JP2002511137A - タイヤ均一性装置の測定確度を高める方法 - Google Patents

タイヤ均一性装置の測定確度を高める方法

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JP2002511137A JP50875298A JP50875298A JP2002511137A JP 2002511137 A JP2002511137 A JP 2002511137A JP 50875298 A JP50875298 A JP 50875298A JP 50875298 A JP50875298 A JP 50875298A JP 2002511137 A JP2002511137 A JP 2002511137A
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バーネット、オウディス、ウェンデル、ジュニア
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ザ グッドイヤー タイヤ アンド ラバー カンパニー
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Abstract

(57)【要約】 タイヤ均一性装置によって発生された振動信号に対して、追加のロードセル(負荷セル)によって発生された信号を対応する測定ロードセルによって発生された信号に組合わせることによって、タイヤ均一性装置の測定確度を高くする方法。

Description

【発明の詳細な説明】 タイヤ均一性装置の測定確度を高める方法 発明の分野 本発明は、機械の測定確度を高める分野に関し、特に、追加のロードセル(負 荷セル;load cell)によって発生した差動信号を測定ロードセルによって発生し た信号に組み合わせてタイヤ均一性(ユニホミティ;uniformity)装置の振動に よって発生した信号を打ち消すことにより、タイヤ均一性装置の測定確度を高め る方法に関する。 発明の背景 空気入りタイヤの技術においては、タイヤモールド内のゴムの流れ、またはベ ルト、ビード、ライナー、トレッド、ゴム引きコードのプライ等の寸法の小さな 差が、時に、最終のタイヤに不均一性をひき起こすことがある。十分な大きさの 不均一性のために、その上でタイヤが転動する道路などの表面上での力の変動が もたらされ、そのために、そのタイヤが装着されている車両での振動や迷惑な音 が発生したりする。力の変動の原因がどのようなものであれ、そのような変動が 許容最高レベルを超えると、そのようなタイヤを使用している車両の乗り心地が 悪影響を受けることになる。 過去において、削りなどの手段によってタイヤの肩領域(ショルダー)及び/ または中央領域からゴムを除去することによって、過大な力の変動を修正する方 法が開発されている。それらの修正方法は、自由に回転するロードホイール(lo ad Wheel)の表面に対して試験タイヤを回転させる組立体を含むタイヤ均一性装 置(tire uniformity machine)によって、一般に実施されている。この試験装 置では、回転しているタイヤによって及ぼされる力に依存するやり方でロードホ イールを移動させ、それらの力は適切に置かれている測定装置、例えばロードセ ルによって測定される。測定されているタイヤが許容結果より劣る結果を生ずる と、測定装置によって検出された不均一性の正確な場所において少量のタイヤト レッドを除去するために、肩(ショルダー)削り機及び中央リブ(センターリブ )削り機が用いられる。タイヤを回転させるにつれて、タイヤの測定と削り とが同時に行われる。オハイオ州アクロン(Akron)所在のAkron Standard Co.( アクロンスタンダード社)から入手できる型番D70LTWなどの高性能タイヤ 均一性装置(TUM)では、力測定値がコンピュータによって解析され、コンピ ュータによって制御される削り機を用いてタイヤトレッドからゴムが除去される 。これらの方法を用いるタイヤ均一性装置の例が、米国特許第3,739,533号、第3 ,946,527号、第4,914,869号及び第5,263,284号明細書に開示されている。 タイヤ均一性装置によって発生するどのような振動も、その力変動測定素子す なわちロードセルによって検出される。