JP2002528920A - 長パルスを送出可能な固体レーザ、特にマイクロレーザ - Google Patents

長パルスを送出可能な固体レーザ、特にマイクロレーザ

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JP2002528920A
JP2002528920A JP2000578882A JP2000578882A JP2002528920A JP 2002528920 A JP2002528920 A JP 2002528920A JP 2000578882 A JP2000578882 A JP 2000578882A JP 2000578882 A JP2000578882 A JP 2000578882A JP 2002528920 A JP2002528920 A JP 2002528920A
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cavity
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フィリップ・トニー
エリック・ラヴァストル
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コミツサリア タ レネルジー アトミーク
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Abstract

(57)【要約】 長パルスの放出が可能な固体レーザ、特にマイクロレーザ。このレーザは、増幅媒質の光ポンピング後に光パルスを生成するために、共振空洞と、この空洞内に増幅媒質22と損失変調器24とを備え、光屈折効果により、パルスを延長させる手段28をさらに備える。医療および非破壊的テストへの応用が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、固体レーザに関し、特に、光パルスを放出するためのマイクロレー
ザに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
固体レーザとは、増幅媒質が固体のレーザである。増幅媒質は、ドープ処理ま
たは非ドープ処理された単結晶、ガラスであることが多く、または極稀にポリマ
ーである。このような固体は、光ポンピング用に、ランプ、フラッシュ、レーザ
ダイオード、または発光ダイオードなどの光源により励起されることが多い。
【0003】 増幅媒質は、共振空洞内に配置される。共振空洞にはいくつかのタイプがあり
、最も頻繁に使用されるものは、2つのミラーを備えたファブリ−ペロー型空洞
、または3つまたは4つのミラーを備えたリング型空洞である。使用するミラー
は、平坦または球状であってよい。これらのミラーをプリズムで置き換えること
もある。レンズまたは反射ミラーが空洞に使用されてもよい。このアセンブリは
、精密機械据付具を使用して整列される。ミラーのうちの1つが、出力カプラを
形成することが多く、このミラーが部分的に反射を行うことで、レーザビームが
抽出される。他の出力結合システムも存在する。
【0004】 マイクロレーザとは、ある特定の固体レーザである。この増幅媒質は、小さく
薄いレーザ材料(通常、厚みが150〜2000μmのオーダーで、面積が数平
方ミリメートルのもの)からなる。共振空洞内のミラーは、通常、レーザ材料の
研磨処理を施した光学面上に直接設けられる。さらに、マイクロレーザは、一般
に、マイクロレーザ上に直接混成されるか、または光ファイバを介してマイクロ
レーザに結合されるレーザダイオードによりポンピングされる。
【0005】 マイクロレーザがいくつかの構成部品からなれば、これらの構成部品はすべて
異なる方法で組み立てられて、単一のモノリシック要素を形成する。マイクロレ
ーザは、2つの端面上で研磨される(これらの2つの端面は、レーザの中心線に
対して垂直である)。共振空洞を形成するミラーは、薄層の形で研磨端面上に直
接設けられる。これらの端面の一方の最大反射率は、ほぼ100%であり、他方
は、光の一部を空洞の外側に伝送する半反射のものである。
【0006】 増幅媒質は、マイクロレーザの基材を形成することがある。寸法が大きい(数
センチメートル)薄板(数百マイクロメートル)が処理されて、マイクロエレク
トロニクスの製造および機械加工技術を用いて、多数のユニットに切断されてよ
い。
【0007】 固体レーザ(またはマイクロレーザ)は、空洞内に損失変調器を導入すること
により、言い換えれば、この空洞の過電圧値(「Q値」)を変調する手段を導入
することにより、能動的または受動的にQスイッチが行われてよい。
