JP2002510854A - モジュラー電気プラグおよびこれを含むプラグ・ケーブル・アセンブリ - Google Patents

モジュラー電気プラグおよびこれを含むプラグ・ケーブル・アセンブリ

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JP2002510854A
JP2002510854A JP2000542831A JP2000542831A JP2002510854A JP 2002510854 A JP2002510854 A JP 2002510854A JP 2000542831 A JP2000542831 A JP 2000542831A JP 2000542831 A JP2000542831 A JP 2000542831A JP 2002510854 A JP2002510854 A JP 2002510854A
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コランチュオーノ・ロバート
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スチュワート・コネクター・システムズ・インコーポレーテッド
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    • H01R4/2404Connections using contact members penetrating or cutting insulation or cable strands the contact members having teeth, prongs, pins or needles penetrating the insulation

Abstract

(57)【要約】 本発明の目的は、新しい改良されたモジュラー・プラグおよびこれを含むモジュラ―・プラグ・ケーブル・アセンブリを提供することである。 【解決手段】一定の終端開路(TOC)能力を提供するモジュラー・プラグ(28)は、溝(50)を規定するプラグ・ハウジング(30)と、2つの溝(50)内に配置された、またはこれを規定するような、互いに電気的に接続されて上記溝(50)に受け取られる電線(52)間においてキャパシタンスが発達するようになされている導電材料(58)とを含む。間でキャパシタンスを発達させる溝(50)は、異なる電線対からの電線を受け取る。一定の固定されない近端漏話(NEXT)能力と、同一に設計されたプラグに対するTOC値とを提供するモジュラー・プラグ(140)は、端子受け取りスロット(150)を規定するハウジング(142)と、ハウジング(142)の後面から、スロット(150)の下側にあってこれと連絡している場所まで延びている長手方向の孔(154)とを含む。ハウジング(142)は、ケーブル(190)と噛合させるための、およびケーブル(190)をハウジング(142)に固定させるためのひずみ軽減要素(164)を含む。プラグ(140)もまた、スロット(150)内に配置された接触端子(182)と、ケーブル(190)の電線(168)を受け取るための電線受け取り溝(166)を規定する負荷バー(144)とを含む。負荷バー(144)は、ケーブル(190)の電線(168)が少なくともひずみ軽減要素(164)の反対側の場所における位置に固定されるように、ひずみ軽減要素(164)の反対側の孔(154)内に配置される。負荷バー(144)は、その後方部(186)が前方部(188)に関して回転可能であるようにヒンジ付けされることが好ましい。これは、負荷バー(144)内の溝(166)の大きさを決めることに関連して、およびプラグ・ハウジング(142)内の孔(154)のサイズに関連して、種々のサイズのケーブルを終端させるためにプラグ(140)を使用することを可能にするものである。改良された近端漏話(NEXT)能力を提供するモジュラー・プラグ(200)は、複数の端子受け取りスロット(208)を規定するハウジング(202)と、各々スロット(208)と連絡するように位置付けられている電線受け取り溝(210)と、ハウジング(202)の後面から溝(210)に延びており、かつ溝(210)と連絡しているような長手方向の孔(212)とを含む。プラグ(200)は、スロット(208)内に位置付けられた接触端子(216)と、孔(212)内に配置された負荷バー(204)とを含む。負荷バー(204)は、ケーブルの電線を受け取るための電線受け取り溝(214)を規定する。負荷バー(204)の上面および下面と平行な第1平面には、少なくとも第1および第2電線受け取り溝(214)が配置されており、上記第1平面と平行な第2平面には、少なくとも第3および第4溝(214)が配置されている。上記第1および第2溝(214)は、使用中は第1回路の一部を機能的に作用するように形成するような、ケーブルの電線のうち2つを受け取るように適合される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、概して電気コネクタに関するものであり、より詳細には、一定の近
端漏話(「NEXT」)能力を提供するような、すなわち同一設計されたプラグ
に対する電線対間のNEXT値が実質的に同一であるような、および/またはT
OC(終端開路)能力を提供するような、すなわち同一設計されたプラグに対す
る電線対間のTOC値が実質的に同一であるような、マルチ・ポジション・モジ
ュラー・プラグに関するものである。
【0002】 TOC能力は容量性近端漏話に関係するものであり、これにより容量性漏話お
よび誘導性漏話の両者に関係するNEXT性能は、TOC性能を包含するように
なされている。 本発明によるモジュラー・プラグは、その構造により、カテゴリ5、カテゴリ
5E、またはカテゴリ6プラグとして使用することが可能である。
【0003】 本発明はまた、1つのプラグにより一端において、および別のプラグまたは別
の電気コネクタにより他端において終端とされるような、モジュラー・プラグお
よびマルチ電線ケーブルのアセンブリにも関するものである。
【0004】 データ通信ネットワークは、現在開発が進められているところのものであり、
これまでよりも速い伝送速度でこれまでよりも多数のユーザーに対して情報を流
すことが可能となるようになされている。しかし、多対データ通信ケーブルにお
いて高速で伝送されるデータは漏話に対する磁化率が増大し、しばしば伝送デー
タの処理にマイナスの影響を与えている。
【0005】 漏話は、信号エネルギーが、ある信号対から別の信号対に不注意に「交差」す
る際に発生するものである。信号が、ある電線組から別の電線組に交差または結
合されるポイントは、1)「近端」漏話と称されるような伝送ステーションのコ
ネクタまたは内部開路内、2)「遠端漏話」と称されるような受信ステーション
のコネクタまたは内部開路内、もしくは3)相互接続ケーブル内に存在する可能
がある。
【0006】 近端漏話(「NEXT」)は、一般にモジュラー・コネクタと称されるような
、FCCパート68.500のサブ・パートFにおいて明記されている型の遠距
離通信コネクタの場合には、特に厄介なものである。ANSIのEIA/TIA
(電気/遠距離通信産業協会)は、ネットワーク・コネクタにおける近端漏話絶
縁に対する電気的仕様を公表し、コネクタ自体は、一般的にLANシステムにお
いて使用されている、保護されていないねじれ対(UTP)相互接続ハードウェ
アの全体的な能力を傷つけるものではないということを保証した。
【0007】 EIA/TIAカテゴリ5電気的仕様では、100オームの保護されていない
ねじれ対イーサネット型相互接続において最高100MHzの速度で使用される
コネクタに対する、最低近端漏話絶縁について明記されている。
【0008】 一般的なモジュラー・ジャックには、内部にモジュラー・プラグを受け取る大
きさの孔を有するハウジングが含まれており、上記孔には複数の片持ちばね接点
が配されている。この片持ちばね接点は、噛合しているモジュラー・プラグ内の
、同じくらい多数の接触端子に対応している。
【0009】 上記モジュラー・プラグは、誘電性ハウジング内に形成された導体受け取り溝
またはスロット内に、別個の絶縁されたより線または単線を受け取る。その後、
平坦な刃のような金属端子が、一般的には導体と噛合するように延びているハウ
ジング内の接触部分と並行する配置で、ハウジング内の個々に垂直方向を向いた
スロット内に挿入される。プラグがモジュラー・ジャック内に挿入される際には
、そのジャック内の上記端子の片持ち部分は、上記プラグ内の関連端子部分と噛
合する。
【0010】 カテゴリ5プラグの特徴は、上記プラグが噛合していない状態にある場合、す
なわち上記プラグ内には電流が存在しないような場合に、保護されていないより
線対の組み合わせ間における近端漏話損失を測定することにより、FCC標準書
ANSI/TIA/EIA−568−Aに一致するということが立証されなけれ
ばならない。この測定は、「終端開路」またはTOCテストと称されることがあ
る。
【0011】 8ポジション・モジュラー・プラグにおいては、接点およびより線は、上向き
の接点と共に、左から右へ1から8の番号が付けられている。電線4および5は
、信号対番号1を形成している、すなわち電気回路内において機能的に作用する
ように電気的に結合されている。電線1および2は信号対番号2を形成しており
、電線3および6は信号対番号3を形成しており、そして電線7および8は信号
対番号4を形成している。この場合TOCテストは、6つの異なるより線対の組
み合わせに関して、すなわち信号対番号1および2、1および3、1および4、
2および3、2および4、ならびに3および4という組み合わせに関して実施さ
れる。
【0012】 TOCテストを行うため、図1に示される装置が使用される。100Ω抵抗器
10は、(広帯域バラン14に接続される)100Ωテスト導線12と平行に接
続され、NEXTはネットワーク分析器16によって測定される。100MHz
における測定されたNEXT損失は、表1に示される範囲内のものでなければな
らない。 表1 電線対の組み合わせ 100MHzにおけるテスト・プラグNEXT損失 1と2 ≧55dB 1と3 ≧40dB 1と4 ≧55dB 2と3 ≧45dB 2と4 ≧55dB 3と4 ≧45dB
【0013】 また、電線対の組み合わせ1と3については、100MHzにおいて測定され
たNEXT損失と10MHzにおいて測定されたNEXT損失との差異は、20
±0.5dBでなければならない。
【0014】 上記テスト・プラグの電線対の組み合わせ1と3に対する追加TOC要件には
:少なくとも1つのテスト・プラグが、100MHzにおいて≧40.0dBか
ら<45.0dBの範囲内のNEXT損失を示さなければならないということ;
少なくとも1つのテスト・プラグが、100MHzにおいて≧40.5dBから
<41.5dBの範囲内のNEXT損失を示さなければならないということ;お
よび、少なくとも1つのテスト・プラグが、100MHzにおいて≧41.5d
