JP2002519927A - 信号中のビットを符号化する方法 - Google Patents

信号中のビットを符号化する方法

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JP2002519927A JP2000557554A JP2000557554A JP2002519927A JP 2002519927 A JP2002519927 A JP 2002519927A JP 2000557554 A JP2000557554 A JP 2000557554A JP 2000557554 A JP2000557554 A JP 2000557554A JP 2002519927 A JP2002519927 A JP 2002519927A
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Abstract

(57)【要約】 ビット列の形態を有するメッセージが、比較的短い非バイナリ信号に符号化される。そのメッセージ(またはベクトル)は2つの半分長のものに分割される。エンコーダは、まず、メッセージを、最終的に得られる符号化ベクトルの半分の長さのベクトルへのメッセージの符号化を決定する。その半分の長さのベクトルは、符号化ベクトルの第1の半分を構成し、符号化ベクトルの第2の半分を構成するために論理反転される。同一の同期信号が符号化ベクトルに両方の半分に加えられる。その同期信号は、受信ベクトル(またはメッセージ)が元のベクトルから巡回的に回転されている可能性を補償するために用いられる。復号において、デコーダは、まず、ベクトルの2つの半分を加算し符号化メッセージをキャンセルすることで、同期信号を得る。その同期信号はベクトルの元の巡回的シフトを見つけるために用いられる。デコーダは、整列した完全な長さの符号化ベクトルの2つの半分の間の差分をとることによって、半分長の符号化メッセージベクトルを得る。元のベクトルが本当にメッセージを符号化したものかあるいは単なるノイズ信号であったかを判断するために、ベクトルをビット列に復号した後に、エンコーダがそのビット列を再符号化し、その結果のベクトルを元のベクトルと比較する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、イメージ、ビデオ及びマルチメディアデータを含むデータのデジタ
ル電子透かし入れに関する。特に本発明は、比較的短い非バイナリ(非2進)信
号にメッセージを符号化するための方法に関する。さらに本発明は、符号化され
たメッセージを含む信号と単なるノイズを区別すると同時に、信号からメッセー
ジを復号する方法に関する。本発明は、メディアの電子透かしに情報を格納する
ような応用が想定されるだけでなく、他の分野での応用もある。
【0002】 イメージや音声シーケンス、ビデオクリップのようないろいろな種類のメディ
ア中に、比較的短くおそらく非バイナリのベクトル、すなわち電子透かしを隠蔽
し復号する方法が、従来技術に記載されている。例えば、その方法は、"Secure
Spread Spectrum Watermarking for Images, Audio and Video", IEEE Int. Con
f. On Image Proc., ICIP '96, Lausanne, 1996, vol. III, pp. 243-246という
Coxらの論文に記載されている。従来技術及びCoxらの論文に記載された検
出方法は、一度には1つだけのそのような隠されたベクトルすなわち電子透かし
が存在するか否かを検査できるだけである。メディアの与えられた部分がそれぞ
れが異なるメッセージを符号化している少なくとも2つの隠されたベクトルを含
んでいる応用では、検出器は、可能性のある各ベクトルを逐次的に検査し、もっ
とも確からしい1つのベクトルを識別しなければならない。これは、可能性のあ
るメッセージの数が少ない場合には実行可能であるが、メッセージの数が増加し
てくるとコストが高くなりすぎてしまう。
【0003】 上述したデータ隠蔽方法が、4ビットのような少ない数のビットを越えるメッ
セージに用いられるべきであるとするときは、その方法は、a)複数のビット列を
データ隠蔽に適した複数ベクトルに符号化し、b)メディアの複数部分から抽出さ
れた複数のベクトルを復号し、c)抽出された複数のベクトルが本当に隠蔽された
データなのか単なるノイズ信号なのかを判断するように、考案されていなければ
ならない。これらの課題は、ノイズのあるチャネルを介してデータを伝送する場
合に起こるものと類似しており、イメージに隠蔽されたベクトルは、チャネル上
を介して送られる変調信号に類似している。この類似性ゆえに、用語「ベクトル
」と「信号」とは相互に交換して使えるであろう。
【0004】 おそらくノイズがあるであろうチャネルを介して2進メッセージを伝送する標
準的な方法は、送信機での2つの基本的なステップを有する。最初に、メッセー
ジは、誤り訂正符号とともに符号化される。これは、メッセージのビット数を増
大させ、チャネル上のノイズに起因するエラーを受信機において訂正するのに利
用できるある冗長パターンを導入する。2番目に、その拡張されたメッセージは
、例えば、搬送信号の振幅を変調すること(AM)、搬送信号の周波数を変調し
すること(FM)、あるいはスペクトラム拡散符号化により、チャネル上の伝送
に適した物理的特性を有する信号に変調される。ただし、標準的な誤り訂正符号