【0008】 能動的起動の場合、空洞(共振器)内に入力される損失値は、例えば、共振器
の外部に光を回折させる音響光学変調器や、この共振器にあるレーザビームの偏
向を切り換える電子光学変調器により、外部制御される。このタイプの変調器を
用いると、音響光学変調器では高周波信号を、または電子光学変調器では高電圧
信号を出力可能な電子制御手段が必要となる。
【0009】 図1は、電子光学変調器により受動的に起動される公知のマイクロレーザを略
図的に示す。
【0010】 このマイクロレーザは、入力ミラー2、増幅媒質4、中間ミラー6、2つの側
面制御電極8および9が設けられた電子光学変調器7、および出力ミラー10と
をこの順番に備える。増幅媒質4は、光接着剤または樹脂の細片12により中間
ミラー6に固着される。例えば、レーザダイオード(図示せず)から出力され、
入力ミラー2を介して増幅媒質4を励起させるための光ポンピングビーム14も
示されている。そこから生じ、ミラー10を介してマイクロレーザから出力され
るパルスレーザビーム16も示されている。これらのビーム14および16は、
同じX軸に沿って伝播する。
【0011】 以下の記載は、能動的に起動するこのタイプのレーザに関する。 最初に、増幅媒質の利得はゼロであり、変調器による損失は最大であるため、
しきい値は非常に高く、レーザは発振しない。
【0012】 このレーザがポンピングされると、増幅媒質に蓄積されるエネルギーが増加す
る。ポンピングレベルおよびその損失は、レーザが発振しない程度である。
【0013】 変調器が生じる損失レベルは、急激に低減される。この結果、増幅媒質の利得
が、全損失に対して非常に大きくなるため、レーザ空洞の純利得が非常に高い。
蓄積エネルギーは、非常に短い時間でジャイアント光パルスの形で放出される。
【0014】 利得が使い果たされると、パルスは終了する。レーザ発振は停止し、初期状態
が回復する。
【0015】 受動的起動の場合、外部電源を設けずに非線形変調器が使用され、さらに正確
に言えば、低電力密度ビームで照射される場合は強力に吸収し、この密度が所与
のしきい値(飽和強度と呼ばれる)を超える場合はほとんど透明になる材料であ
る飽和吸収体が使用される。
【0016】 図2は、受動的に起動される公知のマイクロレーザを略図的に示す。
【0017】 このマイクロレーザは、入力ミラー2、増幅媒質4、飽和吸収体18、および
出力ミラー10をこの順番に備える。ポンピングビーム14およびマイクロレー
ザにより生成されるレーザビーム16も示されている。例えば、飽和吸収体18
は、ゾル・ゲルまたは半導性層、または活性イオンがドープされた塊状の材料で
あってよい。
【0018】 以下の記載は、受動的に起動するこのタイプのレーザの動作に関する。
【0019】 最初に、増幅媒質の利得はゼロであり、飽和吸収体による損失(吸収)は最大
であるため、このしきい値は高く、レーザは発振しない。
【0020】 このレーザがポンピングされると、利得が損失を補償するまで反転分布が増大
する。その後、レーザ作用が開始するが、空洞の純利得(すなわち、利得から損
失を引いたもの)が実質的にゼロであるため、非常に低レベルで開始する。
【0021】 空洞にある少量のレーザフォトンは、飽和吸収体により吸収されると、吸収体
を介した透過が僅かに増大するため、損失が低減する。この結果、純利得が増加
するため、空洞内のフォトン数が増加する。このような「ループ」動作が次第に
増幅する。吸収体は急速に飽和され、損失はそれらの最大値に到達する。空洞内
の純利得は非常に高い。蓄積エネルギーは、非常に短い時間でジャイアント光パ
ルスの形で放出される。
【0022】 利得が使い果たされると、パルスは終了する。レーザ発振が停止し、飽和吸収
体は次第に再度不透明になる。飽和吸収体が完全に励起されない状態になると、
初期状態が回復する。
【0023】 飽和吸収体材料は、各レーザ波長で作用するものである必要がある。例えば、
参照され、本願明細書の最後で後述する他の文献と共に記載される文献[11]
では、異なる飽和吸収体材料が与えられている。
【0024】 数多くのレーザ用途では、100ナノ秒〜1ミリ秒のオーダーの持続時間で、
無視できない最大出力(1ワットを超える)をもつパルスが必要となる。
【0025】 低い最大電力を発生する連続レーザの時間的チョッピングは、このタイプの用
途では使用できない。
【0026】 しかしながら、単一のレーザから、さまざまな方法を用いてかなり長い持続時
間パルスを得ることは可能である。例えば、 −「リラックスモード」または「ノーマル」モードとも呼ばれるパルスポンピ
ング −光ファイバなどを使用した非常に長い空洞(数メートル(文献[1]を参照
