JP2002511002A - 低い蒸気相水分含有量を維持する使い捨て吸収製品 - Google Patents

低い蒸気相水分含有量を維持する使い捨て吸収製品

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Abstract

(57)【要約】 高性能低再湿潤吸収性コアを呼吸性バックシート材料と組み合わせることにより達成され得るような、実験用マネキン上の相対湿度を測定することにより評価され得るような、使用時に製品と着用者とのあいだに取り囲まれる空間において低蒸気相水分を維持する使い捨て吸収製品。

Description

【発明の詳細な説明】 低い蒸気相水分含有量を維持する使い捨て吸収製品 発明の分野 本発明は、おむつ、失禁製品、衛生タオル、トレーニングパンツなどのような 使い捨て吸収製品に関し、特に、向上した呼吸性能のような向上した皮膚への通 気との組み合わせでの優れた液体処置(handllng)性能を有する製品に 関する。 発明の背景 おむつ、失禁製品、衛生タオル、トレーニングパンツなどのような使い捨て吸 収製品は当該技術において周知である。典型的に、使い捨て吸収製品は、着用者 の身体に面する液体透過性トップシート、着用者の被服に面する液体不透過性バ ックシート、液体透過性トップシートとバックシートの間に介在する吸収性コア 、および着用者の身体と固定関係にコアを維持するための手段を具備する。 尿、便または経血のような身体滲出物を受容するために、製品は着用者の身体 のある部分を覆わなければならない。一般的に、本発明の製品は、滲出物の適切 な貯蔵を考慮して着用者の身体の相当大きな部分さえ覆う。この被覆は製品の機 能の本質的な要素であるけれども、製品はまた、着用者の快適さに対する影響を 通り越して、皮膚に対して圧力を及ぼすことにより、または皮膚のある種の部分 に閉塞を作り出すことにより、そしてそれにより特に着用者が発汗についての傾 向を有する条件の下で皮膚の過剰な水和を潜在的に誘発するような皮膚に対する 好ましからぬ影響を誘発もし得る。 空気が皮膚に達することを可能にし、このようにして潜在的な閉塞効果を最小 化することによるか、および/または水蒸気が皮膚の表面から除去されることに よるかのいずれかにより過剰に水和した皮膚を許容可能なレベルまで脱水するこ とを可能とすることにより着用者の皮膚の状態を改善することを目的として多数 の試みが開示されてきた。一般的に、その様なメカニズムは「呼吸性」または「蒸 気もしくは湿分透過性」と称される。 多数のその様な出願は、EP−A−0,104,906、EP−A−0,17 1,041、EP−A−0,710,471において記載されている生理用品ま たはいわゆる「パンティライナー」のような女性用衛生用品を目的とする。その 様な製品は一般的に、例えば、女性用衛生製品のためのものを有意に超える理論 的能力をしばしば意図する乳児用おむつまたは成人失禁製品と比較したとき、相 対的に小さな流体貯蔵能力を有する。 その様な呼吸性材料は、US−A−5,628,737において記載される開 孔により、または小さなボイドが極めて小さなクラックと同様にフィルムの中に 作り出されているEP−A−0,238,200、EP−A−0,288,02 1、EP−A−0,352,802、EP−A−0,515,501、US−A −4,713,068において記載されている「マイクロポロシティ」特性を利 用することにより空気/蒸気透過性とされたフィルムのようなさまざまの種類の ウエブであり得る。WO94/23107、WO94/28224、US−A− 4,758,239、EP−A−0,315,013のすべては、空気/蒸気が 容易に構造の相対的に大きなポアを通過する繊維性テキスタイルまたは不織ウエ ブであり得る別の呼吸性材料を記載する。その様なウエブは、EP−A−0,1 96,654において記載されるようなその液体不透過特性を向上させるように 処理されるかまたは処理されないかのいずれかである。WO95/16562に おいて、呼吸性フィルムを有する不織布のラミネートが開示されている。WO9 5/16746におけるような更なる開示は、水分子が拡散通過することを可能 とする他の材料に関する。また、上記の要素のいずれかのさまざまの層を含むさ まざまの材料の組合わせもまた周知である。 一般的に、すべての材料は気体透過性と液体不透過性のある種の相殺状態(t rade off)を示す。このことは、増加がより容易な気体透過を可能とす るが、またより容易な液体透過も可能とするある種の材料のポアサイズに注目す るとき特に明らかとなる。特にその様な材料がコア領域におけるような製品の液 体保持領域を覆うために用いられるとき、後者は好ましくないであろう。 特に、乳児用おむつまたは成人失禁おむつのような相当量の液体を受容するよ うに設計された製品については、非呼吸性材料により(吸収性コアとしばしば称 される)液体吸収部分を覆うが、呼吸性材料で作られた、製品の他の部分を有す ることによるような、製品の一部のみを呼吸性に維持することについて他のアプ ローチが目指される。 結局、先行技術は、被覆材料の呼吸性を改善するかまたは製品の一部のみを完 全に呼吸性に維持することを目標とする。 しかしながら、先行技術は、製品のある領域において選択的に材料を組み合わ せることにより、特に製品の吸収性コアの吸収特性の利益を利用することにより 特定の利益が達成され得ることを認識することを見落としてきた。 吸収製品の吸収性コアは、吸収製品のトップシート上に最初に溜まる排出物を 獲得し、分配し、貯蔵することが可能であることを必要とする。好ましくは、吸 収性コアの設計は、排出物がトップシートの表面上に蓄積せず、またはそこから 流出しない意図とともに、排出物が吸収製品のトップシート上に溜まった実質的 に直後にコアが排出物を獲得するようにする。と言うのは、この事は外側の着衣 を濡らすことおよび着用者にとっての不快さを導き得る吸収製品による不十分な 流体含有となり得るからである。排出があった後は、着用者の皮膚の過剰な水和 を回避するように排出された流体を確実に保持することは吸収製品の本質的な機 能である。吸収製品がこの点において良好に機能しないならば、しばしば「再湿 潤」ともまた呼ばれる吸収性コアから皮膚に戻る液体は皮膚の状態に対して不利 益な影響を有し得るものであり、それは、過剰な水和、続いて皮膚の刺激につい てのより強い傾向となり得る。 特に、製品の嵩高さまたは厚さについての所望の縮小のような更なる要求がも たらされたときに、吸収製品またはコアの流体操縦特性を向上させるための多く の試みが存在した。その様な効果は、1996年3月29日に出願された欧州特 許出願96105023.4において、のみならず、US−A−4,898,6 42、EP−A−0,640,330、EP−A−0,397,110、EP− A−0,312,118においても検討されている。 しかしながらこれまでは、そのアプローチは、高い通気を目的とすることによ るか、または液体の再湿潤を最小化することを目的とするかのいずれかにより、 良好な皮膚の状態を維持することであった。しかしながら、2つのメカニズムの あいだには相互作用が存在すること、従って、すなわち極めて良好な呼吸性を可 能とする極めて良好に皮膚を乾燥化するバックシート材料となる極めて良好な液 体操縦性能を有する製品を組み合わせること、及び特に、はるかに向上した効果 を与える新規なデザインでその様な要素を配列することにより向上した方式で両 方のアプローチを利用することを可能とすることが十分に認識されてこなかった 。その様な良好に機能する製品が液体透過性についてはるかにより寛容な設計の コアを覆うバックシート材料を可能とし、したがってさらにより高い空気/蒸気 透過性を可能とすることが実現されてこなかった。 先行技術は、獲得または流出性能の様な吸収製品の液体操縦能力を評価するこ とについて、または再湿潤性能のような直接接触のときに製品が着用者の皮膚に 対して有し得る影響に対して強い強調をおいたけれども、製品の中の気体相また は蒸気相の関連性は十分に考慮されてこなかった。特に、蒸気相が着用者の皮膚 に対する水分の影響について優位にある領域においては、蒸気の水分はその様な 製品についての重要なデザインパラメーターとして十分に認識されてこなかった 。また、呼吸性材料が着用者の皮膚の状態に対して有する影響を評価することは 困難である。 従って、本発明の目的は、製品の中の気体体積の水分含有量のより良い制御を 可能とすることにより着用者の皮膚の水和状態に対してより欠点の少ない効果を 有する使い捨て吸収製品を与えることである。 更なる目的は、延長された着用及び負荷状況を通して低い蒸気相の水分含有量 を維持する製品を提供することである。 発明の概要 実験室用マネキンで相対湿度を測定することにより評価され得るような、呼吸 性バックシート材料と高性能低再湿潤吸収性コアを組み合わせることにより達成 され得るような、使用時に製品と着用者とのあいだに取り囲まれる空間中に低蒸 気相水分を維持する使い捨て吸収製品。 