JP2002531158A - 手術用固定および開創装置 - Google Patents

手術用固定および開創装置

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JP2002531158A
JP2002531158A JP2000584813A JP2000584813A JP2002531158A JP 2002531158 A JP2002531158 A JP 2002531158A JP 2000584813 A JP2000584813 A JP 2000584813A JP 2000584813 A JP2000584813 A JP 2000584813A JP 2002531158 A JP2002531158 A JP 2002531158A
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ベル、マイケル、エス.、ジ−.
リー、レオナルド、ジー
オマリー、マイケル、ティ
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カニカ デザイン インコーポレイテッド
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Abstract

(57)【要約】 運動可能な固定および開創要素あるいは例えば手術用掛け布のようなその他の手術室の装置を位置決めするよう遮蔽された磁石要素が取り付けられるテーブル状の強磁性ベース要素を利用した固定および開創装置である。希土磁石を使用することによって本固定および開創装置を殆ど無限数の形態において迅速に、容易に、かつしっかりと取り付けることが出来るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (1、発明の分野) 本発明は、例えば肉、骨、足、脚、腕、手、指、手術用固定および開創装置、
手術用掛け布およびその他の外科用装置を含む、手術中の各種の解剖学的および
その他の構造体を固定する、すなわち動かないようにしたり、開創させるシステ
ムと方法とに関する。
【0002】 (2、従来の技術) 多くの新しい技術による要素がそれらの本来の分野から医学の分野に移転され
てきたが、手術が依然としてこれらの器具を使用する個々の外科医の技量に大き
く依存してはいるものの、この移転は基礎的な外科用器具の分野においては一般
的に行われていない。医療器具における最近の研究や開発活動は高価な処理セッ
ト、診断器具、および人命維持装置により集中してきた。その結果、従来の外科
用固定および開創装置の変化は緩慢で、多数の欠点を蒙ってきた。
【0003】 (a)開創装置 手術用開創装置は医者が切開領域を開放状態に保つことができるようにするた
めに使用されている。典型的には開創装置は手持ちされるか、あるいは固定され
た支持組立体に装着される。肢や指を抑制することが医者に対して特に難題を与
える。人手による手術は外科医に柔軟性と安定性とを提供する開創装置を必要と
する。例えば、外科医は手あるいは指の切開領域の周りで開創装置を調整してい
る間手首や前腕を安定にしたいと願うことがありうる。固定装置への変更を要す
る手術手順の過程の間に重要な決定がなされることがよくある。
【0004】 伝統的な開創装置は典型的には諸要素間のしっかりとした接続を提供するため
に機械的な固定具を利用している。開創装置を位置させ直しするには開創力ある
いは安定化力を変更するために追加の装置を必要としうる。また、殺菌前記装置
を組み立てたり、あるいは分解するために追加の工具も必要とされる。手術室に
おいて無菌環境を損なうことなく装置を追加したり、変えることは困難なのでこ
のことは問題を提起する。その結果、手術施設に追加の殺菌装置を導入している
間に手術の手順が遅れる可能性がある。
【0005】 ((b)固定装置) 手術に関連して、例えば手術器具、掛け布、患者の人体組織の一部のような構
造の位置を固定する各種の必要性が発生するが、その構造のあるものは選択され
た位置の位置し直しや、あるいは保持に対して「抵抗」する。これらの必要性は従
来は例えば接着テープの使用によるような接着剤により、そして例えばクランプ
や開創装置のような機械的に接続、あるいは取付ける装置の使用することによっ
て対処されている。
【0006】 既存の固定装置の別の問題となる欠点はねじすなわち増分調整器に対する信頼
性である。ねじを切った調整器は中間の処置手順における調整が遅すぎることが
よくある。増分調整器はより速いが、デテント位置における開創が少なすぎたり
、多すぎたりすることがよくある。
【0007】 外科技術における進歩は手術の過程で外科医が操作しうる固定および開創装置
に対する需要を創出した。このことは手術の間切開箇所を明瞭に、かつ色々な見
方(可視化)を提供する上で必要であることが多い。伝統的な装置や手法では手
術の間開創を提供しかつ調整するために助手の存在を必要とした。その結果、外
科医と助手との間の口頭での連絡ミスによって手術手順の上でエラーが発生する
可能性がある。このように、外科医が装置を操作することが望ましく、かつそれ
も片手で行うことができることが好ましい。
【0008】 (c)掛け布 手術用掛け布は手術の間患者を覆い、手術箇所の周りで無菌環境を維持する。
伝統的な掛け布はベッドのシーツと類似の綿とポリステルとの混紡織布から構成
されている。このようは伝統的な織布の使用者は流体透過性が劣悪で、事実上流
体を封じ込みがないという問題に直面する。
【0009】 伝統的な掛け布固定装置においては、ピンサ(毛抜き)スタイルのタオルクリ
ップが手術用掛け布を掴持し、接着テープによって患者あるいは手術室の構造物
に固定されている。伝統的な固定装置を使用して手術手順の間手術用掛け布で患
者を覆うために、使用者は掛け布を患者の上に置く必要がある。一旦適所に位置
すると、使用者はタオルクリップのピンサにより掛け布の一部を止める。ピンサ
は先端が尖っており、使用者は掛け布に孔を開かないように留意することを要す
る。掛け布を掴んだ後、使用者はタオルクリップを、例えば手術台のような面に
固定する必要がある。典型的には、接着テープがタオルクリップのループを通し
て位置され、その面に固定される。ある状況においては、掛け布は確実に安全な
保護を提供するよう患者にクリップ留めあるいは縫合する必要がある。
【0010】 ゴアテックス(GoretexTM)織布を使用した、ダブリュー.エル.ゴア(W.
L.Gore)によって紹介されたものを含む新規な掛け布織布が開発された。
手術手順の間ゴアテックス掛け布を使用することによって例えば湿気に対する保
護のようなアウトドア衣料において見出される利点を提供する。しかしながら、
ゴアテックス掛け布の使用に関わる新たな問題がある。ピンサスタイルのタオル
クリップを使用する結果生じる掛け布における孔が膜の望ましい特性を損なう。
また、そのような掛け布材を縫合によって穿孔することも望ましくない。
【0011】 これらの問題に対応して、掛け布クリップの新たな開発は掛け布材料を支持す
るために大きな鈍い面を備えたロック用止血かん子を有している。更に、掛け布
を固定するために両面テープが利用可能である。しかしながら、両面接着テープ
は特に、掛け布を皮膚に取り付ける場合掛け布を効果的に接着させる能力が欠如
している。この問題は接着性を向上させるために患者をごしごし洗うような若干
極端な手順を必要とする。このように、現在の固定方法は非効率的で、かつ不安
定であり、手術用掛け布をそれを穿孔することなく皮膚の面に固定する方法と装
置とに対する要求が存在している。
【0012】 単に例示であるが前述した必要性や問題は手術手順に先立って、あるいはその
間に当該装置を効率的に、無菌状態で、比較的楽に調整可能としながら、一方安
定性を提供する手術用固定および開創装置に対するよう要求があることを示して
いる。
【0013】 (発明の要約) 本装置は、可動の固定および開創要素あるいは例えば手術用掛け布のような手
術室用装置を位置決めするために遮蔽された磁気要素が取り付けられるテーブル
状の強磁性で、典型的には金属であるベース要素を利用している。強磁性材料は
磁束線を導き、従って磁石に誘引されたり、誘引する。小型で強力な希土磁石を
使用することによって、当該装置が、殆ど無限数の形態で迅速に、容易に、かつ
しっかりと取り付け可能とする。磁石含有要素の数種の形態が解剖学的構造およ
びその他の構造に直接接触したり、弾性の金属製の固定および開創要素に取り付
けるように構成される。磁石含有要素の多くはチェスの駒と似ており、ベース要
素として作用する金属プレートに該要素を取り付ける磁石の面に対して直角の長
手方向軸線の周りで対称形である。その結果、ベースプレート上の位置のみが問
題であって、一方ベースプレートおよびその他の要素に対する回転位置は問題で
はない。このため、回転位置は一般に制御する必要がないので使用中諸要素の組
