JP2002512488A - マルチキャスト・ネットワーク内で動的フィルタリングを使用する管理制御 - Google Patents

マルチキャスト・ネットワーク内で動的フィルタリングを使用する管理制御

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JP2002512488A
JP2002512488A JP2000545293A JP2000545293A JP2002512488A JP 2002512488 A JP2002512488 A JP 2002512488A JP 2000545293 A JP2000545293 A JP 2000545293A JP 2000545293 A JP2000545293 A JP 2000545293A JP 2002512488 A JP2002512488 A JP 2002512488A
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ローゼンツヴァイク，フィル
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Abstract

(57)【要約】 管理制御ポイント（ＡＣＰ）と称する中間のネットワーク・エンティティからフィルタを配信するための方法および装置。ＡＣＰは、ネットワーク内のさまざまな受信エンティティに動的フィルタリング情報を送信する。したがって、ネットワーク内の受信器は、他の受信器内の動的フィルタのすべての他のセットと異なるものとすることができる動的フィルタのセットを有することができる。受信器は、マルチキャスト・データを受信する時に、受信データを処理する前に、ＡＰＣから受信したフィルタを使用して受信データをフィルタリングする。ＡＣＰは、後に１つおよび／または複数の受信器のフィルタを更新または変更することもできる。動的フィルタは、たとえば、ソフトウェア・モジュール、ソフトウェア・クラス、または構成パラメータとすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】 （発明の背景） 本発明は、全般的にはコンピュータ・ネットワーキングに関し、具体的には、
中間の制御ポイントがマルチキャスト・ネットワーク内のさまざまな受信器にフ
ィルタの異なるセットを送信できるようにする方法および装置に関する。
【０００２】 マルチキャスト・ネットワーキング・プロトコルを用いると、データ・ネット
ワーク上で１つの送信器から多数の受信器へのデータ伝送が可能になる。マルチ
キャスティングは、通常は、送信器と各受信器の間の個別の接続を確立する代わ
りに使用され、ネットワーク帯域幅利用度とリアルタイム・データの配布能力と
いう利益を有する。いくつかの従来のシステムには、受信データを自己フィルタ
リング、翻訳、または増補を行う受信器が含まれる。しかし、これらの従来のシ
ステムは、柔軟性に欠け、システムの受信器の間で特に有用なフィルタを共用す
る機構を有しない。これらは、一貫性のある形で更新することが困難である。
【０００３】 （発明の概要） 本発明との一貫性のある一実施態様には、管理制御ポイント（ＡＣＰ）と称す
る中間のネットワーク・エンティティが含まれる。ＡＣＰは、ネットワーク内の
さまざまな受信エンティティ（受信器）に動的フィルタリング情報を送信する。
これらの受信器の１つがマルチキャスト・データを受信する時に、その受信器は
、受信データを処理する前に、ＡＣＰから受信したフィルタを使用して受信デー
タをフィルタリングする。ＡＣＰは、１つまたは複数の受信器のフィルタを、後
に更新または変更することもできる。
【０００４】 動的フィルタは、たとえば、実行可能ソフトウェア・モジュール、ソフトウェ
ア・クラス、および／または構成パラメータとすることができる。受信器内の動
的フィルタ・セットは、必要が生じた時に変更することができる。たとえば、動
的フィルタは、Ｊａｖａプログラミング環境に見られるものなどのクラスとする
ことができる（「Ｓｕｎ」、Ｓｕｎロゴ、「Ｓｕｎ Ｍｉｃｒｏｓｙｓｔｅｍｓ
」、「Ｊａｖａ」、およびすべてのＪａｖａベースの商標およびロゴは、米国お
よび他国でのＳｕｎ Ｍｉｃｒｏｓｙｓｔｅｍｓ，Ｉｎｃ．の商標または登録商
標である）。もう１つの例として、動的フィルタは、フィルタを使用する受信器
にとっての意味を有する構成パラメータ値とすることができる。
【０００５】 本発明との一貫性を有する実施態様は、マルチキャスト・チャネル・ネットワ
ークの環境内で使用される。マルチキャスト・チャネル・ネットワークでは、デ
ータが、「チャネル」と称する論理構造を介して送信される。送信器は、潜在的
な受信器に、チャネルを介してデータを送信しようとしていることを知らせ、受
信器にセットアップ・パラメータを指定する。それに応答して、受信器は、デー
タを待っていることを送信器に知らせる。受信器は、登録プロセスを介して送信
器に関連するチャネルにバインドまたはリンクする。本発明と一貫性を有する実
施態様は、潜在的な受信器が登録する時に、ＡＣＰが、潜在的な受信器にフィル
タのセットを送信する。潜在的な受信器は、アプリケーション・プログラムに受
信情報を渡す前に、フィルタによって受信情報をフィルタリングする。
【０００６】 受信器は、エンド・ユーザとすることができ、ファイアウォールまたは境界ポ
イントなどの中間エンティティとすることもできる。送信器によって送信される
データは、ビデオ・データまたはオーディオ・データなどの情報とすることがで
きる。送信器によって送信されるデータは、ワード・プロセッサ・ソフトウェア
などの実行可能ソフトウェアとすることもできる。
【０００７】 したがって、送信器がマルチキャスト・ネットワーキング・システムですべて
の受信器に同一のデータを送信する場合であっても、受信器は、各受信器に固有
の形で受信情報をフィルタリングすることができる。さらに、受信器自体は、デ
ータをフィルタリングする方法を最終的に決定しない。その決定は、送信器から
データを受信する受信器に適当なフィルタリング機構を送信する中間の管理制御
ポイントによって行われる。１つまたは複数の中間の管理制御ポイントを使用す
ることによって、システムを非常に柔軟にすることができる。たとえば、更新手
順を介して、フィルタから利益を得るすべての受信器に新しいフィルタを送信す
ることができる。１つまたは複数の中間の管理制御ポイントを使用することによ
って、システム全体のポリシの変更を反映する変更を、すべての影響される受信
器ですばやく簡単に行うことも可能になる。１つまたは複数の管理制御ポイント
を使用することによって、ユーザ／受信器がある物理コンピュータから別の物理
コンピュータに移動することも簡単になる。というのは、新しいコンピュータで
の登録によって、適当なフィルタが新しいコンピュータにロードされるからであ