図面の簡単な説明 図1は、吸収製品についての例としてテープの付けられた乳児用おむつを摸式 的に示す。 図2は、吸収製品についての例としてプルアップ乳児用おむつを模式的に示す 。 図3は、マネキン相対湿度試験についての試験装置設定を示す。 図4は、獲得試験のための試験設定を示す。 図5は、獲得後コラーゲン再湿潤方法についての試験設定を示す。 詳細な説明 吸収製品−一般 ここで用いられるものとして、「吸収製品」と言う術語は、身体滲出物を吸収 し、含有するデバイスを称し、より具体的には、身体から排出されるさまざまの 滲出物を吸収し、含有する着用者の身体に当接または近接して配置されるデバイ スを称する。 「使い捨て」と言う術語は、ここでは、洗濯されるかまたはさもなければ吸収 製品として修復されるかまたは再使用されることが意図されない吸収製品を記載 するために用いられる(すなわち、それらは使用の後に廃棄され、好ましくはリ サイクルされ、堆肥化され、またはさもなければ環境に受け入れられる様式で処 理されることが意図される)。 本発明のコンテキストの範囲で、吸収製品は以下を具備する、すなわち、 a)着用者に向かって配向する側について、内側表面を形成し、少なくともそ のある領域において滲出物が貫通することを可能とするトップシートを含み、反 対側に、製品の外側表面を形成し、着用者の被服のような外側に対して吸収性コ アを隔てるバックシートを含む、(下位構造および/または包装材料から成り立 ち得る)吸収性コア。 b)着用者に対して製品を維持する閉鎖要素のような形態または弾性を具備す るシャーシ要素。また、内側表面を形成するトップシートとバックシートを具備 する。吸収性コアのバックシートおよびトップシート材料はシャーシ領域におけ るそれぞれの材料と一体的であり得る、すなわち、バックシートは吸収性コアを 覆いうるし、同じ材料またはシートはシャーシ領域に伸び得るものであり、それ により、例えば、脚部弾性体などの様な形態を覆う。 図1は、おむつである本発明の吸収製品の1つの態様の平面図である。 おむつ20は、その平坦に伸ばされ、収縮していない状態で(すなわち、弾性 がその弛緩した状態で存在しないサイドパネルを除いて弾性的に誘発された収縮 が引き伸ばされた)図1において示され、構造の一部はおむつ20の構造をより 明確に示すために切欠され、着用者からはなれて面するおむつ20の部分、すな わち外側表面52は見るものに面している。図1において示されるように、おむ つ20は、液体透過性トップシート24、トップシート24と結合する液体不透 過性バックシート26、トップシート24とバックシート26との間に位置する 吸収性コア28、弾性サイドパネル30、弾性脚部カフス32、弾性腰部形態3 4、36と称される一般的にマルチプライの2重テンションファスナーシステム を具備する閉鎖システムを具備する。2重テンションファスナーシステム36は 好ましくは1次ファスナーシステム38および腰部閉鎖システム40を含む。1 次ファスナーシステム38は好ましくは1対の固定部材42および着地部材44 を具備する。腰部閉鎖システム40は、好ましくは、1対の第1付着コンポーネ ント46および第2付着コンポーネント48を具備するものとして図1において 示される。おむつ20はまた好ましくは、それぞれの第1付着コンポーネント4 6のすぐ下に位置する位置決定パッチ50をも具備する。 おむつ20は、図1において、(図1において見る者に面する)外側表面52、 外側表面52と反対側の内側表面54、第1腰部領域56、第1腰部領域56と 反対側の第2腰部領域58、縦エッジが62と称し、エンドエッジが64と称す るおむつ20の外側エッジにより規定される周辺60を有するものとして示され る。おむつ20の内側表面54は使用の間に着用者の身体に隣接して位置するお むつ20の部分を含む(すなわち、内側表面54は、一般的に、トップシート2 4の少なくとも一部およびバックシート24に結合する他のコンポーネントによ り形成される)。外側表面52は、着用者の身体から離れて位置するおむつ20 の部分を含む(すなわち、外側表面52は一般的に、バックシート26の少なく とも一部およびバックシート26に結合する他のコンポーネントにより形成され る)。第1腰部領域56および第2腰部領域58はそれぞれ、周辺60のエンド エッジ64からおむつ20の横中心線66に伸びる。腰部領域は、それぞれ、中 央領域68および腰部領域の外側横部分を典型的に含む1対のサイドパネルを含 む。第1腰部領域56に位置するサイドパネルは70と称し、一方、第2腰部領 域58のサイドパネルは72と称する。サイドパネルの対すなわちそれぞれのサ イドパネルが同一である必要はないけれども、それらは一方が他方の鏡像である ことが好ましい。第2腰部領域58に位置するサイドパネル72は横方向に弾性 的に伸長性であり得る(すなわち、弾性化されたサイドパネル30)。(横方向 (x方向すなわち幅)はおむつ20の横中心線66に平行な方向として定義され る。縦方向(y方向すなわち長さ)は縦中心線67に平行な方向として定義され る。および軸方向(Z方向すなわち厚さ)はおむつ20の厚さを通して伸びる方 向として定義される)。 図1は、トップシート24およびバックシート26がコアおよびシャーシ領域 を横切って一体的であり、吸収性コア28の寸法より一般的に大きな長さおよび 幅寸法を有するおむつ20の特定の実施態様を示す。トップシート24およびバ ックシート26は吸収性コア28のエッジを越えて伸び、それによりおむつ20 の周辺60を形成する。周辺60は外側の周囲、すなわち言葉を変えればおむつ 20のエッジを規定する。周辺60は縦エッジ62およびエンドエッジ64を含 む。 それぞれの弾性脚部カフス32は、上記脚部バンド、サイドフラップ、バリア カフス、または弾性カフスのいずれかと同様であるように形成され得るけれども 、それぞれの弾性化された脚部カフス32は、上記参照された米国特許第4,9 09,803号において記載されているようなバリアフラップ85および離間弾 性部材86を具備する少なくとも内側バリアカフス84を含むことは好ましい。 好ましい態様において、弾性化された脚部カフス32は加えて、上記参照された 米国特許第4,695,278号において記載されているようなバリアカフス8 4の外側に位置する、1以上の弾性ストランド105を有する弾性ガスケットカ フス104を具備する。 おむつ20は更に、向上した適合感および封入(containment)を 与える弾性腰部形態34を含み得る。弾性腰部形態34は少なくとも、少なくと も中央領域68の吸収性コア28のウエストエッジ83の少なくとも1つから縦 に外側に伸び、一般的に、おむつ20のエンドエッジ64の少なくとも一部を形 成する。従って、弾性腰部形態34は吸収性コア28のウエストエッジ83から おむつ20のエンドエッジ64に少なくとも伸びるおむつの部分を具備し、着用 者の腰部に隣接して配置されることが意図されている。使い捨ておむつは一般的 に2つの弾性腰部形態を有するように構築され、1つは第1腰部領域に位置し、 1つは第2腰部領域に位置する。 弾性腰部形態34の弾性化されたウエストバンド35は、トップシート24の 一部、トップシート24とバックシート26との間に位置するエラストマー性部 材76およびバックシート26とエラストマー性部材76との間に位置する弾性 部材77を含む好ましくは機械的に伸張されたバイ・ラミネート材料であるバッ クシート26の一部を含み得る。 おむつのこの、並びに他のコンポーネントは、参照により本明細書に組み込ま れるWO93/16669においてより詳細に与えられている。 図2は、本発明が適用され得る吸収製品についての更なる例、すなわち使い捨 てプルアップおむつを示す。使い捨てプルアップおむつ20は吸収性コア22、 コア領域を取り囲むシャーシ21およびサイドシーム10を含む。 外側層またはバックシート層26は、使い捨てプルアップおむつ20の外側を 形成する、すなわち着用者から離れて面するシャーシ21または吸収性コア22 の部分である。外側層26は従順であり、柔軟な感触があり、着用者の皮膚に刺 激が無い。この外側層はコアおよびシャーシ領域またはその部分の両方を覆う一 体的多層であり得るが、またはそれらの領域において異なる材料を含み得る。 内側トップシートまたは内側層24は、製品の内部を形成し、着用者に接触す るシャーシ21またはコア22の部分である。内側層もまた従順であり、柔軟な 感触があり、着用者の皮膚に刺激が無い。 シャーシ領域において、内側層24および外側層26は、弾性イヤーフラップ 部材90、弾性ウエストバンド部材76、および弾性ストランド105にそれら を直接結合させることにより互いに間接的に結合し得るし、弾性ストランド10 5は、弾性イヤーフラップ部材90、弾性ウエストバンド部材76、および弾性 ストランドを越えて伸びる領域で互いに直接結合し得る。 