Bの範囲内のNEXT損失を示さなければならないということが含まれている。
【0015】 従来のモジュラー・プラグには、独立した導体受け取り通路内に導体を受け取
るための1つ以上の負荷バーが含まれている。負荷バーの使用は、プラグ内の内
部導体キャパシタンスの管理に役立つ。図2は、上記対の組み合わせ2と4の間
の同一設計による10の8ポジション・モジュラー・プラグ、特に、Lucen
t Technologiesによって作成された24AWG錫めっきより線U
TPケーブルを終端とする2つの負荷バーを有するRJ45プラグについて測定
された、一般的なTOC値を示すものである。
【0016】 図2に示されるように、同一設計された8ポジション・モジュラー・プラグに
ついては、TOC値はプラグ間において40dB分だけ可変である(テスト・プ
ラグ1および10を比較すること)。この変化は、部分的にはプラグ本体内の、
すなわちプラグ本体における電線受け取り溝内の、保護されていないより線対(
UTP)の比較的無作為な配置によるものであり、この配置により、導体間のキ
ャパシタンスに小さな変化が発生する。
【0017】 プラグ内の内部導体キャパシタンスを減少させる1つの方法は、隣接する導体
のオフセットを行うことによるものである。この型のプラグの例は米国特許第5
,628,647号(Rohrbaugh et al.)に開示されており、
上記米国特許においては、導体は、一方が他方の上に間隔を空けて配置されてい
るような2つの平面列に配置されている。上記オフセット導体は、プラグの内部
キャパシタンスを低める上では役に立つものであるが、同一設計されたプラグに
対して安定したTOC値を与えるという結果にはならない。
【0018】 同一設計されたプラグに対して一定のTOC値を得るための、RJ45プラグ
におけるキャパシタンスを安定させる別の試みにおいては、3つのプラグ20が
、各々4つの負荷バー22と共に組み立てられた(図3)。
【0019】 上記プラグは、最初はStewart Connector Systems
によって製造された標準RJ45プラグであったが、4つの負荷バーを含むよう
に、またテストされているようにBerk−Tek Lan−Mark−350
ケーブルを終端とするように変更された(ここに記載されているすべてのTOC
テストにおいては、そうではないと述べられていない限り、同一のケーブルが使
用されている)。
【0020】 4つの負荷バーの使用により、プラグ本体の長さの範囲内における内部導体キ
ャパシタンスが固定される。その後、各対の組み合わせ上でTOC測定が行われ
、TOCの安定性の度合が判定された。図4に示されているように、各々4つの
負荷バーを用いた3つのプラグ上で測定されたTOC値は、プラグからプラグま
で4dB未満しか変化しなかった。
【0021】 図4に示された4負荷バー・プラグに対するTOC測定値は、プラグからプラ
グまで、標準カテゴリ5の2つの負荷バーを用いる8ポジション・モジュラー・
プラグよりも小さな変化を示すものであるが、電線対の組み合わせ1と3は、T
IA/EIA−568Aの要件に従うようなTOC値を常に生み出しているとい
うわけではない。実際、テストされた3つのプラグにおいて得られた最も低いT
OC値は、電線対の組み合わせ1と3の間では39.8dBである。
【0022】 しかし対の組み合わせ1と3に対する最小要件は40dBであり(表1を参照
すること)、従ってこれらの変更されたプラグは、ANSI標準EIA/TIA
−568−Aに従ったTOCテストに合格するとは思われない。
【0023】 プラグの電線対間におけるNEXT値(容量性漏話および誘導性漏話の両者の
測定)に関しては、同一設計のプラグ間におけるNEXT値の変化は、少なくと
も部分的には、プラグのひずみ軽減要素の下にあるUTP導体を無作為に配置す
ることによって発生するということが判明した。
【0024】 つまり一般的なプラグにおけるひずみ軽減要素は、保護されたケーブルが露出
される前に、従って上記導体がプラグ内の位置決め溝に(たとえばプラグの負荷
バーに)挿入される前に上記ケーブルと噛合し、これによってUTP導体は、任
意の無作為な方法でひずみ軽減要素の下にあるケーブル内に配置される。また、
電線対間のTOC値は、ひずみ軽減要素の下側のケーブル内における導体の配置
が無作為的な性質のものであるという観点から、変化するものであるということ
も判明した。
【0025】 この点に関しては、図15は、電線対の組み合わせのすべてに対するNEXT
値およびTOC値の両者について、本書の譲受人が製造したRJ45カテゴリ5
プラグというモデルの十(10)の異なるプラグ上で実行されるテストの結果の
表を示すものである。(たとえば電線対2に対する電線対1は、45−12で表
される)NEXTの測定は、NEXTを「固定させない」ものである、すなわち
噛合しているプラグとジャックの漏話が測定され、そこから、結果として生ずる
値がプラグの構造によって発生する漏話のみになるように、上記ジャックの漏話
が差し引かれる。
【0026】 図16は、図15の表におけるデータに基づく固定されないNEXT値の最大
値、最小値、および変化を示す表である。図16に示されるように、固定されて
いないNEXT値(デルタ)の変化の範囲は、7.1dBから27.6dBであ
る。図17は、図15の表におけるデータに基づくTOC値の最大値、最小値、
および変化を示す表である。
【0027】 図17に示されるように、TOC値(デルタ)の変化の範囲は、5.9dBか
ら20.9dBである。NEXTおよびTOC値の変化は、結果的にプラグの作
動能力に不都合が生ずる可能性があるため、固定されていないNEXT値および
TOC値の上記変化の程度を減少させることは、有益なことであると思われる。
【0028】 本発明の目的は、新しい改良されたモジュラー・プラグおよびこれを含むモジ
ュラ―・プラグ・ケーブル・アセンブリを提供することである。
【0029】 本発明の別の目的は、同一設計のプラグ間において一定のNEXT値および/
またはTOC値を提供するような、新しい改良されたマルチ・ポジション・モジ
ュラー・カテゴリ5、カテゴリ5E、およびカテゴリ6プラグを提供することで
ある。
【0030】 本発明の別の目的は、ANSI標準TIA/EIA−568Aを満たすような
、かつ一定のNEXT値および/またはTOC値を提供するような新しい改良さ
れたマルチ・ポジション・モジュラー・カテゴリ5プラグであって、好ましくは
同一設計のプラグ間におけるNEXT値および/またはTOC値の偏差が一般的
に±1.5dB程度のものであるような、マルチ・ポジション・モジュラー・カ
テゴリ5プラグを提供することである。
【0031】 本発明のさらに別の目的は、異なるサイズのケーブル被覆および電線を有する
ような異なるケーブルを終端にする能力を有する新しい改良されたプラグと、上
記プラグおよびケーブルから形成されるプラグ・ケーブル・アセンブリとを提供
することである。
【0032】 簡単に言うと、本発明によると、誘電性材料からなるハウジングを含み、多数
の電線受け取り溝を規定するモジュラー・プラグを提供することにより、上記目
的のいくつかが達成される。上記各溝は、導電材料からなる芯を含むそれぞれの
電線と、上記芯を取り囲む絶縁鎧装とを受け取るように適合されており、各電線
はその芯を介して、プラグの使用中には2つ一組になって機能的に作用するよう
に接続されるように、別の電線に電気的に接続される。
【0033】 種々の手段がハウジング内に、またはハウジングと連結して配置され、2つの
電線受け取り溝内の電線間においてキャパシタンスが発達できるようになされて
いる。上記溝は、異なる電線対から電線を受け取るような、すなわち一方の溝が
第1電線対の電線形成部を受け取ることが可能であり、他方の溝が第2電線対の
電線形成部を受け取ることが可能であるような電線受け取り溝であることが好ま
しい。
【0034】 キャパシタンス発達手段は導電材料からなるものであっても良いが、電線の絶
縁鎧装の外側に位置付けられており、従って電線芯を通したデータ伝送が影響を
受けることはない。電線受け取り溝内における一定の電線間のキャパシタンスを
発達させることにより、上記電線を含む電線対の組み合わせに対するTOC値の
変化は、同一設計されたプラグ間において減少される。
【0035】 キャパシタンス発達手段は、各電線受け取り溝内に配置された銅箔のトレース
と、上記銅箔トレースに結合される電気導線とを包含していても良い。この代わ
りに、上記キャパシタンス発達手段は、電線受け取り溝にめっきされた導体材料
と、上記溝のめっきされた部分に接続される電気導線とを包含していても良い。
【0036】 上記電気導線は、ハウジング本体の内部を貫通して延びていても良い。また上
記キャパシタンス発達手段は、電線受け取り溝を規定するための、プラグ・ハウ
ジングと一体形成される金属被覆されたプラスチックを包含していても良い。
【0037】 上記プラグを含むモジュラー・プラグ・ケーブル・アセンブリもまた、複数の
電線を有するケーブルを含んでおり、各電線の端部は、プラグ・ハウジング内の
それぞれの溝に受け取られている。上記ケーブルの反対側の端部は、これに類似
するプラグまたはその他あらゆる型の電気コネクタによって終端とすることが可
能である。
【0038】 本発明によるキャパシタンス補償の考えられ得る別の使用としては、接点ブレ
ード(プラグ・インターフェース・ブレード)と一体化されている固定された導
線フレームを有するプラグが考えられる。上記実施例においては、1つ以上の対
の導線フレームは、電気回路における接続に際して相互間に意図的にキャパシタ
ンスを生成させるように形成される。導線フレームに結合されている絶縁変位接
点(IDC)への電線の接続は、たとえばIDCの基部に電線を打ち付けること
によって、電線の侵入ポイント近くに配することが可能であると思われる。
【0039】 導線フレームは単一の平面列に配置することが可能であり、この場合キャパシ
タンス発達手段は、第1導線フレームに接続され、かつ第2導線フレームの上部
に延びると共にこれから間隔を空けて配置される一片の導電材料と、上記第2導
線フレームおよび上記一片の導電材料間に挿入される絶縁材料の基板とを包含す
る。
【0040】 上記導線フレームが2つの平面列に配置される場合、キャパシタンス発達手段
は、一方の平面列における導線フレームに接続され、かつ他方の平面列における
第2導線フレームの上部に延びると共にこれから間隔を空けて配置される一片の
導電材料と、上記第2導線フレームおよび上記一片の導電材料間に挿入される絶
縁材料の基板とを包含する。
【0041】 上記のようなプラグを含むモジュラー・プラグ・ケーブル・アセンブリはまた
、複数の電線を有するケーブルも含んでおり、各電線の端部はそれぞれのIDC
に電気的に接続されている。 上記ケーブルの反対側の端部は、類似プラグまたはその他あらゆる型の電気コ
ネクタによって終端とされても良い。
【0042】 本発明の別の実施例によるモジュラー・プラグには、前方端に複数の平行する
