JP2002510741A - 表面の接合方法 - Google Patents

表面の接合方法

Info

Publication number
JP2002510741A
JP2002510741A JP2000542413A JP2000542413A JP2002510741A JP 2002510741 A JP2002510741 A JP 2002510741A JP 2000542413 A JP2000542413 A JP 2000542413A JP 2000542413 A JP2000542413 A JP 2000542413A JP 2002510741 A JP2002510741 A JP 2002510741A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
accelerator composition
curing accelerator
carbonate
resorcinol
adhesive system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000542413A
Other languages
English (en)
Inventor
スヴェン−エリク アンデルッソン
ベンヤヒア ナスリ−バキル
ステファン リンドベルク
オロヴ オーステンベルク
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Akzo Nobel NV
Original Assignee
Akzo Nobel NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Akzo Nobel NV filed Critical Akzo Nobel NV
Publication of JP2002510741A publication Critical patent/JP2002510741A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J5/00Adhesive processes in general; Adhesive processes not provided for elsewhere, e.g. relating to primers
    • C09J5/02Adhesive processes in general; Adhesive processes not provided for elsewhere, e.g. relating to primers involving pretreatment of the surfaces to be joined
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J161/00Adhesives based on condensation polymers of aldehydes or ketones; Adhesives based on derivatives of such polymers
    • C09J161/04Condensation polymers of aldehydes or ketones with phenols only
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L61/00Compositions of condensation polymers of aldehydes or ketones; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L61/04Condensation polymers of aldehydes or ketones with phenols only
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J2461/00Presence of condensation polymers of aldehydes or ketones

