JP2002520563A - ガス導管遮断用の安全装置 - Google Patents

ガス導管遮断用の安全装置

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シュルツェ,クラウス
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メルチク マクシトロール ゲーエムベーハー ウント カンパニー カーゲー
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Abstract

(57)【要約】 製作コストと装置寸法を極力小さくしたガス導管遮断用の安全装置を提供する。 【解決手段】 本発明はガス導管遮断用の安全装置に関し、安全装置下流側のガス導管の温度上昇時、特にガス導管に接続されたガス装置が閉鎖状態にある時に、ガスの導通を遮断するものである。発明の狙いは、製作コストと装置寸法とを極力小さく維持することにある。本発明装置は、安全装置下流側のガス導管からのガス逆流を阻止する逆止弁を備える。本発明装置はまた、安全装置下流側のガス導管中の圧力によって作動される感圧要素を備える。この感圧要素は遮断弁に対し、下流側のガス導管内の圧力が上昇したとき該導管中へのガスの流れを阻止するように、結び付けられる。この安全装置は、該装置下流側のガス導管内の温度が過度に上昇したときガス導管を自動的に遮断するために用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】技術分野 この発明は過度の温度上昇が生じたときにガス導管を遮断するための、請求項
1の前提部分に従った安全装置に関するものである。
【0002】技術の現状 例えばガス器具、ガス装置、ガスメーター等の上流側のガス導管中で用いられ
る、この種の熱応動弁安全装置には、数多くの型式のものがある。この種の安全
装置は、外部に対する気密性が危険にさらされるほどガス装置の温度が上昇する
前にガスの供給を遮断するために、用いられている。
【0003】 EP118152A1にはボールを備えた弁が開示されており、該ボールはバ
ネによって開放位置に保持されると共に、限界温度に達すると感熱形状記憶性の
合金によって閉鎖位置へと移されることとされており、上記バネは、閉鎖後の自
動的な開放を不可能とするものに形成されている。
【0004】 この解決策の欠点はハウジングの内部に位置させた感熱形状記憶性の合金要素
を、弁の所望の閉鎖を達成するため高温にさらさなければならない点にある。こ
のことは熱伝導による感熱部材の応動を達成するため、弁の全体が加熱されなけ
ればならないことを意味する。したがって必要な場合にはガス導管を遮断すべき
領域内の温度を感知するため、温度上昇によって危険にされされるガス装置の至
近位置に弁を配置する必要がある。
【0005】 EP343615A1には、閉鎖要素として円錐状部材を備えた弁が開示され
ている。本解決策では弁のカバーを貫通させた案内杆を圧縮バネにより該カバー
向きに付勢されている、熔融性物体を備えた上記円錐状部材と結合している。熔
融性物体が軟化すると直ちにカバーから案内杆が突出し、圧縮バネの作用で円錐
状部材が迅速に閉鎖位置へと動くことができる。
【0006】 この解決策も感温要素がハウジングの内部に設けられていて弁全体を加温しな
ければならないという欠点、及び温度上昇によって危険にされされるガス装置の
至近位置に弁を配置しなければならないという欠点を、有する。
【0007】 ドイツ実用新案DE9420607からも、熱応動安全弁が公知である。この
熱応動安全弁は基本的に上記解決策と同様の構造を有し、本例では円錐状弁に形
成されている閉鎖要素を開放位置に保持するための熔融性ろう材をハウジング内
に設けている。さらに内部の熔融性ろう材が存在する領域で弁ハウジング上に、
電気的に加熱できるのが好ましい加熱ジャケットを設けて、安全弁が熔融性ろう
材が高温に直接さらされた場合に自動的に開放されるだけではなく遠隔開放も可
能とされている。
【0008】 この解決策は複雑な構造が必要であるのに加えて追加のエネルギー源、配管及
びそれぞれの作動要素を設けねばならないといった欠点を有する。
【0009】 EP637457A1には、遮断装置の自動的な閉鎖を得るための機構が開示
されている。閉鎖力を阻止する要素は、少なくとも1つの定格破壊機構を備えた
少なくとも1つの圧力で作動される容積可変の中空体を有し、定格破壊機構は、
限定された限界値温度に融点を調整された物質から形成されている。限界値温度
