JP2002512935A - セメント状混合物 - Google Patents

セメント状混合物

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JP2002512935A JP2000545800A JP2000545800A JP2002512935A JP 2002512935 A JP2002512935 A JP 2002512935A JP 2000545800 A JP2000545800 A JP 2000545800A JP 2000545800 A JP2000545800 A JP 2000545800A JP 2002512935 A JP2002512935 A JP 2002512935A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、水硬セメント状混合物の製造法である。この製造法は次の工程を含む。(i)第1粒状組成物(A)を調製する工程。組成物(A)は、酸化物を基とした重量%で次のものを含む。SiOを55〜80、Alを10〜20、NaOを1〜10、KOを1〜10、Feを0.5〜2、SrOを0〜7、BaOを0〜7、Ceを0〜4、CaOを0〜2、Laを0〜2、Ndを0〜1、Prを0〜0.5、Pを0〜0.5、ZrOを0〜0.5、Sbを0〜0.5、TiOを0〜0.5、MgOを0〜0.2、MnOを0〜0.1。このとき、塩化物イオン含量は0.013〜0.05重量%、硫酸イオン含量は0.03〜0.15重量%である。(ii)第2粒状組成物(B)を調製する工程。組成物(B)は、酸化物を基とした重量%で次のものを含む。CaOを80〜99、SiOを1〜10、Feを0.1〜1.5、MgOを0〜8、Alを0〜3、BaOを0〜2、KOを0〜0.4、NaOを0〜0.2、SrOを0〜0.2、MnOを0〜0.2、Ceを0〜0.1、Laを0〜0.1、Pr を0〜0.1、Pを0〜0.1、Ndを0〜0.1、TiO を0〜0.1。このとき、塩化物イオン含量は0.001〜0.008重量%、硫酸イオン含量は0.01〜0.04重量%である。(iii)粒状組成物(A及びB)を混合して、実質的に均一なセメント状混合物とする工程。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、セメント状混合物の製造法と、より詳細には、ろ過ケーク廃棄材を
含むセメント状混合物に関するものである。コンクリートにこのようなセメント
状混合物が含まれると、凝集力、加工性、圧縮強度が向上し、既知のセメント類
の多くに比べて孔の少ない構造体が得られる。本発明はまた、相当量のろ過ケー
ク廃棄材の新しい安全な処理法を提供する。
【0002】 セメント状混合物から製造される既知の材料は一般に2つのグループ、モルタ
ル及びコンクリートに分けられる。モルタルとコンクリートは、充填材と、水硬
又は非水硬セメントとを含む。充填材は典型的に、細骨材又は粗骨材のいずれか
に分類される。砂などの細骨材は、通常粒径が約5mm以下である。砂利などの
粗骨材は、通常粒径が約5mm以上である。コンクリートとモルタルは一般に細
骨材を含むが、コンクリートだけが粗骨材を含む。
【0003】 セメントの目的は骨材粒子を覆い、骨材を結合してモノリシックな生成物とす
ることである。水硬セメントは、水和の化学反応で固まり、その一般的な例は、
普通ポルトランドセメント(OPC)、石灰石、セッコウプラスター、石灰、高
炉スラグ微粉末(GGBS)、微粉炭灰(PFA)、ポゾラン性材料などである
。水の添加によりセメントが硬化する際に生じる最も重要な結合成分は、ケイ酸
カルシウム水和物(CSH)又はトベルモライトゲルである。セメントは化学的
に非常に複雑なため、慣例的に、CaO=C、Al=A、SiO=S、
O=Hと略記する。
【0004】 英国では、年間数千トンもの廃ろ過ケーク材が埋め立てられていると推定され
る。そのため、このような材料を安全に処理する方法は環境にとって有益と考え
られる。本発明はこの問題に着目し、更に、建設業において使用可能であって、
従来のセメントの特性にほぼ匹敵し、場合によってはそれに勝る特性を備えたセ
メント状混合物を提供するものである。
【0005】 従って、第一の様態では、本発明は、水硬セメント状混合物の製造法を提供す
る。この製造法は次の工程を含むものである。
【0006】 (i)第1粒状組成物(A)を調製する工程。組成物(A)は以下のものを含
む。
【0007】
【表10】 このとき、組成物(A)中の塩化物イオン含量は0.013〜0.05重量%、
硫酸イオン含量は望ましくは0.03〜0.15重量%である。
【0008】 (ii)第2粒状組成物(B)を調製する工程。組成物(B)は以下のものを含
む。
【0009】
【表11】 このとき、組成物(B)中の塩化物イオン含量は0.001〜0.008重量%
、硫酸イオン含量は望ましくは0.01〜0.04重量%である。
【0010】 (iii)粒状組成物(A)と(B)とを混合し、実質的に均一なセメント状混
合物とする工程。
【0011】 組成物(A)と(B)を共に特定の比率で混合することによって、水和率を向
上し、また多孔度を小さくすることが可能であり、これによりGGBSやPFA
より早く、より高い強度が得られる。強化コンクリートの工業基準に適合させる
ため、粒状組成物(A)と(B)とは、望ましくは、実質的に均一なセメント状
混合物の総塩化物イオン含量が0.02重量%以下となるような相対比で混合す
る。
【0012】 この材料の酸化物組成は、例えば、溶液分析用に試料を溶解する、米国環境保
護庁の方法、USEPA SW−846 手順3051(1990年11月)の
マイクロ波温浸(硝酸)、主な元素の測定用溶液を調製するリチウムメタホウ酸
溶融、主な酸化物(シリカを除く)と微量金属を測定するICP−原子発光分光
測定、けい光X線分析(シリカ)、希土類元素を測定するICP−質量分光測定
など、通常の技法を用いて決定する。可溶塩化物及び硫酸イオン含量はイオンク
ロマトグラフィで測定する。
【0013】 始発材料をおよそ110℃で乾燥し、次に925〜975℃±25℃で加熱す
る、強熱減量(EN 196−2 7節、EN 197)試験も行って、揮発分