立や調整を簡素化する。そのような回転体の形態の固定要素は容易に製作され、
また入手しやすいディスク状の希土磁石と共に使用するよう良く適合される。こ
れらの形状もまた、多数の強磁性の要素や繊細な計器が存在しうる手術室の環境
において重要な磁束管理をし易くする。
【0014】 本発明の実施例の詳細説明および添付図面のあるものにおいて示しているよう
に、本発明は人間の手の手術に対して容易に使用可能である。また、該当する人
間および動物の解剖の要件に適合する要素のスケールを適当に調整して各種のそ
の他の人間および動物の手術においても使用可能である。
【0015】 本装置はまた、手術用掛け布の固定にも使用可能である。手術用掛け布固定の
一実施例は、1個の磁石含有構造体を接着テープで皮膚の面に取り付け、掛け布
を磁石含有構造体と該磁石含有構造体によって誘引される第2の磁石またはその
他の要素の間で捕捉することによって手術用掛け布を皮膚の面に固定するために
金属カップと固定テープとを使用している。前記金属カップは固定テープに結合
するための縁を含み、第2の側は磁石の1個を受け入れるくぼみを有している。
両面接着テープはカップを皮膚の面あるいはその他の面に接着する。この実施例
は必要に応じて掛け布の位置を調整する融通性を提供しながら、一方医者が手術
用掛け布を固定装置および開創装置の殺菌された要素に固定できるようにする。
本発明により手術用掛け布を固定することにより患者を手術の間流体あるいはそ
の他の汚物から保護する。
【0016】 本発明による固定装置および開創装置は準備およびセットアップ時間を低減し
、優れた制御性と可視性とを提供し、その結果手術時間を顕著に短縮する。本装
置は強力な永久希土磁石を使用することにより外科医と助手との間の連絡ミスに
よるエラーを最小にする新規なレベルの直接制御性を提供する。力を加えること
が可能で、磁気成分を使用して手術の間対象物が調整可能に位置決め可能であり
、そのため広範囲の適用と要素の相互作動性とを可能とする。
【0017】 医療用に希土磁石を使用することは偉大な試みである。磁石はパワー損失なし
にオートクレーブの温度と激しい洗浄装置に耐える必要がある。希土磁石は鉄分
を含有しており、耐食保護が必要である。通常の磁石メッキでは繰り返し洗浄サ
イクルに耐えられず、カプセルに入れると磁性性能を劣化させる。同時に、磁束
磁界を制御しながら、双極パワーを捕捉するような要領で磁気強度を利用する必
要がある。温度、洗浄、腐食、および磁束管理の問題は155℃(300°F)
までは影響されない磁性合金を利用し、磁石を機密シールするステンレス鋼容器
を形成し、磁石を完全に遮断することによって解決可能である。同時に、本装置
の固定要素はそれらの磁気強度を単一の面に集中させ、磁界を同時に制御しなが
ら、磁石の最大パワーを利用するよう設計されている。
【0018】 非遮蔽磁石は一連の磁束線の極放射ループから構成された自然の磁界を表示す
る。非遮蔽状態において、磁石はそれらの北および南極において均等に誘引する
。一旦金属平面において設定されると、そのような非遮蔽磁石は金属平面に対す
る固定力並びに磁束軌道損失の減少により自然状態から増幅される非遮断極から
放出される誘引力との双方を提供する。手術環境において、放出磁束は全ての強
磁石材料全てを誘引するが、これは望ましくはありえない。従って、磁束管理は
本装置の重要な特徴でありうる。各種の強磁性要素が多くの手術手順の間使用さ
れるので、諸要素とベースプレートとの間には極めて高度の誘引力があり、上方
向の誘引力が最小化されることが重要である。
【0019】 遮蔽された磁石は磁気誘引力を最適利用可能とし、磁束の望ましくない放出を
最小にする。例えば、ディスク状磁石はディスクの各側において均等の磁界を有
している。ディスク磁石が強磁性カップに位置されると、カップは空隙を排除す
る(空気は磁界の劣悪な導体である)ことによりカップの口において固定力を倍
加し、磁石の双方の極がプレートの面に掴持するように持ってくる。二次的な効
果は放出された磁束を顕著に低減することである。強磁性固定具において保持さ
れた磁石は裸の磁石に亘って磁界の力を通して固定力を増加させ、一方磁気遮蔽
が閉鎖した磁気ループを介して提供される。
【0020】 オートクレーブの磁石は例えばソマリウムコバルト(SmCo)タイプのような、
あるいはオートクレーブのそれのように高温で強制力を保持するようネオディミ
ウム、鉄、およぼホウ素を含む形成物のような希土磁石を含む。当該適用に対し
て適当な磁気特性を提供し、かつ殺菌可能であるその他の磁石もまた使用可能で
ある。更に、コンピュータ制御のレーザ溶接により磁石を機密シールし、磁性回
路の性能を顕著に劣化させることなく腐食を阻止する薄肉厚のステンレス鋼の容
器を形成できるようにする。
【0021】 この外科用装置の一利点は抑制のない運動であり、要素の位置決めを容易にす
る。磁気固定具は手術台のどこにでも掛止可能であり、しかも位置決め直し、あ
るいは微細なテンション制御に対して2本の指が必要とされるのみである。磁気
誘引力および手術台上での摩擦はバランスがとられ、直感的に触知できる保持装
置を形成する。
【0022】 外科医は手術手順を通して各運動あるいは指令に追従する熟練した助手の着実
な手を頼りにすることが多い。本装置は固定および開創を制御することにより手
助けとなる手に対する外科医の依存性を低減する。諸要素は1本あるいは2本の
指によってセットし、解放し、操作できることが多い。本装置に対する利点は多
くの場合に外科医が助勢なしに手術手順を実行し、ある手順は標準的な手術室で
はなく局所的な麻酔の下での医療環境において実行できるようにすることである
【0023】 外科医によって行われる開創は本装置によって正確に保持される。手作業によ
る手術の実施例において、本装置は約800グラムまでの静的あるいは動的な力
を提供する。360度の半径方向の開創とスリムな開創形状とが手術箇所での可
視性を向上させる。すべての要素は相互に嵌るか、あるいは滑るので、外科医は
手術を通して必要に応じて固定および開創方法を創出し、展開させることが出来
るようにする。磁石を使用することによって純粋の機械的装置では得られない特
性を提供する。内臓しているが強力である組み込み磁界を使用することにより要
素を動かし、緊張状態に留まらせる能力が純粋に機械的な装置に対して一般的で
あるロックあるいはラッチ機構の使用を排除する。本装置は高速であるのみなら
ず、かなり広い繊細な調整範囲を提供する。本装置は磁束磁界を効果的に包囲し
ながら固定特性を最大化した構成により要素の基部に組み込んだ強力な希土磁石
を使用している。
【0024】 この固定および開創装置は手術手順に先立って、あるいはその間に当該装置の
効率的で無菌の調整を可能にしながら、手術の間構造体を安定化する。本装置は
限定的でないが、手、肢、指、頭蓋−顔の手術、および動物の手術を含む各種タ
イプの手術手順の間に使用しうる。
【0025】 一実施例において、本発明は手術時の固定に磁石を使用する装置である。本実
施例の一形態において、磁石は固定要素の一部を形成し、該固定要素はまた非磁
性ハウジングおよび強磁性カップを含みうる。本実施例の別の形態は磁石および
該磁石が取り付けられる強磁性のベースプレートとを含有する固定要素を含む。
更に別の形態において、固定要素は磁石と、該磁石用のハウジングと、該ハウジ
ングに取り付けられたクリート(止め具)とを含む。
【0026】 本発明の別の実施例は磁石を含む装置であって、手術の間所望の位置に構造体
を位置決め直し可能に固定する装置である。本実施例の一形態は固定要素と、結
合要素と、シリコンゴムのチューブと、強磁性ベースプレートとを含みうる。
【0027】 本発明の更に別の実施例は磁石を解剖学的部材に結合し、磁石を強磁性ベース
プレートに取り付ける方法であって、手術の間解剖学的部材を安定化あるいは開
創する方法である。
【0028】 従って、本発明の一特徴は磁気要素を使用した外科用固定および開創装置であ
る。
【0029】 本発明の別の特徴は手術箇所の良好な可視性を可能とする固定および開創装置
である。
【0030】 本発明の別の特徴はしっかりとした接続を提供し、本装置の一部であり、その
他の全ての装置の要素と相合性である要素を有する固定および開創装置である。
【0031】 本発明の更に別の特徴は容易に殺菌できるよう、あるいは使い捨てのために分
解可能な本装置の要素である。更に、前記要素は激しい殺菌方法の実行の間でも
劣化しない。
【0032】 本発明の別の特徴は多数に平面における支持体である。本発明の装置は広範囲
の開創あるいは安定化力を提供する。
【0033】 本発明の別の特徴はバックラッシュがなく極めて正確に安定化することである
。多数の要素が直列で組み合わされて範囲を増大するか、並列に組み合わされて
強度を増す。
【0034】 本発明の更に別の特徴は手術用固定および開創装置を設置したり、あるいは分
解するのに何ら工具が必要でないことである。
【0035】 本発明の別の特徴は本装置の要素でない要素に適合される本発明を提供するこ