))における起動(トリガー) −実時間で制御される損失変調器を使用した能動的起動(文献[2]を参照) −利得スイッチ変調−文献[3]を参照 −この共振空洞の末端ミラーの1つの代わりに、共振空洞に位相共役ミラーを
使用−文献[4]を参照
【0027】 リラックスモードの場合、増幅媒質は、ポンピング源から出力される光パルス
によりポンピングされる。次に、レーザは、一過性のレーザ開始状態に対応する
一連の減衰光パルスを放出する。この現象は、長パルス(すなわち、持続時間が
長いパルス)が必要な場合に望ましくない。しかしながら、この技術を改良する
方法がいくつかある。例えば、 −変調器を使用してパルスの選択を行うリラックスモード(時間的チョッピン
グ)−文献[5]を参照 −全放出パルスの電力を平均化するレーザ空洞内の非線形吸収体を備えたリラ
ックスモード(獲得したパルスが発振状態のままであることが説明されている文
献[6]および文献[7]を参照)
【0028】 公知の固体レーザは、500Hzに等しいかまたはそれ以上の環境または高周
波数での長パルス(100ns〜1nsまたはそれ以上のオーダーのもの)の放
出に適していない。
【0029】 特に、公知のマイクロレーザの中に、100ナノ秒よりも長い持続時間でパル
スを放出できるものはない。
【0030】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、これらの欠点を解消することである。
【0031】 本発明の目的を達成する物体は、増幅媒質の光ポンピング後に光パルスを生成
するために、共振空洞と、この空洞内に増幅媒質と損失変調器とを備え、レーザ
波長を変化させない非線形光学効果である光屈折要素により、空洞内に光パルス
の持続時間を延長させる手段をさらに備えることを特徴とする固体レーザである
【0032】 本発明の一つの特定の実施形態によれば、この持続時間を延長させる手段と増
幅媒質(または損失変調器)は、同じ材料から形成される。
【0033】 別の特定の実施形態によれば、持続時間を延長させる手段、増幅媒質、および
損失変調器は、異なる材料から形成される。
【0034】 本発明によるレーザの一つの好適な実施形態によれば、このレーザはマイクロ
レーザである。 例えば、光パルスの持続時間を延長する手段が、光屈折特性を備えた半導性結晶
、酸化物結晶、およびポリマーから選択される材料からなる少なくとも1つの層
を備える要素であってよい。
【0035】 例えば、光屈折特性に関して公知のこのタイプの要素は、以下の構成材料から
形成されてよい(文献[9]を参照)。 −鉄がドープされたリン化インジウム(InP:Fe)、ヒ化ガリウム(As
Ga)、バナジウムまたはチタニウムがドープされたテルル化カドミウム(Cd
Te:VまたはCdTe:Ti)、またはそれらの光屈折特性に関して公知の他
の半導体などの半導性半絶縁性結晶、または −BaTiO3、Bi12SiO20、LiNbO3:Feなどの酸化物材料から形
成された結晶、または −1つまたはいくつかの薄層の形で堆積され、例えば、色素含有ポリマーおよ
びポリマーマトリックスに形成された伝導性ポリマーとの混合物(文献[10]
を参照)であるポリマー。
【0036】 電極に電圧が印加されると、空洞に生成される光パルスの伝播軸に平行な電界
を発生するようにされた2つの電極間に、要素が含まれてよい。
【0037】 本発明によるレーザの第1の特定の実施形態によれば、損失変調器は飽和吸収
体媒質であるため、レーザが受動的に起動される。
【0038】 例えば、この飽和吸収体媒質は、 −飽和吸収体イオンがドープされた結晶、単結晶層、およびゾル・ゲル層と、 −レーザ放出周波数に近い禁止帯幅を得るように組成が調節された三元半導体
または四元半導体と、 −レーザ波長に適応させた幅をもつ1つまたはいくつかの量子井戸を備える半
導体とを含む群から選択されてよい。
【0039】 増幅媒質(レーザ材料)が単結晶であれば、飽和吸収体媒質を形成する単結晶
層が、液相エピタキシーによりこの増幅媒質上に堆積されてよく、結晶網の点か
ら増幅媒質に一致させられるか、または応力を加えられてよい。
【0040】 飽和吸収体媒質を形成する三元半導体または四元半導体は、分子線エピタキシ
ーにより、または増幅媒質と組み合わされる半導性基材上の有機金属化学気相堆
積により堆積されることが好ましい。
【0041】 さらに、四元半導体の場合、この半導体の組成は、結晶網の点から対応する基
材にある材料に一致され、したがって応力を加えられない材料を得るように調節
されることも好ましい。
【0042】 例えば、上述した量子井戸は、増幅媒質と組み立てられた半導性基材上に形成
されてよい。
【0043】 本発明によるレーザの第2の特定の実施形態によれば、損失変調器は、電圧制
