
専用通信インタフェースで相互に接続された複数のコンピュータ・システムへ発
展した。複数のコンピュータ・システムは、データをローカルで処理して、専用
通信インタフェースを介して情報を他のコンピュータ・システムに伝達する。こ
のコンピュータ・システムは標準の通信インタフェースを使用せず、またコンピ
ュータ・システム間で標準プロトコルを使用しなかったため、システムの修正や
追加は、不可能でないとしても難しかった。
【０００４】 このコンピュータ間の非互換性問題が解決されたのは、コンピュータ業界が標
準化されたネットワークおよびネットワーク・プロトコルを開発したときであっ
た。業界標準のうちの２つが、１０ＢＡＳＥ２同軸ケーブルを使用するＥｔｈｅ
ｒｎｅｔと伝送制御プロトコル／インターネット・プロトコル（「ＴＣＰ／ＩＰ
」）であった。ＥｔｈｅｒｎｅｔおよびＴＣＰ／ＩＰにより、さまざまなコンピ
ュータ・システムが専用通信インタフェースを使用せずに相互に通信することが
できるようになった。
準化されたネットワークおよびネットワーク・プロトコルを開発したときであっ
た。業界標準のうちの２つが、１０ＢＡＳＥ２同軸ケーブルを使用するＥｔｈｅ
ｒｎｅｔと伝送制御プロトコル／インターネット・プロトコル（「ＴＣＰ／ＩＰ
」）であった。ＥｔｈｅｒｎｅｔおよびＴＣＰ／ＩＰにより、さまざまなコンピ
ュータ・システムが専用通信インタフェースを使用せずに相互に通信することが
できるようになった。
【０００５】 リアルタイム・プロセス制御システムの次の発展は、オブジェクト指向分散処
理であった。オブジェクト指向分散処理では、要求側プログラム（「クライアン
ト」）はリソース・プログラム（「オブジェクト」）を呼び出して、要求を処理
する。この設計では、クライアントとオブジェクトは、ネットワーク上の別のコ
ンピュータに置くことができるか、または同じコンピュータ上にある。クライア
ントがオブジェクトを配置し、オブジェクトと通信する標準化された方法を使用
しやすくするために、Ｍｉｃｒｏｓｏｆｔ ＣｏｒｐｏｒａｔｉｏｎがＣｏｍｐ
ｏｎｅｎｔ Ｏｂｊｅｃｔ Ｍｏｄｅｌ（「ＣＯＭ」）プロトコルを開発した。
ＣＯＭプロトコルは、「ＣＯＭライブラリ」と呼ばれるソフトウェア・ライブラ
リに組み込まれており、クライアントが目的のオブジェクトの場所を知らなくて
もネットワーク上でオブジェクトをつきとめ、通信できる標準化されたインタフ
ェースを定義する。
理であった。オブジェクト指向分散処理では、要求側プログラム（「クライアン
ト」）はリソース・プログラム（「オブジェクト」）を呼び出して、要求を処理
する。この設計では、クライアントとオブジェクトは、ネットワーク上の別のコ
ンピュータに置くことができるか、または同じコンピュータ上にある。クライア
ントがオブジェクトを配置し、オブジェクトと通信する標準化された方法を使用
しやすくするために、Ｍｉｃｒｏｓｏｆｔ ＣｏｒｐｏｒａｔｉｏｎがＣｏｍｐ
ｏｎｅｎｔ Ｏｂｊｅｃｔ Ｍｏｄｅｌ（「ＣＯＭ」）プロトコルを開発した。
ＣＯＭプロトコルは、「ＣＯＭライブラリ」と呼ばれるソフトウェア・ライブラ
リに組み込まれており、クライアントが目的のオブジェクトの場所を知らなくて
もネットワーク上でオブジェクトをつきとめ、通信できる標準化されたインタフ
ェースを定義する。
【０００６】 プロセス制御業界は、ＣＯＭ標準とＯｂｊｅｃｔ Ｌｉｎｋｉｎｇ ａｎｄ
Ｅｍｂｅｄｄｉｎｇ（「ＯＬＥ」）をリアルタイム・プロセス制御標準に取り込
み、その結果プロセス制御用標準ＯＬＥ（「ＯＰＣ」）と呼んだ。ＯＰＣ標準で
は、分散リアルタイム・プロセス制御オブジェクト処理のインタフェースを定義
している。
Ｅｍｂｅｄｄｉｎｇ（「ＯＬＥ」）をリアルタイム・プロセス制御標準に取り込
み、その結果プロセス制御用標準ＯＬＥ（「ＯＰＣ」）と呼んだ。ＯＰＣ標準で
は、分散リアルタイム・プロセス制御オブジェクト処理のインタフェースを定義
している。
【０００７】 リアルタイム・プロセス制御システムを販売している企業の場合、リアルタイ
ム・プロセス制御システムはＣＯＭおよびＯＰＣ準拠でなければならなかった。
したがって、これらのシステムの開発者は複雑なＣＯＭおよびＯＰＣ標準を学習
する必要があった。次に、プログラマはＣＯＭ標準を実装した詳細なソフトウェ
ア・プログラムを作成する必要があった。その後、プログラマはＣＯＭ標準を組
み込んだＯＰＣ標準を実装した詳細なソフトウェア・プログラムを作成する必要
があった。最後に、プログラマはリアルタイム・プロセス制御システム内で実行
される各種の分散オブジェクト処理に対しこのプロセスを繰り返さなければなら
なかった。
ム・プロセス制御システムはＣＯＭおよびＯＰＣ準拠でなければならなかった。
したがって、これらのシステムの開発者は複雑なＣＯＭおよびＯＰＣ標準を学習
する必要があった。次に、プログラマはＣＯＭ標準を実装した詳細なソフトウェ
ア・プログラムを作成する必要があった。その後、プログラマはＣＯＭ標準を組
み込んだＯＰＣ標準を実装した詳細なソフトウェア・プログラムを作成する必要
があった。最後に、プログラマはリアルタイム・プロセス制御システム内で実行
される各種の分散オブジェクト処理に対しこのプロセスを繰り返さなければなら
なかった。
【０００８】 プログラマは、ＣＯＭおよびＯＰＣ標準の不正な実装を見つけた場合、影響を
受けるそれぞれのソフトウェア・プログラムを訂正しなければならなかった。そ
のため全体のプロセスに長い時間がかかり、また費用もかかった。従来技術に必
要なのは、リアルタイム・プロセス制御システム用のＣＯＭ／ＯＰＣ準拠ソフト
ウェアを短時間のうちに開発する手段である。
受けるそれぞれのソフトウェア・プログラムを訂正しなければならなかった。そ
のため全体のプロセスに長い時間がかかり、また費用もかかった。従来技術に必
要なのは、リアルタイム・プロセス制御システム用のＣＯＭ／ＯＰＣ準拠ソフト
ウェアを短時間のうちに開発する手段である。
【０００９】 （発明の概要） 従来技術の上述の欠点に対処するため、本発明では、デバイス固有の非準拠ユ
ーザ・アプリケーションとこのシステムまたは方法を採用するリアルタイム・プ
ロセス制御システムからＯＰＣ準拠データ・サーバを構成するシステムと方法を
提供する。一実施態様において、システムは（１）汎用ＯＰＣ準拠インタフェー
ス・オブジェクトと（２）汎用ＯＰＣ準拠インタフェース・オブジェクトと関連
するテンプレートを備える。テンプレートは修正可能であり、デバイス固有非準
拠ユーザ・アプリケーションを作成するためにデバイス固有のインタフェース部
分と組み合わせることができる。デバイス固有非準拠ユーザ・アプリケーション
は、汎用ＯＰＣ準拠インタフェース・オブジェクトと動的にリンクでき、一体に
