JP2002515595A - 光アドレス式感知システム - Google Patents

光アドレス式感知システム

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JP2002515595A
JP2002515595A JP2000549911A JP2000549911A JP2002515595A JP 2002515595 A JP2002515595 A JP 2002515595A JP 2000549911 A JP2000549911 A JP 2000549911A JP 2000549911 A JP2000549911 A JP 2000549911A JP 2002515595 A JP2002515595 A JP 2002515595A
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sensing
diaphragm
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JP2000549911A
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ラルフ−ディーター・ペヒシュテット
ジェイムズ・スチュアート・マッケンジー
イーチェン・ルー
ジェイムズ・デアス
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ブッカム・テクノロジー・ピーエルシー
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Abstract

(57)【要約】 光アドレス式感知システムであって、広帯域光源(1)のコヒーレンス長Icより大きな光路差OPDsを設定し、ファブリ−ペロー干渉計(4)を用いて、(とりわけ)マイクロ加工されたダイアフラム(12)によって形成された空洞を介して測定量を感知するものを記載した。出力は同様な光路差OPDpを用いてさらなる干渉計を介して回復する。情報は、減衰、損失、源の変動等による誤差を回避して、波長領域で符号化する。大量生産に適した空洞に対する適切な基板構成を開示している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、内燃機関において圧力又は温度のようなパラメータを感知
する光学アドレス式感知システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
様々なパラメータを感知する光学センサが提案されてきた。受けた信号を処理
する様々の異なる処理システムとともに様々な異なる感知ヘッドが提案されてき
た。しかしながら、周知の構成は様々な欠点から放置される傾向があるか、及び
/又は大量生産には適さない。
【0003】 本発明は従来技術の多くの欠点を克服する改良された感知システムを提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
従って、第1の態様では、本発明は、コヒーレンス長lcを有する少なくとも
一つの広帯域光源を備えた感知(センシング)システムと、 光路差OPDsを有する第1及び第2の光路とを備え、 前記第2の光路は感知干渉計の近傍におけるパラメータに対する依存性の変動
を受け、 感知干渉計は、光源と光路差OPDpを有する第3及び第4の光路を備えた処
理干渉計とに光学的に結合する感知システムにおいて、 感知干渉計が、OPDsを規定するように作られた第1の基板から形成された
ダイアフラムを備え、 処理干渉計が、OPDpを規定するように作られた第2の基板上に集積され、 OPDs及びOPDpのいずれもがlcより大きく、かつ、OPDsとOPDpと
の差の絶対値(modulus)はlcより小さい、ことを特徴とする。
【0005】 凹部をダイアフラムの少なくとも一側にエッチングして、又はマイクロ加工し
て作ることができ、光路差OPDsは実質的に凹部の深さによって決定する。
【0006】 感知干渉計は光ファイバによって光源及び/又は処理干渉計に接続されてい
ることが好ましい。感知干渉計での光ファイバはチューブ内またはフェルール内
に載置され、かつ、ダイアフラムは管又は取付られた透明のプレートの端面に取
り付けられることが好ましい。
【0007】 透明プレートは、ダイアフラムと透明プレートの面との間の光学空洞(光学キ
ャビティ)を規定するために、管又は基板の端面に備えてもよい。
【0008】 センサは内燃機関内の圧力を感知するために使用するのに適していてもよい。
【0009】 第二の独立な態様では、本発明は、コヒーレンス長Icを有する広帯域光源と
:光源からの光が伝播しかつIcより小さな光路差OPDsを有する第1及び第2
の光路を有すると共に、一の光路は感知されるパラメータに関係する情報が第1
及び第2の光路に沿って伝播する光の相互作用によって形成された干渉信号で符
号化されるようにパラメータに依存して変化しやすく、感知干渉計と:感知干渉
計からの干渉信号を受けるように接続され、かつ光路差OPDpを有する異なる
長さの第3及び第4の光路を有しる処理干渉計と:を備え、感知干渉計と処理干