に達するか同温度を越えると、定格破壊機構を形成する物質が熔融し圧力が放出
されることによって閉鎖過程が始まる。中空体の圧力による力が減少され、閉鎖
力が活性となる。定格破壊機構は、安全装置から任意の距離に設置できる反応導
管に形成されている。したがって安全装置から距離をおいた点で反応導管中に生
じる火災によって、安全装置の閉鎖を行わせ得る。
【0010】 この解決策は、保護すべき設備の全範囲をカバーするように反応導管を設けね
ばならず、これにより大きな設備の場合には特に、不釣り合いに高いコストを結
果する欠点を有する。
【0011】 DE29612921U1から、閉鎖力を阻止する少なくとも1個の要素によ
って開放位置に保持される閉鎖要素を備えた、ガス導管用の閉鎖装置が公知であ
る。閉鎖力を阻止する上記要素は少なくとも1つの圧力で作動される容積可変の
中空体を有し、この中空体は限定された限界値温度に融点を調整された物質から
成る、いわゆる機能導管に対し接続されている。機能導管が熔融すると中空体内
の圧力降下が生じて閉鎖力により閉鎖要素が作動され、このため閉鎖装置が閉鎖
しガス導管を通しての流れが中断される。ガス導管の出口には逆止弁が配置され
、圧力降下時に下流側のガス導管からのガス逆流が阻止されることとしてある。
【0012】 この閉鎖装置では閉鎖要素を開放位置に保持するための圧力が、中空体内及び
機能導管内に存在する。しかしこの圧力は、ガス導管内の圧力とは無関係である
【0013】 またガス導管を自動的に遮断するため、いわゆるガス流制御弁を用いることが
公知である。このようなガス流制御弁は、ガス消費量が限定された値を越えて増
加するとガス供給を遮断するために用いられる。
【0014】 このガス流制御弁はしかし次のような欠点、すなわち例えば火災によるガス導
管の損傷時であってガス装置が閉鎖されているときに漏れによって流れるガス量
が、そうでない場合にガス流制御弁が閉鎖される以前、ガス装置の作動に必要と
されるガス量よりも多いといった欠点、を有する。
【0015】発明の説明 この発明は前述した種類のガス導管遮断用の安全装置を、安全装置に後続する
ガス導管の領域での温度上昇によってガス流動を遮断する、特に接続されたガス
装置が閉鎖位置にある状態で遮断するように、改良することを課題とする。また
下流側のガス導管内での過剰圧力を避けることが、できるべきである。さらに製
作コストと装置寸法は、極力小さくすべきである。この発明に従ってこの課題は
安全装置に、安全装置下流側のガス導管からの逆流を阻止する逆止弁を設けると
共に、安全装置下流側のガス導管内の圧力によって作動される感圧要素を設ける
ことによって、解決される。上記感圧要素は遮断弁に対し、下流側ガス導管内で
圧力が上昇したとき遮断弁が該下流側ガス導管中へのガス流れを阻止するように
結び付ける。
【0016】 したがって技術の現状の項で述べた欠点、すなわちハウジングの内部に設けた
感温部材を、所望の弁閉鎖を達成するため高温によって作動させなければならな
いといった欠点が、解消された。またそのような弁を、高温によって危険にさら
されるガス装置の至近位置に配置してその領域の温度を感知し必要であればガス
導管を遮断することも、もはや必要でなくなった。さらに本解決策の上述した特
徴は特に、単純であると共に装置寸法を小さくする。
【0017】 この発明の他の有利な構成は、請求項2以下に記載されている。例えば温度上
昇時に下流側のガス導管中に生じる圧力上昇が過大になることを避けるため、前
記遮断弁が下流側ガス導管中へのガス流れを遮断した後で前記逆止弁又は該逆止
弁を迂回するバイパスを通して、下流側ガス導管からの逆流を放出可能とし、か
つ前記遮断弁を、下流側ガス導管からの逆流を放出可能とする。
【0018】 組立てを極く簡単にするためには前記逆止弁の可動の閉鎖要素を、バネ及び/
又は自重によってガス流動方向反対向きに負荷されたピストン又はディスク状ダ
イヤフラムに形成できる。該ピストン又はディスク状ダイヤフラムは同時に、前
記感圧要素に形成できる。
【0019】 製作上及びコスト上で特に有利な実施態様では前記ピストンを、下流側ガス導
管内の圧力上昇によって穴内に移動可能とし、該穴内でピストンに対し係合する
ラッチ手段によって該ピストンの戻り移動を阻止する。また可撓性シールを備え
た該ピストンによって上記穴が密封されることとする。
【0020】 ピストンの移動ストロークを該ピストンと弁座間の小さな摩擦によって既に低
圧力で達成し、同時に圧力上昇時に気密性を確保するためには、前記穴を前記ピ