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)
  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
  • Arc Welding In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 フェノール樹脂、フェノール−レゾルシノール樹脂またはレゾルシノール樹脂ベースの接着剤系によるセルロース系繊維含有表面の接合方法であり、この方法により少なくともこれらの表面の一つが、前記接着剤系が適用される前に、炭酸塩を含む硬化促進剤組成物および炭酸塩を含むレゾルシノール樹脂ベースの接着剤系に基づくフェノール樹脂用の硬化促進剤組成物で処理される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明はフェノール樹脂、フェノール−レゾルシノール樹脂またはレゾルシノ
ール樹脂ベースの接着剤系によるセルロース系繊維含有表面の接合方法に関し、
この方法によりこれらの表面の少なくとも一つが該接着剤系の適用の前に硬化促
進剤組成物で処理される。本発明はまたフェノール樹脂、フェノール−レゾルシ
ノール樹脂またはレゾルシノール樹脂ベース接着剤用の硬化促進剤組成物にも関
する。
【0002】 (背景技術) “硬化促進剤”は物質、即ち化合物または組成物であり、これは接合部を形成
する接着剤の硬化速度を増加する。硬化促進剤は“硬化剤”および“キュアー剤
(curing agent)”と区別されるべきであり、これらは接着剤系の硬化工程を開始
する為に用いる物質である。
【0003】 フェノール樹脂(ケミカルアブストラクトサービス登録番号9003−35−
4)ベースおよびレゾルシノール樹脂(ケミカルアブストラクトサービス登録番
号24969−11−7)ベースの接着剤系は、例えば、“Ullman's Encyclopa
edia of Industrial Chemistry", 5th edition, Volume A 1, page 230 (1985)
に記載されている。フェノール−レゾルシノール−ホルムアルデヒド(PRF)
接着剤のようなフェノール−レゾルシノール樹脂は、例えば、米国特許公報US
−A−4,061,620に記載されている。
【0004】 レゾルシノール樹脂およびフェノール−レゾルシノール樹脂接着剤は、一般的
に低温と高温の両方で硬化できるが、ところがフェノール樹脂接着剤は一般的に
高温、即ち100℃以上の温度、でのみ硬化できる。ホルムアルデヒド:フェノ
ール−レゾルシノールとホルムアルデヒド:レゾルシノール(以下両者をHCH
O:ArOHと呼ぶ)のモル比は、一般的にフェノール−レゾルシノール樹脂接
着剤およびレゾルシノール樹脂接着剤に対して0.80以下であるが、ところが
フェノール樹脂接着剤用のホルムアルデヒド:フェノール(以下HCHO:Ph
OHと呼ぶ)のモル比は一般に1.0以上である。
【0005】 “接着剤系”とは、ここで樹脂および硬化剤またはキュアー剤の硬化配合物を
意味する。 “セルロース系繊維含有表面”は、本発明との関係においてはセルロースまた
は一つ以上のセルロース誘導体、またはこれらの組み合わせにより実質的に定義
される表面であることができる。セルロース系繊維含有表面の例は、木ベースの
パネル、紙または板紙の表面である。この用語“木ベースのパネル”は、とりわ
け、硬質板および中密度ファイバーボード(MDF)のような、合板、パーティ
クルボード、フレークボード(flake board)、繊維板を含む。本発明は、また薄 い表面層のみがセルロース系繊維を含む実施態様を扱い、この層は基本的に非セ
ルロース性質の物体表面に適用されている。
【0006】 EP 493,010は導入部で述べられている一般的技術分野に属する方法
を開示している。乾燥してない木の破片が接着剤配合物により接合され、これに
より硬化促進剤が接着剤と接触する。フォルムアルデヒドベースの接着剤が好ま
しいといわれており、フェノールとレゾルシノールがこのような接着剤で用いる
ことのできる成分の例として示されている。ルイス酸とブロンステッド(Bronste
d)酸が、硬化促進剤の中で低分子量の有機酸として特に言及されている。接着剤
と接触して反応し、従来の接着剤の性質を敏速に硬化する接着剤に変える塩基性
化学物質(pH>7)が、好ましい種類の硬化促進剤を構成するものとして示さ
れている。過ヨウ素酸ナトリウムがまた実施例の一つで用いられている。
【0007】 EP 493,010に示されたこれらの特定の促進剤化学薬品は全て、毒性
があり、例えばクロム酸、亜鉛の塩およびアルミニウム塩、または臭いの問題を
引き起こし、例えばアンモニア、アミンおよびアミン誘導体、若しくは両方、例
えば蟻酸およびトリクロロ酢酸、のような重大な不利益により苦しめられている
。過ヨウ素酸ナトリウムは、強い酸化剤として公知であり、激しい火災の危険を
生ずる。
【0008】 硬化促進剤としてアンモニア若しくはアミンまたはアミン誘導体が用いられる
とき、この促進剤化学薬品の正確な添加量が非常に重要であることが見出されて
おり;この促進剤の少量の過剰添加でさえ樹脂の硬化は早すぎてしまい、これは
樹脂が、表面間の耐久性のある接合を提供する為に木に十分に浸透する前に硬化
するからである。
【0009】 従って、本発明はセルロース系繊維含有表面の接合方法およびこの方法で用い
るのに適切な硬化促進組成物を提供し、これにより強化された接着剤および強度
特性が得られ、同時に上述の問題点を克服できる。
【0010】 クレームされている方法はフェノール樹脂、フェノール−レゾルシノール樹脂
またはレゾルシノール樹脂ベース接着剤系によるセルロース系繊維含有表面の接
着に関し、これによりこれらの表面の少なくとも一つは該接着剤系を適用する前
に硬化促進剤で処理され、この方法では炭酸塩を含む硬化促進剤が用いられる。
【0011】 この硬化促進剤組成物で処理された表面は、例えば、木ベースのパネルの表面
もしくは紙または板紙の表面であることができる。この木ベースのパネルは、例
えば、パーティクルボード、フレークボード、ハードボード、繊維板、特に中密
