JP2002528932A - インテリジェント・ネットワークにおけるリアルタイム呼処理サービスを提供する方法および装置 - Google Patents

インテリジェント・ネットワークにおけるリアルタイム呼処理サービスを提供する方法および装置

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JP2002528932A
JP2002528932A JP2000577571A JP2000577571A JP2002528932A JP 2002528932 A JP2002528932 A JP 2002528932A JP 2000577571 A JP2000577571 A JP 2000577571A JP 2000577571 A JP2000577571 A JP 2000577571A JP 2002528932 A JP2002528932 A JP 2002528932A
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Abstract

(57)【要約】 インテリジェント・ネットワークにおいてリアルタイム呼処理サービスを提供するシステムであって、該システムは、インテリジェント・ネットワークにおけるサービス・ノード(204)において実行するオブジェクト・インスタンス間の通信を可能にするプラットフォームに依存しない通信システムを含む。発信側スイッチと関連した実行環境において実行するオペレーティング・システム・エージェント・オブジェクト(204)インスタンスは、スイッチで受け取った呼イベントに対応する発呼情報を、ネットワーク内のサービス・ノード(204)において提供される実行環境で実行する1つまたは複数のオブジェクト・インスタンスに送り、このオブジェクト・インスタンスは、発呼と関連した通信線路の状態を維持する線オブジェクト・インスタンスと、顧客要求にしたがってサービスを実行するメソッドを実施するサービス・オブジェクトとを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般に、通信サービスを提供するためのインテリジェント・ネット
ワーク・システムに関し、具体的には、インテリジェント・ネットワーク全体に
分散した複数のサービス・ノードのそれぞれにおいてリアルタイムイベント処理
サービスを提供する新規なサービス制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
ネットワーク・サービスは、1つまたは複数の加入者との対話に応じて、デー
タや電話などの通信ネットワークおよびそれと関連するリソースによって実行さ
れる機能である。たとえば、加入者が特別の順番の数字をダイヤルすることによ
って、自動転送や音声メール・アクセスなどの電話ネットワーク常駐サービスを
起動することができる。セキュリティ、妥当性検査および認証により、その他の
ネットワーク・サービスをネットワーク所有者の支援に向けることができる。サ
ービスの追加や修正は、通信ネットワークの変更を必要とする。
【0003】 最も慣例的な通信ネットワークは、相互接続されたスイッチと通信サービスか
ら構成される。そのようなスイッチは、スイッチメーカーが設計した独自のソフ
トウェアまたはファームウェアによって動作する一体になった処理装置または埋
め込まれた処理装置によって制御される。一般に、スイッチメーカーのソフトウ
ェアまたはファームウェアは、サービス処理、呼処理、設備処理およびネットワ
ーク管理の機能的なすべての側面をサポートしていなければならない。すなわち
、ネットワーク所有者が新しいサービスを実現したり既存のサービスを修正した
りしたいときは、様々なスイッチメーカーは、ネットワーク内のすべてのスイッ
チのソフトウェアを改訂しなければならない。
【0004】 ネットワークは様々なメーカーによる様々なスイッチモデルを含むため、新し
いソフトウェアを慎重に開発し、試験し、展開することが必要になる。新しい改
訂ごとに各スイッチのコード・サイズが大きく複雑になってきているため、新し
いソフトウェアを開発し試験し展開するのに必要な時間は、より長く複雑になっ
てきている。したがって、このプロセスには、数年かかることがある。さらに、
この高い複雑さによって、スイッチのプロセッサに負担がかかり、スイッチの動
作不良の可能性が高まり、スイッチの修理と交換が必要になることがある。さら
に、複数のネットワーク所有者が共通の組のスイッチメーカーに依存するため、
競合を制限する望ましくない2つの状況が生じる。
【0005】 第1に、メーカーのソフトウェア・リリースは、いくつかのネットワーク所有
者から要求された変更を組み込もうとすることがあり、したがって、ネットワー
ク所有者は、自分たちのサービスとそれらの競合から提供されるサービスとを真
に区別することができない。また、これにより、いくつかのネットワーク所有者
は、メーカーが新しいリリースに他のネットワーク所有者による要求を組み込む
まで待たされる。第2に、あるネットワーク所有者からの要求に応じた機能を組
み込んで新しいサービスを実現したスイッチのソフトウェア・リリースは、意図
せずに他のネットワーク所有者に利用可能になることがある。
【0006】 このような問題は、加入者の移動性の高まり、トラヒックの種類と帯域幅の増
大、伝統的な番号付け方式の崩壊、サービスの高度化、および競争の高まりによ
り、過去5〜10年の間に新しいネットワーク・サービスの需要が指数的に高ま
ってきたため許容できなくなってきた。したがって、新しいネットワーク・アー
キテクチャが、サービス・ロジックを作成し展開し実行するよりフレキシブルな
方法を取り入れる必要があることが広く認識されている。後で説明する本発明の
新規なアーキテクチャを十分に理解するために、図1を参照して、関連する従来
技術の以下の説明を提供する。
【0007】 図1を参照し、本発明を含む様々なスイッチングアーキテクチャの論理表現を
示す。全体を20で示した一体式スイッチは、サービス処理機能22、呼処理機
能24、設備処理機能26およびスイッチ機構28を含む。これらの機能22、
24、26および28はすべて、グループ30で記号化したようにハードコード
され、混合され、画一化されている。さらに、機能22、24、26および28
は、スイッチメーカーによって設計され、メーカーにより異なる独自のプラット
フォーム上で動作する。その結果、これらの機能22、24、26および28は
、メーカーのサポートなしに修正できず、これが、サービスの開発と実装を遅延
させ、新しいサービスを市場に出すコストを高めている。したがって、新しい革
新的なサービス、呼処理、データ処理、信号処理およびネットワーク操作の開発
は、メーカー独自のスイッチハードウェアおよびソフトウェアに対するメーカー
の管理と、業界標準を確立し実現する本来の難しさとによる制限を受ける。
【0008】 サービス処理機能22は、一体式スイッチ20内でコード化され、ローカルの
データ内容とダイアルされた番号に基づいたプロセスのローカル制御しか可能に
しない。このローカル情報は、コード化されたサービス機能を実行するハードコ
ードされたプロセス・エンジンによって解釈される。呼処理機能24は、ハード
コードされ、発呼機能と着呼機能を提供する。このプロセスは、実際に、個々の
接続を確立して呼を完了させる。同様に、設備処理機能26もハードコードされ
、呼に含まれる物理リソースに関連したすべてのデータ処理を実現する。スイッ
チ機構28は、Northern Telecom社などのスイッチメーカーから提供される一体
式ソフトウェアを実行するスイッチおよびコンピュータのハードウェア構成要素
を表す。スイッチ機構28は、接続を確立するために必要な物理的機構を提供し
、伝達装置(TIとDSO)、スイッチイングマトリクス装置(ネットワーク平
面とその処理装置)、リンク層信号処理装置(SS7、MTP、ISD、LAP
D)、および専用回路(コンファレンス・ポート、音声トーン検出器)を含むが
これらに限定されない。
【0009】 前述の課題に取り組む試みにおいて、国際電気通信連合と欧州電気通信標準協
会は、ITU−Tインテリジェント・ネットワーク規格(Intelligent Network
Standard)(「IN」)を承認した。同様に、Bellcoreは、高度インテ
リジェント・ネットワーク規格(Advanced Intelligent Network Standard)(
「AIN」)を承認した。これらの2つの規格は、表現と発展の状態が異なるが
、ほとんど同じ目的および基本概念を有する。したがって、これらの規格は、サ
ービス処理機能22がスイッチから分離された1つのネットワーク・アーキテク
チャと見なされる。
【0010】 INおよびAINアーキテクチャを使用することによって、本質的に所与のタ
イプの呼において起動されるサービスに依存しない構成単位(Service Independ
ent Building Blocks)(「SIRS」)のテーブルである新しいサービス論理
プログラム(Service Logic Program)(「SLP」)を作成し展開することに
よって新しいサービスを公開することがおそらく可能である。この手法により、
いくつかの特定のエレメント・タイプが、SLPと相互動作して、ネットワーク
加入者にサービスを提供する。その結果、新しいまたは可能性のあるサービスが
、既存のSIBBSによって制限される。
【0011】 全体が40で示されたINまたはAINアーキテクチャは、一体式スイッチ2
0の機能を、サービス制御ポイント(Service Control Point)(「SCP」)
42と、サービススイッチイングポイント(Service Switching Point)(「S
SP」)およびスイッチングシステム44に論理的に分離する。SCP42は、
サービス処理機能22を含むが、SSPおよびスイッチングシステム44は、呼
処理機能24、設備処理機能26およびスイッチ機構28を含む。このケースで
は、呼処理機能24、設備処理機能26およびスイッチ機構28は、グループ4
6によって記号化されたようにハードコードされ、混合され、画一化されている
【0012】 サービススイッチングポイント(「SSP」)は、加入者の信号発信が、ダイ
アルされた番号だけに基づいた単純なものでない経路指定を必要とすることを認
識するためにスイッチにある機能モジュールである。SSPは、呼のさらなる操
作を中断し同時にリモートSCP42に呼の適切な処理に関する問い合わせを行
い、本質的にいくつかのスイッチのデータベース・サーバとしてはたらく。この
処理の分割によって、特別なサービス呼を処理するための希であるが時間のかか
るタスクの負荷がスイッチから軽減される。さらに、この適度な集中化により、
ネットワーク全体のために働く容易に修正可能で負担の重い1つのレポジトリを
有することと、すべてのスイッチにあるレポジトリの完全なコピーを展開するこ
ととの平衡がとれる。
【0013】 次に図2を参照すると、INまたはAINアーキテクチャを使用する通信シス
テムが示され、全体が50で表される。ISDN端子52、第1の電話54、第
2の電話56などの様々な顧客システムが、SSPおよびスイッチングシステム
44に接続される。ISDN端子52は信号線60および伝送線62によってS
SPおよびスイッチングシステム44に接続される。第1の電話54は、伝送線
64によってSSPおよびスイッチングシステム44に接続される。第2の電話
56は、伝送線68によってリモートスイッチングシステム66に接続される。
また、リモートスイッチングシステム66は、伝送線70によってSSPおよび
スイッチングシステム44に接続される。
【0014】 図1に関して前に説明したように、SSP70は、加入者の信号発信が、ダイ
アルされた番号にのみ基づいた単純なものではないルーチングを必要とすること
を認識するためにスイッチにある機能モジュールである。SSP70は、呼のさ
らなる処理を中断し、呼の適切な処理のための問い合わせ(query)を行う。こ
の問い合わせは、リモートSCP42にSS7メッセージの形で送られる。サー
ビス制御ポイント42は、その場所にあるデータ・ベース内容を変更することに
より、多くの内在するスイッチを介して接続された加入者が使用できるネットワ
ーク機能を変更することができるためそのように名前を持つ。問い合わせは、信
号線72を介して、そのようなエレメントの中で単にSS7メッセージ用のルー
タである信号転送ポイント(Signal Transfer Point)(「STP」)74に送
られ、次に信号線76を介してSCP42に送られる。
【0015】 統合サービス管理システム(Integrated Service Management System)(「I
SMS」)78は、サービスを展開または変更したり加入者ごとのサービスへの
アクセスを管理したりする管理ツールとして構想されている。ISMS78は、
主に、SSP70とSCP42に記憶された演算ロジックとデータを変更するこ
とによって動作する。ISMS78は、様々なユーザ・インタフェース80およ
び82を有する。このISMS78は、操作線84によってSCP42に接続さ
れ、操作線86によってSSPおよびスイッチングシステム44に接続され、操
作線90によってインテリジェント周辺装置(Intelligent Peripheral)(「I
P」)88に接続される。インテリジェント周辺装置88は、音声応答システム
や音声認識システムなど、スイッチ上で利用できない機能をネットワークに追加
するために使用される装置である。IP88は、信号線92と伝送線94によっ
てSSPおよびスイッチングシステム44に接続される。
【0016】 次に図2を参照して、従来技術による呼の処理について説明する。顧客が受話
器を取ってダイヤルし始めたときに呼が行われる。会社ノスイッチモニターにあ
るSSP70が、ダイヤリングを監視し、トリガ・シーケンスを認識する。SS
P70は、サービス・ロジックを調べることができるまで呼のさらなる処理を中
断する。次に、SSP70は、標準的なSS7メッセージを構成し、それをST
P74を介してSCP42に送る。SCP42は、メッセージを受け取ってデコ
ードし、SLPを起動する。SLIは、番号変換用のデータベース・ルックアッ
プなどの他の機能を作動させることができるSCPを解釈する。SCP42は、
その呼の処理に関するSS7メッセージをSSPおよびスイッチングシステム4
4に返すか、あるいは適切なサービスを実行するためにネットワーク・エレメン
トにメッセージを送り出す。呼の終わりに、呼を切断するためにスイッチの間で
SS7メッセージが送られ、呼に関与する各スイッチが呼の詳細レコードを作成
する。呼の詳細レコードは、各呼ごとにオフラインで収集され、関連付けされ、
解決され、それにより市外通話の課金が導出され、呼の処理が完了する。
【0017】 INおよびAINアーキテクチャは、予測可能なすべてのサービスをサポート
するために1組の標準機能を事前定義しようとする。そのような標準機能は、ス
イッチ内の様々な状態機械にすべてハードコードされる。残念ながら、新しい技
術または予想外のサービス要求と関連して生じる可能性のある新しい機能は、多
数のベンダ・プラットフォームに渡るネットワーク・ソフトウェアの広範囲なオ
ーバホールと試験なしには実現できない。さらに、新しい機能が、標準化された
呼出しモデル、プロトコルまたはインタフェースに対する変更を必要とする場合
は、その変更が業界標準グループによって承認されるまで、その機能を利用する
サービスの実現が遅れることがある。しかし、規格案が、INとAINがサポー
トする機能セットを拡大しようとしているにもかかわらず、装置の供給業者は、
コードの複雑さの驚異的な増大のために、そのような規格案を支持することを拒
絶してきた。
【0018】 図2をさらに参照すると、INおよびAINアーキテクチャの他の制限は、ス
イッチ内で動作する呼処理機能と設備処理機能すなわちSSP70を有すること
により生じる。その結果、これらの機能は、独自のソフトウェアを使用して各ス
イッチメーカーから提供されなければならない。したがって、ネットワーク所有
者は、新しい機能をサポートするためにメーカー・ソフトウェア・リリースにま
だ大きく依存している。問題をさらに複雑にするのは、ネットワーク所有者が、
統合された開発および試験環境において、SSP70モジュールを他のモジュー
ルと一緒に試験できないことである。さらに、スイッチメーカーの処理環境用の
SSP70が、ネットワーク所有者のサービス作成環境と互換性をもつという保
証はない。
【0019】 このように複数のネットワーク所有者が共通の組のスイッチメーカーに依存す
ることにより、競合を制限する望ましくない2つの状況が生じる。第1に、メー
カーのソフトウェア・リリースは、いくつかのネットワーク所有者から要求され
た変更を組み込もうとすることがあり、それによりネットワーク所有者は、自分
たちのサービスを競合により提供されるサービスと真に区別することができない
。これにより、メーカーが新しいリリースに他のネットワーク所有者からの要求
を組み込むまで、いくつかのネットワーク所有者が待たされる。第2に、あるネ
ットワーク所有者から新しいサービスの実装を要求された機能を含むスイッチソ
フトウェア・リリースは、意図せずに他のネットワーク所有者に利用可能になる
ことがある。したがって、INおよびAINアーキテクチャの意図にもかかわら
ず、ネットワーク所有者が、ネットワーク・サービスの挙動を形づくる機能要素
を完全に制御したり利用したりできないため、ネットワーク所有者の新しいサー
ビスの作成、試験および展開はまだ妨げられる。
【0020】 これらの問題を解決する1つの試みにおいて、全体が150(図1)として示
された個別スイッチインテリジェンスおよびスイッチ機構(Separate Switch In
telligence and Switch Fabric)(「SSI/SF」)は、スイッチングシステ
ム44からSSP70を論理的に分離する。次にまた図1を参照すると、スイッ
チインテリジェンス152は、対応するハードコードされた状態機械エンジンに
よって個別の状態テーブルにおいてコード化され、円154と156で記号化さ
れた呼処理機能24と設備処理機能26を含む。スイッチ機構機能158とスイ
ッチインテリジェンス機能152との接続は、通信ネットワークによって拡張す
ることができ、その結果、スイッチ機構158とスイッチインテリジェンス15
2は、物理的に一緒に配置されたり、同じプロセッサ内で実行されたり、さらに
1対1に対応する必要はない。その結果として、スイッチインテリジェンス15
2は、すべてのスイッチに共通でサービスに固有でなくまたメーカーに固有でな
いな簡単な機能の整合性のあるインタフェースを提供する。
【0021】 インテリジェント計算複合体(Intelligent Computing Complex)(「ICC
」)160は、複数のスイッチインテリジェンス要素152と通信するサービス
処理機能22および30を含む。この手法は、ほとんどの基本機能がメーカー固
有のコードの領域の外に移動されるため、ネットワーク所有者に、フレキシブル
なサービス実装の利点を提供する。サービス・ロジックの作成、開発、試験およ
び実行のために、より統合された環境を提供することによって、さらなる改良を
実現することができる。
【0022】 前に考察したように、現在のネットワークスイッチは、一体式で独自のハード
ウェアとソフトウェアに基づく。ネットワークスイッチは、数百万ドルのコスト
がかかることがあるが、そのような設備は、現在利用可能な計算技術の観点から
見たときに処理速度が比較的遅い。たとえば、そのようなスイッチは、60MH
zのレンジで動作する縮小命令セット・コンピューティング(「RISC」)に
基づき、一般にスイッチング網内の様々なプラットフォーム間で9.6kb/秒
の伝送速度をサポートするX.25などのデータ通信プロトコルを使用して互い
に通信する。これは、200MHz以上で動作するプロセッサを含むパーソナル
・コンピュータと、150mb/秒FDDIおよびATMインタフェースを提供
するハイエンド・コンピュータ・ワークステーションと比較してきわめて遅い。
したがって、ネットワーク所有者は、独自のハードウェアの代わりにハイエンド
・ワークステーションを使用できることが必要である。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、インテリジェント通信ネットワークの複数の分散サービス・ノード
のそれぞれと物理的に関連付けられたスイッチやルータなどのリソース複合体に
おいて受け取ったイベントおよびサービス要求をすべて処理するリアルタイムサ
ービスを提供するサービス制御システムを対象とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】
一般に、本発明のサービス制御コンポーネントは、サービス要求の処理におい
て、たとえばATMスイッチ、インターネット・ゲートウェイ、インテリジェン
ト周辺装置、他のスイッチまたはルータ・リソースなどのインテリジェント・ネ
ットワーク・リソース複合体に指示することができ、さらに、サービス要求を処
理するために必要なインテリジェンスを含む。詳細には、組み込まれたインテリ
ジェンスにより、サービス制御コンポーネントは他のインテリジェント・ネット
ワーク・コンポーネントと対話して他のロジックにアクセスするか、またはサー
ビス論理インスタンスを処理するのに必要な情報(サービスまたはユーザ・デー
タ)を獲得することができる。サービス制御は、リアルタイムサービス処理にお
いてリソース複合体およびローカル・データ管理システムと接続し対話し、イン
