JP2002513865A - 不連続に展開しうるウェブ材料 - Google Patents

不連続に展開しうるウェブ材料

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JP2002513865A
JP2002513865A JP2000546939A JP2000546939A JP2002513865A JP 2002513865 A JP2002513865 A JP 2002513865A JP 2000546939 A JP2000546939 A JP 2000546939A JP 2000546939 A JP2000546939 A JP 2000546939A JP 2002513865 A JP2002513865 A JP 2002513865A
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フックス、クリストファー
ディーフォ、ミヒャエル
ブーザム、ルードビヒ
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Procter and Gamble Co
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    • D04HMAKING TEXTILE FABRICS, e.g. FROM FIBRES OR FILAMENTARY MATERIAL; FABRICS MADE BY SUCH PROCESSES OR APPARATUS, e.g. FELTS, NON-WOVEN FABRICS; COTTON-WOOL; WADDING ; NON-WOVEN FABRICS FROM STAPLE FIBRES, FILAMENTS OR YARNS, BONDED WITH AT LEAST ONE WEB-LIKE MATERIAL DURING THEIR CONSOLIDATION
    • D04H11/00Non-woven pile fabrics
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D7/00Producing flat articles, e.g. films or sheets
    • B29D7/01Films or sheets
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C55/00Shaping by stretching, e.g. drawing through a die; Apparatus therefor
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    • B29C55/18Shaping by stretching, e.g. drawing through a die; Apparatus therefor of plates or sheets by squeezing between surfaces, e.g. rollers

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  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、特に連続供給ウェブ材料から組立てられる多量の物品の生産に用いることができるウェブ材料である。特に本発明のウェブ材料は、予め決められた量だけ展開しうる一方で、展開に対して比較的低い抵抗力を示す。この材料特性は、不連続展開テストにおいて評価される。このテストは、不連続展開中の相対展開張力減少を決定する。本発明に係わるウェブ材料は、少なくとも50%の相対展開張力減少を有する。本発明のもう1つの目的は、長手方向展開手段と場合によっては裂けやすい展開妨害手段とをウェブ材料に組込む工程を備えた、このような不連続に展開しうるウェブ材料を製造するためのプロセスである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の分野) 本発明は、特に連続供給ウェブ材料から組立てられる多量の物品の生産に用い
ることができるウェブ材料に関する。特に本発明は、比較的低い抵抗力を伴って
予め決められた量だけ展開(expansion)されるウェブ材料に関する。
【0002】 (背景) ウェブ材料は、特に多量の離散物品の工業的製造への用途のものとして先行技
術においてよく知られている。これらのウェブ材料は、一般的には二次元形状を
有しており、長手方向の寸法が横断方向の寸法よりも実質的に大きい。通常、ウ
ェブ材料の長手方向の寸法もまた、単一の離散物品の製造に実際に用いられてい
るウェブ材料片(piece)の長さよりも実質的に大きい。製造プロセスの間
、ウェブ材料は、長手方向に連続した形態で供給され、ついで製造プロセスの間
離散片にカットされる。
【0003】 多くの用途のためには、その機能を失うこと(loosing)なく、長手方
向に展開可能なウェブ材料を用いることが好ましい。これらのウェブ材料は、様
々なサイズ又は位置の要素に取り付けられる時に特に有用である。ウェブ材料の
展開性によって、これらは、これらが取り付けられる要素の新しいサイズ又は位
置に合わせることができる。
【0004】 いくつかの場合、ウェブ材料が特定の伸び挙動を示すことが望ましい。取り付
けられた要素の増大又は運動をある量まで制限するために、ウェブ材料は、限定
量だけ展開する一方で、この展開の間低い抵抗しか示さないのがよい。ウェブ材
料はひとたび展開されたら、通常のウェブ材料と同様の特性を示すのがよい。
【0005】 Chappellに発行された米国特許出願第5,518,801号、And