る。
【０００８】 本明細書で実施され、広義に記述される本発明の目的によれば、本発明は、管
理制御ポイントによって実行される、データの潜在的な受信器のグループのデー
タの潜在的な受信器がデータ受信の準備ができていることの表示を受信するステ
ップと、潜在的な受信器用のフィルタのセットを決定するステップと、フィルタ
のセットを潜在的な受信器に送信するステップとを含む、データ処理ネットワー
ク・システム内の管理制御ポイントによって実行される方法に関する。
【０００９】 さらに、本明細書で実施され、広義に記述される本発明の目的によれば、本発
明は、データの潜在的な受信器のグループ内の受信器によって、管理制御ポイン
トからフィルタのセットを受信するステップと、受信器によって、送信器からの
データを受信するステップと、受信器によって、管理制御ポイントから受信した
フィルタのセットに従って受信データをフィルタリングするステップとを含む、
データ処理ネットワーク・システム内で実行される方法に関する。
【００１０】 本発明の長所は、部分的には、以下の説明で示され、部分的には、本明細書の
記述から明白になるか、本発明の実践によって習得することができる。本発明の
目的および長所は、添付請求項で具体的に指摘される要素および組み合わせと同
等物とによって実現され、達成される。
【００１１】 本明細書に組み込まれ、その一部を構成する添付図面は、本発明の複数の実施
態様を示し、この説明と共に、本発明の原理を説明するために働く。
【００１２】 （実施例の詳細な説明） これから本発明との一貫性を有する実施形態を詳細に参照するが、これらの実
施形態の例が、添付図面に示されている。可能な場合には必ず、同一または類似
の部分を参照するために、複数の図面を通じて同一の参照符号を使用する。
【００１３】 Ｉ．全般的な議論 図１は、本発明との一貫性を有する実施形態で、送信器１０２、チャネル・マ
ネージャ（ＣＭ）１０４、管理制御ポイント（ＡＣＰ）１０６、および受信器１
０８を含むネットワーク・データ処理システム１００のブロック図である。別々
に図示されているが、ＣＭ１０４とＡＣＰ１０６は、単一のユニット１１０に組
み合わせることもできることを理解されたい。１つのＡＣＰだけが図示されてい
るが、このシステムに複数のＡＣＰを含めることができる。複数のＡＣＰが存在
する場合に、それらのＡＣＰは、冗長性と負荷平衡化に寄与する。冗長性とは、
あるＡＣＰが使用不能になった場合に、複数のＡＣＰのうちの他のＡＣＰが動作
を継続できることを意味する。負荷平衡化は、処理および通信のアクティビティ
をコンピュータ・ネットワークにまたがって均等に分配し、その結果、単一のデ
バイスが圧倒されないようにすることである。複数の受信器１０８が存在するこ
ともできる。
【００１４】 図１の例示的ネットワークは、単一の送信器がネットワーク内の多数（または
すべて）の受信器１０８にデータをマルチキャスト１２７することができる、マ
ルチキャスト・ネットワークである。マルチキャスティングの全般的な概念は、
周知であり、本明細書では詳細に説明しない。マルチキャスティングは、本発明
と矛盾しない範囲で参照によって本明細書に組み込まれる、Ｔ．Ｍａｕｆｅｒ著
、「Ｄｅｐｌｏｙｉｎｇ ＩＰ Ｍｕｌｔｉｃａｓｔ ｉｎ ｔｈｅ Ｅｎｔｅ
ｒｐｒｉｓｅ」、Ｐｒｅｎｔｉｃｅ Ｈａｌｌ ＰＴＲ刊、Ｕｐｐｅｒ Ｓａｄ
ｄｌｅ Ｒｉｖｅｒ，ＮＪ、１９９８年に記載されている。本発明は、必ずしも
ＩＰマルチキャスティングを使用するマルチキャスティング・ネットワークに制
限されず、送信器が、複数の受信器によって受信されるデータを送信するあらゆ
るネットワークに組み込むことができることを理解されたい。
【００１５】 図１に、マルチキャスト・チャネル・システムに組み込まれた、本発明との一
貫性を有する実施形態を示す。マルチキャスト・チャネル・システム環境は、例
としてのみ示され、送信器と複数の受信器の間でデータが送信され、フィルタが
中間の管理制御ポイントから潜在的な受信器に送信される、広範囲のデータ処理
システム内に本発明を含めることができることを理解されたい。
【００１６】 マルチキャスト・システムでは、各特定の受信器が送信器によって送信される
データをリスンしていることをログする、すなわち記録するために、送信器と各
受信器の間で密なリンクを構成することが有用であることが多い。図１の例では
、データは、「チャネル」と呼ばれる論理構造を介して送信される。マルチキャ
スト・チャネル・システムの例には、コンテンツが送信器から多数の受信器にブ
ロードキャストされる、さまざまな「プッシュ」テクノロジが含まれる。プッシ
ュ・テクノロジは、登録された受信器にニュース、音楽、または他の種類のデー
タを送信するのに使用することができる。
【００１７】 チャネルを介するマルチキャスト伝送の準備で、送信器は、潜在的な受信器に
、データがチャネルを介して伝送されることを知らせ、受信器にセットアップ・
パラメータを指示する必要がある。これに応答して、受信器は、受信器がリスン
しており、データを待っていることを送信器に知らせる。潜在的な受信器は、送
信器に関連するチャネルにバインドまたはリンクすることによってこれを行う。
このバインディング処理を「登録」と呼ぶ。チャネルを受信することを登録する
ために、受信器１０８は、メッセージをＣＭ１０４に送信する。ＣＭ１０４は、
送信器１０２への論理接続を有する受信器の識別および関連パラメータを判定す
る。登録中に、ＣＭ１０４は、ＡＣＰ１０６と通信し、ＡＣＰ１０６に、動的フ
ィルタとして表現される管理ポリシをネットワーク内の受信器に適用させる。下
で詳細に説明するように、各受信器は、その後、その動的フィルタを使用して、
受信データをフィルタリングする。本発明では、システム内の各受信器が、ＣＭ
／ＡＣＰ１１０内のフィルタの同一のサブセットまたは異なるサブセットを受信
することができる。
【００１８】 図２に、図１の送信器１０２、ＣＭ／ＡＣＰ１１０、および複数の受信器１０
８の詳細を示す。送信器１０２、ＣＭ／ＡＣＰ１１０、および受信器１０８のそ
れぞれには、図示のように、めいめいのプロセッサ２０２、２０６、および２１
０と、めいめいの記憶域（メモリなど）２０４、２０８、および２１２が含まれ
る。送信器１０２の記憶域２０４には、少なくとも、送信器１０２によってマル
チキャストされるアプリケーション・データと、送信を達成するソフトウェア２
２２が含まれる。ＣＭ／ＡＣＰ１１０の記憶域２０８には、少なくとも複数のフ
ィルタ２３０および２３２、ＣＭソフトウェア２３６、およびＡＣＰソフトウェ
ア２３８（および、パケットを送受信するための送信ソフトウェアおよび受信ソ
フトウェア（図示せず））が含まれる。受信器１０８の記憶域２１２には、接続
１１１を介してデータを受信するための受信ソフトウェア（図示せず）、送信器