外部源によってひき起こされる少量の振 動は許容できる。その理由は、この外部ノイズを除去するために電子フィルタが 用いられるためである。しかし、モーター軸受が磨耗した場合、またはと石(砥 石)車が破損したり不適切に装着されている場合、あるいはタイヤ均一性装置の 外部の機械からのノイズや振動が存在する場合、過大な振動が起きることがある 。力測定素子すなわちロードセルによるこの過大な振動の検出のために、タイヤ 均一性装置で測定されているタイヤの力変動の不正確な測定がもたらされること がある。そうするとタイヤの過大な力変動をなくすためにタイヤトレッドの誤っ た場所が削られる結果となることがあり、そのために削り時間が長くなって処理 されるタイヤ本数が少なくなり、またスクラップタイヤが増加する結果となる。 現在のところ、過大な変動を検出する先行技術の方法は、可動加速度計を有す る外部振動解析機を使用することである。技術者は、手作業で、その外部振動解 析機をタイヤ均一性装置の種々の点に置いてみる。この技術の問題点は、機器が 高価であり、振動解析を完了するのに何時間もかかり、その結果としてタイヤ均 一性装置が停止している時間のために経費が高くつくことである。また、装置の 欠点が通常はあまり頻繁には見付からないために、しばしば、より費用がかかる 損傷が発生する前に問題が発見されないことである。 上記のように、これまでにもそして現在も引き続いて、タイヤの不均一性を修 正するための正確度を一層高くする努力が払われている。しかし、先行技術では 、修正されるタイヤにおける力変動が測定されまたタイヤを削ることによって減 少させられる前に、及びその最中に、タイヤ均一性装置において外部振動を絶え ず検出および修正することは、何も示唆されていない。 発明の概要 本発明に従って、タイヤ均一性装置の測定確度を高くする装置が得られる。こ の装置は、自由に回転するロードホイールが装着されているロードホイールスピ ンドルを支持する主ロードセルを含む。各追加のロードセルが、対応する主ロー ドセルにきわめて近接して、タイヤ均一性装置に装着される。各追加の負荷セル には、固定された質量が取り付けられている。電気信号調整器は、主ロードセル によって発生した力測定電圧信号をコンピュータへ入力できる力測定信号に変換 する複数の信号変換部を含む。複数の差動入力部が、追加のロードセルからの差 動電圧信号をコンピュータへ入力できる差動信号に、変換する。力測定信号と差 動信号とを加え合わせて測定信号と差動信号との差をコンピュータへ出力するた めに、信号加算部が設けられる。 また本発明に従って、タイヤ均一性装置の測定確度を高くする方法は、次のス テップを有する。タイヤ均一性装置の振動によって発生した力が、スピンドルに 自由に回転するように装着されたロードホイールを有するタイヤ均一性装置のそ のロードホイールスピンドルを支持する主ロードセルによってモニタされ、力測 定電圧信号がそれに応答して生成される。タイヤ均一性装置の振動によって発生 した力は、タイヤ均一性装置に装着されている追加のロードセルでモニタされ、 それに応答して差動電圧信号が生成される。主ロードセルによって発生した力測 定電圧信号がアナログ電圧測定信号に変換される。差動出力電圧信号は反転され てアナログ差動信号に変換される。アナログ電圧測定信号及びアナログ差動電圧 信号が加え合わされ、それらの差に等しい加え合わされたアナログ電圧信号がコ ンピュータに入力されて、タイヤ均一性装置によって発生した振動力の影響をほ ぼ打ち消す。 本発明の目的は、タイヤ均一性装置において外部振動の量を測定する方法を得 ることである。 本発明の別の目的は、先行技術の方法の諸問題と諸制約とを除去することであ る。本発明の他の目的は以下の説明及び請求の範囲から明らかであろう。 図面の簡単な説明 本発明のこの好適な実施態様の構造、動作および諸利点は、添付図面を参照し て以下の説明を考察すると一層明らかになるであろう。 図1は、タイヤが装着されている本発明のタイヤ均一性装置の平面図の概略図 解である。 図2は、タイヤの力変動に応答して出力信号を発生する2つの主ロードセルの 間に装着されているロードホイールと、タイヤ均一性装置のフレームに装着され ている2つの追加の負荷セルと、タイヤ均一性装置が拾った外部振動を検出して 打ち消す電気回路とを示す、図1の2−2線の向きの側面図の概略図解である。 