JP2002523845A - 図形表示システムおよび方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 図形表示のためのイメージを用意するコンピュータ化された方法。イメージは高空間周波数成分と低空間周波数成分とを有する。本方法は、イメージの被走査表示を受取ること、およびイメージの被走査表示から高空間周波数成分と低空間周波数成分とを抽出することを含む。また、空間的に無損失の圧縮手法を用いて高空間周波数成分を圧縮すること、および空間的に損失のある圧縮手法を用いて低空間周波数成分を圧縮することを含む。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】 （発明の背景）発明の分野 本発明は、低空間周波数を持つ背景に高空間周波数を持つデータを図形的に表
示する方法およびシステムに関し、特にカラー背景にテキストを図形的に表示す
るシステムおよび方法に関する。背景の記述 書籍、特に古書の図形的表示に対するユーザ指向の手法は、ディジタル・ライ
ブラリに対する他の手法とは基本的に異なる要件を有する。例えば、古書を表示
する問題は、ライブラリが当面する問題には全く類似していない。図書館員は、
読み手の読書経験ではなく、書籍へのアクセスを行うことに関心を持たねばなら
ない。このことはまた、学問的な研究に向けられた視点を持ちたいと欲する古文
書係員が当面する問題とも全く類似していない。その代わり、このような手法は
、元の発行者の意図をできるだけ保持したいと欲する発行者あるいは再刊行者の
手法である。

【０００２】 Ｈ．Ｇｌａｄｎｅｙ著「ディジタル・ライブラリの内容とユーザの保護：秘蔵
された古文書のディジタル映像（Ｓａｆｅｇｕａｒｄｉｎｇ Ｄｉｇｉｔａｌ
Ｌｉｂｒａｒｙ Ｃｏｎｔｅｎｔｓ ａｎｄ Ｕｓｅｒｓ：Ｄｉｇｉｔａｌ Ｉ
ｍａｇｅｓ ｏｆ Ｔｒｅａｓｕｒｅｄ Ａｎｔｉｑｕｉｔｉｅｓ）」（Ｄ−Ｌ
ｉｂ Ｍａｇａｚｉｎｅ、１９９７年７〜８月）に詳細に記載されたＩＢＭの企
画のような希有かつ貴重な古書籍のディジタル化を探求する多くのプロジェクト
が途上にある。Ｒ．Ｓａｎｃｈｅｚ著「ディジタル出版物、インターネットの世
界（Ｔｈｅ Ｄｉｇｉｔａｌ Ｐｒｅｓｓ，Ｉｎｔｅｒｎｅｔ Ｗｏｒｌｄ）」
第６巻第９部（１９９５年９月）に詳細に記載された古文書をＡＳＣＩＩ形態即
ち機械で読取り可能な形態へ変換するグーテンベルグ（Ｇｕｔｅｎｂｅｒｇ）・
プロジェクトのようなプロジェクトもある。ｗｗｗ．ｕｌ．ｃｓ．ｃｍｕ．ｅｄ
ｕ／ａｄｌｒｃ／ｉｎｄｅｘ．ｈｔｍｌに詳細が記された如きユニバーサル・ラ
イブラリ・プロジェクトは、貴重なものであるか否かを問わず古書の問題に適用
される表示の忠実度の改善について最近実験している。使用されている別の方法
は、ページ上の全てのプリントがＡＳＣＩＩテキストおよびマッチング・フォン
トで置換されねばならないと記載する「Ａｄｏｂｅキャプチャ」法における方法
である。

【０００３】 前記プロジェクトは、これらが書籍をＡＳＣＩＩ形態へ変換するだけで古書を
読む楽しみは保存しないという短所を有する。このことは、特定のアンティーク
が博物館蔵品質でなくともアンティーク家具その他の物品を保存する一般的慣例
に趣旨において類似している。上記プロジェクトはまた、書籍を読んでいる間で
もページ表示速度に対する異なるグレードの表示忠実度の引換えによる選択を読
者に提供するものではないという短所を有する。

