JP2002511876A - 心臓におけるインシュリン耐性を治療し、プロテインキナーゼb(pkb)活性を強化するための組成物における成長ホルモンの使用 - Google Patents

心臓におけるインシュリン耐性を治療し、プロテインキナーゼb(pkb)活性を強化するための組成物における成長ホルモンの使用

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、インシュリン耐性により攻撃された心臓の細胞機能を改善するためのヒト成長ホルモンの投与を含み、およびそれによってこの状態から誘導される合併症から心臓を治療しまたは予防する治療法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】心臓におけるインシュリン耐性を治療し、プロテインキナーゼB(PKB)活性 を強化するための組成物における成長ホルモンの使用 発明の分野 本発明はインシュリン耐性にかかった心臓の細胞機能を改善し、それによって この状態から誘導される合併症から心臓を治療しまたは保護するためのヒト成長 ホルモンの投与を含む治療法に関する。 発明の背景 糖尿病にかかる患者は心臓病にかかる危険があることは広く認められる。Ca rdiovasc.Res.,1997,Vol.34,pp.1−2を参照。 しかし、糖尿病患者に加えて、インシュリン耐性もストレスを受けた心臓で明ら かであり、急性および慢性心不全の両方にかかる患者に対するインシュリン耐性 の治療の必要性を拡大する。インシュリン耐性は無傷のグルコース摂取および代 謝、細胞死(例えばアポトーシス)の媒介物質に対する保護および適当な収縮機 能に必要である心 筋細胞分化により例示される正常細胞機能を保存するために細胞内シグナル支配 を弱めるだろう(Cardiovascular Research,Vol. 34(1)pp.3−55,1997参照)。したがって、心臓のインシュリン 耐性はそれ自体で心不全を促進し、またはストレスのかかった心臓の重大な合併 症に素因を与え、それは急性冠状動脈事象、うっ血性心不全および冠状動脈手術 のような傷害事象の後に起こりうる。正常には、インシュリン耐性はインシュリ ン作用の強化剤によりまたは食事制限により循環するインシュリンの超生理学的 レベル(supra-physiological level)を適用して治療される。このような治療 法は一般のインシュリン耐性に関して重大な欠点または有効性の制限を有する。 循環するインシュリンの濃度の増加は血管細胞の過増殖を生じ、それによって組 織血液供給を乱す。さらに、インシュリン強化剤は心臓病の危険因子である体脂 肪量を増加させる傾向があり、食事制限が非合併性2型糖尿病に対して第一に目 標とされる。さらに、心臓のインシュリン耐性から生じる合併症の治療に有効で あることが証明された治療法はまだない。 インシュリンが動物でグルコースの生体内分布を規制する機 構的基礎は近年詳細に明らかにされた。相互作用する蛋白質のカスケードは、正 常な場合に作用すると、インシュリンから出るシグナルを変換し、血流からグル コースを吸収し、それを貯蔵する異なる起源の細胞を生じる働きをすると記載さ れている(White,M.F.(1997)Diabetologia 40 :S2−S17)。現在の理解では、インシュリンによるインシュリン受容体の 活性化はインシュリン受容体基質(IRS)蛋白質のリン酸化および活性化を生 じさせる。これらの蛋白質は活性化につながる種々の下流蛋白質に対するドッキ ング蛋白質として作用するために役立つ。インシュリンシグナリングにおける主 要下流蛋白質はホスホイノシチド3−キナーゼ(P13K)であり、それは第二 メッセンジャーホスファチジルイノシトール3,4,5−三リン酸の生成を触媒 する。これは脂質であり、それはPKBの活性化に対する中心部である(Fra nke,T.F.et al.(1995)Cell 81:727−736;J ames,S.R.et al.