とである。
【0036】 本発明の別の特徴は望ましくない磁気誘引力を発生させないよう本装置によっ
て発生する磁気力を集約して管理することである。
【0037】 本発明の別の特徴は掛け布材の膜を穿孔することなく該掛け布材料を保持する
ために磁石を使用した手術用固定および開創装置である。
【0038】 本発明の更に別の特徴は損傷させることなく殺菌掛け布あるいはプラスチック
のフィルムを通して作動し、無菌状態を保ちながら、その他の医療装置から遮断
する要素を備えた手術用固定および開創装置である。
【0039】 本発明の別の特徴は手術用掛け布を皮膚の面に取り付ける方法および装置であ
る。
【0040】 本発明のこれら、およびその他の特徴は本発明の以下の説明と添付図面とを参
照すれば当該技術分野の専門家には直ちに理解される。
【0041】 (特定実施例の詳細説明) 概説 この固定および開創装置10は、限定的ではないが、肉、骨、足,脚、腕、手
、指、手術用掛け布、およびその他の手術用装置のような構造体を安定化させ、
動かなくし、あるいは開創するために手術手順の間利用可能である。本装置10
は一般にテーブル要素と、固定要素と、開創要素と、動的要素とを含む。磁石を
解剖学的部材あるいは例えば手術用掛け布のようなその他の手術室用装置に結合
させるために各種の要素が使用される。図1は各種の磁気および機械的構造体を
形成するための本装置の要素の可能な組み合わせを示す。図2は分解した斜視図
として個々の要素を示す。図3は手を手術する過程の間に使用される本装置の各
種の要素を示す。図4から図23までは本装置の個々の要素を詳細に示す、図2
4から図26までは更なる組み合わせを示す。図27から図30までは手術の間
手術用掛け布を使用するための本装置の代替実施例を示す。
【0042】 テーブル要素 テーブル要素の基礎は基本的に図1に示すように手術台すなわちベースである
ステンレス鋼のプレート50である。プレート50は厚さが1.65ミリ(0.
065インチ)であるステンレス鋼から形成すればよい。図1、図2および図4
に示すように、一実施例において、プレート50は図1および図2に示すように
4本の脚53を有している。プレート50の一方の面あるいは両面はレーザエッ
チングすればよく、あるいはその他の方法でそれが完全な使用説明書となるよう
本文あるいは線図55で永久的にマークをつければよい。このことは、従来の紙
による説明書では喪失する傾向がり、そのため進歩した機能が忘れられてしまい
、そのため時間の経過と共に効果が無くなるため有利である。
【0043】 図1、図2および図5に示すブリッジ56は三日月状で、その名の通り、例え
ば手首のような身体の部分を跨り、補助ベースとして作用する。ブリッジ56は
以下説明する「カムロッキングベース」と称される固定要素によって適所に保持
しうる。ブリッジ56はステンレス鋼のブリッジプレート56の各端をブリッジ
56の残りの部分に対して90度曲げることにより図2から判るように形成され
た脚58を有している。ブリッジ56は例えば手首や前腕のような身体の部分が
ベースプレート50を覆う領域において高い位置における開創要素のためのアン
カーを提供する。ブリッジ56はいずれかのサイズあるいは形状で特注すればよ
い。ブリッジ56を加えることによって本装置がベースプレート50の上方でい
ずれかのベクトルで開創を提供し、手術箇所を覆う半球形のいずれかの点に向っ
ての開創を許容する。このことは近接した開創を必要とする手のひらあるいは手
首の手術に対して理想的である。ブリッジ56はプレート50と同じ強磁特性を
有しており、固定要素は全てそれと共に使用可能である。ブリッジ56は半円形
あるいは円形の構造を構成するように組み合わせることができる。
【0044】 図1および図2に示すように、プレート50はマイクロファイバの手術用織布
62で被覆するか、あるいは裸で使用すればよい。一実施例において、織布62
は図6に示すように長方形の隅部分を除去することによって形成される八角形で
ある。織布62は摩擦係数を低減することによってプレート50上で固定要素が
動きやすくする。このように、それらの完全な運動に対して停止する機能的な範
囲に亘って、固定要素は概ね直線的な抵抗を提供する。このことによって外科医
は指一本を使って、直線的で予測しうる力で手術面に沿って固定要素を滑らせる
ことによって微調整を行うようにしうる。固定要素は、休止時は織布62を僅か
にへこませることによって織布62は僅かにくぼみ、プレート50に対する固定
要素の垂直方向の誘引力を低減しない。織布62は通常の繊維と比較して血液透
過特性が顕著に低減し、何回も洗浄可能であるマイクロファイバから形成すれば
よい。織布62はバーリントンクロップマン社(Burlington Cloppman)から入
手可能で、一般にマイクロファイバ織布と称されている。適当なマイクロファイ
バの例は99%ポリエステルで1%炭素繊維であるようなものである。織布62
は破り、剥離するテープ装置あるいは当て木(battens)と固定要素によってプ
レート50に取り付けられている。代替実施例において、プレート50は前述し
た織布の機能上の利点を達成するようにコーティングあるいは処理すればよい。
ブリッジ56は任意に同じ織布あるいはカバーでコーティングしてもよい。
【0045】 固定要素 固定および開創装置10はまた、固定要素を含む。固定要素の全ては希土磁石
を包含し、プレート50またはブリッジ56あるいはその他の固定要素に取り付
けられる。本装置の固定要素は露出したプレートの、および掛け布をつけたプレ
ート50および56の双方に対して作用する。構成要素を設計する場合、より大
きな磁石が高さが大きい結果開創要素が取り付けられた場合より大きな慣性アー
ムを有するより大型の要素に対して使用される。一般に、手作業の手術に適用さ
れる場合、より高さの高くされた開創点を備えた要素は対応してより大きなベー
ス磁石を有し、全ての要素が本装置のいずれかの点から最小約800グラムの開
創が確実とされるようにする。図1から図3までに示すように、図示した固定要
素はポーン64と、クイーン66と、ルック68と、ランス72と、ナイト74
(図13にのみ示す)およびカムロッキングベース76とを含む。 (a)磁気回路構成 固定要素は全て、外部ハウジング80と、強磁性カップ82と、希土磁石84
と、ベースキャップ86とから構成され、図7に示す要素を利用した磁気回路構
成を有しうる。希土磁石84(典型的には、ディスクあるいは筒型断面)は、外
部ハウジング80に収容された(典型的には、例えば12L14鋼である)強磁
性カップ82に収容され、該外部ハウジングはステンレス鋼(例えば、非磁性の
304ステンレス鋼)である。(例えば、304ステンレス鋼の薄いプレートで
ある)ベースキャップ86は磁石85に嵌合し、外部ハウジング80内で磁石8
4とカップ82とを機密シールする。強磁性カップ82内のハウジング磁石84
は下方への磁力が最大となり、一方放出される上方への磁力が最小となるように
磁界を集中させる。図1および図2に示し、以下詳細に説明するクイーン66と
ルック68との細いウエストおよび以下説明するクリートも下方への磁力を最大
化し、放出された上方への磁力を最小化するよう作用する。
【0046】 本発明の磁気回路構成の一実施例において、外部ハウジング80とベースキャ
ップ86との双方は304ステンレス鋼から形成され、オートクレーブ環境にお
ける蒸気から起因しうる腐食を排除するために希土磁石84が304ステンレス
鋼内で完全に密閉されるように機密シールを形成する。本実施例において、強磁
性カップ82は12L14鋼から形成しうる。全てのステンレス鋼要素は手術用
級のステンレス鋼であればよい。
【0047】 本発明のある実施例においては、前述のように、ハウジング80と、磁石カッ
プ82と、磁石84とを含まないその他の構造体とは非磁性材料から形成される
。非磁性材料は磁石が誘引されない、銅、アルミニューム、あるいステンレス鋼
とその他の合金と、殆どのプラスチックとを含む。プラスチック製ハウジング8
0の実施例において、プラスチックは磁石を囲む殻を形成するよう成型しうる。
【0048】 (b) ポーン 図1から図3までに示すように、ポーン64は外部ハウジング80とキャップ
89との深い溝の形態のクリート88を有する背の低い要素である。クリート8
8はプレートの縁部52を掴持することが出来、あるいは以下説明するように弾
性チューブ用のジャムクリートとして使用しうる。ボス90がキャップ89の面
に位置され、以下説明するいずれかの開創要素すなわち動的要素のための取り付
け点として作用する。ボス90は動的要素を捕捉するか、以下詳細説明するよう
に開創要素を保持する楕円形のノブトップ92を有している。ポーン64はプレ
ートの縁部52またはブリッジ56上で使用されることが多い。背が低いために
以下詳細説明するように伸張のとき指を保持するのに理想的となる。