【０００４】 このように、実際には無色のページ、挿絵およびプリントであるように見えな
がら書籍のページをフルカラーで呈示し、これにより実際の書籍を読んでいるよ
うな感じを近似化する図形表示システムおよび方法に対する必要がある。インタ
ーネットで電子形態において広くアクセス可能である高分解能のアーカイブ品質
走査を保存する図形表示システムおよび方法に対する必要もある。また、図形を
読みながらページ表示速度に対して書籍の読者が異なるグレードの表示忠実度の
引換えることを可能にする図形表示システムおよび方法に対する必要もある。 発明の概要 本発明は、図形表示のためのイメージを用意するコンピュータ化方法を目的と
する。このイメージは、高空間周波数成分と低空間周波数成分とを有する。当該
方法は、イメージの走査された表示を受取ることと、このイメージの被走査表示
から高空間周波数成分と低空間周波数成分とを抽出することを含んでいる。本方
法はまた、空間的に無損失の圧縮法を用いて高空間周波数成分を圧縮することと
、空間的に損失のある圧縮法を用いて低空間周波数成分を圧縮することを含んで
いる。

【０００５】 本発明は、従来の図形表示システムおよび方法に勝る実質的な進歩を呈する。
本発明は、実際に無色のページ、挿絵およびプリントであるように見えながらフ
ルカラーで呈示することにより実際の書籍を読んでいるような感じを近似化する
という利点を有する。本発明はまた、インターネットにおいて電子形態で広範に
アクセスが可能である高分解能のアーカイブ品質走査を保持するという利点をも
有する。本発明は、書籍の読み手が読書中に異なるグレードの表示忠実度をペー
ジの表示速度に対して引換えにすることを可能にするという更なる利点を有する
。 本発明の詳細な記述 図１は、図形表示システムを示している。当該システム１０は、システム１０
のソフトウエア部分を含む種々のモジュールを実行するコンピュータ１２を含ん
でいる。コンピュータ１２は、例えば、ＩＢＭ互換ＰＣ、アップルのマッキント
ッシュ、メインフレーム・コンピュータ、ワークステーション、パーソナル意志
決定補助装置（ＰＤＡ）、あるいはアプリケーション特定集積回路（ＡＳＩＣ）
などのモジュールの実行に適する任意の形式のコンピューティング・システムで
よい。

【０００６】 文書スキャナ１４は、文書１５からイメージを走査し、イメージの走査された
表示を通信リンク１６を介してコンピュータ１２へ伝送する。スキャナ１４は、
例えば、８ビットの赤、緑および青の３００ＤＰＩの解像が可能であるヒューレ
ット―パッカード、富士通あるいはアグファ社製の任意の形式の文書スキャナの
ように適切な任意の形式のスキャナでよい。通信リンク１６は、例えば、ハード
ワイヤドＲＣＡタイプのケーブルあるいはＢＮＣタイプのケーブルのような適切
な任意の形式のリンク、あるいは無線ＲＦ接続でよい。

【０００７】 抽出モジュール１８、テキスト・モジュール２０、バックグラウンド・モジュ
ール２２およびマージ・モジュール２４が常駐し、コンピュータ１２により実行
可能である。抽出モジュール１８は、イメージの被走査表示から高空間周波数成
分および低空間周波数成分を抽出する。テキスト・モジュール２０は、イメージ
の被走査表示の高空間周波数成分を処理して、これを例えば図形互換フォーマッ
ト（ＧＩＦ）圧縮法のような無損失圧縮法を用いて圧縮する。バックグラウンド
・モジュール２２は、イメージの被走査表示の低空間周波数成分を処理して、こ
れを例えばジョイント・フォトグラフィック・エキスパート・グループ（ＪＰＥ
Ｇ）圧縮法のような損失のある圧縮手法を用いて圧縮する。マージ・モジュール
２４は、圧縮された低空間周波数成分と圧縮された高空間周波数成分とを、例え
ばコンピュータ１２におけるビデオ・モニターにおけるような表示形態へマージ
する。

【０００８】 モジュール１８、２０、２２および２４は、例えばＣまたはＣ＋＋のような適
切な任意の形式のコンピュータ言語で実現することができ、また例えばオブジェ
クト指向の手法を用いて実現することもできる。