テリジェント・ネットワークが提供するサービスの試みを処理するのに必要な論
理および処理能力を保有する。サービス制御は、インテリジェント・ネットワー
クのサービス管理者とデータ管理コンポーネントによって管理、更新、管理され
る。インテリジェント・ネットワークは、呼を受け取る呼スイッチングプラット
フォームまたはリソース複合体に依存せずまたそれに対して透明なインテリジェ
ント呼処理サービスを提供し、呼イベントを処理するように容易に適合される。
したがって、高価なベンダ固有のハードウェア、オペレーティング・システムお
よびスイッチングプラットフォームへの依存がなくなる。分散インテリジェント
・ネットワークは、さらに、場所に依存しないイベント処理サービスの実行をサ
ポートし、モジュール式ソフトウェア論理プログラムを、アーキテクチャ内の実
質的にどこででも実行することができるようにし、そのような分散プロセス間の
場所に依存しない通信を実現し、したがって特別なサービス・ノードが不要にな
る。
【0025】 より詳細には、本発明は、リソース複合体によってサービス制御コンポーネン
トにサービス要求が送られたときに開始される1つまたは複数のプロセスを制御
する。サービス制御は、他のコンポーネントと対話して、要求サービスを提供す
るのに必要な要求データにアクセスする。要求サービスの挙動シーケンスが完了
するかサービス・ユーザがサービスを使用するのをやめたとき、プロセスは完了
する。処理の終わりに、要求の代わりにサービス要求側にサービスを提供するこ
とに関わるすべてのリソースが開放される。各サービス要求は、サービス処理の
1つのインスタンス(スレッド)を開始し、それにより偶発性またはボトルネッ
クの少ない大量の並列処理が実現される。
【0026】 各サービス・スレッドのインスタンスは、イベントと関連した所定の優先順位
に従って記憶し実行するための適切なサービス・スレッド待ち行列への特定の呼
インスタンスに関して、それ自体のイベント待ち行列を、受け取った非同期チャ
ネリング・イベントを提供するサービス制御によって維持することが好ましい。
サービス制御は、さらに、スイッチ/リソース複合体へのイベントの非同期チャ
ネリングを提供し、またはそれと一緒に他の実行サービス論理プログラムを提供
し、応答を待つときスレッド・インスタンスは遮られる。
【0027】 本発明によれば、サービス制御コンポーネントの主な役割は、スイッチングプ
ラットフォームやその他の外部リソースからイベントまたは要求を受け取って処
理し、受けた要求を処理するためにサービス論理プログラムを識別し起動し、デ
ータ管理記憶装置からネットワーク・オペレーティング・システム(NOS)を
介して、またはデータ・ベース・アプリケーション・プログラム・インタフェー
ス(API)を介して直接、サービスまたは加入者に関連するデータを要求し、
NOSを介してサービスまたは加入者に関連するデータをデータ管理コンポーネ
ントに更新し、優先順位を付けたイベントとメッセージをリソース複合体または
その他の論理プログラムに送ってユーザの対話を制御する機能を提供し、リソー
ス複合体から、たとえばPIN、選択したメニュー項目などに対応するデュアル
・トーン・マルチ・フリケンシ)DTMF数字などのユーザ入力を含むメッセー
ジ・セットを受け取り、同じサービス処理インスタンスに含まれるすべての関与
物の状況とデータを維持し、課金レコードを生成してそれをデータ管理コンポー
ネントの課金レコード生成機能に送ることを含む。
【0028】 本発明を特徴づける新規性の様々な特徴は、添付し本開示の一部を構成する特
許請求の範囲に詳細に示される。本発明とその動作上の利点およびその使用によ
り達成される特定の目的をより良く理解するために、本発明の好ましい実施形態
を例示し説明した図面および説明を参照されたい。
【0029】 本発明の以上その他の利点は、添付図面と共に以下の説明を参照することによ
ってより良く理解することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
本発明は、本明細書においてインテリジェント分散ネットワーク・アーキテク
チャ(Intelligent Distributed Network Architecture)(「IDNA」)また
は次世代インテリジェント・ネットワーク (Next Generation Intelligent Ne
twork)(「NGIN」)と代わりに呼ばれる包括的インテリジェント・ネット
ワークの1つのコンポーネントである。本明細書で説明するように、NGINア
ーキテクチャは、たとえばスイッチ、ルータ、IP終端アドレスなどのリソース
複合体またはスイッチングプラットフォームにおいて受け取った任意のタイプの
呼にインテリジェント呼処理サービスを実行するように設計される。IDNA/
NGINは、複数の分散したサービス・ノードを含み、各ノードは、その特定の
サービス・ノードと物理的に関連付けられたスイッチまたはリソース複合体にお
いて呼を受け取った場合にその呼を処理するのに必要な呼処理機能を提供する実
行環境を提供する。NGINは、きわめてスケーラビリティの高いアーキテクチ
ャであり、独立したサービス論理プログラム(Service Logic Program)(「S
LP」)として実施される実行可能なサービス・オブジェクトと、1−800電
話呼やファックス送信などのイベント・サービスを実行するための関連データと
を、サービス・ノードにおいてコスト効率の高い方法で確実に展開し維持するこ
とができるように設計される。CORBA準拠のオブジェクト・リクエスト・ブ
ローカー技術を利用することによって、インテリジェント・ネットワークは、イ
ベントまたは呼を受け取るイベントスイッチングプラットフォームまたはリソー
ス複合体から独立しそれに対して透明な場所とプラットフォームに依存しない呼
処理サービスの実行をサポートし、サービス実行プラットフォームに関係なしに
事実上ネットワーク上のどこでも高レベルの論理プログラムを実行することを可
能にする。さらに、システムは、そのような分散プロセス間で場所に依存しない
通信を提供する。
【0031】 次に図1を参照すると、インテリジェント分散ネットワーク・アーキテクチャ
(Intelligent Distributed Network Architecture)(「IDNA」)は、一般
に、170として示される。本発明は、SSI/SFアーキテクチャ150のI
CC160とスイッチインテリジェンス152をインテリジェント呼処理装置(
「ICP」)172に統合する。状態テーブルによって機能が定義されたSSI
/SFアーキテクチャ40のINまたはAINと違い、ICP172は、ブロッ
ク174、176および178によって記号化されたオブジェクト指向プラット
フォームにおける管理対象オブジェクトとして、サービス制御機能22、呼処理
機能24および設備処理機能26を含む。ICP172は、リソース複合体18
0から論理的に分離される。
【0032】 次に図3を参照して、本発明によるインテリジェント分散ネットワーク・アー
キテクチャを利用する通信システムが示され、全体が200として示される。広
域ネットワーク(「WAN」)202は、広い地理的領域の全体にわたってアプ
リケーションとデータの配布をサポートするシステムである。転送ネットワーク
は、光同期伝達網(Synchronous Optical NETwork)(「SONET」)に基づ
いて、IDNAノード204を接続し、それらのノード内のアプリケーションが
互いに通信できるようにする。
【0033】 各IDNAノード204は、インテリジェント呼処理装置(「ICP」)17
2とリソース複合体180を含む(図1)。図3は、リソース複合体A(「RC
A」)206とリソース複合体B(「RCB」)208を有するIDNAノード
204を示す。ICPは、設備提供、課金、復旧などの既存の支援機能を提供す
る補助処理装置210に連結することができるが、それらの機能は、ネットワー
ク管理システム(「NMS」)212によって提供される機能に吸収されてもよ
い。しかしながら、好ましい実施形態において、図4(a)と関連して本明細書
で説明するように、それらの支援機能は、データ管理(Data Management)(「
DM」)コンポーネント400を有する集中型のサービス管理(Service Admini
stration)(「SA」)システム500によって提供することができる。図3に
さらに詳細に示したように、ICP172は、シグナリング216と伝達リンク
214を有する直接リンク214によって、他のICP172、他のネットワー
ク(図示せず)、または他の装置(図示せず)に連結することができる。直接リ
ンクは、接続された装置の間の待ち時間をなくし、装置が自己の言語で通信する
ことを可能にする。ICP172は、IDNAノード204の「頭脳」であり、
IDNAノード204の処理要件によって、1つの記憶装置を備えた1つの処理
装置から大規模コンピュータ・ネットワークにわたることができる汎用コンピュ
ータであることが好ましい。汎用コンピュータは、冗長処理、メモリ記憶および
接続を有する。
【0034】 汎用コンピュータは、本明細書で使用されるとき、電話のスイッチング用に特
別に構成され設計された専用の装置と対照的な商用既製コンポーネントまたはそ
れにより組み立てることができるコンピュータのことを指す。呼ネットワーク内
の汎用コンピュータの統合は、多数の利点を提供する。
【0035】 汎用コンピュータを使用することにより、ICP172は、高い処理要求を満
たすために付加的なハードウェアで拡張する機能が与えられる。そのような付加
物は、処理能力、データ記憶および通信帯域幅を高める機能を含む。そのような
付加物は、呼ネットワーク内の各スイッチのメーカー固有のソフトウェアおよび
/またはハードウェアの変更を必要としない。したがって、スイッチング網内の
個々の装置を修正することなく新しいサービスとプロトコルを全般的なスケール
で実装しインストールすることができる。一体式スイッチ20(図1)からイン
テリジェント呼処理装置172への変化は、本発明に、以上の利点と高い機能を
提供する。
【0036】 より高い処理能力を必要とする用途の場合には、マルチプロセッシングによっ
て、より安価なプロセッサを使用して呼処理の価格/性能比を最適化することが
できる。他の用途では、より高い処理速度を有するミニコンピュータなどのより
高性能な装置を使用することが有利であったり必要であったりコスト効率が高か
ったりすることがある。
【0037】 前に述べたように、ICP172は、たとえばUNIX(登録商標)またはW indows NT(登録商標)オペレーティング・システム上で動作する汎用 コンピュータのクラスタを含む。たとえば、1つのリソース複合体で最大100 ,000ポートをサポートする大きなアプリケーションでは、ICP172は、 対称型マルチプロセッサ・クラスタにおいて333MHzで動作する16個の3 2ビット・プロセッサからなる。たとえば、プロセッサを、それぞれ4つのプロ セッサを備えた別個の4つのサーバに分割することができる。個々のプロセッサ は、システム・エリア・ネットワーク(System Area Network)(「SAN」) やその他のクラスタ化技術によって接続される。プロセッサ・クラスタは、Redu ndant Array of Independent Disks(「RAID」)モジュール式データ記憶装 置へのアクセスを共用することができる。共用される記憶装置は、モジュール式 ディスク装置を追加したり除去することによっって調整することができる。クラ スタ内のサーバは、RC180(図1)に対する冗長リンクを共用することが好 ましい。
【0038】 図に示しパーソナル・コンピュータの「プラグ・アンド・プレイ」機能と同じ
ように、ICPソフトウェア・アーキテクチャは、(1)管理ソフトウェア、(
2)ICPアプリケーション、(3)計算ハードウェアおよびソフトウェア、(
4)リソース複合体コンポーネント、ならびに(5)サービス・アーキテクチャ
および処理の互換性を可能にするオープン処理モデルである。そのような汎用ア
ーキテクチャは、標準化により保守コストを削減し、量産効果によって得られる
利益を提供する。
【0039】 したがって、本発明は、開発作業の分割とモジュール式ツールの使用を可能に
し、それによりサービスの開発と実装が高速化する。さらに、サービス管理の使
用と関連する側面は、固定されたメッセージング・プロトコルまたは所与のメー
カーから供給されるハードウェアとソフトウェアの特定の組合せにより受ける制
約と対照的に、必要な基準に基づくネットワーク・オペレータの制御の範囲内に
ある。
【0040】 管理対象オブジェクトの使用により、本発明は、また、容量や使用量などの任
意数の要因に基づいて、ネットワークの全体にサービスと機能をフレキシブル(
「望む場所に」)かつ動的に(「実行中に」)分散させることができる。サービ
ス処理22(図1)、呼出し処理24(図1)および設備処理26(図1)が同
種のプラットフォームで動作するため、性能が向上する。さらに、本発明は、以
前に利用できなかった呼サブエレメントの監視と処理を可能にする。本発明は、
また、機能とサービスを監視し、それらが旧式になったり使用しなくなったりし
たときにそれらを削除することができる。
【0041】 リソース複合体(System Area Network)(「RC」)180(図1)は、伝
送、シグナリングおよび接続サービスを提供する物理装置またはリソースの集合
である。インテリジェント周辺装置88を含むことができるRC180は、IN
またはAINあるいはSSI/SFアーキテクチャのスイッチ機構28および1
58(図1)と置き換わる。INまたはAINアーキテクチャと違って、RCA
206などのリソース複合体の制御は低レベルである。さらに、RCA206は
、複数のスイッチ機構158を含むことができる。スイッチ機構158や他の顧
客インタフェース(図示せず)は、標準的な電話接続によって複数の加入者およ
びスイッチング網に接続する。そのような顧客システムは、ISDN端末52、
ファックス装置220、電話54およびPBXシステム222を含むことができ
る。ICP172は、高速データ通信パイプ(最低100mb/秒のイーサネッ
ト(登録商標)接続)224を介してRC180(図1)、RCA206および RCB208と通信する。RC180、206および208は、プリンタと類比 することができ、ICP172は、パーソナル・コンピュータに類比することが でき、ここでパーソナル・コンピュータは、ドライバを使用してプリンタを制御 する。IDNAノード204内の「ドライバ」は、図5を参照して後で説明する リソース複合体プロキシ(Resource Complex Proxy)(「RCP」)(図示せず )である。これにより、メーカーは、IDNAモデルを組み込むためにすべての ソフトウェアを書き換えることなく、このインタフェースを使用してIDNA準 拠ノードを提供することができる。
【0042】 さらに、リソース複合体180(図1)、RCA206およびRCB208の
制御は、一般にAINまたはINアーキテクチャによって提供されるものよりも
低いレベルにある。その結果、リソース複合体メーカーは、設備およびネットワ
ーク管理処理をサポートするために1つのインタフェースを提供するだけでよく
、特定の呼およびサービスの処理をネットワーク所有者に提供する必要がない。
低レベルのインタフェースが、より個別の操作に抽出される。インタフェースが
1つであるため、ネットワーク所有者は、価格と性能に関する決定に基づいて、
広い範囲のリソース複合体から選択することができる。インテリジェンスは、R
C180ではなくICP172に追加され、RC180が変更から分離され、そ
の複雑さが減少する。RC180の役割が簡素化されるため、変更がより容易に
行なわれ、それにより、非同期転送モード(Asynchronous Transfer Mode)(「
ATM」)などの代替のスイッチングおよび伝送技術への移行が容易になる。
【0043】 インテリジェント周辺装置(Intelligent Peripheral)(「IP」)88は、
実際の呼伝送経路に含まれる情報を処理しそれに基づいて動作する機能を備える
。IP88は、一般に、RCB208などの個別のリソース複合体の中にあり、
RCA206と同じようにICP172によって制御される。IPは、ディジタ
ル信号処理(Digital Signal Processing)(「DSP」)技術を使用してリア
ルタイムで呼伝送経路内のデータを処理する機能を提供することができる。
【0044】 ネットワーク管理システム(Network Management System)(「NMD」)2
12は、IDNAネットワーク200内のハードウェアとサービスを監視し制御
するために使用される。提案されるNMS212の実施態様は、IDNAネット
ワーク200内のコンポーネントの管理を行う電気通信管理網(Telecommunicat
ions Management Network)(「TMN」)準拠のフレームワークでよい。より
具体的には、ネットワーク管理システム212は、サービスの展開を制御し、そ
れらのサービスの健康を維持し、それらのサービスに関する情報を提供し、ID
NAネットワーク200のネットワーク・レベル管理機能を提供する。NMS2
12は、IDNAノード204内のエージェント機能によりサービスおよびハー
ドウェアにアクセスしてそれを制御する。IDNAノード204内のICP−N
MSエージェント(図示せず)は、NMS212から出されたコマンドまたは要
求を実行する。NMS212は、標準の操作リンク226によってRCA206
とRCB208を直接監視し制御する。
【0045】 さらに図3に示したように、管理対象オブジェクト環境(Managed Object Cre
ation Environment)(「MOCE」)228は、IDNAネットワーク200
内で実行するサービスを作成するサブコンポーネントを含む。サービス設計者が
新しいサービスを作成するために使用するサービスに依存しない構成単位および
API表現は、MOCEの主要サブコンポーネントであるグラフィック・ユーザ
・インタフェース(「GUI」)に埋め込まれる。MOCE228は、サービス
作成(Service Creation)(「SC」)環境とも呼ばれる1つのユーザ環境また
はプラットフォームのホストとして働くツールの統合された集まりである。これ
は、管理対象オブジェクトおよびサービス試験に含まれるサービス・ドキュメン
テーション、管理対象オブジェクトの定義、インタフェースの定義、プロトコル
の定義、データ入力の定義などのサービス作成のプロセス全体に必要とされる処
理の集まりである。管理対象オブジェクトは、ネットワーク上のすべてのノード
に適用することができるため、ネットワーク所有者は、MOCE228を使用し
て1度に1つのサービスを開発するだけでよい。これは、様々なスイッチメーカ
ーのそれぞれにそのメーカーのバージョンのサービスを開発させ、それによりサ
ービスを何度も開発しなけばならないネットワーク所有者と対照的である。
【0046】 MOCE228とNMS212は、レポジトリ230を介して接続される。レ
ポジトリ230は、NMS212によって配布されIDNA/NGINノード2
04内で使用される管理対象オブジェクトを含む。レポジトリ230は、また、
MOCE228とNMS212の間のバッファを提供するが、MOCE228は
、点線232で示された「生の」ネットワーク試験を実行するためにNMS21
2に直接接続されてもよい。
【0047】 図4(a)に示したような本発明の好ましい実施形態によれば、IDNA/N
GINシステムは、追加された機能と共に、記憶(レポジトリ)230機能とI
DNAシステム170の汎用ネットワーク管理(NMS)212機能の両方を提
供する集中されたサービス管理(Service Administration)(「SA」)コンポ
ーネント500を含む。一般に、図4(a)に示したようなSAコンポーネント
500は、IDNA/NGINシステムのすべてのサービスとデータのオフライ
ン記憶、命名、配布、活動化および除去をサポートし、さらに、IDNA/NG
INサービス・ノード内のサービス・オブジェクトによって使用されるデータの
実行時記憶、複製、同期および利用を可能にするデータ管理(「DM」)機能を
提供する。
【0048】 より詳細には、図4(b)に概念的に示したように、サービス管理コンポーネ
ント500は、IDNAサービス処理ノードによって使用されるすべてのサービ
スとサービス・データを管理、記憶、配布し、システムIDNA/NGINに実
装されたハードウェア・コンポーネントとソフトウエア・コンポーネントの両方
を構成するために必要なすべての機能を実行するコンポーネントである。一般に
、図4(b)において示したように、SAコンポーネント500の役割は、MO
CE(サービス作成)228からデータを受け取り、受注やその他のレガシ・シ
ステム229から顧客注文データ502を受け取り顧客の使用のためにIDNA
/NGINシステムに供給し、たとえばサービス作成プロセス中に、たとえばM
OCE/SCEユーザによる要求に応じて、データ、サービスに依存しない構成
単位(Service Independent Building Block)(「SIBB」)、サービス論理
プログラム(Service Logic Program)(「SLP」)および他のサービス・ロ
ジック・コンポーネント503を、たとえばMOCE200に展開し、MOCE
228から、完成し試験済みのサービス・パッケージ、SIBB、SLPその他
