JP2002517278A - アロプラスティック靱帯を骨に固定する器具及びその使用方法 - Google Patents

アロプラスティック靱帯を骨に固定する器具及びその使用方法

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、アロプラスティック靭帯10を骨、特に大腿骨へ固定する器具に関するもので、袋ネジ20、特にチタン製からなる袋ネジ20と、スリーブ12のねじ山である雌ネジに締め付けられるタッピング雄ネジ24とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、アロプラスティック靱帯(alloplastic ligament)を骨、特に大腿
骨に固定するための器具に関する。また、本発明は、大腿骨を固定する手段とし
てのアロプラスティック靱帯の使用方法に関する。更に、本発明は、人工十字靱
帯を固定する方法にも直接応用できるものである。
【0002】 同様の固定器具は、ドイツ特許明細書 36 30 390において公知である。靱帯両
端部を固定する延長部分は、各々骨に施された凹陥部にはめ込まれる。そのよう
な状況においては、アロプラスティック靱帯が180゜の間で屈折する必要がある
。靱帯は、合釘(dowel)又はネジで締め付け固定され、ネジは骨の深部で止め
られる。この場合の合釘は、プラスチック製である。今日、患者は一般に現状以
上の開放創を受け入れ難く、こうした背景から、関節鏡の挿入が定着している。
別の言い方をすれば、患者は関節鏡による内部からの固定手術を望み、追加の外
部切開が不要になることを期待している。
【0003】 人工十字靱帯もまた、原則的には、関節の人工軟骨部間の溝で相互に(二つず
つ)交差し、膝の各部位で屈曲し、いわゆる十字靱帯を固定することで強度を持
った靭帯を形成することを目的とするものであり、前部と後部を脛骨の中心線ま
で延ばすことを目的とするものである。
【0004】 本発明は、アロプラスティック靱帯を骨、特に大腿骨に、より一層効果的に固
定可能にすることを目的とするものであり、特に、関節鏡を使用することによっ
て実現可能にするものである。
【0005】 この目的は、アロプラスティック靱帯を骨、特に大腿骨に固定する器具によっ
て達成される。この固定器具は、袋ネジ、とりわけチタン製の袋ネジであって、
タッピング雄ネジ部を有しており、かつ、スリーブがねじ込まれる雌ネジ部を有
しているものである。また、前記スリーブは内ネジともなる。
【0006】 好ましくは、該靱帯は、袋ネジ内へ締め付けるように形成されたスリーブ内に
おいて大腿骨側靱帯の端部を固定され、その場合、扁平な締付機構が靱帯に用い
られるのが望ましい。
【0007】 アロプラスティック靱帯は、定義づけられた締付方法によって、スリーブ内に
おいてその一端を適切に固定するようにし、その場合、ヘキサゴン(hexagon)
を該スリーブ端部に堅固に配置して、袋ネジ内へ締め付けるのに用いる。
【0008】 また好ましくは、本発明では他の締付方法も採用され得る。この場合、小さな
スリーブが靱帯上へ締め付けられるもので、もし適切ならば、靱帯へ向けたスリ
ーブの明瞭なギザギザに補助されて取り付けられる。スリーブが靱帯へ押圧され
た際には、内側スリーブ(inner sleeve)が押される。締め付けは小さな(締め付
け)スリーブと内側スリーブ間の引張荷重によって得られる。そして、内側スリ
ーブは、再び外側スリーブに締め付けられる。
【0009】 内側スリーブとチタン製袋ネジ間において自然に緩みが発生することを防ぐた
めに、横断ピンを内側スリーブへ、特にその内側スリーブの端部に向けて挿入す
る。
【0010】 あるいは、自然に緩みが発生することを防止するために、ヘキサゴンの部位に
おいて、安定リング(a securing ring)を配することが好ましい。