度繊維板(MDF)または合板からなることができるが、しかしながらこのリス
トは網羅的なものではない。
【0012】 本発明で用いる為の適切な接着剤系は、フェノール樹脂、フェノール−レゾル
シノール樹脂またはレゾルシノール樹脂に基づくものであり、好ましくはフェノ
ール−レゾルシノール樹脂またはレゾルシノール樹脂に基づくものである。この
接着剤系のフェノール−レゾルシノール樹脂およびレゾルシノ−ル樹脂成分のH
CHO:ArOHのモル比は、適切には0.4:1から0.8:1であり、好ま
しくは0.45:1から0.75:1であり、そして最も好ましくは0.50:
1から0.70:1である。この接着剤系のフェノール−レゾルシノール樹脂成
分のレゾルシノール:フェノールのモル比は、適切には1:0〜1:1、好まし
くは9:1〜0.15:1、そして最も好ましくは7:1〜0.25:1である
【0013】 クレームされている方法で用いる接着剤系は、適切には10から100℃、好
ましくは15から80℃、そして最も好ましくはおおよそ室温、例えば20から
40℃の温度で硬化する。
【0014】 本発明に係る、フェノール樹脂、フェノール−レゾルシノール樹脂またはレゾ
ルシノール樹脂ベースの接着剤系用の硬化促進剤組成物は炭酸塩を含む。 この炭酸塩は、好ましくは炭酸の水溶性塩であり、例えば炭酸ナトリウム(N
2CO3)、炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)、炭酸カリウム(K2CO3) 、炭酸水素カリウム(KHCO3)、炭酸アンモニウム((NH42CO3)また
は炭酸水素アンモニウム(NH4HCO3)などである。この炭酸塩は、また二つ
以上の水溶性炭酸の塩の組み合わせでもよい。本硬化促進剤組成物は、硬化促進
剤組成物の全重量に基づき、適切には0.5〜45重量パーセント、好ましくは
5〜40重量パーセントそして最も好ましくは10〜35重量パーセントの水溶
性炭酸の塩を含む。
【0015】 一つの実施態様において、この炭酸塩は1,3−ジオキソラン−2−オン(ケ
ミカルアブストラクトサービス登録番号96−49−1)またはその高級な同族
体、例えば4−メチル−1,3−ジオキソラン−2−オン(ケミカルアブストラ
クトサービス登録番号108−32−7)またはこれらの組み合わせのようなも
のである。この炭酸塩はまた1,3−ジオキソラン−2−オン、またはこの高級
同族体および一つ以上の水溶性炭酸の塩、例えば上述の塩の一つ以上、の組み合
わせでもよい。
【0016】 好ましくは、本硬化促進剤組成物は更に塩基、特にアルカリを含む。“アルカ
リ”によってアルカリ金属およびアルカリ土類、特にLi、K、Na、Rb、C
sとCaの水溶性水酸化物を意味する。好ましくは、このアルカリはNaOHま
たはKOHである。このアルカリは本硬化促進剤組成物の全重量に基づき、適切
には約30重量パーセントまで、好ましくは約10重量パーセントまで、そして
最も好ましくは約5重量パーセントまでの量で用いる。
【0017】 本硬化促進剤組成物は、更に水保持剤および粘度調整剤を含んでもよく、これ
は例えば、ポリビニルアルコール、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメ
チルセルロース、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレング
リコール、ポリプロピレングリコール、またはこれらの組み合わせのようなもの
である。
【0018】 好ましくは、本硬化促進剤組成物は実質的にホルムアルデヒドおよび/または
レゾルシノールを含まず、そして最も好ましくはレゾルシノールを含まない。 本発明を、以下にいくつかの非限定的実施例により説明する。
【0019】実施例 これらの実施例においてチキソトロピーのPRF接着剤系を用いた。前記接着
剤系のPRF樹脂成分のホルムアルデヒド:レゾルシノール:フェノールのモル
比は1.5:1.5:1.0であった。25℃において、前記樹脂成分は8のp
Hと57%の固形物含量(100℃で3時間経過後測定)を有した。粘度値(ブ
ルックフィールドLVT sp4)は毎分3回転で14パスカル、毎分12回転
で5.6パスカルそして毎分60回転では2.6パスカルであった。用いた硬化
剤の組成を以下の表Iに示し、ここでパーセントは硬化剤の合計重量に基づく:
【0020】
【表1】
【0021】実施例1 :この実施例において、本発明に従って配合された二つの異なる硬化促
進剤組成物、AとBを用いた。これらの硬化促進剤組成物を以下の表IIに示す
【0022】
【表2】
【0023】 最初の実験で、12%の水分比率を有する、二つのエゾマツの木の塊(32×
5.5×2.0cm)を接着した。接合される表面は両方とも、20℃の周囲温
度で硬化促進剤組成物Aにより処理した。用いた硬化促進剤組成物の量は、木の
塊の表面1m2当たり35gであった。この処理の直後に約300g/m2のPR
F接着剤を適用した。これらの表面は40分間、20℃の温度及び65%の相対
湿度、700キロパスカルの圧力で一緒に押し付けた。この実験は、二回目の実
験で表面を60分間一緒に押し付け、三回目の実験で90分間押し付けたことを
除いて、同じ実験条件を用いて二回繰り返した。押し付け後、これらの木の塊を
のみにより切り離し、木の破損のパーセントを測定し;これらのパーセントを以
下の表IIIに示す。
【0024】実施例2 :実施例1の接着を、硬化促進剤組成物Bを用いたことを除いて、繰り
返した。木の塊を同様に押し付けた後、のみにより切り離し、木の破損のパーセ
ントを測定し;これらのパーセントを以下の表IIIに示す。
【0025】実施例3 :実施例1の接着を、硬化促進剤組成物を用いないことを除いて、繰り
返した。即ち実施例3は参照の実施例である。押し付け後、木の塊は前の実施例
におけるように切り離し、木の破損のパーセントを同様に測定した。得られたパ
ーセントを再び以下の表IIIに示す。
【0026】
【表3】
【0027】 破損した木の繊維のパーセントが高いことは、この破損が接着剤結合部でより
むしろ木の塊で起こっていることを示し、従って高いパーセントは良好な接着性
