JP2002510957A - 電源制御装置 - Google Patents

電源制御装置

Info

Publication number
JP2002510957A
JP2002510957A JP2000542839A JP2000542839A JP2002510957A JP 2002510957 A JP2002510957 A JP 2002510957A JP 2000542839 A JP2000542839 A JP 2000542839A JP 2000542839 A JP2000542839 A JP 2000542839A JP 2002510957 A JP2002510957 A JP 2002510957A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
bus
power supply
energy
supply control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000542839A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002510957A5 (ja
Inventor
マーク ギルブレス
ジョエル ワックノヴ
シモン ウォール
Original Assignee
ケイプストーン タービン コーポレイション
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ケイプストーン タービン コーポレイション filed Critical ケイプストーン タービン コーポレイション
Publication of JP2002510957A publication Critical patent/JP2002510957A/ja
Publication of JP2002510957A5 publication Critical patent/JP2002510957A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J1/00Circuit arrangements for dc mains or dc distribution networks
    • H02J1/14Balancing the load in a network
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J1/00Circuit arrangements for dc mains or dc distribution networks
    • H02J1/10Parallel operation of dc sources

Abstract

(57)【要約】 電源制御装置(10)は、双方向電力コンバータ(14,16,22)が種々のエネルギーコンポーネント(12,18,20)相互間の両立性を取ることができるようにする共通のDCバス(24)と共に用いられる分散発電形電力ネットワークシステムを構成する。各電力コンバータは本質的に、電力コンバータの制御の下でDCバスへの特定のエネルギーコンポーネントのインタフェースとなるよう構成された特注の(カスタマイズされている)双方向切換えコンバータとして動作する。電源制御装置は、任意の時点における各エネルギーコンポーネントの電力吸収又は放出の仕方及びDCバスの調整の仕方を制御する。このようにすると、種々のエネルギーコンポーネントを用いて電力の供給、貯蔵及び(又は)使用を効率的に行うことができる。種々のエネルギーコンポーネントとしては、エネルギー源、負荷、貯蔵装置及びこれらの組合せが挙げられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 〔発明の分野〕 本発明は、一般に発電及び処理システムに関し、特に分散発電形電力システム
に関する。
【0002】 〔従来技術の説明〕 従来の発電及び配電システム(系統)は、使用される特定のハードウエアを最
大限に活用するよう構成されている。例えば、タービン用電動機の場合、従来型
配電システムの出力又はバス電圧は、タービンの速度で変動する。かかるシステ
ムでは、タービン速度を調整して出力又はバス電圧を制御する必要がある。それ
故に、エンジンを低すぎる速度で運転することはできない。そうでなければ、バ
ス電圧は、必要とされる電圧の何割かを生じさせるほど高くはならない。その結
果、タービンを高速且つ低温状態で運転しなければならず、かくしてその効率が
低くなる。
【0003】 したがって、バス電圧がタービン速度とは無関係に双方向制御装置によって調
整又は安定化される発電及び配電システムが要望されている。
【0004】 〔発明の概要〕 本発明は、第1の特徴として、双方向の電力コンバータが種々のエネルギーコ
ンポーネント相互間の両立性をとることができるようにする共通のDCバスと共
に用いられる分散発電形電力ネットワークシステムを構成する電源制御装置又は
パワーコントローラを提供する。各電源制御装置は本質的に、電源制御装置の制
御の下でDCバスへの特定のエネルギーコンポーネントのインタフェースとなる
よう構成された特注の(カスタマイズされている)双方向切換えコンバータとし
て動作する。電源制御装置は、各エネルギーコンポーネントの電力の吸収又は放
出の仕方及び任意の時点におけるDCバスの調整の仕方を制御する。このように
すると、種々のエネルギーコンポーネントを用いて電力の供給、貯蔵及び(又は
)使用を効率的に行うことができる。種々のエネルギーコンポーネントとしては
、エネルギー源、負荷、貯蔵装置及びこれらの組合せが挙げられる。
【0005】 別の特徴として、本発明は、タービンエンジンと、負荷と、電源制御装置と、
過渡電力をDCバスに送るエネルギーリザーバと、電源制御装置と通信状態にあ
り、エネルギーリザーバに対する制御を行うエネルギーリザーバ制御装置とを有
するタービンシステムを提供する。電源制御装置は、タービンエンジンと連携し
ているエンジン電力変換手段と、負荷と連携しているユーティリティ電力変換手
段と、DCバスとを有する。
【0006】 本発明の上記目的及び利点並びに他の目的及び利点は、以下の詳細な説明及び
添付の図面から明らかになろう。図面及び説明において、多くの符号は本発明の
種々の特徴を示し、図面と説明の両方を通じて同一の符号は同一の部分を示して
いる。 〔好ましい実施形態の詳細な説明〕 図1を参照すると、電源制御装置10は、双方向の(即ち、再構成可能な)電
力コンバータが種々のエネルギーコンポーネント相互間の両立性をとることがで
きるようにする共通のDCバスと共に用いられる分散発電形電力ネットワークシ
ステムを構成している。各電源制御装置は本質的に、電源制御装置10の制御の
下でDCバス24への特定のエネルギーコンポーネントのインタフェースとなる
よう構成された特注の(カスタマイズされている)双方向切換えコンバータとし
て動作する。電源制御装置10は、各エネルギーコンポーネントの電力の吸収又
は放出の仕方及び任意の時点におけるDCバス24の調整の仕方を制御する。こ
のようにすると、種々のエネルギーコンポーネントを用いて電力の供給、貯蔵及
び(又は)使用を効率的に行うことができる。
【0007】 当業者であれば、図示の特定の形態は例示に過ぎないことは理解されよう。特
に、本発明は、図1に示すように3つの双方向コンバータを用いる形態に限定さ
れない。むしろ、電力コンバータの数は、種々の要因で決まり、かかる要因とし
ては、エネルギーコンポーネントの数及び所望の特定の配電構成が挙げられるが
、これらには限定されない。例えば、図5及び図6に示すように、電源制御装置
10は、2つという少ない数の電力コンバータを備えた分散発電形電力システム
を構成できる。
【0008】 エネルギーコンポーネントは、図1に示すように、エネルギー源12、ユーテ
ィリティ/負荷18及び貯蔵装置20を含む。本発明は、エネルギー源12、エ
ネルギー貯蔵装置20及びユーティリティ/負荷18相互間の配電には限定され
ず、エネルギーコンポーネントの任意の組み合わせについて効率的に配電を行う
ことができるようになっている。
【0009】 エネルギー源12は、ガスタービン、太陽光発電システム、風力タービン又は
任意他の従来型又は新開発の源であるのがよい。エネルギー貯蔵装置20は、フ
ライホイール、バッテリ、ウルトラキャップ(ultracap)又は任意他の従来型又
は新型エネルギー貯蔵装置であるのがよい。負荷18は、商用配電網又は送電系
統、dc負荷、駆動モータ又は任意他の従来型又は新開発のユーティリティ/負
荷18であるのがよい。
【0010】 次に、図2を参照すると、図1に示す電源制御装置10の電力コンバータ14
の詳細ブロック図が示されている。エネルギー源12は、電力コンバータ14を
介してDCバス24に接続されている。エネルギー源12は例えば、AC発電機
を駆動して電力コンバータ14に印加されるACを生じさせるガスタービンであ
るのがよい。DCバス24は、電力コンバータ14をユーティリティ/負荷18
及び追加のエネルギーコンポーネント36に接続している。電力コンバータ14
は、入力フィルタ26、電力切換えシステム28、出力フィルタ34、信号プロ
セッサ30及び主CPU32を有している。動作中、エネルギー源12はACを
電力コンバータ14の入力フィルタ又はろ波器26に印加する。次に、フィルタ
がかけられたACは、電力切換えシステム28に印加され、この電力切換えシス
テムは有利には、主CPU32によって制御される信号プロセッサ(SP)の制
御の下で動作する一連の絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)スイッ
チであるのがよい。当業者であれば他の従来型又は新開発のスイッチを利用でき
ることは理解されよう。電力切換えシステム28の出力は、出力フィルタ34に
印加され、この出力フィルタは次に、フィルタがかけられたDCをDCバス24
に印加する。
【0011】 本発明によれば、各電力コンバータ14,16,22は本質的には、主CPU
32の制御の下で特注の双方向切換えコンバータとして動作し、この主CPUは
、SP30を用いてその動作を実行する。主CPU32は、局所制御と分散型処
理システムを形成するのに十分なインテリジェンスを発揮する。各電力コンバー
タ14,16,22は、DCバス24への特定エネルギーコンポーネントのため
のインタフェースとなるよう構成されている。主CPU32は、各エネルギーコ
ンポーネント12,18,20の電力吸収又は放出方法を制御し、DCバス24
はいつでも調整される。特に、主CPU32は、電力コンバータ14,16,2
0に後、互いに異なる動作モードが得られるよう互いに異なる形状に再構成する
。このようにすると、種々のエネルギーコンポーネント12,18,20を用い
て電力の供給、貯蔵及び(又は)使用を効率的に行うことができる。例えば、タ
ービン発電機の場合、従来型システムは、出力又はバス電圧を制御するためにタ
ービン速度を調整する。電源制御装置では、双方向制御装置は、タービン速度と
は無関係にバス電圧を調整する。動作モード 図1は、例えば800vDCで調整されたDCバス24が星状ネットワークの
中心に位置しているシステム構成を示している。一般に、エネルギー源12は、
通常の発電モード中、電力を電力コンバータ14を介してDCバス24に与える
。同様に、発電モード中、電力コンバータ16は、DCバス24上の電力を、ユ
ーティリティ/負荷18によって必要とされる形態に変換し、これは、ユーティ
リティウェブを含む任意のタイプの負荷であるのがよい。他の動作モード中、例
えばユーティリティ起動時、電力コンバータ14,16は、主プロセッサによっ
て制御されて互いに異なる態様で動作する。
【0012】 例えば、タービンを起動するためにエネルギーが必要である。このエネルギー
は、負荷/商用配電網18(ユーティリティ起動)又はエネルギー貯蔵装置20
(バッテリ起動)、例えばバッテリ、フライホイール又はウルトラキャップから
得ることができる。ユーティリティの起動の際、電力コンバータ16は、起動の
ためにエネルギー源12が必要とする電力の状態に電力コンバータ14によって
変換する電力を負荷18からDCバス24に印加することが必要とされる。ユー
ティリティの起動中、エネルギー源又はタービン12は、タービンの毎分回転数
(RPM)を維持するために局所フィードバックループで制御される。エネルギ
ー貯蔵装置又はバッテリ20は、負荷/商用配電網18がDCバス24上のVDC を安定させている間にDCバス24から切り離される。
【0013】 同様に、バッテリの起動モードでは、エネルギー源12をスタートさせるDC
バス24に印加された電力は、エネルギー貯蔵装置20によって得ることができ
、このエネルギー貯蔵装置は、フライホイール、バッテリ又はこれと類似した装
置であるのがよい。エネルギー貯蔵装置20は、電力コンバータ22中にそれ自
体の電力変換回路を有し、この電力変換回路は、サージ電流をDCバス24のキ
ャパシタ内に制限して十分な電力がDCバス24に流れるようにし、それにより
エネルギー源12を起動させることができるようにする。特に、電力コンバータ
16は、DCバス24を切り離し、電力コンバータ14が所要の起動電力をDC
バス24からエネルギー源12に提供できるようにする。エレクトロニクスアーキテクチャ 図3を参照すると、本発明の電源制御装置エレクトロニクスアーキテクチャを
用いるタービンシステム50の単純化ブロック図が示されている。タービンシス
テム50は、燃料計量システム42、タービンエンジン58、電源制御装置52
、エネルギーリザーバ変換手段62、エネルギー/リザーバ64及び負荷/商用
配電網60を有している。燃料計量システム42は、使える燃料及び圧力にマッ
チさせてある。電源制御装置52は、タービンエンジン58からの電気を定DC
に変換し、次にこれをユーティリティ等級のAC電気に変換する。エンジン制御
をユーティリティ等級の電力を生じさせるコンバータから切り離すことにより、
両方のプロセスのより良好な制御が得られる。相互連結手段は全て、通信用バス
及び電力接続手段で構成されている。
【0014】 電源制御装置52は、タービン58と負荷/商用配電網60との間で生じる2
つの電力変換を可能にするエンジン電力コンバータ54とユーティリティ電力コ
ンバータ56とから成る。当業者であれば、電源制御装置52は、2つという少
ない数の電力コンバータ54,56を備えた分散発電形電力システムを構成でき
ることは理解されよう。双方向の(即ち、再構成可能な)電力コンバータ54,
56は、タービン58と負荷/商用配電網60の両立性をとることができるよう
にする共通の定DCバス66と一緒に用いられている。各電源制御装置54,5
6は本質的に、電力コンバータ10の制御の下でDCバス66への特定のエネル
ギーコンポーネント58又は60のインタフェースを提供するよう構成された特
注の(カスタマイズされている)双方向切換えコンバータとして動作する。電源
制御装置10は、任意の利点における各エネルギーコンポーネントの電力の吸収
又は放出方法及びDCバス66の調整方法を制御する。これら電力コンバータ5
4,56は両方とも、順方向又は逆方向に動作することができる。これにより、
タービン58をエネルギーリザーバ64と負荷/商用配電網60の何れからでも
起動させることができる。定DCバス66により、エネルギーリザーバ、例えば
バッテリ、フライホイール及びウルトラキャップへの標準化されたインタフェー
スが得られる。本発明のアーキテクチャにより、エネルギーを電気に又は電気か
ら変換できる事実上任意の技術を利用できる。エネルギーはエネルギーリザーバ
64に又はこれからいずれかの方向で流れることができるので、エネルギーを供
給し又はエネルギーを吸収することにより過渡事象に対処することができる。全
てのシステムがエネルギーリザーバ64を必要とするわけではない。エネルギー
リザーバ64及びそのエネルギーリザーバコンバータ62は、電源制御装置52
に内蔵されていない。
【0015】 図4を参照すると、電源制御装置70の代表的な構成例の電力アーキテクチャ
68が示されている。電源制御装置70が、タービン76と負荷/商用配電網を
78との間で生じる2つの電力変換を可能にする発電機用コンバータ72と出力
コンバータ74を有している。特に、発電機用コンバータ72は、ACからDC
への電力変換を行い、出力コンバータ74は、DCからACへの電力変換を行う
。これら電力コンバータ72,74はともに、順方向又は逆方向に動作すること
ができる。これにより、タービン76をエネルギー貯蔵装置86と負荷/商用配
電網78の何れからでも起動させることができる。エネルギーはエネルギーリザ
ーバ86に又はこれからいずれの方向でも流れることができるので、エネルギー
を供給し又はエネルギーを吸収することにより過渡事象に対処することができる
。エネルギー貯蔵装置86及びそのDCコンバータ84は、電源制御装置70に
内蔵されていない。DCコンバータ84は、DCからDCへの電力変換を行うこ
とができる。
【0016】 図5を参照すると、例えば図4に示された代表的な内部電力アーキテクチャの
全体構成90が示されている。タービンは、発電機(起動用)又は発電機(通常
動作モード)のいずれにも使用できる一体形PGMを有している。制御は全てデ
ィジタルドメインで行うことができ、切換えは全て(1つの出力接触器を除く)
ソリッドステートスイッチで行われるので、電力の流れ方向を必要に応じてシフ
トすることが容易である。これにより、起動及び停止中、タービンの非常に厳密
な制御が可能になる。代表的な構成例では、電力出力は、480VAC3相出力
である。当業者であれば、本発明は、他の電力出力要件、例えば3相400VA
C及び単相480VACに適用できることは理解されよう。
【0017】 電源制御装置92は、発電用コンバータ94及び出力コンバータ96を有して
いる。発電用コンバータ94は、制御ロジック98によって駆動され、PMG1