ersonに発行された第5,650,214号、及びChappellに発行
された第5,691,035号において、弾性様挙動を示すウェブ材料が開示さ
れている。特にこれらのウェブ材料は、伸びを有し、かつ伸びに抵抗する力にお
ける明確かつ急激な増加を伴った回復を有すると記載されている。ここにおいて
この抵抗力における明確かつ急激な増加は、比較的小さい伸び力に逆らうさらな
る伸びを制限する。
【0006】 予め決められた量だけ展開しうるウェブ材料を得るための進歩がなされたが、
この展開には本質的に一定の展開張力を必要とする。
【0007】 しかしながら、比較的低い抵抗力を伴って予め決められた量だけ展開されるウ
ェブ材料を供給するには問題が残されている。
【0008】 本発明は、長手方向の寸法と、前記長手方向の寸法よりも実質的に小さい横断
方向の寸法とを有する、不連続に展開しうるウェブ材料であって、このようなウ
ェブ材料が不連続展開テストに付された時、相対展開張力減少が少なくとも50
%、好ましくは少なくとも75%、さらに好ましくは少なくとも90%であるこ
とを特徴とする、少なくとも1つの長手方向展開手段を有するウェブ材料である
【0009】 不連続展開テストにおいて測定された時、0.0254メートルあたり1ニュ
ートンよりも大きい、不連続展開閾値における展開張力を有し、かつ0.025
4メートルあたり0.5ニュートン未満であり、好ましくは0.0254メート
ルあたり0.25ニュートン未満であり、さらにより好ましくは0.0254メ
ートルあたり0.1ニュートン未満である、不連続展開点における展開張力を有
する不連続に展開しうるウェブ材料を提供することが、本発明のさらにもう1つ
の目的である。
【0010】 不連続展開テストにおいて測定された時、少なくとも30%、好ましくは少な
くとも50%の引き裂き点における相対伸びを示す、不連続的に展開しうるウェ
ブ材料を提供することが、本発明のさらにもう1つの目的である。
【0011】 第一部位と第二部位とを備えており、前記第一部位が前記第二部位とは異なる
坪量を有する、不連続に展開しうるウェブ材料を提供することが、本発明のさら
にもう1つの目的である。坪量偏差テストに付された時、10%未満である、好
ましくは5%未満である相対坪量偏差を有するこのようなウェブ材料を提供する
ことが、本発明のさらにもう1つの目的である。
【0012】 前記ウェブ材料が不連続展開における収縮力テストに付された時、0.025
4メートルあたり0.5ニュートン未満である収縮張力を有する、不連続に展開
しうるウェブ材料を提供することが、本発明のもう1つの目的である。
【0013】 少なくとも1つの部位を備えており、前記部位が展開張力テストに付された時
、伸びの増加と共に単調に増加する引っ張り力を示す、不連続に展開しうるウェ
ブ材料を提供することが、本発明のもう1つの目的である。
【0014】 これに加えて少なくとも1つの裂けやすい展開妨害手段を備えている、不連続
に展開しうるウェブ材料を提供することが、本発明のさらにもう1つの目的であ
る。
【0015】 さらには、不連続に展開しうるウェブ材料の製造方法を提供することが、本発
明の1つの目的である。このプロセスは、ウェブを形成する工程、ウェブを安定
化する工程、及び長手方向展開手段並びに裂けやすい展開妨害手段をウェブ材料
の中に組込む工程を備えている。
【0016】 (詳細な説明) 本発明は、特に連続供給ウェブ材料から組立てられる多量の物品の生産に用い
られるウェブ材料に関する。好ましくはこれらのウェブ材料は、巻取り材として
供給され、繊維質ウェブ、非繊維質ウェブ、及びフォームを含んでいる。
【0017】 ここで用いられている用語「ウェブ材料」は、シート様材料、又は2つ又はそ
れ以上のシート様材料を備えた複合材料又はラミネートに関する。例えばウェブ
材料は、繊維質ウェブ、非繊維質ウェブ、及びフォーム等であってもよい。
【0018】 本発明のウェブ材料は、本質的に二次元である。すなわちウェブ材料の厚さは
、その長手方向及びその横断方向の寸法よりもはるかに小さい。さらにはウェブ
材料の横断方向の寸法は、その長手方向の寸法よりも実質的に小さい。長手方向
の寸法は、好ましくは横断方向の寸法よりも係数100だけ大きく、最も好まし
くは本発明のウェブ材料の長手方向の寸法は、本質的に無限大である。
【0019】 さらには本発明のウェブ材料は、第一外部表面と、この第一表面の反対側にあ
る第二外部表面とを有する。本発明のウェブ材料はまた、これらが連結されてい
る外部表面によって、隠れた第一表面と第二表面とを含む隠れた表面を備えてい
てもよい。各々の隠れた表面の少なくとも一部は、例えば通常のウェブ材料を折
り畳んだ後のように、もう一方の1つの隠れた表面の少なくとも一部と接触して
いる。これらの隠れた表面は、本発明のウェブ材料の展開(expansion
)中に、各々の外部表面の一部になることもある。
【0020】 本発明のウェブ材料の1つの実施形態は、繊維質ウェブ、例えばティシューウ
ェブ、不織布ウェブ、織布ウェブ、ニットウェブ等である。このような繊維質ウ
ェブは、天然繊維(例えば木材繊維又は綿繊維)、合成繊維(例えばポリエステ
ル又はポリプロピレン繊維)、又は天然繊維と合成繊維との組み合わせを備えて
いてもよい。不織布ウェブ材料は、通常、スパンレース(spunlace)、
スパンボンド(spunbond)、メルトブロー(meltblow)、カー
ド(card)、及び/又は通風(air−through)、又はカレンダー
接着(calender bond)と呼ばれているプロセスによって加工処理
されていてもよいが、これらに限定されるわけではない。本発明の繊維質ウェブ
は、吸収性又は非吸収性、液体透過性又は液体不透過性であってもよい。
