JP2002512079A5 - - Google Patents
Download PDFInfo
- Publication number
- JP2002512079A5 JP2002512079A5 JP2000544282A JP2000544282A JP2002512079A5 JP 2002512079 A5 JP2002512079 A5 JP 2002512079A5 JP 2000544282 A JP2000544282 A JP 2000544282A JP 2000544282 A JP2000544282 A JP 2000544282A JP 2002512079 A5 JP2002512079 A5 JP 2002512079A5
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vertebra
- implant
- joint
- bone growth
- vertebrae
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000007943 implant Substances 0.000 description 96
- 210000000988 Bone and Bones Anatomy 0.000 description 66
- 230000001808 coupling Effects 0.000 description 36
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 36
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 36
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 15
- 230000000087 stabilizing Effects 0.000 description 13
- 239000000463 material Substances 0.000 description 8
- 238000011105 stabilization Methods 0.000 description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
- 238000002054 transplantation Methods 0.000 description 6
- 238000011065 in-situ storage Methods 0.000 description 5
- 238000002513 implantation Methods 0.000 description 4
- 230000001537 neural Effects 0.000 description 4
- 229920000642 polymer Polymers 0.000 description 4
- 230000004936 stimulating Effects 0.000 description 4
- 238000001356 surgical procedure Methods 0.000 description 4
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000000956 alloy Substances 0.000 description 3
- 238000006065 biodegradation reaction Methods 0.000 description 3
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 description 3
- 210000001519 tissues Anatomy 0.000 description 3
- 102000007350 Bone Morphogenetic Proteins Human genes 0.000 description 2
- 108010007726 Bone Morphogenetic Proteins Proteins 0.000 description 2
- 210000001503 Joints Anatomy 0.000 description 2
- 229910001182 Mo alloy Inorganic materials 0.000 description 2
- MCMNRKCIXSYSNV-UHFFFAOYSA-N ZrO2 Chemical compound O=[Zr]=O MCMNRKCIXSYSNV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000000560 biocompatible material Substances 0.000 description 2
- 229920000249 biocompatible polymer Polymers 0.000 description 2
- VYZAMTAEIAYCRO-UHFFFAOYSA-N chromium Chemical compound [Cr] VYZAMTAEIAYCRO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 2
- 201000009910 diseases by infectious agent Diseases 0.000 description 2
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 2
- 239000011224 oxide ceramic Substances 0.000 description 2
- 239000002861 polymer material Substances 0.000 description 2
- 238000010079 rubber tapping Methods 0.000 description 2
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 2
- 239000010936 titanium Substances 0.000 description 2
- 229910052719 titanium Inorganic materials 0.000 description 2
- RTAQQCXQSZGOHL-UHFFFAOYSA-N titanium Chemical compound [Ti] RTAQQCXQSZGOHL-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910001928 zirconium oxide Inorganic materials 0.000 description 2
- 210000000845 Cartilage Anatomy 0.000 description 1
- 229910000684 Cobalt-chrome Inorganic materials 0.000 description 1
- 210000003141 Lower Extremity Anatomy 0.000 description 1
- 210000004705 Lumbosacral Region Anatomy 0.000 description 1
- 206010053643 Neurodegenerative disease Diseases 0.000 description 1
- 206010033799 Paralysis Diseases 0.000 description 1
- 210000000278 Spinal Cord Anatomy 0.000 description 1
- 210000001364 Upper Extremity Anatomy 0.000 description 1
- 238000005299 abrasion Methods 0.000 description 1
- 230000002745 absorbent Effects 0.000 description 1
- 239000002250 absorbent Substances 0.000 description 1
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive Effects 0.000 description 1
- 229920002988 biodegradable polymer Polymers 0.000 description 1
- 239000004621 biodegradable polymer Substances 0.000 description 1
- 239000000788 chromium alloy Substances 0.000 description 1
- 230000001684 chronic Effects 0.000 description 1
- 239000010952 cobalt-chrome Substances 0.000 description 1
- 229920001577 copolymer Polymers 0.000 description 1
- 230000000875 corresponding Effects 0.000 description 1
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 1
- 230000001066 destructive Effects 0.000 description 1
- JJTUDXZGHPGLLC-UHFFFAOYSA-N dilactide Chemical compound CC1OC(=O)C(C)OC1=O JJTUDXZGHPGLLC-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 201000010099 disease Diseases 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000036545 exercise Effects 0.000 description 1
- 230000001747 exhibiting Effects 0.000 description 1
- 238000011049 filling Methods 0.000 description 1
- 239000003324 growth hormone secretagogue Substances 0.000 description 1
- 230000002452 interceptive Effects 0.000 description 1
- 230000002427 irreversible Effects 0.000 description 1
- 238000011068 load Methods 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000006011 modification reaction Methods 0.000 description 1
- XYJRXVWERLGGKC-UHFFFAOYSA-D pentacalcium;hydroxide;triphosphate Chemical class [OH-].[Ca+2].[Ca+2].[Ca+2].[Ca+2].[Ca+2].[O-]P([O-])([O-])=O.[O-]P([O-])([O-])=O.[O-]P([O-])([O-])=O XYJRXVWERLGGKC-UHFFFAOYSA-D 0.000 description 1
- 229920002463 poly(p-dioxanone) polymer Polymers 0.000 description 1
- 239000000622 polydioxanone Substances 0.000 description 1
- 238000002360 preparation method Methods 0.000 description 1
- 230000000152 swallowing Effects 0.000 description 1
- 239000003106 tissue adhesive Substances 0.000 description 1
Description
【書類名】 明細書
【発明の名称】 関節結合脊椎インプラント
【特許請求の範囲】
【請求項1】
脊椎インプラント(10,20)であって、
第1の関節結合表面(40)、および第1の椎骨に係合する第1の外面(60)を備える第1の要素(20)、および
第2の関節結合表面(42)、および第2の椎骨に係合する第2の外面(70)を備える第2の要素(22)、
を備え、
前記第1の関節結合表面(40)が、前記第1の要素(20)の長さに沿って延びるロッカ(100)を有し、
前記第2の関節結合表面(42)が、前記第2の要素(22)の長さに沿って延びるチャネル(101)を有し、
前記第1の要素(20)と前記第2の要素(22)との間の相対移動を可能にし、支持軸(44)の方向での軸方向圧縮に抵抗するように、前記ロッカ(100)の少なくとも一部が前記チャネル(101)内に係合可能である、脊椎インプラント。
【請求項2】
前記第1の関節結合表面(40)が前記第2の関節結合表面(42)に当接して関節結合手段を形成する、請求項1記載の脊椎インプラント。
【請求項3】
前記関節結合手段が、前記第1の要素(20)に凹面を備え、かつ前記第2の要素(22)に凸面を備え、該凸面の少なくとも一部が該凹面内に係合する、請求項2記載の脊椎インプラント。
【請求項4】
前記チャネル(101)が、該チャネル(101)の頂部と底部との間のある点でのチャネル幅よりも大きなチャネル幅を該頂部および該底部に有する、請求項1記載の脊椎インプラント。
【請求項5】
前記チャネル(101)が、端部同士の間のある点でのチャネル幅よりも大きなチャネル幅を各端部に有する、請求項1記載の脊椎インプラント。
【請求項6】
前記第1の要素(20)が、前記第1の関節結合手段(40)と前記第1の外面(60)との間に位置する第1の結合チャンバ(30)を備え、
前記第1の外面(60)が、前記第1の結合チャンバ(30)内への骨成長を推進する少なくとも1つの開口部(36)を画定する、請求項1記載の脊椎インプラント。
【請求項7】
前記第2の要素(22)が、前記第2の関節結合表面(42)と前記第2の外面(70)との間に位置する第2の結合チャンバ(34)を備え、
前記第2の外面(70)が、前記第2の結合チャンバ(34)内への骨成長を推進する少なくとも1つの開口部(36)を備える、請求項1記載の脊椎インプラント。
【請求項8】
前記第1の外面(60)が、丸みを帯びた第1の外壁を備え、前記第2の外面(70)が、丸みを帯びた第2の外壁を備える、請求項1記載の脊椎インプラント。
【請求項9】
前記丸みを帯びた第1の外壁および前記丸みを帯びた第2の外壁が、第1の椎骨と第2の椎骨との間の空洞内に前記脊椎インプラントをしっかり固定する固定手段を備える、請求項8記載の脊椎インプラント。
【請求項10】
前記固定手段が、前記丸みを帯びた第1の外面および第2の外面のそれぞれによって画定されるねじ付き表面を備える、請求項9記載の脊椎インプラント。
【請求項11】
前記丸みを帯びた第1の外壁および前記丸みを帯びた第2の外壁が半円柱状外面を備える、請求項8記載の脊椎インプラント。
【請求項12】
前記丸みを帯びた第1の外壁および前記丸みを帯びた第2の外壁が半楕円状外面を備える、請求項8記載の脊椎インプラント。
【請求項13】
後端(92)および前端(93)をさらに有し、
前記後端(92)の第1の半径が、前記前端(93)の第2の半径よりも大きい、請求項1記載の脊椎インプラント。
【請求項14】
前記第1の要素(20)を前記第2の要素(22)に一時的に剛性に結合する安定化手段をさらに備える、請求項1記載の脊椎インプラント。
【請求項15】
前記安定化手段が、前記第1の要素(20)の一部と前記第2の要素(22)の一部を取外し可能に係合するようになっているエンドキャップ(90)を備える、請求項14記載の脊椎インプラント。
【請求項16】
前記安定化手段が、移植後に吸収されるようになっている少なくとも1つの生体再吸収性要素を備える、請求項14記載の脊椎インプラント。
【請求項17】
前記第1の関節結合表面(40)と前記第2の関節結合表面(42)との間に中間関節結合要素(82,90)が位置決めされる、請求項1記載の脊椎インプラント。
【請求項18】
前記第1の関節結合表面(40)が凹面を備え、前記第2の関節結合表面(42)が凸面を備え、前記中間関節結合要素がほぼ半球状のキャップ(90)を備える、請求項17記載の脊椎インプラント。
【発明の詳細な説明】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、1998年4月23日に出願された同時係属中の米国特許出願第09/065816号の一部継続出願である。
【0002】
発明の背景
発明の分野
本発明は全般的には、椎間板置換で使用される脊椎インプラントに関し、特に、骨成長によって、隣接するに椎骨に結合され、それによって、適切な脊椎間間隔を回復し、神経根および/または脊髄の圧縮をなくし、同時に脊椎の柔軟性を維持する関節結合インプラントに関する。
【0003】
関連技術の説明
脊柱は、正常な状態では軟骨性椎間板によって互いに分離される多くの椎骨で形成されている。これらの椎間板は、隣接する椎骨間のクッションを形成し、脊柱の支持軸に沿った圧縮に抵抗するが、椎骨同士の間の限られた移動を可能にして正常な脊椎の固有の柔軟性を与える。怪我、病気、またはその他の変形性疾患によって、1つまたは複数の椎間板を収縮させるか、崩壊するか、退化するか、変位させるか、ヘルニアにするか、あるいはその他の点で損傷する可能性がある。この場合、隣接する神経根または脊髄が圧縮され、慢性で消耗性の痛みが生じ、悪化した状況では、上肢および/または下肢の不可逆性の麻痺が起こる恐れがある。
【0004】
損傷するか、あるいは脱臼した椎間板を置換する多くの装置および方法が提案されている。1つの一般的な手法では、適切な脊椎間間隔を維持し、椎骨同士の間の相対的な移動をなくすように、互いに隣接する椎骨が永久的に安定化または「結合」される。様々な椎骨安定化方法が開発されている。例えば、骨のダウエル状部分の自己移植片が隣接する椎骨同士の間に移植され、椎骨間空間を横切って骨が成長させられ、それによって、互いに隣接する椎骨が1つの骨質量として結合されている。この手順の欠点は、患者の体の他の部分から移植片用ドナー骨を得る必要があり、典型的には独立の外科手順が必要になり、その結果、合併症および経費が増大することである。代替骨源は死体の骨であり、この場合、感染性の病気、欠陥のある移植片の導入、破壊、または変位が起こる可能性がある。この椎骨安定化方法の他の方法として、穿孔が設けられた円筒状骨バスケットを隣接する椎骨同士の間に移植することが挙げられる。移植用の椎骨を準備する段階において作製された骨フラグメントが、骨バスケットに挿入され、バスケット内への骨成長、バスケット内での骨成長、およびバスケットの周りでの骨成長が推進される。
【0005】
互いに隣接する椎骨を結合することによる椎骨の安定化は、椎骨間間隔を永久的に維持することにおいて成功しているが、いくつかの欠点を有することが判明している。互いに隣接する椎骨を結合すると必然的に、脊椎の通常の運動範囲がなくなり、それによって患者の脊椎の柔軟性が低下する。また、椎骨同士を結合すると、脊柱の互いに隣接する可動部分に応力が加えられ、結合された椎骨の上下にある正常な関節表面の破壊が急速に進むことが少なくない。
【0006】
椎骨同士の間の相対的な移動を可能にするように「関節結合」された補形物で、損傷した椎間板を置き換えることも提案されている。この種の公知の装置では、補形物と椎骨が不適切に取り付けられることが判明している。公知の関節結合補形物の構成要素同士を意図したように移動させることによって、補形物と隣接する骨表面とを相対的に運動させることができる。このような運動は骨成長を阻害するので、関節結合補形物は一般に、骨成長による取付けには適合しないものとみなされている。また、このような装置の関節要素は通常、所望の運動範囲を実現するためにかなりの垂直範囲を占有しなければならず、しかも椎骨間空間内にはまらなければならないので、このような装置の取付けは一般に、関節要素の両側に椎骨の固定点として設けられた平坦なプレートまたは表面を使用すること
によって行われている。この取付けは、圧縮ばめまたは摩擦ばめ、スパイク付き突起、ねじまたはピンによって行うことができ、いくつかの例では、組織の多孔表面への成長によって補助することができる。しかし、このような取付け機構は、所望の固定度および固定強度を有さない可能性がある。さらに、いくつかのこのような装置は、それが取り付けられる椎骨の表面を越えて延びる取付けフランジを使用している。これは、椎骨の表面を越えて延びるフランジが隣接する組織を妨害するか、あるいは損傷させる可能性があるので望ましくないことが判明している。例えば、すぐ隣の傷つきやすい食道領域内に延びるフランジが嚥下および発語を妨害するか、あるいは穿孔および場合によっては致命的な感染を生じさせる恐れがあることが報告されている。ねじおよびピンによる連結を使用する場
合の欠点は、そのようなコネクタが外れ、損傷を生じさせる可能性があることである。
【0007】
したがって、椎骨間間隔を永久的に維持して神経圧縮または脊髄圧縮を防止し、同時に、影響を受ける椎骨同士の間の自然運動範囲をできるだけ維持するうえで有効な脊椎インプラントが必要であることがわかる。さらに、椎骨との永久的で強力な取付け部を形成することができ、しかも装置自体が取り付けられている外部表面を越えて突き出ることのないような装置が必要である。さらに、椎骨間間隔を維持して神経および脊椎の圧縮を防止し、同時に、椎骨同士の間の自然相対運動を維持する、損傷するかあるいは変位した椎間板を置換する方法が必要である。本発明の一次的な目的は、これらおよび他の要件を満たす装置および方法を提供することである。
【0008】
発明の概要
簡単に説明すると、本発明は、好ましい形態では、第1の椎骨に係合する第1の連結手段を有する第1の要素を含む脊椎インプラントを備えている。第1の連結手段は、第1の要素を第1の椎骨に結合するために第1の結合チャンバ内への骨成長を推進する少なくとも1つの開口部を有する第1の結合チャンバを含んでいる。このインプラントは、第2の椎骨に係合する第2の連結手段を有する第2の要素も含んでいる。第2の連結手段は、第2の要素を第2の椎骨に結合するために第2の結合チャンバ内への骨成長を推進する少なくとも1つの開口部を有する第2の結合チャンバを含んでいる。このインプラントは、第1の要素と第2の要素を、それらの間で相対移動が可能になるように結合する内部関節結合手段も含んでいる。「内部関節結合手段」の用語は、装置と隣接する骨またはその他の
組織などの外部構造との間ではなく装置の構成要素同士の間の相対移動を可能にする装置を意味するものである。
【0009】
本発明の特定の態様では、第1および第2の要素は、半円柱状または半楕円状の外面を有することができる。第1および第2の要素はそれぞれ、結合チャンバ内への骨成長を可能にするために1つまたは複数の開口部が穿孔された外壁を有し、内部関節結合手段を形成する当接関節表面を有している。他の好ましい態様では、関節表面は、椎骨同士の間の相対的なピボット運動を可能にするが、椎骨同士の間の圧縮には抵抗する玉継手型関節(または溝およびチャネル、あるいは他のそのような関節)を形成する凹凸面に係合するように形成されている。
【0010】
公知の非関節結合椎骨結合インプラントを移植する際に使用される方法と同様な方法を使用して移植できる単一の要素を形成するように第1の要素と第2の要素を結合することができる。生体再吸収性要素を介在させて移植を可能にすると共に、初期安定化期間中に結合チャンバ内への骨成長と第1および第2の要素の隣接する骨への結合とを可能にし、初期安定化期間の後、一時安定化手段自体が生分解し、第1の要素と第2の要素との関節結合を可能にすることによって第1の要素と第2の要素を剛性に結合する一時安定化手段を設けることができる。
【0011】