【0011】 骨へ固定するために、靱帯の他方の端部には、特に締付板の形状によって得ら
れる摩擦効果を利用した固定調整具(fastening arrangements)が提示される。こ
れら締付板は粗加工され、タッピングネジを有する固定ネジによって結合される
【0012】 通常の、又は改良したステープル付きの固定調整具は、脛骨側にも配すること
が可能である。引張バネを脛骨端部の固定器具に設けることができ、靱帯の滑り
と損傷(notching)を防ぐために、締付板の両端を円錐状に広げることができる。
もし適切ならば、靱帯はまたステープルを用いて締付けることが好ましい。
【0013】 このように、一般にポリエチレン・テレフタレート製であることが知られてい
るアロプラスティック靱帯に対して、一連の固定器具が大腿骨に固定されるよう
に形成されている。そしてこの固定器具は、通常のシステムと比較して機械的強
度を増大させた器具として、注目されるものである。大腿骨と脛骨の締め付け方
法は、十字靱帯の自然効用に類似した締め付け効果が得られる。スリーブは、定
義された締付手段によって、固定されたアロプラスティック靭帯の一方の端部で
締め付けられ、チタンなどの貴金属製であり、チタン製の袋ネジ中において安定
させるための雄ネジ部を有している。
【0014】 スリーブへのヘキサゴンの結合は、重要である。該ヘキサゴンは、中空のヘキ
サゴンキー(hexagon key)をヘキサゴンスリーブに取り付けることによって、
チタン製袋ネジに対するスリーブとアロプラスティック靱帯の容易なねじ込みを
提供するものである。この場合、靱帯もまた、中空のヘキサゴンキーの中へと導
かれる。
【0015】 このスリーブの雄ネジ部は、このようなチタン製袋ネジの雌ネジ部への結合部
分を意味し、大腿骨へ取り付けるという一連のシステムを一つの機能単位にまと
め上げるものである。
【0016】 内側スリーブとチタン製中空スリーブの間で自然発生的に起こり得る緩みを防
ぐために、例えば超高分子量ポリエチレン製の横断ピンが用いられ、この横断ピ
ンは内側スリーブへ差し込まれる。
【0017】 袋ネジの雌ネジ部は、ねじ込み可能なように形成される。このことが摩擦を発
生させ、確実な結合をもたらす。横断ピンは、スリーブ端部付近に取り付けられ
るようにする。
【0018】 別の方法としては、ヘキサゴンの部位において、好ましくは安定リングの形で
、自然発生する緩みに対して安定性を確保する手段が用いられるようにする。
【0019】 ポリエチレン・テレフタレート製の円形アロプラスティック靱帯は、例えば40
00Nの引張荷重を備え、伸張性は天然の十字靱帯に匹敵する。アロプラスティッ
ク靱帯の張力は、天然の十字靱帯よりも優れており(例えば1300N)、これによっ
て高レベルな機能的負荷に耐えうる利点を有する。
【0020】 チタン製袋ネジは大腿骨にねじ込まれ、導かれたアロプラスティック靱帯を伴
ったスリーブが順を追ってこのチタン製袋ネジに挿入される。脛骨部分に固定す
るために、締付板又は「ステープル」及び/又は骨片が用いられる。円錐形に広
がったチタン製締付板は、脛骨側に固定する一つの有効な手段である。これらの
締付板は、互いに結合し、タッピング雌ネジ部を伴った2つ又は4つのネジによっ
て、脛骨部分で固着される。
【0021】 ここでもまた、脛骨への固着は、通常のステープルと対照をなすような相当の改
良が可能なステープルによって確実に行われる。靱帯が引き込まれ、かつ、外部
ソケット頭部を有する空洞部分を通し、内ネジにフィットさせ、大腿骨の部分に
おいて中空のスクリュードライバーを使用することによって、内ネジとともに一
連の靭帯は、ねじ込み中に捻れてしまうことなく、外ネジ部で大腿骨に取り付け
られる。中空のスクリュードライバーは、スリーブ中で結合し、雄ネジ部によっ
てチタン製の袋ネジにねじ込まれるタッピングネジであり、ヘキサゴンインナー