ストンの移動方向に沿い円錐状に縮小することが好ましい。
【0021】 前記ピストンが前記ラッチ手段に対し係合する前記穴の領域は、拡大部を有す
るのが望ましい。この拡大部の直径を前記可撓性シールを備えたピストンの直径
よりも大きくすることによってピストンと拡大部間に、下流側のガス導管内の圧
力を放出する隙間が形成される。この圧力放出後にピストンは、バネ及び/又は
その自重並びに前記ラッチ手段の作用下で再び拡大部外に位置し、前記穴は可撓
性シールを備えたピストンによって密封される。
【0022】 製作上で特に単純な構造が前記ラッチ手段を、前記穴の拡大部と前記可撓性シ
ールとからなるものに構成することによって、与えられる。この場合には該拡大
部の直径を可撓性シールを備えた前記ピストンの直径よりも小さくする。また上
記拡大部から前記穴への遷移領域にストッパを設ける。
【0023】 この発明のガス遮断用の安全装置の別の実施態様では前記感圧要素をそれ自体
は公知のガス流制御弁と、下流側ガス導管内の圧力上昇によってガス流制御弁が
閉鎖位置をとるように結び付ける。これは例えば、圧力上昇時に前記感圧要素が
予め緊張された前記バネのロックを解除し、上記ガス流制御弁が該バネの作用下
でガス閉鎖位置へと移行するようにすることで、行える。
【0024】 ガス流制御弁と上記のように結び付けることによって緊急の場合に下流側ガス
導管を、それに接続されたガス装置が作動されていても安全に閉鎖することがで
きる。
【0025】 前記ピストンの軸線方向での両方向への移動をそれぞれ弁座によって制限して
、ピストン上流側の弁座により該ピストンと共に前記逆止弁を形成させ、ピスト
ン下流側の弁座により該ピストンと共に前記ガス流制御弁を形成させるのが、好
ましい。
【0026】 ガス装置がオンされたときに前記ピストンが作動位置から軸線方向で急激に動
き前記ガス流制御弁が速すぎる応答を行うことを避けるため、該ピストンの少な
くとも一面上に延長部を設け、この延長部を、気密に閉鎖された開口中に遊隙を
もってスライド可能にガイドさせるのが、好ましい。これによりピストンの開放
過程が緩衝される。
【0027】 さらに有利な実施態様では安全装置に外部操作可能なマニピュレータを設け、
該マニピュレータによって、前記バネを予め緊張されロックされた位置へともた
らすか或いは閉鎖位置にある安全装置を原位置へと戻すかの、少なくとも何れか
を行い得るようにする。
【0028】 ガス分配器中に複数個の安全装置を配置することも、可能である。
【0029】実施例 以下に詳細に説明する、この発明に従った安全装置が、当業者に公知であり遮
断弁1として用いられているボール弁の形で図1に示されている。安全装置は管
状のハウジング11を備え、このハウジング11の両端には、図例ではネジとし
て図示してある接続部が設けられている。他の形の接続部とすることも勿論、可
能である。ハウジング11内には入口側の接続部に隣接させて逆止弁2を、ハウ
ジング11の中心に位置させて配置してある。通常の状態でガス導管を流れるガ
ス流動方向(以下、単に流動方向という。)は、矢印で示してある。
【0030】 図例では逆止弁2は流動方向で前後して配置されている2個の穿孔板21,2
2を備え、該穿孔板21,22は軸線方向で可動のタペット23用の滑り軸受2
11,221を有し、タペット23には両穿孔板21,22間でピストン24を
固定してある。ガス入口113反対側のピストン24の面には圧縮バネ25を作
用させてあり、該圧縮バネ25の他端は穿孔板22に受けさせてある。閉鎖位置
において逆止弁2の気密性を確保するため、ピストン24の周面の溝241に可
撓性シール242としてのOリングを嵌合してある。ハウジング11の内壁面に
よって形成されている流動方向で円錐状の穴26は、逆止弁2用の弁座を提供し
ている。
【0031】 ハウジング11はまた、弁座16として機能する充填物上に回転可能に支承さ
せてある閉鎖弁体12としてのボールを備えており、このボールないし閉鎖弁体
12にはハウジング11の長さ方向で流路穴121が設けられている。遮断弁1
のハウジング11と一体の管状部112には放射方向外向きに沿わせた軸14を
、回転可能に且つ0リング13により気密に支承させてあり、この軸14は一方
ではボール12に対し一体的に、他方ではマニピュレータ15に対し、それぞれ
結合されていて、マニピュレータ15によってボール弁1を開放位置又は閉鎖位
置へともたらし得るようになっている。ボール弁1の構造と作用は当業者によく
知られており、したがってここでより詳細に説明する必要はない。