本発明は、第1の関節結合表面と、脊柱にほぼ平行な支持軸に沿って第1の関節結合表面の少なくとも一部に係合する第2の関節結合表面と、第1の関節結合表面を第1の椎骨に連結する第1の連結手段と、第2の関節結合表面を第2の椎骨に連結する第2の連結手段とを有する脊椎インプラントを備える発明としてさらに説明することができる。第1および第2の関節結合表面は、支持軸の方向での第1の要素と第2の要素との間の軸方向圧縮に抵抗するが、第1の要素と第2の要素との間の相対的なピボット運動を可能にする。第1の連結要素および第2の連結要素のうちの少なくとも一方、好ましくは両方は、骨成長を推進し、それによってインプラントを所定の位置に永久的にしっかりと取り付ける少なくとも1つの開口部を有する結合チャンバを備えている。
【0012】
他の好ましい形態では、本発明は、第1の椎骨と第2の椎骨との間に椎骨間空間を維持する方法を備えている。この方法は、空洞を形成するように第1の椎骨の一部を除去する段階と、第1の椎骨に形成された空洞内に脊椎インプラントの第1の要素を取り付ける段階と、脊椎インプラントの第2の要素を第2の椎骨に連結する段階とを含んでいる。第1の要素は、第1の関節結合表面と、第1の椎骨からの骨成長を推進する少なくとも1つの開口部を有する第1の結合チャンバとを含んでいる。第2の要素は第2の関節結合表面を含んでおり、第1の関節結合表面と第2の関節結合表面は、第1の要素と第2の要素との間の相対的なピボット移動を可能にするが第1の要素と第2の要素との間の相対的な圧縮を防止する関節を形成するように隣接している。他の好ましい態様では、この方法は、第2の要素を受容する空洞を形成するように第2の椎骨の一部を除去する段階を含むこともできる。第2の要素は、第2の椎骨からの骨成長を推進する第2の結合チャンバを含むこともできる。移植に適応するように椎骨の一部を除去する段階によって形成された骨フラグメント、または骨成長刺激化合物または骨成長刺激装置を結合チャンバに挿入し、骨成長を推進することができる。
【0013】
本発明のこれらならびに他の目的、特徴、および利点は、以下の詳細な説明を参照し、添付の図面と共に読んだときにより容易に理解されると思われる。
【0014】
発明の詳細な説明
次に、全体にわたって同じ参照符号が同じ部分を表す図面を詳しく参照して、本発明の好ましい形態について説明する。図1ないし図3に示されているように、本発明の1態様は、一般的には第1の要素20および第2の要素22を備える脊椎インプラント10を備えている。第1の要素20は、第1の要素と第2の要素との間の相対的なピボット移動を可能にする内部関節結合手段24によって第2の要素22に結合されている。
【0015】
図4Aおよび図4Bは、インサイチューで第1の椎骨12と第2の椎骨14との間に設置された本発明の脊椎インプラント10を示している。インプラント10は、椎骨体の前部の、第5頚椎と第6頚椎との間に移植されるように示されている。しかし、本発明の装置および方法は、椎骨の前部手法および後部手法に適用することができる。
【0016】
図2ないし図3で最もよくわかるように、インプラント10の第1の要素20は、第1の椎骨12に係合する、第1の結合チャンバ30の形の第1の連結手段を備えている。第1の要素を第1の椎骨12に結合するように第1の椎骨12から第1の結合チャンバ30内への骨成長、第1の結合チャンバ30内での骨成長、および第1の結合チャンバ30の周りでの骨成長を推進するために第1の結合チャンバ30に少なくとも1つの開口部32が形成されている。好ましくは、骨成長をさらに推進するために複数の開口部32が設けられている。骨成長による結合は、他の既知の連結手段の場合よりも永久的で剛性な連結部をインプラント10と骨構造との間に形成することが判明している。
【0017】
インプラント10の第2の要素22は、第2の椎骨14に係合する第2の連結手段を備えている。第2の連結手段は、構造が前述の第1の結合チャンバ30とほぼ同様な第2の結合チャンバ34を備えていることが好ましく、このチャンバ34は、第2の椎骨14から第2の結合チャンバ34内への骨成長、第2の結合チャンバ34内での骨成長、および第2の結合チャンバ34の周りでの骨成長を推進するために形成された少なくとも1つの開口部36を備えている。または、第2の連結手段は、接着連結部、ねじ連結部、ピン連結部、または他の有効な代替連結手段を備えることができる。しかし、他の既知の取付け手段よりも永久的でしっかりした結合部が形成されるので、第2の結合チャンバ30を設けることが好ましい。図面では、第1の要素20および第1の椎骨12が第2の要素22および第2の椎骨14よりも上に示されているが、本明細書で説明する第1の要素が、脊柱上の、第2の要素が取り付けられる第2の椎骨よりも低い位置で第1の椎骨に取り付けられる逆構成も、本発明に包含されることが理解されると思われる。第1および第2の要素は、チタン、外科合金、ステンレススチール、クロムモリブデン合金、コバルトクロム合金、酸化ジルコニウムセラミック、非吸収性ポリマー、その他の生体適合金属材料または生体適合高分子材料を非制限的に含む生体適合材料で製造することができる。
【0018】
次に図2ないし図3を参照するとわかるように、本発明の関節結合手段24は好ましくは、第1の要素20上に設けられた第1の関節結合表面40と、第2の要素22上に設けられた、第1の関節結合表面に当接する第2の関節結合表面42とを備えている。第1および第2の関節結合表面40、42は好ましくは、例えば、チタン、ステンレススチール、外科合金、クロムモリブデン合金、コバルトクロム合金、酸化ジルコニウムセラミック、非吸収性ポリマー、その他の生体適合金属材料または生体適合高分子材料など、低摩擦、耐磨耗・耐衝撃、生体適合材料で製造されるか、あるいは被覆されている。関節結合手段24は、第1の手段20と第2の手段22との間の軸方向圧縮に抵抗するが、第1の手段20と第2の手段22との間のピボット移動を可能にする。したがって、関節結合手段24は、図4に示されているように移植されると、例えば図4に示されているように脊柱に沿って延びている支持軸44に沿った第1の椎骨12と第2の椎骨14との間の軸方向圧縮に抵抗するが、椎骨同士の間のピボット移動を可能にする。「ピボット」の語は、支持軸44の周りの回転運動と捻れ運動の一方または両方(例えば、頭部を右または左に旋回させることによる頚椎同士の間の回転)、および/または支持軸44に対して任意の方向に傾いた傾斜運動(例えば、頭部を前方または後方に傾け、かつ/または頭部を右下または左下に傾けること)を包含するものである。
【0019】
軸方向圧縮と、支持軸44に垂直な横方向並進とは、第2の内部関節結合表面42から突き出る凸面48などの隆起部を受容する凹面46などの空隙を第1の内部関節結合表面に設けることによって、第1の椎骨12と第2の椎骨14との間で抵抗を受ける。この「玉継手」構成は、第1の椎骨12と第2の椎骨14との間の支持軸44の周りでの相対的な回転を可能にする。関節結合手段24は、可能な回転移動の範囲を制限する1つまたは複数のストップを備えることができる。
【0020】
関節結合手段24用の「玉継手」構成だけでなく他の構成も可能である。図8および図10に示されている代替態様では、関節結合手段はロッカ100およびチャネル101を備えている。第2の関節結合表面42は、第2の要素22の長さに沿って延びる実質的にU字形のチャネル101を備えることができる。第1の関節結合表面40は、例えば第1の要素20の長さに沿った半楕円状でよい、チャネル101に対応する形状のロッカ100を備えている。このような構成は、1つの平面内での傾斜運動を可能にする。図9に示されているこの代替態様では、チャネル102の形状を修正することによって関節結合手段24に第2の運動範囲を追加することができる。修正されたチャネル102は、例えば、チャネル102の深さにわたる、実質的には砂時計状でよい。チャネルの基部103および口部104でのチャネル幅は、チャネルの中点105でのチャネル幅よりも大きい。砂時計状チャネル102は、2つの垂直な線形平面に沿った傾斜運動を可能にする。
【0021】
図11に示されているこの態様の第2の代替態様では、チャネル106の形状を修正することによって関節結合手段24に第2の代替運動範囲を追加することができる。修正されたチャネル106は、例えば、第2の要素22の長さにわたる実質的には砂時計状でよい。チャネルの長手方向中点107でのチャネル幅は、チャネル前端108および後端109でのチャネル幅よりも小さい。本開示の恩典を有する当業者には、本明細書で説明する「砂時計」状が、チャネルの終点(またはチャネルの頂部および底部)での幅または終点近傍での幅が終点同士の間のある点での幅よりも広いかぎり様々な曲線または直線縁部を含むことが理解されると思われる。砂時計状チャネル106は中心軸の周りでの2つの運動範囲、すなわち、傾斜運動およびピボット運動を可能にする。患者によってこれらの運動が望ましい場合がある。
【0022】
関節結合手段24は、第1の椎骨12と第2の椎骨14との間の1つまたは複数の方向への相対的な傾斜移動を可能にするために第1の内部関節結合表面40および/または第2の内部関節結合表面42に形成された斜めにずれた1つまたは複数のベベル50をさらに備えることが好ましい。図示されている態様によれば、第1および第2の内部関節結合表面40、42はそれぞれ、図9で最もよくわかるようにほぼ角錐構成の斜めにずれたベベル50を備えることができ、それによってすべての方向(3600)での傾斜移動が可能になる。ほぼ円錐状の構成も可能であり、この場合も、回転移動と3600の傾斜移動との両方が可能になる。また、図10および図11に示されているように、第1および第2の関節結合表面40、42はそれぞれ、より大きな運動範囲を実現するほぼ弧状の構成
を備えることができる。
【0023】
脊椎の自然運動範囲は、第1および第2の関節結合表面40、42のそれぞれの周囲に約50のベベル50を形成し、それによって、互いに隣接する椎骨間のすべての方向で約100の傾斜を可能にすることによって近似することができる。図示されているように、関節結合手段24のピボット点またはピボット軸は、第1および第2の関節結合表面40、42上のほぼ中央に位置しており、図4に示されているように移植されたときに脊椎の垂直回転軸に整列する。しかし、関節結合手段24の回転中心を脊椎の垂直回転軸の中央、前側、後側、左側、または右側に位置決めするか、あるいは垂直回転軸に対して偏心させて(前後方向と左右方向の両方に心ずれさせる)位置決めするように上記の位置を選択的に変更して脊椎を適切に位置合わせし、それによって、矢状および冠状の最適な脊椎平衡および位置合わせを回復することができる。
【0024】
図1に最もよく示されている1つの態様では、本発明のインプラント10の第1の要素20および第2の要素22は好ましくは、ほぼ円筒状の本体を形成するように隣接するほぼ半円筒状の外壁60、70を備えている。組立て構成のとき、前述のように、第1の要素20および第2の要素22が互いに当接し、第1および第2の要素のそれぞれの第1の関節結合表面40と第2の関節結合表面42が、互いに隣接し係合する。第1の要素20は好ましくは、丸みを帯びた第1の外壁60をさらに備えている。骨成長を推進する1つまたは複数の開口部32が、丸みを帯びた第1の外壁60に設けられており、丸みを帯びた第1の外壁60と第1の関節結合表面40との間に形成された第1の結合チャンバ62と連通している。同様に、第2の要素22は、骨成長を推進する1つまたは複数の開口部36を形成する丸みを帯びた第2の外壁70を備えることが好ましい。開口部36は、丸みを帯びた第2の外壁70と第2の関節結合表面34との間に形成された第2の結合チャンバ72と連通している。丸みを帯びた第1の外壁60および第2の外壁70は、移植時のインプラント10の椎骨間空間への進入を容易にすると共に、移植後にインプラント10を所定の位置にしっかりと固定するのを助けるためにねじ山80を備えることができる。丸みを帯びた第1の外壁60および第2の外壁70のそれぞれ上のねじ山80は好ましくは、第1の要素20と第2の要素22が係合するときに連続するねじ山を形成するように位置合わせされる。いくつかの例では、セルフタッピングねじ山80を設け、かつ/またはKuslichらの米国特許第5489308号によって教示されているように移植によって生成される骨フラグメントを開口部32内に向けるようにねじ山80を構成することが望ましい。上記の態様ほど好ましくない他の態様では、ねじ山80を、平滑表面形状、薄板状表面形状、フランジ状表面形状、スパイク状表面形状、またはビード状表面形状を備える輪郭付けされた外面で置き換えることができる。インプラント10は、強度を高めるために第1の要素20および/または第2の要素22に1つまたは複数の支持フランジ85をさらに備えることができる。
【0025】
図6a、図6b、図12に最もよく示されている第2の態様では、本発明の第1の要素20および第2の要素22は好ましくは、ほぼ楕円状の本体を形成するように隣接するほぼ半楕円状の外壁97、99を備える。組立て構成の場合、前述のように、第1の要素20および第2の要素22が互いに当接し、第1の要素および第2の要素のそれぞれの第1の関節結合表面40と第2の関節結合表面42が、互いに隣接し係合する。第1の要素20は好ましくは、丸みを帯びた第1の外壁97をさらに備えている。骨成長を推進する1つまたは複数の開口部32が、丸みを帯びた第1の外壁97に設けられており、丸みを帯びた第1の外壁97と第1の関節結合表面40との間に形成された第1の結合チャンバ62と連通している。同様に、第2の要素22は、骨成長を推進する1つまたは複数の開口部36を形成する丸みを帯びた第2の外壁99を備えることが好ましい。開口部36は、丸みを帯びた第2の外壁99と第2の関節結合表面42との間に形成された第2の結合チャンバ72と連通している。第2の態様では、第1の要素20および第2の要素22の輪郭付けされた外面は、移植後にこの要素をしっかりと固定するために平滑表面形状、薄板状表面形状、フランジ状表面形状、スパイク状表面形状、またはビード状表面形状を備えることができる。インプラント10は、強度を高めるために第1および/または第2の要素20、22に1つまたは複数の支持フランジ85をさらに備えることができる。
【0026】
図7および図12に示されている他の態様では、要素10を水平軸に沿ってテーパ付けすることができる。後端92は、前端93よりも大きな垂直半径を有する。テーパ形状は、除去する必要のある材料の量を削減し、第1の椎骨と第2の椎骨との間にインプラント10を挿入するのを容易にする。
【0027】
他の好ましい態様では、本発明は、第1の要素20と第2の要素22との間の相対移動を防止するために第1の要素20を第2の要素22に一時的に剛性に結合する1つまたは複数の安定化手段をさらに備えることができる。例えば、インプラント10を椎骨間空間に挿入する際に第1の要素20および第2の要素22を所定の位置に剛性に保持することが好ましい。また、患者の通常の活動中にインプラント10と椎骨12、14との間の相対運動を防止するために、結合チャンバへの十分な骨成長を可能にするように移植後に十分な時間の間第1の要素20と第2の要素22を剛性に結合したままにしておくべきである。通常、第1の要素20と第2の要素22が結合解除され互いに関節結合させられる後に、約8週間ないし20週間の骨成長を促せば十分である。第1の要素および第2の要素のこの一時的な安定化は、本発明では、生体再吸収性材料で形成された中期安定化手段を使用することによって、第2の外科手順の必要なしに行われる。生体再吸収性材料の例には、ポリグリコラートポリマーまたは類似体、ラクチド、ポリジオキサノン、ポリグリコネート、ラクチド/グリコリドコポリマーが含まれる。構成材料を適切に選択することによって、安定化手段を生分解させる必要のある時間を効果的に調節することができる。安定化手段が溶解し、体内に吸収された後、インプラント10の第1の要素および第2の要素が結合解除され、関節結合が可能になる。図3に示されている例示的な1つの態様では、安定化手段は、第1の要素20と第2の要素22との間の相対運動を防止するために第1の要素20と第2の要素22との間にくさび止めされた1つまたは複数の生分解可能なシムを備えることができる。他の例示的態様では、第1の要素20および第2の要素22が、図2ないし図3に示されている結合構成に配置され、関節結合表面40と関節結合表面42との間の空間に、これらの要素を所定の位置に結合する中期一時的安定化手段を形成する生分解可能なポリマーが注入または充填される。結合チャンバ30、34および結合チャンバの開口部32、36にポリマーを充填すると骨成長が阻害される恐れがあるので、これを回避するよう注意が払われる。装置の移植を助けるためにねじ山82も剥き出しにしたままにしておく。図2に示されている他の例示的態様では、安定化手段は、第1の要素20と第2の要素22を結合するようにインプラント10の後端92に取外し可能に係合する、取外し可能かつ/または生体再吸収性エンドキャップ90を備えている。エンドキャップは、インプラント10に係合する1つまたは複数のクリップ94と、インプラント10を椎骨間空間に進入させるために使用されるレンチ、ドライバ、またはその他の作動装置に係合する1つまたは複数のキー溝96とを備えることができる。インプラント10の前端93に第2の取外し可能かつ/または吸収性エンドキャップを設置することができる。これらのエンドキャップは、十分な骨成長および結合が起こるまで、以下に詳しく説明するように結合チャンバ30、34のチャンバ62、72内に骨フラグメントを保持するように機能することもできる。
【0028】
本発明の他の態様は、インプラント10を示す図5に示されており、このインプラント10は、一般的には、実質的に前述のように第1の要素20および第2の要素22を備えており、さらに、第1の要素20の凹面46と第2の要素22の凸面48との間に挿入されたほぼ半球状の皿形キャップ48を備える中間関節結合要素を備えている。キャップ90は好ましくは、衝撃荷重を吸収するようにいくらか弾性であってよい耐磨耗低摩擦構成材料で製造される。キャップ90を設けることによって、キャップの上面と第1の要素20の凹面46との間の界面と、キャップの下面と第2の要素22の凸面48との間の界面での関節結合が可能になり、したがって、2極性の関節結合が得られる。この構成は、磨耗を2つの関節結合界面上に分散させることによって関節結合表面上の磨耗を低減させる。キャップの凹状下面を第2要素22の凸面に係合させ、キャップ90の凹状上面を第1の要素20の凸面と係合させることにより、インプラント10を設置したときにキャップ90が外れるのが防止される。
【0029】
本発明は、第1の椎骨12と第2の椎骨14との間の所望の椎骨間空間を維持する方法をさらに含む。この方法は、空洞を形成するように第1の椎骨の一部を除去する段階、関節結合脊椎インプラントの第1の要素を空洞内に取り付ける段階、およびインプラントの第2の要素を第1の椎骨に連結する段階を含む。この方法を実施するために使用される関節結合脊椎インプラントは、前述の例示的態様とほぼ同様なインプラントであることが好ましく、第1の要素と第2の要素との間の相対的なピボット移動を可能にするが、第1の要素と第2の要素との間の相対的な軸方向圧縮を防止する関節を形成するように隣接する第1および第2の関節結合表面を有している。少なくとも一方の要素は、チャンバと、それぞれの椎骨から結合チャンバ内への骨成長、結合チャンバ内での骨成長、結合チャンバの周りの骨成長を推進するために上記のチャンバと連通する少なくとも1つの開口部とを含む結合チャンバをさらに備えることが好ましい。本発明の方法は、好ましい形態では、骨成長用の結合チャンバを使用してインプラントの第1の要素と第2の要素の両方をそれぞれの椎骨に取り付ける段階を含む。この態様では、インプラントの第2の要素を受容する空洞を形成するように第2の椎骨の一部を除去することが好ましい。本発明の方法は、骨フラグメント、例えば、椎骨の一部を前述のように除去する際に形成されるフラグメントをインプラントの結合チャンバに挿入する段階をさらに含むことができる。このような骨フラグメントが存在すると、結合チャンバ内への骨成長が刺激され推進されることがわかっている。他の態様において、本発明の方法では、結合チャンバ内への骨成長、結合チャンバ内での骨成長、結合チャンバの周りの骨成長を刺激する手段を適用することが予期される。骨成長を刺激する手段には、例えば、電気骨成長シミュレータまたは磁気骨成長シミュレータ、骨形態発生タンパク質(BMP)、ヒドロキシルアパタイト化合物、脱鉱化された骨化合物、および/またはその他の骨刺激装置または骨刺激化合物を含むことができる。一般に手術用接着剤と呼ばれるシアノクリレート材料を結合チャンバの外面上に塗布することによって、骨成長を待つための最適な位置にインプラントを固定することができる。
【0030】
本発明による関節結合脊椎インプラントの移植は、本明細書に記載された例外を除いて非関節結合剛性結合インプラントを移植する前述の方法とほぼ同様に行うことができる。例えば、本発明の方法は、頚椎セグメントおよび胸椎セグメントの前部手法、または腰椎セグメントの前部手法もしくは後部手法から脊椎の標準外科手法を使用することができる。椎骨の一部の除去は、第1の椎骨と第2の椎骨を固定する、使用すべきインプラントにほぼ一致するように適応させられた直径および深さを有するほぼ円形のボアを掘削またはチッピングすることによって行うことができる。また、前端直径が後端直径よりも小さくなるように円形ボアをテーパ付けすることができる。ボアは好ましくは、第1の椎骨と第2の椎骨との間のほぼ中間の椎骨間空間上に心合わせされる。この場合、インプラントの挿入を容易にするためにボアにねじ立てすることができる。
【0031】
代替方法では、椎骨の一部の除去は、第1の椎骨と第2の椎骨を固定する、使用すべきインプラントにほぼ一致するように適応させられた外直径および内直径ならびに外深さおよび内深さを有する楕円状ボアを掘削する、図14に示されている固有の外科器具を使用することによって行うことができる。好ましくは、この外科器具は、切断部に回転力を与えるようにドリルに取り付けられる。この外科器具の切断部は、楕円状に形成された切刃に覆われたフリュート・ドリルから成っている。このフリュート・ドリル・ビットは、第1の椎骨と第2の椎骨との間に円形部を切削するために切刃を越えて延びている。ドリル・ビットが椎骨に食い込むと、切刃は、第1の椎骨と第2の椎骨を固定する、使用すべきインプラントにほぼ一致するように適応させられた外直径および内直径ならびに外深さおよび内深さを有する楕円状ボアを形成するように残りの材料を除去する。
【0032】
あるいは、インプラントにセルフタッピングねじ山を備えることができる。このインプラントは、第1の関節結合表面と第2の関節結合表面が係合した状態で組み立てられ、実質的に前述のような安定化手段によってインプラントの第1の要素と第2の要素が剛性に結合される。安定化されたインプラントは、ボア内の所望の深さまで進入させられる。好ましくは、インプラントは、後端92が椎骨の外面と同一平面を形成するか、あるいはこの外面に対してわずかにへこみ、それによって、インプラントの外側に突き出る部分が隣接する導管構造、神経構造、または内臓構造、あるいは局所的な導管構造、神経構造、または内臓構造を妨害するか、あるいは損傷させる可能性がなくなるまで進入させられる。
【0033】
より強い荷重支持が必要とされる腰部領域では、2つの関節結合インプラントを、各関節結合インプラントの長さ方向軸が互いに隣接する平行位置、すなわちほぼ平行な配置にして、屈曲/伸長移動のみを可能にすることができる。この配置では通常、2つの開口部、または両方のインプラントに適応する拡大開口部を形成するように椎骨材料を除去する必要がある。あるいは、開腹手術手法、腹腔鏡手法、または後腹膜開腹手術手法を使用して単一の適切なサイズのインプラントを中間空間に配置し、頚椎および胸椎の椎間板空間で使用される前述の単一の関節結合点の周りでのピボット運動を可能にすることができる。
【0034】
術後に、骨成長が起こり、インプラントの第1の要素および/または第2の要素がそれぞれの椎骨に結合される。十分な時間が経過した後、安定化手段が溶解し体内に吸収され、関節結合手段が結合解除され、第1の要素と第2の要素との間の相対運動が可能になり、したがって、脊椎の柔軟性が維持され、互いに隣接する椎骨間関節に対する破壊的な応力が最小限に抑えられる。インプラントは第1の要素と第2の要素との間の軸方向圧縮に抵抗し、それによって、第1の椎骨と第2の椎骨との間の相対的な圧縮が防止され、したがって、所望の椎骨間空間が維持される。さらに、インプラントは受容側椎骨部位にへこみ、隣接する導管構造、神経構造、または内臓構造に当たることがなくなる。
【0035】
本発明を好ましい形態で開示したが、当業者には、特許請求の範囲の記載された本発明およびその等価物の趣旨および範囲から逸脱せずに本発明に多数の修正、追加、および削除を施せることが明らかになると思われる。