【0021】 本発明のウェブ材料のもう1つの実施形態は、非繊維質ウェブ、例えばフィル
ムである。本発明の非繊維質ウェブ材料は、例えば線状低密度ポリエチレン(L
LDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、超低密度ポリエチレン(ULD
PE)、高密度ポリエチレン(HDPE)を含むポリエチレン又はポリプロピレ
ンのようなポリオレフィンと、上記と他の材料の混合物から成ってもよい。同様
に用いることができるその他の適切なポリマー材料の例には、ポリエステル、ポ
リウレタン、堆肥にしうる又は生物分解性のポリマー、熱収縮性ポリマー、熱可
塑性エラストマー、メタロセン触媒ベースポリマー(metallocene
catalyst−based polymer)(例えばダウケミカル社(D
ow Chemical Company)から入手しうるインサイト(INS
ITE)(商標)及びエクソン社(Exxon)から入手しうるエクザクト(E
xxact)(商標))、及び通気性ポリマーが含まれるが、これらに限定され
るわけではない。
【0022】 非繊維質ウェブ材料はまた、開口フィルム、巨視的展開三次元成形フィルム、
吸収剤又はフォーム、充填組成物、又はこれらのラミネート及び/又は組み合わ
せから構成されていてもよい。
【0023】 本発明のウェブ材料は、前記材料のラミネートを含んでいてもよい。ラミネー
トは、当業者に知られている接着方法のいくつによって組合わされていてもよい
。このような接着方法には、熱接着、接着剤接着(噴霧接着剤、ホットメルト接
着剤、ラテックスベース接着剤等を含むがこれらに限定されるわけではない接着
剤のいくつかを用いて)、音波接着、及び押出しラミネート化(これによってポ
リマーフィルムが支持体上に直接キャストされ、まだ一部溶融状態にある間に支
持体の片側に接着される)、あるいはメルトブローン繊維不織布を直接支持体上
に付着させることが含まれるがこれらに限定されるわけではない。
【0024】 あるいはまた、本発明のウェブ材料はまた、ウェブ材料に付着されている離散
分配された物質を備えていてもよい。
【0025】 本発明のウェブ材料の本質的要素は、これが少なくとも1つの長手方向展開手
段を備えているということである。
【0026】 ここで用いられている用語「長手方向展開手段」は、ウェブ材料を予め決めら
れた量だけ長手方向に展開させる手段のことを言う。この展開後、ウェブ材料は
好ましくは通常のウェブ材料と同様な、長手方向張力下の挙動を示す。
【0027】 好ましくは本発明のウェブ材料の長手方向の展開は不可逆性であり、予め決め
られている長手方向の展開後、ウェブ材料をその非展開形状に引っ張って戻す収
縮張力は無い。
【0028】 一般に、長手方向の展開の外辺部と一致する外辺部を有するウェブ材料の部位
は、少なくとも一部湾曲した長手方向表面輪郭を有することを特徴としてもよい
。その結果、このウェブ材料の長手方向表面輪郭は、この部位を画定している2
つの横断方向縁の長手方向の距離よりも実質的に長い。特定すれば、表面輪郭長
さと、画定している横断方向縁間の長手方向の距離との差は、長手方向展開手段
を備えたウェブ材料の部位が得ることができる(accessible)予め決
められた展開長さである。
【0029】 ここで用いられている用語「長手方向表面輪郭長さ」は、ウェブ材料の1つの
部位の長さのことを言い、この長さは、これらが互いに連結されている時に外部
表面及び隠れた表面の長手方向の寸法に沿ったおそらくは湾曲している経路に沿
って測定される。
【0030】 本発明の長手方向展開手段の好ましい実施形態は、横断方向の二重の折り目で
あり、これによって、広げられた時、ウェブ材料がその長手方向の寸法を実質的
に増すことができる。
【0031】 湾曲した長手方向表面輪郭を有する本発明の長手方向展開手段の特に好ましい
実施形態が、本発明によるウェブ材料に備えられている。これは、通常の先駆物
質ウェブ材料を横断方向z−折りに配列することによって得られる。
【0032】 ここで用いられている用語「横断方向z−折り」は、このウェブ材料の長手方
向横断面が、側面から見た時に「z」という文字のように見えるように配列され
ている2つの横断方向の折り目のことを言う。特定すれば、横断方向第一折り目
と横断方向第二折り目との間の先駆物質ウェブ材料の第一表面は、横断方向第一
折り目の反対側にある第一表面のすぐ近くにあり、横断方向第一折り目と横断方
向第二折り目との間の先駆物質ウェブ材料の第二表面は、横断方向第二折り目の
反対側にある第二表面のすぐ近くにある。このz−折りによって、ウェブは、そ
の主に二次元の形状を失うこと(loosing)なく、長手方向展開手段を備
えることができる。
【0033】 本発明の長手方向展開手段のもう1つの好ましい実施形態は、互いにすぐ近く
にある複数の横断方向の折り目であり、これは以後アコーデオン折り目と呼ばれ
る。
【0034】 本発明の長手方向展開手段はまた、機会的歪が与えられるか、クレープされる
か、波形形成されるか、「リングロールされる」か、あるいはプリーツが付けら
れているウェブ材料の部位であってもよいが、これらに限定されるわけではない
。ウェブ材料を「リングロール」する方法は、Sneedに発行された米国特許
出願第4,517,714号に記載されている。これらの処理のすべては、ウェ
ブ材料を長手方向に展開しうるものにするために、横断方向において実施されな
ければならない。
【0035】 本発明のウェブ材料の特に好ましい実施形態は、複数の長手方向の展開手段を
備えており、これらは、長手方向に間隔があけられていて、ウェブ材料を長手方
向展開手段のいくつかの位置において局部的に展開させる。さらに好ましい実施
形態は、これが加工された(converted)時に、ウェブの周期的局部展