【０００９】 図２Ａおよび図２Ｂは、図１のシステム１０における流れを示す図である。ス
テップ２６において、文書１５が、例えば少なくとも６００ドット／インチ（約
４０ドット／ミリメートル）の分解能において２４ビット・カラーで走査されあ
るいはディジタル的に像化されて、例えば生のＲＧＢ表示２８を生じる。古書の
印刷技術でさえ微小なディテールを生成することが可能であったゆえに、このよ
うな高い分解能がしばしば必要となる。オフセットおよびグラビアのような最近
の印刷技術は、２４００ドット／インチにおける走査を要求するディテールを一
般に生成する。更に、版権が切れた大半の書籍に一般的な彫り版の彫刻を用いる
凸版に対しては通常は６００ドット／インチで充分であるが、およそ２世紀むか
しの凹版技術である米国ドル紙幣におけるディテールは０．００１インチ（約０
．０００２５ｍｍ）もの微細度になる。標準的な信号理論から得られた経験則は
、非常に微小な個々の点を結ぶ２つのピクセルを見分けることである。このこと
は、全ての微細線を保存することを目的とするならば、米国ドル紙幣が２００ド
ット／インチでイメージ化されるべきことを示唆する。最近のオフセットおよび
グラビアにおける細密ディテールは、網点における０．０００１インチ（約０．
００００２５ｍｍ）に対してさえ有意（再現可能）であり得るが、「網点」なる
単語が示唆するように、カラー・カメラによる有効ディテールは、２４００ドッ
ト／インチの範囲内で走査することによって通常完全に捕捉され得る。走査ステ
ップ２６は、オーバーサンプリングに偏りがあってもオリジナル・イメージにお
けるプリント・ディテールを完全かつ明瞭に捕捉が可能でなければならない。

【００１０】 プリントの欠陥は、一般に、過剰に微細なディテールにおいて明らかである。
このような欠陥は、古書における場合、印刷過程において意図的に生じ得るより
もしばしば小さい。しかし、凸版書籍に対する６００ドット／インチのイメージ
捕捉は、典型的に印刷の欠陥を完全に正確ではなくとも満足できるものにするの
に充分な視覚的精度を提供する。イメージの他の点が高度に正確である必要があ
ってもある非合焦面が良好に近似化され得るという同じ原理は、イメージの非印
刷要素に対しても妥当する。

【００１１】 ステップ３０において、生のＲＧＢの高空間周波数（テキストおよびイラスト
レーション３２）および低空間周波数（バックグラウンド４４）の諸成分が抽出
される。高空間周波数（微細ディテール）は、典型的に書籍の印刷ディテールと
関連付けられる。書籍のバックグラウンド、用紙および欠陥の諸部分は、典型的
に高空間周波数を必要としないことで特徴付けられる。印刷は典型的に黒、モノ
クローム、２色、あるいは幾つかのその変形であり、かつ用紙と何らかの欠陥は
色において豊富ゆえに、バックグラウンド・カラーの微細さはバックグラウンド
のディテールを保持することなく保持される。このため、ステップ３０は、走査
されたイメージに対して「改善された表示」品質を与える。

【００１２】 ステップ３０は、印刷部がイメージから抽出されず結果がバックグラウンドと
して処理されるゆえに、やや直感に反する。その代わり、印刷部はイメージから
抽出され、バックグラウンドはイメージから印刷部をブランキングすることによ
り独立的に生成される。この２つの操作に対する独立パラメータは、一般的に受
入れられるイメージ処理則に基いて計算される。このパラメータの事例は、テキ
ストおよびイラストレーションの抽出３２に対するピクセル閾値ｔ₁およびバッ
クグラウンドの抽出４４に対する閾値ｔ₂であり、ここでｔ₁＞ｔ₂である。２極
分化の理由は、この独立性がレンダリングの最終的な外観に対して大きな制御を
行うことである。更にまた、表示解像度は走査の分解能より数倍（２倍より上）
少ないゆえに、このような独立的処理には一般的であるエイリアシング・アーチ
ファクトは、表示解像度（典型的には、７２ドット／インチ）で消そうとする。

