JP2002518629A - 燃料噴射弁のための弁制御ユニット - Google Patents

燃料噴射弁のための弁制御ユニット

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JP2002518629A
JP2002518629A JP2000554981A JP2000554981A JP2002518629A JP 2002518629 A JP2002518629 A JP 2002518629A JP 2000554981 A JP2000554981 A JP 2000554981A JP 2000554981 A JP2000554981 A JP 2000554981A JP 2002518629 A JP2002518629 A JP 2002518629A
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    • F02M47/02Fuel-injection apparatus operated cyclically with fuel-injection valves actuated by fluid pressure of accumulator-injector type, i.e. having fuel pressure of accumulator tending to open, and fuel pressure in other chamber tending to close, injection valves and having means for periodically releasing that closing pressure
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Abstract

(57)【要約】 燃料噴射弁のための弁制御ユニット(1)が互いに接続された2つの弁制御室(5,8)を備えている。流入通路(6)に接続された第1の弁制御室(5)内で、圧力負荷可能な弁制御ピストン(3)の一方の端部部分(13)が次のように走行可能であり、即ち、前記第1の弁制御室(5)から流出通路(9)に接続された前記第2の弁制御室(8)内への燃料交換のための流過横断面積が変化可能である。前記弁制御ピストン(3)の前記端部部分(13)内に、前記弁制御室(5,8)間の燃料交換のための絞り通路(17)が形成されている。前記絞り通路(17)の形成に基づき、前記弁制御室(5,8)間の流過通路の縁部区分に前記弁制御ピストン(3)の前記端部部分(13)の機械的なストッパが可能である。該ストッパは前記第1の弁制御室(5)の容積の拡大を可能にし、該容積拡大が前記端部部分(13)のストッパ動作に不都合に作用することはない。該構造的な手段の最終結果として、噴射過程の終了の後の弁制御ピストン(3)の高い反応速度が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、燃料噴射弁のため、特にコモンレール式噴射装置のための、請求項
1の上位概念に記載の形式の弁制御ユニットに関する。
【0002】 前記形式の弁制御ユニットは、例えばヨーロッパ特許0661442A1号明
細書により公知である。
【0003】 前記形式の弁制御ユニットは、移動可能に支承された弁制御ピストンの一方の
端部の圧力負荷に影響を及ぼすために設けられている。弁制御ピストンの他方の
端部はノズルニードルに作用していて、ノズルニードルが噴射開口を閉鎖し若し
くは噴射開口からの燃料の流出を可能にする。
【0004】 前記公知の弁制御ユニットにおいては、弁制御ピストンの一方の端部部分の圧
力負荷が第1の弁制御室内の圧力状態の変化によって行われ、該弁制御室が流入
通路を介して高圧貯蔵部(コモンレール)に接続されている。弁制御ユニットの
制御によって流出通路を開くようになっており、流出通路が第1の弁制御室に連
通された第2の弁制御室に接続されている。従って、第1の弁制御室内の圧力が
降下し、ひいては弁制御ピストンに対する液力が低下する。欠点として第1の弁
制御室が小さな容積しか有しておらず、その結果、流出通路の開放が第1の弁制
御室内の急速な圧力損失を生ぜしめることになる。公知の弁制御ユニットは第1
の弁制御室の小さな容積しか有することができず、それというのは弁制御ピスト
ンが第1の弁制御室から第2の弁制御室への流過通路の領域で、該流過通路の領
域に形成される液力的なストッパ(hydraulischer Anschlag)(燃料クッション[K
raftstoffpolster])に支えられるようになっているからである。容積拡大は、
液力的なストッパにおいては該ストッパに支えられる弁制御ピストンの不都合な
振動動作(Schwingungsverhalten)をもたらしてしまうことになる。
【0005】 さらに、第1の弁制御室から第2の弁制御室を経て流出通路内への燃料(ディ
ーゼル燃料)の流出が、液力的なストッパの領域の間隙を介してしか可能ではな
く、この場合、燃料が弁制御ピストンの端部部分と両方の弁制御室間の流過通路
の縁部区分との間を通って流れる。第2の弁制御室内への燃料の流出は、弁制御
室内の圧力損失と一致していて、所定の時間の後にはじめて一定の値で生じる。
【0006】 弁制御ユニットの新たな制御によって流出通路が再び閉じられる。弁制御室内
の圧力形成によって弁制御ピストンが噴射開口に向かう方向に運動させられ、そ
の結果、噴射開口が再び閉じられる。第1及び第2の弁制御室内の(流出通路の
開放の際の)著しい圧力損失に基づき、噴射開口(ノズルニードル)に向かう方
向での弁制御ピストンの運動は所定の時間の後にはじめて、即ち第1の弁制御室
内に十分な圧力が再び形成された場合に行われる。従って、噴射過程の終了に際
して、噴射開口がノズルニードルを用いて高い速度では閉じられ得ず、それとい
うのは弁制御ピストンの高い速度の運動が不可能であるからである。
【0007】 発明の利点 燃料噴射弁のため、特にコモンレール式噴射装置のための本発明に基づく弁制
御ユニットは、噴射過程の終了のためのノズルニードルの急速な閉鎖過程を目的
