JP2002515619A - トランスクリプション(筆写)・システム - Google Patents

トランスクリプション(筆写)・システム

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JP2002515619A
JP2002515619A JP2000548862A JP2000548862A JP2002515619A JP 2002515619 A JP2002515619 A JP 2002515619A JP 2000548862 A JP2000548862 A JP 2000548862A JP 2000548862 A JP2000548862 A JP 2000548862A JP 2002515619 A JP2002515619 A JP 2002515619A
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writing
signal
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readable program
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JP2000548862A
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ヨーナルド チェリー
アンドリュー ザ サード ケリー
ウィリアム ピー モイン
マシュー ディー ヴァーミンスキー
マヌエル ペレス
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ヴァーチャル インク コーポレイション
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Abstract

(57)【要約】 トランスクリプション(筆写)・システムが提供される。これには、書き込み面に隣接した位置を定めるとともに、尖筆(スタイラス)(10)が書き込み面(28)に隣接して置かれたときに尖筆から送られてくるポジションシグナルを受信する複数のシグナルレシーバー(12A,12B)が含まれる。シグナルレシーバー(12A,12B)は、尖筆(10)から送られてきたポジションシグナルの受信に応答して、タイミングシグナルを生成する。トランスクリプション・システムは、このタイミングシグナルを用いて、書き込み面(28)に隣接して置かれた尖筆の位置を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の背景) (発明の分野) この発明は、表面と部品に書かれたものを記録するシステム、および表面に書
き込むために使用するスタイラスの位置を、信号で追跡する方法に関連するもの
である。
【0002】 (関連技術の説明) 現在手書きのメモを捕らえて保存する技術としては、電子白板またはスマート
ボーズ(商標)等の、デジタルで表面に書くものがある。かかる電子白板は、手
書きのデータを捕らえるものとして、表面に書かれたもの全体を写真複写するか
、実際の入力装置(すなわち電子テンプレート)となるものが典型的である。白
板は能動的あるいは受動的な電子装置で、ユーザーが特別なスタイラスで表面に
書く。能動的な装置は、タッチセンシティブ(感触感知)、または能動的な信号
を検出するディテクターとなっている白板が光・レーザーペンに反応するように
なっている。受動的な電子板としては、大型で高価な、板のサイズにあわせた写
真複写メカニズムを使用する傾向にある。
【0003】 上記の説明にあるように、従来の白板システムは大型で扱いにくく、高価であ
り移動が不可能である。
【0004】 (発明の概要) 本発明に準じた筆写システムに使用する、数々のディテクターを提示する。一
つの形態では、ディテクターは、書き込み面に隣接した位置を定め、スタイラス
が書き込み面に隣接して置かれた時に、スタイラスから送られてくるポジション
シグナルを受け取るシグナルレシーバーを含み、シグナルレシーバーは、ポジシ
ョンシグナルに反応してタイミングシグナルを生成する。またこのディテクター
には、スタイラスからシグナルレシーバーに送られたポジションシグナルを反射
する、シグナルレシーバーに対応する形状の反射面を持つ、シグナルフォーカシ
ング(焦点整合)・エレメントが含まれる。
【0005】 もう一つの形態では、ディテクターは、書き込み面に隣接した位置を定め、ス
タイラスが書き込む表面に置かれた時に、スタイラスから送られてくるポジショ
ンシグナルを受け取るシグナルレシーバーを含みシグナルレシーバーは、ポジシ
ョンシグナルに反応してタイミングシグナルを生成する。またこのディテクター
には、スタイラスがあらかじめ定められた領域の外に置かれたときに、シグナル
レシーバーから離れたスタイラスによって送られたポジションシグナルを反射す
る、シグナルレシーバーに対応する形状の、シグナルシールディング(遮蔽)・
エレメントが含まれる。
【0006】 さらにもう一つの形態では、書き込み面に隣接した位置を定め、スタイラスが
書き込む表面に置かれた時に、スタイラスから送られてくるポジションシグナル
を受け取るシグナルレシーバーが設置され、シグナルレシーバーはポジションシ
グナルに反応してタイミングシグナルを生成する。またこのディテクターには、
スタイラスからシグナルレシーバーに送られたポジションシグナルを反射する、
シグナルレシーバーに適合した反射面を持つ、シグナルフォーカシング(焦点整
合)・エレメント、およびスタイラスがあらかじめ定められた領域の外に置かれ
たときに、シグナルレシーバーから離れたスタイラスによって送られたポジショ
ンシグナルを反射する、シグナルレシーバーに対応する形状の、シグナルシール
ディング(遮蔽)・エレメントを含む。
【0007】 全ての形態のディテクターに関して、シグナルシールディング・エレメントは
、スタイラスが書き込み面に平行なディテクターから延長して 70 度から 110度
の外の角度、理想的には約 90 度で書き込み面に隣接してあるとき、シグナルレ
シーバーから離れたスタイラスによって送られたポジションシグナルを反射する
ために、シグナルレシーバーに適合した随意の形状とすることができる。またシ
グナルシールディング・エレメントは、スタイラスが書き込み面に平行なディテ
クターから延長して 160 度から 200 の外の角度、理想的には約 180 度で書き
込み面にあるとき、シグナルレシーバーから離れたスタイラスによって送られた
ポジションシグナルを反射するために、シグナルレシーバーに適合した随意の形
状とする。
【0008】 全ての形態のディテクターに関して、少なくても反射面の一部を放物線状のよ
うな曲線形にすることができる。シグナルレシーバーは、反射面の放物線状部分
の焦点に隣接して取り付ける。
【0009】 全ての形態のディテクターに関して、ディテクターを書き込み面から取り外し
可能な、取り付けメカニズムをディテクターに追加することもできる。
【0010】 本発明である筆写(トランスクリプション)システムで使用可能なディテクタ
ーの他の形態、およびそのバリエーションは本明細書に説明されており、本発明
の範囲に含まれるものとする。
【0011】 本発明に準じた筆写システムに使用する、数々のディテクター組み立ても提示
される。ディテクター組み立ての一つの形態では、書き込み面に隣接した位置を
定め、スタイラスが書き込む表面に置かれた時にスタイラスから送られてくるポ
ジションシグナルを受け取る、第一・第二シグナルレシーバーが設置され、第一
・第二シグナルレシーバーはそれぞれにポジションシグナルに反応してタイミン
グシグナルを生成する。
【0012】 もう一つの形態では、書き込み面に隣接した位置を定め、スタイラスが書き込
み面に置かれた時にスタイラスから送られてくるポジションシグナルを受け取る
、第一・第二シグナルレシーバーが設置され、第一・第二シグナルレシーバーは
それぞれに、ポジションシグナルに反応してタイミングシグナルを生成する。ま
た第一・第二シグナルレシーバーを連結する部品があり、最小限二つの配置にお
いて第一・第二シグナルレシーバー間の距離が変化する場合、この部品は二つ以
上の配置での適用を可能にする。
【0013】 この形態の場合、かかる連結部品は、肉眼では見えない程度の膨脹と収縮が可
能である。この連結部品は蝶つがいを含み、この蝶つがいによって、シグナルレ
シーバーが互いに角度を変えて動くことができる。連結部品は最低 2 個の蝶つ
がいを含む。この連結部品には、ディテクター組み立てを書き込み面から取り外
せるようにする、取り付けメカニズムが含まれることもある。この連結部品は随
意に、ディテクター組み立てが最低一つの配置をとる場合、第一・第二シグナル
レシーバーをあらかじめ定めた距離に繋ぐことができる。この連結部品はさらに
、最小限一つの配置をとる場合、ディテクター組み立てに解除可能のロックをす
るロック機構を含むこともできる。ロック組み立てでは、第一・第二シグナルレ
シーバーをあらかじめ定めた距離に繋ぐのが望ましい。第一・第二シグナルレシ
ーバーには、取り外しができるように連結部品を取り付けることができる。
【0014】 またこの形態では、ディテクター組み立ては、第一・第二シグナルレシーバー
が離れている第一配置と、第一・第二シグナルレシーバーが隣接している位置に
ある、第二配置をとる。またディテクター組み立ては、第一・第二シグナルレシ
ーバーが第一の距離で離れている第一配置と、最初の距離の 75% 以下である、
異なる距離で離れている第二配置をとるが、その距離は第一距離の約 50% 以下
であることが望ましい。さらにディテクター組み立ては、一定の側面フットプリ
ントを持つ第一配置と、第一配置の側面フットプリントの 75% 以下である、異
なる側面フットプリントを持つ第二配置をとることが可能であるが、これは第一
配置の側面フットプリントの約 50% 以下であることが望ましい。バリエーショ
ンとしては、第二側面フットプリントが、第一側面フットプリントの 5% から 7
5% の間である。
【0015】 もう一つの形態は、ディテクター組み立てに、書き込み面に取り付けるための
ケース、複数のシグナルレシーバー、ユーザーが動作させる、最低 1 個の制御
スイッチが含まれるもので、ディテクター組み立てを書き込み面に取り付けた時
、ユーザーがスイッチを入れるとコントロールシグナルを生成して、筆写システ
ムがそれに反応して機能を発するようになる。
【0016】 この形態では、コントロールスイッチの一つを入れると、モニターに表示され
た像が筆写システムと機能的に接続され、修正可能となる。またコントロールス
イッチの一つを入れると、最小限度モニターに表示された像の一部が筆写システ
ムと機能的に接続され、削除、保存、印刷、電子メール、ファックスができるよ
うになる。他のスイッチを入れると、筆写システムによるスタイラスに関連した
書き込み領域を変更することもできる。またスイッチの一つを入れると、筆写シ
ステムによるスタイラスに関連した色を変更することができる。
【0017】 全ての形態のディテクター組み立てに関して、取り外しが可能な、ディテクタ
ーを書き込み面に取り付けるメカニズムを付けることができる。かかるメカニズ
ムの例としてサクションカップがあげられるが、カムで動作させるサクションカ
ップが理想的である。
【0018】 全ての形態のディテクター組み立てに関して、ディテクター組み立てに、シグ
ナルレシーバーが生成するタイミングシグナルを受け取るハードウェアのユニッ
トを付けることができ、このハードウェアは、スタイラスからシグナルレシーバ
ーまでポジションシグナルが飛行する時間を測定する、タイミングシグナルをプ
ロセスするためのロジックを有する。
【0019】 全ての形態のディテクター組み立てに関して、ディテクター組み立てでは、シ
グナルレシーバーとハードウェアの間に整流器を直立に繋ぐことができ、シグナ
ルレシーバーからのタイミングシグナルを、かかるハードウェアが整流器を通じ
て受け取る。
【0020】 全ての形態のディテクター組み立てに関して、ディテクター組み立てでは、シ
グナルレシーバーとハードウェアの間にコンパレーターを直立に繋ぐことができ
、シグナルレシーバーからのタイミングシグナルを、かかるハードウェアが整流
器を通じて受け取る。
【0021】 全ての形態のディテクター組み立てに関して、ディテクター組み立ては、バッ
テリー電源で作動するよう設計できる。例えば、ディテクター組み立ては、ラッ
プトップ・コンピューターのバッテリー電源の下で操作することもできる。また
ディテクター組み立ては約 1.5 から 24 ボルトの電圧の下で操作することがで
きるが、約 1.5 から 12 ボルトの間が望ましい。
【0022】 全ての形態のディテクター組み立てに関して、ディテクター組み立てを操作す
るための電源をディテクター組み立てに付けることもできる。電源はバッテリー
でもよい。バッテリーは、約 1.5 から 24 ボルトの電圧であるが、約 1.5 から
12 ボルトの間が望ましい。
【0023】 全ての形態のディテクター組み立てに関して、随意に上記の形態のディテクタ
ーをどれでもディテクター組み立てに付けることができる。特に、ディテクター
組み立てには、シグナルフォーカシング・エレメントおよび/またはシグナルシ
ールディング・エレメントを付けることができる。
【0024】 全ての形態のディテクター組み立てに関して、ディテクター組み立てにマイク
ロフォンを付けることもできる。マイクロフォンは、筆写システムにおいて、筆
写している間の音声の情報を記録することと、筆写システムを操作するための音
声のコマンドを受け取るのに使用する。
【0025】 本発明である筆写システムに使用可能な、その他のディテクター組み立ての形
態とそのバリエーションを本書に表示し、これを本発明の範囲として考慮するも
のとする。
【0026】 本発明に準じた筆写システムに使用する、さまざまなスタイラスも提示する。
【0027】 一つの形態では、書き込み道具(ライティングエレメント)の容積に合わせた
ケースがスタイラスに付いており、ケースの末端が開いていて、そこから書き込
み道具が出て書き込み面に書くようになっている。
【0028】 もう一つの形態では、書き込み道具の容積に合わせたケースがスタイラスに付
いており、ケースの末端は開いていて、そこから書き込み道具が出て書き込み面
に書くようになっている。さらにケースの横に開閉できる部分があって、そこか
ら書き込み道具を出し入れする。
【0029】 その他の形態として、書き込み道具の容積に合わせたケースがスタイラスに付
いており、ケースの末端が開いていて、そこから書き込み道具が出て書き込み面
に書くようになる。スタイラスのケースには、特定タイプの書き込み道具が入れ
られるよう、その容積に合わせることのできる、取り外せるアダプターが付いて
いる。
【0030】 この形態の場合、白板のマーカー、ペン、鉛筆、チョーク等のグループから、
特殊タイプの書き込み道具を選ぶことができる。この特殊タイプというのは、そ
の色やブランドでもありうる。
【0031】 その他の形態は、スタイラスにパワーレベルのセンサーが設置されていて、ス
タイラスの中にある電源を感知するようになっている。さらにシグナルトランス
ミッターが配置されていて、これは電源のパワーレベルに関する情報を持つ、パ
ワーシグナルを伝達するよう配置されている。スタイラスはまた、パワーレベル
・センサーと連結されたロジックを設置することもでき、これはパワーレベルを
監視して、電源のパワーレベルがあらかじめ定められたレベル以下になると、シ
グナルトランスミッターからパワーシグナルが発信するようになる。パワーレベ
ル・シグナルは、ポジションシグナルかレフェレンス(参照)シグナルにエンコ
ードすることもできる。ポジションシグナルはソニック(音速)シグナルとする
【0032】 その他の形態では、スタイラスにポジションシグナル・トランスミッター;ス
タイラスに操作電力を提供する電源;スタイラスが書き込み道具の電源と電気的
な接触をするための電源接触エリアを含む、書き込み道具をカバーし、取り外し
可能な書き込み道具の容積に合わせたケースが用意されている。スタイラスには
、書き込み道具からその先端まで、書き込み媒体に対応するための書き込み先と
コンジットを付けることもできる。この形態におけるスタイラスは、随意でキッ
トの一部とすることもでき、キットには、書き込み道具のサイズに合わせたケー
ス付きの書き込み道具、書き込み道具のケースに収められた書き込み媒体、スタ
イラスに操作電力を提供する電源、書き込み道具がスタイラスケースの中にある
とき電源と電気的接触をする、書き込み道具ケース上の電源接触部が含まれる。
本発明は、スタイラスに操作電力を供給する電源を含む、書き込み道具にも関連
する。
【0033】 さらにこの形態において、スタイラスおよび/または書き込み道具には、筆写
システムに適合するスタイラスおよび/または書き込み道具と同等のスタイラス
に、信号を発信するための電子構造を付けることもできる。この場合、スタイラ
スおよび/または書き込み道具にはエンコードされた確認シグナルを生成するた
めのロジックを設置することができ、筆写システムにはまた、エンコードされた
確認シグナルを認識するロジックを設置することもできる。この機能を組み合わ
せることにより、システムが筆写システムに適合しないスタイラスと書き込み道
具の使用を防止するようになる。
【0034】 全てのスタイラス形態において、スタイラスにはポジションシグナルを発信す
るポジションシグナル・トランスミッターと、レフェレンスシグナルを発信する
レフェレンスシグナル・トランスミッター、および /またはポジションシグナル
を受信するポジションシグナル・レシーバーを設置することができる。
【0035】 全てのスタイラス形態において、最小限スタイラスケースの一部が透明又は半
透明で、ケースの中の書き込み道具が見えるようになっている。透明又は半透明
の部分は、ユーザーがその部分を通して書き込み道具の色が見えるように容積と
位置を決める。またユーザーが、書き込み道具の中の媒質が見えるように、透明
又は半透明の部分の容積と位置を決める。例えばチョークの場合、黒鉛又は液体
インクカートリッジを書き込み道具と組み合わせて使い、書き込み媒体がどれく
らい残っているかを見ることができる。
【0036】 スタイラスの全ての形態において、スタイラスケースに開き口をつけて、ユー
ザーがスタイラスケースを分解したり書き込み道具をケースから取り出すことな
く、スタイラスケースの中にある書き込み道具を、縦軸を中心にして回すことが
できるようにする。書き込み道具の中には、書き込み先が斜めになっているマー
カーのように、書き込み道具の縦軸と対称になっていないものがある。この場合
、書き込み先の角度を時々替えることが必要になる。これは、書き込み道具をス
タイラスのケースから取り出したりスタイラスを分解することなく、開き口から
書き込み道具を回すことで達成できる。
【0037】 全てのスタイラスの形態において、スタイラスにはさらに、スタイラス中の媒
質の状況を探知するためのセンサーをスタイラスケースの末端に隣接して取り付
けることができる。例えば、書き込み道具が出ているスタイラスケースの末端に
センサーを設置しておき、書き込み媒質が少なくなってきた事を探知するように
する。バリエーションとしては、ケースから書き込み道具が出ている部分の水分
や他の溶媒を探知するもので、それによってユーザーに書き込み部分を交換する
よう警告する。
【0038】 スタイラスの全ての形態において、ケースに一定の書き込み道具しか入らない
ようにする(例えば色によって)ことで、異なる書き込み道具を区別するメカニ
ズムを設置することができる。一つのバリエーションとしては、書き込み先と反
対側等の、書き込み道具の一部の形状を色によって変える。同時に、ケースのメ
カニズムは、特定の形の書き込み道具だけをケースに入れることができるという
ものにして、間違った書き込み道具を入れることを防止する。この形態では、ス
タイラスのセットにカラーコードをつけておくと便利である。
【0039】 全てのスタイラスの形態において、ポジションシグナル・トランスミッターは
、超音波シグナル、レーダーシグナル、マイクロ・インパルス・シグナル等の、
さまざまなシグナルを発信することができる。
【0040】 スタイラスの全ての形態において、スタイラスにはさらに、書き込み道具が書
き込み面に接触していることを感知するコンタクトスイッチを設置することがで
き、コンタクトスイッチが書き込み道具と書き込み面の接触を感知したときには
、ポジションシグナル・トランスミッターがポジションシグナルを発信する。こ
のバリエーションにおいては、コンタクトスイッチが書き込み道具と書き込み面
の接触を感知したときにレフェレンスシグナルを発信する、レフェレンスシグナ
ル・トランスミッターをスタイラスに設置することもできる。
【0041】 スタイラスの全ての形態において、スタイラスケースの末端から突き出した書
き込み道具のサイズに合わせて、取り外し可能なキャップをスタイラスケースの
末端に付けることができる。キャップは、書き込み道具が乾かないように、スタ
イラスケースをきっちり被うものが望ましい。キャップをはずすことなく書き込
み道具の色がユーザーに分かるような素材でキャップを作る。例えば、キャップ
は随意に透明または半透明にしてもよい。またポジションシグナル・トランスミ
ッターをスタイラスケースの末端に隣接するようにつけて、キャップをポジショ
ンシグナル・トランスミッターのサイズに合わせるようにする。
【0042】 本発明である筆写システムに使用するスタイラスの他の形態、およびそのバリ
エーションは本書に記述されており、これを本発明のスコープに包括するものと
する。
【0043】 さらに本発明は、書き込み面に隣接した温度を測定する温度センサーの使用に
も関連する。温度センサーは、書き込み面、スタイラス、ディテクター、ディテ
クター組み立て、連結部品と付属部品、取付部品、ハードウェアユニット、テン
プレートなどの、本書に記述される筆写システムの構成部品一つ、または二つ以
上と組み合わせることができる。温度の変化によって、ポジションシグナルの飛
行する速度に影響を受けるようになる。温度センサーを用いた温度測定は、かか
る変化に対応するために使用することができる。
【0044】 本発明の見解から、さまざまな筆写システムの形態を設計することができる。
筆写システムの形態における特定の例は、以下に記述するとおりである。
【0045】 一つの形態では、書き込み面に隣接した位置を定め、スタイラスが書き込み面
に隣接して置かれているとき、スタイラスから送られてくるポジションシグナル
を受信する複数のシグナルレシーバーを筆写システムに設置するが、シグナルレ
シーバーはスタイラスからのポジションシグナルを受け取ると、これに反応して
タイミングシグナルを生成し、筆写システムはこのタイミングシグナルを用いて
書き込み面に隣接したスタイラスの位置を定める。
【0046】 その他の形態では、スタイラスから送られる第一パワーシグナルを受信し、第
二パワーシグナルを生成するための、最低限一つのシグナルレシーバー(第一・
第二パワーシグナルは、スタイラスに含まれる電源のパワーレベルに関する情報
を持つ);最低限一つのシグナルレシーバーから送られるパワーシグナルを受け
取り電源のパワーレベルを測定する、第二パワーシグナルをプロセスするための
ロジックを有するハードウェアユニット;スタイラスの中にある電源のパワーレ
ベルをユーザーに示す、ハードウェアユニットに取り付けたインジケーター、等
が筆写システムに含まれる。
【0047】 この形態においては、シグナルレシーバーは、書き込み面と組み合わせるよう
設定されているディテクターに取り付けることができる。この形態ではまた、第
一ディテクターと第二ディテクターを連結する連結部品に取り付けることもでき
、第一・第二ディテクターは、ハードウェアユニットで電気的交信をする。この
形態では、シグナルレシーバーをハードウェアユニットに取り付けることもでき
る。さらにこの形態では、シグナルレシーバーにフォトセンサーを設置すること
も可能で、パワーシグナルは、スタイラスから発信される、赤外線シグナルにエ
ンコードすることができる。また、この形態では、シグナルレシーバーにピエゾ
電気素材を用いて、パワーシグナルをスタイラスから発信されるソニック・シグ
ナルにエンコードすることができる。
【0048】 本発明に準じた筆写システムの他の形態が本書に記述されており、これも本発
明のスコープに入れるものとする。
【0049】 ディテクター、ディテクター組み立て、連結部品と付属部品、取付部品、ハー
ドウェアユニット、テンプレート等の筆写システムの構成部品一つ以上を、白板
、黒板、書き込み面又は書き込み面を取り付けるメカニズムを含む、家具等の書
き込み面として使用できる物に随意で永久的に取り付けるができる。例えば、筆
写システムのかかる部品を机や他のオフィス家具に取り付けることも考えられる
【0050】 筆写システムのさまざまな形態と組み合わせて使用するキット(道具一式)お
よびその部品も用意されている。広い意味において、キットは、本書に記述され
る筆写システムのさまざまな形態における同じ構成部品二つ以上、または異なる
構成部品二つ以上で用意されている。これに含まれる部品は、書き込み道具、紙
・白板・黒板・ガラスのような書き込み面、スタイラス、スタイラスキャップ、
ディテクター、ディテクター組み立て、連結部品と付属部品、取付部品、ハード
ウェアユニット、テンプレート、さまざまな筆写システムに使用するコンピュー
ターが読み込める形態のロジック等が用意されている。
【0051】 特定のキット形態を以下に記述する。一つの形態では、書き入れ面に隣接した
位置を定め、スタイラスが書き入れ面に隣接してあるときにスタイラスから発信
されたポジションシグナルを受信する、第一・第二シグナルレシーバーがキット
に含まれている。シグナルレシーバーは、スタイラスからポジションシグナルを
受け取ったことに反応してタイミングシグナルを生成する。またこのキットには
テンプレートが含まれ、これは書き入れ面と組み合わせることが可能で、一つの
コントロールセクションの周界を、最低限一つのコントロールセクションにスタ
イラスの書き入れる部分が入る容積として定めるマークが付いている。さらにこ
のキットには、与えられたコントロールセクションの周界にスタイラスの一部が
置かれていることを確認し、筆写システムのプロセシング・ユニットに、与えら
れたコントロールセクションに関連した機能を実行するよう指示するロジック等
の、コンピューター読み込み可能媒体が含まれる。
【0052】 その他の形態では、背景を持つ書き込み面がキットに含まれる。またこのキッ
トには、指示書等のコンピューターが読み込み可能な媒体が含まれていて、プロ
セッサーが実行すると、モニターに背景の像が作成される。コンピューター読み
込み可能媒体には、背景の像と書き込み面に書き込んだものを組み合わせたもの
と一致する、合成の像を形成するための指示も含まれている。この形態において
は、書き込み面は帳簿のような空白にもなる。このキットを使用して、書き込み
面上の帳簿等の空白に書き込みながら、同時にそれを記録することができる。
【0053】 もう一つの形態では、書き込み面に隣接した位置を定め、スタイラスが書き込
み面に隣接してあるときスタイラスから発信される一つ以上のポジションシグナ
ルを受信する、複数のシグナルレシーバーを含む筆写システム用のキットが準備
されており、シグナルレシーバーはスタイラスからポジションシグナルを受信す
ると、これに反応してタイミングシグナルを生成する。このキットは以下の内容
を含む: 書き込み面と組み合わせることのできるテンプレート。テンプレートには一つ
以上のコントロールセクションが含まれる。
【0054】 スタイラスの発信した一つ以上のポジションシグナルをシグナルレシーバーが
受信したことに基づき、スタイラスが特定のコントロールセクションに触れたこ
とを探知するロジックと、スタイラスが特定のコントロールセクションに触れた
ことを探知して、筆写システムの機能を実行させるロジックを含む、コンピュー
ターの読み込める媒体。
【0055】 このキットの形態において、テンプレートは、スタイラスが複数のコントロー
ルセクションのどれに触れるかによって異なる機能を実行するロジックを含み、
実行させるロジックである複数のコントロールセクションが含む。
【0056】 このキットの形態では、テンプレートは紙かプラスティックのシートである。
テンプレートには電気回路がない。またテンプレートはシグナルを発信したり受
信したりしない。
【0057】 またこのキットの形態では、テンプレートに最小限 2 個のカリブレーション
マークと、スタイラスが最小限 2 個のカリブレーションマークに触れることで
、シグナルレシーバーに相対する書き込み面上のテンプレートの位置を定めるロ
ジックを含む、コンピューター読み込み可能媒体が含まれる。
【0058】 このキットの形態では、コンピューター読み込み可能媒体には、スタイラスが
特定のコントロールセクションに触れたときに、筆写システムに操作上接続され
ているモニター上の像が変わるロジックが含まれる。
【0059】 このキットの形態では、コンピューター読み込み可能媒体には、スタイラスが
特定のコントロールセクションに触れたときに、筆写システムに操作上接続され
ているモニター上の像が保存される;特定のコントロールセクションに触れたと
きに削除される;特定のコントロールセクションに触れたときにプリントされる
;特定のコントロールセクションに触れたときにファックスされる;特定のコン
トロールセクションに触れたときに電子メールされる等のロジックが含まれる。
【0060】 このキットの形態では、1 個以上のコントロールセクションに、計算機の機能
を実行するコントロールセクションが含まれ、これはスタイラスが特定のコント
ロールセクションに触れたとき計算機の機能を実行するロジックを含んだ、コン
ピューター読み込み可能媒体である。
【0061】 このキットの形態では、コンピューター読み込み可能媒体に、テンプレートの
コントロールセクションの位置を確認するデータファイルが含まれる。
【0062】 このキットの形態では、キットに複数の異なるテンプレートが含まれ、コンピ
ューター読み込み可能媒体には、各テンプレート上にあるコントロールセクショ
ンの位置を確認する複数のテンプレートの1個以上のデータファイルが含まれる
が、コンピューター読み込み可能媒体には、さらにユーザーがどの複数のテンプ
レートを使うかを選択できるロジックが含まれている。
【0063】 このキットの形態では、コンピューター読み込み可能媒体にはロジックが含ま
れ、これはスタイラスが特定のコントロールセクションに触れたことによって、
筆写システムのどの機能を実行するかをユーザーが選択できるロジックである。
【0064】 他の形態では、書き込み面に隣接した位置を定め、スタイラスが書き込み面に
隣接してあって、筆写システムが書き込み面にスタイラスで書き込んだものを記
録するときに、スタイラスから発信されたポジションシグナルを受信する複数の
シグナルレシーバーを含む、筆写システムを使用するためのキットが用意されて
いる。この形態において、キットの内容は以下を含む: 書き込み面と組み合わせられる、背景の像。
【0065】 以下を含むコンピューター読み込み可能媒体: 書き込み面にある背景の像の位置を探知するロジック。
【0066】 書き込み面の背景の像に相対する、スタイラスの位置を探知するロジッ
ク。
【0067】 背景の像と相対する、スタイラスが書いたものを記録するロジック。
【0068】 背景の像と背景の像にスタイラスで書き込まれたものとの合成の像を形
成するためのロジック。
【0069】 この形態では、背景の像は紙やプラスティックのシートから成る。背景の像は
、スタイラスが書き込んだものを消せる素材に書き込む。背景の像には電気回路
がなく、シグナルを発信したり受信したりしない。背景の像は、空白のコンピュ
ーターアプリケーションや帳簿である。背景の像は最低 2 個のカリブレーショ
ンマークとコンピューター読み込み可能媒体から成り、これにはスタイラスが背
景の像にある最低 2 個のカリブレーションマークに置かれていることに基づき
、書き込み面の背景の像の位置を定めるロジックが含まれる。
【0070】 コンピューター読み込み可能媒体には、スタイラスが背景の像の特定の部分に
隣接して置かれたとき、筆写システムに操作上接続されているモニター上の像を
変えるロジックが随意で含まれる。
【0071】 コンピューター読み込み可能媒体には、スタイラスが背景の像の特定の部分に
隣接して置かれたとき、筆写システムに操作上接続されているモニター上の像を
保存する・削除する・プリントする・ファックスする・電子メールするロジック
が随意で含まれる。
【0072】 数々のバージョンのコンピューター読み込み可能媒体を、さまざまなキット形
態の一部として上述したが、コンピューター読み込み可能媒体はキットとは別に
用意することもある。
【0073】 本発明に準じて、さまざまな筆写システムの使用方法が提示される。
【0074】 一つの形態では、以下の内容を含む方法が提示される: 書き込み面に隣接して、1 個以上の入力セクションのあるパッドを置く。
【0075】 特定の入力セクションにスタイラスを置くと、スタイラスはそれに反応して
ポジションシグナルを発信する。
【0076】 スタイラスが特定の入力セクションに隣接して置かれていることを筆写シス
テムが決定すると、それに応じてその特定の入力セクションに関連した機能を実
行する。
【0077】 この形態では、入力セクションがカリブレーションマークであるとすると、筆
写システムが実行する機能として、シグナルレシーバーの分離を決定することに
よってシステムがカリブレーションする。
【0078】 またこの形態では、入力セクションと関連する機能が筆写システムと操作上接
続されたモニターに表示された像を修正する機能であるとすると、筆写システム
は線筆が保存入力セクションに触れたことを確認したことに反応してその像を修
正する。また入力セクションに関連する機能が筆写システムと操作上接続された
モニターに表示された像を保存する機能であるとすると、筆写システムはスタイ
ラスが保存入力セクションに触れたことを確認したことに反応してその像を保存
する。また入力セクションに関連する機能が、筆写システムと操作上接続された
モニターに表示された像を削除する機能であるとすると、筆写システムは線筆が
保存入力セクションに触れたことを確認したことに反応してその像を削除する。
さらに入力セクションに関連する機能が、筆写システムと操作上接続されたモニ
ターに表示された像の色を変える機能であるとすると、筆写システムは線筆が保
存入力セクションに触れたことを確認したことに反応してその像の色を変える。
【0079】 この方法に関連する方法は、コンピューター読み込み可能媒体で、以下の内容
を含む: 書き込み面に隣接して設置される1 個以上のパッド上の入力セクションをエ
ンコードするファイルを取り、スタイラスが 1 個の入力セクションに隣接して
設置されたことが探知されたとき、1 個以上の入力セクションに関連して機能が
実行されるロジック。
【0080】 ポジションシグナルが、特定の入力セクションに隣接するスタイラスから複
数のシグナルレシーバーまで飛行する時間に基づいて、スタイラスが特定の入力
セクションに隣接して置かれていることを決定するロジック。
【0081】 スタイラスが特定の入力セクションに隣接して置かれていることを確認した
ことに反応して、筆写システムに入力セクションに関連する機能を実行させるロ
ジック。
【0082】 バリエーションの一つは、入力セクションに関連した機能は、筆写システムと
操作上接続されたモニターに表示された像を修正することであり、スタイラスが
保存入力セクションに触れたことの確認に反応して、筆写システムに像を修正さ
せるロジックを含む、筆写システムに機能を実行させるロジックである。
【0083】 もう一つのバリエーションは、入力セクションに関連した機能は、筆写システ
ムと操作上接続されたモニターに表示された像を保存することであり、スタイラ
スが保存入力セクションに触れたことの確認に反応して、筆写システムに像を保
存させるロジックを含む、筆写システムに機能を実行させるロジックである。
【0084】 さらにもう一つのバリエーションは、入力セクションに関連した機能が筆写シ
ステムと操作上接続されたモニターに表示された像を削除することであるとする
と、スタイラスが保存入力セクションに触れたことの確認に反応して、筆写シス
テムに像を削除させるロジックを含む、筆写システムに機能を実行させるロジッ
クである。
【0085】 またこの方法に関連した筆写システムは、以下を含む: 書き込み面に隣接して設置されたときに、ポジションシグナルを発信するス
タイラス。
【0086】 スタイラスが発信したポジションシグナルを受信し、それに反応してタイミ
ングシグナルを発信する、書き込み面に隣接して設置された複数のシグナルレシ
ーバー。
【0087】 書き込み面に隣接して設置されたパッドで、一つ以上の入力セクションを含
む。
【0088】 1 個以上のパッド上の入力セクションをエンコードするファイルを取り、ス
タイラスが1 個の入力セクションに隣接して設置されたことが探知されたとき、
1 個以上の入力セクションに関連して機能が実行されるロジック、ポジションシ
グナルが、特定の入力セクションに隣接するスタイラスから複数のシグナルレシ
ーバーまで飛行する時間に基づいて、スタイラスが特定の入力セクションに隣接
して置かれていることを決定するロジック、スタイラスが特定の入力セクション
に隣接して置かれていることを確認したことに反応して、筆写システムに入力セ
クションに関連する機能を実行させるロジック等を含むプロセシングユニット。
この形態においては、筆写システムと操作上接続されるモニター表示される像の
修正、保存、削除のグループから機能が選択されるようになる。またこの形態で
は、入力セクションがカリブレーションマークであるとすれば、筆写システムの
実行する機能は、シグナルレシーバーの距離を決定することによる筆写システム
のカリブレーションである。
【0089】 以下の内容を含む方法も提示される: 書き込み面に取り付けた、ユーザー作動のコントロールスイッチを作動する
【0090】 ユーザー作動のコントロールスイッチを作動した結果、筆写システムと交信
するコントロールシグナルを生成する。
【0091】 コントロールシグナルを受信したことに反応して、筆写システムに機能を実
行させる。
【0092】 この方法においては、コントロールスイッチを作動することによって、最低限
筆写システムと操作上接続されたモニターに表示される像の一部が修正される。
【0093】 またこの方法においては、コントロールスイッチを作動することによって、最
低限筆写システムと操作上接続されたモニターに表示される像の一部が削除、保
存、プリント、電子メール、またはファックスされる。
【0094】 他の形態では、背景がユーザーに見えるように、背景を書き込み面に置く方法
も提示される。
【0095】 シグナルレシーバーと相対した、背景の位置を筆写システムに決定させる。
【0096】 背景と書き込んだものが合成像として見えるように、ユーザーがスタイラス
を使って背景に隣接した書き込むスタイラスの位置を探知することで、筆写シス
テムに書き込んだものを探知させる。
【0097】 背景の像と書き込んだものを組み合わせた合成の像に匹敵する電子構造を、
筆写システムに作らせる。 この方法においては、筆写システムと操作上接続されたモニター上の合成の像
に匹敵する、電子構造の表示を包括することもある。
【0098】 またこの方法においては、書き込み面に隣接した背景の設置には、書き込みエ
リアに隣接した背景の像を含む素材のシートを付けることもある。
【0099】 またこの方法においては、そのシートを書き込み面に付けることもある。シー
トは紙かプラスティックのものである。
【0100】 またこの方法においては、書き込み面は透明であり、シートは書き込み面の裏
に付けることもできる。
【0101】 またこの方法においては、背景の像を書き込み面に隣接して付ける方法として
、書き込み面に隣接して背景の像を表示する方法がある。背景の像を表示する方
法には、背景の像を書き込み面に投影する方法が含まれる。
【0102】 この方法においては、背景の像には最低 2 個のカリブレーションマークをつ
けることができ、シグナルレシーバーと相対する背景の像の位置は、スタイラス
をカリブレーションマークに置くことによって決定することができる。
【0103】 またこの方法においては、背景の像には最低 2 個のコントロールセクション
つけることもでき、スタイラスをカリブレーションマークに置くことによって、
筆写システムが機能を実行するようにすることもできる。筆写システムの機能の
実行には、筆写システムに操作上接続されるモニター上に表示される像を修正す
ることも含まれる。また筆写システムの機能の実行には、筆写システムに操作上
接続されるモニター上に表示される像から最低一部の合成の像を削除する;合成
の像に匹敵する電子構造を保存する;合成の像に匹敵する電子構造を削除する;
合成の像に匹敵する電子構造をプリントする等が含まれる。
【0104】 もう一つの形態では、筆写システムにおいて、超音波シグナルの速度に対する
影響を修正する方法がある。この方法では、超音波筆写システムが採用されてい
る、書き込み面に隣接して温度を測定し、書き込み面に隣接して測定した温度で
飛行時間計算を調整する。気候の変化によって書き込み面に影響を与える等の、
状況の変化に対応するために、できれば温度は周期的に測定するのが望ましい。
この方法は、本発明における他の方法と組み合わせて利用することもできる。か
かる方法においては、随意で温度センサーをスタイラスやテンプレートに取り付
けたり、1 個以上のディテクターに隣接して取り付けることも可能である。
【0105】 また、本発明のスタイラスと筆写システムを使って、書き込み面の像を形成し
たり修正することにより、モニターに表示されたり投影されている像を形成した
り修正する方法も提示されている。像の修正には、書き込み面の像の一部を消去
することで、モニターや投影された像から消去された部分が除去される。
【0106】 さまざまなカリブレーション方法が提示されている。一つの形態においては、
カリブレーションは以下の内容を含む: 複数のシグナルレシーバーを未知の間隔で書き込み面に取り付け、各シグナ
ルレシーバーには、シグナルレシーバーと相対する決められた位置にある、カリ
ブレーションマークがある。
【0107】 カリブレーションマークからポジションシグナルを発信する。
【0108】 ポジションシグナルの飛行時間を使って、複数のシグナルレシーバーの間隔
を測定する。
【0109】 この形態においては、スタイラスがカリブレーションマークにふれて、スタイ
ラスからポジションシグナルが発信するようになる。
【0110】 その他の形態では、以下の内容の方法が提示される: 書き込みエリアに隣接してパッドを設置し、パッドには複数のカリブレーシ
ョンマークがある。
【0111】 各カリブレーションマークにスタイラスを置くと、それに反応してスタイラ
スがポジションシグナルをシグナルレシーバーへ発信する。
【0112】 カリブレーションマークからシグナルレシーバーまでの飛行時間を基に、筆
写システムにシグナルレシーバー間の間隔を決定させる。
【0113】 この形態においては、かかる方法を実行するために、2 個のカリブレーション
マークと2 個のシグナルレシーバーを使用する。
【0114】 その他の形態では、以下の内容の方法が提示される: 書き込み面にテンプレートを設置し、テンプレートには2 個以上のカリブレ
ーションマークが定められた間隔で付けられている。