(1996)Biochemical Jour nal 315:709−713;Franke,T.F.et al.(19 97)Science 275:665−668;Klippel, A.et al.(1997)Molecular and Cellular Biology 17:338−344;Alessi,D.R.et al. (1997)Current Biology 7:261−269;Stoko e,D.et al.(1997)Science 277:567−570)。 それはPKBおよびPKBの活性化に含まれる3−ホスホイノシチド−依存性キ ナーゼ1(PDK1)と呼ばれる上流キナーゼのプレクストリン相同性(PH) 領域により結合される。 PKBはリン酸化によりBAD(BCL2蛋白質同族の一員)を阻害し、それに よってBADのアポトーシス促進効果を防ぐ(del−Peso−L et a l.,Science,1997,278(5338):687−9;Datta et al.Cell,1997;91(2);231−41)。PKBはグル コース利用の規制およびインシュリンによる蛋白質合成の制御における主要中間 体であると思われる(Cross,D.,et al.(1995),Natur e 378:785−789;Cohen,Pet al.(1997),FEB S Letters 410:3−10;Peak,M.,J. et al.(1998),Diabetologia 41:16−25)Gi ngras,A.−Cet al.(1998)Genes and Devel opment 12:502−513)。このように、グリコーゲンシンターゼ キナーゼ3(GSK3;グルコースからのグリコーゲンの合成を可能にする)を リン酸化し、不活性化することが示された。さらに、心筋細胞では、PKBはホ スホフラクトキナーゼ−2をリン酸化し、活性化し(Deprez,D et al.(1997)Journal of Biological Chemis try 272:17269−17275)、その生成物フラクトース2,6− ビスリン酸が解糖のアロステリック活性化剤として作用することが示された。P KBに対する第三の可能性のある基質は3B型環状AMPホスホジエステラーゼ であり(wijkander,J.et al.(1998).Endocrin ology 139:219−227)、インシュリン応答性組織ではリン酸化 により活性化され、アドレナリン刺激過程の不活性化に導く。 ここで、そうでなければインシュリン耐性により損なわれてしまう心臓細胞機 能が正常状態に維持され、改善した機能に調 節されるような治療法を発見することが非常に望ましい。特に、インシュリンシ グナル形質導入経路で耐性に打ち勝つ能力を備えた天然物質を用い、それによっ て追加の損傷から心臓を守ることが、このような治療法で有利である。このよう な治療法は心不全の進行する危険性のある糖尿病患者、明らかにインシュリン耐 性のある慢性心不全患者およびしばしばインシュリンに応答する能力が無いこと を特徴とする急性心臓障害にかかった患者に適用される。 ヒト成長ホルモンは心臓治療のいくつかの局面で潜在的に有益であると報告さ れる天然シグナリング物質である。例えば、Genentech Inc.への 国際特許出願WO9528173は改善した心臓機能を生じるヒト成長ホルモン によるうっ血性心不全の有望な治療を開示する。対照的に、心不全のヒト成長ホ ルモン治療に非応答性患者の報告がある、例えば、Frustaci A et al.,N Engl J Med 335(9):672−4,1996。 ヒト成長ホルモンも特発性心筋症における心室の膨張後心臓組織の適当な成長を 支持して心不全への積極的効果を及ぼすことを示した(Fazio S et al.,N Engl J Med 334:809−14,1996)。さらに、ヒト成長ホルモンはいくつかの細 胞種において細胞死(アポトーシス)を抑制すると報告される、例えば、Bio l.Reprod.,1995,Vol.53(1),pp.13−20(K Eisenhauer et al.)