JP2002511770A - 簡素化された連続的化学発光検出 - Google Patents

簡素化された連続的化学発光検出

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Abstract

(57)【要約】 一回のブロットで二つの異なるラベル化アナライトを連続的化学発光検出する方法が記載されている。この方法では、独特にラベル化されたDNAが、ホースラディッシュペルオキシダーゼ(HRP)基質で検出され、次いで、HRPによって生じた化学発光を阻害する第二の異なる酵素基質で別に独特にラベル化されたDNAが検出される。ここに記載された連続的検出方法は、サザン、ノーザンおよびウェスタンブロットを除去および再プローブする必要性を排除する。この方法の可能な適用は、一つ以上のプローブがサザンブロットをプロービングするために用いられる法医学的なDNAフィンガープリンティング、一つ以上の鋳型の複数のDNA配列決定、遺伝子再構成、変異および遺伝子連鎖の検出を含む。

Description

【発明の詳細な説明】 簡素化された連続的化学発光検出 政府後援の研究に関する声明 米国政府は、本発明において支払い済みのライセンスを有し、認可番号2R4 4 DK47727−02および1R43 CA75830−01により規定され る妥当な条件で他人に認可するために特許権者を必要とする限定された状態で権 利を有する。合衆国国立衛生研究所により認定された。 発明の分野 本発明は、試験システム中の二つのアナライトの連続的化学発光検出方法に関 する。特に、本発明は、アナライトが二つの異なる酵素を用いてラベルされた方 法、特に一方の酵素がペルオキシダーゼである方法に関する。この方法は、好ま しくは、ブロッティング膜のような固相上のアナライトを分析するために行われ る。本発明は、ブロットを除去して再プローブする必要性を排除した、固相上の 複数のアナライトを検出するための方法を提供する。本発明の方法は、一回のサ ザンブロットにおける多様なDNAマーカーまたはプローブの検出、多数のプロ ーブが用いられる法医学的DNAフィンガープリンティング、一つ以上の鋳型の 多様なDNA配列決定、遺伝子再配列、変異および遺伝子連鎖の検出、ウェスタ ンブロットにおける多様なタンパクの検出、および当該技術分野で知られた他の アッセイに適している。 発明の背景 DNA、RNA、タンパク、抗体、抗原、ハプテン、薬剤、ホルモン、感染成 分のようなアナライトの化学発光検出に関する多数の方法が知られている。化学 発光検出は、アナライトまたはアナライトに特異的に結合する分子を、化学発光 反応を受けるように形成され得る化合物を用いてラベル化することによって実施 されうる(直接的ラベリング)。化学発光検出は、添加された化合物の化学発光 反応を触媒する酵素または類似した触媒を用いて、アナライトまたはアナライト 結合化合物をラベルすることによって実施されうる(酵素ラベリング)。これら の検出方法の人気は、幾分、感度のレベルおよび可能な測定範囲の広さから生じ る。他の好ましい特性は、放射性同位元素が不要であることから安全であること 、ラベル化の方法および検出装置の選択が多様であることを含む。さらに、通常 用いられる形式では、プローブは、ビオチン、フルオレセインおよびジゴキシゲ ニンのような種々のハプテンを用いてラベルされる。これらのハプテンは、ホー スラディシュペルオキシダーゼ(HRP)またはアルカリホスファターゼ(AP )のような酵素と結合した対応するリガンドまたは抗体と結合する。ラベル酵素 は、各化学発光基質を用いて検出される。 一回の試験システムで一度に一つ以上のアナライトを検出および/または定量 することが、しばしば望まれる。それによって、時間、試薬および材料の節約が 実現され、アッセイプロトコールが簡素化される。多数の試験からの情報が必要 な場合、例えばある医学的診断方法では、何らかの結論に至るためには二つ以上 の試験の結果が組み合わせて分析されなければならない。多数のアナライトの試 験を必要とする例示的な技術は、サザンブロットされたDNAの制限酵素DNA 断片長の多型(RFLP)分析による、法医学の、ヒトの同一性または父系調査 試験ためのDNAサンプルの遺伝的フィンガープリンティングである。この技術 では、ブロットはいくつかのプローブを用いたプロービングを必要とし、限られ た量のDNAが、同一のブロットを多数回にわたって除去および再プロービング することを必要とする(Adams,D.E.,(1988),Crime Lab Digest 15:106-108;No ppinger,K.,G.Duncan,D.Ferraro,S.WatsonおよびJ.Ban,(1992),BioTechn iques.13:572-575)。ノーザンブロット解析では、特定の遺伝子の発現は、メッ センジャーRNA(mRNA)レベルで測定され、シグナルは、細胞中で通常不 変のα-チューブリンまたはβ-アクチンのようなmRNAのブロットを再プロー ビングすることによって標準化される。多数のタンパク抗原のウェスタンブロッ トでは、一段階でハイブリダイズした抗体が、別のタンパクのデータを得るため の付加的な段階において、除去され、別の組の抗体を用いて再度プローブされる 。 除去および再プロービングは、膜に結合した標的核酸(Noppinger,K.,G.Dunc an,D.Ferraro,S.WatsonおよびJ.Ban,(1992),BioTechniques.13:572-575) およびタンパク(Krajewski.S.,J.M.ZapataおよびJ.C.Reed,(1996),Anal.Bioc hem.236:221-228)の損失を招き、第二およびその次のプロービング工程におい て検出感度を低減する。試験システムにおいて一つ以上のアナライトの検出およ び区別を可能にする方法は、上記欠点を防止するだろう。本発明は、一つのブロ ットで二つの異なる標的アナライトの連続的検出を行い、除去および再プロービ ング工程を排除することによって、この問題に解答を与える化学発光検出方法を 記載する。 多数の化学発光レポーター遺伝子アッセイに関する方法が、PCT出願WO9 7/24460に開示されている。これらのアッセイは、トランスフェクトされ た細胞におけるレポーター遺伝子によって発現された二つ以上の酵素の存在また は量を検出するために溶液中で行われる。ペルオキシダーゼ酵素は、トランスフ ェクション実験において一般的に使用されるレポーター酵素でないので、この酵 素の使用は開示されていない。 異なる波長の光を同時に生じるための、二つ以上の酵素学的なきっかけとなる ジオキセタンを用いる方法は、米国特許第4931223号に開示されている。 光照射は、二つ以上の異なる酵素ラベルから引き金が引かれる。全ての光照射反 応が同時に行われるので、種々のシグナルを光学的に区別する手段が必要であり 、かくして複雑さを増大する。この試みのさらなる不都合は、発光分光がある程 度まで重複しない、多数の異なる蛍光体を見出す困難性である。これが生じると 、一つのラベルからのシグナルが、別のラベルからのシグナルの波長領域におい て部分的に検出される。低い測定精度および正確さが結果として生じる。 米国特許第5656207号は、アナライトまたはその結合パートナーが化学 発光化合物を用いて直接的にラベルされる、溶液中の二つの異なるアナライトの 二重化学発光アッセイについて記載する。二つのシグナルが同時に作り出され、 動力学的または分光学的に区別される。酵素ラベルは含まれず、各反応を停止ま たは制御するメカニズムは全く開示されていない。 米国特許第5672475号も、溶液中で二つの異なる化学発光直接ラベルを 用いる二重蛍光性結合アッセイを開示する。一方はルミノール誘導体由来であり 、他方はアクリジニウムエステル化合物に由来する二つの化学発光シグナルが、 pHプロセス条件の変化によって、別個に生成される。