キー(中空ドライバー)が適合するようなヘキサゴンによって堅固にスリーブに結
合されている。
【0022】 以下の定義について述べる。十字靱帯又は靱帯は、低弾性材料結合組織である
。通常用いられる人工十字靱帯は、組物(braiding)である。
【0023】 靱帯は、定義された方法によってスリーブ中に締め付けられ、自然発生する緩
みを防ぐために、袋ネジの雌ネジ部によって変形したポジティブロックピンによ
って固定される。このポジティブロックピンは、靱帯から離れたスリーブの端部
に位置する。靱帯の両端に位置する締付板の円錐状の広がりは、あらゆる損傷(
notch effect)を防ぐのに役立つ。
【0024】 概略すると、本発明に係る新しいシステムは、以下の利点を有する。 a) インプラントの拡張位置は、取付作業中に、器具が機能する領域において
、アロプラスティック靱帯が致命的に位置ズレすることなく決めることができる
。 b) 定義づけられた靱帯の締付方法は靱帯の固定作業中に実現され、特に大腿骨
部位において重要である。 c) 確実なプレテンショニングが脛骨部における固定技術によって(より適切に
は、引張バネを用いて)達成できる。 d) 限られた時間内で、簡潔で標準化した再現可能な操作手術が達成できる、 e) 最小限度の手術で、達成できる。 f) 影響を受ける関節の即時安定性が得られ、早期適応が実現できる、すなわち
「後遺症」がない。 g) 容易な交換技術が実現でき、特に例を挙げると、チタン製袋ネジを骨中に残
存させ、同一の修整靱帯を再固定する場合に有用である。 h) チタン製袋ネジとスリーブが大腿骨取付部の靱帯と骨の接触を防ぎ、締付板
が円錐状に脛骨部分で広がることにより、鋭い骨のエッジが、アロプラスティッ
ク靱帯に悪影響を及ぼすことがない。
【0025】 ここで、本発明の実施例を、図面を参照して詳細に説明する。図1は、大腿骨
側で十字靱帯を締め付ける器具を示す。図2及び3は、脛骨側を固定する実施例
を示す。
【0026】 ポリエチレン・テレフタレートを織り、引き伸ばして形成された靱帯10は、雄
ネジ14を伴った内側スリーブ12の中で保持されている。ピン18は、スリーブ12の
ほぼ端部へ、すなわち靱帯と離れた部分において、靱帯10を横切る形で挿通され
る。該ピン18は、プラスチック製である。内側スリーブ12は、好ましくはチタン
製の袋ネジ20にはめ込まれ又はねじ込まれる。このねじ込まれる過程において、
突き出したプラスティック製ピン18の端部は、一方では締め付けにより保持され
、他方では確実なロックによってアロプラスティック靭帯が固定されるように変
形する。
【0027】 チタン製袋ネジ20は、雄ネジ部24を有する。この雄ネジ部は、タッピングネジ
であり、大腿骨中で固定される。先ず、チタン製袋ネジが大腿骨にねじ込まれ、
次いでアロプラスティック靭帯を伴うスリーブが前記チタン製袋ネジ内にねじ込
まれて保持される。円柱形の横断ピンは、例えば超高分子量ポリエチレン製とし
うる。ヘキサゴン22は、内側スリーブ12上において堅く固定される。大腿骨と脛
骨の締付具は、十字靱帯本来の作用に類似した効果を生ずるものである。図示さ
れたヘキサゴン22は、スリーブヘキサゴン用の中空ヘキサゴンキー(ここでは図
示されていない)を用いることによって、チタン製袋ネジ20内へスリーブ12とア
ロプラスティック靭帯10を滑らかに装着することを可能にするものである。アロ
プラスティック靱帯もまた、中空ヘキサゴンキーの中に導かれる。
【0028】 外側にネジ部を有するスリーブ14と内側にネジ部を有するチタン製袋ネジ16は
、互いに適合する(互いに組み合う)。大腿部を締め付けるシステム全体は、こ
のように一つの機能的単位として結合している。スリーブ12及びヘキサゴン22と
で一つの部品を形成している。数ある特徴の中でのもう一つの新しい特徴は、ス
リーブのねじ込みにも拘わらず、アロプラスティック靱帯10がそれに伴って捻れ