開を可能にするために、長手方向に等しい距離に長手方向展開手段を有する。
【0036】 好ましくは本発明のウェブ材料はさらに,少なくとも1つの裂けやすい展開妨
害手段を備えている。
【0037】 ここで用いられている用語「裂けやすい展開妨害手段」は、長手方向展開手段
を備えたウェブ材料の長手方向の展開を妨げている手段のことを言う。さらには
この裂けやすい展開妨害手段は、ウェブに加えられた長手方向の張力によって裂
けやすい。裂けやすい展開妨害手段を引き裂いた後、長手方向展開手段は、それ
ぞれの長手方向展開手段の位置においてウェブ材料を長手方向に展開させるため
に用いることができる。
【0038】 一般に本発明の裂けやすい展開妨害手段は、2つの画定している横断方向縁間
において長手方向表面輪郭長さよりも小さい距離のところで、長手方向展開手段
を備えたウェブ材料部位の画定横断方向縁を保持している。
【0039】 好ましくは裂けやすい展開妨害手段は、長手方向表面輪郭に沿って間隔があけ
られているウェブ材料の隠れた表面部位の相対的な動きを妨げる。
【0040】 本発明の裂けやすい展開妨害手段には、接着剤接着(adhesive bo
nding)、凝集接着(cohesive bonding)、超音波接着(
ultrasonic bonding)、熱接着(heat bonding
)、圧力接着(pressure bonding)、摩擦接着(fricti
on bonding)、自己接着(autogenous bonding)
、又は様々な接着方法の組み合わせが含まれるが、これらに限定されるわけでは
ない。
【0041】 裂けやすい展開妨害手段はまた、例えばブラケット又は糸のような機械的固定
装置によるか、あるいは繊維エンタングルメントによる機械的固定であってもよ
い。
【0042】 あるいはまた、裂けやすい展開妨害手段は、ウェブ材料の長手方向に展開しう
る部位に長手方向に平行に配列された低いか又はゼロの長手方向展開性を備えた
ウェブ材料の部位であってもよい。
【0043】 本発明のウェブ材料のもう1つの好ましい実施形態において、裂けやすい展開
妨害手段は、この裂けやすい展開妨害手段を引き裂くことによって、ウェブの中
心にウェブ一体性の妥協(compromization)の可能性を避けるた
めに、ウェブ材料の長手方向縁の近くに配置されている。あるいはまたこの裂け
やすい展開妨害手段は、妥協を最小限にするために、隔離されて間隔があけられ
ている位置に配列されていてもよい。
【0044】 本発明の裂けやすい展開妨害手段は、ウェブ全体を引き裂くことなくウェブ材
料に長手方向の張力を加えることによって引き裂いて離すこともできる。従って
裂けやすい展開妨害手段の引き裂き力は、ウェブ材料の引き裂き力よりも実質的
に低くなければならない。
【0045】 本発明のウェブ材料は、不連続展開挙動を示す。これは比較的低い抵抗力を伴
ってある限度まで展開し、ついで展開張力における急激な増加を示し、本質的に
はその展開をそのある限界に限定する。その非展開状態において、本発明のウェ
ブ材料は、低い抵抗力を伴ってその限定された展開の間、展開張力よりも比較的
高い展開張力を示す。これによって、非展開状態におけるウェブ材料の加工(c
onversion)、ついで増加した長手方向のウェブ張力によって引起され
たウェブの急激な展開が可能になる。
【0046】 本発明のウェブ材料の典型的な展開張力対相対伸びが、図1に示されている。
本発明のウェブ材料の展開対相対伸び曲線は、少なくとも2つの局部的最大値を
示している。最大伸びを有する最大値はウェブの引き裂き点に対応するが、一方
、最小伸びを有する最大値は、不連続展開閾値を反映している。これら2つの最
大値の中間にある絶対的最小値は、不連続展開部位の中にあり、以後、不連続展
開点と呼ばれる。
【0047】 好ましくは本発明のウェブ材料は、少なくとも50%、より好ましくは75%
、さらにより好ましくは90%の相対展開張力減少を有する。本出願に開示され
ている不連続展開テストによって得られるこのパラメータは、不連続展開点まで
展開された時、どれくらいウェブ材料の展開張力が減少するかを定量化する。
【0048】 図2は、通常のウェブ材料についての展開張力対相対伸び曲線を示している。
これの例は、スウエーデン国ノルケーピング(Norrkoping,Swed
en)のファイバーウェブ・スウェーデン社(Fiberweb Sweden
AB)からホルメストラ(Holmestra)D018Bという名称で入手
しうる不織布ウェブ材料であり、これは1平方メートルあたり18グラムの坪量
を有する。この曲線は、唯一の展開張力最大値しか備えていないという点で、本
発明のウェブ材料の曲線とは明らかに異なる。従ってこの不織布のような通常の
ウェブ材料は、本発明の範囲内にはない。
【0049】 図3は、例3の展開張力対相対伸び曲線を示している。これは、米国イリノイ
州シカゴ(Chicago,Illinois/USA)のアメリカン・ナショ
ナル・キャン社(American National Can)からパラフィ
ルム(Parafilm)という名称で入手しうる通常のフィルムウェブ材料で
ある。この曲線は2つの局部的最大値を有しており、展開張力は、2つの最大値
間で約37%減少する。しかしながらこのウェブ材料は、この発明の範囲内には
ない。その理由は、この発明によるウェブ材料は、少なくとも50%の相対展開
張力減少を有する必要があるからである。
【0050】 図4は、例4の展開張力を示している。これは、米国特許出願第5,691,
035号による弾性様挙動を有するウェブ材料である。この曲線は、引き裂き点
においてただ1つの最大値を備えている。従ってこのウェブ材料は、本発明の範
囲内にはない。
【0051】 好ましくは、不連続展開閾値における本発明のウェブ材料の展開張力は、0.