【００１３】 ステップ３４において、テキストおよびイラストレーション３２は、例えば、
第一ラプラス加法の適用によって強調される。ラプラス加法、即ちイメージの鮮
明化法は、エッジを同時に平滑化し鮮明にする標準的な信号処理手法である。ラ
プラス加法手法については、参考のため本文に援用されるＨａｌｌの「コンピュ
ータ・イメージ処理および認識（Ｃｏｍｐｕｔｅｒ Ｉｍａｇｅ Ｐｒｏｃｅｓ
ｓｉｎｇ ａｎｄ Ｒｅｃｏｇｎｉｔｉｏｎ）」（３９４ページ以降）に記載さ
れている。例えば、テキストおよびイラストレーション３２の強調のため、アン
シャープ・マスキングおよびガウスの差分法などの他のエッジ強調手法を用いる
ことができる。

【００１４】 ステップ３６において、強調されたテキストとイラストレーションが、平均化
フィルタを用いて解像度を表示するため下方に平均化される。ステップ３８にお
いて、２回目のラプラス加法がステップ３２の表示解像度におけるテキストとイ
ラストレーションへ適用される。ステップ３４における１回目の強調は平均化過
程にわたりディテールを保持させようとし、ステップ３８の２回目の強調は平均
化手法で一般的である「ぼかし」状態の除去を助ける。

【００１５】 図２Ｂのステップ４０において、強調および減殺されたテキストとイラストレ
ーション３２が、例えば図形互換フォーマット（ＧＩＦ）のような無損失手法を
用いて圧縮される。圧縮ステップの結果であるＧＩＦファイル４２は、「トラン
スパレントＧＩＦ」ファイルとしてセーブすることができる。ＧＩＦフォーマッ
トの使用は、大半のウェブ・ブラウザに対してサポートされたデフォルト・フォ
ーマットであり、ウェブのクライアントに対して「プラグイン」その他コードの
ダウンロードを必要としないという利点を有する。それにも拘わらず、ＧＩＦ圧
縮法の使用は、オリジナルのイメージの良好なディジタル圧縮を達成する。例え
ば、２０メガバイトを越えるオリジナルのページ・イメージの場合、本発明の教
示に従って結果として得られる印刷とバックグラウンドの両者における処理イメ
ージは約５０キロバイトである（当該手法により４００：１の圧縮が達成される
）。本発明の手法が表示解像度の達成を目的とするため、ディテールの満足し得
る視覚的結果を保持しながら更に高い分解能のソース（例えば、２００ドット／
インチ）が優れた圧縮比をもたらすことになる。表示手法のより高い解像度表示
を改善するので、実効圧縮比は低減するが、インターネット帯域幅もまた増加す
ることにより実効圧縮比における低減を補償することが予期される。また、本発
明の基本特性は、表示の解像度が走査分解能を近似化する（例えば、走査分解能
の半分以上になる）までは変化すべきでない。

【００１６】 ＧＩＦフォーマットはまた、他の理由からも有効である。ＧＩＦは、「トラン
スパレンシ」（より一般的には、特殊な「アルファ・チャネル」の場合）を規定
する。印刷ＧＩＦフォーマットは、実際にブラウザにおけるトランスパレントな
ＧＩＦである。トランスパレント部分は、表示されるときバックグラウンドを通
して見える。

【００１７】 バックグラウンド４４は、真のＨＴＭＬ「バックグラウンド」タイプへ変換さ
れるように処理される。バックグラウンド４４の処理の性質は、テキストとイラ
ストレーション３２に対する処理の性質とは基本的に異なる。過度に暗く見えな
い結果を生じる領域に充分なバックグラウンド・データがないので、バックグラ
ウンド４４のテキストとイラストレーションの領域はステップ４６においてブラ
ンク処理される。このブランキング処理は、テキストとイラストレーション領域
に対する補間法により行われ、これが付近の他の非テキスト・ピクセルの距離と
カラーとに基くカラー値を計算する。目的が表示分解能に対して必要な以降の平
均化ステップにおいてバックグラウンド値を保持することであるので、任意の回
数の補間法が有効である。例えば、バックグラウンド４４のピクセル値は、黒を
差引くことによって明るくすることができる。このことは、バックグラウンド４
４の赤、緑および青の成分に定数を加えることによりバックグラウンド４４の明
るさを増す場合と同じである。バックグラウンドの補間が黒すぎるバックグラウ
ンド４４を生じるならば、バックグラウンド・ピクセル値の反復パターンが共通
の光バックグラウンド・ピクセル値から生成される。少数のパターン・ピクセル
がバックグラウンド４４の最終的なレンダリングにおいて現われるので、例えば
、１６×１６のピクセル平方の円形格子方形タイルを張付けるような緩やかなカ
ラー変化を保持する広範囲のパターン手法が妥当する。ステップ４８において、
微細なディテールを除去して平均化ステップ５０後の圧縮性能を改善する低域通
過フィルタ処理が行われ、これがバックグラウンド４４を表示解像度まで低減す
る。