御変調器であるため、レーザが能動的に起動される。
【0044】 本発明によるレーザの特定の実施形態によれば、損失変調器(特に飽和吸収体
の場合)と光パルスの持続時間を延長する手段は、 −光接着剤を用いたアセンブリと、 −樹脂の細片を用いたアセンブリと、 −少なくとも1つの薄層の形での堆積と、 −増幅媒質とは異なる基材上での堆積の後、この増幅媒質を用いたこの基材の
アセンブリとからなる群から選択されたプロセスにより、増幅媒質と関連付けさ
れる。
【0045】 文献[8]は、樹脂の細片を用いたアセンブリに関する情報を含む。
【0046】 例えば、薄層は、ゾル・ゲル層または飽和吸収体イオンがドープされたエピタ
キシー層であってよい。
【0047】 基材はその後取り除かれてよいが、基材が適所に残された場合に共振空洞から
出力ミラーを形成するミラーをすでに含むものであってよい。
【0048】 本発明の一つの特定の実施形態によれば、共振空洞は、入力ミラーおよび出力
ミラーにより画定され、光パルスの持続時間を延長させる手段が、損失変調器お
よび出力ミラーの間、または損失変調器および増幅媒質の間に配置される。
【0049】 本発明において、特に関心のある基本波長は、0.946μm、1.06μm
、1.3μm、1.55μm、および2μmである。これらの基本波長(例えば
、473nm、532nm、466nm)の調和を得るために、または例えば、
光パラメトリック発振(OPO)または光パラメトリック増幅(OPA)により
、より長い波長を生成するために、非線形光学要素を用いて他の波長を得ること
ができる。
【0050】 適切な波長をもつ飽和吸収体(例えば、半導性材料)が、すべての基本波長で
見受けられる。
【0051】 さらに、ほとんどの波長では、光屈折特性をもつ材料(例えば、0.85〜1
.6μmの半絶縁性InP、0.8〜1.8μmの半絶縁性AsGa、および0
.4〜0.9μmのBaTiO3)を見つけることが可能である。KTP、BB
O、LiIO3、LiNbO3、およびCdSなどの他の公知の非線形固体材料が
使用可能である。
【0052】 以下、本発明のいくつかの利点について述べる。
【0053】 本発明によるマイクロレーザは、連続またはトリガータイプのマイクロレーザ
の利点(小型、低コスト、集合生産、そのモノリシックで調節可能な特性による
信頼性、低維持費、マイクロ光学構成部品による光学マイクロシステムのデザイ
ン)を維持している。
【0054】 また、他の利点もある。
【0055】 発生したパルスは長く、起動および利得切換を備えた公知の固体レーザが解決
策を提供しないすべての応用を満足させる(以下の「産業上の利用」を参照)。
【0056】 起動された(トリガーをかけられた)固体レーザは、短い光パルスを発生する
ことが多く、結果的に、高い最高出力を有する。これにより、使用されるときに
これらのパルスにより影響される表面が損傷または破壊される。本発明により得
られる長パルスは、時間的に同じエネルギーを分配し、危険な出力のピークを防
ぐ。
【0057】 本発明によれば、飽和吸収体(受動起動の場合)のパラメータおよびパルスを
延長させるための非線形要素パラメータは、放出されるパルスの形状を修正し、
例えば、三角パルスまたはガウスパルスを作るために調節可能である。
【0058】 長パルスが、時間的に変調されてよい。例えば、レーザ空洞の外側に変調器を
使用することで、コードがレーザにより放出される各パルスと関連付けされてよ
い。
【0059】 本発明に適合する能動起動を備えるレーザの場合、損失変調材料が光屈折性の
ものであることも可能である。一つの例は、LiNbO3の場合であり、これは
、レーザの能動起動に使用可能な電子光学材料である。この材料は、鉄がドープ
される場合光屈折性のものになる。
【0060】 いずれの場合においても、光屈折材料は、通常、無視できない電子光学係数を
有する。したがって、電極に与えられる場合、本発明によるレーザの能動起動に
対して電圧制御式変調器として作用し得る。
【0061】 本発明は、添付の図面を参照しながら、参考のためのみに制限することなく示
した例示的実施形態の以下の詳細な記載を読むことにより、さらに深く理解され
よう。
【0062】
【発明の実施の形態】
図3Aの長手断面図に略図的に示された本発明によるマイクロレーザは、入力
ミラー20、増幅媒質または利得媒質22、2つの異なる材料間の各境界での反
射率および透過率を制御するために使用され、例えば、SiO2およびTiO2
交互に並ぶ層により形成された2つの中間層26および27の間にある飽和吸収
体24、光屈折要素28、および出力ミラー30とをこの順番に備える。
【0063】 この図はまた、入力ミラーを介してX軸に沿って増幅媒質に入力される増幅媒