およびHorm.Res.,1996, Vol.46(4−5)、pp.215−221(S Hirschfeldt )参照。 下垂体切除ラットへの成長ホルモン置換補填は横隔膜筋肉におけるグルコース 摂取を改善することを示した、Diabetes,1962,Vol.11(3 ).pp.171−178参照。対照的に、ホルモンの超生理学的循環レベルを 生じる、GHによる薬学的治療は全身グルコース摂取および処分の低下ならびに 骨格筋におけるインシュリンへの鈍化した代謝応答(すなわち、インシュリン耐 性)を生じることが知られる。Hettiarachchi M et al. ,Diabetes 45(4):415−21、1996参照。しかし、脂肪 組織のような、代謝的に筋肉と顕著に異なる組織で、GHは、Endocrin ology,1996.Vol.137(11),pp.4650−5 M R idderstrale et al. で報告されたように、グルコース摂取を誘起する。 したがって、本発明に従って、成長ホルモン治療法が、インシュリンの欠如で 、改善したグルコース代謝およびストレスへの耐性を生じる心筋細胞でインシュ リン様シグナリングを誘起するために使用されることは予想されない。 発明の説明 本発明は、ヒト成長ホルモンが心臓細胞にインシュリン様効果を及ぼし、それ によってインシュリン耐性中にこのホルモンを置換できるという発見に基づく。 一般に、本発明は心臓にインシュリン耐性を受ける危険のある、患者への投与の ための薬剤の調製における有効量のヒト成長ホルモンの利用に関する。さらに詳 細には、本発明は、適当な代謝およびインシュリン耐性で攻撃された心臓におけ るストレスへの耐性を維持し、心臓をインシュリン耐性から誘導される合併症か ら防ぐために薬剤の調製におけるヒト成長ホルモンの有効用量の使用に関する。 典型的には、インシュリン耐性は慢性ストレスまたは手術を含む傷害的事象によ り誘起されるが、糖尿病に関する状態からも誘導される。 本発明の治療法は、具体的には十分な冠状動脈血流を達成し、 心臓におけるシグナリングに依存するインシュリン受容体の減少の結果として低 下する適当な心臓収縮機能を維持するためにストレス誘起細胞死に対して保護を 誘起するために、グルコース輸送、グルコース酸化および脂肪酸酸化を含む、乱 された心臓代謝を正常化することを目標とする。さらに、発明の成長ホルモン治 療法は、グルコース利用の規制およびインシュリンによる蛋白質合成の制御にお ける主要中間剤である、PKB(蛋白質キナーゼB)の活性を強化することが分 かった。結果的に、成長ホルモン製剤は、例えば、心筋梗塞、高血圧、遺伝障害 、ならびにインシュリン耐性から生じ、およびそれによって治療しまたは心臓を 保護する合併症で生じた急性不全に共通の危い心臓機能を改善するために使用さ れる。 本発明は特にインシュリン耐性を含む糖尿病にかかり、心臓合併症を受ける患 者のために適当な治療を構成する。さらに、慢性および急性心不全にかかる患者 は、彼らがインシュリン耐性を進展させるストレスまたは傷害のような状態に曝 される場合には、本発明に係る治療から利益を受ける。熟練した医師なら、いか なる障害がインシュリン耐性に進展し、それによってこのような心臓患者をさら に攻撃するかを判断できるだろう。 さらに、本発明によって、心臓合併症を受ける危険のある、個人が、インシュ リン耐性試験、例えば、経口グルコース負荷試験、グルコース/鉗子分析または 飢餓血糖レベルの分析を患者に受けさせることによりヒト成長ホルモンによる治 療に対して適格であるか否かを決定することもできる。あるいは、心臓における インシュリン耐性の特異的決定を可能にする試験も、適用するのに適当なとき、 例えばバイパス手術に関連して適用可能である。このような試験は、患者が治療 し、又はインシュリン耐性による追加の合併症から心臓を予防するためのヒト成 長ホルモン治療法から恩恵を受けるか否かを決定するための簡単で有効な予後診 断用具を提供する。 