渉計とが、OPDs及びOPDpがそれぞれ同程度の精確さによって規定可能であ
ると共に、互いに精確にマッチングされ、それによって、処理干渉計が前記干渉
信号からの感知されたパラメータに関係する情報を復号することができるセンサ
を備えている。
【0010】 本発明の第3の態様では、上記で詳述したような光学感知システムにおける感
知干渉計として使用するための光学空洞を製造する方法であって、その方法は、
ダイアフラムを形成するために第1の基板に凹みをマイクロ加工するか又はエッ
チングする段階と;管、フェルール又はさらなる基板における穴内に光ファイバ
の端部を保持する段階と;光ファイバ及び管の端面を光学的に研磨し、かつ陽極
結合又は拡散結合によって管の前記端面にダイアフラムを結合し、それによって
、光学空洞をダイアフラムと光ファイバの前記端面との間に形成し、光学空洞の
長さを凹みの深さによって実質的に決定する段階とを備えている。
【0011】 本発明の第4の態様では、上記で詳述したような感知システムにおける感知干
渉計として使用するための光学空洞を製造する方法であって、その方法は、ダイ
アフラムを形成するために第1の基板に凹みをマイクロ加工するか又はエッチン
グする段階と;陽極結合又は拡散結合によってダイアフラムを透明プレートの一
面に結合しそれによってその間に長さが凹みの深さによって実質的に決定される
光学空洞を規定する段階と;透明プレートの反対側の面を管、フェルール又はさ
らなる基板の端面に結合する段階と;管、フェルール又はさらなる基板内に光フ
ァイバの端部を保持する段階とを備えている。
【0012】 本発明の他の態様では、光ファイバを受ける穴を有するガラス基板と、立ち上
がった支持部によって囲繞された凹み領域を形成するためにエッチングされたさ
らなる基板とを備え、支持部が凹み領域が穴軸にわたって形成されているように
適所に結合されているセンサにおいて、さらなる基板のエッチング10が10ミ
クロンより深いことを特徴とする。
【0013】 本発明の他の好適でかつ光学的特徴は以下の記載及び明細書の従属項から明ら
かであろう。
【0014】
【発明の実施の形態】
ここで、本発明を添付図面を参照して、単に例によって、さらに説明する。
【0015】 図1は、集積干渉計、すなわち、単一の基板上の適当な構成からなる干渉計を
もとにした白色光測定装置を概略的に示している。広帯域光源1からの光が光フ
ァイバ2に供給され、光ファイバY連結部3を介して圧力センサヘッド4へ送ら
れる。センサヘッド4から戻る干渉信号は、基板6上に集積した処理干渉計と光
検出器9によって提供された感知圧力を表す出力とによって分析される。実際の
実施形態では、光源及び光検出器は交換してもよい。しかしながら、単純化のた
めに、この詳細な説明の残りではそれらは図1に示したように配置していると仮
定する。
【0016】 白色光センサシステムは広帯域光源を利用するものであって、スペクトル幅Δ
λによって決まる波長範囲内の光を放射する。光源のコヒーレンス長Icはスペ
クトル幅に非常に関係し、近似関係Ic〜λpeak2/Δλによって与えられる。こ
こで、λpeakは放射スペクトルの中心波長である。通常、Δλは、約1.3μm
で放射するスーパー発光ダイオード(SLD)については30nmから50nm
の範囲であり、それぞれ55μmと35μmとの間の短いコヒーレンス長となる
【0017】 センサヘッドの概略を図2で示す。これは、光ファイバ2に接続した2つの反
射界面10及び11から実質的に成る光学空洞を備えている。これれの界面の間
の距離dは、外部圧力pが付与されると変化する。最も簡単な形では、界面10
はファイバ−空気界面によって形成され、界面11は付与された圧力に応答して
反ったダイアフラムによって形成される。センサヘッドに送られた光の一部は、
第1の界面10で後方反射する。残りの光は第2の界面11で反射し、次いで、
ファイバ2で再捕獲される。ここで、センサヘッドから戻ったこれらの2つのビ
ーム間に光路差OPDs=2dが生ずる。付与した圧力によって生じた距離の変
化Δdが、2つのビーム間にすでに存在する位相差φ0=2π2d/λpeakの上
にさらなる位相差Δφ=2πΔd/λpeakを生成する。しかしながら、OPDs
が光源のコヒーレンス長Icより実質的に大きくなるように意図して設計される
ので、それらはファイバー先端での再結合において互いに干渉しない。この条件
を満足するために、実際にOPDsがコヒーレンス長の約3倍大きいこと、それ
によって90μmから150μmの最小OPDsとなることので十分である。こ
の設計の結果として、付与した圧力によって生成した両ビーム間のさらなる位相
差Δφはこの単一の干渉計(感知干渉計)だけを用いたのでは回復することはで
きない。
【0018】 白色光干渉計の利点を理解するのに、波長領域を考えることは有効である。O
PDs>>Icの感知干渉計を通過した後、広帯域源からの光は対応する波長での
建設的干渉又は破壊的干渉に関係した多くの最大かつ最小を含んでいる。これは
チャネルスペクトルと呼ばれる。OPDsの変化は干渉条件に変化を生ぜしめ、
その結果、全チャネルスペクトルの波長がシフトする。ここで、信号情報は波長
領域で符号化され、システムのいかなる強度ゆらぎも測定結果に影響を与えない