質の光ポンピングビーム32と、このように励起された増幅媒質により生成され
、X軸に沿って伝播するパルスレーザビームまたはレーザパルス34を示す。
【0064】 図3Bの長手断面図に略図的に示された本発明による固体レーザは、入力ミラ
ー35、増幅媒質36、飽和吸収体38、光屈折要素40、および出力ミラー4
2をこの順番で備える。増幅媒質36のポンピングビーム44または45および
ビーム44として同じX軸に沿って伝播される生成されたパルスレーザビーム4
6も示されている(このビーム44は長手方向のポンピングに対応し、ビーム4
5は長手方向に対して直角のポンピングに対応する)。
【0065】 図3Bに示す固体レーザでは、構成要素35、36、38、40、42は、互
いに間隔をおいて設けられているのに対して、図3Aのマイクロレーザの構成部
品は、互いに接触した状態である(さらに、同じことが図4および図5のマイク
ロレーザに当てはまる)。
【0066】 図4の長手断面図として略図的に示された本発明によるマイクロレーザは、入
力ミラー48、増幅媒質50、飽和吸収体の薄層52、光屈折基材54、および
出力ミラー56をこの順番で備える。
【0067】 反射防止層58(例えば、MgF2から形成)または一組の反射防止層(例え
ば、SiO2/TiO2から形成)が、増幅媒体と薄層52間に挿入されてよい。
【0068】 基材54は、半導性のもの(例えば、FeがドープされたInP、ドープ処理
されていないAsGa、またはVやTiがドープされたCdTeから形成)であ
り、半導性のものである薄層52は、基材上に堆積される。
【0069】 増幅媒質50は、樹脂の細片60により、または光接着剤を塗布することによ
り、層52(または存在すれば層58)に固着される。
【0070】 増幅媒質のポンピングビーム62と、同じX軸に沿って伝播される生成された
パルスレーザビーム64も示されている。
【0071】 図5の長手断面図として略図的に示された本発明によるマイクロレーザは、入
力ミラー66、増幅媒質68、光屈折層70、飽和吸収体72、および出力ミラ
ー74をこの順番に備える。増幅媒質の光ポンピングビーム76と、同じX軸に
沿って伝播される生成されたパルスレーザビーム78も示されている。
【0072】 2つの電極80および82の間に光屈折層70が配置されて、電極間に適切な
電圧(直流または交流)を印加することにより、X軸に対して平行の電界(直流
または交流)を発生してよい。この電界により、光屈折効果の効率が調節される
。例えば、ITO透明電極が使用可能である。
【0073】 図3A、図3B、図4および図5のそれぞれの固体レーザにおいて、飽和吸収
体(例えば、図3Aでは参照番号24または図3Bでは参照番号38)は、電子
光学変調器(図3Aでは参照番号25および図3Bでは参照番号39)で置き換
えられて、能動的に起動するパルスレーザを形成してもよい。
【0074】 本発明によるマイクロレーザの例示的製造プロセスを以下に記載する。
【0075】 このマイクロレーザの空洞において3つの機能が組み合わされ、異なる可能な
技術を用いて組み立て可能な材料により達成されることに留意されたい。
【0076】 このマイクロレーザは、以下のステップにより製造され、それらのすべては集
合生産に適したものである。 1)可能であれば、異方性結晶材料の結晶軸の関数として、レーザ材料を、例
えば、25mm直径のウェーハに切断する。ダイヤモンド刃のこが使用されてよ
い。 2)各ウェーハの2つの面を研ぎ、研磨して、平坦で平行な面を得る。レーザ
材料の厚みは、このステップで調整される。 3)光屈折基材を準備する(切断、研磨、清浄)。このタイプの基材は、市販
のものである(特に、InP:Feに関しては、例えば、Inpact社(フラ
ンス)から入手可能)。 4)この基材上に飽和吸収体を堆積する。分子線エピタキシー技術(MBE)
または有機金属化学気相堆積技術(MOCVD)が半導性材料用に使用可能であ
る。 5)光屈折基材・飽和吸収体アセンブリを清浄および研磨する。研磨処理は、
光屈折基材の面にのみ施される。 6)レーザ材料上に入力ミラーを、可能であれば、レーザ材料上または光屈折
基材・飽和吸収体アセンブリ上に反射防止層を、および光屈折基材上に出力ミラ
ーを設ける。次に、2つの要素間に反射防止層が配置され、レーザ波長で動作す
る。 7)例えば、プレスで接合することにより、または文献[8]で得られる情報
により、レーザ材料のウェーハと、光屈折基材・飽和吸収体アセンブリとを組み
立てる。ミラーはアセンブリの外側に配置される。 8)ダイヤモンド丸のこ(マイクロエレクトロニクスで使用されるものと同一
のもの)でマイクロチップレーザを切断する 9)光ポンピングダイオードを各マイクロレーザに接続する。