酵素ラベルは含まれない 。硝酸で溶液を処理する工程が含まれており、このことが、ブロッティング膜上 のアナライトの検出に対してこの方法を使用不可にしている。 ブロットされたDNAおよびタンパクの連続的検出の放射能による方法は、刊 行物に報告されている。32P、35Sおよびジゴキシゲニンでラベルされたシグナ ル識別プローブが、同時ハイブリダイゼーションによって、並びに、識別または 逐次的オートラジオグラフィー用に使用される(Au L.C.,K.J.Cha,ng,C.M.Shi nおよびG.W.Teh,BioTechniques.16:680-683(1994))。しかしながら、ここでは 、シグナルの区別は、本発明のように性質的なシグナルの差異よりもむしろ、シ グナルの強度に基づいている。 各工程において、増幅されたルミノールHRP化学発光基質を用いたウェスタ ンブロットでの多数の抗原を連続的に化学発光検出する方法が報告されている( Krajewski,S.,J.M.ZapataおよびJ.C.Reed.Anal.Biochem.236:221-228(1996)) 。この方法は、ブロット上の多数のアナライトを連続的に検出することが可能で あるが、本発明の方法よりも操作上複雑である。各検出工程における抗原−抗体 −HRP複合体は、化学発光により検出され、次いで、バンド上に着色産物を沈 積させる色素形成基質と反応させることにより未反応性にさせられる。この方法 は、多数の抗原を連続的に検出することができるが、ブロットを各検出工程で一 次および二次抗体を用いて再プローブする必要があるから、本発明の方法よりも 扱いにくく、労力を要する。さらに、各工程が、一つのアナライトの存在を調べ るために二つの検出試薬の適用を必要とする。 ペルオキシダーゼ活性を阻害または破壊する、いくつかの基質が知られている 。これらは、高濃度の過酸化水素、イミダゾール、フェニルヒドラジン、(W.St raus,J.Histochem.Cytochem,28(7),645-652(1980))、フッ化物およびシアン 化物イオン(P.Tulkens,R.Wattiaux,Experientia,24(3),219-223(1968))で ある。いくつかのインヒビターのリストは、Pierce Chemical Co.,Rockford,I L(1994-95 catalog pp.T-315,316)に見られる。米国特許第4810630号 は、比色定量検出と組み合わせて、ホースラディシュペルオキシダーゼ複合体を 用いてイムノアッセイにおいて血液全体の内在性ペルオキシダーゼ活性を阻害す るために、非イオン性界面活性剤を使用することについて記述している。 発明の概要 本発明の目的は、試験システムにおける二つのアナライトの連続的化学発光検 出の方法を提供することである。本発明のその他の目的は、アナライトが二つの 異なる酵素でラベルされる方法、特に一方の酵素がペルオキシダーゼである方法 を提供することである。本発明のさらに別の目的は、二つの化学発光検出試薬が 、二つの酵素ラベル化アナライトと連続的に接触させられる方法を提供すること である。さらに別の目的は、第一の検出試薬がペルオキシダーゼとの反応によっ て化学発光を生じ、かつ、第二の試薬がこの第一の試薬とペルオキシダーゼとの 反応から生じる発光を停止させ、第二のラベル酵素からの化学発光を開始させる ような方法において用いられる、一対の検出試薬を提供することである。さらな る目的は、ブロッティング膜のような固相上で二つのアナライトを分析する方法 を提供することである。さらなる目的は、ブロットを除去および再プローブする 必要性のない、ブロッティング膜上の二つのアナライトの分析方法を提供するこ とである。本発明の方法は、一つのサザンブロットにおいて多数のDNAマーカ ーまたはプローブの検出、より多くのプローブが用いられる法医学的なDNAフ ィンガーブリンティング、多数のDNA配列決定、遺伝子再配列、変異および遺 伝子連鎖の検出、ウェスタンブロットにおける多様なタンパクの検出、および当 該技術分野で知られた他のアッセイに適している。 図面の簡単な説明 図1。マーカーDNAを含むエチジウムブロミド染色アガロースゲル(1%) 。レーン1:300ngのビオチニル化されたHindIII-制限ラムダDNA;レー ン2:300ngのdig-ラベルされたEcoRI-制限SPPIサイズマーカーDNA ;レーン3:100ngのビオチニル化されたHindIII-制限ラムダDNA、およ び300ngのdig-ラベルされたEcoRI-制限SPPIサイズマーカーDNA。 図2。図1に示されたブロットされたDNAサイズマーカーの連続的検出。A :ビオチニル化HindIII制限ラムダDNAのHRP基質(LUMIGEN PS-3)検出; B:ジゴキシケニン-ラベル化SPPI DNAマーカーの検出用のAP基質(P DR)を用いてさらに処理された前記ブロット;C:バンドパターンが図1のエ チジウム染色ゲルのものに対応することを示すための、(A)および(B)にお けるバンドの重ね合わせ写真。 図3。HRPおよびAP基質を用いたCFTR遺伝子型の連続的検出の概略図 。 図4。CFTR遺伝子型の連続的検出。3つの遺伝子型、N/N、N/ΔF50 8 および△F508/ΔF508のCFTR遺伝子のエキソン10の領域のサザンブロ ットされたPCR増幅配列を、正常(ビオチンラベル化)および/または変異体 (ジゴキシケニンラベル化)アレルに特異的な一対のラベル化オリゴヌクレオチ ドを用いて同時にハイブリダイズし、次いでアビジン-HRPおよび抗ジゴキシ ゲニン-AP複合体を用いてインキュベートした。A:正常アレルを含む遺伝子 型のHRP-産生化学発光による検出;レーン1:N/N、レーン2:N/Δ; B:変位ΔF508アレルを有する遺伝子型のAP-産生化学発光による同一ブロッ トの検出;レーン2:N/Δおよびレーン3:Δ/Δ。 好ましい実施態様の記載 定義 結合対 − 多数の非共有的親和力の特徴によって互いに対して特異的結合親 和性を有する二つの分子またはその部位。特異的結合対は当該技術分野において 周知であり、例として、抗原−抗体、ハプテン−抗体、抗体−抗体、DNAの相 補鎖、DNA−RNA二本鎖、DNA−相補的オリゴヌクレオチド、RNA−相 補的オリゴヌクレオチド、DNA−抗DNA抗体、DNA−DNA結合タンパク 、ビオチン−アビジンまたはストレプトアビジン、レセプター−リガンド、プロ テインA−IgGおよびレクチン−炭水化物を含む。 化学発光ペルオキシダーゼ基質 − 可視光を生じる、過酸化物およびペルオ キシダーゼの存在下で酸化反応を受ける化合物。いくつかの化学発光ペルオキシ ダーゼ基質が、(Kricka Ref)に記載されているように、当該技術分野において 知られている。最も一般的に用いられるものは、ルミノール、イソルミノール、 ルミノールおよびイソルミノールのN-アルキルおよびN,N-ジアルキルアミノ 誘導体、5-アミノ-6,7,8-トリメトキシジヒドロフタラジンジオン、並びに7 -ジメチルアミノ-ナフタラジンジオンのようなベンゾ-融合同族体のようなアミ ノ-置換ジヒドロフタラジンジオンを含む。その他の化学発光ペルオキシダーゼ 基質は、米国特許第5324835号に開示されているようなビリダジノキノキ サリノンを含む。さらに別の化学発光ペルオキシダーゼ基質は、5-ヒドロキシ- および6-ヒドロキシフタラジンジオンのようなヒドロキシ-置換ジヒドロフタラ ジンジオン、および米国特許第5552298号に開示されたヒドロキシナフタ ラジンジオン、並びに米国特許第5491072号および第5523212号お よび第5593845号に開示されたエステル、チオエステルおよびスルホンイ ミドを含むあるクラスのN-アルキルアクリダン-9-カルボキシラート誘導体を 含む。 エンハンサー − ペルオキシダーゼ酵素の酸化的または過酸化的機能を促進 または延長する物質。最も有効なエンハンサーは、ある芳香族アミンおよびフェ ノールである。