【0032】 ボール弁1と逆止弁2間には感圧要素3を配置してある。この感圧要素3は、
一面側でハウジング11の内壁面に気密に固着されていて放射方向でハウジング
11内に突出するポット状の金属製ベローズ31を備えており、このベローズ3
1の底にはタペット32を固着してある。タペット32の他端は、ハウジング1
1の壁に穿った貫通穴111に摺動可能に支承させてある。タペット32上には
スラスト部材33を支持させてあり、このスラスト部材33はハウジング11か
ら外方に突出している。
【0033】 さらに管状部112上にはL字形に屈曲させたレバーを回動可能に支承させて
あり、このレバーの一脚部341は開口342を有し、この開口342内に、ハ
ウジング11外に突出するスラスト部材33の端を突入させてある。レバーの他
の脚部343は、ボール弁1の開放時にマニピュレータ15に隣接している。ま
た管状部112上にはコイルバネ35を配置してあり、このコイルバネ35は一
端ではハウジング11に支持され、他端はレバー脚部343に対し、マニピュレ
ータ15をボール弁1の閉鎖方向へと付勢するように作用させてあって、スラス
ト部材33は上記レバー用のラッチ手段を形成している。
【0034】 この発明の第1の実施例に係る安全装置は、次のように作用する。
【0035】 稼働状態ではボール弁1のボール12が開放している。図示していない下流側
のガス導管端のガス装置が稼働を停止すると、逆止弁2が閉鎖位置をとる。ここ
でガス導管の下流側で例えば火災作用により温度上昇が生じると、加熱によりガ
ス導管中での圧力上昇が起きる。この圧力上昇により金属製ベローズ31のスト
ロークが生ぜしめられ、これによりタペット32を介してスラスト部材33が貫
通穴111外へと取り出されて該スラスト部材33のラッチ機能が無くされる。
レバー脚部341がもはや位置拘束されないことから緊張下にあるコイルバネ3
5の力により他方のレバー脚部343、したがってマニピュレータ15が閉鎖方
向に回動してボール弁1が閉鎖される。よって安全装置は安全位置をとる。
【0036】 下流側のガス導管中での過度の圧力上昇を避けるため、本実施例の安全装置に
はさらにバイパス導管を付設できる。このバイパス導管では当業者に周知である
ので詳細には説明しない圧力制御弁を、安全装置を迂回しつつその上流側と下流
側のガス導管を次のように接続して設ける、すなわちガス流動方向では常に閉鎖
しているが下流側導管から上流側導管中への圧力平衡化は可能であるように接続
して設ける。この圧力制御弁は、遮断弁1の閉鎖後に始めて作動するように調整
すべきである。
【0037】 図2−4にはこの発明に従った安全装置の第2の実施例を模式的に示してあり
、本実施例は特に単純な構造を特徴としている。この発明に従った本安全装置は
ガス入口113とガス出口114を有するハウジング11を備え、本実施例では
該ハウジング11が角部に配置するものに適合されている。ガス入口113とガ
ス出口114にはそれぞれ、ガス導管用の図示されていない接続部が設けられて
いる。
【0038】 ハウジング11内には逆止弁2を設けてあり、この逆止弁2はピストン24と
ハウジング11の穴26によって形成されている弁座とを有する。弁座はガス流
動方向に沿って円錐状に拡大しているのが好ましい。ピストン24は流動方向で
みて穴26の下流側に配置されており、閉鎖位置で逆止弁2の気密性を確保する
ため第1の実施例同様に周面の溝241に嵌合されている可撓性シール242と
してのOリングを有する。このピストン24は自重により、流動方向に逆らって
保持されている。
【0039】 ピストン24はさらに一面側に延長部243を有し、この延長部243はハウ
ジング11内の開口115にガイドされている。開口115内には溝116があ
り、この溝116内に放射方向のバネ負荷要素117、例えばワイヤストラップ
、をその一部で支承させてあり、該要素117の他部は開口断面積内に位置して
いる。
【0040】 延長部243は第1の小径部244を有し、稼働状態でバネ負荷要素117は
該第1の小径部244の領域内に位置している(図2)。ピストン24反対側の
小径部244端には第1のストッパ245を形成してあり、該第1のストッパ2
45はピストン24の開放ストロークを制限する。これに対しピストン24側に
位置する小径部244の端は円錐状の遷移領域246を有していて、バネ負荷要
素117が該遷移領域246に到達すると該要素117が、ピストン24と第1
の小径部244間で延長部243に形成してある第2の小径部247に対面する