【0077】 本発明によるマイクロレーザは、各材料の小さなサンプル(数ミリメートル)
を組み立てることにより個別に形成することも可能である。
【0078】 例えば、エルビウムとイッテルビウムがドープされたガラス、コバルトがドー
プされたLMA結晶(文献[11]を参照)、および鉄がドープされた半絶縁性
InPの結晶を用いて、本発明によるレーザが形成可能である。
【0079】 酸化エルビウム(Er23)が0.8重量%までドープされ、さらに酸化イッ
テルビウム(Yb23)が20重量%までドープされたリン酸ガラスからなる利
得媒質を用いて、これまでマイクロレーザが形成されてきた。このタイプのガラ
ス(Er、Yb)は、米国にあるKigre社から市販されている。これは、1
.55μmマイクロレーザの動作に特に適したErおよびYbの組成を有する。
2つの平坦かつ平行な面を得るように研磨された、0.75mmまたは1mm厚
のガラススライドが使用される。
【0080】 飽和吸収体は、半導性材料の層により適所に保持され、この材料の禁止帯幅は
、必要な波長(1.55μm)で固定される。飽和吸収体の層は、厚みを強調し
たInGaAs層またはInGaAlAs層、または9nmのInGaAs/I
nAlAs障壁から形成されたいくつかの量子井戸をもつ構造である。
【0081】 入力ミラーは、ガラススライド(Er、Yb)の片面上に設けられる。これは
、イオンスパッタリングにより作られたSiO2/TiO2層からなる積層体であ
る。同様に、例えば、反射防止層は、ガラススライドの他面上に配置され、出力
ミラーは、半導体上に配置される。半導性材料の薄膜は、ガラス薄膜(Er、Y
b)で機械的に組み立てられる。
【0082】 空洞には、約974nmで放出するレーザダイオード(米国のSpectra
Diode Labsから市販)によりポンピングされる。
【0083】 以下の表に、このタイプのマイクロレーザで得られる一般的な値を示す。
【表1】
【0084】 パルスを広げるために使用するInp:Fe基材上に吸収体層として使用可能
な半導性材料のより明確な例を示す。 −50nmの厚みを強調した層である350μm厚Inp:Fe基材(1017 〜1018原子/cm3でFeをドープ)上のIn0.48Ga0.52As半導体 −すべてが網状に一致して強調されない(組成を固定する)20nmのInA
lAs障壁間にある4または7つの9nm厚InGaAs量子井戸を備えた40
0μm厚のInP:Fe基材(1016〜1017原子/cm3でFeをドープ)上
のIn0.53Ga0.47As/In0.52Al0.48As半導体
【0085】 400μm厚のInP:Fe薄膜で作られ、それ自体が1mm厚のEr、Yb
ガラス薄膜で作られ、0.3%までドープされたLMA:Cから形成された別の
750μm厚の飽和吸収体材料を使用して、表に示したものと同様の結果を達成
した。
【0086】 産業上の利用 本発明によるマイクロレーザは、高い発生頻度で高エネルギーの長パルスを出
力するために使用可能であり、多くの応用にとって興味深い。 1)短パルスおよび長パルスを用いた超音波の生成および検出(超音波により
非破壊的なテストに応用するための符号化パルスストリーム) 2)多数の医療応用 ・例えば、血管新生部分、傷跡および刺青などの皮膚色の異常を除去するため
の約500ミリ秒間のレーザパルス ・胆石の砕石または破壊 ・高繰り返し率のパルスを用いた潰瘍の治療 3)例えば、車やミサイル用の測距送信機において、または流体速度を測定す
るための、例えば、擬似2進コードを用いた符号化長パルスの使用 4)パルス持続時間の変調に基づく応用 ・レーザプリンティング ・パルスの時間およびエネルギーに依存して、壊死を切除し、焼灼し、加熱し
、または引き起こすレーザメス ・データを消去し、書き込み、または読み出すように決定された長パルスを利
用するデータの光記憶装置 5)例えば、レーザアブレーション、表面治療およびマイクロエレクトロニク
スで使用される絶縁体により得られる沈着物の質を高めるための、いくつかの工
業プロセスでの長パルスの使用 6)例えば、ガソリンエンジン用、または核融合で使用する増幅システム用の
レーザによる点火 7)固体レーザをポンピングするための長パルスの使用
【0087】 現時点では、レーザダイオードによりのみポンピング可能な固体レーザ(例え
ば、増幅媒質がチタニウムがドープされたサファイアであるレーザ)がいくつか
ある。レーザダイオードによりポンピングされ、これらのダイオードの効率的な
ポンピングを得るのに十分な長パルスを放出する固体レーザを使用することが、
コスト効率を良好にする一つの解決策である。