【図面の簡単な説明】
【図1Aおよび1B】 本発明の1円筒状形態による脊椎インプラントの斜
視図である。
【図2】 図1の脊椎インプラントの断面側面図である。
【図3】 図1の脊椎インプラントの断面端面図である。
【図4A】 本発明の円筒状形態によるインサイチューの脊椎インプラント
の端面図である。
【図4B】 本発明の円筒状形態によるインサイチューの脊椎インプラント
の側面図である。
【図5】 本発明の他の態様の断面端面図である。
【図6A】 本発明の楕円状脊椎インプラントの断面端面図である。
【図6B】 本発明の代替楕円状脊椎インプラントの断面端面図である。
【図7】 テーパ状脊椎インプラントの断面側面図である。
【図8】 ロッカ・チャネル関節結合手段を有する脊椎インプラントの断面
端面図である。
【図9】 ロッカ・砂時計状チャネル関節結合手段を有する脊椎インプラン
トの断面端面図である。
【図10Aおよび10B】 ロッカ・代替砂時計状チャネル関節結合手段を
有する脊椎インプラントの斜視図である。
【図11Aおよび11B】 ロッカ・代替砂時計状チャネル関節結合手段を
有する脊椎インプラントの斜視図である。
【図12】 本発明の楕円形態によるインサイチューの脊椎インプラントの
端面図である。
【図13】 本発明のテーパ形態によるインサイチューの脊椎インプラント
の側面図である。
【図14】 脊椎骨同士の間に楕円状部をくり貫く手術器具を示す。
【発明の名称】 関節結合脊椎インプラント
【特許請求の範囲】
【請求項1】
脊椎インプラント(10,20)であって、
第1の関節結合表面(40)、および第1の椎骨に係合する第1の外面(60)を備える第1の要素(20)、および
第2の関節結合表面(42)、および第2の椎骨に係合する第2の外面(70)を備える第2の要素(22)、
を備え、
前記第1の関節結合表面(40)が、前記第1の要素(20)の長さに沿って延びるロッカ(100)を有し、
前記第2の関節結合表面(42)が、前記第2の要素(22)の長さに沿って延びるチャネル(101)を有し、
前記第1の要素(20)と前記第2の要素(22)との間の相対移動を可能にし、支持軸(44)の方向での軸方向圧縮に抵抗するように、前記ロッカ(100)の少なくとも一部が前記チャネル(101)内に係合可能である、脊椎インプラント。
【請求項2】
前記第1の関節結合表面(40)が前記第2の関節結合表面(42)に当接して関節結合手段を形成する、請求項1記載の脊椎インプラント。
【請求項3】
前記関節結合手段が、前記第1の要素(20)に凹面を備え、かつ前記第2の要素(22)に凸面を備え、該凸面の少なくとも一部が該凹面内に係合する、請求項2記載の脊椎インプラント。
【請求項4】
前記チャネル(101)が、該チャネル(101)の頂部と底部との間のある点でのチャネル幅よりも大きなチャネル幅を該頂部および該底部に有する、請求項1記載の脊椎インプラント。
【請求項5】
前記チャネル(101)が、端部同士の間のある点でのチャネル幅よりも大きなチャネル幅を各端部に有する、請求項1記載の脊椎インプラント。
【請求項6】
前記第1の要素(20)が、前記第1の関節結合手段(40)と前記第1の外面(60)との間に位置する第1の結合チャンバ(30)を備え、
前記第1の外面(60)が、前記第1の結合チャンバ(30)内への骨成長を推進する少なくとも1つの開口部(36)を画定する、請求項1記載の脊椎インプラント。
【請求項7】
前記第2の要素(22)が、前記第2の関節結合表面(42)と前記第2の外面(70)との間に位置する第2の結合チャンバ(34)を備え、
前記第2の外面(70)が、前記第2の結合チャンバ(34)内への骨成長を推進する少なくとも1つの開口部(36)を備える、請求項1記載の脊椎インプラント。
【請求項8】
前記第1の外面(60)が、丸みを帯びた第1の外壁を備え、前記第2の外面(70)が、丸みを帯びた第2の外壁を備える、請求項1記載の脊椎インプラント。
【請求項9】
前記丸みを帯びた第1の外壁および前記丸みを帯びた第2の外壁が、第1の椎骨と第2の椎骨との間の空洞内に前記脊椎インプラントをしっかり固定する固定手段を備える、請求項8記載の脊椎インプラント。
【請求項10】
前記固定手段が、前記丸みを帯びた第1の外面および第2の外面のそれぞれによって画定されるねじ付き表面を備える、請求項9記載の脊椎インプラント。
【請求項11】
前記丸みを帯びた第1の外壁および前記丸みを帯びた第2の外壁が半円柱状外面を備える、請求項8記載の脊椎インプラント。
【請求項12】
前記丸みを帯びた第1の外壁および前記丸みを帯びた第2の外壁が半楕円状外面を備える、請求項8記載の脊椎インプラント。
【請求項13】
後端(92)および前端(93)をさらに有し、
前記後端(92)の第1の半径が、前記前端(93)の第2の半径よりも大きい、請求項1記載の脊椎インプラント。
【請求項14】
前記第1の要素(20)を前記第2の要素(22)に一時的に剛性に結合する安定化手段をさらに備える、請求項1記載の脊椎インプラント。
【請求項15】
前記安定化手段が、前記第1の要素(20)の一部と前記第2の要素(22)の一部を取外し可能に係合するようになっているエンドキャップ(90)を備える、請求項14記載の脊椎インプラント。
【請求項16】
前記安定化手段が、移植後に吸収されるようになっている少なくとも1つの生体再吸収性要素を備える、請求項14記載の脊椎インプラント。
【請求項17】
前記第1の関節結合表面(40)と前記第2の関節結合表面(42)との間に中間関節結合要素(82,90)が位置決めされる、請求項1記載の脊椎インプラント。
【請求項18】
前記第1の関節結合表面(40)が凹面を備え、前記第2の関節結合表面(42)が凸面を備え、前記中間関節結合要素がほぼ半球状のキャップ(90)を備える、請求項17記載の脊椎インプラント。
【発明の詳細な説明】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、1998年4月23日に出願された同時係属中の米国特許出願第09/065816号の一部継続出願である。
【0002】
発明の背景
発明の分野
本発明は全般的には、椎間板置換で使用される脊椎インプラントに関し、特に、骨成長によって、隣接するに椎骨に結合され、それによって、適切な脊椎間間隔を回復し、神経根および/または脊髄の圧縮をなくし、同時に脊椎の柔軟性を維持する関節結合インプラントに関する。
【0003】
関連技術の説明
脊柱は、正常な状態では軟骨性椎間板によって互いに分離される多くの椎骨で形成されている。これらの椎間板は、隣接する椎骨間のクッションを形成し、脊柱の支持軸に沿った圧縮に抵抗するが、椎骨同士の間の限られた移動を可能にして正常な脊椎の固有の柔軟性を与える。怪我、病気、またはその他の変形性疾患によって、1つまたは複数の椎間板を収縮させるか、崩壊するか、退化するか、変位させるか、ヘルニアにするか、あるいはその他の点で損傷する可能性がある。この場合、隣接する神経根または脊髄が圧縮され、慢性で消耗性の痛みが生じ、悪化した状況では、上肢および/または下肢の不可逆性の麻痺が起こる恐れがある。
【0004】
損傷するか、あるいは脱臼した椎間板を置換する多くの装置および方法が提案されている。1つの一般的な手法では、適切な脊椎間間隔を維持し、椎骨同士の間の相対的な移動をなくすように、互いに隣接する椎骨が永久的に安定化または「結合」される。様々な椎骨安定化方法が開発されている。例えば、骨のダウエル状部分の自己移植片が隣接する椎骨同士の間に移植され、椎骨間空間を横切って骨が成長させられ、それによって、互いに隣接する椎骨が1つの骨質量として結合されている。この手順の欠点は、患者の体の他の部分から移植片用ドナー骨を得る必要があり、典型的には独立の外科手順が必要になり、その結果、合併症および経費が増大することである。代替骨源は死体の骨であり、この場合、感染性の病気、欠陥のある移植片の導入、破壊、または変位が起こる可能性がある。この椎骨安定化方法の他の方法として、穿孔が設けられた円筒状骨バスケットを隣接する椎骨同士の間に移植することが挙げられる。移植用の椎骨を準備する段階において作製された骨フラグメントが、骨バスケットに挿入され、バスケット内への骨成長、バスケット内での骨成長、およびバスケットの周りでの骨成長が推進される。
【0005】
互いに隣接する椎骨を結合することによる椎骨の安定化は、椎骨間間隔を永久的に維持することにおいて成功しているが、いくつかの欠点を有することが判明している。互いに隣接する椎骨を結合すると必然的に、脊椎の通常の運動範囲がなくなり、それによって患者の脊椎の柔軟性が低下する。また、椎骨同士を結合すると、脊柱の互いに隣接する可動部分に応力が加えられ、結合された椎骨の上下にある正常な関節表面の破壊が急速に進むことが少なくない。
【0006】
椎骨同士の間の相対的な移動を可能にするように「関節結合」された補形物で、損傷した椎間板を置き換えることも提案されている。この種の公知の装置では、補形物と椎骨が不適切に取り付けられることが判明している。公知の関節結合補形物の構成要素同士を意図したように移動させることによって、補形物と隣接する骨表面とを相対的に運動させることができる。このような運動は骨成長を阻害するので、関節結合補形物は一般に、骨成長による取付けには適合しないものとみなされている。また、このような装置の関節要素は通常、所望の運動範囲を実現するためにかなりの垂直範囲を占有しなければならず、しかも椎骨間空間内にはまらなければならないので、このような装置の取付けは一般に、関節要素の両側に椎骨の固定点として設けられた平坦なプレートまたは表面を使用すること
によって行われている。この取付けは、圧縮ばめまたは摩擦ばめ、スパイク付き突起、ねじまたはピンによって行うことができ、いくつかの例では、組織の多孔表面への成長によって補助することができる。しかし、このような取付け機構は、所望の固定度および固定強度を有さない可能性がある。さらに、いくつかのこのような装置は、それが取り付けられる椎骨の表面を越えて延びる取付けフランジを使用している。これは、椎骨の表面を越えて延びるフランジが隣接する組織を妨害するか、あるいは損傷させる可能性があるので望ましくないことが判明している。例えば、すぐ隣の傷つきやすい食道領域内に延びるフランジが嚥下および発語を妨害するか、あるいは穿孔および場合によっては致命的な感染を生じさせる恐れがあることが報告されている。ねじおよびピンによる連結を使用する場
合の欠点は、そのようなコネクタが外れ、損傷を生じさせる可能性があることである。
【0007】
したがって、椎骨間間隔を永久的に維持して神経圧縮または脊髄圧縮を防止し、同時に、影響を受ける椎骨同士の間の自然運動範囲をできるだけ維持するうえで有効な脊椎インプラントが必要であることがわかる。さらに、椎骨との永久的で強力な取付け部を形成することができ、しかも装置自体が取り付けられている外部表面を越えて突き出ることのないような装置が必要である。さらに、椎骨間間隔を維持して神経および脊椎の圧縮を防止し、同時に、椎骨同士の間の自然相対運動を維持する、損傷するかあるいは変位した椎間板を置換する方法が必要である。本発明の一次的な目的は、これらおよび他の要件を満たす装置および方法を提供することである。
【0008】
発明の概要
簡単に説明すると、本発明は、好ましい形態では、第1の椎骨に係合する第1の連結手段を有する第1の要素を含む脊椎インプラントを備えている。第1の連結手段は、第1の要素を第1の椎骨に結合するために第1の結合チャンバ内への骨成長を推進する少なくとも1つの開口部を有する第1の結合チャンバを含んでいる。このインプラントは、第2の椎骨に係合する第2の連結手段を有する第2の要素も含んでいる。第2の連結手段は、第2の要素を第2の椎骨に結合するために第2の結合チャンバ内への骨成長を推進する少なくとも1つの開口部を有する第2の結合チャンバを含んでいる。このインプラントは、第1の要素と第2の要素を、それらの間で相対移動が可能になるように結合する内部関節結合手段も含んでいる。「内部関節結合手段」の用語は、装置と隣接する骨またはその他の
組織などの外部構造との間ではなく装置の構成要素同士の間の相対移動を可能にする装置を意味するものである。
【0009】
本発明の特定の態様では、第1および第2の要素は、半円柱状または半楕円状の外面を有することができる。第1および第2の要素はそれぞれ、結合チャンバ内への骨成長を可能にするために1つまたは複数の開口部が穿孔された外壁を有し、内部関節結合手段を形成する当接関節表面を有している。他の好ましい態様では、関節表面は、椎骨同士の間の相対的なピボット運動を可能にするが、椎骨同士の間の圧縮には抵抗する玉継手型関節(または溝およびチャネル、あるいは他のそのような関節)を形成する凹凸面に係合するように形成されている。
【0010】
公知の非関節結合椎骨結合インプラントを移植する際に使用される方法と同様な方法を使用して移植できる単一の要素を形成するように第1の要素と第2の要素を結合することができる。生体再吸収性要素を介在させて移植を可能にすると共に、初期安定化期間中に結合チャンバ内への骨成長と第1および第2の要素の隣接する骨への結合とを可能にし、初期安定化期間の後、一時安定化手段自体が生分解し、第1の要素と第2の要素との関節結合を可能にすることによって第1の要素と第2の要素を剛性に結合する一時安定化手段を設けることができる。
【0011】
本発明は、第1の関節結合表面と、脊柱にほぼ平行な支持軸に沿って第1の関節結合表面の少なくとも一部に係合する第2の関節結合表面と、第1の関節結合表面を第1の椎骨に連結する第1の連結手段と、第2の関節結合表面を第2の椎骨に連結する第2の連結手段とを有する脊椎インプラントを備える発明としてさらに説明することができる。第1および第2の関節結合表面は、支持軸の方向での第1の要素と第2の要素との間の軸方向圧縮に抵抗するが、第1の要素と第2の要素との間の相対的なピボット運動を可能にする。第1の連結要素および第2の連結要素のうちの少なくとも一方、好ましくは両方は、骨成長を推進し、それによってインプラントを所定の位置に永久的にしっかりと取り付ける少なくとも1つの開口部を有する結合チャンバを備えている。
【0012】
他の好ましい形態では、本発明は、第1の椎骨と第2の椎骨との間に椎骨間空間を維持する方法を備えている。この方法は、空洞を形成するように第1の椎骨の一部を除去する段階と、第1の椎骨に形成された空洞内に脊椎インプラントの第1の要素を取り付ける段階と、脊椎インプラントの第2の要素を第2の椎骨に連結する段階とを含んでいる。第1の要素は、第1の関節結合表面と、第1の椎骨からの骨成長を推進する少なくとも1つの開口部を有する第1の結合チャンバとを含んでいる。第2の要素は第2の関節結合表面を含んでおり、第1の関節結合表面と第2の関節結合表面は、第1の要素と第2の要素との間の相対的なピボット移動を可能にするが第1の要素と第2の要素との間の相対的な圧縮を防止する関節を形成するように隣接している。他の好ましい態様では、この方法は、第2の要素を受容する空洞を形成するように第2の椎骨の一部を除去する段階を含むこともできる。第2の要素は、第2の椎骨からの骨成長を推進する第2の結合チャンバを含むこともできる。移植に適応するように椎骨の一部を除去する段階によって形成された骨フラグメント、または骨成長刺激化合物または骨成長刺激装置を結合チャンバに挿入し、骨成長を推進することができる。
【0013】
本発明のこれらならびに他の目的、特徴、および利点は、以下の詳細な説明を参照し、添付の図面と共に読んだときにより容易に理解されると思われる。
【0014】
発明の詳細な説明
次に、全体にわたって同じ参照符号が同じ部分を表す図面を詳しく参照して、本発明の好ましい形態について説明する。図1ないし図3に示されているように、本発明の1態様は、一般的には第1の要素20および第2の要素22を備える脊椎インプラント10を備えている。第1の要素20は、第1の要素と第2の要素との間の相対的なピボット移動を可能にする内部関節結合手段24によって第2の要素22に結合されている。
【0015】
図4Aおよび図4Bは、インサイチューで第1の椎骨12と第2の椎骨14との間に設置された本発明の脊椎インプラント10を示している。インプラント10は、椎骨体の前部の、第5頚椎と第6頚椎との間に移植されるように示されている。しかし、本発明の装置および方法は、椎骨の前部手法および後部手法に適用することができる。
【0016】
図2ないし図3で最もよくわかるように、インプラント10の第1の要素20は、第1の椎骨12に係合する、第1の結合チャンバ30の形の第1の連結手段を備えている。第1の要素を第1の椎骨12に結合するように第1の椎骨12から第1の結合チャンバ30内への骨成長、第1の結合チャンバ30内での骨成長、および第1の結合チャンバ30の周りでの骨成長を推進するために第1の結合チャンバ30に少なくとも1つの開口部32が形成されている。好ましくは、骨成長をさらに推進するために複数の開口部32が設けられている。骨成長による結合は、他の既知の連結手段の場合よりも永久的で剛性な連結部をインプラント10と骨構造との間に形成することが判明している。
【0017】
インプラント10の第2の要素22は、第2の椎骨14に係合する第2の連結手段を備えている。第2の連結手段は、構造が前述の第1の結合チャンバ30とほぼ同様な第2の結合チャンバ34を備えていることが好ましく、このチャンバ34は、第2の椎骨14から第2の結合チャンバ34内への骨成長、第2の結合チャンバ34内での骨成長、および第2の結合チャンバ34の周りでの骨成長を推進するために形成された少なくとも1つの開口部36を備えている。または、第2の連結手段は、接着連結部、ねじ連結部、ピン連結部、または他の有効な代替連結手段を備えることができる。しかし、他の既知の取付け手段よりも永久的でしっかりした結合部が形成されるので、第2の結合チャンバ30を設けることが好ましい。図面では、第1の要素20および第1の椎骨12が第2の要素22および第2の椎骨14よりも上に示されているが、本明細書で説明する第1の要素が、脊柱上の、第2の要素が取り付けられる第2の椎骨よりも低い位置で第1の椎骨に取り付けられる逆構成も、本発明に包含されることが理解されると思われる。第1および第2の要素は、チタン、外科合金、ステンレススチール、クロムモリブデン合金、コバルトクロム合金、酸化ジルコニウムセラミック、非吸収性ポリマー、その他の生体適合金属材料または生体適合高分子材料を非制限的に含む生体適合材料で製造することができる。
【0018】
次に図2ないし図3を参照するとわかるように、本発明の関節結合手段24は好ましくは、第1の要素20上に設けられた第1の関節結合表面40と、第2の要素22上に設けられた、第1の関節結合表面に当接する第2の関節結合表面42とを備えている。第1および第2の関節結合表面40、42は好ましくは、例えば、チタン、ステンレススチール、外科合金、クロムモリブデン合金、コバルトクロム合金、酸化ジルコニウムセラミック、非吸収性ポリマー、その他の生体適合金属材料または生体適合高分子材料など、低摩擦、耐磨耗・耐衝撃、生体適合材料で製造されるか、あるいは被覆されている。関節結合手段24は、第1の手段20と第2の手段22との間の軸方向圧縮に抵抗するが、第1の手段20と第2の手段22との間のピボット移動を可能にする。したがって、関節結合手段24は、図4に示されているように移植されると、例えば図4に示されているように脊柱に沿って延びている支持軸44に沿った第1の椎骨12と第2の椎骨14との間の軸方向圧縮に抵抗するが、椎骨同士の間のピボット移動を可能にする。「ピボット」の語は、支持軸44の周りの回転運動と捻れ運動の一方または両方(例えば、頭部を右または左に旋回させることによる頚椎同士の間の回転)、および/または支持軸44に対して任意の方向に傾いた傾斜運動(例えば、頭部を前方または後方に傾け、かつ/または頭部を右下または左下に傾けること)を包含するものである。
【0019】
軸方向圧縮と、支持軸44に垂直な横方向並進とは、第2の内部関節結合表面42から突き出る凸面48などの隆起部を受容する凹面46などの空隙を第1の内部関節結合表面に設けることによって、第1の椎骨12と第2の椎骨14との間で抵抗を受ける。この「玉継手」構成は、第1の椎骨12と第2の椎骨14との間の支持軸44の周りでの相対的な回転を可能にする。関節結合手段24は、可能な回転移動の範囲を制限する1つまたは複数のストップを備えることができる。
【0020】
関節結合手段24用の「玉継手」構成だけでなく他の構成も可能である。図8および図10に示されている代替態様では、関節結合手段はロッカ100およびチャネル101を備えている。第2の関節結合表面42は、第2の要素22の長さに沿って延びる実質的にU字形のチャネル101を備えることができる。第1の関節結合表面40は、例えば第1の要素20の長さに沿った半楕円状でよい、チャネル101に対応する形状のロッカ100を備えている。このような構成は、1つの平面内での傾斜運動を可能にする。図9に示されているこの代替態様では、チャネル102の形状を修正することによって関節結合手段24に第2の運動範囲を追加することができる。修正されたチャネル102は、例えば、チャネル102の深さにわたる、実質的には砂時計状でよい。チャネルの基部103および口部104でのチャネル幅は、チャネルの中点105でのチャネル幅よりも大きい。砂時計状チャネル102は、2つの垂直な線形平面に沿った傾斜運動を可能にする。
【0021】
図11に示されているこの態様の第2の代替態様では、チャネル106の形状を修正することによって関節結合手段24に第2の代替運動範囲を追加することができる。修正されたチャネル106は、例えば、第2の要素22の長さにわたる実質的には砂時計状でよい。チャネルの長手方向中点107でのチャネル幅は、チャネル前端108および後端109でのチャネル幅よりも小さい。本開示の恩典を有する当業者には、本明細書で説明する「砂時計」状が、チャネルの終点(またはチャネルの頂部および底部)での幅または終点近傍での幅が終点同士の間のある点での幅よりも広いかぎり様々な曲線または直線縁部を含むことが理解されると思われる。砂時計状チャネル106は中心軸の周りでの2つの運動範囲、すなわち、傾斜運動およびピボット運動を可能にする。患者によってこれらの運動が望ましい場合がある。
【0022】
関節結合手段24は、第1の椎骨12と第2の椎骨14との間の1つまたは複数の方向への相対的な傾斜移動を可能にするために第1の内部関節結合表面40および/または第2の内部関節結合表面42に形成された斜めにずれた1つまたは複数のベベル50をさらに備えることが好ましい。図示されている態様によれば、第1および第2の内部関節結合表面40、42はそれぞれ、図9で最もよくわかるようにほぼ角錐構成の斜めにずれたベベル50を備えることができ、それによってすべての方向(3600)での傾斜移動が可能になる。ほぼ円錐状の構成も可能であり、この場合も、回転移動と3600の傾斜移動との両方が可能になる。また、図10および図11に示されているように、第1および第2の関節結合表面40、42はそれぞれ、より大きな運動範囲を実現するほぼ弧状の構成
を備えることができる。
【0023】
脊椎の自然運動範囲は、第1および第2の関節結合表面40、42のそれぞれの周囲に約50のベベル50を形成し、それによって、互いに隣接する椎骨間のすべての方向で約100の傾斜を可能にすることによって近似することができる。図示されているように、関節結合手段24のピボット点またはピボット軸は、第1および第2の関節結合表面40、42上のほぼ中央に位置しており、図4に示されているように移植されたときに脊椎の垂直回転軸に整列する。しかし、関節結合手段24の回転中心を脊椎の垂直回転軸の中央、前側、後側、左側、または右側に位置決めするか、あるいは垂直回転軸に対して偏心させて(前後方向と左右方向の両方に心ずれさせる)位置決めするように上記の位置を選択的に変更して脊椎を適切に位置合わせし、それによって、矢状および冠状の最適な脊椎平衡および位置合わせを回復することができる。
【0024】