【0049】 (c)クイーン 図1から図3までと、図9とに示すクイーン66は本装置の最も融通性のある
固定要素である。クイーン66はポーン64のクリート88と構造が類似であり
、同様に以下説明するようにプレートの縁部52あるいは動的要素をクイーン6
6が掴持できるようにするクリート94を有している。クリート94は外部ハウ
ジング80と、クイーンの体部96すなわち砂時計の形状で内方に湾曲している
凹面とドーム状の頂部97とを有する回転体部の底部95とによって画成される
。ポーン64と同様に、クイーン66の頂部にはボス98があり、該ボスは開創
要素すなわち動的要素と係合しうる楕円形のノブトップ99を備えている。
【0050】 (d)ルック 図1から図3までに示すように、ルック68は細いウエストを有する体部10
8が対称的であり、平坦な頂部105を有していることを除いてクイーン66と
類似である。図10に示すように、ルック体部108の上方に位置した平坦な頭
部100はクリート106を画成するように平坦な頂部105の上に離隔した全
体的に平坦な下面107を有している。頭部100の平坦な頂面はポーン64あ
るいはクイーン66を受け取ることが可能で、そのためポーン64またはクイー
ン66のための立ち上がり部として作用し、図1および図3に示すようにより高
くした開創角度を提供する。4個のルック68はプレート50の下と磁気的に取
り付けられ、図1に示すように脚として作用しうる。ルック68は頂部および底
部の双方においてクリート106を有し、プレートの縁部52を掴持するか、あ
るいは指を動的要素で固定できるようにする。ルック68は図10に示すように
ルックの体部108に圧入された頭部100を備えた2部分からなる構成で作れ
ばよい。一実施例において、頭部100は強磁性の416ステンレス鋼であり、
体部108は非磁性の304ステンレス鋼である。強磁性頭部100は図3に示
すように諸要素の安定し、効率的な積重体を許容する。
【0051】 (c)カムロッキングベース 図1、図2および図11に示すように、カムロッキングベース76は、前述し
たブリッジ56のような第2の手術高さでの支持を提供し、かつ以下説明するラ
ンス72用のベースを提供する。図2に示すように、ブリッジ56の脚58はカ
ムロッキングベース76のスロット127に受け入れられる。ループ129によ
りカムシャフト128を回転させることによりカム面126を脚58の一方の面
に対して押圧することによって脚をスロット127内で固定する。例えばつまみ
ねじ、ばねクリップ、およびその他の機械的ロックのような多数のその他のロッ
ク機構も使用可能である。ベース76もまた以下説明するランス72を受け入れ
るくぼみ114を有している。
【0052】 (f)ランス 図1、図2および図12に示すランス72はカムロッキングベース76の頂部
にあり、それにその他の要素と取り付けうるくぼみ114(図11に示す)に嵌
入されるロッドである。ランス72はボス116を有し、ランス72のシャフト
120の直径118は、以下説明する切欠き部138のより大きな幅を通してい
ずれかの開創要素が上下に摺動し、シャフト120が以下説明するように切欠き
部138のより狭い幅中へ圧入されるとシャフト120と係合しうるようにする
ようなものである。
【0053】 図1に示すベース76とランス72との組み合わせがボス116を使用して高
角度の開創を可能とする。ベース76とランス72との組み合わせによって提供
される高さはベース76とランス72との組み合わせが無限の高さに調整可能な
開創アンカーとして作用するように、例えば手術の手順に対して手をその側に位
置させることができる。ランス72の頂端121にあるボス116は、例えば4
個のプロングの開創装置134あるいは端部158のような開創要素に、あるい
は以下説明する弾性チューブ160のような動的要素に取りつけることができる
【0054】 図1から判るように、ランス72のシャフト120は開創要素の切欠き部13
8を通して嵌入し、該切欠き部138を僅かに変形させ、しっかりした嵌合を形
成する。このように、ランス72は該ランス72のシャフト120の高さに沿っ
ていずれかの箇所で例えば4個のプロングの開創装置134あるいは端部158
のような開創要素と係合しうる。
【0055】 (g)ナイト 図13に示すナイト74は磁石を収容するベース122と以下説明する弾性チ
ューブを係止し、また、プレートの縁部52を掴持しうるクリート123とを有
している。ナイト74はまた、シャフト125の頂部においてボス124を有し
ている。ナイト74はランス72とカムロッキングベース76との組み合わせと
同様に機能する。ランス72と同様に、シャフト125の直径は以下説明するよ
うに開創要素のいずれかが切欠き部138のより大きな幅を通して上下に摺動す
るようにし、かつシャフト125が以下説明するように切欠き部138のより小
さい幅部中へ圧入されるとシャフト125に固定しうるようにするようなもので
ある。ナイト74はまた、ボス124を使用して高角度の開創を可能とする。ナ
イト74によって提供される高さは例えば手術の手順に対して手をその側に位置
させることができるようにする。ナイト74のボス124は例えば4個のプロン
グを有する開創装置134あるいは端部158のような開創要素に、あるいは以
下説明する弾性チューブ160のような動的要素に取り付けることができる。
【0056】 開創要素 本装置10の開創要素は乱雑さで結合機能を実行し、一方優れた制御および感
触を提供する軽量で、薄くて、経済的な器具である。開創要素は典型的に厚さが
0.51ミリ(0.020インチ)であるステンレス鋼であり、146.6℃(
300°F)までオートクレーブでの処理が可能である。もっともその他の材料
も使用可能である。開創装置は1個から6個までの間の鈍くて、可撓性のフック
あるいはプロング130を有する。プロング130の長さは除除に深くなるリー
チを提供するようプロングの数に比例して増加することができる。図14は図1
、図3、図15および図16に示す4個の鈍いプロングの開創要素を形成するた
めに使用可能な平坦なブランク132を示す。1個、2個、3個、5個および6
個以上のプロングの鈍い端を備えた各種のその他の開創要素も利用可能である。
図17に示すように、牙136の形態の鋭い1個のプロングを備えた開創装置を
皮膚の穿孔や傷の縁部の除去のために使用しうる。
【0057】 開創装置134,136,150,152は全てインタロックと鍵穴とを繰り
返す同じ装置のアーム構成を共用している。図15に示すように、例えば細長い
アーム144は少なくとも二種類の幅部140および142を有する一連の二重
鍵穴状切欠き部によって穿孔されるシートの帯片である。「二重鍵穴」138は
また、楕円形の幅より大きいがその長さよりは小さい直径を有する丸孔に中心を
合わした長方形開口として表現しうる。図1および図3に示すように、クイーン
66のボス98は切欠き部138のより大きな幅部すなわち直径142を通過し
うるが、より小さい幅部140は通過できない。ポーン64のボス90とランス
72のボス116とはクイーン66のボス98と同じサイズであり、それらは切
欠き部1388において受け入れ可能であり、同様に開創要素と接続可能である
。このことによって開創装置134,136,150,152が(a)本装置1
0の固定要素のボス90,98,116と、(b)弾性チューブと、(c)ラン
ス72、あるいは(d)相互に取り付け可能とする。開創装置134,136,
150,152に対して0.51ミリ(0.020インチ)の金属シートを使用
すれば可撓性と、それらが特殊な器具を形成するために切断したり、折り曲げう
るようにするに十分な一定の曲げ係数を提供する。例えば、4個のプロングを備
えた開創装置134のような開創装置の端135が例えばプレート50の縁部5
2に直接取り付けられるように折り曲げることができる。
【0058】 図1および図15に示すように、開創装置134のアーム144の長手方向の
外縁部146は、広幅の領域148と狭幅の領域149とが交番してうねってい
る。切欠き部138はアーム144の広幅領域148を許容するに十分長いが、
切欠き部138は部分142においてアーム144のより狭い部分149のみを
許容するに十分広くされている。このことによって、アーム144を鍵穴状切欠
き部138に通過させ、次いでそれを90度回転させて2個のアームを相互にロ
ックさせることができる。開創装置136,150および152は一般に開創装
置134と同じアーム144の形状を有している。アーム144の代替実施例に
おいて、アーム144の縁部146は直線状で、単一の鍵穴状切欠き部を備えて
いる。
【0059】 図18に示す延長要素150は基本的にプロング130の無いアーム144で
あって、伸張要素150を他の開創要素とインタロックさせて伸張した開創要素
152を形成する。伸張要素と開創装置134,136,150,152のアー
ム144とは弾性のチューブ160が伸張要素150の一部の上を滑り、それに