【0115】 カリブレーションマークから、スタイラスがシグナルレシーバーへポジショ
ンシグナルを発信する。
【0116】 カリブレーションマークからシグナルレシーバーまでのポジションシグナル
の飛行時間を使い、カリブレーションマークからシグナルレシーバーまでの距離
を決定する。
【0117】 カリブレーションマークとシグナルレシーバーの定められた距離、分かって
いるカリブレーションマーク間の距離を使って、シグナルレシーバーの間隔を定
める。
【0118】 この形態においては、シグナルレシーバーに相対する書き込み面のテンプレー
トの位置を定めることもかかる方法に随意で含まれる。またこの形態においては
、テンプレートには 1 個以上のコントロールセクションが、カリブレーション
マークに相対した定められた距離で設置されており、かかる方法はシグナルレシ
ーバーに相対して1 個以上のコントロールセクションの位置を定めることにも関
連する。
【0119】 かかるカリブレーション方法に関連して、方法の一部または全部がコンピュー
タの読み込める媒体によって実行される。
【0120】 一つの形態では、コンピューター読み込み可能媒体は以下を含む: 書き込み面に取り付けたテンプレート上のカリブレーションマークから、書
き込み面に取り付けた複数のシグナルレシーバーポジションシグナルの飛行時間
を取り、カリブレーションマーク間の距離は定められたものとして、その飛行時
間を使用してカリブレーションマークからシグナルレシーバーまでの距離を求め
るロジック。
【0121】 カリブレーションマークとシグナルレシーバー間の定められた距離、および
分かっているカリブレーションマーク間の間隔を利用して、シグナルレシーバー
間の距離を定めるロジック。
【0122】 この形態においては、コンピューター読み込み可能媒体は、さらにシグナル
レシーバーと相対する書き込み面上のテンプレートの位置を定めるロジックも含
む。
【0123】 またこの形態においては、カリブレーションマークと相対して定まった位置に
ある 1 個以上のコントロールセクションを設置することもでき、コンピュータ
ー読み込み可能媒体にはさらに、シグナルレシーバーと相対する 1 個以上のコ
ントロールセクションの位置を決めるロジックも含まれる。
【0124】 またこの形態においては、バーチャル・タッチパッドの働きをする、マウス領
域がテンプレートに含まれることもある。この場合、ユーザーはマウス領域内で
スタイラスを動かして、システムに関連するカーソルを動かすことができる。こ
のように、マウス領域内でスタイラスを動かすことによって、スタイラスはシス
テムのためのマウスの働きをする。この形態においては、マウスとしてのシステ
ムでのスタイラスの動きを使用するロジックがシステム含まれる。
【0125】 またこの形態においては、PALM PILOT に使用されるような、テンプレートに
ハードウェアシグナルを認識するグラフィティ領域を設置することもできる。こ
の形態においては、グラフィティ領域のスタイラスの動きを使用し、その動きを
ハードウェアシグナルに解釈するロジックがシステムに含まれる。
【0126】 もう一つ形態では、コンピューター読み込み可能媒体は以下の内容を含む: カリブレーションマークからシグナルレシーバーまでのポジションシグナル
の飛行時間を取り、その飛行時間を使って、シグナルレシーバー間の間隔を定め
る。
【0127】 本発明の方法に関しては、かかる方法にはロジックとロジックを実行するため
のハードウェアが必要であるものとする。ロジックはソフトウェアかファームウ
ェアであり、ディスケット、CD、ハードドライブ等、コンピューター読み込み可
能媒体のいかなる形態でも保存するすることができる。本発明に準ずる全ての方
法を実行するためのロジックを含む装置は、本発明に含まれるものとする。また
本発明に準ずる全ての方法を実行するためのロジックを含む、全ての形態のコン
ピューター読み込み可能媒体は、本発明に含まれるものとする。上記の方法は、
各々プロセッサーによって実行することが望ましい。したがって、本発明は、本
発明のさまざまな方法を実行するにあたり、プロセッサーによって実行されるこ
とを指示されている、ディスケット、CD、ハードドライブ等の、コンピューター
読み込み可能媒体の状況に関連する。また本発明は、本発明に実行ロジックを組
み込んだ、コンピューター、PDA、サーバー、あるいはそれと類似するものとも
関連がある。
【0128】 (詳細な説明) (筆写システムの概要) 本発明は、表面や部品に書き込んだものを記録するシステム、およびそれに関
連した方法に関連し、表面に書くためにシステムに使用されるスタイラスの位置
を、信号を用いて追跡するものである。書き込みというのは、印刷、絵、スケッ
チ、消去等、書き込み部品によるあらゆるタイプの像の形成と修正を含むものと
する。書き込む表面は、どような面でも書き込むことのできる面であればよい。
適応する表面の例は、白板、黒板、クリップボード、デスクトップ、壁、投影画
面、フリップチャート・テーブル、ガラス板等で、書き込めるものであれば、紙
、ガラス、金属、プラスティック素材の湾曲したものであってもよい。ある程度
の湾曲があってもよいとされているが、表面はなるべくスムーズで平らなものが
好ましい。
【0129】 本発明に準じるシステムには、ケースを含むスタイラスと、書き込み道具が用
意されている。書き込み道具は、随意にケースからはずすことができる。その一
形態は、書き込み部品がケースの端から取り出せるもので、もう一つの形態は、
スタイラスのケースの横側から取り出せるものである。さらに 2 個以上のディ
テクターが用意されていて、書き込み面に固定的、または一時的に取り付けるこ
とができ、スタイラスと共に使用して、書き込み面のスタイラスの位置を探知す
る。さらにこのシステムには、スタイラスと 2 個以上のディテクター間で、本
書で説明する、レフェレンスおよびポジションシグナルを発信する時にコントロ
ールするハードウェアが用意されている。
【0130】 またこのシステムには、スタイラスを書き込みに使った時間内に何回も 2 個
以上のディテクターに関連したスタイラスの位置を定めるさまざまな調整と計算
機能を実行する、ロジックとプロセス能力を持つプロセシング・ユニットが含ま
れる。代わりにシステムが、位置データを支給するための外のプロセッサーと交
信できるタイミングデータと一致する、信号を生成することもできる。
【0131】 スタイラスと複数のディテクターには、スタイラスとディテクター間における
信号交信のための、1 個か 2 個以上のトランスミッターまたはレシーバーを組
み合わせる。組み合わせて使用することによって、1 個以上のトランスミッター
または 1 個以上のレシーバーが、信号が飛行する時間を基にスタイラスと複数
のディテクターの分離距離を測定し、これでを筆の位置を決定するために使用す
ることができる。以下にその詳細を記述するが、MIR のような超音波、レーダー
等の、さまざまな範囲の媒体をシステムに使用することが可能である。
【0132】 図 1A は、本発明に準じた筆写システムの一形態を図解している。図のように
、システムにはスタイラス 10、第一ディテクター 12A、第二ディテクター 12B
、ハードウェアユニット 14 が含まれる。図にあるように、随意にイレイサー 1
6、テンプレート 18、プロセシングユニット 20、モニター 22、ユーザー・イン
ターフェース 24 をシステムに包括することができる。ユーザー・インターフェ
ースは典型的なもので、ユーザーが、プロセシング・ユニット、ハードウェアの
コントローラー、その他のプロセッサーベースのシステムと相互作用できるよう
にする。例えば、ユーザー・インターフェースには、キーボード、および/また
はマウス、あるいはモニター 22 に付けられたタッチパッド等も含まれる。
【0133】 第一ディテクター 12A と第二ディテクター 12B からの信号は、ワイヤー 26
を通じてハードウェアユニット 14 に発信される。このシグナルは、特性的に電
気的、あるいは光学的なものである。かかる信号は、無線でハードウェアユニッ
ト 14 に発信することもでき、例えば、電磁放射のような形態があげられる。以
下に説明を加えるが、システムではまた、かかる信号をスタイラス 10、あるい
はイレーサー 16 からハードウェアユニット 14 に発信するよう設計することも
できる。信号を発信する適切なワイヤーとしては、スタンダードな電話を差し込
みに繋ぐケーブルに類似したケーブルがあげられる。ディテクター 12A、12B、
ハードウェアユニット 14には、ケーブルを接続するポートが付いていて、ケー
ブルはポートから容易に取り外せるようになっている。
【0134】 図 1B は、図 1A に図解される筆写システムが、書き入れ面 28 と関連してど
のように取り付けられるかを図解している。第一ディテクター 12A と第二ディ
テクター 12B は、取り外しが可能なように書き入れ面 28 に取り付けられてい
る。矢印 30 で図解するように、第一ディテクター 12A と第二ディテクター 12
Bは、書き入れ面 28 のどこにでも取り付けることができる。しかし、一般的に
は第一ディテクター 12A と第二ディテクター 12B を、書き入れ面 28 の端に隣
接して取り付けるのが望ましい。加えて、最初のディテクター 12A と第二ディ
テクター 12B を、書き入れ面 28 に永久的に固定することも可能であるとして
いる。
【0135】 図 1A と 1B で図解されるように、書き入れ面上または隣接したテンプレート
18は、書き入れ面に隣接したスタイラスを用いて、筆写システムをコントロー
ルするのに使用することができる。図解されるように、テンプレート 18 にはマ
ークが付いていて、さまざまなコントロールセクション 32 の周界を定めている
。テンプレート 18 上のコントロールセクションは、ハードウェアユニット 14
および/またはプロセシング・ユニット 20によって実行する機能を作動するのに
使用することができる。テンプレートの利点は、ユーザー・インターフェース 2
4 と反対に、ユーザーがテンプレートを通じてモニター像 34 と筆写システムを
コントロールできるということである。
【0136】 コントロールセクションに関連する機能としては、現行のモニター像 34 を保
存する;新しいモニター像領域 36 を前景に持ちだして、新しいモニター像 34
を作成しながら、現行のモニター像 34 を保存する;新しいモニター像領域 36
を前景に持ちだして、新しいモニター像 34 を作成しながら、現行のモニター像
34 を背景に移動する;現行のモニター像を追加調整のために前景に残したまま
、現行のモニター像のコピーを背景で保存する;現行のモニター像領域 36 を前
景に維持しながらモニター像 34 全体を消去する;新しいモニター像領域 36 を
前景に引き出す;現行のモニター像領域36 を最大にしてモニターのスペースを
満たす;異なるプログラムが前景で最後に使われているとき、最後のモニター像
36 を前景に引き出す;選択した機能を可/不可にする;特定のスタイラス 10
と相関して、モニター像 34 の特定の一筆を変更、またはその色の選択をする;
モニター像 34 をファックスする;モニター像 34 を電子メールする;モニター
像 34 を印刷する等がある。
【0137】 その一形態では、ユーザーのバーチャル・タッチパッドの役目をするマウス領
域が、テンプレートに含まれている。この場合、ユーザーがスタイラスをマウス
領域で動かして、システムと関連したカーソルが動くようにする。このように、
スタイラスをマウス領域で動かすことによって、スタイラスがシステムにおける
マウスの役目をはたす。この形態では、システム内でマウスとしてのスタイラス
の動きを使用するためのロジックがシステムに含まれている。
【0138】 他の形態では、テンプレートにグラフィティ領域が含まれ、これはPALM PILOT
に使われる手書きグラフィティ等の手書きの信号を認識することができる。この
形態では、グラフィティ・システム内でスタイラスの動きを使用し、その動きを
手書きの信号に解釈するロジックがシステムに含まれている。
【0139】 背景の像は書き入れ面上に置くこともできる。また代わりに背景の像を投射し
たり、書き入れ面自体に印刷することもできる。ある意味では、背景の像がテン
プレートの役割を果たして、書き込んだ像と背景の像を組み合わせた合成の像を
形成する。一つ以上のコントロールセクションを背景の像と共に使用して、書き
込まれた像の位置を背景の像と関連させて整列させることができ、それによって
、システムに記録された合成の像とユーザーによる書き込み面に形成された合成
の像が、実質的に同じものになる。
【0140】 背景の像には、EXCEL 帳簿、POWERPOINT スライド等の、ブランクのコンピュ
ーター・アプリケーションを入れることもできる。結果として、ブランクに書き
込むことでコンピュータープログラムと一致する場所に入力され、背景の像にそ
れが現われる。また背景は、ウェブページ等のグラフィックスであることも可能
で、ユーザーが書き込み面に書き込むことによって、合成の像を形成してグラフ
ィックスを編修する。
【0141】 またコントロールセクション 32 は、他のプログラムのさまざまな機能をコン
トロールするためにも使用することができる。例えば、グループでプレゼンテー
ションをする場合、POWER POINT 等の他のプログラムと筆写システムを同時に使
用することができる。例として、特定のコントロール・セクション 32 の内にス
タイラスの書き込み部分を置くと、POWER POINT が次のスライド、または表示に
移るようになる。同様に、スタイラスの書き込み部分を異なるセクション 32 に
置くと、POWER POINT が前のスライド、または表示に戻る。結果として、ユーザ
ーはプレゼンテーションのスライドを一覧することができ、プレゼンテーション
中に、ユーザーが書き込み面 28 に書き込んだメモを捕らえることができる。こ
の場合、テンプレートは、さまざまなコンピューター・アプリケーションにおけ
る、システムのリモートコントロールやマウスの機能も果たすことになる。
【0142】 テンプレートがどのように使用できるかという、上記の図解記載で分かるよう
に、広範囲の追加システム機能を考えることができ、これらも本発明の範囲に含
めることが意図されている。テンプレートのさまざまなコントロールセクション
は、テンプレート 18 のセクションを色分けしたり、テンプレート 18 のセクシ
ョンに傍線を引いて、区別するようにする。
【0143】 システムに使用されるテンプレートはメモリーに保存されていて、筆写システ
ムが認識することのできる、一連のテンプレートから選択することができる。使
用においては、どのテンプレートを選択したかがシステムに指示される。随意に
メモリーからテンプレートを印刷して、テンプレートを選択することもできる。
選択された後は、テンプレートは書き込み面に隣接して設置される。
【0144】 また、テンプレートはユーザーが定義することもできる。バリエーションの一
つでは、システムに使用されるプログラムの中で、テンプレートをユーザーが定
義する。ユーザーが定めたテンプレートは印刷され、かかるテンプレートを使用
することがシステムに指示される。他のバリエーションでは、ユーザーが書き込
み面にテンプレートを描き、システムが使用するプログラムに、描かれているテ
ンプレートを使用することを指示して定義する。手書きの認識と共に、あらかじ
め決められたコントロールシグナルの像を用いて、システムが書き込み面に描か
れたテンプレートをメモリーに読み込めるようにする。
【0145】 テンプレート 18 は、テンプレートの印刷された紙や、静電気によって書き込
み面に 28 にはり付く薄いプラスティックのシートのような、平面に取り付けや
すいものであればどんな素材でもあってもよい。本発明の特色としては、テンプ
レートには電気回路構成がなく、信号を発信したり受信したりしない。
【0146】 テンプレートを適用するときには、第一・第二ディテクターから離れたところ
に取り付けることが望ましい。例えば、図 1A のテンプレート 18 は、第一ディ
テクター 12A と第二ディテクター 12B に対する書き込みエリア 38 の反対側に
取り付けられている。可能な限り、テンプレート 18 は、書き込みエリア 38 上
の反対側にある第一ディテクター 12A と第二ディテクター 12B から、等距離の
場所に取り付けることが望ましい。テンプレート 18 は書き込み面 28 から取り
外せるように図解されているが、随意に書き込み面 28 に永久的に取り付けるこ
ともできる。
【0147】 一つの形態として、筆写システムは、書き込み面 28 から取り外しができるよ
うになっている。取り外せることで、筆写システムは持ち運びが可能で、異なる
書き込み面 28 や異なるサイズの書き込み面 28 を使用することが可能である。
書き込み面への取り付けというのは、書き込み面に隣接した取り付けということ
も含むものとする。
【0148】 以下に説明するが、筆写システムを異なる書き込み面 28 と使用する場合、シ
ステムを調整しなければならないこともある。調整中にディテクター間の距離、
L、を測定する。システムの形態によっては、幅、W;高さ、H;対角線の距離、D
;を含む、書き込みエリア 38 の寸法を測定する。他の形態では、テンプレート
の位置 18 を調整中に測定する。
【0149】 システムの形態の中には、自己調整されているものもあり、例えば、ディテク
ター間の距離等が固定されていることもある。その他は、ユーザーがシステムを
調整しなければならない。さまざまな調整方法が開発されていて、ユーザーイン
ターフェースへの入力、および/またはユーザーが一連のコンピューター・プロ
ンプトに従って行なうオプションがある。
【0150】 図 1C は、ユーザーがコンピュータープロンプトに従って調整する、システム
の調整を図解している。図のように、調整中にユーザーが、テンプレート 18 上
の一つ以上のカリブレーションマーク 40 にスタイラス 10 で接触する。カリブ
レーションマーク 40 は、図のようにテンプレート 18 上に設置することができ
る。またカリブレーションマーク 40 は、ディテクター 12A と 12B の上に設置
することもできる。
【0151】 ユーザーを促すために、随意にプロセシング・ユニット 20 がモニター22 上
に像を生成するようにすることができる。例えば、プロセシング・ユニット 20
は 1C の図解のように、モニター 22 上にテンプレートの像 42 を作成すること
ができる。スタイラスの像は、テンプレート像 18 のカリブレーションマーク 4
0 に触れると見ることができる。それに応え、図のように、ユーザーがスタイラ
ス10でテンプレート18のカリブレーションマーク 40 を触れる。他の形態では、
ディテクターの像上のカリブレーションマーク 40 に触れるスタイラスの像を、
プロセシング・ユニット 20 が作成することができる。それに応え、ユーザーが
第一ディテクター 12A のカリブレーションマーク 40 に触れる。ユーザーが、
プロセシングユニット20の提供する各プロンプトに従うと、筆写システムは調整
される。筆写システムはユーザーが簡単に調整することができるため、異なるサ
イズの書き込み面 28 を、筆写システムに容易に使用することができる。
【0152】 筆写システムを調整した後は、通常すぐに使用が可能となる。図 1D に図解さ
れるように、ユーザーはスタイラスで 10 書き込みエリアに 38 書き込むことが
できる。ユーザーが書き込みエリア 38 に像を作成すると、同様の像がモニター
のモニター像エリア36 に現われる。ユーザーが書き入れエリア 38 に像を作成
している間、同様の像がモニター 22 のモニター像エリア 36 に現われる。書き
入れエリアの像 38 は書き入れた像 44 として照合され、モニター 22 上の像は
モニター像 34 として照合される。図 1Eで図解されるように、書き入れた像 44
はまた、イレイサー 16 を使って消すことができる。モニターの像 34 は、書
き入れた像 44 をイレイサー 16 を使って消すと消される。
【0153】 書き込み面に隣接した温度変化に対応するために、システムは随意に定期的な
操作中の再調整を行なう。温度変化が生じるのは、天候の変化によって太陽光線
が書き込み面にインパクトを与える時などである(ブラインドの開閉、時間の経
過)。この温度の変化は、ポジションシグナルが飛行する速度を変化させること
がある。温度を測定することでこの温度変化を探知し、システムを適切に再調整
する。バリエーションの一つとして、超音波筆写システムを適用する場合、書き
込み面に隣接した温度を測定して、測定した書き込み面に隣接した温度による飛
行計算を調整する、超音波シグナルに対する温度の影響を修正する方法がある。
この方法は、他の調整法と組み合わせて使用することもできる。
【0154】 モニター像 34 は、後の編修と操作のための保存、またはファックス、電子メ
ール、WORD・WORDPERFECT等のワープロプログラム、POWER POINT・VISIO等のグ
ラフィック表示と準備プログラム、AUTOCAD 等のデザインプログラム等の、電子
の数字とディジタル文書フォーマットに変換することが可能である。またモニタ
ー像は、ネットワーク、インターネット、電話線、他の通信媒体を通じて、リア
ルタイムで離れたユーザーに送信することが可能である。モニター像は、像が書
き込まれた場所や離れた場所で投影することこともできる。一つの形態では、書
き込まれた像が形成され修正された場所の音声は、モニター像と組み合わせて保
存、および/または交信される。
【0155】 図 1F は、テンプレート 18 の一形態を図解しており、これには計算機のキー
パッドにあるキーと相関する、コントロールセクション 32 が含まれている。テ
ンプレート18 には、計算機のキーと相関する複数のコントロールセクション 32
が含まれる。図 1F には図解されていないが、キーと相関する追加のコントロ
ールセクションを 32つけることが可能であり、テンプレート 18 に追加するこ
とが構想されている。さらに図 1F には図解されていないが、PC キーボードお
よび/または PDAs 上にコントロールセクション 32 をつけることが可能である
が、これもテンプレート 18 に追加することが構想されている。また図 1F に、
モニター 22 に表示される計算機の像 46 が図解されている。計算機の像 46 は
、PC のソフトウェアに一般的に見られる計算機の像と同様の物となる。計算機
の像 46は、ユーザーに表示される情報のある場所のディスプレー 48 を含む。
また計算機の像 46 は、随意に、テンプレート 18 に含まれるコントロールセク
ション 32 と相関する、キーのあるキーパッドを含むこともできる。キーパッド
上のキーの数字と種類は、テンプレート 18 に含まれるコントロールセクション
32 と異なるものでありうる。
【0156】 コントロールセクション32は、計算機の像 46 のディスプレー 48 をコントロ
ールするために使用することができる。特に、コントロールセクション32 にス
タイラス10を置くことによって、プロセシングユニット20 および/またはハード
ウェアユニット 14 が、コントロールセクション 32 と関連する機能を実行する
ようになる。例えば、数字の 9 を示すコントロールセクションにスタイラス 10
を置くと、数字の 9 がディスプレー 48 に現われる。その結果、テンプレート
18 上のコントロールセクション 32 は、計算機のキーパッドに使用することが
でき、計算機の像 46 上のディスプレー 48 は、計算機のディスプレー 48 に使
用することができる。
【0157】 ユーザーインターフェース 24 は、計算機の像 46 上のディスプレー 48 をコ
ントロールするのに使用できる。例えば、ユーザーインターフェースに通常 PC
で使用されるキーボードが含まれる場合、キーボードのキーは、計算機の像 46
上のディスプレー 48 をコントロールするのに使用することができる。キーボー
ドの数字 2 を押すと、ディスプレー 48 に数字の2 が現われるようになる。さ
らに、ユーザーインターフェースにマウス、またはカーソルをコントロールする
装置が付いている場合、カーソルを計算機の像 46 上にあるキーに重ねることが
できる。カーソルを特定のキーに重ねてマウスをクリックすると、そのキーに関
連した機能を実行するようになる。
【0158】 計算機の像 46 には、テンプレート 18 上のコントロールセクション32一致し
ないキーを含むこともできる。このキーは、テンプレート上のコントロールセク
ションにスタイラスを置くことで道具しない機能を、実行することができる。前
述のように、キーは典型的なユーザーインターフェースで作動させることができ
る。
【0159】 計算機の像 46 は、常にユーザーに見えている必要はない。例えば、計算機の
像46 は、スタイラスを “ON/C” と書かれているファンクション・コントロー
ルセクション 32 に置くことで、手動でモニター 22 に呼び出すことができる。
また、スタイラスが “OFF” と書いてある、ファンクション・コントロールセ
クション 32 以外の計算機機能と一致するコントロールセクション 32 に置かれ
ているとき、計算機の像は自動的にモニター22に呼び出される。計算機の像 46
は、一定の時間が過ぎると、自動的にモニター22から消える。また計算機の像 4
6 は、スタイラスを “OFF” と書いてあるファンクション・コントロールセク
ション 32 におくことで、手動でモニター 22 から消すことができる。
【0160】 計算機の像 46 が呼び出されると、モニターの計算機の像 46 は、モニター22
上のモニター像エリア 36 と交替するか、図 1F にあるように、モニター像エリ
ア36上に現われるようになる。計算機の像が 46 モニター像エリア 36 の上に現
われた時、ユーザーはマウスのようなユーザーインターフェース 24 を用いて、
計算機の像 46 またはモニター像エリア 36 のカーソルの位置で、モニター像エ
リア 36 と計算機の像 46を交換することができる。Windows(商標)のテクノロ
ジーで知られているように、カーソルが計算機の像 46 の上に置かれたときには
、計算機の像 46 は前に出て、スクリーンいっぱいに見える。同様に、カーソル
がモニター像エリア 36 に置かれたときには、モニター像エリア 36 は前に出て
、スクリーンいっぱいに見える。
【0161】 書き込み面で形成された像は、同時に同じまたは異なる面、例えば隣接する投
影が可能な面、書き込み面(前か後ろの投影)、離れた場所等に投影することが
できるものとする。この場合、テンプレートを上記に説明される計算機として使
用すると、ユーザーは計算機を隣接する投影できる面に写すことができ、書き込
み面から移動することなく計算を行なうことができる。
【0162】 テンプレートは上記の計算機機能を持つことが説明されているが、テンプレー
トが、ユーザーのためのリモートコントロール装置やユーザーインターフェース
など、幅広い機能を持つことはすでに記述されている。このことによって、ユー
ザーはスタイラス・テンプレートを使って 書き込み面から離れることなく、か
かるアプリケーションの像を表示して、上記の計算機やウェブブラウザー(ブッ
クマークを探したり、スクリーンを後戻り・先送りする)のようなさまざまなア
プリケーションを操作することが可能である。よって、書き込み面とスタイラス
を使った筆写システムと、テンプレートとスタイラスを使ったさまざまなプログ
ラムのためのユーザーインターフェースを、容易に交替することができる。
【0163】 ハードウェアユニット 14 またはプロセシングユニット 20 には、スタイラス
がコントロールセクション 32 に置かれたときに実行される機能を音声で説明す
る、音声シンセサイザーをオプションで含めることができる。例えば、スタイラ
スが “2”と書かれているコントロールセクション 32 に置かれたときには、音
声シンセサイザーの音声が “二”と言う。スタイラスが “+” と書かれている
コントロールセクション 32 に置かれたときには、音声シンセサイザーが “プ
ラス” と言う。さらに、スタイラスが “=” と書かれているコントロールセク
ション 32 に置かれたときには、音声シンセサイザーが “イコール”といって
、計算の答えを出す。例えば、スタイラスを順番に “1”、“2”、“X”、“.
”、“0”、“0”、“3”、“=”と書かれているコントロールセクション 32 に
置くと、音声シンセサイザーが “一”、“二”、“かける”、“ポイント”、
“ゼロ”、“ゼロ”、“三”、“イコール”、“ゼロ”、“ポイント”、“ゼロ
”、“三”、“六”という。その結果、シンセサイザーによって、モニター 22
と計算機の像 46 を省略することができる。
【0164】 さらに、ディスプレイ48 もハードウェアユニット 14 に包括することができ
る。例えば、ハードウェアユニット 14 に、計算機によく使われている液晶や L
ED を包括することができる。ディスプレイ48は、テンプレート 18 のコントロ
ールセクションをスタイラスで指したり、ハードウェアユニットのスイッチを作
動させてコントロールする。
【0165】 図 1G は、筆写システムに適切なテンプレート 18 の、他の一形態を図解して
いる。前に図解したコントロールセクション 32 は正方形か長方形であったが、
コントロールセクションは図 1G にあるように、三辺形・楕円形・八辺形・六辺
形・円形でもありうる。また図 1G では、スタイラスの書く部分を一つのコント
ロールセクションの周界内に置くことで実行される機能をユーザーに示す、アイ
コンやテキストを含むコントロールセクション 32 を図解している。前に図解し
たカリブレーションマークは、テンプレート18 の端にそって並べられていたが
、カリブレーションマークはテンプレートのどこにでも置くことができる。カリ
ブレーションマーク 40 の間隔は、最大限の変位にすることが望ましい。結果的
に、カリブレーションマークは図 1G に示されるように、テンプレート18の両端
につけられている。
【0166】 図 1H に図解されるように、書き込み面 28 には、書き込み面に印刷するか書
き込み面に被せるようにして、背景の像 50 を入れることができる。そのかわり
に、背景の像を書き込み面に投影することもできる。書き込み面 50 はガラスや
プラスティックのような透明な素材であるため、背景の像 50 は、書き込み面の
前と後ろどちらからでも投影することができる。背景の像 50 に適する形式とし
ては、図 1H に示される帳簿、ブループリント、手書き・タイプのテキスト、メ
モ、グラフ、絵図等がある。背景の像 50 は、表面に物理的に取り付けられた素
材の上に置いて、書き込み面として使用することができる。背景の像 50 を載せ
る素材の例としては、紙、プラスティックシート、その他書き込むことのできる
素材である。また背景の像 50 は、書き込み面 28 に投影された像でもありうる
。例えば、背景の像 50 は、投影システム(反射または透過表示)の前か後ろか
ら、書き込み面 28 に投影された像でありうる。
【0167】 図 1H に示されるように、書き込み面 28 に背景の像 50 を使う場合、モニタ
ー22 に現われる合成形態の像 52 を形成する、背景の像と組み合わせた書き込
み面 28 に書き入れるようになる。書き込み面 28 に書かれた一筆一筆が、合成
の像 52 として形成される背景の像 50との関係で、的確な位置に置かれるよう
にシステムを調整することができる。例えば、背景の像 50 が帳簿である場合、
背景の像 50 の特定のセルに書き込まれた像が、図 1H に図解される合成の像 5
2上の、同じセルに現われるようにする。
【0168】 背景の像 50 とその上にある像 50 は、プロセシングユニット 20 、モニター
22、ユーザーインターフェース 24 によって作成することができる。その場合
、背景になる像 50 は、EXCEL のようなプログラムで作成する帳簿でもあり得る
。その他の背景の像 50 は、VISIO・CAD プログラムのようなグラフィックスの
プログラム、あるいはその他の文書を作成するプログラムで作成することができ
る。また背景の像 50 は、外部で作成することもできる。その場合、背景用の像
50 がブループリントだとすると、スキャナーを通してプロセシングユニット 2
0 へスキャンする。
【0169】 システムには、背景用の像 50 をイメージファイルに変換するロジックを設置
することができる。イメージファイルへの変換中、ロジックがカリブレーション
マーク40 を背景用の像 50 に追加する。その後イメージファイルは、通常のプ
リンター、または拡大サイズの紙に印刷できるプリンターにプリントすることが
できる。
【0170】 背景用の像 50 は、紙にプリントしたもの、もしくはオーバーヘッド・プロジ
ェクションに適した透明シートが可能である。またプリントされた背景の像 50
は、オーバーヘッドプロジェクター用の透明シートや、スライドプロジェクター
用のスライドにも変換することができる。
【0171】 背景の像 50 を書き込み面上に設置した後は、ディテクター 12A、12Bとの関
係で、背景の像 50 の位置を測定するために、背景の像調整が必要となる場合も
ある。背景の像の調整を開始するためには、ユーザーがシステムに、特定の背景
50 を書き込み面 28 と組み合わせて使用することを伝達する。システムが伝達
を受けると、ユーザーは、スタイラスを背景の像 50 との間にあらかじめ定めら
れた物理的関連ができるようになる一つ以上のカリブレーションマーク 40 に接
触するよう促される。スタイラスでカリブレーションマーク 40 に触れると、デ
ィテクター12A、12B と相対する背景の像 50 の位置が確認できるようになる。
スタイラスの位置もディテクターの位置と相対して測定されるため、スタイラス
でカリブレーションマーク 40 に触れると、背景の像と相対したスタイラス 10
の位置が測定できるようになる。
【0172】 背景の像を使用した一形態として、図 1I に示されるように、ウェブページか
らの像のような、背景の像 50 が書き込み面 28 に投影されている(後ろからの
投影として図解されている)。コメントや投影された背景の像を修正するような
書き込み 54 は、書き込み面 28 に書き込むことで投影された像との関連で作成
され、それによって投影された背景の像 50 と書き込んだもの 54 との合成の像
が形成される。投影された背景の像と、書き込み面に書かれたものとの合成の像
52 は、モニター 22 に表示、メモリーに保存、他の場所で投影することができ
る。この形態に見られるように、さまざまな合成の像を形成することができ、そ
れによって一ヵ所以上の離れた場所に、ダイナミックな範囲でのグラフィックス
を発表することが可能になる。
【0173】 (システムのバリエーション) 一般的には、筆写システムは、書き込み面 28 上のスタイラス 10 の位置を何
回も探知することで書かれた像 44 を記録するもので、探知した各位置は、モニ
ター像 34 を形成する点となる。書き込んでいる間のスタイラス 10 が動くスピ
ードより速い、サンプル率でスタイラス 10 の位置を探知し、書き込まれたもの
と一致する像 34 をリアルタイムで記録し表示することができる。以下に詳細を
説明するが、各点は、ポジションシグナルがスタイラス 10 とディテクター 12A
・12B間を飛行する時間に基づいて測定される。この時間をポジションシグナル
の飛行時間と呼ぶ。
【0174】 いくつかの異なるシステムデザインを使用して、ポジションシグナルがスタイ
ラス 10と第一・第二ディテクター 12A、12B 間を飛行する時間を測定すること
ができる。かかる異なるデザインは、図 2A-2D において説明されている。また
、さらなる追加のシステム設定も構想されており、本発明の範囲に含むことを意
図している。
【0175】 図 2A は、スタイラス 10 に最小限 1 個以上のレフェレンスシグナル・レシ
ーバー 56と、ポジションシグナル・トランスミッター 58 が含まれる形態を図
解している。同時に、各々第一ディテクター 12A と第二ディテクター 12B には
、ポジションシグナル・レシーバー 60 が含まれる。システムには、レフェレン
スシグナル・トランスミッター 62 がどこかに設置される。図 2A では、レフェ
レンスシグナル・トランスミッター 62 が第二ディテクター 12B に設置されて
いる。その他の形態では、レフェレンスシグナル・トランスミッター 62 がハー
ドウェアユニット 14 に設置されるようになっている。
【0176】 図 2A に図解されるように、レフェレンスシグナル 64 はスタイラス 10 に送
られる。スタイラス 10 がレフェレンスシグナル 64 を受け取ると、これはスタ
イラス 10 がポジションシグナル 66を送ることのトリガーとなる。ポジション
シグナル 66 はスタイラス 10 から放射状に伝わり、スタイラス 10 と第一12A
・第二 12B の各ディテクター間の距離に応じてポジションシグナル 66 が生成
されて、第一ディテクターと第二ディテクター 12A、12B が受け取る。ポジショ
ンシグナル 66 は、レフェレンスシグナルが送られた後、決まった時間に送られ
るため、ポジションシグナルが第一・第二ディテクター 12A、12B へ飛行する時
間を測定することができる。
【0177】 ハードウェアユニット 14 は、第一・第二ディテクター 12A、12B からポジシ
ョンシグナル 66 を受け取り、レフェレンスシグナル・トランスミッター 62 か
らのレフェレンスシグナル 64 の発信をコントロールする。ハードウェアユニッ
ト 14 は受信したポジションシグナル 66 を使って、スタイラス 10 から第一デ
ィテクターと第二ディテクター 12A、12Bまでの、ポジションシグナル 66 の飛
行時間を測定する。プロセシングユニット 20 が、飛行時間データを使って、第
一ディテクター 12A ・第二ディテクター 12B とスタイラス 10 との相対位置を
測定するロジックを含む飛行時間を受け取る。このロジックはさまざまな方法論
を用い、例えば、第一・第二ディテクター 12A、12Bまでの異なる飛行時間に関
連する異なる位置を示す、三角測量やルックアップ・テーブル等で、スタイラス
10 までの位置を測定する。
【0178】 さまざまなレフェレンスシグナル 64 が使用される。一般的には、レフェレン
スシグナル 64 は最低限ポジションシグナル 66 と同じ速さでなければならず、
理想的にはポジションシグナル 66 より実質的に速くなければならない。レフェ
レンスシグナル 64 がポジションシグナル 66 より実質的に速い場合(光の速さ
対音の速さ程)、ポジションシグナル 66 の飛行時間を測定するのに、レフェレ
ンスシグナル 64 の飛行時間を無視することができる。ある形態では、レフェレ
ンスシグナル 64 が音の速さで飛行し、もう一つは光の速さで飛行する。特定の
形態では、レフェレンスシグナル 64 は赤外線 (IR) や周波シグナル等の電磁放
射線 (RF) の形態である。ポジションシグナルは、超音波でもあり得る。
【0179】 さまざまなポジションシグナル 66 が使用される。一つの形態では、ポジショ
ンシグナル 66 が超音波である。他の形態では、ポジションシグナル 66 は電磁
放射線の形態で、できれば電磁シグナルの飛行時間を算出する、マイクロ・イン
パルス・レーダーがよい。
【0180】 図 2B は、スタイラス 10 にポジションシグナル・トランスミッター 58 が設
置されていて、ワイヤー 68 で物理的にハードウェアユニット 14 に取り付けら
れている、代替の形態を図解している。同時に、第一ディテクター 12A と第二
ディテクター 12B は、それぞれポジションシグナル・レシーバー 60 を含んで
いる。
【0181】 図 2B に図解されるように、レフェレンスシグナル 64 はハードウェアユニッ
ト14 からスタイラス 10 へ、ワイヤー 68 を通じて発信される。レフェレンス
シグナル 64 を受け取ると、スタイラス 10 はポジションシグナル 66 を発信す
るが、これはスタイラス 10 から放射状に伝わり、第一ディテクター 12A・第二
ディテクター 12B とスタイラス 10 との間の距離による時間に応じてポジショ
ンシグナル 66 が生成され、第一ディテクター 12A と第二ディテクター 12B が
受け取る。ポジションシグナル 66 は、レフェレンスシグナル 64 が発信された
後、発信される時間がわかっているため、ポジションシグナル 66 の第一・第二
ディテクター 12A・12Bへの飛行時間がわかる。
【0182】 図 2C は、代替の形態で、スタイラス 10 にポジションシグナル・トランスミ
ッター 58と、各々ポジションシグナル・レシーバー 60 を含む、第一・第二デ
ィテクター12A・12Bの付いたものを図解している。またスタイラス 10 にはレフ
ェレンスシグナル・トランスミッター 62 が付いていて、第二ディテクター 12B
には、ポジションシグナル・レシーバー 60 に追加して、レフェレンスシグナ
ル・レシーバー 56 が付いている。
【0183】 図 2C で図解されるように、レフェレンスシグナル 64 は、スタイラス 10 に
よって第二ディテクター 12B に送られ、ポジションシグナル 66 が発信されて
いる、あるいはもうすぐ発信されるという信号を送る。ポジションシグナル 66
は、第一ディテクター 12A と第二ディテクター 12B が受け取る。ポジションシ
グナル 66 は、レフェレンスシグナル 64 が発信された後、決められた時間に発
信されるため、ポジションシグナル 66 が第一・第二ディテクター 12A12B へ飛
行する時間が、プロセシングユニット 20 によって決められる。
【0184】 図 2C に図解される形態では、レフェレンスシグナル 64 とポジションシグナ
ル66 が、モニター像 34 の各ポイントで一緒に発信できる。しかし、ポジショ
ンシグナル 66 は、レフェレンスシグナル 64 なしで送ることもできる。例えば
、レフェレンスシグナル 64 は、スタイラス 10 とハードウェア・ケースおよび
/またはプロセシングユニット20 のタイミングを同期化する働きをする。レフェ
レンスシグナル 64 が同期化シグナルとして働く場合、スタイラス 10 は一連の
ポジションシグナル 66 を、決められた時間間隔で発信するよう設定される。レ
フェレンスシグナル 64 は、何時最初の一連のポジションシグナル 66 が送られ
るかを示す。ハードウェアユニット 14 にはタイマーが付いていて、タイマーは
レフェレンスシグナル 64 を受け取った後に作動する。特定のディテクターにお
ける最初の飛行は、タイマーの作動と特定のディテクターにおけるポジションシ
グナル 66 の受信までの時間を測定することで決定される。連続的なポジション
シグナル 66 が決められた時間間隔で発信されるため、ハードウェアのケースお
よび/またはプロセシングユニット 20 に、各連続のポジションシグナル 66 が
何時発信されるのかを決めるロジックを設置することができる。結果的に、特定
のディテクターまでの飛行時間は、ポジションシグナル 66 が発信される回数と
、各飛行においてレフェレンスシグナル 64によって測定する必要なく、そのデ
ィテクターにポジションシグナル66 が受信される時間間隔を測定することで、
計算することができる。
【0185】 図 2D は、スタイラス 10 がポジションシグナルレシーバー 60 とレフェレン