00の可変電圧可変周波数3相駆動を可能にするIGBTスイッチ94、例えば
セブンパックIGBTモジュール94を有している。高周波スイッチング成分と
関連していて、PMG100に影響を及ぼす場合のある電流のサージを最小限に
抑え、それにより動作効率を上げるようにするためにインダクタ102が利用さ
れている。
【0018】 IGBTモジュール94は、タービンのエンジンを制御するエレクトロニクス
の一部である。IGBTモジュール94は、ゲートドライバ及び故障検出回路並
びに電力を抵抗器中にダンプするのに用いられる第7のIGBTを有している。
ゲート駆動入力及び故障出力は、外部孤立方式を必要とする。4つの外部の孤立
電源は、内部ゲートドライバに電力を供給するのに必要である。IGBTモジュ
ール94は代表的には、出力端子に480VACを生じさせるタービンシステム
で用いられ、最高30kWを自立形またはユーティリティ接続負荷に送る。起動
及び冷却運転中(及び場合によっては通常の動作中)、セブンパックIGBTモ
ジュール94を通る電力の流れ方向は逆になる。タービンの起動中、電力はバッ
テリ(図示せず)と商用配電網108の何れかからDCバス112に供給される
。DCは、可変周波数AC電圧に変換されてタービンを作動させる。
【0019】 商用配電網接続動作の場合、制御ロジック110は、負荷用コンバータ96と
連携した代表的にはシックスパックIGBTモジュール96の状態に構成された
ソリッドステートIGBTスイッチを順次駆動し、ユーティリティ電圧を昇圧さ
せて発電機用コンバータ94に起動電力を与える。負荷用コンバータ96中のI
GBTスイッチは好ましくは、高周波(15kHz)で動作され、パルス幅変調方
式で変調されて4象限コンバータ動作が得られるようにする。インダクタ104
及びACフィルタキャパシタ106は、高周波スイッチング成分と関連していて
、負荷108に悪影響を及ぼす場合のある電流のサージを最小限に抑えるのに利
用される。
【0020】 シックスパックIGBTモジュール96は、タービンのコンバータを制御する
エレクトロニクスの一部である。IGBTモジュール96は、ゲートドライバ及
び故障検出回路を有している。ゲート駆動入力及び故障出力は、外部孤立方式を
必要とする。4つの外部の孤立電源は、内部ゲートドライバに電力を供給するの
に必要である。IGBTモジュール96は代表的には、出力端子に480VAC
を生じさせるタービンシステムで用いられ、最高30kWを自立形またはユーテ
ィリティ接続負荷に送る。タービンの作動後、シックスパックIGBTモジュー
ル96は、定DCバス電圧を約50又は60ヘルツのユーティリティ等級の電力
に変化するのに用いられる。バッテリ(又は他のエネルギーリザーバ)が無けれ
ば、起動及び冷却運転時にタービンを作動させるエネルギーは、商用配電網10
8から調達する必要がある。この条件の下では、シックスパックIGBTモジュ
ール96を通る電力の流れ方向は逆になる。DCバス112は、シックスパック
IGBTモジュール96をブーストコンバータ(電力ダイオードが整流器として
働く)として用いて商用配電網108からそのエネルギーを受け取る。DCは、
可変周波数AC電圧に変換されてタービンを作動させる。タービンを当初、可能
な限り急加速するために、電流はセブンパックIGBTモジュール94及び更に
シックスパックIGBTモジュール96を最高速度で流れる。
【0021】 制御ロジック116で駆動されるデュアルIGBTモジュール114は、3相
4線式負荷に給電するよう任意的に中性線となるよう用いられる。起動 タービンを起動させるためにエネルギーが必要である。図3及び図4を参照す
ると、このエネルギーは、商用配電網60又はエネルギーリザーバ64、例えば
バッテリ、フライホイール又はウルトラキャップから得ることができる。商用配
電網60がエネルギーを供給する場合、商用配電網60は、2つの回路を介して
電源制御装置52に接続される。第1は、全電力(30kW)を取り扱う出力接
触器である。第2は、限定された電力(これは、非常に大きなサージ電流を防止
するよう限定された電流である)を商用配電網66から単一の整流器を介してD
Cバス62に供給する「ソフトスタート(soft-start)」又は「プリチャージ(
pre-charge)」回路である。ソフトスタート回路を介して供給される電力の量は
、ハウスキーピング電源を起動させ、制御盤に電力供給し、そしてIGBTのた
めの電源を動作させ、そして出力接触器を閉路するのに十分である。接触器が閉
路すると、IGBTは、AC波形からDCを生じさせるよう構成されている。燃
料計量回路42を動作させ、エンジンを起動し、そして種々のソレノイド(エン
ジンに取り付けられたダンプ弁を含む)を閉じるのに十分な電力が得られる。
【0022】 エネルギーリザーバ64がエネルギーを供給する場合、エネルギーリザーバ6
4は、サージ回路をDCバスキャパシタ内に制限するそれ自体の電力変換回路6
2を有している。エネルギーリザーバ64により、燃料計量回路42を動作させ
、エンジンを起動し、そして種々のソレノイド(エンジンに取り付けられたダン
プ弁を含む)を閉じるのに十分な電力がDCバス62に流れることができる。エ
ンジンが自己持続状態になった後、エンジンリザーバは、電力をDCバス62か
ら導くことによりエンジンを起動させるのに用いられたエネルギーに取って代わ
り始める。上述のシーケンスに加えて、電源制御装置は、初期のパワーアップ相
の間、他の制御装置があるかどうかを検出する。もう一つの制御装置が検出され
た場合、この制御装置は、マルチパックの一部に違いなく、マルチパックの一部
として動作できるようそれ自体の自動構成を開始する。システムレベル動作 図6を参照すると、本発明の電源制御装置136を用いた商用配電網132と
タービン発電機148との間のインタフェースの機能ブロック図130が示され
ている。この例では、電源制御装置136は、2つの双方向コンバータ138,
140を有している。永久磁石発電機用コンバータ140が、ユーティリティ又
はバッテリ電力でタービン148(発電機として永久磁石発電機を用いている)
を起動させる。次に、負荷用コンバータ138が、発電機用コンバータ140か
らの出力を用いてAC電力を生じさせ、電力を高速タービン発電機148から導
く。電源制御装置136はまた、タービン148への燃料を調整し、ユニット相
互間の通信を可能にする(並列接続システム状態で)及び外部事業体への通信を
可能にする。
【0023】 ユーティリティ起動シーケンス中、ユーティリティ132は、負荷用コンバー
タ138を介してラインを「積極的に」整流し、次にDCを発電機用コンバータ
136で可変電圧可変周波数3相電力に変換することにより起動電力をタービン
148に供給する。図7に示すように、スタンドアロン用途150の場合、起動
シーケンスは、起動電力が外部バッテリ制御装置の制御のもとでバッテリ170
から得られることを除き、図6に示すユーティリティ起動シーケンスと同一であ
る。次に、負荷152に負荷用コンバータ158の出力端子から給電する。
【0024】 図8を参照すると、電源制御装置を用いる商用配電網132とタービン発電機
148との間のインタフェースの全体構成180が示されている。この場合も、
制御ロジック184が、電力を燃料カットオフソレノイド198、燃料制御弁2
00及び点火装置202への電力を供給する。もし必要であれば、外部バッテリ
制御装置(図示せず)が、直接DCバス190に接続される。本発明の変形実施
形態によれば、別個の可変駆動装置から動作される圧縮機(図示せず)を含む燃
料系統(図示せず)もまた、その電力をDCバス190から直接引き出すことが
できる。
【0025】 動作原理を説明すると、制御及び起動電力は、外部バッテリ制御装置(バッテ
リ起動用途の場合)とユーティリティの何れかから得られ、このユーティリティ
は、内部バスキャパシタ190にゆっくりと充電するよう突入限流技術(inrush
limiting techniques)を用いて整流器に接続されている。商用配電網接続動作
の場合、制御ロジック184は、負荷用コンバータ192と連携したソリッドス
テートIGBTスイッチ214を順次駆動し、ユーティリティ電圧を昇圧させて
発電機用コンバータ186に起動電力を与える。スイッチ214は好ましくは、
高周波(15kHz)で動作され、パルス幅変調方式で変調されて4象限コンバー
タ動作が得られるようにする。本発明によれば、負荷用コンバータ192は、電
力をDCバス190から商用配電網222に、或いは商用配電網222からDC
バス190に出す。電流調整器(図示せず)が、この制御を行うことができる。
任意的に、スイッチ214のうち2つが、スタンドアロン用途について人工的な
中性線を生じさせるのに役立つ(スタンドアロン用途の場合、外部DCコンバー
タ220と連携した外部DC電源(図示せず)からの起動電力が直接DCバス1
90に印加される)。
【0026】 発電用コンバータ186と関連したソリッドステート(IGBT)スイッチ2
14も又、制御ロジック184から駆動され、タービン208を起動させるよう
発電機218に可変電圧可変周波数3相駆動を与える。制御ロジック184は、
タービン206が起動シーケンスを完了するよう増速すると、電流センサIsens を介してフィードバックを受け取る。タービン206が例えば約40,000R
PMの自己持続速度に達すると、発電機用コンバータ186は、その動作モード
を変えて発電機の出力電圧を昇圧し、定DCバス電圧を生じさせる。
【0027】 発電機用コンバータ186と連携したPMGフィルタ188は、動作効率を上
げるために永久磁石発電機208から高周波スイッチング成分を除去する3つの
インダクタを有している。負荷用コンバータ192と連携した出力ACフィルタ
194が、高周波スイッチング成分を除去するために3つの又は任意的に4つの
インダクタ(図示せず)及びACフィルタキャパシタ(図示せず)を有している
。出力接触器210は、ユニットが故障した場合に負荷用コンバータ192を切
り離す。
【0028】 起動シーケンス中、制御ロジック184は燃料カットオフソレノイド198を
開路し、これをシステムがオフ状態に命令されるまで開路状態に保つ。燃料制御
装置200は、動的調整範囲を提供し、起動中は最少量の燃料を、全負荷状態で
は最大量の燃料をもたらす可変流量弁であるのがよい。種々の燃料制御装置を利
用することができ、かかる燃料制御装置としては、液体及び気体燃料制御装置が
挙げられるが、これらには限定されない。当業者であれば、燃料制御を種々の構
成例で行うことができることが理解されよう。かかる構成例としては、ほぼ1/
4psigというような低い燃料圧力を許容する一段又は二段ガス圧縮機が挙げられ
るが、これには限定されない。点火装置202、即ち、内燃機関のための点火プ
ラグに類似したスパークタイプの装置が、起動シーケンス装置が、起動シーケン
ス中にのみ動作される。
【0029】 スタンドアロン作動の場合、タービン206は、外部DCコンバータ220を
用いて起動され、このコンバータは、バッテリ(図示せず)からの電圧を昇圧し
、直接DCバス190に接続されている。次に、負荷用コンバータ192を定電
圧定周波数(例えば、約50又は60Hz)源として構成する。当業者であれば
、出力は、定電圧定周波数源に限定されず、可変電圧可変周波数源であってもよ
いことは理解されよう。電力需要が急増した場合、外部DCコンバータ220は
エネルギーを一時的にDCバス190及び出力に供給する。新しい動作点が達成
された後エネルギーを回復させる。
【0030】 商用配電網接続動作の場合、商用配電網電力は、上述のように起動のために用
いられる。タービン206が所望の動作速度に達すると、コンバータ192を商
用配電網周波数で動作させ、商用配電網222を同期させ、これは本質的に電流
源コンバータとして働き、励振のために商用配電網電圧を必要とする。商用配電
網222が異常になると、商用配電網222の配電停止が検出され、ユニット出
力が0になって切れる。ユニットは、外部制御信号を受け取って所望の出力電力
を制御し、例えば施設で引かれている電力をオフセットすることができるが、負
荷がシステムから逆給電されないようにすることができる。電源制御装置ソフトウエア 図9を参照すると、電源制御装置230は、主CPU232、発電機SP23
4及びコンバータSP236を有している。主CPUソフトウエアプログラムは
、電源制御装置230の内部で生じる事象を順番付け、外部に接続された装置へ
の通信状態を調整する。主PCU232は好ましくは、アリゾナ州フェニックス
所在のモトローラ・セミコンダクター・インコーポレーテッドから入手できるM
C68332マイクロプロセッサである。他の適当な市販マイクロプロセッサも
使用可能である。ソフトウエアは、エンジン作動状態を制御し、電力出力を決定
し、そしてシステム故障を検出するアルゴリズムを実行する。
【0031】 命令された動作モードは、電力を制御装置内の主要なコンバータ中へどのよう
に切り替えるかを決定するために用いられる。このソフトウエアは、タービンエ
ンジン制御を受け持ち、他のSPプロセッサにコマンドを出してこれらが発電機
用コンバータの出力コンバータ電力切り替えを行うことができるようにする。制
御装置はまた、ブラック起動(black start )及び過渡的機能を発揮する外部に
接続されたエネルギー貯蔵装置(図示せず)とインタフェースする。
【0032】 発電機SP234とコンバータSP236は、直列周辺インタフェース(SP
I)バス238を介して電源制御装置230に接続されており、それにより発電
機及びコンバータ制御機能を発揮する。発電機SP234は、DCバス258と
発電機への出力との間に生じる任意の切り替えをすることができる。コンバータ
SP236は、DCバス258と負荷への出力との間に生じる切換えを受け持つ
。図5に示すように、発電機SP234及びコンバータSP236は、IGBT
モジュールを動作させる。
【0033】 ローカルデバイス、例えばスマートディスプレイ242、スマートバッテリ2
44及びスマート燃料制御装置246は、制御装置内バス240を介して電源制
御装置230内の主CPU232に接続されており、この制御装置相互間バスは
、RS485通信リンクであるのがよい。スマートディスプレイ242、スマー
トバッテリ244及びスマート燃料制御装置246は、専用の制御装置機能を発
揮し、かかる機能としては、表示、エネルギー貯蔵管理及び燃料制御機能が挙げ
られるが、これらには限定されない。
【0034】 電源制御装置230内の主CPU232は、データ収集及び(又は)遠隔操作
が可能なコンピュータ、ワークステーション、モデム又は他のデータ端末装置に
接続可能にユーザポート248に結合されている。ユーザポート248は、RS
232インタフェース又は他の互換性のあるインタフェースを用いて具体化でき
る。
【0035】 電源制御装置230内の主CPU232は又、遠隔における開発、障害追跡及
びフィールドアップグレードを可能にするコンピュータ、ワークステーション、
モデム又は他のデータ端末装置に接続可能にユーザポート250に結合されてい
る。メンテナンス又は保守ポート250をRS232インタフェース又は他の互
換性のあるインタフェースを用いて具体化できる。
【0036】 主CPUプロセッサソフトウエアは、制御装置相互間バス252、代表的には
、イーサネット(Ethernet)10ベース(Base)2インタフェースでTCP/I
Pスタックを介してデータ通信してデータを収集し、コマンドを電源制御装置相
互間に出す(図示のように、且つ図15を関連して詳細に説明するように)。本
発明によれば、主CPUプロセッサソフトウエアは、単一のより大きな発電機シ
ステムとしての多数の並列接続ユニットのシームレス動作を可能にする。1ユニ
ット、即ちマスタは、バスを調整し、コマンドを全てのユニットに送る。
【0037】 制御装置相互間バス254(これは、RS485通信リンクであるのがよい)
は、コンバータSP(例えば、コンバータSP236を含む)相互間における電
力出力信号の高速同期を直接可能にする。主CPUソフトウエアは、制御装置相
互間バス254による通信を受け持たないが、コンバータSP(コンバータSP
236を含む)に主CPU232がマスタとしていつ選択されたかを知らせる。
【0038】 外部の任意的に用いられるポートバス256(これは、RS485通信リンク
であるのがよい)により、外部装置(外部装置としては、電力計及び自動切離し
スイッチが挙げられるが、これらには限定されない)を発電機SP234に接続
することができる。
【0039】 動作原理を説明すると、主CPU232は、電力が制御盤に印加されると、ポ
スト(POST:Power On Self Test)の実行を開始する。外部装置が検出され
て、システムが取り扱うよう構成された動作モードを決定する情報を出す。電源
制御装置230は、外部装置に問い合わせをすることにより起動コマンドを待つ
。電源制御装置230はいったんこれを受け取ると、シーケンスを進めて発電を
開始する。最低条件として、主CPU232は、コマンドを外部スマート装置2
42,244,246に出して電源制御装置230をオンライン状態にするのを
助ける。ソフトウエアは、もしマスタとして選択されるとコマンドを出して並列
接続されている他の電源制御装置(図15)の順番付けを開始する。停止コマン
ドが、システムの動作を停止させてこれをオフライン状態にする。
【0040】 システムI/O 主CPU232ソフトウエアは、制御盤上の幾つかの電子回路(図示せず)と
インタフェースして全ての電源制御装置230に対して汎用性のある装置を作動
させる。システムI/Oへのインタフェースは、電源制御装置230内に設けれ
ているレジスタの初期化で始まり、内部モードを構成して外部ピン制御を選択す
る。いったん初期化されると、ソフトウエアは、ディスクリート入力/出力、ア
ナログ入力/出力及び通信ポートを含む種々の回路に接近できる。これら外部装