ペルオキシダーゼ反応を増幅することが知られたフェノール化合 物は、参照としてここに含めることとする、G.Thorpe,L.Kricka,Bioluminesce nce and Chemiluminescence,New Perspectives,J.ScholmerichらEds.,pp.199 -208(1987),M.Ii,H.Yoshida,Y.Aramaki,H.Hasuya,T.Hada,M.Terada,M.H atanaka,Y.Ichimori,Biochem.Biophys.Res.Comm.,193(2),540-5(1993)および 米国特許第5171668号および第5206149号に記載されている。好ま しいエンハンサーは、置換されたフェノール、置換および非置換ナフトールから なる群から選択され、p-フェニルフェノール、p-ヨードフェノール、p-ブロ モフェノール、p-クロロフェノール、2,4-ジクロロフェノール、p-イミダゾ リルフェノール、p-チアゾリルフェノール、p-ヒドロキシアセトアニリド、p -ヒドロキシ桂皮酸、(p-シアノメチルチオ)-フェノールおよびその環状ハロ ゲン化誘導体、フェノリンドフェノール(phenolindophenol)、2-ナフトール、 6-ブロモ-2-ナフトール 6-ヒドロキシベンゾチアゾール、2-シアノ-6-ヒド ロキシベンゾチアゾール、ホタルルシフェリンおよびデヒドロルシフェリンを含 むが、 これらに限定されない。 酵素ラベル − 特異的結合対の成分と結合した機能的酵素。酵素が、例えば 酵素−抗体複合体または酵素−オリゴヌクレオチド複合体のような、特異的な結 合パートナーに共有的に結合されていてもよい。酵素が共有結合する補助的な特 異的結合パートナーを使用することによって、酵素が標的の特異的結合パートナ ーと間接的に連結または結合されてもよい。後者の関係の例は、酵素−アビジン 複合体と結合したあるDNA配列のためのビオチン−ラベルされたオリゴヌクレ オチドプローブの使用である。 遺伝的疾患 − 変異または一連の変異のような遺伝的欠陥によって引き起こ された病的状態。変異は点突然変異、一塩基の置換、欠失、挿入、塩基の重複ま たは転移あるいはこれらの組み合わせであってもよい。変異の部位また配置およ び種類に依存して、変異遺伝子は、発現されてもされなくてもよい。発現される 場合は、切断されたタンパク産物または非機能的タンパク産物、もしくは変更さ れたアミノ酸配列を有するタンパクの産生を導き得る。ある遺伝学的変異は劣性 形質であり、それによって、相同染色体の遺伝子の変異アレルまたはコピーの両 方が、発症のために存在しなければならない。他の遺伝学的変異は優勢であり、 それによって、1コピーのみの遺伝子が、発症のために変異を有する必要がある 。1コピーの劣性変異遺伝子を有する個人は、疾患のないキャリアーであるが、 1コピーの変異遺伝子を子孫に遺伝させ得る。 ヘテロアルキル − 少なくとも一つの非末端炭素原子が、B、N、O、S、 P、Si、SeまたはTeのような非炭素系ヘテロアトムで置換された分枝鎖状 、直鎖状または環状アルキル基。ヘテロアトムは、少なくとも二価でなければな らない。 加水分解酵素 − 種々の基の加水分解切断を触媒する酵素。代表的な成分と しては、 カルボキシルエステラーゼ、アセチルコリンエステラーゼ、ブチリルコリンエ ステラーゼおよびコリンエステラーゼのようなエステラーゼ、 ガラクトシダーゼ、グルコシダーゼ、グルクロニダーゼ、ラクターゼおよびN -アセチルグルコサミニダーゼのようなグリコシダーゼ、 リパーゼ、ホスホリパーゼ、 酸およびアルカリホスファターゼを含む植物または動物ホスファターゼ、 キモトリプシン、トリプシン、パパイン、およびぺプシンのようなブロテアー ゼ酵素、および スルファターゼ酵素を含む。 ペルオキシダーゼ酵素 − ホースラディッシュペルオキシダーゼ、シトクロ ムC、ペルオキシダーゼ、グルタチオンペルオキシダーゼ、ミクロペルオキシダ ーゼ、ミエロペルオキシダーゼ、ラクトペルオキシダーゼ、Arthromyces ramosu sペルオキシダーゼ(ARP)および大豆ペルオキシダーゼを含むクラスEC1 .11.1.7に属する酵素。 過酸化物 − ペルオキシダーゼの一次基質として作用する過酸化水素の源と して作用する化合物。例示的な過酸化物は、過酸化水素、尿素過酸化物および過 ホウ酸塩、特に過ホウ酸ナトリウムを含む。 サンプル − アナライトを検出するために本発明の方法が実施される、血液 、血清、尿、唾液、痰、CSF、精液および細胞溶解物のようなヒトおよび動物 の体液、並びに食物サンプル、水サンプル、植物サンプル、微生物学的資料およ び法医学的資料を含む材料。当業者が想起するその他の種類のサンプルは、本発 明の範囲内であると解する。 固相支持体 − 本発明のアッセイ方法が実施されうる試験媒体。このような 支持体は、アッセイの技術分野において知られているような試験片(test strips )、ブロッティング膜、フィルター、顕微鏡のスライドおよびカバーガラスのよ うなガラスまたはプラスチック表面、マイクロウェル、試験管、ビーズ等を含む 。支持体は、物理吸着または共有結合もしくはその両方によって、標的種特異的 結合剤対を捕獲または固定し得るものでなければならない。 標的種 − その存在がプローブされる分子またはその部位。標的種は、特異 的結合親和性のある物質と結合しうるものでなければならない。ある実施態様で は、標的種は、各々が特異的結合親和性を有する二つの異なる特異的結合パート ナーに結合する。例示的な標的種は、ssDNA、dsDNA、RNA、オリゴ ヌクレオチドのような核酸、タンパク、ペプチド、抗体、抗原、ハプテン、細胞 表面レセプター、リガンド、ホルモン、ウイルス、細菌等を含む。 試験システム − 検出されるアナライトまたは標的種が固定化される固相支 持体を含む。試験システムは、分析またはアッセイ中の種々のボイントにおいて 、このアッセイ法を行った結果として標的種およびラベル酵素に対して特異的に 結合する薬剤を含む。 本発明は、二つ以上の酵素ラベル化結合パートナー、および酵素の一つに対す る化学発光基質を含む少なくとも二つの試薬を用いた試験システムにおいて二つ 以上のアナライトを連続的に検出するための化学発光方法に関する。特に、酵素 および試薬の対の選択は、最初の酵素と最初の基質との反応によって放射された 化学発光が、酵素インヒビターのような停止試薬を用いて急速に停止され、かつ 、この試験システムに第二の酵素基質を添加した際に第二の酵素によって化学発 光が生じるように設計される。本発明を実施する好ましいモードでは、停止試薬 が、第二の酵素基質を含む組成物中に取り込まれる。二つの検出反応が、介在工 程または酵素、共役体またはアナライトを除去することなく実施されうることか ら、この方法は、例えばブロッティング膜上で、試験システム中の二つ以上のア ナライトの検出に有利に適用される。他の操作上の利点については、以下に記載 する。 特に、本発明は、 固相支持体上に第一および第二の標的種を固定化すること; 固定化された第一および第二の標的種と、第一標的腫に対して特異的に結合す る第一のパートナーおよび第二の標的種に対して特異的に結合する第二のパート ナーとを接触させ、第一の結合対と第二の結合対を形成すること; 第一の結合パートナーに対するラベルとしてペルオキシダーゼ酵素を付与し、 第二の結合パートナーに対するラベルとして第二の酵素を付与すること; 第一の化学発光シグナルを生じるために、第一の結合対を、化学発光ペルオキ シダーゼ基質および過酸化化合物と反応させること; 第一の化学発光シグナルを検出することによって、第一の標的種を検出するこ と; ペルオキシダーゼをペルオキシダーゼインヒビターと反応させて、第一の化学 発光シグナルを停止させること; 第二の結合対を第二の酵素に対する化学発光基質と反応させて、第二の化学発 光シグナルを生じさせること;および 第二の化学発光シグナルを検出することによって第二の標的種を検出すること 、を含む二つの連続的な化学発光反応による、二つの標的種を含むと思われるサ ンプル中の第一および第二の標的種を連続的に検出するための方法に関する。 