したがって、本発明のヒト成長ホルモンの効用は、インシュリンがその全作用 (インシュリン耐性)を及ぼすことを予防し、心臓合併症が明らかに進展する病 理学的状態で特に強力である。インシュリン耐性に関連する心臓合併症は臨床的 に慢性虚血、収縮機能障害またはうっ血として定義される。組織および細胞レベ ルにおいて、心不全はクレアチンキナーゼおよびトロポニンの心臓イソ型、心臓 の不適当な血液潅流、低いグルコース摂取で例示される乱れた代謝および高い乳 酸生成、機能不全カル シウム規制または細胞死の増加のような血液への心臓酵素の洩れで確認される。 インシュリン耐性およびそれに伴う合併症の治療のための有効組成物の調製に 使用される「ヒト成長ホルモン(hGH)」は本発明およびその添付の請求の範 囲の文脈で幅広い定義を有することを意図する。それは、打ち切り形、その断片 、その特性を調節するための相補剤との接合体を含むhGHの修正または延長ア ミノ酸配列または誘導体を有する形態のような機能的同族活性のhGHの全変種 を含む、hGH活性を示す、天然の、組換えまたは合成ポリペプチドまたは蛋白 質のいずれの形も指す。この定義は a)hGH受容体への親和性および/またはhGH受容体を活性化する能力を有 するhGH作用を模倣する分子;または b)ほ乳類組織からhGHを放出する能力を有する分子のような、成長ホルモン 活性または成長ホルモン活性を含む能力のある他の化合物も含むだろう。 本発明によるhGHからなる薬剤は好適には、直接または生理的液体による再 構成後のいずれかで、非経口投与を目的とする、凍結乾燥生成物または水溶液を 提供するために、生理的特 性の一つまたはいくつかの任意の添加剤(担体、添加剤または安定剤)を含むこ とにより貯蔵のために調製されたhGHの慣用の治療用製剤である。一つのこの ような適当なhGH製品は ABより提供)である。本発明で使用が考えられているhGHの多くの他の製剤 は言及した刊行物WO95/28173で論じられている。また本発明で使用す るための他の投与形態も、それらが有効用量を提供すると考えられるならば、当 業者には考えられるだろう。 上述の合併症を治療するために投与する必要のあるhGHの有効量は患者およ び投与形に応じて変わるだろう。臨床の当業者なら、所望の言及した治療効果を 知り、それによって慣用の方法および試験によって患者応答を調査するために、 用量を調節し、適当な投与経路を選ぶことができるだろう。 本発明がヒト成長ホルモンによる人の治療を主として対象するとしても、対応 する生物活性を有する成長ホルモンにより他のほ乳類の治療にそれを拡張するこ とが考えられる。 説明の以下の例示部分は本発明を例示するためのものであり、結果はインシュ リン耐性にかかる人を含むほ乳類に成長ホルモ ンの適当な投与後に再現可能であると考えられる。 発明の詳細な説明 第1図は細胞生存度がヒト成長ホルモン補填後心筋細胞で増加することを示す 。 第2図はヒト成長ホルモンで刺激するとグルコースの輸送が心筋細胞で増加す ることを示す。 第3図は成長ホルモンで刺激された心筋細胞においてグルコース輸送へのウォ ルトマンニン(wortmannin)の影響を示す。 第4図はマイトマイシンおよびSNAPで誘起されたアポトーシスおよびウオ ルトマンニンの存在下または不存在下でGHおよびIGF−1により得られた効 果を示す。 第5図は心筋細胞が成長ホルモンで刺激されるといかにグルコース酸化および パルミチン酸酸化が影響されるかを示す。 第6図は蛋白質キナーゼB(PKB)が成長ホルモンにより心筋細胞でいかに 活性化されるかを示す。 実施例1 本実施例は、心筋細胞が機能的に組合わせた成長ホルモン受容体およびこれら の細胞におけるホルモンの代謝効果を発現す るか否かを研究することを目的とする。本実験で使用された心筋細胞は高度に分 化し、ほ乳類から調製された。 ダルベッコ修飾イーグル培地(DMEM)、ペニシリンおよびストレプトマイ シン(PEST)、胎児ウシ血清(FCS)をGibco Laborator ies、米国から購入した。