JP2002531000A - ワイヤレス型コネクションを含む通信ネットワークにおける帯域幅管理方法 - Google Patents
ワイヤレス型コネクションを含む通信ネットワークにおける帯域幅管理方法Info
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Abstract
Description
。ブリッジと称される付属部品によって相互連結された複数のバスによって構成
されたネットワークを包括するように、この標準を拡張する作業が進行中である
。P1394.1と称されるこの拡張は、1997年10月発行の暫定案第0.03版の形で存在
する。この案によれば、ブリッジは、ポータルと称される装置のペアにより構成
され、各ポータルは、連結される2本のバスの一方へ接続される。2台のポータ
ルは、スイッチング・マトリックス(又は、スイッチング・ファブリック)によ
って相互に連結される。ブリッジのスイッチング・マトリックスの仕様は、P.13
94.1の範囲外の事項であり、実装する人の処理に任されている。現在、バスのペ
アを接続するブリッジの数を制限することなく、3本以上のバスのコネクション
をモデル化することは不可能であることを考慮するならば、3台以上のポータル
を有するブリッジは提供されていない。
伝送によるワイヤレス型リンクを用いることによって実現可能である。図1は、
4本の1394型バスの間のワイヤレス型ブリッジの一例を示す図である。バス1乃
至4は、ブリッジのポータルへ接続され、ポータルは記号A乃至Dによって区別
されている。図1のブリッジは、ブリッジが他のポータルと直接的に通信できな
い少なくも1台のポータルを含むという点で、不完全な接続性の一例である。本
例の場合、ポータルAとポータルBの間に直接リンクは存在しない。
一定数の等時性チャネルを確保する、等時性伝送手続が記載されている。バスの
1台のノードは、等時性リソースのマネージャの機能を有し、この目的のため、
帯域幅利用可能性を示す第1のレジスタと、等時性チャネル利用可能性を示す第
2のレジスタの二つのレジスタを実装する。IEEE 1394 1995文書におけるこれら
の二つのレジスタの名称は、それぞれ、"BANDWIDTH_AVAILABLE"及び"CHANNEL_AV
AILABLE"である。ノードは、レジスタを読み取り、要求に応じてレジスタの内容
を更新することによって、等時性リソースのマネージャを用いて等時性リソース
を確保する。
ようなワイヤレス型ブリッジによって接続されたバスのネットワークに適さない
。特に、ポータルAがポータルDに対し幅Xの帯域の送信を行う必要がある場合
、全部で幅2Xの帯域が必要になる。すなわち、ポータルAは、最初に、たとえ
ば、AからCへの送信用の幅Xの第1の帯域を確保し、次に、CからDへの送信
用に幅Xの第2の帯域を確保する必要がある。換言すると、帯域はネットワーク
に実在する接続性に依存する。このタイプの構造は、現在のIEEE 1394 1995では
考慮されていない。
信バスを含み、ブリッジがバスに接続された現実型ゲートをバス毎に備え、ゲー
トがワイヤレス型通信手段を具備している、通信ネットワークにおいて、 現実型ゲート毎にワイヤレス型ブリッジを、仮想型バス、及び、二つの仮想型
ポータルを含む仮想型ブリッジの形式にモデリングする手順と、 ワイヤレス型ブリッジ全体に対する帯域幅利用可能性の大域的レジスタをエミ
ュレートする手順と、 通信に関与するワイヤレス型コネクション毎に帯域幅を大域的レジスタによっ
て確保する手順とを有することを特徴とするリソース管理方法である。
能の大域的レジスタを一つのレジスタに集中させることによって、このワイヤレ
ス型ブリッジに対し、大域的に帯域確保を行えるようになる。モデル化されたバ
スで受信された帯域確保要求をこの単一のレジスタへ送信することにより、確保
を行うノードにとって、機能の集中化は意識されない。
体的な非限定的な実施例の記載によって明瞭になる。
が"Process of synchronization in a wireless communication network"である