から（たとえばマルチキャスト送信を介して）受信したデータ２４０、複数のフ
ィルタ２４２および２４４、および受信器アプリケーション・ソフトウェア２４
６が含まれる。
【００１９】 図２では、送信器１０２、ＣＭ１０４、ＡＣＰ１０６、および受信器１０８の
それぞれが、別々のデータ処理システム／ネットワーク要素内に図示されている
が、要素１０２、１０４、１０６、および１０８のうちの１つまたは複数が、同
一のデータ処理システム／ネットワーク要素に存在することができることを理解
されたい。さらに、要素１０２、１０４、１０６、および１０８の機能性は、本
発明の趣旨および範囲から逸脱せずに、追加のデータ処理システム、ノード、ま
たはネットワーク要素（図示せず）の間で分散することができる。たとえば、Ｃ
Ｍ１０４およびＡＣＰ１０６が異なるネットワーク要素に存在する例が、図１に
示されている。
【００２０】 ＣＭ／ＡＣＰ１１０には、キーボード、タッチパッド、またはマウスなどの、
ユーザまたは他の適当なソースから入力を受け取る入力デバイス２４０が含まれ
ることが好ましい。ＣＭ／ＡＣＰ１１０には、ディスプレイ画面、プリンタなど
の、ユーザまたは他の適当な宛先に情報を出力する出力デバイス２４２も含まれ
ることが好ましい。さらに、ＣＭ／ＡＣＰ１１０には、コンピュータ可読媒体２
４６を読み取ることができる、コンピュータ可読媒体入力デバイス２４４が含ま
れることが好ましい。
【００２１】 各受信器１０８には、キーボード、タッチパッド、またはマウスなどの、ユー
ザまたは他の適当なソースから入力を受け取る入力デバイス２５０が含まれる。
各受信器１０８には、ディスプレイ画面、プリンタなどの、ユーザまたは他の適
当な宛先に情報を出力する出力デバイス２５２も含まれる。さらに、各受信器１
０８には、コンピュータ可読媒体２５６を読み取ることができる、コンピュータ
可読媒体入力デバイス２５４が含まれる。
【００２２】 当業者は、図２のシステムに、入出力線などの追加情報、キーボード・マウス
、および音声入力デバイスなどの入力デバイス、およびディスプレイ端末などの
ディスプレイ・デバイスも含めることができることを理解するであろう。図２の
システムには、図を明瞭にするためにこの図に示されていない、アプリケーショ
ン・プログラム、オペレーティング・システム、データなども含めることができ
る。システム１００には、ディスク・ドライブ、キーボード、ディスプレイ・デ
バイス、ネットワーク接続、追加メモリ、追加ＣＰＵ、追加プロセッサ、ＬＡＮ
、入出力線などの、図示されていない多数の要素も含めることができることも理
解されたい。
【００２３】 以下の議論では、説明される方法および流れ図のステップが、記憶域２０４、
２０８、および２１２（または他の適当なメモリ）に格納された命令を実行する
プロセッサ２０２、２０６、および２１０（または別の適当なプロセッサ）によ
って実行されることを理解されたい。具体的に言うと、本明細書に記載のステッ
プは、ＣＭソフトウェア２３６、ＡＣＰソフトウェア２３８、または少なくとも
１つの受信器１０８内のフィルタリング・ソフトウェアのうちの１つによって実
行される。本発明が、特定の実施形態またはプログラミング技法に制限されず、
本発明を、本明細書に記載の機能性を実施するのに適当な技法を使用して実施す
ることができることも理解されたい。本発明は、特定のプログラミング言語、オ
ペレーティング・システム、またはネットワーク・プロトコルに制限されない。
【００２４】 記憶域２０４、２０８、および２１２内の命令およびデータ構造の一部または
すべてをコンピュータ可読媒体２４６、２５６（または他の適当なコンピュータ
可読媒体）からメモリに読み込むことができる。記憶域に含まれる命令のシーケ
ンスの実行によって、プロセッサ２０６、２１０（または他の適当なプロセッサ
）が本明細書に記載の処理ステップを実行する。代替実施形態では、ハードワイ
ヤされた回路を本発明を実施するためのソフトウェア命令の代わりにまたはこれ
と組み合わせて使用することができる。したがって、本発明との一貫性を有する
実施形態は、ハードウェア回路およびソフトウェアの特定の組合せに制限されな
い。
【００２５】 図２のシステムには、コンピュータ可読媒体２５６、２６６を読み取るコンピ
ュータ可読媒体入力デバイス２５４、２６４を含めることができる。本明細書で
使用する用語「コンピュータ可読媒体」は、実行のためにプロセッサに命令を供
給するのに参加するすべての媒体を指す。そのような媒体は、不揮発性媒体、揮
発性媒体、および伝送媒体を含むがこれに制限されない、多数の形態をとること
ができる。不揮発性媒体には、たとえば、記憶デバイスなどの、光ディスクまた
は磁気ディスクが含まれる。揮発性媒体には、ダイナミック・メモリが含まれる
。伝送媒体には、コンピュータ内のバスを構成するワイヤを含む、同軸ケーブル
、銅線、および光ファイバが含まれる。伝送媒体は、電波および赤外線データ通
信中に生成されるものなどの音波または光波、またはコンピュータ・ネットワー
クを介して伝送される電気信号の形をとることもできる。
【００２６】 コンピュータ可読媒体の一般的な形態には、たとえば、フロッピ・ディスク、
フレキシブル・ディスク、ハード・ディスク、磁気テープ、または他の磁気媒体
、ＣＤ−ＲＯＭ、他の光学媒体、パンチカード、紙テープ、穴のパターンを有す
る他の物理媒体、ＲＡＭ、ＰＲＯＭ、ＥＰＲＯＭ、フラッシュＥＰＲＯＭ、他の
メモリ・チップまたはカートリッジ、以下で説明する搬送波、または、コンピュ
ータが読み取ることのできる他の媒体が含まれる。
【００２７】 さまざまな形態のコンピュータ可読媒体を、実行のためにプロセッサに１つま
たは複数の命令の１つまたは複数のシーケンスを搬送するのに使用することがで
きる。たとえば、ＡＣＰソフトウェア２３８の命令は、当初は、磁気テープまた
はテープ上で搬送することができる。この命令は、記憶域２０８にロードされる
。その代わりに、命令を、モデムを使用して電話回線を介して送信することがで
きる。コンピュータ・システムにローカルなモデムは、電話回線上でデータを受
信することができ、赤外線トランスミッタを使用して、データを赤外線信号に変
換することができる。バスに結合された赤外線ディテクタが、赤外線信号で搬送
されるデータを受信し、そのデータをバスに置くことができる。バスは、データ
をメイン・メモリに運び、そのメイン・メモリから、プロセッサが命令を取り出
し、実行する。メイン・メモリによって受け取られる命令は、任意選択として、
プロセッサによる実行の前またはその後のいずれかに、記憶装置に格納すること
ができる。
【００２８】 ＩＩ．さまざまなネットワーク要素が、受信器として働くことができる 図３ないし５に、データ処理システム内のどの要素が受信器の役割を満たすこ
とができるかに関するさまざまな可能性を示す。図３に、受信器がエンド・ユー