図3は、主ロードセルの1つを対応する追加の負荷セルに相互に接続する電気 回路の概略図解である。 まとめて図4とする図4A及び図4Bは、本発明の方法の流れ図である。 発明の詳細な説明 図1及び図2を参照して、タイヤ12を装着するように構成されている本発明 のタイヤ均一性装置(TUM;tire uniformity machine)10が示されている。 タイヤ12は、典型的には空気入りタイヤであって、上肩領域と、下肩領域と、 上肩領域と下肩領域との間の中央領域とを含む円周方向タイヤトレッドを有する 。タイヤ12は、タイヤスピンドル16に固定されているリム14に装着するこ とできて、所望の圧力まで膨脹させることができる。仮想線で示されている可変 速モータ17が、タイヤスピンドル16とリム14を回転させる。タイヤ12は 、ロードホイール18によって、負荷が加えられた状態に置くことができる。ロ ードホイール18は、そのロードホイールを貫通して延びるとともに各端部が主 ロードセル22,24により懸架されている固定スピンドル20に、回転できる ようにして支持されている。主ロードセル22,24は、タイヤ均一性装置のフ レーム支え26、28にそれぞれ装着されている。各主ロードセル22,24は 、ロードホイールが回転する際の回転軸に平行な方向に、タイヤ12によってロ ードホイール18に対して加えられる横方向の力を測定するために従来から用い られている横方向ロードセル部を含む。主ロードセル22,24は、タイヤ12 とロードセル18との交差点において、ロードホイールがそのまわりを回転する スピンドルを介してタイヤ12によってロードホイール18に加えられる半径方 向の力を測定するために従来から用いられている半径方向ロードセル部も含む。 本発明の重要な面は、図示のように、主ロードセル22,24にきわめて近接 してフレーム支え26、28などにそれぞれ装着されている追加のロードセル3 0,32を備えていることに関する。各追加のロードセル30,32は、そこに 取り付けられたおもり34,36などの、主ロードセル22,24のおのおのに それぞれ取り付けられている固定質量を模するための固定質量をそれぞれ有する 。追加のロードセル30,32が1つの場所でフレーム支え26,28に装着さ れている様子が示されているが、それらが主ロードセル22,24に非常に近接 して主ロードセル22,24と同じ向きに向けられている限り、追加のロードセ ル30,32をTUM10の他の場所に装着することは、本発明の範囲内である 。 タイヤ12の非均一性の試験中は、膨脹させられているタイヤに指定された力 (例えば、約272.2〜861.8kg(600〜1900ポンド))を負荷 して道路条件を模するために、ロードホイール18は、タイヤに押し付けられる 。スピンドル20は、軸受ブロック(図示せず)に取り付けられ、ボール−ねじ 連結を介して動作する電動機(図示せず)などの従来の手段によって動かされて 、ロードホイール18を動かしてタイヤ12に接触させたり、タイヤ12との接 触から解除したりする。 肩削り組立体38が、タイヤ12に関して、ロードホイール18からほぼ18 0°の所に配置されている。肩削り組立体38は、ほぼ同一の上肩削り機40a と下肩削り機40b(上肩削り機40aのみを示し、かつ説明する)を含む。そ れらの削り機は、モータによって動力を供給されて、タイヤ12の肩領域に接触 させられたり肩領域との接触から外されたりするように独立に動かされると石車 (grinding wheel)を含む。図示するように、上肩削り機40aは、モータ44 aによって動力を供給されるとともに液圧サーボ装置(図示せず)などの従来の 任意の手段によってタイヤ12の肩領域に接触させられたり接触から外されたり するように動かすことができると石車42aを含む。ホイール12の近くに、タ イヤ12を中心としてロードホイール18から逆時計回りに約90°離れて、中 央削り機組立体46が配置されている。中央肩削り機48は、モータ50によっ て動力を供給されるとともに液圧サーボ装置(図示せず)などの、従来の手段に よってタイヤ12のトレッドの中央領域に接触させられたり接触から外されたり するように動かすことができると石車48を含む。 