は、上述した電子透かし入れ方法のためのメッセージ符号化に直接的に適するが
、標準的な変調方法は、それほどは適さない。これらの方法ではビットをシーケ
ンシャルに符号化するので、電子透かしに用いられる比較的短いベクトルに、少
ない数のビットを越えるビットを符号化することに困難を伴う。例えば、32ビ
ットを64ビット長の電子透かしベクトルに符号化することを考えてみよ。各ビ
ットは、AM、FM、またはスペクトラム拡散技術を用いて情報を確実に転送す
るには不十分な、たった2つのサンプルに符号化されることになる。
【0005】 誤り訂正符号化されたビットを電子透かしに適したベクトルに変換する代替的
な方法は、各ビットをマルチチャネル通信システムにおける個別のチャネルとし
て扱うものである。そのようなシステムでは、各チャネルは、別々の搬送波また
はスペクトラム拡散信号に割り当てられ、全てのチャネルに対応した変調された
メッセージが1つの信号となるように加算される。受信機では、並列に送信され
たそれぞれのメッセージを取り出すために、各チャネルに対して、それぞれ異な
る相関演算が行われ、相関値がしきい値と比較される。
【0006】 マルチチャネルの手法は、各ビットにそれぞれ異なる「基準信号」を割り当て
ることによって、電子透かしに適用できる。これらの基準信号は、互いに他の基
準信号とは低い相関値となるようにされている。対応するビットが1か0かにし
たがって各基準信号をそれぞれ加算または減算することで、電子透かしが構成さ
れる。別法では、対応するビットが1か0かにしたがって各基準信号をそれぞれ
加算するか加算しないかとすることにより、電子透かしが構成される。基準信号
との相関値を計算し、そして、対応するビットが1か0かを判定するための一対
のしきい値とそれら相関値とを比較することで、電子透かしは復号される。この
種の手法は、例えば下記の刊行物に記載の電子透かし入れに適用されている。 S
wansonら, "Robust Data Hiding for Images," IEEE Digital Signal Processin
g Workshop, Loen, Norway, Sept., 1996;Hartungら, "Digital Watermarking
of Raw and Compressed Video," Digital Compression Technologies and Syste
ms for Video Communications, Oct. 1996;Smithら, "Modulation and Informa
tion Hiding in Images," Proc. Int. Workshop and Information Hiding, May
1996。
【0007】 これらの手法の有する最も大きな問題点は、可能な電子透かしに対する検出領
域(detection region)がただ1種類に限定される点である。これら従来技術では
、所定のビット列に復号される電子透かし空間の領域は、相互に直交する全て平
面である検出領域になる。そのような直交した検出領域は、多くのデータ転送シ
ステムには適するが、システムによっては他の形態の検出領域が望ましい場合が
ある。電子透かし入れにおいては特にそうである。
【0008】 本発明は、メディアに8ビット以上のメッセージを隠し入れるときの問題を解
決する。本発明は、所定の数Bビットのビット列で表されたメッセージを、上述
したデータ隠蔽方法にしたがって、メディアへの隠蔽に適したベクトルに符号化
する方法を提供する。この符号化方法は、取り得る2B個のベクトルの中の1つ
が生成される手順である。本発明はさらに、おそらく歪んでいるであろう与えら
れたベクトルを、そのビット列によって符号化されたとして最もそれらしいBビ
ットのビット列に復号する方法を提供する。最後に、本発明は、与えられたベク
トルが、符号化処理で生成され得る2B個のベクトルの中の1つであるか、ある
いは単なるノイズ信号であるか、を素早く判断する方法を提供する。本発明の最
後の特徴は、メディアのある部分が隠蔽された情報を結局含んでいるか否かの判
断で重要である。
【0009】 本発明を実行する場合に、隠蔽されたデータの検出に使用される(後述の)検
出領域は、十分に任意に定められるものである。
【0010】 本発明は、メディア内にメッセージを隠蔽するときの問題を解決するだけでな
く、同様に他の分野における応用も有する。特に、本発明は、直交線形な検出領
域が最適以下であるあらゆる応用での使用に適している。
【0011】 したがって、本発明は、元のベクトルが本当にメッセージを符号化したものか
単なるノイズ信号かを判定するために、ベクトルをビット列に復号した後に、そ
のビット列を再び符号化し、その結果であるベクトルと元のベクトルとを比較す
るようなデコーダ(復号器)を目指している。本手法の主な利点は、いかなる種
類の比較検査も実行可能ということであり、その結果として、いかなる形態の検
出領域も許容されるということである。適切な比較検査の設計によって、最適な
検出領域を生成することができる。
【0012】 さらに本発明は、符号化されたメッセージの検出可能性を阻害することなく、
符号化されたベクトルに同期信号を付加して使用する方法も提示している。同期
信号は、受信したベクトルが元のベクトルから巡回的に回転している可能性を補
償するために用いられる。この方法ではベクトルは2分割される。符号化では、