のサービス・ロジックまたはデータ・コンポーネント506を受け取り、各サー
ビス・コンポーネントに独特な名前を提供し、本明細書において後でより詳細に
説明するように、データと各サービス・コンポーネント509をデータ管理機能
コンポーネント600に配布することである。さらに、図4(a)に示したよう
に、サービス管理300は、データ管理コンポーネント600がそのデータをす
べての受け取るすべてのIDNAサービスとデータを含むグローバルなレコード
・データベース(Database of Record)(「DBOR」)を含むレポジトリ23
0を維持する。
【0049】 サービス管理のその他の役割は、データおよびサービス・コンポーネント51
2を活動化させて、データ、SIBBおよび管理対象オブジェクトまたはサービ
ス論理プログラムSLPが、データ管理コンポーネント600を介してノードに
利用可能になることを保証し、後で詳細に説明するように、データ、SLPおよ
びSIBB515の名前を、登録のために、その論理名をネットワーク・オペレ
ーティング・システム(「NOS])コンポーネント700に送ることによって
登録し、データおよびサービス・コンポーネント518を停止させ、データ管理
コンポーネント600を介してIDNA/NGINシステムからデータとサービ
ス521を取り除くことを含む。サービス管理は、さらに、命名プロセスによる
改訂の他に、それぞれのSIBBおよびサービスの状態(前試験済み、後試験済
み、展開済みなど)を維持することによってコンフィギュレーション管理機能を
実行する。これにより、そのサービスのすべてのコンポーネントを首尾良く試験
し構成できるまでサービスが展開されないことが保証される。
【0050】 図4(b)にさらに詳しく示したように、サービス管理コンポーネント500
は、さらに、SAが受け取るコンフィグレーション情報にしたがってIDNA/
NGINサービス・ノード204を構成し供給する機能を実行する。詳細には、
受け取ったコンフィグレーション情報に基づいて、SAコンポーネント500は
、各サービス・ノード204hにおける各コンポーネントの機能、どのサービス
とデータをどのノードに配布するか、サービス・ノードにあるどのサーバでサー
ビスを行うか、およびIDNA/NGINノード・サーバと関連したローカル・
メモリ・レジデントにどのデータをキャッシュするかを決定する。詳細には、S
Aは、各サービス・ノードに配置されたローカルLENキャッシュに記憶するた
めに、サービス・プロファイル(コンフィグレーション)ファイル580に含ま
れるコンフィグレーション規則を、NOSシステム700のローカル(ノード)
リソース管理(「LRM」)コンポーネント575に展開する。そのようなコン
フィグレーション・ファイル580は、IDNAノードで実行するサービスを決
定する。LENは、最初に、そのノードのローカル・キャッシュに記憶されたこ
のサービス・プロファイル・ファイル580を読み取り、サービス・プロファイ
ル・ファイル内の規則に従ってサービスを実行する特定のサービス層実行環境(
Service Layer Execution Environment)(「SLEE」)たとえば仮想機械を
決定し、SLEEにおいて(永続的なオブジェクトとして)活動的に実行するか
または要求時のみインスタンス生成するサービスを決定する。
【0051】 図4(a)を再び参照すると、NGINデータ管理コンポーネント600は、
サービスのライフサイクルとサービスの利用機能力の両方において機能する。サ
ービス管理コンポーネントが、グルーバルなレコード・データ・ベース(レポジ
トリ)を維持す場合は、データ管理コンポーネント600は、それぞれのIDN
A/NGINサービス・ノードにローカル・データ記憶とデータ管理機能を提供
する。これは、サービス・プログラムおよびSIBB、サービス用のデータ(顧
客プロファイル、電話番号など)、マルチメディア・ファイル(対話型音声応答
(Interactive Voice Response)(「IVR」)用の音声ファイルなど)などを
含むすべてのタイプのデータを含む。具体的には、サービス・ノードのデータ管
理コンポーネント600は、サービス管理によって指定されたようなローカルN
GINサービスによって実行されるサービスに必要なすべてのデータを含むSA
グローバルDBORの抽出物を受け取る。このメカニズムは、図4(c)と関連
して後でより詳細に説明する。
【0052】 好ましい実施形態において、SAコンポーネントのデータ管理コンポーネント
600は、各IDNA/NGINサービス・ノードにローカル・データ記憶およ
び管理機能を提供する。詳細には、データ管理は、サービス管理から受け取った
データを1つまたは複数のデータ・ベースに記憶し、必要なデータをサービス制
御コンピュータ内のメモリ・レジデントまたは同じ場所に配置されたデータベー
ス・サーバ上にキャッシュすることによってサービス/データをサービス制御環
境に容易に使用可能にし、それにより、サービス/データを最小の待ち時間でサ
ービス制御サービスに提供することができる。より一般的には、データ管理コン
ポーネント600は、サービス管理から受け取ったかサービス処理の結果受け取
ったかに関係なく、リアルタイム記憶、複製、同期、およびデータの利用を実行
する。そのようなDM機能は、1)データ・レポジトリ機能、2)データ操作機
能、3)データ利用機能、および4)課金レコード生成機能としてさらに分類す
ることができる。
【0053】 次に図5を参照して、本発明によるインテリジェント分散ネットワーク・アー
キテクチャ200を使用する通信システムの論理機能図を説明する。ICP17
2は、管理対象オブジェクト基本クラス244から得られた様々な管理対象オブ
ジェクト246、248、250および252をホストとして処理するICP−
NMSエージェント240とSLEE242を含むように示される。
【0054】 一般に、管理対象オブジェクトは、ソフトウェア機能を実装するメソッドであ
り、各管理対象オブジェクトは、管理対象オブジェクトの機能を実現するために
機能インタフェースと管理インタフェースの両方を提供する。管理インタフェー
スは、管理対象オブジェクト機能を利用することができる人と物へのアクセスを
制御する。本発明において、IDNA/NGINノード204によって実行され
るインフラストラクチャ・ソフトウェアを除くすべての電話用アプリケーション
・ソフトウェアは、管理対象オブジェクトと支援ライブラリとして展開される。
これは、IDNAノード・ソフトウェアを制御し管理するための統一されたイン
タフェースと実装を提供する。
【0055】 ノードによって処理される伝送トラヒックを接続し経路指定し終端するネット
ワーク・エレメントの集合は、集合的にリソース複合体(「RC」)と呼ばれる
。SLEE上で実行されるサービス処理アプリケーションは、RC180への制
御インタフェースとしてリソース・プロキシ(Resource Proxy)(「RCP」)
244を使用する。RCP244はデバイス・ドライバに連結され、SLEE内
のオブジェクトからの装置に依存しないコマンドをRC180によって実行され
る設備固有のコマンドに適用することができる。RCP224は、RCP244
内の資産のベンダ間に共通の基本コマンドを実現するインタフェースとして説明
することができる。RCP244は、図示したように、IDNAノード204上
で動作する1つまたは複数の管理対象オブジェクトとして実現することができる
。代替として、この機能をRC180の一部として提供することができる。NM
S212、レポジトリ230およびMOCE228は、図3〜図5(a)の考察
でそれらの要素の説明と一致している。
【0056】 操作リンク226がNMS212をRC180に直接接続することに注意され
たい。これは、ネットワーク・ハードウェアの動作状況を監視する際のネットワ
ーク管理システムのより伝統的な役割に対応する。これは、IDNAアーキテク
チャと独立に行うことができる(たとえば、周知のTMN手法を使用して)。さ
らに、RC180を他のリソース複合体254に接続することができる。また、
SS7などの信号216が呼処理環境に直接入ることができるようにICP17
2に入る直接信号リンク214が示される。ネットワーク周囲で信号を遮ること
によって、SS7メッセージは、RC180を通ることなくICE172に直接
進むことができる。これにより、信号経路が短くなることによって待ち時間が減
少し頑強性が向上する。これに伴う伝送線218が、RC180に接続する。
【0057】 図6は、ICP172内の機能インタフェースの階層化を示す。MOCE22
8は、管理対象オブジェクト・ソフトウェアとその従属物を生成するシステムで
ある。NMS212は、ICP−NMSエージェント240と呼ばれるICP1
72内に提供されるエージェント機能に接続することによってICP172の実
行を制御する。NMS212は、ICE172上のローカル・オペレーティング
・システム(Local Operating System)(「LOS」)260の動作を制御する
。NMS212は、プロセスの開始と停止、プロセス・テーブルの内容およびプ
ロセスの状況の問い合わせ、オペレーティング・システム・パラメータの構成、
およびICP172のホストとして働く汎用コンピュータ・システムのパフォー
マンスの監視を含むICE172の動作を制御する。
【0058】 NMS212は、また、広域ネットワーク・オペレーティング・システム(Wi
de Area Network Operating System)(「WANOS」)262の動作を制御す
る。NMS212は、WANOS支援プロセスの初期設定と動作およびWANO
Sライブラリの構成を、LOS260のその制御ならびにNMS SLEE制御
によって提供される他のインタフェースを介して制御する。NMS212は、I
CE172上で動作する1つまたは複数のSLEE242のインスタンス生成と
動作を制御する。LOS260は、汎用コンピュータを操作するための市販の既
製オペレーティング・システムである。WANOS262は、計算ノード間のシ
ームレスな通信を容易にする市販の既製ミドルウェア・ソフトウェア・パッケー
ジ(たとえば、オブジェクト・リクエスタ・ブローカー)である。SLEE24
2は、サービス処理アーキテクチャを実現するソフトウェア・インスタンスであ
る管理対象オブジェクト244の実行のホストとして働く。SLEE242は、
ICP−NMSエージェント240による管理対象オブジェクト244の実行を
制御する手段を実現する。したがって、SLEE242インスタンスは、管理対
象オブジェクト・ソフトウェアの展開と削除、管理対象インスタンスのインスタ
ンス化と抹消、管理対象オブジェクトの対話と協力の支援、固有ライブラリ(Na
tive Library)264に対するアクセスの管理、および必要な制御を実現する際
のNMS−ICPエージェント240との対話を可能にするソフトウェア・プロ
セスである。
【0059】 固有ライブラリ264は、LOS260またはWANOS262と固有の汎用
コンピュータ実行(たとえば、コンパイル済みのCライブラリ)のみに依存する
ようにコード化されたライブラリである。これらは、主に、SLEE242によ
って提供される固有の機能を補うために使用される。
【0060】 SLEEライブラリ266はSLEE242において実行するためにコード化
されたライブラリである。それらは、SLEE242および固有ライブラリ26
4によって提供される機能をアクセスすることができる。管理対象オブジェクト
244は、SLEE242によってロードして実行されるソフトウェアである。
それらは、SLEE242とSLEEライブラリ266(および恐らく在来のラ
イブラリ264)によって提供される機能を利用することができる。
【0061】 ICP−NMSエージェント240は、NMS212にICE172の操作を
制御する能力を提供する。ICP−NMSエージェント240は、LOS260
の動作と構成、WANOS262の動作と構成、およびSLEE242のインス
タンス化と動作を制御する能力を実現する。提案されたサービス処理アーキテク
チャは、高抽象化層において動作する。しかしながら、SLEE242の斜視図
から、NMS212の制御下で対話するオブジェクト層(ソフトウェア・インス
タンス)である管理対象オブジェクト層244と、管理対象オブジェクト242
またはSLEE242自体の動作に補足機能を提供するソフトウェア層(SLE
E242とLOS260のどちらかに固有)であるライブラリ層264または2
66の2つの層しかないことが分かる。しかしながら、ある時点で、NMS21
2が、管理対象オブジェクト・インスタンスの正確な場所の制御を放棄する可能
性があることが予想される。たとえば、管理対象オブジェクト・インスタンスは
、要求に応じるような1つまたは複数のアルゴリズムまたはイベントに基づいて
、あるノードから別のノードに移動することができる。
【0062】 集合的に、LOSおよびWANOSの機能は、図6に示したように、IDNA
/NGINシステム・コンポーネント間にプラットフォームに依存せず場所に依
存しない接続機能を提供する働きをするネットワーク・オペレーティング・シス
テムまたは「NOS」として表すことができることを理解されたい。すなわち、
NOSは、他のIDNA/NGIN機能コンポーネントとサブコンポーネント間
のプロセス・インタフェースと通信を提供する1組のネットワーク全体にわたる
サービスを含む。NOSによって提供されるサービスの間には、オブジェクト接
続性、論理名変換、プロセス間通信、ならびにローカルおよびシステム・ワイド
・リソース管理(「RM」)がある。たとえば、図4(a)に示したように、N
OSコンポーネント700は、ローカル(NODE RM)およびシステム・ワ
イド・リソース管理(SYS EM)機能を提供する。詳細には、NOSコンポ
ーネントは、サービスとデータを必要とするプロセスからサービスの場所をカプ
セル化し、したがってプロセスは、1つの論理名を呼び出すだけでよい。次に、
NOSコンポーネントは、サービスのどのインスタンスを使用するかを決定し、
そのインスタンスに接続性を提供する。NOS700は、部分的に、IDNA/
NGINの広く分散した性質と、IDNA/NGINのプラットフォーム独立性
の両方を使用可能にする。たとえば、前述の論理プログラムは、NOSコンポー
ネント700を使用して他の論理プログラムを呼び出し、その結果同じサービス
・ノードまたはリモート・サービス・ノードの異なるSLEE上で動作する他の
論理プログラムを呼び出して起動することができる。詳細には、SA500によ
り、あるサービスだけを実行するようにサービス・ノードを指定することができ
る。たとえばカンファレンス・ブリッジの接続のような必要なサービスを実行で
きない関連サービス・ノード204を有するスイッチに呼が到着したとき、ID
NAは、そのようなサービスを提供するように構成された別のノードに呼を送ら
なければならないことがある。IDNAは、NOSコンポーネント700を介し
て、別のリモート・サービス・ノードにある必要なサービスを呼び出し、呼処理
を実行し、元のノードにあるスイッチにサービス応答を提供することが好ましい
【0063】 次に、図7を参照して、本発明によって管理されたオブジェクトのクラス階層
(ヒエラルキー)を説明する。アブストラクトベースクラス管理オブジェクト2
44は共通の機能性および派生されたすべてのクラスがSLEE242において
オブジェクトとして適切に支持され得ることを保証するためにバーチャル機能を
含んでいる。とくに、4つの異なったサブクラス、すなわち、サービス制御クラ
ス252、コール制御クラス250、支持体制御クラス248、オブジェクトリ
ソースプロキシクラス246が示されている。
【0064】 サービス制御クラス252はすべてのサービス機能オブジェクト用のベースク
ラスである。セッションマネージャークラス280はセッション関連情報および
活動をカプセル化している。セッションはネットワーク機能の1またはそれ以上
のコールまたは他の呼びかけからなることもできる。セッションマネージャーク
ラス280は各セッションに対して唯一の識別子を設けている。コール処理が交
点方法で行われるならば、その場合に請求書作成(ビリング)情報が照合されね
ばならない。各コール用の唯一の識別子は、コスト的に高い照合処理を必要とす
るのに代わって、照合を容易にする。サービス処理において、プロトコルは連続
する抽象概念層によって包まれている。結局、プロトコルはセッションマネージ
ャーの割り当て/例示を正当化するように十分に抽象される(例えば、SS7に
おいて、IAMメッセージの受信はセッションマネージメントを有して正当化す
る)。
【0065】 支持体能力クラス282は支持体上のサービスの品質を変化する。サービス制
御クラス252はコールのサービスの品質(“QoS”)の変化を可能にするか
または同様に56Kbit/sからより高い割合への移動かつ次いで降下のごと
き、支持体能力を変化することができる。QoSは接続マネージャークラス30
2にって管理される。例えば、ハーフレートサブクラス284はコールのQoS
を、通常の8Khzのサンプルレートに代えて、4Khzのサンプルレートに低
下させる。ステレオサブクラス286は左方チャンネルおよび右方チャンネルを
支持するために使用者にコールの2つの接続の形成を許容するかも知れない。
【0066】 サービスアービトレーションクラス288はサービスの対立およびサービスの
相互作用の調停を集大成する。これは、サービス制御クラス252が、とくに開
始および終了サービスで対立し得るため必要とされる。多くの実用的な理由のた
めに、各サービス制御クラス252内にサービス制御クラス252の他の型との
対立を如何に解決するかの認識を符号化するのは望ましくない。代わりに、対立
が識別されるとき、対立するサービスおよびそれらの未決の要求に対する参照が
サービスアービトレーションクラス288に通される。サービスアービトレーシ
ョンクラス288は、その場合に、多分、局部的な背景、形状データ、および対
立するサービスに対す次の質問を考慮して、適切な行動コースを決定することが
できる。サービスアービトレーションクラス288を有することは、ハードコー
ド化または絶対の機構に対向されるような、明白な文書化および対立解決のアル
ゴリズムの符号化を許容する。そのうえ、サービスが更新されるかまたは追加さ
れるとき、現存するサービスは、単一のサービス内で多数の関係の変化を必要と
し得るあらゆる対立の変化を明らかにするように更新されなくてもよい。
【0067】 特徴クラス290は電話による通信と連係する能力の標準セット(例えば、3
方向呼び出し、キャッチホン)を実行する。このような1つの能力は予定された
受信者に到達するために現存するコールを接続解除の発生を可能にするオーバラ
イド292にすることができる。他の共通の能力はコールブロック294を含む
ことができ、それにより開始申込みが開始についての1組の規準に基づいて拒絶
され得る。
【0068】 サービス識別クラス296はコール処理の間中他のサービスを選択的に引き起
こしかつサービスそれ自体として下位に分類される。サービス識別クラス296
は柔軟な、背景感知サービス活動を備えかつサービスを活動させるときに決定す
るための各サービス内に固定したコードを有する必要を除去する。活動シーケン
スはサービスそれ自体から隔離されている。例えば、加入者Aおよび加入者Bは
同一組の特徴にアクセスし得る。加入者Aは特定の組の信号を使用して彼のサー
ビスの1またはそれ以上を選択的に呼び出すように選ぶ。加入者Bは彼のサービ
スを活動させるために異なる組の信号を使用するのが好ましい。加入者間の唯一
の差異は彼らが彼らのサービスを活動させる方法である。そこで、選択方法をサ
ービスそれ自体から仕切るのが望ましい。利用可能な2つの解決がある。加入者
AおよびBのサービス選択方法が別個のサービス識別クラス296において符号
化され得るか、またはサービス識別クラス296が適切な情報を指示するために
加入者当たりの輪郭を使用することができる。これはそのサービスセットが解体
されるより多くの使用者に適用されるように導き出され得る。さらに、サービス
識別クラス296の使用は付与されたコールの背景または進展に基づいてサービ
スへのアクセスのマッピングを変更することを可能にする。このクラスの実行は
、多分種々の活動入力を使用して種々のサービスを多数のコール関係者に利用さ
せ得る。従来技術においては、すべてのスイッチ売り主が、この能力を阻止した
、柔軟性のないサービス選択スキームを供給した。
【0069】 メディア独立サービスクラス298は、音声、フックス、eメールおよびその
他のを含んでいる種々のメディアの型に適用される、記憶および送信300、放
送、方向変換、先取り(プリエンプション)、QoSおよび多者接続のごとき、
サービス制御クラス252の1型式である。サービス制御クラス252が各メデ
ィア型式に適用され得るように開発されるならば、その場合に、サービス制御ク
ラス252は再使用可能なサービス制御クラス252に押し進められ得る。サー
ビス制御クラス252がメディア依存機能およびメディア独立機能(すなわち、
サービスおよびセットメディア依存ラッパーSC−メディア型式当たり1つ−を
実行するメディア独立機能SC)に押し進められるならば、メディア独立クラス
298から派生されるように、記憶および送信300は幾つかのメディア型式の
メッセージまたはデータの流れを記憶するような包括的な能力かつ次いでそれを
幾つかのイベントに基づいてメディア型式に供給するような能力を備えている。
方向変換は特定された条件に基づいて1つの論理アドレスから他の論理アドレス