半径方向及び/または横方向の力の振幅に比例する電圧信号が、主ロードセル 22,24によって生成され、線52,54をそれぞれ介して電気信号調整器5 6に入力される。電気信号調整器56は、主ロードセル22,24によってそれ ぞれ発生した力測定電圧信号を、コンピュータ62に入力してそれに記憶できる ように調整された信号に変換する、ほぼ同一の信号変換部58,60を含む。信 号変換部58,60は、図3に示すように、線52,54によって主ロードセル 22,24にそれぞれ接続されている少なくとも1つの増幅器64をおのおの含 む。増幅器64からの増幅された出力信号は、線66を介してアンチエイリアシ ングフィルタ(anti-aliasing filter)68に送られて、増幅されたロードセル 信号に含まれている高周波数成分がアナログ−デジタル変換においてエイリアシ ングをひき起さないように、主ロードセル22,24からの高周波出力、すなわ ち約45ヘルツより高い成分を遮断する。電気信号調整器60は、線72を介し てアンチエイリアシングフィルタ68に直列に接続されている低域通過フィルタ 70も含む。信号の帯域幅がタイヤ及びロードホイールによって発生する周波数 に限定されるように、低域通過フィルタ70は、増幅器64の増幅された出力信 号からの、16ヘルツより高い周波数を減衰する。下記のように、低域通過フィ ルタ62からの出力信号は、線74,76を介して、信号加算部78,80へそ れぞれ送られる。 本発明は、TUM10の指定された仕様、すなわち、機械10によって発生し または誘導された外部振動によって主としてひき起される外部振動のない条件の 下で動作する、という仕様からの逸脱の測定及び解消に向けられている。外部振 動は、モータによって駆動されるタイヤスピンドル16、タイヤ削り組立体38 、中央削り組立体46などの部品を回転させることによって、モータ軸受の磨耗 、欠陥があるまたは不適切に取り付けられていると石車、及び/またはタイヤ均 一性装置10の外部の機械からのノイズや振動、によってひき起される。TUM 10の動作において用いられる多数の要求された測定のための主センサーは、通 常は、電気的差動モードにある主ロードセル22,24である。この事実が、主 ロードセル22,24の固有の低インピーダンスに組み合わされて、通常、TU M 10における適切な質の信号出力をもたらす。しかし、主ロードセル22,24 は、タイヤの力測定によって発生した信号成分と、TUM10によって発生しま たは拾われた外部振動によって発生した振動成分すなわち力成分とを識別するこ とはできない。 外部振動によって悪化している主ロードセル22,24の読取りの問題を克服 するために、主測定ロードセル22,24と同じ方向に向けられかつ主測定ロー ド負荷セルに非常に近接するように、主ロードセル22,24とほぼ同じ特性を 持つ追加のロード負荷セル30,32が、それぞれ、TUM10に装着されてい る。追加のロードセル30,32には、おもり34,36などの固定質量がそれ ぞれ取り付けられている。追加のロードセル30,32からの出力電圧信号は、 電線対80,81を介して、ほぼ同一の差動入力部84,86へそれぞれ送られ る。差動入力部84,86はほぼ同一であるので、差動入力部86のみを示して 説明する。図3を参照して、電線対82は、差動入力部86において反転されて 利得調整増幅器88に入力される。利得調整増幅器88から出力される差動電圧 信号は、次に線90へ送られて、位相調整増幅器92に入力される。位相調整増 幅器92からの電圧出力信号は、その後、線94を介して、信号加算部78に出 力される。線76,94を通る電圧信号は、抵抗96,98をそれぞれ介して送 られ、その後で線100で組み合わされて加算増幅器102に入力される。加算 増幅器102は、線94,76からの電圧信号を差し引き、その結果としての加 算増幅器102からの増幅された信号は、その後で信号加算部82から線106 を介してコンピュータ62に出力される。同時に、信号加算部78からの結果と しての増幅された信号が、線106を通じてコンピュータ62に出力される。 各追加のロードセル30,32及び対応する主ロードセル22,24は、TU M10がロードホイール18で負荷なしで動作している時は、事実上、同じノイ ズ及び振動を測定する。主ロードセル22,24とそれらに対応する追加のロー ドセル30,32は差動モードで動作するので、追加のロードセルからの信号線 対81,82を、電気的な悪影響なしに、図3に示すように、反転できる。