エンコーダ(符号化器)はまず、最終的に得られる符号化ベクトルの半分の長さ
のベクトルへの、メッセージを符号化を決定する。この半分長ベクトルは、符号
化ベクトルの前半を構成し、また符号化ベクトルの後半を構成するために論理反
転(論理否定)される。そののちエンコーダは、同一の同期信号を符号化ベクト
ルの両方の半分に加算する。復号では、まずデコーダは、ベクトルの両方の半分
を足し合わせて符号化メッセージを相殺し、同期信号を得る。その同期信号は、
ベクトルの元の巡回シフト状態を検出するために用いられる。そのあとでエンコ
ーダは、整列した本来の長さの符号化ベクトルの2つの半分の差分を取って、半
分長符号化メッセージベクトルを得る。
【0013】 本発明のさらなる様相は、添付図面と関連させて以下の記載を読むことで、よ
り明確になるであろう。
【0014】 ここで各図、特に図1を参照すると、図1では、多くの従来システムの場合の
ような、分離し相互に直交した基準信号と受信信号との間の相関値ごとの個別の
しきい値を設けることによって作成された検出領域が示されている。この図は、
全てのベクトルがそれぞれ有り得る受信信号に対応している高次元の空間の1断
面(スライス)を示している。X軸(101)、Y軸(102)は、2ビットを
符号化するために用いられる直交する2つの基準信号を表している。送信機が基
準信号に所定の振幅を用いてそれぞれのビットを送信するとすると、送信された
であろう4つの可能な組み合わせ信号が、そのメッセージが00か01か10か
11のいずれかであるかによって、識別可能である。これら4つのベクトルは、
図中の4つ点(103、104、105、106)でそれぞれ表されている。受
信ベクトルは、2つの基準信号のそれぞれとの相関を計算することにより、復号
される。下位ビット基準信号すなわちX軸101との相関がしきい値107を上
回る場合は、下位ビットは1である。しきい値108を下回る場合は、下位ビッ
トは0である。しきい値107としきい値108の間である場合には、下位ビッ
トを決定することができず、受信信号はノイズとみなされる。同様に、上位ビッ
ト基準信号すなわちY軸(102)との相関値は2つのしきい値109、110
と比較され、上位ビットが1か0か決定不可能かが決定される。その結果として
の4つの検出領域が、灰色(111、112、113、114)で示されている
【0015】 図1の検出領域は、a)空間の次元数がメッセージのビット数よりも十分に大
きい、b)電子透かしベクトルに加わり得るノイズベクトルの分布が、そのベク
トルの周囲で回転対称である、という2つの判断基準を満たす系に適している。
そのような系では、ノイズベクトルは全ての基準信号に対し直交していることが
期待でき、したがってノイズベクトルは、結果として得られる受信信号と基準信
号との間の相関値を変化させない。しかしながら、比較的短いベクトルを用いる
電子透かし入れでは、これらのいずれの判断基準も適用されない。その結果、異
なる形の検出領域がより適切である。
【0016】 まず、ビット数が空間の次元数(すなわち、電子透かしベクトルの要素数)に
近いかまたは等しい系について考えてみる。その場合には、ノイズベクトルと全
ての基準信号との相関値が小さいことは、期待できない。これは、与えられたノ
イズベクトルが受信ベクトルと少なくとも1つの基準信号との相関値を変化させ
るであろうこと、そして、その相関値の変化は、しばしば、対応するビットに対
するしきい値をまたぐのに十分なものであることを意味する。そのような系によ
り適した検出領域の組を図2に示す。この場合には、4つの取り得るメッセージ
にそれぞれ対して、独立した検出しきい値(201、202、203、204)
がある。与えられた組み合わせ信号に加えられたノイズベクトルは、その1つの
組み合わせ信号と直交するであろうし、よって、受信信号と組み合わされた信号
との相関値を変化させないであろう。したがって、その変化は、そのメッセージ
に対するしきい値をまたがないであろう。
【0017】 次に、ノイズベクトルの分布が回転対称でない系について考えてみる。イメー
ジやその他のメディア内の電子透かしに加わるノイズベクトルの分布は極端に非
対称となることがあり、単一の電子透かしに対して用いられる最適な検出領域は
、双曲面である。このことは、異なる可能な電子透かしの組に対して用いられる
最適な検出領域の組は、異なる双曲面の組であることをもたらす。そのような検
出領域を図3に示す。
【0018】 本発明を用いると、図2、図3に示した検出領域と同じように、ここでは特に
示していない他の検出領域も得ることも可能である。
【0019】 図4は、本発明にしたがってメッセージを信号に符号化する好ましい方法のデ
ータフロー図である。所与のビット数Bからなるメッセージが、エンコーダ40
1に与えられる。第1のステップは、メッセージに定数ビットを付加するもので
ある(402)。このビットは、常に、例えば1のような、定数値を有しており
、復号時に、全ビットを反転するような誤りの訂正に用いられる。その結果であ
るB+1ビットのメッセージは、ビット数Pの冗長パリティビットを加える誤り
訂正エンコーダ403によって拡張される。好ましい形態ではこの拡張はハミン
グ符号により行われるが、BCH、リード・ソロモン、畳み込み符号などのその
他の符号を用いてもよい。誤り訂正エンコーダの出力であるP+B+1ビットは