使い捨てプルアップおむつ20のシャーシ21は、好ましくは更に、液体およ び他の身体滲出物の向上した封入を与えるための弾性化された脚部カフス32を 具備する。それぞれの弾性化された脚部カフス32は、脚部領域における身体滲 出物の漏れを減少させるための幾つかの異なる態様を含み得る。それぞれの弾性 化された脚部カフス32は、上記脚部バンド、サイドフラップ、バリアカフス、 または弾性カフスのいずれかと同様であるように形成され得るけれども、それぞ れの弾性化された脚部カフス32は少なくとも1つのサイドフラップ104およ び1以上の弾性ストランド105を具備することが好ましい。 使い捨てプルアップおむつ20のシャーシ21はさらに好ましくは少なくとも 後方部分58において使い捨てプルアップおむつ20のエンドエッジに隣接して 配置される弾性化されたウエストバンド34を具備し、より好ましくは、前方部 分56と後方部分58の両方において配置される弾性化されたウエストバンド3 4を有する。 吸収性コア/コア構造 吸収性コアは一般的に、圧縮可能であり、従順であり、着用者の皮膚に刺激が 無く、尿および他のある種の身体滲出物のような液体を吸収し、保持することが 可能であるべきである。吸収性コアは、限定はされないが、エアフェルトと一般 的に称される細砕された木材パルプ、コフォーム(coform)を含む溶融ブ ローポリマー、化学的に硬化され、修飾され、または架橋されたセルロース性繊 維、ティッシュラップおよびティッシュラミネートを含むティッシュのような使 い捨ておむつおよび他の吸収製品において一般的に用いられる広範な液体吸収ま たは液体操縦材料を含み得る。 吸収構造の例は、1986年9月9日にワイズマン(Weisman)らに発 行された「高密度吸収構造(High−Density Absorbent S tructures)」と言う表題の米国特許第4,610,678号、1987 年6月16日にワイズマンらに発行された「2重層のコアを有する吸収製品(Ab sorbent Articles With Dual−Layered C ores)」と言う表題の米国特許第4,673,402号、1989年12月1 9日にアングスタット(Angstadt)に発行された「ダスチング層を有す る吸収性コア(Absorbent Core Having A Dusti ng Layer)」と言う表題の米国特許第4,888,231号、ベイ ック−ソンタグ(Bewick−Sonntag)らのEP−A−064033 0、米国特許第5180622号(バーグ(Berg)ら)、米国特許第510 2597号(ロー(Roe)ら)、米国特許第5387207号(ラボン(La Von))において記載されている。その様な構造は、吸収性コア28として用 いられるために下記の要求の概要と両立するように採用され得る。 吸収性コアは一体的コア構造であり得るかまたは、次いで1以上の下位構造か ら成り立ち得る幾つかの吸収構造の組合わせであり得る。構造または下位構造の それぞれは、本質的に2次元的伸張(すなわち1層)かまたは3次元形状を有し 得る。 本発明の吸収性コアにおける使用のための材料 本発明のための吸収性コアは、繊維性ウエブまたは繊維性マトリックスを形成 するように繊維性材料を含み得る。 本発明において有用な繊維には、(修飾されたかまたは修飾されていない)天 然産出繊維並びにポリエチレンおよびポリプロピレンのようなポリオレフィンの ような合成製造繊維であるものが含まれる。 本発明による多くの吸収性コアまたはコア構造については、親水性出発材料を 用いることにより、または例えばポリオレフィンに由来する界面活性剤処理され たかまたはシリカ処理された熱可塑性繊維のような親水化された疎水性繊維によ り得られ得る親水性繊維の使用が好ましい。 適切な天然産出繊維は、クラフトおよび亜硫酸プロセスのような周知の化学的 プロセスから得られ得る木材パルプ繊維である。また、例えば、架橋剤が繊維に 適用され得、適用に続いて、このようにして繊維の堅さを増加させ得る繊維内架 橋結合を化学的に形成させる化学的に硬化されたセルロース性繊維が適切である 。繊維を化学的に硬化させる繊維内架橋結合の利用は好ましいけれども、繊維の 化学的硬化のための他のタイプの反応を排除することを意味しない。 個別化された形態での架橋結合により硬化された繊維(すなわち、個別化され 、硬化された繊維並びにその製造のための方法)は、例えば、US−A−3,2 24,926、US−A−3,440,135、US−A−3,932,209 、US−A−4,035,147、US−A−4,898,642dおよびUS − A−5,137,537において開示されている。 加えて、または代わりに、繊維を広範に損傷しない温度で溶融され得るいずれ の熱可塑性ポリマーからも作られるような合成すなわち熱可塑性繊維が吸収構造 中に組み込まれ得る。熱可塑性材料は、ポリエチレンのようなポリオレフィンの ようなさまざまの熱可塑性ポリマーから作られ得る。疎水性熱可塑性繊維の表面 は、例えば、界面活性剤で繊維をスプレーすることにより、繊維を界面活性剤に 浸漬することにより、または熱可塑性繊維の製造の際に溶融したポリマーの一部 として界面活性剤を含ませることによりノニオン性またはアニオン性界面活性剤 のような界面活性剤による処理により親水性にされ得る。溶融および再固形化の 際に、界面活性剤は熱可塑性繊維の表面にとどまる傾向がある。適切な界面活性 剤には、デラウエア州ウィルミントン(Wilmington)のICIアメリ カズ,Inc.により製造されるブリッジ(Brij、登録商標)76のような ノニオン性界面活性剤およびコネチカット州グリーンウィッチ(Greenwi ch)のグリコ(Glyco)・ケミカル,Inc.によりペゴスパース(Pe gosperse、登録商標)商標の下で販売されるさまざまの界面活性剤が含 まれる。ノニオン性界面活性剤に加えて、アニオン性界面活性剤もまた用いられ 得る。これらの界面活性剤は、例えば、熱可塑性繊維の平方センチメートル当り 約0.2から約1グラムのレベルで熱可塑性繊維に適用され得る。 適切な熱可塑性繊維は、単一のポリマーから作られ得る(モノコンポーネント 繊維)か、または1を超えるポリマーから作られ得る(例えば、バイコンポーネ ント繊維)。例えば、「バイコンポーネント繊維」は、異なるポリマーから作ら れる熱可塑性のシースの中に包まれる1つのポリマーから作られるコア繊維を含 む熱可塑性繊維を称し得る。シースを構成するポリマーは、コアを構成するポリ マーとは異なる、典型的にはより低い温度でしばしば溶融する。結果として、こ れらのバイコンポーネント繊維は、コアポリマーの所望の強度特性を保持しなが らシースポリマーの溶融により、熱的な結合を与える。 熱可塑性繊維の場合においては、その強度は、それらの繊維について所望され る特定の融点および他の特性に依存して変化し得る。典型的には、それらの熱可 塑性繊維は、約0.3から約7.5cm長、好ましくは約0.4から約3.0c m長の長さを有する。それらの熱可塑性繊維の融点を含む特性はまた、繊維の直 径(厚さ)を変化させることによっても調整され得る。それらの熱可塑性繊維の 直径は、典型的には、デニール(9000メートル当りのグラム)またはデシテ ックス(10,000メートル当りのグラム、dtex)のいずれかの術語で定 義される。構造の中の具体的配列に依存して、適切な熱可塑性繊維は、0.4デ シテックスのような1デシテックスをかなり下回るところから約20dtexま での範囲のデシテックスを有し得る。 前記繊維性材料は、吸収製品が製造され、空気載置繊維性構造がライン上で形 成されるとき個別化された形態で用いられ得る。前記繊維は、あらかじめ形成さ れた繊維性ウエブまたはティッシュとしてもまた用いられ得る。次いで、それら の構造は、本質的にエンドレスまたは極めて長い形態(例えば、ロール、スプー ル上で)製品の製造に供給され、次いで、適切なサイズに切断される。このこと はコアそれ自体が切断されるときに吸収性コアを形成するように材料が他の材料 と組み合わせられる前にその様な材料のそれぞれについて個別になされ得るもの であり、前記材料はコアと同じ広がりを持つ。その様なウエブまたはティッシュ を作るのには多くの種類が存在し、その様なプロセスは当該技術において極めて 周知である。 繊維性ウエブに加えて、またはその代わりに、吸収性コアは発泡体のような他 の多孔性材料を含み得る。好ましい発泡体は、ハイ・インターナル・フェーズ・ ウォーター・イン・オイル・エマルジョン(高内相油中水型乳化物、HIPEと 以後称する)を重合することにより誘導される連続気泡形吸収性ポリマー性発泡 体材料である。