してＯＰＣ準拠データ・サーバを作成できる。
ーザ・アプリケーションとこのシステムまたは方法を採用するリアルタイム・プ
ロセス制御システムからＯＰＣ準拠データ・サーバを構成するシステムと方法を
提供する。一実施態様において、システムは（１）汎用ＯＰＣ準拠インタフェー
ス・オブジェクトと（２）汎用ＯＰＣ準拠インタフェース・オブジェクトと関連
するテンプレートを備える。テンプレートは修正可能であり、デバイス固有非準
拠ユーザ・アプリケーションを作成するためにデバイス固有のインタフェース部
分と組み合わせることができる。デバイス固有非準拠ユーザ・アプリケーション
は、汎用ＯＰＣ準拠インタフェース・オブジェクトと動的にリンクでき、一体に
してＯＰＣ準拠データ・サーバを作成できる。
【００１０】 したがって本発明は、ＯＰＣ準拠データ・サーバを２つの異なる部分、つまり
汎用でＯＰＣ準拠の第１の部分と根幹のデバイスまたはプロセス制御システムに
固有で、しかも完全にはＯＰＣ準拠である必要がない第２の部分に分割する広い
概念を導入する。ＯＰＣ準拠データ・サーバを作成することを望むユーザは、単
にテンプレートをカスタマイズして第２の部分を作成するだけでよい。実行時に
、第１の部分と第２の部分は動的にリンクされる。第２の部分は、第１の部分を
アグレゲーションし、非準拠の第２の部分が準拠している第１の部分の属性の少
なくとも一部を継承できるようにする。
汎用でＯＰＣ準拠の第１の部分と根幹のデバイスまたはプロセス制御システムに
固有で、しかも完全にはＯＰＣ準拠である必要がない第２の部分に分割する広い
概念を導入する。ＯＰＣ準拠データ・サーバを作成することを望むユーザは、単
にテンプレートをカスタマイズして第２の部分を作成するだけでよい。実行時に
、第１の部分と第２の部分は動的にリンクされる。第２の部分は、第１の部分を
アグレゲーションし、非準拠の第２の部分が準拠している第１の部分の属性の少
なくとも一部を継承できるようにする。
【００１１】 本発明の一実施態様では、システムはさらにオブジェクトの複数の関連インス
タンスを作成するクラス・ファクトリを含む。関連する実施態様では、クラス・
ファクトリはオブジェクトを作成し、それらのオブジェクトに関して大域的資源
を管理する。関連する技術の当業者であれば、クラス・ファクトリと他のオブジ
ェクト指向環境での使用法について熟知していると思われる。本発明では、クラ
ス・ファクトリを使用して、特定のサーバを有効にするために必要なオブジェク
トをインスタンス化できる。
タンスを作成するクラス・ファクトリを含む。関連する実施態様では、クラス・
ファクトリはオブジェクトを作成し、それらのオブジェクトに関して大域的資源
を管理する。関連する技術の当業者であれば、クラス・ファクトリと他のオブジ
ェクト指向環境での使用法について熟知していると思われる。本発明では、クラ
ス・ファクトリを使用して、特定のサーバを有効にするために必要なオブジェク
トをインスタンス化できる。
【００１２】 本発明の一実施態様では、システムはさらに、汎用ＯＰＣ準拠インタフェース
・オブジェクトと関連するキャッシュ・メモリを備える。汎用ＯＰＣ準拠インタ
フェース・オブジェクトは、複数のＯＰＣクライアントからの要求に応答してキ
ャッシュ・メモリ内からアイテムを取り出す。関連する実施態様では、汎用ＯＰ
Ｃ準拠インタフェース・オブジェクトがデバイス固有非準拠ユーザ・アプリケー
ションを介してデバイスから情報を取り出して、その情報をキャッシュ・メモリ
に格納する。
・オブジェクトと関連するキャッシュ・メモリを備える。汎用ＯＰＣ準拠インタ
フェース・オブジェクトは、複数のＯＰＣクライアントからの要求に応答してキ
ャッシュ・メモリ内からアイテムを取り出す。関連する実施態様では、汎用ＯＰ
Ｃ準拠インタフェース・オブジェクトがデバイス固有非準拠ユーザ・アプリケー
ションを介してデバイスから情報を取り出して、その情報をキャッシュ・メモリ
に格納する。
【００１３】 本発明の一実施態様では、クラス・ファクトリは自己登録を行える。ただし、
本発明は、自己登録できる必要はない。
本発明は、自己登録できる必要はない。
【００１４】 本発明の一実施態様では、汎用ＯＰＣ準拠インタフェース・オブジェクトは、
Ｃｏｍｐｏｎｅｎｔ Ｏｂｊｅｃｔ Ｍｏｄｕｌｅ（ＣＯＭ）準拠である。ただ
し、関連する技術の当業者であれば、本発明を利用してＣＯＭ準拠のオブジェク
ト指向環境を活かすことができることを察することができるであろう。
Ｃｏｍｐｏｎｅｎｔ Ｏｂｊｅｃｔ Ｍｏｄｕｌｅ（ＣＯＭ）準拠である。ただ
し、関連する技術の当業者であれば、本発明を利用してＣＯＭ準拠のオブジェク
ト指向環境を活かすことができることを察することができるであろう。
【００１５】 ここまで、本発明の好ましい、代替機能についてかなり広く概要を述べている
ため、当業者であれば後の本発明の詳細な説明をよく理解できるであろう。以下
では本発明の請求項の主題となる本発明の追加機能について説明する。当業者で
あれば、本発明の同じ目的を実施するために他の構造を設計または修正する基礎
として開示されている概念および特定の実施態様を容易に使用できることは明白
であろう。また当業者であれば、このような同等の構成が最も広い態様において
本発明の精神と範囲から逸脱していないことも理解できるであろう。
ため、当業者であれば後の本発明の詳細な説明をよく理解できるであろう。以下
では本発明の請求項の主題となる本発明の追加機能について説明する。当業者で
あれば、本発明の同じ目的を実施するために他の構造を設計または修正する基礎
として開示されている概念および特定の実施態様を容易に使用できることは明白
であろう。また当業者であれば、このような同等の構成が最も広い態様において
本発明の精神と範囲から逸脱していないことも理解できるであろう。
【００１６】 本発明をさら深く理解できるよう、添付図面とともに用意した以下の説明を引
用することにする。
用することにする。
【００１７】 （詳細な説明） まず図１には、本発明が動作可能な環境を形成する一般的に１００と指示され
ているリアルタイム・プロセス制御システムのブロック図が示されている。リア
ルタイム・プロセス制御システム１００は、サーバ１０２、オペレータ・インタ
フェース１０４、およびフィールド・ユニット１０６を相互接続するネットワー
ク１１０を含む。本発明の図に示されている実施形態では、リアルタイム・プロ
セス制御システム１００は任意の数のサーバ１０２、オペレータ・インタフェー
ス１０４、およびフィールド・ユニット１０６を備えることができる。
ているリアルタイム・プロセス制御システムのブロック図が示されている。リア
ルタイム・プロセス制御システム１００は、サーバ１０２、オペレータ・インタ