仏国特許出願第98 04982号は、特に、IEEE 1394 1995タイプの数本の通信バスを
連結するワイヤレス型ブリッジに関する。
・ブリッジへの分解は、二つのポータルの間のコネクションを仮想的な仮想型バ
スによって表現することにより実行される。
において、点線は、ポータルとして動作する種々のノードの境界を定義する。こ
こで、装置自体を含むノードの概念と、ノードの主要機能に関するポータルの概
念とを区別する必要がある。この区別は、以下の説明を明瞭にするため行われる
。特に、ノードは、たとえば、バスおよび仮想型ポータルのような仮想型要素を
ソフトウエア的にシミュレートする。ノードの実際の現実型ポータル(以下では
、A、B、C又はDで示される)は、仮想的な仮想型ポータルと同じレベルに機
能的に配置されるが、実際には、この現実型ポータル自体が仮想型要素をシミュ
レートする。
のブリッジは、IEEE 1394バスに接続された現実型ポータルと、内部仮想型バス
に接続された仮想型ポータルとにより構成される。
リッジを更に有する。仮想型ブリッジは、ノードの内部仮想型バスに接続された
仮想型ポータルと、ワイヤレス型リンクを表す仮想型バスに接続された仮想型ポ
ータルの二つの仮想型ポータルにより構成される。
クを表現する仮想型バスとは異なる。ワイヤレス型リンクを表現する仮想型バス
は帯域制限されているが、内部仮想型バスの場合には、このような帯域制限はな
い。
スb_Xとの間で、現実型ポータル(たとえば、ポータルC)と一緒になってブリ
ッジを構成する仮想型ポータル p_XY.X バスb_Xに接続され、バスb_Xとバスb_XYを連結する仮想型ブリッジの
部分を形成する仮想型ポータル p_XY.Y バスb_Yに接続され、バスb_Xとバスb_XYを連結する仮想型ブリッジの
部分を形成する仮想型ポータル を採用する。
ータルは、ポータルAとして示され、現実型ポータルと同じブリッジに属する仮
想型ポータルは、記号p_Aで示されている。
ス型リンクは、仮想型バスb_ABによって表現され、ノードAとノードCの間のワ
イヤレス型リンクは、仮想型バスb_ACによって表現される。
タルp_AB.Bとを含む。内部仮想型バスb_Aをバスb_ACへ連結するブリッジは、ポ
ータルp_AC.Aとポータルp_AC.Bとを含む。
ある。
、インタフェース用回路(いわゆるLINK回路)と、現実型ポータルを管理し
、P1394.1標準化作業によって与えられたレジスタを管理するソフトウエアとを
含む。各ノードは、各ポータル及び各仮想型バスをエミュレートするため、マイ
クロプロセッサとメモリとを更に有する。
て、ネットワークのグラフを決定し、これにより、次に、後述の態様で仮想型ト
ポロジカルモデルを構築することができる。
書に記載された制御情報通信手続を使用して、すなわち、TDMAタイプの等時
性フレームを実現することによって、獲得される。ワイヤレス型ブリッジにおけ
るTDMAシステムの各固定長フレームは固定数の制御窓により構成され、各窓
は、ブリッジのワイヤレス型ノードの一つに固定的な態様で振り分けられる。ノ
ードは、構造によって、そのノードの制御窓の位置と、他のノードの制御窓の位
置とを認知している。ノードは、割り当てられた制御窓で制御情報を送信し、他
のノードの制御窓の情報を再送する。制御情報の再送される項目は、再送カウン
タを使用することによって再送することが認識され、この再送カウンタは制御情
報の項目がノードによって再送される度にインクリメントされる。ノードAがノ
ードXの制御窓内でノードXの制御情報の項目を受信したとき、ノードAは、こ
の情報項目がノードXから直接到来したものであると推定する。これに対し、ノ
ードAは、ノードX以外のノードの制御窓内でノードXの制御情報を受信したと
き、この情報項目は再送された情報であり、直接到来したものではない。かくし
て、一方で、制御情報は、たとえ、接続性が不完全である場合でも、ワイヤレス
型ブリッジの全てのワイヤレス型ノードへ伝搬し、他方で、各ノードは、受信し