置はまた、装置が動作状態になる前に初期化を必要とするレジスタをこれらの中
に更に有するのがよい。
【0041】 以下のサブセクションの各々では、ソフトウエアとのインタフェースを必要と
する周辺装置を決める大筋が与えられている。これらサブセクションの内容は、
必要とされる正確な意味でのハードウエアレジスタの初期化を特定するわけでは
ない。
【0042】 通信 図9を参照すると、主CPU232は、電源制御装置230内における全ての
通信システムを受け持っている。複数の電源制御装置230相互間のデータ伝送
は、制御装置相互間バス252を介して行われる。主CPU232は、電源制御
装置230に取り付けられた通信用ハードウエアを制御装置相互間バス252に
合わせて初期化する。
【0043】 主CPU232は、動作のために情報を共用する外部装置(スマート装置24
2,244,246を含む)の制御を可能にする。外部装置(スマートディスプ
レイ242、スマートバッテリ244及びスマート燃料制御装置246を含む)
へのデータ伝送は、制御装置内通信バス240を介して行われる。主CPU23
2は、電源制御装置230に取り付けられた任意の通信用ハードウエアを制御装
置内通信バス240に合わせて初期化し、バスマスタについて構成された特徴を
制御装置内通信バス240上に具体化する。
【0044】 マスタ制御機能を行うために用いられる装置、例えばスイッチギア及び電力計
相互間の通信は、外部装置バス246にわたってデータを交換する。主CPU2
32は、電源制御装置230に取り付けられた通信用ハードウエアを制御装置内
通信バス240に合わせて初期化し、バスマスタのついて定められた特徴を制御
装置内通信バス240上に具体化する。
【0045】 ユーザコンピュータを用いる通信は、ユーザインタフェースポート248を介
して行われる。主CPU232は、電源制御装置230に取り付けられた通信用
ハードウエアを外部機器ポート246に合わせて初期化し、バスマスタのついて
定められた特徴を外部機器ポート246上に具体化する。代表的な構成例では、
電源投入時においては、初期ボーレートは、19,200ボー、8データビット
、1ストップ及びパリティなしに選択されることになろう。ユーザは、ユーザイ
ンタフェースポート248又は任意的に用いられるスマート外部ディスプレイ2
42を介して通信速度設定値を調整し、これを保存することができる。保存され
た通信速度は、電源制御装置230の電源を入れる次の時に用いられる。主CP
U232は、保守インタフェースポート250を介して例えばヘイズ(Hayes )
準拠モデムのようなモデムと通信する。いったん通信が確立されると、主CPU
232は、あたかもローカルコンピュータに接続されているかのごとく動作し、
保守インタフェースポート250上のスレーブとして動作する(これは出された
コマンドに応答するにすぎない)。
【0046】 制御装置 図9を参照すると、主CPU232は、電源制御装置230のためのモータ、
コンバータ及びエンジン制御の動作を全体的に調整する。主CPU232は、モ
ータ及びコンバータ制御を直接的には行わない。そうではなく、発電機及びコン
バータSPプロセッサ234,236は、主CPU232から通信されたデータ
に基づいて特定の制御アルゴリズムを実行する。エンジン制御は、主CPU23
2によって直接行われる(図14参照)。
【0047】 主CPU232は、SPI通信バス238を介して発電機SP234にコマン
ドを出し、所要のモータ制御機能を実行する。発電機SP234は、主CPU2
32によって選択されたDCバスモード又はRPMモードのいずれかでモータ(
図示せず)を動作させる。DCバス電圧モードでは、発電機SP234は、モー
タからの動力を用いてDCバスを設定値に維持する。RPMモードでは、発電機
SP234はモータからの動力を用いてエンジン速度を設定値に維持する。主C
PU232は、設定値を与える。
【0048】 主CPU232は、SPI通信バス238を介してコンバータSP236にコ
マンドを出し、所要のコンバータ制御機能を実行する。コンバータSP236は
、主CPU232によって選択されたDCバスモード、出力電流モード又は出力
電圧モードのいずれかでコンバータ(図示せず)を動作させる。DCバス電圧モ
ードでは、コンバータSP236は、電源制御装置230により得られたユーテ
ィリティ電力を調整して内部バス電圧を設定値に維持する。出力電流モードでは
、コンバータSP236は、DCバスからの電力を用いて、命令された電流をコ
ンバータから引き出す。出力電圧モードでは、コンバータSP236は、DCバ
スからの電力を利用して命令された電圧をコンバータから取り出す。主CPU2
32は、設定値を与える。
【0049】 図10〜図12を参照すると、制御ループ260,282,300が、エンジ
ン制御部を調整するのに用いられる。これらループは、出口ガス温度(EGT)
制御部(図10)、速度制御部(図11)及び電源制御部(図12)を含む。全
部で3つの制御ループ260,282,300は、主CPU232により個々に
又はまとめて用いられて電源制御装置230について必要とされる動的制御及び
性能を発揮させる。これらループは、互いに異なる動作モードに合わせて互いに
結合される。
【0050】 オープンループ点火(light off )制御アルゴリズムは、燃焼が始まるまで燃
料を噴射するために用いられる燃料装置のプログラムされたコマンドである。代
表的な構成例では、主CPU232は、エンジンEGTのスナップショットをと
り、全コマンドのうち約0%〜25%について燃料装置に約5秒間でコマンドを
出力し始める。エンジンライトは、エンジンEGTが初期スナップショットから
約28℃(50°F)上昇するとエンジン稼働状態であることが宣言される。
【0051】 図10を参照すると、EGT制御モードループ260は、タービンの温度を調
整するための種々の燃料出力コマンドを出す。エンジン速度信号262は、所定
の温度設定値に応じて最高EGT設定温度266を決定するために用いられる。
EGT設定温度266を比較器268によってフィードバックEGT信号270
と比較してエラー信号272が定められ、このエラー信号を次に、比例積分(P
I)アルゴリズム274に印加してEGTを設定値に調整するのに必要な燃料コ
マンドを決定する。燃料最高/最低限度278が、積分器ワインドアップからの
保護のためにEGT制御アルゴリズム燃料コマンド出力276を制限するのに用
いられる。その結果得られた出力信号280は、調整されたEGT信号燃料流量
コマンドである。動作にあたり、EGT制御モードループ260は、約100m
sレートで動作する。
【0052】 図11を参照すると、速度制御モードループ282は、タービンの回転速度を
調節するために種々の燃料出力コマンドを出す。フィードバック速度信号288
を読み取って、これを比較器286によって速度設定信号284と比較してエラ
ー信号290を定め、このエラー信号を次に、PIアルゴリズム292に印加し
てエンジン速度を設定値に調整するのに必要な燃料コマンドを決定する。EGT
制御部(図10)及び燃料最高/最低限度を速度制御アルゴリズム282と関連
して用いて出力信号294をサージ及びフレームアウト条件から保護する。その
結果得られた出力信号298は、調整されたタービン速度燃料流量コマンドであ
る。代表的な具体例では、速度制御モードループ282は、約20msレートで
動作する。
【0053】 図12を参照すると、電源制御モードループ300は、タービンの動力発生能
力を調整する。フィードバック電力信号306を読み取って、これを比較器30
4によって電力設定信号302と比較してエラー信号308を定め、このエラー
信号を次に、PIアルゴリズム310に印加して出力電力を設定値に調整するの
に必要な速度コマンドを決定する。速度最大/最小限度は、電源制御アルゴリズ
ム速度コマンド出力を制限して出力信号312が速度過剰条件及び速度不足条件
にならないよう保護する。その結果得られた出力信号316は、調整された電力
信号タービン速度コマンドである。代表的な具体例では、タービンの最高運転速
度は一般に96,000RPMであり、タービンの最低運転速度は、一般に45
,000RPMである。ループは一般に約500msレートで動作する。
【0054】 起動専用バッテリ 図14を参照すると、エネルギー貯蔵装置470は、起動専用バッテリである
のがよい。DCバス電圧制御モードでは、起動専用バッテリ470は、電圧を設
定値コマンドに調整するためのエネルギーをもたらす。主CPU472はバス電
圧を調節して電源制御装置478の構成に応じて種々の値で制御する。充電(S
OC)制御モードの状態では、起動専用バッテリシステムは、要求されると再充
電電力要求を出す。利用可能な再充電電力は一般に、出力負荷及びシステム寄生
負荷に供給される電力よりも小さな最高エンジン電力にほぼ等しい。主CPU4
72は、再充電電力レベルを伝送し、この再充電電力レベルは、元々の電力需要
の最低レベルであって利用可能な再充電電力である。
【0055】 非常用バッテリ 非常用バッテリは、上述したDCバス電圧制御部及び起動専用バッテリについ
て上述した充電(SOC)制御を可能にする。非常用バッテリは、起動専用バッ
テリよりも大型のエネルギー貯蔵装置を収容している。
【0056】 DCバス電圧制御 DCバス462は、ロジック電力、外部コンポーネント及びシステム電力出力
のための電力を供給する。表1は、バス電圧が電源制御装置478の出力電力構
成に基づいて制御される設定値を定めている。
【0057】 表 1 B3電力出力 設定値 480/400VAC出力 800Vdc 240/208VAC出力 400Vdc 種々の動作モードでは、電源制御装置478は、DCバス電圧レベルの管理を
受け持つ種々の制御アルゴリズムを有することになる。バッテリオプション47
0のうち任意のもの及びSP456,458は、DCバス462の電圧レベルを
調整するために電力潮流を制御するモードを有する。任意の動作環境のもとでは
、1つの装置だけにコマンドを出してこれをDCバス462を調整するモードに
する。多数のアルゴリズムは、必然的にシステムの応答性を遅くすると共にソフ
トウエアを理解困難にする共用ロジックを必要とする。
【0058】 システム状態 図13を参照すると、電源制御装置478の種々の動作状態を示す状態説明図
320が示されている。システムを動作手順全体を通じて順番付けするには、電
源制御装置が表2に定められた動作状態を移行することが必要である。
【0059】 表 2 0 パワーアップ システムを初期化して検査する動作を実行する 1 待 機 バスへの電力を止め、起動コマンドを待ちながらシステム のモニターを続行する。 2 起動準備 起動手順を実行するために準備された外部装置を初期化す る。 3 ベアリングリフトオフ システムを構成してエンジンにコマンドを出して (Bearing Lift Off) これを所定のRPM、例えば25,000RPM まで回転させる。 4 オープンループ点火 点火装置をターンオンして燃料オープンループに コマンドを出してエンジンに点火する。 5 クローズドループ加速 システムが無負荷状態に達するまでモニター及び クローズド燃料制御を続行する 6 ラン(運転) 電源制御装置を動作させるためだけに電力を発生する無負 荷事故持続状態でエンジンを動作させる。 7 負荷 コンバータ出力接触器を閉路してシステムが発電中。 8 再充電 システムが燃料だけで作動し、エネルギー貯蔵装置(据え 付けられている場合)を再充電するための電力を生じさせ る。 9 クールダウン(冷却) システムが作動停止前にEGTを減少させるため にエンジンをモニターしている。 10 再起動 起動コマンドが冷却状態で受け取られると、オープンルー プライトを開始するためにエンジン速度を減速する。 11 再点火 クールダウンからウォームダウン状態に一時的にタービン の再点火を行う。モニターが不可能な場合、エンジンの冷 却を続行したままにする。 12 ウォームダウン(Warmdown) 燃料を用いるタービン動作を所定のRP M、例えば50,000RPMで持続さ せてエンジンモニターが可能でない場合 に冷却させる。 13 動作停止 システムを冷却後に再構成して待機状態に入る。 14 故障 電力変換を実行不能にする故障が存在すると全ての出力 をターンオフする。ロジック電力は依然として、システム 故障の問合せをすることができる状態にある。 15 実行不能(ディスエーブル) 処理を実行できない場合には故障が生じ ている。全てのシステム動作が実行不能 となる。
【0060】 主CPU472は、電力を印加した後「パワーアップ」状態322における実
行を開始する。「待機」状態324への移行は、「パワーアップ」状態322の
仕事を首尾よく完了すると行われる。起動サイクルを開始することにより、シス
テムは「起動準備」状態326に移行し、ここで全てのシステムコンポーネント
は、エンジンの起動ができるよう初期化される。するとエンジンは起動状態を順
に実行して「RAM/負荷」状態328になる。システムの動作を停止させるた
め、システムに送られて「ウォームダウン」又は「冷却」状態322にする停止
コマンドを開始する。バッテリを有するシステムは、「ウォームダウン」又は「
冷却」状態332に入る前に「再充電」状態334に入ることができる。システ
ムは最終的に「ウォームダウン」又は「冷却」状態332を完了すると、「動作
停止」状態330を介する移行が、システムが次の起動サイクルを待っている「
待機」状態324に入る前に行われることになる。任意の状態にある間、システ
ムを動作するべきではないということを指示するシステムの重大度で故障を検出
すると、システム状態は「故障」状態334に移行することになる。プロセッサ
の故障が生じたことを示す故障の検出により、システムは「動作不能」状態33
6に移行することになる。
【0061】 当業者であれば、各動作モードに対応するためには、状態説明図は、各動作モ
ードに関して独特の状態が得られるよう多次元のものである。例えば、「起動準
備」状態326では、制御に関する要件は、選択された動作モードに応じて様々
であろう。したがって、スタンドアロン「起動準備」状態326、スタンドアロ
ン一時的「起動準備」状態326、商用配電網接続「起動準備」状態326、商
用配電網接続一時的「起動準備」状態326が存在することが必要であろう。各
組合せは、システム構成(SYSCON)シーケンスと呼ばれている。主CPU
472は、SYSCONワードとして知られている16ビットのワードで種々の
システム構成シーケンスの各々を識別し、このSYSCONワードは、動作モー
ド及びシステム状態番号のビットによる構成である。代表的な構成例では、シス
テム状態番号は、ビット0〜11でパックされている。動作モード番号は、ビッ
ト12〜15でパックされている。このパック法により、システムは、16個の
互いに異なる動作モードで4096の互いに異なるシステム状態を順番に行うこ
とができるシステムが提供される。
【0062】 互いに別個の「パワーアップ」322、「再点火」338、「ウォームダウン
」332、「故障」334及び「動作不能」336状態は、各動作モードには不
要である。これら状態の内容は、モードとは無関係である。
【0063】 「パワーアップ」状態 システムの動作は、いったん電力の印加により主CPU472が作動状態にな
ると「パワーアップ」状態322で始まる。電力をいったん電源制御装置478
に印加すると、全てのハードウエアコンポーネントは自動的にハードウエア回路
によってリセットされる。主CPU472は、ハードウエアが正しく機能するよ
うにすることができ、コンポーネントを動作可能に構成する。主CPU472は
また、それ自体の内部データ構造を初期化し、リアルタイムオペレーティングシ
ステム(RTOS)を起動させることにより実行を開始する。これらタスクを守
備よく完了すると、「待機」状態324へのソフトウエアの移行が行われる。主
CPU472は、これらの手順を以下の順序で実行する。
【0064】 1. 主CPU472を初期化する。 2. RAMの検査を実行する。 3. FALASHチェックサムを実行する。 4. RTOSを起動する。 5. 残りのPOSTを実行する。 6. SPI通信を初期化する。 7. 発電機SPチェックサムを確認する。 8. コンバータSPチェックサムを確認する。 9. 制御装置相互間通信手段を初期化する。 10. 外部装置アドレスを解釈(又は、解決)する。 11. 入力ライン電圧を見る。 12. モードを決定する。 13. メンテナンスポートを初期化する。 14. ユーザポートを初期化する。 15. 外部オプションポートを初期化する。 16. 制御装置相互間通信手段を初期化する。 17. マスタ/コマスタ(master/co-master)を選択する。 18. アドレス指定を解釈する。 19. 待機状態に移行する(動作モードに応じて) 「待機」状態 主CPU472は、起動コマンド信号を待ちながら「待機状態」324で通常
のシステムモニターを実行し続ける。主CPU472は、エネルギー貯蔵装置4
70又はユーティリティ468にコマンドを出して連続電力供給を行う。動作の
際、主CPU472は、起動待機状態で又は障害追跡目的でパワーオン状態にな
ったままのことが多い。主CPU472がパワーアップされている間、ソフトウ
エアは、システムのモニターを実行し続け、もし故障が発生した場合には診断を
行う。全ての通信は、動作を続行して外部源とのインタフェースとなる。起動コ
マンドは、システムを「起動準備」状態326に移行させることになろう。
【0065】 「起動準備」状態 主CPU472は、エンジン起動プロセスの制御システムコンポーネントを準
備する。多くの外部装置は、実際の起動手順の開始前にハードウエアの初期化の
ための追加の時間を必要とする場合がある。「起動準備」状態326は、これら
装置に初期化を行うのに必要な時間を提供し、起動プロセスが開始可能であると