スシグナル・トランスミッター 62 を含む、もう一つの形態を図解している。第
一ディテクター12A と第二ディテクター 12B には、ポジションシグナル・トラ
ンスミッター58とレフェレンスシグナル・レシーバー 56 が含まれる。この形態
では、スタイラス 10 のどこにレフェレンスシグナル・レシーバー 56 があり、
片方または両方の第一・第二レシーバー 12A、12B のどこにレフェレンスシグナ
ル・トランスミッター 62 があるかを容易に確認することができるようになって
いる。
【0186】 図 2D に図解されるように、第一・第二ディテクター12A、12B は、スタイラ
ス10上のポジションシグナル・レシーバー 60 によって区別される、異なるポジ
ションシグナル66 を発信する。スタイラス 10 が一つ以上のポジションシグナ
ル 66 を受け取るとき、スタイラス 10 はレフェレンスシグナル 64 を送ってポ
ジションシグナル 66 の受信を確認し、次のポジションシグナル 66 を送るよう
要求する。
【0187】 (カリブレーションに関連するシステム・バリエーション) 上記のシステムには、カリブレーションを要する場合もある。例えば、ディテ
クターの分離、書き込みエリアの寸法、書き込み面に隣接した温度、書き込み面
と相対するテンプレートの位置、背景の像を書き込み面に載せる・プリントする
・投影する位置等を測定する必要がある。
【0188】 第一・第二ディテクター間の変位 L を測定することができる。書き込みエリ
ア38 の寸法も、カリブレーションで定めることができる。例えば、書き込みエ
リアの高さ H、書き込みエリアの幅 W、書き込みエリアの対角線寸法 D 等は、
カリブレーション中に測定できる寸法である。これらの各寸法は、図 3A に図解
されている。テンプレート 18 と各コントロールセクション 32 の位置も、シス
テムのカリブレーション中に測定することができる。筆写システムの異なる形態
では、この変数に異なる組み合わせが必要であったり、カリブレーション中に変
数を測定できないものもある。
【0189】 図 3B は、第一・第二ディテクター変位 L が、自動的に測定される形態であ
る。第一ディテクター 12A には、レフェレンスシグナル・レシーバー 56 とポ
ジションシグナルレシーバー 70 が含まれる。適切なポジションシグナル・レシ
ーバーの例としては、PZT、PVDF、静電気とピエゾ電気、ピエゾ陶器超音速トラ
ンシーバー等がある。
【0190】 システムのカリブレーション中、第二ディテクターにあるレフェレンスシグナ
ル・トランスミッター 62 から発信されたレフェレンスシグナル 64 は、第一デ
ィテクター 12A にあるレフェレンスシグナル・レシーバー 56 で受信される。
それに応えて、第一ディテクター 12A にあるポジションシグナル・トランシー
バー 70 から、ポジションシグナル 66 が発信される。そのポジションシグナル
66 は、第二ディテクター 12B のポジションシグナル・レシーバー 60 が受信
する。ポジションシグナ66 が第一ディテクター 12A と第二ディテクター 12B
間を飛行する時間に音速をかけて、L を測定する。システムのカリブレーション
を行なっていないときには、ポジションシグナル・トランシーバー 70 が、ポジ
ションシグナル・レシーバー 60 の働きをする。他の形態では、ポジションシグ
ナル・トランシーバー 70 を、ポジションシグナル・トランスミッター 58 と独
立したポジションシグナル・レシーバー60 に替えることができる。
【0191】 図 3C は、システム・カリブレーションのための機能を含む、他の形態を図解
している。第一ディテクター 12A にはカリブレーション・マーク 40 がある。
カリブレーション中、コンピューターによるプロンプトで、ユーザーはスタイラ
ス 10 とカリブレーション・マーク 40 を接触させる。スタイラス 10 がカリブ
レーションマーク 40 に触れると、スタイラスはポジションシグナルを発信する
。ポジションシグナル 66 は、第二ディテクター 12B にある、ポジションシグ
ナル・レシーバー 60 によって受信される。第一・第二ディテクター 12A、12B
間をポジションシグナルが飛行する時間に音速をかけて、第一・第二ディテクタ
ーの変位 L を測定することができる。
【0192】 前述したように、プロセシングユニット 20 は随意に、カリブレーションの間
ユーザーを導くための像をモニター 22 上に生成することができる。例えば、プ
ロセシングユニット 20 が、第一ディテクター 12A の像にあるカリブレーショ
ンマーク 40に、スタイラス 10 で触れる像 42 を生成することができる。それ
に応えて、ユーザーは図解に従い、スタイラス 10 とカリブレーションマーク 4
0 を接触させる。またユーザーは、マルチメディア・コンピューターから得たフ
ィードバックによるモニター 22 上のコマンドによって、プロンプトでスタイラ
ス 10 とカリブレーションマーク 40 を接触させることもできる。例えば、「ス
タイラスで左のディテクターに触れる」というのが、モニター 22 上に現われる
ようにすることもできる。またコマンドは、音声のメッセージでもあり得る。
【0193】 第一・第二ディテクターを、図 3D に図解されるように、ディテクター組み立
て 72 に包括することもできる。ディテクター組み立て 72 には、第一・第二 1
2A、12B 各ディテクターに取り付けた、連結部品 74 が含まれる。連結部品 74
は第一・第二ディテクター 12A、12Bを決められた距離に保つ。結果的に、第一
・第二ディテクター変位 L は一貫していることがわかっており、カリブレーシ
ョンで測定する必要がない。
【0194】 図 3E で図解されるように、ディテクター組み立て 72 は、書き込みエリア 3
8にそって設置することができる。この第一・第二ディテクター 12A、12B の配
列は、書き込み面 28 の両端からワイヤーを巡らすかわりに、書き込み面の一方
のへりに付けられるため有利である。さらに、第一および/または第二ディテク
ター12A、12Bは、受信範囲と呼ばれる 180 度範囲の方向からポジションシグナ
ル 66 を受け取るように設計することができる。180 度の受信範囲によって、書
き込みエリアの幅、W、および書き込みエリアの高さ、H、を、第一・第二ディテ
クター変位 L 以上に延長することができる。
【0195】 また図 3E に示されるように、ディテクター組み立てに相対するテンプレート
32の位置は、システムが知っている、テンプレート 32 全体に相対する位置にあ
る二ヵ所(黒い箱)にシステムが触れることで測定することができる。
【0196】 その他の形態では、筆写システムの超音波シグナルの速度に対する、温度変化
の影響を修正するために、システムが自動的に調整を行なう。温度センサーを随
意に、スタイラス、テンプレートと組み合わせるか、1 個以上のディテクターに
隣接して取り付けることもできる。この形態では、書き込み面に隣接した温度が
定期的に測定され、測定された周囲の温度を基に、飛行時間の計算が調整される
。このタイプの調整を定期的に行なうことで、日光による書き込み面への影響等
の、温度変化に対応することができる。
【0197】 (スタイラス) 筆写システムでは、1 個以上のスタイラスを使うことができる。図 4A は、図
2A に図解される筆写システムで使用することができる、スタイラス 10 の一形
態である。図解のように、スタイラス 10 にはスタイラスケース 76 と書き込み
道具 78 が含まれる。適切な書き込み道具78 の例としては、インクカートリッ
ジ、チョーク、鉛筆の芯、ペン、SANFORD EXPO のようなマーカー等がある。ス
タイラスのケース 76 には滑り止め 80 が付いていて、端に近い場所にポジショ
ンシグナル・トランスミッター 58 が付いている。 図にあるように、スタイラ
スケース 76 には作動電子構造 82、道具電子構造 104、複数のレフェレンスシ
グナル・レシーバー 56 も含まれる。またスタイラスケース 76 には、電源 84
を入れこむこともできるが、これは取り外し可能であることが望ましい。
【0198】 図 2A、2C、2D では、レフェレンスシグナル・トランスミッター 62 またはレ
フェレンスシグナル・レシーバー 56 が、スタイラスの上端に取り付けられてい
るように図解されているが、レフェレンスシグナル・トランスミッター 62 また
はレフェレンスシグナル・レシーバー 56 は、図 4A で図解されるように、スタ
イラス 10 の滑り止め 80 の所に取り付けることもできる。またレフェレンスシ
グナル・トランスミッター 62 またはレフェレンスシグナル・レシーバー 56 は
、スタイラス 10 の胴体から突き出ている、ピエゾ電気素材 86 のリングに付け
ることもできる。リングの素材は、レフェレンスシグナルを送信できるものであ
れば何でもよい。
【0199】 図 4B に図解されるように、スタイラスケース 76 は、書き込み道具 78 を取
り外しできるように設計することもできる。図解するように、スタイラスケース
76 のスリーブ 90 の端に、つけ外しすることができる、取り外せる部分 88 を
つけることもできる。図のように、スリーブ 90 によって書き込み道具 78 を入
れる部分の容積 が決まり、取り外しのできる部分 88 によって、書き込み道具
78 をスリーブ 90 の中に収めておくことができる。書き込み道具を取り替える
ときには、替える部品の先端 94 を、スタイラスケース76 を通して、スタイラ
ス 10 の滑り止め 80 に向かって挿入する。取り外せる部分 88 をスタイラス 1
0 につけてあるので、書き込み道具の後ろ 96 が作動電子構造 82 と接触してい
るようになる。
【0200】 図 4C に図解されるように、スタイラスケース 76 は、第二部分 98B の横側
から取り外しができる、第一部分 98A をつけることができる。第二部分 98B の
横側から第一部分 98A を取り外せることで、書き込み道具 78 と電源 84 のア
クセスが容易になる。書き込み道が容易に取り外せることで、道具の中の媒体が
切れたときや、他の媒体(タイプや色)を挿入したいときには、道具を交換する
ことができる。同様に電源 84 が容易に取り外せるため、電力が低下した時には
交換することができる。
【0201】 図 4C、4D に図解されるように、スタイラスケース 78 に開き口 100 をつけ
ることもでき、これによって、スタイラスケース 76 を開けたり分解したりする
ことなく、書き込み道具 78 を取り出さずに、書き込み道具 78 を縦軸で回転さ
せることができる。図解されるように、書き込み道具によっては、マーカーの書
き込み先が斜めになっているように、書き込み先が縦軸を中心にして対称でない
ことがある。その場合、スタイラスケース 10 と相対して、書き込み先の角度を
時々替えることが必要になる。これは、書き込み道具を取り出すことなく、ケー
スの開き口 100 から回転させることで可能となる。
【0202】 図 4A で図解されるように、スタイラスケース 76 の先端に隣接した、書き込
み道具 78 が突き出している部分に随意でセンサー 102 をつけ、書き込み道具
78 の媒体が切れているかどうかを探知する。例えば、センサーは、書き込み道
具が突き出している部分に含まれる水分や、溶質を探知するものであり、インク
が切れていたり乾いていて交換する必要がある場合、ユーザーがこれを交換する
。センサーの例として、スタイラスの端にある、一組の接触点があげられる。操
作によって、書き込み先に電流を流すこともできる。書き込み道具によりその先
端が、スタイラスに残っている媒体の量によって、異なる量の電流を伝導する。
従って、先端を通じて電流を監視し、書き込み道具に残った媒体を確認するロジ
ックを、スタイラスに設置することができる。センサーが媒体の量が限界以下に
なったことを探知した場合、レフェレンスシグナルかポジションシグナルにエン
コードされた、媒体の量がなくなったシグナルを、スタイラスが提供する。媒体
が切れたシグナルを探知すると、ハードウェアユニットが特定のインジケーター
を作動させるか、媒体が切れた二次の信号をプロセシングユニットに提供して、
適切に反応するようにさせる。
【0203】 書き込み道具 78 がケースから見られるように、最低スタイラスケース 76 の
一部が透明か半透明であることが望ましい。それによってユーザーは、スタイラ
スケースを開けたり書き込み道具 78 を取り出したりしないで、書き込み道具 7
8 の色を観察することができる。特定の場合では、例えばチョーク、黒鉛、液状
インクカートリッジを書き込み道具と共に使用する場合、書き込み媒体がどれほ
ど残っているかを観察することができる。
【0204】 作動(アクティベーション)電子構造 82 には、スタイラス 10 が書き込みに
使われているときに表示する、コンタクトスイッチをつけることができる。コン
タクトスイッチは、典型的にはスタイラス 10 と書き込み面 28 の間に生じる圧
力によって働く。操作では、書き込み先 94が、書き込み面 28 に接触するよう
スタイラス 10 を握る。書き込み面 28 上における、書き込み道具の圧力がコン
タクトスイッチを閉じて、道具電子構造104 の回路を作動させる。
【0205】 スタイラスケース 76 の中にある回路を作動させると、アクティベーション(
作動)シグナルがシステムに送られて、スタイラス 10 が書き込み面 28 と接触
していることを示す。レフェレンスとポジションシグナル 66 の伝達は、アクテ
ィベーションシグナルを受け取ったことに反応して開始する。アクティベーショ
ンシグナルは、スタイラス 10 から発信されるポジションシグナル 66 、あるい
はレフェレンスシグナル 64 でもよい。同様に、スタイラス 10 を書き込み面 2
8 から離すことで、道具電子構造 104 が停止した場合、ディアクティベーショ
ン(停止)シグナルがシステムに送られる。またシステムは、ポジションシグナ
ル 66 またはレフェレンスシグナル 64 が決められた時間にスタイラス 10 から
発信されないことを探知して、道具電子構造 104 が停止したことを探知するこ
とができる。
【0206】 作動電子構造 82 には随意で圧力センサーを設置することができ、スタイラス
10 と書き込み面 28 間に働く圧力を測定する。使用可能な圧力センサーには、
張力センサー、ピエゾ電気エレメント、リニアレジスティブ・ストリップ等があ
る。道具電子構造 104 は、圧力が働いていることを示すシグナルを生成するこ
とができる。シグナルは道具電子構造 104 の内で受信され、道具電子構造 104
を作動させることができる。道具電子構造 104 には、働いている圧力の程度を
示すプレッシャーシグナルを、レフェレンスシグナル 64、またはスタイラス 10
から発信されたポジションシグナル 66 にエンコードする、ロジックを設置す
ることができる。プレッシャーシグナルがレフェレンスシグナル64 にエンコー
ドされるか、ポジションシグナル 66 にエンコードされるかは、スタイラス 10
にポジションシグナル・トランスミッター 58 があるか、レフェレンスシグナル
・トランスミッター 62 があるか、または両方あるかによって決まる。
【0207】 信号の特性を変えることで、追加のシグナルをポジションシグナルかレフェレ
ンスシグナルにエンコードすることができる。例えば、追加の信号をレフェレン
スシグナルにエンコードするためには、追加の信号の値をデジタル化して、一連
のビットとしてレフェレンスシグナルにエンコードすることができる。ポジショ
ンシグナルに追加のシグナルをエンコードするためには、追加の信号の値である
異なる周波数や時間で、ポジションシグナルを発信することができる。
【0208】 プレッシャーシグナルは、ハードウェアユニット 14 もしくはプロセシングユ
ニット 20 によって受信される。ハードウェアユニット 14 やプロセシングユニ
ット 20 には、プレッシャーシグナルを確認し、プレッシャーシグナルを解釈し
てスタイラス 10 に働く圧力を決める、ロジックが含まれる。またハードウェア
ユニット 14 あるいはプロセシングユニット 20 は、働く圧力に反応して、モニ
ター像 34 の字画の幅を調整するロジックを含むこともできる。例えば、プレッ
シャーシグナルが大きな圧力が働いていることを示すときには、モニター像 34
の字画の幅が増加し、圧力が小さいときには、モニター像 34 の字画の幅が減少
する。結果的に、モニター像が書き込んだ像 44 とより似たものとして作成され
る。
【0209】 道具電子構造 104 には、電源 84 にどれだけ電力が残っているかを監視する
ための、パワーモニタリング装置を随意に設置することもできる。使用可能な、
電力を測定する装置の例としては、スタンダードの電力モニター回路があり、マ
イクロコントローラーにも使用可能なものがある。電力が限界以下に落ちたとき
、スタイラス 10 から送られたレフェレンスシグナル 64 かポジションシグナル
66 に、パワーシグナルをエンコードすることができる。パワーシグナルは、ハ
ードウェアユニット 14 かプロセシングユニット 20 によって受信される。ハー
ドウェアユニット 14 またはプロセシングユニット 20 には、パワーシグナルを
確認するロジックを設置することができる。パワーシグナルが確認されると、モ
ニター 22 のメッセージまたはハードウェアユニット 14 のインジケーターによ
って、電力が切れかけている状態がユーザーに連絡される。ハードウェアユニッ
ト 14 のインジケーターの例(図なし)としては LED が可能で、パワーシグナ
ルを受け取ると、点滅するものである。
【0210】 道具電子構造 104 にはまた、スタイラス 10 毎にユニークである、確認シグ
ナルを生成するためのロジックを設置することもできる。 確認シグナルは、ス
タイラス 10 から発信さるレフェレンスシグナル 64 かポジションシグナル 66
にエンコードすることができる。ハードウェアユニット 14 またはプロセシング
ユニット 20 には、確認シグナルを確認、解釈してタイプを測定し、それによっ
て確認シグナルからのスタイラス 10 の特性を測定する、ロジックを設置するこ
とができる。スタイラスの特性には、色、線、幅、線のパターンがある。
【0211】 確認シグナルは、道具電子構造 104 が最初に作動するときに送られるか、各
スタイラス10が、特定のタイプのスタイラス 10 毎にユニークなシグナルを継続
して送るときに発信される。確認シグナルは、ハードウェア・ユニット 14 また
はプロセシングユニット20 内で受信され、書き込みエリア 38 に書き込むのに
使用する、特定のスタイラス 10 を確認するのに使用する。スタイラス 10 が確
認されると、確認されたスタイラス 10 に相関する特性のモニター像 34 が作成
される。例えば、モニター像 34 上の字画の色は、書き込み面 28に書き込むた
めに使用したスタイラス 10 の色とマッチさせることができ、スタイラス 10 の
幅と字画の幅をマッチさせることもできる。
【0212】 スタイラスが特定の色を確認する確認シグナルを発信するとき、スタイラスケ
ース 76 に、そのスタイラス 10 を使ったときに、モニター像 34 に現われる字
画の色をユーザーに示す、可視的確認部分を設置することができる。例えば、ス
タイラスケースが 50% 透明で 50% が赤であれば、そのスタイラスを使用した場
合には、モニターに現われる字画の色が赤であるとする。むろん字画が書き込ま
れた後に、モニター上の字画の色を変えるロジックを、筆写システムに設置する
こともできる。
【0213】 スタイラスが、一定の特性確認したという確認シグナルを発信するときに、ス
タイラスケース75 はその特性の書き込み道具だけを承認するよう設計すること
ができる。例えば、スタイラスケースが赤い色を確認したという確認シグナルを
送った場合、スタイラスケースは書き込み道具が赤でない限り承認しないように
、スタイラスケースと書き込み道具を設計することができる。スタイラスケース
と書き込み道具のかかる相関状態を成す方法として、書き込み道具を特定の特性
で設計し、書き込み道具がその特性において独特である結合構造を持つようにす
る。例えば、青の書き込み道具には独特の長さ、独特の直径、円・六角・八角・
楕円等の独特の断面形を設定する。特定の書き込み道具を認めるスタイラスケー
ス 76 には、独特な書き込み道具の結合構造にあった容積 92 を決めるための、
スリーブをつけるようにする。例えば、ブルーペンの断面が六角であれば、それ
に相関するスタイラスケースの容積92 には、六角の断面を持たせるようにする
【0214】 また道具電子構造 104 には、ハードウェアユニット 14 かプロセシングユニ
ット 20 からの照会シグナルに反応するロジックを設定することもできる。照会
シグナルは、第一か第二ディテクター 12A・12Bから発信される、レフェレンス
シグナル 64 にコードすることができる。照会シグナルを認識する道具電子構造
内 104 にある、レフェレンスシグナル 64 とロジックをスタイラスが受け取る
。またこのロジックは、スタイラス 10 が特定のタイプのスタイラス 10 である
かどうかを照会する、照会シグナルを解釈することができる。道具電子構造のロ
ジックは、スタイラス 10 が照会されているスタイラスに適合するかどうかに基
づいて、ポジションシグナル 66 を保留にしたり、発信したりさせる。ハードウ
ェアユニット 14 またはプロセシングユニット 20 には、ポジションシグナル 6
6 の発信または非発信を解釈するロジックを設置することができる。
【0215】 図 4A に図解されるように、スタイラス 10 にはレフェレンスシグナル・レシ
ーバー 56が設置されている。このレシーバーは、スタイラス 10 に相対してど
の角度からでもレフェレンスシグナル 64 を受け取れるように、スタイラス 10
の周囲に均等に設置されることが望ましい。望ましい形態としては、レフェレン
スシグナルレシーバー 56 が IR シグナルレシーバーのものである。使用可能な
IR シグナルレシーバーの例としては、フォト・ダイオード等がある。またレフ
ェレンスシグナル 64 は RF シグナルでもよい。
【0216】 図 4A に図解されるように、スタイラス 10 にはポジションシグナル・トラン
スミッタ58が設置されている。一つの形態におけるポジションシグナル・トラン
スミッター58 は、音波トランスミッターである。使用可能な超音波トランスミ
ッターの例としては、ポラロイド L シリーズ超音波エミッター、PVDF リング
、同様のピエゾ伝導要素等がある。ポジションシグナル 66 の例としては、約 7
ms 発する 40kHz シグナル等がある。
【0217】 図 4C は、図 2B に示される、筆写システムに使用可能なスタイラス 10を図
解している。道具電子構造 104 は、電気ワイヤー 68 を通じてシステムと組み
合わせることができる。その結果、レフェレンスシグナル 64 を、スタイラス 1
0 を通じて送ることができる。レフェレンスシグナル 64 を受け取ると、ポジシ
ョンシグナル 66 がポジションシグナル・トランスミッター 58 から発信される
【0218】 またスタイラス 10 は、図 2C に示されるもののように、筆写システムに適応
させることができる。例えば、スタイラス 10 にレフェレンスシグナル・トラン
スミッター 62 とポジションシグナル・トランスミッター 58 を設置することが
できる。ディテクター 12A、12Bは、レフェレンスシグナル・レシーバー 56 と
ポジションシグナル・レシーバー 60を含むように、修正することができる。
【0219】 またスタイラス 10 は、図 2D に示されるもののように、筆写システムに適応
させることができる。例えば、スタイラス 10 にレフェレンスシグナル・レシー
バー 62 とポジションシグナル・レシーバー 60 を設置することができる。ディ
テクター 12A、12Bは、ポジションシグナル・トランスミッター 58 を含むよう
に、修正することができる。レフェレンスシグナル・レシーバー 56 もシステム
用に準備することができ、随意でディテクター 12A、12Bの内の 1 個と組み合わ
せることができる。
【0220】 スタイラスには、スタイラスケースの端から突き出していて、書き込み道具の
書き込み面に書き込む部分をカバーするための、キャップをつけることができる
。キャップは随意で透明にして、キャップを取り外すことなく、書き込み道具の
色が見えるようにする。またキャップは随意で、書き込み道具が突き出している
スタイラスケースの端に隣接して、ポジションシグナル・トランスミッターまた
はポジションシグナル・レシーバーにフィットするサイズにすることができる。
スタイラスケースには随意で、スタイラスを使用しているときにキャップを取り
付けておける、キャップ取り付けメカニズムを設置することもできる。
【0221】 スタイラスキャップの例は、図 4D に図解されている。キャップ 106 は、図4
Cと4Eに示されるように、スタイラス 10 と組み合わせるようになっている。キ
ャップ 106 はまた、図 4D に示されるように、スタイラスの後ろに取り付ける
ようになっている。従って、スタイラスを操作している間キャップ 106 をなく
さないように、キャップ 106 をスタイラスの後ろに保管することができる。キ
ャップ 106 は、スタイラス 10 を使用していないときに、スタイラスの先端に
ある書き込み道具 78 を保護する働きをする。またキャップは、マーカーのよう
な特定のタイプの書き込み道具 48 が、空気に露出して乾いてしまわないように
する。
【0222】 図 4F は、キャップがついているスタイラスケース 76 の断面図である。キャ
ップ106には、ポジションシグナル・トランスミッター/ レシーバーの調節部分
108 が付いている。ポジションシグナル・トランスミッター/ レシーバーの調節
部分 108 には、ポジションシグナル・トランスミッター 58 やポジションシグ
ナル・レシーバー 60 が、キャップ 106 に直接あたることなく入るのに充分な
容積がある。結果的に、キャップがスタイラスケースに被せられているときには
、ポジションシグナル・トランスミッター/レシーバー調節部分 108 は、ポジシ
ョンシグナル・トランスミッター 58 またはポジションシグナル・レシーバー 6
0 を保護する働きをする。
【0223】 図4Fと4Gに図解されるように、キャップ 106 にはコンタクトポイント 110を
つけることができる。スタイラスのコンタクトポイント 110 は、スタイラスケ
ース 76 にキャップ106 を被せたとき、スタイラスケース 76 と接触する。スタ
イラスコンタクトポイント 110 は、キャップ106 がスタイラスケース 76 に被
さる深さを制限して、スタイラス 10 や書き込み道具 78 のダメージを防止する
【0224】 図 4G で図解されるように、スタイラスコンタクトポイント 110 は、滑り止
め 80 と接触する。スタイラスコンタクトポイント 110 が滑り止め 80 と接触
する場合、ポジションシグナル・トランスミッター/レシーバー調節部分 108 の
容積が減少する。容積を減らすと、ポジションシグナル・トランスミッター/レ
シーバー調節部分 108 の中の空気の量が減る。結果的に、一定の書き込み道具
78 から引き出される水分の量が減って、書き込み道具 78 が乾きにくくなる。
【0225】 スタイラスキャップの取り外しには、いろいろなメカニズムを用いることがで
きる。例えば、キャップに、スタイラスケース 76 と接触するグリップスリーブ
112 をつけることができる。 グリップスリーブ 112 の部分は充分な長さがあ
って、グリップスリーブ 112 とスタイラスケース間の摩擦によって、キャップ
106 がスタイラス 10 からはずれないようする。
【0226】 図 4H に図解されるように、スタイラスケース 76 にはスタイラスの隆起 116
をつけ、キャップ106 にはキャップ隆起 114 をつける。キャップ隆起 114 の
直径は、スタイラス隆起の直径より小さく、キャップ 106 はペンやマーカーの
伝統的な形態である、柔軟性のある素材でできている。キャップ 106 がスタイ
ラス 10 に押しつけられると、キャップ隆起 114 の直径とスタイラスの隆起 11
6 が、キャップ 106 が滑るのを防止する。しかし、充分すぎる圧力がキャップ
106 にかかると、キャップ 106 は変形して、キャップの隆起 114 がスタイラス
の隆起 116 を通り越してしまう。このポジションでは、キャップ 106 をスタイ
ラス 10 から外すのに、圧力が必要になる。結果的に、ユーザーが圧力をかけて
キャップ 106 を外さない限り、キャップ 106 はスタイラス 10 に被さったまま
になる。
【0227】 従来のキャップは大体、キャップを適切な位置に維持することを、スタイラス
の首118とキャップ 106 の間の摩擦に頼っていたため、上記のキャップ 106 の
形態は優越である。しかし、かかるキャップのデザインでも、スタイラスのネッ
ク 118 にあるポジションシグナル・トランスミッターに、ダメージを与えるこ
とがある。さらに、従来のキャップは、ポジションシグナル・トランスミッター
58 を調節する容積がない。
【0228】 図 4K と 4L は、本発明のシステムに使用可能な、その他の代替のスタイラス
形態を図解している。かかるスタイラスは、取り外しの利く、使い捨ての書き込
み道具に使用し、自体にスタイラスを操作するための電源があるものである。こ
れらの形態は、図 4C に示すように、スタイラスケースの中の別個の電源 84 や
スタイラスケースに電源 85 のための別のスペースの必要性をなくす。このこと
によって、スタイラスのデザインをより小さく、より人間工学的にすることがで
きる。特に、図 4K、4Lに見られるように、スタイラスが細いデザインになって
おり、スタンダードの白板マーカーのサイズと感覚により近いものとなる。
【0229】 図 4K は、スタイラスの電子構造が、先端に隣接した末端の部分に設置されて
いる形態を図解している。図のように、スタイラスにはケースの中央部分 111
と末端部分 113 が含まれている。取り外せる、使い捨ての書き込み道具 115 は
、スタイラスケースにフィットするサイズになっている。書き込み道具 115 に
は、電源 117 と電源コンタクト 119 が含まれる。
【0230】 ケースの中央部分 111 には外側のペンケースが 121 あり、書き込み道具の色
が見えるように、透明であることが望ましい。また、中央部分 111 には、スタ
イラスキャップを保持するための溝 123 が付いている。電源コンタクトと電気
のトレース(図はなし)も、電力を書き込み道具 115 の電源 117 から、末端ケ
ース部分 113 にある電子構造に配給するために、中央ケース部分 111 に含まれ
ている。
【0231】 末端ケース部分 113 には、書き込み媒体を書き込み道具 115 からスタイラス
先端 127まで配給するために、貫通した部分 125 がある。末端ケース部分 113
には口径(図はなし)をつけることもでき、これを書き込み道具 115 が通過し
て、スタイラスの先端 127 が見えるところに設置することができる。また先端
のケース部分には、シグナルトランスミッター 129、できれば変換器、スタイラ
スを操作するための電子構造 131、中央ケース部分 111 と先端ケース部分 113
を接続するための切り込み 133、等が含まれる。また図にあるように、スタイラ
スの先端 127 とシグナルトランスミッター 129 にフィットするサイズの、キャ
ップ 135 が準備されている。
【0232】 図 4L は、スタイラスの直径をさらに細くすることができる、細長い書き込み
道具を使ったときの形態を図解している。図のように、スタイラスにはケース 1
37 が付いていて、ケースの中央に口径 139 がある。細長く取り外しができる使
い捨ての書き込み道具 141は、スタイラスケース 139 にある口径 139 にフィッ
トするサイズになっている。書き込み道具 141には、電源 143 と電源コンタク
ト 145 が含まれる。スタイラスケースにもコンタクトが付いていて、電源コン
タクトと接触するようになっている。またスタイラスケース 137 には、電源コ
ンタクトに接触するコンタクトがついている。スタイラスケースには、スタイラ
ス先端149、シグナルトランスミッター 151 、できれば変換器、スタイラスを操
作するための電気工学構造 153 も含まれる。ケース 139 は随意で、口径(図は
なし)、書き込み道具 141の書き込む先端がこれを通過し、スタイラスの先端 1
49 が見えるところに設置することができる。また図にあるように、スタイラス
の先端 149 とシグナルトランスミッター 151 にフィットするサイズの、キャッ
プ 155 が準備されている。
【0233】 (イレイサー) 図 5A は、本発明に準じて使用することが可能な、イレイサー 16 を図解して
いる。イレイサー 16 の図には、支持面 120、イレイサーパッド 122、ポジショ
ンシグナル・トランスミッター 58、レフェレンスシグナル・レシーバー 56、作
動電子構造 82、道具電子構造 104 が含まれる。このイレイサー 16 は、図 2A
に示されるような筆写システムに使用するために設計されている。しかしイレイ
サー 16 は、スタイラス 10 に関しても説明したように、異なる筆写システム用
に修正することもできる。
【0234】 操作では、イレイサー 16 は書き込み面 28 に対して、イレイサーパッド122
が押しつけられる場所に置かれる。イレーサーパッド 122 は、書き込み面 28
から書き込み媒体を消す素材でできている。例えば、書き込み道具 78 が白板マ
ーカーであれば、イレイサーパッド 122 は典型的な白板イレイサー素材となる
。結果的に、イレイサーパッド 122 と書き込み面 28 との接触が、書き込みエ
リア 38 に書き込まれた像を消す働きをする。
【0235】 イレイサー 16 の作動電子構造 82 には、コンタクトスイッチが含まれる。書
き込み面 28 上にあるイレイサーパッド 122 の圧力が、コンタクトスイッチに
対してイレイサーパッド 122 を駆動してコンタクトスイッチを閉じ、道具電子
構造 104のなかにある回路を作動させる。道具電子構造 104 を作動させること
は、スタイラス 10 に関して考察した方法と同様に、イレイサー 16 の操作をハ
ードウェアユニット 14 および/またはプロセシングユニット 20 に合図する働
きをする。道具電子構造 104 を作動させると、1 個のレフェレンスシグナル・
レシーバー 56 が受信したレフェレンスシグナル 64 が引き金となって、ポジシ
ョンシグナル・トランスミッター 58 からポジションシグナル 66 が発信される
ようになる。レフェレンスシグナルレシーバー 56 は、イレイサー 16 の周囲に
均等に設置されて、イレーサー 16の周りの異なる角度からレフェレンスシグナ
ル 64 を受信できるようにすることが望ましい。レフェレンスシグナル・レシー
バー 56 とポジションシグナル・トランスミッター 58 は、レフェレンスシグナ
ル・レシーバー 56 やスタイラス 10 に使われているポジションシグナル・トラ
ンスミッター 58 と同様のものである。
【0236】 イレイサー 16 上のポジションシグナル・トランスミッター 58 が発信したシ
グナルは、随意でスタイラス 10 上のポジションシグナル・トランスミッター 5
8 が発信したシグナルと、異なるものにすることができる。ハードウェアユニッ
ト 14 および/またはプロセシングユニット 20 も、イレイサー 16 から受け取
ったシグナルとスタイラス 10 から受け取ったシグナルを区別するようにする。
筆写システムがイレイサー 16 から受信したシグナルであることを探知した場合
、筆写システムは書き込み面 28 上のイレイサー16 の位置にしたがって、モニ
ター像 34 を消去する。
【0237】 プロセシングユニット 20 は、イレイサー 16 上のポジションシグナル・トラ
ンスミッター 58 の位置を探知する。しかし書き込んだ像 44 の消去された部分
は、イレイサーパッド 122 の一部が接触する部分であって、単純にポジション
シグナル・トランスミッター 58 の位置ではない。従って、プロセシングユニッ
ト 20 には、書き込んだ像 44 の一部が実際にイレイサーパッド 122 に接触し
ているとみなすロジックが含まれる。プロセシングユニット 20 を使って、図 5
B に図解されているイレイサーパッド・フットプリント 126 とマッチする、大
体のイレーサーエリア 124 を計算することができる。イレイサー 16 が書き込
み面 28 を動き廻ると、大体のイレイサーエリア 124に該当するモニター像 34
の一部が、モニター像 34 から消去される。大体のイレイサーエリア 124 のサ
イズは、実際のイレイサーパッド・フットプリント 126 のサイズと一致するよ
うに調節することができる。同様に、大体のイレイサーエリア 124 は、イレイ
サーパッド・フットプリント 126 の形と一致するように、計算で異なる形にす
ることができる。
【0238】 イレイサー 16 の作動電子構造 82 と道具電子構造 104 は、上記の機能に加
えて、多くのスタイラス 10 における作動電子構造 82 と道具電子構造 104 の
機能を実行することができる。例えば、道具電子構造 104 は、確認シグナルお
よび/またはレフェレンスシグナルにエンコードされた低圧シグナルを発信する
、ロジックを包括することができる。さらに、道具電子構造 104 は、レフェレ
ンスシグナル64 にエンコードされた照会シグナルに反応する・反応しないロジ
ックを包括することができる。
【0239】 図のように、イレイサーパッド 122 はイレーサーの周界よりやや小さめにす
る。このイレイサーパッドのサイズ 122 によって、ユーザーがイレイサーの縁
を使って消去するのを防止することができる、縁を使って消去すると、イレーサ
ーのコンタクトスイッチが押されないで、消去動作が探知されない可能性がある
からである。パッドをこのサイズにすることによって、ユーザーが消去の際イレ
イサーパッドを書き込み面と平行に置くようになる。
【0240】 (ディテクター) 図 6A は、図 2A の筆写システムに使用可能なディテクター 12B の、一形態
を図解している。ディテクター 12B にはディテクターケース 128、ディテクタ
ー電子構造 130、ポジションシグナル・レシーバー 60、レフェレンスシグナル
・トランスミッター 62 が含まれる。レフェレンスシグナル・トランスミッター
62 は、ディテクターケース 128 の上面 132 に設置するのが望ましい。使用可
能なレシーバーの例としては、ポラロイド L シリーズの超音速レシーバーがあ
る。使用可能なレフェレンスシグナル・トランスミッター 62 の例としては、フ
ォトダイオードのような IR トランスミッターや、FM トランスミッターのよう
な RF トランスミッターがある。ポジションシグナル・レシーバー 60 は、ディ
テクター 12B がポジションシグナル 66 を受信したときに、ハードウェアユニ
ット 14 と交信するために、ワイヤー 68 でハードウェアユニット 14 と接続す
ることができる。
【0241】 図 6B に図解されるように、ディテクターケース 128 の下の面 134 には、デ
ィテクターケース 128 を書き込み面 28 に付け外しできるようにする、取り付
けメカニズム 136 がつけられている。 適切な取付メカニズムの例としては、吸
引カップ、マグネット、VELCRO、再使用できるセメダイン等がある。またブラケ
ットを書き込み面 28 に取り付けて、取付メカニズムを省略する構想もある。
【0242】 ディテクター 12B はレフェレンスシグナル・トランスミッター 62 を取り外
して、図 2A のシステム用に使用するディテクター 12A に変換することもでき
る。ディテクター 12B はまた、レフェレンスシグナル・トランスミッター 62
を取り外して、図 2B の筆写システム用に適応させることもできる。
【0243】 ディテクター 12B は、レフェレンスシグナル・トランスミッター 62 をレフ
ェレンスシグナル・レシーバー 56 と交換して、図 2C の筆写システム用に適応
させることもできる。使用可能なレフェレンスシグナル・レシーバー 56 の例に
は、フォトダイオードなどがある。
【0244】 ディテクター 12B は、レフェレンスシグナル・トランスミッター 62 をレフ
ェレンスシグナル・レシーバー 56 と交換し、ポジションシグナル・レシーバー 60 をポジションシグナル・トランスミッター 58 と交換して、図 2D の筆写シ
ステム用に適応させることもできる。
【0245】 図 7A は使用可能なディテクター 12A、12B の、他の形態を図解している。第
一または第二ディテクター 12A、12B には、反射面 138 のメカニズムがフレー
ム 140 に取り付けられている。反射面 138 は側面が放物線になっている。この
放物線は放物線の焦点を中心として 180 回転し、反射面 138 が半円のフットプ
リント 142 を持つようになる。反射面 138 は、ポジションシグナル 66 を反射
するものであれば、どんな素材でもよい。操作においては、反射面138 が書き込
み面 138 に延長されるように、ディテクター 12A、12B を設置する。この反射
面 138 の形によって、反射面は約 180 度の受容範囲を持つようになり、これは
反射面 138 が、180 度の範囲から送られてきたポジションシグナル 66 を反射
することを意味する。結果的に、ディテクター 12A、12B は書き込みエリア 38
の角、または書き込みエリア 38 の端に取り付けるようになる。
【0246】 図 7B は、図 7A に図解されるディテクター 12A、12B の側面図である。ポジ
ションシグナル・レシーバー 60 は、放物線の焦点に設置される。使用可能なポ
ジションシグナル・レシーバー 60 の例としては、ポラロイド製の L シリーズ
がある。放射形状により、ポジションシグナル 66 がフレーム 140 に向かって
正しい角度で移動し、ポジションシグナルレシーバー 60 に反射される。結果的
に、反射面 138 はポジションシグナル 66 を集中させる働きをし、ポジション
シグナル・レシーバー 60 がポジションシグナル 66 を受け取る機会を高める。
書き込み面 38 の上にあるポジションシグナル・レシーバー 60 の適切な高さは
、約 1.7インチ等である。反射面のフットプリントとして適切な半径は、1.8 イ
ンチ等である。放射形を定義する適切な式は、y = 1.3x2 等がある。
【0247】 反射面 138 は、さまざまな角度からポジションシグナル 66 を受け取るよう
に設計することができる。例えば 7C に図解されるように、反射面 138 の側面
が、放物線の焦点の周りを 90 度回転する放射形にもなり得る。結果的に、反射
面には 90 度の受容範囲があることになる。フレーム 140 は、受容範囲の外と
書き込みエリア 38 の外からのシグナルを遮蔽する、フィルターの役割をはたす
。90 度の受容範囲を持つディテクター 12A、12B は、書き込みエリア 38 の角
に取り付けることができる。