能を意味する。 これらの実施例から見ることができるように、本硬化促進組成物は短い押し付
け時間ですでに優秀な接着特性を提供する。
【0028】実施例4 :この実験においてもまた、12%の水分比率を有する二つのエゾマツ
の木の塊(32×5.5×2.0cm)を接着した。しかしながら、接合される
表面の一つのみを20℃の周囲温度で、硬化促進剤組成物Bにより処理した。用
いた硬化促進剤組成物の量は、木の塊の表面1m2当たり60gであった。この 処理の直後、約200g/m2のPRF接着剤を適用した。
【0029】 これらの表面は、20℃の温度及び65%の相対湿度、700キロパスカルの
圧力で、50分間一緒に押し付けた。 この押し付け操作の後、木の塊の集合を二つの部分へのこぎりで切り、この内
の一つをのみにより直ちに切り離し、一方、もう一つのものを、24時間後やは
り、のみにより切り離し;木の破損のパーセントをそれぞれの時に測定し;これ
らのパーセントを以下の表Vに示す。
【0030】実施例5 :実施例4での接着を、以下の表IVにより配合した硬化促進剤組成物
Cを用いたことを除いて繰り返した。押し付けの後、木の塊を実施例4における
ようにのこぎりで切り、のみにより切り離し、木の破損のパーセントを測定し、
得られたパーセントを以下の表Vに示す。
【0031】
【表4】
【0032】実施例6 :実施例4の接着を、硬化促進剤組成物を用いないことを除いて、繰り
返した。押し付け後、木の塊を実施例4のようにのこぎりで切断し、のみで切り
離し、木の破損のパーセントを測定し、得られたパーセントを以下の表Vに示す
【0033】
【表5】
【0034】 これらの実施例から見ることができるように、本硬化促進剤組成物は、接着す
べき表面の一つへのみ適用したときでさえ、特に押し付け操作に引き続いて硬化
を完了した後に、優れた接着特性を提供する。
【0035】実施例7 :この実験では、12%の水分比率を有する二つのエゾマツの木の塊(
32×5.5×2.0cm)を接着した。これらの接合すべき表面は両方とも、
20℃の周囲温度で硬化促進剤組成物Bにより処理した。用いた硬化促進剤組成
物の量は、木の塊の表面1m2当たり60gであった。この処理の直後、約20 0g/m2のPRF接着剤を塗布した。これらの表面を20℃の温度及び65% の相対湿度、700キロパスカルの圧力で110分一緒に押し付けた。この実験
を二回繰り返した。押し付け後、木の塊をのみにより切り離し、木の破損のパー
セントを測定し;これらのパーセントは以下の表VIに、「エゾマツI」と「エ
ゾマツII」に分類して示す。
【0036】 これらの実験は、エゾマツの木の塊の代わりに松の木の塊を用いたことのみを
例外として繰り返した。押し付け後に木の塊を、のみにより切り離し、木の破損
のパーセントを測定し;これらのパーセントは以下の表VIに、「松I」と「松
II」に分類して示す。
【0037】実施例8 :実施例7の実験を、硬化促進剤が12.5%のアンモニア溶液(EP 493,010を参照)であることを除いて繰り返した。押し付け後、木の塊
をのみにより切り離し、木の破損のパーセントを測定し;これらのパーセントは
以下の表VIに、「エゾマツI」、「エゾマツII」、「松I」および「松II
」に分類して示す。
【0038】
【表6】
【0039】 明らかに本硬化促進剤組成物は、先行技術の硬化促進剤に関して改善された接
着特性をもたらす。 上記は好ましい形態とその実施例を含む本発明を記載している。当業者に明ら
かなような、本発明の方法と組成物の代替及び変形は、特許請求の範囲に限定さ
れているように、この範囲に加えられるべきことが意図されている。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年4月4日(2000.4.4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項14】 前記水溶性塩が炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭
酸カリウム、炭酸水素カリウム、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウムまた
はこれらの組み合わせであることを特徴とする請求項13に記載の硬化促進剤組
成物。
【請求項15】 前記硬化促進剤組成物が実質的にレゾルシノールを含まな
いことを特徴とする請求項13または14に記載の硬化促進剤組成物。
【請求項16】 前記塩基がアルカリであることを特徴とする請求項13ま たは15 に記載の硬化促進剤組成物。
【請求項17】 前記塩基の量が、硬化促進剤組成物の合計重量に基づき約
30重量%までであることを特徴とする請求項16に記載の硬化促進剤組成物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB ,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,GH,G M,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE ,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS, LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M X,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT, UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 リンドベルク ステファン スウェーデン国、エス−186 42 ヴァレ ンツナ、ラグマンスヴァーゲン 33 (72)発明者 オーステンベルク オロヴ スウェーデン国、エス−187 54 タービ イ、ゲタボックスヴァーゲン 14 Fターム(参考) 4J040 EB051 EB061 HA116 HA196 HB46 KA17 KA25 LA06 LA07 MA08 MA09 NA05 NA12 PA04 PA30