組織培養供給はCostar、米国からであった。 rhGH、ゲノトロピンはPharmacia & Upjohnからであった 。GH受容体に対する抗体(Mab263,D7.18.3D5/131,バッ チ#174A−005)をAgen、オーストラリアから購入した。 一次培養の調製のために慣用の処理手順により心筋細胞を分離し、ペニシリン (100U/ml)、ストレプトマイシン(100μg/ml)および10%胎 児ウシ血清(FCS)で補足したダルベッコ修飾イーグル培地に保存した。 可溶化膜製剤を用いるウェスタンブロッティング法によりまたは流動細胞解析 により成長ホルモン受容体を検出した(Kamentsky L.A.(197 3)Cytology automation,Adv.Biol.Med.P hys.14:93)。 アッセイ用キット、BiomedicaによるEz4uを用いることにより細 胞生存度を測定した。方法は、無傷の細胞が無色テトラゾリウム塩を着色誘導体 に還元でき、それは容易に分光測定で測定されるという発見に基づく。この方法 は、還元過程が細胞死後不活化される機能性ミトコンドリアを必要とするので、 生きている細胞と死んだ細胞を識別する。このように、生きられる細胞の量は直 接ODに比例する。 Hundal et al(1994)により記載されたようにグルコース輸 送を測定した。簡単に言えば、特に断りのない限り、細胞を血清のない培地で4 時間培養し、その後成長ホルモンとの培養を60分間行った。ついで細胞単一層 をクレブスリンゲル重炭酸塩緩衝液(KRB)pH7.4で洗浄した。KRB中 の3H−2−デオキシーグルコースの存在下で8分間細胞を培養してグルコース 輸送を定量した。10μMサイトカラシンBの存在下で細胞関連放射能を定量し て非特異的摂取を決定した。放射性培地の急速吸引で2−デオキシ−グルコース の摂取を終結し、その後冷たいPBSによる細胞単一層の三回連続洗浄を行った 。液体シンチレーション計数の前に0.5M NaOH中で細胞を溶菌した。各 ウエル中の蛋白質含量に対してグルコース輸送の速度を規格化した。 Laemmliの方法(1970)によりSDS−ポリアクリルアミドゲル電 気泳動(8%アクリルアミド)で膜蛋白質を分離した。 Towbin et al.,(1979)によりウエスタンブロッティング を行なった。製造者(Amersham)の説明に従ってECL法で硝酸セルロ ースフィルター上の免疫複合体の存在を決定した。 GH受容体の検出 接着細胞に対する標準法により心筋細胞を回収した。SDS−PAGE上で試 料を分離し、ニトロセルロース膜上に移した。抗GH受容体の存在下で膜を培養 した。化学発光法(ECL)により抗体および抗原−抗体複合体を検出した。a −GHR抗体および二次FITC接合ウサギ抗マウスF(ab)2により細胞を 免疫染色した。488nmアルゴンレーザおよび525nm帯域フィルターを用 いるEPICS XLフローサイトメーターにより解析を行なった。結果は、成 長ホルモン受容体がAT−1細胞土の表面で入手できることを示した。特異的ヌ クレオチド配列への転写因子の結合および以下に示す生物的応答を明らかにする ゲルシフト試験を用いて、活性化STAT5により受容体の機能的結合を確認し た。 細胞生存度 20、200または2000ng/mlGHを補足した無血清培地中で24時 間細胞を培養した。対照として、無血清培地のみまたは10%FCSを含む培地 中で細胞を培養した。血清飢餓細胞では10%FCS中で培養した細胞と比較し て生存度の40%低下を見た。第1図に示すように、GHは細胞生存の有益な効 果を有し、使用した最高用量、2000ng/mlは無血清培地のみで培養した 細胞と比較して、ODまたは生きられる細胞に有意な差を示した。さらに、生存 度評点は、これらの細胞が実験的使用に適当であったことを示す。 グルコース輸送 心筋細胞を無血清培地で4時間培養し、その後血清飢餓細胞に異なる用量のG Hの培養を60分まで続けた。第2図に示したように、グルコース輸送速度の増 加が見られた。