までの間、溝116内へと押し広げられることとなっている。第1の小径部24
4側に位置する第2の小径部247の端は第2のストッパ248を形成し、この
第2のストッパ248はピストン24のストロークを、該ピストン24がガス流
動方向で穴26から抜け出さないように制限する。したがって第2の小径部24
7と第2のストッパ248とはラッチ手段27を形成する。
【0041】 延長部243上には、ハウジング11とピストン24間で圧縮バネ25を配置
してある。稼働状態で該圧縮バネ25はその長さ方向で自由に動き得、したがっ
てバネ作用をしない(図2)。
【0042】 この発明の第2の実施例に係る安全装置は、次のように作用する。
【0043】 本実施例ではピストン24が穴26と結び付いて単に逆止弁2の機能を果たす
だけでなく、遮断弁1の機能並びに感圧要素3の機能を果たし、これによって前
述したように単純な構造が与えられる。
【0044】 図示していない下流側のガス導管端のガス装置が稼働を停止すると、逆止弁2
が閉鎖位置をとる(図2)。バネ負荷要素117は第1の小径部244の領域内
にあり、ガス装置がオン位置にある場合には第1のストッパ245が開放ストロ
ークを制限している。ここでガス導管の下流側で例えば火災作用により温度上昇
が生じると、加熱によりガス導管中での圧力上昇が起きる。この圧力上昇により
ガス流動方向に逆らったピストン24のストロークが、ハウジング11とピスト
ン24に当接して今や作用状態をとる圧縮バネ25に抗して生ぜしめられる。同
時に該ストロークにより延長部243がバネ負荷要素117向きに、該バネ負荷
要素117が円錐状遷移領域246をのり越えて第2の小径部247の領域に達
するまで移動する。対応する高い、そして望ましくない圧力上昇が生じたときピ
ストン24のストロークによって、Oリングに形成されている可撓性シール24
2と穴26との間に隙間が生じ、下流側のガス導管からの圧力の解除ないし放出
が結果する(図3)。この圧力の解除ないし放出後にピストン24は圧縮バネ2
5の力により、遮断弁1の弁座として働く穴26内へと戻される。ラッチ手段2
7によって逆止弁2の開放が阻止される(図4)。安全装置は安全位置をとる。
【0045】 図5,6にはこの発明に従った安全装置の第3の実施例を模式的に示してあり
、本実施例では圧力の解除ないし放出が起きない。
【0046】 この発明に従った本安全装置もガス入口113とガス出口114を有するハウ
ジング11を備え、本実施例では該ハウジング11が角部に配置するものに適合
されている。ガス入口113とガス出口114にはそれぞれ、ガス導管用の図示
されていない接続部が設けられている。
【0047】 本実施例でもハウジング11内に逆止弁2を設けてあり、この逆止弁2はピス
トン24とハウジング11の穴26によって形成されている弁座とを有する。弁
座はガス流動方向に沿って円錐状に拡大しているのが好ましい。ピストン24は
流動方向でみて穴26の下流側に配置されており、閉鎖位置で逆止弁2の気密性
を確保するため第1及び第2の施例同様に周面の溝241に嵌合されている可撓
性シール242としてのOリングを有する。このピストン24は自重により、流
動方向に逆らって保持されている。穴26の上流側には拡大部262が設けられ
、該拡大部262の直径は可撓性シール242を有するピストン24の直径より
も小さくされている。また拡大部262から穴26への遷移領域にはストッパ2
48を設けてあって、可撓性シール242と拡大部262が小さなライン圧に適
合したラッチ手段27を形成している。より高いライン圧のためにはラッチ手段
27を、ピストン24がその一面側に延長部243を備えピストン24が拡大部
262外にある限り該延長部343が開口115のガイド領域18内でガイドさ
れるように、実施できる。
【0048】 この発明の第3の実施例に係る安全装置は、前述した通り簡単のために圧力の
解除ないし放出が何ら起きないのであるが、次のように作用する。
【0049】 図示していない下流側のガス導管端のガス装置が稼働を停止すると、逆止弁2
が閉鎖位置をとる(図5)。延長部243はガイド領域内にある。ここでガス導
管の下流側で例えば火災作用により温度上昇が生じると、加熱によりガス導管中
での圧力上昇が起きる。この圧力上昇がガス流動方向に逆らったピストン24の
ストロークを生じさせ、ピストン24は拡大部262内に到達する。ラッチ手段
27によって逆止弁2の開放が阻止される。安全装置は安全位置をとる。