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フェノール樹脂、フェノール−レゾルシノール樹脂またはレ
    ゾルシノール樹脂ベースの接着剤系によりセルロース系繊維含有表面を接合する
    方法であり、この方法によりこれらの表面の少なくとも一つが、接着剤系が適用
    される以前に硬化促進剤組成物で処理されており、ここで該硬化促進剤組成物が
    炭酸塩を含むことを特徴とするセルロース系繊維含有表面の接合方法。
  2. 【請求項2】 前記炭酸塩が炭酸の水溶性塩であることを特徴とする請求項
    1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記水溶性塩が炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸
    カリウム、炭酸水素カリウム、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウムまたは
    これらの組み合わせであることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記炭酸塩が1,3−ジオキソラン−2−オンまたはこれの
    高級な同族体、あるいはこれらの組み合わせであることを特徴とする請求項1に
    記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記硬化促進剤組成物が更に塩基を含むことを特徴とする請
    求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記塩基がアルカリであることを特徴とする請求項5に記載
    の方法。
  7. 【請求項7】 前記塩基の量が、硬化促進剤組成物の合計重量に基づき約3
    0重量%までであることを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記接着剤系を15〜80℃の温度で硬化することを特徴と
    する請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記接着剤系がフェノール−レゾルシノール樹脂またはレゾ
    ルシノール樹脂に基づくことを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載
    の方法。
  10. 【請求項10】 前記硬化促進剤組成物が実質的にレゾルシノールを含まな
    いことを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記硬化促進剤組成物で処理した表面が、木ベースのパネ
    ルの表面であることを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の方法
  12. 【請求項12】 前記硬化促進剤組成物で処理した表面が、紙または板紙の
    表面であることを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 【請求項13】 フェノール樹脂、フェノール−レゾルシノール樹脂または
    レゾルシノール樹脂ベースの接着剤系用の硬化促進剤組成物であって、該硬化促
    進剤組成物が炭酸塩および塩基を含むことを特徴とする硬化促進剤組成物。
  14. 【請求項14】 前記炭酸塩が炭酸の水溶性塩であることを特徴とする請求
    項13に記載の硬化促進剤組成物。
  15. 【請求項15】 前記水溶性塩が炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭
    酸カリウム、炭酸水素カリウム、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウムまた
    はこれらの組み合わせであることを特徴とする請求項14に記載の硬化促進剤組
    成物。
  16. 【請求項16】 前記炭酸塩が1,3−ジオキソラン−2−オンまたはこれ
    の高級な同族体、あるいはこれらの組み合わせであることを特徴とする請求項1
    3に記載の硬化促進剤組成物。
  17. 【請求項17】 前記硬化促進剤組成物が実質的にレゾルシノールを含まな
    いことを特徴とする請求項13から16のいずれか一項に記載の硬化促進剤組成
    物。
  18. 【請求項18】 前記塩基がアルカリであることを特徴とする請求項17に
    記載の硬化促進剤組成物。
  19. 【請求項19】 前記塩基の量が、硬化促進組成物の合計重量に基づき約3
    0重量%までであることを特徴とする請求項18に記載の硬化促進剤組成物。
  20. 【請求項20】 前記硬化促進剤組成物が更に水保持剤及び粘度調整剤を含
    むことを特徴とする請求項13から19のいずれか一項に記載の硬化促進剤組成
    物。
JP2000542413A 1998-04-06 1999-03-29 表面の接合方法 Withdrawn JP2002510741A (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US8083398P 1998-04-06 1998-04-06
EP98850049A EP0949309A1 (en) 1998-04-06 1998-04-06 A method of joining surfaces
US60/080,833 1998-04-06
US98850049.2 1998-04-06
PCT/SE1999/000510 WO1999051697A1 (en) 1998-04-06 1999-03-29 A method of joining surfaces