【0088】 以下の文献は、本願明細書において参照される。 [1]Jani、Barnes、Murray、Applied Optic
s、vol.36、No.15、pp 3357−3362 [2]Panarella、Bradley、IEE Journal of
Quantum Electronics、vol.11、No.5、pp
181−185 [3]Fulbert、Kramer、Rabarot、Molva、ICF
Conference 1998、Proceedings SPIE、“M
icrochip lasers for the LMJ front en
d” [4]Russel、米国特許出願第7276981号、1989年6月6日
、S.D.Russel [5]Harrison、Rines、Moulton、IEEE Jour
nal of Quantum Electronics、vol.24、No
.6、pp 1181−1187 [6]Schwarz、Naiman、Chang、Applied Phy
sics Letters、Vol.11、No.7、pp 242−244 [7]Pinto、Esterowitz、IEEE Journal of
Quantum Electronics、Vol.30、No.1、pp
167−169 [8]フランス特許出願第9608943号、1996年7月17日−欧州特
許出願公開第0820128号も参照 [9]Boyd、“Nonlinear optics”、chapters
10.4〜10.7、Academic Press、1992 [10]Meerholz、Journal of Optical Soc
iety of America、Vol.15、No.7、p.2114、1
998 [11]フランス特許出願第9701010号、1997年1月30日−欧州
特許出願公開第0856924号も参照 [12]米国特許第5、805、622号 [13]米国特許5、321、709号
【0089】 米国特許第5、321、709号および米国特許第5、805、622号は、
パルス延長装置を備えたトリガーレーザに関する。両方の文献において、この装
置は、非線形光周波数変換材料(周波数倍増、周波数加算)を備える。
【0090】 この発明では、レーザ周波数を変換することが必要とされない。このような望
ましくない周波数変化は問題である。本発明による技術は、レーザ周波数および
波長を維持する手段である。
【0091】 以下は、非線形周波数変換タイプの効果と光屈折効果について想起させる記載
である。
【0092】 非線形周波数変換タイプの効果 光周波数(例えば、一方が他方の2倍のもの、または一方が2つの他の異なる
周波数の和であるもの)の間に単純な関係があるいくつかの材料におけるコヒー
レント波間に相互作用がある。この相互作用は、例えば、N2と呼ばれる係数に
よりモデリングされる。この係数の増加に伴い、非線形効果はより効率的になる
。別の条件が必要であり、すなわち、コヒーレント波が同じ波長をもたないため
、波間で位相関係が考慮されなければならない。この条件は、位相整合として知
られている。この条件が満たされる場合、実際に、周波数変換、例えば、周波数
増倍がある。この条件を満たすために、結晶は、材料指数の楕円の軸に沿って配
向されなければならず、例えば、結晶は、X光線を用いて配向された後、位相整
合関係を考慮する正確な角度で切断されなければならず、そして結晶は、ビーム
上に配置されなければならず、その配向は、機械的および熱的に調節することに
より改良されなければならない。
【0093】 光屈折効果 光屈折効果は、少なくとも2つの波が伝播している材料で得られる。これらの
2つの波は、材料に干渉を発生させるためにコヒーレントなものでなければなら
ない。これは、必然的に、2つの波が同じ波長または光周波数をもつ場合にのみ
可能である。これらの干渉は、空中で光強度を調整することからなる。強く照明
される領域もあれば、なんら放射を受けない領域もある。照明領域では、材料の
自由キャリアを励起するために光が使用されてよい。これらの励起キャリアは移
動し、材料に捕捉される。この変位現象により、材料指数が局所的に修正される
。したがって、干渉縞の場所と適合する指数網が、材料に形成される。この網は
、材料を通過する第3のビームを(同じ波長で)回折させる。この場合、光屈折
結晶は、結晶配向に関係なく作用する。
【0094】 結論として、これらの効果は、2つの点で容易に区別できる。すなわち、等し
い波長か、等しくない波長か(例えば、和の関係などにおいて倍増、3倍増)、
そしてビーム軸に対して非線形要素を配向させる必要性(光屈折要素では存在し
ない)である。
【0095】 ニオブ酸リチウム(LiNbO3)が非線形および光屈折性のものであるとい