【0050】 より高いライン圧に適合させたものではピストン24のストロークによって開
口115内で延長部243が、ガイド領域18を抜け出すまで動かされ、結果す
る延長部243の傾き(図6)によって安全位置へと達する。
【0051】 図7−12は、この発明に係る安全装置の修正された実施例を模式的に示して
いる。本実施例では安全装置を、ガス流制御弁4と結び付けてある。
【0052】 この発明に従った本安全装置はガス入口113とガス出口114を有するハウ
ジング11を備え、本実施例では該ハウジング11が角部に配置するものに適合
されている。ガス入口113とガス出口114にはそれぞれ、ガス導管用の図示
されていない接続部が設けられている。
【0053】 ハウジング11内に逆止弁2を設けてあり、この逆止弁2はピストン24とハ
ウジング11の穴26によって形成されている弁座とを有する。弁座はガス流動
方向に沿って円錐状に拡大しているのが好ましい。ピストン24は流動方向でみ
て穴26の下流側に配置されており、閉鎖位置で逆止弁2の気密性を確保するた
め第1の施例同様に周面の溝241に嵌合されている可撓性シール242として
のOリングを有する。このピストン24は自重により、流動方向に逆らって保持
されている。
【0054】 ガス流動方向でみてピストン24の下流側でハウジング11は、公知のガス流
制御弁4の弁座41に形成されている小径部を有し、その閉鎖弁体は本実施例で
はピストン24によって形成されている。ピストン24には長さ方向に可動のタ
ペット23を一体的に結合してあり、該タペット23は、一方ではガス流動方向
でみて弁座41の下流側でハウジング11内に配置してある穿孔板22の滑り軸
受221にガイドされ、他方では開口115内でガイドされている。タペット2
3は、開口115に緩く嵌合されている案内カラー231を有するのが好ましい
。開口115に引き続いて外部に通じる穴118が設けられ、この穴118は栓
体17によって気密に閉鎖されている。穴118は開口115に対し次のように
片寄せて配置してある、すなわち穴118内に位置し長さ方向に可動であるスラ
スト部材33のための少なくとも片面側のラッチ縁119が形成されるように片
寄せて配置してあり、上記スラスト部材33は、栓体17に受けさせてある圧縮
バネ25によってタペット23方向に付勢されている。タペット23側のスラス
ト部材33の面は、タペット23を受け入れるための漏斗状の受容溝331を有
する。
【0055】 この第4の実施例に係る、ガス流制御弁4を備えた本発明の安全装置は次のよ
うに作用する。
【0056】 本実施例でもピストン24が穴26によって形成された弁座と結び付いて単に
逆止弁2の機能を果たすだけではなく、遮断弁1の機能並びに感圧要素3の機能
を果たし、それによって前述したのと同様に単純な構造が与えられることとなる
。同時にピストン24は、ハウジング11と弁座41を一体化してあるガス流制
御弁4の閉鎖弁体としても用いられる。
【0057】 図示していない下流側のガス導管端のガス装置が稼働を停止すると、逆止弁2
が閉鎖位置をとる(図7)。すなわちピストン24は穴26の領域内にある。ガ
ス装置をオンした場合に急激な開放ストロークによりピストン24が弁座41に
向けて移動することを避けるため、タペット23に前述の案内カラー231を設
けてあり、該カラー231は開口115との間に存在する遊隙と結び付いて減衰
器として働く。
【0058】 ここでガス導管の下流側で例えば火災作用により温度上昇が生じると、加熱に
よりガス導管中での圧力上昇が起きる。この圧力上昇がガス流動方向に逆らった
ピストン24のストロークを生じさせる。それにより先ずタペット23が漏斗状
受容溝331内へと移動し、次にスラスト部材33が、該スラスト部材33と栓
体17とに支持されている圧縮バネ25の力に抗しラッチ縁119から外れて拘
束を解除される。
【0059】 対応する高い、そして望ましくない圧力上昇が生じたときピストン24のスト
ロークによって、Oリングに形成されている可撓性シール242と穴26との間
に隙間が生じ、下流側のガス導管からの圧力解除が結果する(図8)。この圧力
解除後にピストン24は圧縮バネ25の力により、遮断弁1の弁座16として働
く弁座41に向けて移動する(図9)。安全装置は安全位置をとる。
【0060】 栓体17を一旦取り去って、スラスト部材33を原位置に戻すと共に圧縮バネ
25を再び緊張させることができる。
【0061】 図示していない下流側のガス導管端のガス装置が作動されると、逆止弁2が開