さらに、本発明は、 固相支持体上に第一および第二の標的種を固定化すること; 固定化された第一および第二の標的種と、第一標的腫に対して特異的に結合す る第一のパートナーおよび第二の標的種に対して特異的に結合する第二のパート ナーとを接触させ、第一の結合対と第二の結合対を形成すること; 第一の結合パートナーに対するラベルとしてペルオキシダーゼ酵素を付与し、 第二の結合パートナーに対するラベルとして第二の酵素を付与すること; 第一の化学発光シグナルを生じるために、第一の結合対を、化学発光ペルオキ シダーゼ基質および過酸化化合物と反応させること; 第一の化学発光シグナルを検出することによって、第一の標的種を検出するこ と; 第二の結合対を、第二の酵素に対する化学発光基質とペルオキシダーゼ酵素の インヒビターを含む組成物と反応させて、第一の化学発光シグナルを停止させて 、第二の化学発光シグナルを生じること; 第二の化学発光シグナルを検出することによって第二の標的種を検出すること 、を含む二つの連続的な化学発光反応による二つの標的種を含むと思われるサン プル中の第一および第二の標的種を連続的に検出するための方法に関する。 この方法の有効性は、酵素/試薬対に対するいくつかの要求を満たすことにあ る。過酸化物および化学発光化合物とペルオキシダーゼとの化学発光反応は、急 速に停止されうるものでなければならない。これは、二つのうちの一方のみを行 うことも有効であるが、酵素の阻害と未反応基質の非発光形態への変換の両方に よって最もよく達成される。 第二の試薬/酵素対は、ペルオキシダーゼを阻害してペルオキシダーゼ基質を 破壊するように選択された条件を耐えるのに十分に頑丈であるだけでなく、それ 自身も化学発光を効率的に生じるものである。第一の酵素的光産生反応を停止す る試薬および条件は、試験システムの信頼性を妨げてもいけない。試薬と条件は 、アッセイで用いられた固相支持体上に固定された生物学的アナライトを置換、 変性または変更してはならない。支持体の物理的な特徴は、不利な影響を受ける ものであってはならない。 第一の酵素としてペルオキシダーゼ酵素の選択は、共役体の入手容易性および 共役体の調製容易性、基質の利用可能性、早い触媒回転率、およびペルオキシダ ーゼ活性を阻害する能力に基づいている。好ましいペルオキシダーゼ酵素は、ホ ースラディッシュペルオキシダーゼである。 ペルオキシダーゼ酵素の基質は、過酸化物と組み合わせて、ペルオキシダーゼ と反応した際に化学発光を生じる化合物とすることができる。化学発光ペルオキ シダーゼ基質の例は、L.J.KrickaとG.H.G.Thorpe,Luminescence Immunoassay a nd Molecular Applications,K.Van Dyke and R.Van Dyke,eds.,CRC Press,B oca Raton,1990,pp.77-98に要約されているルミノールおよび多環式芳香族ジ アシルヒドラジドのようなアミノ置換芳香族ジアシルヒドラジドを含むジアシル ヒドラジド、米国特許第5552298号に開示されたヒドロキシ置換芳香族ジ アシルヒドラジド、(8-アミノ-5-クロロ-7-フェニルビリド[3,4-d-ピリ ダジン-1,4(2H、3H)ジオン(M.Iiら,Biochem.Biophys.Res.Comm.,193 (2),540-5(1993))、ピリダジノキノキサリノン(米国特許節5324835号 )、1,3-二置換ピラゾロ[4',3':5',6']ピリド-[2,3-d]-ピラジン ジオン(Y.Tominagaら,Tetrahedron Lett.,36,8641-4(1995))および米国特 許第5491072号、米国特許第5523212号および米国特許第5593 845号、および第5670644号およびPCT出願WO98/02421に 開示されたアクリダン化合物のようなルミノールのヘテロ環式類似体を含む。好 ましい実施態様では、ペルオキシダーゼ基質はアクリダン化合物であり、特に以 下の一般式を有するN-アルキルアクリダン-9-カルボキシラート誘導体から選 択されたアクリダンである。 [式中、Rは、アルキル、ヘテロアルキルおよびアラルキル基から選択され、R1 からR8は、発光させる基から独立に選択され、隣接した対の基R1からR8が結 合して、融合した芳香環を形成し、基C(=O)Yはエステル、チオエステルま たはスルホンアミド基である。] ペルオキシダーゼ基質は、化学発光の放射を停止するために、急速かつ完全に 非発光化合物に変換されうることが望ましい。化学発光を生じることができない 対応するカルボン酸または塩に加水分解されうることから、アクリダンカルボキ シラート誘導体は、特に有益である。アルカリ性過酸化水素(−OOH)との反 応も、アクリダンカルボキシラート誘導体を、対応する非発光ペルカルボキシラ ート(percarboxylate)化合物に変換することができる。 第二の酵素は、好ましくは加水分解酵素であり、好ましくは、アルカリホスフ ァターゼ、β-ガラクトシダーゼおよびグルクロニダーゼから選択され、さらに 好ましくはアルカリホスファターゼとされる。本発明の方法に望ましいアルカリ ホスファターゼの特徴は、共役体の利用可能性、共役体の調製容易性、基質の利 用可能性、早い触媒回転率、および種々の環境条件に対する丈夫さを含む。例え ば、酵素活性が、pH10の比較的高濃度のアルカリ性過酸化水素の存在下でさ え不利な影響を受けないことが本発明の研究で測定された。 第二の酵素の基質は、好ましくは酵素的に引き金を引きうるジオキセタンであ る。好ましいジオキセタンは以下の式を有する: 式中、A1およびA2は、ジオキセタンに安定性を付与する基であり、A3は直鎖 、分枝鎖または環状アルキル状の、置換されたアルキル、アリールおよび置換さ れたアリール基から選択され、A4は芳香環基、好ましくは置換または未置換の フェニルまたはナフチル基であり、OXは、O-X結合を切断してオキシアニオ ンを生じるように酵素と反応させることによって化学発光の産生の引き金を引き 、かつ、OX置換基がジオキセタン環と共役しない位置を占める芳香環の置換基 である。選択されたA1、A2、A3およびA4基のあらゆる対が、ジオキセタン環 に融合した環を形成するように結合されうる。このタイプの適切なジオキセタン は、当該技術分野において周知であり、例えば米国特許第4857652号、4 952707号、5068339号、5112960号、5132204号、5 220005号、5248618号、5578253号、5607625号、5 631167号、5652345号および5679803号、5707559号 およびPCT出願WO96/15122に開示されたジオキセタンを含み、これ らの開示を参照としてここに含める。好ましい酵素学的に引き金を引くジオキセ タンでは、A1およびA2はそれぞれ3ないし8の炭素原子を含む分枝鎖アルキル またはシクロアルキル基であるか、あるいは6ないし10の炭素原子を有する置 換または非置換のポリシクロアルキル基として結合され、A3は、1ないし10 の炭素原子を有する置換または非置換アルキル基であり、A4は、置換または非 置換のフェニル基であり、XはPO3 2-基、ガラクトシド基またはグルクロニド 基から選択されるが、PO3 2-基が最も好ましい。A1およびA2がアダマンチル 、ビシクロオクチルまたはビシクロノニル基のようなポリシクロアルキル基とし て結合するが、アダマンチルが好ましく、非置換または、ハロゲン特に塩素、低 級アルキル、アルコキシル、フェニルまたはカルボキシル基から選択された群を 用いて置換することができる。基A3は、存在する水素原子の代わりに一つ以上 の置換基を含む。