図1に最もよく示されている1つの態様では、本発明のインプラント10の第1の要素20および第2の要素22は好ましくは、ほぼ円筒状の本体を形成するように隣接するほぼ半円筒状の外壁60、70を備えている。組立て構成のとき、前述のように、第1の要素20および第2の要素22が互いに当接し、第1および第2の要素のそれぞれの第1の関節結合表面40と第2の関節結合表面42が、互いに隣接し係合する。第1の要素20は好ましくは、丸みを帯びた第1の外壁60をさらに備えている。骨成長を推進する1つまたは複数の開口部32が、丸みを帯びた第1の外壁60に設けられており、丸みを帯びた第1の外壁60と第1の関節結合表面40との間に形成された第1の結合チャンバ62と連通している。同様に、第2の要素22は、骨成長を推進する1つまたは複数の開口部36を形成する丸みを帯びた第2の外壁70を備えることが好ましい。開口部36は、丸みを帯びた第2の外壁70と第2の関節結合表面34との間に形成された第2の結合チャンバ72と連通している。丸みを帯びた第1の外壁60および第2の外壁70は、移植時のインプラント10の椎骨間空間への進入を容易にすると共に、移植後にインプラント10を所定の位置にしっかりと固定するのを助けるためにねじ山80を備えることができる。丸みを帯びた第1の外壁60および第2の外壁70のそれぞれ上のねじ山80は好ましくは、第1の要素20と第2の要素22が係合するときに連続するねじ山を形成するように位置合わせされる。いくつかの例では、セルフタッピングねじ山80を設け、かつ/またはKuslichらの米国特許第5489308号によって教示されているように移植によって生成される骨フラグメントを開口部32内に向けるようにねじ山80を構成することが望ましい。上記の態様ほど好ましくない他の態様では、ねじ山80を、平滑表面形状、薄板状表面形状、フランジ状表面形状、スパイク状表面形状、またはビード状表面形状を備える輪郭付けされた外面で置き換えることができる。インプラント10は、強度を高めるために第1の要素20および/または第2の要素22に1つまたは複数の支持フランジ85をさらに備えることができる。
【0025】
図6a、図6b、図12に最もよく示されている第2の態様では、本発明の第1の要素20および第2の要素22は好ましくは、ほぼ楕円状の本体を形成するように隣接するほぼ半楕円状の外壁97、99を備える。組立て構成の場合、前述のように、第1の要素20および第2の要素22が互いに当接し、第1の要素および第2の要素のそれぞれの第1の関節結合表面40と第2の関節結合表面42が、互いに隣接し係合する。第1の要素20は好ましくは、丸みを帯びた第1の外壁97をさらに備えている。骨成長を推進する1つまたは複数の開口部32が、丸みを帯びた第1の外壁97に設けられており、丸みを帯びた第1の外壁97と第1の関節結合表面40との間に形成された第1の結合チャンバ62と連通している。同様に、第2の要素22は、骨成長を推進する1つまたは複数の開口部36を形成する丸みを帯びた第2の外壁99を備えることが好ましい。開口部36は、丸みを帯びた第2の外壁99と第2の関節結合表面42との間に形成された第2の結合チャンバ72と連通している。第2の態様では、第1の要素20および第2の要素22の輪郭付けされた外面は、移植後にこの要素をしっかりと固定するために平滑表面形状、薄板状表面形状、フランジ状表面形状、スパイク状表面形状、またはビード状表面形状を備えることができる。インプラント10は、強度を高めるために第1および/または第2の要素20、22に1つまたは複数の支持フランジ85をさらに備えることができる。
【0026】
図7および図12に示されている他の態様では、要素10を水平軸に沿ってテーパ付けすることができる。後端92は、前端93よりも大きな垂直半径を有する。テーパ形状は、除去する必要のある材料の量を削減し、第1の椎骨と第2の椎骨との間にインプラント10を挿入するのを容易にする。
【0027】
他の好ましい態様では、本発明は、第1の要素20と第2の要素22との間の相対移動を防止するために第1の要素20を第2の要素22に一時的に剛性に結合する1つまたは複数の安定化手段をさらに備えることができる。例えば、インプラント10を椎骨間空間に挿入する際に第1の要素20および第2の要素22を所定の位置に剛性に保持することが好ましい。また、患者の通常の活動中にインプラント10と椎骨12、14との間の相対運動を防止するために、結合チャンバへの十分な骨成長を可能にするように移植後に十分な時間の間第1の要素20と第2の要素22を剛性に結合したままにしておくべきである。通常、第1の要素20と第2の要素22が結合解除され互いに関節結合させられる後に、約8週間ないし20週間の骨成長を促せば十分である。第1の要素および第2の要素のこの一時的な安定化は、本発明では、生体再吸収性材料で形成された中期安定化手段を使用することによって、第2の外科手順の必要なしに行われる。生体再吸収性材料の例には、ポリグリコラートポリマーまたは類似体、ラクチド、ポリジオキサノン、ポリグリコネート、ラクチド/グリコリドコポリマーが含まれる。構成材料を適切に選択することによって、安定化手段を生分解させる必要のある時間を効果的に調節することができる。安定化手段が溶解し、体内に吸収された後、インプラント10の第1の要素および第2の要素が結合解除され、関節結合が可能になる。図3に示されている例示的な1つの態様では、安定化手段は、第1の要素20と第2の要素22との間の相対運動を防止するために第1の要素20と第2の要素22との間にくさび止めされた1つまたは複数の生分解可能なシムを備えることができる。他の例示的態様では、第1の要素20および第2の要素22が、図2ないし図3に示されている結合構成に配置され、関節結合表面40と関節結合表面42との間の空間に、これらの要素を所定の位置に結合する中期一時的安定化手段を形成する生分解可能なポリマーが注入または充填される。結合チャンバ30、34および結合チャンバの開口部32、36にポリマーを充填すると骨成長が阻害される恐れがあるので、これを回避するよう注意が払われる。装置の移植を助けるためにねじ山82も剥き出しにしたままにしておく。図2に示されている他の例示的態様では、安定化手段は、第1の要素20と第2の要素22を結合するようにインプラント10の後端92に取外し可能に係合する、取外し可能かつ/または生体再吸収性エンドキャップ90を備えている。エンドキャップは、インプラント10に係合する1つまたは複数のクリップ94と、インプラント10を椎骨間空間に進入させるために使用されるレンチ、ドライバ、またはその他の作動装置に係合する1つまたは複数のキー溝96とを備えることができる。インプラント10の前端93に第2の取外し可能かつ/または吸収性エンドキャップを設置することができる。これらのエンドキャップは、十分な骨成長および結合が起こるまで、以下に詳しく説明するように結合チャンバ30、34のチャンバ62、72内に骨フラグメントを保持するように機能することもできる。
【0028】
本発明の他の態様は、インプラント10を示す図5に示されており、このインプラント10は、一般的には、実質的に前述のように第1の要素20および第2の要素22を備えており、さらに、第1の要素20の凹面46と第2の要素22の凸面48との間に挿入されたほぼ半球状の皿形キャップ48を備える中間関節結合要素を備えている。キャップ90は好ましくは、衝撃荷重を吸収するようにいくらか弾性であってよい耐磨耗低摩擦構成材料で製造される。キャップ90を設けることによって、キャップの上面と第1の要素20の凹面46との間の界面と、キャップの下面と第2の要素22の凸面48との間の界面での関節結合が可能になり、したがって、2極性の関節結合が得られる。この構成は、磨耗を2つの関節結合界面上に分散させることによって関節結合表面上の磨耗を低減させる。キャップの凹状下面を第2要素22の凸面に係合させ、キャップ90の凹状上面を第1の要素20の凸面と係合させることにより、インプラント10を設置したときにキャップ90が外れるのが防止される。
【0029】
本発明は、第1の椎骨12と第2の椎骨14との間の所望の椎骨間空間を維持する方法をさらに含む。この方法は、空洞を形成するように第1の椎骨の一部を除去する段階、関節結合脊椎インプラントの第1の要素を空洞内に取り付ける段階、およびインプラントの第2の要素を第1の椎骨に連結する段階を含む。この方法を実施するために使用される関節結合脊椎インプラントは、前述の例示的態様とほぼ同様なインプラントであることが好ましく、第1の要素と第2の要素との間の相対的なピボット移動を可能にするが、第1の要素と第2の要素との間の相対的な軸方向圧縮を防止する関節を形成するように隣接する第1および第2の関節結合表面を有している。少なくとも一方の要素は、チャンバと、それぞれの椎骨から結合チャンバ内への骨成長、結合チャンバ内での骨成長、結合チャンバの周りの骨成長を推進するために上記のチャンバと連通する少なくとも1つの開口部とを含む結合チャンバをさらに備えることが好ましい。本発明の方法は、好ましい形態では、骨成長用の結合チャンバを使用してインプラントの第1の要素と第2の要素の両方をそれぞれの椎骨に取り付ける段階を含む。この態様では、インプラントの第2の要素を受容する空洞を形成するように第2の椎骨の一部を除去することが好ましい。本発明の方法は、骨フラグメント、例えば、椎骨の一部を前述のように除去する際に形成されるフラグメントをインプラントの結合チャンバに挿入する段階をさらに含むことができる。このような骨フラグメントが存在すると、結合チャンバ内への骨成長が刺激され推進されることがわかっている。他の態様において、本発明の方法では、結合チャンバ内への骨成長、結合チャンバ内での骨成長、結合チャンバの周りの骨成長を刺激する手段を適用することが予期される。骨成長を刺激する手段には、例えば、電気骨成長シミュレータまたは磁気骨成長シミュレータ、骨形態発生タンパク質(BMP)、ヒドロキシルアパタイト化合物、脱鉱化された骨化合物、および/またはその他の骨刺激装置または骨刺激化合物を含むことができる。一般に手術用接着剤と呼ばれるシアノクリレート材料を結合チャンバの外面上に塗布することによって、骨成長を待つための最適な位置にインプラントを固定することができる。
【0030】
本発明による関節結合脊椎インプラントの移植は、本明細書に記載された例外を除いて非関節結合剛性結合インプラントを移植する前述の方法とほぼ同様に行うことができる。例えば、本発明の方法は、頚椎セグメントおよび胸椎セグメントの前部手法、または腰椎セグメントの前部手法もしくは後部手法から脊椎の標準外科手法を使用することができる。椎骨の一部の除去は、第1の椎骨と第2の椎骨を固定する、使用すべきインプラントにほぼ一致するように適応させられた直径および深さを有するほぼ円形のボアを掘削またはチッピングすることによって行うことができる。また、前端直径が後端直径よりも小さくなるように円形ボアをテーパ付けすることができる。ボアは好ましくは、第1の椎骨と第2の椎骨との間のほぼ中間の椎骨間空間上に心合わせされる。この場合、インプラントの挿入を容易にするためにボアにねじ立てすることができる。
【0031】
代替方法では、椎骨の一部の除去は、第1の椎骨と第2の椎骨を固定する、使用すべきインプラントにほぼ一致するように適応させられた外直径および内直径ならびに外深さおよび内深さを有する楕円状ボアを掘削する、図14に示されている固有の外科器具を使用することによって行うことができる。好ましくは、この外科器具は、切断部に回転力を与えるようにドリルに取り付けられる。この外科器具の切断部は、楕円状に形成された切刃に覆われたフリュート・ドリルから成っている。このフリュート・ドリル・ビットは、第1の椎骨と第2の椎骨との間に円形部を切削するために切刃を越えて延びている。ドリル・ビットが椎骨に食い込むと、切刃は、第1の椎骨と第2の椎骨を固定する、使用すべきインプラントにほぼ一致するように適応させられた外直径および内直径ならびに外深さおよび内深さを有する楕円状ボアを形成するように残りの材料を除去する。
【0032】
あるいは、インプラントにセルフタッピングねじ山を備えることができる。このインプラントは、第1の関節結合表面と第2の関節結合表面が係合した状態で組み立てられ、実質的に前述のような安定化手段によってインプラントの第1の要素と第2の要素が剛性に結合される。安定化されたインプラントは、ボア内の所望の深さまで進入させられる。好ましくは、インプラントは、後端92が椎骨の外面と同一平面を形成するか、あるいはこの外面に対してわずかにへこみ、それによって、インプラントの外側に突き出る部分が隣接する導管構造、神経構造、または内臓構造、あるいは局所的な導管構造、神経構造、または内臓構造を妨害するか、あるいは損傷させる可能性がなくなるまで進入させられる。
【0033】
より強い荷重支持が必要とされる腰部領域では、2つの関節結合インプラントを、各関節結合インプラントの長さ方向軸が互いに隣接する平行位置、すなわちほぼ平行な配置にして、屈曲/伸長移動のみを可能にすることができる。この配置では通常、2つの開口部、または両方のインプラントに適応する拡大開口部を形成するように椎骨材料を除去する必要がある。あるいは、開腹手術手法、腹腔鏡手法、または後腹膜開腹手術手法を使用して単一の適切なサイズのインプラントを中間空間に配置し、頚椎および胸椎の椎間板空間で使用される前述の単一の関節結合点の周りでのピボット運動を可能にすることができる。
【0034】
術後に、骨成長が起こり、インプラントの第1の要素および/または第2の要素がそれぞれの椎骨に結合される。十分な時間が経過した後、安定化手段が溶解し体内に吸収され、関節結合手段が結合解除され、第1の要素と第2の要素との間の相対運動が可能になり、したがって、脊椎の柔軟性が維持され、互いに隣接する椎骨間関節に対する破壊的な応力が最小限に抑えられる。インプラントは第1の要素と第2の要素との間の軸方向圧縮に抵抗し、それによって、第1の椎骨と第2の椎骨との間の相対的な圧縮が防止され、したがって、所望の椎骨間空間が維持される。さらに、インプラントは受容側椎骨部位にへこみ、隣接する導管構造、神経構造、または内臓構造に当たることがなくなる。
【0035】
本発明を好ましい形態で開示したが、当業者には、特許請求の範囲の記載された本発明およびその等価物の趣旨および範囲から逸脱せずに本発明に多数の修正、追加、および削除を施せることが明らかになると思われる。
【図面の簡単な説明】
【図1Aおよび1B】 本発明の1円筒状形態による脊椎インプラントの斜
視図である。
【図2】 図1の脊椎インプラントの断面側面図である。
【図3】 図1の脊椎インプラントの断面端面図である。
【図4A】 本発明の円筒状形態によるインサイチューの脊椎インプラント
の端面図である。
【図4B】 本発明の円筒状形態によるインサイチューの脊椎インプラント
の側面図である。
【図5】 本発明の他の態様の断面端面図である。
【図6A】 本発明の楕円状脊椎インプラントの断面端面図である。
【図6B】 本発明の代替楕円状脊椎インプラントの断面端面図である。
【図7】 テーパ状脊椎インプラントの断面側面図である。
【図8】 ロッカ・チャネル関節結合手段を有する脊椎インプラントの断面
端面図である。
【図9】 ロッカ・砂時計状チャネル関節結合手段を有する脊椎インプラン
トの断面端面図である。
【図10Aおよび10B】 ロッカ・代替砂時計状チャネル関節結合手段を
有する脊椎インプラントの斜視図である。
【図11Aおよび11B】 ロッカ・代替砂時計状チャネル関節結合手段を
有する脊椎インプラントの斜視図である。
【図12】 本発明の楕円形態によるインサイチューの脊椎インプラントの
端面図である。
【図13】 本発明のテーパ形態によるインサイチューの脊椎インプラント
の側面図である。
【図14】 脊椎骨同士の間に楕円状部をくり貫く手術器具を示す。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US09/065,815 | 1998-04-23 | ||
US09/065,816 US6019792A (en) | 1998-04-23 | 1998-04-23 | Articulating spinal implant |
PCT/US1999/008898 WO1999053871A1 (en) | 1998-04-23 | 1999-04-23 | Articulating spinal implant |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002512079A JP2002512079A (ja) | 2002-04-23 |
JP2002512079A5 true JP2002512079A5 (ja) | 2006-08-03 |
Family
ID=22065299
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000544282A Pending JP2002512079A (ja) | 1998-04-23 | 1999-04-23 | 関節結合脊椎インプラント |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6179874B1 (ja) |
EP (1) | EP1075236A1 (ja) |
JP (1) | JP2002512079A (ja) |
CA (1) | CA2329363C (ja) |
WO (1) | WO1999053871A1 (ja) |
Families Citing this family (340)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7494507B2 (en) * | 2000-01-30 | 2009-02-24 | Diamicron, Inc. | Articulating diamond-surfaced spinal implants |
US5674296A (en) | 1994-11-14 | 1997-10-07 | Spinal Dynamics Corporation | Human spinal disc prosthesis |
US5836311A (en) * | 1995-09-20 | 1998-11-17 | Medtronic, Inc. | Method and apparatus for temporarily immobilizing a local area of tissue |
US6679915B1 (en) * | 1998-04-23 | 2004-01-20 | Sdgi Holdings, Inc. | Articulating spinal implant |
US6019792A (en) * | 1998-04-23 | 2000-02-01 | Cauthen Research Group, Inc. | Articulating spinal implant |
CA2338379A1 (en) * | 1998-07-22 | 2000-02-03 | Spinal Dynamics Corporation | Threaded cylindrical multidiscoid single or multiple array disc prosthesis |
US6749635B1 (en) | 1998-09-04 | 2004-06-15 | Sdgi Holdings, Inc. | Peanut spectacle multi discoid thoraco-lumbar disc prosthesis |
WO2000013619A1 (en) * | 1998-09-04 | 2000-03-16 | Spinal Dynamics Corporation | Peanut spectacle multi discoid thoraco-lumbar disc prosthesis |
US6110210A (en) * | 1999-04-08 | 2000-08-29 | Raymedica, Inc. | Prosthetic spinal disc nucleus having selectively coupled bodies |
FR2794362B1 (fr) * | 1999-06-02 | 2001-09-21 | Henry Graf | Implant intervertebral et ensemble de pose d'un tel implant |
ATE291398T1 (de) | 1999-06-04 | 2005-04-15 | Sdgi Holdings Inc | Künstliches zwischenwirbelimplantat |
DE29911422U1 (de) * | 1999-07-02 | 1999-08-12 | Aesculap Ag & Co Kg | Zwischenwirbelimplantat |
US8323341B2 (en) | 2007-09-07 | 2012-12-04 | Intrinsic Therapeutics, Inc. | Impaction grafting for vertebral fusion |
US20030153976A1 (en) * | 1999-10-20 | 2003-08-14 | Cauthen Joseph C. | Spinal disc annulus reconstruction method and spinal disc annulus stent |
US8128698B2 (en) | 1999-10-20 | 2012-03-06 | Anulex Technologies, Inc. | Method and apparatus for the treatment of the intervertebral disc annulus |
US7951201B2 (en) * | 1999-10-20 | 2011-05-31 | Anulex Technologies, Inc. | Method and apparatus for the treatment of the intervertebral disc annulus |
US7615076B2 (en) * | 1999-10-20 | 2009-11-10 | Anulex Technologies, Inc. | Method and apparatus for the treatment of the intervertebral disc annulus |
US6592625B2 (en) * | 1999-10-20 | 2003-07-15 | Anulex Technologies, Inc. | Spinal disc annulus reconstruction method and spinal disc annulus stent |
US7004970B2 (en) * | 1999-10-20 | 2006-02-28 | Anulex Technologies, Inc. | Methods and devices for spinal disc annulus reconstruction and repair |
US8632590B2 (en) | 1999-10-20 | 2014-01-21 | Anulex Technologies, Inc. | Apparatus and methods for the treatment of the intervertebral disc |
US7052516B2 (en) * | 1999-10-20 | 2006-05-30 | Anulex Technologies, Inc. | Spinal disc annulus reconstruction method and deformable spinal disc annulus stent |
US7935147B2 (en) | 1999-10-20 | 2011-05-03 | Anulex Technologies, Inc. | Method and apparatus for enhanced delivery of treatment device to the intervertebral disc annulus |
ATE336952T1 (de) * | 1999-12-01 | 2006-09-15 | Henry Graf | Vorrichtung zur zwischenwirbelstabilisierung |
US6893462B2 (en) * | 2000-01-11 | 2005-05-17 | Regeneration Technologies, Inc. | Soft and calcified tissue implants |
AU777480B2 (en) * | 2000-02-28 | 2004-10-21 | Warsaw Orthopedic, Inc. | Articulating spinal implant |
FR2805733B1 (fr) | 2000-03-03 | 2002-06-07 | Scient X | Prothese discale pour vertebre cervicale |
US6805695B2 (en) | 2000-04-04 | 2004-10-19 | Spinalabs, Llc | Devices and methods for annular repair of intervertebral discs |