間隔を空けて配置された長手方向に延びる端子受け取りスロットを含む誘電性材
料からなるハウジングと、後面からスロットの下側の場所に向かって前方へ延び
、上記スロットに連絡するようになされている長手方向の孔とが含まれている。
【0043】 各端子受け取りスロットは、それぞれの接触端子または接触ブレード、たとえ
ば絶縁変位接点を受け取るものである。上記プラグにはまた、上記孔に挿入され
、かつ、好ましくは上記孔と長手方向に同一の広がりをもつような管理または負
荷バー(以下、単に負荷バーと称する)も含まれている。負荷バーは、2つの実
質的に平行な横列内に電線受け取り溝を規定している。
【0044】 電線受け取り溝は、互い違いになるように配列されている。マルチ電線ケーブ
ルを上記プラグによって終端とさせるため、上記ケーブルのケーブル被覆には上
記電線の長さが露出するようにスリットが入っている。上記電線は負荷バーの電
線受け取り溝内に挿入されており、上記溝は上記電線の安全維持が可能になるよ
うに形成されている。
【0045】 上記スリット・ケーブル被覆の上側区画の一部は、残存部分が、上記プラグの
ひずみ軽減要素にしわが寄るような場所を含む負荷バーの後方部の上に重なるに
は十分な長さを有するように、切断されている。同様に、上記スリット・ケーブ
ル被覆の下側区画の一部は、残存部分が、上記負荷バーの後方部の下側に重なる
には十分な長さを有するように、切断されている。
【0046】 そして負荷バーは、上記ケーブル被覆の上に重なる部分および下側に重なる部
分と共に、プラグ・ハウジング内の孔に挿入される。端子受け取りスロット内の
接触端子は電線内に押圧され、電線の絶縁体を貫通してその内部の金属電線と噛
合する。
【0047】 その後、上記プラグ上のひずみ軽減要素にはしわが寄せられ、負荷バーの後方
部の上に重なるケーブル被覆と噛合されて、上記ケーブルを上記プラグ内にしっ
かりと固定する。
【0048】 この方法においては、電線はひずみ軽減要素の下側の事前に定められた位置に
あり、これによってプラグ内の電線のいかなる無作為な配置も回避されるように
なされている。その結果、実質的に同一の設計がなされているプラグにおける電
線対間のNEXT値およびTOC値の変化は、著しく減少される。
【0049】 本発明のさらに別の実施例によるモジュラー・プラグには、複数の端子受け取
りスロットを規定するハウジングと、各々スロットと連絡するように位置付けさ
れた導体受け取り溝と、ハウジングの後面から上記溝まで延びており、かつ上記
溝と連絡しているような長手方向の孔とが含まれている。
【0050】 上記プラグにはまた、上記スロット内に位置付けられた接触端子、および上記
孔内に配置された負荷バーも含まれている。上記負荷バーは、ケーブルの電線を
受け取るための電線受け取り溝を規定している。上記負荷バーの上面および下面
と平行な第1平面には、少なくとも第1および第2電線受け取り溝が配置されて
おり、上記第1平面と平行な第2平面には、少なくとも第3および第4溝が配置
されている。
【0051】 上記第1および第2溝は、使用中は第1回路の一部を機能的に作用するように
形成するような、ケーブルの電線のうち2つを受け取るように適合されている。
ある特定の実施例においては、電線受け取り溝は、1−8に指定されている連続
的に配列された位置におかれ、これによってポジション1および2における溝が
、使用中は第2回路の一部を形成する2つの電線を受け取るように適合されてい
る。
【0052】 ポジション4および5における溝は、使用中は第3回路の一部を形成する2つ
の電線を受け取るように適合され、ポジション7および8における溝は、使用中
は第4回路の一部を形成する2つの電線を受け取るように適合される。このこと
から第1および第2溝は、ポジション3および6における溝である。
【0053】 ここで述べているように、漏話は特に(ポジション4および5における電線に
よって形成される)電線対1と(ポジション3および6における電線によって形
成される)電線対3との間の問題であり、従って負荷バー内のポジション3およ
び6における電線とポジション4および5における電線との間の隔たりは、上記
電線対間の漏話の減少、およびNEXT能力の向上に役立つものである。
【0054】 図面を参照すると、数個の図面を通して、同じ参照番号は同一または対応する
部品を示し、特に図5〜7では、本発明に係る多点位置モジュール式プラグに参
照番号28が与えてあり、そしてこのプラグ28は、上方フレーム部分32が下
方フレーム部分34に連結されヒンジ36の周囲にピボット作動が可能なように
、上方フレーム部分32をもつプラグハウジング30と、下方フレーム部分34
と、そして上方フレーム部分32を下方フレーム部分34にピボット連結するヒ
ンジ36から成っている。
【0055】 連結部は上方フレーム部分32内に設けてあり、上方フレーム部分32と下方
フレーム部分34を相互に固定するために上方フレーム32をヒンジ36周囲に
ピボット作動させる場合に、下方フレーム部分34内の掛け金38に対応してい
る凹部40と噛み合う構成となっている。
【0056】 上方フレーム部分32は、平行で互いに離れた複数の、縦方向に伸びる端子受
入れ長孔41が、(図5の開放位置の場合に)上方フレーム部分32の下方表面
42全体に形成され、長孔のそれぞれは個々の接点端子または接触刃44を受入
れる。接触刃44のそれぞれは導電性材料で出来た一対の絶縁貫通尖端48のあ
る導電体部分46を有する。
【0057】 下方フレーム部分34は複数のワイヤー受け入れ溝50を有し、各溝は、プラ
グ30を端末にもつ多重ワイヤーケーブル54のワイヤーの1本の非遮蔽ワイヤ
ー部分52を受け入れる構成をもつ。図7に示すように、それぞれのワイヤー受
入れ溝50は、平坦な水平底面50a、相対する側面50b、及び底面50aと
側面50bとの間に伸びる傾斜面50cを有する。
【0058】 溝50を形成するその他の表面は本発明の範囲と思想から逸脱することなく本
発明に従って使用される。上方フレーム部分32がヒンジ36の周囲にピボット
連結された場合に、接触刃44の尖端48がそれぞれのワイヤー受入れ溝50の
中のワイヤー52の絶縁外装52aを貫通して絶縁外装52aの中子52bと接
触するように、上方フレーム部分32の端末受入れ長孔41は下方フレーム部分
34のワイヤー受入れ溝50に相対的に設けてある。やはり、この時点で、上方
及び下方のフレーム部品32,34を連結するために掛け金38が凹部40と噛
み合う。
【0059】 上述のプラグは本発明の一つの適用例だが、本発明は他のプラグと連携して使
用し得る。また、本明細書で述べる内容は一般的に8位置モジュール式プラグに
関するが、本発明のプラグは、ある程度の本数のワイヤーをもつケーブルのそれ
ぞれの端末に終わっている。溝50は単一平面配置で示してあるが、2本または
それ以上の平面配置とすることも可能であり、この場合は接触刃44の大きさは
、接触刃44の尖端48が全てのワイヤーの絶縁外装を貫通するのを保証するよ
うに調節される。
【0060】 また、図示の溝は下方フレーム部分34に形成してあるが、下方フレーム部分
に凹部を設けることも可能であり、そして下方フレーム部分から分離し、下方フ
レーム部分の凹部の中に挿入可能な負荷棒のような部材の中に溝を形成すること
も可能である。
【0061】 本発明に従えば、プラグ28は、1本のワイヤー受入れ溝50に受入れられる
1信号対体のワイヤー形成部分と、別なワイヤー受入れ溝50に受入れられる別
な信号対体のワイヤー形成部分との間に静電容量を発達させる手段56を有する
。ワイヤー受入れ溝間の静電容量のこの発達すなわち増大は、関連の信号対体、
すなわちこれらのワイヤー受入れ溝内に受入れられるワイヤーによりその一部が
形成される信号対体間のTOC性能を改善するのであって、同一設計のプラグに
対して測定した場合、明らかにこの性能は確定される。
【0062】 一つの実施態様では、静電容量発達手段56は図6,7に示すような銅箔トレ
ースのような導電性材料から成り、これらの材料はそれぞれ50と50で指
示される位置P3とP5の各位置においてワイヤー受入れ溝50の中に設けてあ
って箔トレース58を連結している電気的リード線59が下方フレーム部分34
の中に収められている。銅箔トレース58は、ワイヤー受入れ溝50と50 の底面50a、側面50b及び傾斜面50cを覆い、そして絶縁外装52aに直
接噛み合うが中子52bには接触せず、従ってデーター伝達をしない。
【0063】 しかし、本発明の利点を得るには箔トレース58を、表面50a、50b及び
50cの内の一つだけに覆わせればよい。ワイヤー受入れ溝50と50の中
のワイヤー間に実際に発達した静電容量は約0.2〜0.6ピコファラッドの程
度であり、またワイヤーの組合せ1と3(溝50内のワイヤーはワイヤー対体
3の中にあり、これに対して溝50内のワイヤーは対体1の中にある)に対し
てプラグからプラグへの静電容量の調和に対してTOC値を改善する筈である。
静電容量の大きさはワイヤー受入れ溝50と50のそれぞれの中の箔トレー
ス58の寸法、例えば長さに依存する。
【0064】 ワイヤー組合せ1と3に対するTOC値を改善するために、図5〜7に示す実
施態様においては、ワイヤー受入れ溝50と50は相互に電気的に連結され
るが、他のワイヤー組合せに対するTOC値の改善は、異なる信号対体に属する
ワイヤーを受入れるプラグ中のどれか2本のワイヤー受入れ溝を電気的に連結し
て得られる。その上多重ワイヤー組合せにおける改善は1対以上のワイヤー受入
れ溝を相互に電気的に連結して得られる。
【0065】 箔トレース58の代わりに、個々のワイヤー受入れ溝50と50の領域を
選択的にめっきし、このめっきした領域を、下方フレーム部分を経て伸びる電気
的リード線を介して相互に連結して、ワイヤー受入れ溝中に導電性材料を提供す
ることが可能である。代替的方法において、個々のワイヤー受入れ溝50と5
の少なくとも一部を形成し、そして金属化したプラスチック部分を相互に電
気接合するために、下方フレーム部分の中に金属化したプラスチックを組込むこ
とは可能である。
【0066】 本発明に従うプラグのもう一つの実施態様において、プラグは、縦方向空隙部
を設定するハウジング、接点端子が入っている前端にある端子受入れ長孔、多重
ワイヤーケーブルのワイヤーを受入れる溝、長孔の個々の一つと連通する個々の
溝、掛け金、そして歪み除去エレメントを有する。
【0067】 本発明に従えば、プラグは縦方向空隙部内に設けられ、上述の米国特許第5,
628,647号におけるような2本の平坦な配置としたワイヤー受入れ溝60
のある、図8に示すような負荷棒62と、そして60と60で指示した位置
P3とP5におけるワイヤー受入れ溝内のワイヤー間に静電容量を発達させる静
電容量発達手段64を有する。静電容量発達手段64は、ワイヤー受入れ溝60 と60の実質的に全部の上にある負荷棒62の表面に設けた箔トレース66
と、そして箔トレース66間の間隙に張りめぐらすことにより負荷棒62上にH
字形箔トレースパターンを形成するための箔トレース68とから成る。やはり上