この 構成を用いて、TUM10における正の振動が、主ロードセル22,24からの 正信号出力と追加のロードセル30,32からの負信号出力とを発生する。対応 する主ロードセル及び追加のロード負荷セル22と30、24と32及びそれら のセルのおのおのに取り付けられている質量が同一であると仮定すると、信号変 換部58,60から線74,76を通じて出力される2つの出力電圧信号と、差 動入力部84,86から線95,94を通じて出力される2つの差動出力電圧信 号とは、信号加算部78,80において、理論的には相互に打ち消し合う。しか し、対応する主ロードセル及び追加のロードセルとの間のわずかに異なる場所に よって引き起こされる位相シフトのために、非常に小さい残留誤差が依然として 存在するかもしれない。追加のロードセル30,32の質量34,36と、主ロ ードセル22,24におのおの組み合わされている質量との間の差を考慮に入れ て、増幅器88の利得を調整できる。増幅器92は、対応する主ロードセル22 ,24に対する追加のロードセル30,32の場所の違いを補正するために調整 することができる、位相角調整を行う。すなわち機械10は、モータ及び削り機 などの回転部を停止させたままで較正できる。まずデンマークのBeuel & Kjaer からの型番2706パワー増幅器及び型番4808シェーカーなどの従来の振動 発生機によって、機械10内で外部振動が誘起される。コンピュータ62によっ て計算されるように加算部78,80によって出力された出力電圧信号の差が最 小になるように、追加のロードセルからの電圧出力信号の利得と位相が、部分8 4,86内の増幅器88,90によって調整される。この較正は、TUM10内 で誘起されて主ロードセル及び追加のロードセルによって拾われる振動信号を実 効的に打ち消す。 図4を参照する。この図には本発明の流れ図が示されている。本発明の電気信 号調整器56が組み込まれているTUM10がロードホイール18によって加え られる力なしに動作しているとき、線104,106を介してコンピュータ62 に入力される電圧信号はゼロに近い。ロードホイール82によって負荷がタイヤ 12に加えられると、測定ロードセル22,24が、追加の負荷プラス回転部品 及び任意の外部振動によって発生した振動成分に応答する。追加のロードセル3 0,32は、回転部品及び任意の外部振動によって発生した振動成分のみを観測 するだろう。対応する主ロードセル及び追加のロードセル22,30と24,3 2からの電圧信号が加算部78,80において差し引かれると、主ロードセルに よって測定された振動成分が打ち消される。主負荷セル22,24によって発生 した残りの信号成分は、ほとんどの部分が、ロードホイール18に対するタイヤ の負荷力からの結果である。すなわち、信号加算部78,80から出力されてい る2つのアナログ信号は、所定の時間中にロードホイール18に対して負荷され ているタイヤ12によって発生する非常に低い背景ノイズを有する、モニタされ ている横方向及び/または半径方向の力に対応する。 コンピュータ62は、加算部78,80から入力されているアナログ信号を独 立に所定時間サンプリングして、それらのアナログ信号をデジタル信号に変換す る。次に、コンピュータ62は、モニタされている追加のロードセル信号の分だ け小さい主ロードセル信号のおのおのに対して、在来型の高速フーリエ変換(F FT)を用いて、デジタル信号を周波数ドメイン信号表現に変換する。各主ロー ドセル信号に対して独立にFFTを計算することによって、各主ロードセルに対 する位相シフトを計算でき、スペクトラム中に存在する各周波数に対して修正テ ーブルが生成される。また、各主ロードセル22,24に対してFFTの結果を 保存することによって、タイヤに荷重をかけることなく動作している間に信号を 定期的に得ることができ、新しいFFTを計算でき、その新しいFFTを元のF FTと比較できる。TUM10の各回転部品の周波数スペクトラム及び信号を比 較すると、オペレータが回転部品のある部分の異常を発見することが可能になる 。異常によって警報信号を発生できる。 