へ接続を移動するような能力を備えている。この概念はコール送信(全ての型式
)、ACD/UCD,WATS(1〜800サービス)、ファインドミー/フォ
ローミーおよび自動車電話等の基礎である。交渉されるかまたは他の方法で、先
取りは、キャッチホン、優先先取り等のごときサービスを含んでいる。QoS変
調接続は、音声/フックス、流れているビデオおよびファイル転送のごときパケ
ットネットワークにわたってさらに他のサービスを実行する。多者接続は3方向
およびN方向ビデオ会議等を含んでいる。使用者が制御しかつ入力が電話のキー
を使用して主として実行されるけれども、音声認識が将来において使用者制御お
よび入力に使用されるように期待されている。
【0070】 接続マネージャークラス302はコールに伴われる種々の支持体制御248の
接続をコーディネートおよび調停する責任を負っている。したがって、多数コー
ル中の参加者間の接続性を管理する複雑さは他のすべてのサービスから分離され
かつ取り除かれる。サービスおよびコール処理は接続から結合解除される。この
ことは1接続対多数の接続のように接続へのマッピングコールのパラダイムを破
壊する。今や、コール対コールのマッピングは多数対多数である。
【0071】 アーキテクチャ内の接続マネージャークラス302は単独で(スタンドアロー
ン)作動するようにまたは対等者として協力するように設計されている。作動に
おいて、サービス制御クラス252はコールセグメントを追加、変更および除去
するような要求により接続マネージャークラス302を示している。接続マネー
ジャークラス302の義務はこれらの変化をなし遂げることである。留意するこ
とは、接続がそれら自体のリソースとしてまたはリソースの属性として検討され
得るので、接続マネージャークラス302は基本のリソース管理機能のプロキシ
または態様として実行され得る。
【0072】 コール制御クラス250は電話による通信に共通して使用される基本的な有限
状態機のごとき必須のコール処理を実行し、かつコール処理がどのように行われ
るかを特定する。2つのクラスが開始(コールを配置)304および終了(コー
ルを受容)306の機能的仕切りに沿って導き出され得る。
【0073】 支持体制御クラス248はリソース複合体180へのかつそれからの特定の信
号およびイベントを、リソースプロキシ246を経由して、コール制御オブジェ
クト250によって理解され得る共通の信号およびイベントに適合させるのに向
けられている。このクラスから導き出されたオブジェクトの1つの予想される役
割は、加入者ライン番号、サービスのクラス、アクセスの型式等のごとき、コー
ルの開始端についての情報を集めることにある。サブクラスが信号送信と連係す
る回路またはチャンネルの数を基礎にして分化され得る。これらはISDN一次
インターフェイス310中の23支持体チャンネル当たり単一信号送信チャンネ
ルに適用されるような、チャンネル関連クラス308、単一回路を制御するのに
ダイヤルするのに使用するアナログ電話314によって類型化されるようなチャ
ンネル単一クラス312、および支持体チャンネルから完全に分離されたSS7
信号送信318によって示される、チャンネル共通クラス316を含むことがで
きる。
【0074】 リソースプロキシクラス246は支持体ネットワーク中のリアルワールドスイ
ッチおよび他の要素に対する実施環境をインターフェイスするのに向けられる。
このレベルで実行されかつすべての派生クラスによって受け継がれる内部状態の
例はインサービス対アウトオブサービスおよび自由対使用中である。意図された
派生クラスは電話320(標準2500セットに対する標準プロキシ)、音声応
答ユニット(“VRUs”)322(音声応答ユニットに対する標準プロキシ)
、IMTトランク接続324(デジタルトランク(T1/E1)回路に対する標
準プロキシ)、およびリソース複合体180中の特殊な型のリソースに対応する
、モデム接続326(デジタルモデムに対する標準プロキシ)である。サービス
制御構成要素が到来するサービス要求に役立つかも知れない好適な方法を、次に
、図10をさらに参照して説明する。図10はサービス制御サーバー、例えば、
汎用コンピュータ440の作動システム435内で実施しているSLEE用途4
50,450’を有するサービス制御環境430の他の実施形態をとくに示して
いる。
【0075】 図8に示されるように、SLEE450はコール処理サービスおよび他の支持
サービスを行うのに実行される少なくとも5つの型の論理プログラム(オブジェ
クト)を実施するように設計されたジャバ(商標)「バーチャルマシン」である
。すなわち、1)特徴識別論理プログラム(“FD”)510。これは、まず切
り換えプラットホームからサービス要求を受信し、幾つかの利用可能な規準に基
づいてコールを行うべきそのサービスを決定し、かつ次いでコールを処理するた
めの他の適切なサービス論理プログラムを呼び出すサービス制御クラス/サービ
ス識別クラス296(図7)の機能的なサブコンポーネントである。2)サービ
ス論理プログラム(“SLF”)オブジェクト520。これは、受信されたサー
ビス要求またはイベント用のサービス処理を行うサービス制御クラス252(図
7)の機能的サブコンポーネントである。3)ライン論理プログラム(“LLP
”)530。これは、ネットワークアクセスラインの現行の状態を維持するコー
ル制御クラス250(図7)の機能的なサブコンポーネントである。4)イベン
ト論理プログラム(“ELP”)オブジェクト540。これは、すべての他の論
理プログラムがそれにイベントを書き込むサービス制御/セッションマネージャ
ーマクラス260(図7)の機能的なサブコンポーネントである。5)コール論
理プログラム(“CLP”)オブジェクト545。これは、コールの処理に伴わ
れる他のすべての論理プログラム用の接続点を設けることによってコール全体の
状態を維持するサービス制御/接続マネージャークラス302(図7)の機能的
サブコンポーネントてある。これらの論理プログラムの各々は、説明されるよう
に、一時的に例示されるかまたは継続することができる、好ましくは、ジャバ(
商標)プログラミング言語に書かれたソフトウエア「オブジェクト」として具体
化されている。IDNA/NGINサービス制御アーキテクチャは、これらのオ
ブジェクトがMOCE/SCEに一度だけ書き込まれ、かつネットワーク中の何
処でもあらゆる型のコンピュータおよびあらゆる型の作動装置についてSLEE
に展開され得るように設計されている。
【0076】 より大きな特徴により、FD510は、まず、例えば、スイッチがサービスが
IDNA/NGINによって処理されることを識別するとき切り換えるリソース
複合体からのサービス要求を受信し;2)サービス要求と関連付けられる情報を
分析し;そして3)SLPがサービス要求を処理することができることを決定す
る静的サブコンポーネントである。好ましくは、FDは、コールされた番号、コ
ールしている番号、開始スイッチID、開始しているトランクグループ、開始し
ているライン情報、およびネットワークコールIDを含むが、それらに限定され
ないリソース複合体から供給されたデータを受信するためのシステムタスクまた
は例示されたオブジェクトであってもよい。NOSによって、FD510はコー
ルを処理するために適切なSLP、CLPおよび開始しているLLPの例示を始
める。好ましくは、FD510は、特定のコールまたはイベントに結合されてい
ない、継続するオブジェクトでありかつサービス制御SLEE450において何
時でも能動的に運転している。実施される分析の複雑さ、およびFDに対する要
求の量に依存して、負荷を分割しかつリアルタイム効率を保証するためにサービ
ス制御SLEE450中で能動的に運転しているFDの1またはそれ以上の段階
が存在してもよい。例えば、一方のFDは受信されたSS7メッセージデータを
分析するのに使用されることができる一方、他方のFDはATMメッセージデー
タを分析するのに使用され得る。
【0077】 ライン論理プログラム(LLP)530は、1)ネットワークアクセスポイン
ト、接続またはラインの現行の状態を維持し;2)物理的なポイント、接続また
はラインと連係する特徴に関してデータマネジメントに質問し;そして3)コー
ル遮断、キャッチホン、コール送信、およびコール位置要求としてのオーバーフ
ロールーチングのごときそれらの特徴を適用する機能的なサブコンポーネントで
ある。コールを開始するラインと連係するLLP、以下で“LLPO”および点
接続、またはコールが終了するラインと連係するLLP、以下で、“LLPT”
がある。いったんライン論理プログラム段階(インスタント)が例示されるなら
ば、それ自体をスイッチ構造に記録する。説明されるように、ライン論理プログ
ラム530はすべてのイベントデータをサービス処理の同一段階のELPサブコ
ンポーネントに送信する。
【0078】 動的サブコンポーネントはサービス処理の種々の段階に応じて動的に構成され
かつサービス処理の段階が完了するとき破壊されるそれらのコンポーネントであ
り、そしてイベント論理プログラム(ELP);コール論理プログラム(CLP
);およびサービス論理プログラム(SLP)を含んでいる。
【0079】 イベント論理プログラム(ELP)540はサービス処理の間中発生されかつ
サービスの実施の間中発生するすべてのイベントデータを記録するリアルタイム
イベントデータを保持するのに使用される機能的サブコンポーネントである。好
ましくは、イベント論理プログラムは、イベントが最初に受信されるときスイッ
チでのコール制御処理によって例示される。スイッチがサービス要求をNGIN
に送信するとき、その要求はイベントデータがそのコールに結合されたこの論理
プログラムに送信され得るようにELPのアドレスに沿って通過する。イベント
論理プログラムはサービス処理の同一段階中のすべてのサブコンポーネント、す
なわち、コールに関連するCLP,LLPs,およびSLPにアクセス可能であ
る。各サービス処理コンポーネントかサービスの実行においてそのコールを処理
するので、予め確立された規則にしたがって、NOSによって、ELPにイベン
トデータを書き込む。コールが完了されると、ELP中のイベントデータはデー
タ記憶装置またはログに書き込まれ、このデータ記憶装置またはログから、イベ
ントデータが次いでビリング記録にコンパイルされかつビリング、通話量/使用
報告、および他のバックオフィス機能用の下流のシステムに送られる。とくに、
ELPは、1)特定のコールによって発生されたネットワークイベントを集め;
2)イベントを適切なコールヒストリー記録、例えば、コール詳細記録(“CD
Rs”)、ビリングデータ記録(“BDRs”)、スイッチイベント記録等にフ
ォーマット化し;3)確認し、許可しかつ下流のシステム、例えば顧客請求書作
成への将来の伝送のために、例えば、データマネジメントに情報を記憶する機能
を実施する。理解されるべきことは、イベントがELPに書き込まれるのを決定
する規則はサービス発生において確立される。イベントデータはフロードマネジ
メントおよびネットワークシステムによって追加的にアクセス可能である。
【0080】 コール論理プログラム(CLP)545はサービス処理に伴われる各SLPの
状態を維持し、かつすべてのサービス(LP’s)の間のプロセスインターフェ
イスを設ける機能的なサブコンポーネントである。1実施形態において、CLP
はイベントサービス要求がコールに関してまず受信されるときFDによって例示
されるか、またはスイッチに置かれたコール制御コンポーネントによって例示さ
れ得る。代替的に、CLP545はSLPにプログラムされたトリガーポイント
に応じて、サービス処理の間中幾つかの点においてSLP510によって例示さ
れることができ;この方法において、CLPの例示はサービスに対して固有であ
ってもよい。コール論理プログラムは例示の時間においてサービス処理の同一の
段階内ですべてのサブコンポーネント、すなわち、SLPa,LLPsおよびE
LPのアドレスを受信する。CLPは、次いで、そのコールに関してSLP(s
),LLPO,LLPT、およびELPを関連付けそしてサービス処理の同一の
段階内でこれらのサブコンポーネントのすべてによってアクセス可能である。コ
ールが完了されると、CLPは論理プログラムの分解プロセスを開始するコール
完了のサービス処理の同一段階内でサブコンポーネントのすべてに通報する。
【0081】 サービス論理プログラム(SLP)520はサービスを実施するのに必要とさ
れる論理を供給する動的サブコンポーネントである。SLPはコールよりむしろ
サービスに結合され、そしてコールに関する、サービス、およびそれに含まれる
特徴を実行する。SLPがサービスに適用され得る特徴は、例えば、コールルー
チンアルゴリズムおよびIVRサービスを含んでいる。SLPは頻繁に使用され
るサービスの継続するオブジェクトにし得るか、またはFDによって要求されか
つ例えば頻繁に使用されるサービスに関して、コール完了時中止されるとき例示
されてもよい。一定のSLPが何時でも、或る時、または要求時のみ能動である
かどうかは、図11に示されるようなそのサービスに関するサービス管理によっ
て発生される形状ファイル580によって決定される。好ましくは、SLPはサ
ービス処理の同一段階内でCLPおよびELPにアクセスする。
【0082】 すべてのSLPが特定のコールサービスに関連付けられずかつ幾つかのSLP
は、他のSLPによって必要とされかつそれによって呼び出されるタスクに利用
可能である。したがって、例えば、800サービス用のSLPはコールルーチン
中継用のそのタスクを完了するためにライン情報データベース質問用SLPを引
き出す必要があるかも知れない。また、SLPは他のSLPへのコール用コール
処理の制御を通すことができる。好ましくは、サービス処理の単一段階の時には
1つの制御SLPのみが実施しているべきである。SLPによって行われるサー
ビスタスクの部分として発生されるあらゆるイベントデータは差蛇巣処理の同一
の段階内でELPコンポーネント540に送られる。
【0083】 SLPは、これが実施すべき作動システムのすべての情報を含まないため作動
システムにおいて直接実施されることはできない。そのうえ、SLPがフォーマ
ットおよび内容を変更することなく種々の作動システムにおいて実施される必要
があるならば、SLPと作動システムとの間のNOSミドルウエアが作動システ
ムを横切るSLPの一致を維持するために設けられる。
【0084】 図8にさらに示されるように、支持および作動機能に関するSLEE450内
で実施する他のプロセスは、SLEEにおいて運転するサービスを負荷し、活性
化し、消勢しかつ除去し、そしてさらに、そのSLEE内で運転する他のすべて
のサービスを監視し、かつNOSへ状態および利用データを報告する責任がある
サービスマネージャー(“SM”)オブジェクト554;NOSサービスとイン
ターフェイスするのに使用されかつNOSサービスを呼び出すのにSLEE内で
運転するすべてのサービスによって使用されるNOSクラスライブラリー、すな
わち、NOSへのゲートウエーであるNOSクライアントプロセス558;すべ
てのSLEEリソースを結合することなく同時に実施するためにNGINサービ
スに必要とされる機能性を備えるスレッドマネージャー(“TM”)557;お
よび図4(c)を参照して本書で説明されるようなDM400の局部メモリ41
5およびメモリマネージャーコンポーネントとインターフェイスするのに使用さ
れるデータマネジメントAPI(“DMAPI”)410を含んでいる。
【0085】 図8に示されるようなSLEEに負荷されたさらに他のサービス段階はサービ
スエージェント(“Sag”)段階559および本書においてさらに詳細に説明
されるような、サービスノードにおいてサービス活動に利用される段階559と
連係するスレッドマネージャー段階557を含んでいる。
【0086】 図12(a)はSLEEプロセスに主流入点を設ける(SLEE.ジャバ)プ
ロセスステップを示している。図12(a)に示されるように、ステップ602
は、DMシステムが利用可能であり、NOSクライアントプロセス558および
NOSサービスとインターフェイスするのに使用されかつNOSサービスを呼び
出すためにSLEE内で運転しているすべてのサービスによって使用されるNO
Sクラスライブラリーを設けるNOSマスタープロセスを含んでいるNOSサイ
トロケータ(位置決め)システムが論理的な名称およびオブジェクト参照登録を
受信するのに利用可能であり、そしてサービス制御サーバー作動システム、例え
ば、ウィンドーズNT,UNIX,PC等が、例えば、メイン()またはフォー
ク()のごときブートストラップコールを認識することによりSLEEプロセス
を開始することかできると考えられる。理解されるべきことは、NOSマスター
コンポーネント560(図8)はコンピュータの作動システム、NOSクライア
ントプロセス556および他のシステムコンポーネント571と直接インターフ
ェイスするということである。好ましくは、各SLEE上でNOSクライアント
オブジェクト558とインターフェイスしかつNOSサービスを供給するための
すべてのNOSクラスライブラリーを含んでいるネットワークまたは局部ノード
上に置かれたNOSマスタープロセス560が存在している。次に、ステップ6
04において、サービス制御形状ファイルは形状オブジェクトを形成するような
ファイルを記述しそしてステップ606で示されるようなキーバリュー対を含ん
でいるハッシュテーブルを含むことも可能である。SLEEは2つのパラメータ
、すなわち、名称および形状ファイルほ受容する。名称パラメータはSLEEの
この段階を識別するためのNOSロケータサービスによって使用される、すなわ
ち、NGINロケータサービス(ステップ612)によりそれ自体を登録するた
めにSLEEによって使用される独特のNGIN名称ストリングであり、そして
形状ファイルはそのサイトロケータを見つけるためにロケータサービスによって
使用される。例えば、このテーブルはSLEE形状特性を見いだすのに使用され
得る。NOSがCORBAを実行するとき、ベースCORBA機能性は次にステ
ップ608において初期化される。次に、ステップ610において、SLEEク
ラスローダークラスが例示されかつNOSロケータプロキシサービスがステップ
612で示されるようにSLEE内で例示される。次に、ステップ615におい
て示されるように、サービスマネージャー(SM)クラスがクラスローダークラ
スを経由して負荷され、例示されかつ局部NOSと結合される、すなわち、SM
オブジェクトは局部プロキシNOSロケータサービスオブジェクトにより登録さ
れる。理解されるべきことは、局部ロケータサービスはNGIN領域において他
のロケータサービスへのサービスマネージャー登録に伝搬するということである
。図12(b)を参照して説明されるように、サービスマネージャーオブジェク
トがロケータサービスにより登録された後、SLEEへの/それからのサービス
を負荷し、付勢し、消勢しかつ除去することができる。最後に、ステップ618
において示されるように、プロセスイベントループが実施され、このループはS
LEE運転を保持しかつNOSイベントが本書でより詳細に説明されるようにサ
ービスマネージャー(“SM”)およびサービスエージェント(“Sag”)オ
ブジェクトを通って到来するようにSLEEにNOSイベントを処理させ得るS
LEEスレッドである。
【0087】 図12(b)は、図12(a)、ステップ615を参照して上記で議論された
ように例示されるサービスマネージャーオブジェクト段階554によって実施さ
れる(サービスマネージャーImpl.ジャバ)プロセスステップを示している
。好ましくは、SMオブジェクトはNOSのためにサービスマネジメント演算を
行うためのORBインターフェイスを実行する。プロセスはSLEE内のサービ
ス、例えば、(負荷)、(運転)、(スタート)および(停止)方法を負荷し、
付勢し、消勢し、運転しかつ終了するようにSM段階なよって取られるステップ
を示している。NOSによってSMオブジェクト段階に通されたパラメータは所
望されるサービスの論理基準およびNOSがNGIN局部リソースマネージャー
(LRM)サイトロケータによりサービスを登録すべきかどうかまたはサービス
がNOSによりそれ自体登録する責任があるかどうかを示しているブールフラッ
グを含んでいる。ステップ620に示されるように、サービスを負荷する要求が
まず受信され、そしてステップ622でプロキシネーミングサービスが処理され
る。次いで、ステップ624で、登録されたサービス、例えば、1〜800コレ
クト(“18C”)がすでに負荷されているかどうか、すなわち要求されたサー
ビスを具体化しているオブジェクトが例示されているかどうかについて判断がな
される。要求されたサービスに関するオブジェクトがすでに例示されているなら
ば、その場合に、NOSはステップ626で物理的オブジェクト段階を配置する
ためにそのサービスのオブジェクト基準に戻りそしてプロセスはステップ632
に戻る。要求されたサービス用のサービスオブジェクト、例えば、18Cがすで
に例示されていないならば、その場合に、クラスローダークラスは、他のSLP
sおよびSIBBsを含んでいる、要求されたサービスが依存するすべてのクラ
スを負荷するために帰納的負荷を実行するステップ625において例示される。
帰納的負荷は、例えば、局部メモリからの局部形状ファイルに言及することによ
り可能である。とくに、クラスローダーがJVMにこれらのすべての依存するク
ラスにおいて帰納的に負荷するかどうかを示すフラッグが通される。第1の段階
においてサービス用のクラスを負荷するとき、理解されることは、全般的なサー