述のように負荷棒62上に金属化プラスチック部分を提供することは可能である
【0068】 ワイヤーが負荷棒を通過し、プラグハウジング中の溝の中に入ることにより、
プラグハウジング中の溝の中の部分が個々の接点端子により貫通される構成とな
るように、ワイヤー受入れ溝60はプラグハウジング中の溝と一線化される。代
替的方法では、負荷棒が長孔下部まで伸び、そして負荷棒により保持されるワイ
ヤーの長孔の中に接点端子が貫通可能な構成で開口を負荷棒内に提供するように
、縦方向空隙部を長孔下部まで伸ばすことは可能である。
【0069】 図9は、図8(単一の負荷棒の代わりに、より小さい同一の4本の負荷棒が使
用されたことを除く)を参照して上述したようなプラグに対する全ての対体組合
せ間のTOC値を示しており、この場合、プラグはその端末が、Berk‐Te
k Lan‐Mark‐350 UTPケーブルである。6個のプラグを試験し
、それぞれのプラグに対してTOC値を測定した。偏差をやはり図9に示す。
【0070】 図6に示す本発明に係るプラグと、静電容量発達手段(図10に示す)のない
標準的従来技術のプラグに対するTOC値を比較するために、それぞれのプラグ
に対してコンピューターによる電気的分析シミュレーションを実施した。ここで
分かったことは、ワイヤー組合せ1と3に対するTOC値は、従来技術のプラグ
に対しては37.9dBであり、この値は、ANSI標準EIA/TIA‐56
8‐Aによる必要最小値以下であり、これに対して同一ワイヤー組合せに対する
TOC値は、本発明のプラグに対して44.3dBであり、最小必要条件以上で
あった、ということである。
【0071】 図11〜12Cは、P1〜P8で示す位置において8個のリードフレーム10
4をもつプラグハウジング100の断面図であり、各リードフレーム104は一
体構成のプラグ界面ブレード102をもつ。絶縁変位接点(IDC)106は個
々のリードフレーム104に接合され、個々のワイヤーは例えばIDC106の
底部にワイヤーを固定して、個々のIDC106に連結される。
【0072】 導電性材料108は位置P3においてリードフレーム104に連結され、L字
形(図13)を形成するようにP5の位置にあるリードフレーム104の長さ部
分の上に、そしてリードフレーム104から一定距離まで伸びる。導電性材料1
08はまた位置P4にあるリードフレーム104の一部の上に伸び、そこから一
定の距離にある。
【0073】 絶縁材料の基板110は、導電性材料108が位置P5にあるリードフレーム
104に電気的連結をされないように導電性材料108とそして少なくとも位置
P5(やはり図示の実施態様における位置P4)にあるリードフレーム104と
の間に設けられる。この構成により、補償静電容量が位置P3とP5におけるそ
れぞれのリードフレーム104間に発達され、その結果対体組合せ1と3の間に
測定されるTOC性能を改善する。
【0074】 図13〜14Cは、二つの平面配列としたP1〜P8で示す位置に8個のリー
ドフレーム124をもつプラグハウジング120の断面図であり、個々のリード
フレーム124は一体構成のプラグ界面ブレード122をもつ。IDC126は
個々のリードフレーム124に接合され、個々のワイヤーはそれぞれのIDC1
26に連結される。
【0075】 この実施態様では、導電性材料128は下方平面内の位置P3にあるリードフ
レーム124に接合され、上方平面内の位置P5あるリードフレーム124の全
長に及んで、またこのリードフレーム124からある距離のところでプラグ12
0の本体を通って斜めに伸びる。絶縁材料製基板130は、導電性材料128が
位置P5あるリードフレーム124に電気的に連結されないように、導電性材料
128と位置P5にあるリードフレーム124の間に設けられる。この構成によ
り、補償静電容量は位置P3とP5にあるリードフレーム124の間に発達され
、その結果対体1と3の間に測定されるTOC性能を改善する。
【0076】 図5〜7及び図11〜14Cに関連して説明したプラグは多重ワイヤーケーブ
ルの端末処理に使われ、その結果このケーブルの他方の端末は同様なプラグまた
は別なモジュール式連結具により端末処理される。プラグ‐ケーブルアセンブリ
はこのように形成される。
【0077】 上述の本発明に係るプラグの実施態様は確実なTOC性能を提供する。しかし
、電気通信が発達するにつれて、カテゴリー5,カテゴリー5Eまたはカテゴリ
ー6の何れかのプラグにおける確実な全体的NEXT性能を持つことがやはり有
利である。
【0078】 本発明に係るプラグの第2の実施態様は図18〜26に示してあり、確実なT
OC性能とNEXT性能を提供する。この実施態様においては、プラグ140は
、誘電体材料製のハウジング142と負荷棒144を含む。ハウジング142は
標準RJ45プラグ寸法をもち、下方表面148から突出する掛け金146を有
する。ハウジング142はまた、ハウジング142の前方端末の上方表面152
内に形成された、平行で一定間隔をとり縦方向に伸びる端子受入れ長孔150と
、そしてハウジング142の後方面156から端子受入れ長孔150の下方位置
に向けて内方に伸びる縦方向空隙部154を有する。
【0079】 空隙部154の後方部分158は実質的に長方形の断面をもち、その一方で空
隙部154の前方部分160は、その上に挿入されたプラグにより端末処理され
るケーブルの導電体またはワイヤーをもつ負荷棒144の前方端末162を受入
れるに適するように構成されている。負荷棒144は、好ましくは空隙部154
と共に実質的に縦方向に同一の伸びをもつ。
【0080】 空隙部154の後方部分158は実質的に長方形の断面をもち、一方空隙部1
54の前方部分160はその上に挿入されるプラグにより端末処理されるケーブ
ルの導電体すなわちワイヤーを有する負荷棒144の前方端末162を受入れる
に好適なように構成される。
【0081】 負荷棒144は好ましくは実質的に空隙部154と縦方向に同一の広がりをも
つ。空隙部154の後方部分158は後方表面156から内方に向けてテーパー
をもつ。歪み除去エレメント164はハウジング142の上方表面152から伸
び、しかも空隙部154の後方部分158に対して、これに接近し、またはこの
中に伸びる下方表面を有する。
【0082】 負荷棒144は誘電体材料製であって、ワイヤー受入れ溝166、すなわち図
示の実施態様における2本の列のそれぞれに4本の溝を有する。溝166は互い
に他に対して食い違った配置にあり、大きさの異なるワイヤーを受入れる寸法と
なっている。溝166はワイヤー168を容易に挿入可能なように開いており、
またワイヤー168の溝166内での確実な保持が容易な構造となっている。
【0083】 一層明言すると、個々の溝166は、ワイヤー168(図22)を受入れる揺
り籠の形をした、縦方向に伸びる弓形表面170で形成される。突起171が隣
接する溝166の間に形成される。下方配列中の溝166間の突起171は、負
荷棒144の前方縁の前の部分を載頭して負荷棒144の前方端末172内に若
干の段差が形成してあり、この負荷棒144では、下方配列の溝166が下方表
面で形成され、上方配列の溝166が相対する側面で形成されている。
【0084】 負荷棒144の前方端末172の寸法は、空隙部154の前方部分160中へ
の挿入が完全にできる寸法であり、また負荷棒144の後方端末173の寸法は
、空隙部154の後方部分158中への挿入が完全にできる寸法である。
【0085】 空隙部154の前方部分160はこのように相対する上方及び下方の両面17
4,176を提供し、これらの面に沿って下方配列のワイヤー168は、空隙部
154の前方端末に突き当たるまで負荷棒144のプラグハウジング142の中
への挿入中に摺動し、また前方部分160は相対する側面178と上方面180
を提供し、これらの面に沿って上方配列のワイヤー168は、空隙部154(図
26)の前方端末に突き当たるまで負荷棒144のプラグハウジング142の中
への挿入中に摺動する。上方表面176,180には接点端子182が通る細長
い孔が設けてあり、ワイヤー168(図26参照)を通すようになっている。
【0086】 負荷棒144の重要な特徴は、負荷棒144の後方部分の前方部分に対する回
転運動を可能にするためにヒンジが含まれていることである。この運動は、一旦
負荷棒144が空隙部154内に挿入されその前方部分が空隙部154内に固定
されると実証される。
【0087】 更に明言すると、負荷棒144は突起171内と両側面の縁部分145内に一
線化した横断方向の細長い孔184をもつ。孔184の存在によって、負荷棒1
44の後方端末173の後方部分186を、後方端末173の前方部分188な
らびに負荷棒144の前方端末172に対して可撓性を持たせられる。この可撓
性は以下に論ずる理由で必要である。
【0088】 負荷棒144を用いて、プラグハウジング142内の各ワイヤー168の全部
が、歪み除去エレメント164の下方位置も含めて、正確な、前もって決めた位
置に置かれる。このやり方で、プラグ140の中のワイヤー168のどの部分か
の無作為配列が回避される。端子182により噛み込まれる各ワイヤー168の
部分の配置はやはり前もって決めた位置にある。本発明のプラグにおいて最低限
望ましいことは、歪み除去エレメント164の下方位置と端子182の間のワイ
ヤー部分が適当な位置に固定されることである。
【0089】 図24〜26に示すように、歪み除去に対するプラグ140と連結したケーブ
ル190の締めつけを可能にするため、ケーブル190のケーブルジャケットす
なわち外装192の一部が負荷棒144の後方端末173の後方部分186を覆
っている。
【0090】 これは、プラグ140によりケーブル190の端末処理するのに必要なワイヤ
ー168の長さに等しい距離だけケーブルジャケット192に長孔を開け、そし
て負荷棒144の後方端末173の後方部分186の上下に、大体長孔184ま
で伸びるのに充分な長さのケーブルジャケット192を残して、ケーブルジャケ
ット192の長孔部分を裁断すれば可能である。歪み除去エレメント164が負
荷棒144の後方端末と長孔184の間にくるような位置にある負荷棒144上
に長孔184は形成される。
【0091】 プラグ140によりケーブル190の端末処理するために、2個の相対する縦
方向の長孔がケーブルジャケット192の中に形成してあり、負荷棒144の長
さに少なくとも等しい長さのワイヤー168を露呈する。一般には捩じった対体
のケーブルであるワイヤー168が、従来のやり方のように、ワイヤー168の
指示に対応する負荷棒144の溝166の中に捩じらずに圧入される。
【0092】 負荷棒144を越えて伸びるワイヤー168の両端末は次いで負荷棒144の
前方端末と面一に揃えて裁断される。ケーブルジャケット192の長孔部分は図
25に示すように長孔184にまで伸びる状態で裁断される。ケーブルジャケッ
ト192の長孔部分をもつ負荷棒144は側方に並び、負荷棒144の前方端末
が空隙部154の前方端末に突き当たるまで(図26)ハウジング142の空隙