フェース１０４、およびフィールド・ユニット１０６を相互接続するネットワー
ク１１０を含む。本発明の図に示されている実施形態では、リアルタイム・プロ
セス制御システム１００は任意の数のサーバ１０２、オペレータ・インタフェー
ス１０４、およびフィールド・ユニット１０６を備えることができる。
【００１８】 ネットワーク１１０は、業界標準ネットワークおよび業界標準ネットワーク・
プロトコルを備える。図の実施形態では、業界標準ネットワークは、ツイストペ
ア・ケーブルを使用する「１０ ＢＡＳＥ Ｔ」である。本発明の他の実施形態
では、同軸ケーブル、光ファイバ・ケーブル、またはその２つを組み合わせたも
のを使用する「１０ ＢＡＳＥ ２」を備える他のネットワークを使用する。ネ
ットワーク通信の全部または一部に無線通信を使用することもできる。業界標準
ネットワーク・プロトコルは、本発明の一実施形態では、ＥＴＨＥＲＮＥＴ（Ｒ
）および伝送制御プロトコル／インターネット・プロトコル（「ＴＣＰ／ＩＰ」
）である。
プロトコルを備える。図の実施形態では、業界標準ネットワークは、ツイストペ
ア・ケーブルを使用する「１０ ＢＡＳＥ Ｔ」である。本発明の他の実施形態
では、同軸ケーブル、光ファイバ・ケーブル、またはその２つを組み合わせたも
のを使用する「１０ ＢＡＳＥ ２」を備える他のネットワークを使用する。ネ
ットワーク通信の全部または一部に無線通信を使用することもできる。業界標準
ネットワーク・プロトコルは、本発明の一実施形態では、ＥＴＨＥＲＮＥＴ（Ｒ
）および伝送制御プロトコル／インターネット・プロトコル（「ＴＣＰ／ＩＰ」
）である。
【００１９】 サーバ１０２は、情報を監視、処理し、リアルタイム・プロセス制御システム
１００内で物理デバイスを制御するソフトウェア・プログラムを備える。このソ
フトウェア・プログラムは、要求側プログラム「クライアント」とリソース・プ
ログラム「オブジェクト」およびその他諸々のプログラムを含む。クライアント
・プログラムは、特定の機能を実行する要求をオブジェクト・プログラムに送信
する。オブジェクト・プログラムは、要求を受信して、送信された要求のタイプ
に応じて該当する機能を実行する。クライアント・プログラムとオブジェクト・
プログラムは、ネットワーク１１０で通信するか、またはサーバ１０２の内部で
通信する。
１００内で物理デバイスを制御するソフトウェア・プログラムを備える。このソ
フトウェア・プログラムは、要求側プログラム「クライアント」とリソース・プ
ログラム「オブジェクト」およびその他諸々のプログラムを含む。クライアント
・プログラムは、特定の機能を実行する要求をオブジェクト・プログラムに送信
する。オブジェクト・プログラムは、要求を受信して、送信された要求のタイプ
に応じて該当する機能を実行する。クライアント・プログラムとオブジェクト・
プログラムは、ネットワーク１１０で通信するか、またはサーバ１０２の内部で
通信する。
【００２０】 オペレータ・インタフェース１０４は、コンピュータおよびディスプレイを備
える。オペレータ・インタフェース１０４は、システム１００の現在状態に関す
る情報を表示する。オペレータ・インタフェース１０４はさらに、物理デバイス
を制御したり、オペレータ・インタフェースの１０４ディスプレイに表示する他
の情報を要求するなどの機能を実行するオペレータ入力も受け付ける。オペレー
タ・インタフェース１０４は、クライアント・プログラムとオブジェクト・プロ
グラムの両方を備えることができる。オペレータ・インタフェース１０４は、ネ
ットワーク１１０を介して他のプログラムと通信する。
える。オペレータ・インタフェース１０４は、システム１００の現在状態に関す
る情報を表示する。オペレータ・インタフェース１０４はさらに、物理デバイス
を制御したり、オペレータ・インタフェースの１０４ディスプレイに表示する他
の情報を要求するなどの機能を実行するオペレータ入力も受け付ける。オペレー
タ・インタフェース１０４は、クライアント・プログラムとオブジェクト・プロ
グラムの両方を備えることができる。オペレータ・インタフェース１０４は、ネ
ットワーク１１０を介して他のプログラムと通信する。
【００２１】 フィールド・ユニット１０６は、リアルタイム・プロセス制御システム１００
を構成する物理デバイスに関係するタスクを実行するオブジェクト・プログラム
を含む。本発明の一実施形態では、フィールド・ユニットのオブジェクト・プロ
グラムは状況情報を収集し、データを処理し、物理デバイスを制御する。他の実
施形態では、フィールド・ユニット１０６は上記よりも多いまたは少ない機能を
実行できる。フィールド・ユニット１０６は、ネットワーク１１０上でクライア
ント要求に応答する。
を構成する物理デバイスに関係するタスクを実行するオブジェクト・プログラム
を含む。本発明の一実施形態では、フィールド・ユニットのオブジェクト・プロ
グラムは状況情報を収集し、データを処理し、物理デバイスを制御する。他の実
施形態では、フィールド・ユニット１０６は上記よりも多いまたは少ない機能を
実行できる。フィールド・ユニット１０６は、ネットワーク１１０上でクライア
ント要求に応答する。
【００２２】 次に図２には、一般的に２００と記載されているリアルタイム・プロセス制御
ソフトウェア・アーキテクチャのブロック図が示されている。リアルタイム・プ
ロセス制御ソフトウェア・アーキテクチャ２００は、図１のオペレータ表示ソフ
トウェア２０２、データ・プロセッサ・ソフトウェア２０４、警告プロセッサ・
ソフトウェア２０６、トレンド・プロセッサ・ソフトウェア２０８、走査プロセ
ッサ・ソフトウェア２２０、履歴プロセッサ・ソフトウェア２２２、報告プロセ
ッサ・ソフトウェア２２４、フィールド・ユニット・ソフトウェア２３０、デー
タベース・ソフトウェア２４０、およびネットワーク１１０を含む。本発明の図
に示されている実施形態では、リアルタイム・プロセス制御ソフトウェア・アー
キテクチャ２００は複数の上記のソフトウェア・タイプを備えることができる。
ソフトウェア・アーキテクチャのブロック図が示されている。リアルタイム・プ
ロセス制御ソフトウェア・アーキテクチャ２００は、図１のオペレータ表示ソフ
トウェア２０２、データ・プロセッサ・ソフトウェア２０４、警告プロセッサ・
ソフトウェア２０６、トレンド・プロセッサ・ソフトウェア２０８、走査プロセ
ッサ・ソフトウェア２２０、履歴プロセッサ・ソフトウェア２２２、報告プロセ
ッサ・ソフトウェア２２４、フィールド・ユニット・ソフトウェア２３０、デー
タベース・ソフトウェア２４０、およびネットワーク１１０を含む。本発明の図
に示されている実施形態では、リアルタイム・プロセス制御ソフトウェア・アー
キテクチャ２００は複数の上記のソフトウェア・タイプを備えることができる。