量を測定する。この温度では、炭酸塩、例えば炭酸カルシウムは酸化物に分解し
、CO を放出する。このため重量の損失が起こる。この試料を次に前述の通
常の技法で分析し、揮発分の重量を除いた化学組成を、酸化物を基とした重量%
で示す。不溶残分はEN 196−2 9節で測定することができる。
【0014】 組成物(A)及び(B)はいずれも、微量のルテチウム、ツリウム、ホルミウ
ム、イッテルビウム、テルビウム、エルビウム、イットリウム、ユウロピウム、
ジスプロシウム、サマリウム、ガドリニウムなどの、希土類元素又はその酸化物
を含んでいる。
【0015】 一般に、組成物(A)の組成物(B)に対する重量比は、1:4〜4:1、よ
り望ましくは1:1〜7:3の範囲である。例えば、組成物(A)と(B)の両
方を1:1で混合すると、得られる混合物中のシリカ含量はGGBSのそれとほ
ぼ同じであり、アルミナ含量はOPCのそれとほぼ同じであるが、酸化カルシウ
ム含量はGGBS又はOPCのいずれよりも低いままである。3:7であると、
シリカ含量はOPCのそれとほぼ同じであり、酸化カルシウムはGGBSのそれ
とほぼ同じである。このように、所望するセメントの性能から、セメント状混合
物に含まれる組成物(A)と(B)の相対量を導き出すことができる。
【0016】 組成物(A)の組成物(B)に対する重量比が1:1を越えると、混合物中の
シリカ含量は通常40〜70重量%、より典型的には45〜60重量%で、アル
ミナ含量は典型的に5〜20重量%、より典型的には8〜15重量%である。こ
のアルミナとシリカの含量はOPCで見られるそれらより高く、同じ水分比のO
PCに比べて、水和の初期段階(1〜7日目)での圧縮強度を高め、28日目の
圧縮強度を同程度とすることが分かった。アルミナ含量が高いことはまた、同等
の機械的特性を保ちながら、OPCより高い水分比にできることを意味する。こ
れは、含量の高いアルミナとシリカが、材料の性能を向上させるゲルペーストを
生成し、またその強度達成が水の必要量の増大を相殺するためである。水分比が
高くなると混合や加工が容易となるため、これは有益である。更に、比較的高い
シリカ含量は、骨材−セメントペースト界面のCSHゲルを向上する。また組成
物中の遊離石灰の量は、組成物(A)中の可溶シリカとの反応の間に減少し、こ
のためコンクリートのエフロレッセンスのリスクが小さくなる。
【0017】 本発明によるセメントをコンクリートの製造に用いると、OPCに比べてより
結合力のある混合物が得られ、コンクリートのスランプが非常に少なくなる。更
に、このセメント状混合物は振動させると非常に易動性で、このため締固めに優
れ、特にポンプで汲み上げるコンクリートに適している。初期又は塑性凝結が減
少し、コンクリートのにじみも少なくなる。更に、この新素材のかさ密度は、現
在使用可能な他のセメント代替品のそれより小さい。これは熱特性を向上し、建
設用構成材の重量を減らすため、有益である。
【0018】 このセメントをプレストレストコンクリートの用途に用いる場合には、実質的
に均一なセメント状混合物の総塩化物イオン含量が0.01重量%以下となるよ
うな相対比で、粒状組成物(A)と(B)とを混合すると良い。
【0019】 望ましくは、実質的に均一なセメント状混合物の総NaO含量が3重量%以
下、より望ましくは2重量%以下となるような相対比で、粒状組成物(A)と(
B)とを混合する。望ましくは、実質的に均一なセメント状混合物の総KO含
量が4重量%以下、より望ましくは3重量%以下となるような相対比で、粒状組
成物(A)と(B)とを混合する。このような含量は通常、組成物(A)と(B
)との重量比が3:7〜7:3の範囲で達成できる。
【0020】 特に望ましい組成物(A)は以下のものを含む。
【0021】
【表12】 このとき、組成物(A)中の塩化物イオン含量は0.02〜0.03重量%、硫
酸イオン含量は0.05〜0.09重量%である。
【0022】 特に望ましい組成物(B)は以下のものを含む。
【0023】
【表13】 このとき、組成物(B)中の塩化物イオン含量は0.002〜0.006重量%
、硫酸イオン含量は0.015〜0.03重量%である。
【0024】 粒状組成物(A)と(B)の平均粒径は、いずれも20μm以下であると有益
である。この場合、骨材−セメントペースト界面で全ての骨材を完全に覆うこと
ができる。
【0025】 組成物(A)のpHは典型的に9.5〜10.5であり、組成物(B)のpH
は典型的に9.0〜10.0である。生成する、組成物(A)と(B)との実質
的に均一なセメント状混合物のpHは通常、9.5〜10.5、より典型的には
9.8〜10.2である。
【0026】 組成物(A)は、望ましくは、ガラスパネル製造工程、例えばテレビやモニタ
ースクリーン用の電子ガラスからの排水をろ過して集めることにより得た、ろ過
ケーク材から成る、又は含むものである。しかし、組成物(A)の要件を満たす
、あるいは混合して組成物(A)の要求を満たすものであればどのようなろ過ケ
ーク材も使用可能と考えられる。廃棄材は、スラリーから粘土様の形状となるま
で成形し、このときこれをろ過ケークという。ろ過ケーク材は、コンクリート中
に存在する全ての空隙を充填し、またセメントゲルの性能を高めるシリカの含量
が高い。このシリカ含量は、現在使用されるどのセメントよりも高い。アルミナ
及び酸化鉄含量は、OPC及びGGBSより高いが、PFAのそれよりは低い。
酸化カルシウムは存在しないか、比較的少量しか存在しないが、組成物(B)の
添加によって、混合工程の間に加えられる。その性質上、ろ過ケーク材は、その
未処理の形では塩化物及び硫酸塩も比較的高含量である。ろ過ケーク材は可溶分
と不溶分とに分けられ、その不溶分を充填材料として用いる。一般に、可溶塩化
物の含有量は130〜500mg/kg、より典型的には200〜300mg/
kg、更に典型的には220〜280mg/kgであり、可溶硫酸塩は300〜
1,500mg/kg、より典型的には500〜900mg/kgであり、可溶
フッ化物は20〜200mg/kg、より典型的には50〜150mg/kgで
あり、可溶リン酸塩は100〜300mg/kg、より典型的には150〜25