いう知らせを主CPU472に送る。またシステムがいったん動作可能状態にな
ると、ソフトウエアは、「リフトオフ確認(bearing lift off)」状態328に
移行することになる。
【0066】 「リフトオフ確認」状態 主CPU472は、発電機SP456にコマンドを出してエンジンを代表的に
は約0RPM〜25,000RPMにエンジン454を動かしてリフトオフ確認
手順を実施する。次の状態への移行が生じる前にシャフトが回転しているのを確
かめる検査を行う。
【0067】 「オープンループ点火」状態 モータ452がいったんそのリフトオフ速度に達すると、ソフトウエアは実行
を開始して、燃焼がタービン内で生じていることを確認する。代表的な構成例で
は、主CPU472は発電機SP456にコマンドを出してエンジン454を約
25,000RPMのドエル(dwell )速度に動かす。オープンループ点火状態
340の実行により燃焼が始まる。すると、主CPU472は、エンジン454
が「クローズループ加速」状態342への移行前に「点火不能」基準を満たして
いないことを確かめる。
【0068】 「クローズドループ加速」状態 主CPU472は、エンジン454の燃焼加熱プロセスを順に行ってエンジン
454を自己持続運転状態にする。約4,000RPM/sの速度で約45,0
00RPMにエンジン速度を増大させるコマンドが発電機SP456に与えられ
る。燃焼及びエンジンの加熱をもたらす燃料制御が実行される。エンジン454
が「無負荷」(動かすのに電力を必要としない)に達すると、ソフトウエアは「
ラン」状態344に移行する。
【0069】 「ラン」状態 主CPU472は、エンジンを無負荷状態で作動させるために制御アルゴリズ
ムの動作を実行し続ける。制御エレクトロニクスを動作させ、エネルギー貯蔵装
置470を起動のために再充填するためにエンジン454から動力を生じさせる
のがよい。負荷用コンバータ458から出力される動力はない。電力イネーブル
信号がソフトウエアを「負荷」状態346に移行させる。停止コマンドが、シス
テムを移行させて作動停止手順を開始するようにする(これらは、動作モードに
応じて様々である)。
【0070】 「負荷」状態 主CPU472は、エンジンを所望負荷状態で作動させるために制御アルゴリ
ズムの動作を続行する。負荷コマンドが、通信ポート、ディスプレイ又はシステ
ム負荷を通じて出される。停止コマンドが、主CPU472を移行させて作動停
止手順を開始させる(これらは、動作モードに応じて様々である)。電力ディス
エーブル信号が主CPU472を「ラン」状態344に戻すことができる。
【0071】 「再充電」状態 エネルギー貯蔵オクションを持っているシステムは、エネルギー貯蔵装置47
0を、「ウォームダウン」状態348又は「クールダウン」332状態に入る前
に最大容量まで充電することが必要な場合がある。動作の「再充電」状態344
の実施中、主CPU472は、バッテリの充電及び制御装置への給電を行うため
に動力を生じさせるタービンの作動を続行する。取り出される動力は生じない。
エネルギー貯蔵装置470は、充電状態になると、システムはシステム故障状態
に応じて「クールダウン」332又は「ウォームダウン」348状態に移行する
【0072】 「クールダウン」状態 「クールダウン」状態332は、タービンを作動後に冷却する機能を発揮する
と共に燃料を燃焼器からサージする手段を提供する。通常の動作後、ソフトウエ
アは、順番にしたがってシステムを「クールダウン」状態332にする。代表的
な構成例では、エンジン454を約45,000RPMのクールダウン速度にす
る。空気流が、エンジン454を通りつづけて高温空気が冷却部分中の機械的構
成部品に至らないようにする。このモニタープロセスは、エンジンEGTが約1
93℃(380°F)のクールダウン温度以下になるまで続行する。クールダウ
ンは、エンジン454の運転停止時の最終クールダウン温度よりも非常に低い状
態で開始できる。エンジンの燃焼器は、残っている可能性のある過剰の燃料のパ
ージを必要とする。ソフトウエアは常に、クールダウンサイクルを60秒の最小
パージ時間の間常時動作させる。このパージ時間により、残っている燃料が燃焼
器から排出されるようになる。このプロセスの完了により、システムは「動作停
止」状態330に移行する。ユーザに対する便宜上、システムは再起動を行うこ
とができるようになるまでに開始された「クールダウン」状態332の完了を必
要としない。起動コマンドを出すことにより、システムは「再起動」状態350
に移行する。
【0073】 「再起動」状態 エンジン454は、エンジン454が再起動できる前に「クールダウン」状態
332から構成される。代表的な構成例では、ソフトウエアは、エンジン速度を
4,000RPM/sの速度で約25,000RPMまで下げる。エンジン速度
がいったんこのレベルに達すると、ソフトウエアにより、システムは「オープン
ループ点火」状態に移行して実際のエンジンの起動を行う。
【0074】 「作動停止」状態 「作動停止」状態330の間、エンジンのロータは、休止状態になり、システ
ム出力は、アイドリング動作が得られるように構成されている。代表的な構成例
では、ソフトウエアはロータにコマンドを出し、エンジン速度を2,000RP
M/sの速度に下げることにより休止状態にし、またはいずれが早くても無負荷
状態にする。いったん速度が約14,000RPMに達すると、発電機SPにコ
マンドが出されてシャフト速度を1秒かからずに約0RPMに下げる。
【0075】 「再点火」状態 ユーティリティ又はエネルギー貯蔵装置470から動力が得られない場合にシ
ステム故障が生じた時、ソフトウエアは燃焼を再点火してウォームダウンを行う
。発電機SPは、電圧(電力)を内部DCバスに合わせて調整するよう構成され
ている。燃料がオープンループ点火燃料制御アルゴリズムで定められたように追
加されて燃焼が生じるようにする。エンジンライトの検出により、システムは「
ウォームダウン」状態348に移行するようになる。
【0076】 「ウォームダウン」状態 エンジン454を無負荷状態で作動させて動作温度を「ウォームダウン」状態
348に下げるために電力が得られない場合、燃料が提供される。代表的な構成
例では、エンジン速度は、燃料を速度制御アルゴリズムにより供給することによ
り約50,000RPMで動作させる。約343℃(650°F)以下のエンジ
ン温度により、システムは「動作停止」状態330に移行する。
【0077】 「故障」状態 本発明は、タービンシステムの安全運転を損なう故障が存在している場合、全
て出力を無効にしてシステムを安全形態にする。もしエネルギーが使えれば、シ
ステムのモニター及び通信が続行する。
【0078】 「動作不能」状態 システムは、タービンシステムの安全運転を損なう故障が存在している場合、
全て出力を無効にしてシステムを安全形態にする。システムのモニター及び通信
は、たいていの場合、非続行状態となる。動作モード タービンは、2つの主要なモード、即ち商用配電網接続モード及びスタンドア
ロンモードで動く。商用配電網接続モードでは、配電系統、即ち商用配電網は、
基準電圧及び位相を供給し、タービンは動力を商用配電網と同期して供給する。
スタンドアロンモードでは、タービンは、それ自体の基準電圧及び位相を供給し
、動力を直接負荷に供給する。電源制御装置は、自動的にモード相互で切り替わ
る。
【0079】 2つの主要な動作モードには、サブモードがある。これらサブモードとしては
、スタンドアロンブラック(black )起動サブモード、スタンドアロン過渡事象
(一時的)サブモード、商用配電網接続サブモード及び商用配電網接続過渡事象
サブモードが挙げられる。動作モードを選択する基準は、多くの要因に基づいて
おり、かかる要因としては、電圧が出力端子に現れているかどうか、ブラック起
動バッテリオプションがあるかどうか、一時的バッテリオプションがあるかどう
かが挙げられるが、これらには限定されない。
【0080】 図14を参照すると、発電機コンバータ456及び負荷用コンバータ458は
、それぞれDCバス462へのエネルギー源460及びユーティリティ468の
インタフェースとなる。一例を挙げると、エネルギー源460は、エンジン45
4及び発電機452を含むタービンである。燃料装置474は、燃料を燃料ライ
ン476を介してエンジン454に供給する。発電機コンバータ456及び負荷
用コンバータ458は、制御装置472の制御の下で特注の双方向切換えコンバ
ータとして動作する。特に、制御装置472は、発電機コンバータ456及び負
荷用コンバータ458を、種々の動作モードが得られるように互いに異なる構成
に再構成する。これらモードとしては、以下に詳細に説明するように、スタンド
アロンブラック(black )起動、スタンドアロン過渡事象、商用配電網接続及び
商用配電網接続過渡事象がある。制御装置472は、発電機452及びユーティ
リティ468の電力の吸収又は放出の仕方及び任意の時点におけるDCバス46
2の調整の仕方を制御する。このようにすると、エネルギー源460、ユーティ
リティ/負荷468及びエネルギー貯蔵装置470を用いて電力の供給、貯蔵及
び(又は)使用を効率的に行うことができる。制御装置472は、コマンド信号
をライン479を介してエンジン454に与えてタービン460の速度を求める
。タービン460の速度は、発電機452を介して維持される。制御装置472
はまた、コマンド信号を制御ライン480を介して燃料装置474に与えてエン
ジン454のEGTをその最大効率点に維持する。発電機SP456は、タービ
ン460の速度の維持を受け持っているが、電流を発電機452に導入し、また
は電流を発電機452から引き出すことができる。
【0081】 スタンドアロンブラック起動 図14を参照すると、スタンドアロンブラック起動モードでは、エネルギー貯
蔵装置470、例えばバッテリは、エネルギー源460、例えばエンジン454
及び発電機452を含むタービンが全ての一時的及び定常エネルギーを供給して
いる間、起動目的のために設けられている。表3を参照すると、代表的なスタン
ドアロンブラック起動モードの制御が示されている。
【0082】 表 3 システム エンジン モータ コンバータ エネルギー 状態 制 御 制 御 制 御 貯蔵装置制御 パワーアップ − − − − 待機 − − − DCバス 起動準備 − − − DCバス リフトオフ確認 − RPM − DCバス オープンループ点火 オープンループ RPM − DCバス 点火 クローズドループ加速 EGT RPM − DCバス ラン 速度 DCバス − SOC 負荷 速度 DCバス 電圧 SOC 再充電 速度 DCバス − SOC 冷却(クールダウン) − RPM − DCバス 再起動 − RPM − DCバス 動作停止 − RPM − DCバス 再点火 速度 DCバス − − ウォームダウン 速度 DCバス − − 故障 − − − − 動作不能 − − − −スタンドアロン過渡事象 スタンドアロン過渡事象モードでは、貯蔵装置479は、エネルギー源460
(この例ではタービン)を起動させてこれを支援し、過渡的条件の間、最大定格
出力動力を供給する目的で設けられている。貯蔵装置479、代表的にはバッテ
リは、動作中、DCバス462に常時取り付けられていて、電流の形態のエネル
ギーを供給してDCバス462上の電圧を維持する。コンバータ/SP458は
、出力動力の発生時、定電圧源となる。その結果、負荷468には、これが必要
とする適当なAC電圧値が供給される。表4を参照すると、代表的なスタンドア
ロン過渡事象モードの制御が示されている。
【0083】 表 4 システム エンジン モータ コンバータ エネルギー 状態 制 御 制 御 制 御 貯蔵装置制御 パワーアップ − − − − 待機 − − − DCバス 起動準備 − − − DCバス リフトオフ確認 − RPM − DCバス オープンループ点火 オープンループ RPM − DCバス 点火 クローズドループ加速 EGT RPM − DCバス ラン 電力及びEGT RPM − DCバス 負荷 電力及びEGT RPM 電圧 DCバス 再充電 電力及びEGT RPM − DCバス 冷却(クールダウン) − RPM − DCバス 再起動 − RPM − DCバス 動作停止 − RPM − DCバス 再点火 速度 DCバス − − ウォームダウン 速度 DCバス − − 故障 − − − − 動作不能 − − − − 「商用配電網接続」 図14を参照すると、商用配電網接続モードでは、エネルギー源460(この
例ではタービン)が、商用配電網468に接続されていて、過渡事象が商用配電
網468によって取り扱われる場合、負荷の平準化及び管理を行う。システムは
、電流源として働き、電流をユーティリティ468に送り込む。表5を参照する
と、代表的な商用配電網接続モードの制御が示されている。
【0084】 表 5 システム エンジン モータ コンバータ エネルギー 状態 制 御 制 御 制 御 貯蔵装置制御 パワーアップ − − − N/A 待機 − − − N/A 起動準備 − − DCバス N/A リフトオフ確認 − RPM DCバス N/A オープンループ点火 オープンループ RPM DCバス N/A 点火 クローズドループ加速 EGT RPM DCバス N/A ラン 電力及びEGT RPM DCバス N/A 負荷 電力及びEGT RPM DCバス N/A 再充電 N/A N/A N/A N/A 冷却(クールダウン) − RPM DCバス N/A 再起動 − RPM DCバス N/A 動作停止 − RPM DCバス N/A 再点火 速度 DCバス − N/A ウォームダウン 速度 DCバス − N/A 故障 − − − N/A 動作不能 − − − N/A 商用配電網接続過渡事象 商用配電網接続過渡事象モードでは、エネルギー源460(この例ではタービ
ン)が、商用配電網468に接続されていて、負荷の平準化及び管理を行う。エ
ネルギー貯蔵装置470、代表的にはバッテリによって支援されるタービンは、
過渡事象に対処する。このシステムは、電流源として働き、エネルギー貯蔵装置
470の支援を受けて電流をユーティリティ468に送り込む。表6を参照する
と、代表的な商用配電網接続過渡事象モードの制御が示されている。
【0085】 表 6 システム エンジン モータ コンバータ エネルギー 状態 制 御 制 御 制 御 貯蔵装置制御 パワーアップ − − − − 待機 − − − DCバス 起動準備 − − − DCバス リフトオフ確認 − RPM − DCバス オープンループ点火 オープンループ RPM − DCバス 点火 クローズドループ加速 EGT RPM − DCバス ラン 電力及びEGT RPM − DCバス 負荷 電力及びEGT RPM 電流 DCバス 再充電 電力及びEGT RPM − DCバス 冷却(クールダウン) − RPM − DCバス 再起動 − RPM − DCバス 動作停止 − RPM − DCバス 再点火 速度 DCバス − − ウォームダウン 速度 DCバス − − 故障 − − − − 動作不能 − − − −マルチパック動作 本発明によれば、電源制御装置は、シングル又はマルチパック構成で動作する
ことができる。特に、電源制御装置は、シングルタービン発電機の制御装置であ
ることに加えて、マルチシステムを順番付けすることもできる。図15を参照す
ると、例示の目的で、3つの電源制御装置518,520,522を含むマルチ
パックシステム510が示されている。多数の制御装置518,520,522
を制御する機能は、各制御装置の主CPU(図示せず)に内臓されているディジ
タル通信インタフェース及び制御ロジックによって実行可能になる。
【0086】 2つの通信バス530,534が、マルチパック動作のための制御装置相互間
ディジタル通信インタフェースを作るのに用いられる。一方のバス534は、遅
いデータ交換のために用いられ、他方のバス530は、同期パケットを速い速度
で生じさせる。代表的な具体例、例えばIEEE−502.3では、バスは、デ
ータ収集、起動、停止、電力需要及びモード切替え機能を含む遅い通信が得られ
るよう制御装置518,520,522を互いにリンクさせる。RS485バス
は、システムの各々を互いにリンクさせて出力電力波形の同期を行わせる。
【0087】 当業者であれば、互いに接続できる電源制御装置の数は、3つに限られず、任
意の数の制御装置を互いに連結してマルチパック構成にすることができることは
理解されよう。各電源制御装置518,520,522は、それぞれそれ自体の
エネルギー貯蔵装置524,526,528、例えばバッテリを有している。本
発明の別の実施形態によれば、電源制御装置518,520,522は、すべて
同一の単一エネルギー貯蔵装置(図示せず)、例えば、個々のタービンにとって
は大きすぎる定格の非常に超大型エネルギー貯蔵装置に接続するのがよい。代表
的には回路遮断機で構成された配電盤が、エネルギーの分配を行う。
【0088】 マルチパック制御ロジックは、ワパーアップ時において、一方の制御装置がマ
スタであり、他方の制御装置がスレーブ装置になるのを定める。マスタは、全て
のユーザ入力コマンドの取扱い、全てのシステム内通信トランザクションの開始
及びユニットのディスパッチングを受け持っている。全ての制御装置518,5
20,522は、マスタとなる機能を持っているが、制御とバスの競合を減少さ
せるために1つの制御装置がマスタとして指示される。
【0089】 パワーアップ時、個々の制御装置518,520,522は、これらが接続さ
れるのはどの外部入力装置であるかを決定する。制御装置が最小の入力装置を有
している場合、これはマスタであることを主張する伝送を制御装置相互間バス5
30上に送る。マスタであることを主張する全ての制御装置518,520,5
22は、どれがマスタであるかの解釈又は分析を開始する。いったんマスタが選
択されると、ARPが実行されてアドレスを各スレーブシステムに割り当てる。
マスタの選択及びスレーブアドレスの割当て後、マルチパックシステム510は
