JP2002532463A - アミドポリビグアニドとその抗微生物剤への使用 - Google Patents

アミドポリビグアニドとその抗微生物剤への使用

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パーク、ジョーンサップ
マックイーン、ナザニエル、ディ
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アルコン ラボラトリーズ,インコーポレイテッド
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Abstract

(57)【要約】 アミドポリビグアニドおよびそれの医薬組成物の保存剤としての用途が開示されている。アミドポリビグアニドの合成方法も開示されている。アミドポリビグアニドは医薬組成物特に眼科用および耳科用医薬組成物およびコンタクトレンズ処理用組成物の保存に有効である。該化合物は特にコンタクトレンズ消毒に有効である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の背景) 本発明は有力な抗微生物活性を有しそしてヒト組織に対する毒性があったとし
てもほとんどない新規なポリマー性ビグアニド類(polymeric biguanides)に関す
る。ここに開示されるアミドポリビグアニドは多数の工業的用途を有するが、特
に、医薬組成物中の抗微生物性保存剤として有効である。本発明は特に、これら
化合物をコンタクトレンズの殺菌(disinfecting)のための組成物及び方法に及
び様々なタイプの眼科用および耳科用医薬組成物の保存用に使用することに関す
る。
【0002】 コンタクトレンズは通常の着用中に広汎な微生物に曝され、そして比較的急速
に汚れる。そのために、レンズを日常的に洗浄し消毒することが要求される。洗
浄および殺菌の頻度は様々なタイプのレンズおよびレンズの手入れ規則によって
いくらか異なるであろうが、通常は洗浄と殺菌を毎日必要とする。洗浄と殺菌を
怠ると、当然にレンズは着用したときの単なる心地悪さから深刻な眼の感染症に
至るまでの多数の問題に及ぶことがある。特に病毒性の微生物たとえばシュード
モナス・アエルギノーザ(Pseudomonas aeruginosa)によって引き起こされる眼の
感染症は治療しないで放置すると又は治療開始前に進行した段階に至ることを許
すと感染した目を失うまでになることがある。従って、患者は検眼士又は眼科医
によって処方された処方計画(regimen)に従って自分のコンタクトレンズを殺菌
することが極めて重要である。
【0003】 あいにく、患者は処方された処方計画に従うことをしばしば怠る。多くの患者
は生活規制が分かり難いこと及び/又は複雑であることから、そして結果として
処方計画の一つ以上の面には従わない。他の患者は処方計画によるマイナスの経
験たとえば殺菌剤に起因して目の不快感をもつであろう、そしてその結果として
自分のレンズを日常的に殺菌しないか、さもなければ処方された処方計画から逸
脱する。どちらの場合においても、眼の感染症の危険性がつのる。
【0004】 コンタクトレンズ殺菌システムの様々なタイプ、例えば、加熱、過酸化水素及
びその他の化学薬剤、の入手可能性にもかかわらず、1)使用するのに簡単であ
り、2)有力な抗微生物活性を有し、そして3)無毒性である(即ち、レンズ素
材に結合する結果として目に刺激を生じさせるということがない)改良されたシ
ステムが依然要求されている。有力な抗微生物活性を有する従来のコンタクトレ
ンズ洗浄剤はむしろ高い毒性も有している。従って、コンタクトレンズの殺菌お
よび眼科用組成物の保存の分野においては高い抗微生物活性と低い毒性をもつ安
全かつ有効な化学薬剤が特に要求されている。