【0019】 感知干渉計の出力を感知干渉計のOPDsに実質的に等しいOPDpを有する(
|OPDp−OPDs|<<Ic)第2の干渉計(処理干渉計)へ供給することに
よって、2つのビームの一部はまた位相を揃えて戻ることができる。処理干渉計
は感知干渉計と実質的に同じOPDなので、最大透過が生ずる。使用する光源の
制限されたコヒーレンス長のために、OPDs=OPDpの条件からのどんなずれ
も、鮮明度は|OPDp−OPDs|>>Icに対してゼロに落ちるまで低下する
。結果は、OPDs=OPDpで起きる最大値(中心縞)でのガウシアン型包絡線
のもとで正弦波干渉縞パターンである。
【0020】 信号出力の十分高い鮮明度を維持するために、差OPDp−OPDsは通常約5
μmより小さいべきである。
【0021】 2つのOPDのマッチングはセンサの有効な作動に対して決定的に重要である
。処理干渉計とセンサヘッドとのアセンブリが2つの独立プロセスなので、両要
素のOPDを高い精度で別々に制御することができることが重要である。
【0022】 OPDpの制御を、図1で示したような光学チップ6上で集積型で実現した(
例えば)マッハ−ツェンダー干渉計を使用することによって行うことができる。
集積マッハ−ツェンダー干渉計は、Y連結部と集積位相変調器8と光ファイバを
集積導波路7に結合する手段5とを含む集積導波路7を備えている。
【0023】 適した集積干渉計のさらに詳細は、本出願人の係属した出願である英国特許文
献GB9623762.3(公開番号GB2319335A)、PCT/GB9
7/03144(公開番号WO98/22775)、WO95/08787及び
WO97/42534で述べた他の出願に説明されている。
【0024】 集積版を使用することによって、マッハ−ツェンダー干渉計のOPDpが非常
に高精度で決めることができることが保証される。通常、2μmから3μmより
小さいOPDpの変動はごく普通に達成できる。この精度は製造工程において維
持可能であり、かつ高い再現性がある。
【0025】 センサの好適な実施形態では、光源1と検出器9も同じチップ上に集積される
。このような構成の概略レイアウトを図3に示す。
【0026】 製造工程で繰り返すことが可能な精確に決められたOPDsを有するセンサヘ
ッド4の製造も、特別な注意を必要とする。例えば、圧力感知のためのファイバ
内ファブリ−ペロー空洞(in-fibre Fabry-Perot cavities)が、低反射ミラー
を形成するためにTiO2で被覆したファイバの両端部の断面図を用いて明らか
にしている。この断面図はリードファイバ上にスライスされたもの以上のもので
ある。この構成では、数ミクロンの精度の固定値のOPDを決定し繰り返し生成
することは困難である。同様に、金属ダイアフラムは圧力センサヘッド空洞で使
用されているが、製造環境で高精度の空洞長のメンテナンスは考慮していない。
精度良く決定されかつ再現可能なOPDsを有するセンサヘッドを製造すること
は本発明の重要な部分である。
【0027】 本発明の重要な目的は、特定のOPDsを繰り返しかつ精度良く作ることがで
き、それによって、上述にように集積処理干渉計を使用する白色光測定システム
でしようすることができる光学圧力センサを記載することである。本発明は、十
分に確立したシリコンマイクロ加工技術を用いて特定の幾何学的寸法でかつ圧力
感度のダイアフラムを製造することである。これは、所定のOPDsの感知空洞
を形成するために光ファイバの前にダイアフラムを固定する方法に結びついてい
る。シリコンはその優れた機械的特性のために機械工学応用に幅広く使用されて
いる。そして、処理中に高い程度の寸法制御を提供し、かつ、ウェハスケールで
製作可能であり、コスト的に有利なロット加工を可能にする。
【0028】 ダイアフラムの製造の最初は、少なくとも一側を研磨した適当な厚さtwのシ
リコンウェハである。シリコンに対する幅広い選択性と等方性又は非等方性エッ
チング作用を有する多くの化学薬品(エッチング液)が通常使用される。例えば
、水酸化カリウムのような非等方性エッチング液を用いると、(100)面は(
111)面より約400倍速い速度でエッチングされる。これは、(100)配
向ウェハに対しては54.74°の特徴的な角度で構造を形成することにつなが
る。適当なマスキング技術は酸化シリコン又は窒化シリコンのような材料を異な
るエッチング液と組み合わせて使用することにより、大きな設計融通性を提供す
るようになる。図4は、研磨面14からシリコンウェハの一側エッチングによっ
て形成されたダイアフラム12の側面図である。
【0029】 白色光応用に対する一つのキーポイントは、シリコンのエッチング率が所定の
エッチング液に対して処理条件によって精確に決まることである。結果として、
エッチング深さdは製造条件の下で約1μmから2μmより高い精度に容易に制
御される。非等方性ウェットエッチング工程は、ファブリ−ペロー感知空洞を形
成する界面の一つとしての準備なしで使用することが可能な高表面品質の平坦な
表面11を提供する。その反射率は空気とシリコンとの間の屈折率ステップの値
によって決定する。1310nmの波長でのシリコンに対する屈折率nSi=3.