、動作を開始することができる。
【0090】 コマスタも又、マスタ及びアドレス解釈サイクルの間に選択される。コマスタ
の仕事は、通常動作中スレーブのように働くことにある。コマスタは、マスタが
依然として正確に動作していることを指示する一定伝送パケットを受け取るはず
である。このパケットが安全期間、例えば20ms内に受け取られないとき、コ
マスタは、即座にマスタとなってマスタ制御の責任を受け持つことができる。
【0091】 マスタ中のロジックは、全てのスレーブタービン発電機システムを構成する。
スレーブは、商用配電網接続(電流源)又はスタンドアロン(電圧源)のいずれ
かであるよう選択されている。マスタ制御装置は、選択されると、その出力コン
バータロジック(コンバータSP)と通信してこのシステムがマスタであるよう
にする。この場合、コンバータSPは、制御装置相互間バス530上でのパケッ
ト伝送、出力波形と全てのスレーブシステムとの同期を受け持つ。伝送されたパ
ケットは、1/4サイクル〜1サイクルごとに予想される伝送で少なくとも出力
波形の角度及び誤り検査情報を含むであろう。
【0092】 マスタ制御ロジックは、次の3つの動作モードのうち1つに基づいてユニット
をディスパッチすることになる。かかる3つの動作モードは、(1)ピーク削減
動作モード、(2)負荷追従モード又は(3)基底負荷動作モードである。ピー
ク削減動作モードは、電力計を用いてビルディング又はアプリケーション方式で
全電力消費量を測定し、マルチパックシステム510は、一定負荷のユーティリ
ティ消費を減少させ、それによりユーティリティレートスケジュールを減少させ
、タービン発電機の総合的な経済的収益を増加させる。負荷追従モードは、電力
計がビルディング又はアプリケーション方式で全電力消費量を測定するピーク削
減動作モードのサブセットであり、マルチパックシステム10は、ユーティリテ
ィ消費量を0負荷に減少させる。基底負荷動作モードでは、マルチパックシステ
ム10は、一定負荷をもたらし、ユーティリティは、ビルディング又はアプリケ
ーション方式で負荷を補充する。これら制御モードは各々、総合的な動作効率を
最適化するために互いに異なる制御戦略を必要とする。
【0093】 マスタ解釈プロセス中にマスタであることを主張するシステム510にとって
代表的には最小数の入力装置が望ましい。探す対象である入力装置としては、デ
ィスプレイパネル、可動状態のRS232接続手段及びオプションポートに接続
された電力計が挙げられる。マルチパックシステム510は代表的には、ユーザ
入力コマンドを受け取るためのディスプレイパネル又はRS232接続手段及び
負荷追従又はピーク削減のための電力計を必要とする。
【0094】 本発明によれば、マスタ制御ロジックは、制御装置を動作時間に基づいてディ
スパッチする。これは、長時間にわたって動作している制御装置のターンオフ及
び少ない動作時間の制御装置のターンオンを含み、それにより特定システムの消
耗を減少させる。商用配電網分析及び過渡事象乗り切り 図16〜図18を参照すると、電源制御装置620の一時的取扱いシステム5
80が示されている。一時的取扱いシステム580により、電源制御装置620
は、リンギング前の瞬時性電圧上昇を生じさせる商用配電網616上の補正キャ
パシタのスイッチング又は切換えと関連した過渡事象を乗り切ることができる。
一時的取扱いシステム580はまた、他の故障状態を乗り切ることができ、かか
る他の故障状態としては、商用配電網616に生じる短絡による故障が挙げられ
るが、これには限定されず、かかる故障は首尾よく除かれると、電圧の瞬時性電
圧降下を引き起こす。一時的取扱いシステム580は、一般にA/D変換サンプ
リングに起因して電流応答速度が遅いディジタル制御装置と関連した過渡事象の
対処に特に有効である。過渡事象が生じている間、電流の大きな変化が、A/D
変換相互間で生じる場合がある。過渡事象により引き起こされる高電圧インパル
スは代表的には、ディジタル電源制御装置中に過電流を引き起こす。
【0095】 図17に示すように、代表的には商用配電網616上に存在する過渡事象を示
すグラフ590が示されている。秒単位で測定された電圧過渡事象の持続時間が
、x軸上に示され、V(ボルト)で測定されたその大きさは、y軸上に示されて
いる。大きさが比較的大きく(最高約200%)、持続時間が短い(1〜20m
sのどれか)例えば符号592のところで示されたキャパシタスイッチング過渡
事象は、電源制御装置の動作にとって問題となる場合がある。
【0096】 図16〜図18を参照すると、商用配電網616上の変化は、電圧の大きさの
変化として反映される。特に、商用配電網616上に生じた故障又は事象のタイ
プ及び重大度は、商用配電網616上の変化の大きさ及び持続時間をモニターす
るマグニチュード(大きさ)推定部584によって求めることができる。
【0097】 本発明によれば、電圧過渡事象の影響を最小限に抑えるには、電流をモニター
してこれが所定レベルを越えた時にスイッチングを停止して電流が減少し、それ
により電流がその所定レベルを越えないようにするのがよい。本発明はかくして
、電流及び電圧のディジタルサンプリングに基づく過渡事象検出方式よりも応答
性の早い電流検出回路に関するアナログの利点を持っている。持続時間の過渡的
状態が長いと、商用配電網が異常状態であることが分かる。これらを検出して電
源制御装置620が安全な方法で動作停止できるようにすることが必要である。
本発明によれば、電源制御装置620を動作させるのに用いられるアルゴリズム
は、ユーティリティ供給配電網電圧が存在しない場合に電源制御装置620を孤
立させないようにする保護手段を提供する。ニアショート(near short)又はニ
アオープン(near open )のアイランド(island)が電流制御が失われると数ミ
リ秒以内に検出される。負荷が電源制御装置の出力に厳密に整合されているアイ
ランドは、マグニチュード推定部584によって検出される電圧の異常な大きさ
及び周波数により検出されることになる。
【0098】 特に、図18を参照すると、電源制御装置620は、DCバス622の両端に
接続された制動抵抗612を有している。制動抵抗612は、抵抗負荷として働
き、コンバータSP608がターンオフされた時のエネルギーを吸収する。動作
原理を説明すると、コンバータSP608をターンオフすると、電力はもはや商
用配電網616と交換が行われず、電力は依然としてタービンから受け取られて
いる状態にあり、これは制動抵抗612によって吸収される。本発明は、発電機
SP606とコンバータSP608との間のDC電圧を検出する。電圧が上昇し
始めると、制動抵抗612をターンオンしてこれがエネルギーを吸収することが
できるようにする。
【0099】 代表的な構成例では、ACモータ618は、種々の周波数で3相ACを生じさ
せる。AC/DCコンバータ602はモータSP606の制御のもとでACをD
Cに変換し、このDCを次に、キャパシタ610によってサポートされている(
例えば、エネルギー貯蔵の2msで800マイクロファラド)DCバス622(
例えば800vDCに安定化されている)に印加する。AC/DCコンバータ6
04は、コンバータSP608の制御の下でDCを3相ACに変換し、これを商
用配電網616に印加する。本発明によれば、DCバス622からの電流を、モ
ータSP606の制御のもとで動作しているスイッチ614の延長により制動抵
抗612内で消散できる。スイッチ614は、IGBTスイッチであるのがよい
。ただし、当業者であれば他の従来型又は新開発のスイッチを利用できることは
理解されよう。
【0100】 モータSP606は、DCバス622上の電圧の大きさに従ってスイッチ61
4を制御する。DCバス622のバス電圧は代表的には、コンバータSP608
によって維持され、このコンバータSPは、電力を商用配電網616に出し入れ
してDCバス622を例えば800vDCに安定化した状態に保つ。コンバータ
SP608をターンオフすると、これはもはやDCバス622の電圧を維持する
ことができず、したがってモータから入っている電力により、DCバス622の
バス電圧は急に上昇する。電圧の上昇は、モータSP606によって検出され、
このモータSP606は、制動抵抗612をターンオンし、これをバス電圧が所
望の電圧、例えば800vDCに戻るまでオンオフ調節する。コンバータSP6
08は、商用配電網過渡事象が消散した時、即ちAC電流が0になって電源制御
装置620のコンバータ側を再起動するときを検出する。制動抵抗612は、こ
れが過渡事象及びコンバータを再起動するのにかかる時間が得られるようなサイ
ズになっている。
【0101】 図18及び図20を参照すると、本発明によれば、電圧及び零交差(商用配電
網616のAC波形が零交差する場合を求めるため)をモニターして商用配電網
616の正確なモデルが得られるようにする。商用配電網の分析システムは、角
度推定部582、マグニチュード(大きさ)推定部584及びフェーズロックル
ープ586を有している。本発明は、商用配電網電圧を連続的にモニターし、こ
れら測定値に基づいて商用配電網の角度を推定し、かくして不足電圧、過電圧及
び突発的過渡事象の認識を容易にする。限流値が、電流が最大値を越えた時にD
C/ACコンバータ604を動作不能状態にし、電流が許容可能なレベルまで下
がるまで待機するように設定されている。電流を測定してこれをカットオフした
結果として、DC/ACコンバータ604は過渡事象を一層良好に乗り切ること
ができるようになる。かくして、DC/ACコンバータ608がもはや電力を商
用配電網616と交換していない場合、電力は制動抵抗612内で消散する。
【0102】 本発明によれば、コンバータSP608は、商用配電網616の電圧及び電流
を同時にモニターすることができる。特に、電源制御装置620は、商用配電網
分析アルゴリズムを備えている。当業者であれば、商用配電網の角度及び大きさ
の推定値を従来型アルゴリズム又は従来型手段により求めることができることは
理解されよう。発電源の角度である真の商用配電網角度0ACは、0〜2Πまでサ
イクル動作し、そして60Hzのレートで0に戻る。3相の電圧の大きさ推定値
は、V1mag、V2mag及びV3magで示され、3相の電圧測定値は、V1 、V2 及び
3 で示されている。
【0103】 各位相についての大きさ及び角度の推定値に基づいて構成された波形により、
正しい推定値がどれに似ているかが分かる。例えば、3相電圧のうち第1のもの
を用いると、真の商用配電網の角度0ACのコサインに電圧の大きさ推定値V1mag を掛け算し、その積はコサインの形の波形である。理想的には、この積は、電圧
測定値V1 である。
【0104】 フィードバックループ588は、測定値V1 の大きさの絶対値と構成された波
形の大きさの絶対値の差を用いて大きさの測定値V1magの大きさを調節する。当
業者であれば、信号の種々の位相に一致する種々の角度テンプレートを用いると
3相信号のうち他の2つの位相を同時に調節できることは理解されよう。かくし
て、大きさの推定値V1mag及び角度の推定値0EST は、大きさ推定値V1magを更
新するのに用いられる。電圧の大きさの測定値V1mag、V2mag及びV3magは、電
圧測定値V1 ,V2 ,V3 の大きさを追跡するためにフィードバック構成で用い
られる定常値である。測定電圧V1 を大きさV1magの推定値で割り算することに
より、第1の相についての角度のコサインを求めることができる(同様に、他の
信号の角度のコサインを同時に求めることができよう)。
【0105】 本発明によれば、角度のコサインについての最も有利な測定値、一般に最も急
に変化しているものが瞬時測定角を決定するよう選択される。たいていの場合、
0に最も近い角度のコサインについての測定値をもつ位相が選択される。という
のは、これによって得られる精度が最も高いからである。商用配電網分析システ
ム580はかくして、コサインのうちどれが用いられるべきかを選択するための
ロジックを備えている。選択された角度は、角度推定部582に与えられ、これ
から商用配電網616の瞬時角度0EST の推定値が計算され、これがフェーズロ
ックループ586に送られてフィルターがかけられた周波数が得られる。かくし
て、この角度を微分すると、周波数が得られ、これは次に低域フィルタ(図示せ
ず)にかけられる。フェーズロックループ586は周波数を積分し、推定瞬時角
度0EST の位相を同期させ、この推定瞬時角度は、微分及び積分により位相が真
の商用配電網角度0ACの位相に変化している場合がある。
【0106】 代表的な動作原理を説明すると、位相が測定電圧V1 で突然変化すると、本発
明のアルゴリズムは、大きさの測定値V1magと真の商用配電網角度0ACのコサイ
ンの積を実際の大きさに異なる角度のコサインを掛けたものと比較する。大きさ
の突然のジャンプが認識されよう。
【0107】 かくして、3つの比較的一定のDC電圧の大きさについての推定値が得られる
。これら電圧のうち1つの変化により、商用配電網616上に存在する過渡事象
が相当大きなものであるかどうかが分かる。当業者であれば、過渡事象が相当大
きなものであるかどうか、即ち電源制御装置620の動作を停止させる必要のあ
る異常状態が商用配電網上に存在しているかどうかを判定するための多くの方法
があることが理解されよう。過渡事象は、電圧の大きさ及び持続時間のサイズに
応じて相当大きなものであると見なされる場合がある。電源制御装置620の動
作を停止させる判断基準の一例が図17に示されている。商用配電網の異常状態
の検出はまた、周波数推定値を吟味することにより判定することができる。
【0108】 商用配電網の異常状態を検出すると、商用配電網の故障動作停止が開始される
。システム制御装置620が商用配電網の故障による動作停止を開始させると、
出力接触器が所定の期間内で、例えば100ms内で開路され、主燃料トリップ
ソレノイド(図示せず)が閉路され、燃料をタービン発電機から除去する。ウォ
ーム動作停止がその結果として生じ、その間、発電機618がスローダウンして
いるときに制御電力が発電機618から供給される。代表的な構成例では、ウォ
ームダウンは、ロータ(図示せず)が停止するまで約1〜2分間続く。制御ソフ
トウエアは、商用配電網電圧及び周波数が許容限度内に収まるまでは再起動を可
能にしない。
【0109】 本発明を特許法の要件に従って説明したが、当業者であれば、特許法の特定の
要件又は条件に合うように本発明の改造例及び設計変更例を想到できることが理
解されよう。例えば、電源制御装置を大まかに説明したが、これはアナログ又は
ディジタル形態で実施できる。好ましいディジタル構成では、当業者であれば、
本発明の説明で用いられた種々の用語は、電源制御装置のアナログ構成とディジ
タル構成の両方に通用するものであることは理解されよう。例えば、本願で説明
されているコンバータは、インバータを含む一般的な用語であり、本願で用いら
れている信号プロセッサは、ディジタル信号プロセッサ等を含む一般的な用語で
ある。これに対応して、本発明のディジタル形式の具体的構成例では、インバー
タ及びディジタル信号プロセッサが利用されることになろう。かかる改造例及び
設計変更例は、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲及び精神から逸脱する
ことなく想到できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の電源制御装置もブロック図である。
【図2】 図1に示す電源制御装置の電力コンバータの詳細ブロック図である。
【図3】 図1に示す電源制御装置の電力アーキテクチャを含むタービンシステムの単純
化ブロック図である。
【図4】 図1に示す点で制御装置の代表的な構成例の電力アーキテクチャのブロック図
である。
【図5】 図1示す電源制御装置の内部電力アーキテクチャの略図である。
【図6】 本発明の電源制御装置を用いる負荷/ユーティリティ送電ボートタービン発電
機との間のインタフェースの機能ブロック図である。
【図7】 本発明のスタンドアロン用途のための電源制御装置を用いる負荷/商用配電網
とタービン発電機との間のインタフェースの機能ブロック図である。
【図8】 本発明の電源制御装置を用いる負荷/商用配電網とタービン発電機との間のイ
ンタフェースの略図である。
【図9】 外部インタフェースを含む電源制御装置のためのソフトウエアアーキテクチャ
のブロック図である。
【図10】 タービンの温度を調節するためのEGT制御モードループのブロック図である
【図11】 タービンの回転速度を調査するための速度制御モードループのブロック図であ
る。
【図12】 タービンの発電能力を調節する電源制御モードループのブロック図である。
【図13】 電源制御装置の種々の動作状態を示す状態説明図である。
【図14】 タービン及び燃料装置とインタフェースする電源制御装置のブロック図である
【図15】 マルチパック構成の電源制御装置のブロック図である。
【図16】 本発明の電源制御装置のための商用配電網分析システムのブロック図である。
【図17】 図16に示す商用配電網分析システムについて電圧と時間との関係を示すグラ
フ図である。
【図18】 制動抵抗を含む図16に示す電源制御装置の略図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ワックノヴ ジョエル アメリカ合衆国 カリフォルニア州 91356 ターザナ ヨーランダ アベニュ ー 6025 (72)発明者 ウォール シモン アメリカ合衆国 カリフォルニア州 91360 サウンザンド オークス ハウデ ンクキャンプ ロード 359 アパートメ ント #132 Fターム(参考) 5G065 AA00 DA06 EA04 EA07 GA04 HA09 JA07 LA03 MA01 MA02 MA10 5G066 HA17 HA30 HB01 HB08 HB09 JA05 JA07 JB02 JB03 JB04