放位置をとる。これが作動位置である(図10)。ピストン24は穴26と弁座
41間の領域内にある。ここで下流側のガス導管内のガス流量が増すと、ピスト
ン24が弁座41向きに移動する、すなわちガス流制御弁4が閉鎖され、安全装
置は安全位置をとる(図11)。
【0062】 図12は図7−11に示しこれまで説明してきた本発明安全装置に、図示され
ていないハウジング11の管状部に気密に支持されている外部操作可能なマニピ
ュレータ15を付加した実施例を、示している。このマニピュレータ15によっ
てピストン24を弁座41から引き離すことができる。したがってガス装置が閉
鎖されているガスライン中で閉鎖位置にある安全装置を原位置へと戻すことがで
きる。
【0063】 この発明の安全装置は勿論、図示の実施例に限定されるものではない。この発
明の範囲を外れることなく数多くの変形及び修正が可能である。例えば前記接続
部を変更できる。また前述の組合わされたサブアセンブリは個別の構成要素とし
てもよく、前述の各部は均等物に置換えることもできる。さらに前述実施例の組
合わせ、例えば図2−6の実施例の組合わせも可能である。またこの発明の安全
装置は第4の実施例に組合わされた、図12に模式的に示した外部操作可能なマ
ニピュレータ15を有していてもよい。さらにガス分配器中に、この発明に係る
安全装置の複数個を配置することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ボール弁を備えた本発明の安全装置を示す縦断面図である。
【図2】 本発明の第2の実施例に係る安全装置を、稼働位置で示す縦断面図である。
【図3】 本発明の第2の実施例に係る安全装置を、圧力平衡化位置で示す縦断面図であ
る。
【図4】 本発明の第2の実施例に係る安全装置を、安全位置で示す縦断面図である。
【図5】 本発明の第3の実施例に係る安全装置を、稼働位置で示す縦断面図である。
【図6】 本発明の第3の実施例に係る安全装置を、安全位置で示す縦断面図である。
【図7】 ガス流制御弁を備えた本発明の第4の実施例に係る安全装置を、稼働位置で示
す縦断面図である。
【図8】 ガス流制御弁を備えた本発明の第4の実施例に係る安全装置を、圧力平衡化位
置で示す縦断面図である。
【図9】 ガス流制御弁を備えた本発明の第4の実施例に係る安全装置を、安全位置で示
す縦断面図である。
【図10】 ガス流制御弁を備えた本発明の第4の実施例に係る安全装置を、作動位置で示
す縦断面図である。
【図11】 ガス流制御弁を備えた本発明の第4の実施例に係る安全装置を、ガス流制御弁
が閉鎖した状態で示す縦断面図である。
【図12】 本発明の第4の実施例に係る安全装置に、マニピュレータを設けたものを示す
縦断面図である。
【符号の説明】
1 遮断弁 11 ハウジング 111 貫通穴 112 管状部 113 ガス入口 114 ガス出口 115 開口 116 溝 117 バネ負荷要素 118 穴 119 ラッチ縁 12 閉鎖弁体 121 流路穴 13 Oリング 14 軸 15 マニピュレータ 16 弁座 17 栓体 18 ガイド領域 2 逆止弁 21 穿孔板 211 滑り軸受 22 穿孔板 221 滑り軸受 23 タペット 231 案内カラー 24 ピストン 241 溝 242 可撓性シール 243 延長部 244 第1の小径部 245 第1のストッパ 246 遷移領域 247 第2の小径部 248 第2のストッパ 25 圧縮バネ 26 穴 261 拡大部 262 拡大部 27 ラッチ手段 3 感圧要素 31 金属製ベローズ 32 タペット 33 スラスト部材 331 受容溝 341 脚部 342 開口 343 脚部 35 コイルバネ 4 ガス流制御弁 41 弁座

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 過度の温度上昇が生じたときにガス導管を遮断するための安
    全装置であって、安全装置下流側のガス導管からの逆流を阻止する逆止弁(2)
    を備えており、また安全装置下流側のガス導管内の圧力によって作動される感圧
    要素(3)を備えていて、該感圧要素を遮断弁(1)に対し、下流側ガス導管内
    で圧力が上昇したとき遮断弁(1)が該下流側ガス導管中へのガス流れを阻止す
    るように結び付けてあることを特徴とする安全装置。
  2. 【請求項2】 下流側ガス導管内の過度の圧力を阻止するため前記遮断弁(
    1)が下流側ガス導管中へのガス流れを遮断した後で前記逆止弁(2)又は該逆