5とnair=1とを与えると、表面11の反射率R=(nSi−1)2/(nair
1)2は約30%となる。感知空洞を形成するために必要な第2の界面10は多
くの異なる方法によって供給することができる。以下に詳細に考察するような特
別な例では、第2の反射界面は表面14と面一に形成されている。ここで、感知
空洞のOPDはエッチング深さdを精確に制御する能力とともに2dnair=2
dに等しく、これは、精確に予め決めたOPDsを有するセンサヘッドの製造を
可能にする。
【0030】 第1の空気−シリコン界面で反射しない光の一部は厚さtのダイアフラムを通
って伝播し、その一部は界面11に平行な外側シリコン−空気界面13で後方に
反射する。ここで、2nSitに等しいOPDを有する第2の空洞が形成される。
これは、2nSitが感知空洞OPDsのOPDと十分に異なる限り、システムの
性能において反対の効果を有しない。しかしながら、2nSitがおおよそOPD
sに等しくなるようにダイアフラムの設計がダイアフラム厚さtを要求するなら
ば、起こりうる信号悪化を回避するためにさらなる手段をとるべきである。この
ような設計は、幾何学的制限内で特定の感度を達成するように要求されるのかも
しれない。というのは、ダイアフラム感度は主に、ダイアフラム厚さtとその直
径と形状のような幾何学的因子とによって決まるからである。第2の空洞の反対
の効果は、その反射率をエンハンスするために、反射面11上の薄層を堆積する
ことによって避けることができ、第2の空洞における光量を最小にする。
【0031】 金属の選択についていくつかの考察を行うべきであろう。金属は考えている波
長域で十分に高い反射係数を与え、それはシリコンに信頼高く付着しているべき
であり、その表面は経時劣化すべきでなく、または段階的温度のような苛酷な作
動条件で劣化すべきでない。ひとつの適した選択はクロムであり、これは表面1
1の反射率を1310nm波長域で約60%にエンハンスする。これによって、
第2の空洞によって生じたシステムの性能において反対の効果の効率的な抑制が
可能となる。最小の金属厚は金属の“スキン”効果によって決定される。堆積厚
がスキン深さを越える限り、厚さの増加に対して一定の反射係数が観察される。
クロムの場合には、約300nmの堆積厚で十分である。金属層を過度に厚くす
ることはダイアフラムの機械的特性を変化させ、付着の失敗の可能性を高める。
【0032】 表面11上に金属層を堆積することの他の利点はシステム全体の解像度によい
ということである。白色光干渉計をもとにした光学測定システムの解像度は検出
器で受光する低レベルの光のパワーに起因して生ずるノイズによって制限される
。より高いシステム解像度を達成する一方法は、センサ空洞から戻ってくる光量
をエンハンスすることである。従って、ダイアフラムの内側に被覆した金属は表
面11の反射率をエンハンスし、それがより高い信号−ノイズ比につながる。
【0033】 上記の議論は図4aで示した特別なダイアフラムに限定されず、他のマイクロ
加工設計に対しても有効であることを理解されたい。特に、シリコンウェハを両
サイドからエッチングし、所定のダイアフラム直径に対して効果的なダイアフラ
ム厚さtと固定エッチング深さdとを低減することによって感度を変化すること
が可能である。ダブルエッチングダイアフラムの概略を図4bに示す。結果とし
て、さらなる設計パラメータが、感知空洞のOPDsの変化を要求することなく
、ダイアフラム感度に変化を起こすことを可能にする。
【0034】 本発明に記載した光学圧力センサは図2で概略を示したファブリ−ペロー型の
空洞をもとにしている。以下の議論は感知空洞の第2の面10を形成する多くの
方法を扱うものである。これらのオプションは、エッチング深さdの高精度と共
に、この面10の精確な位置づけを保証しこれが白色光システムの適切な作動に
対して要求される圧力センサ空洞の精確に予め決めたOPDsを提供する。
【0035】 例1 この場合、センサヘッドにつながる光ファイバ2の末端面は感知空洞の第2の
反射界面10として作用する。平坦な空気−ガラス界面は光学グレード仕上げに
研磨することによって形成され、光ファイバの屈折率であるR=(nGlass−1
2/(nGlass+1)2 (ここで、nGlas=1.45)に従って、約3.5%
の反射率を得る。ファイバを研磨し、ダイアフラムの前にそれを固定するために
、補助支持要素が必要である。これは、標準単一モードファイバをわずかの直径
125μm(図5参照)に合わせるために約126μmから128μmの内径を
有するガラスマイクロ毛細管15によって行われている。ファイバは、ファイバ
と毛細管との間の十分な結合を提供するために適度に低い粘性接着剤によってマ
イクロ毛細管に固定している。ファイバと接着剤とを容易に挿入することができ
る後端に円錐型開口16を有するマイクロ毛細管を用いることが好ましい。さら
に、開口はファイバの保護用に接着剤17で充填することができる。組み立てた
ファイバ毛細管アセンブリを研磨することにより、研磨したファイバ端部10を
毛細管の研磨した末端部18に面一であることを保証する。ファイバとマイクロ