代表的な基は、例えば、ハロゲン、特にフッ素および塩素、並 びにカルボキシラート、スルホナート、スルファートまたは第四級アンモニウム 基のような水溶性の基を含む。基A4は、環の水素原子の代わりに、好ましくは 塩素原子またはアルコキシ基のような、一つ以上の置換基を含むこともできる。 ペルオキシダーゼ試薬は、過酸化物源を含む水性バッファー溶液中で一般的に 用いられ、化学発光反応の最適な性能に寄与するフェノール性またはその他の当 該技術分野で知られたペルオキシダーゼエンハンサーおよび界面活性剤、有機性 助溶剤および偶然的な金属不純物によって妨害を妨げるキレート剤のような添加 剤を含むことができる。好ましい過酸化物の源は、過酸化水素、過酸化尿素およ び過ホウ酸塩である。好ましい製剤およびこれらの成分に関する記述は、参照と してここに含められる、本出願人の米国特許第5491072号、552321 2号および5593845号に見出される。 加水分解酵素の化学発光検出用のジオキセタン試薬は、当該技術分野で知られ た多数の安定な酵素学的に引き金を引くジオキセタンとすることができる。当業 者であれば、上記多数の特許によって例証されている、当該技術分野で開示され た多くのものの中から適切なジオキセタンを容易に選択することができるだろう 。ジオキセタンは、用いられる特定の酵素によって除去されうる基を含んでいな ければならない。酵素がアルカリホスファターゼである場合、好ましいジオキセ タンは、以下に示す構造を有するLumigen PPDである。 酵素がβガラクトシダーゼおよびグルクロニダーゼである場合、ジオキセタン は、リン酸基の代わりに、ジオキセタンの芳香環置換基に酸素原子を介して結合 したガラクトシドまたはグルクロニド基を含む。 第二の酵素の検出試薬は、水性バッファー溶液中に第二の酵素の基質、並びに 任意にペルオキシダーゼインヒビターを含む。ペルオキシダーゼインヒビターが 用いられない場合には、この試薬の組成物は、この試験システムに対するこの試 薬の適用が、ペルオキシダーゼ基質を崩壊または非発光性にするものである。好 ましくは、第二酵素の検出試薬は、ペルオキシダーゼ阻害と、ペルオキシダーゼ 基質の非発光形態への変換の両方を達成することが好ましい。好ましい検出試薬 は、一つ以上のペルオキシダーゼインヒビターを、ホスファート置換ジオキセタ ンを含む試薬に添加することによって調製される。検出試薬は、酵素学的に生じ た化学発光のシグナル/バックグラウンド比を改善する界面活性剤エンハンサー を含むことができる。適切な界面活性剤エンハンサーは当該技術分野で知られて おり、参照としてここに含める本願出願人の米国特許第5451347号に託載 されているようなセチルトリメチルアンモニウムブロミドおよび二カチオン性界 面活性剤のような、第四級ホスホニウム塩およびアンモニウム塩、単量体の第四 級ホスホニウム塩およびアンモニウム塩を含む重合オニオム塩を含む。適切な重 合の第四級ホスホニウム塩は、本願出願人の米国特許第5393469号に開示 されており、その開示を参照としてここに含める。適切な重合の第四級アンモニ ウム塩は、米国特許第5145772号および5547836号に記載されてお り、その開示を参照としてここに含める。好ましい検出試薬は、(1)アルカリ 性バッファー溶液中のジオキセタンLUMIGEN PPDとジホスホニウム塩界面活性剤 エンハンサーを含む商業的な試薬LUMI-PHOS PLUS(Lumigen,Southfield,MI)、 および(2)ペルオキシダーゼ-触媒化学発光を停止するための適切な試薬を含 む。 本発明の実施に使用できるペルオキシダーゼインヒビターは、当該技術分野に おいて知られた化合物を含み、ペルオキシダーゼ酵素、特にホースラディッシュ ペルオキシダーゼの活性を阻害することが知られた上記化合物を含む。これは、 以下に限定することなく、過酸化水素を、単独またはアジドイオン、シアニドイ オン、フッ素イオン、イミダゾール、フェニルヒドラジンおよび過ヨウ素酸塩と 組み合わせて含む。最も好ましいのは、過酸化水素である。従って、好ましい実 施態様は、第二酵素の検出試薬がLUMI-PHOS PLUSを含み、さらに過酸化水素を含 む。 他の実施態様では、本発明は、 固相支持体上に第一および第二の標的種を固定化すること; 固定化された第一および第二の標的種と、第一標的腫に対して特異的に結合す る第一のパートナーおよび第二の標的種に対して特異的に結合する第二のパート ナーとを接触させ、第一の結合対と第二の結合対を形成すること; 第一の結合パートナーに対するラベルとしてペルオキシダーゼ酵素を付与し、 第二の結合パートナーに対するラベルとしてアルカリホスファターゼを付与する こと; 第一の化学発光シグナルを生じるために、第一の結合対を、アクリダンカルボ ン酸誘導体および過酸化物化合物と反応させること; 第一の化学発光シグナルを検出することによって、第一の標的種を検出するこ と; ペルオキシダーゼをペルオキシダーゼインヒビターと反応させて、第一の化学 発光シグナルを停止させること; 第二の結合対をホスファート置換ジオキセタンと反応させて、第二の化学発光 シグナルを生じさせること;および 第二の化学発光シグナルを検出することによって第二の標的種を検出すること 、を含む二つの連続的な化学発光反応によって、二つの標的種を含むと思われる サンプル中の第一および第二の標的種を連続的に検出する方法に関する。 さらなる態様では、本発明は、 固相支持体上に第一および第二の標的種を固定化すること; 固定化された標的種を、第一標的腫に対して特異的に結合する第一のパートナ ーおよび第二の標的種に対して特異的に結合する第二のパートナーとを接触させ 、第一の結合対と第二の結合対を形成すること; 第一の結合パートナーに対するラベルとしてペルオキシダーゼ酵素を付与し、 第二の結合パートナーに対するラベルとしてアルカリホスファターゼを付与する こと; 第一の化学発光シグナルを生じるために、第一の結合対を、アクリダンカルホ ン酸誘導体および過酸化物化合物と反応させること; 第一の化学発光シグナルを検出することによって、第一の標的種を検出するこ と; 第二の結合対を、ホスファート置換ジオキセタンおよびペルオキシダーゼ酵素 のインヒビターを含む組成物と反応させて、第一の化学発光シグナルを停止させ 、第二の化学発光シグナルを生じること;および 第二の化学発光シグナルを検出することによって第二の標的種を検出すること 、を含む、第一および第二の標的種を連続的に検出する方法に関する。 本発明の方法は、他の酵素から生じるシグナルを伴わずに、早く、感度よく、 かつ特異的に対応する酵素の検出および定量を可能にする一対の酵素検出試薬の 設計を要する。特に効果的な第一の酵素基質対は、HRPおよびLIJMIGEN PS-3 である。この試薬を用いたブロッティングアプリケーションにおけるHRP共役 体の早くかつ高感度の化学発光検出は、Akhavan-Tafti,H.,R.DeSilva,Z.Argha vani,K.Sugioka,Y.SugiokaおよびA.P.Schaap.1994.p.313-316.A.Campbell, L.Kricka,P.Stanley(Eds.),Bioluminescence and Chemiluminescence Fundam entals and Applied Aspects,J.Wiley and Sons,Chichesterに記載されている 。我々は、HRPとLUHIGEN PS-3との反応が、高濃度の過酸化物を含む高いpH のバッファーと、グローイングブロットとを接触させることにより、5倍の効果 を介して急速にスィッチオフされうることを見出した。アルカリ性バッファー( pH≧9.5)は、顕著にペルオキシダーゼ活性を低減するが、高濃度の過酸化 物は、HRPを触媒不活性形態、HRP化合物III(Lundin,A.