0254メートルあたり1ニュートンよりも高いが、一方で不連続展開点におけ
る展開張力は、0.0254メートルあたり0.5ニュートン未満であり、より
好ましくは0.0254メートルあたり0.25ニュートン未満であり、さらに
より好ましくは0.0254メートルあたり0.1ニュートン未満である。
【0052】 本発明の好ましい実施形態は、第一部位と第二部位とを備えたウェブ材料であ
り、どちらの部位も長手方向に延びており、このウェブ材料の横断方向の寸法全
体を含んでいる。ここにおいて第二部位は、第一部位よりも高い坪量を有する。
本発明のウェブ材料のさらにより好ましい実施形態において、第二部位は、少な
くとも1つの長手方向展開手段を備えており、一方で第一部位は、長手方向展開
手段を備えていない。さらにより好ましくは、第二部位の坪量は、長手方向展開
手段による展開後、第二部位の坪量が第一部位の坪量と本質的に同様になるよう
に選ばれる。この特性は、坪量偏差テストを用いて測定される。好ましくは本発
明のウェブ材料の相対坪量偏差は、10%未満であり、より好ましくは5%未満
である。この特別な実施形態の利点は、予め決められた量だけ展開した後、ウェ
ブ材料が本質的に均一な坪量を有するということである。
【0053】 好ましくは本発明のウェブ材料は、不連続展開テストに付された時、引き裂き
点において少なくとも50%の全体的な相対伸びを示し、より好ましくは少なく
とも75%の全体的な相対伸びを示す。
【0054】 好ましくは本発明のウェブ材料又は少なくとも1つの長手方向展開手段を備え
たこれの少なくとも1つの部位は、裂けやすい展開妨害手段の不活性化後、その
もとの非張力長さの少なくとも50%、より好ましくは少なくとも100%、さ
らにより好ましくは少なくとも150%だけ展開しうる。
【0055】 相対展開性は、この出願に開示されている不活性化後展開テストで定量化され
る。
【0056】 本発明のもう1つの側面は、本発明によるウェブ材料の製造方法である。ある
いはまた、本発明のウェブ材料は、通常のウェブ材料を変性することによっても
得ることができる。
【0057】 好ましくはウェブ材料の本発明による製造方法は、次の工程を備えている。す
なわち、(A)ウェブ材料の形成工程、(B)ウェブ材料の安定化工程、(C)
非展開長手方向展開手段をウェブ材料の中に組込む工程、(D)不活性化しうる
展開妨害手段を先駆物質ウェブ材料の中に組込む工程、(E)場合によってはウ
ェブ材料を巻き戻す工程、(F)場合によってはウェブ材料に長手方向にスリッ
トを入れる工程、及び(G)場合によってはウェブ材料を巻き直す工程である。
【0058】 ここにおいて、通常の先駆物質ウェブの中に長手方向展開手段を組込むことと
、長手方向展開手段の展開を防ぐために不活性化しうる展開妨害手段を組込むこ
ととを組み合わせることによって、本発明によるウェブ材料の生産が可能になる
【0059】 これらの工程の順序は、必ずしも前記順序である必要はない。工程Bは、工程
Aの後、特に工程Dの後のどの時点で実施してもよい。工程C及びDはまた、工
程EとGとの中間に、あるいは工程Gの後で実施されてもよい。
【0060】 好ましくは長手方向展開手段をウェブ材料に組込む工程は、ウェブを横断方向
に折り畳むことによって、さらに好ましくはz−折り又はアコーデオン折りに折
り畳むことによって実施される。あるいはまた、長手方向展開手段は、ウェブ材
料を長手方向に展開しうるものにするために、ウェブ材料を少なくとも一部予め
ストレッチすることによって、ウェブに組込まれる。この作業に可能なプロセス
は、クレーピング、波形形成、「リングローリング」、又はプリーツ付けである
。これらの処理のすべては、ウェブ材料を長手方向に展開しうるものにするため
に、横断方向において実施されなければならない。
【0061】 好ましくは不活性化しうる展開妨害手段は、表面輪郭に沿って間隔があけられ
ている表面又は縁を接着させることによって、ウェブ材料に組込まれる。これら
の表面又は縁は、長手方向展開手段をウェブ材料の中に組込むことによって互い
にすぐ近くに置かれている。これらの接着を得るために可能な方法には、接着剤
接着、超音波接着、熱接着、圧力接着、摩擦接着、自己接着、又は様々な接着方
法の組み合わせが含まれるが、これらに限定されるわけではない。あるいはまた
、これらの接着は、機械的固定装置、例えばブラケット、糸等を、ウェブ材料に
組込むことによっても得られる。不活性化しうる展開妨害手段をウェブ材料の中
に組込むもう1つの可能性は、例えばニードリング、ハイドロエンタングル等に
よる、様々な表面又は縁の繊維のエンタングルメントである。
【0062】 (例) 例1:z−折り不織布ウェブ材料 この例は、本発明の原理を証明するために示されている。
【0063】 ポリプロピレン繊維から大部分構成されている、ドイツ国パイネ(Peine
,Germany)のコロビン社(Corovin GmbH)からMD300
0という名称で入手しうるスパンボンド−メルトブローン−スパンボンド不織布
ウェブ材料を、長さ20cm、幅2.54cmの長手方向ストリップにカットし