毛細管との間の結合線19は意図的に薄いままにしておいて、研磨中のファイバ
末端への損傷を最小にすることを保証する。結合線がかなり厚ければ、研磨手順
はファイバと毛細管との間の応力を発生することにつながり、それが光ファイバ
のクラックの形成につながる。これが、ファイバの光ガイド特性を害し、かつセ
ンサ空洞を無意味なものにする。
【0036】 図6で示したようにシリコンダイアフラムを直接マイクロ毛細管上に載置する
ことによって、感知空洞(及びそのOPDs)の2つの反射ミラー10及び11
の間の距離はシリコンダイアフラムのエッチング深さによって精確に決められる
。載置法の2つの可能な方法を以下にさらに詳細に説明する。
【0037】 通常、マイクロ毛細管に載置したファイバは、主に、ファイバと毛細管との間
の熱膨張係数のミスマッチに起因して、毛細管に対していくらか温度誘起の移動
をすることがある。経験する温度変化依存において、典型的な移動はナノメータ
ーから約1μmの範囲である。これは、熱的に誘起されるドリフトが圧力変化の
時間スケールに比べて遅い限り問題ではない。しかしながら、静的な又は擬静的
な圧力測定に対して、ファイバ位置でのいかなる熱誘起ドリフトも圧力変化とし
てシステムが解釈し、有限温度交差感度の形で測定誤差を作り出す。関連ドリフ
トが処理干渉計の追跡範囲を超えるときには、非常に大きな温度範囲にわたって
作動するようにダイナミック圧力プローブが必要とされるならば、それも問題に
ないうる。このドリフト効果を最小にするため、ファイバは毛細管の前端で固く
固定される。これは、毛細管を局所的に加熱し、(例えば)レーザー又は局所的
加熱要素を使用し、毛細管を数mmまでの制限部20に沿って壊れることを可能
にすることによって達成することができる。マイクロ毛細管は、図7で示したよ
うに壊れた領域に達するまで背面エッチングを行う。このように、ファイバと毛
細管との間の熱ミズマッチに起因して誘起したいかなる移動も毛細管の背面、す
なわち、コーンの近傍に起き、毛細管前面18に面一の反射面10の位置を離れ
ていく。コーンに塗布した接着剤17は同時にファイバを保護するように、小さ
な移動に対していくらかフレキシブルであるべきである。このようにして、ファ
イバにおける重要な応力レベルが発生することを回避する。
【0038】 これまで、マイクロ毛細管に使用するタイプに関する唯一の要求は研磨に適し
ていることであった。しかしながら、マイクロ毛細管はパイレックス又はホウ珪
酸ガラスから成るならば、ガラスマイクロ毛細管上にシリコンダイアフラムを、
すなわち、結合表面14を表面18に固定するために陽極結合として知られるプ
ロセスを利用することができる。陽極結合はシリコンマイクロ加工の分野で広く
用いられ、強く信頼性が高い密閉した結合を提供するものである。それは、静電
気力の助けによって高温で行われる熱及び静電気の結合したプロセスである。結
合するシリコンとガラス表面とは共に十分に清浄でかつ平坦である。要求される
表面仕上げは前のプロセス段階によるこのアセンブリ手順において自動的に保証
される。片側又は両側が磨かれたシリコンウェハは購入可能であり、マイクロ毛
細管の前面18の研磨は平坦なファイバ端を得るために実施した。ここで、2つ
の面の清浄化とは別に、陽極結合工程の準備のために他に必要な段階はない。
【0039】 例2 この場合には、感知空洞の第2の反射界面10を提供するために、さらなる薄
い、平坦な透明カバープレート21を使用する。それは、図8で示したような上
部プレート界面によって形成させる。このアセンブリは後で、光ファイバ2を適
当な位置に保持するマイクロ毛細管15上に固定する。第1に、感知空洞のOP
Dsはダイアフラムのエッチング深さだけによって精確に決定することができる
。マイクロ毛細管内でのファイバのドリフトはOPDsを変化しない。第2に、
ダイアフラム−プレートアセンブリをウェハレベル上に製造することができる。
例えば、薄いプレートは購入可能な研磨された面を有する薄いホウ珪酸ガラスウ
ェハによって形成することができる。このようなウェハはダイアフラムがエッチ
ングされたシリコンウェハ上に陽極結合することができる。
【0040】 透明プレートの付加は、上で議論したように、シリコンダイアフラム自体によ
って形成された空洞に類似するさらなる空洞を形成する。可能な逆効果を最小に
するために、ダイアフラム11の内側上の光学金属コーティングに加えて、反射
コーティング23をプレート21の上面22に形成することができる。さらに、
プレート21の下側上に非反射(AR)コーティング24を形成することも可能
である。これらのコーティングの形成はウェハスケールレベルで実施することが
好ましい。
【0041】 ダイアフラム−プレートアセンブリのダイシングした後、それらを空のマイク
ロ毛細管上に固定することができる。光ファイバはその後毛細管に挿入し、適当
な接着剤によって固定することができる。適当な光学性能を保証するために、フ
ァイバの端面がもはや空洞の一部でないのでファイバを劈開するだけでよい。こ
れによって、後端又は毛細管でのファイバリードを含む毛細管を研磨する労働が