【0248】 図 7D は、ハードウェアユニット 14 の連結部品 74 に取り付けた、ディテク
ター組み立て 72 を図解している。プロセシングユニット 20 と組み合わせるよ
うに設定したケーブル 144 が、ハードウェアユニット 14 から出ている。ケー
ブル 144 は永久的にハードウェア 14 と繋ぐことも、シリアルポートを通じて
取り外せるように繋ぐことも可能である。操作上では、取り付けメカニズムを通
じて、連結部品 74 を書き込み面 28 に取り付けることもできる。連結部品 74
は、書き込み面 28 の上、下、または横にそって取り付けることができる。ハー
ドウェアユニット 14 は書き込み面 28 に隣接して設置されているため、レフェ
レンスシグナル・トランスミッター 62 またはレフェレンスシグナル・レシーバ
ー 56 をハードウェアユニット 14 に包括することができる。図 7A に図解され
るディテクター 12A、12B は、図 6A-6B のディテクターのように示されている
が、図 7A-7C のディテクターでも代用することができる。
【0249】 図 7E と 7F は、ハードウェアユニット 14 の働きをする、連結部品と組み合
わせたディテクター組み立て 72 を図解しており、電子構造を入れこむことで、
ハードウェアユニット 14 に関連した機能を実行する。取り付けメカニズム 136
、第一ディテクター 12A と第二ディテクター 12Bは、取り外しが利くように連
結部品 74に付けるか、連結部品 74 と統合させることができる。連結部品 74
は、第一構成部分 146 と第二構成部分 148 で構成することもできる。第一構成
部分 146 は、連結部品の縦側に延ばした蝶つがい 150 で、第二構成部分 148
と接続させることができる。図 7G に図解されるように、蝶つがい 150 によっ
て、連結部品 74 を二つ以上並べることができる。第一・第二ディテクターの間
隔は、最低限二つ以上の設定ができる。図 7E と 7F に図解されるように、一つ
の設定において、ディテクター間の変位がわかっている設定に、ディテクター組
み立て 72 は適応する。 図 7G に図解されるように、ディテクター組み立て 72
は、第一・第二ディテクターが互いに隣接する設定に適応する。第二設定では
、ディテクター組み立て 72 をよりコンパクトに設置することが可能なため、デ
ィテクター組み立て 72 の持ち運びにより適している。
【0250】 ディテクター組み立て 72の形態性を助長するために、電子構造は主に第一か
第二146、148 の構成部分に設置する。柔軟性のあるワイヤーを蝶つがい 150 に
通すか中に入れて、第一構成部分 146 と第二構成部分 148 が電気的に交信がで
きるようにする。例えば、第二構成部分とつなげた第二ディテクター 12B から
来たシグナルは、主に第一構成部分に入っている電子構造と、蝶つがい 150 を
通るか中に入れた柔軟性のあるワイヤー通して交信することができる。
【0251】 図 7H に図解されるように、蝶つがい 150 を連結部品 74 の縦側に延ばすこ
ともできる。ディテクター組み立て 72 はまた、図 7I で図解するように三番目
の構成部分 152と第二蝶つがい 154 を付けることもできる。第一・第二蝶つが
い 150、154 によって、ディテクター組み立て 72 を第一設定と第二設定に適応
させることができる。
【0252】 連結部品 74 には、連結部品 74 を第一・第二設定に固定するための、リリー
スのできるロックメカニズムを設置することができる。ロックメカニズムは蝶つ
がい自体に付けるか、または連結部品 74 が理想的な位置になっているときに、
第一・第二構成部分 146、148 が接触する部分の反対側に付ける。連結部品 74
が特定のポジションになったとき、蝶つがいもそのポジションを固定するだけの
摩擦力を提供することが可能である。
【0253】 図 7J で図解されるように、第二構成部分 148 が第一構成部分 146 に入り込
む様になっている場合、ディテクター組み立て 72は目に見えないほどの膨脹し
かできない。第二部分が第一構成部分 146 の中に入るようになっていることで
、ディテクター組み立て 72 には、第一設定と最低限もう一つの設定が可能であ
る。図 7K で図解されるように、第一構成部分 146 にはブロック構造 156 と第
一フランジ 158 がついていて、第二構成部分 148 には第二フランジ 160 がつ
いている。第二構成部分 148 が第一構成部分 146 にスライドして入ったとき、
ブロック構造 156 と第二フランジ 160 がぶつかって、第二ディテクター12B が
中に進めないようにする。第二フランジ 160 がブロック構造にぶつかったとき
には、連結部品 74 のポジションが、持ち運びに適したポジションになっている
ことを示す。第二構成部分 148 が第一ディテクター 12A から引き出されたとき
には、第二フランジ 160 が第一フランジ 158 とぶつかって、第二構成部分 148
が第一構成部分 146 から飛び出さないようにする。第一フランジ 158 と第二
フランジ 160 がぶつかったときには、連結部品 74 は筆写システムの操作に適
したポジションになっていることを示す。
【0254】 図 7J と 7K で図解されるディテクター組み立て 72 には、自動的にディテク
ター間の変位 L を測定する、センサーシステムが含まれている。例えば、第一
・第二構成部分 146、148 には、抵抗ストリップ(図はなし)を付けることがで
きる。反対の構成部分には、第二構成部分 148 に相対する第一構成部分 146 の
ポジションによって、異なる場所で抵抗ストリップに触れるコンタクトを付ける
ことができる。抵抗ストリップとコンタクトは、ハードウェア・コントローラー
で電気的に交信する。ハードウェア・コントローラーは、コンタクトと抵抗スト
リップを通じて回路を完成させることができる。回路における抵抗は、抵抗スリ
ップに相対するコンタクトの位置によって異なる。抵抗ストリップと相対するコ
ンタクトの位置は、第二構成部分 148 に相対する第一構成部分 146 の位置によ
って異なるため、ディテクター変位 L と回路の抵抗との関係を測定することが
できる。この関係を使って、ディテクター間の変位 L を、回路の抵抗から計算
することができる。結果的に、図 7K と 7J の連結部品は、自動的に計算されカ
リブレーション中に計算する必要のない変数、L を持つようになる。
【0255】 また図 7K と 7J に図解される連結部品 74 は、一つ以上の解除できるロック
メカニズムを含むことができる。一つ以上のロックメカニズムは、ユーザーが第
一・第二構成部分 146、148 を望ましい位置に動かした後、互いに相対する構成
部分を固定するのに使うことができる。
【0256】 図 7L に図解されるように、このディテクター組み立て 72 は、第一・第二デ
ィテクター 12A、12B の変位がわかっている第一設定と、第一・第二構成部分14
6、148 が分離している第二設定でありうる。第一設定は、第一構成部分 146の
一部 162 を第二構成部分 148 の開口部 164 に挿入することで形成することが
できる。反対に、第二設定は、第一構成部分 146 の一部 162 を第二構成部分 1
48 から引き出すことで形成することができる。このディテクター組み立て 72
には、ユーザーが第一構成部分 146 と第二構成部分 148 を分離させることにす
るまで、ディテクター組み立て 72 を第一設定に固定する、解除できるロックメ
カニズムをつけることができる。
【0257】 第一・第二構成部分 146、148 間の電気的交信は、第一・第二構成部分 146、
148 が互いに付着している場合、両方に接触するように電気のリードを取り付け
て可能にする。代替として、第一・第二構成部分 146、148 に取り外しのできる
ワイヤーを取り付けることもできる。第一・第二構成部分 146、148 を分離させ
る場合には、完全な分離のために、ケーブルを第一・第二構成部分 146、148 の
片方か両方から外しておく。
【0258】 図 7M は、ユーザーが作動する、連結部品 74 に付けられる取り付けメカニズ
ム136を図解している。取付メカニズム 136 には、吸引カップ 166 等がある。
吸引カップ 166 の中心168 に部品 170 がついていて、連結部品 74 の穴 172
を通して突き出している。その部品 170 には取り外しのできるカム 174 がつい
ていて、カムはアクチュエーションレバー 176 の一部になっている。
【0259】 操作においては、連結部品 74 は、吸引カップ 166 が書き込み面 28 に接触
するような位置になっている。吸引カップ 166 に圧力をかけて、吸引カップ 16
6 と書き込み面 28 の間から空気を押し出す。空気を押し出したことによって、
吸引カップ 166 と書き込み面 28 の間には真空状態が生じる。図のように、ア
クチュエーションレバー 176 の端を作動すると、カム 174 が回転するようにな
っている。カム 174 の回転によって、吸引カップ 166 は連結部品 74 の方向へ
引っ張られる。連結部品 74 には、書き込み面 28 と一貫した変位を保つための
、サポート 178 を付けることもできる。連結部品 74 は書き込み面 28 と一貫
した距離を保っているため、連結部品 74 方向への吸引カップ 166 の中央 168
における動きによって、吸引カップ 166 と書き込み面 28 の間の真空量が増加
する。結果的に、ユーザーの作動による吸引カップ 166 は、通常の吸引カップ
が支えることができる加重を越える、加重を支えることができるようになる。増
加した加重サポート能力により、ディテクター組み立て 72を垂直に書き込み面
28 に載せるための、充分なサポートを提供することができる。
【0260】 上記の考察は、連結部品に含まれる、ユーザーが作動する取り付けメカニズム
138 に関するものであるが、取り付けメカニズム 138 は、独立した、またはデ
ィテクター組み立て 72 に含まれる、第一および/または第二ディテクター 12A
、12B にも設置することができる。さらに、一つのディテクターおよび/または
連結部品 74 についている、ユーザーが作動する取付メカニズム 136 の数は、
ディテクター、またはディテクター組み立てが書き込み面 28 にしっかり固定さ
れるまで増やすことができる。
【0261】 図 7D では、ディテクター 12A、12B は、180 度の受信範囲を持つように図解
されている。しかし、ディテクター 12A、12B の受信範囲は、約 70 から 110
度、約 80 から 100 度、約 90度、約 160 から 200 度、約 170 から 190 度、
約 180 度のグループから選択するのが理想的である。
【0262】 図 7A と 7C に図解されるように、受信範囲角度は、最低限一部はシールディ
ング・エレメント 118 によって決められる。シールディングエレメント 118 は
、スタイラス 10 があらかじめ定められた領域から離れた場所にあるとき、スタ
イラス 10 から発信されたポジションシグナル 66 からポジシグナル・レシーバ
ー 60 を遮蔽するために、ポジションシグナル・レシーバー 60 に相対して設置
する。図 7N と 7O は、ディテクター 12A、12B にあらかじめ決めてある受信領
域を図解したもので、各々 90 度と 180 度の受信範囲のものである。図 7N で
は、あらかじめ決められている領域の角度範囲は、書き込み面 28 から平行のデ
ィテクターから外側に延長して、約 90 度である。図 7O では、あらかじめ決め
られた領域の角度範囲は、書き込み面 28 から平行のディテクター 12A、12B か
ら外側に延長して約 180 度である。あらかじめ決められた領域の角度範囲は、
約 70 から 110 度、約 80 から 100 度、約 90度、約 160 から 200 度、約 17
0 から 190 度、約 180 度のグループから選択するのが理想的である。
【0263】 ディテクター組み立てには、図 7D、7F、7G に示されるように、複数のコント
ロールスイッチ 182 とインジケーター 184 が含まれる。ユーザーは各コントロ
ールスイッチ 182 を作動させて、プロセシングユニット 20 またはハードウェ
アユニット 14 が実行する機能をコントロールすることができる。例えば、コン
トロールスイッチを作動させて、現行のモニター像 34 を保存する;現行のモニ
ター像 34 を保存して背景に移しながら、新しいモニター像 34 を作成するため
に新しいモニター像エリア 36 を前景に出す;現行のモニター像 34 を背景に移
しながら、新しいモニター像 34 を作成するために、新しいモニター像エリア 3
6 を前景に出す;現行のモニター像 34 のコピーを保存しながら、現行のモニタ
ー像 34 は追加調整等のために前景に残しておく;全体のモニター像 34 を削除
しながら、現行のモニター像エリア 36 は前景にしておく;新しいモニター像エ
リア 36 を前景に出す;現行のモニター像エリア 36 を最大にして、書き込める
スペースをモニターいっぱいにする;他のプログラムを前景で最後に使った場合
、最後のモニター像エリア 36 を前景に出す;プロセシングユニット 20 に、書
き込み面に上かけを設置したことを知らせる;プロセシングユニットに、書き込
み面から上かけを除去したことを知らせる;選択した機能を可・不可にする;モ
ニター像 34 の特定の字画の色を変えたり選択したりする;特定のスタイラス 1
0 と相関する、特定の色を変える;モニター像 34 をファックスする;モニター
像 34 を電子メールする;モニター像 34 をプリントする、等がある。前述のよ
うに、筆写システムの一定の形態においては、カリブレーションが必要であり、
特定のコントロールスイッチをでカリブレーションや再カリブレーションを作動
することができるようになる。前述のように、筆写システムは、他のプログラム
と同時に使用することができる。コントロールスイッチを作動することで、かか
るプログラムのさまざまな機能をコントロールできる。例えば、特定のコントロ
ールスイッチを作動すると、POWER POINT は次のスライドや表示へと移る。同様
に、異なるコントロールスイッチ 182 を作動すると、POWER POINT は前の頁や
表示に戻る。広範囲の追加システム機能が構想されており、それも本発明の範囲
に含むことを意図している。
【0264】 インジケーター 184 はユーザーに、システムの状況を表示する。例えば、イ
ンジケーター 184 は LED で、スタイラス 10 の電源が残り少なくなったり、コ
ントロールスイッチ 182 が作動していたり、エラーが生じたりすると点滅する
ようになっている。
【0265】 図 6A、7B、7C に図解されるように、第一および/または第二ディテクター 12
A、12B には、ディテクターの電子構造 130 をつけた、コンタクトスイッチ 186
を設置することができる。コンタクトスイッチは、ディテクター 12A、12B が
書き込み面 28に隣接してあるときに閉まり、ディテクター 12A、12B が書き込
み面 28 から取り外されたときには開く。ディテクターの電子構造 130 には、
閉じていたコンタクトスイッチが開いたときに、それを確認するロジックを設置
することができる。それに対応して、ディテクターの電子構造は、ハードウェア
ユニット 14 が受信する再カリブレーションシグナルを提供する。ハードウェア
ユニット 14 は、再カリブレートユニットを確認するロジックを含む。
【0266】 (電子構造) 図 8A は、さまざまなレフェレンスシグナル 64 とポジションシグナル 66 の
発信と放射をコントロールし、第一・第二ディテクター 12A、12B が、ポジショ
ンシグナル 66 を受け取る時間を測定する、ブロック図を図解している。ブロッ
ク図のさまざまな部分が、第一ディテクター 12A、第二ディテクター 12B、ハー
ドウェアユニット 14、および/または、スタイラス 10 かイレイサー 16 である
道具 210 に設置されている。例えば、道具 210 にはトリガー回路 188 と接続
されたレフェレンスシグナル・レシーバー 56 が含まれていて、トリガー回路 1
88 はポジションシグナル・トランスミッター 58 と接続されている。トリガー
回路 188 はレフェレンスシグナル 64 を受けると、ポジションシグナル 66 の
発信をトリガーする。第一ディテクター 12A は、第一ディテクター回路 190 と
接続された、ポジションシグナル・レシーバー 60 を含む。第二ディテクター 1
2B は、第二ディテクター回路 192 と接続された、レフェレンスシグナル・トラ
ンスミッター 62 とポジションシグナル・レシーバー60 を含む。ポジションシ
グナル・レシーバー 60 がポジションシグナル 66を受け取ると、ディテクター
回路はシグナルを提供する。
【0267】 第一ディテクター回路からの出力は第一タイマー 194 を停止させ、トグルブ
ロック 196 にある第一トグルを主張する。第二ディテクター回路 192 からの出
力は第二タイマー 198 を停止させ、トグルブロック 196 の中の第二トグルを主
張する。第一タイマー194、第二タイマー 198、トグルブロック 196 は、ハー
ドウェアユニット 14 および/またはプロセシングユニット 20 に設置すること
ができる。
【0268】 ハードウェアユニット 14 および/またはプロセシングユニット 20 は、ハー
ドウェア・コントローラー 200 を含むことができる。使用可能なハードウェア
・コントローラーの例には、マイクロシーケンサー、マイクロコントローラー、
マイクロプロセッサー等がある。ハードウェア・コントローラー 200 は定期的
に DRV_XMIT ラインに DRV_XMIT シグナルを提供する。DRV_XMIT シグナルは、
第一タイマー 194、第二タイマー 198、トグルブロック 196、第二ディテクター
12B にあるレフェレンスシグナル・トランスミッター 62 が受信する。また DR
V_XMIT シグナルは、タイムアウト・カウンター 202 が受信する。
【0269】 操作では、ハードウェア・コントローラー 200 は、レフェレンスシグナル・
トランスミッター 62 がレフェレンスシグナル 64を発信し、第一・第二タイマ
ー 194、198 が再設定し、前に主張された、トグルブロック 196 にある全ての
トグルを解除する、DRV_XMIT シグナル を準部することができる。レフェレンス
シグナル・レシーバー 56 がレフェレンスシグナル 64 を受け取る。トリガー回
路 188 が、ポジションシグナル 166 を発信するよう、ポジションシグナル・ト
ランスミッター 58 をトリガーする。第一ディテクター 12A の中にある、ポジ
ションシグナル・レシーバー 60 がポジションシグナル 66 を受け取り、第一デ
ィテクター回路が、ポジションシグナル 66 を受け取ったことを示すシグナルを
提供する。第一ディテクター回路からの信号は第一タイマー 194 を停止させ、
トグルブロック 196 の最初のトグルを主張する。第二ディテクター12B の中に
ある、ポジションシグナル・レシーバー 60 がポジションシグナル 66 を受け取
り、第二ディテクター回路 192 が、ポジションシグナル 66 を受け取ったこと
を示すシグナルを提供する。第二ディテクター回路192 からの信号は第二タイマ
ー 198 を停止させ、トグルブロック 196 の第二トグルを主張する。
【0270】 第一・第二トグルが主張されるときには、ハードウェア・コントローラー 200
が RCV_DONE? シグナルを受け取る。ハードウェア・コントローラー 200 は続い
てトライ・ステート・バッファー 204 を作動する。第一タイマー 194 からのデ
ータを、トライ・ステート・バッファー 204 を通じてバス 206で 受け取る。第
二タイマー 198 からのデータを、トライ・ステート・バッファー 204 を通じて
バス 206 で受け取る。プロセシングユニット 20 は、バス 206 からの情報を U
ART 208 を通じて受け取る。第一タイマー 194 と第二タイマー 198 からの情報
をバス 206 でうけとった後、DRV_XMIT シグナルが再び提供される。
【0271】 タイムアウト・カウンターがあらかじめ決められた、タイムアウトリミットと
呼ばれる限界に到達すると、トグルブロック 196 の中にある両方のトグルが主
張される前に、バス 206 が第一・第二タイマーにある情報を受けることなく、D
RV_XMIT シグナルが提供される。結果的に、ディテクター 12A、12B の内の一つ
がポジションシグナル 66 を逃した場合、次のサイクルの位置探知が実行される
。タイムアウト・リミットは、大部分の書き込み面 28 に適切な値で、管理上設
定することができる。またタイムアウトリミットは、プロセシングユニット20
またはハードウェアコントローラー 200 によって計算することができる。タイ
ムアウトリミットを計算するには、書き込みエリアの対角線の長さ、D、を音速
で割って計算する。計算で出したタイムリアウトリミットは、管理上決めてある
要因で増加させることもできる。タイムアウトリミットが管理上設定されている
にしても計算された値であるにしても、道具が書き込みエリア 38 の外であった
り書き込み面 28 からはずれている位置であったとき、筆写システムが道具の位
置を記録できるということが考えられる。
【0272】 図 8B は、さまざまなレフェレンスシグナル 64 とポジションシグナル 66 の
発信と放射をコントロールするための、ブロック図の一形態を図解している。こ
のブロック図は、図 2C に図解されるシステムのための使用に適している。道具
210 には、レフェレンスシグナル・トランスミッター 62 およびレフェレンス
シグナル・レシーバー56 を含むハードウェアユニット 14 が含まれる。道具210
の中にあるトリガー回路 188 は、典型的な管理上のタイムアウト・リミット設
定の周期で、レフェレンスシグナル64 とポジションシグナル 66 が、規則的に
道具 210 から発信されるように設計されている。
【0273】 操作上では、レフェレンスシグナル 64 を、レフェレンスシグナル・レシーバ
ー56 が受信する。レフェレンスシグナル 64 の受信により、第一タイマー 194
と第二タイマー 198 が解除される。第一・第二ディテクター 12A、12B がポジ
ションシグナル 66 を受け取り、第一・第二タイマー 194、198 を停止させて、
トグルブロック 196 内にある第一・第二トグルを主張する。第一・第二トグル
が主張されると、ハードウェア・コントローラー 200 がRCV_DONE? シグナルを
受け取る。ハードウェア・コントローラー 200 は続いてトライ・ステート・バ
ッファー 204 を作動させ、第一・第二タイマー 194、198 からの情報をバス 20
6 に配達する。レフェレンスシグナル 64 とポジションシグナル 66 は周期的に
発信されるため、ハードウェアユニット14 が道具 210 からの他のレフェレンス
シグナル 64 を受け取ったとき、上記の順序が繰り返される。
【0274】 図 8C は、図 2C に図解されるシステムに使用可能な、ブロック図の一形態を
図解している。道具 210 にはレフェレンスシグナル・トランスミッター 62 が
含まれ、ハードウェアユニット 14 にはレフェレンスシグナル・レシーバー 56
が含まれる。道具 210 が発信した各レフェレンスシグナル 64、複数のポジショ
ンシグナル 66 が、タイムアウトリミットの周期で定期的に道具 210 から発信
されるように、道具 210 の中にあるトリガー回路 188 は設計されている。
【0275】 操作では、道具 210 を書き込みエリア 38 と接触させて道具電子構造を作動
すると、レフェレンスシグナル 64 がポジションシグナル 66 と共に、道具 210
から発信される。レフェレンスシグナル 64 はレフェレンスシグナル・レシー
バー 56 によって受信される。レフェレンスシグナル 54 を受信することによっ
て、ハードウェア・コントローラー 200 が、第一タイマー 194、第二タイマー
198、タイムアウト・カウンターをクリアーにする、 DRV_XMIT 信号を提供する
。ポジションシグナル・レシーバー 60 がポジションシグナル 66 を受信して第
一・第二タイマー194、198 を停止させ、トグルブロック 196 にある第一・第二
トグルを主張する。第一・第二トグルが主張されると、ハードウェア・コントロ
ーラー 200 が RCV_DONE? 信号を受信する。ハードウェア・コントローラー 200
は続いてトライ・ステート・バッファー 204 を作動し、第一・第二タイマー 1
94、198 からの情報をバス 206 に配達し、連続交信ラインを越えて UART 208
を通じてプロセシングユニット20 に配達する。
【0276】 タイムアウトカウンターが決められた時間の間隔に到達すると、ハードウェア
・コントローラー 200 がもう一つの DRV_XMIT 信号を提供する。決められた時
間の間隔は、道具 210 からポジションシグナル 66 が発信される周期と等しい
。この時間の間隔によって、ハードウェア・コントローラー 200 が、ポジショ
ンシグナル 66 の発信される周期と同じ頻度で、DRV_XMIT 信号を発信できるよ
うになる。さらに、ポジションシグナル 66 が発信される時間と同じ時間に、DR
V_XMIT 信号が提供される。結果的には、レフェレンスシグナル 64 が、DRV_XMI
T 信号とポジションシグナル 66 の発信を同期化する働きをする。レフェレンス
シグナル 64 は、ポジションシグナルの発信とDRV_XMIT 信号の同期化が流れる
のを防ぐのに充分な頻度で、発信されるようになる。
【0277】 各 8A-8C において、ハードウェアユニット 14 にコントロールスイッチ 182
が含まれる。コントロールスイッチ 182 とポジションシグナル・レシーバー 60
からのシグナルは、ハードウェア・コントローラー 200 によって受信される。
適切なコントロールスイッチ 200 には、トグルスイッチとコンタクトスイッチ
等がある。また各ハードウェアユニット 14、ハードウェア・コントローラー 20
0 またはプロセシングユニット 14 によって作動される、インジケーター 184
を含んでいる。インジケーターは、システムの状態をユーザーに表示するのに使
用される。適切なインジケーターとしては、LED、LCD 表示、LED 表示、音声メ
ッセージを提供するスピーカー、ビーパー、ブザー等がある。
【0278】 操作では、ユーザーがコントロールスイッチ 182 を作動することができる。
作動される特定のコントロールスイッチ 182 によって、ハードウェア・コント
ローラー200 が特定の機能自体を実行したり、第二コントロールシグナルをバス
206 に載せることができる。プロセシングユニット 20 は、第二コントロール
シグナルを確認し、特定のコントロールシグナルに反応して機能を実行する、ロ
ジックを含むことができる。ハードウェアユニット 14 あるいはプロセシングユ
ニットが実行する機能の例は、上記に説明している。
【0279】 ハードウェア・コントローラー 200 には、ポジションシグナルにエンコード
された、またはレフェレンスシグナルにエンコードされた、さまざまなシグナル
を確認するロジックを含むことができる。例えば、ハードウェア・コントローラ
ー 200 には、ポジションシグナル 66 もしくはレフェレンスシグナルにエンコ
ードされた、パワーシグナル、確認シグナル、プレッシャーシグナル等を確認す
るロジックを含むことができる。これらのシグナルを最低 1 個確認すると、そ
れに応じてハードウェア・コントローラー 200 は、第二パワー・確認・プレッ
シャーシグナルをバス 206 に載せることができる。第二パワー・確認・プレッ
シャーシグナルは、最初に受け取ったパワー・確認・プレッシャーシグナルと同
じ、または異なるものであってもよい。またハードウェア・コントローラー 200
がこれらの信号の一つを確認すると、それに応じてインジケーター 184 を作動
する。例えば、インジケーターが LED で、ハードウェア・コントローラー 200
がパワーシグナルを確認すると、LED を点灯するようにする。上述の様に、ハー
ドウェア・コントローラー 200 には、照会シグナルに道具 210 が反応すること
によって道具 210 を確認する、ロジックを含むことができる、道具 210 が確認
されると、確認シグナルがバス 206 に載せられる。プロセシングユニット 14
はバス 206と交信し、バス 206 に載せられた最低 1 個のシグナルを確認し反応
することができる、ロジックを含むことができる。プロセシングユニット 20 の
、これらのシグナルを確認したことに対する反応に関しては以下に詳細を述べる
【0280】 またハードウェア・コントローラー 200 には、エラー状態を確認するロジッ
クも含むことができる。エラー状態の例としては、ユーザーがポジションシグナ
ル・レシーバーの一部を手でブロックする、カリブレーション後にディテクター
12A、12Bを取り外す、等があげられる。このエラー状態は、片方のディテクター
12A、12B がポジションシグナルを受け取ったときに、もう一方が受け取らない
ことで確認できる。エラー状態は、ポジションシグナルの発信が示す、次のサイ
クルまでに RCV_DONE? シグナルを受信しないことで確認できる。RCV_DONE? シ
グナルがないということは、ポジションシグナルの発信が示す、新しいサイクル
が始まる前に、トグルが一つだけ主張されている、または主張されていないこと
を意味する。この状態があらかじめ決められたサイクルの間継続するときには、
エラー状態が生じている。この表示は、インジケーター 184 によってユーザー
に知らせることができる。たとえば、インジケーターが LED でエラー状態が確
認されると点滅するとか、音声のメッセージやビープで知らせることができる。
さらに、ハードウェアユニット 14 は、エラーシグナルをバスに載せることがで
きるため、プロセシングユニットがそれを受け取ることができる。プロセシング
ユニットには、エラーシグナルを確認しそれに反応するロジックを含むことがで
きる。例えば、エラーシグナルを確認すると、プロセシングユニットは、エラー
メッセージがモニターに現われるようにすることができる。
【0281】 図 8A-8C に図解されるハードウェア・コントローラー 200 には、書き込みエ
リア 38 から道具 210 が除去されたことを確認する、ロジックを含むことがで
きる。例えば、ポジションシグナルがあらかじめ決められた期間受信されないと
、道具が除去されたとみなすことができる。決められた時間が過ぎたかどうかを
判断する方法として、タイムアウトカウンター 202 がタイムアウトリミットに
継続して到達した回数を数える。決められた回数のタイムアウトリミットに到達
すると、道具 210 は書き込みエリア 38 から除去されたものとみなされる。道
具210 が書き込みエリア38 から除去されたと判断するまでに生じる、タイムア
ウトの回数としては、1-20 が望ましく、2-10 はさらに理想的で、2-3 がもっと
も理想的である。
【0282】 またハードウェア・コントローラー 200 には道具 210 が書き込みエリア 38
から除去されたことをプロセシングユニット 20 と交信する、ロジックを含むこ
ともできる。図 8A-8C に図解されるように、ハードウェア・コントローラー 20
0 からのシグナルはバス 206 によって受信される。ハードウェア・コントロー
ラー 200 が、道具 210が書き込みエリア 38 から除去されたことを確認すると
、ハードウェア・コントローラー 200 は、スタイラス除去シグナルをバス 206
に載せることができる。プロセシングユニット20 には、スタイラス除去シグナ
ルを確認し、それにしたがってモニター 像 34 を調整するロジックが含まれる
【0283】 またハードウェア・コントローラー 200 は、第一・第二ディテクター 12A、1
2B 内にある、ディテクター回路 190、192 と接続することができる。ハードウ
ェア・コントローラー 200 には、ディテクター電子構造が提供する、再カリブ
レーションシグナルを確認するロジックを含むことができる。上述の様に、再カ
リブレーションシグナルは、第一・第二ディテクター 12A、12B が書き込み面 2
8 から除去されたときに生じる。再カリブレーションシグナルに反応して、ハー
ドウェア・コントローラー 200 は、第二再カリブレーションシグナルをバスに
載せることができ、これはプロセシングユニットによってアクセスされる。その
後、プロセシングユニットは、システムのカリブレーションを開始する。
【0284】 ハードウェア・コントローラー 200 には、レフェレンスシグナル・トランス
ミッター 62 から発信されたレフェレンスシグナル 62 に、照会シグナルをエン
コードするロジックを含むこともできる。以下に詳細を説明するが、この照会シ
グナルは、照会シグナルに反応する道具 210 によって確認される。一連の照会
シグナルと反応は、道具 210 を確認するために使うことができる。
【0285】 各図 8A-8C において、ハードウェア・コントローラー 200 は温度センサー 2
12と接続されていて、温度センサー 212 から温度シグナルを受け取る。音速と
温度の間にはすでにわかっている関係がある。以下に詳細を述べるが、音速はシ
ステムのカリブレーションにおいて、スタイラス 10 の位置を測定する役割をは
たす。結果的に、ハードウェア・コントローラー 200 は、プロセシングユニッ
ト 20 が受け取る、第二温度シグナルを生成することができる。プロセシングユ
ニット 20 は、カリブレーションと位置計算に使用することのできる音速をきめ
るための、第二温度シグナルをプロセスすることができる。またプロセシングユ
ニットは 20、第二温度シグナルを監視し、定期的に音速を再計算するロジック
を含むこともできる。代わりに、ハードウェア・コントローラー 200 に、音速
を決めるための温度シグナルをプロセスする、ロジックを含むこともできる。そ
の後プロセシングユニット 20 はサウンドシグナルの速度をプロセスし、計算に
使う音速を決める。ハードウェア・コントローラー 200 には、周期的に温度セ
ンサー 212 をモニターし、サウンドシグナルの速度をアップデートするロジッ
クを含むこともできる。
【0286】 図解では、温度センサー 212 がハードウェアユニット 14 の中に取り付けら
れるようになっているが、温度センサーは、筆写システムの操作中には、書き込
み面 28 近くに取り付けるのが理想的である。書き込み面 28 に近いことによっ
て、温度変化がもっとも筆写システムに影響を与えると思われる、書き込み面 2
8 の温度に関する情報が得られる。温度センサー 212 の適切な位置としては、
第一ディテクター 12A、第二ディテクター 12B、または連結部品 74 等である。
また温度センサー 212 は、書き込み面 28 に接続できる独立のモジュールに含
むこともできる。さらに、温度センサー212 は、直接プロセシングユニット 20
に接続することもできる。結果的としては、プロセシングユニット 20 は、温度
シグナル 212 を直接受け取り、プロセスすることができる。追加として、筆写
システムに複数の温度センサー 212 をさまざまな位置に取り付け、温度測定の
正確性を図ったり、温度変化度を確認したりすることもできる。適切な温度セン
サー 212 としては、熱電対とサーミスター等がある。
【0287】 図 8A-8C に図解されるハードウェアユニット 14 には、バッテリーのような
内部電源を含んだり、ソケットやプロセシングユニット 20 のような外部の電源
に繋ぐ、ケーブルを接続することができる。またハードウェアユニット 14 には
、ハードウェアユニット 14 をつけたり切ったりするための、トグルスイッチの
ようなパワースイッチを付けることもできる。インジケーター 184 の一つで、
ハードウェアユニット 14 がついているか切れているかを表示することもできる
。例えば、インジケーター 184 は LED で、ハードウェアユニット 14 がついて
いるときには、点灯するようにする。さらに、ハードウェアユニット 14 にパワ
ーレベルセンサーを付けて、ハードウェアユニット 14 が使用できる電力のレベ
ルを探知することもできる。使用できる電力のレベルが限界以下に落ちた場合、
インジケーター 184 を使ってこれを表示することができる。例えば、インジケ
ーター 184 が LED で、パワーレベルが限界以下に落ちた場合には点灯する、ま
たはハードウェアユニット 14 がついているか切れているかを表示する LEDが、
パワーレベルが限界以下に落ちた場合には点灯する様にする。
【0288】 図 8A-8C に図解されるブロック図は、図 2B-2D に図解される筆写システムの
形態ような他の形態にも、容易に適応させることができる。例えば、このブロッ
ク図を図 2B に図解される筆写システム適用するためには、レフェレンスシグナ
ル・トランスミッター 62 とレフェレンスシグナル・レシーバー 56 を、レフェ
レンスシグナル 56 を運ぶワイヤーに変える。
【0289】 図 8A-8C では、第一・第二ディテクター回路 190、192 が、第一・第二ディ
テクター12A、12B に取り付けられているように図解されている。しかし、第一
・第二ディテクター回路 190、192 は、ハードウェアユニット 14 にも入れるこ
とができる。さらに、レフェレンスシグナル・トランスミッター 62 は、図 8A-
6B では、第二ディテクター 12B に付けられているように図解されている。しか
し、レフェレンスシグナル・トランスミッター 62 は、ハードウェアユニット 1
4を含む、システムの他の場所にも付けることができる。さらに、ハードウェア
ユニットは電気工学構造の入ったケースのように図解されているが、ハードウェ
アユニットは、これまでに述べたハードウェアユニットの機能を実行する、電子
構造を集めたものであるということができる。結果として、ハードウェアユニッ
トは、何ヵ所かに分配されることも考えられる。
【0290】 図 8A-8C に図解されるブロック図は、他のシステムにも適用できる。例えば
、図 8A に図解されるブロック図は、第一ディテクター 12A にレフェレンスシ
グナル・レシーバー 56 を加え、第一ディテクター 12A にあるポジションシグ
ナル・レシーバー 60 を、ポジションシグナル・トランシーバー 70 と交換する
ことで、3B に図解されるシステムに適用することができる。第一ディテクター
12A はその後、ポジションシグナル 66 を発信することでカリブレーションする
間、ポジションシグナル・トランシーバー 70 が、レフェレンスシグナルを受け
とることに反応するよう、設計することができる。
【0291】 道具電子構造 104 の中に入れられるトリガー回路 188 の例は、図 9 に図解
されている。トリガー回路 188 は、レフェレンスシグナル・レシーバー 56 が
レフェレンスシグナル 64 を受け取ったことに反応して、ポジションシグナル・
トランスミッター 58 が、ポジションシグナル 66 を発信するようトリガーする
。この回路には、スタイラス 10 またはイレイサー 16 を含めることができる。
トリガー回路 188 には、トランジスター 214、第一ノード 220、第二ノード 22
2、変圧器 224 が含まれる。n-チャンネル MOSFET トランジスター内蔵のゼナー
・ダイオードが表わされているが、他の適切な装置を使うこともできる。電源 2
26 は第一ノード 220 と接続されている。適切な電源 226 としては、5V のバッ
テリーなどがあげられる。適切なポジションシグナル・トランスミッターには、
超音波変換器がある。
【0292】 また第一ノード 220 は変圧器と接続することができる。適切な変圧器 224 は
、5V シグナルをピークからピークまで 570 V のシグナルに変える。変圧器はト
ランジスター 214 のソースにつなげることができる。トランジスターのドレイ
ンは、地面に繋ぐ。変圧器 224 は、超音波変換器 58 に接続される。抵抗器 21
6 は変圧器と平行に繋いで、電気的共鳴を制動する助けをする。第二ノード 222
におけるポテンシャルが限界のポテンシャルを超過すると、変圧器 224 とトラ
ンジスター 214 を通じて電源226 から地面へ電流が流れる。変圧器 224 からの
電圧出力は、超音波変換器 58 を駆動する。この設定により、超音波ポジション
シグナル 66 が IR レフェレンスシグナル 64によってトリガーされる。
【0293】 上記のように、第二ノード 222 はトランジスター 214 の底につながれている
。第二ノード 222 ははまた、追加で道具電子構造 104 内の電子構造と繋いだり
または、アンプリファイアー(図はなし)を通じてレフェレンスシグナル・ディ
テクターに繋いだりすることができる。 第二ノード 222 はまた、図 2B に図解
されるように、電線 68 を通じてハードウェアユニット 14 と繋ぐことができる
。第二ノード 222 がハードウェアユニット 14 とつながれているとき、超音波
のポジションシグナル 66 が、電線 68 を通じて受信したレフェレンスシグナル
64 によってトリガーされる。同様に、第二ノード 222 がレフェレンスシグナ
ル・レシーバーと接続されているとき、超音波ポジションシグナル 66 は、レフ
ェレンスシグナル・レシーバーが受信したレフェレンスシグナル 64 によって、
トリガーされる。
【0294】 図 10 は、図 8A-8C に図解される、第一および/または第二ディテクター回路
に使用可能な、ディテクター回路を図解している。ディテクター回路は、典型的
にはディテクター電子構造 130 の中に含まれるが、システム内の他の場所に取
り付けることもできる。ディテクター回路には、アンプリファイアー 230、ロー
パスフィルター 232、整流器 234、コンパレーター 236 が含まれる。操作では
、ポジションシグナル・レシーバー 60 で受信されたシグナルが、増幅されてフ
ィルターされる。フィルターされたシグナルは、そこで整流される。整流された
シグナルはコンパレーターに提供されて、整流器からのシグナルが限界の値より
上がったときに、コンパレーターはシグナルを提供する。コンパレーターからの
シグナルは、ポジションシグナル・レシーバー 60で、ポジションシグナル 66
が受信されていることを示す。
【0295】 図 10 に図解される回路では、整流器 234 があることで、モニター像 34 が
向上する。モニター像 34 の作成において一つのエラーのソースがあると、先頭
のポジションシグナル 66 はコンパレーター 236 の限界値を超過しないが、次
の部分の同じシグナルは限界値を超過する。このエラーの結果、スタイラス 10
が実際の位置より、第一・第二ディテクター 12A、12B から遠いように現われる
。シグナルを整流すると、コンパレーターの限界値を超過する可能性が高くなり
、ポジションシグナル 66 が探知される。ポジションシグナル 66 が早く探知さ
れるほど、上記のエラーが軽くなる。結果的に、整流器 234 によって、逃した
ポジションシグナル 66 が減り、エラーが減るようになる。