その様なポリマー性発泡体は、1995年11月25日に出願さ れた米国特許出願シリアル番号第08/563,866号(デズマレーズ(De sMarais)ら)、共に係属する1995年10月13日に出願された米国 特許出願シリアル番号第08/542,497号(ダイヤー(Dyer)ら)、 1995年2月7日に発行された米国特許第5,387,207号(ダイヤーら) 、および1993年11月9日に発行された米国特許第5,260,345号( デズマレーズら)において記載されているような必要な貯蔵特性並びに必要な分 配特性を提供するように形成され得る。超吸収性ポリマーまたはヒドロゲル 任意に、およびしばしば好ましくは、本発明による吸収構造は、超吸収性ポリ マーまたはヒドロゲルを含み得る。本発明において有用なヒドロゲル形成吸収性 ポリマーは、多量の液体を吸収することが可能なさまざまの実質的に水に不溶性 であるが水に膨潤性のポリマーを含む。その様なポリマー材料はまた「ヒドロコ ロイド」または「超吸収性」材料とも一般的に称される。それらのヒドロゲル形 成吸収性ポリマーは好ましくは、スルホン酸、およびより典型的にはカルボキシ 基のような多数のアニオン性官能基を有する。ここでの使用にとって適切なポリ マーの例には、重合性で不飽和の酸含有モノマーから調製されるものが含まれる 。 本発明にとって適切なヒドロゲル形成吸収性ポリマーはカルボキシ基を含む。 それらのポリマーには、加水分解されたでんぷん−アクリロニトリルグラフトコ ポリマー、部分的に中和されたでんぷん−アクリロニトリルグラフトコポリマー 、でんぷん−アクリル酸グラフトコポリマー、部分的に中和されたでんぷん−ア クリル酸グラフトコポリマー、鹸化された酢酸ビニル−アクリルエステルコポリ マー、加水分解されたアクリロニトリルまたはアクリルアミドコポリマー、前述 のコポリマーのいずれかのわずかに網状構造に架橋したポリマー、部分的に中和 されたポリアクリル酸、および部分的に中和されたポリアクリル酸のわずかに網 状構造に架橋されたポリマーが含まれる。それらのポリマーは、単独でかまたは 2以上の異なるポリマーの混合物の形態でかのいずれかで用いられ得る。それら のポリマー材料の例は、米国特許第3,661,875号、米国特許第4,07 6,663号、米国特許第4,093,776号、米国特許第4,666,98 3号および米国特許第4,734,478号において開示されている。 ヒドロゲル形成粒子を作ることにおける使用のために最も好ましいポリマー材 料は、部分的に中和されたポリアクリル酸およびそのでんぷん誘導体のわずかに 網状構造に架橋したポリマーである。最も好ましくは、ヒドロゲル形成粒子は、 約50から約95%、好ましくは約75%の、中和されたわずかに網状構造に架 橋した、ポリアクリル酸(すなわち、ポリアクリル酸ナトリウム/アクリル酸) を含む。 上記の様に、ヒドロゲル形成吸収性ポリマーは、好ましくはわずかに網状構造 に架橋している。網状構造の架橋は、ポリマーを実質的に水に不溶性にする働き があり、部分的には、前駆体粒子および得られる巨視構造の吸収能力および抽出 可能なポリマー含有特性を決定する。ポリマーを網状構造に架橋するための方法 および典型的な網状構造架橋剤は、本明細書ですでに参照された米国特許第4, 076,663号およびDE−A−4020780(ダーメン(Dahmen) )において極めて詳細に記載されている。 超吸収性材料は、微粒子形態または繊維性形態で用いられ得るし、またあらか じめ形成された構造を形成するように他の要素と組み合わせられ得る。 個別の要素が別々に開示されてきたけれども、吸収構造または下位構造は、1 以上のそれらの要素を組み合わせることにより作られ得る。 設計能力(Design Capacity)および最終貯蔵能力 変化する最終使用状態または異なる大きさの製品について吸収製品を比較する ことが可能であるために、「設計能力」が適切な尺度であることが見出された。 例えば、乳児は典型的な使用群を表すが、しかし、この群の中でさえ、尿負荷 の量、負荷の頻度、尿の組成は一方で小さな乳児(新生児)から小児まで、のみ ならず例えばさまざまの個々の小児の間で広く変化するであろう。 もう1つの使用者の群は、いまだある種の形態の失禁を患っているより大きな 子供であろう。 また、失禁成人も、一般的に軽度の失禁から重度の失禁までの範囲であると称 される、やはり広範な負荷状態でその様な製品を使用し得る。 当業者は更なる検討のためにその教示内容を他のサイズに移すことを容易に可 能とするであろうけれども、焦点を小児の大きさの乳児に置くことにする。その 様な使用者については、300mlの全負荷となる着用時間当り4回の排泄の平 均として排泄当り75mlまでの尿負荷および15ml/secの排泄速度が十 分に典型的であることが見出された。 従って、その様な要求と即応することが可能であるその様な製品は、その様な 量の尿を吸収する能力を有するべきであり、それは更なる検討のために「設計能 力」と称されるであろう。 それらの量の流体は、いずれにせよ、わずかな流体のみが着用者の皮膚に向か って製品の表面上に残るように体液またはその少なくとも水性部分を最終的に貯 蔵し得る材料により吸収されねばならない。「最終」と言う術語は、1つの側面 において、長い着用時間における吸収製品についての状況を称し、他の側面にお いては、その環境と平衡になるときその「最終」能力に達する吸収材料を称する 。このことは、長い着用時間の後に現実の使用状況の下でその様な吸収製品にお いて存在し得るかまたは、このことはまた、純粋な材料または複合材料について の試験手順において存在し得る。考察の下にある方法の多くが漸近的動力学的挙 動を有するので、当業者は、実際の能力が例えば装置の測定精度に対して漸近的 なエンドポイントに十分に近い値に達したとき達成される「最終」能力を容易に 考えるであろう。 吸収製品は、流体を最終的に貯蔵するようにまず設計される材料および流体の 獲得および/または分配のような他の機能を満たすようにまず設計されるがしか し、ある種の最終貯蔵能力をいまだ有し得る他の材料を含み得るので、本発明に よる適切なコア材料はその様な機能を人為的に分離することを試みることなく記 載される。にもかかわらず、最終貯蔵能力は、全吸収性コア、その領域、吸収構 造、さらに下位構造、のみならず、既述のいずれかにおいて用いられる材料につ いて決定され得る。 異なる最終用途を要求する他の製品に対して本発明を適用する場合において、 当業者は他の意図される使用者群について適切な設計能力を容易に採用すること は可能であろう。 吸収製品の最終設計貯蔵能力を決定するかまたは評価するために、多数の方法 が提案されてきた。 本発明のコンテキストにおいては、製品の最終貯蔵能力は個々の要素または材 料の最終吸収能力の合計であると仮定される。それらの個々のコンポーネントに ついては、それらが比較を通じて一貫して適用される限りさまざまな良好に確立 された技術が適用され得る。例えば、超吸収性ポリマーのために発展し、良好に 確立されたティーバッグ遠心能力がその様な材料のみならず他のもの(上記参照) についても用いられ得る。 個々の材料についての能力が一旦知られると、製品全体の能力は、それらの値 を製品において用いられる材料の重量と乗算することにより算出され得る。 獲得層などの様な流体の最終貯蔵以外の専用の機能を有する材料については、 最終貯蔵能力は、その様な材料が実際には専用の最終流体貯蔵材料に比較して極 めて小さな能力値をしか有さないからか、またはその様な材料が流体で負荷され ないことが意図されており、従って、他の最終貯蔵材料にその流体を放出すべき であるからかのいずれかのために無視され得る。 その様な定義とともに、いわゆる「パンティライナー」は、数ml以下の極め て小さな最終貯蔵能力を示す。生理用パッドはしばしば約20mlまでの、軽度 の尿失禁製品は例えば75mlまたは約90mlの、中位の尿失禁製品または小 さな乳児用おむつもまた約165mlの、および小児サイズの乳児用おむつは3 00ml以上の、重度成人失禁製品は600ml以上の最終貯蔵能力を有する。 呼吸性バックシート材料 本発明の本質的な要素は、空気のような気体または水蒸気のような蒸気につい て透過性である材料の使用である。拡散から離れて、気体または蒸気は、小さな 毛管輸送(低速)または対流輸送(高速)により固体材料を通過し得る。 透過性は、さまざまの駆動輸送力の下で、[g/24h/m2]の単位で表現 される周知の水蒸気伝達速度(Moisture Vapour Transm ission Rate、MVTR)により評価され得る。本発明のコンテキス トのために、下記に展開される方法は、40℃で75%の相対湿度の下で試験試 料を通過する塩化カルシウム吸着水分に関する。 気体透過性を評価する更なる方法は、それにより空気が減圧吸引のような規定 された条件の下で試験試料を通って吸引される空気透過性試験を適用することに よる。この試験は高い貫通速度に関り合うので、それは、よりゆっくりとした拡 散的または毛管輸送の優先した(遅い)ものよりもむしろ(高速の)対流空気流 を許容する材料に対してより適用可能である。 