ないということである。
【0029】 脛骨の締付具の具体例を図2と図3に示す。アロプラスティック靱帯10は、滑
り止めを目的として内側面が粗加工された二枚の締付板30,30'の間に配置される
。これら二枚の締付板30,30'の素材は、例えばチタン製である。二枚の締付板は
、2つのネジ42(図2)により、又はタッピング雄ネジをもつ4つのネジ44(図
3)によって結合し、脛骨部分に固定される。アロプラスティック靱帯10がネジ
固定によって安定されるとともに脛骨への締め付けが達成されるという二重機能
が脛骨に負担をかけない。
【0030】 図2と図3にその詳細を示し、どのように締付板30,30'がその端部40,40'で外
に広がるかを明らかにする。これは、アロプラスティック靱帯10が締付板によっ
て傷つくのを防止するために有効である。このような締め付け方法によれば、ネ
ジを用いるどんな場合においても効果的である。
【0031】 図2及び図3における各左側の図は、一つ孔42(図2中42)の場合と、二つ孔
44,44(図3中44,44)の場合における脛骨締付具の平面図である。上板30及び底
板30'も見られる。
【0032】 側面図は、右側の図に示されている。損傷を避けるために上板の両端部40が反
り上がっている。孔42と孔44は、ネジで骨に固定するために用いられる。これら
は、タッピング雄ネジを備えることができる。ネジ用の孔42及び44のみが図示さ
れている。
【0033】 他の例として、底板30'のみで(40'については省略可能)、すなわちアロプラ
スティック靭帯の締め付けを骨の上で直接行うようにすることも可能である。こ
の方法は、「改良ステープル」としても引用できる。
【0034】 図3は、ネジ(図示していない)が2つの孔によって上板から底板まで貫通し
、アロプラスティック靭帯10をそれらの間に挟んで締め付ける例を示すものであ
る。
【0035】 図3において、2つの孔は、ネジによって骨を固定するために用いられるもの
である。これらはまた、タッピング雄ネジを備えることもできる。他の実施例(
ここでは図示せず)では、底板は省略可能である。すなわち、締め付けが骨の上
で直接行われる。これも、いわゆる改良ステープルに関する。
【0036】 公知のために、ここで示していない他の締付具は、いわゆる「ステープル」に
関するものである。これは、固定クリップ又は四つ足の「ステープル」であって
、脛骨に打ち込まれるものである。このクリップもまた、貴金属又はチタン製で
ある。骨中でその端部を曲げることは必要としないものである。腕部又は足部を
有するステープルは、公知のステープルと関連づけて適切に改良することができ
る。
【0037】 大腿骨の締め付けは、インナースクリューに適合する外部ソケット頭部を備え
た中空のスクリュードライバーによってなされる。特筆すべき特徴としては、靱
帯全体が、プラスチック靱帯をねじ込む際に捻れることがなく、また骨に負担が
かかることもなく、外ネジの中で内ネジを固定することができるということであ
る。仮に予期していなかった靱帯の交換を余儀なくされたとしても、これによれ
ば容易に可能となるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、大腿骨側面において十字靱帯を締め付ける固定器具を示す。
【図2】 図2は、脛骨側における一固定例を示す。
【図3】 図3は、脛骨側における他の固定例を示す。
【符号の説明】
10 靱帯 12 内側スリーブ 14 雄ネジ 16 袋ネジ 18 横断ピン 20 袋ネジ 22 六角形 24 雄ネジ 30 締付板 40 端部 42 穴径 44 穴径

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タッピング雄ネジ部を備え、スリーブのネジ部がねじ込まれる雌ネジ部を備え