【0296】 (飛行時間シグナルの、記録された像への変換) 図 11A-11B は、飛行時間の測定がどのようにモニター像エリア 36 の像とし
て解釈されるかを図解している。第一・第二ディテクター 12A、12B は、距離を
Lとして変位している。書き込みエリア 38 には、幅寸法、W、高さ寸法、H、対
角線寸法、D がある。同様に、モニター像エリア 36 にも、、幅寸法、w、高さ
寸法、h、対角線寸法、d がある。これらの各寸法は、図 11A に図解されている
。L、H、W 寸法はすでにわかっているか、システムのカリブレーション中に決定
する。H、W の寸法が決定すると、モニター像エリア 36 がモニター 22 に作成
される。モニター像エリア 36 は H : W に合った、h : w の比率で作成される
。結果的に、実際の h、 w の値は異なる。モニター像エリア 36 ができると、
ユーザーが従来使っているウィンドウズの操作テクニックによって、モニター像
エリア 36 のサイズと寸法を調整することができる。例えば、マウスでモニター
像エリア 36 の縁や角を、クリック・ドラッグする。さらに、モニター像エリア
36 に相対するモニター像 34 のサイズは、ユーザーが従来の拡大・縮小テクニ
ックで、拡大・縮小することができる。ユーザーが像と像のエリアを拡大・縮小
する従来のテクニックの例は、VISO のような絵画プログラム等で使用されてい
る。スクロールバーをモニター像エリアに設置して、現行のモニターに表示され
ていないモニター像 34 の部分をスクロールすることもできる。ユーザーが、書
き込みエリア 38 の外に書き込みをすることも考えられる。ユーザーが書き込み
エリアの外に書き込んだ時、プロセシングユニットはモニター像エリア 36 を拡
大して、書き込みエリア 38 の外位置を提供するロジックを設置することができ
る。
【0297】 図 11B に図解されるように、デカルト座標系を書き込みエリア 38 にインポ
ートすることができる。座標系を書き込みエリア 38 にインポートして、書き込
みエリア 38 の角を (0, 0)、(0, H)、(W, 0)、(W, H) と位置づける。書き込み
エリア 38 の角に相対するスタイラス 10 の位置は、方程式 (1) と方程式 (2)
を用いて求める。 x = (L2- r2 + l2)/2L (1) y = (l2 - x2) (2) 図 11B に図解されるように、変数 l は、スタイラス 10 と第一ディテクター
12A との距離を表わす。変数 r はスタイラス 10 と第二ディテクター 12B と
の距離を表わす。変数 r と l は、方程式 (3) および方程式 (4) で計算する
ことができる。 l = Ct1 (3) r = Ct2 (4) 変数 t1 は、スタイラス 10 と第一ディテクター 12A 間における、ポジション
シグナル 66の飛行時間で、 t2 は、スタイラス 10 と二目のディテクター 12B
間における、ポジションシグナル 66 の飛行時間である。C は音速である。上述
のように、C は温度の関数でありうる。上述のように、筆写システムには、温度
センサー 212 と、温度測定から音速を求めるロジックを含むことができる。結
果的に、筆写システムが温度センサー 212 がついているときには、測定した音
速をこれらの計算に用いる。筆写システムに温度センサー 212 がついていない
ときには、スタンダードな状態の音速を用いる。 y = (L2 + l2 - r2)/2L (5) x = (r2 - y2)1/2 (6) 図 11C は、書き込みエリア 38 の横にそって取り付けられた、第一・第二デ
ィテクター 12A、12B を図解している。図 11B に図解された、書き込みエリア
38にインポートされたデカルト座標系は、図 11C に図解された、書き込みエリ
ア 38 に転置される。座標系は同じであるが、書き込みエリアと相対して変化し
た、第一・第二ディテクター 12A、12B の位置によって、スタイラスの位置を決
定するために、異なる方程式が必要となる。スタイラスの位置は、方程式 (5)
と方程式 (6) を用いて求めることができる。
【0298】 11B 及び 11C に図解されるように、デカルト座標系はまた、モニター像エリ
アに転置できる。モニター像エリアを (0, 0)、(0, H)、(W, 0)、(W, H) と定義
して、書き込みエリア 38 の角と相関するようになる。結果的に、書き込みエリ
ア 38 のスタイラスの位置は、モニター像エリア 36 の位置に解釈される。
【0299】 モニター像 34 の作成は、図 11D に図解される。スタイラスが書き込みエリ
ア 38 を動くと、周期的にスタイラスの位置の見本を取る。例えば、図 11C に
図解される字画では、各見本の位置はデカルト座標のセットで表わされる。見本
を取った位置は、そこでモニター像エリア 36 に解釈される。連続的に見本を取
った位置の間を線で繋ぐと像が形成され、像はモニターに解釈される。スタイラ
スの位置の見本が増えるほど、モニター像 34 の解像度は高くなる。さらに、フ
ィルターリング・ロジックによって、モニター像 34 の解像度はさらにスムーズ
になるが、これは以下に説明する。
【0300】 (データ構造) 図 12 は、システムの一形態におけるブロック図である。図にあるプロセシン
グユニット 20 には、揮発性メモリー 242 と保存ユニット 244 を持つ、交信で
きるプロセッサー 238 が含まれる。適切なプロセシングユニット 20 としては
、IBM とマッキントッシュのパーソナル・コンピューター、およびセントラルサ
ーバー等がある。プロセッサー 238 はまた、入力/出力ユニット 246 および連
続チャンネル 248 を通じて、ハードウェアユニット 14 ととも交信する。適切
なプロセッサー 238 としては、マイクロプロセッサー と PCSs 等がある。保存
ユニットにはロジックとさまざまなデータ構造が含まれる。揮発性メモリー 242
は、保存ユニット 244 に含まれるロジックを実行するときに利用される。
【0301】 図 13 は、メモリー 240 に保存することのできる像データ構造の、データ構
造を図解している。像データ構造には、y フィールド 252 に相関する、x フィ
ールド 250 のコラムが含まれる。上述のように、ディテクターに相対するスタ
イラス 10 の位置は、スタイラス10 が書き込みエリア 38 で動くと、周期的に
見本がとられる。取った位置見本のデカルト座標は、像データ構造に保存される
。位置見本の x 座標は x フィールドに保存され、位置見本の y 座標は y フィ
ールドに保存される。
【0302】 像データ構造にある連続的な位置を繋いで線を形成し、字画を形成してモニタ
ー像 34 を作成する。一定の行は入力されていないものもあるが、これはスタイ
ラス 10 が書き込み面 28 から除去されたことを示す。上述のように、作動 (
アクティベーション)と解除(ディアクティベーション)シグナル 66 が受信さ
れると、かかる入力が作成される。かかる入力が存在するときには、入力に続い
て、線、キー溝、それに類似するものが連続的な位置の間に描かれるが、入力の
反対側の位置には描かれない。
【0303】 図 14 は、メモリー 240 に保存できる、道具の特性データ構造 254 を図解し
ている。道具特性データ構造 254 には、道具フィールド 258 と相関する道具確
認フィールド 256 のコラム、第一道具特性フィールド 260、第二道具特性フィ
ールド 262が含まれる。道具確認フィールド 256 は、書き込みエリア 38 で使
用することのできる、各タイプの道具に独特な確認事項をリストする。例えば、
各タイプのスタイラス 10 と各タイプのイレイサー 16 は、独特な番号で確認さ
れる。各道具フィールド 258 は、その道具がイレイサー 16、スタイラス 10 ま
たは書き込みエリア 38 で使用できる他の道具であるかどうかを記載する。第一
道具特性フィールド 260 と第二道具特性フィールド 262 は、一致する道具フィ
ールド 262 で確認された道具の特性を記載する。例えば、確認された道具がス
タイラス 10 であれば、第一道具特性フィールド 260 は、スタイラスの 10 残
した字画の色や濃さ等を示す情報を記載することができる。道具特性データ構造
254 は、追加の道具特性を記載する、追加の道具特性フィールドを随意に含む
ことができる。
【0304】 道具特性データ構造 254 は、書き込みエリア 38 で使用している道具を確認
するために使用する。結果的に、書き込みエリア 38 でイレイサー 16 を使用す
ると、モニター像 34 が消える。さらに、書き込みエリア 38 でスタイラス 10
を使用すると、確認されたスタイラス 10 に相関する特性が、モニター像 34 の
各字画を作成するのに使用される。例えば、書き込みエリアで 38 青いスタイラ
ス 10 を使うと、モニター像 34 に現われる字画が青色で作成される。結果的と
して、モニター像 34 の特性が書き込んだ像 44 に反映される。
【0305】 異なる色の字画が交差する場合、システムは片方の字画を上に載せるように表
示するか、または字画が重なる部分を異なる色の混合として表示するように、シ
ステムを調節することができる。例えば、黄色の字画の上に青色の字画を書き込
んだ場合、システムは、重なる部分を第一字画(黄色)と第二字画(青色)とし
て記録することもできるし、二つの字画の混合(緑)として記録することもでき
る。異なる色の混合では、異なる字画によって形成された像のみかけが、実際の
ものにより近い。
【0306】 図 15A は、メモリー 240 に保存できる、テンプレートデータ構造に関連する
、コントロールセクションを図解している。テンプレートデータ構造に相対する
コントロールセクションには、機能フィールド 264 と複数の座標フィールド 26
6-280 が含まれる。複数の座標フィールドには、x' 左上方角フィールド 266、y
' 左上方角フィールド 268、x' 右上方角フィールド 270、y' 右上方角フィール
.ド272、x' 左下方角フィールド274、y' 左下方角フィールド 276、x' 右下方角
フィールド 278、y' 右下方角フィールド 280 が含まれる。x' 左上方角フィー
ルド 266 と y' 左上方角フィールド 268 は、テンプレート 18 の、特定のコン
トロールセクション 32 の左上方角にある座標を記載する。同様に、残りの座標
フィールド 270-280 は、特定のコントロールセクション 32 の、他の角にある
座標を記載する。座標はテンプレート 18 と相対して記載される。例えば、想像
または実際の座標系は、一つのカリブレーションマーク 40 ともう一つのカリブ
レーションマーク 40 を通過して延長する座標軸にある、元の座標系のテンプレ
ート 18 に転置することができる。フィールドにリストされる座標 266-280 は
、転置された座標で測定される。結果的に記載された座標は、カリブレーション
マーク 40 に相対する、各コントロールセクション 32 の空間的な関係を示す。
【0307】 各セットの座標フィールド 266-280 は、スタイラス 10 が座標フィールドが
定義するコントロールセクションに置かれた時に、ハードウェアユニット 14 ま
たはプロセシングユニット 20 が実行する機能を記載する、機能フィールド 264
に相関する。例えば、スタイラスが、「プリント」と表示される機能フィール
ド 264 と相関するコントロールセクション 32 に置かれたとき、ハードウェア
ユニット 14 またはプロセシングユニット 20 が、モニター像 34 を印刷させる
。同様に、スタイラスが、「2」と表示される機能フィールドと相関するコント
ロールセクション 32 に置かれたとき、ハードウェアユニット 14 またはプロセ
シングユニット 20 が、計算機像 46 ディスプレー 48 に 2 を表示させる。
【0308】 図 15B は、メモリー 240 に保存できる、ディテクターデータ構造に相対する
コントロールセクションを図解している。ディテクターデータ構造に相対するコ
ントロールセクションには、テンプレートデータ構造に相対するコントロールセ
クションに記載される機能フィールドと同様の、機能フィールド 264 が含まれ
る。またディテクターデータ構造に相対するコントロールセクションには、複数
の座標フィールド 282-296 が含まれる。複数の座標フィールド 282-296 には、
x 左上方角フィールド 282、y 左上方角フィールド 284、x 右上方角フィールド
286、y 右上方角フィールド 288、x 左下方角フィールド 290、y 左下方角フィ
ールド 292、x 右下方角フィールド 294、y 右下方角フィールド296が含まれる
。x 左上方角フィールド 282 と y 左上方角フィールド284 は、テンプレート 1
8 上の特定のコントロールセクション 32 の左上方角にある、xと y 座標を記載
する。同様に、残りのフィールド 286-296 は、コントロールセクション 32 の
他の角にある座標を記載する。座標はディテクター 12A、12B と相対して記載さ
れる。特に、フィールドに記載された座標 282-296 は、図 11B および/または
図11Cに図解される座標系のような、座標系で測定される。結果的に、記載され
た座標は、ディテクター 12A、12B と相対する、各コントロールセクション 32
の、空間的関係を示す。
【0309】 図 15A と 15B に図解されるデータ構造では、コントロールセクション 32 が
長方形であると想定しているが、他の形のコントロールセクション 32 も、この
テンプレート 18 に適していると思われる。例えば、コントロールセクション 3
2 は円形、三角形、楕円形でもあり得る。一つのテンプレート 18 は、コントロ
ールセクション 32 を一種類の幾何学的配列または異なる幾何学的配列にするこ
とができる。テンプレート18 に円形のコントロールセクション 32 があるとき
は、図 15A と 15B に図解されるデータ構造は、円の中心の位置を定義する情報
を持つフィールドと、円の直径を定義する情報を持つフィールドを含む。同様に
、テンプレート 18 に三角形のコントロールセクション 32 があるときは、図 1
5A と 15B に図解されるデータ構造は、三角形の三つの角の位置を定義する情報
を持つフィールドを含む。
【0310】 (プロセスフロー) 筆写システムには、カリブレーションロジック、スタイラス確認ロジック、像
作成ロジック、上かけカリブレーションロジックを、随意で設置することができ
る。また筆写システムには、モニター像 34 を直接に ASCII テキストに変換し
たり、Microsoft Power Point のような発表ソフトウェアに直接変換する、手書
き認識ロジックを随意で設置することもできる。上記または下記の全てのロジッ
クは、プロセシングユニット 20 やハードウェア・コントローラー 200 に搭載
できる、コンピューターで読むことができる媒体に設置することができる。また
ロジックは離れた場所で保存することができ、インターネットのような公のネッ
トワークの電子送信によって、ローカルのプロセッサーユニットまたはハードウ
ェアユニットに搭載することができる。適切なコンピューター読み込み可能媒体
としては、コンピューターディスク、フロッピーディスク、コンパクトディスク
、磁気テープのようなテープ、パーソナルディジタルアシスタント、手帳型コン
ピューター等がある。同様に、ロジックはネットワークやモデムを通じて保存、
アクセスすることができる。
【0311】 カリブレーションロジックは、システムのカリブレーションにおいてユーザー
をガイドし、筆写システムの特定な形態における操作上、必要な変数を決めるこ
とができる。例えば、カリブレーションロジックには、ディテクター間の変位、
カリブレーションマークとディテクター間の変位、テンプレートとディテクター
間の変位、コントロールセクションとディテクター間の変位、書き込みエリアの
寸法等を測定するロジックを含むことができる。詳細は後述するが、筆写システ
ムの異なる形態によって、必要となるロジックは異なる。
【0312】 カリブレーションロジックは、ユーザーが筆写システムを書き込みエリアに取
り付けるとアクセスできる。またカリブレーションロジックは、ユーザーがシス
テムはカリブレートされていないと感じたときに、ユーザーのコマンドでアクセ
スできる。再カリブレーションコマンドは、スタイラスを特定のコントロールセ
クションの周界に置いたり、ユーザーインターフェースを使って、プロセシング
ユニットまたはハードウェアユニットに特定の入力をすることで、特定のコント
ロールスイッチ 182 を作動して与えられる。さらに、カリブレーションロジッ
クは、小さなかけらのロジックに分けることができ、それは以下に述べるが、独
立的にアクセスすることができる。
【0313】 カリブレーションロジックのプロセスフローの例が、図 16A に図解される。
ディテクターの変位、コントロールセクションの位置、書き込みエリア寸法等を
測定するロジックに属する、カリブレーション・ロジックの一部は、図 16A の
左端にそってある、大括弧の中のように表示されている。図 16A のプロセスフ
ローは、ディテクター間の変位を測定する間テンプレート 18 の使用が必要であ
る、図 2A-2C に図解されるシステムにおける使用に適している。テンプレート
はディテクター 12A、12B 間の変位とコントロールセクションの位置を測定する
間使用されるので、コントロールセクションの位置を測定するロジックとディテ
クター間の変位を測定するロジックは、重複する部分がある。
【0314】 図 16A の大括弧に示すように、書き込みエリア寸法を測定するロジックは、
ディテクター変位とコントロールセクションの位置を測定するロジックとは独立
している。結果的に、カリブレーションロジックの異なる部分は独立的にアクセ
スすることができ、故に、筆写システムの操作では、異なる回数アクセスできる
。例えば、コントロールセクションの位置を数回測定するが、書き込みエリアの
寸法は一回だけ測定するということができる。結果的に、ユーザーはテンプレー
ト 18 を書き込み面の新しい位置に移し、そこで書き込みエリアの寸法を再測定
することなく、新しいコントロールセクションの位置を測定することができる。
【0315】 図 16A では、コントロールがスタートブロック 298 からプロセスブロック 3
00 に引き渡しされている。プロセスブロック 300 では、ユーザーは、スタイラ
ス 10 でテンプレート 18 の左上角にあるカリブレーションマーク 40 に触れる
よう指示される。この指示は図 1C に関して考察したように、モニター 22 上に
テンプレート像 42 を形成し、スタイラス 10 がテンプレート 18 の左上角にあ
るカリブレーションマークに触れることをみせる。その後コントロールは、ポジ
ションシグナル 66 がスタイラス 10 から第一ディテクター 12A と第二ディテ
クター 12B まで通過する時間、t1、t2 がバス 206 からアクセスされるプロセ
スブロック 302 に引き渡しされる。コントロールはその後、 r と l が方程式
(3)と方程式 (4) によって計算されるプロセスブロック 304 に引き渡しされる
。計算された r と l は r1 と l1 として保存される。その後コントロールは、
ユーザーがスタイラス10でテンプレート 18 の右上角にあるカリブレーションマ
ーク 40 に触れるよう指示される、コントロールブロック 306 に引き渡しされ
る。コントロールはその後、ポジションシグナル 66 がスタイラス 10 から第一
ディテクター 12A と第二ディテクター 12B まで通過する時間、t1、t2 がバス
206 からアクセスされるプロセスブロック 308 に引き渡しされる。コントロー
ルはその後、 r と l が方程式 (3)と方程式 (4) によって計算されるプロセス
ブロック 310 に引き渡しされる。計算された r と l は、 r2 と l2 として保
存される。 L = ((l2 2 - l1 2) - (r2 2 - r1 2))/2WT (7) H = y1 + C (8) コントロールは、プロセスブロック 310 から、保存した方程式 (7) の r1、l 1 、r2、l2 とテンプレート上のカリブレーションマーク 40 間の幅が一貫してい
る WT を使ってディテクター変位、L、を測定する、プロセスブロック 312 へ引
き渡しされる。ここで計算された L が保存される。
【0316】 コントロールはプロセスブロック 312 から、テンプレート 18 上のコントロ
ールセクション 32 の座標がディテクター 12A、12B と相対して測定される、プ
ロセスブロック 314 へ引き渡しされる。L、 r1、l1、r2、l2 は、ディテクター
12A、12B に相対するカリブレーションマーク 40 の座標を測定し保存する、方
程式 (1) と方程式 (2) で使用される。上述のように、テンプレートデータ構造
に相対するコントロールセクションは、テンプレート 18 上のカリブレーション
マーク 40 に相対する、コントロールセクション32 の座標を記載する。
【0317】 従来の幾何学原理を利用して、これらの座標をディテクターに相対する測定し
たカリブレーションマーク 40 の位置と組み合わせて、ディテクター 12A、12B
に相対するコントロールセクション 32 の座標を測定するのに使用することがで
きる。測定したコントロールセクションの座標は、ディテクターデータ構造に相
対する、コントロールセクションの適切なフィールドへ入力される。
【0318】 コントロールはプロセスブロック 314 から、ユーザーがプロンプトで特定の
コントロールセクション 32 にスタイラスを置くプロセスブロック 316 へ引き
渡しされる。プロンプトは、プロセスブロック 300 と 306 に関して上述したプ
ロンプトの形態を取る。コントロールはその後、ディテクターに相対するコント
ロールセクションの位置が正確に計算されているかどうかを決定する、決定ブロ
ック 318 に引き渡しされる。この決定は、プロセスブロック 316 の特定なコン
トロールセクションの周界内にスタイラスが置かれているとき、r と l を計算
することで決定される。決定された r と l は、ディテクターに相対するスタイ
ラス 10 の位置を求める、方程式 (1) と方程式 (2) で使用される。測定された
位置は、測定された位置が特定のコントロールセクションに該当するかどうかを
決定するために、特定のコントロールセクションと一致する、ディテクターデー
タ構造と相対するコントロールセクションのフィールドに対してチェックされる
。測定された位置が特定のコントロールセクションの周界に該当しない場合、そ
の測定は否となり、コントロールはプロセスブロック320 に引き渡される。プロ
セスブロック 320 では、カリブレーション中にエラーがあったことを示す、エ
ラーメッセージがユーザーに与えられる。例えば、エラーメッセージはモニター
で読めるメッセージであったり、ハードウェアユニットのインジケーターを作動
して、エラー状態を表示にすることもできる。コントロールはプロセスブロック
320 からプロセスブロック 300 に戻る。
【0319】 決定ブロック 318 の決定が可であったとき、コントロールは、書き込みエリ
ア38 W とH がいくつかのテクニックを使って測定される、プロセスブロック 32
2 に引き渡される。例えば、典型的なモニター 22 上の書き込みエリア寸法のメ
ニューがユーザーに提示され、ユーザーはユーザーインターフェース 24 を使っ
てメニューから適切な書き込みエリア寸法を選ぶことができる。追加として、ユ
ーザーはユーザーインターフェース 24 を使って、書き込みエリア 38 の寸法を
プロセシングユニットに入力することができる。第一・第二ディテクター 12A、
12B が書き込みエリア 38 を定義し、図 11B に図解されるように、テンプレー
トが書き込みエリアの下方縁に設置される場合、W は保存される L と同じに設
定することができる。H を求めるために、上述のように測定した L、r1、r2
方程式 (1) と方程式 (2) で使い、左上方カリブレーションマーク 40 のための
y1 を求める。求めた y1 を方程式 (8) に使用して、書き込みエリアの高さを
求めるが、C は一貫してテンプレート 18 の高さと等しい。方程式 (7) と (8)
は、図 11B に図解される筆写システムに適しているが、三角測量の原理を利用
して、容易に図 11C の筆写システムに適用できる。上記のテクニックを使用し
て書き込みエリアの寸法が決まると、計算された L と共に、W と H が保存され
る。
【0320】 コントロールはプロセスブロック 322 から、書き込みエリア 38 対角線が方
程式 (9) D = (H2 + W2)1/2 (9) によって測定され保存される、プロセスブロック 324 に引き渡される。その後
、対角線 D を音速で割って、タイムアウトリミットを決定する。タイムアウト
リミットは保存され、および/またはバス 206 に搭載され、これはハードウェア
・コントローラー 200 によってアクセスすることができる。
【0321】 コントロールはプロセスブロック 324 からプロセスブロック 326 に引き渡さ
れる。ここで W : H の比率が計算され、図 1D に図解されるように、モニター
像エリア 36 を決定するのに使われる。モニター像エリア 36 は、モニター像 3
4 が形成されるモニター 22 に設置される。 モニター像エリア 36 の長さと幅
の比率は h : w は、W : Hの比率と等しい。コントロールはその後出口ブロッ
ク 328 に引き渡される。
【0322】 上述のように、筆写システムの一定の形態では、タイムアウトリミットが管理
上決められていて、計算する必要がない。結果的に、プロセスブロック 324 に
関して記述したような、タイムアウトリミットの決定は省略される。さらに、ユ
ーザーがテンプレートのコントロールセクション 32 を使用しないことにするの
であれば、プロセスブロック314-421 の機能を実行することは省略される。結果
的に、図 16A に図解されるロジックは実例であって、筆写システムの異なる形
態においては、調整を要する。
【0323】 図 16A に図解されるロジックは、他の筆写システムに容易に適用できる。例
えば、図 16B に図解されるカリブレーションロジックは、図 16A に図解される
カリブレーションロジックと似ているが、プロセスブロック 312 は開始ブロッ
ク 298 とプロセスブロック 300 の間に移動している。かかるカリブレーション
ロジックは、図 3B-3E のシステム用に適している。
【0324】 図 3B-3E のシステムでは、ディテクター 12A、12B 間の変位の決定は、テン
プレート 18 から独立したものにできる。結果的に、ディテクター変位、コント
ロールセクション位置、書き込みエリア寸法の決定は、図 16B の左端の大括弧
に図解されるように、それぞれ独立したものでありうる。結果的に、筆写システ
ムの特定な形態では、ユーザーは書き込みエリア寸法とディテクター変位を一回
決定するが、ディテクター変位やコントロールセクション位置は数回決定すると
いうこともできる。結果的に、ユーザーはテンプレート 18 を書き込み面の新し
い位置に移して、書き込みエリアの寸法を再決定したりディテクターの変位を再
決定したりせずに、コントロールセクションの位置を決定することができる。
【0325】 図 3B-3E のシステムで、ディテクター 12A、12B 間の変位を決定するために
使うロジックは、どのシステムを使うかによって異なる。図 3C のシステムを使
ってディテクターの変位を決めるためには、ユーザーはプロンプトで、スタイラ
ス 40 を第一ディテクター 12A にあるカリブレーションマーク 40 に置き、ポ
ジションシグナル 66 が第一ディテクター 12A から第二ディテクターに移動す
る時間を決定する。ディテクター間の変位 L は、 t2 と第二音速をかけて求め
る。その後寸法 L はメモリーに保存され、コントロールは図 16A のプロセスブ
ロック 300 に引き渡しされる。
【0326】 図 3B のシステムにあるディテクター間の変位を求めるために、プロセシング
ユニット 20 またはハードウェアユニット 14 が、レフェレンスシグナル・レシ
ーバー 56 と、第一ディテクター 12A にあるポジションシグナル・トランシー
バー 70 を連動するようにすることができる。プロセシングユニット 20 または
ハードウェアユニット14 は、レフェレンスシグナル 64 が第二ディテクター 12
B から発信されるようにすることもできる。レフェレンスシグナル 64 はレフェ
レンスシグナル・レシーバー 56 で受信される。これに反応して、ポジションシ
グナル 66 はポジションシグナル・トランシーバー 70 から発信され、ポジショ
ンシグナルが第一・第二ディテクター間を移動する時間が決定する。ディテクタ
ー間の変位 L は、そこで t2 に音速をかけて、求めることができる。その後寸
法 L は保存され、コントロールは図 16B のプロセスブロック 300 に引き渡さ
れる。
【0327】 上述のように、筆写システムの一定の形態においては、タイムアウトリミット
を計算する必要がない。結果的に、プロセスブロック 324 で述べたような行為
を実行する必要がない。さらに、テンプレートは図 3B と 3C に図解される筆写
システムのカリブレーショの必要がなく、筆写システムから省略することができ
る。結果的に、コントロールセクション決定ロジックの実行も省略できる。よっ
て、図 3B と 3C に図解される筆写システムは、図 16B のプロセスブロック 31
2、322、326 に関して述べた行為を実行することのみによってカリブレーション
できることがわかる。
【0328】 図 3D と 3E のシステムでは、連結部品 74 がディテクター 12A、12B を決め
られた変位に保つため、ディテクターの変位を決める必要がない。結果的に、デ
ィテクター変位決定ロジックを図 16A から省略することができる。加えて、タ
イムアウトリミットを計算する必要がない場合、プロセスブロック 324 の機能
を実行することが省略される。さらに、コントロールセクション位置決定ロジッ
クは、テンプレート 18 をシステムから除去することで省略できる。結果的に、
図 3D と 3E の筆写システムは、プロセスブロック 322 と 326 に関して述べた
行為を実行することのみによって操作することができる。
【0329】 上述のカリブレーションロジックフローは実例であって、カリブレーションテ
クニックを制限することを意図していない。例えば、プロセスブロック 322 で
考察したような、書き込みエリア寸法決定に関するテクニックは、多く考えられ
るが、公開されていない。さらに、プロセスブロック 322 に関して公開された
テクニックをさまざま組み合わせて、書き込みエリアを決定するのに使用するこ
とができる。
【0330】 上記のカリブレーション・ロジック中に計算された書き込みエリアの寸法は、
後の使用のためにメモリー 240 に保存することができる。結果として、システ
ムの使用毎にかりブレーションする必要がない。システムを始動する度に、ユー
ザーはシステムが新しい書き込み面 28 に設置されたかどうかを質問される。こ
の質問はモニター 22 上の質問の形態を取ることができる。ユーザーが、システ
ムは新しい書き込み面 28 に設置されていないことを表示した場合、プロセシン
グユニット 20 は、前に保存された書き込みエリア 38 寸法で作業を行なうこと
ができる。他の形態では、システムが新しい書き込み面 28 に設置された場合、
システムのカリブレーション(調整)はユーザー次第で行なうものとする。かか
る形態では、システムがユーザーに対して、システムが新しい書き込み面 28 に
設置されたかどうかを質問しない。その他の形態では、第一または第二ディテク
ター 12A、12B が書き込み面 28 から取り外されたときに、ハードウェアユニッ
ト 14 が、バスに載せられる再カリブレーション・シグナルを監視する。再カリ
ブレーションが確認されると、システムが他の書き込み面 28 に再取り付けされ
る毎に、カリブレーションしなければならない。結果として、再カリブレートシ
グナルが探知されると、上記のカリブレーションロジックフローの内の一つにア
クセスされる。
【0331】 像作成ロジックのプロセスフローは、図 17 に図解されている。コントロール
は開始ブロック 330 から、書き込み面 38 でスタイラス 10 またはイレイサー
16 が使用されているかどうかを決定する、決定ブロック 334 へ引き渡される。
この決定は、スタイラス 10 またはイレイサー 16 の出力の結果、シグナルがバ
ス 206 にあるかどうかをモニターすることによって行なわれる。決定が否であ
った場合、コントロールは、決定ブロック 334 へ戻る。決定が可であった場合
、コントロールは、確認シグナルがバスにあるかどうかをモニターして道具を確
認する、プロセスブロック 336 に引き渡しされる。その後コントロールは、道
具がイレイサー 16 であるかどうかを決定する、決定ブロック 338 の引き渡さ
れる。この決定は、道具特性構造 254 にアクセスしてなされる。道具確認シグ
ナルは、一致するものが見つかるまで、道具確認フィールド 256 と比較される
。道具がスタイラス 10 であるかイレイサー 16 であるかを確認するために、一
致する道具フィールド 258 がアクセスされる。決定が可である場合、書き込ま
れた像の消された部分が、モニター像でも同様に消されている、サブルーチン 3
40に引き渡される。
【0332】 決定ブロック338の決定が不可の場合、コントロールは決定ブロック342に引き
渡され、そこで、確認されたスタイラス10に対応して第一道具特性フィールド及
び第二特性フィールドがアクセスされる。スタイラス10の第一及び第二道具特性
はメモリー240に保存される。次にコントロールは、t1 及びt2 を受け取るプロ
セス・ブロック344に引き渡される。後プロセス・ブロック346に引き渡され、そ
こで使用されるシステムに応じてt1 及びt2 を第1、第2又は第5、及び第6等式
を用い、スタイラスの位置(x, y)を決定する。
【0333】 コントロールはプロセス・ブロック346から決定ブロック348に引き渡される。
決定ブロック348で、スタイラス位置(x, y)がテンプレート18のコントロール・セ
クション32の中に入っているかどうかが決定される。
【0334】 その決定は、ディテクターのデータ構造と関連して(x, y)をコントロール・セ
クションの座標セットと比較する事によりなされる。決定がマイナスであれば、
コントロールは決定ブロック348からプロセス・ブロック350に引き渡され、そこ
で現在のスタイラス位置(x, y)が像データ構造に保存される。
【0335】 コントロールはプロセス・ブロック350からプロセス・ブロックに引き渡され、
そこで像データ構造がフィルターにかけられる。例えばあるフィルターリング・
テクニークでは、像データ構造に最も最近保存された位置が、それ以前に保存さ
れた位置の移動平均過程と比較される。もし最も最近入力した位置が、移動平均
過程から限界偏差値以上ずれている場合、その最も最近入力された位置は拒否さ
れ、像データ構造から除かれ得る。移動平均過程に含まれるべき位置の数は2−1
00が好ましく、より好ましい数は2−20、最も好ましい数は4−10である。別のフ
ィルターリング・テクニークの中には、最も最近入力された位置と以前に入力さ
れた位置の距離を測定する方法もある。その距離がある限界変位値以上であれば
、その最も最近入力された位置は拒否され、像データ構造から除かれ得る。
【0336】 上記のフィルターリング・テクニークは、本システム使用の際生じ易い二つの
エラーの原因を取り除く事ができる。一つはポジション・シグナル66の反射から
生じる。ポジション・シグナルは、ポジション検出サイクル期間中、使用者など
の物体に反射し次の検出サイクルと干渉を起こす。別の原因は、システム内の突
然の変動に起因する。例えば、スタイラス10がスタイラス面28に対して突然別の
角度で持たれるような場合である。こういうエラー源は、上記のフィルターリン
グ・テクニーク、又は他の技術との組み合わせにより除去できる。
【0337】 コントロールは、プロセス・ブロック352でフィルタリングが行われた後プロセ
ス・ブロックに引き渡され、そこで像データ構造が圧縮される。一本の線は二つ
の位置として表示できるので、線に沿う重複した位置は除去され、モニター像34
の作成に必要な位置数を減少できる。圧縮により、一連の位置をスプラインのよ
うなより簡潔な形にする事が可能になる。
【0338】 コントロールはプロセス・ブロック354からプロセス・ブロック356に引き渡され
、そこで像データ構造上の最も最近の入力をモニター像34上に配置し、像データ
構造上の最も最近の記入と先回の記入との間に線を設けることにより、モニター
像34が更新される。その線は、決定ブロック342で決定されるスタイラス10の第
一及び第二道具特性を使って作成される。
【0339】 決定ブロックでの決定が可であれば、コントロールはプロセス・ブロック358に
引き渡される。プロセス・ブロック358では、スタイラス10のコントロール・セク
ションと相関関係を持つ関数領域の中の関数が機能する。例えば、モニター22上
に新しいモニター像領域36が作られ、その結果、新しいモニター像34が作られた
り、前の像34が保存されたりする。
【0340】 コントロールがプロセス・ブロック356及び358から決定ブロック360に引き渡さ
れる。決定ブロック360では、スタイラス10がまだ書き込み領域上にあるかどう
かが決定される。その決定は、スタイラス10からの出力に起因するシグナルにつ
いてバス206をモニターする事によりなされる。予め決められた時間内にそうい
うシグナルが検出されなければ、その決定は不可で、そういうシグナルが予め決
められた時間内に受信されれば、その決定は可である。別の場合には、電子機器
制御機器200によりバス206上に与えられたスタイラス発信のシグナルについて、
そのバス206をモニターする事によりその決定が行われる。スタイラス発信のシ
グナルが検出されればその決定は不可で、検出されなければ可である。又別の場
合には、上記二つの技術の組み合わせにより決定が行われる。決定が可であれば
コントロールはプロセス・ブロック344に戻り、決定が不可であればコントロール
はプロセス・ブロックに引き渡され、そこでブレーキ入力が像データ構造に提供
される。それからコントロールは決定ブロック334に戻る。
【0341】 上記プロセスでは、スタイラス10に加えられる電圧も考慮に入れる。上述の如
く、ハードウェア・コントローラー200は、ユーザーがスタイラス10上に加えた
電圧を示す電圧シグナルをバス206上に載せる事ができる。プロセッサー20は電
圧シグナル22を受信できるし、スタイラス10上に加えられる電圧に応じてモニタ
ー22上のストロークの幅を調節するロジックも含んでいる。例えば、線の幅が第
一又は第二道具特性フィールド 260、262 に列挙されてあるならば、その列挙さ
れてある線の幅は、スタイラス 10 に加えられた電圧に比例して増大又は減少す
る。線の幅が第一又は第二道具特性フィールド 260、262 に列挙されてなければ
、各スタイラス 10 に関して標準の幅が使用できる。標準幅は、スタイラス 10
に加えられる電圧に応じて調整可能である。
【0342】 図18に、像消去サブルーチーンのプロセスフローを示してある。コントロール
はスタート・ブロック 366 からプロセス・ブロック368に引き渡され、そこでスタ
イラス 10 から第一ディテクター 12A 及び第二ディテクター 12B に移動するポ
ジション・シグナル66の経過時間t1 及びt2 が受信される。次にコントロールは
、t1 及びt2 を受け取るプロセス・ブロック344に引き渡され、その後プロセス・
ブロック370に引き渡され、そこで使用されるシステムに応じてt1 及びt2 を第
1、第2又は第5、及び第6等式を用い、スタイラスの位置(x, y)を決定する。そ
れからプロセス・ブロック372に引き渡され、そこで像データ構造に列挙されてあ
り、近似消去領域124内にある位置が確認される。その確認は、近似消去領域124
及びイレーザー16の位置の関係を使って行われる。例えば、イレーザー16が丸い
形であれば、近似消去領域124はイレーザー16の位置から2インチ以内の点すべて
を含むと規定する。次に、像データ構造に列挙されてあり、イレーザー16の位置
から2インチ以内にある全ての位置が規定される。
【0343】 コントロールはプロセス・ブロック372からプロセス・ブロック374に引き渡され
、そこで確認された位置が像データ構造から除去される。次にコントロールはプ
ロセス・ブロック376に引き渡され、そこでモニター像34が更新される。新しい像
は、像データ構造から除去される位置をモニター像から除くか、モニター像34を
再形成することによりなされる。コントロールはその後決定ブロック378に引き
渡され、そこでイレーザー16がまだ書き込み面38上に存在するかどうかが決定さ
れる。その決定は、イレーザー16の出力の結果生じるシグナルについて、バス20
6をモニターする事により行われる。予め決められた時間内にそういうシグナル
が検出されなければ、その決定は不可で、そういうシグナルが予め決められた時
間内に受信されれば、その決定は可である。別の場合には、ハードウェア・コン
トローラー200によりバス206上に載せられたスタイラス発信のシグナルについて
、そのバス206をモニターする事によりその決定が行われる。スタイラス発信の
シグナルが検出されればその決定は不可で、イレーザー発信のシグナルが検出さ
れなければ可である。又別の場合には、上記二つの技術の組み合わせにより決定
が行われる。決定が可であればコントロールはプロセス・ブロック368に戻り、決
定が不可であればコントロールはリターン・ブロック379に引き渡され、そこから
像作成ロジックへ戻される。
【0344】 プロセッサー20には、モニター像34の作成をユーザーに録音再生するためのロ
ジックも含まれる。これが可能なのは、モニター像がビットマップとして保存さ
れるのではなく、像データ・ベースの中に保存される時である。録音再生中、モ
ニター像34は、モニター像領域36上の像データ構造に列挙されてある位置を、表
示したり結んだりする事により作成される。位置の表示及び結合操作は、ユーザ
ーがモニター像の作成状況を観察できる速度で行われる。モニター像34の録音再
生により、ユーザーは既に消去された情報を再生したり、モニター像34の作成情
報を取り出したりできる。更にユーザーは、特定の部分で録音再生操作を止め、
その部分の映像を編集することも可能である。
【0345】 上記の如く、いくつか異なるシステムを用いて、書き込み領域38に使用された
道具の確認が可能である。例えば、道具はイレーザー16だったかスタイラス10だ
ったかだけでなく、イレーザー16又はスタイラス10の具体的なタイプについても
確認可能である。色々なタイプのスタイラス10で、異なる色又は異なる線の幅の
ものを書くことも可能である。色々なタイプのイレーザー16が、それぞれ異なる
大きさ及び形状のフットプリントを持っている。色々なタイプの道具が、ふつう
道具特性データ構造254の中に各道具識別名を付して列挙されている。