ザ・システム３０２である場合のデータ処理システムの例を示す。したがって、
ＡＣＰ１０６によって送信されるフィルタは、エンド・ユーザ・システム３０２
に直接にロードされ、エンド・ユーザ・システム３０２は、下で説明するように
受信データのフィルタリングを実行する。
【００２９】 図４に、受信器がファイアウォール３０４であるデータ処理システムの例を示
す。ファイアウォール３０４は、そのフィルタのセットに従って、受信したすべ
てのマルチキャスト・パケットを検査し、そのフィルタに従って受信データをフ
ィルタリングする。ファイアウォール内のフィルタは、たとえば、エンド・ユー
ザに渡す前にデータを変更するか、ある所定の判断基準に合致するデータだけを
通過させるかのいずれかを行うことができる。ファイアウォール３０４は、その
後、１つまたは複数のエンド・ユーザ・システム３０２’にデータを渡す。
【００３０】 図５に、受信器がネットワーク境界ポイント３０６であるデータ処理システム
の例を示す。ネットワーク境界ポイントは、データ・パケットの通過を許可する
かどうかが判定される、ネットワーク内の点として定義される。たとえば、ネッ
トワーク境界ポイントのグループによって形成される特定の境界内にすべてのマ
ルチキャスト・トラフィックを含めることが望ましい場合がある。第２の例とし
て、いくつかの種類のパケットだけ、またはあるソースからのパケットだけが、
境界ポイントを通過することを許可される場合がある。図３ないし５は、例示に
すぎず、適当なネットワーク要素が、受信器として働く（したがって、動的フィ
ルタを含む）ことができることを理解されたい。
【００３１】 ＩＩＩ．管理制御ポイントからのフィルタのロード 図６は、ＡＣＰ１０６から送信されたフィルタの新しいセットをロードするた
めに受信器１０８によって実行されるステップを示す流れ図６００である。上で
述べたように、説明する実施形態では、受信器がチャネルを受信するためにＣＭ
１０４に登録する時に、ＡＣＰが、受信器にフィルタを送信する。したがって、
ステップ６０２で、受信器１０８が、複数のフィルタをＡＣＰ１０６から受信す
る。フィルタを送信する実際の機構は、特定の受信器１０８で使用されるフィル
タの種類に応じて、適当な機構とすることができる。ステップ６０４で、受信器
内の既存のフィルタが（ある場合に）、新しいフィルタによって置換される。そ
の代わりに、新しいフィルタを既存のフィルタに追加することができる。もう１
つの代替案として、フィルタと共に送信される情報に従って、新しいフィルタに
よって、受信器内のあるフィルタを選択的に置換することができる。
【００３２】 フィルタが、ＡＣＰ１０６によって決定される順序に従って受信器１０８に格
納されることを理解することが重要である。フィルタが格納される順序は、フィ
ルタが受信データに適用される順序である。この順序は、新たに受信するフィル
タの順序で暗示的とすることができ、また、フィルタと共に送信される情報に従
って明示的とすることができる。
【００３３】 上で述べたように、フィルタは、たとえばソフトウェア・モジュール、Ｊａｖ
ａクラス、またはパラメータとすることができる。ダウンロード可能Ｊａｖａク
ラスは、全般的に、Ｃｏｒｎｍｅｌｌ ＆ Ｈｏｒｓｔｍａｎｎ著、「Ｃｏｒｅ
Ｊａｖａ １．１： Ｆｕｎｄａｍｅｎｔａｌｓ」、Ｐｒｅｎｔｉｃｅ Ｈａ
ｌｌ（ＳｕｎＳｏｆｔ Ｐｒｅｓｓ）刊、１９９７年、Ｐｒｅｎｔｉｃｅ Ｈａ
ｌｌ（ＳｕｎＳｏｆｔ Ｐｒｅｓｓ）刊に記載されており、同書は、本発明と矛
盾しない範囲で参照によって本明細書に組み込まれる。図１３に、ＡＣＰ１０６
から送信されるフィルタがパラメータである場合の例を示す。この例では、フィ
ルタは、パケット１３０２内でＡＣＰ１０６から潜在的な受信器１０８にユニキ
ャストされ、受信器１０８内のテーブル１３０８に、ＡＣＰ１０６から送信され
た順序またはフィルタと共に指定された順序のいずれかで格納される。フィルタ
・セットも、潜在的な受信器１０８のすべてまたは潜在的な受信器１０８のサブ
グループに対する単位とすることができる。ソフトウェア１３１０が、アプリケ
ーション・プログラム１３１０に受信データを渡す前に、順番にフィルタのそれ
ぞれを取り出し、受信データに適用する。
【００３４】 図１４は、ＡＣＰ１０６から送信されるフィルタが実行可能モジュールである
場合の例を示すブロック図である。この例では、フィルタは、パケット１４０２
内でＡＣＰ１０６から潜在的な受信器１０８にユニキャストされ、ＡＣＰ１０６
から送信された順序またはフィルタと共に指定された順序のいずれかで受信器１
０８に格納される。データが受信される際に、オペレーティング・システム（Ｏ
Ｓ）などのソフトウェアが、受信データをアプリケーション・プログラム１４１
０に渡す前に、順番にフィルタのそれぞれを実行し、それらを受信データに適用
する。
【００３５】 図１５は、ＡＣＰ１０６から送信されるフィルタがＪａｖａクラスである場合
の例を示すブロック図である。この例では、フィルタは、ＡＣＰ１０６から潜在
的な受信器１０８にダウンロード可能Ｊａｖａクラス１５０２として送信され、
受信器１０８に格納される。この例では、フィルタは、ｒｅｃｅｉｖｅメソッド
がオーバーライトされるクラスの拡張であるＪａｖａクラスである。最初のフィ
ルタのメソッドが、データを受信し、処理し、次のフィルタのｒｅｃｅｉｖｅメ
ソッドを呼び出すことによって次のフィルタに渡す。この例では、フィルタが実
行される順序は、ＡＣＰ１０６によって決定され、指定される。図９のステップ
９０４に示されているように、ＡＣＰは、フィルタ・セットの次に低位のフィル
タを呼び出すように、受信器のフィルタ・セットの各フィルタをセットする。
【００３６】 したがって、データは、フィルタ・セットの各フィルタから、めいめいの次の
フィルタに渡される。説明する実施形態では、データは、Ｊａｖａのストリーム
・クラスまたはデータグラム・パケット・クラスを使用して、あるフィルタから
別のフィルタに渡される。データが受信器１０８で受信される際に、Ｊａｖａ仮
想マシン１５０４が、アプリケーション・プログラム１５１０に受信データを渡
す前に、受信データにフィルタのそれぞれを順番に適用する。
【００３７】 ＩＶ．送信器から受信したデータのフィルタリング 図７は、ＡＣＰ１０６から受信した受信器内のフィルタに従って、受信データ
をフィルタリングするために受信器によって実行されるステップを示す流れ図７
００である。説明する実施形態では、このデータは、送信器１０２から複数の受
信器に送信されるマルチキャスト・データであり、各受信器は、ＡＣＰ１０６か
ら受信したフィルタに応じて、異なる形で受信データをフィルタリングすること
ができる。その代わりに、送信器によって送信されるデータが複数の受信器によ
って受信される限り、ＩＰマルチキャスティング以外の方式を使用してデータを