ビスエージェントクラスがそれがまだ負荷されてないならば負荷され得るという
ことである。次いで、ステップ625でクラスをすべて負荷した後、ブールレジ
スタフラッグが、サービスがそれ自体局部NOSネーミングサービス(プロキシ
)により登録しなければならないかどうかを判断するためにステップ625でチ
ェックされる。ブールレジスタフラッグが、例えば、正確に、設定されたならば
、その場合に、サービスは、ステップ630で示されるように、NOSネーミン
グサービスを登録するような責任を有している。そうでなければ、プロセスはS
Agクラスが例示されているステップ632に継続し、そしてサービスエージェ
ントオブジェクト段階558(図11)と特定のサービスの間で、すなわち、S
LPオブジェクトにおいてサービスエージェント段階に通すことにより、連係が
なされる。次いで、ステップ635において、新たなSLEEスレッドが、記載
されるような方法において、作られそしてSLEEスレッドがサービスエージェ
ントを運転するように引き起こされる、すなわちSLEEスレッドをサービスエ
ージェントと連係する。最後に、SMプロセスが励起されかつプロセスはSLE
E.ジャバプロセスに戻る。SMに設けられた方法を経由して、それはそのSL
EE内で運転している他のすべてのサービスを監視し、かつNOSへ状況および
利用データを報告する責任がある。
【0088】 SMプロセスに関して、(SLEEクラスローダー.ジャバ)の引用が図12
(c)を考慮してより詳細に説明される。とくに、SLEEクラスローダークラ
スはJVMのクラスローダークラスの特殊化されたクラスでありかつそれを拡張
している。それはネットワークにわたって負荷されるようなクラスを許容するこ
とによりシステムクラスローダーの行動を拡張している。したがって、図12(
c)の第1のステップ686として、クラスローダーが、まず、クラスがすでに
負荷されかつ定義されている場合に見るようにSLEEの段階と連係されたその
局部メモリをチェックする。クラスがすでに負荷されたならば、その場合に、プ
ロセスは戻る。クラスが負荷されてないならば、その場合に、ステップ688に
おいて、メッセージがNOSを経由してクラスが負荷するのに利用可能であるな
らば局部データ記憶(DM)をチェックするために送られる。例えば、SLEE
クラスローダーはJDBCデータベース接続性を使用して関連のデータベースか
らクラスを検索することができるが、しかしながら、理解されることは、JDB
CAPIを支持するあらゆる関連のデータベースからクラスを検索することがで
きるということである。サービスクラスが局部データ記憶に見いだされないなら
ば、その場合に、SLEEクラスローダーはステップ689において局部ファイ
ルシステムをチェックする。クラスがデータ記憶、または局部ファイルシステム
に見いだされるならば、クラスは、ステップ690において示されるように、フ
ェッチされる。次いで、ステップ694において、定義されたクラス方法がJV
M実施環境に利用可能であるそのクラスを作るように引き起こされる。とくに、
(定義されたクラス)方法はそのサービスを行うために特定されたクラスの各々
を帰納的に通り抜けかつクラスClassの段階にバイトのアレイを変換する。
この新たに定義されたクラスは次いでクラスClassにおいて新たな段階方法
を使用して作られ得る。この機能性はSLEEを負荷させかつ新たなサービスを
例示しかつまだ全般的に残っている。好ましくは、ステップ695に示されるよ
うに、方法はクラスが負荷される次回にメモリヒットがあるように局部メモリを
ポピュレートするように求められる。
【0089】 好適な実施形態において、これらの例示されたオブジェクトの各々は、一般に
以下のストリング、すなわち、 ...サイトレベル、SLEE番号、SLP名称... によって一般的に例示される、ネーミング取り決めにしたがって、NOSロケー
タサービス、すなわち、LRM577によりそれら自体登録する。この場合に、
サイトレベルはNGINサービス制御サーバー440の物理的位置に関する情報
;SLEE番号はそのオブジェクトが例示された特定のSLEE、例えば、SL
EE#1;およびSLP名称はサービスの局部的名称、例えば、特徴弁別器#1
である。ストリングは値同様に、「バージョン番号」を含むことができる。登録
名称はNGIN領域において他のロケータサイトに伝搬され;これによりそれは
登録プロセスおよびNOSリソースマネジメント機能性(記載されるような)で
ありそれによりNOSコンポーネントが知られそれらのプロセスは、それらが展
開される場合に、かつサービスが容易に利用可能である場合に展開される。
【0090】 クラスローダーによって作られたオブジェクトの方法およびコンストラクター
は他のクラスを参照することができる。参照されるクラスを決定するために、ジ
ャババーチャルマシンがクラスを最初に作ったクラスローダーのロードクラス方
法を呼び出す。ジャババーチャルマシンがクラスが存在するかどうかおよびそれ
がそのスーパークラスを知るために存在するかどうかを判断するためにのみ必要
であるならば、「「決定(リゾルブ)」フラッグが不完全に設定される。しかし
ながら、クラスの段階が作られているかまたはその方法のいずれかが作られてい
るならば、クラスは、また、決定されねばならない。この場合に、決定フラッグ
は正確に設定され、そして決定クラス方法が呼び出される。この機能性はサービ
スによって参照されるクラス/SIBBs/ジャバビーンズがまたSLEEクラ
スローダーによって決定されることを保証する。
【0091】 図12(d)は例示時のサービスエージェントクラスプロセス流れを示してい
る。ステップ639に示されるように、第1ステップはサービスエージェントと
連係しかつ図11にTMオブジェクト段階557として描かれているスレッドマ
ネージャー(“TM”)オブジェクトの例示を含んでいる。記載されたように、
スレッドマネージャーオブジェクトはサービス要求毎に新たなSLEEスレッド
を作るように機能しているスレッドファクトリーのごとく行動するように例示さ
れ得る(スレッドマネージャー)クラスに、または高いスレッド発生潜在能力を
備えたマシンで運転するとき所望されるスレッドウエアハウスに基礎を置いてい
る。次いで、ステップ640において、サービスと連係するSAがその(運転)
クラス方法を経由してプロセスイベントループに入り、そしてサービスと連係す
るコールイベントを受信するのに今や備えている。
【0092】 図12(e)を参照すると、その(開始)、(継続)および(終了)クラス方
法を経由してNGINサービスにゲートウエーを設けるサービスエージェントの
詳細が示されている。SLEE内の各々のサービスはサービス段階(コール段階
)を管理しかつサービス段階にイベントを急送する責任があるクラスに基礎を置
いている関連のサービスエージェントオブジェクトを有している。図12(e)
に示されるように、SAgオブジェクトがサービスマネージャー(負荷)方法に
よって例示されかつ運転している後、SAgの(開始)方法はサービスが受信さ
れることを要求している新たなコール毎に引き起こされる。とくに、図12(e
)に示されるように、ステップ641において、ティッド(tid)、オリッド
(orid)コール識別子パラメータおよび例えば、ネクストジェネレーション
スイッチ(“NGS”)として本書で言及されるIDNA/NGINからのイニ
シャルアドレスメッセージ(“IAM”)によって設けられるような、そのコー
ル用のサービス処理に関連付けられるイベント情報を含んでいるメッセージの流
れが最初にSAg開始方法に通される。次いで、ステップ643において、メッ
セージ流れは、例えば、そのサービス段階に関連付けられる重要な情報を抜き出
すように(デコード)方法を引き起こすことにより復号される。加えて、コール
背景データを管理するのに使用されるコール背景オブジェクト段階が抜き出され
たメッセージ情報を受信するように作られる。ステップ645に示されるように
、開始方法において、新たなスレッドが、図12(g)を参照して本書で記載さ
れるように、スレッドマネージャー段階の割り当て方法を引き起こすことにより
そのコールに割り当てられるか、または、スレッドはその差ー美委用の幾つかの
スレッドが時間を超えて例示されるならばスレッドのプールから引き出される。
他の方法で、SAg(連続)方法が引き起こされるならば、そのコール用に割り
当てられたスレッドに対応するオブジェクト基準は戻される。
【0093】 よりとくに、スレッドマネージャーオブジェクトは、好ましくは、セッション
idsに基礎を置いたスレッドを管理するスレッドマネージャーに基礎が置かれ
ている。2つの方法、(割り当て)および(解放)が、それぞれ、スレッドを割
り当ておよび解放するために設けられる。割り当ておよび解放の両方はスレッド
識別に使用され得るキーとして独特の識別子を期待している。独特の識別子はコ
ールを受信したNGSスイッチによって設定される処理ID(“Tid”)、お
よびコールオリジネーターを識別するオブジェクト基準ID(“Orid”)を
含んでおりかつコール段階を識別するのに使用される。図12(f)はスレッド
マネージャークラスの(割り当て)方法の作動の詳細を示している。図12(f
)に示されるように、ステップ660において、コール処理を独特に識別するた
めのTidおよびOrid識別子はプロセスに通されかつ独特のキーが識別子に
基礎を置いて発生される。次いで、ステップ662において、質問が、例えば、
キーバリュー対のハッシュテーブル(寄せ集め表)をチェックすることにより、
キーがすでに存在しているスレッドを識別するかどうかについてなされる。キー
がサービススレッドがコールに対してすでに割り当てられたことを意味して認め
られるならば、その場合に、ステップ664において、スレッドマネージャーは
ハッシュテーブルを考慮に入れた後SLEEスレッド段階(スレッドオブジェク
ト)に復帰する。他の方法で、ステップ663において、例示されたサービスス
レッドの数に一致するカウンタが増分され、そしてシステム負荷を監視するよう
な努力において、ステップ665で、そのサービスのスレッド段階の最大値が超
過したかどうかについて決定がなされる。そのサービス用のスレッド段階の最大
値が、例えば、サービス形状ファイルに見いだされる最大サービス段階とのカウ
ンタ値との比較時、超過されたならば、その場合に、ステップ667において、
メッセージが、例えば、同一のサイトで実施するか、または他のサービスノード
位置で例示された他のSLEEにおいて利用し得るサービス用の他の段階を求め
ることができるようにNOSに放出され、そしてプロセスは戻る。SLEEスレ
ッド例示プロセスに関して、図12(g)を参照して本書で記載されるように、
その優先イベントキューの初期化である。そのサービス用のスレッド段階の最大
値が超過されないならば、その場合に、ステップ668において、そのサービス
用のスレッド段階のしきい値が超過したかどうかについて判断がなされる。その
サービス用のスレッド段階のしきい値が超過されたならば、その場合に、警告が
サービスしきい値が達成されたNOS局部リソースマネジメント機能に発せられ
る。最後に、ステップ670において、ステップ668での出力に関係なく、要
求されたサービス用の新たなSLEEスレッドが割り当てられ、優先イベントキ
ューがその要求されたサービスに関して例示されそしてスレッドがそのサービス
用のSAg段階に戻されている制御により開始される。
【0094】 図12(e)に示されたようなサービスエージェント(開始)方法機能性に戻
って、スレッドマネージャーがサービス段階用のスレッドを割り当てた後、スレ
ッドに関連するオブジェクト変数がステップ646で初期化され、そして要求さ
れたサービスの新たなオブジェクト段階が(クローン)方法を引き起こすことに
より例示される。次いで、ステップ648において、新たなクローン化されたS
LP段階が新たに割り当てられたスレッドに設定される。次いで、ステップ65
0において、そのコール段階と連係することが必要とされるイベント情報、例え
ば、入力メッセージ流れから抜き出されたすべてのIAM情報が存在するかどう
かについて判断がなされる。新たにクローン化されたSLPと連係されるイベン
ト情報があるならば、その場合に、ステップ652で示されるようにスレッド上
に押し出される。スレッド上に押し出されるようなイベント情報が存在するかど
うかはともかく、そのSLPに新たに割り当てられたスレッドが開始され、SA
(連続)方法によって処理されるサービス関連のイベント情報の非同期到達を待
っている。述べられたように、そのコールに割り当てられたSLEEスレッドは
処理の間中受信されたすべてのサービス関連のイベント情報を保持するために優
先イベントキューを維持している。サービス処理に関連のすべてのイベントは関
連の優先権を有しかつスレッドはその優先権、すなわち、そのサービスイベント
キューにおけるその位置にしたがってイベント情報の処理を管理する。最後に、
ステップ654において、スレッドイベントループがそのコール段階に関して開
始される。
【0095】 理解されるべきことは、SA(連続)方法が実質上図12(e)に示された(
開始)方法と同一であるということであり、その差異は、図12(e)を参照し
て上記で議論されたように、そのコール段階に関してすでに例示されたサービス
プロセススレッドとのリアルタイムサービス関連のイベントを運ぶのに向けられ
る。したがって、サービスエージェント連続方法はコール段階のイベントおよび
識別パラメータを受信し、受信されたイベント用のTid,Oridパラメータ
と連係されたサービススレッドを再び割り当て、そしてスレッドのイベント優先
キューへイベントを押し出す。理解されるべきことは、SAgおよびSMクラス
の両方がNOSへのIDLインターフェイスからなっているということである。
サービス(SLs)はこのようなインターフェイスを持たないが、しかしながら
、そのSAgインターフェイスを会してシステムと広く連通することができる。
リアルタイムサービス処理の間中、SLEE450は以下を、すなわち1)サー
ビス処理の間中SLPおよびSIBBでの指示を解釈し;2)SLPの指定され
た段階へ到来するイベントを供給し;3)追跡フラッグが設定されるならば、追
跡データを発生し;4)SLP,SIBB、およびSLEEレベルでオンされた
追跡を許容しかつ追跡データを特定された出力に送り;5)SLEE使用データ
を発生しかつ運転時間使用データを特定された出力に送り;6)遠隔通信マネジ
メントネットワーク(TMN)インターフェイス用の例外的なデータを発生し;
7)TMNインターフェイス用のパフォーマンスデータを発生し;8)SLPま
たは実用プログラムの新たな段階を加えるためのメッセージ/要求を受信しかつ
このような新たなSLPまたは実用プログラムをサービス処理を中断および劣化
することなく加え;そして9)負荷分割用の多重サービス制御段階によって同一
のサービスを支持することを実行することができる。
【0096】 サービス段階が処理を終了したとき、サービスの終了、またはサービスと連通
して他のプロセスを開始する。いずれの場合においても、SAg(終了)方法が
呼び出され、これはそのコールと連係したスレッド段階を終了するように機能す
る。これは、スレッドマネージャー(解放)方法を引き起こし、コール段階を独
特に識別するTidおよびOrid識別子に通し、イベントをスレッドイベント
キュー上に押し出し、そしてコールを解放し、すなわちスレッド段階を終了しお
よび/またはスレッド段階をスレッドプールに配置することによりなし遂げられ
る。
【0097】 好ましくは、SLEEスレッドクラス段階はすべてのSLEEリソースを結合
することなく同時に実施するようなIDNA/NGINに必要とされる機能性を
備え、そして協働リソース分割を容易にする。とくに、サービスの1段階とSL
EEスレッドの1段階を連係するSLEEによりSLEEスレッドとサービス段
階との間に1対1のマッピングが存在する、すなわち、サービスによって取り扱
われる各コールに関して、コールと連係するSLEEスレッドの1つの段階があ
る。SLEEスレッドは、また、処理id(tid)、オブジェクト基準id(
orid)、オブジェクト基準、例えば対等者およびエージェントの両方、SL
P、およびSLPと連係する優先イベントキューを収納することによりサービス
用のデータウエアハウスのように作用する。とくに、SLEEスレッドは、2つ
のキーインターフェイス、すなわち、サービスエージェントがSLEEスレッド
上にイベントを押し出すのを可能にするためのプッシュコンシューマー;および
サービスがそれらの関連のスレッドからイベントを引っ張ることを可能にするプ
ルサプライヤーを実行することによってサービス(SLP)とサービスエージェ
ントとの間のイベントチャンネルのように作用する。記載されるように、各SL
EEスレッドは、記載された方法において、NGINイベントを待ち行列に入れ
るための優先イベントキューの段階を有している。
【0098】 好ましくは、(優先イベントキュー)クラスはサービス(SLP)と連係する
イベント(NGINイベントの派生クラス)を待ち行列に入れるプラットホーム
独立クラスである。図12(f)の、ステップ667,670を参照して示され
たように、各SLEEスレッドオブジェクトはイベントのハッシュテーブルから
なることも可能である優先イベントキューの段階を例示している。イベントは下
降順位において待ち行列に入れられることができ、イベント優先性はNGINイ
ベントにおいて定義されておりかついずれにしても10から1の範囲にあり、1
0は、例えば、最高の優先である。したがって、各スレッドは処理に利用可能/
利用し得ないイベントの数を追跡することかでき、かくして完全なサービス処理
一致を可能にしている。
【0099】 図12(g)は、ステップ675に示されるように、スレッドによって受信さ
れているイベントの優先性、および優先イベントキューへのイベントの供給を確
認するために論理をカプセル化する(ポストイベント)方法を示している。図1
2(g)に示されるように、これは、ステップ678で処理されるような優先キ
ュー上で次のキューの優先性と押し出されたイベントの優先性を比較し、押し出
されたイベントがステップ680で処理(もしあるならば)されるようなキュー
における次のイベントの優先性より大きい場合に判断し、そしてステップ682
aで示されるように処理されるべき次のイベントとしてそれを設定するようにキ
ューの頂部に押し出されたイベントを配置するか、または、キューを通してルー
プにしかつステップ682bで示されるように、イベントがその優先性にしたが
って記憶されるべきであるキューの位置を決定することによって実質上なし遂げ
られる。次いで、ステップ684において、SLEEスレッドば、システムから
処理時間が割り当てられるとき最高の優先性の次のイベントを処理する。
【0100】 より詳細には、プルサプライヤーインターフェイスは、イベントデータが利用
し得るかまたは例外が生起されるまで遮断しかつイベントデータを顧客に戻す「
プル」作業、または、遮断しない「トライプル」作業を引き起こすことによりサ
プライヤーからデータを要求するような顧客のための作業を支持するためにSL
EEスレッドによって実行される。すなわち、イベントデータが利用可能である
ならば、イベントデータを戻しかつハズイベント(hasEvent)パラメー
タを正確に設定し;イベントデータが利用不能であるならば、ハズイベントパラ
メータを不完全に設定しかつゼロに等しい値が戻される。したがって、SLEE
スレッドはイベントサプライヤーとして作用しかつサービス(SLP)は顧客の
役割を引き受ける。サービス(SLP)はSLEEスレッドからイベントデータ
をフェッチするためにSLEEスレッドプルまたはトライプルを使用する。サー
ビスはイベントデータなしに継続できないならばプル作業を使用し、そうでなけ
れば、トライプル作業を使用する。
【0101】 プッシュコンシューマーインターフェイスはSLEEスレッドによって実行さ
れかつスレッドへのプッシュ作業を引き起こしかつイベントデータをそのスレッ
ド優先イベントキューにパラメータとして通すことにより顧客へイベントデータ
を通信するためのサプライヤー用作業を支持する全般的なプッシュコンシューマ
ーインターフェイスである。したがって、SLEEスレッドはイベント顧客とし
て作用しかつサービスエージェントはサプライヤーの役割を引き受けている。サ
ービスエージェントはイベントデータをSLEEスレッドへ通信するためにSL
EEスレッドプッシュ作業を使用している。「キル(kill)」サービスイベ
ントは最高の優先性からなることができる。イベントの優先性は怠われてもよい
か、または、新たに作られたイベントクラスが設計されるとき、サービス作成に
おいて確立されてもよい。
【0102】 記載されたように、特定のサービス用のサービスエージェント段階は、そのコ
ールのために作られたサービススレッド段階への/それからのサービス処理の過
程中に受信されかつ発生されたすべてのイベント伝える。例えば、ノードにおい
てスイッチによって発生された最初のイベントは(サービスリクエストイベント
)からなることができ、このクラスはIDNA/NGINサービス制御へ最初の
サービス要求をかつとくに、サービス要求が始められる時間;要求がそれから開
始されるスイッチID;コールが引き起こされるポートID;コールが引き起こ
される端末設備ID;呼び出している者の番号;呼び出された者の番号等のごと
き関連の初期コール背景情報を運ぶ責任がある。NGINイベントを拡張してい
る(コネクトイベント)サブクラスは接続が発生する時間;呼び出している番号
が接続されるステーション番号を報告し;およびATM−VNETサービスの背