【0346】 図19A−19Bには道具確認ロジックが表示されている。道具確認ロジックは、道
具及びハードウェア・コントローラー200又はプロセッサー20間に交わされる一
連の質疑応答を通して操作される。道具による質疑への応答は、ポジション・シ
グナル66を持つ質疑シグナルに応答するか否かにより行われる。道具が発動シグ
ナルを出す毎に、道具の確認プロセスフローにアクセスできる。従って、道具が
書き込み面38に接触する毎にその道具の確認が行われる。
【0347】 図19Aに示されているプロセスフローは、ハードウェアユニット14のハードウ
ェア・コントローラー200に含む事も可能である。更にプロセスフローは、プロ
セッサー20に含むよう調整することもできる。コントロールは、スタート380か
らプロセス・ブロック382に引き渡される。プロセス・ブロック382で質疑シグナル
が道具に伝達される。質疑シグナルは参照シグナル64の中にコード化できる。道
具エレクトロニクス104には、参照シグナル64を受信し質疑シグナルを認識する
ロジックが含まれる。そのロジックは、書き込み面38上で先回用いられたのと同
じタイプの道具が使用されたかどうかを質疑することにより、質疑シグナルを解
釈する。
【0348】 コントロールはプロセス・ブロック382から決定ブロック384に引き渡され、そ
こで、道具は質疑シグナルの伝達により要求されたものと一致するかどうかが決
定される。その決定は、道具がポジション・シグナル66を伝達する事により、質
疑シグナルに応答しているか否かに基づいて行われる。道具がポジション・シグ
ナル66に応答していれば決定は可で、応答していなければ不可である。
【0349】 決定ブロック384での決定が不可であれば、コントロールは決定384からプロセ
ス・ブロック386に引き渡され、そこで質疑シグナルが道具に伝達される。道具の
中には、それが特定のタイプの道具であるかどうかを質疑する事により、シグナ
ルを認識するロジックも含まれる。次にコントロールは決定ブロック388に引き
渡され、そこで、道具は質疑シグナルの伝達により要求されたのと一致するかど
うかが決定される。その決定は、道具がポジション・シグナル66を伝達する事に
より、質疑シグナルに応答しているか否かに基づいて行われる。道具がポジショ
ン・シグナル66に応答していれば決定は不可で、応答していなければ可である。
決定が可であれば、コントロールはプロセス・ブロック390に引き渡され、そこで
伝達されたポジション・シグナル66の t1 及び t2 値がバス206に加えられる。コ
ントロールはその後プロセス・ブロック386に戻される。
【0350】 決定ブロック384での決定が可であれば、コントロールはプロセス・ブロック39
2に引き渡され、そこで伝達されたポジション・シグナル66の t1 及び t2 値がバ
ス206に加えられる。コントロールはプロセス・ブロック392からプロセス・ブロッ
ク394に引き渡される。同様に、決定ブロック388での決定が可であれば、コント
ロールはプロセス・ブロック394に引き渡される。プロセス・ブロック394で、確認
シグナルがバス206に加えられる。プロセッサー20はその確認シグナルを使い、
使用された道具及び道具特性データ構造254の道具識別名フィールド256に列挙さ
れた道具が一致するかどうかを調べる。その結果、プロセッサー20は書き込み面
38上で使われた道具の確認ができる。コントロールはプロセス・ブロック394から
出口ブロック396に引き渡される。
【0351】 図19Bには、図19Aのプロセスフローの補足であり、道具エレクトロニクス104
に含まれるプロセスフローが示されてある。コントロールはスタート・ブロック3
98からプロセス・ブロック400に引き渡され、そこで質疑シグナルが受信される。
質疑シグナルは、参照シグナル・トランスミッター62から参照シグナル64にコー
ド化できる。道具エレクトロニクス104には、質疑シグナルを確認するためのロ
ジックをふくむ事も可能である。更にそのロジックは、道具がある特定のタイプ
のものであるかどうかを質疑することにより、その質疑の内容を解釈する。コン
トロールはプロセス・ブロック400から決定ブロック402に引き渡され、そこで道
具は質疑シグナルで質疑されたのと同じタイプのものであるか否かの決定が行わ
れる。決定が不可であれば、コントロールは決定ブロック404に戻される。
【0352】 決定ブロック404で、受信した質疑シグナルは、道具が書き込み領域38と接触
中に受信した質疑シグナルのうち最初のものであるかどうかの決定がなされる。
決定が不可であれば、コントロールはプロセス・ブロック406に引き渡され、そこ
で道具はポジション・シグナル66を伝送する。コントロールはその後プロセス・ブ
ロック400に戻される。同様に、決定ブロック404での決定が可であれば、コント
ロールはプロセス・ブロック400に引き渡される。
【0353】 決定ブロック402の決定が可であれば、コントロールは決定ブロック408に引き
渡される。決定ブロック408では、受信した質疑シグナルは、道具が書き込み領
域38と接触中に受信した質疑シグナルのうち最初のものであるかどうかの決定が
なされる。決定が可であれば、コントロールはプロセス・ブロック410に引き渡さ
れ、そこで道具はポジション・シグナル66を伝送する。コントロールはプロセス・
ブロック410から出口ブロック412に引き渡される。同様に、決定ブロック408で
の決定が不可であれば、コントロールは出口ブロック412に引き渡される。
【0354】 上記の道具確認ロジックには、質疑シグナルの伝達に優先順位をつけるロジッ
クを含むこともできる。例えば、最も最近使用された道具が何であるかという質
疑を、一連の質疑の最初に持ってきて伝達することも可能である。更に、最近ほ
とんど又は全く使用されなかった道具は何であるかという質疑シグナルは、一連
の質疑の後のほうに持ってくることもできる。例えば、もし赤のスタイラスが最
初で、次にイレーザー16、それから黒のスタイラス10が使われたとすると、次の
質疑シグナルは、黒のスタイラス10が最初で、次にイレーザー16、それから赤の
スタイラス10かどうかという質疑をすることもできる。これは最も最近使用され
た道具は新しいストロークに使われる可能性が最も高いからであり、このように
優先順位をつけることにより、道具の確認に必要な質疑の数を最低限に抑えるこ
とが可能となる。他にも例えば、イレーザーは最後に使われたペンの次に必ず使
用されるようにするロジックを組み込むこともできる。
【0355】 上記の道具確認ロジックは、道具がポジション・シグナルを伝達しないことに
より生じるポジション・データ・ポイントの紛失数を最小限に抑えることも可能で
ある。道具が質疑シグナルを始めて受信した時、もしその道具が質疑シグナルに
より求められているものと一致しなければ、その道具はポジション・シグナル66
に対して応答しない。しかしその後は、道具が質疑シグナルを受信すると、道具
が質疑により求められているものと一致しなければ、道具はポジション・シグナ
ル66を伝達し、道具が質疑シグナルにより求められているものと一致すれば、ポ
ジション・シグナル66を伝達しない。その結果、数多くの一致しない質疑シグナ
ルが伝達されるようになり、道具の確認の際失われるデータ・ポイントは最高で
もわずか2つに抑えることができる。
【0356】 筆写システムには、書き込み面に対して背景像の位置を調整するための調整ロ
ジックを含む事もできる。背景像は書き込み面の近く(例えば書き込み面の上又
は後ろ)に置くことも、書き込み面を構成することも、書き込み面の上に投射す
る事も可能である。図20は、背景像調整ロジックのためのプロセスフローの例を
示したものである。背景像50が筆写システムに使われようとしている事がプロセ
ッサー20又はハードウェアユニット14に伝えられると、スタート・ブロック414が
アクセスされる。ユーザーは、背景像50が使われようとしている事を、スタイラ
スの先をテンプレート18上にあるコントロール・セクションの特定の点に置く事
により、又はユーザー・インターフェース24を経てプロセッサー20に情報を入力
する事により、筆写システムに伝えることができる。又はハードウェアユニット
14にコントロール・スイッチ182を含み、それを起動して、背景像が使用されてい
る事を表示することもできる。
【0357】 コントロールはスタート・ブロック414からプロセス・ブロック416に引き渡され
、そこでユーザーは、書き込み面28と組み合わして使用される背景像50を確認す
る。上述の如く、合成像52を内的にも外的にも作成し、それを像ファイルとして
プロセッサーに保存することも可能である。合成像52を像ファイルとして保存す
ることにより、ユーザーは各像ファイルに、異なる名前、異なる場所(例えば登
録場所)のように、それぞれ異なる確認特性をプロセッサー20の中に提供するこ
ともできる。確認特性はウインドーズ95、PC DOCS、IMANAGEのような既存のファ
イル管理プログラムを使って作成することもできる。プロセス・ブロック416では
、像ファイルとして保存されている合成像52を列挙しているメニュー、又は現在
の登録簿に像ファイルを列挙しているメニューがユーザーに提供される。ユーザ
ーは、そのメニューから関心のある像ファイルを見つける事ができる。必要な像
ファイルが見つかったら、次にそれを選択できる。必要な像ファイル選択のため
の最も優れた方法は、マウスのようなカーソルをコントロールするユーザー・イ
ンターフェース24を使い、それを確認された像ファイル上でダブルクリックする
事である。あるいは確認された像ファイルをハイライトし、次にオッケーという
ような言葉を記してあるボックスをクリックすることにより、像ファイルを選択
する事もできる。
【0358】 コントロールはプロセス・ブロック416からプロセス・ブロック418に引き渡され
、そこでユーザーは書き込み面28上に背景像50を置くようにという指示を受ける
。ユーザーへの指示の仕方は、スタイラスをカリブレーションマーク40に接触す
る位置に置くようにと指示する方法に似ている。背景像50が書き込み面28に対し
て一旦配置されると、ユーザーは、プロセッサー20に伝える時に使われるのと同
じような技術を用いて、背景像が使われようとしている事をプロセッサー20に伝
える事ができる。コントロールはプロセス・ブロック418からプロセス・ブロック
に引き渡され、そこでユーザーは、スタイラスの先を背景像50にあるカリブレー
ションマーク40に接触するようにと指示される。スタイラスを背景像50のカリブ
レーションマーク40に接触するようにという指示は、図1Bに関して説明した指示
に似ている。例えば、モニター像34には、合成像52上で調整ポイントと接触して
いるスタイラスの像を含むこともできる。コントロールはプロセス・ブロック422
に引き渡され、そこでディテクター(x1, y1) に対する第一カリブレーション
マークの位置を決めるため、 t1 及び t2 が決定され等式1−4に用いられる。コ
ントロールはプロセス・ブロック424に引き渡され、そこで背景像50にある第二カ
リブレーションマークにスタイラスの先を接触するようにという指示がユーザー
に出される。コントロールはプロセス・ブロック426に引き渡され、そこでディテ
クター (x2, y2) に対する第二カリブレーションマーク40の位置を決めるため、
t1 及び t2 が決定され等式1−4に用いられる。
【0359】 コントロールはプロセス・ブロック426からプロセス・ブロック428に引き渡され
、そこで合成像52がモニター22上で作成される。合成像52には目盛りが付けられ
、合成像52上の第一カリブレーションマーク40はモニター像の(x1, y1)の位置に
置かれ、合成像52上の第二カリブレーションマーク40はモニター像の(x2, y2)
の位置に置かれる。コントロールはプロセス・ブロック428から出口ブロック430
に引き渡され、そこは像作成ロジックのスタート・ブロックの帰線にもなり得る
【0360】 図20に示されてあるロジックは一例にすぎず、それに限定されるものではない
。例えば上述の如く、背景像50は2つ以上のカリブレーションマークを含み、書
き込み面28上の背景像50の位置と像領域36上の背景像の位置との相関関係の質を
上げる事も可能である。カリブレーションマークの数を増やすことにより、背景
像の調整に必要な操作の数を増やす事ができる。
【0361】 背景像調整ロジックの追加組み合わせも考慮中である。例えば、プロセス・ブ
ロック416に示されてある選択背景像操作は、選択は背景像シーケンス操作で置
き換える事も可能である。上述のように、背景像シーケンスは、ユーザーが 決
定する合成像52のシーケンスであり得る。ユーザーは次に、背景像シーケンスを
通して必要な合成像52に進む事ができる。オーバーレイ像シーケンスを通して先
に進む最も良い方法は、これだけに限定されるわけではないが、スタイラスの先
をテンプレート18上のコントロール・セクションの特定の点上に置き、ユーザー・
インターフェース24を通して情報を入力するか、ハードウェアユニット14上でコ
ントロール・スイッチ182を起動させる事である。同じような機能が、背景像シー
ケンスを通して逆戻りの操作を行う時にも使用できる。更に、背景像が書き込み
面28上に投影される時、投影機とプロセッサー20とを連結し背景像を合成像とと
もに前進させたり逆戻りさせたりする事も可能である。
【0362】 上述の筆写システムは、プロセッサーとは独立しているハードウェアユニット
14について説明してある。しかしハードウェアユニット14とプロセッサー20を単
一の装置に統合する事も可能である。例えば、ハードウェア・コントローラー20
0、プロセッサー238、揮発性メモリー242、そして記憶装置244を一つのハードウ
ェアユニット14に組み込むこともできる。ハードウェア・コントローラー200及
びプロセッサーを一つのプロセッシング・エレメントに統合することもできる。
又は、記憶装置244及び/又は揮発性メモリーを単一の記憶装置に組み込む事も
可能である。ハードウェアユニット14及びプロセッサー20を統合する事により、
上述のプロセッサー20の機能とハードウェアユニット14の機能を兼ね合わせた機
能を行わせることができる。例えば、像データ構造を作成し書き込み像34として
ハードウェアユニット14の中に保存できる。その結果モニター像34は、プロセッ
サー20を使わずしかもモニター22上に表示することなく保存する事が可能である
。像データ構図がハードウェアユニット14に保存された後、ハードウェアユニッ
ト14をモニター22、プリンター、ネットワーク、及び/又はプロセッサー20と組
み合わせる事もできる。こういう組み合わせの結果、ハードウェアユニット14に
保存された像を表示したり、印刷したり、別の場所に送ったり、別の記憶媒体に
ダウンロードしたりできるようになる。
【0363】 更にハードウェアユニット14は今まで、複数の電子機器を一つに納める収納ケ
ースという意味合いで述べられてきたが、上述の機能を行う電子機器の総称的な
意味も持っている。従って、ハードウェアユニットは筆写システム内の色々な場
所に分散することも可能である。更にハードウェアユニットは複数の収納ケース
に収める事も、複数の種類のケースに収める事も可能である。
【0364】 更に第一及び第二ディテクター12A及び12Bは、書き込み面28から取り外し可能
であると説明されてある。しかし、第一及び第二ディテクター12A及び12Bは書き
込み面28に統合することも可能である。第一及び第二ディテクター12A及び12Bが
書込み面と統合された場合には、上述の調整操作は必要でなくなる。書き込み領
域38の寸法が一定になり、消費者の手に入る前にシステムの中に組み込まれるか
らである。更に、筆写システムは第一及び第二ディテクター12A及び12Bを備えて
いると説明されてあるが、調整操作を簡便化するため、又はモニター像34の解像
度を高めたりするため、ディテクターを更に追加する事も可能である。
【0365】 (筆写システムの例) 以下は、本発明に基づく筆写システムの例、内容、及び操作方法である。図21
は筆写システム道具一式の図である。図解の如く、道具一式には、ディテクター
組み立て部品512、スタイラス514のセット、白板マーカー516、イレーザー518、
及びテンプレート520が含まれる。
【0366】 図22はスタイラス514を示しており、スタイラス514はその中にマーカー516を
置けるように取り外してある。スタイラス514の中には、AAA電池524を収納する
スタイラスの本体522、及びスタイラスの書き込み端528の近くにある超音波トラ
ンスミッターが含まれる。スタイラス514には側面カバー530も含まれ、530はそ
れを通してマーカー516が見えるように充分透明である。更にスタイラス514には
キャップ532も含まれる。532はそれを通してマーカー516の書き込み先が見える
ように充分透明である。
【0367】 図23A及び23Bはマーカー516を含むスタイラス514を示している。図23Aはスタ
イラス514の側面を示しており、スタイラスカバー530の全体が見える。図示の如
く、マーカーの書き込み先にはキャップが付いていないし、キャップ532は書き
込み端528の反対にあるスタイラス514の端536に附着している。図23Aに示されて
いるように、マーカー516はその全体が、スタイラスカバー530を通してスタイラ
ス514の中に見る事ができる。
【0368】 図23Bはスタイラス514の側面を示しており、スタイラスカバー530が上に、ス
タイラス本体522が下に示されている。図解のように、マーカー516の書き込み先
538にはキャップ532が付いている。キャップ532は、マーカー516が乾燥しないよ
う、書き込み先を密閉状態にするのが好ましい。ご覧のように、キャップ532は
充分透明なので、キャップ532を通してマーカーの書き込み先538を見る事ができ
る。ユーザーはマーカーの色を即座に確認できる。
【0369】 図24Aは、組み立て前の状態のディテクター組み立て部品を示してある(図21は
組み立てられた状態)。ディテクター組み立て部品には、2つのシグナル受信機5
34A及び534B、付属レバー536A及び536Bの付いた2つの吸引カップ組み立て部品、
及び一連のユーザー・インプット538A-Eが含まれる。
【0370】 図24Bは、吸引カップ組み立て部品を通して白板表面に付着しているディテク
ター組み立て部品512を示している。
【0371】 図24Cは、ディテクター組み立て部品512上のユーザー・インプット538A-Eを示
している。新しいボード・インプットにより、筆写システムのソフトウェアは白
板にインプットされたものを保存し、筆写情報を取り込むために新しい何も使っ
ていないファイルを開く事ができる。ブックマーク・ボード・インプットにより、
筆写システムのソフトウェアは、現在表示されている情報を保持しながら、しか
も白板にインプットされた情報を保存できる。印刷ボード・インプットにより、
現在筆写システムにより電気的に表示されている情報の印刷が可能になる。最大
ボード・インプットにより、筆写システムアプリケーション・ウインドウが最大と
なり、筆写システムのウインドウを機能中のウインドウにする事ができる。ロー
ケイト・テンプレート・インプットにより、筆写システムのソフトウェアのプロト
コールを起動し、白板上のテンプレートの位置が決定できる。
【0372】 図25はディテクター組み立て512がどのように、このパソコンのプロセッサー
の場合、ケーブル540を通じてプロセッサーに取り付けられるかを図解している
。図解のように、ディテクター組み立て512には、接続ケーブル540にあるディテ
クター組み立てコネクター544を取り付けることのできる、データポート514がつ
いている。また接続ケーブル540には、接続コネクターをパソコンにある連続ポ
ート549のうちの一つに接続するための、連続コネクター549がついている。図解
のように、接続ケーブル540にはキーボードパススルー547がついている。その結
果、キーボードパススルー547をパソコンのキーボードポート548に接続すること
ができ、キーボード551をキーボードパススルーに接続することができる。ディ
テクター組み立て512がパソコンに接続されると、ディテクター組み立てのライ
トが点灯する。
【0373】 図26Aは、筆者システムのユーザーインターフェース550を図解している。図解
のように、ユーザーインターフェース550は、ディテクター組み立てが書き込み
面の左上方の角にくることを示している。図26Bはディテクターを取り付けた白
板552を図解しており、筆写システムのスタイラスを使って書きこんだスマイリ
ーフェース550が描かれている。図26Bはまた、スマイリーフェース554の電子的
筆写像556が示されている、ユーザーインターフェース550を図解している。
【0374】 図27Aはユーザーインターフェース550の詳細と、いくつかのユーザーインター
フェース550の機能を図解している。例えば、ユーザーインターフェース550には
ボードディスプレーエリア558があり、捕らえたデータを表示する。またユーザ
ーインターフェースには、さまざまなツールバーがついている。最も一般的な三
種類のツールバーが図解されている:主要ツールバー560には、開く、削除、保
存、印刷等の最も一般的なウィンドウ機能が含まれている。表示ツールバー562
によって、ユーザーはデータを見る方法(ズーム、複数のボード表示等)を変え
ることができる。ペンツールバー564は、ユーザーはバーチャルペントイレイサ
ーを使って、データを修正、入力、編集することが可能になる。大部分のウィン
ドウアプリケーションがそうであるように、メニューバー566によって、ユーザ
ーはプログラム機能にアクセスすることができる。メニューバーを通じて提供さ
れる大部分の機能は、ツールバーを通じて最も容易にアクセスするとができる。
ナビゲーションツールバー570は、ユーザーがボードのサイズやペンの色等設定
オプションを変更できるようにする。プレーバックツールバー571は、ユーザー
が記録された筆写セッションを取り出し、再生することができるようにする。図
解のように、ユーザは開始、もと返し、プレー、先送り、終了に行くことができ
る。またプレーバックツールバー571には、スライディングレバー573がついてい
て、ユーザーはスライディングレバー573を動かして、記録された筆写セッショ
ンのどの部分にでも移動することができるようになる。
【0375】 図27Bはディスプレーツールバー562とその操作を図解している。図解のように
、ディスプレーツールバー562には複数のボード、一枚のボード、フルスクリー
ンを見ることができるボタンがついている。一枚のボードと複数のボードの表示
も図解されている。またディスプレーバー562にはノートのボタンもついている
。ノートのボタンを押すと、表示されている像に関する追加の情報を含む、ノー
トウィンドウが出てくる。
【0376】 図27は、ナビゲーションツールバー570とその操作を図解している。図解のよ
うに、ナビゲーションバー570には次のボード、前のボード、最大、縮小、拡大
にするボタンがついている。また図27Cは像578の一部576が囲まれている574スク
リーン572と、スクリーン576に合せて囲まれた部分574が拡大されているスクリ
ーン580が図解されている。
【0377】 図27Dは、テンプレート520の詳細が図解されている。図解のように、テンプレ
ートには一連のユーザー入力があり、その中の多くはディテクター組み立て512
にも示されている。新しいボード入力は、白板に入力したものを筆写のシステム
ソフトウェアが保存し、筆写情報を捕らえるためのブランクファイルを開くよう
にする。ブックマークボード入力は、現行の情報を保持しながら、白板に入力し
たものを筆写システムのソフトウェアが保存するようにする。印刷ボード入力は
、筆写システムが現行で電子的に表示しているものを、筆写システムが印刷する
ようにする。最大ボード入力は、筆写システムのソフトウェアが筆写システムの
アプリケーションを最大にし、筆写システムのアプリケーションを活性化された
ウィンドウにする。
【0378】 またテンプレート520には第一・第二カリブレーションマーク584、586がつい
ていて、筆写システムはこれを使って、図27E(1)−27E(4)に考察されている
ように、書きこみ面のディテクター組み立て512に相対するテンプレート520の位
置を決定する。
【0379】 またテンプレート520には、ユーザーが筆写システムを操作してスタイラスで
書きこみ面において計算ができる計算機がついている。
【0380】 またテンプレート520には、ユーザーに対してバーチャルタッチパッドの働き
をする、マウス領域592がある。ユーザーがマウス領域592でスタイラスを動かす
と、システムに関連するカーソルが動くようになる。このように、スタイラスを
マウス領域592で動かすことによって、スタイラスがシステムのマウスの役割を
果たすことができる。
【0381】 さらにテンプレートにはグラフィティ領域がついていて、PALMPILOTで使われ
ている手書きグラフィティのような、手書きシグナルを認識するこことができる
。グラフィティ領域のスタイラスの動きを使用して、その動きを手書きシグナル
に解釈するロジックがシステムに設置されている。
【0382】 図図27E(1)−27E(4)は、書きこみ面のテンプレートとディテクター組み立て[
図27E(1)]、および筆写システムが書きこみ面のディテクターに相対するテンプ
レートの位置を定められるようにする、ユーザーインターフェースに表示された
一連の像[図27E(1‐4)]を図解している。この手順を開始するためには、ユー
ザーがディテクター組み立てにあるローケートテンプレート入力を押す[図54C]
【0383】 27E(2)に図解されるように、ユーザーはスタイラスで、テンプレート上の第一
カリブレーションマークに触れるように指示される。ユーザーがスタイラスで第
一カリブレーションマークに触れると、ユーザーインターフェースが変わって[
図27E(3)]、テンプレート上の第二カリブレーションマークにスタイラスで触れ
るようにユーザーに指示する。ユーザーがスタイラスで第二カリブレーションマ
ークに触れると、ユーザーインターフェースが変わって[図27E(4)]、テンプレー
ト上のチェックマークにスタイラスで触れるようにユーザーに指示する。かかる
手順を実行した後、筆写システムはディテクターと相対するテンプレートの位置
を認識し、ユーザーがテンプレートを利用することができるようになる。
【0384】 図28Aと28Bは、ツールバーによってアクセスできる二つのウィンドウを図解し
ている。図28Aは、ユーザーが書きこみ面を設定できるウィンドウを図解してい
る。図28Bは、ユーザーがスタイラスを設定できるウィンドウを図解している。
【0385】 一度データーが筆写システムに導入されると、データはさまざまなアプリケー
ションといろいろに交換できるようになる。例えば、ウィンドウのクリップボー
ドを使って、筆写システムの像を他のアプリケーションにインポートすることが
できる。またその他に、他のアプリケーションで像を確認、ドラッグ、ドロップ
したりすることができる。
【0386】 筆写システムはローカルで使用したり、筆写システムの操作システムを持つ他
のコンピューターとネットワークで使用したりできる。例えば、筆写システムの
操作システムは、マイクロソフトのNETMEETINGソフトウェアを通じてネットワー
クカンファレンスをサポートすることができる。
【0387】 本発明は上述において参照から理想的な形態、および例が公開されおり、かか
る例は限定されたものというより解説として理解すべきものとして、作品中の技
能は容易に修正や組み合わせが考慮されるものであり、かかる修正や組み合わせ
も発明の精神、および添付の請求の範囲に包括されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1A】 筆写システムのいろいろな構成要素を図解している。
【図1B】 筆写システムの取り付けを図解している。
【図1C】 筆写システムの調整を図解している。
【図1D】 筆写システムの操作を図解している。
【図1E】 筆写システムに使用することが可能な、イレイサー(消す道具)の操作を図解
している。
【図1F】 計算機のキーパッドに該当する、コントロールセクションのある、テンプレー
トの操作を図解している。
【図1G】 各コントロール部分に相関する機能を示す、コントロールセクションとアイコ
ンのテンプレートを図解している。
【図1H】 スタイラスが、背景のある書き込み面に合成の像を作り出し、同じ合成の像が
、モニターに形成されることを図解している。
【図1I】 書き込み面に投影されたウェブページの合成の像と、その書き込み面に書き込
んだものがモニターに表示されて、別の面に投影されることを図解している。
【図2A】 筆写システムにおいて、スタイラスがレフェレンスシグナルを受けて、ポジシ
ョンシグナルを送ることを図解している。
【図2B】 筆写システムにおいて、スタイラスが電線を通してレフェレンスシグナルを受
けることを図解している。
【図2C】 筆写システムにおいて、スタイラスがポジションシグナルとレフェレンスシグ
ナルを送ることを図解している。
【図2D】 筆写システムにおいて、スタイラスが異なるポジションシグナルを受けて、そ
れに反応して、二つの異なるレフェレンスシグナルを発信することを図解してい
る。
【図3A】 書き込み領域を図解している。
【図3B】 筆写システムにおいて、第一ディテクターが、第二ディテクターからのレフェ
レンスシグナルに反応するためのトランシーバー、またはトランスミッターを包
括していることを図解している。
【図3C】 筆写システムにおいて、第一ディテクターには、筆写システムを調整するため
の、カリブレーション(調整)マークがついていることを図解している。
【図3D】 ディテクター組み立てにおいて、第一・第二ディテクターが、接続部品によっ
て、分かれていることを図解している。
【図3E】 ディテクター組み立てにおいて、第一・第二ディテクターが、書き込み面の横
に置かれていることを図解している。
【図4A】 スタイラスの側面で、本発明に準じた筆写システムに使用するものである。
【図4B】 取り外しのできるキャップを含めた、スタイラスの側面である。
【図4C】 スタイラスケース、開き口、スタイラスを含む、スタイラスの分解図の側面で
ある。
【図4D】 図 4C の図解を組み立てたものの側面である。
【図4E】 スタイラスの側面で、レフェレンスシグナルをスタイラスに送る電線で、スタ
イラスと筆写システムが接続されている。
【図4F】 本発明に準じた、キャップの側面である。
【図4G】 キャップを付けたスタイラスの側面である。
【図4H】 キャップを付けたスタイラスの断面図で、ポジションシグナル・トランスミッ
ター、あるいはレシーバーに合わせてある。
【図4I】 キャップを付けたスタイラスの断面図で、ポジションシグナル・トランスミッ
ター、あるいはレシーバーに合わせてある。
【図4J】 隆起を付けたスタイラスにキャップを被せたものの断面図で、キャップは、ポ
ジションシグナル・トランスミッター、あるいはレシーバーに合わせてある。
【図4K】 スタイラスの一形態を図解したもので、スタイラスの電子機構は、てっぺんに
隣接した末端側に取り付けられている。
【図4L】 スタイラスの一形態を図解したもので、細長い書き込み道具を使っているため
、スタイラスの直径をさらに細くすることができる。
【図5A】 筆写システムに使用される、イレイサーの側面である。
【図5B】 図 5A に図解される、イレイサーの底の図である。
【図6A】 ディテクターの側面図である。
【図6B】 ディテクターの底の図である。
【図7A】 180 度の受信範囲を含む、ディテクターの透視図である。
【図7B】 180 度の受信範囲を含む、ディテクターの側面図である。
【図7C】 90 度の受信範囲を含む、ディテクターの透視図である。
【図7D】 ディテクター組み立ての図解で、コントロール・スイッチとインジケーターを
付けた、ハードウェアのユニットが含まれる。
【図7E】 ディテクター組み立ての側面図で、ハードウェアユニットとなる接続部品が付
いている。
【図7F】 ハードウェアユニットの役目をする接続部品を付けた、ディテクター組み立て
を上から見た図である。
【図7G】 二種類以上の配置を適用できるディテクター組み立てを、上から見た図である
【図7H】 二種類以上の配置を適用できる、ディテクター組み立ての側面図である。
【図7I】 第一・第二蝶つがいを付けたディテクター組み立ての側面図で、ディテクター
組み立てに、二種類以上の配置を適用することができる。
【図7J】 ディテクター組み立ての側面図で、連結部品は、第一部品の中から第二部品が
スライド式に出し入れできるようになっている。
【図7K】 ディテクター組み立てを上から見た図で、連結部品は、第一部品の中から第二
部品がスライド式に出し入れできるようになっている。
【図7L】 ディテクター組み立ての側面図で、連結部品は、第一・第二部品が離れるよう
になっている。
【図7M】 ユーザーが動作させる、取り付けメカニズムの図解で、書き込み面にディテク
ター、または接続部品を接続するのに使用する。
【図7N】 シールディング(遮蔽)・エレメントを含むディテクターを図解しているが、
シールディング・エレメントは、約 90 度を越えた、あらかじめ定められた領域
の外から送られたポジションシグナルを、ポジションシグナルレシーバーから遮
蔽する。
【図7O】 シールディング・エレメントを含むディテクターを図解しているが、シールデ
ィング・エレメントは、約 180 度を越えた、あらかじめ定められた領域の外か
ら送られたポジションシグナルを、ポジションシグナルレシーバーから遮蔽する
【図8A】 図 2Aで図解されたシステムに使用することのできる、ブロック図である。
【図8B】 図 2Cで図解されたシステムに使用することのできる、ブロック図である。
【図8C】 図 2Dで図解されたシステムに使用することのできる、ブロック図の図解であ
る。
【図9】 レフェレンス・シグナルを受け取ったことに反応して、ポジションシグナルの
発信をトリガーする回路である。
【図10】 ディテクターがポジションシグナルを受け取っているとき、探知に使われる回
路である。
【図11A】 書き込む領域と、モニターの像が写る領域の寸法を図解している。
【図11B】 第一・第二ディテクターが書き込み面の上方に設置された時の、書き込み面領
域とモニター像の領域に置き換えた座標系を図解している。
【図11C】 第一・第二ディテクターが書き込み面の横側に設置された時の、書き込み面領
域とモニター像の領域に置き換えた座標系を図解している。
【図11D】 モニター像の形象を図解している。
【図12】 プロセシング・ユニットのブロック図である。
【図13】 一連のスタイラスの位置を保存するのに使用する、像のデータ構造を図解して
いる。
【図14】 道具特性データ構造で、実行したのがイレイサーかスタイラスかを確認し、各
スタイラスの特性を確認する。
【図15A】 テンプレートのデータ構造に関連する、コントロールセクションである。
【図15B】 ディテクターのデータ構造に関連する、コントロールセクションである。
【図16A】 調整モジュールのプロセス・フローである。
【図16B】 図 3B で図解される筆写システムにおいて、書き込む領域の寸法を決めるプロ
セス・フローである。
【図17】 ディテクターに関連するスタイラスの位置を決め、決められた位置からモニタ
ー像をつくるプロセス・フローである。
【図18】 書き込まれた像を消すことによって、モニター像を消すプロセス・フローであ
る。
【図19A】 スタイラス確認ロジックのプロセスフローである。
【図19B】 スタイラス確認ロジックのプロセスフローで、図 19A のプロセスフローに添
付されるものである。
【図20】 背景像の調整ロジックを図解している。
【図21】 筆写システム・キットの一形態を図解している。
【図22】 分解されて、中にマーカーが入れられる様になっている、スタイラスを図解し
ている。
【図23A】 スタイラスの側面図で、スタイラスカバー全体が見える。
【図23B】 スタイラスの側面図で、スタイラスカバーが上側、スタイラスのボディーが下
側になっている。
【図24A】 ディテクター組み立てを開いたものを図解している。
【図24B】 サクションカップの組み立てにより、白板に取り付けられたディテクターを図
解している。
【図24C】 ディテクター組み立てへのユーザーのインプットを図解している。
【図25】 ディテクター組み立てが、どのように接続ケーブルによってプロセッ サーに取り付けられるかを図解している。
【図26A】 筆写システムのユーザー・インターフェースを図解している。
【図26B】 ディテクター組み立てを取り付けた白板の図で、筆写システムのスタイラスを
使って、スマイリー・フェースが書き込まれている。
【図26B】 ユーザー・インターフェースを図解しており、電子的に書き込まれたスマイり
ー・フェースを見せている。
【図27A】 詳細にわたるユーザー・インターフェースと、ユーザー・インターフェース 5
50 が実行する機能を図解している。
【図27B】 ツールバーの表示と、その操作を図解している。
【図27C】 ナビゲーション・ツールバーと、その操作を図解している。
【図27D】 テンプレートを詳細に図解している。
【図27E(1)】 書き込み面上の、テンプレートとディテクター組み立てを図解している。
【図27E(2-4)】 ユーザー・インターフェースに表示される一連の像で、書き込み面のディテク
ター組み立てに関連したテンプレートの位置を決めるものである。
【図28A】 ユーザーが書き込み面を設定できるウィンドウを図解している。
【図28B】 ユーザーがスタイラスを設定できるウィンドウを図解している。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成11年11月30日(1999.11.30)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0245
【補正方法】変更
【補正内容】
【0245】 図 7A は使用可能なディテクター 12A、12B の、他の形態を図解している。第
一または第二ディテクター 12A、12B には、シールディングエレメントの役割を
はたす反射面 138 のメカニズムがフレーム 140 に取り付けられている。反射面
138 は側面が放物線になっている。この放物線は放物線の焦点を中心として 18
0 回転し、反射面 138 が半円のフットプリント 142 を持つようになる。反射面
138 は、ポジションシグナル 66 を反射するものであれば、どんな素材でもよ
い。操作においては、反射面138 が書き込み面 138 に延長されるように、ディ
テクター 12A、12B を設置する。この反射面 138 の形によって、反射面は約 18
0 度の受容範囲を持つようになり、これは反射面 138 が、180 度の範囲から送
られてきたポジションシグナル 66 を反射することを意味する。結果的に、ディ
テクター 12A、12B は書き込みエリア 38 の角、または書き込みエリア 38 の端
に取り付けるようになる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0262
【補正方法】変更
【補正内容】
【0262】 図 7A と 7C に図解されるように、受信範囲角度は、最低限一部はシールディ
ング・エレメント 140 によって決められる。シールディングエレメント 140 は
、スタイラス10があらかじめ定められた領域から離れた場所にあるとき、スタイ
ラス 10 から発信されたポジションシグナル 66 からポジシグナル・レシーバー
60 を遮蔽するために、ポジションシグナル・レシーバー 60 に相対して設置す
る。図 7N と 7O は、ディテクター 12A、12B にあらかじめ決めてある受信領域
を図解したもので、各々 90 度と 180 度の受信範囲のものである。図 7N では
、あらかじめ決められている領域の角度範囲は、書き込み面 28 から平行のディ
テクターから外側に延長して、約 90 度である。図 7O では、あらかじめ決めら
れた領域の角度範囲は、書き込み面 28 から平行のディテクター 12A、12B から
外側に延長して約 180 度である。あらかじめ決められた領域の角度範囲は、約
70 から 110 度、約 80 から 100 度、約 90度、約 160 から 200 度、約 170
から 190 度、約 180 度のグループから選択するのが理想的である。
【手続補正書】
【提出日】平成12年11月14日(2000.11.14)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 60/109,361 (32)優先日 平成10年11月20日(1998.11.20) (33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 09/273,883 (32)優先日 平成11年3月22日(1999.3.22) (33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 09/274,139 (32)優先日 平成11年3月22日(1999.3.22) (33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 09/274,136 (32)優先日 平成11年3月22日(1999.3.22) (33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 09/274,267 (32)優先日 平成11年3月22日(1999.3.22) (33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 09/273,593 (32)優先日 平成11年3月22日(1999.3.22) (33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 09/274,137 (32)優先日 平成11年3月22日(1999.3.22) (33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 09/273,887 (32)優先日 平成11年3月22日(1999.3.22) (33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 09/273,921 (32)優先日 平成11年3月22日(1999.3.22) (33)優先権主張国 米国(US) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z A,ZW (72)発明者 モイン ウィリアム ピー アメリカ合衆国 マサチューセッツ州 02139 ケンブリッジ メモリアル ドラ イヴ 305−#603シー (72)発明者 ヴァーミンスキー マシュー ディー アメリカ合衆国 マサチューセッツ州 02140 ケンブリッジ コーグズウェル アベニュー 33−#5 (72)発明者 ペレス マヌエル アメリカ合衆国 マサチューセッツ州 02139 ケンブリッジ ウォーチェスター ストリート 7 Fターム(参考) 5B068 AA01 AA15 AA36 BB21 BC02 BD02 BD17 BE08 BE12 CC06 CD03 DD11 5J062 BB05 CC14

Claims (255)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筆写システムに使用されるディテクター: シグナルレシーバー: スタイラスが書き込み面の近くに置かれる時、スタイラ