【００２３】 オペレータ表示ソフトウェア２０２は、リアルタイム・プロセス制御システム
１００の情報を１台のディスプレイまたは複数のディスプレイに表示する。オペ
レータ表示ソフトウェア２０２はさらに、オペレータ要求を処理し、ネットワー
ク１１０で他のリアルタイム・プロセス制御ソフトウェアに伝達する。
１００の情報を１台のディスプレイまたは複数のディスプレイに表示する。オペ
レータ表示ソフトウェア２０２はさらに、オペレータ要求を処理し、ネットワー
ク１１０で他のリアルタイム・プロセス制御ソフトウェアに伝達する。
【００２４】 データ・プロセッサ・ソフトウェア２０４は、収集されたデータとリアルタイ
ム・プロセス制御システム１００から生成されたデータを処理する。データ・プ
ロセッサ・ソフトウェア２０４は、データベース・ソフトウェア２４０との間で
データの格納および取り出しを行い、ネットワーク１１０で他のリアルタイム・
プロセス制御ソフトウェアに伝達する。
ム・プロセス制御システム１００から生成されたデータを処理する。データ・プ
ロセッサ・ソフトウェア２０４は、データベース・ソフトウェア２４０との間で
データの格納および取り出しを行い、ネットワーク１１０で他のリアルタイム・
プロセス制御ソフトウェアに伝達する。
【００２５】 警告プロセッサ・ソフトウェア２０６は、収集されたデータについてアラーム
処理を実行する。警告プロセッサ・ソフトウェア２０６は、リアルタイム・プロ
セス制御システム１００にアラーム状態または非アラーム状態が存在する場合に
そのことをオペレータ表示ソフトウェア２０２と報告プロセッサ・ソフトウェア
２２４に通知する。警告プロセッサ・ソフトウェア２０６はさらに、ネットワー
ク１１０上でデータベース・ソフトウェア２４０との間で情報の格納および取り
出しを行う。
処理を実行する。警告プロセッサ・ソフトウェア２０６は、リアルタイム・プロ
セス制御システム１００にアラーム状態または非アラーム状態が存在する場合に
そのことをオペレータ表示ソフトウェア２０２と報告プロセッサ・ソフトウェア
２２４に通知する。警告プロセッサ・ソフトウェア２０６はさらに、ネットワー
ク１１０上でデータベース・ソフトウェア２４０との間で情報の格納および取り
出しを行う。
【００２６】 トレンド・プロセッサ・ソフトウェア２０８は、リアルタイム・プロセス制御
システム１００のトレンド機能を実行する。トレンド・プロセッサ・ソフトウェ
アは、オペレータによって選択されたデータを収集し、目的のトレンド情報を生
成し、ネットワーク１１０でトレンド・データをオペレータ表示ソフトウェア２
０２とデータベース・ソフトウェア２４０に配信する。
システム１００のトレンド機能を実行する。トレンド・プロセッサ・ソフトウェ
アは、オペレータによって選択されたデータを収集し、目的のトレンド情報を生
成し、ネットワーク１１０でトレンド・データをオペレータ表示ソフトウェア２
０２とデータベース・ソフトウェア２４０に配信する。
【００２７】 走査プロセッサ・ソフトウェア２２０は、複数のフィールド・ユニット２３０
からデータを収集し、そのデータをリアルタイム・プロセス制御システム１００
で使用できる適切な形式に変換する。走査プロセッサ・ソフトウェア２２０は、
ネットワーク１１０上で、収集されたデータを他のソフトウェア・プロセッサに
配信し、他のソフトウェア・プロセッサが関連する機能を実行できるようにする
。走査プロセッサ・ソフトウェア２２０はさらに、データベース・ソフトウェア
２４０との間で情報の格納および取り出しを行う。
からデータを収集し、そのデータをリアルタイム・プロセス制御システム１００
で使用できる適切な形式に変換する。走査プロセッサ・ソフトウェア２２０は、
ネットワーク１１０上で、収集されたデータを他のソフトウェア・プロセッサに
配信し、他のソフトウェア・プロセッサが関連する機能を実行できるようにする
。走査プロセッサ・ソフトウェア２２０はさらに、データベース・ソフトウェア
２４０との間で情報の格納および取り出しを行う。
【００２８】 フィールド・ユニット２３０は、フィールド・ユニット２３０に接続されてい
る物理デバイスから特定のデータを収集する。リアルタイム・プロセス制御シス
テムで監視できる物理デバイスは多数あるため、ここには物理デバイスが示され
ていない。フィールド・ユニット２３０は、物理デバイス・データを走査プロセ
ッサ・ソフトウェア２２０に送信する。フィールド・ユニット２３０はさらに、
制御要求を処理する。
る物理デバイスから特定のデータを収集する。リアルタイム・プロセス制御シス
テムで監視できる物理デバイスは多数あるため、ここには物理デバイスが示され
ていない。フィールド・ユニット２３０は、物理デバイス・データを走査プロセ
ッサ・ソフトウェア２２０に送信する。フィールド・ユニット２３０はさらに、
制御要求を処理する。
【００２９】 履歴プロセッサ・ソフトウェア２２２は、リアルタイム・プロセス制御システ
ム１００に関する履歴情報を収集し、処理する。履歴プロセッサ・ソフトウェア
２２２はさらに、アーカイブ機能を実行し、データベース・ソフトウェア２４０
に情報を格納する。
ム１００に関する履歴情報を収集し、処理する。履歴プロセッサ・ソフトウェア
２２２はさらに、アーカイブ機能を実行し、データベース・ソフトウェア２４０
に情報を格納する。
【００３０】 報告プロセッサ・ソフトウェア２２４は、リアルタイム・プロセス制御システ
ム１００の報告を生成する。報告プロセッサ・ソフトウェア２２４は、生成され
た報告をオペレータ表示ソフトウェア２０２、履歴プロセッサ・ソフトウェア２
２２、データベース・ソフトウェア２４０、およびシステム１００に接続されて
いれば印刷デバイスに送信する。
ム１００の報告を生成する。報告プロセッサ・ソフトウェア２２４は、生成され
た報告をオペレータ表示ソフトウェア２０２、履歴プロセッサ・ソフトウェア２
２２、データベース・ソフトウェア２４０、およびシステム１００に接続されて
いれば印刷デバイスに送信する。
【００３１】 データベース・ソフトウェア２４０は、リアルタイム・プロセス制御システム
１００の情報の取り出しおよび格納に関するすべての要求を処理する。本発明の
他の実施形態では、システム１００は複数のコンピュータに収められている複数
のデータベース・ソフトウェアを備える。
１００の情報の取り出しおよび格納に関するすべての要求を処理する。本発明の
他の実施形態では、システム１００は複数のコンピュータに収められている複数
のデータベース・ソフトウェアを備える。
【００３２】 当業者であれば、本発明の他の実施形態に上記の複数の処理ソフトウェアを含
めてよいことは明白であろう。また、本発明の他の実施形態に、上述よりも多い