として請求項1の特徴部分に記載の構成を有している。
【0008】 第1の弁制御室と第2の弁制御室との間の流体技術的な接続部(stroemungstec
hnische Verbindung)が絞り通路によって構成されており、該絞り通路が弁制御
ピストンの端部部分に形成されている。高圧貯蔵部(コモンレール)から第1の
弁制御室を通して流出通路内への燃料の流動案内(Stroemungsfuehrung)に関連し
て、流入通路と絞り通路とが相前後して直列的に接続されている。絞り通路によ
って、弁制御室と流出通路との間の燃料の規定された流れが保証される。絞り通
路を形成することによって、第1の弁制御室と第2の弁制御室との間の流過通路
の縁部区分に対する弁制御ピストンの端部部分の機械的なストッパが可能である
。弁制御ピストンの端部部分が前記ストッパ、即ち流過通路の縁部区分に当接し
て、流出開口を閉鎖し、その結果、燃料はもっぱら絞り通路を通って第2の弁制
御室、ひいては流出通路内に達し得る。機械的なストッパに基づき、第1の弁制
御室を大きな容積で形成することができ、弁制御ピストンの振動動作が生じるこ
とはない。公知技術に比べて容積拡大に基づき、第1の弁制御室内では緩慢な圧
力降下しか生じない。流出通路の閉鎖の後に、弁制御ピストンの圧力負荷を行う
ために、第2の小さい弁制御室内の圧力が高められるだけでよい。弁制御ピスト
ンがノズルニードルの運動のために迅速に応動できる。
【0009】 本発明の有利な構成が請求項2以下に記載してある。本発明に基づく弁制御ユ
ニットの実施例を図面を用いて詳細に説明する。
【0010】 実施例の説明 実施例の弁制御ユニット1は静止状態であり、該静止状態では噴射開口は図1
には示してないものの、閉じられている。
【0011】 弁制御ユニット1はケーシング本体2を有しており、ケーシング本体内に弁制
御ピストン3が移動可能に支承されている。圧力負荷可能なピストン面4の上側
に第1の弁制御室5を形成してある。第1の弁制御室5が流入絞り6の形の流入
通路を介して高圧貯蔵部(コモンレール)に接続されている。燃料が流過通路(D
urchgang)7を通って第2の弁制御室8内に達する。第2の弁制御室8が、流過
通路7と逆の側の端部部分のところで流出絞り9の形の流出通路に接続している
。流出絞り9は図1に示す状態ではマグネット弁の球形弁体10によって閉じら
れており、マグネット弁は図1には詳細には示してない。
【0012】 今、流出絞り9がマグネット弁を用いて開かれ、即ち、球形弁体10が流出開
口11を開放すると、燃料が矢印12の方向で流出して、貯蔵容器内に導かれる
。第2の弁制御室8内の圧力が低下する。前噴射が弁制御ユニット1を用いて公
知の形式で行われ得る。第1の弁制御室内の圧力も変化し、その結果、弁制御ピ
ストン3の端部部分(Endglied)が移動して、該端部部分13の端面14が流過通
路7の縁部区分16のストッパ面(Anschlagflaeche)15に接触する。この場合
、燃料は別の流入絞り17の形の絞り通路を通って流過できる。流入絞り17は
端部部分13の外周面18から該端部部分の端面14まで延びている。縁部区分
16への端部部分13の当接(Anschlag)にもかかわらず、第1の弁制御室5と第
2の弁制御室8との間の燃料交換(Kraftstoffaustausch)は生じ得る。この場合
、流入絞り6と別の流入絞り17とが相前後して直列的に接続されている。この
場合、流入絞り17の流過量は流入絞り6の流過量よりも小さくなっている。第
1の弁制御室5は高圧貯蔵部に接続されていて、内部に、高圧貯蔵部の圧力と比
較可能である圧力を有しており、それというのは、弁制御室5,8間の圧力補償
が容積状態及び流入絞り6,7の流過横断面積に基づき緩慢にしか行われないか
らである。
【0013】 弁制御ユニット1を用いて噴射開口を閉鎖する際には、まず流出開口11が閉
じられる。第1の弁制御室5内にはほぼ高圧が形成されており、従って第2の弁
制御室8だけが高圧で満たされればよく、このために弁制御ピストン3が矢印1
9の方向で運動させられる。
【0014】 弁制御ピストン3の、該弁制御ピストン3に対して同軸的にかつ減少せしめら
れた直径で形成された端部部分13の構成に基づき、第1の弁制御室5の自由な
容積が大きく拡大され得る。弁制御室5のこのような容積拡大は、機械的なスト
ッパ(mechanischer Anschlag)と関連して、流出開口11の開放に際して第1の
弁制御室5内に緩慢な圧力損失(langsamer Druckverlust)しか発生させないこと
に役立つ。このことは、弁制御ピストン3、若しくはノズルニードル(図示せず
)の閉鎖速度を高めることに効果的である。
【0015】 図2には、弁制御ピストン3の端部部分20の別の構成が示してある。端部部
分20は弁制御ピストン3の縦軸線に対して横方向に延びる流入絞り21を有し
ており、該流入絞りがT字形に別の流入絞り22と接続されている。流入絞り2
1,22内への燃料の流入によって、燃料は第1の弁制御室5から第2の弁制御
室8内に到達できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に基づく弁制御ユニットの縦断面図
【図2】 図1に示す弁制御ユニットのための弁制御ピストンの別の端部部分の縦断面図
【符号の説明】
1 弁制御ユニット、 2 ケーシング本体、 3 弁制御ピストン、
4 ピストン面、 5 弁制御室、 6 流入絞り、 7 流過通路、
8 弁制御室、 9 流出絞り、 10 球形弁体、 11 流出開
口、 12 矢印、 13 端部部分、 14 端面、 15 ストッ
パ面、 16 縁部区分、 17 流入絞り、 18 外周面、 19
矢印、 20 端部部分、 21,22 流入絞り、 23 端面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G066 AA07 AB02 AC09 BA19 CC01 CC05T CC06T CC08T CC55 CC61 CC63 CC70 CE22