US6402750B1 (en) * | 2000-04-04 | 2002-06-11 | Spinlabs, Llc | Devices and methods for the treatment of spinal disorders |
US6579318B2 (en) | 2000-06-12 | 2003-06-17 | Ortho Development Corporation | Intervertebral spacer |
USD493225S1 (en) | 2000-06-12 | 2004-07-20 | Ortho Development Corporation | Implant |
CA2429246C (en) * | 2000-08-08 | 2011-06-07 | Vincent Bryan | Implantable joint prosthesis |
CA2426453A1 (en) | 2000-08-08 | 2002-02-14 | Sdgi Holdings, Inc. (D/B/A Medtronic Sofamor Danek, Inc.) | Improved method and apparatus for stereotactic implantation |
US7601174B2 (en) * | 2000-08-08 | 2009-10-13 | Warsaw Orthopedic, Inc. | Wear-resistant endoprosthetic devices |
US7125380B2 (en) * | 2000-08-08 | 2006-10-24 | Warsaw Orthopedic, Inc. | Clamping apparatus and methods |
FR2817461B1 (fr) * | 2000-12-01 | 2003-08-15 | Henry Graf | Dispositif de stabilisation intervertebral |
US6562045B2 (en) | 2001-02-13 | 2003-05-13 | Sdgi Holdings, Inc. | Machining apparatus |
US6669730B2 (en) | 2001-02-15 | 2003-12-30 | Spinecore, Inc. | Intervertebral spacer device utilizing a spirally slotted belleville washer having radially extending grooves |
US6989032B2 (en) * | 2001-07-16 | 2006-01-24 | Spinecore, Inc. | Artificial intervertebral disc |
US7563285B2 (en) | 2001-07-16 | 2009-07-21 | Spinecore, Inc. | Artificial intervertebral disc utilizing a ball joint coupling |
US7235081B2 (en) * | 2001-07-16 | 2007-06-26 | Spinecore, Inc. | Wedge plate inserter/impactor and related methods for use in implanting an artificial intervertebral disc |
US20050125064A1 (en) * | 2001-02-15 | 2005-06-09 | Spinecore, Inc. | Intervertebral spacer device |
US6740117B2 (en) * | 2001-02-15 | 2004-05-25 | Spinecore, Inc. | Intervertebral spacer device having a radially thinning slotted belleville spring |
US7604664B2 (en) | 2001-07-16 | 2009-10-20 | Spinecore, Inc. | Spinal baseplates with ball joint coupling and a retaining member |
US8940047B2 (en) | 2001-02-15 | 2015-01-27 | Spinecore, Inc. | Intervertebral spacer device having recessed notch pairs for manipulation using a surgical tool |
US6887274B2 (en) | 2001-02-15 | 2005-05-03 | Spinecore, Inc. | Intervertebral spacer device utilizing a belleville washer having radially spaced concentric grooves |
US7169182B2 (en) * | 2001-07-16 | 2007-01-30 | Spinecore, Inc. | Implanting an artificial intervertebral disc |
US6673113B2 (en) * | 2001-10-18 | 2004-01-06 | Spinecore, Inc. | Intervertebral spacer device having arch shaped spring elements |
US6863688B2 (en) * | 2001-02-15 | 2005-03-08 | Spinecore, Inc. | Intervertebral spacer device utilizing a spirally slotted belleville washer having radially spaced concentric grooves |
US6764515B2 (en) | 2001-02-15 | 2004-07-20 | Spinecore, Inc. | Intervertebral spacer device utilizing a spirally slotted belleville washer and a rotational mounting |
US6478822B1 (en) * | 2001-03-20 | 2002-11-12 | Spineco, Inc. | Spherical spinal implant |
US7776085B2 (en) * | 2001-05-01 | 2010-08-17 | Amedica Corporation | Knee prosthesis with ceramic tibial component |
US7695521B2 (en) * | 2001-05-01 | 2010-04-13 | Amedica Corporation | Hip prosthesis with monoblock ceramic acetabular cup |
US20050177238A1 (en) * | 2001-05-01 | 2005-08-11 | Khandkar Ashok C. | Radiolucent bone graft |
FR2824261B1 (fr) * | 2001-05-04 | 2004-05-28 | Ldr Medical | Prothese de disque intervertebral et procede et outils de mise en place |
WO2002102275A2 (en) * | 2001-06-14 | 2002-12-27 | Amedica Corporation | Metal-ceramic composite articulation |
US6468310B1 (en) | 2001-07-16 | 2002-10-22 | Third Millennium Engineering, Llc | Intervertebral spacer device having a wave washer force restoring element |
US6527806B2 (en) | 2001-07-16 | 2003-03-04 | Third Millennium Engineering, Llc | Intervertebral spacer device having a spiral wave washer force restoring element |
US7160327B2 (en) | 2001-07-16 | 2007-01-09 | Spinecore, Inc. | Axially compressible artificial intervertebral disc having limited rotation using a captured ball and socket joint with a solid ball and compression locking post |
IL159459A0 (en) | 2001-07-16 | 2004-06-01 | Spinecore Inc | Artificial intervertebral disc having a wave washer force restoring element |
US7118599B2 (en) | 2001-07-16 | 2006-10-10 | Spinecore, Inc. | Artificial intervertebral disc |
US7713302B2 (en) * | 2001-10-01 | 2010-05-11 | Spinecore, Inc. | Intervertebral spacer device utilizing a spirally slotted belleville washer having radially spaced concentric grooves |
US20090177283A9 (en) * | 2001-10-01 | 2009-07-09 | Ralph James D | Intervertebral spacer device utilizing a spirally slotted belleville washer and a rotational mounting |
US7771477B2 (en) | 2001-10-01 | 2010-08-10 | Spinecore, Inc. | Intervertebral spacer device utilizing a belleville washer having radially spaced concentric grooves |
US7208014B2 (en) * | 2001-10-01 | 2007-04-24 | Spinecore, Inc. | Intervertebral spacer device utilizing a belleville washer having radially extending grooves |
WO2003032801A2 (en) * | 2001-10-18 | 2003-04-24 | Third Millennium Engineering Llc | Artificial intervertebral disc having a spider spring force restoring element |
US20060129242A1 (en) * | 2001-12-28 | 2006-06-15 | Brian Bergeron | Pseudo arthrosis device |
US6736850B2 (en) * | 2001-12-28 | 2004-05-18 | Spinal Concepts, Inc. | Vertebral pseudo arthrosis device and method |
US6740118B2 (en) * | 2002-01-09 | 2004-05-25 | Sdgi Holdings, Inc. | Intervertebral prosthetic joint |
US7011684B2 (en) * | 2002-01-17 | 2006-03-14 | Concept Matrix, Llc | Intervertebral disk prosthesis |
US6824278B2 (en) * | 2002-03-15 | 2004-11-30 | Memx, Inc. | Self-shadowing MEM structures |
US6808538B2 (en) | 2002-03-15 | 2004-10-26 | Stryker Spine | Vertebral body spacer having variable wedged endplates |
US6758862B2 (en) * | 2002-03-21 | 2004-07-06 | Sdgi Holdings, Inc. | Vertebral body and disc space replacement devices |
US8038713B2 (en) | 2002-04-23 | 2011-10-18 | Spinecore, Inc. | Two-component artificial disc replacements |
US20080027548A9 (en) | 2002-04-12 | 2008-01-31 | Ferree Bret A | Spacerless artificial disc replacements |
US6706068B2 (en) * | 2002-04-23 | 2004-03-16 | Bret A. Ferree | Artificial disc replacements with natural kinematics |
US7179294B2 (en) | 2002-04-25 | 2007-02-20 | Warsaw Orthopedic, Inc. | Articular disc prosthesis and method for implanting the same |
US8388684B2 (en) * | 2002-05-23 | 2013-03-05 | Pioneer Signal Technology, Inc. | Artificial disc device |
US7001433B2 (en) * | 2002-05-23 | 2006-02-21 | Pioneer Laboratories, Inc. | Artificial intervertebral disc device |
US6793678B2 (en) | 2002-06-27 | 2004-09-21 | Depuy Acromed, Inc. | Prosthetic intervertebral motion disc having dampening |
US7192448B2 (en) * | 2002-06-27 | 2007-03-20 | Ferree Bret A | Arthroplasty devices with resorbable component |
WO2004002373A2 (en) * | 2002-06-27 | 2004-01-08 | Ferree Bret A | Arthroplasty devices for improved bone ingrowth |
WO2004016217A2 (en) | 2002-08-15 | 2004-02-26 | David Gerber | Controlled artificial intervertebral disc implant |
WO2004016205A2 (en) * | 2002-08-15 | 2004-02-26 | Coppes Justin K | Intervertebral disc implant |
ATE332115T1 (de) * | 2002-09-02 | 2006-07-15 | Synthes Gmbh | Zwischenwirbelimplantat mit dreiteiligem gelenk |
US20040078081A1 (en) * | 2002-09-09 | 2004-04-22 | Ferree Bret A. | Bioresorbable components and methods for spinal arthroplasty |
US7201775B2 (en) * | 2002-09-24 | 2007-04-10 | Bogomir Gorensek | Stabilizing device for intervertebral disc, and methods thereof |
US6899735B2 (en) * | 2002-10-02 | 2005-05-31 | Sdgi Holdings, Inc. | Modular intervertebral prosthesis system |
US7273496B2 (en) * | 2002-10-29 | 2007-09-25 | St. Francis Medical Technologies, Inc. | Artificial vertebral disk replacement implant with crossbar spacer and method |
US7497859B2 (en) * | 2002-10-29 | 2009-03-03 | Kyphon Sarl | Tools for implanting an artificial vertebral disk |
US6966929B2 (en) * | 2002-10-29 | 2005-11-22 | St. Francis Medical Technologies, Inc. | Artificial vertebral disk replacement implant with a spacer |
US20040133278A1 (en) * | 2002-10-31 | 2004-07-08 | Marino James F. | Spinal disc implant |
FR2846550B1 (fr) | 2002-11-05 | 2006-01-13 | Ldr Medical | Prothese de disque intervertebral |
BR0215969A (pt) * | 2002-12-17 | 2005-09-27 | Mathys Medizinaltechnik Ag | Implante intravertebral com elementos de junta de inclinação |
US6994727B2 (en) * | 2002-12-17 | 2006-02-07 | Amedica Corporation | Total disc implant |
US7364589B2 (en) | 2003-02-12 | 2008-04-29 | Warsaw Orthopedic, Inc. | Mobile bearing articulating disc |
BRPI0407142A (pt) | 2003-02-14 | 2006-01-10 | Depuy Spine Inc | Dispositivo de fusão intervertebral formado in situ |
JP4538451B2 (ja) * | 2003-03-06 | 2010-09-08 | スパインコア,インコーポレイテッド | 人工椎間板のための保持デバイス |
US6908484B2 (en) * | 2003-03-06 | 2005-06-21 | Spinecore, Inc. | Cervical disc replacement |
US7824444B2 (en) * | 2003-03-20 | 2010-11-02 | Spineco, Inc. | Expandable spherical spinal implant |
EP1610740A4 (en) * | 2003-04-04 | 2009-04-08 | Theken Disc Llc | ARTIFICIAL DISC PROSTHESIS |
US20040267367A1 (en) | 2003-06-30 | 2004-12-30 | Depuy Acromed, Inc | Intervertebral implant with conformable endplate |
US7695515B2 (en) * | 2003-07-15 | 2010-04-13 | Spinal Generations, Llc | Spinal disc prosthesis system |
US7621956B2 (en) * | 2003-07-31 | 2009-11-24 | Globus Medical, Inc. | Prosthetic spinal disc replacement |
US7753958B2 (en) | 2003-08-05 | 2010-07-13 | Gordon Charles R | Expandable intervertebral implant |
US7909869B2 (en) | 2003-08-05 | 2011-03-22 | Flexuspine, Inc. | Artificial spinal unit assemblies |
US8603168B2 (en) | 2003-08-05 | 2013-12-10 | Flexuspine, Inc. | Artificial functional spinal unit system and method for use |
US20060229729A1 (en) * | 2003-08-05 | 2006-10-12 | Gordon Charles R | Expandable intervertebral implant for use with instrument |
US7255714B2 (en) * | 2003-09-30 | 2007-08-14 | Michel H. Malek | Vertically adjustable intervertebral disc prosthesis |
US7628813B2 (en) * | 2003-10-20 | 2009-12-08 | Cervitech, Inc. | Cervical intervertebral prosthesis system |
US7699879B2 (en) * | 2003-10-21 | 2010-04-20 | Warsaw Orthopedic, Inc. | Apparatus and method for providing dynamizable translations to orthopedic implants |
US20050085814A1 (en) * | 2003-10-21 | 2005-04-21 | Sherman Michael C. | Dynamizable orthopedic implants and their use in treating bone defects |
US9445916B2 (en) | 2003-10-22 | 2016-09-20 | Pioneer Surgical Technology, Inc. | Joint arthroplasty devices having articulating members |
FR2861581B1 (fr) * | 2003-10-29 | 2006-01-06 | Laurent Salle | Prothese totale de disque intervertebral |
US7520899B2 (en) * | 2003-11-05 | 2009-04-21 | Kyphon Sarl | Laterally insertable artificial vertebral disk replacement implant with crossbar spacer |
EP1532950B1 (de) | 2003-11-18 | 2008-03-26 | Zimmer GmbH | Bandscheibenimplantat |