または少ない処理ソフトウェア・タイプを含めること、また上述よりも多いまた
は少ない機能を備えることができる。
めてよいことは明白であろう。また、本発明の他の実施形態に、上述よりも多い
または少ない処理ソフトウェア・タイプを含めること、また上述よりも多いまた
は少ない機能を備えることができる。
【００３３】 図３を見ると、一般的に３００と記載されている本発明の原理に従ってＯＰＣ
準拠データ・サーバを作成するプロセス全体のブロック図が示されている。本発
明のユーザは、テンプレート３１０とデバイス固有インタフェース３２０から始
める。テンプレート３１０は、本出願とともに提出されたマイクロフィッシュ付
録に開示されているものなどのデータ・サーバ・ソフトウェア・ルーチンのソー
ス・コードの集まりであり、引用で本発明に取り込まれている。その後、ユーザ
は、ユーザの特定のリアルタイム・プロセス制御要件に合わせてテンプレート３
１０を修正する。
準拠データ・サーバを作成するプロセス全体のブロック図が示されている。本発
明のユーザは、テンプレート３１０とデバイス固有インタフェース３２０から始
める。テンプレート３１０は、本出願とともに提出されたマイクロフィッシュ付
録に開示されているものなどのデータ・サーバ・ソフトウェア・ルーチンのソー
ス・コードの集まりであり、引用で本発明に取り込まれている。その後、ユーザ
は、ユーザの特定のリアルタイム・プロセス制御要件に合わせてテンプレート３
１０を修正する。
【００３４】 デバイス固有インタフェース３２０は、ユーザの特定のデバイスとインタフェ
ースするユーザのソフトウェア・プログラムである。ユーザはテンプレート３１
０とデバイス固有のインタフェース３２０を組み合わせて、デバイス固有非準拠
ユーザ・アプリケーション３３０を作成する。
ースするユーザのソフトウェア・プログラムである。ユーザはテンプレート３１
０とデバイス固有のインタフェース３２０を組み合わせて、デバイス固有非準拠
ユーザ・アプリケーション３３０を作成する。
【００３５】 デバイス固有非準拠ユーザ・アプリケーション３３０は、ユーザの要求する機
能を実行するが、ＯＰＣ準拠ではない。本発明の図の実施形態では、本発明はサ
ーバ・ベースのダイナミック・リンク・ライブラリ（「サーバ・ベースＤＬＬ」
）３３５も備える。サーバ・ベースＤＬＬ３５５は、デバイス固有非準拠ユーザ
・アプリケーションで実施したときにソフトウェア・ルーチンを含み、デバイス
固有非準拠ユーザ・アプリケーション３３０でデータ・サーバ機能を実行できる
。サーバ・ベースＤＬＬ３３５を使用する利点は、ユーザ側でデータ・サーバ機
能をプログラムしなくて済むため時間を節約できるという点である。
能を実行するが、ＯＰＣ準拠ではない。本発明の図の実施形態では、本発明はサ
ーバ・ベースのダイナミック・リンク・ライブラリ（「サーバ・ベースＤＬＬ」
）３３５も備える。サーバ・ベースＤＬＬ３５５は、デバイス固有非準拠ユーザ
・アプリケーションで実施したときにソフトウェア・ルーチンを含み、デバイス
固有非準拠ユーザ・アプリケーション３３０でデータ・サーバ機能を実行できる
。サーバ・ベースＤＬＬ３３５を使用する利点は、ユーザ側でデータ・サーバ機
能をプログラムしなくて済むため時間を節約できるという点である。
【００３６】 本発明はさらに、汎用ＯＰＣ準拠インタフェース・オブジェクト３４０の形態
のＯＰＣ／ＣＯＭインタフェース標準を実装する一組のソフトウェア・プログラ
ムを備える。汎用ＯＰＣ準拠インタフェース・オブジェクト３４０はＣＯＭ準拠
でもあるため、汎用ＯＰＣ準拠インタフェース・オブジェクト３４０は自己登録
が可能である。
のＯＰＣ／ＣＯＭインタフェース標準を実装する一組のソフトウェア・プログラ
ムを備える。汎用ＯＰＣ準拠インタフェース・オブジェクト３４０はＣＯＭ準拠
でもあるため、汎用ＯＰＣ準拠インタフェース・オブジェクト３４０は自己登録
が可能である。
【００３７】 本発明の図の実施形態では、デバイス固有非準拠ユーザ・アプリケーション３
４０と汎用ＯＰＣ準拠インタフェース・オブジェクト３４０との間にアグレゲー
ション(aggregation)がある。アグレゲーションとは、ＣＯＭ標準のもとで、オ
ブジェクト指向分散処理と関連するオブジェクトの継承をインプリメントする方
法である。アグレゲーションでは、外側のオブジェクトが、インタフェースのす
べての機能を再実装してから呼び出しを内側のコンポーネントに転送するのでは
なく、内側のコンポーネントのインタフェース・ポインタを直接クライアント・
プログラムに受け渡す。本発明では、デバイス固有非準拠ユーザ・アプリケーシ
ョン３３０のインタフェースは汎用ＯＰＣ準拠インタフェース・オブジェクト３
４０にアグレゲーションする。
４０と汎用ＯＰＣ準拠インタフェース・オブジェクト３４０との間にアグレゲー
ション(aggregation)がある。アグレゲーションとは、ＣＯＭ標準のもとで、オ
ブジェクト指向分散処理と関連するオブジェクトの継承をインプリメントする方
法である。アグレゲーションでは、外側のオブジェクトが、インタフェースのす
べての機能を再実装してから呼び出しを内側のコンポーネントに転送するのでは
なく、内側のコンポーネントのインタフェース・ポインタを直接クライアント・
プログラムに受け渡す。本発明では、デバイス固有非準拠ユーザ・アプリケーシ
ョン３３０のインタフェースは汎用ＯＰＣ準拠インタフェース・オブジェクト３
４０にアグレゲーションする。
【００３８】 ＣＯＭアグレゲーションに関する背景情報は、『Ｉｎｓｉｄｅ ＣＯＭ』（Ｄ
ａｌｅ Ｒｏｇｅｒｓｏｎ，Ｍｉｃｒｏｓｏｆｔ Ｐｒｅｓｓ １９９７）と『
Ｅｓｓｅｎｔｉａｌ ＣＯＭ』（Ｄｏｎ Ｂｏｘ，Ａｄｄｉｓｏｎ−Ｗｅｓｌｅ
ｙ １９９８）で取りあげられている。本発明では前記刊行物を引用として取り
込む。
ａｌｅ Ｒｏｇｅｒｓｏｎ，Ｍｉｃｒｏｓｏｆｔ Ｐｒｅｓｓ １９９７）と『
Ｅｓｓｅｎｔｉａｌ ＣＯＭ』（Ｄｏｎ Ｂｏｘ，Ａｄｄｉｓｏｎ−Ｗｅｓｌｅ
ｙ １９９８）で取りあげられている。本発明では前記刊行物を引用として取り
込む。
【００３９】 次に、ユーザはベース・サーバＤＬＬ３３５および汎用ＯＰＣ準拠インタフェ
ース・オブジェクト３４０をデバイス固有非準拠ユーザ・アプリケーション３３
０とリンクし、最終的ＯＰＣ準拠データ・サーバ３５０を作成する。ＯＰＣ準拠
データ・サーバ３５０は、特定のデバイス用のデータ・サーバである。上記のプ
ロセスを、ＯＰＣ準拠データ・サーバを必要とするリアルタイム・プロセス制御
システム１００内のデバイスごとに繰り返す。
ース・オブジェクト３４０をデバイス固有非準拠ユーザ・アプリケーション３３
０とリンクし、最終的ＯＰＣ準拠データ・サーバ３５０を作成する。ＯＰＣ準拠