0mg/kgである。可溶カチオンは主にナトリウムとカリウムであり、ナトリ
ウムの含有量は典型的に1,000〜3,000mg/kg、カリウムの含有量
は典型的に100〜900mg/kgである。可溶シリカの量は典型的に700
〜2,000mg/kg、より典型的には1,000〜1,700mg/kgの
範囲である。微量元素、例えば、Zn、Ga、Be、Ni、Se、Y、Sm、E
u、Gd、Dy、Hf、Tb、Uなどの量は、それぞれ単独に、0.001〜0
.1重量%と考えられる。ろ過ケーク材中の総希土類酸化物含量は、典型的に2
重量%まで、より典型的には1重量%までである。
【0027】 前述のろ過ケーク材のX−線回折による鉱物学的分析より、大部分は無定形で
、素材は殆どが軽石と考えられることが明らかとなった。結晶性希土類塩はXR
Dピークとの突き合わせより、ストロンチウム窒化酸化物と考えられる。結晶性
の低いシリカ鉱物、モガナイト(moganite)も軽石中に存在する。
【0028】 前述のろ過ケーク材を使用することの他の利点は、通常のセメントよりpH値
が高いことである。理論的に拘束しようと意図するものではないが、強化コンク
リートに用いる場合、pH値が高いと、不動態層の保護が強くなることにより炭
酸塩化の効果が小さくなると考えられている。これはまた、良好な酸化物層を作
り、酸素や水との反応からの保護を向上させる。この事実は、最終的なコンクリ
ート材の多孔度が低いことと併せて、強化コンクリート用途における保護を有意
に向上させる。
【0029】 組成物(B)は炭酸カルシウム又は酸化カルシウム含量が高く、望ましくは石
灰石から成る、又は含むものである。この石灰石は、採石の際の粉じん抽出から
得られる。粉砕工程は大量の粉じんを発生し、この粉じんを空気から抽出して貯
蔵ホッパに集める。これは非常に細かい物質で、フィラーダスト(filler
dust)又は微粉石灰石に分類される。組成物(B)の化学組成が酸化物で
示されていることは明らかであろう。組成物(B)は、普通ポルトランドセメン
ト、石灰及び/又はセッコウプラスターから成る、あるいは含むものでも良い。
【0030】 ろ過ケーク材中の塩化物イオン含量はしばしば0.02重量%を越えるが、こ
れは強化コンクリート用としては高すぎる値である。これを微粉石灰石と混ぜる
と、塩化物イオン含量を0.02重量%以下に下げ、強化コンクリートの基準に
適合させることができる。プレストレストコンクリート用には、適当量のろ過ケ
ーク材と微粉石灰石とを混合して、最終的な塩化物イオン含量を0.01重量%
以下に下げなければならない。
【0031】 ろ過ケーク材と微粉石灰石の粒径はいずれも小さく、平均粒径が75μm以下
、望ましくは40μm以下、より望ましくは20μm以下、更に望ましくは15
μm以下であると有益である。粒度分析(ミキサーミル 2000シリーズ装置
)より、実質的に全ての粒子が典型的に粒径50μm以下、およそ90〜99%
が粒径30μm以下、およそ70〜90%が粒径20μm以下、およそ50〜7
0%が粒径10μm以下、およそ40〜50%が粒径5μm以下である。処理後
の最終生成物は、その結果、粒径がOPCのそれより小さく、このため骨材−セ
メントペースト界面で骨材を実質的に完全に被覆することができる。骨材−セメ
ントペースト界面での被覆の欠落はコンクリートの弱さの原因であることが分か
っているため、これは大きな利点である。
【0032】 混合の前に、組成物(A)と(B)はいずれもロータリドライヤ中で乾燥する
。材料が乾燥して押しつぶされると、粉じん粒子は、ダクト系を通して粉じん粒
子を吸い出す高速の第2抽出ファンにより、粒径のシーブを通り抜ける空気によ
って抽出されて、保持ホッパに運ばれ、そこに止まって放冷される。残りの材料
は、次に粉砕され、装置を通ってまた戻る。組成物(A)と(B)は同じ系を通
って別々に処理される。有害廃棄物規制は、材料をロータリーキルンへ供給する
段階まで適用される。この後、組成物(A)と(B)をスクリュー供給し、粉砕
及び混合段階を経て、各々のサイロに貯蔵することができる。組成物(A)と(
B)を、全乾燥サイクルの間、ロータリー乾燥キルンにベルト供給し、次にロー
タリードライヤから粉砕機にスクリュー供給して、材料を微粉に粉砕する。次に
、組成物(A)と(B)を、粉砕機からそれぞれの保持ホッパにスクリュー供給
し、続いて所望の材料のグレードに応じた特定の比率に、通常の方法で混合する
。混合した材料は、次に顧客側のサイロに貯蔵し、当該技術で一般的な方法でミ
キサーに速やかに送ることができる。この材料は、およそ200℃までの比較的
低い温度で乾燥処理できるため、環境に有益であると同時に、製造コストも抑え
られる。
【0033】 使用の際、セメント状混合物は、骨材−セメントペースト界面と、更にコンク
リート中に存在するあらゆる空隙を充填するゲルを生じる。従って、材料の必要
量は、設計された混合物の品質と、粗骨材及び/又は細骨材の等級によって変わ
る。この材料は充填材として用いられるため、組成物(B)の割合が低いと強度
達成が小さく、組成物(A)の割合が高いと水の必要量が増える。この結果、O
PCに比べて初期強度は低く、およそ28日目では同等又はより大きな強度とな
る。ある種の用途では、初期強度が低いと有利である。例えば、建設工事におい
て大量に注入する場合、水和の間の温度上昇が小さいと、熱き裂のリスクを小さ
くするため、有利である。
【0034】 本発明のある望ましい様態では、組成物(A)と(B)とを含む実質的に均一
なセメント状混合物に粒状水和石灰を加える。これにより、少なくとも28日目
までの圧縮強度が、GGBS、PFA、OPC以上に向上する。粒状水和石灰は
、組成物(A)と(B)の総重量を基に、セメント状混合物に典型的に30重量
%まで、望ましくは20重量%まで、より望ましくは15重量%まで加える。あ
る種の用途では、高い初期強度は有利である。例えば、初期強度が高いと、打撃
型枠工事における時間的要因が向上し、早期に成形済みユニットから型枠を取り
外すことができ、寒冷な気候の間に通常のコンクリートの製造が可能となる。
【0035】 本発明の他の様態では、5〜40重量%の組成物(A)と、60〜95重量%