う特別な場合がある。上記基準を考慮すると、この結晶が周波数変換器または光
屈折材料として使用されるかを知ることが可能である。実際、米国特許第5、3
21、709号では、ニオブ酸リチウムは、位相整合構造のものである。さらに
、「SHG」(第2高調波発生)、すなわち周波数倍増について数回記載されて
いる。「SFM」(和周波数混合)、すなわち波の混合による周波数加算につい
ても数回記載されている。したがって、米国特許第5、321、709号の著者
は、LiNbO3を周波数変換器として使用していることが明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 すでに上述した公知の能動的に起動されるマイクロレーザの略図
的長手断面図である。
【図2】 すでに上述した公知の受動的に起動されるマイクロレーザの略図
的長手断面図である。
【図3】(A)飽和吸収体と光屈折要素を備える本発明によるマイクロレー
ザの略図的長手断面図である。(B) 飽和吸収体と光屈折要素を備える本発明
の固体レーザの略図的長手断面図である。
【図4】 薄層に設けられた飽和吸収体を備える本発明による別のマイクロ
レーザの略図的長手断面図である。
【図5】 2つの電極間に光屈折要素を備える本発明による別のマイクロレ
ーザの略図的長手断面図である。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 増幅媒質の光ポンピング後に光パルスを生成するために、共
    振空洞と、前記空洞内に増幅媒質(22、36、50、68)と損失変調器(2
    4、25、38、39、52、72)とを備え、光屈折要素(28、40、54
    、70)により空洞内に光パルスの持続時間を延長させる手段をさらに備えるこ
    とを特徴とする固体レーザ。
  2. 【請求項2】 前記レーザが、マイクロレーザであることを特徴とする請求
    項1に記載のレーザ。
  3. 【請求項3】 光パルスの持続時間を延長する手段が、光屈折特性を備えた
    半導性結晶、光屈折特性を備えた酸化物結晶、および光屈折特性を備えたポリマ
    ーから選択される材料からなる少なくとも1つの層を備える要素であることを特
    徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載のレーザ。
  4. 【請求項4】 電極に電圧が印加されると、空洞に生成される光パルスの伝
    播軸に平行な電界を発生するようにされた2つの電極(80、82)間に、前記
    要素が含まれることを特徴とする請求項3に記載のレーザ。
  5. 【請求項5】 損失変調器が、飽和吸収体媒質(24、38、52、72)
    であるため、レーザが受動的に起動されることを特徴とする請求項1乃至請求項
    4のいずれか1項に記載のレーザ。
  6. 【請求項6】 飽和吸収体媒質が、 −飽和吸収体イオンがドープされた結晶、単結晶層、およびゾル・ゲル層と、 −レーザ放出周波数に近い禁止帯幅を得るように組成が調節された三元半導体
    または四元半導体と、 −レーザ波長に適応させた幅をもつ1つまたはいくつかの量子井戸を備える半
    導体とを含む群から選択されることを特徴とする請求項5に記載のレーザ。
  7. 【請求項7】 損失変調器が、電圧制御変調器(25、39)であるため、
    レーザが能動的に起動されることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか
    1項に記載のレーザ。
  8. 【請求項8】 損失変調器と光パルスの持続時間を延長する手段が、 −光接着剤を用いたアセンブリと、 −樹脂細片(60)を用いたアセンブリと、 −少なくとも1つの薄層の形での堆積と、 −増幅媒質とは異なる基材上での堆積の後、前記増幅媒質を用いた前記基材の
    アセンブリとからなる群から選択されたプロセスにより、増幅媒質と関連付けさ
    れることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のレーザ。
  9. 【請求項9】 共振空洞が、入力ミラー(20、35、48、66)および
    出力ミラー(30、42、56、74)により画定され、光パルスの持続時間を
    延長させる手段が、損失変調器および出力ミラーの間、または損失変調器および
    増幅媒質の間に配置されることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記
    載のレーザ。
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