【0005】 殺菌剤としてのポリマー性ビグアニド化合物の使用は周知である。商業的に入
手可能なポリビグアニドはシアノグアニジン基とアミノ基からそれぞれなる末端
基を有しているヘキサメチレンビグアニドポリマーである。広く使用されている
ポリビグアニドコスモシル(Cosmocil)CQ(ポリヘキサメチレンビグアニドまた
は「PHMB」)は強い抗微生物活性を有するが、むしろ高い毒性を有する。本
発明の主な目的はPHMBに匹敵する抗微生物活性を保持するがヒト組織に対し
てはPHMBよりも低毒性であるポリマー性ビグアニドを提供することである。
以下に説明するとおり、この目的はPHMBの末端アミノ基を独特に改質するこ
とによって達成された。
【0006】 本発明は上記の要求および目的を満足させることに関する。
【0007】 (発明の概要) 本発明は第一末端基にアミド部分を有し、第二末端基にシアノグアニジン部分
を有するポリビグアニドに関する。これら化合物はPHMBに匹敵する抗微生物
活性を有するが概してPHMBよりも低毒性である。本発明はまた、当該化合物
を含有するコンタクトレンズ殺菌用組成物に、および微生物汚染から組成物を守
るためにこの化合物を含有する様々な眼科用組成物(例えば、薬剤、人工涙、コ
ンフォートドロップ(comfort drops))又はその他タイプの医薬組成物に関する
【0008】 既知ポリビグアニドのアミノ部分がここに記載された置換基を含有するアミド
部分へと変更されたことで、良好な抗微生物活性と従来化合物よりも低減された
毒性を生じる。また、PHMBポリマーに対する特定置換基の付加はその物理化
学的および生化学的性質を変化させて毒性プロフィルがPHMBのそれより低い
のにPHMBの抗微生物活性をなお維持する化合物をもたらす。
【0009】 上記の通り、コスモシルCQは1個の末端アミノ基を含有する、広く使用され
ている市販のポリヘキサメチレンビグアニド(「PHMB」)殺菌剤である。P
HMBは強い抗微生物活性を有するが、むしろ高い毒性を有する。本発明の化合
物と従来のPHMBとの主な相違はPHMBの末端アミノ基を変更してアミド基
にしたことである。この変更はPHMBの性質より優れた性質を有する新規クラ
スの化合物の製造をもたらした。本発明はまた、毒性プロフィルがPHMBのも
のより低いのにPHMBの有力な抗微生物活性をなお維持する化合物を提供する
ようにその物理的、化学的、および生化学的性質を変更させる他の置換基を包含
させるためのPHMBポリマーの変更を伴う。
【0010】 (好ましい態様の説明) 本発明の化合物は第一末端基がアミド部分であり、第二末端基部分がシアノグ
アニジン部分であるポリビグアニドである。この化合物は下記式を有する: 式中、 nは1〜100の範囲の整数である; Xは飽和もしくは不飽和のアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルで置換
されているアルキル、アリール、又はアラルキルである、但し、X基が1〜40
個の炭素原子(C1〜C40)を含有しそして非置換であるか又はN、O、S、
P、B、F、Cl、BrもしくはIのいずれかの成員によって置換されているこ
とを条件とする;そして Rは飽和もしくは不飽和のアルキル(C1〜C50)、シクロアルキル(C3
〜C50)、シクロアルキルで置換されているアルキル、50〜10,000の
分子量(M.W.50〜10,000)を有するポリエチレンオキシド、50〜
10,000の分子量(M.W.50〜10,000)を有するポリプロピレン
オキシド、上記基のいずれかの組み合せ、非置換アラルキル、N、O、S、P、
B、F、Cl、BrもしくはIのいずれかの成員によって置換されているアラル
キル、非置換アリール、又はN、O、S、P、B、F、Cl、BrもしくはIの