の普通ポルトランドセメントとを含む実質的に均一なセメント状混合物に、35
重量%まで粒状水和石灰を加える。
【0036】 組成物(A)と(B)とを含む実質的に均一なセメント状混合物に、粒状カオ
リナイト、粒状チャイナクレー又はそれらの混合物を加えても良い。このような
素材は、組成物(A)中の塩化物、硝酸塩、硫酸塩、酸化カリウム、酸化ナトリ
ウムの量を更に希釈する。これはコンクリートの性能を高め、ある種の用途では
有益な、初期強度の向上をもたらす。粒状カオリナイト及び/又はチャイナクレ
ーは典型的に、組成物(A)と(B)の総重量を基に、およそ30重量%までセ
メント状混合物に加える。粒状カオリナイト及び/又はチャイナクレーの添加は
、セメント状混合物中での組成物(A)の組成物(B)に対する重量比が1:1
以上、例えば7:3である場合には、特に有益である。粒状カオリナイトとチャ
イナクレーの使用により、その生成物を硫酸塩耐性材料として使用できるほどに
、総カリウム及びナトリウム含量が小さくなる。
【0037】 本発明による製法は、組成物(A)と(B)とを含む実質的に均一なセメント
状混合物に、OPC、PFA、GGBS、製紙汚泥灰及び/又はポゾラン性材料
の1つ以上を加える工程を更に含む。
【0038】 コンクリート又はモルタルを作るには、この製法に更に、組成物(A)と(B
)とを含む実質的に均一なセメント状混合物に、細骨材、粗骨材又はそれらの混
合物を加える工程を含む。この製法は更に、組成物(A)と(B)とを含む実質
的に均一なセメント状混合物に、水を加える工程を含むことは明らかであろう。
またこの製法は、着色剤、促進剤、バインダ、ミクロシリカ、シリカヒューム、
高性能減水剤、ポリマー、繊維、又はこれらの2つ以上の混合物を加える工程を
含むことも明らかであろう。
【0039】 コンクリート試料では、主な可溶イオンはカルシウムであり、含有量は典型的
に30,000mg/kgまで、より典型的には15,000mg/kgまでで
あり、これはポルトランダイト(水酸化カルシウム)の含有量に一致する。カリ
ウムイオンの含有量は、典型的に10,000mg/kgまで、より典型的には
5,000mg/kgまでである。可溶シリカ含量は、前述のろ過ケーク材に比
べて有意に減少する。これは、溶液中のカルシウムと反応してケイ酸カルシウム
の沈殿となるためである。
【0040】 非建設用コンクリートでは、本発明による混合物は、8%以上の強熱減量(E
N 196−2 7節、EN 197)を示す。しかし建設用コンクリートでは
、強熱減量は8%以下でなければならない。発明者らは、混合物にGGBSを加
え、石灰及び/又は石灰石の含量を少なくすることによりこれを達成することを
発見した。強熱減量が7%以下、より望ましくは4%以下、更に望ましくはおよ
そ3.5%であると有益である。
【0041】 本発明はまた、本件に述べるような粒状組成物(A)と(B)との実質的に均
一な混合物を含む、水硬セメント状混合物を提供するものである。このとき、水
硬セメント状混合物の平均粒径は40μm以下、望ましくは20μm以下、総塩
化物イオン含量は0.02重量%以下、pHは9.5〜10.5である。前述の
粒度分析も、望ましくは本発明のこの様態に適用される。
【0042】 本発明の別の実施の形態では、本件に述べるような組成(A)である廃ろ過ケ
ーク材の処理法を提供する。この方法は次の工程を含むものである。
【0043】 (i)組成物(A)を粒状とする工程と、 (ii)普通ポルトランドセメントと、必要に応じて高炉スラグ微粉末又は微粉炭
灰(PFA)の少なくとも一方とを含む、第2粒状組成物(C)を調製する工程
と、 (iii)実質的に均一なセメント状混合物の総塩化物イオン含量が0.02重量
%以下となるような相対比で、粒状組成物(A)と(C)とを混合する工程。
【0044】 本発明のこの様態では、本件に述べるようなろ過ケーク廃棄材は、セメント状
生成物と同様に充填材として働く。これは、28日目の等価強度を除く、初期強
度に遅延効果を及ぼす。一般にこの混合物は、OPCに対して5〜40重量%、
より望ましくは10〜30重量%のろ過ケーク材を含んでいる。この方法は、本
件に述べるような次の材料を1つ以上加える工程も含むことは明らかである。組
成物(B)、水和石灰、石灰石、カオリナイト、チャイナクレー、PFA、GG
BS、ポゾラン性材料、細骨材、粗骨材、着色剤、促進剤、バインダ、ミクロシ
リカ、シリカフューム、高性能減水剤、ポリマー、繊維、水。廃ろ過ケーク材と
、前述の組成物(C)との混合物は、コンクリートやモルタル製品の製造に用い
られる。プレストレストコンクリート用には、塩化物イオン含量が0.01重量
%以下でなければならない。本発明のこの実施の形態は、廃ろ過ケーク材をOP
C、PFA及び/又はGGBSの充填材として使用するという、画期的で安全な
処理方法を提供する。
【0045】 石灰は“コンクリートキャンサ(concrete cancer)”現象に
関係するため、用途によっては、コンクリート又はモルタル中の石灰及び/又は
石灰石含量を少なくすることが望ましい。これを配慮した望ましいセメント状混
合物は、次のような配合である。組成物(A)が5〜25重量%、普通ポルトラ
ンドセメントが60〜80重量%、高炉スラグ微粉末及び/又は微粉炭灰が5〜
25重量%、必要に応じて水和石灰及び/又は石灰石が10重量%まで。より望
ましくは、次のような配合である。組成物(A)が10〜20重量%、普通ポル
トランドセメントが65〜75重量%、高炉スラグ微粉末及び/又は微粉炭灰が
10〜20重量%、必要に応じて水和石灰及び/又は石灰石が5重量%まで。混
合物中の石灰及び/又は石灰石含量が少ない、あるいは全く含まないことの更な
る利点は、強熱減量の減少である。これは構造用コンクリート用途においては重
要な要件である。
【0046】 高炉スラグは、顆粒、ペレット、又は粗粉末の形状で供給される。
【0047】 本発明はまた、本件に述べるような粒状ろ過ケーク廃棄材の、水硬セメント、
コンクリート製品及び/又はモルタル製品の製造における利用法を提供するもの
である。
【0048】 ろ過ケーク材は、ガラスパネル製造業者(オーシャン・テクニカル・グラス社
(Ocean Technical Glass Ltd.)、英国、カーディ