およびL.Hallan der.1987.pp.555-558.Bioluminescence and Chemiluminescence New Perspe ctives,J.Scholmerich,R.Andreesen,A.Kapp,M.ErnstおよびW.G.Woods(E ds.),J.Wiley and Sons,Chichester)に変換する。さらに、高いpHのバッ ファーは、HRP基質、2,3,6-トリフルオロフェニル10-メチルアクリジン -9-カルボキシラートのエステル基を、非発光カルボキシラート塩に加水分解す ることができる。 アルカリ性過酸化水素は、HRP基質のエステル基を、反応条件下で化字発光 を生じることができないペルカルボキシラートアニオンへと変換することができ る。 HRP基質を強アルカリ性の溶液と接触させることは、環の9位に形成された 少量のカルボアニオンにO2を付加することにより化学発光自動酸化を加速する (F.McCapra,Accts.Chem.Res.,9(6),201-8(1976))。これらの5つの効果の 組み合わせは、光放射の急速かつ完全な消光を可能にする。 特に有効な第二の酵素−基質の組み合わせは、アルカリホスファターゼとLUMI -PHOS PLUS(Lumigen,Inc.)である。LUMI-PHOS PLUSは、超好感度プロッティン グアプリケーションにおける使用に耐えうる試薬であることが証明されている( Budowle,B.,F.S.Baechtel,C.T.Comey,A.M.GiustiおよびL.Klevan,Electropho resis,16,1559-1567(1995))。H22の添加によるLUHI-PHOS PLUSの修正は・ アルカリホスファターゼの化学発光検出に対して有用性を維持する安定な試薬を 提供した。Lumi-Phos Plus中の少なくとも0.15%(v/v)までの過酸化物 の含有は、化学発光を生じること、またはアルカリホスファターゼ活性を破壊す ることにおける性能に不利な影響を与えなかった。重大なことに、添加された過 酸化物およびこの試薬の比較的高いpHは、上記第一の化学発光反応を停止する ことに使用することができる。 本発明の方法のさらなる実施態様では、アルカリ性バッファー(pH>9、好 ましくは≧9.5)を用いた簡単な中間洗浄工程を、結合したペルオキシダーゼ ラベルの検出後、固相支持体をホスファターゼ検出試薬を用いて湿らせる前に用 いることができる。中間洗浄バッファーは、任意にペルオキシダーゼインヒビタ ーを含むことができる。プロトコールは簡素化することができ、ペルオキシダー ゼ基質の加水分解を引き起こすためにホスファターゼ検出試薬LUMI-PHOS PLUSが 高いpH(9.6)で製剤されることから、≧15分に第二の検出試薬中におけ る膜のインキュベーション時間を単に延長することによって余計な操作を避ける ことができる。ペルオキシダーゼ−触媒化学発光を停止するのに必要な時間をさ らに低減させるために、第二の酵素に対する化学発光基質を含む組成物が高いp H、例えばca.10を有することが有利である。 ブロッティング技術をベースとする殆どのタイプの適用では、最小量のサンプ ル、時間および労力を用いて最大の情報を得る必要性がある。除去および再プロ ーブすることは、ある程度で終了に達するが、これらは退屈であり、除去中に膜 に結合した鋳型DNAを損失することから、シグナルが低減し、逆効果を招く。 20ngまでの膜結合標的DNAが、プローブ除去の方法に依存して、各除去工 程中に失われることが予想される。材料および時間の損失および除去および再プ ロービングの損失は、ブロットが二つの異なるラベル化プローブと同時にハイブ リダイズされ、二つの異なる酵素基質を用いて連続的に検出される本発明の方法 によって低減される。本発明の方法は、それゆえ、一回のブロットで二つの異な るラベル化DNAサイズマーカーの連続的化学発光検出方法に対して有利である 。例えば、本発明の方法は、一回のサザンブロットで△F508変位を有するCF TR遺伝子型を連続的に検出するために適用できる。 本発明の方法に従って行われた二つの核酸のアナライトを検出するアッセイは 、一方はペルオキシダーゼと共役し、他方は第二の異なる酵素と共役する二つの 異なるラベル化プローブを同時にハイブリダイズさせ、対応するリガンドまたは 抗体を備えた二つのラベルを結合させ、二つの化学発光基質を連続的に添加する ことにより二つのラベル酵素を連続的に検出することを含む。第一の試薬は、ペ ルオキシダーゼラベル化バンドの存在を表すペルオキシダーゼ基質を含む。第二 の試薬は、第二の酵素でラベル化されたバンドの存在を表す基質を含み、かつ、 ペルオキシダーゼが触媒した反応から引き続く発光を妨げる成分をさらに含む。 一回のサザンブロットでΔF508変位を有するCFTR遺伝子型を検出するため の上記試験は、二つの異なるラベル化プローブ、一方は特異的に正常配列に結合 す るが、他方は特異的に変異配列に結合する、を用いて実施される。 一回のブロットで二つの異なる核酸アナライトを連続的に検出する、その他の 多数の適用がある。これらは、法医学の適用において用いられるようなサザンブ ロッティングによるRFLP分析、ノーザン、ウェスタン、サザンブロッティン グによる遺伝子発現分析、インシトゥハイブリダイゼーショおよびDNA配列決 定を含む。サザンブロッティングを用いた逐次調査のさらなる適用は、属および 種特異的プローブを用いて同時にプロービングし、次いで二つのプローブを連続 的に化学発光検出することにより属の亜種を同定すること;二つの異なるラベル 化遺伝子プローブを用いて同時にハイブリダイズさせ、連続的に化学発光検出す ることにより、パルスフィールド勾配電気泳動(PFGE)によって分離された 巨大なDNAフラグメントにおける遺伝子連鎖の調査すること:二つの遺伝子ブ ローブを用いてサザンブロットを同時にプロービングし、連続的方法で化学発光 検出することによってガンにおける染色体の転座において近位の遺伝子の検出す ることを含む。 ノーザンおよびウェスタンブロッティングを用いた遺伝子発現の研究において 、連続的化学発光検出は、特定の遺伝子のmRNAおよびタンパクのレベルを測 定し(第一の検出)、かつ、β-アクチンまたはα-チューブリンのような自然な ハウスキーピング遺伝子を用いてその発現を標準化する(第二の検出)ために用 いることができる。同一のノーザンブロットを第二のプローブを用いて除去およ び再プロービングすることが、mRNAのレベルを調べ、化合物を用いたインキ ュベーションまたは処理するためになされることに関して、多くの報告が文献中 になされている。除去および再プロービングは、ウエスタンブロッティングでも 実施される。これは、二つの異なる抗体を用いてブロットを同時にインキュベー トすることによって妨げられ、変異検出のためになされるような連続的方法で膜 結合タンパクに対する結合を検出することができる。 連続的検出は、配列決定される各DNA鋳型の酵素学的プライマー伸長に対し て異なるラベル化プライマー(異なるハプテン)を用いることによってDNA配 列決定においても用いることもできる。膜にシークエンシングラダーをブロッテ ィングした後、このブロットは、対応する抗ハブテンHRPおよびAP共役体を 用いて処理され、その後、発光させるためにバンドに対しHRPおよびAP基質 を用いて連続処理される。利点は、二つの異なる鋳型のプライマー伸長が一本の チューブ中でなされ、ヌクレオチドA、C、GおよびTの各鋳型のDNA配列ラ ダーが、連続的な検出によって区別されうることである。 その他の実施態様では、鋳型DNAのDNA配列決定プロトコールを、各対が 二つの識別可能にラベル化されたプライマーを含む二対の塩基特異的配列決定反 応をプールすることによって、4つのレーンを用いる代わりに二つのレーンで行 うことができる。例えば、ラベル1を有するプライマーが、AおよびTを示す反 応のために用いられ、かつ、ラベル2を有する同一のプライマーが、GおよびC を示す反応に用いられる。