いずれかの成員によって置換されているアリールである。
【0011】 式(I)の化合物におけるR置換基は場合によって、アミド、尿素又はその他
の共有結合官能基を包含する。
【0012】 ここに使用されるとき、用語「アルキル」は直鎖または枝分れ炭化水素基を包
含する。アルキル基はハロゲン、ヒドロキシルまたはアルコキシルのような他の
基によって置換されていてもよい。
【0013】 好ましい化合物は、nが4〜16であり、Xがアルキルまたはアラルキルであ
り、そしてRがポリエチレンオキシド(M.W.100〜2,000)又はポリ
エチレンオキシド(M.W.100〜2,000)アルキルエーテルである、も
のである。R基としてポリエチレンオキシドを使用することが、この置換基が特
にビグアニドの毒性を低下することに効果的であることが判明したので、好まし
い。下記の化合物は特に好ましい。
【0014】
【0015】 上記化合物2は最も好ましい。 本発明の化合物は下記のスキーム1によって調製される。
【0016】
【0017】 一般的には、本発明のアミドビグアニドは、ポリビグアニドの末端アミノ基を
所望の置換基Rを有するN−ヒドロキシスクシンイミドエステルと立体障害性の
塩基、好ましくはジイソプロピルエチルアミンの存在下、適切な溶媒、好ましく
はDMSO中で、周囲温度で8〜20時間反応させることによって合成される。
【0018】 Rがポリエチレンオキシドである場合の本発明の化合物は下記のスキーム2に
示されている方法によって製造されてもよい:
【0019】
【0020】 化合物5の合成 11.0g(0.02モル)のポリ(エチレングリコール)(ポリエチレンオ
キシド、PEO)MW550モノメチルエーテル(アルドリッチ(Aldrich)ロ
ット番号05022ET)と1.6g(0.02モル)のピリジンとの50mL
クロロホルム溶液を、N2雰囲気下で、3.09g(0.026モル)塩化チオ
ニルの75mLクロロホルム溶液に滴加した。添加後、反応混合物を連続攪拌下
で2.5時間加熱還流(70℃)した。有機層を3×50mLの塩化ナトリウム
と炭酸ナトリウムの水溶液で、次いで2×60mLの塩化ナトリウム水溶液で洗
浄し、乾燥(硫酸ナトリウムで)し、濾過し、そして真空中で濃縮して、11.
14g(0.0196モル、98.0%)の化合物5を得た。構造はNMRによ
って、末端ヒドロキシル基に隣接するメチレン(δ3.69,t,2H)から末
端クロロ基に隣接するメチレン(δ3.77,t,2H)への化学シフトの変化
を観察することによって確認された。
【0021】 化合物6の合成 2.85g(0.005モル)の化合物5と1.21g(0.0065モル)
カリウムフタルイミドを10mLのジメチルホルムアミド(DMF)の中で混合
し、そして連続攪拌しながら120℃に4時間加熱した。DMFを真空中で除去
し、そして残っている残留物を20mLクロロホルムの中に溶解し、濾過し、そ
して真空中で濃縮して3.4g(0.005モル、100%)の化合物6を生じ
た。構造はNMRで、芳香族フタルイミドピーク(δ7.70および7.85,
m,4H)の出現と、末端クロロ基に隣接するメチレン(δ3.77,t,2H
)から末端フタルイミド基に隣接するメチレン(δ3.90,t,2H)への化
学シフトの変化を観察することによって確認された。
【0022】 化合物7の合成 3.4g(0.005モル)の化合物6と5g(0.011モル)ヒドラジン
(水中35%w/w)を130mLメタノールの中に溶解し、そして一晩加熱還
流(80℃)した。この溶液は多量の沈殿を生じ、それを加熱後濾過した。残留
物を酢酸エチルの中に溶解し、そして一晩冷蔵してフタルヒドラジドの沈殿を誘
発させた。溶液を濾過し、そしてクロロホルム中に再溶解し、そして一晩冷蔵し
た。溶液を再び濾過し、そして真空中で濃縮して、2.08g(0.0038モ