よって伸張要素150に取り付けられ、図1に示すように弾性チューブと開創要
素との組み合わせを形成するようなサイズとされている。伸張要素150はまた
、弾性チューブ160を一連の開口に出し入れすることによって弾性チューブ1
60を通し、自動ロックの止血帯要素を形成することができる。
【0060】 図1および図19は以下説明する弾性の要素と伸縮自在に係合する開創要素の
伸張端158を示す。前記端158はボス90,98,116または124のい
ずれかを取り付ける。前記端158は伸張要素150の短い部分である。
【0061】 「スリムジム(ひょろ長い)」である特殊な開創要素154が図20に示され
、これは外科医が標準の開創装置の代わりに特殊な開創要素あるいは伸張要素を
作ることが出来るようにする使用者によって形成可能な要素である。スリムジム
154は0.51ミリ(0.020インチ)の金属シートを使用して形成され、
アーム144よりも細い。このように、細いアームを有する開創要素が要求され
る場合それは有用である。外科医はスリムジャム154を標準的な止血かん子を
使用して所望の形状に変形させることができる。
【0062】 図21は従来のメスブレードの代わりにメスの柄に取り付け、開創のためのハ
ンドルを形成するメスハンドルホルダ156を示す。
【0063】 図3に示すように、例えば4個のプロングを備えた開創装置134のような開
創要素上の1個以上のプロング130が開創すべき皮膚の部分を引っ掛けること
ができる。もしも開創装置が牙136であるとすれば、それは皮膚中へ進入する
。次いで、4個のプロングを備えた開創装置134のアーム144は固定要素、
すなわちクイーン66に取り付けられ、該クイーンは開創位置が固定されるよう
にプレート50(図3には示さず)に磁気的に接着される。
【0064】 動的要素 本装置10の動的要素は図1から図3までに示す弾性チューブ160を含む。
弾性チューブ160は限定的ではないが、シリコンゴム、および同様の弾性を有
する材料を含むいずれかの適当な材料から作ることができる。一実施例において
、弾性チューブは機械的なロックをクリートにしっかりと固定するポアソン比と
ジュロメータとを備え、内径が3.18ミリ(0.125インチ)である。弾性
チューブ160は圧縮されると直径が増し、延伸されると直径が小さくなる。弾
性要素160は使い捨てで、8:1の延伸係数を有しうる。これらの固有の特質
によってボスあるいは開創要素のアーム上に容易に滑ることができるようにし、
テンションの加わった状態で適所にロックさせる。
【0065】 本装置10の固定要素および開創要素の全ては弾性チューブ160を掴持する
能力を有している。弾性チューブ160はたとえ対象物の周りで引っ張ったとし
ても切開部上での直線的な引っ張りを許容するような可撓性である。全ての開創
要素におけるクリート88,94,106,112は弾性チューブ160の一部
を溝中へ巻き込むことによって弾性チューブ160の自由端を取り付け、調整し
やすくする。半回転で弾性チューブ160をクリート88,94,106,12
3において固定し、全回転でそこで適所にロックする。弾性チューブ160は図
3に示すようにクリート88のシャフトの周りに巻きつけることによってポーン
64のクリート88に取り付ける。クイーン66、ルック68およびナイト74
も弾性チューブ160を同様に繋ぐクリートを有している。ボス90,98,1
16または124のいずれも弾性チューブ160と係合しうる。例えば、図1に
示すように、ポーン64のボス90は弾性チューブ160と係合し、一方弾性チ
ューブ160の第2の端部が開創要素に伸縮自在に係合する。
【0066】 殺菌トレイ 図22に示す殺菌トレイ166は強磁性のステンレス鋼あるいはその他の適当
な材料から作ればよく、一般にプレート50のサイズの約半分である。固定およ
び開創要素がトレイ166上に積み込まれ、次いで、トレイ166と諸要素とが
オートクレーブで処理される。トレイ166はそのプレート170の上で複数の
隆起した突起あるいはノブ167および孔168を含む。例えばポーン64のよ
うな固定要素は磁気の誘引によって保持され、ノブ167上で載置され、トレイ
166との接触を最小にすることによって孔168を通して、かつポーン64お
よびその他の装置10の全ての面の周りでの蒸気の良好な循環を可能としている
。トレイ166は4個の側169を備え、パン形状に形成している単一のシート
である。トレイは図23に示すようにオートクレーブで処理している間、あるい
は収納している間積み重ね可能である。孔168に受け入れられる止めくぎを有
する櫛状の高分子材料の帯片がオートクレーブでの処理サイクルの間開創要素を
保持しうる。前記の櫛状帯片は市販のオートクレーブトレイで使用するために市
販されている。
【0067】 システム使用 本装置の諸要素は一緒に使用して手術方法を創生することができる。本装置1
0の全ての要素は特定の手術手順の要件を達成するよう各種の組み合わせや機械
的および磁気的な配置において使用しうる。例えば、手作業による手術の実施例
においては、本装置の要素は積み重ねられて、ブリッジ56と組み合わせると約
ミリ(6インチ)の高さまで延び、7.62ミリ(3インチ)程度の高さまで高
い固定点を形成する。同様に、傾斜可能な手術台を形成することも可能である。
ルック68は傾斜面を形成するよう個々に、あるいは重ねされて脚として使用可
能である。ルックはまた、指を拳骨の形態で安定化させうるようにする効果的な
パームグリップを形成する。
【0068】 同じ要素が、所定の開創位置に対して一定の開創である静的開創を提供するよ
うに開創装置を取り付けることができる。動的な開創は弾性チューブを開創装置
の先端に適用し、弾性チューブを静的ベースに掛止めすることによって達成され
る。そのような動的開創装置は開創範囲に亘って概ね一定の力を保持することが
できる。例えば、外科医が切開を深めるにつれて、同時に更に開創される。要約
すれば、静的開創とは異なり、動的開創は切開箇所が開くにつれて概ね一定の力
を保つ。このことは、位置決めし直し、あるいはモニタ操作を必要とする切開箇
所の開創には理想的である。双方の場合において、開創装置のアンカーは必要に
応じて動かすことが出来る。
【0069】 前記要素は捕捉機構としても使用可能である。細いウエスト104は1個の要
素を指のいずれかの側に位置させ、それを適所に保持することによって、図24
に示すように「指掴持装置」を作るよう一連のルック68あるいはクイーン66
を使用できるようにする。更に、ルック68のいずれかのクリート(止め具)1
06が図25に示すように1本あるいは2本の指を弾性チューブ160が縛るこ
とができるようにする。
【0070】 本装置10の要素はまた組み合わせて各種の掛け止め要素を形成する。例えば
、その他の多くの代案の中で、縁部をロックするポーン64とクイーン66とを
組み合わせることによりしっかりした掛け点を形成することができる。各クイー
ン66を単一の開創要素にロックさせることにより、2個のクイーン66を組み
合わせてアンカーを提供することができる。頂部ボス90,98,116または
124を備えた要素が各クリートにおいて動的開創要素に加えて2個の開創装置
134,136,150,152を収容し、例えば4個のプロングを備えた開創
装置134のような開創要素と延長要素150とを相互にロックして、図1に示
すように範囲を増すことができる。2個のクイーン66は手首あるいは他の肢の
一方の側に位置させ、止血帯を適所に捕捉するために使用しうる。1個または2
個のクイーン66またはルック68が手首を適所に保持することが出来る。
【0071】 このような固定および開創装置10は本装置に容易に適合される従来の要素と
極めて相容性がある。例えば、止血かん子に開放している指孔を通して弾性チュ
ーブの一端を通し、前記弾性チューブの他端を固定要素のクリートに縛ることに
よって弾性チューブを使用して止血かん子を取り付けることができる。次いで、
止血かん子を適所に保持するに必要な固定および開創力を固定要素が提供してい
る間に止血かん子を用いて対象物を固定することが可能である。
【0072】 フィルムの利用 図26は例えばラテックス手袋174のようなラテックス材料をプレート50
に取りける磁気固定装置の別の実施例を示す。弾性フィルムを使用して解剖学的
部材をコーティングしてそれらを動かないようにし、手術箇所での殺菌状態を維
持することができる。例えば、図26に示すように、ラテックス手袋174は殺
菌し、手術の用意がなされた後患者の手を被覆する。図26は1本の指176を
被覆している手袋174を示す。手袋174の各指の先端は細長くされ、例えば
ルック68あるいはクイーン66のような固定要素によってプレート50に対し
て固定することができる。手袋174の指を延伸することによって患者の指を掴
持するようにする。このような過程は手袋の全ての必要な部分が面に固定される
まで繰り返される。固定装置のこの実施例は医者に対して殺菌が困難なベッドや