    止弁(2)を迂回するバイパスを通して、下流側ガス導管からの逆流を放出可能
    であり、かつ前記遮断弁(1)が下流側ガス導管からの逆流を放出可能であるこ
    とを、特徴とする請求項1のガス導管遮断用の安全装置。
  3. 【請求項3】 前記逆止弁(2)の可動の閉鎖要素が、バネ(25)及び/
    又は自重によってガス流動方向反対向きに負荷されたピストン(24)又はディ
    スク状ダイヤフラムであり、該ピストン(24)又はディスク状ダイヤフラムが
    同時に前記感圧要素(3)を形成していることを、特徴とする請求項1又は2の
    ガス導管遮断用の安全装置。
  4. 【請求項4】 前記ピストン(24)が下流側ガス導管内の圧力上昇によっ
    て穴(26)内に移動可能で、該穴内でピストン(24)に対し係合するラッチ
    手段(27)によって該ピストンの戻り移動が阻止されることとなっており、ま
    た可撓性シール(242)を備えたピストン(24)によって該穴(26)が密
    封されることを、特徴とする請求項3のガス導管遮断用の安全装置。
  5. 【請求項5】 前記穴(26)を前記ピストン(24)の移動方向に沿い円
    錐状に縮小したことを、特徴とする請求項4のガス導管遮断用の安全装置。
  6. 【請求項6】 前記ピストン(24)が前記ラッチ手段(27)に対し係合
    する前記穴(26)領域が、前記可撓性シール(242)を備えたピストン(2
    4)の直径よりも直径が大きい拡大部(261)を備えており、またバネ(25
    )及び/又はピストン(24)の自重並びに前記ラッチ手段(27)の作用下で
    生じる隙間を介しての下流側ガス導管からの圧力放出の後で前記穴(26)が可
    撓性シール(242)を備えた前記ピストン(24)によって密封されることを
    、特徴とする請求項4又は5のガス導管遮断用の安全装置。
  7. 【請求項7】 前記ラッチ手段(27)が前記穴(26)の拡大部(262
    )と前記可撓性シール(242)とからなっていて、該拡大部(262)の直径
    が可撓性シール(242)を備えた前記ピストン(24)の直径よりも小さくさ
    れており、上記拡大部(262)から前記穴(26)への遷移領域がストッパ(
    248)を有することを、特徴とする請求項4又は5のガス導管遮断用の安全装
    置。
  8. 【請求項8】 前記感圧要素(3)をそれ自体は公知のガス流制御弁(4)
    と、下流側ガス導管内の圧力上昇によってガス流制御弁(4)が閉鎖位置をとる
    ように結び付けたことを、特徴とする請求項1のガス導管遮断用の安全装置。
  9. 【請求項9】 圧力上昇時に前記感圧要素(3)が予め緊張された前記バネ
    (25)のロックを解除し、前記ガス流制御弁(4)が該バネ(25)の作用下
    でガス閉鎖位置へと移行することを、特徴とする請求項8のガス導管遮断用の安
    全装置。
  10. 【請求項10】 前記ピストン(24)の軸線方向での両方向への移動が弁
    座(26;41)によって制限されており、ピストン(24)上流側の弁座(2
    6)が該ピストン(24)と共に前記逆止弁(2)を形成し、ピストン(24)
    下流側の弁座(41)が該ピストン(24)と共に前記ガス流制御弁(4)を形
    成していることを、特徴とする請求項8のガス導管遮断用の安全装置。
  11. 【請求項11】 前記ピストン(24)がその少なくとも一面上に延長部(
    243)を備えており、該延長部を、気密に閉鎖された開口(115)中に遊隙
    をもってスライド可能にガイドさせたことを、特徴とする請求項10のガス導管
    遮断用の安全装置。
  12. 【請求項12】 外部操作可能なマニピュレータを備えており、該マニピュ
    レータによって前記バネ(25)を、予め緊張されロックされた位置へともたら
    し得ることを、特徴とする請求項9のガス導管遮断用の安全装置。
  13. 【請求項13】 外部操作可能なマニピュレータを備えており、該マニピュ
    レータによって閉鎖位置にある安全装置を原位置へと戻し得ることを、特徴とす
    る請求項1から12までの何れか一項のガス導管遮断用の安全装置。
  14. 【請求項14】 ガス分配器中に複数個の安全装置を配置したことを、特徴
    とする請求項1から11までの何れか一項のガス導管遮断用の安全装置。
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