    スから送られるポジショシグナルを受信する目的で、書き込み面の近くに置かれ
    る。このシグナルレシーバーは、ポジションシグナルの受信に呼応してタイミン
    グシグナルを発信する; 及びシグナルフォーカシング・エレメント: スタイラス
    からシグナルレシーバーに送られるポジションシグナルを反射するように、シグ
    ナルレシーバーに対応する形状及び配置の反射面を持つ。
  2. 【請求項2】 請求項1に基づくディテクター: 少なくとも反射面の一部は
    曲面を持つ。
  3. 【請求項3】 請求項1に基づくディテクター: 少なくとも反射面の一部は
    放物線の形状を持つ。
  4. 【請求項4】 請求項3に基づくディテクター: シグナルレシーバーは、反
    射面のうち放物線の形状を持つ部分の一方の焦点の近くに置かれる。
  5. 【請求項5】 請求項1に基づくディテクター: 更にこのディテクターには
    、それ自身を書き込み面に接触及び取り外し可能にする機能を備える。
  6. 【請求項6】 筆写システムに使用されるディテクター: シグナルレシーバー: スタイラスが書き込み面の近くに置かれる時、スタイラス
    から送られるポジションシグナルを受信する 目的で、書き込み面の近くに置かれる。このシグナルレシーバーは、ポジション
    シグナルの受信に呼応してタイミングシグナルを発生する; シグナルフォーカシング・エレメント: スタイラスからシグナルレシーバーに
    送られるポジションシグナルを示すために、シグナルレシーバーに対して配置さ
    れる反射面を持つ; 及び シグナルシールディング・エレメント: スタイラスが予め決められた書き込み
    面の部分の外に配置される時、スタイラスによりシグナルレシーバーから離れた
    所に発信されるポジションシグナルを反射するように、シグナルレシーバーに対
    応する形状及び配置を持つ。
  7. 【請求項7】 請求項6に基づくディテクター: 少なくとも反射面の一部は
    曲面を持つ。
  8. 【請求項8】 請求項6に基づくディテクター: 少なくとも反射面の一部は
    放物線の形状を持つ。
  9. 【請求項9】 請求項8に基づくディテクター: シグナルレシーバーは、反
    射面のうち放物線の形状を持つ部分の一方の焦点の近くに置かれる。
  10. 【請求項10】 請求項6に基づくディテクター: 更にこのディテクターは
    、それ自身を書き込み面に接触及び取り外し可能にする機能を備える。
  11. 【請求項11】 請求項6に基づくディテクター: シグナルシールディング・
    エレメントは、スタイラスが書き込み面に平行なディテクターから約70乃至110
    度以外にある書き込み面の近傍に置かれる時、スタイラスによりシグナルレシー
    バーから離れた所に発信されるポジションシグナルを反射するように、シグナル
    レシーバーに対応形状及び配置を持つ。
  12. 【請求項12】 請求項11に基づくディテクター: 角度範囲が約90度。
  13. 【請求項13】 請求項6に基づくディテクター: シグナルシールディング・
    エレメントは、スタイラスが書き込み面に平行なディテクターから約160乃至200
    度以外にある書き込み面の近傍に置かれる時、スタイラスによりシグナルレシー
    バーから離れた所に発信されるポジションシグナルを反射するよう、シグナルレ
    シーバーに対応する形状及び配置を持つ。
  14. 【請求項14】 請求項13に基づくディテクター: 角度範囲が約180度。
  15. 【請求項15】 筆写システムに使用されるディテクター: シグナルレシーバー: スタイラスが書き込み面の近くに置かれる時、スタイ
    ラスから送られるポジションシグナルを受信する目的で、書き込み面の近くに置
    かれる。このシグナルレシーバーは、ポジションシグナルの受信に反応してタイ
    ミングシグナルを発生する; 及び シグナルシールディング・エレメント: スタイラスが予め決められた書き込み
    面の部分の外に置かれる時、スタイラスによりシグナルレシーバーから離れた所
    に送られるポジションシグナルを反射するよう、シグナルレシーバーに対応する
    形状及び配置を持つ。
  16. 【請求項16】 筆写システムに使用されるディテクター組み立て品: 第一及び第二シグナルレシーバー: スタイラスが書き込み面の近くに置かれ
    る時、スタイラスから送られるポジションシグナルを受信する目的で、書き込み
    面の近くに置かれる。このシグナルレシーバーは、ポジションシグナルの受信に
    対応してタイミングシグナルを発信する; 及び 第一及び第二シグナルフォーカシング・エレメント: 各フォーカシング・エレメ
    ントは、スタイラスからシグナルレシーバーに発信されるポジションシグナルを
    反射すよう、シグナルレシーバーの一つに対応する形状及び配置の反射面を持つ
  17. 【請求項17】 請求項16に基づくディテクター組み立て品: フォーカシン
    グ・エレメントの一つ又はそれ以上の反射面のうち少なくとも一つは曲面を持つ
  18. 【請求項18】 請求項16に基づくディテクター組み立て品: フォーカシン
    グ・エレメントの一つ又はそれ以上の反射面のうち少なくとも一つは放物線の形
    状を持つ。
  19. 【請求項19】 請求項18に基づくディテクター組み立て品: シグナルレシ
    ーバーは、反射面のうち放物線の形状を持つ部分の両焦点近くに置かれる。
  20. 【請求項20】 請求項16に基づくディテクター組み立て品: 更にこのディ
    テク組み立て品には、それ自身を書き込み面に接触及び取り外し可能にする機能
    が備わっている。
  21. 【請求項21】 請求項16に基づくディテクター組み立て品: : 更にこのデ
    ィテクター組み立て品は、第一及び第二シグナルレシーバーを連結する部品を持
    つ。この連結部品は二つ以上の構成が可能で、それぞれ第一及び第二シグナルレ
    シーバーの距離を変える事ができる。
  22. 【請求項22】 請求項21に基づくディテクター組み立て品: 連結部品は、
    望遠鏡の筒式に引き出したり押し込めたりできる。
  23. 【請求項23】 請求項21に基づくディテクター組み立て品: 連結部品の中
    には、シグナルレシーバーを互いの位置に対しある角度で移動可能にする蝶つが
    いが含まれる。
  24. 【請求項24】 請求項21に基づくディテクター組み立て品: 連結部品の中
    には、少なくとも二つの蝶つがいが含まれる。
  25. 【請求項25】 請求項21に基づくディテクター組み立て品: 連結部品の中
    には、ディテクター組み立て品を書き込み面に接触及び取り外し可能にする連結
    機能が含まれる。
  26. 【請求項26】 請求項21に基づくディテクター組み立て品: ディテクター
    組み立て品に、上記二つ以上の構成のうち最低一つが採用される場合、連結部品
    には、第一及び第二シグナルレシーバーを予め決められた距離だけ離しておく機
    能がある。
  27. 【請求項27】 請求項21に基づくディテクター組み立て品: 連結部品には
    、上記二つ以上の構成のうち最低一つにおいて、ディテクター組み立て品を固定
    したり離したりするロッキング機能が備わっている。
  28. 【請求項28】 請求項27に基づくディテクター組み立て品: 第一及び第二
    シグナルを予め決められた距離だけ分離可能にするロッキング組み立て品を持つ
  29. 【請求項29】 請求項21に基づくディテクター組み立て品: 第一及び第二
    シグナルレシーバーからシグナルを受信する電子機器装置は、ディテクター組み
    立て品に連結及び取り外し可能。
  30. 【請求項30】 請求項21に基づくディテクター組み立て品: 第一及び第二
    シグナルレシーバーを連結部品に接触及び取り外し可能。
  31. 【請求項31】 請求項21に基づくディテクター組み立て品: 第一及び第二
    シグナルレシーバーを離れた位置に置く第一構成を採用することも、第一及び第
    二シグナルレシーバーを隣り合わせに配置する構成を採用することも可能。
  32. 【請求項32】 請求項21に基づくディテクター組み立て品: 第一及び第二
    シグナルレシーバーを第一の距離だけ離れた位置に置く第一構成を採用すること
    も、第一及び第二シグナルレシーバーを第一の距離から75%以内にある第二の距
    離だけ離れた位置に置く構成を採用することも可能。
  33. 【請求項33】 請求項21に基づくディテクター組み立て品: 第一及び第二
    シグナルレシーバーを第一の距離だけ離れた位置に置く第一構成を採用すること
    も、第一及び第二シグナルレシーバーを第一の距離から50%以内にある第二の距
    離だけ離れた位置に置く構成を採用することも可能。
  34. 【請求項34】 請求項21に基づくディテクター組み立て品: 第一側面フッ
    トプリントを持つ第一構成を採用することも、第一側面フットプリントの75%以
    下である第二側面フットプリントを持つ構成を採用することも可能。
  35. 【請求項35】 請求項21に基づくディテクター組み立て品: 第一側面フッ
    トプリントを持つ第一構成を採用することも、第一側面フットプリントの約50%
    である第二側面フットプリントを持つ構成を採用することも可能。
  36. 【請求項36】 請求項21に基づくディテクター組み立て品: 第一側面フッ
    トプリントを持つ第一構成を採用することも、第一側面フットプリントの約25%
    乃至70%の間である第二側面フットプリントを持つ構成を採用することも可能。
  37. 【請求項37】 請求項21に基づくディテクター組み立て品: ディテクター
    組み立て品には更に、シグナルレシーバーから出るタイミングシグナルを受信す
    る電子機器装置も含まれる。この装置には、スタイラスからディテクターへ発信
    されるポジションシグナルの経過時間の決定に必要なタイミングシグナル処理論
    理も含まれる。
  38. 【請求項38】 請求項37に基づくディテクター組み立て品: ディテクター
    組み立て品には更に、シグナルレシーバーと電子機器装置を直列式に連結し、電
    子機器装置がシグナルレシーバーからタイミングシグナルを受信できるようにす
    る整流器も含まれる。
  39. 【請求項39】 請求項38に基づくディテクター組み立て品: ディテクター
    組み立て品には更に、整流器と電子機器装置を直列式に連結し、電子機器装置が
    整流器からタイミングシグナルを受信できるようにするコンパレーター(比較測
    定器)も含まれる。
  40. 【請求項40】 ディテクター組み立て品: 筆写システムのスタイラスから発信されるポジションシグナルを受信するため
    の第一シグナルレシーバー。 スタイラスから発信されるポジションシグナルを受信するための第二シグナル
    レシーバー。 第一及び第二シグナルレシーバーを連結する部品: この連結部品は、第一及び
    第二シグナルレシーバー間の距離を変更可能にする構成を二つ以上採用できる。
  41. 【請求項41】 請求項40に基づくディテクター組み立て品: 望遠鏡の筒式
    に引き出したり押し込めたり可能な連結部品を持つ。
  42. 【請求項42】 請求項40に基づくディテクター組み立て品: 連結部品には
    、シグナルレシーバーを互いの位置に対しある角度で移動可能にする蝶つがいが
    含まれる。
  43. 【請求項43】 請求項40に基づくディテクター組み立て品: 連結部品には
    、少なくとも二つの蝶つがいが含まれる。
  44. 【請求項44】 請求項40に基づくディテクター組み立て品: 連結部品には
    、互いに分離可能な第一及び第二下位部品も含まれる。
  45. 【請求項45】 請求項40に基づくディテクター組み立て品: 連結部品には
    、ディテクター組み立て品を書き込み面に接触及び取り外し可能にする連結機能
    が含まれる。
  46. 【請求項46】 請求項45に基づくディテクター組み立て品: ディテクター
    組み立て品を書き込み面に接触及び取り外し可能にする機能は、吸引カップであ
    る。
  47. 【請求項47】 請求項40に基づくディテクター組み立て品: ディテクター
    組み立て品が上記構成のうち少なくとも一つを採用する場合、連結部品は、第一
    及び第二シグナルレシーバーを予め決められた距離に離しておくことが可能。
  48. 【請求項48】 請求項40に基づくディテクター組み立て品: 連結部品には
    、上記構成のうち少なくとも一つにおいて、ディテクター組み立て品を固定した
    り離したりするロッキング機能が備わっている。
  49. 【請求項49】 請求項48に基づくディテクター組み立て品: 第一及び第二
    シグナルを予め決められた距離に分離可能にするロッキング組み立て品を持つ。
  50. 【請求項50】 請求項40に基づくディテクター組み立て品: 第一及び第二
    シグナルレシーバーからシグナルを受信する電子機器装置は、ディテクター組み
    立て品に連結及び取り外し可能。
  51. 【請求項51】 請求項40に基づくディテクター組み立て品: 第一及び第二
    シグナルレシーバーを連結部品に接触及び取り外し可能。
  52. 【請求項52】 請求項40に基づくディテクター組み立て品: ディテクター
    組み立て品には更に、スタイラスからシグナルレシーバーに発信されるポジショ
    ンシグナルを反射するよう、少なくとも一つのシグナルフォーカシング・エレメ
    ントが含まれ、それはシグナルレシーバーの少なくとも一つに対して置かれる反
    射面を持つ。
  53. 【請求項53】 請求項40に基づくディテクター組み立て品: ディテクター
    組み立て品には更にシグナルシールディング・エレメントが含まれ、スタイラス
    が予め決められた書き込み面の部分の外に配置される時、スタイラスによりシグ
    ナルレシーバーから離れた所に送られるポジションシグナルを反射するよう、シ
    グナルレシーバーの少なくとも一つに対して配置される。
  54. 【請求項54】 請求項40に基づくディテクター組み立て品: 第一及び第二
    シグナルレシーバーを離れた位置に置く第一構成を採用することも、第一及び第
    二シグナルレシーバーを隣り合わせに置く構成を採用することも可能。
  55. 【請求項55】 請求項40に基づくディテクター組み立て品: 第一及び第二
    シグナルレシーバーを第一の距離だけ離れた位置に置く第一構成を採用すること
    も、第一及び第二シグナルレシーバーを第一の距離から75%以内にある第二の距
    離だけ離れた位置に置く構成を採用することも可能。
  56. 【請求項56】 請求項40に基づくディテクター組み立て品: 第一及び第二
    シグナルレシーバーを第一の距離だけ離れた位置に置く第一構成を採用すること
    も、第一及び第二シグナルレシーバーを第一の距離から約50%以内にある第二の
    距離だけ離れた位置に置く構成を採用することも可能。
  57. 【請求項57】 請求項40に基づくディテクター組み立て品: 第一側面フッ
    トプリントを持つ第一構成を採用することも、第一側面フットプリントの75%以
    下である第二側面フットプリントを持つ第二構成を採用することも可能。
  58. 【請求項58】 請求項40に基づくディテクター組み立て品: 第一側面フッ
    トプリントを持つ第一構成を採用することも、第一側面フットプリントの約50%
    以下である第二側面フットプリントを持つ第二構成を採用することも可能。
  59. 【請求項59】 請求項40に基づくディテクター組み立て品: 第一側面フッ
    トプリントを持つ第一構成を採用することも、第一側面フットプリントから約50
    %乃至75%の間にある第二側面フットプリントを持つ第二構成を採用することも可
    能。
  60. 【請求項60】 請求項40に基づくディテクター組み立て品: ディテクター
    組み立て品は電池による作動が可能。
  61. 【請求項61】 請求項40に基づくディテクター組み立て品: ディテクター
    組み立て品は、ラップトップ・コンピューターの電池による作動が可能。
  62. 【請求項62】 請求項40に基づくディテクター組み立て品: ディテクター
    組み立て品は、1.5乃至24ボルトのボルト数を持つ電池による作動が可能。
  63. 【請求項63】 請求項40に基づくディテクター組み立て品: ディテクター
    組み立て品は、1.5乃至12ボルトのボルト数を持つことによる作動が可能。
  64. 【請求項64】 ディテクター組み立て品: 筆写システムのスタイラスから発信されるポジションシグナルを受信するため
    の第一シグナルレシーバー: スタイラスから発信されるポジションシグナルを受信するための第二シグナル
    レシーバー: スタイラスから出るポジションシグナルを受信する第一及び第二シグナルレシ
    ーバーに呼応して、第一及び第二シグナルレシーバーからシグナルを受信する電
    子機器装置。この装置は、スタイラスからシグナルレシーバーまでのポジション
    シグナルの経過時間を符号化し、そのシグナルを発信する機能も持つ: 及び 第一及び第二シグナルレシーバーを連結する部品: この連結部品は、第一及び
    第二シグナルレシーバー間の距離を変更可能にする構成を二つ以上採用できる。
  65. 【請求項65】 請求項64に基づくディテクター組み立て品: 連結部品は、
    望遠鏡の筒式に引き出したり押し込めたりすることが可能。
  66. 【請求項66】 請求項64に基づくディテクター組み立て品: 連結部品には
    、シグナルレシーバーを互いの位置に対しある角度で移動可能にする蝶つがいが
    含まれる。
  67. 【請求項67】 請求項64に基づくディテクター組み立て品: 連結部品には
    、ディテクター組み立て品を書き込み面に接触及び取り外し可能にする連結機能
    が含まれる。
  68. 【請求項68】 請求項67に基づくディテクター組み立て品: ディテクター
    組み立て品を書き込み面に接触及び取り外し可能にする機能は、吸引カップであ
    る。
  69. 【請求項69】 請求項67に基づくディテクター組み立て品: ディテクター
    組み立て品は電池による作動が可能。
  70. 【請求項70】 請求項64に基づくディテクター組み立て品: ディテクター
    組み立て品は、ラップトップ・コンピューターの電池による作動が可能。
  71. 【請求項71】 筆写システムに使用されるスタイラス: 筆写システムには
    、スタイラスが書き込み面の近くに置かれる時、スタイラスから発信されるポジ
    ションシグナルを受信するよう、複数のシグナルレシーバーが書き込み面の近く
    に置かれる。このシグナルレシーバーは、スタイラスから出るポジションシグナ
    ルの受信に呼応してタイミングシグナルを発信する。この筆写システムは、書き
    込み面近くのスタイラスの場所を決定するのにタイミングシグナルを用いる。
    スタイラスは以下の内容を含む: 書き込み部品を収納するために容積を規定してあるスタイラスケース、書き込
    み部分の一部が書き込みのため書き込み面上に伸びているスタイラスケースの末
    端にある開口部、スタイラスケースの側面にあり書き込み部品をスタイラスケー
    スに出し入れするのに使用される開閉可能なドア; 及び ポジションシグナルを発信するためのポジションシグナル・トランスミッター
  72. 【請求項72】 請求項71に基づくスタイラス: ポジションシグナル・トラ
    ンスミッターが超音波シグナルを発信する。
  73. 【請求項73】 請求項71に基づくスタイラス: ポジションシグナル・トラ
    ンスミッターがレーダーシグナルを発信する。
  74. 【請求項74】 請求項71に基づくスタイラス: ポジションシグナル・トラ
    ンスミッターがマイクロインパルス・レーダーシグナルを発信する。
  75. 【請求項75】 請求項71に基づくスタイラス: スタイラスには更に、書き
    込み部品が書き込み面に接触しているのを接触スイッチが感知した時、基準信号
    の発信用として使われる、レファレンス・シグナル・トランスミッターも含まれる
  76. 【請求項76】 請求項75に基づくスタイラス: レファレンス・シグナル・ト
    ランスミッターが赤外線シグナルを発信。
  77. 【請求項77】 請求項71に基づくスタイラス: スタイラスは更に、書き込
    み部品が書き込み面と接触するのを感知する接触スイッチ、書き込み部品が書き
    込み面に接触しているのを接触スイッチが感知して、ポジションシグナルを発信
    するポジションシグナル・トランスミッターも含む。
  78. 【請求項78】 請求項77に基づくスタイラス: スタイラスには更に、書き
    込み部品が書き込み面に接触しているのを接触スイッチが感知した時、基準信号
    を発信するレファレンス・シグナル・トランスミッターも含まれる。
  79. 【請求項79】 筆写システムに使用されるスタイラス: 筆写システムには
    、スタイラスが書き込み面の近くに置かれる時、スタイラスから発信されるポジ
    ションシグナルを受信するよう、複数のシグナルレシーバーが書き込み面の近く
    に置かれる。このシグナルレシーバーは、スタイラスから出るポジションシグナ
    ルの受信に対応してタイミングシグナルを発信する。この筆写システムは、書き
    込み面近くのスタイラスの場所を決定するのにタイミングシグナルを用いる。ス
    タイラスは以下の内容を含む: 書き込み部品を収納するために容積を規定してあるスタイラスケース、及び書
    き込み部分の一部が書き込みのため書き込み面上に伸びているスタイラスケース
    の末端にある開口部も含む。更にスタイラスケースの容積を調整し、ケース内に
    特定の書き込み部品を収容できるようにした取り外し可能なアダプターも含まれ
    る; 及び ポジションシグナルを発信するためのポジションシグナル・トランスミッター
  80. 【請求項80】 請求項79に基づくスタイラス: 白板用のマーカー、ペン、
    鉛筆、チョークの中から特定の書き込み部品を選択する。
  81. 【請求項81】 請求項79に基づくスタイラス: 書き込み部品の種類は、書
    き込み部品の色で決定。
  82. 【請求項82】 請求項79に基づくスタイラス: 書き込み部品お種類は、書
    き込み部品の銘柄で決定。
  83. 【請求項83】 請求項82に基づくスタイラス: 取り外し可能アダプターに
    は、書き込み部品の色と同じ色が使用される。
  84. 【請求項84】 筆写システムに使用されるスタイラス: 筆写システムには
    、スタイラスが書き込み面の近くに置かれる時、スタイラスから発信されるポジ
    ションシグナルを受信するよう、複数のシグナルレシーバーが書き込み面の近く
    に置かれる。このシグナルレシーバーは、スタイラスから出るポジションシグナ
    ルの受信に対応してタイミングシグナルを発信する。この筆写システムは、書き
    込み面近くのスタイラスの場所を決定するのにタイミングシグナルを用いる。ス
    タイラスは以下の内容を含む: 書き込み部品を収納するために容積を規定してあるスタイラスケース、及び書
    き込み部分の一部が書き込みのため書き込み面上に伸びているスタイラスケース
    の末端にある開口部も含む。スタイラスケースの少なくとも一部は、ケース内の
    書き込み部品を観察可能にするため透明あるいはオペークである: 及び ポジションシグナルを発信するためのポジションシグナル・トランスミッター
  85. 【請求項85】 請求項84に基づくスタイラス: 透明又はオペークの部分の
    寸法及び位置は、ユーザーが書き込み部品の色を確認できるようなものである。
  86. 【請求項86】 請求項84に基づくスタイラス: 透明又はオペークの部分の
    寸法及び位置は、ユーザーが書き込み部品の書き込み材質を確認できるようなも
    のである。
  87. 【請求項87】 筆写システムに使用されるスタイラス: 筆写システムには
    、スタイラスが書き込み面の近くに置かれる時、スタイラスから発信されるポジ
    ションシグナルを受信するよう、複数のシグナルレシーバーが書き込み面の近く
    に置かれる。このシグナルレシーバーは、スタイラスから出るポジションシグナ
    ルの受信に対応してタイミングシグナルを発信する。この筆写システムは、書き
    込み面近くのスタイラスの場所を決定するのにタイミングシグナルを用いる。ス
    タイラスは以下の内容を含む: 書き込み部品を収納するために容積を規定してあるスタイラスケース、及び書
    き込み部分の一部が書き込みのため書き込み面上に伸びているスタイラスケース
    の末端にある開口部も含む。スタイラスケースを解体したりスタイラスケースか
    ら書き込み部品を取り除いたりしなくても、スタイラスケースの中に置かれてあ
    る縦軸の周りに書き込み部品を回転させることができるような開口部が備わって
    いる: 及び ポジションシグナルを発信するためのポジションシグナル・トランスミッター
  88. 【請求項88】 筆写システムに使用されるスタイラス: 筆写システムには
    、スタイラスが書き込み面の近くに置かれる時、スタイラスから発信されるポジ
    ションシグナルを受信するよう、複数のシグナルレシーバーが書き込み面の近く
    に置かれる。このシグナルレシーバーは、スタイラスから出るポジションシグナ
    ルの受信に対応してタイミングシグナルを発信する。この筆写システムは、書き
    込み面近くのスタイラスの場所を決定するのにタイミングシグナルを用いる。ス
    タイラスは以下のような内容を含む: 書き込み部品を収納するために容積を規定してあるスタイラスケース、及び書
    き込み部分の一部が書き込みのため書き込み面上に伸びているスタイラスケース
    の末端にある開口部も含む。 ポジションシグナルを発信するためのポジションシグナル・トランスミッター;
    及び スタイラスの末端に取り付け取り外し可能で、しかもスタイラスケースの末端
    から伸びている部分の書き込み部品を覆うことのできるような大きさのキャップ
  89. 【請求項89】 請求項88に基づくスタイラス: キャップは透明かオペーク
  90. 【請求項90】 請求項88に基づくスタイラス: キャップは、キャップを取
    り除かなくても書き込み部品の色が見分けられるような材質でできている。
  91. 【請求項91】 請求項88に基づくスタイラス: ポジションシグナル・トラ
    ンスミッターはスタイラスケースの末端近くに置かれ、キャップはポジションシ
    グナル・トランスミッターの上にかぶさる大きさである。
  92. 【請求項92】 請求項18に基づくスタイラス: 更にスタイラスには、スタ
    イラスの材質の状態を調べるためケースの末端近くにセンサーが備わっている。
  93. 【請求項93】 筆写システムに使用されるスタイラス: 筆写システムには
    、スタイラスが書き込み面の近くに置かれる時、スタイラスから発信されるポジ
    ションシグナルを受信するよう、複数のシグナルレシーバーが書き込み面の近く
    に置かれる。このシグナルレシーバーは、スタイラスから出るポジションシグナ
    ルの受信に対応してタイミングシグナルを発信する。この筆写システムは、書き
    込み面近くのスタイラスの場所を決定するのにタイミングシグナルを用いる。ス
    タイラスは以下の内容を含む: ポジションシグナル・エミッター; 及び 取り外し可能な書き込み部品を収納するためのスタイラスケース。このケース
    にはスタイラスに電力を提供する電力源も含まれ ており、書き込み部品を収納する容積の一部には、スタイラスを書き込み部品の
    電源と電気的に接触させるための電源接触領域も含まれる。
  94. 【請求項94】 請求項93に基づくスタイラス: 更にスタイラスケースには
    、書き込み先端、及び書き込み部品の書き込み媒体を書き込み先端と連結するた
    めの導管も備わっている。
  95. 【請求項95】 請求項93に基づくスタイラス: スタイラスケースの少なく
    とも一部は、ケース内の書き込み部品を観察可能にするため透明あるいはオペー
    クである
  96. 【請求項96】 請求項95に基づくスタイラス: 透明又はオペークの部分の
    寸法及び位置は、ユーザーが書き込み部品の色を確認できるようなものである。
  97. 【請求項97】 請求項93に基づくスタイラス: ポジションシグナル・トラ
    ンスミッターが超音波シグナルを発信。
  98. 【請求項98】 請求項93に基づくスタイラス: ポジションシグナル・トラ
    ンスミッターがレーダーシグナルを発信。
  99. 【請求項99】 請求項93に基づくスタイラス: ポジションシグナル・トラ
    ンスミッターがマイクロインパルス・レーダーシグナルを発信。
  100. 【請求項100】 請求項93に基づくスタイラス: 更にスタイラスには、透
    明又はオペークのキャップも含まれる。
  101. 【請求項101】 請求項93に基づくスタイラス: ポジションシグナル・ト
    ランスミッターがスタイラスケースの末端近くに配置される。更にスタイラスに
    は、ポジションシグナル・トランスミッターの上にかぶさる大きさのキャップも
    備わっている。
  102. 【請求項102】 筆写システムに使用される道具一式: 筆写システムには
    、スタイラスが書き込み面の近くに置かれる時、スタイラスから発信されるポジ
    ションシグナルを受信するよう、複数のシグナルレシーバーが書き込み面の近く
    に置かれる。このシグナルレシーバーは、スタイラスから出るポジションシグナ
    ルの受信に対応してタイミングシグナルを発信する。この筆写システムは、書き
    込み面近くのスタイラスの場所を決定するのにタイミングシグナルを用いる。道
    具一式には以下の内容が含まれる: スタイラス ポジションシグナル・トランスミッター; 及び 取り外し可能な書き込み部品を収納するためのスタイラスケース。このケース
    にはスタイラスに電力を提供する電力源も含まれており、書き込み部品を収納す
    る容積の一部には、スタイラスを書き込み部品の電源と電気的に接触させるため
    の電源接触領域も含まれる。取り外し可能な書き込み部品。 書き込み部品のケースは、スタイラスケースの容積内に納まる大きさである。 書き込み部品ケース内に含まれている書き込み媒体。スタイラスに電力を提供
    する電力源; 及び 電源接触子は書き込み部品ケース内にあり、しかも書き込み部品がスタイラス
    ケースの中に置かれる時、電源接触領域が電源接触子と電気的に接触できるよう
    な場所にある。
  103. 【請求項103】 請求項102に基づく道具一式: 更にスタイラスケースに
    は、書き込み先端、及び書き込み部品の書き込み媒体を書き込み先端と連結する
    ための導管も備わっている。更に書き込み部品の中には、書き込み媒体をスタイ
    ラスケース上の書き込み先端と連結するための出入り口も含まれる。
  104. 【請求項104】 請求項102に基づく道具一式: スタイラスケースの少な
    くとも一部は、ケース内の書き込み部品を観察可能にするため透明あるいはオペ
    ークである
  105. 【請求項105】 請求項104に基づく道具一式: 透明又はオペークの部分
    の寸法及び位置は、ユーザーが書き込み部品の色を確認できるようなものである
  106. 【請求項106】 請求項102に基づく道具一式: ポジションシグナル・トラ
    ンスミッターが超音波を発信する。
  107. 【請求項107】 請求項102に基づく道具一式: ポジションシグナル・トラ
    ンスミッターがレーダーシグナルを発信する。
  108. 【請求項108】 請求項102に基づく道具一式: ポジションシグナル・トラ
    ンスミッターがマイクロインパルス・レーダーシグナルを発信する
  109. 【請求項109】 請求項102に基づく道具一式: 更に道具一式には、透明
    又はオペークのキャップも含まれる。
  110. 【請求項110】 請求項102に基づく道具一式: ポジションシグナル・トラ
    ンスミッターがスタイラスケースの末端近くに配置される。更にスタイラスには
    、ポジションシグナル・トランスミッターの上にかぶさる大きさのキャップも備
    わっている。
  111. 【請求項111】 筆写システムに使用される書き込み部品: 筆写システム
    には、スタイラスが書き込み面の近くに置かれる時、スタイラスから発信される
    ポジションシグナルを受信するよう、複数のシグナルレシーバーが書き込み面の
    近くに置かれる。このシグナルレシーバーは、スタイラスから出るポジションシ
    グナルの受信に対応してタイミングシグナルを発信する。この筆写システムは、
    書き込み面近くのスタイラスの場所を決定するのにタイミングシグナルを用いる
    。筆写システムには以下の内容が含まれる: 書き込み部品ケースは筆写システムの用途に応じて調整され、スタイラスの中
    に納まる大きさになっている。 書き込み部品ケース内に含まれる書き込み媒体。 スタイラスに電力を供給するための電力源; 及び 電源接触子は書き込み部品ケース内にあり、しかも書き込み部品がスタイラス
    内に置かれる時、電源接触子がスタイラス上の電源接触領域と電気的に接触でき
    るような場所にある。
  112. 【請求項112】 請求項111に基づく書き込み部品: 更に書き込み部品の
    中には、スタイラスケースの導管を通して書き込み媒体をスタイラスケース上の
    書き込み先端と連結するための出入り口も含まれる。
  113. 【請求項113】 筆写システムに使用される方法: 筆写システムには、ス
    タイラスが書き込み面の近くに置かれる時、スタイラスから発信されるポジショ
    ンシグナルを受信するよう、複数のシグナルレシーバーが書き込み面の近くに置
    かれる。このシグナルレシーバーは、スタイラスから出るポジションシグナルの
    受信に対応してタイミングシグナルを発信する。この方法には以下の内容が含ま
    れる: 書き込み面の近くにパッドを置く。パッドには一つ又はそれ以上の入力セクシ
    ョンが含まれる。 スタイラスを特定の入力セクションの近くに配置する。スタイラスは呼応して
    ポジションシグナルを発信する。 スタイラスが特定の入力セクションの近くに配置されているかどうか、及びそ
    れに対応して入力セクション関連の機能を正確に実行しているかどうかを確認す
    る。
  114. 【請求項114】 請求項113に基づく方法: 入力セクションが調整マーク
    である。筆写システムにより行われる機能は、シグナルレシーバーの違いを決定
    して筆写システムの調整を行うことである。
  115. 【請求項115】 請求項113に基づく方法: 入力セクション関連の機能は
    、筆写システムに連結しているモニター上の映像を調整する事である。筆写シス
    テムは、スタイラスがセーブ入力セクションと接触している事を測定した上で映
    像を調整する。
  116. 【請求項116】 請求項113に基づく方法: 入力システム関連の機能は、
    筆写システムに連結しているモニター上の映像を保存することである。筆写シス
    テムは、スタイラスがセーブ入力セクションと接触している事を測定した上で映
    像を保存する。
  117. 【請求項117】 請求項113に基づく方法: 入力セクション関連の機能は
    、筆写システムに連結しているモニター上の映像を消却することである。スタイ
    ラスがセーブ入力セクションと接触している事を測定した上で映像を消去する。
  118. 【請求項118】 請求項113に基づく方法: 入力システム関連の機能は、
    筆写システムに連結しているモニター上の映像の色を変えることである。スタイ
    ラスがセーブ入力セクションと接触している事を測定した上で映像の色を変える
  119. 【請求項119】 請求項113に基づく方法: ポジションシグナルは音波で
    ある。
  120. 【請求項120】 求項113に基づく方法: ポジションシグナルはレーダー
    シグナルである。
  121. 【請求項121】 請求項113に基づく方法: ポジションシグナルはマイク
    ロインパルス・レーダーシグナルである。
  122. 【請求項122】 筆写システムの調整方法: 筆写システムには、スタイラ
    スが書き込み面の近くに置かれる時、スタイラスから発信されるポジションシグ
    ナルを受信するよう、複数のシグナルレシーバーが書き込み面の近くに置かれる
    。このシグナルレシーバーは、スタイラスから出るポジションシグナルの受信に
    対応してタイミングシグナルを発信する。この方法には以下の内容が含まれる: 書き込み面の近くにパッドを置く。パッドには複数の入力セクションが含まれ
    る。 スタイラスを各調整マークの近くに配置する。スタイラスはそれに対応してポ
    ジションシグナルをシグナルレシーバーに発信する。
  123. 【請求項123】 請求項122に基づく方法: この方法を実行するにあたり
    、二つの調整マークと二つのシグナルレシーバーが用いられる。
  124. 【請求項124】 請求項122に基づく方法: 音波とレーダーシグナルから
    構成されるグループから、ポジションシグナルが選択される。
  125. 【請求項125】 筆写システムに使用されるコンピューター・プログラム
    製品: 筆写システムには、スタイラスが書き込み面の近くに置かれる時、スタイ
    ラスから発信されるポジションシグナルを受信するよう、複数のシグナルレシー
    バーが書き込み面の近くに置かれる。このシグナルレシーバーは、スタイラスか
    ら出る一つ又はそれ以上のポジションシグナルの受信に対応してタイミングシグ
    ナルを発信する。コンピューター・プログラム製品には以下の内容が含まれる: コンピューター読み取り可能プログラム・コードを持つコンピューター使用可
    能媒体。 コンピューター読み取り可能プログラム・コードには以下の内容が含ま
    れる: パッド上にある一つ又はそれ以上の入力セクションのファイル符号化ポジショ
    ンを書き込み面の近くに置くためのコンピューター読み取り可能プログラム・コ
    ード、及びスタイラスが一つの入力セクションの近くに置かれていることが分か
    った時、一つ又はそれ以上の入力セクションと実行される機能とを関連付けるた
    めのコンピューター読み取り可能プログラム・コード; 特定の入力セクションの近くのスタイラスから複数のシグナルレシーバーへ送
    られるポジションシグナルの経過時間に基づき、スタイラスがその特定の入力セ
    クションの近くに置かれていることを決定するためのコンピューター読み取り可
    能プログラム・コード; 及び スタイラスがそういう特定の入力セクションの近くに置かれていることを測定
    した上で、筆写システムに入力セクション関連の機能を行わせるためのコンピュ
    ーター読み取り可能プログラム・コード。
  126. 【請求項126】 請求項125に基づく上記コンピューター・プログラム製品
    のコンピューター読み取り可能プログラム・コード: 入力セクションが調整マー
    クであ。筆写システムにより行われる機能は、シグナルレシーバーの違いを決定
    することにより筆写システムの調整を行うことである。
  127. 【請求項127】 請求項125に基づく上記コンピューター・プログラム製品
    のコンピューター読み取り可能プログラム・コード: 入力セクション関連の機能
    は、筆写システムに連結しているモニター上の映像を調整する事である。コンピ
    ューター使用可能媒体には更に次の内容がある: ある機能を筆写システムに行わせるためのコンピューター読み取り可能プログ
    ラム・コード。この中には、スタイラスがセーブ入力セクションに接触している
    ことを測定した上で、映像の調整を筆写システムに行わせる場合も含まれる。
  128. 【請求項128】 請求項125に基づく上記コンピューター・プログラム製品
    のコンピューター読み取り可能プログラム・コード: 入力セクション関連の機能
    は、筆写システムに連結しているモニター上の映像を保存することである。コン
    ピューター使用可能媒体には更に次の内容がある: ある機能を筆写システムに行わせるためのコンピューター読み取り可能プログ
    ラム・コード。この中には、スタイラスがセーブ入力セクションに接触している
    ことを測定した上で、映像の保存を筆写システムに行わせる場合も含まれる。
  129. 【請求項129】 請求項125に基づく上記コンピューター・プログラム製品
    のコンピューター読み取り可能プログラム・コード: 入力セクション関連の機能
    は、筆写システムに連結しているモニター上の映像を消去することである。コン
    ピューター使用可能媒体には更に次の内容がある: ある機能を筆写システムに行わせるためのコンピューター読み取り可能プログ
    ラム・コード。この中には、スタイラスがセーブ入力セクションに接触している
    ことを測定した上で、映像の消却を筆写システムに行わせる場合も含まれる。
  130. 【請求項130】 筆写システムには次の内容が含まれる: 書き込み面の近くに置かれた時、ポジションシグナルを発信するスタイラス。 書き込み面の近くに置かれる複数のシグナルレシーバー。シグナルレシーバー
    は、スタイラスが発信するポジションシグナルを受信し、それに対応してタイミ
    ングシグナルを発信する。 書き込み面の近くに置かれるパッド。パッドには一つ又はそれ以上の入力セク
    ションが含まれる。 演算処理装置には次のような論理が含まれる: パッド上の一つ又はそれ以上の
    入力セクションのファイル符号化ポジションを得、スタイラスが入力セクション
    の近くに置かれていることが分かった時、各入力セクションと実行される機能と
    を関連付けるための論理; ある入力セクションの近くのスタイラスから複数のシ
    グナルレシーバーへ送られるポジションシグナルの経過時間に基づき、スタイラ
    スがその入力セクションの近くに置かれていることを決定するための論理: 及び
    スタイラスがそういう特定の入力セクションの近くに置かれていることを測定し
    た上で、筆写システムに入力セクションと関連した機能を行わせるための論理。
  131. 【請求項131】 請求項130に基づく筆写システム: その機能は、筆写シ
    ステムに連結したモニター上の映像を調整、保存、消去する機能の中から選択さ
    れる。
  132. 【請求項132】 請求項130に基づく筆写システム: 入力セクションが調
    整マークである。筆写システムにより行われる機能は、シグナルレシーバーの違