Claims (143)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のエネルギーコンポーネントに電力を分配するための電
    源制御装置であって、DCバスと、複数の電力コンバータとを有し、各電力コン
    バータは、前記エネルギーコンポーネントのうちの1つと前記DCバスとの間に
    接続されていて、前記電源制御装置に応答し、前記電源制御装置は、各エネルギ
    ーコンポーネントの電力吸収又は放出の仕方及びDCバスの調整の仕方を制御す
    ることによって分散発電形電力システムを構成することを特徴とする電源制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記電力コンバータは各々、前記電源制御装置の制御の下で
    、前記DCバスへの前記エネルギーコンポーネントのインタフェースとなるよう
    構成された特注の双方向切換えコンバータとして動作することを特徴とする請求
    項1記載の電源制御装置。
  3. 【請求項3】 前記電力コンバータは各々、電力切換えシステム及び前記電
    力切換えシステムに対する制御を行う処理システムとを有することを特徴とする
    請求項1記載の電源制御装置。
  4. 【請求項4】 前記処理システムは、信号プロセッサと、前記信号プロセッ
    サに対する制御を行う中央処理ユニットとを更に有することを特徴とする請求項
    3記載の電源制御装置。
  5. 【請求項5】 前記中央処理ユニットは、前記電力コンバータを互いに異な
    る動作モードに合わせて互いに異なる形態に再構成することを特徴とする請求項
    3記載の電源制御装置。
  6. 【請求項6】 前記電力切換えシステムは、複数の絶縁ゲートバイポーラト
    ランジスタスイッチから成ることを特徴とする請求項3記載の電源制御装置。
  7. 【請求項7】 前記複数のエネルギーコンポーネントは、エネルギー源を含
    むことを特徴とする請求項1記載の電源制御装置。
  8. 【請求項8】 前記エネルギー源は、ガスタービンであることを特徴とする
    請求項7記載の電源制御装置。
  9. 【請求項9】 前記ガスタービンは、AC発電機を駆動して前記電力コンバ
    ータに印加されるACを生じさせることを特徴とする請求項8記載の電源制御装
    置。
  10. 【請求項10】 前記電源制御装置は、DCバス電圧をタービン速度とは無
    関係に調整すること特徴とする請求項9記載の電源制御装置。
  11. 【請求項11】 前記複数のエネルギーコンポーネントは、エネルギー貯蔵
    装置を含むことを特徴とする請求項1記載の電源制御装置。
  12. 【請求項12】 前記エネルギー貯蔵装置は、フライホイールであることを
    特徴とする請求項10記載の電源制御装置。
  13. 【請求項13】 前記エネルギー貯蔵装置は、バッテリであることを特徴と
    する請求項11記載の電源制御装置。
  14. 【請求項14】 前記エネルギー貯蔵装置は、ウルトラキャップであること
    を特徴とする請求項11記載の電源制御装置。
  15. 【請求項15】 前記複数のエネルギーコンポーネントは、負荷を含むこと
    を特徴とする請求項1記載の電源制御装置。
  16. 【請求項16】 前記負荷は、ACユーティリティであることを特徴とする
    請求項15記載の電源制御装置。
  17. 【請求項17】 前記負荷は、DC負荷であることを特徴とする請求項16
    記載の電源制御装置。
  18. 【請求項18】 前記負荷は、駆動モータであることを特徴とする請求項1
    6記載の電源制御装置。
  19. 【請求項19】 前記複数のエネルギーコンポーネントは、エネルギー源、
    負荷及び貯蔵装置を含むことを特徴とする請求項1記載の電源制御装置。
  20. 【請求項20】 ユーティリティ起動動作モード中、前記電力コンバータの
    うち1つは、前記電力コンバータの別の1つにより起動のために前記エネルギー
    源によって必要とされる電力に変換できるよう電力を前記負荷から前記DCバス
    に及ぼし、前記貯蔵装置は、前記負荷が前記DCバス上のDC電圧を調整してい
    る間に前記DCバスから切り離されることを特徴とする請求項19記載の電源制
    御装置。
  21. 【請求項21】 前記エネルギー源は、タービンから成り、前記タービンの
    毎分回転数(RPM)を維持するためにローカルフィードバックループで制御さ
    れることを特徴とする請求項20記載の電源制御装置。
  22. 【請求項22】 ユーティリティの起動動作モード中、前記電力コンバータ
    のうち1つが前記DCバスから隔離され、前記電力コンバータのうち別の1つが
    所要の起動電力を前記DCバスから前記エネルギー源に与えるようになっている
    ことを特徴とする請求項19記載の電源制御装置。
  23. 【請求項23】 前記電力コンバータは、発電機用コンバータ及び出力コン
    バータから成ることを特徴とする請求項1記載の電源制御装置。
  24. 【請求項24】 前記電源制御装置は、ディジタル制御式であり、前記発電
    機用コンバータは、発電機用インバータであり、前記出力コンバータは、出力イ
    ンバータであることを特徴とする請求項23記載の電源制御装置。
  25. 【請求項25】 前記中央処理ユニットは、前記電源制御装置内で生じる出
    来事を順番付し、外部に接続された装置への通信状態を調整することを特徴とす
    る請求項4記載の電源制御装置。
  26. 【請求項26】 前記中央処理ユニットは、モトローラMC68332マイ
    クロプロセッサであることを特徴とする請求項4記載の電源制御装置。
  27. 【請求項27】 前記エネルギー源は、タービン発電機であり、前記エネル
    ギー貯蔵装置は、バッテリであり、前記負荷は、商用配電網であることを特徴と
    する請求項19記載の電源制御装置。
  28. 【請求項28】 前記エネルギー源は、タービン発電機であり、前記エネル
    ギー貯蔵装置は、容量性装置であり、前記負荷は、商用配電網であることを特徴
    とする請求項19記載の電源制御装置。
  29. 【請求項29】 前記エネルギー源は、タービン発電機であり、前記負荷は
    、商用配電網であることを特徴とする請求項19記載の電源制御装置。
  30. 【請求項30】 前記複数のエネルギーコンポーネントは、タービン発電機
    及び負荷から成ることを特徴とする請求項1記載の電源制御装置。
  31. 【請求項31】 タービンエンジンと、負荷と、前記タービンエンジンから
    得た電気を定DCに変換し、次にAC電気に変換するための電源制御装置とを有
    するタービンシステムであって、前記電源制御装置は、前記タービンエンジンと
    連携しているエンジン電力変換手段と、前記負荷と連携しているユーティリティ
    電力変換手段と、DCバスとを有することを特徴とするタービンシステム。
  32. 【請求項32】 エネルギーリザーバ制御装置及び前記電源制御装置と連携
    した燃料計量システムを更に有することを特徴とする請求項31記載のタービン
    システム。
  33. 【請求項33】 前記電源制御装置は、前記エンジン電力変換手段及び前記
    ユーティリティ電力変換手段を利用する分散発電形電力システムを構成すること
    を特徴とする請求項31記載のタービンシステム。
  34. 【請求項34】 前記エンジン電力変換手段及び前記ユーティリティ電力変
    換手段は、前記電源制御装置の制御の下で、前記DCバスへの前記タービンエン
    ジン及び前記負荷のためのインタフェースとなるよう構成された特注の双方向切
    換えコンバータとして動作することを特徴とする請求項31記載のタービンシス
    テム。
  35. 【請求項35】 複数のエネルギーコンポーネントへの電力の分配を制御す
    る方法であって、電力コンバータをDCバスと前記エネルギーコンポーネントの
    各々との間に接続する段階と、前記エネルギーコンポーネントの各々が電力を吸
    収又は放出する仕方を制御する段階と、前記エネルギーコンポーネントの各々の
    動作状態に応答して前記DCバスを調整する仕方を制御する段階とを有すること
    を特徴とする方法。
  36. 【請求項36】 前記エネルギーコンポーネントの各々の電力吸収又は放出
    の仕方を制御する前記段階は、前記電力コンバータの各々を構成する仕方を制御
    する段階を含むことを特徴とする請求項35記載の方法。
  37. 【請求項37】 前記エネルギーコンポーネントの各々の電力吸収又は放出
    の仕方を制御する前記段階は、前記電力コンバータを、これらが前記DCバスへ
    の前記エネルギーコンポーネントのためのインタフェースを提供するよう構成さ
    れた特注の双方向切換えコンバータとして動作するよう制御する段階を更に含む
    ことを特徴とする請求項35記載の方法。
  38. 【請求項38】 前記電力コンバータは各々、電力切換えシステムから成り
    、前記電力コンバータの各々を構成するしか頭制御する前記段階は、前記電力切
    換えシステムの制御を行う段階を更に含むことを特徴とする請求項36記載の方
    法。
  39. 【請求項39】 前記電力コンバータの前記各々を構成する仕方を制御する
    前記段階は、前記電力コンバータの各々を互いに異なる動作モードに合わせて互
    いに異なる形態に再構成する段階を更に含むことを特徴とする請求項35記載を
    方法。
  40. 【請求項40】 前記複数のエネルギーコンポーネントは、エネルギー源、
    負荷及び貯蔵装置を含むことを特徴とする請求項35記載の方法。
  41. 【請求項41】 前記エネルギー源は、タービン発電機であり、前記エネル
    ギー貯蔵装置は、バッテリであり、前記負荷は、商用配電網であることを特徴と
    する請求項40記載の方法。
  42. 【請求項42】 前記エネルギー源は、タービン発電機であり、前記エネル
    ギー貯蔵装置は、容量性装置であり、前記負荷は、商用配電網であることを特徴
    とする請求項40記載の方法。
  43. 【請求項43】 ユーティリティ起動動作モード中、前記電力コンバータの
    うち1つを利用して前記電力コンバータの別の1つにより起動のために前記エネ
    ルギー源によって必要とされる電力に変換できるよう電力を前記負荷から前記D
    Cバスに及ぼす段階と、前記貯蔵装置を前記負荷が前記DCバス上のDC電圧を
    調整している間に前記DCバスから切り離す段階とを更に有することを特徴とす
    る請求項40記載の方法。
  44. 【請求項44】 前記エネルギー源は、タービンから成り、ローカルフィー
    ドバックループを利用して前記タービンの毎分回転数(RPM)を維持する段階
    を更に有することを特徴とする請求項43記載の方法。
  45. 【請求項45】 ユーティリティの起動動作モード中、前記電力コンバータ
    のうち1つを前記DCバスから隔離し、前記電力コンバータのうち別の1つが所
    要の起動電力を前記DCバスから前記エネルギー源に与えるようにする段階を更
    に有することを特徴とする請求項40記載の方法。
  46. 【請求項46】 前記電力コンバータは、発電機用コンバータ及び出力コン
    バータから成ることを特徴とする請求項35記載の方法。
  47. 【請求項47】 前記配電は、ディジタル制御され、前記発電機用コンバー
    タは、発電機用インバータであり、前記出力コンバータは、出力インバータであ
    ることを特徴とする請求項46記載の方法。
  48. 【請求項48】 生じる出来事を順番付けする段階と、外部に接続された装
    置への通信状態を調整する段階とを更に有することを特徴とする請求項35記載
    の方法。
  49. 【請求項49】 電源制御システムであって、複数のエネルギーコンポーネ
    ントに電力を分配するための複数の電源制御装置と、前記複数の電源制御装置相
    互間の通信を可能にする第1のバスとを有することを特徴とする電源制御システ
    ム。
  50. 【請求項50】 前記複数の電源制御装置相互間の通信を可能にする第2の
    バスを更に有することを特徴とする請求項49記載の電源制御システム。
  51. 【請求項51】 前記第1のバスは、第1の速度でのデータ交換を可能にし
    、前記第2のバスは、第2の速度でのデータ交換を可能にすることを特徴とする
    請求項50記載の電源制御システム。
  52. 【請求項52】 前記第1のバスは、出力電力波形の同期をとること特許と
    する請求項51記載の電源制御システム。
  53. 【請求項53】 前記第2のバスは、データ収集を可能にすることを特徴と
    する請求項52記載の電源制御システム。
  54. 【請求項54】 前記第2のバスは、前記電源制御システムの起動及び停止
    動作を可能にすることを特徴とする請求項52記載の電源制御システム。
  55. 【請求項55】 前記第2のバスは、モード選択を可能にすることを特徴と
    する請求項52記載の電源制御システム。
  56. 【請求項56】 前記複数の電源制御装置は各々、DCバスと、複数の電力
    コンバータとを有し、各電力コンバータは、前記エネルギーコンポーネントのう
    ちの1つと前記DCバスとの間に接続されていて、前記電源制御装置に応答し、
    前記電源制御装置は、各エネルギーコンポーネントの電力吸収又は放出の仕方及
    びDCバスの調整の仕方を制御することによって分散発電形電力システムを構成
    することを特徴とする請求項49記載の電源制御システム。
  57. 【請求項57】 前記電源制御装置は各々、前記電源制御装置の制御の下で
    、前記DCバスへの前記エネルギーコンポーネントのインタフェースとなるよう
    構成された特注の双方向切換えコンバータとして動作することを特徴とする請求
    項52記載の電源制御システム。
  58. 【請求項58】 前記複数の電源制御装置は、マスタ制御装置であり、前記
    複数の電源制御装置の残りは、スレーブ制御装置であることを特徴とする請求項
    49記載の電源制御システム。
  59. 【請求項59】 前記マスタ制御装置は、ユーザ入力コマンドを取り扱うこ
    とを特徴とする請求項58記載の電源制御システム。
  60. 【請求項60】 前記マスタ制御装置は、システム間通信トランザクション
    を開始することを特徴とする請求項58記載の電源制御システム。
  61. 【請求項61】 前記マスタ制御装置は、前記スレーブ制御装置をディスパ
    ッチすることを特徴とする請求項58記載の電源制御システム。
  62. 【請求項62】 前記システムは、マスタ制御装置を決定し、アドレスを前
    記スレーブ制御装置に割り当てることを特徴とする請求項58記載の電源制御シ
    ステム。
  63. 【請求項63】 前記スレーブ制御装置は、前記マスタ制御装置の動作をモ
    ニターするコマスタ制御装置を含むことを特徴とする請求項58記載の電源制御
    システム。
  64. 【請求項64】 前記コマスタ制御装置は、前記マスタ制御装置から、前記
    マスタ制御装置が正しく動作していることを指示する信号を受け取ることを特徴
    とする請求項63記載の電源制御システム。
  65. 【請求項65】 前記スレーブ制御装置は、電流源かスタンドアロンかの何
    れかであるように選択されていることを特徴とする請求項58記載の電源制御シ
    ステム。
  66. 【請求項66】 前記マスタ制御装置は、信号プロセッサと、前記信号プロ
    セッサに対する制御を行う中央処理ユニットとを更に有することを特徴とする請
    求項58記載の電源制御システム。
  67. 【請求項67】 前記信号プロセッサは、ディジタル式であることを特徴と
    する請求項58記載の電源制御システム。
  68. 【請求項68】 前記マスタ制御装置は、前記信号プロセッサと通信してマ
    スタ制御装置であるようになっていることを特徴とする請求項66記載の電源制
    御システム。
  69. 【請求項69】 前記信号プロセッサは、出力波形を前記スレーブ制御装置
    と同期させるためのパケットを前記第1のバスで伝送することを特徴とする請求
    項66記載の電源制御システム。
  70. 【請求項70】 前記パケットは、前記出力波形の角度を含むことを特徴と
    する請求項69記載の電源制御システム。
  71. 【請求項71】 前記パケットは、誤り検査情報を含むことを特徴とする請
    求項69記載の電源制御システム。
  72. 【請求項72】 前記マスタ制御装置は、全電力消費量を測定し、前記シス
    テムは、前記測定値に応答して、ユーティリティ電力消費量を一定負荷に調整す
    ることを特徴とする請求項58記載の電源制御システム。
  73. 【請求項73】 前記マスタ制御装置は、ユーティリティ電力消費量を0負
    荷に調整することを特徴とする請求項59記載の電源制御システム。
  74. 【請求項74】 前記システムは、一定負荷をもたらし、ユーティリティは
    、アプリケーション方式で前記負荷を補充することを特徴とする請求項58記載
    の電源制御システム。
  75. 【請求項75】 前記マスタ制御装置は、動作時間に基づいてスレーブ制御
    装置をディスパッチすることを特徴とする請求項58記載の電源制御システム。
  76. 【請求項76】 前記マスタ制御装置は、特定のスレーブ制御装置の摩耗を
    減少させるために、長時間にわたって動作しているスレーブ制御装置をターンオ
    フし、動作時間の短いスレーブ制御装置をターンオンすることを特徴とする請求
    項75記載の電源制御システム。
  77. 【請求項77】 前記システムは、複数のタービン発電機の制御を可能にす
    ることを特徴とする請求項49記載の電源制御システム。
  78. 【請求項78】 複数のタービンエンジン及び複数の負荷を更に有し、前記
    多数の電源制御装置は、前記複数のタービンエンジンから得た電気を定DCに変
    換し、次にAC電気に変換し、前記電源制御装置は、前記複数のタービンエンジ
    ンと連携しているエンジン電力変換手段と、前記複数の負荷と連携しているユー
    ティリティ電力変換手段と、DCバスとを有することを特徴とする請求項77記
    載の電源制御システム。
  79. 【請求項79】 複数のエネルギーコンポーネントに電力を分配するための