AおよびGの反応産物がプールされ、一つのレーンで 電気泳動され;TおよびCの反応産物が別のレーンでプールされ、電気泳動され る。連続的検出法の適用は、二つのみのレーンで全部で4つのベースの配列を示 す。 少なくとも二つのアナライトの検出方法は、一次および二次抗体結合段階のみ を必要とし;除去または再プロービングを必要としない。多数のHRP検出工程 および最終的なAP検出工程を含むハイブリッド技術も考えられる。一つの試験 システム中の二つ以上のアナライトに対し本発明の連続的検出技術を適用するこ とは、結合リガンドおよび酵素を固相支持体から除去し、本発明の方法に従って 新たな連続的検出のための新規の特異的リガンドを用いてこの試験システムを再 プロービングすることによって達成されうる。本発明の方法のさらなる拡張は、 多数の異なるラベル化プローブ(例えば、ビオチン、フルオレセイン、ジゴキシ ゲニン、ジニトロフェノール)を用いて同時にプロービングすること、および、 先行する工程で生じた化学発光シグナルを阻害して、いくつかの異なる酵素(例 えば、HRP、AP、β-ガラクトシダーゼおよびグルクロニダーゼ)を用いて ラベル化プローブを連続的に検出することによって、三つまたは四つのアナライ トの連続的な化学発光検出に関する。 実施例 実施例1.化学発光基質 化学発光HRP検出試薬LUMIGEN PS-3をLumigen,Inc.から入手した。この試 薬は、1:40の比率で二つの溶液を組み合わせることによって調製される。検 量線用溶液は、pH8.0のバッファー中に2,3,6-トリフルオロフェニル 10-メチル-アクリジン-9-カルボキシラート、過酸化物、フェノールエンハン サー化合物、および非イオン性界面活性剤を含む。この試薬に通常含まれるED TAは除外した。 化学発光AP検出試薬は、種々の量の30%のH22をLUMI-PHOS PLUS(Lumig en,Inc.)に添加することによって調製された。0.15%のH22の濃度は、 方法開発用に選択された。ホスファターゼ検出試薬(PDR)は、100mLの LUMI-PHOS PLUSに0.5mLの30%のH22を添加することによって調製され た。 実施例2.DNAマーカーの検出 DNAの連続的検出は、二つの異なるラベル化DNAサイズマーカー、ビオチ ニル化HindIII酵素切断ラムダファージDNA(Life Technologies,Gaithersbu rg,MD)、およびジゴキシゲニンラベル化EcoRI酵素切断SPPIマーカーDN A(Boehringer Mannheim,Indianapolis,IN)を用いて最初に証明された。こ れらのサイズマーカーは、エチジウムブロミドを含有する1%アガロースゲルに おいて、別のレーンで個別に、そして、第三のレーンで混合物として分画された (図1)。このゲルを、脱プリン化(0.25M HCl)、変性(0.5N N aOH、1.5M NaCl)、中和(0.5M Tris−HCl、pH7.5、1. 5M NaCl)、および中性のHybond Nナイロン膜(Amersham,Arlington Hei ghts,IL)上に真空ブロット(vacublot)した。この膜を、80℃で2時間焼いた 。 このブロットを、最初に1X洗浄バッファー(0.1M マレイン酸、0.1 5M NaCl、pH7.5、0.3% Tween20)中で15分間洗浄し、2%の ブロッキングバッファー(Blocking Reagent-Boehringer Mannheim,0.1M マ レイン酸、0.15M NaCl、pH7.5に溶解)中で1時間ブロックした 。酵素共役体の作業濃度は、2%のブロッキングバッファー中に1:5000希 釈であった。DNAサイズマーカーを含有するブロットは、アビジン-HRP(P ierc e,Rockford,IL)および抗ジゴキシゲニン-AP(Boehringer Mannheim,India napolis,IN)酵素共役体を用いて処理され、HRPに対してLUMIGEN PS-3およ びAPに対してPDRという化学発光基質を用いて連続処理される。酵素と基質 の両方の処理は室温で行われる;基質インキュベーションは、光に基質を露呈す ることを低減するために暗室で行われる。酵素共役体処理後、このブロットを1 X洗浄バッファーで20分間ずつ二回洗浄し、HRP基質を用いて5分間反応さ せた。過剰な基質を、一対の透明なプラスティックシートに挾んでブロットを優 しく圧すことによって除去した。このブロットを、一般に数秒から数分間X線フ ィルムに曝して、最適なシグナルとバックグラウンドを得た。図2Aは、ペルオ キシダーゼ基質の適用後に得られた像を示す。Lumigen PS-3を用いた処理では( 実施例1参照)、化学発光は、アビジン-HRP結合ビオチニル化HindIII切断ラ ムダDNAバンド(レーン1および3)からのみ生じた。 次に、このブロットを、1X洗浄バッファーと、AP検出バッファー(100 mM Tris HCl、pH9.5、100mM NaCl、50mM MgCl2)で5 分間ずつすすぎ、実施例1のPDRでさらに5分間処理した。図2Bは、PDR の適用後に得られた像を示す。レーン1および3からのHRP産生シグナルが終 わり、レーン2および3におけるジゴキシゲニンラベル化SPPI-EcoRIサイズ マーカーからAP触媒化学発光が始まった。図2Aと2Bのレーンの重ね合わせ (図2C)が、図1に示されたエチジウムブロミド染色アガロースゲルのレーン に見られるパターンと比較して確かめられるように、レーン3における全てのバ ンドサイズを示した。 実施例3.CFTR遺伝子型のサザンブロット解析 上記連続的検出方法は、ΔF508変位を有するCFTR遺伝子の遺伝子型を検 出および識別するために適用された。ΔF508変位のCFTR遺伝子型のDNA (Coriell Cell Repositories,Canlden,NJから入手)、野生型(N/N)、ヘ テロ接合体(N/ΔF508)、ホモ接合体(ΔF508/△F508)を、変異を含有 するエキソン10の領域に関するプライマー(Oligosら.,Wilsonville,ORによ って合成されたプライマー)を用いてポリメラーゼ連鎖反応(PCR)で増幅し た。こ のプライマーは、配列:5’ACTTCACTTCTAATGATGATTATG 3’(配列番号:1)お よび5’CTCTTCTAGTTGGCATGCTTTGAT 3’(配列番号:2)を有する。PCR産物 を1%アガロースケルで電気泳動し、DNAサイズマーカーについて上述したよ うにサザンブロットした。このブロットを、一方は正常なものに相補的であり、 他方は変異アレルに相補的である、一対の異なるラベル化(ビオチンおよびジゴ キシゲニン)オリゴヌクレオチドプローブを用いて同時にハイブリダイズした。 ラベル化オリゴヌクレオチドは、5'ビオチン-ATATCATCTTTGGTGTTTCCT 3'(配列 番号:3)(正常)および5'ジゴキシゲニン-GAAAATATCATTGGTGTTTCC 3'(配列 番号:4)(変異体)であった。 このブロットのプレハイブリダイゼーションおよびハイブリダイゼーションの 条件は、52℃で、それぞれ1時間および一晩であり、6X SSC(0.9M 塩化ナトリウム、0.09M クエン酸ナトリウム、pH7.0)、0.01M EDTA、pH8.0、5X Denhardt't溶液(0.1% Ficoll Type 400、0 .1%ポリビニルピロリドン、0.1%子ウシ血清アルブミン)、0.5%ドデ シル硫酸ナトリウム(SDS)および100μg/mlの変性サケ精液DNA( Life Technologies)を含むバッファーを用いた。ハイブリダイゼーション後の 洗浄は、52℃で、20分間、それぞれ2X SSC、0.1% SDSおよび0 .5X SSC、0.1% SDSで行った。CFTRアレル特異的オリゴヌクレ オチドとハイブリダイズしたDNAを含有するブロットを、洗浄、ブロッキング 、抗体の結合および検出について上述したように処理した。 増幅された正常(24bp)および変異配列産物(27bp)を、ブロット上 の二つの産物を明確に識別するために十分に分離させた。アビジン-HRPと抗 ジゴキシゲニン-AP共役体を用いた同時のインキュベーション、並びに、上述 したような検出を行うことによって、HRP-産生化学発光(図4A)によって 正常アレル(N/NおよびN/Δ)を含む遺伝子型を最初に選択的に検出し、第 二の工程で、変異ΔF508アレルN/ΔおよびΔ/Δ(図4B)を有する遺伝子 型を選択的に検出した。 上記記載および実施例は、例証であって、限定するものではない。本発明の精 神および範囲から逸脱しない限りにおいて、開示された特定の化合物および方法 を修正することができる。本発明の範囲は、特許請求の範囲によってのみ限定さ れる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 33/532 G01N 33/532 B 33/535 33/535