データ・サーバ３５０は、特定のデバイス用のデータ・サーバである。上記のプ
ロセスを、ＯＰＣ準拠データ・サーバを必要とするリアルタイム・プロセス制御
システム１００内のデバイスごとに繰り返す。
【００４０】 本発明の図の実施形態では、汎用ＯＰＣ準拠インタフェース・オブジェクト３
４０は一組のダイナミック・リンク可能ライブラリ（「ＤＬＬ」）である。ユー
ザがＤＬＬをリンクしても、そのＤＬＬはＯＰＣ準拠データ・サーバ３５０実行
可能ソフトウェアに組み込まれるわけではない。ＯＰＣ準拠データ・サーバ３５
０実行可能ソフトウェアは、必要になったときにＤＬＬをロードするオペレーテ
ィング・システム呼び出しを含む。
４０は一組のダイナミック・リンク可能ライブラリ（「ＤＬＬ」）である。ユー
ザがＤＬＬをリンクしても、そのＤＬＬはＯＰＣ準拠データ・サーバ３５０実行
可能ソフトウェアに組み込まれるわけではない。ＯＰＣ準拠データ・サーバ３５
０実行可能ソフトウェアは、必要になったときにＤＬＬをロードするオペレーテ
ィング・システム呼び出しを含む。
【００４１】 ＯＰＣ／ＣＯＭ準拠インタフェース・ソフトウェアとサーバ・ベース・ソフト
ウェアにＤＬＬを使用する利点は、ＯＰＣ／ＣＯＭ準拠インタフェース・ソフト
ウェアまたはサーバ・ベース・ソフトウェアへの新規更新を配布するときに、ユ
ーザは作成されたすべてのソフトウェアを再コンパイルしなくて済むという点で
ある。ユーザは、単に、ＯＰＣ準拠データ・サーバ３５０が配置されているマシ
ンに新規ＤＬＬをロードし、ソフトウェア・プログラムを再初期化するだけであ
る。したがって、本発明を採用したユーザは、訂正や機能強化がＯＰＣ／ＣＯＭ
準拠インタフェース・ソフトウェアに対し行われるごとにユーザのソフトウェア
・プログラムを再コンパイルしなくて済むため膨大な時間と労力を節約できる。
ウェアにＤＬＬを使用する利点は、ＯＰＣ／ＣＯＭ準拠インタフェース・ソフト
ウェアまたはサーバ・ベース・ソフトウェアへの新規更新を配布するときに、ユ
ーザは作成されたすべてのソフトウェアを再コンパイルしなくて済むという点で
ある。ユーザは、単に、ＯＰＣ準拠データ・サーバ３５０が配置されているマシ
ンに新規ＤＬＬをロードし、ソフトウェア・プログラムを再初期化するだけであ
る。したがって、本発明を採用したユーザは、訂正や機能強化がＯＰＣ／ＣＯＭ
準拠インタフェース・ソフトウェアに対し行われるごとにユーザのソフトウェア
・プログラムを再コンパイルしなくて済むため膨大な時間と労力を節約できる。
【００４２】 当業者であれば、本発明がＤＬＬ形式の汎用ＯＰＣ準拠インタフェース・オブ
ジェクトの利用に制限されるわけではないことに気づくことであろう。汎用ＯＰ
Ｃ準拠インタフェース・オブジェクトは、ＤＬＬを使用するタイプのオペレーテ
ィング・システムや使用しないタイプのオペレーティング・システムで使用する
ことができる。これもまた、当業者であれば、上述の手順は本発明の使用に関す
る概要であり、本発明は上述の手順に制限されるわけではないことを理解できる
であろう。
ジェクトの利用に制限されるわけではないことに気づくことであろう。汎用ＯＰ
Ｃ準拠インタフェース・オブジェクトは、ＤＬＬを使用するタイプのオペレーテ
ィング・システムや使用しないタイプのオペレーティング・システムで使用する
ことができる。これもまた、当業者であれば、上述の手順は本発明の使用に関す
る概要であり、本発明は上述の手順に制限されるわけではないことを理解できる
であろう。
【００４３】 図４を見ると、本発明の原理に従って構成された図３のＯＰＣ準拠データ・サ
ーバのブロック図が示されている。ＯＰＣ準拠データ・サーバ３５０は、デバイ
ス固有サーバ４１０、キャッシュ・メモリ４２０、およびクラス・ファクトリ４
３０の１つまたは複数のインスタンスを備える。デバイス固有サーバ４１０の各
インスタンスは、デバイス固有非準拠ユーザ・アプリケーション３３０および汎
用ＯＰＣ準拠インタフェース・オブジェクト３４０を備える。汎用ＯＰＣ準拠イ
ンタフェース・オブジェクト３４０の使用法と利点の説明については図３を参照
されたい。デバイス固有サーバ４１０の各インスタンスは、クライアント要求を
処理し、適切な物理デバイスと通信する。
ーバのブロック図が示されている。ＯＰＣ準拠データ・サーバ３５０は、デバイ
ス固有サーバ４１０、キャッシュ・メモリ４２０、およびクラス・ファクトリ４
３０の１つまたは複数のインスタンスを備える。デバイス固有サーバ４１０の各
インスタンスは、デバイス固有非準拠ユーザ・アプリケーション３３０および汎
用ＯＰＣ準拠インタフェース・オブジェクト３４０を備える。汎用ＯＰＣ準拠イ
ンタフェース・オブジェクト３４０の使用法と利点の説明については図３を参照
されたい。デバイス固有サーバ４１０の各インスタンスは、クライアント要求を
処理し、適切な物理デバイスと通信する。
【００４４】 キャッシュ・メモリ４２０は、ＯＰＣ準拠データ・サーバ３５０で使用するキ
ャッシュ済み記憶領域を備える。本発明の一実施形態では、クライアント・プロ
グラムはＯＰＣ準拠データ・サーバ３５０に情報を要求する。その後、汎用ＯＰ
Ｃ準拠インタフェース・オブジェクト３４０はデバイス固有非準拠ユーザ・アプ
リケーション３３０を通じてデバイスから適切なデータを取り出し、データをク
ライアントに返し、データをキャッシュ・メモリ４２０に格納する。その後クラ
イアントから要求を受け取ると、汎用ＯＰＣ準拠インタフェース・オブジェクト
はキャッシュ・メモリ４２０からデータを取り出す。キャッシュ・メモリ４２０
を使用すると、ＯＰＣ準拠データ・サーバ３５０のスループットとパフォーマン
スが向上する。
ャッシュ済み記憶領域を備える。本発明の一実施形態では、クライアント・プロ
グラムはＯＰＣ準拠データ・サーバ３５０に情報を要求する。その後、汎用ＯＰ
Ｃ準拠インタフェース・オブジェクト３４０はデバイス固有非準拠ユーザ・アプ
リケーション３３０を通じてデバイスから適切なデータを取り出し、データをク
ライアントに返し、データをキャッシュ・メモリ４２０に格納する。その後クラ
イアントから要求を受け取ると、汎用ＯＰＣ準拠インタフェース・オブジェクト
はキャッシュ・メモリ４２０からデータを取り出す。キャッシュ・メモリ４２０
を使用すると、ＯＰＣ準拠データ・サーバ３５０のスループットとパフォーマン
スが向上する。
【００４５】 本発明の他の実施形態では、クライアント情報要求ごとに、汎用ＯＰＣ準拠イ
ンタフェース・オブジェクト３４０はキャッシュ・メモリ４２０から適切なデー
タを取り出し、データをクライアントに返す。予め定められている間隔の後、汎
用ＯＰＣ準拠インタフェース・オブジェクト３４０はデバイス固有非準拠ユーザ
・アプリケーション３３０を通じてデバイスから適切なデータを取り出し、キャ