US7837732B2 (en) * | 2003-11-20 | 2010-11-23 | Warsaw Orthopedic, Inc. | Intervertebral body fusion cage with keels and implantation methods |
US20050149192A1 (en) * | 2003-11-20 | 2005-07-07 | St. Francis Medical Technologies, Inc. | Intervertebral body fusion cage with keels and implantation method |
US7670377B2 (en) * | 2003-11-21 | 2010-03-02 | Kyphon Sarl | Laterally insertable artifical vertebral disk replacement implant with curved spacer |
US20050283237A1 (en) * | 2003-11-24 | 2005-12-22 | St. Francis Medical Technologies, Inc. | Artificial spinal disk replacement device with staggered vertebral body attachments |
US7862586B2 (en) | 2003-11-25 | 2011-01-04 | Life Spine, Inc. | Spinal stabilization systems |
US7481839B2 (en) * | 2003-12-02 | 2009-01-27 | Kyphon Sarl | Bioresorbable interspinous process implant for use with intervertebral disk remediation or replacement implants and procedures |
US20050154462A1 (en) * | 2003-12-02 | 2005-07-14 | St. Francis Medical Technologies, Inc. | Laterally insertable artificial vertebral disk replacement implant with translating pivot point |
US20050143826A1 (en) * | 2003-12-11 | 2005-06-30 | St. Francis Medical Technologies, Inc. | Disk repair structures with anchors |
US20050136764A1 (en) * | 2003-12-18 | 2005-06-23 | Sherman Michael C. | Designed composite degradation for spinal implants |
US8123757B2 (en) * | 2003-12-31 | 2012-02-28 | Depuy Spine, Inc. | Inserter instrument and implant clip |
FR2864763B1 (fr) * | 2004-01-07 | 2006-11-24 | Scient X | Prothese discale pour vertebres |
US7556651B2 (en) * | 2004-01-09 | 2009-07-07 | Warsaw Orthopedic, Inc. | Posterior spinal device and method |
US20050171610A1 (en) * | 2004-01-09 | 2005-08-04 | Sdgi Holdings, Inc. | Mobile bearing spinal device and method |
US7901459B2 (en) * | 2004-01-09 | 2011-03-08 | Warsaw Orthopedic, Inc. | Split spinal device and method |
CN1953721B (zh) * | 2004-01-09 | 2011-11-16 | 华沙整形外科股份有限公司 | 双关节连接脊柱装置及方法 |
US7771479B2 (en) * | 2004-01-09 | 2010-08-10 | Warsaw Orthopedic, Inc. | Dual articulating spinal device and method |
US7875077B2 (en) * | 2004-01-09 | 2011-01-25 | Warsaw Orthopedic, Inc. | Support structure device and method |
US20050171608A1 (en) * | 2004-01-09 | 2005-08-04 | Sdgi Holdings, Inc. | Centrally articulating spinal device and method |
US20050165487A1 (en) * | 2004-01-28 | 2005-07-28 | Muhanna Nabil L. | Artificial intervertebral disc |
FR2865629B1 (fr) * | 2004-02-04 | 2007-01-26 | Ldr Medical | Prothese de disque intervertebral |
BRPI0507468A (pt) | 2004-02-04 | 2007-07-10 | Ldr Medical | prótese de disco intervertebral |
US7393361B2 (en) * | 2004-02-20 | 2008-07-01 | Spinecore, Inc. | Artificial intervertebral disc having a bored semispherical bearing with a compression locking post and retaining caps |
AU2005216112B2 (en) * | 2004-02-20 | 2010-07-08 | Spinecore, Inc. | Artificial intervertebral disc having a universal joint |
US7083651B2 (en) * | 2004-03-03 | 2006-08-01 | Joint Synergy, Llc | Spinal implant |
US7195644B2 (en) * | 2004-03-02 | 2007-03-27 | Joint Synergy, Llc | Ball and dual socket joint |
US7491239B2 (en) | 2005-02-23 | 2009-02-17 | Joint Synergy, Llc | Interior insert ball and dual socket joint |
US7115144B2 (en) | 2004-03-02 | 2006-10-03 | Joint Synergy, Llc | Spinal implant |
US8636802B2 (en) | 2004-03-06 | 2014-01-28 | DePuy Synthes Products, LLC | Dynamized interspinal implant |
US20050216092A1 (en) * | 2004-03-23 | 2005-09-29 | Sdgi Holdings, Inc. | Constrained artificial implant for orthopaedic applications |
US7637955B2 (en) * | 2004-03-23 | 2009-12-29 | Warsaw Orthopedic, Inc. | Constrained artificial spinal disc |
FR2869528B1 (fr) | 2004-04-28 | 2007-02-02 | Ldr Medical | Prothese de disque intervertebral |
US20050251261A1 (en) * | 2004-05-05 | 2005-11-10 | Sdgi Holdings, Inc. | Artificial intervertebral disc for lateral insertion |
US8894709B2 (en) | 2004-06-30 | 2014-11-25 | Synergy Disc Replacement, Inc. | Systems and methods for vertebral disc replacement |
EP2327376B1 (en) * | 2004-06-30 | 2012-10-24 | Synergy Disc Replacement Inc. | Artificial spinal disc |
US9237958B2 (en) * | 2004-06-30 | 2016-01-19 | Synergy Disc Replacement Inc. | Joint prostheses |
US8172904B2 (en) * | 2004-06-30 | 2012-05-08 | Synergy Disc Replacement, Inc. | Artificial spinal disc |
CA2573340A1 (en) * | 2004-07-09 | 2006-02-16 | Pioneer Laboratories, Inc. | Skeletal reconstruction device |
WO2006034436A2 (en) * | 2004-09-21 | 2006-03-30 | Stout Medical Group, L.P. | Expandable support device and method of use |
US20060069438A1 (en) * | 2004-09-29 | 2006-03-30 | Zucherman James F | Multi-piece artificial spinal disk replacement device with multi-segmented support plates |
US7481840B2 (en) * | 2004-09-29 | 2009-01-27 | Kyphon Sarl | Multi-piece artificial spinal disk replacement device with selectably positioning articulating element |
US7575600B2 (en) * | 2004-09-29 | 2009-08-18 | Kyphon Sarl | Artificial vertebral disk replacement implant with translating articulation contact surface and method |
WO2006042487A1 (de) * | 2004-10-18 | 2006-04-27 | Buettner-Janz Karin | Bandscheibenendoprothese mit zylindrischen artikulationsflächen |
US20060085077A1 (en) * | 2004-10-18 | 2006-04-20 | Ebi, L.P. | Intervertebral implant and associated method |
US7566346B2 (en) * | 2004-10-29 | 2009-07-28 | X-Spine Systems, Inc. | Prosthetic implant and method |
US7887589B2 (en) * | 2004-11-23 | 2011-02-15 | Glenn Bradley J | Minimally invasive spinal disc stabilizer and insertion tool |
EP1814474B1 (en) | 2004-11-24 | 2011-09-14 | Samy Abdou | Devices for inter-vertebral orthopedic device placement |
US20060149372A1 (en) * | 2004-12-17 | 2006-07-06 | Paxson Robert D | Artificial spinal disc |
JP4601051B2 (ja) * | 2004-12-20 | 2010-12-22 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | ゲーム用チップ |
FR2879436B1 (fr) * | 2004-12-22 | 2007-03-09 | Ldr Medical | Prothese de disque intervertebral |
US8911498B2 (en) * | 2005-02-10 | 2014-12-16 | DePuy Synthes Products, LLC | Intervertebral prosthetic disc |
US7690381B2 (en) * | 2005-02-10 | 2010-04-06 | Depuy Spine, Inc. | Intervertebral prosthetic disc and method for installing using a guidewire |
US7727278B2 (en) * | 2005-03-04 | 2010-06-01 | Rti Biologics, Inc. | Self fixing assembled bone-tendon-bone graft |
US7763072B2 (en) * | 2005-03-04 | 2010-07-27 | Rti Biologics, Inc. | Intermediate bone block and its use in bone block assemblies and assembled bone-tendon-bone grafts |
US7763071B2 (en) | 2005-03-04 | 2010-07-27 | Rti Biologics, Inc. | Bone block assemblies and their use in assembled bone-tendon-bone grafts |
US8470038B2 (en) | 2005-03-04 | 2013-06-25 | Rti Biologics, Inc. | Adjustable and fixed assembled bone-tendon-bone graft |
US8696707B2 (en) * | 2005-03-08 | 2014-04-15 | Zyga Technology, Inc. | Facet joint stabilization |
US7753957B2 (en) * | 2005-03-24 | 2010-07-13 | Accelerated Innovation, Llc | Ball and Socket intervertebral disc replacement device with keyed surfaces assembly |
US7799080B2 (en) * | 2005-04-22 | 2010-09-21 | Doty Keith L | Spinal disc prosthesis and methods of use |
US7361192B2 (en) * | 2005-04-22 | 2008-04-22 | Doty Keith L | Spinal disc prosthesis and methods of use |
JP5112295B2 (ja) * | 2005-04-27 | 2013-01-09 | スタウト メディカル グループ,エル.ピー. | 拡張型支持具およびその使用方法 |
GB0508678D0 (en) | 2005-04-28 | 2005-06-08 | Cope Aiden | Motion segment intervertebral disc prosthesis |
AU2006243712A1 (en) * | 2005-05-02 | 2006-11-09 | Kinetic Spine Technologies Inc. | Intervertebral disc prosthesis |
WO2006116852A1 (en) * | 2005-05-02 | 2006-11-09 | Kinetic Spine Technologies Inc. | Artificial intervertebral disc |
US8777959B2 (en) | 2005-05-27 | 2014-07-15 | Spinecore, Inc. | Intervertebral disc and insertion methods therefor |
US20060276900A1 (en) * | 2005-06-01 | 2006-12-07 | Carpenter Clyde T | Anatomic total disc replacement |
FR2887762B1 (fr) * | 2005-06-29 | 2007-10-12 | Ldr Medical Soc Par Actions Si | Instrumentation d'insertion de prothese de disque intervertebral entre des vertebres |
US20070010815A1 (en) * | 2005-06-30 | 2007-01-11 | Sdgi Holdings, Inc. | Fixation systems with modulated stiffness |
US20070016301A1 (en) * | 2005-07-14 | 2007-01-18 | Medical Device Concepts Llc. | Multi-axial interbody spacer device |
EP1903949A2 (en) * | 2005-07-14 | 2008-04-02 | Stout Medical Group, L.P. | Expandable support device and method of use |
US20070016190A1 (en) * | 2005-07-14 | 2007-01-18 | Medical Device Concepts Llc | Dynamic spinal stabilization system |
EP1912578B1 (en) | 2005-07-28 | 2018-02-07 | NuVasive, Inc. | Total disc replacement system |
FR2891135B1 (fr) | 2005-09-23 | 2008-09-12 | Ldr Medical Sarl | Prothese de disque intervertebral |
US7618459B2 (en) * | 2005-09-26 | 2009-11-17 | Infinity Orthopedics Ltd. | Universal spinal disc implant system |
CA2621477C (en) * | 2005-10-10 | 2014-06-03 | Donna Jean Carver | Artificial spinal disc replacement system and method |
US7967862B2 (en) * | 2005-11-23 | 2011-06-28 | Warsaw Orthopedic, Inc. | Posterior articular disc and method for implantation |
US20070123923A1 (en) * | 2005-11-30 | 2007-05-31 | Lindstrom Curtis C | Implantable medical device minimizing rotation and dislocation |
FR2893838B1 (fr) | 2005-11-30 | 2008-08-08 | Ldr Medical Soc Par Actions Si | Prothese de disque intervertebral et instrumentation d'insertion de la prothese entre les vertebres |
US8007536B2 (en) * | 2005-12-08 | 2011-08-30 | FBC Device ApS | Disc implant |
US20070135923A1 (en) * | 2005-12-14 | 2007-06-14 | Sdgi Holdings, Inc. | Ceramic and polymer prosthetic device |
US7867279B2 (en) * | 2006-01-23 | 2011-01-11 | Depuy Spine, Inc. | Intervertebral disc prosthesis |
US7811326B2 (en) * | 2006-01-30 | 2010-10-12 | Warsaw Orthopedic Inc. | Posterior joint replacement device |
US20070191860A1 (en) * | 2006-01-30 | 2007-08-16 | Sdgi Holdings, Inc. | Intervertebral prosthetic disc inserter |
US7635389B2 (en) | 2006-01-30 | 2009-12-22 | Warsaw Orthopedic, Inc. | Posterior joint replacement device |
US20070179614A1 (en) * | 2006-01-30 | 2007-08-02 | Sdgi Holdings, Inc. | Intervertebral prosthetic disc and method of installing same |
US20070179615A1 (en) * | 2006-01-31 | 2007-08-02 | Sdgi Holdings, Inc. | Intervertebral prosthetic disc |
US8556973B2 (en) | 2006-02-10 | 2013-10-15 | DePuy Synthes Products, LLC | Intervertebral disc prosthesis having multiple bearing surfaces |
US8252058B2 (en) * | 2006-02-16 | 2012-08-28 | Amedica Corporation | Spinal implant with elliptical articulatory interface |
US20070198093A1 (en) * | 2006-02-17 | 2007-08-23 | Amedica Corporation | Spinal implant with offset keels |
US8118869B2 (en) * | 2006-03-08 | 2012-02-21 | Flexuspine, Inc. | Dynamic interbody device |
US20070270971A1 (en) * | 2006-03-14 | 2007-11-22 | Sdgi Holdings, Inc. | Intervertebral prosthetic disc with improved wear resistance |