た情報が他のノードから直接到来した情報であるか、或いは、再送された情報で
あるかを判定することが可能である。
に較正要求を挿入することによって較正要求を送る。この要求は、ワイヤレス型
ネットワークの各ノードに対するフラグを含む。要求を発送したノードがノード
jから受信できるとき、すなわち、直接ワイヤレス型リンクが存在する場合、順
位jのフラグが値1に設定される。この要求は、次に、上述の制御窓のメカニズ
ムを用いてネットワーク全体へ伝搬される。新しく占有された制御窓内で較正要
求を検出したノードは、較正要求を発生する。
てのノードへ送信されたとき、各ノードは、ワイヤレス型ブリッジ内の直接ワイ
ヤレス型リンクを知ることができる。次に、各ノードは、上述の規則に従って、
ノードに関連したバス及びポータルのモデリング及びエミュレーションへ進む。
95標準の場合と同様に、等時性リソースのマネージャは、各バスに対し指定され
る。
リソースマネージャの選択であり、他方は、ワイヤレス型リンクを表現する仮想
型バスに対するマネージャの選択である。
れる。以下、二つの方法を例示的に説明する。
択される要素は、常に、ノードの現実型ポータルを含むブリッジの仮想型ポータ
ルである。ノードがノードXである場合、内部仮想型バスb_Xに対し選択された
仮想型ポータルはポータルp_Xである。
性リソースのマネージャの選択は、以下の(1)〜(3)の通り行われる。
95文書で"EUI64"と称されるノードの識別子を読み出す。この識別子は、装置毎
に固有の識別子であり、64ビットの長さがある。
ットの位置を占め、最下位から2ビット目は最上位から2ビット目の位置を占め
、以下同様に続く。
された識別子と、そのノード自体の識別子の中から大きい方を判定する。大きい
方の識別子がリンクの反対側のノードの識別子である場合、このリンクの等時性
リソースのマネージャは仮想型ポータルp_XY.Yであり、Xは、マネージャの判定
を実行したノードを指定し、Yはリンクの反対側のノードを指定する。逆の場合
、このリンクの等時性リソースのマネージャは、ポータルp_XY.Xである。
ネージャは、IEEE 1394 1995標準の用語では、バスのルートとしても指定される
。各等時性リソースマネージャは、IEEE 1394 1995文書のセクション8.3.2.3.8
に記載された"CHANNEL_AVAILABLE"レジスタと類似した等時性チャネルの利用可
能性のレジスタを管理する。等時性チャネルの利用可能性のレジスタは同様の方
式でアクセス可能である。このレジスタへのアクセスは、ワイヤレス型通過帯域
の利用可能性のレジスタへのアクセスと共に、図4を参照して詳細に説明する。
の通過帯域のマネージャを更に選択する。等時性リソースマネージャとは異なり
、通過帯域のマネージャの数は、実現可能なワイヤレス型リンクの数に依存し、
等時性通過帯域のマネージャの機能は、ワイヤレス型ブリッジの全体に対し単一
の装置のレベルに集中させられた機能である。
帯域利用可能性レジスタと、チャネル利用可能性レジスタの両方を管理すること
に注意する必要がある。
多数の方法が使用される。本実施例によれば、このタスクは、最大の反転された
ノード識別子を有する現実型ポータルに任される。上述の通り、各ノードは、ネ
ットワークの全ノードの識別子を解析することにより通過帯域マネージャを決定
する。
通過帯域利用可能性レジスタ(BANDWIDTH_AVAILABLE)を管理する。このレジスタ
は、IEEE 1394標準のセクション8.3.2.3.7に規定され、ネットワークの種々の要
素によるこのレジスタへのアクセスも同様である。このレジスタは、ワイヤレス
型ネットワークで利用可能な通過帯域に対応した所定の値、たとえば、32メガ
ビット/秒に初期化される。
るため、その装置を他のバスの装置へ連結するブリッジと仮想型バスと現実型バ
スを構成する。
EEE 1394バス3に接続されたデコーダ6との間にチャネルを確立する目的で、ワ
イヤレス型ブリッジ上の等時性リソースを確保するため利用される交信が記述さ
れている。
によって規定されたプロセスであり、これ以上詳細な説明は行わない。