その様な材料の例は、例えば、名称エスポワール(ESPOIR)NOの下で 日本の三井東圧により提供され得るいわゆるマイクロポーラスフィルムである。 その様なフィルムは、カルシウムカーボネートのようなフィラー粒子をさらに含 むポリエチレンから作られたようなポリマーフイルムを製造することにより作ら れ得る。それらのフィラー粒子がポリマー性材料の母材中に埋め込まれるフィル ムを形成した後、フィルムは、ポリマー性材料を恒久的に緊張させ伸張させるよ うに機械的に処理され得るし、それにより変形しないフィラー粒子のまわりに小 さなクラックを作り出し得る。クラックは、気相の気体分子が通過することを可 能とするように十分に小さいが、しかし、液体が貫通することを妨げる。従って 、輸送機構は毛管におけるゆっくりとした流れである。 この変形は、示差速度で走行する2つのニップロール配列のあいだの通常の伸 張によるような材料の機械方向において、または分岐するフレームにおいて材料 のエッジを固定する幅出しのようなCD方向において、または狭く噛み合うロー ルを通ってそれを走行させることにより、またはそれらのいずれかの組合わせに より、多数の異なる方法により達成され得る。それらの工程のそれぞれは、材料 が加熱されている(すなわち、周囲温度を超える温度で、すなわち最も高頻度に は約40℃を超える温度で)か、または「冷たい」、すなわち、前記温度未満で ある間に実施され得る。 その様な材料の微小多孔性は、フィルム製造プロセスの統合プロセス工程とし て与えられ得るし、それは分離したプロセス工程であり得るし、またはそれはそ の様なフィルムを用いて吸収製品を製造するときのようなその様な材料の更なる 加工に統合されるプロセス工程であり得る。 プラスチックフィルム材料を用いるとき、プラスチックの感触は消費者により 好まれないことがしばしば見出された。従って、他の方法の中でも、小さな坪量 の不織布のような繊維性材料の層をフィルムに組み合わせることにより達成され 得るその様な材料の向上した風合いを有することがしばしば所望される。その様 な層は、接着剤を用いることによるかまたはそれらを互いに熱的に接着させるこ とによるようなさまざまな方法によりフィルムに付着され得る。 本明細書の記載のコンテキストの中で、上記により記載されるように製造され または処理されるフィルムは以下のように分類され得る。 それらの値は、皮膚から遠く移動する水分に対して優位な付加的な抵抗を提供 すること無くヒトの皮膚を覆うのに必要とされるであろう約12000g/m2 /24hの値と比較されるべきであり、または代わりに試験材料なしにMVTR 試験をするときにそうなる。 代わりに、その様な材料は、(例えば紡糸結合ウエブを溶融ブロー層と組み合 わせること、SMSにより)不織ポアサイズを最小化させることによるかまたは 他の処理によるかのいずれかによるようにして液体不透過性とされた不織材科か ら作られ得る。さらに、材料は開孔されたフィルムでありえ、それによりそれら の材料は、さらに、EP−A−0,710,471において記載されているよう な1方向性液体不透過性を示し得る。 それにより通常のSMS材料については約1500から2500l/cm2/ secとなり、通常のカーディングされたウエブについては2000から230 0l/cm2/secとなり、低坪量紡糸結合ウエブについては2500l/c m2/secを超える、その様な材料もまた空気透過性値(上記参照)により有 意味に記載され得るようにその様な材料が不織ウエブについて約4500g/m2 /24hから6000g/m2/24hのような高いかまたはわずかの透過性値 をしばしば有する。 製品の領域 しかしながら、適切な材料の選択から離れても、製品の中の材料の配列は極め て重要である。以下の記載の範囲については、製品は本質的に2つの領域からな るとみなされ、すなわち、製品の一方の部分は吸収性コアを含み、他方の部分は 製品の残りを補足する。 従って、「コア領域」は、使用時に滲出物が排出される身体開口を覆い、さら に腰部領域にまで伸びる領域をカバーする。 液体処置手段およびさまざまの他の要素を互いに維持する要素(例えば接着剤) のような補助手段から離れても、このコア領域は、使用のあいだに着用者の皮膚 に向かって面することが意図され、トップシート材料と一般的に称される1以上 の材料、および製品の反対表面(すなわち外側)を覆うことが意図され、従って 、例えば、着用者の被服に向かって配向することを目的とする1以上の材料を含 むであろう。 「シャーシ領域」は、着用者に対して製品を保持するための製品の設計要素( すなわち、固定手段)、滲出物が製品から漏れ出ることを防止する要素(例えば 、脚部閉鎖弾性手段、または腰部形態)およびさまざまの要素を接続するための 手段を具備する。 また、シャーシ領域は、使用のあいだに着用者の皮膚に向かって面することが 意図され、一般的にトップシートと称される1以上の材料および製品の反対表面 (すなわち外側)を覆うことが意図され、従って例えば着用者の被服に向かって 配向することを目的とし、一般的にバックシート材料と称される1以上の材料を 含むであろう。 流体透過特性、すなわち、気体透過性および液体不透過性については、製品の シャーシおよびコア領域におけるバックシート材料について異なる要求が存在す る。 シャーシ領域においては、バックシート材料は皮膚の閉塞の防止を可能とすべ きであり、従って、汗が極めて容易に蒸発することを可能とすべきであり、すな わち、高い気体透過性であり、しかし材料は液体不透過性について具体的な要求 を満足する必要が無い。 コア領域においては、遊離の液体が吸収される前、または吸収構造が飽和に達 するときの様に、遊離の液体を保持するバックシート材料についての付加的な要 求が存在する。 従って、通常の材料を用いる通常の設計において、それらは、高い液体不透過 性の要求、すなわち、液体がそれらの材料を貫通することを防止することを満足 しなければならない。従って、通常のコア領域バックシート材料は、水頭試験( Hydro Head Test)により評価され得るように本質的に液体不透 過性であり、ここでは少なくとも140mmの水の高さに抵抗する。 その様な製品、特に、相対的に高い液体保持能力を有する製品において呼吸性 材料を用いるとき、本質的に2つの通常の設計が存在する、すなわち、(蒸気に 対して透過性であり得る他の材料と組み合わせがどうかに関らず)コア領域にお いて本質的に蒸気不透過性の材料を用いるかまたは、コアおよびシャーシ領域の 両方にわたって適切なレベル未満でマイクロポーラスな材料を用いることによる かのいずれかである。 コアの性能および呼吸性 しかしながら、高い液体保持能力を有する吸収性コアの最近の発展は、コア領 域のバックシート材料についての液体不透過性の要求を減少させることにより異 なるアプローチを可能としている。 その様な良好に機能する製品は、少ない再湿潤性能を有することにより記述さ れ得る。獲得後コラーゲン再湿潤方法(PACORM)はこの性能を良好に記載 することを見出し、それにより低い性能のコアについては150mg以上の値と なり、中位の性能のコアについては約110mgないし140mgの値となり、 良好な性能のコアについては110mgないし約80mgとなり、きわめて良好 な性能のコアについては80mg未満となる。72mg以下のようなさらに小さ な値はさらにより好ましい。 EP出願96105023.4においてより詳細に記載されているようなその 様な良好な性能のコアの設計は、すなわちコア領域におけるバックシート材料に ついてより大きな呼吸性値を可能とすることにより材料のより優れた選択を可能 とする。 すなわち、その様なコアの設計は、ここでは、コア領域におけるバックシート 材料についてはるかに高い呼吸性値を可能とすることにより材料の優れた選択を 可能とする。 ここでは、上記設計基準を適用することにより、蒸気相相対湿度で表現される ような蒸気相水分含有量は、増加した負荷状況に対応する延長時間にわたって低 いレベルで維持され得ることが見出された。その様な利益は、排尿を模試する4 時間試験条件のあいだ実験用マネキンについておむつにおいて一定温度状態の下 で相対湿度を測定することにより例証された。 特に、呼吸性カバーまたはバックシート材料単独の使用は十分に低い蒸気相水 分を与えないことが示され得た。比較的貧弱な再湿潤性能を有する製品について は、製品の表面上の遊離の液体は速やかに、すなわち第2噴出の直後に、90% をはるかに超えるRH値に対応して、蒸気相をほとんど飽和させる。 バックシート材料の呼吸性は、蒸気相水分含有量を減少させる蒸気相の十分な 乾燥を可能とはしない。 低蒸気相水分は、皮膚との直接接触の場合に極めて良好な皮膚の乾燥を提供し 得る高性能コアのみによっては達成され得ない。その様な製品においては、さら に最終貯蔵能力に達する前に90%をはるかに超える相対湿度が達成されるよう に負荷が増加する蒸気相水分においていまだ増加が存在する。 