た。このウェブ材料を、次の工程によって横断方向z−折りに配列した。
【0064】 横断方向縁の1つから5cm及び8cm離れたところにある位置において、ウ
ェブ材料ストリップを横断方向に折り畳んだ。
【0065】 8cmの位置にある横断方向の折り目を、ウェブ材料の上に、横断方向縁から
約2cm離れたところでこれに触れるように折り返した。
【0066】 z−折りを固定するために、不織布ウェブ材料の繊維の融点よりもわずかに高
い温度を加えることによって、1mmの深さまで、z−折りを形成する3層の長
手方向縁を熱接着させた。
【0067】 ウェブ材料のz−折りストリップの最終的な長さは140mmであった。
【0068】 例1の相対展開張力減少は、不活性化展開妨害テストに付された時、37%で
あった。 例2:比較不織布ウェブ材料 例2は、1平方メートル(minute)あたり18グラムの坪量を有するポ
リプロピレン繊維から製造されているスパンボンド不織布ウェブ材料である。こ
のウェブ材料は、スウエーデン国ノルケーピングのファイバーウェブ・スウェー
デン社からホルメストラD018Bという名称のものが入手しうる。 例3:比較フィルムウェブ材料 例3は、米国イリノイ州シカゴのアメリカン・ナショナル・キャン社からパラ
フィルムという名称で入手しうるポリマーフィルムウェブ材料である。 例4:弾性様挙動を有する比較ウェブ材料 例4は、米国特許出願第5,691,035号に従って形成された、米国イン
ディアナ州テール・オート(Terre Haute,Indiana)のトレ
デガー社(Tredegar Inc.)からX−8998という名称で入手し
うる線状低密度ポリエチレンを加えた、大部分が線状中密度ポリエチレンから成
る薄いポリマーフィルムウェブ材料である。
【0069】 (方法) 展開張力テスト 展開張力テストは、展開張力対伸び率パーセント特性を測定するために用いら
れる。これらのテストは、例えばドイツ国ウルム(Ulm,Germany)の
ツビック社(Zwick GmbH)から入手しうるツビックモデル1445の
ような標準的応力歪曲線測定装置で実施される。この装置は、米国テキサス州ヒ
ューストン(Houston,Texas)のコンパック・コンピュータ社(C
ompaq Computer Corporation)から入手しうるコン
パック・プロリネア(Prolinea)466コンピュータにインターフェー
スされているものであり、ドイツ国ウルムのツビック社から入手しうるツビック
7047.4bソフトウエアを用いる。テストに必要なすべての必須パラメータ
を、各テストのためにツビック7047.4bソフトウエアに入力する。同様に
すべてのデータ収集、データ分析、及びグラフ作成も、ツビック7047.4b
ソフトウエアを用いて行なわれる。
【0070】 このテストに用いられるサンプルは、25.4mm幅×140mmの長さであ
り、サンプルの長軸は、ウェブ材料の長手方向寸法に平行にカットされる。この
サンプルは、サンプルの縁に損傷を与えずに、(25.4+/−1)mm幅のサ
ンプルをカットするように設計されている、鋭利なダイカッター又は何らかの適
切に鋭利なカット装置でカットするのがよい。サンプルは、長手方向展開手段を
代表する区域が代表されるようにカットされるのがよい。(長手方向展開手段の
サイズ又は距離におけるバリエーションによって)、ここで提案されているもの
よりも大きいか、あるいは小さいサンプルをカットする必要がある場合もあるで
あろう。この場合、サンプルのサイズ、これがウェブ材料のどの区域から取られ
たかについて(報告されているあらゆるデータと共に)書き留め、好ましくはサ
ンプル用に用いられた代表的区域の概略図を含めることが非常に重要である。同
様に、これらの結果は、異なる長さを考慮に入れて計算される必要がある。ある
一定の材料の3つのサンプルをテストする。
【0071】 ツビックのグリップは、1つの平らな表面と、サンプルのずれ(slippa
ge)を最小限にするために半円だけ突出している反対側表面とを有する応力テ
スト方向に垂直な単一の線に沿って、グリップ力全体を集中させるように設計さ
れている、空気作動グリップから成っている。グリップ力線間の距離は、グリッ
プのそばに保持されたスチールルーラーによって測定された時、100mmであ
るのがよい。この距離は、これ以後「ゲージ長」と呼ばれる。サンプルは、その
長軸を、加えられた伸び率パーセントの方向に垂直にしてグリップに取り付ける
。クロスヘッド速度は、1分あたり500mmにセットする。クロスヘッドは、
サンプルが壊れるまでサンプルを伸ばす。
【0072】 結果は、ウェブ材料の相対伸びの関数が得られた時の展開張力の曲線である。
【0073】 前記テスト方法は、本発明のウェブ材料の多くに有用であるが、このテスト方
法は、本発明の範囲内にあるより複雑なウェブ材料のいくつかに合うように修正
されなければならないことがあることも認められる。 不連続展開テスト 不連続展開テストは、ウェブ材料の不連続展開閾値、引き裂き点、及び相対伸
び張力減少を決定するために用いられる。