部154の中に挿入される。
【0093】 空隙部154は、空隙部154の中に負荷棒144を挿入する際に、負荷棒1
44の下方に空隙を作らずに、そして負荷棒144の上方に若干の間隙を持つよ
うにして負荷棒144を受入れる寸法となっているので、負荷棒144の下方の
ケーブルジャケット192の長孔部分は、負荷棒144の後方端末173の後方
部分186を上方に撓ませるのであり、この撓曲は長孔184によって可能とな
る(図26)。
【0094】 ハウジング142の中の端子受入れ長孔150内の端子182は(図24,2
6参照)、次にワイヤー168の中に押し込まれワイヤー168の絶縁体を通り
、その中の金属中子と噛み合う。端子182をワイヤー168の中に押し込むた
めにだけ必要とするように、端子182は長孔168の中に前もって位置決めさ
れる。
【0095】 その後、歪み除去エレメント164は内側に押し込まれるかあるいは負荷棒1
44の後方部分を覆っているケーブルジャケット192の長孔部分に噛み込むよ
うに設けられ、その結果プラグ140(図24参照)と連結してケーブル190
を固定する。歪み除去エレメント164の内側への押し込みによって、負荷棒1
44の後方端末186を空隙部154の下方面に対して下方に押し込ませ、その
結果後方端末173の後方部分186と後方端末173及び前方端末172の前
方部分188との間の角度を小さくする(図26と図24を比較のこと)。後方
部分186は、後方部分186と空隙部154の下方表面との間のケーブルジャ
ケットの存在を考えると、前方部分188と同一平面とはならない。
【0096】 歪み除去エレメント164下方の事前設定位置にワイヤー168を位置決めす
ると、同一構造のプラグ間のNEXT値及びTOC値の偏差を減らす。ワイヤー
が歪み除去エレメント下方位置に無作為に配置された従来のプラグでは、歪み除
去エレメントがケーブルの内側に押し込まれると、ケーブル内のワイヤーはこの
無作為のまま残り、そして更に押し込まれると、ワイヤーは付加的な無作為運動
を大きくする。このワイヤーの無作為運動は同一設計のプラグのNEXT値及び
TOC値を不確実なものとする。
【0097】 本発明に係るプラグハウジング142と負荷棒144の構造のもつ特定の利点
は、厚さの異なるジャケットと異なる直径のワイヤーをもつケーブルがプラグ1
40により端末処理されるということである。ワイヤーに対しては、もっと小さ
い直径のワイヤーがやはり溝の中に配置されるように、溝166には比較的大き
い直径のワイヤーに等しいか、または大きい寸法が与えられる。
【0098】 厚さの異なるジャケットに対しては、空隙部154の後方部分158の高さは
負荷棒144の高さより大きく、比較的大きいケーブルのジャケットの厚さの2
倍である。従って、小さいケーブルジャケットと絶縁外装をもつケーブルは負荷
棒を取り囲むのに使用でき、これにより歪み除去エレメント164はケーブルジ
ャケットの上方部分と噛み合い、その結果ケーブルをプラグ140と連結して固
定する。
【0099】 上記の図18〜26で説明したプラグは多重ワイヤーケーブルの端末処理に使
用され、ケーブルの他方の端末は同様なプラグまたは別なモジュール式連結具で
端末処理される。プラグとケーブルのアセンブリはこのように形成される。
【0100】 図27〜29を参照すると、図27は図18〜26に示す構造と同じ構造のプ
ラグのサンプルの非埋設のNEXT値及びTOC値の表を示す。供試プラグはR
J45プラグの試験の場合と同形式の2本の負荷棒を有しており、その結果は図
15〜17に示してある。(これらの試験ではたった1本の負荷棒を使用するこ
とによりケーブルは歪み除去エレメントにより噛み込まれた)。
【0101】 2本の負荷棒を有するプラグにおいて、第2の負荷棒が第1の負荷棒の隣に置
かれたのであり、これは従来のやり方では端子受入れ長孔下方の空隙部の前方に
配置されており、そして歪み除去エレメントがこの第2負荷棒上方の長孔ケーブ
ルジャケットと噛み合う筈である。この構成は図18〜26に関連して上述した
プラグの構成とは異なるが、本発明に従うプラグと実質的に等しいNEXTなら
びにTOCの性能を有する。
【0102】 供試プラグは、Berk‐Tek Hyper‐Grade Cat5UTP
Patchケーブルを端末処理した。図28は12種の異なるプラグについて
実施した試験に対する非埋設NEXT値の最大値、最小値及び偏差値の表である
。NEXT値(デルタ)の偏差値の範囲はどれかの2対のワイヤー間で、1.3
6dB〜4.94dBの間にあることが読み取れる。
【0103】 図29は同一プラグに対するTOC値の最大値、最小値及び偏差値の表である
。図29に示すように、TOC値(デルタ)の偏差値の範囲はどれかの2対のワ
イヤー間で、2.07dB〜6.21dBの間にある。これらの偏差値はRJ4
5プラグにおける偏差値よりかなり小さく、これらプラグのNEXT値及びTO
C値の試験結果は図15〜17(上記に論じた)に示してある。
【0104】 負荷棒をもちそして改善したNEXT性能を発揮するモジュール式プラグの別
な実施態様を図30〜33を参照して説明しよう。この実施態様では、プラグ2
00は誘電体材料製のハウジング202と負荷棒204(図30)を有する。
【0105】 ハウジング202は下方表面から突出する掛け金208と、前方端末の上方表
面に形成され、遊離して縦方向に平行に伸びる端子受入れ長孔208と、前方端
末に形成されたワイヤー受入れ溝210と、そして後方表面から内側に溝210
まで伸びる縦方向空隙部212とが含まれる。それぞれの溝210は個々の長孔
208と連通し、空隙部212は全ての溝210と連通する。空隙部212は以
下に論ずるように特定なパターンに構成されている。
【0106】 負荷棒200は改善したNEXT性能を提供するために特別な方法で構成した
8個の導電体受入れ溝214を具備する。取り分け、2本の溝が上方の実質的に
平坦な配列をもつR1と指示された構成に設けられ、6本の溝が下方の実質的に
平坦な配列をもつR2と指示された構成に設けられ、その結果上方配列の溝21
4は配置3と6における溝であり、下方配列の溝214は配置1,2,4,5,
7及び8(図32)に設けた溝である。
【0107】 配列R1とR2は実質的に相互に平行であり、好ましくは負荷棒214の平坦
で平行な上方ならびに下方表面に平行である。溝214はまた好ましくはハウジ
ング202内の溝210と実質的に同軸である。
【0108】 ケーブル218を端末処理するには、ケーブル218の端末の外装を除き、捩
じったワイヤー対体を分離し、負荷棒204内の対応する溝214の後方に挿入
する。ワイヤーはワイヤーの一部が負荷棒204の前方端末から伸び出るまで負
荷棒204内を前方に押される。ワイヤーは次に負荷棒204の前方端末が面一
に揃うように切断され、負荷棒204はハウジング202内の空隙部212内に
挿入される。
【0109】 次いでワイヤーを前方に付勢してワイヤーの一部がハウジング202の溝21
0に入るようにする。ハウジング202内の長孔210中で予荷重が与えられて
いる接点端子216は、溝210内に横たわるワイヤーの中を下方に押され、溝
の絶縁体を貫通し導電体中子と噛み合い、そして電気的連結を形成する。次いで
ハウジング202上の歪み除去エレメント220は通って空隙部212の中のケ
ーブル218の一部の中に押し込められ、ハウジング202に固設される。
【0110】 ケーブル218のワイヤーが一旦負荷棒204の上に通されると、配置3と6
のワイヤー間の分離及び残りの配置のワイヤー間の分離によってワイヤーの混線
が低減する。
【0111】 図32に示す構成の溝214を伴う負荷棒204を有するプラグ200におけ
るワイヤー対体45と36(1と3)に対するNEXT値は33.69dBであ
り、この値は従来の負荷棒を伴うプラグにおける同様なワイヤーに対するNEX
T値よりも良いことが分かっている。
【0112】 図33はプラグ200に用いる、204’で指示した負荷棒の第2の横断面図
である。負荷棒204’と負荷棒204との主な相違点は、配置3と6における
溝214が配列R2から大きく距離をとっており、この構成で配置1,2,4,
5,7及び8にある溝214は、配置3と6におけるワイヤーが配置1,2,4
,5,7及び8(D2>D1)におけるワイヤーから更に遊離しているというこ
とである。
【0113】 2列の溝が負荷棒の中に示してあるが、一対の回路を適切に形成するワイヤー
を受入れる溝が、他方のワイヤーが存在する列とは異なる同一の列に配置されて
いる限り、2列以上に溝を構成させることは可能である。
【0114】 図33に示す構成の溝214を伴う負荷棒204’を有するプラグ200にお
けるワイヤー対体45と36(1と3)に対するNEXT値は36.21dBで
あり、この値は従来の負荷棒を伴うプラグにおける同様なワイヤーに対するNE
XT値よりも良いことが分かっている。また、ワイヤーが配置されている平面間
の分離距離がNEXT性能に影響をもたらすことが分かっている。
【0115】 図32と33に示すように、負荷棒内でのワイヤー受入れ溝の位置決め方法な
らびにプラグ内での溝の対応配置の決定方法は、他の多くの負荷棒及びプラグに
おけると同様に、本明細書で説明した負荷棒ならびにプラグの何れとも連携して
使用される。例えば、図5〜7に示す負荷棒のワイヤー受入れ溝は図32と33
に示すように構成される。 図32と33に示す負荷棒は8本の溝を持つが、異なる数の溝をもつ他の負荷
棒もやはり上述したような本発明の原理を適用して使用される。
【0116】 明らかに、本発明の多数の改造や変更は上述の教えるところにより可能である
。従って本発明の他の実施態様が上述の教えるところに照らして可能であると理
解される。例えば、図18〜26の実施態様に関して言えば、開示された単一の
負荷棒は歪み除去エレメントの下方にあるワイヤーに対する事前設定の位置決め
方法を確証する一方法に過ぎないということが指摘される。
【0117】 歪み除去エレメントの下方領域にある事前設定の固定位置にワイヤーを維持す
る別な方法は、やはり本発明の範囲と思想の中にあることを意図するものである
。また、プラグハウジング内の空隙部と実質的に同一な広がりをもつ負荷棒は好
適な実施態様である。
【0118】 本発明の利点の幾つかを獲得するには、負荷棒に配置されたワイヤーが固定さ
れ、歪み除去エレメント下方の設定位置がこれによりプラグ内のワイヤーの組織
の無作為性を回避するように、負荷棒が歪み除去エレメントの少なくとも反対側
に伸びるべきである。このような訳で、負荷棒は必ずしもプラグ内の空隙部と同
一の広がりを有する必要はない。
【図面の簡単な説明】
本発明のより完全な真価およびこれに伴う長所の多くは、添付図面と関連させ
て考察すれば、以下の詳細な説明を参照することによって容易に理解されるであ
ろう。
【図1】 マルチ・ポジション・モジュラー・プラグ上でTOCテストを行うた
めの装置の概略図である。
【図2】 Stewart Connector Systems, Inc.