US20070270970A1 (en) * | 2006-03-14 | 2007-11-22 | Sdgi Holdings, Inc. | Spinal implants with improved wear resistance |
US20070233244A1 (en) * | 2006-03-28 | 2007-10-04 | Depuy Spine, Inc. | Artificial Disc Replacement Using Posterior Approach |
US8282641B2 (en) | 2006-03-28 | 2012-10-09 | Depuy Spine, Inc. | Methods and instrumentation for disc replacement |
US8137404B2 (en) * | 2006-03-28 | 2012-03-20 | Depuy Spine, Inc. | Artificial disc replacement using posterior approach |
US20070233246A1 (en) * | 2006-03-31 | 2007-10-04 | Sdgi Holdings, Inc. | Spinal implants with improved mechanical response |
US20070270959A1 (en) * | 2006-04-18 | 2007-11-22 | Sdgi Holdings, Inc. | Arthroplasty device |
US8105357B2 (en) * | 2006-04-28 | 2012-01-31 | Warsaw Orthopedic, Inc. | Interspinous process brace |
US8348978B2 (en) * | 2006-04-28 | 2013-01-08 | Warsaw Orthopedic, Inc. | Interosteotic implant |
US8048118B2 (en) * | 2006-04-28 | 2011-11-01 | Warsaw Orthopedic, Inc. | Adjustable interspinous process brace |
US8252031B2 (en) | 2006-04-28 | 2012-08-28 | Warsaw Orthopedic, Inc. | Molding device for an expandable interspinous process implant |
US20070270824A1 (en) * | 2006-04-28 | 2007-11-22 | Warsaw Orthopedic, Inc. | Interspinous process brace |
US7846185B2 (en) * | 2006-04-28 | 2010-12-07 | Warsaw Orthopedic, Inc. | Expandable interspinous process implant and method of installing same |
WO2007131002A2 (en) | 2006-05-01 | 2007-11-15 | Stout Medical Group, L.P. | Expandable support device and method of use |
US20070276369A1 (en) * | 2006-05-26 | 2007-11-29 | Sdgi Holdings, Inc. | In vivo-customizable implant |
US20070288091A1 (en) * | 2006-05-31 | 2007-12-13 | Braddock Danny H | Intervertebral lordatic adapter |
US8016886B2 (en) * | 2006-07-18 | 2011-09-13 | Altus Partners, Llc | Intervertebral disc replacement device |
US20080021557A1 (en) * | 2006-07-24 | 2008-01-24 | Warsaw Orthopedic, Inc. | Spinal motion-preserving implants |
CA2658876C (en) | 2006-07-24 | 2015-03-17 | Spine Solutions, Inc. | Intervertebral implant with keel |
US20080021462A1 (en) * | 2006-07-24 | 2008-01-24 | Warsaw Orthopedic Inc. | Spinal stabilization implants |
US20080027547A1 (en) * | 2006-07-27 | 2008-01-31 | Warsaw Orthopedic Inc. | Prosthetic device for spinal joint reconstruction |
US20080027444A1 (en) * | 2006-07-28 | 2008-01-31 | Malek Michel H | Bone anchor device |
US20080045968A1 (en) * | 2006-08-18 | 2008-02-21 | Warsaw Orthopedic, Inc. | Instruments and Methods for Spinal Surgery |
US8715350B2 (en) | 2006-09-15 | 2014-05-06 | Pioneer Surgical Technology, Inc. | Systems and methods for securing an implant in intervertebral space |
US8066750B2 (en) | 2006-10-06 | 2011-11-29 | Warsaw Orthopedic, Inc | Port structures for non-rigid bone plates |
US9005307B2 (en) | 2006-11-07 | 2015-04-14 | Biomedflex, Llc | Prosthetic ball-and-socket joint |
US8070823B2 (en) * | 2006-11-07 | 2011-12-06 | Biomedflex Llc | Prosthetic ball-and-socket joint |
EP2081520B1 (en) * | 2006-11-07 | 2017-07-12 | Biomedflex, LLC | Medical implants |
US8308812B2 (en) | 2006-11-07 | 2012-11-13 | Biomedflex, Llc | Prosthetic joint assembly and joint member therefor |
US7914580B2 (en) * | 2006-11-07 | 2011-03-29 | Biomedflex Llc | Prosthetic ball-and-socket joint |
US8029574B2 (en) * | 2006-11-07 | 2011-10-04 | Biomedflex Llc | Prosthetic knee joint |
US7905919B2 (en) * | 2006-11-07 | 2011-03-15 | Biomedflex Llc | Prosthetic joint |
US8512413B2 (en) | 2006-11-07 | 2013-08-20 | Biomedflex, Llc | Prosthetic knee joint |
US20110166671A1 (en) | 2006-11-07 | 2011-07-07 | Kellar Franz W | Prosthetic joint |
WO2008070863A2 (en) | 2006-12-07 | 2008-06-12 | Interventional Spine, Inc. | Intervertebral implant |
US8715352B2 (en) * | 2006-12-14 | 2014-05-06 | Depuy Spine, Inc. | Buckling disc replacement |
US7905922B2 (en) | 2006-12-20 | 2011-03-15 | Zimmer Spine, Inc. | Surgical implant suitable for replacement of an intervertebral disc |
US8075596B2 (en) * | 2007-01-12 | 2011-12-13 | Warsaw Orthopedic, Inc. | Spinal prosthesis systems |
US8597358B2 (en) | 2007-01-19 | 2013-12-03 | Flexuspine, Inc. | Dynamic interbody devices |
KR101410181B1 (ko) | 2007-02-09 | 2014-06-19 | 다이아마이크론, 인코포레이티드 | 다엽 인공 척추 관절 |
US8465546B2 (en) | 2007-02-16 | 2013-06-18 | Ldr Medical | Intervertebral disc prosthesis insertion assemblies |
US8579910B2 (en) * | 2007-05-18 | 2013-11-12 | DePuy Synthes Products, LLC | Insertion blade assembly and method of use |
US8864832B2 (en) | 2007-06-20 | 2014-10-21 | Hh Spinal Llc | Posterior total joint replacement |
FR2916956B1 (fr) * | 2007-06-08 | 2012-12-14 | Ldr Medical | Cage intersomatique,prothese intervertebrale,dispositif d'ancrage et instrumentation d'implantation |
CN101677864B (zh) * | 2007-06-12 | 2014-03-19 | 活动脊柱技术有限公司 | 人造椎间盘 |
US8057547B2 (en) * | 2007-06-12 | 2011-11-15 | Kinetic Spine Technologies Inc. | Articulating intervertebral disc prosthesis |
US10821003B2 (en) | 2007-06-20 | 2020-11-03 | 3Spline Sezc | Spinal osteotomy |
US8900307B2 (en) | 2007-06-26 | 2014-12-02 | DePuy Synthes Products, LLC | Highly lordosed fusion cage |
US8343189B2 (en) * | 2007-09-25 | 2013-01-01 | Zyga Technology, Inc. | Method and apparatus for facet joint stabilization |
FR2921820B1 (fr) * | 2007-10-05 | 2011-09-16 | Vincent Pointillart | Prothese intervertebrale |
US8182514B2 (en) | 2007-10-22 | 2012-05-22 | Flexuspine, Inc. | Dampener system for a posterior stabilization system with a fixed length elongated member |
US8187330B2 (en) * | 2007-10-22 | 2012-05-29 | Flexuspine, Inc. | Dampener system for a posterior stabilization system with a variable length elongated member |
US8162994B2 (en) | 2007-10-22 | 2012-04-24 | Flexuspine, Inc. | Posterior stabilization system with isolated, dual dampener systems |
US8523912B2 (en) | 2007-10-22 | 2013-09-03 | Flexuspine, Inc. | Posterior stabilization systems with shared, dual dampener systems |
US8267965B2 (en) | 2007-10-22 | 2012-09-18 | Flexuspine, Inc. | Spinal stabilization systems with dynamic interbody devices |
US8157844B2 (en) | 2007-10-22 | 2012-04-17 | Flexuspine, Inc. | Dampener system for a posterior stabilization system with a variable length elongated member |
US8617214B2 (en) | 2008-01-07 | 2013-12-31 | Mmsn Limited Partnership | Spinal tension band |
JP5441922B2 (ja) | 2008-01-17 | 2014-03-12 | ジンテス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 膨張可能な椎間インプラント及び関連するその製造方法 |
CA2847598A1 (en) * | 2008-01-18 | 2009-07-23 | Spinecore, Inc. | Instruments and methods for inserting artificial intervertebral implants |
US7935133B2 (en) | 2008-02-08 | 2011-05-03 | Mmsn Limited Partnership | Interlaminar hook |
AU2009219073A1 (en) * | 2008-02-28 | 2009-09-03 | Kinetic Spine Technologies Inc. | Intervertebral disc prosthesis having ball and ring structure |
EP2262449B1 (en) | 2008-04-05 | 2020-03-11 | Synthes GmbH | Expandable intervertebral implant |
KR101547212B1 (ko) * | 2008-04-22 | 2015-08-25 | 키네틱 스파인 테크놀로지스 인크. | 인공 추간 스페이서 |
ES2358494B1 (es) * | 2008-04-29 | 2012-03-27 | Desarrollo E Innovacion De Implantes Quirurgicos San Andres, S.L. | Prótesis cervical flexible. |
US20100030337A1 (en) * | 2008-08-04 | 2010-02-04 | Nasser Ani | Spine Surgery Technique And System |
US7927375B2 (en) | 2008-09-12 | 2011-04-19 | Doty Keith L | Dynamic six-degrees-of-freedom intervertebral spinal disc prosthesis |
US8545566B2 (en) * | 2008-10-13 | 2013-10-01 | Globus Medical, Inc. | Articulating spacer |
US8163022B2 (en) | 2008-10-14 | 2012-04-24 | Anulex Technologies, Inc. | Method and apparatus for the treatment of the intervertebral disc annulus |
US8187304B2 (en) * | 2008-11-10 | 2012-05-29 | Malek Michel H | Facet fusion system |
US20100211176A1 (en) | 2008-11-12 | 2010-08-19 | Stout Medical Group, L.P. | Fixation device and method |
WO2010056895A1 (en) | 2008-11-12 | 2010-05-20 | Stout Medical Group, L.P. | Fixation device and method |
US9492214B2 (en) * | 2008-12-18 | 2016-11-15 | Michel H. Malek | Flexible spinal stabilization system |
US9526620B2 (en) | 2009-03-30 | 2016-12-27 | DePuy Synthes Products, Inc. | Zero profile spinal fusion cage |
US8906033B2 (en) * | 2009-03-30 | 2014-12-09 | DePuy Synthes Products, LLC | Cervical motion disc inserter |
US8226724B2 (en) * | 2009-06-18 | 2012-07-24 | Doty Keith L | Intervertebral spinal disc prosthesis |
JP5907458B2 (ja) | 2009-07-06 | 2016-04-26 | ジンテス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 拡張可能固定アセンブリ |
US8394125B2 (en) | 2009-07-24 | 2013-03-12 | Zyga Technology, Inc. | Systems and methods for facet joint treatment |
US8764806B2 (en) | 2009-12-07 | 2014-07-01 | Samy Abdou | Devices and methods for minimally invasive spinal stabilization and instrumentation |
US9393129B2 (en) | 2009-12-10 | 2016-07-19 | DePuy Synthes Products, Inc. | Bellows-like expandable interbody fusion cage |
US8460319B2 (en) | 2010-01-11 | 2013-06-11 | Anulex Technologies, Inc. | Intervertebral disc annulus repair system and method |
US8535380B2 (en) | 2010-05-13 | 2013-09-17 | Stout Medical Group, L.P. | Fixation device and method |
US9233006B2 (en) | 2010-06-15 | 2016-01-12 | Zyga Technology, Inc. | Systems and methods for facet joint treatment |
US8663293B2 (en) | 2010-06-15 | 2014-03-04 | Zyga Technology, Inc. | Systems and methods for facet joint treatment |
US9907560B2 (en) | 2010-06-24 | 2018-03-06 | DePuy Synthes Products, Inc. | Flexible vertebral body shavers |
US8979860B2 (en) | 2010-06-24 | 2015-03-17 | DePuy Synthes Products. LLC | Enhanced cage insertion device |
AU2011271465B2 (en) | 2010-06-29 | 2015-03-19 | Synthes Gmbh | Distractible intervertebral implant |
EP2608747A4 (en) | 2010-08-24 | 2015-02-11 | Flexmedex Llc | SUPPORT DEVICE AND METHOD FOR THEIR USE |
US9301787B2 (en) | 2010-09-27 | 2016-04-05 | Mmsn Limited Partnership | Medical apparatus and method for spinal surgery |
US9402732B2 (en) | 2010-10-11 | 2016-08-02 | DePuy Synthes Products, Inc. | Expandable interspinous process spacer implant |
US8353964B2 (en) | 2010-11-04 | 2013-01-15 | Carpenter Clyde T | Anatomic total disc replacement |
US9149286B1 (en) | 2010-11-12 | 2015-10-06 | Flexmedex, LLC | Guidance tool and method for use |
US8388687B2 (en) | 2011-03-25 | 2013-03-05 | Flexuspine, Inc. | Interbody device insertion systems and methods |
US8277505B1 (en) | 2011-06-10 | 2012-10-02 | Doty Keith L | Devices for providing up to six-degrees of motion having kinematically-linked components and methods of use |
EP2747682A4 (en) | 2011-08-23 | 2015-01-21 | Flexmedex Llc | DEVICE AND METHOD FOR ABLATION OF TISSUE |
WO2013033584A2 (en) * | 2011-09-01 | 2013-03-07 | In Queue Innovations, Llc | Disc replacement device and method of use |
US8845728B1 (en) | 2011-09-23 | 2014-09-30 | Samy Abdou | Spinal fixation devices and methods of use |
US9526627B2 (en) | 2011-11-17 | 2016-12-27 | Exactech, Inc. | Expandable interbody device system and method |
US8287598B1 (en) | 2011-12-05 | 2012-10-16 | TrueMotion Spine, Inc. | True spinal motion preserving, shock absorbing, intervertebral spinal disc prosthesis |