【0074】 まず、ウェブ材料の3つの同一サンプル、すなわちサンプルA1、A2、及び
A3と呼ばれるものを展開張力テストに付す。
【0075】 サンプルA1の場合の結果として生じる展開張力対相対伸び曲線から、展開の
局部的最大値がそれぞれの相対伸びと共に得られる(展開張力対相対伸び曲線が
1つだけの最大値を備えているならば、テストされたウェブ材料は、本発明によ
る不連続に展開しうるものではない)。最小伸びを有する局部的最大値は、それ
ぞれの展開張力T1及びそれぞれの相対伸びE1を有する不連続展開閾値と呼ば
れる。最大伸びを有する局部的最大値は、それぞれの展開張力T2及びそれぞれ
の相対伸びE2を有する引き裂き点と呼ばれる。ここで、E1とE2との中間に
ある絶対的展開張力最小値は、ウェブ材料の展開張力対相対伸び曲線から得られ
る。この最小値は、それぞれの展開張力T3及びそれぞれの相対伸びE3を有す
る不連続展開点と呼ばれる。同じ手順がサンプルA2及びA3についても実施さ
れる。
【0076】 最後に、3つのサンプルについての展開張力T2及びT3の平均値が計算され
、テストされたウェブ材料の相対展開張力減少RETRは、式RETR=(T2
A−T3A)/T2Aから得られる。ここにおいてT2A及びT3Aは、T2及
びT3のそれぞれの平均値である。 坪量偏差テスト このテストは,ウェブ材料がある量だけ展開された後にウェブ材料の坪量の均
一性を決定するために用いられ、従ってある種類の展開しうるウェブ材料の検出
が可能になる。
【0077】 テストに付されたウェブ材料の6つの同一サンプル、すなわち以後サンプルA
1、A2、A3、B1、B2、及びB3と呼ばれるものを、展開張力テストに記
載されているサンプル調製に従って調製する。各々のサンプルは、少なくとも1
つの長手方向展開手段を備えているべきである。展開張力テストのサンプルサイ
ズが、この必要条件を満たすのに不十分な場合、展開張力テストは、十分に大き
いウェブサンプルに合わせて修正されなければならない。
【0078】 サンプルA1を展開張力テストに付す。結果として生じた展開張力対相対伸び
曲線から、不連続展開閾値と同じ展開張力、及び不連続展開閾値に対応する相対
伸びよりも大きい最小の相対伸びを有する曲線の点が決定される。この点は、以
後完全展開点と呼ばれる。(完全展開点が存在しないならば、その場合にはテス
トされたウェブ材料は不連続に展開しうるものではなく、このテストに従ってテ
ストすることはできない。)この手順をサンプルA2及びA3について繰返す。
相対伸びE4は、サンプルA1、A2、及びA3の完全展開点の相対伸びに対し
て平均することによって計算される。
【0079】 サンプルB1を、展開張力テストの指示に従って、ドイツ国ウルムのツビック
社から入手しうるツビックモデル1445のグリップに取り付ける。ついでサン
プルBを、ツビック1445を用いて相対伸びE4まで展開させる。最後に(1
+/−0.01)平方センチメートルの表面積を有するウェブ材料の5つの正方
形片を、サンプルB1からカットする。これらの材料片が切り取られる位置は、
サンプルB1の長手方向の寸法に沿って等しく分配されるように選ばれるのがよ
く、横断方向に対して中心にあるのがよい。ウェブ材料のこれらすべての片は、
1マイクログラムの精度で重さが測られる。同じ手順を、サンプルB2及びB3
について実施する。
【0080】 相対坪量偏差は、15片のウェブ材料の重量の標準偏差を、これらの材料片の
平均重量で割ることによって得られる。 不連続展開テストにおける収縮張力 このテストは、不連続展開点における収縮張力を決定するために用いられる。
【0081】 テストされたウェブ材料の6つの同一サンプル、すなわち以後サンプルA1、
A2、A3、B1、B2、及びB3と呼ばれるものを、展開張力テストに記載さ
れているサンプル調製に従って調製する。
【0082】 サンプルA1を展開張力テストに付す。結果として生じた展開張力対相対伸び
曲線から、不連続展開点が決定される。同じ手順をサンプルA2及びA3に対し
て実施する。結果として生じた相対伸びE3の平均を計算するが、この平均は以
後E3Aと呼ばれる。
【0083】 サンプルB1を、展開張力テストの指示に従って、ドイツ国ウルムのツビック
社から入手しうるツビックモデル1445のグリップに取り付ける。ついでサン
プルB1を、ツビック1445を用いて、不連続展開点に対応する相対伸びE3
Aまで展開させる。ツビックモデル1445のグリップを停止させた後、ウェブ
の長手方向の長さを減少しようとする力を測定する。同じ手順をサンプルB2及
びB3に対して実施する。
【0084】 最後に、サンプルB1、B2、及びB3について測定された力の平均を計算す
ることによって、収縮張力が得られる。
【0085】 前記のテスト方法は、本発明のウェブ材料の多くに有用ではあるが、このテス
ト方法は、本発明の範囲内にあるウェブ材料のいくつかの実施形態に合わせるた
めに修正されなければならないことがあると認められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明に係わるウェブ材料の展開張力対相対伸び曲線である。