、次に、変調器404に入力される。変調器は以下に示す手順によって、長さ2
LのベクトルV’を構成する。
【0020】 1. P+B+1ビットを、対応するビットが1か0かにしたがって各要素が
それぞれ1か−1である、長さP+B+1の列ベクトルDに変換する。
【0021】 2. 長さLの列ベクトルVを得るために、ベクトルDにL行、P+B+1列
の「変調行列」Mを乗じる。行列Mの正確な形は、列間の相関値が小さいことを
除けば、一般的に任意のものである。好ましい実現形では、行列Mの列は他列と
ゼロ相関であるように選択されている。
【0022】 3. ベクトルVの論理反転をベクトルVの後ろに付加することで、長さ2L
の列ベクトルV’を生成する。すなわち、
【0023】
【数1】
【0024】 最後に、最終的な符号化ベクトル407を得るために、同期信号405がベク
トルV’に加算される(406)。同期信号405は、以下の形をした列ベクト
ルS’である。
【0025】
【数2】
【0026】 ここでベクトルSは、良好な自己相関特性を有する長さLの列ベクトルである。
【0027】 別の実現形においては、定数ビットを付加するステップ(402)と誤り訂正
エンコーダ403を用いてメッセージを拡張するステップのいずれか一方または
両方のステップを取り除いてもよい。そのような場合には、列ベクトルDの長さ
と変調行列Mの大きさは、それにしたがって変更されなければならない。
【0028】 図4の符号化処理の出力は、さまざまなデータの隠蔽方法のうちのいずれかを
用いてメディア内に隠すことができる、符号化ベクトルである。隠されたデータ
を検出しなければならない場合には、このデータ隠蔽手法は、まず、メディアか
らベクトルを取り出す手順を適用する。次に、所与の電子透かしの存在を確認す
るためにデータ隠蔽方法の検査を適用することよりも、むしろ取り出されたベク
トルは、以下に述べる本発明のデコーダに渡される。
【0029】 図5は本発明にしたがってベクトルを復号する好ましい方法のデータフロー図
である。ベクトルRはデコーダ501に入力される。このベクトルは、前述した
エンコーダの出力に、データ隠蔽処理及び/または他の劣化により生じるいくば
くかのノイズが加わったものであってもよいし、あるいは、純粋にランダムなベ
クトルであってもよい。デコーダの機能は、ベクトルRに符号化メッセージが含
まれているか否かの判定と、含まれている場合には、そのメッセージをビット列
に復号することである。図において、ステップ503、504、505及び50
6からなる第1のシーケンスは、ベクトルR内に符号化されているかも知れない
可能性がもっとも高いメッセージの識別することに関する。残りのステップ50
7、508は、ベクトルRが実際にその符号化メッセージを含んでいるか否かの
判定に関する。
【0030】 入力ベクトルの復号における第1のステップは、同期信号502にベクトルR
を整列(align)させることである。これは同期器(synchronizer)503により実
行される。用いられるデータ隠蔽処理では、元の埋め込まれた形から巡回的にシ
フトした抽出ベクトルが得られる可能性があるので、このステップが必要である
。同期処理は以下に述べる処理で実行される。
【0031】 1. ベクトルRは符号化メッセージにいくばくかのノイズがたされたもので
あると仮定し、ベクトルRを2つの半分のもの(半分長のベクトル)に分割し、
これらの半分のものの平均を取ることによって、半分長の同期信号Sを得る。こ
のようにして、未知の量だけ巡回的にシフトされたベクトルRを仮定する。
【0032】
【数3】
【0033】 ここで、N=[N0 T,N1 TTはランダムノイズベクトルである。
【0034】 ベクトルS’とベクトルV’は上述したように定義される。ベクトルRを2つ
の半分のものに分割し、その2つの半分のものの平均を取ることで、未知の量だ
け巡回的にシフトされたベクトルSRを得る。
【0035】 SR=(S+V+N0+S−V+N1)/2=(2S+N0+N1)/2≒S 2. ベクトルSと最も高い相関値を持つベクトルSRの巡回的な回転を検出
する。整列したベクトルRAを得るために、ベクトルRを同じ量だけ巡回的に回
転させる。
【0036】 ベクトルRが符号化メッセージにいくばくかのノイズがたされたものであれば
、同期結果であるベクトルRAは、元の符号化メッセージに整列したものか、あ
るいはそれがLだけ巡回的にシフトされたものかのどちらかである。このように
して、
【0037】
【数4】
【0038】 または
【0039】
【数5】
【0040】 を得る。
【0041】 次のステップは、P+B+1ビットを得るために、同期された信号(504)
を復調するものである。復調は以下の手順で行われる。
【0042】 1. ベクトルRAを2つの半分長のものに分割し、前半のものと後半のもの
の論理反転との平均を取ることにより、半分長の変調されたP+B+1ビットの
ベクトルVを得る。これによって、ベクトルRAが符号化メッセージであれば、
ベクトルRAがLだけ巡回的にシフトされているかどうかに依存して、 VR=(S+V+N0−S+V−N1)/2=(2V+N0−N1)/2≒V または、 VR=(S−N0−S+V−N1)/2=(−2V+N0−N1)/2≒−V のいずれかが得られる。
【0043】 2. ベクトルVRに行列Mの逆行列(inverse)を乗じ、0をしきい値としてそ
の結果を判定する。この乗算結果が0よりも大きければ、対応するビットに1を