その他の手術室の領域が手元にある手術領域から効果的に隔離されているという
更なる安心を提供する。手術は単に固定された手袋の一部を切開し、手術する箇
所を露出することによって実行される。
【0073】 特殊設計のラテックスあるいはその他のタイプの手袋の部分は補強して手袋の
部分を厚くして手袋を強化して、裂け難くすることができる。このことは、例え
ば手袋の成型モールドの指形成位置に環状のくぼみを形成し、そのため手袋の指
部分のくぼみの位置に厚いリングを形成することによって達成することができる
【0074】 手術用掛け布の固定 図27は掛け布固定装置188の能動的な固定を示す斜視図である。能動的な
固定とは2個の磁石の間の誘引作用によるものであり、極性によって変わる強力
な誘引力を提供する。能動的な固定法は、手術用掛け布が手術箇所に対して近接
して保持すべきで、背の低い固定装置が要求されるような最小の空隙環境で使用
される。
【0075】 図27に示す磁石190,192は前述のように、希土磁石であることが好ま
しい。例えば、3M社ではTegadermという製品名の下に販売されている固定テー
プ194に対して使用される皮膚固定用テープを製造している。スミスアンドネ
フュー(Smith & Nephew)社もHypafixという製品名の下で皮膚固定テープと
類似の特性を有することが好ましい。代替実施例において、不活性仕上げあるい
は非反応性の仕上げで被覆した磁石を接着剤あるいは両面フォーム接着剤を使用
して皮膚に取り付けてもよい。
【0076】 図27に示すように、本発明による掛け布固定装置188は例えば手術用掛け
布182のような材料を該掛け布182の膜を穿孔することなく適所に保持する
。磁石190,192が手術用掛け布182を患者に固定して安全な流体保護を
提供する。固定テープ194は第1の側196と第2の側198とを有する。固
定テープ194の第1の側196は皮膚面200に接着する。
【0077】 第2の磁石192が、それを受け入れるサイズとされた空洞204の金属カッ
プ202内に装着される。カップ202用の磁石192の誘引力が磁石192を
適所に保持するが、それを更に適当な接着剤で固定してもよい。カップ202は
スナップコネクタによって固定テープ194に装着しうる。代替実施例において
、金属カップ202と固定テープ194との間の磁気誘引が掛け布固定装置18
8を適所に固定するロック機構を提供する。
【0078】 手術用掛け布182は磁石190,192の間に位置され、磁石192が固定
テープ194上で適所にロックされると固定される。医者は患者を医療手順の間
保護するために患者の回りに十分な数の掛け布固定装置188を位置させればよ
い。
【0079】 図28に示すように、固定テープ装置188は複数の固定テープユニット20
6が巻き上げ形状で取り外し可能に接続されるような要領で製造しうる。このよ
うな形態において、個々の固定テープユニット206はロールから取り外し、必
要に応じて使用すればよい。磁石207は固定テープ194とカバー208との
間に配置されている。磁石207は平坦なディスク状で形成されることが好まし
い。
【0080】 図29は掛け布固定装置の代替実施例である受動的固定装置209を示す。受
動的固定とは磁石と磁性材料との間の誘引によるものである。このような誘引は
磁極の方向とは関係ない。受動的固定法ははるかに強力な力を提供するような金
属カップの使用を可能にするよう十分な空隙が得られる場合に使用され、磁界を
最小とする閉鎖磁気ループの更なる利点を提供する。
【0081】 受動固定装置210は例えばクイーン66、手術用掛け布182および固定テ
ープユニット206のような固定要素を含む。受動固定装置210の代替実施例
は殺菌状態に包装され、一回のみ使用される使い捨て要素を利用している。テー
プユニット206は接着剤により患者に一時的に固定し、クイーン66に対して
強力に誘引される金属プレートあるいはその他の強磁性材料を含む。固定は固定
テープユニット206あるいは接着剤によって行うことが出来る。手術用掛け布
182はクイーン66と固定テープユニット206との間で取り外し可能に配置
される。クイーン66と固定テープユニット210とから誘引作用が発生する。
【0082】 掛け布固定装置188または210にいずれの数のアクセサリを含めてもよい
。アクセサリは、例えば、チューブ、カニューレ、静脈シャント、エアウエイ、
あるいは電子モニタ装置を含みうる。更に、固定装置188または210に対し
てアクセサリを利用してその他の装置からの歪を除去することができる。チュー
ブのようなアクセサリは磁石に接続されている。接着テープあるいは別の磁石の
組み合わせを含むいずれの数の接続方法をも使用しうる。
【0083】 本発明による固定装置は本明細書で説明した実施例に限定されるのではなくて
、前述した説明、添付図面および特許請求の範囲に記載の範囲およびその精神の
範囲内に入る変更や修正を含む。諸要素は特定の手術手順を許容するサイズとす
ればよい。例えば、本明細書に説明した要素の大型版は人間の脳顔面頭蓋手術や
整形手術を含む各種タイプの手術に対して使用しうる。更に、本発明の原理を手
作業による手術や、あらゆる種類の獣医による手術手順に加えて人間に対する手
術手順の解剖学的およびその他の要件に適合させるために前述した固定要素の形
状やサイズの多数の修正を行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による固定および開創装置の各種要素の斜視図である。
【図2】 固定および開創装置の各種要素の分解した斜視図である。
【図3】 手の手術の間に使用されている本発明による固定および開創装置の各種要素の
斜視図である。
【図4】 本発明の固定および開創装置のプレートの上面図である。
【図5】 本発明の固定および開創装置の手首ブリッジの上面図である。
【図6】 本発明による織布のプレートカバーの上面図である。
【図7】 本発明による磁気回路構成の要素の分解した斜視図である。
【図8】 本発明によるポーンの側面図である。
【図9】 本発明によるクイーンの側面図である。
【図10】 本発明によるルックの分解した側面図である。
【図11】 本発明によるカムロッキングベースの垂直方向中心を通して見た断面図である
【図12】 本発明によるランスの側面図である。
【図13】 本発明によるナイトの側面図である。
【図14】 本発明による4個のプロングを備えた鈍い開創要素の平坦なブランクの上面図
である。
【図15】 本発明による4個のプロングを備えた鈍い開創要素の斜視図である。
【図16】 図15に示す開創要素の側面図である。
【図17】 本発明による牙状先端を有する要素の斜視図である。
【図18】 本発明の別の開創要素と接合された本発明による延長した開創要素の斜視図で
ある。
【図19】 本発明による開創要素の延長端の斜視図である。
【図20】 本発明による特殊な開創要素の斜視図である。
【図21】 本発明によるメスホルダの斜視図である。
【図22】 本発明による殺菌トレイの上面図である。
【図23】 本発明による積み重ねられた殺菌トレイの分解斜視図である。
【図24】 指を保持し、安定化するために本発明を使用した固定方法の斜視図である。
【図25】 指を縛るために本発明を使用した固定方法の斜視図である。
【図26】 手袋に入れた指を安定化するために本発明を使用した固定方法の斜視図である
【図27】 磁石固定装置を能動的に固定する方法と装置とを示す分解した斜視図である。
【図28】 固定テープ装置の斜視図である。
【図29】 本発明による磁気固定装置を受動的に固定するための方法と装置との斜視図で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 60/140,583 (32)優先日 平成11年6月23日(1999.6.23) (33)優先権主張国 米国(US) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C U,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD ,GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN, IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,L K,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK ,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO, RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,T M,TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU ,ZA,ZW (72)発明者 オマリー、マイケル、ティ カナダ国 オンタリオ、アップルトン、 チャーチ ストリート 1 (72)発明者 マックスウェル、ティモシー、ジェイ カナダ国 オンタリオ、カナタ、 マーチ ロード 1113 Fターム(参考) 4C058 AA14 BB05 EE12 EE22 4C060 AA01