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002510741A true JP2002510741A (ja) 2002-04-09

Family

ID=8236967

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000542413A Withdrawn JP2002510741A (ja) 1998-04-06 1999-03-29 表面の接合方法

Country Status (9)

Country Link
US (1) US6547916B1 (ja)
EP (2) EP0949309A1 (ja)
JP (1) JP2002510741A (ja)
AT (1) ATE240372T1 (ja)
AU (1) AU3856499A (ja)
CA (1) CA2327342A1 (ja)
DE (1) DE69907900T2 (ja)
NZ (1) NZ507018A (ja)
WO (1) WO1999051697A1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20040186218A1 (en) * 2003-03-18 2004-09-23 Borden Chemical, Inc. Novel tunable hybrid adhesive system for wood bonding applications
GB201004458D0 (en) * 2010-03-17 2010-05-05 Dynea Oy Contactless application of an adhesive
GB201307158D0 (en) * 2013-04-19 2013-05-29 Girard Fran Ois Improved simulated log building log houses
EP3024664B1 (en) 2013-07-25 2018-09-05 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Recording medium and method for making the same
US11780112B2 (en) 2016-05-26 2023-10-10 Bakelite Chemicals Llc Binders containing an aldehyde-based resin and an isocyanate-based resin and methods for making composite lignocellulose products therefrom
US10889716B2 (en) 2016-05-26 2021-01-12 Georgia-Pacific Chemicals Llc Binders containing an aldehyde-based resin and an isocyanate-based resin and methods for making composite lignocellulose products therefrom
SE543346C2 (en) * 2018-04-20 2020-12-08 Stora Enso Oyj Process for preparing a bonding resin comprising lignin, phenol and formaldehyde