帯域マネージャとして選択されている。仮想型ポータルp_A、p_AC.A及びp_Cは、
それぞれ、対応したバスb_A、b_AC及びb_Cの等時性リソースマネージャである。
ャネルと、通過帯域の確保を実行する必要がある。また、デコーダ5は、ポータ
ルBを用いて通過帯域を確保しなければならない。
利用可能性レジスタの内容の読み出しを要求する。このバスの等時性リソースの
マネージャのアドレスは、アドレスバスと、このマネージャに対するシフト値(
オフセット)とにより構成され、このシフト値は、IEEE 1394 1995標準によって
決められる。
バスb_Aのアドレスを検出し、仮想型ポータルp_Aがそれ自体によってエミュレー
トされているのか、或いは、他のノードによってエミュレートされているのかを
判定する。ポータルp_Aが実際に現実型ポータルAによってエミュレートされて
いる場合、ポータルAは、バスb_Aの等時性マネージャ、並びに、このバスの等
時性リソースの利用可能性レジスタをエミュレートする。このレジスタの内容は
、デコーダへ返送される(ステップE2)。
中から空いているチャネルを識別する。チャネルを確保するため、デコーダ5は
、先にレジスタから読み出された値と、レジスタへ書き込まれる新しい値とを含
むラッチ要求を送信する(ステップE3)。
いるチャネルの他に、デコーダ5が確保しようとする二つのチャネルを指定する
。ポータルp_Aは、旧い値を、等時性リソースの利用可能性レジスタに格納され
ている値と比較する。この値が一致する場合、ポータルは、新しい値をレジスタ
に書き込み、確保された旨をデコーダへ通知する。これは、図3の例の場合であ
る(ステップE4)。
を読み出した時点からラッチ要求の時点までの間に別の装置によって変更されて
いる。この場合、レジスタの内容は変更されない。デコーダ5は、レジスタの内
容を変更しなかった旨が通知され、新たな確保を試みる可能性がある。このレジ
スタは、(たとえば)現実型ポータルAが接続されている現実型バスの値と同じ
値に初期化される。
実現される。通過帯域がこのような仮想型バスのレベルで確保されるならば、レ
ジスタの内容は、それに応じてデクリメントされる。このような挙動をエミュレ
ートする利点は、IEEE 1394 1995文書によって提唱されたバス管理を充たす。本
例の観点で、デコーダ5は、バスAの通過帯域レジスタを用いて、通過帯域利用
可能性レジスタを読み出し、ラッチする要求を試行する。
ネージャへ送り、次に、ポータルp_AC.Aを用いたラッチ要求を送ることにより、
バスb_AB上の等時性チャネルを確保する(ステップE5及びE6)。
とする装置は、そのバスが現実型バスであるかのようにして、この仮想型バスの
等時性リソースへアドレスを送る。これは、等時性リソースのマネージャがワイ
ヤレス型ブリッジの通過帯域のマネージャでは無い場合でも同様である。それに
もかかわらず、等時性リソースのマネージャは、ワイヤレス型ブリッジの通過帯
域マネージャのアドレスを知り、このアドレスを用いて、この機能をエミュレー
トする現実型ポータルへ依頼元の装置の要求を送信する。等時性リソースのマネ
ージャは、ワイヤレス型通過帯域マネージャの部分で要求への応答を復元し、そ
の応答を装置へ送信する。装置に関する限り、あらゆる事柄は、現実型バス上で
の確保であるかのように行われる。したがって、通過帯域マネージャ機能のワイ
ヤレス型ブリッジへの集中化は、確保レベルでは意識されない。
過帯域を確保するため、デコーダ5は、ワイヤレス型ネットワークの通過帯域レ
ジスタの読み出し要求をポータルp_AC.Aへ送る(ステップE7)。ポータルp_AC
.Aは、その要求をポータルCへ送る(ステップE8)。ポータルCは、その要求
に対する応答をポータルp_AC.Aへ送信し(ステップE9)、ポータルp_AC.Aはそ
の応答をデコーダ5へ再送する(ステップE10)。
る。
に関する確保と同じ方法で、ポータルp_Cを用いて行われる(ステップE15乃
至E18)。
リッジ通過帯域利用可能性レジスタは、確保が行われるときに、必要に応じた回
数だけデクリメントされる。