蒸気相水分においてその様な減少が起こるのは、両方の要素を互いに組み合わ せるときのみである。理論により拘束されることを望まないけれども、高い性能 のコアが、透過性バックシート材料がそれらの比較的小さな量が環境に蒸発する ことを可能とするその様な低いレベルで「遊離の」液体のレベルを維持すると思 われる。 本発明の利益を更に例示するために、異なる乳児用おむつの試料が本明細書で 概説されるさまざまの試験プロトコールに供される。比較の理由のために、すべ ては比較可能なサイズのものであり、すなわち、約9から18kgの乳児のため のものであり、しばしばMAXI(またはMAXI PLUSサイズ)または「 SIZE4」と呼ばれる。 本発明による製品についての基準は、ヨーロッパでプロクター&ギャンブルに より販売される商業的に入手可能な製品、パンパース・ベビー・ドライ・プラス・マ キシ/MAXI PLUSサイズである。 その様な製品の再湿潤性能を向上させるために、コアは以下の工程により改変 された。 第1に、獲得/分配層として機能する「CMC」の商品名の下で米国のウエイ ヤーハウザー(Weyerhaeuser)Co.により供給される化学的に処 理され硬化されたセルロース性材料(CS)は、約590g/m2の坪量を有す る。 第2に、付加的獲得層、すなわち、名称タイプ6852の下でFIBERTE CH,ノース・アメリカにより供給される高弾性の化学的に結合した不織布がト ップシートと前記化学的に処理された硬化されたセルロース層との間に導入され る。それは、吸収性コアの全長にわたって42g/m2の坪量と110mmの幅 の化学的に結合したPET繊維ウエブである。 第3に、化学的に処理され硬化されたセルロース性材料の下の貯蔵コアにおけ るセルロース材料の使用はパッド当り約11.5gに減少する。 第4に、この貯蔵コアにおける超吸収性材料の量はパッド当り約16gに増加 する。超吸収性材料は、商品名FAVOR SXM,タイプT5318の下でド イツのストックハウゼン(Stockhausen)GmbHにより供給された。 更に、通常のPEバックシートは、名称VP39522の下でFRGのシュバ ルツバッハ(Schwarzbach)のSANDLER GmbHにより供給 されるような不織材料、すなわち、疎水性の23gsmのカーディングされたP Pウエブにより置換された。比較例として以下の製品が評価された。 比較例2は、バックシートが名称ESPOIRE NOの下で日本の三井東圧 から商業的に入手可能であるようなマイクロポーラスフィルムである点において のみ例1と異なる。 比較例3は、商品名ムーニーマン・サイズ4の下で日本のユニチャームCor p.により販売される商業的に入手可能な製品である。この製品は、コアおよび シャーシ領域の両方を覆うマイクロポーラスフィルムを有する。 それらの製品は相対吸収性マネキン試験並びにPACORM試験に供され、以 下の結果となる。 明らかに、これらの例は、次いでより良い皮膚の乾燥状態となる低蒸気相湿度 の利益を例証する。 試験手順 相対湿度マネキン試験 試験装置についての基準は、FRAのドゥエ(Douai)のクールトレ・コ ンサルティング(Courtray Consulting)で購入される4つ のマキシ/マキシ・プラス・サイズのマネキン(ジェネレーション「ANT」) を有する「クールトレ・キャパビリティ・ベビー・マネキン・テスター」である 。実施される試験については、「ガール・ローディング」ポイントが、ユニセッ クスについてまたは「ボーイ」製品についてさえもまた有意味な比較結果を与え るのに適切であることが見出された。 このサイズのマネキンについてはまた、マキシ/マキシ・プラスまたは等しい おむつサイズが用いられねばならない。しかしながら、本発明は、他の製品サイ ズについて適切な他のサイズのマネキンに採用され得る。 本発明にとっての第2の本質的要素は、プローブのチップから135mmはな れたところにペンマークを有する約13mmのプローブ直径および約200mm のプローブ長を有するFRGのインゴルシュタットのエプロ・エレクトロニクス (Ebro Electronics)由来のハイグロメーターTFH100( Din ISO 9001で保証されている)のような湿度計である。 試験設定は図3において模式的に示されている。秤2の上に位置するマネキン 1は、弁4により制御されるチューブ3を通る試験流体を負荷される。相対湿度 測定装置5のセンサープローブは、試験用おむつ6の内側に位置する。流体は、 容器8からポンプ7によりポンプ輸送される。時間、流量、マネキン重量は、マ ネキンが振動形式で負荷されるようにコンピュータ制御された制御ユニット9に より登録され、制御される。 この試験のために適用される試験流体は、1000ml脱イオン水中に希釈さ れる9gのNaCl、1.11gのNa2HPO4、2.69gのKH2PO4で構 成されるシンセティック・ウラインである。それは37.5℃の温度で一定に維 持される。 この試験は、厳しく制御された大気状態の室温(22±2℃)および相対湿度 (50±2%)の下で実施される。 試験プロトコールの詳細は以下である。 1.調製:試験用おむつを適用するために、マネキンは実験室用ベンチ上のよ うなところにさかさまに置かれる。試験用おむつは折りたたまれておらず、縦中 心の折り目がマネキンのクロッチ領域へのより容易な取り付けを可能とするよう に形成される。 折りたたまれたおむつの適用の際に、それがクロッチ領域においてマネキンと 接触する様に、脚部弾性体は滑り落ちることにより脚部のあいだに上向きに折り たたまれ(もしこれがヒトの着用者ならば上方領域に向かう)、内側にではない 。 適用の際に、おむつの前方末端とおむつの後方末端とは水平配置にあることが 重要である。 マネキンは背中側がテーブル上に平坦に載置され、脚部カフスまたはさらにバ リアカフスの適切な配置が保証される。 おむつは、過度の力なしに、指が前方上方コアエッジで試験試料の間に挿入さ れ得るように閉じられる。 湿度計は、ハイグロメータープローブ(低部末端から13.5cm)のベンマ ークがおむつの腰部の吸収性コアエッジについて背中のレベルで存在するように マネキンのおむつの背中側に挿入される。これは、「クロッチポイント」から約 5cm後ろに離れた位置、すなわちマネキンの脚部のあいだのもつとも狭い距離 に一致するはずである。 マネキンは、起立(「スタンディング」)位置で配置される。 2.試験の実施:自動化されたマネキン試験ステーションは、150ml/m inの流量で4時間にわたって60分毎に75mlの噴出を送るように設定され る。完全な試験設定は、平行試験について4つのマネキンを有するので、負荷は 、マネキンの間で5分間隔の振動パターンで起こる。 ハイグロメータープローブが、4時間の着用時間全体にわたって同じ位置でお むつの中にとどまる間に、相対湿度の読み取りは、それぞれの噴出の5分後に始 まる噴出のあいだに10分毎に記録される。 水蒸気移動速度 水蒸気移動速度は、制御された外側の空気状態(40±3℃/75±3%相対 湿度)からの試験試料で覆われた「カップ」のようなコンテナにおけるカルシウ ムクロライドにより吸着された湿分の量を測定する。 カップを保持する試料は、30mmの内径および底部からトップフランジに4 9mmの内部高さを有するシリンダーである。シリンダーの開口に適合するよう に円形開口を有するフランジは、内径に適合し、トップフランジとシリンダーと のあいだに適合するスクリューおよびシリコーンゴムシーリングリングにより固 定され得る。試験試料は、それがシリンダーの開口を覆うように位置すべきであ り、シリンダーのシリコーンゴムシーリングとアッパーフランジとのあいだにき つく固定され得る。 装置並びに試験試料は温度に対して良好に調節されるべきであり、一定の温度 /湿度チャンバーは、好ましくは、30試料まで収容するようなサイズを有する 。 吸収性乾燥材料は、製品名030−00525の下でアメリカ合衆国バージニ ア州リッチモンド(Richmond)の和光純薬工業から購入され得るものの ようなCaCl2である。もし密封された瓶の中で保持されていれば、それは直 接用いられ得る。また、もし存在していれば、塊または過剰量のファイン(微粒 子)を除去するために篩い分けされ得る。また、200℃で約4時間乾燥され得 る。 15.0±0.02gのCaCl2がカップに計量され、表面がカップの頂点 から約1cm下にあるようにそれをならすように軽くたたかれる。 縦約3.2cm横6.25cmに切断される試料は、平坦に置かれ、開口にわ たって密封で覆い、密封とトップフランジは過剰なきつさなしにスクリューによ り固着される。カップアセンブリの全重量は、小数第4位まである秤の上で正確 に記録され、アセンブリは、一定の温度/湿度チャンバーに配置される。 (チャンバーを開くこと無く)5時間後に、試料は取出され、アメリカ合衆国 において通常用いられるサランラップのような蒸気不透過性プラスチックフィル ムで即座にきつく覆われる。