ル、75.6%)の化合物7を生じた。構造はNMRによって、フタルイミドピ
ークの消滅と、末端第一アミン基に隣接するメチレン(δ2.86,t,2H)
の出現を観察することによって確認された。
【0023】 化合物8の合成 7.75g(0.014モル)の化合物7と1.75g(0.0175モル)
無水コハク酸と2.59g(0.02モル)N,N−ジイソプロピルエチルアミ
ンを100mLクロロホルムの中に溶解し、そして4時間加熱還流(70℃)し
た。反応混合物を次いで150mLに希釈し、そして3×50mLの塩化ナトリ
ウム水溶液および1規定HClで、次いで2×50mLの塩化ナトリウム水溶液
で洗浄した。次いで、溶液を乾燥(硫酸ナトリウムで)し、濾過し、そして真空
中で濃縮して7.11g(0.011モル、78.2%)の化合物8を生じた。
構造はNMRによって、スクシニルメチレン基(δ2.55および2.65,m
,4H)の出現と、アミンに隣接するメチレン(δ2.86,t,2H)からア
ミドに隣接するメチレン(δ3.44,t,2H)への化学シフトの変化を観察
することによって確認された。
【0024】 化合物4の合成 2.85g(0.0044モル)化合物8と0.51g(0.0044モル)
N−ヒドロキシスクシンイミドを40mLテトラヒドロフランの中に溶解し、そ
して20分間攪拌した。次いで、0.91g(0.0044モル)1,3−ジシ
クロヘキシルカルボジイミド(DCC)を加え、そして反応混合物を一晩攪拌し
た。8滴の氷酢酸を加えて残存DDCをDCU(ジシクロヘキシルウレア)に転
化した。これはIRによってジイミドピーク(2100cm-1)の消滅を観察す
ることにより監視された。次いで、混合物を真空中で濃縮し、酢酸エチル(40
mL)の中に溶解し、そして冷蔵してDCUの結晶化を誘発させた。次いで、溶
液を濾過し、そして真空中で濃縮して3.28g(0.0044モル、100%
)のPEOMW550スクシンイミジルスクシンアミドメチルエーテルを生じた
。生成物はNMRで、N−ヒドロキシスクシンイミドメチレン基(δ2.84,
s,4H)の出現と、スクシニルメチレン基(δ2.55および2.65,m,
4H)からスクシンイミジルスクシンアミドメチレン基(δ2.99および2.
61,t,4H)への化学シフトの変化を観察することによって確認された。
【0025】 本発明の化合物は上記の通り強い抗微生物活性を示し、それは未改質ポリヘキ
サメチレンビグアニド(「PHMB」)に類似しているが、未改質PHMBより
も有意に低い毒性を示す。
【0026】 ここに論じられた化合物は個別に又は他の殺菌剤もしくは保存剤との組み合せ
で使用することができる。各化合物の量は使用目的、たとえば、コンタクトレン
ズの殺菌や製剤製品の保存、および他の抗微生物剤の存否に依存するであろう。
上記目的のために必要であると決定された濃度は「殺菌に有効な量」および「保
存に有効な量」または「殺抗微生物上有効量」またはそれらのバリエーションと
して機能的に記載することができる。殺菌用に使用される濃度は一般的には組成
物の全重量を基準にして重量で約0.00001〜約0.01%(「重量%」)
の範囲にあるであろう。保存用に使用される濃度は一般的には約0.00001
〜約0.001重量%の範囲にあるであろう。
【0027】 本発明の組成物は水性または非水性であってもよいが、一般的には水性であろ
う。当業者に認識されるであろうように、組成物は広く様々な成分たとえば等張
化剤(tonicity agent)(たとえば、塩化ナトリウムまたはマンニトール)、界面
活性剤(たとえば、ポリビニルピロリドンおよびポリオキシエチレン/ポリオキ
シプロピレン共重合体)、粘度調節剤(たとえば、ヒドロキシプロピルメチルセ
ルロースおよび他のセルロース誘導体)および緩衝剤(たとえば、硼酸塩、クエ