割り当てる。乗算結果が0よりも小さければ、対応するビットに0を割り当てる
【0044】 ベクトルRAが符号化メッセージにいくばくかのノイズがたされたものであれ
ば、復調の結果は、いくばくかの可能な誤りを含む、元のP+B+1ビットで再
構成したものとなるであろう。ノイズはいくつかのビットを反転しなければなら
ないことの原因となる。Lビットの可能な巡回的なシフトは、全ビットを反転さ
せなければならないことの原因となる。
【0045】 次に、P+B+1ビットの復調されたビットは、誤り訂正デコーダ505に入
力として送られる。デコーダは、復調されたビットをB+1ビットに復号する。
好ましい実施の形態では、ハミングデコーダが用いられているが、BCHデコー
ダ、リード・ソロモン・デコーダ、畳み込みデコーダなどをを用いてもよい。な
お、エンコーダが誤り訂正符号化のステップを実行していなければ、誤り訂正復
号のステップ505は取り除かれる。
【0046】 最後のステップは、ベクトルRに符号化された可能性が最も高いメッセージの
決定であり、ベクトルRAが誤った符号を有することになるようなベクトルRA
Lビットの巡回的なシフトを正す、全ビット反転を行うべきか否かの判定である
。このステップは、エンコーダにより加えられた定数ビットが、正しい定数値と
して復号されたかどうかをチェックする、符号訂正器506により実行される。
例えば、デコーダが定数ビットを常に1に設定しているのに0として復号された
場合には、全てのビットを反転する必要がある。符号訂正器506は、訂正を実
行した後に定数ビットを取り除く。符号訂正器506の出力は、デコーダ510
から出力された、復号メッセージビットである。なお、エンコーダが定数ビット
をメッセージに加えない場合には、符号訂正ステップ506は除去される。
【0047】 ベクトルRが符号化メッセージを含むか否かの判定のために、符号訂正器50
6の出力は再符号化器507に送られる。再符号化器507は図4の符号化処理
を全体として再現する。再符号化器の出力は、ベクトルR内に符号化されていた
可能性が最も高いビットを、符号化する際に用いられたであろうベクトルである
。次に、このベクトルは、所望の形状の検出領域をもたらす検査によりそのベク
トルとベクトルRとを比較する比較器508に送られる。好ましい実施の形態で
は、その検査は図3に示された双曲線テストである。しかし、(図2に示したよ
うな)相関値や正規化された相関値によるしきい値判定、相関係数によるしきい
値判定を含み、またそれらだけに限定されない他のさまざまな検査が可能である
。比較器509の出力は、復号510が真のメッセージであると判断すべきか、
単なるノイズ信号の結果であると判断すべきかどうかを示す1ビットである。
【0048】 メッセージを信号に符号化する好ましい方法と、信号からメッセージを復号す
る好ましい方法とを記述し、示してきたが、当業者にとって、添付された特許請
求の範囲のみにより制限された本発明の広範な教示及び思想から逸脱することな
く、変形例や改良例が実現可能であることは明白であろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、従来の検出方法で生成された、4つの可能な2ビットメッセージに対
する検出領域を示している。
【図2】 図2は、図1に示したものよりより好ましいものであって、本発明を用いた場
合に可能となる検出領域を示している。
【図3】 図3は、図1に示したものよりより好ましいものであって、本発明を用いた場
合に可能となる検出領域の別の組を示している。
【図4】 図4は、本発明にしたがってメッセージを信号に符号化する好ましい方法のデ
ータフロー図である。
【図5】 図5は、本発明にしたがってメッセージを復号する好ましい方法のデータフロ
ー図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C076 AA14 BA06 5J065 AA01 AB03 AB05 AC03 AD05 AD10 AD11 AE02 AF02 AG05 AH02 AH07 AH08 AH12 AH13 AH15 5J104 AA14 【要約の続き】 ったかを判断するために、ベクトルをビット列に復号し た後に、エンコーダがそのビット列を再符号化し、その 結果のベクトルを元のベクトルと比較する。

Claims (68)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 符号化ベクトルを生成するためにビット列の形態を有するメ
    ッセージを符号化する方法であって、 a)拡張ビット列を得るために、前記ビット列を拡張するステップと、 b)変調ベクトルを得るために、前記拡張ビット列を変調するステップと、 c)2倍の長さの変調ベクトルを得るために、前記変調ベクトルに前記変調ベ
    クトルの論理反転を付加するステップと、 d)符号化ベクトルを得るために、前記2倍の長さの変調ベクトルの、前記変
    調ベクトルと前記変調ベクトルの論理反転との両方に同期信号を加えるステップ
    と、 を有する方法。
  2. 【請求項2】 前記符号化ベクトルを電子透かしとしてメディアに挿入する
    ことをさらに有する請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記拡張は、定数値の少なくとも1つの冗長ビットを前記ビ