    てなる袋ネジ、好ましくはチタン製袋ネジであることを特徴とする、アロプラス
    ティック靭帯を骨、特に大腿骨に固定する器具。
  2. 【請求項2】 スリーブが、チタン製袋ネジの雌ネジ部に対応した雄ネジ部を有することを特
    徴とする請求項1記載の器具。
  3. 【請求項3】 靱帯が、袋ネジ内へねじ込まれるスリーブ内において、大腿骨側靱帯の端部で
    固定されることを特徴とする前記請求項のいずれかに記載の器具。
  4. 【請求項4】 靱帯が小さな締め付けスリーブによって固定され、靭帯に向けたギザギザが適
    切であれば、小さな締め付けスリーブは内側スリーブ内へ引き込まれ、靱帯と締
    め付けスリーブを押しつけている内側スリーブからの靱帯の滑り抜けを抑制した
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の器具。
  5. 【請求項5】 平面状の締付機構が大腿骨末端で靱帯に適用されることを特徴とする前記請求
    項のいずれかに記載の器具。
  6. 【請求項6】 定義された締付具によって、アロプラスティック靱帯がスリーブ内の一端にお
    いて固定されることを特徴とする前記請求項のいずれかに記載の器具。
  7. 【請求項7】 スリーブの端部で堅く固定され、袋ネジ中にねじ込むのに使用され、靭帯の重
    大なたわみを避けるために内側が丸くなっているヘキサゴンを特徴とする前記請
    求項のいずれかに記載の器具。
  8. 【請求項8】 内側スリーブとチタン製袋ネジの間で自然発生する緩みの可能性を防ぐために
    、横断ピンを内側スリーブ内へ、特に靭帯から離れた内側スリーブの端部付近に
    挿入することを特徴とする前記請求項のいずれかに記載の器具。
  9. 【請求項9】 摩擦の結果として機能する、特に少なくとも1枚の締付板である固定調整具が
    アロプラスティック靱帯の端部に設けられてなる、アロプラスティック靱帯を骨
    、特に脛骨に固定する器具。
  10. 【請求項10】 締付板が粗加工されていることを特徴とする請求項9記載の器具。
  11. 【請求項11】 締付板が固定ネジのための孔を有することを特徴とする請求項9又は請求項1
    0記載の器具。
  12. 【請求項12】 固定ネジが、タッピング雄ネジ部を有することを特徴とする請求項11記載の
    器具。
  13. 【請求項13】 脛骨に固定するためのいわゆるステープルを特徴とする請求項9記載の器具。
  14. 【請求項14】 引張バネが、脛骨端部の固定具に設けられていることを特徴とする請求項9乃
    至請求項13のいずれかに記載の器具。
  15. 【請求項15】 締付板が両端で円錐状に広げられていることを特徴とする請求項9乃至請求項
    14のいずれかに記載の器具。
  16. 【請求項16】 十字靱帯を交換するための請求項9乃至請求項15に記載された脛骨固定手段
    にも適用できる、請求項1乃至請求項8に記載されたアロプラスティック靭帯の
    大腿骨固定手段の使用法。
  17. 【請求項17】 請求項1記載の大腿骨用袋ネジを大腿骨に切入し、アロプラスティック靭帯を
    保持したスリーブを袋ネジにねじ込み、アロプラスティック靭帯を挟んだままの
    状態で脛骨に対してねじ込まれる脛骨の締付板を、ネジ止め又はもし適切ならば
    いわゆるステープルで止め、及び/又は自らの骨片によって安定させられること
    を特徴とする人工十字靱帯固定具の使用方法。
JP2000552987A 1998-06-10 1999-05-11 アロプラスティック靱帯を骨に固定する器具及びその使用方法 Pending JP2002517278A (ja)

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