ン酸塩、リン酸塩、および炭酸塩)を含有してもよい。かかる薬剤の存在下での
本発明化合物のその抗微生物活性を維持する能力は本発明の有意な利点である。
【0028】 本発明の医薬組成物は組成物で治療されるべきヒト組織(たとえば、眼または
耳の組織)または処理されるべきコンタクトレンズと適合性であるように処方さ
れるであろう。これら基本的要件を満足する処方物はここでは、本発明の化合物
用の「製剤上許容されるビヒクル」、または眼もしくはコンタクトレンズを処置
するための組成物の場合には「眼に許容されるビヒクル」と称している。
【0029】 当業者によって認識されるであろうように、眼に直接適用されることを意図さ
れた眼科用組成物は眼に適合性であるpHと張度を有するように処方されるであ
ろう。これは組成物のpHを生理的pH(すなわち、7.4)に又はその近くに
維持させる緩衝剤を通常必要とするであろう、そして組成物の重量オスモル濃度
を水1kg当り280〜320ミリオスモル(「mOsm/kg」)又はその近
くのレベルにもっていく等張化剤を必要とするであろう。コンタクトレンズを殺
菌および/または洗浄するための組成物の処方は同様の考察ばかりでなく、コン
タクトレンズ素材への組成物の物理的影響およびレンズによる組成物の成分の結
合または吸収の可能性に関する考察を包含するであろう。
【0030】 本発明のコンタクトレンズ殺菌用組成物は好ましくは水溶液として処方される
であろうが、非水性溶液として、および、懸濁物、ゲルなどとして処方されても
よい。組成物は上記のように様々な等張化剤、界面活性剤、粘度調節剤、および
緩衝剤を含有してもよい。
【0031】 上記組成物はコンタクトレンズを殺菌するのに当業者に知られたプロセスに従
って使用されてもよい。より詳しくは、レンズはまず患者の目から取り外され、
それから、組成物の中にレンズ殺菌に十分な時間浸漬されるであろう。この浸漬
は代表的にはレンズを溶液の中に一晩(すなわち、約6〜8時間)浸漬して置く
ことによって遂行されるであろう。それから、レンズはすすぎ洗いされ、そして
目に入れられるであろう。消毒用組成物の中に浸漬する前に、レンズは好ましく
は洗浄とすすぎ洗いもされるであろう。
【0032】 本発明の組成物および方法は一般に[ハード]として分類されるレンズと一般
に「ソフト」として分類されるレンズの両方を含めた様々なタイプのコンタクト
レンズと組み合せて使用されてもよい。
【0033】 本発明の化合物はまた、様々なタイプの医薬組成物の中に組成物の微生物汚染
を防ぐための保存剤として含有されてもよい。本発明の化合物によって保存され
てもよい組成物のタイプには、眼科用医薬組成物、たとえば、緑内障、感染症、
アレルギー又は炎症の治療に使用される局所用組成物;耳科用医薬組成物、例え
ば、炎症や感染症の治療のために耳に点滴される局所用組成物;コンタクトレン
ズを処理するための組成物、たとえば、殺菌液、クリーニング製品、およびコン
タクトレンズ着用患者のレンズの着け心地を向上させる製品;その他タイプの眼
科用組成物、たとえば、レンズ接眼を滑らかにする製品、人工涙、収斂剤など;
皮膚用組成物、たとえば、抗炎症剤組成物、そればかりでなく、シャンプーやそ
の他化粧品組成物;および、その他の様々なタイプの製剤組成物が含まれる。本
発明は本発明化合物を保存剤として利用してもよい医薬組成物のタイプに関して
は制限されない。
【0034】 以下に実施例を呈示して本発明の様々な局面をさらに説明する。
【0035】 実施例1 上記に化合物番号2として同定されている本発明の好ましいアミドビグアニド
は次のように製造されてもよい: 20%w/w水溶液の冷凍乾燥によって得られた固体コスモシル(Cosmocil)CQ
(ポリヘキサメチレンビグアニド、平均5.5の反復単位数)0.50g(0.