送信することができる。
【００３８】 ステップ７０２で、受信器１０８が、マルチキャスト・データを受信する。デ
ータが受信され、受信器１０８内にフィルタがある場合（ステップ７０４および
７０６）、受信器１０８は、その動的フィルタを使用してデータを処理する。ス
テップ７１０で、フィルタが、データを変更または増補する種類である場合（ま
たは、フィルタがデータを通過させる場合）、データは、受信器・アプリケーシ
ョン・ソフトウェア２４６に配送される。
【００３９】 本発明によるフィルタによって実行することができる、膨大な数の潜在的なフ
ィルタリング機能が存在し、可能なすべてのフィルタをリストすることは非現実
的であることを理解されたい。一般に、フィルタは、データを増補する、データ
を変更する、またはデータにフィルタを通過させるかどうかを決定する、のいず
れかを行うことができる。
【００４０】 データの増補の例は、バージョン番号、時刻、または受信器に固有の識別を受
信データに追加することである。データの増補のもう１つの例が、データとして
受信した実行可能ゲーム・ソフトウェアに対する制限を設けることである。たと
えば、ある受信器が受信したあるゲームについて、年齢に適した制限を設けるこ
とが望ましい場合がある。データの増補のもう１つの例が、受信器に関連する人
間の名前または他の個人情報を追加することによるなど、特定の受信器について
受信データをパーソナライズすることである。
【００４１】 受信データの変更の例が、第１の言語の受信データがフィルタによって第２の
言語に翻訳される翻訳フィルタである。受信データの変更のもう１つの例が、「
下品な言葉」について受信データを監視し、その下品な言葉を削除するかより受
け入れられる語法に変更することである。データの変更のもう１つの例が、受信
器によって前に選択された判断基準に従って受信したコンテキストの部分を選択
する、受信器のための「パーソナライズされた新聞」を作成することである。
【００４２】 ある受信データの受信器を介する通過を制限するための受信データのフィルタ
リングは、エンド・ユーザ・システムまたは他の適当な受信器にもそのようなフ
ィルタリングが存在する可能性があるが、ファイアウォールおよびネットワーク
境界ポイントに有用である。ファイアウォールおよび境界ポイントの場合、エン
ド・ユーザ・システムは、ネットワークのさらに下流にあり、フィルタがデータ
を通過させる場合にファイアウォールまたは境界ポイントからデータを受け取る
。フィルタを介する受信データの通過の制限の例では、ある時刻またはある状況
（口座料金が未払いの場合など）に、パケットの通過を制限する。もう１つの例
では、ある送信器から受信したパケットをフィルタがネットワークのある境界ポ
イント内に制限する。もう１つの例では、受信器がパケットを渡す資格を与えら
れていない場合（受信器がデータへの特別アクセスについて支払っていない場合
など）に、あるパケットの通過が制限される。もう１つの例では、ウィルス・チ
ェックを行い、ウィルスがないと思われる実行可能ソフトウェア（データ）だけ
を通過させる。
【００４３】 フィルタが受信データに適用される順序が、結果の相違を生じる場合があるの
で、明示的であれ暗黙のうちであれ、ＡＣＰ１０６によって指定されたフィルタ
の順序が重要であることに留意することが重要である。たとえば、翻訳フィルタ
が、「下品な言葉」フィルタの前に適用される場合には、いくつかの好ましくな
い単語がフィルタ・アウトされなくなる可能性がある。その一方で、受信データ
が、まず下品な言葉についてフィルタリングされ、その後に翻訳される場合には
、より望ましい結果が生じる可能性がある（もちろん、翻訳が下品な言語のフィ
ルタリングの前に発生すると仮定されない限りにおいて）。上で述べたように、
フィルタの順序は、ＡＣＰ１０６によって決定され、特定のフィルタ・セットの
フィルタは、その順序を反映するようにセット・アップされる。
【００４４】 図１６に、フィルタがＪａｖａクラスである場合の本発明との一貫性を有する
フィルタ・セットの例を示す。図１６のフィルタ・セットには、入力をドイツ語
に翻訳する第１フィルタＧｅｒｍａｎＦｉｌｔｅｒ１６０２と、入力データから
禁止された単語を除去する第２フィルタＦｏｒｂｉｄｄｅｎＷｏｒｄＦｉｌｔｅ
ｒ１６０４が含まれる。この例では、ＡＣＰ１０６が、フィルタ１６０２および
１６０４をセット・アップし、その結果、第１フィルタ１６０２が、ネットワー
クから入力を受け取り（ステートメント１６１０）、第２フィルタ１６０４は、
第１フィルタ１６０２から入力を受け取る（ステートメント１６２０）。第１フ
ィルタ１６０２のステートメント１６１２は、ネットワークから入力を受け取り
、第２フィルタ１６０４のステートメント１６２２は、第１フィルタ１６０２か
ら入力を受け取る。
【００４５】 代替実施形態では、ＡＣＰ１０６が、フィルタ・セット内のフィルタの順序を
表すベクトルをセット・アップすることができる。受信器１０８は、そのベクト
ルで指定された順序に従ってフィルタを実行する。
【００４６】 Ｖ．管理制御ポイントからのフィルタの送信 図８は、受信器がチャネルについて登録する時にＣＭ１０４によって実行され
るステップを示す流れ図である。上で述べたように、本明細書では例としてマル
チキャスト・チャネル環境に関連して本発明を説明するが、本発明は、そのよう
な環境に制限されず、少なくとも１つの中間の制御ポイントからフィルタが送ら
れてくる複数の受信器によってデータが受信される適当な環境で使用することが
できる。
【００４７】 ステップ８０２で、ＣＭ１０４が、潜在的な受信器１０８から登録情報を受信
する。ステップ８０４で、ＣＭ１０４が、コマンド、メッセージ、または命令を
ＡＣＰ１０６に送信して、所定のフィルタのセットを新たに登録された潜在的な
受信器１０８に送信するように指示する。
【００４８】 図９は、潜在的な受信器１０８にフィルタを送信するためにＡＣＰ１０６によ
って実行されるステップを示す流れ図である。ステップ９０２で、ＡＣＰ１０６
が、ステップ８０４からのコマンド、メッセージ、または命令を受信する。ステ
ップ９０４で、ＡＣＰ１０６は、この潜在的な受信器がフィルタ・セット内のど
のフィルタを受信しなければならないかを判定する。説明する実施形態では、こ
のフィルタ・セットは、システム・マネージャまたは他の中間のオーソリティに
よって事前に決定される。ＡＣＰ１０６が、受信器１０８との対話に入り、さま
ざまなタイプのフィルタを受信器１０８が要求し、ＡＣＰ１０６がそれらを受信
器１０８に対して許可または拒否することもできる。ＡＣＰ１０６は、フィルタ
・セット内のフィルタを変更して、決定された順序を反映する。ステップ９０６
で、ＡＣＰ１０６は、たとえばユニキャスト・データ（図１３および１４）とし