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1016474A (en) * 1963-04-29 1966-01-12 Ici Ltd Production of sodium carbonate
US3929695A (en) * 1973-01-29 1975-12-30 Sumitomo Durez Co Phenolic resin adhesives containing resorcinol, formaldehyde and an alkali metal carbonate
IT998153B (it) * 1973-06-15 1976-01-20 Sir Soc Italiana Resine Spa Composizioni comprendenti resine fenoliche
CA1050182A (en) 1974-03-11 1979-03-06 Maurice F. Gillern Phenol-formaldehyde-resorcinol resins and adhesives
JPS5232975A (en) * 1975-09-10 1977-03-12 Hitachi Chemical Co Ltd Manufacture of fireeproof paperrbased laminated plate
JPH0788460B2 (ja) * 1983-10-24 1995-09-27 九州耐火煉瓦株式会社 熱硬化性樹脂の常温硬化法
JPS62295999A (ja) * 1986-06-14 1987-12-23 ミマス油脂化学株式会社 廃油処理用組成物
FR2670513B1 (fr) * 1990-12-18 1993-02-19 Centre Tech Ind Papier Procede de blanchiment des pates papetieres chimiques par traitement a l'oxygene en deux stades.
NZ260406A (en) * 1990-12-21 1995-11-27 Nz Secretary Forestry Joining pieces of wood using a formaldehyde-based adhesive and a cure-promoter

Also Published As

Publication number Publication date
EP1070103B1 (en) 2003-05-14
DE69907900D1 (de) 2003-06-18
WO1999051697A1 (en) 1999-10-14
NZ507018A (en) 2002-09-27
DE69907900T2 (de) 2003-11-27
ATE240372T1 (de) 2003-05-15
EP1070103A1 (en) 2001-01-24
EP0949309A1 (en) 1999-10-13
CA2327342A1 (en) 1999-10-14
AU3856499A (en) 1999-10-25
US6547916B1 (en) 2003-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7452442B2 (en) Gluing wood based materials with melaminic amino resin and resorcinol or tannin resin
CA2439362C (en) Furfuryl alcohol and lignin adhesive composition
KR20060127145A (ko) 포름알데히드-비함유 접착제 및 그로부터 제조된리그노셀룰로오스 복합체
JPS61102213A (ja) パーティクル―またはファイバーボードの製造法
AU2002339806B2 (en) Method of gluing wood based materials
CN108727546B (zh) 一种聚合反应型甲醛捕捉剂及其制备方法
AU2002339806A1 (en) Method of gluing wood based materials
CA2244667C (en) Bonding agent composition, its use as well as a process for the production of particle board
AU2002339807A1 (en) Method of gluing wood based materials
JP2002510741A (ja) 表面の接合方法
US6734275B2 (en) Method of gluing wood based materials
JP2001515109A (ja) レソルシノール樹脂で木質物品を接合するためのオキサゾリジン硬化剤
BR112018068644B1 (pt) Aglutinante livre de formaldeído e produto de material composto
JP2732010B2 (ja) 木材用二液分別塗布型接着剤
US5374678A (en) Adhesive
RU2344032C2 (ru) Продукт из древесины, получаемый с использованием клеевой системы
US4113542A (en) Method of joining wood products
JP2003041225A (ja) 合板接着剤用水性樹脂組成物及び合板の製造方法。
JP2006089677A (ja) 合板用接着剤及び合板の製造方法
US20030221775A1 (en) Method for producing wood composite products with phenolic resins and borate-treated wood materials
JP2000326314A (ja) 木質繊維板及びその製造方法
JP2004202839A (ja) 木質材料接着剤用樹脂組成物、木質材料接着剤及び木質ボードの製造方法
JP2024095713A (ja) 結合用樹脂を調製するためのプロセス
WO1990006347A1 (en) Adhesive
JPH11199848A (ja) レゾルシノール系樹脂接着剤組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20040128

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20040129