フ CF1 5EN、オーシャンパーク、商業的には、同住所のニッポン・エレ
クトリック・グラス(Nippon Electric Glass)(UK)
として知られる)からの、廃棄材として得た。このろ過ケーク(FC)は、酸化
物で示すと、次の成分を含む。およそ70重量%のSiO、15重量%のAl 、4重量%のNaO、5重量%のKO、1重量%のFe、2重
量%のSrO、2重量%のBaO、1重量%のCaO、微量のCe、La 、Nd、Pr、ZrO、Sb、TiO 。この材
料は、次のような似通った重量比、1:9、2:8、3:7(FC:OPC)で
、OPCと混合した。図1を参照すると、1:9と2:8の混合物では、全期間
に亘り強度達成にはわずかな変化しか見られず、純粋なOPCに比べて圧縮強度
が平行して下がっているだけである。3:7混合物は、更にわずかに低い強度を
示した。
【0049】 ろ過ケーク材と微粉石灰石(GL)との、3種の混合物を調製した。重量比約
7:3(FC:GL)の第1混合物は次の成分を含む:およそ50重量%のSi
、17重量%のCaO、10重量%のAl、3重量%のNaO、4
重量%のKO、1重量%のFe3。重量比約1:1の、ろ過ケークと微粉
石灰石との第2混合物は次の成分を含む:およそ36重量%のSiO、27重
量%のCaO、8重量%のAl、2重量%のNaO、3重量%のK
、0.6重量%のFe。最後の、重量比約3:7のろ過ケークと微粉石灰
石との第3混合物は次の成分を含む:およそ22重量%のSiO、38重量%
のCaO、5重量%のAl、1重量%のNaO、2重量%のKO、0
.5重量%のFe。各混合物は、BaO、SrO、Ce、La 、Nd、Pr、:P、ZrO、Sb、TiO
、MgO、MnOが加わって、100重量%となる。次に、この3種の混合物を
OPCと混合する(OPCが70重量%、ろ過ケークと微粉石灰石との混合物が
30重量%)。図2を参照とすると、7:3と1:1のろ過ケーク/微粉石灰石
混合物の間では、強度達成に少し差があることが分かる。1:1混合物は、全期
間において純粋なOPCより僅かに強度が低いが、7:3の混合物では、28日
目でOPCとほぼ同等である。3:7の混合物は低い圧縮強度を示す。
【0050】 図3を参照とすると、重量比約7:3のろ過ケーク材と微粉石灰石との混合物
は、PFAに比べて、全期間に亘り有意に強度達成が高く、GGBSに良く似た
強度達成特性であることが分かる。28日目の圧縮強度は、OPCのそれとほぼ
同等である。
【0051】 図4を参照すると、ろ過ケーク(70重量%)に水和石灰(30重量%)を加
えると、圧縮強度に劇的な効果があることが分かる。7日後の圧縮強度は、OP
C、GGBSのいずれよりも高く、28日目でもOPCとほぼ等しく、GGBS
より大きい。
【0052】 この性能と強度達成は、セメント状混合物と、セメントの水和過程で放出され
る遊離石灰との反応により生じる。初期の強度達成は、ろ過ケーク/微粉石灰石
混合物に水和石灰を加えることによって得られる。この方法を用いて、セメント
代替え品として本製品を用いれば、42.5N及び52.5N等級のセメントと
同等のものが可能である。
【0053】 モルタルの28日目の試料を、走査型電子顕微鏡(SEM)(後方散乱電子画
像)にかけた(図5〜図8参照)。図5と図7(倍率 x25)との比較より、
ろ過ケークを加えるとより均一な組織となることが分かる。更に図6と図8(倍
率 x1,000)との比較より、ろ過ケークを含む試料では、多孔度(黒く示
される)が小さくなることが分かる。ろ過ケークは、内部充填材として適してい
ると考えられる。SEMの結果が示唆するように、強度の違いは多孔度の違いを
反映している。更に、ろ過ケークを用いた試料でのケイ酸カルシウムの沈殿は、
観測された強度の増大に寄与していると考えられる。
【0054】 図9は、以下のものの比較を示す、時間に対する圧縮強度のグラフである。(
i)OPC、(ii)OPC(70重量%)と、GGBS(30重量%)との混合
物、(iii)OPC(70重量%)と、PFA(30重量%)との混合物、(iv
)OPC(70重量%)と、前述のろ過ケーク(15重量%)と、高炉スラグ(
粒状)(15重量%)との混合物、(v)OPC(70重量%)と、前述のろ過
ケーク(15重量%)と、高炉スラグ(ペレット状)(15重量%)との混合物
、(vi)OPC(70重量%)と、前述のろ過ケーク(15重量%)と、高炉ス
ラグ(粗粒状)(15重量%)との混合物。図10は、以下のものの比較を示す
、時間に対する圧縮強度のモルタルプリズム(標準工業試験)の結果のグラフで
ある。(i)OPC、(ii)OPC(70重量%)と、GGBS(30重量%)
との混合物、(iii)OPC(70重量%)と、PFA(30重量%)との混合
物、(iv)OPC(70重量%)と、前述のろ過ケーク(15重量%)と、高炉
スラグ(ペレット状)(15重量%)との混合物、(v)前述のろ過ケークと、
石灰石と、水和石灰との混合物(ろ過ケークが70重量%、石灰石が10重量%
、水和石灰が20重量%)(30重量%)と、OPC(70重量%)との混合物
【0055】 本発明の重要な様態は、その環境に対する効果である。最終生成物は、人、植
物、動物、水路、大気汚染、土壌環境、景観、廃棄物処理、埋め立て地の必要性
などに対して有益である。廃ろ過ケーク材の利用は、天然資源の使用に対する依
存を少なくし、産業廃棄生成物を完全に利用し、これにより埋め立て地を不要と
する。更に、採石での粉じんの発生を少なくする。本発明者らの研究により、廃
ろ過ケーク材をコンクリート中に安全に包み込み、工業基準に適合し、あるいは
それを上回るものにできることが示された。廃ろ過ケーク材をコンクリート材中
に包み込むことは、それを埋め立て地に処分するよりはるかに安全であることは
明らかであろう。更に本発明は、現在使用可能なセメント類に匹敵する、又はそ
れを上回る、化学的、物理的特性を備えた一連の新規セメント状混合物を提供す
るものである。
【図面の簡単な説明】
次に、以下の図を参照として、本発明を更に説明する。
【図1】 OPC(90%、80%、70重量%)と、本件に述べるろ過ケ
ーク材(10%、20%、30重量%)との様々な混合物と、OPCとの比較を