景において、到来すバーチャルパスIDおよび出て行くバーチャルパスIDsを
報告することができる。NGINイベントを拡張している(解放イベント)サブ
クラスは解放イベントを報告することが可能である。例えば、ATM−VNET
サービスの背景において、解放は、呼び出しているまたは呼び出された者がコー
ルを終了するとき、または使用者クレジットが切れているとき発生され得る。こ
のようなクラスは、解放イベントが発生される時間;解放イベントを発生する原
因および呼び出しているおよび呼び出された者から解放イベントが発生される時
間への所要時間を決定するためのSIBBSを実行することができる。これに関
して、NGINイベントを拡張している(終了イベント)サブクラスがNGIN
からNGSへ終了メッセージを帆走するのに使用されてもよい。このメッセージ
を受信時、スイッチは分解接続プロセスを開始し得る。(モニタ解放イベント)
サブクラスはNGINイベントを拡張しかつ解放指示の受信時NGINに解放指
示を送るようにNGSに向いているNGSへのメッセージを送るのに使用される
。NGSがモニタ解放メッセージを受信するとき、(ユニノーティファイイベン
ト)サブクラスがオリジネーター(呼び出し者)への通知を送って引き起こされ
得る。(モニタ接続イベント)サブクラスはNGINイベントを拡張しそして接
続メッセージが受信されるときNGINへイベントを送るためにNGINからN
GSへメッセージを送るのに使用されるサブクラスである。
【0103】 記載されたように、リアルタイムサービス処理の文脈において、データマネジ
メントデータ検索および更新機能はサービス処理の間中DMによって記憶された
データにアクセスするような能力を包含している。
【0104】 好適な実施形態において、ある特定のサービス・ノードで、DMは、サービス
処理中に、たとえばNOSを介して、SLEE中の実行被管理オブジェクト・イ
ンスタンスからのデータ要求を受信する。データ管理(Data Management)は、
そのデータ要求を理解できない場合、要求元(たとえば被管理オブジェクト)に
特に通知する。このデータ要求がデータ・エンティティの検索に対するものであ
る場合、データ管理は、要求されたデータを要求元に(たとえばNOSを介して
)返す。なお、単一のリポジトリ中、または複数のリポジトリにまたがってデー
タを操作および問い合わせるために必要なサポートはDMによって供給される。
さらに、データ管理は、複数のリポジトリにまたがる問合せの結果の収集または
対照をサポートする。DMはデータ検索要求中にある要求されたエンティティの
名前の場所を特定できない場合、DMはNOSコンポーネントに通知する。また
、NOSコンポーネントは、データ・エンティティの検索中にデータベース障害
が発生した場合に通知される。さらに、データ管理は、要求元(サービス制御オ
ブジェクトを実行する)に、有効な名前から特定のデータ・エンティティを検索
できない旨を通知する。データ要求がデータ・エンティティの更新に対するもの
である場合、データ管理は、データ・エンティティを更新して、複製が要求され
るか否かを決定する。DMは、データ要求中で指定されたデータ・エンティティ
を更新することができない場合、要求元に通知し、さらに、データ更新要求中に
おける要求されたエンティティの名前の場所を特定することができない場合、N
OSに通知する。NGIN動作中において、DMは、NOSに、データ・エンテ
ィティの更新時のデータベース障害について通知する。データ要求がデータ・エ
ンティティの削除に対するものであれば、DMはそのデータ項目を削除し、他の
リポジトリ上でトランザクションの初期化が必要か否かを決定する。
【0105】 図4(c)は、全体として、データ管理コンポーネント400の機能アーキテ
クチャを図示している。データ管理コンポーネント400は、リアルタイム呼処
理に対して呼び出しサービス・データがサービス・ノードで使用可能となるよう
にするサービス制御サーバ・コンポーネント405と;個別データベース・サー
バとして具現化されSAによって保持されるデータの被選択サブセットを格納お
よび分配するデータベース・コンポーネント407とを備える。特に、サービス
制御サーバ・コンポーネント405は、実際のデータ管理アプリケーションであ
るデータ管理(DM)クライアント409と;DMアプリケーションとリンクさ
れDMアプリケーションがSAからデータを獲得するために使用するインタフェ
ースであるDM API410と;ローカル・キャッシュ・ストラテジにしたが
って、呼処理に対して使用可能なDBOR抽出からのデータの一部または全てを
格納するために使用されるサービス制御サーバ上の共有メモリであるローカル・
キャッシュ415と、ローカル・キャッシュ・ストラテジをインプリメントする
ことによってローカル・キャッシュの状態を維持し、DMサーバと通信を行って
DBOR抽出からデータを検索するキャッシュ・マネージャ420とを備える。
データベース・コンポーネント407は、当該ノードでのサービス実行時に被管
理オブジェクト・インスタンスによって使用されるデータを有する1つ以上のデ
ータベースを含むDBOR抽出427と;SAが保持する情報の被選択サブセッ
トを管理するDBOR抽出マネジャー426と;サービス・アドミニストレーシ
ョンから受け取ったデータをDBOR抽出マネジャー426へ入力するSAクラ
イアント422と;SAクライアント422とSAのデータ分散プロセスとの間
のプロセス・インタフェースであるDDAPI424と;DBOR抽出マネジャ
ー426からのデータ抽出を全般的に取り扱うデータ管理サーバ425とを備え
る。
【0106】 ここで、データ管理動作について、図4(c)および図8に関してさらに詳細
に説明する。SLEE内において、数種類の機能は、被管理オブジェクト(SI
BB、SLPなど)およびNOSに限らず、データ管理400からのデータを必
要とする場合がある。そのそれぞれを、サービス制御SLEE中で実行するDM
クライアントとして図4(c)に図示する。DM API412はデータ管理と
のインタフェース接続のために全DMクライアントに対して共通メッセージ・セ
ットを供給するため、DMクライアント410は、DM API412を使用し
てデータに対する要求を行う。また、DM API412はデータが必要とされ
る特定の場所をDMクライアントからカプセル化するが、これは、このデータが
ローカル・キャッシュ415中またはDBOR抽出427中のみに格納される場
合があるからである。DMクライアント410は、論理名によってデータを要求
し、DM API412は、そのデータがローカル・キャッシュから検索可能か
、またはDBOR抽出からDMサーバを介してデータを要求する必要があるかを
決定する。ローカル・キャッシュ415は、制御サーバ405中に供給される各
SLEE上に動作する各プロセスに対して使用可能となっている共有キャッシュ
であること、すなわち、たとえば1−800プロセス・キャッシュ、ルーティン
グ・マネジャー・キャッシュなどの異なる適用に対して1つ以上のローカル・キ
ャッシュが備えられており、各供給キャッシュがそれ自体の各キャッシュ・マネ
ジャーを有するkとが好ましい。
【0107】 DMクライアント410がデータを要求すると、まず、DM APIはローカ
ル・キャッシュ415を調査して、要求されたデータがそこに格納されているか
否かを確認する。要求されたデータがローカル・キャッシュ415中に格納され
ている場合、DM APIはその要求されたデータを検索して、ハッシング・キ
ーおよびアルゴリズムまたは索引順次アクセス方式など、標準データ検索技術を
使用して、それをDMクライアント410に供給する。
【0108】 要求されたデータがローカル・キャッシュ415に格納されていない場合、関
連キャッシュ・マネジャー420は、DBOR抽出427からDMサーバ425
を介して、データを検索する。特に、DM API412は、キャッシュ・マネ
ジャー420に、特定のデータを必要とすることを通知し、キャッシュ・マネジ
ャーは、要求をDMサーバ425に送信することによって応答する。その後、D
Mサーバ425は、データベース・アクセスのためにDBOR抽出マネジャー4
26を使用して、要求されたデータをDBOR抽出から検索する。DMサーバ4
25は、要求されたデータをキャッシュ・マネジャー420に返送し、キャッシ
ュ・マネジャーはデータをDM API412を介してDMクライアント610
に供給する。また、キャッシュ・マネジャーは、要求されたデータをローカル・
キャッシュ415に書き込むが、これはサービス要求とそれらが動作しているコ
ンピュータの機能、つまりメモリ容量との両方に依存するローカル・キャッシュ
・ストラテジに依存する。これらの使用は、サービス・アドミニストレーション
によって生成されるサービス・プロファイルおよびコンピュータ・プロファイル
から獲得される。IDNA/NGINのDM400のためのデータキャッシュ・
マネジャー・コンポーネントは、「クライアント側キャッシュ」ストラテジを、
各サービス・ノードで使用することが好ましい。
【0109】 では、IDNA/NGINネットワーク・オペレーティング・システム(NO
S)コンポーネント700について、図8〜10を参照して、より詳細に説明す
る。上述のように、NOS機能は、ISNA/NGINシステム170に対する
プロセス間通信機能と、オブジェクト・コネクティビティ機能と、ローカルおよ
びネットワーク全体リソース管理機能とを備える。全てのNGINプロセスは、
広範囲に分散するアーキテクチャ中のさまざまなハードウェアおよびオペレーテ
ィング・システム・プラットフォーム上で実行するため、NOSは全プロセス間
でプラットフォーム独立型通信および場所独立型通信を実現する。特に、NOS
はいくつかの機能サブ・コンポーネントを備え、サービス制御、サービス・アド
ミニストレーション、およびデータ管理との間のインタフェースを含む、全NG
INプロセス間のインタフェースを提供する。また、NOSは、スイッチ呼制御
とサービス制御との間のインターフェースであり(図5)、同一SLEE上で動
作する2つ以上のプロセスが互いに通信可能なようにする。
【0110】 図8〜10に示すように、NOS機能サブ・コンポーネントは、1)データ・
オブジェクトおよびサービス・オブジェクトに対する論理名を、要求されたオブ
ジェクトが動作しているコンピュータ(ネットワーク・アドレスとして)とメモ
リ・アドレスとの両方を識別する物理的アドレスに分解する名前変換(NT)プ
ロセス570と;2)SLEEとサービス・ノードとで実行しているリソース・
ステータスを追跡および維持するローカル・リソース管理(「LRM」)プロセ
ス575、577と;3)NGINネットワーク全体における全サービス・ノー
ド・リソースのステータスを維持し、プロセス間通信を提供するグローバル・ネ
ットワーク・リソース・ステータス(「NRS」)プロセス590と;4)共通
オブジェクト要求ブローカー・アーキテクチャ(CORBA)対応ORBによっ
て提供されるものなどのオブジェクト・コネクティビティを提供して異なるコン
ピュータ・プラットフォーム、APIメッセージ・セットおよびインターネット
・プロトコル(IP)通信にまたがるオブジェクト間の通信を特定のリアルタイ
ム呼処理動作上件を満足する以上の方法で、可能とする1組のサービスとを含む
。たとえば、典型的な1−800番号「コレクト・コール」イベントを処理する
典型的な応答時間は、約50〜100msecでなければならない。
【0111】 ここで説明するように、NOSコンポーネント700は、たとえばOrbix
(登録商標)が提供しMA、ケンブリッジ、およびアイルランド、ダブリンのI
ONAが開発したオブジェクト・コネクティビティに対して、CORBA対応O
RBを使用してインプリメントすることが可能である。ORBは、物理的アドレ
スへの論理名の対応付けを可能とする名前サービスを提供することによって、異
なるコンピュータ・プラットフォームにまたがるオブジェクト間の通信を提供す
る。
【0112】 システム・ブート時、SLEE450は起動され、その環境内において、NO
Sクライアント・コンポーネント558およびサービス・マネジャー・プロセス
・コンポーネント554とのインスタンスを起動する。SM SLP554は、
即時にインスタンス化されるサービスの論理名を含むコンフィギュレーション・
ファイル580から、他のコンポーネントに対する論理名を検索する。その後、
その論理名をORB名前サービスに供給し、ORB名前サービスは、その論理名
を物理アドレスに対応づける。ORBはこの時点からサービス・オブジェクト・
コネクティビティを保持する。また、ORBサービスは、他のサービスの登録に
対しても使用される。SLEE上で開始された各サービスは、自分自身をNOS
に登録し、それらの登録によって、ORBは論理名に対する物理アドレスを識別
する。
【0113】 対話型オブジェクト間でのプラットフォーム独立型通信をインプリメントする
ために、インタフェースが定義されるが、これはインタフェース定義言語(「I
DL」)によって可能である。CORBAはIDLを現在サポートしているが、
リアルタイム呼処理に対する動作上件が満足される限り、リモート・メソッド呼
び出し(RMI)プロトコルなどの他のオブジェクト指向通信技術がインプリメ
ントされることも可能である。特に、NGINコンポーネントのそれぞれに対す
るインタフェースがその作成時に定義され、それらを、図9に図示されるような
、ローカルLRM575と関連づけられた永続型データ・ストアまたはライブラ
リ(不図示)中に格納することによって、動作時に使用可能となる。サービスは
このライブラリに問合せを行うことが可能とされ、新規のオブジェクト・インタ
フェースについて学習する。NOSクライアント・プロセス558およびNOS
マスタ560(図8)は、NOSサービスとのインタフェース接続のために使用
され以下で詳述されるNOS NTおよびLRMサービスを呼び出すために当該
SLEE内で動作する全サービスによって使用されるNOSクラス・ライブラリ
である。
【0114】 ここで図9を参照すると、1つ以上のSLEE450および450’を実行す
るコンピュータ上に常駐するNOS機能サブ・コンポーネント570とLRM機
能サブ・コンポーネント576との機能アーキテクチャが、各SLEEと関連づ
けられたNTおよびLRMサブ・コンポーネントとともに図示されている。図9
は、特に、それぞれが各SLEEコンポーネント450および450と各NT機
能サブ・コンポーネント570および570’および各LRM機能サブ・コンポ
ーネント575および575’とを含む各NOSコンポーネント700および7
00’とをインプリメントする少なくとも2つのコンピューティング・システム
440および440’を有する単一NGINサービス・ノードまたは「サイト」
45の例を図示する。個別のコンピュータ上で実行する単一のSLEEが図示さ
れているが、2つ以上のSLEEが単一サイトにおいて同一コンピュータ上で動
作できる。各SLEE450、450’上で動作しているのは、S1,・・・S
4とされる複数のオブジェクトまたはプロセスで、SLP、LLP、CLP、E
LP、永続的に動作しているFD論理プログラムおよびNOSクライアント・オ
ブジェクト558、または他のプロセスの場合がある。
【0115】 ここで説明するように、各NOS NT機能サブ・コンポーネント570およ
び570’は、使用されるデータ・オブジェクトまたはサービス・オブジェクト
の正しいバーションを識別するプロセスを含み、特に、他のプロセス上でプロセ
スが呼び出すことを可能とし、呼び出されたプロセスの異なるバーションおよび
インスタンス全体において変化しないままの単一の共通論理名を使用することに
よる。したがって、NOS NTコンポーネント570は、プロセスからのイン
スタンスのオブジェクト参照、バージョニング、物理的場所をカプセル化する。
【0116】 ここで説明されるように、各サービス・ノードにあるNOS700の各ローカ
ル・リソース・マネジャー(「LRM」)コンポーネント575、575’は、
サービス・プロファイル(コンフィギュレーション)ファイル580中に含まれ
るコンフィギュレーション・ルールにしたがって、ノードのどのSLEE上でど
のサービスを実行するかを決定する。サービス・プロファイル(コンフィギュレ
ーション)ファイル580は、SAから配置されローカルLRMキャッシュ中に
格納されるサービス・プロファイルのコンテンツを含んでもよい。LRMは、ま
ず、当該ノードにあるローカル・キャッシュ中に格納されるこのサービス・プロ
ファイル・ファイル580を読み込み、サービス・プロファイル・ファイル中の
ルールにしたがって、どの特定のSLEE上でサービスを実行するか、および、
SLEE中でどのサービスをアクティブに(永続オブジェクトとして)動作させ
るかまたは要求に応じてのみインスタンス化されるかを決定する。
【0117】 好適な実施形態において、LRM575は、各サービス制御リソースの安定度
および状態を追跡することによって、サービス実行の動作時間コンフィギュレー
ションおよび最適化を可能とする。特に、各LRM機能サブ・コンポーネントは
、当該SLEE上で動作するようにプログラミングされた全サービスのリストと
、どのサービス・プロセス(オブジェクト参照)がSLEE上でアクティブに動
作しているかと、所定の閾値にしたがって当該ノードでのSLEEの現在の負荷
状態(処理容量)とを保持する。
【0118】 さらに詳細に記せば、SLEE(サーバ)LRMコンポーネント575は、シ
ステム中の各オブジェクト(論理プログラム)に対応するオブジェクト参照のロ
ーカル・キャッシュに内蔵された1組のライブラリで、そのオブジェクト参照は
、IPアドレスおよびポート番号など、サーバに関する情報を含み、通信を可能
とする。新規のオブジェクトがシステム内で使用可能となると、それらはNOS
に登録される。すなわち、オブジェクト参照はそれらのために作成され、データ
管理によってローカル・キャッシュに登録される。
【0119】 そのサービス・プロファイル(コンフィギュレーション)ファイル580に問
合せを行って、どのサービスが即座にインスタンス化されるのかを決定した後、
NOS LRMコンポーネント575は、サービス・アクティブ化要求を、NO
S NT570からSLEEにあるアクティブ・サービス・マネジャー・オブジ
ェクト554へ、同様にSLEE中で実行しているNOSクライアント・インス
タンス558を介して送信する。SMオブジェクト554は、SLEEサービス
の制御を可能とするAPIオブジェクトである。たとえば、非アクティブ・サー
ビスに対する要求が受信された場合に新規のサービスをインスタンス化する機能
を提供する。すなわち、インスタンス化されるときにオブジェクトにプロセス・
スレッドを割り当てることが可能で、サービスはLRM575を介してNOSに
自分自身を登録する。サービスが、その論理名を使用して別のサービスによって
呼び出されると、LRMはコンフィギュレーション・ファイル中のルールを使用
して、どのインスタンスが呼び出されるかを、その論理名をアクティブ・インス
タンスの物理アドレスに対応づけるためにORB名前サービスを使用することに
よって決定する。
【0120】 図9に図示するように、NGINサイトまたはサービス・ノード45と関連づ
けられているのは、個別コンピュータ440’’上、またはコンピュータ440
またはコンピュータ440’などの共有コンピュータ上のNOSコンポーネント
700’’上で動作するサイトLRM577である。サイトLRM577は、1
)各SLEE上で動作する全プロセスの現在の負荷の関数である、各SLEEで
のサービスの使用可能性を追跡し;さらに2)各個別SLEE LRM575の
アクティブに更新されるコピーであるリソース・ステータス・リストを、各リソ
ースに対するSLEE識別子とともに維持するように機能する。サイトLRMサ
ブ・コンポーネント577は、複数の評価基準のいずれかに基づいて要求される
サービスのどのインスタンスが使用されるべきかを決定する。複数の評価基準は
、それに限定されるものではないが、1)呼び出しているサービス・インスタン
スと呼び出されているサービス・インスタンスとの近似度(SLEEが同一か否
か、サイトが同一か否か);2)呼び出されたサービスによって必要とされるデ
ータ管理データと呼び出されたサービス・インスタンスとの近似度;および3)
現在のシステムおよびプロセス負荷とを含む。
【0121】 一例として、図9に図示されるように、プロセス(たとえばSLEE1中のS
1)はSLP、S4をインスタンス化して特定のプロセス(たとえばVnet
サービス)を実行する必要があるときは、常に、NOSはまずサービス(すなわ
ちそのオブジェクト参照)がローカル・キャッシュ(たとえばSLEE1中)で
使用可能であるか否かに関する決定を行う。ローカルLRM575が要求された
オブジェクト参照を有さない場合、NOSはサイト・レベルLRM577を探し
て、要求されたサービスに対応する当該オブジェクト参照に場所を決定する。た
とえば、図9に示すように、当該オブジェクトはSLEE2で発見可能であり、
発見されると、SLEEがそれを行うための容量を有していれば、すなわちその
使用閾値にまで到達していなければ、当該オブジェクトのインスタンスをインス
タンス化することによって当該サービスを使用可能とする。
【0122】 さらに図10に図示するように、各SLEEに対する各LRM577および各
サイトに対するLRM577に加えて、NOSコンポーネント700は、さらに
、ネットワーク全体リソース管理機能を実行するプロセスであるネットワーク・