が製造した、2つの負荷バーを有する同一設計による10の8ポジションRJ
45モジュラー・プラグに対する、対の組み合わせ2と4の間で測定されたTO
C値を示す図である。
【図3】 4つの負荷バーを含むように変更されたStewart Conne
ctor Systemsが製造したプラグを示す図である。
【図4】 図3に示される型の3つのプラグについて測定されたTOC値を示す
図である。
【図5】 開位置における本発明によるプラグの概略図である。
【図6】 図5に示されるプラグの電線受け取り溝に電線が挿入される前の、上
記プラグの下部フレーム部の上面図である。
【図7】 図5に示される、ただし閉位置における本発明によるプラグの断面図
である。
【図8】 本発明によるプラグの別の実施例において使用するための負荷バーを
示す図である。
【図9】 図8に示される負荷バーを含むプラグに対する、すべての対の組み合
わせ間におけるTOC測定値の偏差を示す図である。
【図10】 先行技術のプラグの断面図である。
【図11】 導線フレームを含む本発明によるプラグの、別の実施例の断面図で
ある。
【図12】 図12Aは、図11の線12A−12Aに沿って切り取られた断面
図である。図12Bは、図11の線12B−12Bに沿って切り取られた断面図
である。図12Cは、図11の線12C−12Cに沿って切り取られた断面図で
ある。
【図13】 導線フレームを含む本発明によるプラグの、別の実施例の断面図で
ある。
【図14】 図14Aは、図13の線14A−14Aに沿って切り取られた断面
図である。図14Bは、図13の線14B−14Bに沿って切り取られた断面図
である。図14Cは、図13の線14C−14Cに沿って切り取られた断面図で
ある。
【図15】 RJ45カテゴリ5プラグのモデルの、10の異なるサンプルに対
するすべての対の組み合わせ間における固定されないNEXT測定値およびTO
C測定値の表である。
【図16】 図15の表に基づくNEXT値の最大値、最小値、および変化を示
す表である。
【図17】 図15の表に基づくTOC値の最大値、最小値、および変化を示す
表である。
【図18】 NEXT値およびTOC値の変化が減少されるような本発明の別の
実施例によるプラグの分解斜視図である。
【図19】 プラグの負荷バーに挿入される導体を示す図18のプラグの分解斜
視図である。
【図20】 図18におけるプラグの別の分解斜視図である。
【図21】 図18におけるプラグのハウジングの後面図である。
【図22】 図18におけるプラグの負荷バーの斜視図である。
【図23】 図18におけるプラグの別の分解斜視図である。
【図24】 マルチ導体ケーブルを終端とする図18のプラグの概略図である。
【図25】 図18のプラグに挿入される前の終端ケーブルの概略図である。
【図26】 図18に示される、組み立てられたプラグの長手方向の断面図であ
る。
【図27】 図18に示されるプラグと類似した構造を有するCat 5Eプラ
グの12の異なるサンプルに対する、すべての対の組み合わせ間における固定さ
れていないNEXT測定値およびTOC測定値の表である。
【図28】 図27の表に基づくNEXT値の最大値、最小値、および変化を示
す表である。
【図29】 図27の表に基づくTOC値の最大値、最小値、および変化を示す
表である。
【図30】 本発明の別の実施例による負荷バーを含むプラグの断面図である。
【図31】 電線を終端とするような状態における図30のプラグの後端を示す
図である。
【図32】 図31に示される負荷バーの第1断面図である。
【図33】 図31に示される負荷バーの第2断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 09/246,166 (32)優先日 平成11年2月8日(1999.2.8) (33)優先権主張国 米国(US) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB ,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,GH,G M,HR,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG ,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT, LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,N O,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG ,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA, UG,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 コランチュオーノ・ロバート アメリカ合衆国 ペンシルバニア州 17315 ドヴァー ウィン フィールド ドライブ 4334 (72)発明者 ロカティ・ロナルド アメリカ合衆国 ペンシルバニア州 17404 ヨーク ファーンクリーク レー ン 2701 Fターム(参考) 5E012 AA23 AA25 5E023 AA04 AA24 BB02 BB07 FF15 GG17 HH15 HH30 【要約の続き】 よびケーブル(190)をハウジング(142)に固定 させるためのひずみ軽減要素(164)を含む。プラグ (140)もまた、スロット(150)内に配置された 接触端子(182)と、ケーブル(190)の電線(1 68)を受け取るための電線受け取り溝(166)を規 定する負荷バー(144)とを含む。負荷バー(14 4)は、ケーブル(190)の電線(168)が少なく ともひずみ軽減要素(164)の反対側の場所における 位置に固定されるように、ひずみ軽減要素(164)の 反対側の孔(154)内に配置される。負荷バー(14 4)は、その後方部(186)が前方部(188)に関 して回転可能であるようにヒンジ付けされることが好ま しい。これは、負荷バー(144)内の溝(166)の 大きさを決めることに関連して、およびプラグ・ハウジ ング(142)内の孔(154)のサイズに関連して、 種々のサイズのケーブルを終端させるためにプラグ(1 40)を使用することを可能にするものである。改良さ れた近端漏話(NEXT)能力を提供するモジュラー・ プラグ(200)は、複数の端子受け取りスロット(2 08)を規定するハウジング(202)と、各々スロッ ト(208)と連絡するように位置付けられている電線 受け取り溝(210)と、ハウジング(202)の後面 から溝(210)に延びており、かつ溝(210)と連 絡しているような長手方向の孔(212)とを含む。プ ラグ(200)は、スロット(208)内に位置付けら れた接触端子(216)と、孔(212)内に配置され た負荷バー(204)とを含む。負荷バー(204) は、ケーブルの電線を受け取るための電線受け取り溝 (214)を規定する。負荷バー(204)の上面およ び下面と平行な第1平面には、少なくとも第1および第 2電線受け取り溝(214)が配置されており、上記第 1平面と平行な第2平面には、少なくとも第3および第 4溝(214)が配置されている。上記第1および第2 溝(214)は、使用中は第1回路の一部を機能的に作 用するように形成するような、ケーブルの電線のうち2 つを受け取るように適合される。

Claims (63)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モジュラープラグにおいて、端子収容スロットおよび複数の
    溝を含むプラグであって、前記溝の各々がそれぞれのワイヤを収容するように構
    成され、それによって前記ワイヤの各々が、前記ワイヤが前記プラグの使用中対
    で作動するように接続されるように前記ワイヤの他方と電気的に接続されている
    ことと、前記スロットに配置され、かつ前記溝に収容される場合、前記ワイヤに
    電気的に係合にするように構成される接触端子と、前記ハウジングに配置され、
    前記溝の第1の溝に収容される場合前記ワイヤ対の第1のワイヤ対の一部を形成
    する前記ワイヤの一方と前記溝の第2の溝に収容される場合前記ワイヤ対の第2
    の対の一部を形成する前記ワイヤの他方との間に静電容量を発生できるようにす
    る静電容量発生手段とを備えていることを特徴とするモジュラープラグ。
  2. 【請求項2】 前記静電容量発生手段が、前記第1および第2の溝の各々に
    配置された一片の導電材と、前記一片の導電材を内部結合する電気導線とを備え
    ていることを特徴とする請求項1記載のプラグ。
  3. 【請求項3】 前記導電材が前記第1および第2の溝の一部だけに配置され
    ている銅箔トレースを含むことを特徴とする請求項2記載のプラグ。
  4. 【請求項4】 前記ハウジングが、1〜8と指定された8個の連続配置され
    た溝を規定し、前記第1および第2の溝が3および5と指定された連続配置され
    た溝であることを特徴とする請求項1記載のプラグ。
  5. 【請求項5】 前記ハウジングが、上部フレーム部と、下部フレーム部と、
    前記上部フレーム部を前記下部フレーム部に接続し、前記上部フレーム部を、軸
    回転させ、前記下部フレーム部と接続できるようにするヒンジとを備えているこ
    とを特徴とする請求項1記載のプラグ。
  6. 【請求項6】 前記ハウジングに配置されたロードバーをさらに備え、前記
    溝が前記ロードバーに規定され、前記静電容量発生手段が、前記第1および第2
    の溝の各々に隣接する前記ロードバーの表面上に配置された一片の導電材と、前
    記一片の導電材を結合する電気導線とを備えていることを特徴とする請求項1記
    載のプラグ。
  7. 【請求項7】 前記一片の導電材および前記電気導線が銅箔トレースを含む
    ことを特徴とする請求項6記載のプラグ。
  8. 【請求項8】 前記溝が、2つの平面アレイおよび千鳥状配置に配置されて
    いることを特徴とする請求項6記載のプラグ。
  9. 【請求項9】 モジュラープラグケーブルアセンブリであって、第1および
    第2の端部を有する多重ワイヤケーブルと、前記ケーブルのそれぞれの端部を終
    端する少なくとも1つのプラグとを備え、前記少なくとも1つのプラグの各々が
    、複数の端子収容スロットおよび複数の溝を含むプラグハウジングであって、前
    記ケーブルの前記ワイヤの中の一方の端部が前記溝の各々に配置され、それによ
    って前記ワイヤの各々が、前記ワイヤが対で作動するように接続されるように前
    記ワイヤの他方に電気的に接続されていることと、前記スロットに配置され、か
    つ前記ワイヤに電気的に係合するように構成されている接触端子と、前記ハウジ
    ングに配置され、前記溝の第1の溝に収容される場合前記ワイヤ対の第1のワイ
    ヤ対の一部を形成する前記ワイヤの一方と前記溝の第2の溝に収容される場合前
    記ワイヤ対の第2の対の一部を形成する前記ワイヤの他方との間に静電容量を発
    生できるようにする静電容量発生手段とを備えていることを特徴とするモジュラ
    ープラグケーブルアセンブリ。
  10. 【請求項10】 前記少なくとも1つのプラグが、前記ケーブルのそれぞれ
    の第1および第2の端部を終端する第1および第2のプラグを含むことを特徴と
    する請求項9記載のアセンブリ。
  11. 【請求項11】 前記静電容量発生手段が、前記第1および第2の溝の各々
    に配置された一片の導電材と、前記一片の導電材を内部結合する電気導線とを備
    えていることを特徴とする請求項9記載のアセンブリ。
  12. 【請求項12】 前記導電材が前記第1および第2の溝の一部だけに配置さ
    れている銅箔トレースを含むことを特徴とする請求項11記載のアセンブリ。
  13. 【請求項13】 前記ハウジングが、1〜8と指定された8個の連続配置さ
    れた溝を規定し、前記第1および第2の溝が3および5と指定された連続配置さ
    れた溝であることを特徴とする請求項9記載のアセンブリ。
  14. 【請求項14】 前記ハウジングが、上部フレーム部と、下部フレーム部と