って規定されたバス管理メカニズム、特に、アドレス及びレジスタのアクセスと
管理のメカニズムを維持した状態で、ワイヤレス型ブリッジをバスのネットワー
クに組み込むことが可能である。したがって、ここまでに記載された事項は、ワ
イヤレス型ブリッジの一方側の装置がブリッジの反対側の装置と通信しようとす
るときに、一方側の装置から見たワイヤレス型ブリッジに関係する。ワイヤレス
型ブリッジの実際の動作は異なる。ワイヤレス型ブリッジは複数のバスをシミュ
レートし、特に、等時性リソース及び通過帯域の管理をシミュレートするが、リ
ソース確保は、実際には、ワイヤレス型ブリッジの実際の動作に対応する程度で
しか行われない。ワイヤレス型ブリッジは、リソース確保をブリッジの固有の動
作に適合させる機能がある。
われる等時性チャネル確保は、ワイヤレス型ブリッジに関して、実際的な意味は
ない。その理由は、引用した上述の仏国特許明細書に記載されたTDMAタイプ
のメカニズムは、データを送信するため、ワイヤレス型ブリッジによって使用さ
れ、このメカニズムは、IEEE 1394バス上に実現されたメカニズムとは相異する
からである。現実型バス上で伝送され、ワイヤレス型ネットワーク上で伝送され
るべき等時性チャネルには、ワイヤレス型等時性チャネルが対応する。ワイヤレ
ス型等時性チャネルは、ワイヤレス型フレーム毎に伝送される明確な一定数の等
時性パケットに対応する。等時性パケットは、IEEE 1394バス上のフォーマット
と同じフォーマットでワイヤレス型媒体上を伝送される。ワイヤレス型等時性チ
ャネルは、送信側ワイヤレス型ノードの個別情報と、ワイヤレス型送信機が接続
されたIEEE 1394現実型バス上で使用されるチャネル番号との組み合わせによっ
て決まる。
、仮想型モデルを簡約化することができ、好ましくは、安定したワイヤレス型ブ
リッジに組み込まれる。安定したワイヤレス型ブリッジとは、ワイヤレス型リン
クが変更されないか、或いは、変更されるとしても非常に長期の間隔で変更され
るブリッジである。特に、接続性が不完全である場合、このように簡約化された
モデルは、ワイヤレス型ブリッジの接続性がバスのネットワークのトポロジカル
な変更を用いて完全に再計算されることを要求する。
ンクの一部を形成する各ワイヤレス型ノードは、同じ部分集合内の他のあらゆる
ノードと直接的に連結される。部分集合内のノードは、仮想型バスによって連結
され、これにより、部分集合内のノード間のリンクの集合を単一の仮想型バスに
よってモデル化できるようになる。
ルが生成され、リンクAB、AC、BDとリンクBC、BD、CDの二つのグル
ープができる。
クを有するノードXの別のノードYへの内部仮想型バスを除去する。図9aには
、この第2の変形例が示されている。この仮想型バスに接続された仮想型ポータ
ルも除去される。このワイヤレス型リンクは、ノードXの現実型ポータルXと、
ノードYによって管理された仮想型ポータルp_YX.Yとにより構成されたブリッジ
によって置き換えられる。現実型ポータルXと仮想型ポータルp_YX.Yの二つのポ
ータルは、除去された仮想型バスの二つのブリッジの残りのポータルである。モ
デルは、このようにして作成される。このようにして構成された残存する半仮想
型ブリッジは、図9bに示されている。
ような簡約化されたモデルが得られる。
ポータル・ブリッジへの分解が、ワイヤレス型リンクを仮想型ブリッジによって
表現することにより行われる。第1実施例の場合には、ワイヤレス型リンクはバ
スによって表現されていたことに注意する必要がある。
ノードA、B、C及びDの境界を示す。このノードの境界内に存在する現実型要
素及び仮想型要素は、ノードによって管理される。図6は、ノードAが示され、
ノードAの各要素の名称が完全に示されている。これらの名称は、図5では図面
が複雑になることを避けるため省かれている。
るブリッジを含む。ブリッジは、IEEE 1394バスに接続された現実型ポータルと
、内部仮想型バスに接続された仮想型ポータルとにより構成される。既に説明し
た通り、これらのポータルは、それぞれ、ポータルX及びポータルp_Xのように