リソース・ステータス(「NRS」)サブ・コンポーネント590を含む。特に
、NRSは、ネットワーク中の各サイトLRM(たとえば図10の各サイト44
0a〜440cに対応するサイトLRM577a〜577c)によって保持され
るデータのサブセットを含む。NRS590は、1)SLEEのリスト;2)ど
の種類のサービスが各SLEE上で動作するようにプログラミングされているか
;および3)どのサービスが各SLEE上でアクティブに動作しているかを、す
なわちパーセント・ベースでのSLEEの現在の負荷を含む。このNRSサブ・
コンポーネント590は、サイトLRM577a〜577cが満足できない要求
に対する別のレベルの伝播をNOSに与える論理的一括化機能である。さらに、
NRSサブ・コンポーネント590は、各SLEE450に対するバイナリ・イ
ンジケータを含み、SLEEが上向きか下向きか、およびサービス使用閾値は当
該SLEEによって到達されたかを示す。その「上向き」または「下向き」イン
ジケータおよび使用閾値アプリケーションは、SLEEが他のサービスからのサ
ービス要求を受けるために使用可能かを決定するために使用され、これらのイン
ジケータおよび閾値の適用があるとすれば、NRSサブ・コンポーネントは、S
LEEが使用可能であるか否かのバイナリ・インジケータを単純に提供できる。
一例として、被要求SLPオブジェクトがSLEE中にあるが、そのSLEEが
要求されたプロセスをインスタンス化する容量がない場合、当該SLEEに対す
る使用閾値が到達され、当該サービスに対するさらなる要求を処理できない旨を
、サイトLRM577に対して通知を送信する。また、この情報は、NRSコン
ポーネント590に伝播する(図10)。
【0123】 図8を参照すると、NGINシステムは、監視機構595をインプリメントし
て、メモリ容量、データベース容量、被要求オブジェクトに対するキューの長さ
、キューでの時間量、およびシステム中の各SLEEに対する他のリソース/負
荷パラメータを監視する。これらの要素は、これらの要素の1つ以上に基づくS
LEEの使用閾値に関する決定を行うNOS700に対して使用可能となる。固
定閾値に加えて、複数の閾値がヒステリシスのために使用可能である。
【0124】 では、NOS700が場所独立型処理およびプラットフォーム独立型処理を提
供可能としNGINの全体的な処理機能を最適化するNT、LRMおよびNRS
を含みNOSによって実行されるリソース管理機能の説明上の例は、図11(a
)〜図11(b)を参照してさらに詳細に説明される。図11(a)および図1
1(b)を参照して説明されるLRMプロセス・フロー801において、サービ
ス制御サーバ1上のSLEE1上で実行するサービスS1は、工程802で示す
ように、サービスS2を呼び出す必要がある。サービスS1は、スイッチ構造呼
制御からイベント・サービス制御要求を受信したFDまたはサービス論理プログ
ラムであり、たとえば呼処理を完了するために、別のSLP、S2を呼び出す必
要がある。
【0125】 特に、図11(a)を参照すると、サービスS1は、SLP S2に対する論
理名を使用してNOS700へ要求を発行する。サービス・オブジェクトに対す
るSLP要求が受信されると、NOS名前変換機能570aは、工程804に示
されるように実行され、NOSは被要求サービスがローカル・サービス制御サー
バ1上でアクティブに動作することを認識している、すなわち、被要求サービス
の論理名と関連づけられたオブジェクト参照を有するかを決定する。ローカル・
サーバ・キャッシュ中に格納されるデータは、以下のNOSネーミング・データ
・フィールドを含むことが好ましい。1)典型的に、サービスを説明する論理名
であり機能ディスクリミネータ・データが指す名前であるSLP論理サービス名
;2)たとえばサービスが動作する当該バージョンを要求する特定の顧客または
ノードなどに対して、必要とされる場合のある特定のサービスのバージョンを説
明する任意のバージョン番号;3)配置(すなわち、SAがノードにワーク・パ
ッケージを配置したがサービスはアクティブ化されていない場合)、アクティブ
(すなわちサービスが現在アクティブであることを示す)、またはフォールバッ
ク(たとえば高速の反転を実現するために、サービス・オブジェクトの前のバー
ジョンにもどることが所望された場合)を含むステータス:4)オブジェクト・
インスタンスの物理的場所を識別するIPアドレス、ポート、およびその他の情
報を含むことが可能なオブジェクト名または参照;5)稼動日時および休止日時
;6)たとえばオブジェクトが使用可能でない、またはアクティブ化不可である
場合のエラー・プロセス・オブジェクト名;および7)フォールバック・ステー
タスにあるときに実行されるフォールバック・オブジェクト名。ローカル・サー
バNOSネーミング・プロセスは、LRMステータス・プロセッサ(不図示)に
よって提供されるサービスを利用する。LRMステータス・プロセッサは、ロー
カル・サーバ・キャッシュ・ステータス・データベースを、サービス制御サーバ
中の特定のSLEE中で動作している現在アクティブなサービスに関してのみ更
新する。したがって、ローカル・サーバNOS名前変換機能は、まず、ローカル
に実行されることが可能である。NOSがまず名前要求を得ると、論理名を探し
てオブジェクト名(またはオブジェクト参照)を獲得する。NOSは、論理名か
らオブジェクト名を獲得して、ノードLRMプロセスは、工程806で示すよう
に、1つ以上のビジネス・ルールに基づいて処理される、被要求オブジェクトの
最良のインスタンスを決定する。
【0126】 工程804において、論理名が認識され、オブジェクト参照が使用可能である
場合、処理は、工程806のLRM機能に進み、使用閾値など、特定の評価基準
にしたがって、SLEE1上で動作するS2のアクティブ(「使用可能」)なイ
ンスタンスを決定する。アクティブなインスタンスがまったく発見されない場合
、LRMはS2がSLEE1上でプログラミングされているか、それにもかかわ
らずインスタンス化されていないかを確認するために調査可能である。そうであ
る場合、SLEE1が十分な使用可能容量があれば、NOS700は、SLEE
上のS2のインスタンスをインスタンス化することを決定可能である。上述のよ
うに、サーバ・レベルのLRMは、サーバでアクティブなものを意識し、インス
タンス化されたものを意識するのみである。オブジェクトが現在アクティブで、
ローカル・サーバ・レベルでインスタンス化される場合、このサービスのための
新規のスレッドをインスタンス化するオブジェクト参照がSLP要求に返される
。NOSは新規のサービス・スレッドのインスタンス化を開始し、返されたオブ
ジェクト参照に基づいて要求されたサービスを実行し、まだインスタンス化され
ていない場合、オブジェクト参照を返す。
【0127】 工程804において、SLEE1が十分な使用可能容量を有していない場合、
またはS2がSLEE1上での動作のために使用可能でない場合、工程810に
おいて、SLEE1上のLRMは、サイトLRM577aにサービス要求を送信
する(図10)。サイトLRMは、同様のビジネス・ルールを適用し、当該サイ
トの別のSLEE上で、S2のインスタンスがアクティブであるか、またはイン
スタンス化するべきかを決定する。したがって、工程810において、ノードN
OS名変換機能はインプリメントされ、要求された論理名が当該ノードで使用可
能であるか、すばわち当該ノードで同一または異なるローカル・サービス制御サ
ーバで別のSLEEが要求されたサービスの論理名と関連づけられたオブジェク
ト参照を保持するか否かを決定する。工程810において、その論理サービス名
が認識される場合、NTサブ・コンポーネント570は、NOS LRM575
に問合せを行い、S2のどのインスタンスを使用するかを決定する。その後、工
程814において、ノードLRMはノード・キャッシュ・ステータス・データベ
ース(不図示)に対してビジネス・ルールを適用し、アクティブであれば、要求
されたサービスに対する所望のオブジェクト参照を検索しそのアドレスを呼び出
ししているSLPに返す(図11(a)工程802)。サービスが現在インスタ
ンス化されていない、または特定のSLEE上の要求されたサービスが処理負荷
または課せられている他の制約に起因してインスタンス化されないことを決定し
た場合、工程818において、割り当ておよびローディング処理が実行される。
これは、ノード・キャッシュ・ステータスデータベースを調査し、たとえばサー
ビス近似度、データ近似度、閾値、現在の処理負荷などに関する該当ビジネスル
ールをインプリメントすることによって行われ、サービス・オブジェクトがイン
スタンス化可能であることを決定した場合にSLEE中で要求されたサービスを
インスタンス化し、そのアドレスを呼び出しているSLPに返す。なお、SLE
E毎のインスタンス化に対して1つより多いサービスが使用可能である場合、ど
のサービス・スレッドがインスタンス化されるかを決定するには、ラウンド・ロ
ビン方式が実行可能である。
【0128】 図11(a)に戻って参照すると、工程810において、現在のノードが要求
された論理名を認識しない場合、すなわちノード・キャッシュが要求されたサー
ビスの論理名と関連づけられたオブジェクト参照を有さない、または適用された
ビジネス・ルールに起因して、ノードでオブジェクトをインスタンス化できない
場合、工程822において、グローバル・ネットワーク・リソース・ステータス
(NRS)プロセス590に対して問合せが行われ、知的ネットワーク170全
体におけるSLEEの現在のステータスを調査し、S2に対するサービス要求を
処理可能であるSLEEを決定する。この前に、工程820において示すように
、調査が行われ、オブジェクト参照を発見するためにネットワーク・リソース管
理に対して問合せが行われた回数を表す索引番号が所定の限界(たとえば3回)
を超過したか否かを決定する。この閾値が超過された場合、プロセスは終了し、
アドミニストレータはサービス・オブジェクトが発見不可であることと、工程8
21に示すように、エラー状態が存在することとを通知される。NRS問合せ閾
値が超過されていない場合、工程822に示すように、NRSプロセス590は
、ネットワーク中のどのサービス・ノードが要求されたサービスを実行可能であ
るかを決定する。知的ネットワーク中のノードを決定後、プロセスは図11(b
)の工程824に続き、ノードNOS名前変換機能570bは、要求されたサー
ビスの論理名と関連づけられたオブジェクト参照を獲得するためにインプリメン
トされる。工程824において、当該ノードでその論理サービス名が認識されな
い場合、工程829において、NRS問合索引番号はインクリメントされ、プロ
セスは、図11(a)の工程820に戻って進み、索引番号閾値が超過しエラー
状態が存在するかを調査する。図11(a)工程820において、NRS問合せ
索引が所定の閾値を超過していない場合、工程822において、NRSプロセス
590に対して再度問合せが行われ、別のサービス・ノードにある使用可能サー
ビスの新規の場所を発見する。
【0129】 ステップ824において論理ネームが認識されると、そこで処理はステップ8
26へと続き、受容可能な処理負荷に従って要求されたオブジェクトリファレン
スに関連するアドレスを決定する。このアドレスは、そこで図11(a)のステ
ップ802に示すように要求したSLPに対し送り返される。ステップ826に
おいて、そのサービスがそれまでインスタンス生成(アクティブ)されていない
場合は、処理はステップ828へ進み、そのノードにおけるノードキャッシュ状
態データベース768をチェックし、ビジネス規則を実行し、サービスオブジェ
クトがインスタンス生成に利用できると判定された箇所のSLEEにおける要求
サービスをインスタンス生成することにより、割当と負荷処理とを可能にする。
続いて、インスタンス生成されたオブジェクトSLPのアドレスがステップ82
4において要求クライアントへ送り返される。
【0130】 アクティブなインスタンスS2が選択されると、そのS2インスタンス生成用
のオブジェクトリファレンスがSLEE1上のNTへ送り返される(ステップ8
02)。そして、NTは論理ネームS2を選択されたインスタンスS2用オブジ
ェクト識別子へと効率的に変換し、そのS2用オブジェクト識別子をS1とS2
との間の相互処理通信に用いる。オブジェクト識別子は、IPアドレスと、ポー
トと、オブジェクトインスタンスの物理位置を特定する他の情報とを含む。オブ
ジェクトリファレンスが決定されたならば、そこでNOSはCORBA準拠OR
B及び、UDP/IPのようなプロトコルを除くデータ通信接続を実行すること
により、二つのサービス間でのオブジェクト連結性をもたらす。同じSLEE上
で稼働中であろうと或いは数千マイル彼方の別のサイトの他のSLEE上で稼働
中であろうと、呼出しを受けたサービス位置は電話サービスにとっては完全に明
らかである。かくして、呼出しを必要とするSLPが遠隔サイトのSLEE上で
インスタンス生成されると、この呼出しはこれを受信したスイッチ上に依然とし
て保持される。好ましくは、オブジェクトリファレンスが一度でもアクセスされ
た場合、例えばNRSレベルを経由する他のサイトでは、NBSがサービス管理
プログラムを介してオブジェクトリファレンスが将来のリファレンス用に要求サ
イトにてキャッシュされ聴取されることを保証するとよい。かくして、現在の例
では、このサービスが再び必要とされるときに、サイトLRMのテーブル探索を
起動することによる一連のテーブル探索を低減するため、サービスS2用のオブ
ジェクトリファレンスは、場所の如何によらず、その後にSLEE1のLRM5
75のローカルキャッシュ内にキャッシュされる。SLEEにおいてサービスオ
ブジェクトリファレンスが供給される仕方が様々であることは、当業者には明白
なことである。例えば、NOSデータ模写機構は、サイトLRM577における
全てのオブジェクトリファレンスをそのサイトにおいて各SLEE用に個別LR
Mに模写するよう設けられる。
【0131】 1−800番呼出し(「18C」)のコンテキストでは、18C呼出し処理と
サービス利用シナリオを、図13(a)乃至13(c)のフローチャート及び図
18の概略機能線図を参照し、例示目的に以下に説明する。最初に、ステップ9
20に示すように、呼出しは先ずNGSスイッチ機構75に届く。NGSが呼出
しを受けると、ベアラ制御要素(図5)が、呼出しを受けたアクセス回線に対し
、ANIやダイヤル番号や呼出し処理に必要な他のデータ同様、呼出し制御要素
を供給する。呼出し制御要素は、プログラムされたロジックに従って実行される
のに伴い、呼出しのための状態モデルを維持する。状態モデルにはさらに、EL
P540をインスタンス生成して図18に示すFD510に対しサービス要求を
送信するトリガが含まれる。ELPをインスタンス生成するため、NGS呼出し
制御要素90は、図13(a)のステップ923に示したように、ELP用の論
理ネームを用いて、NOSへのメッセージをアドレス指定する。NOSはこれに
応答し、サービス管理プログラムオブジェクト(図8)に対しメッセージを送信
し、SLEE内でELPをインスタンス生成し、ステップ926に表したように
、そのELP向けのオブジェクトリファレンスを呼出し制御機構へと返送する。
NGS呼出し制御要素は、ステップ929に示す如くSLEE内のFDに対し送
信されるサービス要求メッセージ内に、オブジェクトリファレンスを含む。かく
して、どんな処理によっても呼出しに対し生成された全ての適格事象データが、
インスタンス生成されたELPプロセスへ書き込まれる。特に、サービス要求メ
ッセージはFD用論理ネームに対しアドレス指定され、呼出しを受信したのと同
じサービスノードにおいて、稼働中のFDロジックプログラムのための物理アド
レスへNOS・NT要素により変換される。サービス要求メッセージには、ダイ
ヤルされた番号とANIと他のデータとが含まれる。
【0132】 次に、ステップ931に示すように、FDは機能識別テーブルを用い、どのS
LPが受信サービス要求を処理しようとしているかを識別する。例えば、受信メ
ッセージが18Cサービス要求である場合、18C・SLPにより処理すべきと
なる。下記のテーブル3は、例えば1−800番といった様々な無料電話サービ
スへのポインタを含む見出しを有する略記FDテーブルの一例である。 エントリーポートテーブル 「001001」 SLPポインタ 「Vネット」 「001001」 FGDテーブルへのテーブルポインタ FGDテーブル 1800★テーブルポインタ 800 テーブル 1888★テーブルポインタ 800 テーブル 1900★テーブルポインタ 900 テーブル 1★SLPポインタ「市内局番」 800テーブル 「1−800−C」への1800コレクトSLPポインタ 18008888000SLPポインタ「800サービス」 1800★ SLPポインタ「800サービス」 1888★ SLPポインタ「800サービス」 ここで、FGDは機能グループ識別子である。
【0133】 特に、回線網(交換台)内で呼出しが発生した箇所及び受信された呼出し種別
(例えば、1−800番)に基づき、FDは適当なSLP論理ネームを決定する
。例えば、識別番号「001002」は、FGDテーブル(FGDテーブルへの
ポインタ)内のテーブル探索を要求する呼出しの領収書を示す。FGDテーブル
の方は、呼出し番号例えば800★に基づき、他のテーブルへのポインタを維持
する。ただし、「★」は区切り文字である。この800テーブルからは、例えば
、FDは要求されたSLP論理ネームへのポインタを入手する。その結果、この
SLPが呼出され、サービス要求がNOSに渡され、NOSが要求のあった18
Cサービスに従ってCLP545,LLPO530及びSLP520のオブジェ
クトをインスタンス生成する。例えば、LLPOについては、LLPO用の論理
ネームが呼出しを受信したベアラ制御回線に基づいてNOSへ供給される。この
回線の識別は、ベアラ制御要素80により識別されたANIもしくはアクセス回
線のいずれかに基づくものである。ANIは呼出しを発した原アクセス回線を識
別するが、それはNGSが呼出しを受けたアクセス回線と同じだったり異なった
りもする。すなわち、受信された呼出しが、例えばローカルネットワーク上で発
生したもので、互換キャリアネットワーク上のスイッチ75を通過したものであ
ることがある。それ故、呼出し待機すなわちお話中といった回線関連機能は、A
NIによって識別することができる。NOSは、LLPOのインスタンス生成用
にLLPO用の論理ネームを物理アドレスへ変換する。他の論理プログラム(S
LP等)は他のサイトにおいてインスタンス生成されるが、一方でLLPをその
関連回線の在るサイトにおいてインスタンス生成することもできる。LLPはS
LEEにおいてインスタンス生成されるが、SLEEはサービス制御サーバもし
くは呼出し制御サーバ上にある。インスタンス生成がなされると、回線関連機能
用のデータ管理機構に照会し、発生回線の状態を維持し、呼出し待機やオーバフ
ローによる経路指定などのあらゆる機能を、これらの機能が呼出し元(例えば、
呼出し待機中)や回線網(オーバフローによる経路指定中)によって呼出された
ときに、呼出す。
【0134】 図13(a)のステップ934を参照するに、NOSは例えば18Cといった
呼出される特定のサービスを表す論理ネームを含む機能識別子からサービス要求
の引き渡し要求を受信する。NOSは、その要求がインスタンステーブル(図示
せず)内の論理ネームならびに表を含むことを確認し、このサービス要求に応え
る可能ないかなるSLPプロセスを有するか否かを判定する。NOSはまた、ス
テップ937に示すように、要求された種別のどのインスタンスを使用すべきか
をNOS・LRM機能を通じて確認する。そして、ステップ941に示すように
、NOSはサービス制御SLEE上で稼働中のサービス管理プログラムオブジェ
クトに対し要求を送信し、要求された18C・SLPサービスを呼出す。好まし
い実施形態では、NOSはNGSから入来する原サービス要求通告を受信したサ
ービス制御サーバからのSLPを選択するが、NOS・LRMの実行を通じかつ
サービス制御インスタンスのリスト及びそれらの現在の状態とに基づいて、NO
Sがあらゆるサービス制御要素内のSLPを選択し得ることが分かる。ステップ
943に示すように、NOSは選択されたSLPが既にインスタンス生成された
か否か、そして選択されたSLPが未だインスタンス生成されていないかどうか
を判定し、ステップ946に示すように、SLPオブジェクトをインスタンス生
成するようSMに指示する。さもなくば、選択されたSLPが既にインスタンス
生成されている場合は、スレッド管理プログラムが、ステップ945に示すよう
に、SLPオブジェクトに対し新規の処理スレッドを割り当てる。
【0135】 図13(b)の次のステップ949は、インスタンス生成されたSLP処理が
その物理アドレスをNOSに登録することと、NOSがそのSLPをサービス要
求に割り当てることを要求する。そして、NOSは、ステップ951に示すよう
に、新規のSLPに対しサービス要求引き渡しメッセージを渡す。それと並行し
て、NOSはインスタンス生成されCLPに対し、インスタンス生成されたSL
P,ELP及びLLPOのオブジェクト用のオブジェクトリファレンスを含む全
データを送信する。CLPとELP向けのオブジェクトリファレンスはまたLL
POとSLPへと供給され、これによりLLPOとSLPはCLP及びELPと
のインターフェースをとることができるようになる。最後に、ステップ954に
示すように、ここでSLPはプログラムされたロジックに従って呼出し処理を開
始する。