【００１８】 ステップ５２において、バックグラウンド４４は、例えばジョイント・フォト
グラフィック・エキスパート・グループ（ＪＰＥＧ）法のような無損失圧縮手法
を用いて圧縮される。バックグラウンド４４は、ディテールを空間的かつ微妙な
カラーの保存に対応しなければならない３つの代替的な「品質」設定（ＪＰＥＧ
法において規定される如き）に圧縮することができる。ＪＰＥＧ法は、大半のウ
ェブ・ブラウザによりサポートされ、連続階調（低空間周波数）イメージ・デー
タの優れた圧縮を行わうとする傾向を呈する。また、ＪＰＥＧは、周知のＨＴＭ
Ｌ「バックグラウンド」ＭＩＭＥタイプである。

【００１９】 表示ステップ５６において、圧縮されたテキストおよびイラストレーション３
２と、圧縮されたバックグラウンド４４とは、例えば、テキストおよびイラスト
レーション３２とバックグラウンド４４を整合しテキストおよびイラストレーシ
ョン３２を圧縮されたバックグラウンド４４上に重ねることによってウェブ・ブ
ラウザにより表示するようにマージされる。ユーザは、オリジナルのページの表
示の忠実度を変化させる品質の選択５８を入力することにより品質を選定するこ
とができる。品質の選択５８は、例えば、表示のための３つのＪＰＥＧバックグ
ラウンド圧縮の１つを選定する。異なるＪＰＥＧ品質レベルが、例えば、１６×
１６あるいは８×８のピクセル域のような所与の黒を表わすよう許容される離散
的余弦変換（ＤＣＴ）パラメータの数を表わすことができる。ＤＣＴパラメータ
の数が小さくなるほど、表示忠実度は下がるが、表示がコンパクトであるほど表
示時間は早くなる。

【００２０】 ステップ５６において、圧縮されたテキストおよびイラストレーションと圧縮
されたバックグラウンドのイメージとが整合される。現在のＨＴＭＬ仕様は、重
なるトランスパレントＧＩＦイメージに対するバックグラウンド・イメージの正
確な整合は許容しない。このため、ｈｔｔｐクライアントあるいはユーザは、ブ
ラウザと、表示イメージの表示に用いられているプラトフォームとを入力するよ
うに促されねばならない。

【００２１】 テキストおよびイラストレーション３２は、ステップ５６においてバックグラ
ウンド４４に重ね合わされる。ＧＩＦ圧縮フォーマットは、８ビットのピクセル
値のトランスパレントとしての割当てを行う。ＪＰＥＧ圧縮法は、全てのピクセ
ル値が表示されることを規定する。ステップ５６において、テキストおよびイラ
ストレーション３２はバックグラウンド４４に対するフォアグラウンド・イメー
ジとして規定され、テキストおよびイラストレーション３２のピクセル値がトラ
ンスパレントとして規定される場合を除いて、テキストおよびイラストレーショ
ン３２のピクセル値がバックグラウンド４４のピクセル値を置換することを保証
する。この表示ステップ５６の結果は、メモリ・デバイス、あるいは例えばフロ
ッピー（登録商標）・ディスクまたはコンパクト・ディスクのような格納デバイ スに記憶することができる。表示ステップ５６の結果は、走査されたイメージの 全テキスト指標を生成するための標準的な光学的文字認識技術によっても処理す ることができる。

【００２２】 本発明については、その望ましい実施の形態に関して記述したが、多くの修正
および変更が当業者には明らかであろう。例えば、本文において古書の表示のた
め使用されるシステムおよび方法が記述されたが、本発明の教示は任意の種類の
イメージを図形的に表示するために用いることもできる。本文および頭書の請求
の範囲はこのような全ての修正および変更を網羅することを意図している。