示され、Xは、ノードAからノードDのいずれかのノードを表す。
ヤレス型リンク毎に仮想型ポータルを更に有する。ここで、第1実施例の場合に
は、各ノードは、ワイヤレス型リンク毎に、ポータルではなく、仮想型ブリッジ
を具備する点に注意する必要がある。ポータルには、ポータルp_XY.Xのような名
前が付けられ、本例の場合に、Yは、ノードAと直接的なワイヤレス型通信をす
るノードに対応した値BとCをとる。二つのノード間の同じワイヤレス型リンク
に対応した二つの仮想型ポータルは、仮想型ブリッジを形成し(ポータルp_XY.X
とポータルp_XY.Yとから仮想型ブリッジL_XYが形成される)、この仮想型ブリッ
ジがワイヤレス型リンクを表現する。
の場合とは異なり、別々のノードによって管理されることに注意する必要がある
。また、仮想型バスと仮想型ブリッジの数は、第1実施例の場合よりも減少して
いることに注意する必要がある。
性コネクションを確立しようとするとき、コントローラは、(上述の例のように
)パスの全てのバス及びブリッジを構成してもよく、或いは、パスの第1のブリ
ッジへコマンドを送出し、第1のブリッジに、ローカルバスを再編させ、パスの
次のブリッジへコマンドを送出させてもよい。
選択する完全な余裕が必要である。第2案の場合、コントローラは、パスの選択
をパスの多数のブリッジへ任せる必要があり、各ブリッジは、パスの中の次のブ
リッジを見つける役割を担う。
明する。特に、仮想型バスとワイヤレス型リンクとの間に直接的な対応関係がな
く、仮想型ブリッジとワイヤレス型リンクとの間に直接的な対応関係がある場合
を考える。
法を使用する。
確立しようとするとき、コントローラは、IEEE 1394バスを介して一つのノード
、たとえば、発信側ノードに接続された全てのブリッジの中から、等時性コネク
ションを支援するため最も望ましいブリッジ(たとえば、着信側に最も近いブリ
ッジ、或いは、最も余裕のあるブリッジなど)を選択する。コントローラは、次
に、このブリッジへの等時性コネクションの確立を要求するコマンドを発生し、
パラメータ(IEEE 1394 1995文書の意味範囲に含まれるパラメータ"bus_ID"及び
"node_ID")としての着信側ノードのアドレスと、要求する通過帯域と、ローカ
ルバス(発信側ノードを第1のブリッジに連結するバス)で使用される等時性チ
ャネル番号を指定する。この第1のブリッジは、そのローカル仮想型バス上で必
要とされる確保(チャネル番号及び通過帯域の確保)を行う。第1のブリッジは
、要求された着信側として最も望ましい次のブリッジを探し、同じコマンドをそ
のブリッジへ送り、最後のブリッジに達するまで同様に繰り返される。何らかの
理由(たとえば、ローカルバス上のリソースの不足など)によって、ブリッジが
等時性コネクションを確立するためにコマンドを進めることができない場合、ブ
リッジはコマンドに対し否定的に応答する。リソースがパスに沿って利用可能で
ある場合、コマンドは最後のブリッジに到達し、最後のブリッジは好ましい応答
を返す。この好ましい応答は、発信側のコントローラまで順番に中継され、コン
トローラは、この応答を受け取り、コネクションが確立されたことを知る。
ッジを通過する度に、ワイヤレス型ネットワークの等時性リソースの単一のマネ
ージャを用いて通過帯域を確保しなければならない点である。
ョンを確立することを要求し、以下のステップが実行される。
及び通過帯域(X)を確保する。
、チャネル番号:Y)を用いて、ポータルAへのコネクションを確立するコマン
ドを送出する。
えば、ブリッジL_ACを経由することを選択する。
ネル)を確保し、このチャネル上の対応したヘッダの変換を実行し、仮想型バス
b_A上で通過帯域Xを確保する。次に、ポータルAは、仮想型ブリッジL_ACへの
コネクションを確立するコマンドを送出する。ブリッジが一方のバスから次のバ
スへ等時性チャネルを伝えようとするとき、一方のバスで使用されたチャネル番
号が次のバス上で既に確保されていることがあるので、ヘッダを変更しなければ