Claims (105)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手術のための固定に使用する磁石を含む装置。
  2. 【請求項2】 固定要素を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の装置
  3. 【請求項3】 前記固定要素が非磁性ハウジングと強磁性カップとを含むこ
    とを特徴とする請求項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 ベースキャップを更に含み、前記ハウジングとベースキャッ
    プとがステンレス鋼から形成されていることを特徴とする請求項3に記載の装置
  5. 【請求項5】 前記ハウジングとベースキャップとが磁石の周りで機密シー
    ルを形成していることを特徴とする請求項4に記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記磁石が強磁性カップに入れられ、前記強磁性カップが外
    部ハウジングに入れられていることを特徴とする請求項3に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記強磁性カップがステンレス鋼から形成されていることを
    特徴とする請求項3に記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記固定要素が第1の面を有し、前記磁石に関連した磁束が
    前記第1の面に集中されることを特徴とする請求項2に記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記固定要素が更に少なくとも1個の止め具を含むことを特
    徴とする請求項2に記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記固定要素が細いウエストを有する体部を更に含むこと
    を特徴とする請求項2に記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記固定要素の上にボスを更に含むことを特徴とする請求
    項2に記載の装置。
  12. 【請求項12】 ステンレス鋼のプレートを更に含むことを特徴とする請求
    項1に記載の装置。
  13. 【請求項13】 前記装置の使用説明書が前記プレートに消えないように固
    定されていることを特徴とする請求項12に記載の装置。
  14. 【請求項14】 前記使用説明書がプレートに前記説明書をレーザエッチン
    グすることによって消えないように固定されていることを特徴とする請求項13
    に記載の装置。
  15. 【請求項15】 前記プレートが全体的に長方形であることを特徴とする請
    求項12に記載の装置。
  16. 【請求項16】 前記プレートが全体的に三日月状であることを特徴とする
    請求項12に記載の装置。
  17. 【請求項17】 前記プレートの少なくとも一部を被覆する織布を更に含む
    ことを特徴とする請求項12に記載の装置。
  18. 【請求項18】 前記織布がマイクロファイバであることを特徴とする請求
    項17に記載の装置。
  19. 【請求項19】 前記プレートが該プレートと磁石との間の摩擦を低減する
    ように処理されていることを特徴とする請求項12に記載の装置。
  20. 【請求項20】 結合要素を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の装
    置。
  21. 【請求項21】 前記結合要素が少なくとも1個のプロングを含むことを特
    徴とする請求項20に記載の装置。
  22. 【請求項22】 少なくとも1個のプロングが鈍いことを特徴とする請求項
    21に記載の装置。
  23. 【請求項23】 少なくとも1個のプロングが鋭いことを特徴とする請求項
    21に記載の装置。
  24. 【請求項24】 前記結合要素が少なくとも1個の開口を有するアームを含
    むことを特徴とする請求項20に記載の装置。
  25. 【請求項25】 少なくとも1個の開口が少なくとも2種類の幅を有するこ
    とを特徴とする請求項24に記載の装置。
  26. 【請求項26】 弾性チューブを更に含むことを特徴とする請求項1に記載
    の装置。
  27. 【請求項27】 前記弾性チューブが少なくとも1個のシリコンゴムのチュ
    ーブからなることを特徴とする請求項26に記載の装置。
  28. 【請求項28】 前記磁石が希土磁石からなることを特徴とする請求項1に
    記載の装置。
  29. 【請求項29】 前記磁石がソマリウムコバルトからなることを特徴とする
    請求項28に記載の装置。
  30. 【請求項30】 前記磁石がネオディウムからなることを特徴とする請求項
    28に記載の装置。
  31. 【請求項31】 前記磁石がディスク状であることを特徴とする請求項28
    に記載の装置。
  32. 【請求項32】 前記磁石がホウ素からなることを特徴とする請求項28に
    記載の装置。
  33. 【請求項33】 安定トレイを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の
    装置。
  34. 【請求項34】 前記トレイが複数の孔を穿設した金属プレートからなるこ
    とを特徴とする請求項33に記載の装置。
  35. 【請求項35】 前記トレイが複数の突起を有する金属プレートからなるこ
    とを特徴とする請求項33に記載の装置。
  36. 【請求項36】 前記トレイが4個の側部を含むことを特徴とする請求項3
    3に記載の装置。
  37. 【請求項37】 ハウウジングと強磁性カップとを更に含むことを特徴とす
    る請求項1に記載に装置。
  38. 【請求項38】 前記ハウジングがその内部に磁石が位置されているくぼみ
    と前記ハウジング内で磁石をシールするベースキャップとを含むことを特徴とす
    る請求項37に記載の装置。
  39. 【請求項39】 手術の間に所望位置に構造体を位置し直し可能に固定する
    装置。
  40. 【請求項40】 固定要素と、 結合要素と、 シリコンゴムのチューブと、 強磁性のベースプレートとを含むことを特徴とする請求項39に記載の装置。
  41. 【請求項41】 前記固定要素がその内部に磁石が収容されているベースと
    、前記ベースに装着された体部と、該体部上のボスとを含むことを特徴とする請
    求項40に記載の装置。
  42. 【請求項42】 前記ボスがシリコンゴムのパイプの端部を受け取るように
    されていることを特徴とする請求項41に記載の装置。
  43. 【請求項43】 前記結合要素が細長い部材からなることを特徴とする請求
    項40に記載の装置。
  44. 【請求項44】 前記の細長い部材が少なくとも1個の鍵穴状の開口とうね
    った両端の縁部とを含むことを特徴とする請求項43に記載の装置。
  45. 【請求項45】 前記の少なくとも1個の開口が第1の幅と第2の幅とを有
    することを特徴とする請求項44に記載の装置。
  46. 【請求項46】 前記の第2の幅が前記の細長い部材を固定要素に結合する
    ように固定要素上のボスを受け入れるようにされていることを特徴とする請求項
    45に記載の装置。
  47. 【請求項47】 前記の細長い部材が均等な厚さで幅が変動する薄くて穿孔
    した部材からなるこを特徴とする請求項43に記載の装置。
  48. 【請求項48】 前記の細長い部材が少なくとも1個のプロングにおいて終
    わることを特徴とする請求項43に記載の装置。
  49. 【請求項49】 前記少なくとも1個のプロングが鈍いことを特徴とする請
    求項48に記載の装置。
  50. 【請求項50】 前記の少なくとも1個のプロングが鋭いことを特徴とする
    請求項48に記載の装置。
  51. 【請求項51】 前記の少なくとも1個のプロングが複数の鈍いプロングか
    らなることを特徴とする請求項48に記載の装置。
  52. 【請求項52】 前記の固定要素が磁気によりプレートに接着することを特
    徴とする請求項40に記載の装置。
  53. 【請求項53】 強磁性ベースプレートと、 ベースに取り付けるための磁石からなる固定要素とを含むことを特徴とする手
    術用固定装置。