用量、200および2000ng/mlではそれそれ68および 78%まで速度を有意に増加した。 別のアッセイでは、心筋細胞を無血清培地中1μmのウォルトマンニン有りま たは無しで4時間培養した。最後の1時間は、細胞を200ng/mlのGHま たは対照として100ng/ mlのIGF−1で刺激した。グルコース輸送測定を行ない、第3図に示したよ うに、ウォルトマンニン処理細胞はグルコースの輸送増加で応答しない。これは 、ウォルトマンニンが、シグナル変換体ホスホイノシチド3−キナーゼ(PI3 −キナーゼ)の特異的不活化によりインシュリン受容体から発生したシグナル変 換を有効に阻害するためである。 実施例2 心筋細胞を発育させ、実施例1に従って処理した。 心筋細胞におけるアポトーシスへの成長ホルモンの効果を評価するために、5 mMの酸化窒素供与体SNAP(S−ニトロソ−N−アセチル−DL−ペニシラ ミン)および30μMのDNA架橋剤およびp53誘発剤、マイトマイシンを次 の案によるアポトーシス誘発剤として心筋細胞の試料に加えた: 30μmのマイトマイシンおよび5mMのSNAPを無血清培地に加え、そこ で瓶をそれそれ6時間および16時間培養した。試料を採取する前に全細胞を一 夜培養し、次の結果でTUNEL分析(プログラム化した細胞死、アポトーシス に特徴的であるフラグメント化DNAを同定する末端標識法)のために標識化し た: 表1の結果は、マイトマイシンおよびSNAPの淵加が心筋細胞にアポトーシ スを誘発することおよびGHが細胞死(アポトーシス)に対して強力に保護する ことを明らかに示した。SNAPと組合わせたマイトマイシンで攻撃された胎児 心筋細胞への0.1μmウォルトマンニンの添加で実験を繰返し、上記の実験に 従ってGHおよびIGF−Iで処理した。第4図に示 した結果はウォルトマンニンがGHおよびIGF−Iにより及ぼされたアポトー シスに対して保護を廃することを示す。GHの保護能力を廃するウォルトマンニ ンの能力は前記ホルモンの有益な効果がP13Kを含むインシュリン様シグナリ ングで媒介される、という更なる証拠を提供する。 実施例3 心筋細胞を発育させ、実施例1に従って処理した。14C−グルコースまたは 14C−パルミチン酸の酸化速度をLopaschuk et al(1989 )(Gary D.Lopaschuk、Gordon F.McNeilおよ びJefferey J.McVeigh、1989,Mol.Cell.Bi ochem.,88:175−179)に記載された原理に従って決定した。 グルコース酸化 心筋細胞を無血清培地で4時間培養し、つづいて14C−グルコース(0.2μ Ci/ml,5mMグルコース)+/−インシュリンGHを補足された3mlの 培地を加えた。ろ紙を含む装置を培養フラスコに設置し、スクリューキャップを 締め、細胞を更に1時間37℃で培養した。CO2測定の終了前に、0.4 mlのハイアミン溶液をろ紙に加え、その後培地へ0.4mlの4M硫酸を注入 した。ついでフラスコを振とう機上で室温で追加の60分間培養した。最後に、 ろ紙を小片に切り、シンチレーション瓶に移し、シンチレーション溶液(10m l)およびメタノール(200μl)を各瓶に加え、試料の放射能を計数した。 ブランクとして、培地を含むフラスコ(細胞無し)を上記と全く同様に処理した 。第5図はGHおよびインシュリンが心筋細胞でグルコース酸化速度を刺激する ことを示す。 パルミチン酸酸化 心筋細胞を無血清培地で4時間培養し、続いて14Cパルミチン酸塩(120u M(0.2μCi)/ml)+/−インシュリン/GHを補足した3ml培地を 各フラスコに加えた。ろ紙を含む装置を培養フラスコに設置し、スクリューキャ ップを締め、細胞を37℃で1時間培養した。CO2測定の終了前に、0.4m lのハイアミン溶液をろ紙に加え、その後培地へ0.4mlの4M硫酸を注入し た。ついでフラスコを振とう機上で室温で追加の60分間培養した。最後にろ紙 を小片に切り、シンチレーション瓶に移し、シンチレーション溶液(10ml) およびメタノール(200μl)を各瓶に加え、試料の放射能を 計測した。