ならない場合がある。その場合、ブリッジは、次のバス上で別のチャネル番号を
使用し、このチャネルの等時性パケットが一方のバスから次のバスへ渡されると
き、各等時性パケットのレベルでチャネル番号の変更を引き受けなければならな
い。
読み出し、続いて、レジスタの内容をラッチすることにより)、ワイヤレス型ネ
ットワークのマネージャ(本例では、ポータルB)を用いて、通過帯域を確保す
る。通過帯域を確保することができた場合、処理は次へ進む。通過帯域を確保で
きなかった場合、仮想型ポータルL_AC.Aは、ポータルAに対し否定的に応答し、
ポータルAはデコーダ5に対し否定的に応答する。
様の方法で、バスb_C上で通過帯域を確保し、(現実型ポータルC及び仮想型ポ
ータルp_Cを含む)最後のブリッジへコマンドを送出する。
3)上でチャネル及び通過帯域を確保する。確保できた場合(リソースが利用で
きる場合)、最後のブリッジはポータルL_AC.Aへ好ましい応答を返し、ポータル
L_AC.AはポータルAへ好ましい応答を返し、ポータルAはデコーダ5へ好ましい
応答を返す。確保できなかった場合、応答は否定的な応答である。
場合、各ブリッジL_WZは、ワイヤレス型ネットワークの等時性リソースの単一の
マネージャと通過帯域を交互に確保し、これにより、ワイヤレス型リソースの一
貫した管理を保証する。
ンクを有するノードXの内部仮想型バスは、第1実施例の第2の変形例の場合と
同様に、除去される。また、このバスに接続された二つの仮想型ポータルも除去
される。この簡約化によって、現実型ポータルXと仮想型ポータルL_XY.Yとから
なる半仮想型ポータルが形成される。図10a及び10bには、この簡約化が行
われる前後の全く同一のモデルが示されている。
部を形成する。ノードYがワイヤレス型リンクXYの一部だけを形成する場合、
本例の簡約化を適用することにより、図10bに示された構造は、二つの現実型
バスを連結するブリッジに簡約化される。ブリッジは、現実型ポータルX及び現
実型ポータルYにより構成される。
、ノードYにより制御される仮想型ポータルp_YX.Yとにより構成される。この半
仮想型ブリッジは、図9に示されている。図1に示された例は、一つだけのワイ
ヤレス型リンクの一部を形成するノードを含まないことに注意する必要がある。
表す図である。
明するタイミングチャートである。
リッジのモデリングを表す図である。
図である。
デリングを表し、(b)は、第1実施例の第2の変形による(a)のモデリング
の簡略化を表す図である。
デリングを表し、(b)は、第2実施例の変形によるモデリングの簡略化を表す
図である。
ようなワイヤレス型ブリッジによって接続されたバスのネットワークに適さない
。特に、ポータルAがポータルDに対し幅Xの帯域の送信を行う必要がある場合
、全部で幅2Xの帯域が必要になる。すなわち、ポータルAは、最初に、たとえ
ば、AからCへの送信用の幅Xの第1の帯域を確保し、次に、CからDへの送信
用に幅Xの第2の帯域を確保する必要がある。換言すると、帯域はネットワーク
に実在する接続性に依存する。このタイプの構造は、現在のIEEE 1394 1995では
考慮されていない。 文献:"P1394.1 Draft Standard for High Performance Serial Bus Bridges - Draft 0.03 October 18, 1997"には、二つの通信バスの間にあり、二つのポー タルにより構成されたブリッジが規定されている。 文献:Toguchi et al., "Reservation of bridge resources proposal for Ja nuary 26 p1394.1 working group", January 1998には、二つのポータルを含む
ブリッジが記載されている。 文献:Sugita et al., "Proposals in consideration of wireless bridge fa bric", March 1998には、三つ以上のポータルを備えたブリッジが記載されてい
る。