て、ダウンロード可能Ｊａｖａクラス（図１５）として、または他の適当な送信
機構を使用して、潜在的な受信器１０８にフィルタ・セットを送信する。
【００４９】 本発明との一貫性を有する少なくとも１つの実施形態では、受信データ・パケ
ットがバッファリングされ、受信データ・パケットがグループとしてフィルタリ
ングされる。たとえば、一緒に取り上げられる複数の受信データ・パケットが、
適用可能な動的フィルタによって翻訳される必要がある文書を形成することがで
きる。本発明との一貫性を有する少なくとも１つの他の実施形態では、データ・
パケットが、受信時にフィルタリングされ、バッファリングされない。本発明と
の一貫性を有するもう１つの実施形態には、受信データをバッファリングする受
信器と、受信データをバッファリングしない受信器が含まれる。本発明との一貫
性を有するもう１つの実施形態では、特定の受信器が、事前に決定された種類の
データ・パケットだけをバッファリングし、他の種類のデータ・パケットはバッ
ファリングしない。
【００５０】 初期フィルタが潜在的な受信器に送信された後に、説明する実施形態では、Ａ
ＣＰ１０６が、受信器内のフィルタを更新することができる。図１０の例では、
この更新機能が、「チャネル変更」動作中に実行されるが、更新は、適当な時に
、または規則的にスケジューリングされたイベントとして、実行することができ
る。図１０は、マルチキャスト環境でのフィルタの更新を実行するステップを示
す、本発明との一貫性を有する実施形態によるネットワーク・データ処理システ
ムのブロック図である。図１１は、フィルタを更新するためにチャネル・マネー
ジャによって実行されるステップを示す流れ図１１００である。図１２は、フィ
ルタを更新するために管理制御ポイントによって実行されるステップを示す流れ
図１２００である。
【００５１】 この例では、ＣＭ１０４が、ステップ１１０２で受信器１０８に「チャネル変
更イベント」メッセージ１００４を送信し、受信器１０８は、ステップ１１０４
で、「チャネル・パラメータ」メッセージ１００６を送信し、これがＣＭ１０４
によって受信される。ＣＭ１０４は、ステップ１１０６でＡＣＰ１０６にコマン
ドまたは命令を送信し、ＡＣＰ１０６に図１２のステップを実行させる。本発明
は、コンピュータ・システム、テレビジョン・システム、情報システム、および
／またはオーディオ・システムもしくはこれらの組合せなど、受信器にデータを
マルチキャストする多数のシステムと共に動作することができることに留意され
たい。本発明は、説明されるチャネル・システムに制限されず、このチャネル・
システムは、例として提供される。
【００５２】 ステップ１２０２で、ＡＣＰ１０６が、フィルタを更新するための命令または
コマンドをＣＭ１０４から受信する。本発明との一貫性を有する実施形態では、
ＣＭは、特定の受信器、たとえば登録されたばかりの受信器のフィルタ・セット
を更新するようにＡＣＰ１０６に指示する。本発明との一貫性を有するもう１つ
の実施形態では、ＣＭ１０４は、複数の受信器のフィルタを更新するようにＡＣ
Ｐ１０６に指示する。本発明との一貫性を有するもう１つの実施形態では、ＡＣ
Ｐ１０６が、ＣＭ１０４からのコマンドまたは所定の時刻またはイベントの発生
時のいずれかに、すべての受信器のフィルタ・セットを更新する。これらの周期
的に更新されるフィルタを受信器にユニキャストまたはマルチキャストすること
ができる。ステップ１２０４で、ＡＣＰ１０６は、どのフィルタが受信器用の更
新されたフィルタのセットに含まれるかを判定し、ステップ１２０６で、これら
の更新されたフィルタを受信器に送信する。本発明のさまざまな実施形態では、
更新されたフィルタが、既存のフィルタに追加されるか、既存フィルタを置換す
るかのいずれかになる。本発明との一貫性を有するもう１つの実施形態では、Ａ
ＣＰ１０６が、フィルタ内容を再送信する必要なしに、潜在的な受信器内の既存
のフィルタの順序を変更するコマンドを送信することができる。
【００５３】 本発明との一貫性を有する少なくとも１つの実施形態では、受信器がそれに関
して登録されたチャネルに応じて、異なるフィルタ・セットが受信器に送信され
る。受信器は、複数のチャネルに関して登録する場合に、フィルタの複数のセッ
トを有することができる。１例として、受信器が、映画チャネルと音楽チャネル
について登録する場合に、その受信器は、フィルタの２つの異なるセットを受信
する。データがこの受信器によって受信される時に、受信器／フィルタは、デー
タのソース／チャネルを判定し、正しいフィルタのセットを適用する。
【００５４】 要約すると、本発明の説明された実施形態では、少なくとも１つの中間の管理
制御ポイントがフィルタを制御することができ、このフィルタが、ネットワーク
・システム内の潜在的なマルチキャスト受信器に送信される。少なくとも１つの
説明された実施形態では、フィルタは、受信器がコンテンツ・チャネルを受信す
るために登録する時に、受信器に送信される。更新されたフィルタを、他の適当
な時にＡＣＰによって受信器に送信することもできる。各受信器が、動的フィル
タの独自のセットを有するという事実は、送信器がマルチキャスティングを介し
て効率的にデータを送信することができるが、各受信器が、その必要に合わせて
受信データを調整することができることを意味する。
【００５５】 受信器は、たとえば、エンド・ユーザ・システム、ファイアウォール、または
ネットワーク境界ポイントとすることができる。動的フィルタは、たとえば、構
成パラメータ、実行可能ソフトウェア・モジュール、またはダウンロード可能Ｊ
ａｖａクラスとすることができる。
【００５６】 特定の実施形態に関して本発明を説明してきたが、前述の説明に鑑みて、多数
の代替形態、変更形態、および変形形態が当業者に明白になることは明らかであ
る。したがって、そのような代替形態、変更形態、および変形形態のすべてが、
添付請求項および同等物の趣旨および範囲に含まれることが企図されている。
【図面の簡単な説明】
【図１】 送信器、チャネル・マネージャ、管理制御ポイント、および受信器を含む、本
発明との一貫性を有する実施形態によるネットワーク・データ処理システムのブ
ロック図である。
【図２】 図１の図の要素の例の詳細を示す図である。
【図３】 受信器がエンド・ユーザ・システムである、データ処理システムの例を示す図
である。
【図４】 受信器がファイアウォールである、データ処理システムの例を示す図である。
【図５】 受信器がネットワーク境界ポイントである、データ処理システムの例を示す図
である。
【図６】 管理制御ポイントからフィルタの新しいセットをロードするために受信器によ
って実行されるステップを示す流れ図である。
【図７】 受信器内のフィルタに従って受信データをフィルタリングするために受信器に
よって実行されるステップを示す流れ図である。