    、前記上部フレーム部を前記下部フレーム部に接続し、前記上部フレーム部を、
    軸回転させ、前記下部フレーム部と接続できるようにするヒンジとを備え、さら
    に、前記ハウジングに配置されたロードバーを備え、前記溝が前記ロードバーに
    規定され、前記静電容量発生手段が、前記第1および第2の溝の各々に隣接する
    前記ロードバーの表面上に配置された一片の導電材と、前記一片の導電材を結合
    する電気導線とを備えていることを特徴とする請求項9記載のアセンブリ。
  15. 【請求項15】 モジュラープラグであって、プラグハウジングと、前記ハ
    ウジングに配置された複数のリードフレームであって、前記リードフレームが接
    触ブレードを含むことと、絶縁変位接点であって、前記絶縁変位接点の各々が、
    前記リードフレームのそれぞれのリードフレームに結合され、かつ前記プラグに
    よって終端されるケーブルのそれぞれのワイヤと接続するように構成され、それ
    によってワイヤの各々が、前記ワイヤが前記プラグの使用中対で作動されるよう
    に接続されるように前記ワイヤの他方に電気的に接続されていることと、前記ワ
    イヤ対の第1の対の一部を形成する前記ワイヤの1つに関連した前記リードフレ
    ームの第1のリードフレームと前記ワイヤ対の第2の対の一部を形成する前記ワ
    イヤの1つに関連した前記リードフレームの第2のリードフレームとの間に静電
    容量を発生する静電容量発生手段とを備えていることを特徴とするモジュラープ
    ラグ。
  16. 【請求項16】 前記リードフレームが単一平面アレイに配置されているこ
    とを特徴とする請求項15記載のプラグ。
  17. 【請求項17】 前記静電容量発生手段が、前記第1のリードフレームに接
    続され、かつ前記第2のリードフレームの上に延び、かつ前記第2のリードフレ
    ームから離隔されている一片の導電材と、前記第2のリードフレームと前記一片
    の導電材との間に置かれた絶縁材料の基板とを備えていることを特徴とする請求
    項16記載のプラグ。
  18. 【請求項18】 前記リードフレームが第1および第2の平面アレイに配置
    されていることを特徴とする請求項15記載のプラグ。
  19. 【請求項19】 前記第1のリードフレームが前記第1の平面アレイに配置
    され、かつ前記第2のリードフレームが前記第2の平面アレイに配置され、前記
    静電容量発生手段が、前記第2のリードフレームの上に延び、かつ前記第2のリ
    ードフレームから離隔されている一片の導電材と、前記第2のリードフレームと
    前記一片の導電材との間に置かれた絶縁材料の基板とを備えていることを特徴と
    する請求項18記載のプラグ。
  20. 【請求項20】 モジュラープラグケーブルアセンブリであって、第1およ
    び第2の端部を有する多重ワイヤケーブルと、前記ケーブルのそれぞれの端部を
    終端する少なくとも1つのプラグとを備え、前記少なくとも1つのプラグの各々
    が、プラグハウジングと、前記ハウジングに配置された複数のリードフレームで
    あって、前記リードフレームの各々が接触端子を含むことと、前記ハウジングに
    配置された絶縁変位接点であって、前記絶縁変位接点の各々が、前記リードフレ
    ームのそれぞれのリードフレームおよび前記ケーブルの前記ワイヤのそれぞれの
    ワイヤに結合され、それによってワイヤの各々が、前記ワイヤが対で接続される
    ように前記ワイヤの他方に電気的に接続されていることと、前記ワイヤ対の第1
    の対の一部を形成する前記ワイヤの一方に結合された前記リードフレームの第1
    のリードフレームと前記ワイヤ対の第2の対の一部を形成する前記ワイヤの他方
    に結合された前記リードフレームの第2のリードフレームとの間に静電容量を発
    生する静電容量発生手段とを備えていることを特徴とするモジュラープラグケー
    ブルアセンブリ。
  21. 【請求項21】 前記少なくとも1つのプラグが、前記ケーブルのそれぞれ
    の第1および第2の端部を終端する第1および第2のプラグを含むことを特徴と
    する請求項20記載のアセンブリ。
  22. 【請求項22】 前記リードフレームが前記単一平面アレイに配置され、前
    記静電容量発生手段が、前記第1のリードフレームに接続され、かつ前記第2の
    リードフレームの上に延び、かつ前記第2のリードフレームから離隔されている
    一片の導電材と、前記第2のリードフレームと前記一片の導電材との間に置かれ
    た絶縁材料の基板とを備えていることを特徴とする請求項20記載のプラグ。
  23. 【請求項23】 前記リードフレームが第1および第2の平面アレイに配置
    され、前記第1のリードフレームが前記第1の平面アレイに配置され、かつ前記
    第2のリードフレームが前記第2の平面アレイに配置され、前記静電容量発生手
    段が、前記第2のリードフレームの上に延び、かつ前記第2のリードフレームか
    ら離隔されている一片の導電材と、前記第2のリードフレームと前記一片の導電
    材との間に置かれた絶縁材料の基板とを備えていることを特徴とする請求項20
    記載のプラグ。
  24. 【請求項24】 多重ワイヤケーブルを終端するモジュラープラグにおいて
    、配置された複数の端子収容スロットと前記ハウジングの後部面から前記スロッ
    トの下の位置まで延び、かつ前記スロットとつながっている縦方向空洞とを規定
    するハウジングであって、前記ハウジングが前記ケーブルに係合し、かつ前記ケ
    ーブルを前記ハウジングに固定する応力除去要素を含むことと、前記スロットに
    配置された接触端子と、複数のワイヤ収容溝を規定し、前記ケーブルのワイヤを
    収容するロードバーとを備え、前記ロードバーが、前記ケーブルのワイヤが少な
    くとも前記応力除去要素の向い側の位置で所定の位置に固定されるように前記応
    力除去要素の向かい側の前記空洞に配置されていることを特徴とするモジュラー
    プラグ。
  25. 【請求項25】 前記ロードバーが、前記ロードバーの後方部が前記ロード
    バーの前方部に対して可撓性であるように前記ロードバーの前方部と前記ロード
    バーの後方部との間に配置されている横方向スリットを含むことを特徴とする請
    求項24記載のプラグ。
  26. 【請求項26】 前記ロードバーが、前記溝の少なくとも2つの2つの平行
    な列が形成されるように構成され、前記溝が互いの関係で千鳥状に配置されてい
    ることを特徴とする請求項24記載のプラグ。
  27. 【請求項27】 前記ロードバーが、前記溝が前記スロットの向い側の位置
    まで延びているように構成されることを特徴とする請求項24記載のプラグ。
  28. 【請求項28】 前記ロードバーが、前記ロードバーの後方部が前記ロード
    バーの前方部に対して回転可能であるようにヒンジで取り付けられることを特徴
    とする請求項24記載のプラグ。
  29. 【請求項29】 前方部ロードバーの前記後方部が、前記応力除去要素の加
    圧が前記ロードバーの前記後方部を前記ロードバーの前記前方部に対して回転さ
    せるように前方部応力除去要素の向い側に配置されていることを特徴とする請求
    項28記載のプラグ。
  30. 【請求項30】 異なるサイズを有するいろいろの多重ワイヤを終端するモ
    ジュラープラグであって、配置された複数の端子収容スロットと前記ハウジング
    の後部面から前記スロットの下の位置まで延び、かつ前記スロットとつながって
    いる縦方向空洞とを規定するハウジングであって、前記ハウジングが前記ケーブ
    ルに係合し、かつ前記ケーブルを前記ハウジングに固定する応力除去要素を含む
    ことと、前記スロットに配置された接触端子と、複数のワイヤ収容溝を規定し、
    前記ケーブルのワイヤを収容するロードバーとを備え、前記ロードバーが、前記
    ロードバーの後方部が前記空洞内で移動可能であるように前記空洞に対してある
    サイズを有し、前記ロードバーが、前記ロードバーの後方部が前記ロードバーの
    前方部に対して回転可能であるようにヒンジで取り付けられることを特徴とする
    モジュラープラグ。
  31. 【請求項31】 前記ロードバーが、前記ケーブルのワイヤが少なくとも前
    記応力除去要素の向い側の位置で所定の位置に固定されるように前記応力除去要
    素の向かい側の前記空洞に配置されていることを特徴とする請求項30のプラグ
  32. 【請求項32】 前記ロードバーが、前記ロードバーの前方部と前記ロード
    バーの後方部との間に配置されている横方向スリットを含むことを特徴とする請
    求項30記載のプラグ。
  33. 【請求項33】 前記ロードバーが、前記溝の少なくとも2つの2つの平行
    な列が形成されるように構成され、前記溝が互いの関係で千鳥状に配置されてい
    ることを特徴とする請求項30記載のプラグ。
  34. 【請求項34】 モジュラープラグケーブルアセンブリであって、ケーブル
    外被を含む多重ワイヤケーブルと、前記ケーブルのそれぞれの端部を終端する少
    なくとも1つのプラグとを備え、前記少なくとも1つのプラグの各々が、配置さ
    れた複数の端子収容スロットと前記ハウジングの後部面から前記スロットの下の
    位置まで延び、かつ前記スロットとつながっている縦方向空洞とを規定するハウ
    ジングであって、前記ハウジングが前記ケーブルに係合し、かつ前記ケーブルを
    前記ハウジングに固定する応力除去要素を含むことと、前記空洞に配置され、か
    つ複数のワイヤ収容溝を規定するロードバーであって、前記ケーブルの前記ワイ
    ヤの各々の端部が前記溝のそれぞれの溝に配置され、前記ロードバーの一部が前
    記応力除去要素の向い側に配置され、前記ケーブルの前記ケーブル外被が、前記
    応力除去要素の向い側に配置された前記ロードバーの一部を覆うように配置され
    ていることと、前記スロットの中にあり、かつ前記溝に配置された前記ケーブル
    の前記ワイヤと係合する接触端子とを含み、前記応力除去要素が、前記応力除去
    要素が前記ケーブルを前記ハウジングに固定し、かつ前記ケーブルの前記ワイヤ
    が前記位置で所定の位置に固定するように前記ケーブルの前記ケーブル外被が前
    記ロードバーを覆う位置で前記ケーブルと係合することを特徴とするモジュラー
    プラグケーブルアセンブリ。
  35. 【請求項35】 前記少なくとも1つのプラグが、前記ケーブルのそれぞれ
    の第1および第2の端部を終端する第1および第2のプラグを含むことを特徴と
    する請求項34記載のアセンブリ。
  36. 【請求項36】 前記ロードバーが、前記ロードバーの後方部が前記ロード
    バーの前方部に対して可撓性であるように前記ロードバーの前方部と前記ロード
    バーの後方部との間に配置されている横方向スリットを含むことを特徴とする請
    求項34記載のアセンブリ。
  37. 【請求項37】 前記ロードバーが、前記溝の少なくとも2つの2つの平行
    な列が形成されるように構成され、前記溝が互いの関係で千鳥状に配置されてい
    ることを特徴とする請求項34のアセンブリ。
  38. 【請求項38】 前記ロードバーが、前記溝が前記スロットの向い側の位置
    まで延びているように構成されることを特徴とする請求項34のアセンブリ。
  39. 【請求項39】 前記ケーブルがケーブル外被を含み、前記ケーブル外被の
    一部が前記ロードバーの後部の上にあり、かつ前記ケーブル外被の他の部分が前
    記ロードバーの後部の下にあり、前記ロードバーの前記後部が、前記応力除去要
    素が前記ロードバーの上にある前記ケーブル外被の前記一部に係合するように前
    記応力除去要素の向い側に置かれることを特徴とする請求項34のアセンブリ。
  40. 【請求項40】 前記ロードバーが、前記ロードバーの後方部が前記ロード
    バーの前方部に対して回転可能であるようにヒンジで取り付けられることを特徴
    とする請求項34のアセンブリ。
  41. 【請求項41】 前記ロードバーの前記後方部が、前記応力除去要素の加圧