    ット列に付加することを有する、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 誤り訂正符号化方法にしたがって少なくとも1つのさらなる
    冗長ビットを付加することをさらに有する請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記符号化ベクトルを電子透かしとしてメディアに挿入する
    ことをさらに有する請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記誤り訂正符号化方法は、ハミング符号化とBCH符号化
    とリード・ソロモン符号化と畳み込み符号化とからなるグループから選択される
    請求項4に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記拡張は、誤り訂正符号化方法にしたがって少なくとも1
    つの冗長ビットを前記ビット列に付加することを有する請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記符号化ベクトルを電子透かしとしてメディアに挿入する
    ことをさらに有する請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】前記誤り訂正符号化方法は、ハミング符号化とBCH符号化と
    リード・ソロモン符号化と畳み込み符号化とからなるグループから選択される請
    求項7に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記変調は、変調ベクトルを得るために、前記拡張ビット
    列をビットベクトルに変換することと、前記ビットベクトルに変調行列を乗算す
    ることとを有する請求項1に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記ビットベクトルは、前記拡張ビット列の各“0”ビッ
    トに対応する第1の値を含み、前記拡張ビット列の各“1”ビットに対応する第
    2の値を含む請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記変調行列の列は相互にゼロ相関である請求項10に記
    載の方法。
  13. 【請求項13】 2つの半分長ベクトルをからなる受信ベクトルをビット列
    に復号する方法であって、 a)受信された同期ベクトルを得るために、前記受信ベクトルの第1の半分と
    前記受信ベクトルの第2の半分との平均をとるステップと、 b)基準同期ベクトルと最も一致するように、前記受信された同期ベクトルが
    シフトされなければならない量を決定するステップと、 c)整列した受信ベクトルを得るために、前記決定された量によって前記受信
    ベクトルをシフトするステップと、 d)前記ビット列を得るために、前記整列した受信ベクトルを復調するステッ
    プと、 を有する方法。
  14. 【請求項14】 前記受信ベクトルは、電子透かし抽出方法にしたがってメ
    ディアから抽出された信号である請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記決定された量は、巡回的なシフトの量である請求項1
    3に記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記受信された同期ベクトルと前記基準同期ベクトルとの
    一致は、双方の同期ベクトル間の相関値を計算することによって測定される請求
    項13に記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記受信ベクトルの前記シフトは、巡回的なシフトである
    請求項13に記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記復調は、受信された変調ベクトルを得るために、前記
    整列した受信ベクトルの第1の半分と、前記整列した受信ベクトルの第2の半分
    の論理反転との平均をとることと、少なくとも1つの冗長ビットを含む拡張ビッ
    ト列を得るために、受信された変調ベクトルを復調することと、前記ビット列を
    得るために、前記拡張ビット列の中の少なくとも1つの冗長ビットを用いて前記
    拡張ビット列中の誤りを訂正することと、を有する請求項13に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記受信ベクトルは、電子透かし抽出方法にしたがってメ
    ディアから抽出された信号である請求項18に記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記受信された変調ベクトルの前記復調は、復調ベクトル
    を得るために、前記受信された変調ベクトルに変調行列の逆行列を乗算すること
    と、ビット列内の対応するビットが0であるか1であるかを判定するために、復
    調ベクトルのそれぞれの要素と所定のしきい値とを比較することと、を有する請
    求項18に記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記変調行列の列は相互にゼロ相関である請求項20に記
    載の方法。