    ディジタル式電源制御装置であって、DCバスと、複数の電力インバータとを有
    し、各電力インバータは、前記エネルギーコンポーネントのうちの1つと前記D
    Cバスとの間に接続されていて、前記電源制御装置に応答し、前記電源制御装置
    は、各エネルギーコンポーネントの電力吸収又は放出の仕方及びDCバスの調整
    の仕方を制御することによって分散発電形電力システムを構成することを特徴と
    するディジタル式電源制御装置。
  80. 【請求項80】 前記制御装置は、第1のモード及び第2のモードで動作す
    ることを特徴とする請求項79記載のディジタル式電源制御装置。
  81. 【請求項81】 前記第1のモードでは、前記負荷は、基準電圧及び位相を
    供給し、前記エネルギー源は、前記負荷と同期して電力を供給することを特徴と
    する請求項80記載のディジタル式電源制御装置。
  82. 【請求項82】 前記第2のモードでは、前記エネルギー源は、それ自体の
    基準電圧及び位相を供給し、電力を前記負荷に直接供給することを特徴とする請
    求項80記載のディジタル式電源制御装置。
  83. 【請求項83】 前記エネルギー源は、タービンであり、前記負荷は、配電
    網であることを特徴とする請求項79記載のディジタル式電源制御装置。
  84. 【請求項84】 前記制御装置は、前記第1のモードと前記第2のモードと
    の間で自動的に切り替わることを特徴とする請求項80記載のデジタル式電源制
    御装置。
  85. 【請求項85】 前記第1のモード及び第2のモードはそれぞれ複数のサブ
    モードを有していることを特徴とする請求項80記載のディジタル式電源制御装
    置。
  86. 【請求項86】 第1のサブモードでは、前記エネルギー貯蔵装置は、起動
    を可能にし、前記エネルギー源は、過渡的及び定常エネルギーを供給することを
    特徴とする請求項85記載のデジタル式電源制御装置。
  87. 【請求項87】 第2の作モードでは、前記エネルギー貯蔵装置は、前記エ
    ネルギー源を起動させてこれが過渡的状態の間、最大出力電力を供給するのを助
    けることを特徴とする請求項85記載のディジタル式電源制御装置。
  88. 【請求項88】 前記エネルギー貯蔵装置は、作動中、常時前記DCバスに
    取り付けられており、エネルギーを供給して前記DCバス上に電圧を維持するこ
    とを特徴とする請求項87記載のディジタル式電源制御装置。
  89. 【請求項89】 第3のサブモードでは、前記エネルギー源は、前記負荷に
    接続されていて、負荷の平準化及び管理を行い、前記負荷は、過渡事象に対処す
    ることを特徴とする請求項85記載のディジタル式電源制御装置。
  90. 【請求項90】 第4のサブモードでは、前記エネルギー源は、前記負荷に
    接続され、前記エネルギー源は、前記負荷に接続されていて、負荷の平準化及び
    管理を行い、前記エネルギー貯蔵装置は、過渡事象に対処することを特徴とする
    請求項85記載のディジタル式電源制御装置。
  91. 【請求項91】 ディジタル式信号プロセッサを有するコンピュータを用い
    て複数のエネルギーコンポーネントへの電力の分配を制御するための方法であっ
    て、複数の電力インバータをDCバスと前記エネルギーコンポーネントの各々と
    の間でインタフェースする段階と、前記エネルギーコンポーネントの各々が電力
    を吸収又は放出する仕方を制御する段階と、前記エネルギーコンポーネントの各
    々の動作状態に応答して前記DCバスを調整する仕方を制御する段階とを有し、
    前記複数のエネルギーコンポーネントは、エネルギー源、負荷及び貯蔵装置を含
    むことを特徴とする方法。
  92. 【請求項92】 起動のために電力を前記電力インバータに供給する段階と
    、前記電力インバータを誤り検査する段階と、内部データ構造を初期化する段階
    と、オペレーティングシステムを起動させる段階とを更に有することを特徴とす
    る請求項91記載の方法。
  93. 【請求項93】 前記システムをモニターしてもし故障が生じていたら診断
    を行う段階と、エネルギー貯蔵装置又は負荷のいずれかにコマンドを出して連続
    電力を供給を行う段階とを更に有することを特徴とする請求項92記載の方法。
  94. 【請求項94】 外部装置を初期化する段階と、起動プロセスが開始可能で
    あることを知らせる段階とを更に有することを特徴とする請求項93記載の方法
  95. 【請求項95】 信号プロセッサにコマンドを出して、前記エネルギー源を
    動作させる段階と、前記エネルギー源が回転中であるようにする段階とを更に有
    することを特徴とする請求項94記載の方法。
  96. 【請求項96】 前記エネルギー源がいったん所定速度に達すると、燃焼が
    生じるようにする段階を更に有することを特徴とする請求項95記載の方法。
  97. 【請求項97】 前記エネルギー源に順に加熱プロセスを行わせて前記エネ
    ルギー源を自己持続動作点状態にする段階を更に有することを特徴とする請求項
    96記載の方法。
  98. 【請求項98】 制御アルゴリズムの動作を続行して前記エネルギー源を無
    負荷状態で作動させる段階を更に有することを特徴とする請求項97記載の方法
  99. 【請求項99】 制御アルゴリズムの動作を続行して前記エネルギー源を所
    望の負荷状態で作動させる段階を更に有することを特徴とする請求項98記載の
    方法。
  100. 【請求項100】 エネルギー貯蔵装置を最大容量状態に切り換える段階を
    更に有することを特徴とする請求項99記載の方法。
  101. 【請求項101】 前記エネルギー源を作動後に冷却させる段階と、燃料を
    パージする段階とを更に有することを特徴とする請求項100記載の方法。
  102. 【請求項102】 前記エネルギー源を再起動させる前に前記エネルギー源
    を構成する段階を更に有することを特徴とする請求項101記載の方法。
  103. 【請求項103】 前記エネルギー源を休止させる段階と、システム出力を
    アイドリング動作可能に構成する段階とを更に有することを特徴とする請求項1
    02記載の方法。
  104. 【請求項104】 システムの故障が生じて負荷又はエネルギー貯蔵装置か
    ら電力が得られない場合に燃焼を再び行わせてウォームダウンを実行する段階を
    更に有することを特徴とする請求項102記載の方法。
  105. 【請求項105】 前記エネルギー源を無負荷状態で作動させるのに電力が
    使えない場合に燃料を供給して動作温度をウォームダウン状態で下げる段階を更
    に有することを特徴とする請求項104記載の方法。
  106. 【請求項106】 前記システムを故障があるかどうかにつきモニターする
    段階を更に有することを特徴とする請求項105記載の方法。
  107. 【請求項107】 安全動作を損なう故障が生じたときに全ての出力を無効
    にして前記システムを安全形態にする段階を更に有することを特徴とする請求項
    106記載の方法。
  108. 【請求項108】 タービンを含むシステムにおいてデジタル式信号プロセ
    ッサを有するコンピュータを用いて複数のエネルギーコンポーネントへの電力の
    分配を制御する方法であって、複数の電力インバータをDCバスと前記エネルギ
    ーコンポーネントの各々との間でインタフェースする段階と、前記エネルギーコ
    ンポーネントの各々が電力を吸収又は放出する仕方を制御する段階と、前記エネ
    ルギーコンポーネントの各々の動作状態に応答して前記DCバスを調整する仕方
    を制御する段階とを有し、前記複数のエネルギーコンポーネントは、エネルギー
    源、負荷及びエネルギ貯蔵装置を含むことを特徴とする方法。
  109. 【請求項109】 速度コマンドを変えて前記システムの電力を調整する段
    階を更に有することを特徴とする108記載の方法。
  110. 【請求項110】 燃料流量コマンドを変えて前記タービンの速度を調整す
    る段階を更に有することを特徴とする請求項108記載の方法。
  111. 【請求項111】 燃料流量コマンドを変えて前記タービンの排出ガス温度
    を調整する段階を更に有することを特徴とする請求項108記載の方法。
  112. 【請求項112】 前記電力インバータは、それぞれ第1及び第2の信号プ
    ロセッサの制御の下にある第1及び第2の電力インバータから成ることを特徴と
    する請求項108記載の方法。
  113. 【請求項113】 前記第1の信号プロセッサと関連した電流コマンドを変
    えて前記タービンの速度を調整する段階を更に有することを特徴とする請求項1
    12記載の方法。
  114. 【請求項114】 前記第2の信号プロセッサと関連した電流コマンドを変
    えて前記DCバスの電圧を調整する段階を更に有することを特徴とする請求項1
    12記載の方法。
  115. 【請求項115】 前記第1の信号プロセッサと関連した電流コマンドを変
    えて前記DCバスの電圧を調整する段階を更に有することを特徴とする請求項1
    12記載の方法。
  116. 【請求項116】 前記第2の信号プロセッサに従って電力を前記DCバス
    から得て一定のAC電圧出力を生じさせる段階を更に有することを特徴とする請
    求項112記載の方法。
  117. 【請求項117】 電力を前記エネルギー貯蔵装置から双方向に得て前記D
    Cバスの電圧を調整する段階を更に有することを特徴とする請求項108記載の
    方法。
  118. 【請求項118】 前記第2の信号プロセッサに従って電力を前記DCバス
    から得て一定のAC電流出力を生じさせる段階を更に有することを特徴とする請
    求項112記載の方法。
  119. 【請求項119】 前記第2の信号プロセッサへのAC電流コマンドを変え
    て一定タービンEGTを調整する段階を更に有することを特徴とする請求項10
    8記載の方法。
  120. 【請求項120】 電力を前記エネルギー貯蔵装置から双方向に得て装置の
    充電状態を調整する段階を更に有することを特徴とする請求項108記載の方法
  121. 【請求項121】 タービンを含むシステムにおいてデジタル式信号プロセ
    ッサを有するコンピュータを用いて複数のエネルギーコンポーネントへの電力の
    分配を制御する方法であって、複数の電力インバータをDCバスと前記エネルギ
    ーコンポーネントの各々との間でインタフェースする段階と、前記エネルギーコ
    ンポーネントの各々が電力を吸収又は放出する仕方を制御する段階と、前記エネ
    ルギーコンポーネントの各々の動作状態に応答して前記DCバスを調整する仕方
    を制御する段階とを有し、前記複数のエネルギーコンポーネントは、エネルギー
    源、負荷及びエネルギ貯蔵装置を含むことを特徴とする方法。
  122. 【請求項122】 速度コマンドを変えて前記システムの電力を調整する段
    階を更に有することを特徴とする121記載の方法。
  123. 【請求項123】 燃料流量コマンドを変えて前記タービンの速度を調整す
    る段階を更に有することを特徴とする請求項122記載の方法。
  124. 【請求項124】 燃料流量コマンドを変えて前記タービンの排出ガス温度
    を調整する段階を更に有することを特徴とする請求項123記載の方法。
  125. 【請求項125】 前記電力インバータは、それぞれ第1及び第2の信号プ
    ロセッサの制御の下にある第1及び第2の電力インバータから成ることを特徴と
    する請求項124記載の方法。
  126. 【請求項126】 前記第1の信号プロセッサと関連した電流コマンドを変
    えて前記タービンの速度を調整する段階を更に有することを特徴とする請求項1
    25記載の方法。
  127. 【請求項127】 前記第2の信号プロセッサと関連した電流コマンドを変
    えて前記DCバスの電圧を調整する段階を更に有することを特徴とする請求項1
    26記載の方法。
  128. 【請求項128】 前記第1の信号プロセッサと関連した電流コマンドを変
    えて前記DCバスの電圧を調整する段階を更に有することを特徴とする請求項1
    27記載の方法。
  129. 【請求項129】 前記第2の信号プロセッサに従って電力を前記DCバス
    から得て一定のAC電圧出力を生じさせる段階を更に有することを特徴とする請
    求項128記載の方法。
  130. 【請求項130】 電力を前記エネルギー貯蔵装置から双方向に得て前記D
    Cバスの電圧を調整する段階を更に有することを特徴とする請求項129記載の
    方法。
  131. 【請求項131】 前記第2の信号プロセッサに従って電力を前記DCバス
    から得て一定のAC電流出力を生じさせる段階を更に有することを特徴とする請
    求項130記載の方法。
  132. 【請求項132】 前記第2の信号プロセッサへのAC電流コマンドを変え
    て一定タービンEGTを調整する段階を更に有することを特徴とする請求項13
    1記載の方法。
  133. 【請求項133】 電力を前記エネルギー貯蔵装置から双方向に得て装置の
    充電状態を調整する段階を更に有することを特徴とする請求項132記載の方法
  134. 【請求項134】 複数のエネルギーコンポーネントに電力を分配するため
    の電源制御装置であって、DCバスと、複数の電力コンバータとを有し、各電力
    コンバータが、前記エネルギーコンポーネントのうちの1つと前記DCバスとの
    間に接続されていて、前記電源制御装置に応答し、前記電源制御装置は、各エネ
    ルギーコンポーネントの電力吸収又は放出の仕方及びDCバスの調整の仕方を制
    御することによって分散発電形電力システムを構成し、前記電源制御装置は、前
    記エネルギーコンポーネントのうちの1つと関連した過渡事象を検出する手段を
    更に有することを特徴とする電源制御装置。
  135. 【請求項135】 前記エネルギーコンポーネントのうちの1つと前記電力
    コンバータのうちの1つとの間における電力切換えを中断させる手段を更に有す
    ることを特徴とする請求項134記載の電源制御装置。
  136. 【請求項136】 前記エネルギーコンポーネントのうちの前記1つの電流
    がいったんほぼゼロに下がると、前記エネルギーコンポーネントのうちの1つと
    前記電力コンバータのうちの1つとの間における電力切換えを再開させる手段を
    更に有することを特徴とする請求項135記載の電源制御装置。
  137. 【請求項137】 前記エネルギーコンポーネントのうち前記別の1つによ
    り前記DCバスに供給された前記電力を抵抗性負荷を介して消散させる手段を更
    に有することを特徴とする請求項136記載の電源制御装置。
  138. 【請求項138】 実際の位相電圧の測定値と関連してフィードバックプロ
    セスにおいて位相電圧の大きさ及び配電網の位相角度を推定して推定されたピー
    ク電圧の大きさを改善する手段と、前記推定されたピーク電圧の大きさ及び測定
    された位相電圧に基づいて商用配電網の各瞬時位相角度を推定する手段と、最も
    大きな正確な角度推定値を利用して前記配電網の瞬時位相角度の推定値を計算す
    る手段と、微分及びろ波を行って配電網の周波数の推定値を得る手段と、前記配
    電網周波数を積分して推定された配電網位相角度を得る手段と、前記推定された
    配電網の位相角度を補正して前記配電網の瞬時位相角度の推定値と同相状態に収
    束させる手段とを更に有することを特徴とする請求項134記載の電源制御装置
  139. 【請求項139】 複数のエネルギーコンポーネントへの電力の分配を制御
    する方法であって、電力コンバータをDCバスと前記エネルギーコンポーネント
    の各々との間に接続する段階と、前記エネルギーコンポーネントの各々が電力を
    吸収又は放出する仕方を制御する段階と、前記エネルギーコンポーネントの各々
    の動作状態に応答して前記DCバスを調整する仕方を制御する段階と、前記エネ
    ルギーコンポーネントのうちの1つと関連した過渡事象を検出する段階とを有す
    ることを特徴とする方法。
  140. 【請求項140】 前記エネルギーコンポーネントのうちの1つと前記電力
    コンバータのうちの1つとの間における電力切換えを中断させる手段を更に有す
    ることを特徴とする請求項139記載の方法。
  141. 【請求項141】 前記エネルギーコンポーネントのうちの前記1つの電流
    がいったんほぼゼロに下がると、前記エネルギーコンポーネントのうちの1つと
    前記電力コンバータのうちの1つとの間における電力切換えを再開させる手段を
    更に有することを特徴とする請求項140記載の方法。
  142. 【請求項142】 前記エネルギーコンポーネントのうち前記別の1つによ
    り前記DCバスに供給された前記電力を抵抗性負荷を介して消散させる手段を更
    に有することを特徴とする請求項141記載の方法。
  143. 【請求項143】 実際の位相電圧の測定値と関連してフィードバックプロ
    セスにおいて位相電圧の大きさ及び配電網の位相角度を推定して推定されたピー
    ク電圧の大きさを改善する手段と、前記推定されたピーク電圧の大きさ及び測定
    された位相電圧に基づいて商用配電網の各瞬時位相角度を推定する手段と、最も
    大きな正確な角度推定値を利用して前記配電網の瞬時位相角度の推定値を計算す
    る手段と、微分及びろ波を行って配電網の周波数の推定値を得る手段と、前記配
    電網周波数を積分して推定された配電網位相角度を得る手段と、前記推定された
    配電網の位相角度を補正して前記配電網の瞬時位相角度の推定値と同相状態に収
    束させる手段とを更に有することを特徴とする請求項139記載の方法。
JP2000542839A 1998-04-02 1998-12-08 電源制御装置 Pending JP2002510957A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US8045798P 1998-04-02 1998-04-02
US60/080,457 1998-04-02
PCT/US1998/026139 WO1999052193A1 (en) 1998-04-02 1998-12-08 Power controller