ッシュ・メモリ４２０内のデータを更新する。
ンタフェース・オブジェクト３４０はキャッシュ・メモリ４２０から適切なデー
タを取り出し、データをクライアントに返す。予め定められている間隔の後、汎
用ＯＰＣ準拠インタフェース・オブジェクト３４０はデバイス固有非準拠ユーザ
・アプリケーション３３０を通じてデバイスから適切なデータを取り出し、キャ
ッシュ・メモリ４２０内のデータを更新する。
【００４６】 サーバ・ベースＤＬＬ３３５の一部であるクラス・ファクトリ４３０は、デバ
イス固有サーバ４１０のインスタンスを作成、管理し、ＣＯＭ標準に従ってクラ
ス登録を実行する。さらにクラス・ファクトリは、デバイス固有サーバ４１０の
各インスタンスと関連する他の資源を管理する。
イス固有サーバ４１０のインスタンスを作成、管理し、ＣＯＭ標準に従ってクラ
ス登録を実行する。さらにクラス・ファクトリは、デバイス固有サーバ４１０の
各インスタンスと関連する他の資源を管理する。
【００４７】 当業者であれば、ＯＰＣ準拠データ・サーバが上述よりも多いまたは少ない機
能を備えられることに気づくであろう。また、ＯＰＣ準拠データ・サーバはＣＯ
Ｍ標準に基づくクラス登録に制限されるわけではなく、別のオペレーティング・
システムで実装できる。
能を備えられることに気づくであろう。また、ＯＰＣ準拠データ・サーバはＣＯ
Ｍ標準に基づくクラス登録に制限されるわけではなく、別のオペレーティング・
システムで実装できる。
【００４８】 本発明について詳しく説明してきたが、当業者であれば、最も広い形態におい
て本発明の精神と範囲を逸脱することなくさまざまな変更、置き換え、改変を行
えることを理解できるであろう。
て本発明の精神と範囲を逸脱することなくさまざまな変更、置き換え、改変を行
えることを理解できるであろう。
【図１】 本発明が動作可能な環境を形成するリアルタイム・プロセス制御システムのブ
ロック図である。
ロック図である。
【図２】 リアルタイム・プロセス制御ソフトウェア・アーキテクチャのブロック図であ
る。
る。
【図３】 本発明の原理に従ってＯＰＣ準拠データ・サーバを作成するプロセス全体のブ
ロック図である。
ロック図である。
【図４】 本発明の原理に従って構成された図３のＯＰＣ準拠データ・サーバのブロック
図である。
図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トーマス，クリスチャン アール アメリカ合衆国・85255・アリゾナ州・ス コッツデール・イースト フアラパイ ド ライブ・9246 (72)発明者 ウィールドレイヤー，ジェームズ エイ アメリカ合衆国・85258・アリゾナ州・ス コッツデール・ノース 78ティエイチ ウ ェイ・10205 Ｆターム(参考） 5B076 DD00 DF09 5B098 GA01 GC14
Claims (24)
- 【請求項１】 デバイス固有非準拠ユーザ・アプリケーションからプロセス
制御用ＯＬＥ（ＯＰＣ）準拠データ・サーバを構成するシステムであって、 汎用ＯＰＣ準拠インタフェース・オブジェクトと、 前記汎用ＯＰＣ準拠インタフェース・オブジェクトと関連するテンプレートを
備え、前記テンプレートは修正可能であってデバイス固有インタフェース部分と
組み合わせて前記デバイス固有非準拠ユーザ・アプリケーションを作成すること
ができ、前記デバイス固有非準拠ユーザ・アプリケーションは前記汎用ＯＰＣ準
拠インタフェース・オブジェクトと動的にリンクしアグレゲーションして前記Ｏ
ＰＣ準拠データ・サーバを作成することができることを特徴とするシステム。 - 【請求項２】 さらにオブジェクトの複数の関連インスタンスを作成、管理
するクラス・ファクトリを備えることを特徴とする請求項１に記載のシステム。 - 【請求項３】 さらにオブジェクトのインスタンスを作成し、前記オブジェ
クトに関して大域的な資源を管理するクラス・ファクトリを備えることを特徴と
する請求項１に記載のシステム。 - 【請求項４】 さらに前記汎用ＯＰＣ準拠インタフェース・オブジェクトと
関連するキャッシュ・メモリを備え、前記汎用ＯＰＣ準拠インタフェース・オブ
ジェクトが複数のＯＰＣクライアントからの要求に応えて前記キャッシュ・メモ
リからアイテムを取り出すことを特徴とする請求項１に記載のシステム。 - 【請求項５】 さらに前記汎用ＯＰＣ準拠インタフェース・オブジェクトと
関連するキャッシュ・メモリを備え、前記汎用ＯＰＣ準拠インタフェース・オブ
ジェクトが前記デバイス固有非準拠ユーザ・アプリケーションを通じてデバイス
からアイテムを取り出し、前記キャッシュ・メモリに前記アイテムを格納するこ
とを特徴とする請求項１に記載のシステム。 - 【請求項６】 前記クラス・ファクトリが自己登録できることを特徴とする
請求項２に記載のシステム。 - 【請求項７】 前記汎用ＯＰＣ準拠インタフェース・オブジェクトがＣＯＭ
準拠であることを特徴とする請求項１に記載のシステム。 - 【請求項８】 さらにアグレゲーションする側のＣＯＭオブジェクトによっ
てインプリメントされ、アグレゲーションされる側のＣＯＭオブジェクトによっ
て呼び出されるＣＯＭインタフェースを備えることを特徴とする請求項１に記載
のシステム。 - 【請求項９】 デバイス固有非準拠ユーザ・アプリケーションからＯｂｊｅ
ｃｔ Ｌｉｎｋｉｎｇ ａｎｄ Ｅｍｂｅｄｄｉｎｇ （ＯＬＥ） ｆｏｒ Ｐ
ｒｏｃｅｓｓ Ｃｏｎｔｒｏｌ（ＯＰＣ）準拠データ・サーバを構成する方法で
あって、 汎用ＯＰＣ準拠インタフェース・オブジェクトを提供するステップと、 テンプレートを修正し、テンプレートをデバイス固有のインタフェース部分と組
み合わせて、前記デバイス固有非準拠ユーザ・アプリケーションを作成するステ
ップと、 前記デバイス固有非準拠ユーザ・アプリケーションを動的に前記汎用ＯＰＣ準
拠インタフェース・オブジェクトとリンクして前記ＯＰＣ準拠データ・サーバを
作成するステップであって、前記デバイス固有非準拠ユーザ・アプリケーション
が前記汎用ＯＰＣ準拠インタフェース・オブジェクトにアグレゲーションするス
テップを備えることを特徴とする方法。 - 【請求項１０】 さらにオブジェクトの複数の関連インスタンスを作成、管
理するクラス・ファクトリを提供するステップを特徴とする請求項９に記載の方
法。 - 【請求項１１】 さらにオブジェクトのインスタンスを作成し、前記オブジ
ェクトに関して大域的資源を管理するクラス・ファクトリを提供するステップを
特徴とする請求項９に記載の方法。 - 【請求項１２】 さらに前記汎用ＯＰＣ準拠インタフェース・オブジェクト
とキャッシュ・メモリを関連付けるステップを含み、前記汎用ＯＰＣ準拠インタ
フェース・オブジェクトが複数のＯＰＣクライアントからの要求に応えて前記キ