  22. 【請求項22】 前記所定のしきい値が0である請求項20に記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記誤りの訂正は、誤り訂正復号方法にしたがって実行さ
    れる、請求項18に記載の方法。
  24. 【請求項24】 前記誤り訂正復号方法は、ハミング復号とBCH復号とリ
    ード・ソロモン復号と畳み込み復号化とからなるグループから選択される請求項
    23に記載の方法。
  25. 【請求項25】 前記誤りの訂正は、全ビットを反転しなければならないか
    否かを判定するために、少なくとも1つの冗長ビットを定数値と比較することを
    含む、請求項24に記載の方法。
  26. 【請求項26】 前記誤りの訂正は、全ビットを反転しなければならないか
    否かを判定するために、少なくとも1つの冗長ビットを定数値と比較することを
    含む、請求項23に記載の方法。
  27. 【請求項27】 前記誤りの訂正は、全ビットを反転しなければならないか
    否かを判定するために、少なくとも1つの冗長ビットを定数値と比較することを
    含む、請求項18に記載の方法。
  28. 【請求項28】 受信ベクトルがビット列の形態でメッセージを符号化して
    いるか否かの判定方法であって、 a)受信メッセージを得るために、前記受信ベクトルを復調するステップと、 b)符号化ベクトルを得るために、前記受信メッセージを符号化するステップ
    と、 c)受信ベクトルはメッセージを符号化するか否かを判定するために、前記受
    信ベクトルと前記符号化ベクトルとを比較するステップと、 を有する方法。
  29. 【請求項29】 前記受信ベクトルは、電子透かし抽出方法にしたがってメ
    ディアから抽出された信号である請求項28に記載の方法。
  30. 【請求項30】 前記復調は、受信された同期ベクトルを得るために、前記
    受信ベクトルの第1の半分と前記受信ベクトルの第2の半分との平均をとること
    と、基準同期ベクトルとに対して最もよく一致させるために前記受信された同期
    ベクトルがシフトされなければならない量を決定することと、整列した受信ベク
    トルを得るために、前記受信ベクトルを決定された前記量だけシフトさせること
    と、前記ビット列を得るために、前記整列した受信ベクトルを復調することと、
    を含む請求項28に記載の方法。
  31. 【請求項31】 前記受信ベクトルは電子透かし抽出方法にしたがってメデ
    ィアから抽出された信号である請求項30に記載の方法。
  32. 【請求項32】 前記決定された量は、巡回的なシフトの量である請求項3
    0に記載の方法。
  33. 【請求項33】 前記受信された同期ベクトルと前記基準同期ベクトルとの
    一致は、双方の同期ベクトルの間の相関値を計算することによって測定される請
    求項30に記載の方法。
  34. 【請求項34】 前記受信ベクトルの前記シフトは、巡回的なシフトである
    請求項30に記載の方法。
  35. 【請求項35】 前記復号は、前記整列した受信ベクトルの第1の半分と前
    記整列した受信ベクトルの第2の半分の論理反転との平均をとって、受信された
    変調ベクトルを得ることと、少なくとも1つの冗長ビットを含む拡張ビット列を
    得るために、前記受信された変調ベクトルを復調することと、前記ビット列を得
    るために、前記拡張ビット列の中の少なくとも1つの冗長ビットを用いて前記拡
    張ビット列中の誤りを訂正することと、を含む請求項30に記載の方法。
  36. 【請求項36】 前記受信ベクトルは、電子透かし抽出方法にしたがってメ
    ディアから抽出された信号である請求項35に記載の方法。
  37. 【請求項37】 前記復調は、復調ベクトルを得るために、前記受信された
    変調ベクトルに変調行列の逆行列を乗算することと、前記ビット列内の対応する
    ビットが0であるか1であるかを判定するために、前記復調ベクトルの各要素を
    所定のしきい値と比較することと、を含む請求項35に記載の方法。
  38. 【請求項38】 前記変調行列の列は相互にゼロ相関である請求項37に記
    載の方法。
  39. 【請求項39】 前記所定のしきい値は0である請求項37に記載の方法。
  40. 【請求項40】 前記誤りの訂正は誤り訂正復号方法にしたがって実行され
    る請求項35に記載の方法。
  41. 【請求項41】 前記誤り訂正復号方法は、ハミング復号とBCH復号とリ
    ード・ソロモン復号と畳み込み復号化とからなるグループから選択される請求項
    40に記載の方法。
  42. 【請求項42】 前記誤りの訂正は、全ビットを反転しなけらばならないか
    否かを判定するために、少なくとも1つの冗長ビットを定数値と比較することを
    含む請求項41に記載の方法。
  43. 【請求項43】 前記受信ベクトルは、電子透かし抽出方法にしたがってメ
    ディアから抽出された信号である請求項42に記載の方法。
  44. 【請求項44】 前記誤りの訂正は、全ビットを破棄しなければならないか
    否かを判定するために、少なくとも1つの冗長ビットを定数値と比較することを
    含む、有する請求項40に記載の方法。
  45. 【請求項45】 前記誤りの訂正は、全ビットを破棄しなければならないか