ブランクとして、培地を含むフラスコ(細胞無し)を上記と全く同様 に処理した。第5図は、GHおよびインシュリンが心筋細胞中のパルミチン酸酸 化速度を刺激することを示す。 実施例4 心筋細胞へGHにより及ぼされる効果のシグナリングに関するP13Kの関与 をさらに明らかにするために、プロテインキナーゼB(PKB)の活性をアッセ イした。心筋細胞を成育させ、実施例1に従って処理した。その後細胞を飢餓に し、ついで溶菌させ、溶菌液の蛋白質濃度を決定した。溶菌液を蛋白質および体 積に整合させ、PKBのイソ形を蛋白質Gビーズに予め結合した特異的抗体を用 いて免疫沈澱させた。厳重な洗浄の後、免疫沈澱を先に記載したように特異的ペ プチド基質を用いて30分間PKG活性についてアッセイした(Alessi, D.et al(1997)Current Biology 7,261−2 69)。第6図はGHがPKBの急速で顕著な活性化を生じることを示す。 考察 要約すると、実施例1および2から、心筋細胞が機能的に結 合したGH受容体を発現することを示した。実施例はさらに、刺激されたグルコ ース輸送速度およびストレス誘起細胞死の低下した速度をそれそれ反映して、G Hが心筋細胞への代謝的および保護的効果の両方を及ぼすことを示す。GH処理 に応答して心筋グルコースおよび脂肪酸酸化の顕著な増加によって、本発明の範 囲は、グルコースおよび脂肪酸のような栄養素がエネルギーに変換される効率を 強化する処理にまで拡大される。この増加したエネルギー供給は心臓の収縮機能 および効率を改善することが予期される。 さらに、GHがシグナル変換体、例えばホスホイノシチド3−キナーゼおよび この下流の活性体を活性化し、それはストレス誘起細胞死に対する適当な代謝お よび保護を維持するためにインシュリン作用の重要な媒介物である。この言明は GH処理に続くPKBの急速で顕著な活性化により実証される。GHにより及ぼ されたインシュリン様効果はインシュリン非依存性で、ここで糖尿病で現れるイ ンシュリン耐性の場合または急性および慢性心不全のある場合のようにインシュ リン作用が阻害される場合に治療的に使用できる。本発明による心臓のGH治療 の治療的可能性は、これらの効果が、GHがインシュリンシグナ リング経路を経て作用するという原理の証明のみであるように、細胞死に対する グルコース輸送および保護に制限されるべきでない。ここで、心臓へのGH作用 はさらに筋肉組織へのインシュリンの追加の効果、例えば酸化能力、細胞分化状 態および収縮機能に拡大される。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年8月13日(1999.8.13) 【補正内容】 インシュリン耐性およびそれに伴う合併症の治療のための有効組成物の調製に 使用される「ヒト成長ホルモン(hGH)」は本発明およびその添付の請求の範 囲の文脈で幅広い定義を有することを意図する。それは、打ち切り形、その断片 、その特性を調節するための相補剤との接合体を含むhGHの修正または延長ア ミノ酸配列または誘導体による形のような機能的同族活性のhGHの全変種を含 む、hGH活性を示す、天然の、組換えまたは合成ポリペプチドまたは蛋白質の いずれの形も指す。この定義はhGH受容体への親和性および/またはhGH受 容体を活性化する能力を有するhGH作用を模倣する分子のような、成長ホルモ ン活性を有する他の化合物も含むだろう。 本発明によるhGHからなる薬剤は好適には、直接または生理的液体による再 構成後のいずれかで、非経口投与を目的とする、凍結乾燥生成物または水溶液を 提供するために、生理的特性の一つまたはいくつかの任意の添加剤(担体、添加 剤または安定剤)を含むことにより貯蔵のために調製されたhGHの慣用の治療 用製剤である。一つのこのような適当なhGH製品はGenotropin(P harmacia & UpjohnABより提供)である。本発明で使用が考 えられているhGH の多くの他の製剤は言及した刊行物WO95/28173で論じられている。