ャッシュ・メモリからアイテムを取り出すことを特徴とする請求項９に記載の方
法。 - 【請求項１３】 さらに前記汎用ＯＰＣ準拠インタフェース・オブジェクト
とキャッシュ・メモリを関連付けるステップを含み、前記汎用ＯＰＣ準拠インタ
フェース・オブジェクトが前記デバイス固有非準拠ユーザ・アプリケーションを
通じてデバイスからアイテムを取り出し、前記キャッシュ・メモリに前記アイテ
ムを格納することを特徴とする請求項９に記載の方法。 - 【請求項１４】 さらに前記クラス・ファクトリでオブジェクトを自己登録
するステップを含むことを特徴とする請求項１０に記載の方法。 - 【請求項１５】 前記汎用ＯＰＣ準拠インタフェース・オブジェクトがＣｏ
ｍｐｏｎｅｎｔ Ｏｂｊｅｃｔ Ｍｏｄｕｌｅ（ＣＯＭ）準拠であることを特徴
とする請求項９に記載の方法。 - 【請求項１６】 さらにアグレゲーションする側のＣＯＭオブジェクトによ
ってＣＯＭインタフェースを実装し、アグレゲーションされる側のＣＯＭオブジ
ェクトによってＣＯＭインタフェースを呼び出すステップを含むことを特徴とす
る請求項９に記載の方法。 - 【請求項１７】 リアルタイム・プロセス制御システムであって、 データを生成することができる少なくとも１つのデバイスと、 デバイス固有非準拠ユーザ・アプリケーションから前記データ用にプロセス制
御用ＯＬＥ（ＯＰＣ）準拠データ・サーバを構成するシステムであって、 汎用ＯＰＣ準拠インタフェース・オブジェクトと、 前記汎用ＯＰＣ準拠インタフェース・オブジェクトと関連するテンプレートで
あって、前記テンプレートは修正可能であってデバイス固有インタフェース部分
と組み合わせて前記デバイス固有非準拠ユーザ・アプリケーションを作成するこ
とができ、前記デバイス固有非準拠ユーザ・アプリケーションは前記汎用ＯＰＣ
準拠インタフェース・オブジェクトと動的にリンクしてアグレゲーションし、前
記ＯＰＣ準拠データ・サーバを作成することができるテンプレートと、 前記データについて前記ＯＰＣ準拠データ・サーバの要求を行う、前記ＯＰＣ
準拠データ・サーバに結合可能なクライアントと を備えるシステム。 - 【請求項１８】 前記システムがさらにオブジェクトの複数の関連インスタ
ンスを作成、管理するクラス・ファクトリを備えることを特徴とする請求項１７
に記載のシステム。 - 【請求項１９】 前記システムがさらに、オブジェクトのインスタンスを作
成し、前記オブジェクトに関して大域的資源を管理するクラス・ファクトリを備
えることを特徴とする請求項１７に記載のシステム。 - 【請求項２０】 前記システムがさらに前記汎用ＯＰＣ準拠インタフェース
・オブジェクトと関連するキャッシュ・メモリを備え、前記汎用ＯＰＣ準拠イン
タフェース・オブジェクトが複数のＯＰＣクライアントからの要求に応えて前記
キャッシュ・メモリからアイテムを取り出すことを特徴とする請求項１７に記載
のシステム。 - 【請求項２１】 前記システムがさらに前記汎用ＯＰＣ準拠インタフェース
・オブジェクトと関連するキャッシュ・メモリを備え、前記汎用ＯＰＣ準拠イン
タフェース・オブジェクトが前記デバイス固有非準拠ユーザ・アプリケーション
を通じてデバイスからアイテムを取り出し、前記キャッシュ・メモリに前記アイ
テムを格納することを特徴とする請求項１７に記載のシステム。 - 【請求項２２】 前記クラス・ファクトリが自己登録できることを特徴とす
る請求項１８に記載のシステム。 - 【請求項２３】 前記汎用ＯＰＣ準拠インタフェース・オブジェクトがＣＯ
Ｍ準拠であることを特徴とする請求項１７に記載のシステム。 - 【請求項２４】 さらにアグレゲーションする側のＣＯＭオブジェクトによ
ってインプリメントされ、アグレゲーションされる側のＣＯＭオブジェクトによ
って呼び出されるＣＯＭインタフェースを備えることを特徴とする請求項１７に
記載のシステム。
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US09/205,210 US6658491B1 (en) | 1998-12-04 | 1998-12-04 | System and method for constructing an ole process control compliant data server from a noncompliant user application |
| US09/205,210 | 1998-12-04 | ||
| PCT/US1999/025782 WO2000034863A2 (en) | 1998-12-04 | 1999-11-02 | System and method for constructing an ole process control compliant data server from a noncompliant user application |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002532776A true JP2002532776A (ja) | 2002-10-02 |
| JP2002532776A5 JP2002532776A5 (ja) | 2006-12-07 |
Family
ID=22761275
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000587256A Pending JP2002532776A (ja) | 1998-12-04 | 1999-11-02 | Ｏｌｅプロセス制御準拠データ・サーバを非準拠ユーザ・アプリケーションから構成するシステムと方法 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6658491B1 (ja) |
| EP (1) | EP1137990A2 (ja) |
| JP (1) | JP2002532776A (ja) |
| CA (1) | CA2353414C (ja) |
| WO (1) | WO2000034863A2 (ja) |
Families Citing this family (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6675193B1 (en) * | 1999-10-29 | 2004-01-06 | Invensys Software Systems | Method and system for remote control of a local system |
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