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002510957A true JP2002510957A (ja) 2002-04-09
JP2002510957A5 JP2002510957A5 (ja) 2007-03-01

Family

ID=22157515

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000542839A Pending JP2002510957A (ja) 1998-04-02 1998-12-08 電源制御装置

Country Status (6)

Country Link
EP (1) EP1075724B1 (ja)
JP (1) JP2002510957A (ja)
AT (1) ATE311027T1 (ja)
CA (1) CA2326192A1 (ja)
DE (1) DE69832533T2 (ja)
WO (1) WO1999052193A1 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011521606A (ja) * 2008-04-09 2011-07-21 テールズ 電気的ネットワーク
JP2013110956A (ja) * 2011-11-18 2013-06-06 Ge Energy Products France Snc エネルギー貯蔵手段を備える発電装置およびこのタイプの装置のため制御プロセス
US8581545B2 (en) 2010-10-06 2013-11-12 Denso Corporation Power exchange system
JP2015505235A (ja) * 2011-12-19 2015-02-16 ゼットビービー エナジー コーポレーション 多相交流機の低速制御のためのシステムおよび方法
KR101605272B1 (ko) * 2011-07-19 2016-03-21 엔싱크, 아이엔씨. 하이브리드 전력 시스템을 제어하는 방법 및 장치
JPWO2014061259A1 (ja) * 2012-10-19 2016-09-05 阿部 力也 電力ルータ、電力ネットワークシステム、電力融通方法、および電力ルータの運転制御プログラム
KR101748956B1 (ko) 2015-11-03 2017-06-20 울산대학교 산학협력단 전력 모니터링 및 제어 방법 및 장치
KR101764374B1 (ko) 2016-02-12 2017-08-02 주식회사 에어텍 팬 코일 유닛의 제어 시스템
JP2021505115A (ja) * 2017-11-28 2021-02-15 エルエス、エレクトリック、カンパニー、リミテッドLs Electric Co., Ltd. エネルギー貯蔵システム

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6274945B1 (en) * 1999-12-13 2001-08-14 Capstone Turbine Corporation Combustion control method and system
US6700214B2 (en) * 2000-02-14 2004-03-02 Aura Systems, Inc. Mobile power generation system
JP2002101560A (ja) * 2000-09-26 2002-04-05 Honda Motor Co Ltd 発電装置
US6675583B2 (en) * 2000-10-04 2004-01-13 Capstone Turbine Corporation Combustion method
US6812587B2 (en) 2001-02-05 2004-11-02 Capstone Turbine Corporation Continuous power supply with back-up generation
SE0100584D0 (sv) * 2001-02-19 2001-02-19 Aros Electronics Ab Anordning för energiutjämning i ett system för drivning av flera elektriska motorer
DE10119624A1 (de) 2001-04-20 2002-11-21 Aloys Wobben Verfahren zum Betreiben einer Windenergieanlage
DE50214671D1 (de) 2001-04-20 2010-11-04 Baw Gmbh Verfahren zum betreiben einer windenergieanlage
TWI264172B (en) 2001-08-29 2006-10-11 Oqo Inc Bi-directional DC power conversion system
JP3626152B2 (ja) 2002-06-19 2005-03-02 ファナック株式会社 モータ駆動用制御装置
US6921985B2 (en) * 2003-01-24 2005-07-26 General Electric Company Low voltage ride through for wind turbine generators
US7902694B2 (en) * 2007-11-08 2011-03-08 Cisco Technology, Inc. Dynamic current limits
US8659185B2 (en) * 2008-09-29 2014-02-25 General Electric Company Method and apparatus for an electrical bus leveling unit
WO2010132439A1 (en) 2009-05-12 2010-11-18 Icr Turbine Engine Corporation Gas turbine energy storage and conversion system
JP5010645B2 (ja) * 2009-07-07 2012-08-29 株式会社東芝 電気車制御装置
US8866334B2 (en) 2010-03-02 2014-10-21 Icr Turbine Engine Corporation Dispatchable power from a renewable energy facility
US8984895B2 (en) 2010-07-09 2015-03-24 Icr Turbine Engine Corporation Metallic ceramic spool for a gas turbine engine
CA2813680A1 (en) 2010-09-03 2012-03-08 Icr Turbine Engine Corporation Gas turbine engine configurations
US9051873B2 (en) 2011-05-20 2015-06-09 Icr Turbine Engine Corporation Ceramic-to-metal turbine shaft attachment
US10094288B2 (en) 2012-07-24 2018-10-09 Icr Turbine Engine Corporation Ceramic-to-metal turbine volute attachment for a gas turbine engine
CN105281624B (zh) 2014-06-17 2021-04-06 松下知识产权经营株式会社 热动力发电装置和热动力发电系统
RU2579153C1 (ru) * 2015-01-20 2016-04-10 Открытое акционерное общество "Ракетно-космическая корпорация "Энергия" имени С.П. Королёва" (ОАО "РКК "Энергия") Электропривод постоянного тока
US9800051B2 (en) 2015-09-03 2017-10-24 Ensync, Inc. Method and apparatus for controlling energy flow between dissimilar energy storage devices
US10727671B2 (en) * 2017-08-08 2020-07-28 Solar Turbines Incorporated Gas turbine electrical power system and control strategy for limiting reverse power shutdown
GB2572171B (en) * 2018-03-21 2022-03-23 Bowman Power Group Ltd Turbogenerator method
WO2019183427A1 (en) 2018-03-22 2019-09-26 Continental Motors, Inc. Engine ignition timing and power supply system
CN112821442A (zh) * 2021-01-08 2021-05-18 南方电网科学研究院有限责任公司 一种三端直流输电系统的电流速率协调配合的控制方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2395316A1 (fr) * 1977-06-21 1979-01-19 Babich Vladimir Systeme de commande d'une installation pour l'utilisation de l'energie de la pression des gaz d'un haut fourneau
US4967096A (en) * 1989-01-26 1990-10-30 Sundstrand Corporation Cross-start bus configuration for a variable speed constant frequency electric power system
ATE159386T1 (de) * 1989-02-06 1997-11-15 Boral Johns Perry Ind Pty Ltd Stromversorgungssystem
FR2645982B1 (fr) * 1989-04-14 1991-06-14 Alcatel Espace Dispositif de regulation d'un parametre electrique lors d'un transfert d'energie entre deux reseaux
FR2684250B1 (fr) * 1991-11-27 1994-04-01 Merlin Gerin Systeme de distribution d'energie electrique de haute qualite.
US5512811A (en) * 1994-01-21 1996-04-30 Sundstrand Corporation Starter/generator system having multivoltage generation capability
WO1995020836A1 (en) * 1994-01-26 1995-08-03 Onan Corporation Generator power system and method
US5550410A (en) * 1994-08-02 1996-08-27 Titus; Charles H. Gas turbine electrical power generation scheme utilizing remotely located fuel sites
DE19704662A1 (de) * 1997-02-07 1998-08-13 Siemens Ag Verfahren zur Lastsymmetrierung mehrerer autark und unabhängig arbeitenden Stromversorgungsmodulen einer modularen Stromversorgungsanlage

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011521606A (ja) * 2008-04-09 2011-07-21 テールズ 電気的ネットワーク
US8581545B2 (en) 2010-10-06 2013-11-12 Denso Corporation Power exchange system
KR101605272B1 (ko) * 2011-07-19 2016-03-21 엔싱크, 아이엔씨. 하이브리드 전력 시스템을 제어하는 방법 및 장치
JP2013110956A (ja) * 2011-11-18 2013-06-06 Ge Energy Products France Snc エネルギー貯蔵手段を備える発電装置およびこのタイプの装置のため制御プロセス
JP2015505235A (ja) * 2011-12-19 2015-02-16 ゼットビービー エナジー コーポレーション 多相交流機の低速制御のためのシステムおよび方法
JPWO2014061259A1 (ja) * 2012-10-19 2016-09-05 阿部 力也 電力ルータ、電力ネットワークシステム、電力融通方法、および電力ルータの運転制御プログラム
KR101748956B1 (ko) 2015-11-03 2017-06-20 울산대학교 산학협력단 전력 모니터링 및 제어 방법 및 장치
KR101764374B1 (ko) 2016-02-12 2017-08-02 주식회사 에어텍 팬 코일 유닛의 제어 시스템
JP2021505115A (ja) * 2017-11-28 2021-02-15 エルエス、エレクトリック、カンパニー、リミテッドLs Electric Co., Ltd. エネルギー貯蔵システム
US11205911B2 (en) 2017-11-28 2021-12-21 Ls Electric Co., Ltd. Energy storage system

Also Published As

Publication number Publication date
EP1075724A1 (en) 2001-02-14
EP1075724B1 (en) 2005-11-23
DE69832533T2 (de) 2006-03-30
ATE311027T1 (de) 2005-12-15
CA2326192A1 (en) 1999-10-14
WO1999052193A1 (en) 1999-10-14
DE69832533D1 (de) 2005-12-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6487096B1 (en) Power controller
JP2002510957A (ja) 電源制御装置
US6784565B2 (en) Turbogenerator with electrical brake
US6958550B2 (en) Method and system for control of turbogenerator power and temperature
US6870279B2 (en) Method and system for control of turbogenerator power and temperature
US20030007369A1 (en) Power controller
US20020080633A1 (en) Annular recuperator design
US20020059791A1 (en) Combustion system and method
US6812586B2 (en) Distributed power system
US6639328B2 (en) Microturbine/capacitor power distribution system
US6787933B2 (en) Power generation system having transient ride-through/load-leveling capabilities
US20040135436A1 (en) Power controller system and method
US20020163819A1 (en) Hybrid microturbine/fuel cell system providing air contamination control
US6128204A (en) Line power unit for micropower generation
EP1638184A2 (en) Power controller
US20020157881A1 (en) Turbine power unit for hybrid electric vehicle applications
US6198176B1 (en) UPS/CPS system
JP5923515B2 (ja) 航空機ガスタービンに使用される発電制御方法および該方法を実施する装置
US6169334B1 (en) Command and control system and method for multiple turbogenerators
US20040140674A1 (en) Multi-unit power generation system for stand-alone and grid connected operation
US9988158B2 (en) Aircraft load shedding system including supplementary power sources for assuring DC and device for cutting off power to the alternators of a turbine engine during acceleration
US11365686B2 (en) System for generating electric power for an aircraft
EP4010585A1 (en) Providing auxiliary power using offshore wind turbines
GB2510121A (en) An aircraft electrical generator supplemented by an energy store until the generator is ramped up to meet the load requirement.
WO2018053429A1 (en) Systems and methods for rapid activation and synchronization of dispatchable power sources

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051129

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051129

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070109

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070524

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070528

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071022