    いを決定することにより筆写システムの調整を行うことである。
  133. 【請求項133】 書き込み面の近くに置かれた複数のシグナルポジショを
    含む筆写システムでは、シグナルレシーバー間の距離を測定して、筆写システム
    の調整を行う方法には以下の内容が含まれる: 少なくとも二つの調整マークからシグナルレシーバーへ発信されるポジション
    シグナルの経過時間を利用し、最低二つの調整マークとシグナルレシーバーとの
    間の距離を測定する; 及び 調整マークとシグナルレシーバーとの間の距離の測定、及び既に知られている
    調整マーク間の差異を利用することにより、シグナルレシーバー間の差異を決定
    する。
  134. 【請求項134】 請求項133に基づく筆写システム: 書き込み面のテンプ
    レート上に二つ又はそれ以上の調整マークがある。この方法には更に、シグナル
    レシーバーに対して、書き込み面上のテンプレートがどこに位置するかを決定す
    る方法も含まれる。
  135. 【請求項135】 請求項134に基づく筆写システム: テンプレートには、
    調整マークに対する位置が既に知られている一つ又はそれ以上のコントロール・
    セクションが含まれる。この方法には、シグナルレシーバーに対して、一つ又は
    それ以上のコントロール・セクションの位置を決定する方法も含まれる。
  136. 【請求項136】 請求項133に基づく筆写システム: ポジションシグナル
    は音波シグナル。
  137. 【請求項137】 書き込み面の近くに置かれた複数のシグナルポジショを
    含む筆写システムでは、シグナルレシーバー間の差異を測定して、筆写システム
    の調整を行う方法には以下の内容が含まれる: テンプレートを書き込み面に取り付ける。テンプレートには、相互間の距離が
    既に知られている二つあるいはそれ以上の調整マークが備わっている; スタイラスの二つ又はそれ以上の調整マークからシグナルレシーバーへポジシ
    ョンシグナルを発信; 調整マークからシグナルレシーバーへ発信されるポジションシグナルの時間経
    過を利用し、調整マーク及びシグナルレシーバー間の距離を決定する; 及び 調整マークとシグナルレシーバーとの間の距離の測定、及び既に知られている
    調整マーク間の差異を利用することにより、シグナルレシーバー間の差異を決定
    する。
  138. 【請求項138】 請求項137に基づく筆写システム: この方法には更に、
    シグナルレシーバーに対して、書き込み面上のテンプレートがどこに位置するか
    を決定する方法も含まれる。
  139. 【請求項139】 請求項137に基づく筆写システム: テンプレートには、
    調整マークに対する位置が既に知られている一つ又はそれ以上のコントロール・
    セクションが含まれる。この方法には、シグナルレシーバーに対して、一つ又は
    それ以上のコントロール・セクションの位置を決定する方法も含まれる。
  140. 【請求項140】 請求項137に基づく筆写システム: ポジションシグナル
    は音波シグナルである。
  141. 【請求項141】 書き込み面の近くに置かれた複数のシグナルレシーバー
    を含む筆写システムでは、シグナルレシーバー間の差異を測定して、筆写システ
    ムの調整を行う方法には以下の内容が含まれる: 複数のシグナルレシーバーを未知の間隔を置いて書き込み面に取り付ける。各
    シグナルレシーバーには、シグナルレシーバーに対して既知の位置にある調整マ
    ークが含まれる; 各調整マークからポジションシグナルを発信する; 及び ポジションシグナルの時間経過を利用して、複数のシグナルレシーバー間の距
    離を決定する。
  142. 【請求項142】 請求項141に基づく方法: ポジションシグナルは、スタ
    イラスを調整マークに接触させることによりスタイラスから発信される。
  143. 【請求項143】 請求項141に基づく方法: ポジションシグナルは音波シ
    グナルである。
  144. 【請求項144】 コンピューター・プログラム製品には、次の内容が含ま
    れる: コンピューター読み取り可能プログラム・コードを持つコンピューター使用可
    能媒体: プログラム・コードには以下の内容が含まれる: 書き込み面に取り付けられたテンプレート上の調整マークから、書き込み面に
    取り付けられた複数のシグナルレシーバーへ発信されるポジションシグナルの経
    過時間を測るためのコンピューター読み取り可能プログラムコード。調整マーク
    は既知の間隔をおいて配置される。時間経過を利用して、調整マークとシグナル
    レシーバーの間の距離を決定する; 及び 調整マークとシグナルレシーバーとの間の距離の測定、及び既に知られている
    調整マーク間の差異を利用することにより、シグナルレシーバー間の差異を決定
    するためのコンピューター読み取り可能プログラムコード。
  145. 【請求項145】 請求項144の上記コンピューター・プログラム製品に用い
    られるコンピューター読み取り可能プログラムコードには、更に次の内容も含ま
    れる: シグナルレシーバーに対して、書き込み面上のテンプレートの位置がどこにあ
    るかを決定するためのコンピューター読み取り可能プログラムコード。
  146. 【請求項146】 請求項144の上記コンピューター・プログラム製品に用い
    られるコンピューター読み取り可能プログラムコード: テンプレートには、調整
    マークに対して既知の位置に置かれた一つ又はそれ以上のコントロール・セクシ
    ョンが含まれる。 コンピューター読み取り可能プログラムコードには、更に次のような内容も含ま
    れる: シグナルレシーバーに対して、一つ又はそれ以上のコントロール・セクション
    がどの位置にあるかを決定するためのコンピューター読み取り可能プログラムコ
    ード。
  147. 【請求項147】 書き込み面の近くに未知の間隔を置いて配置された複数
    のシグナルレシーバーを含む筆写システムには、以下の内容のコンピューター・
    プログラム製品が使われている: コンピューター読み取り可能プログラムコードを持つコンピューター使用可能
    媒体。プログラムコードには、次の内容が含まれる: 調整マークからシグナルレシーバーへ発信されるポジションシグナルの経過時
    間を測定し、それを使ってシグナルレシーバー間の距離を測定するのに必要なコ
    ンピューター読み取り可能プログラムコード。
  148. 【請求項148】 筆写システムに使用される道具一式: 筆写システムには
    、スタイラスが書き込み面の近くに置かれる時、スタイラスから発信されるポジ
    ションシグナルを受信するよう、書き込み面の近くに置かれる複数のシグナルレ
    シーバーを含む。筆写システムは、書き込み面上でスタイラスにより行われる書
    き込みを記録する。この道具一式には、次の内容が含まれる: 書き込み面と連結可能な背景映像。 コンピューター読み取り可能プログラムコードを持つコンピューター読み取り
    可能媒体。コンピューター読み取り可能プログラムコードには、次のような内容
    が含まれる: 書き込み面上の背景映像の位置を測定するためのコンピューター読み取り可能
    プログラムコード。 書き込み面の背景映像に対して、スタイラスの位置を測定するためのコンピュ
    ーター読み取り可能プログラムコード。 背景映像に対して、スタイラスにより書き込まれる内容を記録するためのコン
    ピューター読み取り可能プログラムコード。 背景映像及び背景映像上のスタイラスによる書き込みからなる合成映像を作成
    するためのコンピューター読み取り可能プログラムコード。
  149. 【請求項149】 請求項148の道具一式: 背景映像は紙又はプラスチック
  150. 【請求項150】 請求項148の道具一式: 背景映像は、スタイラスによる
    書き込みを消去できる材質でできている。
  151. 【請求項151】 請求項148の道具一式: 背景映像は電子回路を持たない
  152. 【請求項152】 請求項148の道具一式: 背景映像はシグナルを送受信し
    ない。
  153. 【請求項153】 請求項148の道具一式: 背景映像は、無記入のコンピュ
    ーター・アプリケーションを含む。
  154. 【請求項154】 請求項148の道具一式: 背景映像は、無記入のスプレッ
    ドシートを含む。
  155. 【請求項155】 請求項148の道具一式: 背景映像は、少なくとも二つの
    調整マークを含む。更にコンピューター使用可能媒体は、次の内容も含む: スタイラスが、少なくとも二つの調整マークに関して背景映像の近くに置かれ
    ることに基づき、書き込み面上の背景映像の位置を決定するのに必要なコンピュ
    ーター読み取り可能プログラムコード。
  156. 【請求項156】 請求項148の道具一式: コンピューター使用可能媒体に
    は、更に次のような内容が含まれる: 背景映像の特定部分の近くにスタイラスが置かれる時、筆写システムに連結さ
    れたディスプレー上の映像の変更を可能にするためのコンピューター読み取り可
    能プログラムコード。
  157. 【請求項157】 請求項148の道具一式: コンピューター使用可能媒体に
    は、更に次の内容が含まれる: 背景映像の特定部分の近くにスタイラスが置かれる時、合成映像が保存される
    のを可能にするためのコンピューター読み取り可能プログラムコード。
  158. 【請求項158】 請求項148の道具一式: コンピューター使用可能媒体に
    は、更に次の内容が含まれる: 背景映像の特定部分の近くにスタイラスが置かれる時、合成映像が消去される
    のを可能にするためのコンピューター読み取り可能プログラムコード。
  159. 【請求項159】 請求項148の道具一式: コンピューター使用可能媒体に
    は、更に次の内容が含まれる: 背景映像の特定部分の近くにスタイラスが置かれる時、合成映像が印刷される
    のを可能にするためのコンピューター読み取り可能プログラムコード。
  160. 【請求項160】 請求項148の道具一式: コンピューター使用可能媒体に
    は、更に次の内容が含まれる: 背景映像の特定部分の近くにスタイラスが置かれる時、合成映像がファクシミ
    リで送られるのを可能にするためのコンピューター読み取り可能プログラムコー
    ド。
  161. 【請求項161】 請求項148の道具一式: コンピューター使用可能媒体に
    は、更に次の内容が含まれる: 背景映像の特定部分の近くにスタイラスが置かれる時、合成映像が電子メール
    で送られるのを可能にするためのコンピューター読み取り可能プログラムコード
  162. 【請求項162】 請求項148の道具一式: コンピューター読み取り可能媒
    体は、コンピューターディスク、フロッピーディスク、コンパクトディスク、磁
    気テープ、パーソナル・デジタル・アシスタント、携帯用コンピューター、そして
    ハードドライブの中から選択される。
  163. 【請求項163】 筆写システムに使用されるコンピューター・プログラム
    製品: 筆写システムには、スタイラスから発信されるポジションシグナルを受信
    するための複数のシグナルレシーバーが、書き込み面の近くに置かれる。筆写シ
    ステムは、書き込み面上でスタイラスにより行われる書き込みを記録する。コン
    ピューター・プログラム製品には、次のような内容が含まれる: コンピューター読み取り可能プログラムコードを内蔵するコンピューター使用
    可能媒体。プログラムコードには次のような内容が含まれる: 書き込み面に対して、背景映像の位置を測定するためのコンピューター読み取
    り可能プログラムコード。 書き込み面上の背景映像に対して、スタイラスの位置を測定するためのコンピ
    ューター読み取り可能プログラムコード。 背景映像に対して、スタイラスが書き込む内容を記録するためのコンピュータ
    ー読み取り可能プログラムコード。 背景映像及び背景映像上のスタイラスによる書き込みとからなる合成映像を作
    成するためのコンピューター読み取り可能プログラムコード。
  164. 【請求項164】 請求項163の上記コンピューター・プログラム製品に用い
    られるコンピューター読み取り可能プログラムコードには、更に次の内容も含ま
    れる: 書き込み面上の背景映像を表示するためのコンピューター読み取り可能プログ
    ラムコード。
  165. 【請求項165】 請求項163の上記コンピューター・プログラム製品に用い
    られるコンピューター読み取り可能プログラムコード: 背景映像には、少なくと
    も二つの調整マークが含まれる。コンピューター読み取り可能プログラムコード
    には、更に次の内容も含まれる: スタイラスが、少なくとも二つの調整マークに関して背景映像の近くに置かれ
    ることに基づき、シグナルレシーバーに対して背景映像がどの位置にあるかを決
    定するのに必要なコンピューター読み取り可能プログラムコード。
  166. 【請求項166】 請求項163の上記コンピューター・プログラム製品に用い
    られるコンピューター読み取り可能プログラムコードには、更に次の内容も含ま
    れる: 背景映像の特定部分の近くにスタイラスが置かれる時、筆写システムに連結さ
    れたディスプレー上の映像が変わるのを可能にするためのコンピューター読み取
    り可能プログラムコード。
  167. 【請求項167】 請求項163の上記コンピューター・プログラム製品に用い
    られるコンピューター読み取り可能プログラムコード: コンピューター使用可能
    媒体には、更に次の内容が含まれる: 背景映像の特定部分の近くにスタイラスが置かれる時、合成映像が保存される
    のを可能にするためのコンピューター読み取り可能プログラムコード。
  168. 【請求項168】 請求項163の上記コンピューター・プログラム製品に用い
    られるコンピューター読み取り可能プログラムコード: コンピューター使用可能
    媒体には、更に次の内容が含まれる: 背景映像の特定部分の近くにスタイラスが置かれる時、合成映像が消去される
    のを可能にするためのコンピューター読み取り可能プログラムコード。
  169. 【請求項169】 請求項163の上記コンピューター・プログラム製品に用い
    られるコンピューター読み取り可能プログラムコード: コンピューター使用可能
    媒体には、更に次の内容が含まれる: 背景映像の特定部分の近くにスタイラスが置かれる時、合成映像が印刷される
    のを可能にするためのコンピューター読み取り可能プログラムコード。
  170. 【請求項170】 請求項163の上記コンピューター・プログラム製品に用い
    られるコンピューター読み取り可能プログラムコード: コンピューター使用可能
    媒体には、更に次の内容が含まれる: 背景映像の特定部分の近くにスタイラスが置かれる時、合成映像がファクシミ
    リで送られるのを可能にするためのコンピューター読み取り可能プログラムコー
    ド。
  171. 【請求項171】 請求項163の上記コンピューター・プログラム製品に用い
    られるコンピューター読み取り可能プログラムコード: コンピューター読み取り
    可能媒体は、コンピューターディスク、フロッピーディスク、コンパクトディス
    ク、磁気テープ、パーソナル・デジタル・アシスタント、携帯用コンピューター、
    そしてハードドライブの中から選択される。
  172. 【請求項172】 筆写システムの合成映像作成方法には、ディテクター及
    びスタイラスが用いられる。合成映像作成方法には、次の内容が含まれる: 書き込み面の近くに置かれたディテクターに対し、書き込み面の近くの背景映
    像がどこに位置するかを決定する; 背景映像の近くにスタイラスで書き込みを行い、書き込み面の近くに背景映像
    及び書き込みからなる合成映像を作成する; ディテクターに対するスタイラスの位置を検出することにより、書き込みを検
    出する; 及び 背景映像及び書き込みを組み合わせることにより、合成映像の電子映像を作成
    する。
  173. 【請求項173】 筆写システムの合成映像作成方法には、ディテクター及
    びスタイラスが用いられる。合成映像作成方法には、次のような内容が含まれる
    : ディテクターに対して、背景映像を配置する; ディテクターに対して、スタイラスの位置を決定する; 及び 背景映像及びディテクターに対するスタイラスの位置の両方から、合成映像を
    作成する。
  174. 【請求項174】 請求項173に基づく合成映像作成方法には、更に次の内
    容も含まれる: 筆写システムに連結されているモニター上に、合成映像を表示する。
  175. 【請求項175】 請求項173に基づく合成映像作成方法: 背景映像は、シ
    ート状の薄い材質の上に作成する。
  176. 【請求項176】 請求項175に基づく合成映像作成方法: シートは、紙及
    びプラスチックの材質の中から少なくとも一つ選択する。
  177. 【請求項177】 請求項173に基づく合成映像作成方法: 背景映像は、消
    去可能な薄状の材料の上に作成される。
  178. 【請求項178】 請求項173に基づく合成映像作成方法: 背景映像は、半
    透明の薄状の材料の上に作成される。
  179. 【請求項179】 請求項173に基づく合成映像作成方法: ポジショニング
    には更に次の内容も含まれる: 背景映像の表示。
  180. 【請求項180】 請求項173に基づく合成映像作成方法: ポジショニング
    には更に次の内容も含まれる: 背景映像のスクリーン上への投影。
  181. 【請求項181】 請求項173に基づく合成映像作成方法: 背景映像は、コ
    ンピューター・アプリケーション、ウェブサイト、スプレッドシート、及びグリ
    ッドからなる画面のうち少なくとも一つを用いる。
  182. 【請求項182】 請求項173に基づく合成映像作成方法: 背景映像の中に
    は調整マークも含まれる。 ポジショニングには更に次の内容も含まれる: 調整マークの近くに位置するスタイラスを検出することにより、ディテクター
    に対する背景映像の位置を決定する。
  183. 【請求項183】 請求項173に基づく合成映像作成方法: 背景映像の中に
    はコントロール・セクションも含まれる。 合成映像作成方法には、更に次の内容も含まれる: コントロール・セクションの近くにスタイラスを配置する: 及び それに対応する機能を実行する。
  184. 【請求項184】 請求項183に基づく合成映像作成方法: 上記に従って実
    行される機能の中には、映像の少なくとも一部を消去、映像の少なくとも一部を
    修正、映像の少なくとも一部を削除、映像の少なくとも一部を保存、映像の少な
    くとも一部を印刷などの色々な機能のうち最低一つが含まれる。
  185. 【請求項185】 筆写システムに使用されるコンピューター・プログラム
    製品の中には、ディテクター及びスタイラスも含まれる。コンピューター・プロ
    グラム製品には、次のような内容が含まれる: ディテクターに対して背景映像を配置するためのコンピューター読み取り可能
    プログラムコード。 ディテクターに対するスタイラスの位置を決定するためのコンピューター読み
    取り可能プログラムコード。 背景映像及びディテクターに対するスタイラスの位置の両方から合成映像を作
    成するためのコンピューター読み取り可能プログラムコード。
  186. 【請求項186】 請求項185の上記コンピューター・プログラム製品に用い
    られるコンピューター読み取り可能プログラムコードには、更に次の内容が含ま
    れる: 筆写システムに連結されているモニター上に、合成映像を表示するのに必要な
    コンピューター読み取り可能プログラムコード。
  187. 【請求項187】 請求項185の上記コンピューター・プログラム製品に用い
    られるコンピューター読み取り可能プログラムコード: 背景映像を配置するため
    のコンピューター読み取り可能プログラムコードには、更に次の内容を含む: 背景映像を表示するためのコンピューター読み取り可能プログラムコード。
  188. 【請求項188】 請求項185の上記コンピューター・プログラム製品に用い
    られるコンピューター読み取り可能プログラムコード: 背景映像を配置するため
    のコンピューター読み取り可能プログラムコードには、更に次の内容を含む: 背景映像をスクリーン上に投影するためのコンピューター読み取り可能プログ
    ラムコード。
  189. 【請求項189】 請求項185の上記コンピューター・プログラム製品に用い
    られるコンピューター読み取り可能プログラムコード: 背景映像を配置するため
    のコンピューター読み取り可能プログラムコードには、更に次の内容を含む: 背景映像により明確となる調整マークの近くのスタイラスの位置を検出し、デ
    ィテクターに対する背景映像の位置を決定するのに必要なコンピューター読み取
    り可能プログラムコード。
  190. 【請求項190】 請求項185の上記コンピューター・プログラム製品に用い
    られるコンピューター読み取り可能プログラムコード: 背景映像を配置するため
    のコンピューター読み取り可能プログラムコードには、更に次の内容を含む: 背景映像により明確となるコントロール・セクションの近くのスタイラスの位
    置を検出するためのコンピューター読み取り可能プログラムコード。
  191. 【請求項191】 請求項190の上記コンピューター・プログラム製品に用い
    られるコンピューター読み取り可能プログラムコード: 上記コンピューター読み
    取り可能プログラムコードにより実行される機能の中には、映像の少なくとも一
    部を修正する機能も含まれる。
  192. 【請求項192】 請求項190の上記コンピューター・プログラム製品に用い
    られるコンピューター読み取り可能プログラムコード: 上記コンピューター読み
    取り可能プログラムコードにより実行される機能の中には、映像の少なくとも一
    部を消去、映像の少なくとも一部を修正、映像の少なくとも一部を削除、映像の
    少なくとも一部を保存、映像の少なくとも一部を印刷、映像の少なくとも一部を
    メール伝達などの色々な機能のうち最低一つは含まれる。
  193. 【請求項193】 筆写システムに使用される道具一式: 筆写システムには
    、スタイラスが書き込み面の近くに置かれる時、スタイラスから発信される一つ
    又はそれ以上のポジションシグナルを受信するよう、複数のシグナルレシーバー
    が書き込み面の近くに置かれる。このシグナルレシーバーは、スタイラスから出
    るポジションシグナルの受信に対応してタイミングシグナルを発信する。道具一
    式には、次の内容が含まれる: 書き込み面に連結可能なテンプレート。テンプレートには一つ又はそれ以上の
    コントロール・セクションが含まれる: 及び コンピューター読み取り可能プログラムコード。このコードには、以下の内容
    が含まれる: スタイラスが特定のコントロール・セクションに接触する時、スタイラスから
    発信される一つ又はそれ以上のポジションシグナルをシグナルレシーバーが受信
    しその位置を検出されるが、そのために必要なコンピューター読み取り可能プロ
    グラムコード: 及び スタイラスが特定のコントロール・セクションに接触したのを検出し、それに
    対応して筆写システムが機能を実行するが、そのために必要なコンピューター読
    み取り可能プログラムコード。
  194. 【請求項194】 請求項193の道具一式: テンプレートには複数のコント
    ロール・セクションが含まれる。コンピューター読み取り可能媒体には、更に次
    の内容も含まれる。 スタイラスと接触するコントロール・セクションの種類に応じて、実行される
    機能の種類も違ってくるので、そのために必要なコンピューター読み取り可能プ
    ログラムコード。
  195. 【請求項195】 請求項193の道具一式: テンプレートは、薄状の紙又は
    プラスチックからなる。
  196. 【請求項196】 請求項193の道具一式: テンプレートには電子回路がな
    い。
  197. 【請求項197】 請求項193の道具一式: テンプレートはシグナルを送受
    信しない。
  198. 【請求項198】 請求項193の道具一式: テンプレートは、書き込み面へ
    の連結及び取り外しが行えるよう調整されている。
  199. 【請求項199】 請求項193の道具一式: コンピューター読み取り可能媒
    体は、コンピューターディスク、フロッピーディスク、コンパクトディスク、磁
    気テープ、パーソナル・デジタル・アシスタント、携帯用コンピューター、そして
    ハードドライブの中から選択される。
  200. 【請求項200】 請求項193の道具一式: テンプレートには、少なくとも
    二つの調整マークが含まれる。コンピューター使用可能媒体には、次の内容が含
    まれる: スタイラスが少なくとも二つの調整マークに関してテンプレートと接触するこ
    とに基づき、シグナルレシーバーに対する書き込み面上のテンプレートの位置を
    決定するのに必要なコンピューター読み取り可能プログラムコード。
  201. 【請求項201】 請求項193の道具一式: コンピューター使用可能媒体に
    は、更に次の内容が含まれる: スタイラスが特定のコントロール・セクションに接触する時、筆写システムに
    連結されたディスプレー上の映像の変更を行うのに必要なコンピューター読み取
    り可能プログラムコード。
  202. 【請求項202】 請求項193の道具一式: コンピューター使用可能媒体に
    は、更に次の内容が含まれる: スタイラスが特定のコントロール・セクションと接触する時、筆写システムに
    連結しているモニター上の映像を保存するためのコンピューター読み取り可能プ
    ログラムコード。
  203. 【請求項203】 請求項193の道具一式: コンピューター使用可能媒体に
    は、更に次の内容が含まれる: スタイラスが特定のコントロール・セクションと接触する時、筆写システムに
    連結しているモニター上の映像を削除するためのコンピューター読み取り可能プ
    ログラムコード。
  204. 【請求項204】 請求項193の道具一式: コンピューター読み取り可能媒
    体には、更に次の内容が含まれる: スタイラスが特定のコントロール・セクションと接触する時、筆写システムに
    連結しているモニター上の映像を印刷するためのコンピューター読み取り可能プ
    ログラムコード。
  205. 【請求項205】 請求項193の道具一式: コンピューター使用可能媒体に
    は、更に次の内容が含まれる: スタイラスが特定のコントロール・セクションと接触する時、筆写システムに
    連結しているモニター上の映像をファクシミリで送るためのコンピューター読み
    取り可能プログラムコード。
  206. 【請求項206】 請求項193の道具一式: コンピューター使用可能媒体に
    は、更に次の内容が含まれる: スタイラスが特定のコントロール・セクションと接触する時、筆写システムに
    連結しているモニター上の映像を電子メールで送るためのコンピューター読み取
    り可能プログラムコード。
  207. 【請求項207】 請求項193の道具一式: 一つ又はそれ以上のコントロー
    ル・セクションが、計算機能を実行するためのコントロール・セクションを持つ。
    コンピューター使用可能媒体には、更に次の内容も含む: スタイラスが特定のコントロール・セクションと接触する時、計算機能を実行
    するためのコンピューター読み取り可能プログラムコード。
  208. 【請求項208】 請求項193の道具一式: コンピューター使用可能媒体に
    は、テンプレートのコントロール・セクションの位置を同定するためのデータフ
    ァイルも含まれる。
  209. 【請求項209】 請求項193の道具一式: 道具一式には、複数の種類のテ
    ンプレートも含まれる。コンピューター使用可能媒体には、更に次の内容も含む
    : 複数の種類のテンプレートに用いられる最低一つのデータファイル。各テンプ
    レート上のコントロール・セクションの位置を同定するもの; 及び 使用すべきテンプレートの選択を可能にするためのコンピューター読み取り可
    能プログラムコード。
  210. 【請求項210】 請求項193の道具一式: コンピューター使用可能媒体に
    は、更に次の内容が含まれる: 特定のコントロール・セクションとスタイラスとの接触に対応して、筆写シス
    テムにどういう機能を実行させるかを特定させるためのコンピューター読み取り
    可能プログラムコード。
  211. 【請求項211】 請求項193の道具一式: テンプレートには、少なくとも
    二つの調整マークが含まれる。コンピューター読み取り可能プログラムコードに
    は、更に次の内容も含まれる: 最低二つの調整マークに関してスタイラスがテンプレートと接触するのに基づ
    き、シグナルレシーバー間の距離を決定するためのコンピューター読み取り可能
    プログラムコード。
  212. 【請求項212】 筆写システムに使用されるコンピューター・プログラム
    製品: 筆写システムには、スタイラスから発信される一つ又はそれ以上のポジシ
    ョンシグナルを受信するよう、複数のシグナルレシーバーが書き込み面の近くに
    置かれる。このシグナルレシーバーは、スタイラスから出るポジションシグナル
    の受信に対応してタイミングシグナルを発信する。コンピューター・プログラム
    製品には、次の内容が含まれる: コンピューター読み取り可能プログラムコードを内蔵したコンピューター使用
    可能プログラムコード。コンピューター読み取り可能プログラムコードには、次
    の内容が含まれる: スタイラスが、書き込み面近くに位置しているテンプレート上のコントロール
    ・セクションの一つに接触する時、スタイラスからシグナルレシーバーへ発信さ
    れるポジションシグナルの時間経過に基づき、それを検出するためのコンピュー
    ター読み取り可能プログラムコード: 及び スタイラスがコントロール・セクションと接触することにより実行される筆写
    システム機能を、可能にするためのコンピューター読み取り可能プログラムコー
    ド。
  213. 【請求項213】 請求項212のコンピューター・プログラム製品: テンプレ
    ートの中には、複数のコントロール・セクションが含まれている。機能を実行さ
    せるためのコンピューター読み取り可能プログラムコードには、更に以下の内容
    が含まれる: スタイラスと接触するコントロール・セクションの種類に応じて、機能の種類
    を変えるためのコンピューター読み取り可能プログラムコード。
  214. 【請求項214】 請求項212のコンピューター使用可能媒体: 機能を実行
    させるためのコンピューター読み取り可能プログラムコードには、テンプレート
    に送信される又はテンプレートが受信するシグナルは用いられない。
  215. 【請求項215】 請求項212のコンピューター使用可能媒体: コンピュー
    ター読み取り可能媒体は、コンピューターディスク、フロッピーディスク、コン
    パクトディスク、磁気テープ、パーソナル・デジタル・アシスタント、携帯用コン
    ピューター、そしてハードドライブの中から選択される。
  216. 【請求項216】 請求項212のコンピューター使用可能媒体には、更に以
    下の内容が含まれる: スタイラスがテンプレート上の少なくとも二つの調整マークと接触することに
    基づき、シグナルレシーバーに対する書き込み面上のテンプレートの位置を決定
    するのに必要なコンピューター読み取り可能プログラムコード。
  217. 【請求項217】 請求項212のコンピューター使用可能媒体には、更に以
    下の内容が含まれる: スタイラスが特定のコントロール・セクションに接触する時、筆写システムに
    連結されたディスプレー上の映像が変わるが、それを可能にするためのコンピュ
    ーター読み取り可能プログラムコード。
  218. 【請求項218】 請求項212のコンピューター使用可能媒体には、更に以
    下の内容が含まれる: スタイラスが特定のコントロール・セクションと接触する時、筆写システムに
    連結しているモニター上の映像を保存するためのコンピューター読み取り可能プ
    ログラムコード。
  219. 【請求項219】 請求項212のコンピューター使用可能媒体には、更に以
    下の内容が含まれる: スタイラスが特定のコントロール・セクションと接触する時、筆写システムに
    連結しているモニター上の映像を削除するためのコンピューター読み取り可能プ
    ログラムコード。
  220. 【請求項220】 請求項212のコンピューター使用可能媒体には、更に以
    下の内容が含まれる: スタイラスが特定のコントロール・セクションと接触する時、筆写システムに
    連結しているモニター上の映像を印刷するためのコンピューター読み取り可能プ
    ログラムコード。
  221. 【請求項221】 請求項212のコンピューター使用可能媒体には、更に以
    下の内容が含まれる: スタイラスが特定のコントロール・セクションと接触する時、筆写システムに
    連結しているモニター上の映像をファクシミリで送るためのコンピューター読み
    取り可能プログラムコード。
  222. 【請求項222】 請求項212のコンピューター使用可能媒体には、更に以
    下の内容が含まれる: スタイラスが特定のコントロール・セクションと接触する時、筆写システムに
    連結しているモニター上の映像を電子メールで送るためのコンピューター読み取
    り可能プログラムコード。
  223. 【請求項223】 請求項212のコンピューター使用可能媒体: 一つ又はそ
    れ以上のコントロール・セクションが、計算機能を実行するためのコントロール・
    セクションを持つ。コンピューター使用可能媒体には、更に以下の内容も含む: スタイラスが特定のコントロール・セクションと接触する時、計算機能を実行
    するためのコンピューター読み取り可能プログラムコード。
  224. 【請求項224】 請求項212のコンピューター使用可能媒体には、更に以
    下の内容が含まれる: テンプレート上の複数のコントロール・セクションの位置を同定するデータフ
    ァイル。
  225. 【請求項225】 請求項212のコンピューター使用可能媒体には、更に以
    下の内容が含まれる: 複数の種類のテンプレートに用いられる最低一つのデータファイル。各テンプ
    レート上のコントロール・セクションの位置を同定するもの; 及び コンピューター使用可能媒体には、更に以下の内容が含まれる: 使用すべきテンプレートの選択を可能にするためのコンピューター読み取り可
    能プログラムコード。
  226. 【請求項226】 請求項212のコンピューター使用可能媒体には、更に以
    下の内容が含まれる: 特定のコントロール・セクションとスタイラスとの接触に対応して、筆写シス
    テムにどういう機能を実行させるかを特定させるのに必要なコンピューター読み
    取り可能プログラムコード。
  227. 【請求項227】 請求項212のコンピューター使用可能媒体には、更に以
    下の内容が含まれる: ユーザーがテンプレートをデザインできるようにするコンピューター読み取り
    可能プログラムコード。
  228. 【請求項228】 請求項227のコンピューター使用可能媒体には、更に以
    下の内容が含まれる: テンプレートに数多くのコントロール・セクションを含む選択を可能にするた
    めのコンピューター読み取り可能プログラムコード。
  229. 【請求項229】 請求項227のコンピューター使用可能媒体には、更に以
    下の内容が含まれる: テンプレート上に複数のコントロール・セクションの位置を選択できるように
    するコンピューター読み取り可能プログラムコード。
  230. 【請求項230】 請求項227のコンピューター使用可能媒体には、更に以
    下の内容が含まれる: スタイラス及びコントロール・セクションの接触に対応して、筆写システムが
    実行する特定の機能及び各コントロール・セクションを関連付けるためのコンピ
    ューター読み取り可能プログラムコード。
  231. 【請求項231】 請求項212のコンピューター使用可能媒体には、更に以
    下の内容が含まれる: スタイラス及びテンプレート上の最低二つの調整マークとの接触を基に、第一
    及び第二シグナルレシーバーの位置の決定を行うためのコンピューター読み取り
    可能プログラムコード。
  232. 【請求項232】 スタイラスが書き込み面の近くに置かれる時、スタイラ
    スから発信されるポジションシグナルを受信するよう、複数のシグナルレシーバ
    ーが書き込み面の近くに置かれる筆写システムでは、シグナルレシーバーは、ス
    タイラスから出るポジションシグナルの受信に対応してタイミングシグナルを発
    信する。本筆写システムは、書き込み面近くのスタイラスの場所を決定するのに
    タイミングシグナルを用いる。ディテクター組み立て品には、以下の内容が含ま
    れる: 書き込み面に載せるためのケース; 複数のシグナルレシーバー; 及び 最低一つのユーザー起動コントロールスイッチ。ディテクター組み立て品が書
    き込み面に取り付けられている場合、ユーザーがそのコントロールスイッチを起
    動させると、コントロール・シグナルが発生し、それに呼応して筆写システムが
    機能を実行するようになる。
  233. 【請求項233】 請求項232に基づくディテクター組み立て品: ディテク
    ター組み立て品は、書き込み面にディテクター組み立て品を取り付けたり取り外
    したりする機構も持つ。
  234. 【請求項234】 請求項234に基づくディテクター組み立て品: 取り付け
    機能は吸引カップである。
  235. 【請求項235】 請求項235に基づくディテクター組み立て品: 吸引カッ
    プはカム起動である。
  236. 【請求項236】 請求項232に基づくディテクター組み立て品: 一つのコ
    ントロール・スイッチの起動により、筆写システムと連結しているモニター上の
    映像の少なくとも一部が消去される。
  237. 【請求項237】 請求項232に基づくディテクター組み立て品: 一つのコ
    ントロール・スイッチの起動により、筆写システムと連結しているモニター上の
    映像が保存される。
  238. 【請求項238】 請求項232に基づくディテクター組み立て品: 一つのコ
    ントロール・スイッチの起動により、筆写システムと連結しているモニター上の
    映像が印刷される。
  239. 【請求項239】 請求項232に基づくディテクター組み立て品: 一つのコ
    ントロール・スイッチの起動により、筆写システムと連結しているモニター上の
    映像が電子メールで送られる。
  240. 【請求項240】 請求項232に基づくディテクター組み立て品: 一つのコ
    ントロール・スイッチの起動により、筆写システムと連結しているモニター上の
    映像がファクシミリで送られる。
  241. 【請求項241】 請求項232に基づくディテクター組み立て品: 一つのコ
    ントロール・スイッチの起動により、筆写システムと連結しているモニター上の
    映像が修正される。
  242. 【請求項242】 請求項232に基づくディテクター組み立て品: 一つのコ
    ントロール・スイッチの起動により、筆写システムによりスタイラスと関連付け
    られている書き込みが変更される。
  243. 【請求項243】 請求項232に基づくディテクター組み立て品: 一つのコ
    ントロール・スイッチの起動により、筆写システムによりスタイラスと関連付け
    られている色が変更される。
  244. 【請求項244】 請求項232に基づくディテクター組み立て品: ディテク
    ター組み立て品には、更にマイクロフォンも含まれる。
  245. 【請求項245】 請求項232に基づくディテクター組み立て品: 更にディ
    テクター組み立て品には、ディテクター組み立て品を作動させるための電源も含
    まれる。
  246. 【請求項246】 請求項245に基づくディテクター組み立て品: 電源は電
    池である。
  247. 【請求項247】 請求項246に基づくディテクター組み立て品: 電池は、
    約1.5ボルト乃至24ボルトの間のボルト数を持つ。
  248. 【請求項248】 請求項246に基づくディテクター組み立て品: 電池は、
    約1.5ボルト乃至12ボルトの間のボルト数を持つ。
  249. 【請求項249】 筆写システムの作動方法: 筆写システムには、スタイラ
    スが書き込み面の近くに置かれる時、スタイラスから発信されるポジションシグ
    ナルを受信するよう、複数のシグナルレシーバーが書き込み面の近くに置かれる
    。このシグナルレシーバーは、スタイラスから出るポジションシグナルの受信に
    対応してタイミングシグナルを発信する。この筆写システムは、書き込み面近く
    のスタイラスの場所を決定するのにタイミングシグナルを用い、映像を作成する
    。作動方法には以下の内容が含まれる: 書き込み面の近くのコントロール・セクションを明確にする。 コントロール・セクションの近くにスタイラスを配置する。 ポジショニングに対応して機能を実行させる。
  250. 【請求項250】 請求項249に基づく方法: 上記方法で実行される機能に
    は、以下の内容が含まれる: 映像の少なくとも一部を消去。
  251. 【請求項251】 請求項249に基づく方法: 上記方法で実行される機能に
    は、以下の内容が含まれる: 映像の少なくとも一部を保存。
  252. 【請求項252】 請求項249に基づく方法: 上記方法で実行される機能に
    は、以下の内容が含まれる: 映像の少なくとも一部を印刷。
  253. 【請求項253】 請求項249に基づく方法: 上記方法で実行される機能に
    は、以下の内容が含まれる: 映像の少なくとも一部をメール発送。
  254. 【請求項254】 請求項249に基づく方法: 上記方法で実行される機能に
    は、以下の内容が含まれる: 映像の少なくとも一部をファックス発送。
  255. 【請求項255】 請求項249に基づく方法: 上記方法で実行される機能に
    は、以下の内容が含まれる: 映像の少なくとも一部を修正。
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