35ミリモル)と、ジイソプロピルエチルアミン0.09g(0.70ミリモル
)をアルゴン雰囲気下で2.5mLのジメチルスルホキシド(DMSO)の中に
溶解し室温で30分攪拌した。次いで0.39g(0.53ミリモル)のPEO
MW550スクシンイミジルスクシンアミドモノメチルエーテル(化合物4)を
加え、そして反応混合物を一晩攪拌した。DMSOを真空中で除去し、そして残
っている残留物をメタノール(1.0mL)の中に溶解し、HClで酸性にし、
そしてアセトン(40mL)で沈殿させた。アセトンをデカントし、そして沈殿
物を1mLの水の中に溶解しそしてアセトン(40mL)で沈殿させた。それか
ら、沈殿物を水(5mL)の中に溶解し、そして真空中で濃縮して全ての残留ア
セトンを除去した。それから、沈殿物を5mLの水の中に溶解し、そして凍結乾
燥して0.39gの化合物2(ビグアニド反復単位数12)を得た。NMRと元
素分析によって構造を確認した。反復単位の数はNMRによって、ビグアニドに
隣接するメチレン基とポリエチレンオキシドメチレン基の積分ピークの比較によ
って決定された。元素分析はこの決定を確認するのを助けた。
【0036】
【0037】 実施例2 上記に化合物番号1として同定されている本発明のアミドビグアニドは次のよ
うに製造されてもよい: 0.50g(0.35ミリモル)固体コスモシルCQと0.18gN,N−ジ
イソプロピルエチルアミンを3.5mLのDMSOの中に溶解し、45分攪拌し
た。次いで、0.14gの、ミリスチン酸のN−ヒドロキシスクシンイミドエス
テル(ミリスチン酸とN−ヒドロキシスクシンイミドをDCCの存在下でカップ
リングすることにより合成された)を加え、そして反応混合物を一晩攪拌した。
次いで、それをアセトン(50mL)で沈殿させた。アセトンをデカントし、そ
して沈殿物を2mLの水に溶解しそしてアセトン(40mL)で沈殿させ、そし
てアセトンをデカントした。この水に溶解しアセトンで沈殿させてアセトン層を
デカントするプロセスを更に2回繰り返した。次いで、沈殿物を水5mLの中に
溶解し、そして真空中で濃縮して残留アセトンを除去した。それから、沈殿物を
水(5mL)の中に再溶解し、そして凍結乾燥して0.28g(0.079ミリ
モル、45%)の化合物1(ビグアニド単位数14)を生じた。NMRと元素分
析によって構造を確認した。分子量はNMRによって、ビグアニドに隣接するメ
チレン基とアルキル鎖置換基上の末端メチル基に相当する積分ピークを比較する
ことによって決定された。これは元素分析よって確認された。
【0038】
【0039】 実施例3 上記に化合物番号3として同定されている本発明のアミドビグアニドは次のよ
うに製造されてもよい: 0.50g(0.00035モル)固体コスモシルCQと、0.18g(0.