【図８】 受信器がチャネルについて登録する時にチャネル・マネージャによって実行さ
れるステップを示す流れ図である。
【図９】 潜在的な受信器にフィルタを送信するために管理制御ポイントによって実行さ
れるステップを示す流れ図である。
【図１０】 潜在的な受信器内のフィルタを更新するために実行されるステップを示す、本
発明との一貫性を有する実施形態によるネットワーク・データ処理システムのブ
ロック図である。
【図１１】 フィルタを更新するためにチャネル・マネージャによって実行されるステップ
を示す流れ図である。
【図１２】 フィルタを更新するために管理制御ポイントによって実行されるステップを示
す流れ図である。
【図１３】 管理制御ポイントから送信されるフィルタがパラメータである場合の例を示す
ブロック図である。
【図１４】 管理制御ポイントから送信されるフィルタが実行可能モジュールである場合の
例を示すブロック図である。
【図１５】 管理制御ポイントから送信されるフィルタがＪａｖａクラスである場合の例を
示すブロック図である。
【図１６】 フィルタがＪａｖａクラスである、フィルタ・セットの例を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，Ｅ Ａ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，Ｇ Ｍ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ， ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，Ｎ Ｏ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ， ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＷ (72)発明者 カダンスキー，ミリアム アメリカ合衆国・01886・マサチューセッ ツ州・ウエストフォード・ウエストビュー ドライブ・165

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 データ処理ネットワーク・システム内の管理制御ポイントに
    よって実行される方法であって、管理制御ポイントによって実行される、 データの潜在的な受信器のグループのデータの潜在的な受信器がデータ受信の
    準備ができていることの表示を受信するステップと、 潜在的な受信器用のフィルタのセットを決定するステップと、 フィルタのセットを潜在的な受信器に送信するステップと を含む方法。
  2. 【請求項２】 送信するステップが、潜在的な受信器にフィルタのセットを
    ユニキャストするステップを含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
  3. 【請求項３】 フィルタのセットが、構成パラメータを含むことを特徴とす
    る請求項１に記載の方法。
  4. 【請求項４】 フィルタのセットが、実行可能ソフトウェア・モジュールを
    含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
  5. 【請求項５】 フィルタのセットが、ダウンロード可能Ｊａｖａクラスを含
    むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
  6. 【請求項６】 決定するステップが、潜在的な受信器用のフィルタのセット
    の順序を決定するステップを含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
  7. 【請求項７】 決定するステップが、潜在的な受信器のサブグループのすべ
    ての受信器について同一の所定のフィルタのセットを選択するステップを含むこ
    とを特徴とする請求項１に記載の方法。
  8. 【請求項８】 決定するステップが、受信データを増補するフィルタを含む
    フィルタ・セットを選択するステップを含むことを特徴とする請求項１に記載の
    方法。
  9. 【請求項９】 決定するステップが、受信データを変更するフィルタを含む
    フィルタ・セットを選択するステップを含むことを特徴とする請求項１に記載の
    方法。
  10. 【請求項１０】 決定するステップが、所定のフィルタ判断基準に合致する
    データを通過させるフィルタを含むフィルタ・セットを選択するステップを含む
    ことを特徴とする請求項１に記載の方法。
  11. 【請求項１１】 データの潜在的な受信器のグループのデータの潜在的な受
    信器がデータ受信の準備ができていることの表示を受信するステップが、 潜在的な受信器がマルチキャスティング・チャネル・ネットワーク内でチャネ
    ルを受信するために登録したことの表示を受信するステップ を含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
  12. 【請求項１２】 データの潜在的な受信器のグループのデータの潜在的な受
    信器がデータ受信の準備ができていることの表示を受信するステップが、 潜在的な受信器が、１つの送信器によって送信されるデータが複数の受信器に
    よって受信されるネットワーク内でチャネルを受信するために登録したことの表
    示を受信するステップ を含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
  13. 【請求項１３】 マルチキャスト・データ・チャネルを受信するために、チ
    ャネル・マネージャによって、潜在的な受信器を登録するステップと、 データの潜在的な受信器のグループのデータの潜在的な受信器がデータ受信の
    準備ができていることの表示を、チャネル・マネージャによって管理制御ポイン
    トに送信するステップと をさらに含む請求項１に記載の方法。
  14. 【請求項１４】 チャネル・マネージャおよび管理制御ポイントが、別々の
    データ処理システムに存在することを特徴とする請求項１３に記載の方法。
  15. 【請求項１５】 データの潜在的な受信器のグループのデータの潜在的な受
    信器が、第２の種類のデータを受信する準備ができていることの表示を受信する
    ステップと、 第２の種類のデータに従って、フィルタの第１セットと異なる、潜在的な受信
    器用のフィルタの第２セットを決定するステップと、 フィルタの第２セットを潜在的な受信器に送信するステップと をさらに含む請求項１に記載の方法。
  16. 【請求項１６】 データの潜在的な受信器のグループのデータの第２の潜在
    的な受信器が、データ受信の準備ができていることの表示を受信するステップと