その後で、「タイヤ均一性装置のための機械振動解析方法(Method of Machine Vibration Analysis For The Tire Uniformity Machine)」という名称の前記米 国特許出願に説明されているように、コンピュータ62は、ヘルツで表わした離 散周波数成分対ポンドで表わした離散周波数成分の振幅または大きさのパワース ペクトラムを計算するために、周波数ドメイン信号表現に対して動作する。その 後で、選択された周波数成分が、タイヤ均一性装置10の種々の動く部分の臨界 周波数を表わす周波数の選択された集合と比較される。動く部分が動作するよう に設計されている臨界周波数を表わす、選択された周波数集合に対して許容でき る振幅が、コンピュータに入力される。加算部78,80によって出力された電 圧信号から発生した種々の周波数群の振幅が、タイヤ均一性装置の種々の動く部 分に対応する選択された周波数群に対する許容振幅より大きい場合には、コンピ ュータによって警報信号が出力される。警報信号は、タイヤ均一性装置10の回 転する部分に欠陥があることを示す。警報信号は、タイヤ均一性装置10が許容 限度を超えるレベルで振動していることを機械の操作者に警報するために、表示 モニタに入力でき、及び/または、光警報器または可聴警報器すなわちベルまた はブザーなどの警報装置を起動させるために用いることができる。タイヤ均一性 装置10の動く構成部分または望ましくない振動をひき起こす外部振動源を、「 タイヤ均一性装置のための機械振動解析方法(Method of Machine Vibration Ana lysis For The Tire Uniformity Machine)」という名称の出願に全体として説明 されているようにして、分離できる。 「空気入りタイヤにおける円錐形度、半径方向の逃げ、および力の変化の修正 方法(METHOD OF CORRECTING CONICITY,RADIAL RUN OUT,AND FORCE VARIATIONS IN A PNEUMATIC TIRE)」という名称の本発明の譲り受け人であるザ グッドイ ヤー タイヤ アンド ラバー カンパニー(The Goodyear Tire & Rubber Co., )に譲渡された米国特許出願番号08/534,809号に開示されているように、タイヤ 12の円錐形度(conicity)、横方向力の値、半径方向の逃げ及び半径方向の力の 値を決定し、実行する修正削り動作を制御するために、コンピュータ62は、通 例通りプログラムされ、要求に応じて肩削り組立体24と中央削り機組立体26 を配置するために、それらの削り組立体に接続されている。 また、追加のロードセルの容量と、追加のロードセルに取り付けられている基 準おもりの質量とを率に応じて計ることによって、装着を容易にするために基準 となるおもり34,36の質量及び物理的寸法を減少することも、本発明の範囲 内である。 タイヤ均一性装置に関連して本発明を説明しているが、ロードセルを組み込ん でいる他の種類の機械内で誘起される外部振動をなくすことも、本発明の範囲内 である。 本発明にしたがって、前記した諸目的、諸手段及び諸利点を満たすように、タ イヤ均一装置の振動に対応する主測定負荷セルの信号部分を打ち消すために、主 ロードセルによって発生した信号から追加のロードセルによって発生した差動信 号を差し引くことによりタイヤ均一性装置の測定確度を高める装置及び方法が提 供されたことは、明らかである。 本発明の実施態様との組み合わせで本発明を説明したが、多くの代替例、修正 、変更が上記教示に照らして当業者には明らかであることは明白である。したが って、添付した請求の範囲内に入るそれらの代替例、修正、変更の全てを含むこ とを本発明は意図するものである。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. タイヤ均一性装置の測定確度を高める装置であって、 自由に回転するロードホイールが装着されているロードホイールスピンドルを 支持する複数の主ロードセルと、 前記複数の主ロードセルの対応するものに非常に近接して前記タイヤ均一性装 置におのおの装着され、かつそれぞれ固定質量が取り付けられている複数の追加 のロードセルと、 電気信号調整器と、を有し、 前記電気信号調整器が、 前記複数の主ロードセルによって生成された力測定電圧信号を、コンピュータ へ入力できる力測定信号に変換する複数の信号変換部と、 前記複数の追加のロードセルからの差動電圧信号を、前記コンピュータへ入力 できる差動信号に変換する複数の差動入力部と、 前記力測定信号と前記差動信号とを加え合わせて、前記測定信号と前記差動信 号との差をコンピュータへ出力する信号加算部と、を含む、タイヤ均一性装置測 定確度を高める装置。 