大変な段階を削除する。
【0042】 第2のオプションの異なる実現は、さらなるプレート21を形成するために、
ガラスウェハの代わりにシリコンウェハを用いる。ダイアフラムを含むシリコン
ウェハのウェハ21への結合は、強く信頼性の高い結合を提供すると知られたシ
リコン溶融結合によって行われる。通常は、シリコン拡散結合は300℃近傍で
の陽極結合と比較してはるかに高温の処理温度を要求する。シリコンプレートを
使用する利点は、この段階での接着剤の使用を避けながら、ダイアフラムプレー
トアセンブリを陽極結合によってホウ珪酸マイクロ毛細管上に固定することがで
きることである。陽極結合工程がガラス−シリコン界面での優れた電気的接触に
依存するので、この場合に任意でのARコーティング24を小さな量だけ凹ませ
るべきである。その理由は、ARコーティングは通常、電気的に絶縁した誘電体
層の結合によって形成されるからである。ARコーティングの体積及び毛細管1
5への陽極結合の実施に先立って、凹み25は、適当な位置(図9参照)におい
てシリコンウェハをエッチングすることによって容易に形成される。
【0043】 次の議論において、ホウ珪酸マイクロ毛細管の使用を説明する。代わりに、ク
ォーツマイクロ毛細管を使用することができる。クォーツガラスは容易に研磨さ
れ、クォーツ毛細管とシリコンウェハとの間の固定は拡散結合として知られたプ
ロセスによって行うことができる。陽極と同様に、拡散結合は強く信頼性の高い
結合を提供するが、結合を促進するために、一方の(又は両方の)対応面上に堆
積した金属(例えば、金)のさらなる薄層を必要とする。
【0044】 最後に、シリコンダイアフラムの前にファイバを取り付ける異なる方法ははん
だガラスを利用する。はんだガラスは、強い接着と高い信頼性を与えるものとし
て、密閉の目的でエレクトロニクス産業において広く使用されている。このアプ
ローチはマイクロ毛細管において光ファイバを固定する必要性を置き換えるもの
である。個別のガラス毛細管を使用する代わりに、ファイバの周りのガラス管を
はんだガラスを用いて形成する。ガラスはんだは加熱によって柔らかくなり、十
分な高温で流れ始め液体と同様に振る舞う。様々な種類の異なる性質を有するガ
ラスパウダーを用いることができ、または特別に設計することができる。ファイ
バとはんだガラスとの間の熱膨張係数の差は適当な選択を通して最小にすること
ができる。この方法では、ファイバはガラスモールドに堅く固定されている。こ
のアセンブリは後で感知空洞の第2の面10を提供するために研磨する。適当な
タイプのはんだガラスを使用するならば、シリコンダイアフラムの研磨されたア
センブリへの陽極結合を実行することができる。
【0045】 はんだガラスは、前に記載したように独立して備えたマイクロ毛細管に光ファ
イバを固定するための接着剤を置き換えるために使用することもできる。
【0046】 上記のセンサは集積処理干渉計及び感知干渉計の双方の精確な製作に依存し、
それによってOPDpとOPDsとが正確にマッチングすることが理解されるだろ
う。ファブリ−ペローセンサ空洞の製作におけるエッチングされた又はマイクロ
加工されたシリコンの使用は以前に提案されたが、それは、制限されたダイナミ
ックレンジ、センサヘッド及び光源及び/又は検出器につながる光ファイバにお
ける損失に対する感度、及び比較的小さな信号幅のような深刻な欠点による構成
に関連したものだけだった。これらの問題は、集積処理干渉計の使用と上記のよ
うな白色光処理技術の使用を可能にするセンサヘッドの正確な製作とを結合する
ことによって克服される。さらに、上記のセンサが大量生産に対して適している
ことを理解されたい。
【0047】 発明を圧力の測定に制限しないことを理解されたい。さらに一般的に明確に、
OPDsを変化させるいかなる環境変化を測定することができ、それが他の測定
に対して記載したシステムの詳細な利点につながる。
【0048】 例えば、光ファイバ2が固定されたガラス毛細管15に結合したシリコンのプ
レート12によって形成した感知空洞を用いて、例えば、温度センシングを行う
ことができる。この場合には、空洞の反射面はプレート12の2つの面11A、
13Aによって与えられる。周囲温度の変化はシリコンの屈折率を変化させ、そ
れによって、上面11Aで反射したビームの光路長を変化させる。ファイバの反
対側の外側面における適当な凹みをエッチングするためにシリコンエッチング又
はマイクロ加工を用いることができ、それによって、残りプレート暑さtpが必
要なOPDs=2nSipと等しくなる。前のように、OPDsはエッチング深さ
によって精確に決められる。
【0049】 温度測定の他の方法は図6、図8,又は図9に示された同様なセンサヘッドを
用いたものである。それにおいては、プレート12が十分厚いので、光学空洞の
距離は、温度が変化するにつれてプレート12の立ち上がった支持部の膨張又は
収縮に起因して拡張又は減少する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態によるセンサの概略構成図である。
【図2】 図1のセンサの他の実施形態の概略構成図である。