が"Process of synchronization in a wireless communication network"である
仏国特許出願第98 04982号は、特に、IEEE 1394 1995タイプの数本の通信バスを
連結するワイヤレス型ブリッジに関する。この特許出願は、1999年10月28日に公 開されたPCT出願WO99/55028の優先権主張出願であり、公開されたPCT出願 の書類で調べることができる。
Claims (10)
- 【請求項1】 ワイヤレス型ブリッジを介して連結された少なくとも二つの
通信バスを含み、 ブリッジは各バスに接続された現実型ポータルを具備し、 各現実型ポータルはワイヤレス型通信手段を具備する、 通信ネットワークにおいて、 仮想型バス、及び、二つの仮想型ポータルを含む仮想型ブリッジの形式で、各
現実型ポータル毎にワイヤレス型ブリッジをモデリングする手順と、 ワイヤレス型ブリッジ全体に対する通過帯域利用可能性の大域的レジスタをエ
ミュレートする手順と、 通信に関与するワイヤレス型コネクション毎に大域的レジスタを用いて通過帯
域を確保する手順と、 を有することを特徴とするリソース管理方法。 - 【請求項2】 ワイヤレス型リンクは仮想型ブリッジの形式でモデル化され
ることを特徴とする請求項1記載のリソース管理方法。 - 【請求項3】 ワイヤレス型リンクは仮想型バスの形式でモデル化されるこ
とを特徴とする請求項1記載のリソース管理方法。 - 【請求項4】 部分的な接続性を備えた大規模ネットワーク内で完全な接続
性を有するポータルのグループを連結するワイヤレス型リンクのグループが仮想
型バスの形式でモデル化されることを特徴とする請求項1記載のリソース管理方
法。 - 【請求項5】 各現実型ポータルは、 現実型ポータルと組み合わされて、現実型ポータルに接続された通信バスを現
実型ポータルによってエミュレートされた仮想型内部バスへ連結するブリッジを
形成する仮想型ポータルと、 別の現実型ポータルとの間の各ワイヤレス型リンクに対する仮想型ブリッジと
、 をエミュレートすることを特徴とする請求項3又は4記載のリソース管理方法。 - 【請求項6】 各現実型ポータルは、 現実型ポータルと組み合わされて、現実型ポータルに接続された通信バスを現
実型ポータルによってエミュレートされた仮想型内部バスへ連結するブリッジを
形成する仮想型ポータルと、 ワイヤレス型ブリッジの別の現実型ポータルとの間の各ワイヤレス型リンクに
対する仮想型ブリッジと、 をエミュレートし、 二つの現実型ポータルの間の同じワイヤレス型リンクに対応した二つの仮想型
ポータルがワイヤレス型リンクを表現する仮想型ブリッジを形成する、 ことを特徴とする請求項2記載のリソース管理方法。 - 【請求項7】 内部バス、及び、内部バスに接続された仮想型ポータルを除
去する手順と、 内部バスを含む現実型ポータルが単一のワイヤレス型リンクの一部を形成する
場合に、仮想型ポータルが除去されることにより残された二つのポータルをブリ
ッジに簡約化する手順と、 を更に有することを特徴とする請求項4又は5記載のリソース管理方法。 - 【請求項8】 現実型ポータル毎に、現実型ポータル間のワイヤレス型リン
クの組を決定する手順を更に有することを特徴とする請求項1乃至7のうちいず
れか一項記載のリソース管理方法。 - 【請求項9】 ワイヤレス型リンクの組を決定する手順は、 現実型ポータル毎に、該現実型ポータルへ直接的にデータを伝える他の現実型
ポータルを識別する手順と、 ワイヤレス型ネットワークの全ての他の現実型ポータルへ向けて、直接的なリ
ンクが実在する現実型ポータルのリストを送信する手順と、 他の現実型ポータル毎に作成されたリストを受信する手順と、 を有することを特徴とする請求項8記載のリソース管理方法。 - 【請求項10】 仮想型バス毎に等時性チャネルの利用可能性のレジスタを
エミュレートする手順を更に有することを特徴とする請求項1乃至9のうちいず
れか一項記載のリソース管理方法。
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