US9198769B2 (en) | 2011-12-23 | 2015-12-01 | Pioneer Surgical Technology, Inc. | Bone anchor assembly, bone plate system, and method |
US20130226240A1 (en) | 2012-02-22 | 2013-08-29 | Samy Abdou | Spinous process fixation devices and methods of use |
US8940052B2 (en) | 2012-07-26 | 2015-01-27 | DePuy Synthes Products, LLC | Expandable implant |
US9198767B2 (en) | 2012-08-28 | 2015-12-01 | Samy Abdou | Devices and methods for spinal stabilization and instrumentation |
US9320617B2 (en) | 2012-10-22 | 2016-04-26 | Cogent Spine, LLC | Devices and methods for spinal stabilization and instrumentation |
WO2014078541A1 (en) | 2012-11-15 | 2014-05-22 | Zyga Technology, Inc. | Systems and methods for facet joint treatment |
WO2014117107A1 (en) | 2013-01-28 | 2014-07-31 | Cartiva, Inc. | Systems and methods for orthopedic repair |
US9737294B2 (en) | 2013-01-28 | 2017-08-22 | Cartiva, Inc. | Method and system for orthopedic repair |
US9492288B2 (en) | 2013-02-20 | 2016-11-15 | Flexuspine, Inc. | Expandable fusion device for positioning between adjacent vertebral bodies |
US9717601B2 (en) | 2013-02-28 | 2017-08-01 | DePuy Synthes Products, Inc. | Expandable intervertebral implant, system, kit and method |
US9522070B2 (en) | 2013-03-07 | 2016-12-20 | Interventional Spine, Inc. | Intervertebral implant |
US10398565B2 (en) | 2014-04-24 | 2019-09-03 | Choice Spine, Llc | Limited profile intervertebral implant with incorporated fastening and locking mechanism |
US9517144B2 (en) | 2014-04-24 | 2016-12-13 | Exactech, Inc. | Limited profile intervertebral implant with incorporated fastening mechanism |
US11426290B2 (en) | 2015-03-06 | 2022-08-30 | DePuy Synthes Products, Inc. | Expandable intervertebral implant, system, kit and method |
US9913727B2 (en) | 2015-07-02 | 2018-03-13 | Medos International Sarl | Expandable implant |
US10857003B1 (en) | 2015-10-14 | 2020-12-08 | Samy Abdou | Devices and methods for vertebral stabilization |
CN109688981A (zh) | 2016-06-28 | 2019-04-26 | Eit 新兴移植技术股份有限公司 | 可扩张的、角度可调整的椎间笼 |
EP3474782A2 (en) | 2016-06-28 | 2019-05-01 | Eit Emerging Implant Technologies GmbH | Expandable and angularly adjustable articulating intervertebral cages |
US10973648B1 (en) | 2016-10-25 | 2021-04-13 | Samy Abdou | Devices and methods for vertebral bone realignment |
US10744000B1 (en) | 2016-10-25 | 2020-08-18 | Samy Abdou | Devices and methods for vertebral bone realignment |
US10537436B2 (en) | 2016-11-01 | 2020-01-21 | DePuy Synthes Products, Inc. | Curved expandable cage |
US10888433B2 (en) | 2016-12-14 | 2021-01-12 | DePuy Synthes Products, Inc. | Intervertebral implant inserter and related methods |
US10398563B2 (en) | 2017-05-08 | 2019-09-03 | Medos International Sarl | Expandable cage |
US11344424B2 (en) | 2017-06-14 | 2022-05-31 | Medos International Sarl | Expandable intervertebral implant and related methods |
US10888430B2 (en) * | 2017-06-21 | 2021-01-12 | NVision Biomedical Technologies, LLC | Expandable/variable lordotic angle vertebral implant and reading system therefor |
US10940016B2 (en) | 2017-07-05 | 2021-03-09 | Medos International Sarl | Expandable intervertebral fusion cage |
US11147682B2 (en) | 2017-09-08 | 2021-10-19 | Pioneer Surgical Technology, Inc. | Intervertebral implants, instruments, and methods |
USD907771S1 (en) | 2017-10-09 | 2021-01-12 | Pioneer Surgical Technology, Inc. | Intervertebral implant |
US11179248B2 (en) | 2018-10-02 | 2021-11-23 | Samy Abdou | Devices and methods for spinal implantation |
US11446156B2 (en) | 2018-10-25 | 2022-09-20 | Medos International Sarl | Expandable intervertebral implant, inserter instrument, and related methods |
US11452618B2 (en) | 2019-09-23 | 2022-09-27 | Dimicron, Inc | Spinal artificial disc removal tool |
US11426286B2 (en) | 2020-03-06 | 2022-08-30 | Eit Emerging Implant Technologies Gmbh | Expandable intervertebral implant |
US11642226B2 (en) * | 2020-05-01 | 2023-05-09 | Ensemble Orthopedics, Inc. | Implantable interpositional orthopedic pain management |
US11850160B2 (en) | 2021-03-26 | 2023-12-26 | Medos International Sarl | Expandable lordotic intervertebral fusion cage |
US11752009B2 (en) | 2021-04-06 | 2023-09-12 | Medos International Sarl | Expandable intervertebral fusion cage |
US20220409389A1 (en) * | 2021-06-24 | 2022-12-29 | Warsaw Orthopedic Inc. | Interbody implant with adjusting shims |
WO2023159010A1 (en) | 2022-02-15 | 2023-08-24 | Spinepoint, Llc | Intervertebral implant |
US12090064B2 (en) | 2022-03-01 | 2024-09-17 | Medos International Sarl | Stabilization members for expandable intervertebral implants, and related systems and methods |
Family Cites Families (39)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4011602A (en) | 1975-10-06 | 1977-03-15 | Battelle Memorial Institute | Porous expandable device for attachment to bone tissue |
CH648197A5 (de) | 1980-05-28 | 1985-03-15 | Synthes Ag | Implantat und zu dessen befestigung an einem knochen dienende schrauben. |
DE3022213C2 (de) | 1980-06-13 | 1987-12-23 | Feldmühle AG, 4000 Düsseldorf | Keramischer Formkörper mit eutektischen Gefügebestandteilen und Verfahren zu seiner Herstellung |
CA1146301A (en) * | 1980-06-13 | 1983-05-17 | J. David Kuntz | Intervertebral disc prosthesis |
US4309777A (en) | 1980-11-13 | 1982-01-12 | Patil Arun A | Artificial intervertebral disc |
US4501269A (en) | 1981-12-11 | 1985-02-26 | Washington State University Research Foundation, Inc. | Process for fusing bone joints |
DE3345659A1 (de) | 1983-06-16 | 1984-12-20 | Max-Planck-Gesellschaft zur Förderung der Wissenschaften e.V., 3400 Göttingen | Keramikkoerper aus zirkoniumdioxid (zro(pfeil abwaerts)2(pfeil abwaerts)) und verfahren zu seiner herstellung |
US4553273A (en) | 1983-11-23 | 1985-11-19 | Henry Ford Hospital | Vertebral body prosthesis and spine stabilizing method |
EP0176728B1 (de) * | 1984-09-04 | 1989-07-26 | Humboldt-Universität zu Berlin | Bandscheibenendoprothese |
GB8620937D0 (en) | 1986-08-29 | 1986-10-08 | Shepperd J A N | Spinal implant |
CH671691A5 (ja) | 1987-01-08 | 1989-09-29 | Sulzer Ag | |
CA1283501C (en) | 1987-02-12 | 1991-04-30 | Thomas P. Hedman | Artificial spinal disc |
US4714469A (en) | 1987-02-26 | 1987-12-22 | Pfizer Hospital Products Group, Inc. | Spinal implant |
US4772287A (en) | 1987-08-20 | 1988-09-20 | Cedar Surgical, Inc. | Prosthetic disc and method of implanting |
JPH01136655A (ja) | 1987-11-24 | 1989-05-29 | Asahi Optical Co Ltd | 人工椎間板 |
DE3809793A1 (de) | 1988-03-23 | 1989-10-05 | Link Waldemar Gmbh Co | Chirurgischer instrumentensatz |
DE8807485U1 (de) | 1988-06-06 | 1989-08-10 | Mecron Medizinische Produkte Gmbh, 1000 Berlin | Endoprothese der Zwischenwirbelscheibe |
US5015247A (en) | 1988-06-13 | 1991-05-14 | Michelson Gary K | Threaded spinal implant |
US5545229A (en) | 1988-08-18 | 1996-08-13 | University Of Medicine And Dentistry Of Nj | Functional and biocompatible intervertebral disc spacer containing elastomeric material of varying hardness |
US4961740B1 (en) | 1988-10-17 | 1997-01-14 | Surgical Dynamics Inc | V-thread fusion cage and method of fusing a bone joint |
US5458638A (en) | 1989-07-06 | 1995-10-17 | Spine-Tech, Inc. | Non-threaded spinal implant |
US5037438A (en) | 1989-07-25 | 1991-08-06 | Richards Medical Company | Zirconium oxide coated prosthesis for wear and corrosion resistance |
US4936848A (en) | 1989-09-22 | 1990-06-26 | Bagby George W | Implant for vertebrae |
US4932975A (en) | 1989-10-16 | 1990-06-12 | Vanderbilt University | Vertebral prosthesis |
DE8912648U1 (de) | 1989-10-23 | 1990-11-22 | Mecron Medizinische Produkte Gmbh, 1000 Berlin | Wirbelkörperimplantat |
US5236460A (en) | 1990-02-12 | 1993-08-17 | Midas Rex Pneumatic Tools, Inc. | Vertebral body prosthesis |
FR2659226B1 (fr) * | 1990-03-07 | 1992-05-29 | Jbs Sa | Prothese pour disques intervertebraux et ses instruments d'implantation. |
CA2104391C (en) | 1991-02-22 | 2006-01-24 | Madhavan Pisharodi | Middle expandable intervertebral disk implant and method |
US5306307A (en) | 1991-07-22 | 1994-04-26 | Calcitek, Inc. | Spinal disk implant |
GB9125798D0 (en) | 1991-12-04 | 1992-02-05 | Customflex Limited | Improvements in or relating to spinal vertebrae implants |
US5258031A (en) | 1992-01-06 | 1993-11-02 | Danek Medical | Intervertebral disk arthroplasty |
US5425773A (en) | 1992-01-06 | 1995-06-20 | Danek Medical, Inc. | Intervertebral disk arthroplasty device |
DE4208116C2 (de) * | 1992-03-13 | 1995-08-03 | Link Waldemar Gmbh Co | Bandscheibenendoprothese |
US5246458A (en) * | 1992-10-07 | 1993-09-21 | Graham Donald V | Artificial disk |
ES2142340T3 (es) * | 1993-08-30 | 2000-04-16 | Sulzer Orthopadie Ag | Elemento para aumentar temporalmente la rigidez de una protesis. |
AU708384B2 (en) | 1994-12-12 | 1999-08-05 | Howmedica Osteonics Corp. | Conically-shaped fusion cage and method of implantation |
US5593445A (en) | 1995-03-24 | 1997-01-14 | Waits; C. Thomas | Bi-axial prosthetic joint |
US5782832A (en) * | 1996-10-01 | 1998-07-21 | Surgical Dynamics, Inc. | Spinal fusion implant and method of insertion thereof |
US6019792A (en) * | 1998-04-23 | 2000-02-01 | Cauthen Research Group, Inc. | Articulating spinal implant |
-
1999
- 1999-04-23 CA CA002329363A patent/CA2329363C/en not_active Expired - Fee Related
- 1999-04-23 JP JP2000544282A patent/JP2002512079A/ja active Pending
- 1999-04-23 US US09/298,524 patent/US6179874B1/en not_active Expired - Fee Related
- 1999-04-23 EP EP99919994A patent/EP1075236A1/en not_active Withdrawn
- 1999-04-23 WO PCT/US1999/008898 patent/WO1999053871A1/en not_active Application Discontinuation
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2002512079A5 (ja) | ||
US6019792A (en) | Articulating spinal implant | |
US6179874B1 (en) | Articulating spinal implant | |
US7270681B2 (en) | Articulating spinal implant | |
KR100763208B1 (ko) | 관절 연결 척추 임플랜트 | |
AU777480B2 (en) | Articulating spinal implant | |
US7819903B2 (en) | Spinal fixation plate | |
JP6971979B2 (ja) | 関節接合式拡張可能な椎間インプラント | |
US20080306598A1 (en) | Spinal implant with biologic sponge | |
JP2008534164A (ja) | 脊椎移植システム | |
WO2000042944A1 (en) | Multiple axis intervertebral prosthesis | |
WO2011126490A1 (en) | Endplate of an intervertebral implant and implant | |
MX2007003382A (es) | Protesis para formar un puente en un cuerpo vertebral. | |
WO2008152499A2 (en) | Implantable corpectomy device | |
JP2009519063A (ja) | 面関節用人工補綴物 | |
AU2002301243B2 (en) | Articulating Spinal Implant | |
AU749335B2 (en) | Articulating spinal implant | |
Cauthen | An articulating spinal implant for intervertebral disc replacement. The articulating spinal implant is formed from two elements, each engaging one of an adjacent pair of vertebra. An articulating mechanism between the two elements resists compression and lateral movement between the vertebra, but allows the adjacent vertebra to articulate about an instantaneous axis of rotation. |