【図3】 本発明のセンサの他の実施形態の概略構成図である。
【図4】 (a)図2のセンサヘッドで用いたセンサダイアフラムの断面
図である。(b)(a)図2のセンサヘッドで用いたセンサダイアフラムの断面
図である。
【図5】 図2で示したようなセンサヘッドの製造において毛細管に光フ
ァイバを固定する方法を示したものである。
【図6】 図2で示したようなセンサヘッドにおける図4(a)及び図4
(b)で示したようなダイアフラムを取り付ける一方法を示したものである。
【図7】 図2で示したようなセンサヘッドの製造において毛細管に光フ
ァイバを固定する他の方法を示したものである。
【図8】 センサヘッドにダイアフラムを取り付ける他の方法を示したも
のである。
【図9】 センサヘッドにダイアフラムを取り付ける他の方法を示したも
のである。
【図10】 本発明の他の実施形態によるセンサのものである。
【符号の説明】
1 光源 2 光ファイバ 4 センサヘッド 6 基板 9 光検出器 10、11 反射界面 12 ダイアフラム 21 プレート 23 反射コーティング
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年7月17日(2000.7.17)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z A,ZW (72)発明者 イーチェン・ルー イギリス・オクソン・OX12・8HE・ワ ンテイジ・ラークダウン・30 (72)発明者 ジェイムズ・デアス イギリス・ケント・CT2・7AF・カン タベリー・マンウッド・アヴェニュ・6 Fターム(参考) 2F055 AA21 BB20 CC02 DD05 EE31 FF43 GG01 GG49 HH19 2F056 VF09 VF11 VF15 VF16 VF20 2F103 BA00 CA08 DA01 EB06 EB32 EC08 EC10 EC17 FA01 【要約の続き】

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コヒーレンス長lcを有する少なくとも一つの広帯域光源と
    、光路差OPDsを有する第1及び第2の光路を備えた感知干渉計とを備えた感
    知システムであって、 第2の光路は感知干渉計の近傍においてパラメータに依存して変化しやすいも
    のであって、かつ、感知干渉計が光源と光路差OPDpを有する第3及び第4の
    光路を備えた処理干渉計とに光学的に結合されている感知システムにおいて、 感知干渉計が、凹みが第1の基板の少なくとも一側にエッチングされているか
    又はマイクロ加工されている第1の基板から形成されたダイアフラムを備え、そ
    れによって、光路差OPDsは凹みの深さによって実質的に決定され、 処理干渉計がOPDpを規定するために作られた第2の基板上に集積され、 OPDs及びOPDpのいずれもがlcより大きく、かつ、OPDsとOPDpと
    の差の絶対値がlcより小さい、ことを特徴とする感知システム。
  2. 【請求項2】 前記第1の基板がシリコンである請求項1に記載の感知シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 感知干渉計が一又は複数の光ファイバによって光源及び/
    又は処理干渉計に接続された請求項1又は請求項2に記載の感知システム。
  4. 【請求項4】 感知干渉計における光ファイバの端部が基板の穴内に取り
    付けられ、かつダイアフラムが前記基板又はその上に取り付けられた透明プレー
    トの端面に取り付けられた請求項3に記載の感知システム。
  5. 【請求項5】 ダイアフラムが立ち上がった支持部によって囲繞された中
    心が凹んだセンサ領域を有するようにエッチングされており、その支持部は中心
    が凹み領域が穴軸にわたって形成されように適所に結合されており、ダイアフラ
    ムは前記感知干渉計の第2の光路の一部を形成する反射面を提供する請求項1か
    ら請求項4のいずれか一項に記載の感知システム。
  6. 【請求項6】 感知干渉計が、光ファイバを受ける穴を含むガラス基板と
    、立ち上がった支持部によって囲繞された凹み領域を形成するようにエッチング
    されたさらなる基板とを備えたセンサであって、その支持部が凹み領域が穴軸に
    わたって形成されているように適所に結合されているセンサにおいて、さらなる
    基板のエッチングは10μmより深いことを特徴とする請求項1から請求項5の
    いずれか一項に記載の感知システム。
  7. 【請求項7】 前記基板が、管又はフェルールである穴を含んでいる請求
    項6に記載の感知システム。
  8. 【請求項8】 基板、管又はフェルールがホウ珪酸ガラス又はクォーツガ
    ラスである請求項6又は請求項7のいずれかに記載の感知システム。
  9. 【請求項9】 穴がファイバが接することができる停止部を含み、穴が貫
    通した穴である請求項6、請求項7、請求項8のいずれか一項に記載の感知シス
    テム。