    が前記ロードバーの前記後方部を前記ロードバーの前記前方部に対して回転させ
    るように前方部応力除去要素の向い側に配置されていることを特徴とする請求項
    40のアセンブリ。
  42. 【請求項42】 多重ワイヤケーブルをプラグで終端する方法であって、少
    なくとも前記プラグのハウジングの空洞に入るように構成されたロードバーの長
    さと同じワイヤの長さを露出するように前記ケーブルのケーブル外被に細長い切
    り込みを付けるステップと、前記ワイヤを前記ロードバーの溝に挿入するステッ
    プと、前記ケーブル外被の残りの部分が前記ロードバーの後方部の上下にあるよ
    うに前記ケーブル外被の一部を前記ケーブルから取り外すステップと、前記ワイ
    ヤが前記プラグのハウジングで端子収容スロットと整列され、かつ前記ケーブル
    外被の上にある部分が前記プラグの前記ハウジングの応力除去要素を越えて延び
    るように前記ロードバーを前記プラグの前記ハウジングの前記空洞に挿入するス
    テップと、前記スロットに配置され、前記ワイヤと係合する端子に加圧するステ
    ップと、その後、前記応力除去要素をクリンプし、前記ケーブル外被の上にある
    部分に係合し、それによって前記ケーブルを前記プラグのハウジングに固定する
    ステップとを含むことを特徴とする多重ワイヤケーブルをプラグで終端する方法
  43. 【請求項43】 前記ワイヤが、各ワイヤの一部が前記ロードバーの前縁を
    越えるように延びるように前記ロードバーの前記溝に挿入され、さらに前記ロー
    ドバーの前記前縁を越えて延びる前記ワイヤの一部を除去するステップを含むこ
    とを特徴とする請求項42の方法。
  44. 【請求項44】 前記ロードバーの下にある前記スリットケーブル外被の一
    部が前記応力除去要素を越えて延びることを特徴とする請求項42の方法。
  45. 【請求項45】45.ワイヤを有するケーブルを終端するモジュラープラグ
    であって、複数の端子収容スロット、各々が前記スロットの1つにつながってい
    るワイヤ収容溝および前記ハウジングの後部面から前記溝まで延び、かつ前記溝
    とつながっている縦方向空洞を規定するハウジングと、前記スロットにある接触
    端子と、前記空洞に配置され、かつ前記ケーブルのワイヤを収容する複数のワイ
    ヤ収容溝を規定するロードバーとを備え、前記ロードバーがほぼ平面で、平行な
    上部面および下部面を有し、前記ワイヤ収容溝の少なくとも第1および第2のワ
    イヤ収容溝が前記ロードバーの前記上部面および下部面に平行な第1の平面に配
    置され、かつ前記溝の少なくとも第3および第4の溝が前記第1の平面に平行な
    第2の平面に配置され、前記第1および第2の溝が使用中第1の回路の一部を作
    動するように形成する前記ケーブルの前記ワイヤの2つを収容するように構成さ
    れることを特徴とするモジュラープラグ。
  46. 【請求項46】 前記第3および第4の溝が、前記第1および第2の溝の内
    部および前記第1の溝と前記第2の溝との間に置かれ、前記ロードバーが、前記
    第3および第4のワイヤ収容溝に沿ってあり、かつ前記第3および第4の溝から
    外側に置かれた前記ワイヤ収容溝の追加の2つをさらに含むことを特徴とする請
    求項45のプラグ。
  47. 【請求項47】 前記第1および第2の溝を除いて前記ロードバーの前記ワ
    イヤ収容溝の全てが前記第2の平面に配置されていることを特徴とする請求項4
    6のプラグ。
  48. 【請求項48】 前記ワイヤ収容溝が、1〜8と示された連続して配置され
    た位置にあり、それによって位置1および2の前記溝が使用中第2の回路の一部
    を形成する2つのワイヤを収容するように構成され、位置4および5の前記溝が
    使用中第3の回路を一部を形成する2つのワイヤを収容するように構成され、か
    つ位置7および8の前記溝が使用中第4の回路を一部を形成する2つのワイヤを
    収容するように構成され、前記第1および第2の溝が位置3および6の溝である
    ことを特徴とする請求項45のプラグ。
  49. 【請求項49】 ワイヤを有するケーブルを終端するモジュラープラグであ
    って、複数の端子収容スロット、各々が前記スロットの1つにつながっているワ
    イヤ収容溝および前記ハウジングの後部面から前記溝まで延び、かつ前記溝とつ
    ながっている縦方向空洞を規定するハウジングと、前記スロットにある接触端子
    と、前記空洞に配置され、かつ前記ケーブルのワイヤを収容する複数のワイヤ収
    容溝を規定するロードバーとを備え、前記ワイヤ収容溝の少なくとも第1および
    第2の溝が第1の平面に配置され、かつ前記溝の少なくとも第3および第4の溝
    が前記第1の平面に平行な第2の平面に配置され、前記第3および第4の溝が、
    前記ハウジングの縦方向に垂直な前記ハウジングの横方向に前記第1の溝と前記
    第2の溝との間に配置され、前記第1および第2の溝が使用中第1の回路の一部
    を作動するように形成する前記ケーブルの前記ワイヤの2つを収容するように構
    成されることを特徴とするモジュラープラグ。
  50. 【請求項50】 前記ロードバーがほぼ平面で、平行な上部面および下部面
    を有し、前記第1および第2の平面が前記ロードバーの前記上部面および下部面
    にほぼ平行であることを特徴とする請求項49のプラグ。
  51. 【請求項51】 前記ロードバーが、前記第3および第4のワイヤ収容溝に
    沿ってあり、かつ前記第3および第4の溝から外側に置かれた前記ワイヤ収容溝
    の追加の2つをさらに含むことを特徴とする請求項49のプラグ。
  52. 【請求項52】 前記第1および第2の溝を除いて前記ロードバーの前記ワ
    イヤ収容溝の全てが前記第2の平面に配置されていることを特徴とする請求項5
    1のプラグ。
  53. 【請求項53】 前記ワイヤ収容溝が、1〜8と示された連続して配置され
    た位置にあり、それによって位置1および2の前記溝が使用中第2の回路の一部
    を形成する2つのワイヤを収容するように構成され、位置4および5の前記溝が
    使用中第3の回路を一部を形成する2つのワイヤを収容するように構成され、か
    つ位置7および8の前記溝が使用中第4の回路を一部を形成する2つのワイヤを
    収容するように構成され、前記第1および第2の溝が位置3および6の溝である
    ことを特徴とする請求項49のプラグ。
  54. 【請求項54】 ケーブルプラグアセンブリであって、第1および第2の端
    部を有する多重ワイヤケーブルと、前記ケーブルのそれぞれの端部を終端する少
    なくとも1つのプラグとを備え、前記少なくとも1つのプラグの各々が、前方端
    の複数の端子収容スロット、各々が前記スロットの1つにつながっているワイヤ
    収容溝および前記ハウジングの後部面から前記溝まで延び、かつ前記溝とつなが
    っている縦方向空洞を規定するハウジングと、前記スロットにある接触端子と、
    前記空洞に配置され、かつ前記ケーブルのワイヤを収容する複数のワイヤ収容溝
    を規定するロードバーとを備え、前記ケーブルの前記ワイヤの各々の端部が前記
    溝のそれぞれの溝に配置され、前記ロードバーがほぼ平面で平行な上部面および
    下部面を有し、前記ワイヤ収容溝の少なくとも第1および第2の溝が、前記ロー
    ドバーの前記上部面および下部面に平行な第1の平面に配置され、かつ前記溝の
    第3および第4の溝が前記第1の平面に平行な第2の平面に配置され、使用中第
    1の回路の一部を作動するように形成する前記ケーブルの前記ワイヤの2つが前
    記第1および第2の溝に配置されることを特徴とするケーブルプラグアセンブリ
  55. 【請求項55】 前記少なくとも1つのプラグが、前記ケーブルのそれぞれ
    の第1および第2の端部を終端する第1および第2のプラグを含むことを特徴と
    する請求項54のアセンブリ。
  56. 【請求項56】 前記第3および第4の溝が、前記第1および第2の溝の内
    部および前記第1の溝と前記第2の溝との間に置かれ、前記ロードバーが、前記
    第3および第4のワイヤ収容溝に沿ってあり、かつ前記第3および第4の溝から
    外側に置かれた前記ワイヤ収容溝の追加の2つをさらに含むことを特徴とする請
    求項54のアセンブリ。
  57. 【請求項57】 前記第1および第2の溝を除いて前記ロードバーの前記ワ
    イヤ収容溝の全てが前記第2の平面に配置されていることを特徴とする請求項5
    4のアセンブリ。
  58. 【請求項58】 前記ワイヤ収容溝が、1〜8と示された連続して配置され
    た位置にあり、それによって位置1および2の前記溝が使用中第2の回路の一部
    を形成する2つのワイヤを収容するように構成され、位置4および5の前記溝が
    使用中第3の回路を一部を形成する2つのワイヤを収容するように構成され、か
    つ位置7および8の前記溝が使用中第4の回路を一部を形成する2つのワイヤを
    収容するように構成され、前記第1および第2の溝が位置3および6の溝である
    ことを特徴とする請求項54のアセンブリ。
  59. 【請求項59】 ケーブルプラグアセンブリであって、第1および第2の端
    部を有する多重ワイヤケーブルと、前記ケーブルのそれぞれの端部を終端する少
    なくとも1つのプラグとを備え、前記少なくとも1つのプラグの各々が、複数の
    端子収容スロット、各々が前記スロットの1つにつながっているワイヤ収容溝お
    よび前記ハウジングの後部面から前記溝まで延び、かつ前記溝とつながっている
    縦方向空洞を規定するハウジングと、前記スロットにある接触端子と、前記空洞
    に配置され、かつ前記ケーブルのワイヤを収容する複数のワイヤ収容溝を規定す
    るロードバーとを備え、前記ケーブルの前記ワイヤの各々の端部が前記溝のそれ
    ぞれの溝に配置され、前記ワイヤ収容溝の少なくとも第1および第2の溝が、第
    1の平面に配置され、かつ前記溝の第3および第4の溝が前記第1の平面に平行
    な第2の平面に配置され、前記第3および第4の溝が、前記ハウジングの縦方向
    に垂直な前記ハウジングの横方向に前記第1の溝と前記第2の溝との間に配置さ
    れ、使用中第1の回路の一部を作動するように形成する前記ケーブルの前記ワイ
    ヤの2つが前記第1および第2の溝に配置されることを特徴とするケーブルプラ
    グアセンブリ。
  60. 【請求項60】 前記少なくとも1つのプラグが、前記ケーブルのそれぞれ
    の第1および第2の端部を終端する第1および第2のプラグを含むことを特徴と
    する請求項59のアセンブリ。
  61. 【請求項61】 前記第3および第4の溝が、前記第1および第2の溝の内
    部および前記第1の溝と前記第2の溝との間に置かれ、前記ロードバーが、前記
    第3および第4のワイヤ収容溝に沿ってあり、かつ前記第3および第4の溝から
    外側に置かれた前記ワイヤ収容溝の追加の2つをさらに含むことを特徴とする請
    求項59記載のアセンブリ。
  62. 【請求項62】 前記第1および第2の溝を除いて前記ロードバーの前記ワ
    イヤ収容溝の全てが前記第2の平面に配置されていることを特徴とする請求項6
    1のアセンブリ。
  63. 【請求項63】 前記ワイヤ収容溝が、1〜8と示された連続して配置され
    た位置にあり、それによって位置1および2の前記溝が使用中第2の回路の一部
    を形成する2つのワイヤを収容するように構成され、位置4および5の前記溝が
    使用中第3の回路を一部を形成する2つのワイヤを収容するように構成され、か
    つ位置7および8の前記溝が使用中第4の回路を一部を形成する2つのワイヤを
    収容するように構成され、前記第1および第2の溝が位置3および6の溝である
    ことを特徴とする請求項59記載のアセンブリ。
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