温度の平衡を考慮して約30分後に、プラスチック フィルムカバーは取り除かれ、アセンブリの正確な重量が記録される。 次いで、MVTR値は、3cmの円形開口を通して5時間の水分増加から計算 され、次いで、「g/24h/m2」の単位に変換される。 それぞれの試験について、3つの反復実験が実施されるべきであり、得られる 値は平均を取られ、結果は百の位に四捨五入される。 結局、この方法は薄いフィルム、多層積層体などに適用可能である。経験は、 典型的な標準偏差は、約5000g/24hr/m2までの平均値について50 ないし250g/24hr/m2の範囲を取ることを示した。 この範囲によれば、通常のPEフィルムのような本質的に蒸気不透過性である とみなされる材料は、約200g/24hr/m2のMVTRを有するものとし て報告される。 もしMVTR値についての単位が単純さのために省略されているならば、「1 000のMVTR値を有する」材料は、正確には、この方法によれば「1000 g/24h/m2のMVTR値を有する」材料であるべきである。 空気透過性 空気透過性は、空気の標準体積が一定の圧力および温度で試験試料を引かれて 通過する時間を測定することにより定量される。この試験は、不織布、開孔され たフィルムなどのような気体に対して比較的高い透過性を有する材料に対して特 に適している。 この試験は、22±2℃および50±2%の相対湿度で温度と湿度が制御され た環境において実施される。試験試料は少なくとも2時間状態調整されねばなら ない。 「テクスティルール・ナッハ・クレッチマー」の名称の下でドイツのハイデル ベルクのホッペ(Hoppe)&シュナイダー(Schneider)GmbH により製造される試験装置は、その上方末端が固定された位置で載置され、下方 末端がその上方位置で開放可能に保持される、本質的には垂直配列のベローズで あり、それは、より低い位置に制御された条件の下で滑るように開放ハンドルに よりゆるめられ得るものであり、それにより、ベローズの上方末端で開く通気孔 (air entering)を覆う試験試料を通して空気を引くことによりベ ローズの内部の体積を増加させる。試験試料は、異なる試料サイズおよび/また は異なる透過性の範囲を考慮して、5cm2または10cm2の固着リングにより 通気孔の開口を覆うように堅く保持される。もし10cm2のリングが用いられ るならば、試料は少なくとも55mm幅であるべきであり、5cm2のリングに ついては少なくとも35mmである。両方について、試料は、約150mmの長 さを有するべきである。 任意に、試料保持装置は、伸張された条件の下で弾性材料の測定を可能とする ような伸張要素を含み得る。 その装置は、このようにベローズのスライディングを開始させる開放ハンドル の操作のあいだに時間を自動的に測定するストップウォッチ(1/100sec) およびその低い側の末端部分に達するベローズの底部を具備する。 次いで、材料の空気透過性は、それぞれの装置について供給者により与えられ る定数(この装置については5cm2の試験面積についてはK=200,000 および10cm2の面積については400,000)を秒で測定される時間によ り除算することにより計算され得るものであり、(l/cm2/sec)の単位 となる。 この試験はそれぞれの試験試料について1回反復され、材料について典型的な 基準を与えるために10の試料について反復されるべきである。 液体不透過性(水頭試験) 試験原理は、フィルムまたは他の多孔性材料のような約64cm2の試験試料 の頂部側に対して蒸留水の調節可能な水頭を増加させることである。 試験試料は約縦10cm横10cmに切断され、試料プレート全体にわたって 配置され、また、約8cm直径の中心のOリングシールを伴って縦10cm横1 0cmのサイズのものである。試料プレートは、試験のあいだに試験試料の底部 側の観察を可能にするように約7.6cm直径の中央の開口を有する。試料プレ ートは、スクリューにより試料を下に有する試料プレートをきつく締めることを 容易に可能とするようにマウンティングフランジを有する約1mの高さの7.6 cmの内径のパースペックスカラムの下に注意深く配置される。任意に、鏡が、 観察を容易にするように試料プレートの開口の下に配置される。 シリンダーは、載置されたとき試料の約1cm上のポンプへの接続を可能にす るように約1cm直径の横に配向された開口を有する。任意に、3方向弁が、試 験の後にカラムをより容易に空にすることを可能とするようにこの接続の中に載 置され得る。 ポンプは、60±2秒以内に25.4cmにシリンダーの中の液体頭を上げる ように設定される。 ポンプの起動の際に、試験試料の底部表面が観察される。最初の1滴が試験試 料から落ちる際に、ポンプは即座に停止し、カラムにおける高さはmmの単位で 記録される。 それぞれの材料について、5回の試験が反復されるべきであり、結果は平均を 取られるべきである。 獲得試験 この試験は、約22±2℃でおよび35±15%相対湿度で実施されるべきで ある。これらの試験方法において用いられる合成尿は、ジェイコ・シンウライン (Jayco SynUrine)として一般的に知られ、ペンシルバニア州キ ャンブ・ヒル(Camp Hill)のジェイコ・ファーマスーティカルズ・カ ンパニーから入手可能である。合成尿の組成は、2.0g/lのKCl、2.0 g/lのNa2SO4、0.85g/lの(NH4)H2PO4、0.15g/lの (NH4)H2PO4、0.19g/lのCaCl2、および0.23g/lのMg Cl2である。すべての化学物質は試薬グレードである。合成尿のpHは、6. 0から6.4の範囲内にある。 図4を参照すると、吸収構造(410)は、試料表面の5cm上の高さからポ ンプ(アメリカ合衆国、シカゴのコール・パーマー(Cole Parmer)・ インストルメンツにより供給されるモデル7520−00)を用いて15ml/ sの速度で75mlの合成尿の噴出を負荷される。尿を吸収するための時間はタ イマーにより記録される。製品が十分に負荷されるまで噴出は正確に5分間の噴 出間隔で反復される。この試験データは4回負荷することにより作り出される。 吸収性コア、トップシート、およびバックシートを含む完全な吸収製品または 吸収構造であり得る試験試料は、(その基部412のみが示されている)パース ペックスボックスの中の発泡体のプラットフォーム411上に平坦に存在するよ うに配置される。その中間の5cm直径開口を有するパースペックスプレート4 13は、構造の負荷ゾーン上の試料の頂部上に配置される。合成尿は、開口に適 合し、糊付けされるシリンダー414を通る試料に導入される。電極415は、 吸収構造410の表面と接触するプレートの最下方表面上に位置する。電極はタ イマーに接続される。重量負荷物416は、例えば、乳児の重量をシミュレート するようにプレートの頂部上に配置される。約50g・cm-2(0.7psi) の圧力は、例えば、通常入手可能なMAXIサイズ20kgとして錘416を配 置することにより達成される。 試験流体がシリンダーに導入されるので、それは典型的に吸収構造の頂部上に 構成され、それにより、電極間に電気回路を完成させる。試験流体は、試験流体 で満たされたままになっていろ約8mm直径のチューブによりポンプから試験ア センブリに輸送される。従って、流体がチューブを離れ始めると本質的に同時に ポンプは作動を始める。このときにまたタイマーが起動し、吸収構造が尿の噴出 を吸収し、電極間の電気的接触が遮断されるときタイマーが停止する。 獲得速度は、単位時間当り吸収される噴出体積(ml)として定義される。獲 得速度は、試料に導入されるそれぞれの噴出について計算される。本発明の観点 において特に関心があるものは、4回の噴出の最初と最後である。 この試験はまず、約300mlの設計能力のための、および約300mlから 400mlのそれぞれの最終貯蔵能力を有するMAXIサイズの製品と一般的に 称される製品を評価するために企画されている。(成人失禁製品についてまたは 小さな乳児について予想され得るような)有意に異なる能力を有する製品が評価 されるべきならば、特に噴出当りの流体体積の設定は、製品全体の設計能力の約 20%に適切に調節されるべきであり、標準試験プロトコールからのずれが記録 されるべきである。 獲得後のコラーゲンの再湿潤の方法(図5を参照されたい) 試験を実施する前に、COFFIの名称の下で約28g/m2の坪量でドイツ のバインハイン(Weinhein)のNATURIN GmbHから購入され るコラーゲンフィルムは、例えばサンプルカッターデバイスを用いることにより 、および少なくとも12時間テストルーム(上記参照)の制御された環境におい てフィルムを平衡化することにより90mm直径のシートに切断されることによ り調製される(コラーゲンフィルムのすべての取り扱いについてはピンセットが 用いられるべきである)。 