0014モル)ジイソプロピルエチルアミンを、2.5mLのDMSOの中に溶
解し、そして45分攪拌した。次いで、酢酸のN−ヒドロキシスクシンイミドエ
ステル0.07g(0.00045モル)を加え、そして反応混合物を一晩攪拌
した。それから、混合物をアセトンで沈殿させ、そしてアセトン層をデカントし
た。それから、沈殿物を1mLの水に溶解しアセトンで沈殿さそしてアセトンを
デカントするプロセスを3回繰り返した。次いで、沈殿物を水に溶解し、真空中
で濃縮し、水に再溶解し、そして凍結乾燥して0.14g(0.000049モ
ル、25%)の化合物3(ビグアニド単位数12)を生じた。NMRと元素分析
によって構造を確認した。反復単位の数はNMRによって末端メチル基とビグア
ニドに隣接するメチレン基の積分ピークを比較することによって決定された。
【0040】
【0041】 実施例4 更に本発明の組成物特にコンタクトレンズの消毒に利用される組成物を例証す
るために下記処方物が提供されている: 成分 量(重量%) 化合物 0.00001〜0.01 ホウ酸 0.58 ホウ酸ナトリウム 0.18 塩化ナトリウム 0.49 エデト酸二ナトリウム 0.05 NaOH/HCl pH7.0にする量
【0042】 この処方物において、用語「化合物」は本発明の化合物特に上記式(I)のも
ののいずれかを称する。
【0043】 実施例5 本発明の化合物の抗微生物活性は下記の表に提供された微生物学的データによ
って証明されている。本発明の3つの化合物(すなわち、化合物1、化合物2お
よび化合物3)を0.0005重量%の濃度で試験した。化合物のためのビヒク
ルとして水または実施例4の処方物どちらかを使用して化合物を試験した(下記
表中では実施例4の処方物は「FID84509」と称されている)。表の後に
試験手順の説明が与えられている。
【0044】
【0045】 細菌セラチア・マルケセンス(Serratia marcescens)ATCC13880及び
黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)ATCC6538は大豆カゼイン消化
物寒天(soybean casein digest agar)(SCDA)斜面の上で培養した。酵母カ
ンジダ・アルビカンス(Candida albicans)ATCC10231はサブローぶどう
糖寒天(Sabourand Dextrose Agar)斜面の上で培養した。これら微生物の表面増
殖をポリソルベート(Polysorbate)80を含有する燐酸緩衝食塩水で採取した。
これら微生物懸濁液を分光測光法で約1.0×108コロニー形成単位(colony f
orming units)/mL(CFU/mL)の濃度に調節した。
【0046】 試験化合物は選ばれたビヒクル中で目標濃度で調製された。10mLの試験溶
液に0.1mLの特定微生物懸濁液を接種したので試験溶液は約1.0×106
CFU/mLを含有した。試験管を完全に混合させ、試験中室温に保った。
【0047】 試験溶液接種から6時間後と24時間後に、各試験サンプルから各挑戦微生物
につき1.0mLのアリコートを、9.0mLのデイ・エングレイ中和性ブロス
(Dey Engley Neutralizing Broth)ブランクに移した。サンプルを中和性ブラン
クの中に連続的に希釈し、そして中和剤含有SCDAをもった適切な希釈物から
混釈平板(pour plate)をつくった。混釈平板を48〜72時間温置し、そして離
散コロニー形成単位として見える生存の数を、標準の微生物学的方法に従って測
定した。
【0048】 本発明は或る好ましい態様を引用して記載されてきたけれども、本発明の思想
または本質から逸脱することなくその他の特定形態またはそのバリエーションで
具現化されてもよいということが理解されるべきである。従って。上に記載され
ている態様は全ての点で例証であって限定ではないと解され、本発明の範囲は上
記記載よりも特許請求の範囲によって表わされる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 31/02 A61P 31/02 C08G 73/02 C08G 73/02 Fターム(参考) 4C058 AA09 AA15 AA22 AA28 BB07 DD07 JJ08 JJ21 4C206 AA01 AA02 HA11 MA01 MA04 MA76 MA78 ZA33 ZA34 ZA90 ZB35 4H006 AA01 AA03 AB29 4J043 PA01 PB07 PB21 PC16 RA08 YB08 ZA60 ZB41

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一末端基がアミド部分であり且つ第二末端基がシアノグア
    ニジン部分であるアミドポリビグアニドを含む化合物。