【図面の簡単な説明】

本発明が明瞭に理解され容易に実施されるように、本発明は下記図面に関して
記述される。

【図１】 図形表示システムを示す図である。

【図２】 ＡおよびＢは、図１に示されたシステムにおける流れを示す図である。

【手続補正書】

【提出日】平成１２年１２月２６日（２０００．１２．２６）

【手続補正１】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】全図

【補正方法】変更

【補正内容】

【図１】

【図２】

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 5B050 AA08 BA06 BA16 DA04 EA04 EA09 EA10 EA16 EA19 FA02 FA05 5C078 AA04 BA57 CA02 CA27 DB01 DB11 EA00 5C082 AA01 AA22 AA24 AA27 AA32 AA37 BA12 BA27 BA34 CA21 CA34 CA54 CA55 CA81 CA82 DA87 MM10 5L096 AA02 BA17 DA04 EA24 FA23 GA40

Claims (25)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 高空間周波数成分と低空間周波数成分とを有する図形表示さ
   れるイメージを用意するコンピュータ実現方法であって、 前記イメージの走査された表示を受取るステップと、 前記イメージの被走査表示から高空間周波数成分と低空間周波数成分とを抽出
   するステップと、 空間的に無損失の圧縮手法を用いて前記高空間周波数成分を圧縮するステップ
   と、 空間的に損失の圧縮手法を用いて前記低空間周波数成分を圧縮するステップと
   、 を含む方法。
2. 【請求項２】 前記イメージの前記被走査表示を受取る前にイメージの該被
   走査表示を生成するため前記イメージを走査するステップを更に含む請求項１記
   載の方法。
3. 【請求項３】 圧縮された前記高空間周波数成分を圧縮された前記低空間周
   波数成分と組合わせて図形イメージを生成するステップを更に含む請求項１記載
   の方法。
4. 【請求項４】 圧縮された前記高空間周波数成分を圧縮された前記低空間周
   波数成分と組合わせるステップが、圧縮された前記高空間周波数成分を圧縮され
   た前記低空間周波数成分に合わせるステップを含む請求項３記載の方法。
5. 【請求項５】 圧縮された前記高空間周波数成分を圧縮された前記低空間周
   波数成分と組合わせるステップが、圧縮された前記低空間周波数成分上に圧縮さ
   れた前記高空間周波数成分を重ね合わせるステップを含む請求項３記載の方法。
6. 【請求項６】 前記図形イメージを表示するステップを更に含む請求項３記
   載の方法。
7. 【請求項７】 前記図形イメージを表示するステップが該図形イメージの表
   示品質を選定するステップを含む請求項６記載の方法。
8. 【請求項８】 空間的に無損失な圧縮手法を用いて高空間周波数成分を圧縮
   するステップが、ＧＩＦ圧縮法を用いて高空間周波数成分を圧縮するステップを
   含む請求項１記載の方法。
9. 【請求項９】 空間的に損失な圧縮手法を用いて低空間周波数成分を圧縮す
   るステップが、ＪＰＥＧ圧縮法を用いて低空間周波数成分を圧縮するステップを
   含む請求項１記載の方法。
10. 【請求項１０】 前記高空間周波数成分を圧縮する前に該高空間周波数成分
    を強調するステップを更に含む請求項１記載の方法。
11. 【請求項１１】 前記高空間周波数成分を強調した後に解像度を表示するた
    め、該高空間周波数成分成分を低減するステップを更に含む請求項１０記載の方
    法。
12. 【請求項１２】 前記高空間周波数成分を低減した後に解像度を表示するた
    め、該高空間周波数成分成分を強調するステップを更に含む請求項１１記載の方
    法。
13. 【請求項１３】 前記低空間周波数成分を圧縮する前に該低空間周波数成分
    を補間するステップを更に含む請求項１記載の方法。
14. 【請求項１４】 前記低空間周波数成分を補間した後に該低空間周波数成分