【0136】 18C呼出しのコンテキストでは、18C・SLP520は好ましくは、18
C経路指定データベース(図示せず)から必要なデータを入手し、適切な決定を
下す。図13(c)に示すように、18C・SLP520は、以下のステップを
呼出す。すなわち、ステップ960において、NOS・NT向けに18C経路指
定データが必要とする論理ネームを送信し、ステップ962に示したように、1
8C経路指定データベースの論理ネームをDMに照会し、実際の18C経路指定
DBネームとその格納位置とをDMから受信し、ステップ964に示したように
、NOS・LRMに対し要求を発して18C経路指定データベースの局所的な利
用が可能であるかどうかを判断し、可能であれば、ステップ966に示したよう
に、18Cデータベースの物理アドレスを18CSLPへ送り返し、ステップ9
68に示したように、呼出された800−何番と回線IDと原スイッチ中継回線
とANIとを送信することにより、顧客プロファイルのテーブル探索についてデ
ータ管理機構へ照会を送信し、ステップ970及びステップ972に示すように
、経路指定応答で特定された終端の実際の終端位置(ノード)のテーブル探索を
DMに対し要求し、DMから実際の終端ノード位置を受信することにより、18
C・SLPへ戻るスイッチ/中継回線を含む最終の経路指定情報をDMから受信
する。その後の処理は、例えばDM内に格納された呼出しコンテキストデータ内
に配置するため、ELP510に対する経路指定応答情報の送信を必然的に伴い
、経路指定情報を含むCLP545向けの引き渡しコマンドとともに発呼要求を
送信する。このシナリオでは終端ノードは遠隔地にあるが、この場合、遠隔ノー
ド上の終端LLPをインスタンス生成し、プロファイルのテーブル探索を実行し
て終端回線上のあらゆる機能を判定することが必要になる筈である。他のサービ
スの流れのシナリオでは、SLPは1以上の他のSLPを呼出さばならないこと
もある。
【0137】 SLPが呼出しに対し回線網の終端を決定するか、或いはさもなくば例えばD
TMFディジット又は再生音声を検知するよう資源複合体に対する対応を決定す
ると、ステップ957に示すように、NGS呼出し制御機構に対しサービス応答
メッセージを送信する。呼出し制御機構は、そこでステップ959に示すように
、NGSスイッチ75’(図14)に指示して回線網終端への呼出しを準備し完
了させることを含む指示を実行する。
【0138】 より詳細には、呼出しダイアルにおいてNOSエージェントに対し進められる
LLPO(発生回線)への引き渡しコマンドを伴う発呼を送信し、そのことで呼
出しが終端ノードへ経路指定される。ELPプロセスは、そこで、発呼呼出しコ
ンテキストデータをDMへ書き込む。
【0139】 ステップ957へ戻ると、SLPが回線網終端用物理アドレスの呼出し制御へ
復帰すると、そこでLLPTプロセス531は呼出しが終端された回線について
インスタンス生成される。このことが、NOSをしてLLPT用の論理ネームを
SLPにより与えられた回線網終端に関連付けることを可能にする。ただし、こ
の論理ネームは、SLP(一実施形態)もしくはFD(他の実施形態)へのサー
ビス要求内の呼出し制御のどちらかによって与えられるものである。NOSの方
は、終端回線が存在する箇所のサービスノードにおいてSLEE内のLLPTを
インスタンス生成する。
【0140】 或いはまた、ステップ957において、SLPが18C呼出しの処理例におけ
る例えばIVR機能といった特定資源に対する要求を代わりに送り返すこともあ
る。NGSは何れの資源、すなわちIVRの可能性をもったスイッチポートとか
VRUポート等の何れを割り当てるべきかを決定し、資源用アドレスをSLPに
対して送り返す。SLPはそこで、その資源に関連したLLPT用のアドレスを
(データ管理機構への照会を介して)識別し、そのLLPTのインスタンス生成
を要求する。その呼出しは、そこでその資源へと経路指定され、恐らくNGIN
に対する他のサービス要求とともに処理される。
【0141】 呼出しが完了すると(すなわち、両者の接続が切断されると)、LLPTは各
スイッチ75,75’(図14)におけるNOS要素から呼出し完了通告を受け
、呼出し完了通告をCLPに向けて送り出す。CLPは、関連するLLPS及び
ELPに対し呼出し完了通告を送り出し、CLP通告によりトリガされるのに伴
って強制切断する。切断に先立ち、呼出し完了後に例えば請求と他の様々な目的
のための維持する必要のあるELP呼出し詳細データが、先ず格納されることに
なる。
【0142】 上記のごとく、いくつかの好ましい実施形態を詳細に記述した。本発明の範囲
はまた、記述したものとは異なる実施形態であっても、特許請求の範囲にさえ含
まれる実施形態であれば包含することは理解さるべきである。
【0143】 例えば、汎用コンピュータは、一つの型の応用向けに特別に作られたものでな
いことが分かる。汎用コンピュータは、発明を実施するのに必要な機能を遂行で
きるいかなる大きさのどんな計算機であってもよい。
【0144】 追加例としては、「ジャバ」プログラミング言語は、発明の実施に必要な同様
の機能を有して同様の機能を遂行する他の等価なプログラミング言語でもって置
換可能である。
【0145】 ここにおけるこれらの用語の使用法は、他の用語と同様、発明をこれらの用語
だけに限定する意図をもつものではない。使用する用語は、同義語及び/又は等
価物を指す他のものと置換することもできる。包含する言葉は、発明の範囲に鑑
みて非網羅的に解釈さるべきである。本発明の様々な実施形態が、ハードウェア
やソフトウェア或いはマイクロコード化されたファームウェアを採用したり、そ
こに埋設したりできることも理解さるべきである。
【0146】 本発明は、上述の実施形態に関連して開示しかつ論じてきたが、当業者にとっ
ては、本発明の意図と範囲内において、多数の変更と変形と修正が可能であるこ
とは明白である。従って、それ故に、以下の特許請求の範囲は、そうした変形と
修正を包含させたものであることを意図したものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 様々なスイッチイングアーキテクチャの論理表現である。
【図2】 従来技術による典型的なインテリジェント・ネットワーク・コン
フィグレーションを使用する通信システムの図表である。
【図3】 インテリジェント分散ネットワーク・アーキテクチャを使用する
通信システムの図表である。
【図4】 (a)は、次世代インテリジェント・ネットワークのSAおよび
DMコンポーネントを示すブロック図である。(b)は、サービス管理コンポー
ネント300の機能を概念的に示す。(c)は、データ管理コンポーネント40
0の機能アーキテクチャを示す。
【図5】 本発明によるインテリジェント分散ネットワーク・アーキテクチ
ャを使用する通信システムの論理機能図である。
【図6】 本発明によるインテリジェント呼処理装置内の機能インタフェー
スの積層化を示す図表である。
【図7】 本発明によるインテリジェント呼処理装置の管理対象オブジェク
トのクラス階層を示す図表であ。
【図8】 サービス制御環境430の好ましいアーキテクチャを示す。
【図9】 NOS NTおよびLRM機能サブコンポーネントの機能的アー
キテクチャを示す。
【図10】 インテリジェント・ネットワークのリソース管理システムのア
ーキテクチャを示す。
【図11】 (a)は、3層インテリジェント・ネットワーク・リソース管
理機能を示す。(b)は、3層インテリジェント・ネットワーク・リソース管理
機能を示す。
【図12】 (a)は、SLEE起動プロセスを示す。(b)は、サービス
・マネージャ・プロセスを示す。(c)は、SLEEクラスローダ・プロセスを
示す。(d)は、サービス・エージェント機能を示すフローチャートを示す。(
e)は、サービス・エージェント機能を示すフローチャートを示す。(f)は、
スレッド・マネージャ・プロセスを示す。(g)は、サービス・エージェント・
ポストイベント・プロセスを示す。
【図13】 (a)は、1−800/8xx呼処理サービスを実行するプロ
セスフローの例を示す。(b)は、1−800/8xx呼処理サービスを実行す
るプロセスフローの例を示す。(c)は、1−800/8xx呼処理サービスを
実行するプロセスフローの例を示す。
【図14】 IDNA/NGINによって処理される呼処理シナリオを示す
【符号の説明】
172 ICP 180 リソース複合体(RC) 200 インテリジェント分散ネットワーク・アーキテクチャ 202 広域ネットワーク(WAN) 204 IDNAノード 210 補助処理装置 212 NMS 214 直接リンク 216 信号 218 伝送線 224 高速データ通信パイプ 226 操作リンク 228 MOCE 230 レポジトリ 240 ICP−NMSエージェント 242 SLEE 244 管理対象オブジェクト 246 リソースプロキシクラス 248 支持体制御クラス 250 コール制御クラス 252 サービス制御クラス 254 他のリソース複合体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,UZ,VN,YU,ZA,ZW (71)出願人 サミ・サイド アメリカ合衆国・コロラド・80919・コロ ラド・スプリングス・ラグリー・コート・ 125 (72)発明者 アジェイ・デオ アメリカ合衆国・テキサス・75056・ルイ スヴィル・サー・トリスタン・レーン・ 2508 (72)発明者 ウェンディ・ウォン アメリカ合衆国・テキサス・78287・ダラ ス・ケイプ・コーラル・ドライブ・4816 (72)発明者 ヘンリー・ワン アメリカ合衆国・コロラド・80919・コロ ラド・スプリングス・ガーデン・オブ・ ザ・ガッズ・ロード・2424 (72)発明者 サミ・サイド アメリカ合衆国・コロラド・80919・コロ ラド・スプリングス・ラグリー・コート・ 125 Fターム(参考) 5K024 AA01 AA71 5K026 CC07 FF02 FF03 GG01 5K030 GA08 GA15 HA08 HB17 HC02 HD05 HD06 5K051 BB01 BB02 CC01 CC02 DD01 EE01 EE02 FF01 HH04

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ、メモリ記憶装置と、サービス・ノードに関連した
    ネットワーク・スイッチ素子における事象の受信に応答して、サービスを実施す
    るための実行環境を備えた、複数のサービス・ノードを有する通信ネットワーク
    に関するサービス制御システムであって、 各ノード毎に、各ノードにおけるサービス処理に関連したサービス・オブジェ
    クト資源のタイプ及び量を含むサービス・プロファイルを生成し、前記プロファ
    イルに基づいて、サービス・オブジェクト資源の前記タイプ及び量を前記ノード
    にダウンロードするためのサービス・アドミニストレータと、 前記1つ以上の実行環境における実行に備えて、サービス・オブジェクトのイ
    ンスタンス生成を行うためのインスタンス生成機構と、 サービス・ノードにおける実行環境資源を追跡して、前記ネットワークの各サ
    ービス・ノードにおいて利用可能なサービス・タイプのリストを保守し、各サー
    ビス・タイプの関連機能状況によって、要求されるサービスが、サービス・ノー
    ドにおけるインスタンス生成に利用可能であるか否かが表示されるようにするた
    めの資源管理装置と が含まれており、 前記機能状況によって、要求されるサービスが前記ネットワークにおけるイン
    スタンス生成に利用不可能であることが表示されると、前記資源管理装置は、新
    しいサービス・オブジェクトのインスタンス生成が必要であることを前記中央ア
    ドミニストレータに伝え、サービス・ノードにおける新しいサービスのダウンロ
    ード及び起動を実施させることを特徴とするシステム。
  2. 【請求項2】 前記インスタンス生成機構に、 前記メモリ記憶システムから1つ以上のサービス・オブジェクトをロードし、
    前記実行環境内における実行に備えて、前記1つ以上のオブジェクトのインスタ
    ンス生成を行うための第1のオブジェクトと、 特定のサービスに対応し、そのサービスに関する各受信要求に対応する各サー
    ビス・インスタンスに1つ以上のサービス・スレッドを割り当て、各サービス・
    スレッド・インスタンスに、一意性の識別子が対応づけられるようにする第2の
    オブジェクトと が含まれることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  3. 【請求項3】 さらに、実行中のオブジェクト・インスタンス間においてメ
    ッセージ及び事象の実時間伝達を行うためのネットワーク・オペレーティング・
    システムが含まれることと、特定のサービスに対応する前記第2のオブジェクト
    が、前記サービス・インスタンス間における事象及びメッセージのチャネリング
    を行うことと、前記事象及びメッセージに、受信メッセージ及び事象を適正なサ
    ービス・インスタンスに対応づけるための前記一意性識別子が含まれることを特
    徴とする請求項2に記載のシステム。
  4. 【請求項4】 さらに、各サービス・スレッド・インスタンス毎に割り当て
    られた、サービス実行中に受信する前記サービス・インスタンスに対応づけられ
    た事象を待ち行列に入れるための事象待ち行列機構が含まれ、 事象には、前記事象を実施すべき順番を指示する関連優先順位があることと、
    前記事象待ち行列装置が、その関連優先順位に基づいて受信事象の処理を可能に
    することを特徴とする請求項3に記載のシステム。
  5. 【請求項5】 さらに、前記サービス・ノードに関する初期サービス機能を
    実施する構成ファイルに従って、まず、前記メモリ記憶システムから1つ以上の
    サービス・オブジェクトをロードするクラス・ローダ・プロセスが含まれること
    と、前記クラス・ローダが、事前定義サービス機能戦略に従って、利用可能な前
    記第1のオブジェクト及び任意のサービス・オブジェクトのインスタンス生成を
    行う責務を負うことを特徴とする請求項3に記載のシステム。
  6. 【請求項6】 特定のサービスに対応する前記第2のオブジェクトに、ある
    サービスに関連したスレッド・インスタンスの量と前記サービス・プロファイル
    において求められる所定のしきい値を比較し、前記実行環境において、新しいサ
    ービス・スレッド・インスタンスのインスタンス生成がもはや支援されない場合
    、前記資源管理装置に対する警告信号を発生するためのスレッド・マネージャ・
    インスタンスが含まれることを特徴とする請求項3に記載のシステム。
  7. 【請求項7】 前記サービス・オブジェクト・インスタンス生成機構に、前
    記ネットワーク・オペレーティング・システムが含まれることと、前記資源管理
    装置が、さらに、各サービス・ノードにおける実行環境の処理能力を追跡し、そ
    の処理能力に基づいて、あるサービス・ノードにおける実行環境で、あるサービ
    スの実行が可能であるか否かを前記ネットワーク・オペレーティング・システム
    に表示することを特徴とする請求項6に記載のシステム。
  8. 【請求項8】 前記資源管理装置が、さらに、ある実行環境において現在実
    行中のサービス・スレッド数が、前記所定のしきい値を超えると、前記ネットワ
    ーク・オペレーティング・システムにオーバロード状況表示を伝達し、前記実行
    環境におけるそれ以上のサービス・オブジェクトのインスタンス生成を阻止する
    ことを特徴とする請求項7に記載のシステム。
  9. 【請求項9】 前記インスタンス生成機構に、 各前記実行環境に設けられた実行環境で実行されるサービスのインスタンスに
    対応するアクティブ・サービス・オブジェクト・スレッドのレジストリと、 オブジェクト参照を備えたサービス論理名をマッピングするためのマッピング
    装置と が含まれていることと、 前記ネットワーク・オペレーティング・システムが、前記オブジェクト参照を
    利用して、局所実行環境において要求されるサービス・オブジェクト・スレッド
    ・インスタンスのインスタンス生成を可能にすることを特徴とする請求項3に記
    載のシステム。
  10. 【請求項10】 各サービス・ノード毎に、メモリ記憶装置と、サービス・
    ノードに関連したネットワーク・スイッチ素子における事象の受信に応答して、
    サービスを実施するための実行環境が設けられた、通信ネットワークのサービス
    ・ノードにおいてサービスを提供するための方法であって、 各サービス・ノード毎に、各ノードにおけるサービス処理に関連したサービス
    ・オブジェクト資源のタイプ及び量を含むサービス・プロファイルを生成し、前
    記プロファイルに基づいて、サービス・オブジェクト資源の前記タイプ及び量を
    前記ノードにダウンロードするステップと、 前記1つ以上の実行環境における実行に備えて、サービス・オブジェクトのイ
    ンスタンス生成を行うステップと、 各サービス・ノードにおいて利用可能なサービス・タイプのリストを保守する
    ことによって、サービス・ノードにおける実行環境資源を追跡し、各サービス・
    タイプの関連機能状況によって、要求されるサービスが、サービス・ノードにお
    けるインスタンス生成に利用可能であるか否かが表示されるようにするステップ
    と が含まれており、 前記機能状況によって、要求されるサービスが前記ネットワークにおけるイン
    スタンス生成に利用不可能であることが表示されると、新しいサービス・オブジ
    ェクトのインスタンス生成が必要であることを中央アドミニストレータ装置に伝
    え、サービス・ノードにおける新しいサービス・オブジェクトのダウンロード及
    び起動を実施させることを特徴とする方法。
  11. 【請求項11】 前記インスタンス生成ステップに、 受信したサービス要求に従って、前記メモリ記憶システムから1つ以上のサー
    ビス・オブジェクトをロードし、前記実行環境内における実行に備えて、前記1
    つ以上のオブジェクトのインスタンス生成を行うための第1のオブジェクトを設
    けるステップと、 特定のサービスに対応し、そのサービスに関する各受信要求に対応する各サー
    ビス・インスタンスに1つ以上のサービス・スレッドを割り当て、各サービス・
    スレッド・インスタンスに、一意性の識別子が対応づけられるようにする第2の
    オブジェクトを設けるステップと が含まれることを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 さらに、サービス処理を支援して、1つ以上の実行中のサ
    ービス・オブジェクト間において、サービス・オブジェクトの実行中に生成され
    るメッセージ及び事象を伝達するステップが含まれることと、前記事象及びメッ
    セージが、前記一意性識別子によって識別され、前記第2のオブジェクトを介し
    て実行中のサービス・インスタンスが補正されることを特徴とする請求項11に
    記載の方法。
  13. 【請求項13】 さらに、サービス実行中に受信する、実行中のサービス・
    インスタンスに対応づけられた事象を待ち行列に入れるステップが含まれること
    と、前記事象には、前記事象を実施すべき順番を指示する関連優先順位があるこ
    とと、前記受信事象が、その対応する優先順位に基づいて処理されることを特徴
    とする請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 さらに、前記サービス・ノードに関する初期サービス機能
    を提供する構成ファイルに従って、まず、前記メモリ記憶システムから1つ以上
    のサービス・オブジェクトをロードするステップが含まれることと、前記クラス
    ・ローダが、前記クラス・ローダが、事前定義サービス機能戦略に従って、利用
    可能な前記第1のオブジェクト及び任意のサービス・オブジェクトのインスタン
    ス生成を行う責務を負うことを特徴とする請求項10に記載の方法。
  15. 【請求項15】 サービス・ノードにおける実行環境資源を追跡する前記ス
    テップに、 あるサービスに関連したスレッド・インスタンスの量と前記サービス・プロフ
    ァイルにおいて求められる所定のしきい値を比較するステップと、 前記実行環境において、新しいサービス・スレッド・インスタンスのインスタ
    ンス生成がもはや支援されない場合、資源管理装置に対する警告信号を発生する
    ステップと が含まれることを特徴とする請求項11に記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記インスタンス生成機構に、 各前記実行環境に設けられた実行環境で実行されるサービスのインスタンスに
    対応するアクティブ・サービス・オブジェクト・スレッドのレジストリを保守す
    るステップと、 オブジェクト参照を備えたサービス論理名をマッピングするステップと、 前記オブジェクト参照を利用して、局所実行環境において要求されるサービス
    ・オブジェクト・スレッド・インスタンスのインスタンス生成を可能にするステ
    ップと が含まれることを特徴とする請求項10に記載の方法。
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