示す、時間に対する圧縮強度のグラフである。
【図2】 以下のものの比較を示す、時間に対する圧縮強度のグラフである
。(i)OPC、(ii)ろ過ケーク材(70重量%)と微粉石灰石(30重量%
)との混合物(30重量%)と、OPC(70重量%)との混合物、(iii)ろ
過ケーク材(50重量%)と微粉石灰石(50重量%)との混合物(30重量%
)と、OPC(70重量%)との混合物、(iv)ろ過ケーク材(30重量%)と
微粉石灰石(70重量%)との混合物(30重量%)と、OPC(70重量%)
との混合物。
【図3】 以下のものの比較を示す、時間に対する圧縮強度のグラフである
。(i)OPC、(ii)OPC(70重量%)と、ろ過ケーク材(15重量%)
と、微粉石灰石(15重量%)との混合物、(iii)OPC(70重量%)と、
GGBS(30重量%)との混合物、(iv)OPC(70重量%)と、PFA(
30重量%)との混合物。
【図4】 以下のものの比較を示す、時間に対する圧縮強度のグラフである
。(i)OPC、(ii)本件に述べるろ過ケーク材(70重量%)と水和石灰(
30重量%)との混合物(30重量%)と、OPC(70重量%)との混合物、
(iii)OPC(70重量%)と、GGBS(30重量%)との混合物。
【図5】 63重量%の砂と、21重量%のOPCペーストと、16重量%
の水とを含むモルタルの、走査型電子顕微鏡写真である(倍率 x25)。
【図6】 図5に示したものと同じモルタル試料の、走査型電子顕微鏡写真
である(倍率 x1,000)。
【図7】 63重量%の砂と、16重量%のOPCペーストと、5重量%の
本件に述べるろ過ケーク材と、16重量%水とを含むモルタルの、走査型電子顕
微鏡写真である(倍率 x25)。
【図8】 図7に示したものと同じモルタル試料の、走査型電子顕微鏡写真
である(倍率 x1,000)。
【図9】 以下のものの比較を示す、時間に対する圧縮強度のグラフである
。(i)OPC、(ii)OPC(70重量%)と、GGBS(30重量%)との
混合物、(iii)OPC(70重量%)と、PFA(30重量%)との混合物、
(iv)OPC(70重量%)と、ろ過ケーク(15重量%)と、高炉スラグ(粒
状)(15重量%)との混合物、(v)OPC(70重量%)と、ろ過ケーク(
15重量%)と、高炉スラグ(ペレット状)(15重量%)との混合物、(vi)
OPC(70重量%)と、ろ過ケーク(15重量%)と、高炉スラグ(粗粒状)
(15重量%)との混合物。
【図10】 以下のものの比較を示す、時間に対する圧縮強度のモルタルプ
リズムの結果のグラフである。(i)OPC、(ii)OPC(70重量%)と、
GGBS(30重量%)との混合物、(iii)OPC(70重量%)と、PFA
(30重量%)との混合物、(iv)OPC(70重量%)と、ろ過ケーク(15
重量%)と、高炉スラグ(ペレット状)(15重量%)との混合物、(v)ろ過
ケークと石灰石と水和石灰との混合物(ろ過ケークが70重量%、石灰石が10
重量%、水和石灰が20重量%)(30重量%)と、OPC(70重量%)との
混合物。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年7月10日(2000.7.10)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【表1】 このとき、組成物(A)中の塩化物含量は0.013〜0.05重量%、硫酸イ
オン含量は0.03〜0.15重量%であり、 (ii)酸化物を基とした重量%で以下のものを含む、第2粒状組成物(B)を調
製する工程と、
【表2】 このとき、組成物(B)中の塩化物イオン含量は0.001〜0.008重量%
、硫酸イオン含量は0.01〜0.04重量%であり、 (iii)組成物(A)と組成物(B)の重量比が1:4〜4:1の範囲で、粒状
組成物(A)と(B)とを混合して、実質的に均一なセメント状混合物を生成す
る工程と、 を含むことを特徴とする製造法。
【表3】 このとき、組成物(A)中の塩化物イオン含量は0.02〜0.03重量%、硫
酸イオン含量は0.05〜0.09重量%であることを特徴とする方法。
【表4】 このとき、組成物(B)中の塩化物イオン含量は0.002〜0.006重量%
、硫酸イオン含量は0.015〜0.03重量%であることを特徴とする方法。
【表5】 組成物(A)中の塩化物イオン含量は0.013〜0.05重量%、硫酸イオン
含量は0.03〜0.15重量%であり、 組成物(B)は、酸化物を基とした重量%で以下のものを含み、
【表6】 組成物(B)中の塩化物イオン含量は0.001〜0.008重量%、硫酸イオ
ン含量は0.01〜0.04重量%であり、 水硬セメント状混合物の平均粒径は40μm以下、望ましくは20μm以下、p
Hは9.5〜10.5、総塩化物イオン含量は0.02重量%以下、 であることを特徴とする水硬セメント状混合物。
【表7】 このとき、組成物(A)中の塩化物イオン含量は0.013〜0.05重量%、
硫酸イオン含量は0.03〜0.15重量%であり、 前記処理法は、 (i)組成物(A)を粒状とする工程と、 (ii)普通ポルトランドセメントと、必要に応じて高炉スラグ微粉末又は微粉炭
灰の少なくとも一方を含む、第2粒状組成物(C)を調製する工程と、 (iii)普通ポルトランドセメントに対し、組成物(A)が5〜40重量%の割
合で、粒状組成物(A)と(C)とを混合し、総塩化物イオン含量が0.02重
量%以下である実質的に均一なセメント状混合物とする工程と、 を含むことを特徴とする方法。
【表8】 塩化物イオン含量は0.013〜0.05重量%、硫酸イオン含量は0.03〜
0.15重量%であることを特徴とする利用法。
【表9】 塩化物イオン含量は0.013〜0.05重量%、硫酸イオン含量は0.03〜
0.15重量%であることを特徴とする水硬セメント状混合物。
【表10】 このとき、組成物(A)中の塩化物イオン含量は0.02〜0.03重量%、硫
酸イオン含量は0.05〜0.09重量%であることを特徴とする水硬セメント