ま た本発明で使用するための他の投与形態も、それらが有効用量を提供すると考え られるならば、当業者には考えられるだろう。 上述の合併症を治療するために投与する必要のあるhGHの有効量は患者およ び投与形に応じて変わるだろう。臨床の当業者なら、所望の言及した治療効果を 知り、それによって慣用の方法および試験によって患者応答を調査するために、 用量を調節し、適当な投与経路を選ぶことができるだろう。 本発明がヒト成長ホルモンによる人の治療を主として対象するとしても、対応 する生物活性を有する成長ホルモンにより他のほ乳類の治療にそれを拡張するこ とが考えられる。 説明の以下の例示部分は本発明を例示するためのものであり、結果はインシュ リン耐性にかかる人を含むほ乳類に成長ホルモンの適当な投与後に再現可能であ ると考えられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 43/00 A61P 43/00 111 111 A61K 37/36 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,U Z,VN,YU,ZW (72)発明者 ストールボム,アクセル スウエーデン国、エス―129 36・ヘーイ エンシユテン、セルメダルスベーゲン・30 (72)発明者 ビールブルフイー,アンテツク スウエーデン国、エス―127 33・フアー ルホルメン、タンチエビユツガーバツケ ン・87 (72)発明者 レンホルム,ハリエツト スウエーデン国、エス―142 61・トロン グスンド、トーンスリンガン・8 (72)発明者 ジエイムズ,ステイーブン スウエーデン国、エス―162 45・ベーリ ングビユ、ビエーンモツセベーゲン・27

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.心臓にインシュリン耐性を有する又はその危険のある患者に投与するための 薬剤の調製における有効用量のヒト成長ホルモンの使用。 2.適当なグルコース代謝が保持され、ストレスへの耐性がインシュリン耐性に より攻撃された心臓で得られる、請求の範囲第1項に記載の使用。 3.インシュリン耐性から誘導される合併症から心臓を予防することを特徴とす る、請求の範囲第1項または第2項に記載の使用。 4.インシュリン耐性が手術を含むストレスまたは傷害事象によって誘起される 、請求の範囲第1項から第3項のいずれか一項に記載の使用。 5.心臓細胞の乱されたグルコース代謝が正常化されまたは予防される、請求の 範囲第1項から第4項のいずれか一項に記載の使用。 6.グルコース酸化が改善される、請求の範囲第5項に記載の使用。 7.心臓細胞の脂肪酸酸化が改善される、請求の範囲第1項、第3項または第4 項に記載の使用。 8.十分な冠状動脈血流が改善される、請求の範囲第1項から第7項のいずれか 一項に記載の使用。 9.心臓の収縮機能または効率が改善される、請求の範囲第1項から第8項のい ずれか一項に記載の使用。 10.治療した患者が糖尿病または慢性若しくは急性心不全にかかる、請求の範 囲第1項から第7項のいずれか一項に記載の使用。 11.プロテインキナーゼB(PKB)の活性を強化するための薬剤の製剤にお ける有効用量のヒト成長ホルモンの使用。 12.前記製剤が心臓機能が危険な状態にある患者に投与される請求の範囲第1 1項に記載の使用。 13.心臓合併症にかかっている又はその危険がある個人がヒト成長ホルモンに よる治療に適しているかどうか判定する方法であって、インシュリン耐性試験を 前記個人に受けさせることを特徴とする前記方法。 14.心臓合併症にかかっているまたはかかる危険のある個人がインシュリン耐 性から誘導される合併症から心臓を治療しま たは予防するためのヒト成長ホルモン療法に対し感受性があるかどうかを判定す る診断手段を提供するためのインシュリン耐性試験の使用。
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