  10. 【請求項10】 穴が止まり穴であり、穴の端面がファイバが接すること
    ができる停止部を備えている請求項6から請求項9のいずれか一項に記載の感知
    システム。
  11. 【請求項11】 透明プレートがシリコン又はホウ珪酸ガラス又はクォー
    ツガラスである請求項6から請求項10のいずれか一項に記載の感知システム。
  12. 【請求項12】 光学空洞が、光ファイバの前記端部とダイアフラムとの
    間、又は透明プレートとダイアフラムとの間に規定されている請求項6から請求
    項11のいずれか一項に記載の感知システム。
  13. 【請求項13】 穴を囲繞する基板を加熱することによって、接着剤、は
    んだガラス、機械的かしめ、または折り込みによって、光ファイバが穴内に固定
    されている請求項6から請求項12のいずれか一項に記載の感知システム。
  14. 【請求項14】 光ファイバと穴の自由口で穴を囲繞する基板との間にフ
    レキシブルなシール材を備えた請求項6から請求項13のいずれか一項に記載の
    感知システム。
  15. 【請求項15】 固定が、ファイバの端部に最近接した基板又は管又はフ
    ェルール内の光ファイバの断面に限定されている請求項6から請求項14のいず
    れか一項に記載の感知システム。
  16. 【請求項16】 ダイアフラムが、陽極結合あるいは拡散結合によって、
    管の端面に、又はその上に取り付けられた透明プレートに結合されている請求項
    6から請求項15のいずれか一項に記載の感知システム。
  17. 【請求項17】 空洞を規定する界面の一方または両方の反射率が、そこ
    での反射コーティングの装備によって増加している請求項6から請求項16のい
    ずれか一項に記載の感知システム。
  18. 【請求項18】 処理干渉計を備えた基板がシリコン又はシリコン−オン
    −絶縁体又はシリコン−オン−シリコンである請求項1から請求項17のいずれ
    か一項に記載の感知システム。
  19. 【請求項19】 処理干渉計がマッハ−ツェンダー干渉計又はマイケルソ
    ン干渉計である請求項1から請求項18のいずれか一項に記載の感知システム。
  20. 【請求項20】 広帯域光源が処理干渉計を備えた基板上に集積されてい
    る請求項1から請求項19のいずれか一項に記載の感知システム。
  21. 【請求項21】 光検出器が処理干渉計を備えた基板上に集積されている
    請求項1から請求項20のいずれか一項に記載の感知システム。
  22. 【請求項22】 広帯域光源がスーパー発光ダイオードである請求項1か
    ら請求項21のいずれか一項に記載の感知システム。
  23. 【請求項23】 広帯域光源のコヒーレンス長Icが33μm〜55μmの
    範囲である請求項1から請求項22のいずれか一項に記載の感知システム。
  24. 【請求項24】 OPDsが100μm〜160μmの範囲である請求項1
    から請求項23のいずれか一項に記載の感知システム。
  25. 【請求項25】 OPDsとOPDpとの差が5μm又はそれ以下である請
    求項1から請求項24のいずれか一項に記載の感知システム。
  26. 【請求項26】 添付図面を参照して請求項1から請求項25のいずれか
    一項に実質的に記載された感知システム。
  27. 【請求項27】 内燃機関内の圧力を感知するために構成された請求項1
    から請求項26のいずれか一項に記載の感知システム。
  28. 【請求項28】 請求項1から請求項27のいずれか一項に記載の光学感
    知システムにおいて感知干渉計として使用するための光学空洞の製造方法であっ
    て、ダイアフラムを作るために第1の基板に凹みをマイクロ加工するか又はエッ
    チングする段階と;管、フェルール又はさらなる基板における穴内に光ファイバ
    の端部を固定する段階と;光ファイバ及び管の端面を光学的に研磨し、かつ陽極
    結合又は拡散結合によって管の前記端面にダイアフラムを結合し、それによって
    、光学空洞をダイアフラムと光ファイバの前記端面との間に形成し、光学空洞の
    長さを凹みの深さによって実質的に決定する段階とを備えた光学空洞の製造方法
  29. 【請求項29】 請求項1から請求項27のいずれか一項に記載の感知シ
    ステムにおいて感知干渉計として使用するための光学空洞の製造方法であって、
    ダイアフラムを作るために第1の基板に凹みをマイクロ加工するか又はエッチン
    グする段階と;陽極結合又は拡散結合によってダイアフラムを透明プレートの一
    面側に結合しそれによってその間に長さが凹みの深さによって実質的に決定され
    る光学空洞を規定する段階と;透明プレートの反対側の面を管、フェルール又は
    さらなる基板の端面に結合する段階と;管、フェルール又はさらなる基板内に光
    ファイバの端部を固定する段階とを備えた光学空洞の製造方法。
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