  54. 【請求項54】 前記装置の使用説明書が前記ベースプレートに消えないよ
    うに固定されていることを特徴とする請求項53に記載の手術用固定装置。
  55. 【請求項55】 前記固定要素が更に、前記磁石用のハウジングを含むこと
    を特徴とする請求項53に記載の手術用固定装置。
  56. 【請求項56】 その内部に磁石が位置している強磁性カップを更に含むこ
    とを特徴とする請求項55に記載の手術用固定装置。
  57. 【請求項57】 前記ハウジング内で磁石を密閉しているキャップを更に含
    むことを特徴とする請求項55に記載の手術用固定装置。
  58. 【請求項58】 前記キャップが前記ハウジング内で磁石を機密シールする
    ことを特徴とする請求項57に記載の手術用固定装置。
  59. 【請求項59】 前記固定要素が更に、少なくとも1個のクリートと磁石用
    の磁束集中ハウジングとを含むことを特徴とする請求項53に記載の手術用固定
    装置。
  60. 【請求項60】 前記ハウジング内の強磁性カップを更に含むことを特徴と
    する請求項59に記載の手術用固定装置。
  61. 【請求項61】 前記ハウジング内で磁石を密閉するキャップを更に含むこ
    とを特徴とする請求項59に記載の手術用固定装置。
  62. 【請求項62】 前記キャップとハウジングとが機密シールを形成すること
    を特徴とする請求項61に記載の手術用固定装置。
  63. 【請求項63】 前記磁石に取り付けられたボスを更に含むことを特徴とす
    る請求項53に記載の手術用固定装置。
  64. 【請求項64】 前記磁石用ハウジングと前記ハウジングに固定されるボス
    とを更に含むことを特徴とする請求項53に記載の手術用固定装置。
  65. 【請求項65】 前記磁石に取り付けられた2個のクリートを更に含むこと
    を特徴とする請求項53に記載の手術用固定装置。
  66. 【請求項66】 前記磁石用ハウジングと前記ハウジングに取り付けられた
    体部とを更に含むことを特徴とする請求項53に記載の手術用固定装置。
  67. 【請求項67】 前記磁石用ハウジングと、前記ハウジングに取り付けられ
    た体部と、前記体部に取り付けられたボスとを更に含むことを特徴とする請求項
    66に記載の手術用固定装置。
  68. 【請求項68】 前記磁石に取り付けられた体部と、前記体部に取り付けら
    れたボスと、前記体部に隣接した2個のクリートとを更に含むことを特徴とする
    請求項53に記載の手術用固定装置。
  69. 【請求項69】 前記磁石に取り付けられ、平坦な頂面を有する体部を更に
    含むことを特徴とする請求項53に記載の手術用固定装置。
  70. 【請求項70】 少なくとも1個のクリートを含むことを特徴とする請求項
    69に記載の手術用固定装置。
  71. 【請求項71】 ポストを有する磁石に取り付けられた体部を更に含むこと
    を特徴とする請求項53に記載の手術用固定装置。
  72. 【請求項72】 前記ポストの頂部においてボスを更に含むことを特徴とす
    る請求項71に記載の手術用固定装置。
  73. 【請求項73】 前記磁石に取り付けられたロッキングベースを更に含むこ
    とを特徴とする請求項53に記載の手術用固定装置。
  74. 【請求項74】 強磁性要素と共に使用する固定要素において、 磁石と、 前記磁石用のハウジングと、 前記ハウジングに取り付けられたクリートとを含むことを特徴とする固定要素
  75. 【請求項75】 前記ハウジングに取り付けられ、それに別の要素を固定し
    うるボスを更に含むことを特徴とする請求項74に記載の固定要素。
  76. 【請求項76】 第2のクリートと、前記ハウジングに取り付けられ、それ
    に別の要素を取り付けうるボスとを更に含むことを特徴とする請求項74に記載
    の固定要素。
  77. 【請求項77】 第2の磁石を取り付けうる平坦な面を更に含むことを特徴
    とする請求項74に記載の固定要素。
  78. 【請求項78】 その中にポストを位置させることができるソケットを更に
    含むことを特徴とする請求項74に記載の固定要素。
  79. 【請求項79】 前記ハウジングの取り付けられた体部であって、2個の広
    がった領域の間に細くされたウエストを有する体部を更に含むことを特徴とする
    請求項74に記載の固定要素。
  80. 【請求項80】 前記体部に取り付けられたボスを更に含むことを特徴とす
    る請求項79に記載の固定要素。
  81. 【請求項81】 前記ボスが2個の端部を有する胴部を含み、前記端部の一
    方が前記体部に、他方が円錐形のキャップに取り付けられることを特徴とする請
    求項80に記載の固定要素。
  82. 【請求項82】 鍵穴状の開口で穿孔し、うねった両側の縁部を有する細長
    い部材からなる結合要素を更に含むことを特徴とする請求項74に記載の固定要
    素。
  83. 【請求項83】 均等な厚さで、変動する幅を有する薄く、穿孔した細長い
    部材からなることを特徴とする請求項74に記載の固定要素。
  84. 【請求項84】 前記の細長い部材が少なくとも1個のプロングで終わるこ
    とを特徴とする請求項83に記載の固定要素。
  85. 【請求項85】 前記の少なくとも1個のプロングが鈍いことを特徴とする
    請求項84に記載の固定要素。
  86. 【請求項86】 前記の少なくとも1個のプロングが鋭いことを特徴とする
    請求項84に記載の固定要素。
  87. 【請求項87】 前記の少なくとも1個のプロングが複数の鈍いプロングか
    らなることを特徴とする請求項84に記載の固定要素。
  88. 【請求項88】 前記固定部材に結合する弾性のチューブを更に含むことを
    特徴とする請求項74に記載の固定要素。
  89. 【請求項89】 解剖学的部材をコーティングし、固定部材に取り付ける弾
    性フィルムを更に含むことを特徴とする請求項74に記載の固定要素。
  90. 【請求項90】 前記磁石によってべースに固定されている手術用膜を更に
    含むことを特徴とする請求項74に記載の固定要素。
  91. 【請求項91】 手術の間に解剖学的部材を安定化させ、あるいは開創させ
    る方法において、 (a)磁石を解剖学的部材に結合し、 (b)磁石を強磁性ベースプレートに取り付ける段階を含むことを特徴とする
    解剖学的部材を安定化、あるいは開創させる方法。
  92. 【請求項92】 磁石を解剖学的部材に結合する段階が更に、2個の端部と
    、鍵穴状の開口と、少なくとも1個のプロングを一端に有する細長い部材を磁石
    に結合する段階を含むことを特徴とする請求項91に記載の方法。
  93. 【請求項93】 前記の少なくとも1個のプロングが解剖学的部材の一部と
    係合することを特徴とする請求項92に記載の方法。
  94. 【請求項94】 前記の少なくとも1個のプロングが鈍いことを特徴とする
    請求項92に記載の方法。
  95. 【請求項95】 前記の少なくとも1個のプロングが鋭いことを特徴とする
    請求項92に記載の方法。
  96. 【請求項96】 少なくとも1個のプロングが複数の鈍いプロングからなる
    ことを特徴とする請求項92に記載の方法。
  97. 【請求項97】 磁石を細長い部材に結合する段階が弾性のチューブを使用
    することによって達成されることを特徴とする請求項92に記載の方法。
  98. 【請求項98】 前記の弾性のチューブがシリコンゴムのチューブからなる
    ことを特徴とする請求項97に記載の方法。
  99. 【請求項99】 磁石を細長い部材に結合する段階が鍵穴状の開口を有する
    第2の細長い部材を使用することによって達成されることを特徴とする請求項9
    2に記載の方法。
  100. 【請求項100】 前記の磁石が固定要素に収容されていることを特徴とす
    る請求項91に記載の方法。
  101. 【請求項101】 前記固定要素が更に、少なくとも1個のクリートを含む
    ことを特徴とする請求項100に記載の方法。
  102. 【請求項102】 前記固定要素が更にボスを含むことを特徴とする請求項
    100に記載の方法。
  103. 【請求項103】 前記ボスが弾性チューブの端部を受け入れるようにされ
    ていることを特徴とする請求項102に記載の方法。
  104. 【請求項104】 前記弾性チューブがシリコンゴムからなることを特徴と
    する請求項103に記載の方法。
  105. 【請求項105】 一連の孔を穿孔した細長い部材に取り付けられたフック
    を含むことを特徴とする手術用開創装置。
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