【図2】 図2は、比較不織布ウェブ材料の展開張力対相対伸び曲線である。
【図3】 図3は、比較フィルムウェブ材料の展開張力対相対伸び曲線である。
【図4】 図4は、弾性様挙動を示す比較ウェブ材料の展開張力対相対伸び曲線である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z A,ZW (71)出願人 ONE PROCTER & GANBL E PLAZA,CINCINNATI, OHIO,UNITED STATES OF AMERICA (72)発明者 ディーフォ、ミヒャエル ドイツ連邦共和国、デー − 61381 フ リートリヒスドルフ、フェルトベルクシュ トラーセ 14 (72)発明者 ブーザム、ルードビヒ ドイツ連邦共和国、デー − 65510 フ ンシュテッテン、タルシュトラーセ 17 Fターム(参考) 4F210 AG01 QC01 QC05 QG01 QG18 4L047 AA14 BA09 BA23 BB02 CA19 CB10

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向の寸法と、 この長手方向の寸法よりも実質的に小さい横断方向の寸法と、 少なくとも1つの長手方向展開手段と を有するウェブ材料において、このウェブ材料が不連続展開テストに付された時
    、相対展開張力減少が少なくとも50%であることを特徴とするウェブ材料。
  2. 【請求項2】 前記ウェブ材料が不連続展開テストに付された時、相対展開
    張力減少が少なくとも75%であることを特徴とする請求項1に記載のウェブ材
    料。
  3. 【請求項3】 前記ウェブ材料が不連続展開テストに付された時、相対展開
    張力減少が少なくとも90%であることを特徴とする請求項1に記載のウェブ材
    料。
  4. 【請求項4】 前記ウェブ材料が不連続展開テストに付された時、不連続展
    開閾値における展開張力は、0.0254メートルあたり1ニュートンよりも大
    きく、かつ不連続展開点における展開張力は、0.0254メートルあたり0.
    5ニュートンよりも小さいことを特徴とする請求項1に記載のウェブ材料。
  5. 【請求項5】 前記ウェブ材料が不連続展開テストに付された時、不連続展
    開閾値における展開張力は、0.0254メートルあたり1ニュートンよりも大
    きく、かつ不連続展開点における展開張力は、0.0254メートルあたり0.
    5ニュートンよりも小さいことを特徴とする請求項1に記載のウェブ材料。
  6. 【請求項6】 前記ウェブ材料が不連続展開テストに付された時、不連続展
    開閾値における展開張力は、0.0254メートルあたり1ニュートンよりも大
    きく、かつ不連続展開点における展開張力は、0.0254メートルあたり0.
    1ニュートンよりも小さいことを特徴とする請求項1に記載のウェブ材料。
  7. 【請求項7】 前記ウェブ材料が不連続展開テストに付された時、前記ウェ
    ブ材料の引き裂き点における相対伸びは、少なくとも50%であることを特徴と
    する請求項1に記載のウェブ材料。
  8. 【請求項8】 前記ウェブ材料が不連続展開テストに付された時、前記ウェ
    ブ材料の引き裂き点における相対伸びは、少なくとも75%であることを特徴と
    する請求項7に記載のウェブ材料。
  9. 【請求項9】 第一部位と第二部位とを備えていて、この第一部位は、この
    第二部位とは異なる坪量を有することを特徴とする請求項1に記載のウェブ材料
  10. 【請求項10】 前記ウェブ材料は、坪量偏差テストに付された時、10%
    未満の相対坪量偏差を有することを特徴とする請求項9に記載のウェブ材料。
  11. 【請求項11】 前記ウェブ材料は、坪量偏差テストに付された時、5%未
    満の相対坪量偏差を有することを特徴とする請求項9に記載のウェブ材料。
  12. 【請求項12】 前記ウェブ材料が不連続展開テストにおける収縮力に付さ
    れた時、前記ウェブ材料は、0.0254メートルあたり0.5ニュートン未満
    の収縮張力を有することを特徴とする請求項1に記載のウェブ材料。
  13. 【請求項13】 少なくとも1つの部位を備えており、この部位が展開張力
    テストに付された時、この部位は、伸びの増加と共に単調に増加する引っ張り力
    を示すことを特徴とする請求項1に記載のウェブ材料。
  14. 【請求項14】 少なくとも1つの長手方向展開手段を備えていて、このウ
    ェブ材料は、少なくとも1つの裂けやすい展開妨害手段をさらに備えていること
    を特徴とする請求項1に記載のウェブ材料。
  15. 【請求項15】 ウェブを形成する工程と、 このウェブを安定化する工程と、 長手方向展開手段と裂けやすい展開妨害手段とを前記ウェブの中に組込む工程
    と を備えたウェブ材料を製造するプロセス。
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