    、 フィルタの第１の決定されたセットと異なる、第２の潜在的な受信器用のフィ
    ルタの第２セットを決定するステップと、 フィルタの第２セットを第２の潜在的な受信器に送信するステップと をさらに含む請求項１に記載の方法。
  17. 【請求項１７】 管理制御ポイントによって、データの潜在的な受信器のグ
    ループのデータの潜在的な受信器にフィルタのセットを送信するステップと、 潜在的な受信器によって、送信器からのデータを受信するステップと、 潜在的な受信器によって、管理制御ポイントから受信したフィルタのセットに
    従って、受信データをフィルタリングするステップと を含むデータ処理ネットワーク・システム内で実行される方法。
  18. 【請求項１８】 データの潜在的な受信器のグループの受信器によって、管
    理制御ポイントからフィルタのセットを受信するステップと、 受信器によって、送信器からデータを受信するステップと、 受信器によって、管理制御ポイントから受信したフィルタのセットに従って、
    受信データをフィルタリングするステップと を含むデータ処理ネットワーク・システム内で実行される方法。
  19. 【請求項１９】 フィルタのセットが、構成パラメータを含むことを特徴と
    する請求項１８に記載の方法。
  20. 【請求項２０】 フィルタのセットが、実行可能ソフトウェア・モジュール
    を含むことを特徴とする請求項１８に記載の方法。
  21. 【請求項２１】 フィルタのセットが、ダウンロード可能Ｊａｖａクラスを
    含むことを特徴とする請求項１８に記載の方法。
  22. 【請求項２２】 受信するステップが、受信器のサブグループのすべての受
    信器について、同一の所定のフィルタのセットを受信するステップを含むことを
    特徴とする請求項１８に記載の方法。
  23. 【請求項２３】 受信するステップが、受信データを増補するフィルタを含
    むフィルタ・セットを受信するステップを含むことを特徴とする請求項１８に記
    載の方法。
  24. 【請求項２４】 受信するステップが、受信データを変更するフィルタを含
    むフィルタ・セットを受信するステップを含むことを特徴とする請求項１８に記
    載の方法。
  25. 【請求項２５】 受信するステップが、所定のフィルタ判断基準に合致する
    データを通過させるフィルタを含むフィルタ・セットを受信するステップを含む
    ことを特徴とする請求項１８に記載の方法。
  26. 【請求項２６】 データの潜在的な受信器のグループのデータの潜在的な受
    信器がデータ受信の準備ができていることの表示を受信するように構成された部
    分と、 潜在的な受信器用のフィルタのセットを決定するように構成された部分と、 フィルタのセットを潜在的な受信器に送信するように構成された部分と を含むデータ処理ネットワーク・システム内の管理制御ポイント。
  27. 【請求項２７】 データの潜在的な受信器のグループのデータの潜在的な受
    信器がデータ受信の準備ができていることの表示を受信する手段と、 潜在的な受信器用のフィルタのセットを決定する手段と、 フィルタのセットを潜在的な受信器に送信する手段と を含むデータ処理ネットワーク・システム内の管理制御ポイント。
  28. 【請求項２８】 管理制御ポイントからフィルタのセットを受信するように
    構成された部分と、 送信器からデータを受信するように構成された部分と、 管理制御ポイントから受信したフィルタのセットに従って、受信データをフィ
    ルタリングするように構成された部分と を含むデータ処理ネットワーク・システム内の受信器。
  29. 【請求項２９】 管理制御ポイントからフィルタのセットを受信する手段と
    、 送信器からデータを受信する手段と、 管理制御ポイントから受信したフィルタのセットに従って、受信データをフィ
    ルタリングする手段と を含むデータ処理ネットワーク・システム内の受信器。
  30. 【請求項３０】 データ処理ネットワーク・システム内の管理制御ポイント
    （ＡＣＰ）のフィルタ送信部分を実施するためのコンピュータ可読コードをその
    中で実施されたコンピュータ使用可能媒体を含み、 データの潜在的な受信器のグループのデータの潜在的な受信器がデータ受信の
    準備ができていることの表示の受信をコンピュータに行わせるように構成された
    コンピュータ可読プログラム・コード・デバイスと、 潜在的受信器用のフィルタのセットの決定をコンピュータに行わせるように構
    成されたコンピュータ可読プログラム・コード・デバイスと、 潜在的受信器へのフィルタのセットの送信をコンピュータに行わせるように構
    成されたコンピュータ可読プログラム・コード・デバイスと を含む、コンピュータ・プログラム製品。
  31. 【請求項３１】 データ処理ネットワーク・システム内で受信器を実施する
    ためのコンピュータ可読コードをその中で実施されたコンピュータ使用可能媒体
    を含み、 受信器によって、管理制御ポイントからデータのフィルタのセットを受信する
    ように構成されたコンピュータ可読プログラム・コード・デバイスと、 受信器によって、送信器からデータを受信するように構成されたコンピュータ
    可読プログラム・コード・デバイスと、 受信器によって、管理制御ポイントから受信したフィルタのセットに従って、
    受信データをフィルタリングするように構成されたコンピュータ可読プログラム
    ・コード・デバイスと を含むコンピュータ・プログラム製品。
  32. 【請求項３２】 搬送波内で実施されるコンピュータ・データ信号であって
    、プロセッサによって実行される時に、管理制御ポイントによって、 データの潜在的な受信器のグループのデータの潜在的な受信器がデータ受信の
    準備ができていることの表示を受信するステップと、 潜在的な受信器用のフィルタのセットを決定するステップと、 フィルタのセットを潜在的な受信器に送信するステップと を実行することによって、プロセッサにフィルタを動的に送信させる命令のシ
    ーケンスを表す コンピュータ・データ信号。
  33. 【請求項３３】 搬送波内で実施されるコンピュータ・データ信号であって
    、プロセッサによって実行される時に、受信器によって、 管理制御ポイントからフィルタのセットを受信するステップと、 送信器からデータを受信するステップと、 管理制御ポイントから受信したフィルタのセットに従って、受信データをフィ
    ルタリングするステップと を実行することによって、プロセッサにフィルタを受信させる命令のシーケン
    スを表す コンピュータ・データ信号。
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