上記獲得試験の最後の噴出が吸収されて後少なくとも5分間、しかし6分間を 超えないで、カバープレートおよび錘が取り除かれ、試験試料(520)は注意 深く実験室のベンチの上に平坦に配置される。 あらかじめ切断され、平衡化されたコラーゲン材料の4枚のシート(510) は、少なくとも1ミリグラムの精度で計量され、次いで製品のローディングポイ ント上に集中して配置され、90mm直径および約20mmの厚さのパースペッ クスプレート(530)により覆われる。15kgの錘(540)が注意深く与 えられる(また中心を設定される)。30±2秒の後、錘およびパースペックス プレートは再び注意深く取り除かれ、コラーゲンフィルムが再計量される。 獲得後のコラーゲンの再湿潤の方法の結果は、mgで表現されるコラーゲンフ ィルムの水分吸収である。 この試験プロトコールは、異なる乳児用おむつのサイズまたは成人失禁製品ま たは生理用品のような具体的な製品のタイプに従って、または負荷流体のタイプ と量、吸収材料の量とサイズの変化により、または適用圧力の変化により、容易 に調整され得ることが更に特記されるべきである。一旦これらの関連のあるパラ メーターを定義したならば、その様な変形は当業者に自明であろう。調節された テストプロトコールからの結果を考慮するとき、製品は、現実の使用時の境界条 件とともに標準統計方法に従って、企画された実験におけるようなそれらの確認 された関連のあるパラメーターを容易に最適化し得る。 ティーバッグ遠心能力試験(TCC試験) TCC試験は、特に超吸収性材料のために開発されてきたけれども、それは、 他の吸収性材料に容易に適用され得る。 ティーバッグ遠心能力試験は、吸収材料における液体の保持の尺度であるティ ーバッグ遠心能力値を測定する。 吸収材料は、「ティーバッグ」の中に配置され、20分間0.9重量%塩化ナ トリウム溶液中に浸漬され、ついで3分間遠心分離される。保持された液体重量 対乾燥材料の初期重量の比は吸収材料の吸収能力である。 2リットルの蒸留水中の0.9重量%塩化ナトリウムは、24cm×30cm ×5cm寸法を有するトレーに注がれる。液体で満たされた高さは約3cmであ るべきである。 ティーバッグの袋は6.5cm×6.5cmの寸法を有し、ドイツのデュッセ ルドルフのテーカンネ(Teekanne)から入手可能である。その袋は標準 的なキッチンのプラスチックバッグシーリングデバイスで熱密封可能である(例 えば、ドイツのクルップス(Krups)由来のVACUPACK2 PLUS) 。 ティーバッグはそれを部分的に注意深く切断することにより開かれ、次いで計 量される。±0.005gまで正確に計量された吸収材料の約0.200gの試 料がティーバッグに入れられる。次いでティーバッグはヒートシーラーで閉じら れる。これは試料ティーバッグと呼ばれる。空のティーバッグが密封され、ブラ ンクとして用いられる。 次いで、試料ティーバッグとブランクのティーバッグは、食塩溶液の表面上に 置かれ、完全な濡れを可能とするようにスパチュラを用いて約5秒間沈められる (ティーバッグは食塩溶液の表面上に浮くが、しかしそのとき完全に濡れる)。 タイマーはすぐに起動する。 20分の浸漬時間の後、試料ティーバッグおよびブランクのティーバッグは食 塩溶液から取り除かれ、それぞれのバッグが遠心バスケットの外壁に付着するよ うにボークネヘト(Bauknecht)WS130,ボッシュ(Bosch) 772NZK096または等価の遠心分離器(230mm直径)に配置される。 遠心分離器のふたが閉じられ、遠心分離器が起動され、速度は1,400rpm にすぐに増加する。一旦遠心分離が1,400rpmで安定すると、タイマーが 起動する。3分後、遠心分離が停止する。 試料ティーバッグおよびブランクのティーバッグが取り除かれ、別々に計測さ れる。 吸収材料の試料についてのティーバッグ遠心能力(TCC)は、以下のように 計算される。 TCC=[(遠心後の試料ティーバッグ重量)−(遠心後のブランクのティーバ ッグ重量)−(乾燥吸収材料重量)]÷(乾燥吸収材料重量)。 また、構造または吸収製品全体の特定部分は、「区画」カットアウトのように 測定され得る、すなわち、構造の部分または製品全体に注目し、それにより切断 は、製品の縦軸の決定点における製品の幅全体にわたってなされる。特に、上記 「クロッチ領域」の定義は、「クロッチ領域能力」を決定することを可能とする 。他のカットアウトは、「基準能力」(すなわち、製品の単位面積の特定領域に おいて含まれる能力の量)を決定するために用いられ得る。単位面積のサイズ( 好 ましくは縦2cm横2cm)に依存して、その定義は、どのくらいの平均になる かを示す。当然、サイズが小さいほど平均も小さくなるであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61F 13/534 A61F 13/18 333 13/539 A61L 15/60 (81)指定国 OA(BF,BJ,CF,CG, CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,T D,TG),AP(GH,GM,KE,LS,MW,SD ,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG, KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI ,GB,GE,GH,GM,GW,HU,ID,IL, IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,L K,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK ,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO, RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,T M,TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU ,ZW (72)発明者 ロバートソン、ムアー・チャールズ アメリカ合衆国、オハイオ州 45249、シ ンシナチ、ターウイリガース・バリー・レ ーン 11375 (72)発明者 プリシュケ、マンフレッド ドイツ連邦共和国、デー―61449 シュタ インバッハ、アホルンベーク 18 (72)発明者 ランコフ、ジョン・ペーター ドイツ連邦共和国、デー―65779 ケルク ハイム、レッシングシュトラーセ 31 (72)発明者 クラインストイバー、ウルリッヒ ベルギー国、ビー―1853 ストロンベー ク・ベーバー、テムセラーン 100

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.少なくとも75mlの最終貯蔵能力を有し、140mg未満のPACOR Mの結果を与える吸収性コアを具備し、 さらに蒸気に対して透過性であるバックシート層を具備する吸収製品であって、 その製品は、相対湿度マネキン(RHM)試験の最初の噴出において55%未満 の相対湿度を維持することを特徴とする吸収製品。 2.製品がRHM試験の最初の噴出において60%未満の相対湿度を維持する ことを特徴とする請求項1記載の吸収製品。 3.製品がRHM試験の第2の噴出において75%未満の相対湿度を維持する ことを特徴とする請求項1記載の吸収製品。 4.製品がRHM試験の第3の噴出において85%未満の相対湿度を維持する ことを特徴とする請求項1記載の吸収製品。 5.製品がRHM試験の第3の噴出において90%未満の相対湿度を維持する ことを特徴とする請求項1記載の吸収製品。 6.製品がRHM試験の第4の噴出において90%未満の相対湿度を維持する ことを特徴とする請求項1記載の吸収製品。 7.吸収性コアが少なくとも90mlの最終貯蔵能力を有することを特徴とす る請求項1ないし6のいずれか1項記載の吸収製品。 8.吸収性コアが少なくとも165mlの最終貯蔵能力を有することを特徴と する請求項1ないし7のいずれか1項記載の吸収製品。 9.吸収性コアが少なくとも300mlの最終貯蔵能力を有することを特徴と する請求項1ないし8のいずれか1項記載の吸収製品。 10.製品の着衣側にバックシート材料を具備する吸収製品であって、さらに バックシートが3800g/m2/24hを超えるMVTR値を有することを特 徴とする請求項1ないし9のいずれか1項記載の吸収製品。 11.前記バックシート材料が4500g/m2/24hを超えるMVTR値 を有することを特徴とする請求項10記載の吸収製品。 12.製品が乳児用おむつである請求項1ないし11のいずれか1項記載の吸 収製品。 13.製品が成人失禁製品である請求項1ないし12のいずれが1項記載の吸 収製品。
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