状混合物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C04B 18:14) C04B 18:14) A (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z A,ZW (72)発明者 ペリー ポール イギリス国 ペンコード エレノア クロ ス 20 (72)発明者 ミエルス マリア コーラル イギリス国 ペンコード ワイストラッド ワーン パース セリン ファーム (72)発明者 パリッシュ シャーリーン イギリス国 ブラックミル ルーウィンヘ リグ バンガロー (72)発明者 ペリー フィリス パトリシア イギリス国 ブラックミル ルーウィンヘ リグ バンガロー Fターム(参考) 4G012 PA02 PA03 PA05 PA11 PA23 PA24 PA26 PA29 PA30 PB00 PB04 PC03 PC04 PD01 【要約の続き】 2、Ceを0〜0.1、Laを0〜0. 1、Pr を0〜0.1、Pを0〜0.1、 Ndを0〜0.1、TiO を0〜0.1。この とき、塩化物イオン含量は0.001〜0.008重量 %、硫酸イオン含量は0.01〜0.04重量%であ る。(iii)粒状組成物(A及びB)を混合して、実質 的に均一なセメント状混合物とする工程。

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水硬セメント状混合物の製造法であって、前記製造法は、 (i)酸化物を基とした重量%で以下のものを含む、第1粒状組成物(A)を調
    製する工程と、 【表1】 このとき、組成物(A)中の塩化物含量は0.013〜0.05重量%、硫酸イ
    オン含量は0.03〜0.15重量%であり、 (ii)酸化物を基とした重量%で以下のものを含む、第2粒状組成物(B)を調
    製する工程と、 【表2】 このとき、組成物(B)中の塩化物イオン含量は0.001〜0.008重量%
    、硫酸イオン含量は0.01〜0.04重量%であり、 (iii)粒状組成物(A)と(B)とを混合して、実質的に均一なセメント状混
    合物を生成する工程と、 を含むことを特徴とする製造法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法であって、実質的に均一なセメント状
    混合物の総塩化物イオン含量が0.02重量%以下、望ましくは0.01重量%
    以下となるような相対比で、粒状組成物(A)と(B)とを混合することを特徴
    とする方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の方法であって、実質的に均一
    なセメント状混合物の総NaO含量が3重量%以下、望ましくは2重量%以下
    となるような相対比で、粒状組成物(A)と(B)とを混合することを特徴とす
    る方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の方法であって、実質的に均
    一なセメント状混合物の総KO含量が4重量%以下、望ましくは3重量%以下
    となるような相対比で、粒状組成物(A)と(B)とを混合することを特徴とす
    る方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の方法であって、組成物(A
    )は、酸化物を基とした重量%で以下のものを含み、 【表3】 このとき、組成物(A)中の塩化物イオン含量は0.02〜0.03重量%、硫
    酸イオン含量は0.05〜0.09重量%であることを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の方法であって、組成物(B
    )は、酸化物を基とした重量%で以下のものを含み、 【表4】 このとき、組成物(B)中の塩化物イオン含量は0.002〜0.006重量%
    、硫酸イオン含量は0.015〜0.03重量%であることを特徴とする方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の方法であって、粒状組成物
    (A)及び/又は粒状組成物(B)の平均粒径は、75μm以下、望ましくは4
    0μm以下、更に望ましくは20μm以下であることを特徴とする方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の方法であって、組成物(A
    )のpHは、9.5〜10.5であることを特徴とする方法。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載の方法であって、組成物(B
    )のpHは、9.0〜10.0であることを特徴とする方法。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかに記載の方法であって、組成物(
    A)と(B)との実質的に均一なセメント状混合物のpHは、9.5〜10.5
    、望ましくは9.8〜10.2であることを特徴とする方法。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれかに記載の方法であって、組成物
    (A)は、ろ過ケーク材から成る、又は含むことを特徴とする方法。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の方法であって、ろ過ケーク材は、ガラ
    ス製造工程からの廃液をろ過して集めることにより得ることを特徴とする方法。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12のいずれかに記載の方法であって、組成物
    (B)は、石灰石、ポルトランドセメント、石灰及び/又はセッコウプラスター
    、望ましくは石灰石から成る、又は含むことを特徴とする方法。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の方法であって、組成物(B)は、採石
    の粉じん抽出より得た石灰石から成る、又は含むことを特徴とする方法。
  15. 【請求項15】 請求項1〜14のいずれかに記載の方法であって、組成物