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料噴射弁のための弁制御ユニットであって、互いに接続さ
    れた2つの弁制御室(5,8)を備えており、該弁制御室のうちの、燃料のため
    の流入通路(6)に接続された第1の弁制御室(5)内で、圧力負荷可能な弁制
    御ピストン(3)の一方の端部部分(13;20)が走行可能であり、これによ
    って、前記第1の弁制御室(5)から閉鎖可能な流出通路(9)に接続された前
    記第2の弁制御室(8)内への燃料交換のための流過横断面積が変化可能である
    形式のものにおいて、 前記弁制御ピストン(3)の前記端部部分(13;20)内に、前記両方の弁制
    御室(5,8)間の燃料交換のための絞り通路(17;21,22)が形成され
    ていることを特徴とする、燃料噴射弁のための弁制御ユニット。
  2. 【請求項2】 絞り通路(17;21,22)が、流入通路(6)に対して
    減少された流過横断面を有している請求項1記載の弁制御ユニット。
  3. 【請求項3】 絞り通路(17;21,22)が、弁制御ピストン(3)の
    縦軸線に対して横方向に配置されていて、弁制御ピストン(3)の端部部分(1
    3)の外周面(18)から弁制御ピストン(3)の端部部分(13)の端面(1
    4)まで延びている請求項1又は2記載の弁制御ユニット。
  4. 【請求項4】 絞り通路が、弁制御ピストン(3)の端部部分(20)内で
    弁制御ピストン(3)の縦軸線に対して横方向に延びる第1の通路区分(21)
    と第2の通路区分(22)とによって形成されており、前記第2の通路区分が前
    記第1の通路区分(21)と連通接続されていて、弁制御ピストン(3)の縦軸
    線の方向に弁制御ピストン(3)の端部部分(20)の端面(23)まで延びて
    いる請求項1又は2記載の弁制御ユニット。
  5. 【請求項5】 第1の弁制御室(5)に向けられた流過通路(7)を制限す
    る縁部区分(16)が、弁制御ピストン(3)の端部部分(13;20)の対向
    面のためのストッパ面(15)を形成している請求項1から4のいずれか1項記
    載の弁制御ユニット。
  6. 【請求項6】 弁制御ピストン(3)が端部部分(13;20)に向かって
    先細になっている請求項1から5のいずれか1項記載の弁制御ユニット。
  7. 【請求項7】 先細が、弁制御ピストン(3)の、該弁制御ピストン(3)
    に対して減少された外径を有していて該弁制御ピストン(3)に対して同軸的な
    円筒形の端部区分への段状の移行によって構成されている請求項6記載の弁制御
    ユニット。
JP2000554981A 1998-06-16 1999-06-08 燃料噴射弁のための弁制御ユニット Pending JP2002518629A (ja)

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DE19826719A DE19826719A1 (de) 1998-06-16 1998-06-16 Ventilsteuereinheit für ein Kraftstoffeinspritzventil
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