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 固相支持体上に第一および第二の標的種を固定化すること; 固定化された第一および第二の標的種と、第一標的腫に対して特異的に結合す る第一のパートナーおよび第二の標的種に対して特異的に結合する第二のパート ナーとを接触させ、第一の結合対と第二の結合対を形成すること; 第一の結合パートナーに対するラベルとしてペルオキシダーゼ酵素を付与し、 第二の結合パートナーに対するラベルとして第二の酵素を付与すること; 第一の化学発光シグナルを生じるために、第一の結合対を、化学発光ペルオキ シダーゼ基質および過酸化化合物と反応させること; 第一の化学発光シグナルを検出することによって、第一の標的種を検出するこ と; 第二の結合対を、第二の酵素に対する化学発光基質とペルオキシダーゼ酵素の インヒビターを含む組成物と反応させて、第一の化学発光シグナルを停止させて 、第二の化学発光シグナルを生じること;および 第二の化学発光シグナルを検出することによって第二の標的種を検出すること 、を含む二つの連続的な化学発光反応による第一および第二の標的種を含むと思 われるサンプル中の第一および第二の標的種を連続的に検出するための方法。 2. 第一の特異的結合パートナーが第一のハプテンを用いてラベルされ、第二 の特異的結合パートナーが、第一のハプテンと異なる第二のハプテンを用いてラ ベルされ、ペルオキシダーゼ酵素が第一のハプテンに結合する第三の特異的結合 パートナーとの共役体として供給され、第二の酵素が、第二のハプテンに結合す る第四の特異的結合パートナーとの共役体として提供される、請求項1記載の方 法。 3. 第一および第二のハプテンが、ビオチン、フルオレセインおよびジゴキシ ゲニンからなる群から独立に選択される、請求項2記載の方法。 4. 第一の特異的結合パートナーが、ペルオキシダーゼ酵素で直接的にラベル されている、請求項1記載の方法。 5. 第二の特異的結合パートナーが、第二の酵素で直接的にラベルされている 、請求項1記載の方法。 6. 第二の酵素が加水分解酵素である、請求項1記載の方法。 7. 加水分解酵素が、アルカリホスファターゼ、β-ガラクトシダーゼおよび グルクロニダーゼから選択される、請求項6記載の方法。 8. 加水分解酵素がアルカリホスファターゼである、請求項6記載の方法。 9. ペルオキシダーゼ酵素がホースラディッシュペルオキシダーゼである、請 求項1記載の方法。 10. 第一および第二の標的種が、核酸の第一の領域、およびその核酸の第二 の領域を含み、第一の特異的結合パートナーがその核酸の第一領域に相補的な第 一オリゴヌクレオチドプローブであり、第二の特異的結合パートナーが、核酸の 第二領域に相補的な第二オリゴヌクレオチドプローブである、請求項1記載の方 法。 11. 遺伝的変異の存在を調べるために用いられる請求項10記載の方法。 12. 第一および第二標的種は、正常遺伝子の第一ヌクレオチド配列およびそ の遺伝子の変異を含む第二ヌクレオチド配列を含み、第一の特異的結合パートナ ーは、第一のヌクレオチド配列に相補的なオリゴヌクレオチドプローブであり、 第二の特異的結合パートナーは、第二のヌクレオチド配列に相補的なオリゴヌク レオチドプローブである、請求項11記載の方法。 13. DNA配列分析に用いられる請求項1記載の方法。 14. 第一および第二標的種が、第一および第二タンパクであり、ウェスタン ブロットアッセイにおいて用いられる、請求項1記載の方法。 15. 第二酵素の化学発光基質が、酵素的引き金を引くジオキセタンである、 請求項1記載の方法。 16. ジオキセタンが、以下の式: [式中、A1およびA2は、ジオキセタンに安定性を付与する基であり、A3は直 鎖、分枝鎖または環状アルキル状の、置換されたアルキル、アリールおよび置換 されたアリール基から選択され、A4はジオキセタン環と共役しない位置を占め るOX置換基で置換された芳香環基であり、O−X結合を切断する酵素とOX置 換基との反応が、化学発光を生じる引き金をひくものであり、A1、A2、A3お よびA4基から選択されるあらゆる対が、ジオキセタン環に融合した環を形成す るように連結されうる。]を有する、請求項15記載の方法。 17. A1およびA2は、6ないし10の炭素原子を有する置換または非置換の ポリシクロアルキル基として結合され、A3は、1ないし10の炭素原子を有す る置換または非置換アルキル基であり、A4は、置換または非置換のフェニル基 であり、XはPO3 2-基、ガラクトシド基またはグルクロニド基から選択される 、請求項16記載の方法。 18. OX基がホスファート基である、請求項17記載の方法。 19. ジオキセタンが以下の式を有する、請求項18記載の方法。 20. 化学発光ペルオキシダーゼ基質が、以下の一般式: [式中、Rは、アルキル、ヘテロアルキルおよびアラルキル基から選択され、R1 からR8は、発光を妨げない基から独立に選択され、基R1からR8の隣接対が、 CH=CH−CH=CHを構成して、ベンゾ融合環を形成し、基C(=O)−Y はエステル、チオエステルまたはスルホンアミド基である。]を有するN-アル キルアクリダン-9-カルボキシラート誘導体から選択された、請求項1記載の方 法。 21. N-アルキルアクリダン-9-カルボキシラート誘導体が、以下の一般式 : [式中、R3は、H、Clまたはメトキシ基から選択される。]を有する、請求 項20記載の方法。 22. Yが、2,3,6-トリフルオロフェノキシ基である、請求項21記載の 方法。 23. R3がH原子である、請求項22記載の方法。 24. 固相支持体が、試験片、ブロッティング膜、フイルター、ガラススライ ド、プラスチックスライド、マイクロウェル、試験管およびビーズからなる群か ら選択される、請求項1記載の方法。 25. 固相支持体がブロッティング膜である、請求項24記載の方法。 26. 過酸化物が、過酸化水素、過酸化尿素および過ホウ酸塩からなる群から 選択される、請求項1記載の方法。 27. 化学発光ペルオキシダーゼ基質および過酸化物が、フェノールエンハン サーをさらに含む水性試薬組成物中に供給されている、請求項1記載の方法。 28. ペルオキシダーゼ基質を含む組成物が、さらに界面活性剤を含む、請求 項27記載の方法。 29. ペルオキシダーゼインヒビターが、過酸化水素を単独またはアジドイオ ン、シアニドイオン、フッ素イオン、イミダゾール、フェニルヒドラジンおよび 過ヨウ素酸塩と組み合わせたものから選択される、請求項1記載の方法。 30. ペルオキシダーゼインヒビターが過酸化水素である、請求項1記載の方 法。
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