    否かを判定するために、少なくとも1つの冗長ビットを定数値と比較することを
    含む、請求項35に記載の方法。
  46. 【請求項46】 前記受信ベクトルは、電子透かし抽出方法にしたがってメ
    ディアから抽出された信号である請求項45に記載の方法。
  47. 【請求項47】 前記符号化は、拡張ビット列を得るために、少なくとも1
    つの冗長ビットを前記受信メッセージに付加することと、変調ベクトルを得るた
    めに、前記拡張ビット列を変調することと、2倍の長さの変調ベクトルを得るた
    めに、前記変調ベクトルの論理反転を前記変調ベクトルに付加することと、符号
    化ベクトルを得るために、前記変調ベクトルと前記変調ベクトルの論理反転との
    両方に同期ベクトルを加えることと、を有する請求項28に記載の方法。
  48. 【請求項48】 前記受信ベクトルは、電子透かし抽出方法にしたがってメ
    ディアから抽出された信号である、請求項47に記載の方法。
  49. 【請求項49】 定数値の少なくとも1つの冗長ビットが前記拡張ビット列
    に付加される請求項47に記載の方法。
  50. 【請求項50】 誤り訂正符号化方法にしたがって、前記拡張ビット列にさ
    らなる冗長ビットが付加される請求項49に記載の方法。
  51. 【請求項51】 前記誤り訂正符号化方法は、ハミング符号化とBCH符号
    化とリード・ソロモン符号化と畳み込み符号化とからなるグループから選択され
    る請求項50に記載の方法。
  52. 【請求項52】 誤り訂正符号化方法にしたがってさらなる冗長ビットを前
    記拡張ビット列に付加することをさらに含む、請求項47に記載の方法。
  53. 【請求項53】 前記誤り訂正符号化方法は、ハミング符号化とBCH符号
    化とリード・ソロモン符号化と畳み込み符号化とからなるグループから選択され
    る請求項52に記載の方法。
  54. 【請求項54】 前記変調は、変調ベクトルを得るために、前記拡張ビット
    列をビットベクトルに変換することと、前記ビットベクトルに変調行列を乗算す
    ることと、を含む請求項47に記載の方法。
  55. 【請求項55】 前記ビットベクトルは、前記拡張ビット列の各“0”ビッ
    トに対応する第1の値を含み、前記拡張ビット列の各“1”ビットに対応する第
    2の値を含む、請求項54に記載の方法。
  56. 【請求項56】 前記変調行列の列は相互にゼロ相関である請求項54に記
    載の方法。
  57. 【請求項57】 前記比較は、前記受信ベクトルと前記符号化ベクトルとの
    間の前記相関値を計算することと、前記相関値を所定のしきい値と比較すること
    と、を含む請求項28に記載の方法。
  58. 【請求項58】 前記比較は、前記受信ベクトルと前記符号化ベクトルとの
    間の相関係数を計算するステップと、前記相関係数を所定のしきい値と比較する
    ステップとを有する請求項28に記載の方法。
  59. 【請求項59】 前記受信ベクトルは、電子透かし抽出方法にしたがってメ
    ディアから抽出された信号である請求項58に記載の方法。
  60. 【請求項60】 前記比較は、前記受信ベクトルと前記符号化ベクトルとの
    間の正規化された相関値を計算するステップと、前記正規化された相関値を所定
    のしきい値と比較するステップとを含む、請求項28に記載の方法。
  61. 【請求項61】 前記受信ベクトルは電子透かし抽出方法にしたがってメデ
    ィアから抽出された信号である請求項60に記載の方法。
  62. 【請求項62】 前記比較は、前記受信ベクトルが前記符号化ベクトルに中
    心を置いた双曲面の内側か外側かを決定する、請求項28に記載の方法。
  63. 【請求項63】 前記受信ベクトルは電子透かし抽出方法にしたがってメデ
    ィアから抽出された信号である請求項62に記載の方法。
  64. 【請求項64】 ビット列の形態を有するメッセージを符号化ベクトルの形
    態に符号化する方法であって、 a)変調ベクトルを得るために、前記ビット列を変調するステップと、 b)2倍の長さの変調ベクトルを得るために、前記変調ベクトルに前記変調ベ
    クトルの論理反転を付加するステップと、 c)符号化ベクトルを得るために、前記2倍の長さの変調ベクトルの前記変調
    ベクトルと前記変調ベクトルの論理反転との両方に、同期信号を加えるステップ
    と、 を有する方法。
  65. 【請求項65】 前記受信ベクトルは、電子透かし抽出方法にしたがってメ
    ディアから抽出された信号である請求項64に記載の方法。
  66. 【請求項66】 前記変調は、変調ベクトルを得るために、前記ビット列を
    ビットベクトルに変換することと、前記ビットベクトルに変調行列を乗算するこ
    とと、を含む請求項64に記載の方法。
  67. 【請求項67】 前記ビットベクトルは、前記拡張ビット列の各“0”ビッ
    トに対応する第1の値を含み、前記拡張ビット列の各“1”ビットに対応する第
    2の値を含む、請求項66に記載の方法。
  68. 【請求項68】 前記変調行列の列は相互にゼロ相関である請求項66に記
    載の方法。
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