    (A)と(B)とを含む実質的に均一なセメント状混合物に、粒状水和石灰を加
    える工程を更に含むことを特徴とする方法。
  16. 【請求項16】 請求項1〜15のいずれかに記載の方法であって、組成物
    (A)と(B)とを含む実質的に均一なセメント状混合物に、粒状カオリナイト
    、粒状チャイナクレー、又はそれらの混合物を加える工程を更に含むことを特徴
    とする方法。
  17. 【請求項17】 請求項1〜16のいずれかに記載の方法であって、組成物
    (A)と(B)とを含む実質的に均一なセメント状混合物に、粒状普通ポルトラ
    ンドセメント、粒状微粉炭灰、粒状高炉スラグ微粉末、ポゾラン性材料、製紙汚
    泥灰、又はそれらの2つ以上の混合物の、1つ以上を加える工程を更に含むこと
    を特徴とする方法。
  18. 【請求項18】 請求項1〜17のいずれかに記載の方法であって、組成物
    (A)と(B)とを含む実質的に均一なセメント状混合物に、細骨材、粗骨材、
    又はそれらの混合物を加える工程を更に含むことを特徴とする方法。
  19. 【請求項19】 請求項1〜18のいずれかに記載の方法であって、組成物
    (A)と(B)とを含む実質的に均一なセメント状混合物に、着色剤、促進剤、
    バインダ、ミクロシリカ、シリカヒューム、高性能減水剤、ポリマー、繊維、又
    はそれらの2つ以上の混合物を加える工程を更に含むことを特徴とする方法。
  20. 【請求項20】 請求項1〜19のいずれかに記載の方法であって、組成物
    (A)と(B)とを含む実質的に均一なセメント状混合物に、水を加える工程を
    更に含むことを特徴とする方法。
  21. 【請求項21】 請求項1〜20のいずれかに記載の方法により得られるこ
    とを特徴とする、実質的に均一なセメント状混合物。
  22. 【請求項22】 請求項1〜20のいずれかに記載の方法により得られる、
    実質的に均一なセメント状混合物を含むことを特徴とする、コンクリート又はモ
    ルタル製品。
  23. 【請求項23】 粒状組成物(A)と(B)との実質的に均一な混合物を含
    む、水硬セメント状混合物であって、 組成物(A)は、酸化物を基とした重量%で以下のものを含み、 【表5】 組成物(A)中の塩化物イオン含量は0.013〜0.05重量%、硫酸イオン
    含量は0.03〜0.15重量%であり、 組成物(B)は、酸化物を基とした重量%で以下のものを含み、 【表6】 組成物(B)中の塩化物イオン含量は0.001〜0.008重量%、硫酸イオ
    ン含量は0.01〜0.04重量%であり、 水硬セメント状混合物の平均粒径は40μm以下、望ましくは20μm以下、p
    Hは9.5〜10.5、総塩化物イオン含量は0.02重量%以下、 であることを特徴とする水硬セメント状混合物。
  24. 【請求項24】 請求項23に記載の水硬セメント状混合物であって、組成
    物(A)は、ろ過ケーク材、望ましくはガラス製造工程から得たろ過ケーク材か
    ら成る、又は含むことを特徴とする水硬セメント状混合物。
  25. 【請求項25】 請求項23又は請求項24に記載の水硬セメント状混合物
    であって、組成物(B)は、石灰石、ポルトランドセメント、石灰及び/又はセ
    ッコウプラスター、望ましくは微粉石灰石から成る、又は含むことを特徴とする
    水硬セメント状混合物。
  26. 【請求項26】 請求項23〜25のいずれかに記載の水硬セメント状混合
    物であって、粒状水和石灰、粒状普通ポルトランドセメント、粒状微粉炭灰、粒
    状高炉スラグ微粉末、ポゾラン性材料、製紙汚泥灰、又はそれらの2つ以上の混
    合物を更に含むことを特徴とする水硬セメント状混合物。
  27. 【請求項27】 廃ろ過ケーク材の処理法であって、廃棄材は、酸化物を基
    とした重量%で示すと、以下の組成(A)であり、 【表7】 このとき、組成物(A)中の塩化物イオン含量は0.013〜0.05重量%、
    硫酸イオン含量は0.03〜0.15重量%であり、 前記処理法は、 (i)組成物(A)を粒状とする工程と、 (ii)普通ポルトランドセメント、高炉スラグ微粉末及び/又は微粉炭灰の1つ
    以上を含む、第2粒状組成物(C)を調製する工程と、 (iii)実質的に均一なセメント状混合物の総塩化物イオン含量が0.02重量
    %以下となるような相対比で、粒状組成物(A)と(C)とを混合する工程と、
    を含むことを特徴とする方法。
  28. 【請求項28】 請求項27に記載の方法により得られることを特徴とする
    、実質的に均一なセメント状混合物。
  29. 【請求項29】 請求項28に記載の、実質的に均一なセメント状混合物を
    含むことを特徴とするコンクリート又はモルタル製品。
  30. 【請求項30】 粒状ろ過ケーク廃棄材の、水硬セメント、コンクリート製
    品及び/又はモルタル製品の製造における利用法であって、ろ過ケーク廃棄材は
    、酸化物を基とした重量%で以下のものを含み、 【表8】 塩化物イオン含量は0.013〜0.05重量%、硫酸イオン含量は0.03〜
    0.15重量%であることを特徴とする利用法。
  31. 【請求項31】 50〜99重量%の普通ポルトランドセメントと、1〜5
    0重量%の粒状組成物(A)との、実質的に均一な混合物を含む水硬セメント状
    混合物であって、組成物(A)は、酸化物を基とした重量%で以下のものを含み
    、 【表9】 塩化物イオン含量は0.013〜0.05重量%、硫酸イオン含量は0.03〜
    0.15重量%であることを特徴とする水硬セメント状混合物。
  32. 【請求項32】 請求項31に記載の水硬セメント状混合物であって、60
    〜95重量%の普通ポルトランドセメントと、5〜40重量%の粒状組成物(A
    )と、必要に応じて35重量%までの水和石灰及び/又は高炉スラグ微粉末とを
    含むことを特徴とする水硬セメント状混合物。
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