  2. 【請求項2】 式 [式中、 nは1〜100の範囲の整数である; Xは飽和もしくは不飽和のアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルで置換
    されているアルキル、アリール、又はアラルキルである、但し、X基が1〜40
    個の炭素原子(C1〜C40)を含有しそして非置換であるか又はN、O、S、
    P、B、F、Cl、BrもしくはIのいずれかの成員によって置換されているこ
    とを条件とする;そして Rは飽和もしくは不飽和のアルキル(C1〜C50)、シクロアルキル(C3
    〜C50)、シクロアルキルで置換されているアルキル、50〜10,000の
    分子量を有するポリエチレンオキシド、50〜10,000の分子量を有するポ
    リプロピレンオキシド、上記基のいずれかの組み合せ、非置換アラルキル、N、
    O、S、P、B、F、Cl、BrもしくはIのいずれかの成員によって置換され
    ているアラルキル、非置換アリール、又はN、O、S、P、B、F、Cl、Br
    もしくはIのいずれかの成員によって置換されているアリールであり、場合によ
    って一つ又はそれ以上のアミド、尿素又はその他の共有結合官能基を包含してい
    る] の化合物。
  3. 【請求項3】 Rがポリエチレンオキシドであり、分子量が50〜10,0
    00である、請求項2の化合物。
  4. 【請求項4】 殺微生物上有効量の請求項2の化合物を含む医薬組成物。
  5. 【請求項5】 コンタクトレンズを殺菌するのに有効な量の、式 [式中、 nは1〜100の範囲の整数である; Xは飽和もしくは不飽和のアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルで置換
    されているアルキル、アリール、又はアラルキルである、但し、X基が1〜40
    個の炭素原子(C1〜C40)を含有しそして非置換であるか又はN、O、S、
    P、B、F、Cl、BrもしくはIのいずれかの成員によって置換されているこ
    とを条件とする;そして Rは飽和もしくは不飽和のアルキル(C1〜C50)、シクロアルキル(C3
    〜C50)、シクロアルキルで置換されているアルキル、50〜10,000の
    分子量(M.W.50〜10,000)を有するポリエチレンオキシド、50〜
    10,000の分子量(M.W.50〜10,000)を有するポリプロピレン
    オキシド、上記基のいずれかの組み合せ、非置換アラルキル、N、O、S、P、
    B、F、Cl、BrもしくはIのいずれかの成員によって置換されているアラル
    キル、非置換アリール、又はN、O、S、P、B、F、Cl、BrもしくはIの
    いずれかの成員によって置換されているアリールであり、場合によって一つ又は
    それ以上のアミド、尿素又はその他の共有結合官能基を包含している] の化合物と、 前記化合物のための、眼に許容されるビヒクルと、 を含む、コンタクトレンズを消毒するための眼科用組成物。
  6. 【請求項6】 コンタクトレンズを請求項5の組成物の中にレンズを殺菌す
    るのに十分な時間浸漬することを含むコンタクトレンズ殺菌方法。
  7. 【請求項7】 医薬組成物の中に保存上有効量の、式 [式中、 nは1〜100の範囲の整数である; Xは飽和もしくは不飽和のアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルで置換
    されているアルキル、アリール、又はアラルキルである、但し、X基が1〜40
    個の炭素原子(C1〜C40)を含有しそして非置換であるか又はN、O、S、
    P、B、F、Cl、BrもしくはIのいずれかの成員によって置換されているこ
    とを条件とする;そして Rは飽和もしくは不飽和のアルキル(C1〜C50)、シクロアルキル(C3
    〜C50)、シクロアルキルで置換されているアルキル、50〜10,000の
    分子量(M.W.50〜10,000)を有するポリエチレンオキシド、50〜
    10,000の分子量(M.W.50〜10,000)を有するポリプロピレン
    オキシド、上記基のいずれかの組み合せ、非置換アラルキル、N、O、S、P、
    B、F、Cl、BrもしくはIのいずれかの成員によって置換されているアラル
    キル、非置換アリール、又はN、O、S、P、B、F、Cl、BrもしくはIの
    いずれかの成員によって置換されているアリールであり、場合によって一つ又は
    それ以上のアミド、尿素又はその他の共有結合官能基を包含している] の化合物を包含させることを含む、医薬組成物を微生物汚染から守る方法。
  8. 【請求項8】 組成物が眼科用医薬組成物である、請求項7の方法。
  9. 【請求項9】 組成物が耳科用医薬組成物である、請求項7の方法。
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