2. 前記複数の差動入力部のおのおのが、反転されて増幅器に接続されて いる線対を介して前記複数の追加のロードセルの1つに接続され、前記複数の差 動入力部のおのおのが、相互に直列接続されている位相調整増幅器と利得調整増 幅器とを有する請求の範囲1に記載の装置。 3. 前記複数の信号変換部のおのおのが、線によって前記複数の主ロード セルの1つに接続されている少なくとも1つの増幅器を含む請求の範囲2に記載 の装置。 4. 前記複数の信号変換部のおのおのが、前記少なくとも1つの増幅器の 出力端子に直列接続されているアンチエイリアシングフィルタを含む請求の範囲 3に記載の装置。 5. 前記複数の信号変換部のおのおのが、前記アンチエイリアシングフィ ルタに直列接続されている低域フィルタを含む請求の範囲4に記載の装置。 6. 前記各追加のロードセルに取り付けられている前記固定質量が、前記 複数の主ロードセルのうちの対応する1つに取り付けられている固定質量に対応 するおもりである請求の範囲4に記載の装置。 7. 前記タイヤ均一性装置が、前記自由に回転するロードホイールと、モ ータによって駆動されるスピンドルと、モータによって駆動される複数の回転削 り機とを含む複数の回転する構成要素を有する請求の範囲1に記載の装置。 8. タイヤ均一性装置の測定確度を高める方法であって、 前記タイヤ均一性装置の振動によって発生した力を、自由に回転するロードホ イールが装着されている前記タイヤ均一性装置のロードホイールスピンドルを支 持する主ロードセルによってモニタし、それに応答して力測定電圧信号を発生す るステップと、 前記タイヤ均一性装置の振動によって発生した力を、前記タイヤ均一性装置に 装着されている追加のロードセルでモニタし、それに応答して差動電圧信号を発 生するステップと、 前記複数の主ロードセルによって発生した力測定電圧信号をアナログ電圧測定 信号に変換するステップと、 前記差動出力電圧信号を反転して、アナログ差動信号に変換するステップと、 前記アナログ電圧測定信号と前記アナログ差動電圧信号を加え合わせて、それら の差に等しい加え合わされたアナログ電圧信号を前記コンピュータに入力して、 前記タイヤ均一性装置によって発生した振動力の影響をほぼ打ち消すステップと 、 を備えるタイヤ均一性装置の測定確度を高める方法。 9. 前記追加のロードセルを前記複数の主ロードセルの対応するものに非 常に近接して装着するステップを含む請求の範囲8に記載の方法。 10. 前記複数の主ロードセルの対応するものに取り付けられている固定質 量を模するために、固定質量を前記複数の追加のロードセルのおのおのに取り付 けるステップを含む請求の範囲9に記載の方法。 11. 前記複数の主ロードセルによって発生した前記力測定電圧信号をアナ ログ電圧測定信号に変換するステップが、前記アナログ電圧測定信号を増幅する ステップを含む請求の範囲9に記載の方法。 12. 前記差動出力電圧信号を反転して変換する前記ステップが、前記アナ ログ差動電圧信号を増幅するステップを含む請求の範囲11に記載の方法。 13. 前記加え合わされたアナログ電圧信号をデジタル信号に変換するステ ップと、 前記デジタル信号を周波数ドメイン表現に変換するステップと、 前記周波数ドメイン表現を種々の周波数の振幅を表わすパワースペクトラムに 変換するステップと、 前記種々の周波数の振幅を選択された周波数群に対する許容振幅と比較するス テップと、をさらに含む請求の範囲12に記載の方法。 14. 前記デジタル信号を高速フーリエ変換式で数学的に取り扱うことによ って、前記デジタル信号を周波数ドメイン表現に変換するステップを含む請求の 範囲13に記載の方法。 15. 前記種々の周波数の少なくとも1つが、選択された周波数群に対する 前記許容振幅の少なくとも1つより大きい時に、前記コンピュータから警報信号 を出力するステップを含む請求の範囲14に記載の方法。
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