    をフィルタ処理するステップを更に含む請求項１３記載の方法。
15. 【請求項１５】 前記低空間周波数成分をフィルタ処理した後に該低空間周
    波数成分を低減するステップを更に含む請求項１４記載の方法。
16. 【請求項１６】 空間的に無損失の圧縮手法を用いて前記高空間周波数成分
    を圧縮するステップが、トランスパレントＧＩＦ圧縮法を用いて前記高空間周波
    数成分を圧縮するステップを含む請求項１記載の方法。
17. 【請求項１７】 図形表示システムであって、 イメージの被走査表示の高空間周波数成分を受取り、無損失の圧縮手法を用い
    て前記高空間周波数成分を圧縮するテキスト・モジュールと、 前記被走査表示の低空間周波数成分を受取り、損失のある圧縮手法を用いて前
    記低空間周波数成分を圧縮するバックグラウンド・モジュールと、 前記テキスト・モジュールと前記バックグラウンド・モジュールとの通信状態
    にあって、前記圧縮された高空間周波数成分を前記低空間周波数成分とマージす
    るマージ・モジュールと、 を備える図形表示システム。
18. 【請求項１８】 前記テキスト・モジュールと前記バックグラウンド・モジ
    ュールと通信状態にあって、前記イメージの前記被走査表示から、前記高空間周
    波数成分を抽出しかつ前記低空間周波数成分を抽出する抽出モジュールを更に備
    える請求項１７記載のシステム。
19. 【請求項１９】 図形表示システムであって、 プロセッサと、 前記プロセッサと結合され、１組の順序付けデータと、前記プロセッサにより
    実行されるとき前記プロセッサに、 高空間周波数成分と低空間周波数成分とを含むイメージの被走査表示を受取
    り、 前記高空間周波数成分と前記低空間周波数成分とをイメージの前記被走査表
    示から抽出し、 空間的に無損失の圧縮手法を用いて前記高空間周波数成分を圧縮し、 空間的に損失のある圧縮手法を用いて前記低空間周波数成分を圧縮する ステップを実行させる１組の命令とを記憶するメモリと、 を備える図形表示システム。
20. 【請求項２０】 前記プロセッサに結合された通信リンクと、 前記通信リンクと結合されたスキャナと を更に備える請求項１９記載のシステム。
21. 【請求項２１】 プロセッサにより実行されるとき、該プロセッサに 高空間周波数成分と低空間周波数成分とを含むイメージの被走査表示を受取り
    、 前記高空間周波数成分と前記低空間周波数成分とをイメージの前記被走査表
    示から抽出し、 空間的に無損失の圧縮手法を用いて前記高空間周波数成分を圧縮し、 空間的に損失のある圧縮手法を用いて前記低空間周波数成分を圧縮する ステップを実行させる命令を記憶したコンピュータ読取り可能な媒体。
22. 【請求項２２】 図形表示装置であって、 高空間周波数成分と低空間周波数成分とを含むイメージの被走査表示を受取る
    手段と、 前記高空間周波数成分と前記低空間周波数成分とをイメージの前記被走査表示
    から抽出する手段と、 空間的に無損失の圧縮手法を用いて前記高空間周波数成分を圧縮する手段と、 空間的に損失のある圧縮手法を用いて前記低空間周波数成分を圧縮する手段と
    、 を備える図形表示装置。
23. 【請求項２３】 図形表示するため高周波空間のテキストおよびイラストレ
    ーションの成分と低周波空間のバックグラウンド成分とを有する古書籍のイメー
    ジを用意するコンピュータ化された方法であって、 イメージの被走査表示を受取るステップと、 テキストおよびイラストレーションの成分とバックグラウンド成分とをイメー
    ジの前記被走査表示から抽出するステップと、 ＧＩＦ圧縮法を用いて抽出された前記テキストおよびイラストレーションの成
    分を圧縮するステップと、 ＪＰＥＧ圧縮法を用いて抽出された前記バックグラウンド成分を圧縮するステ
    ップと、 を含む方法。
24. 【請求項２４】 圧縮された前記テキストおよびイラストレーションの成分
    を圧縮された前記バックグラウンド成分と組合わせて古書籍の図形イメージを生
    成するステップを更に含む請求項２３記載の方法。
25. 【請求項２５】 前記図形イメージを表示するステップを更に含む請求項２
    ４記載の方法。