JP2002510538A - 悪癖を徐々に止めさせるための装置 - Google Patents

悪癖を徐々に止めさせるための装置

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JP2002510538A JP2000542713A JP2000542713A JP2002510538A JP 2002510538 A JP2002510538 A JP 2002510538A JP 2000542713 A JP2000542713 A JP 2000542713A JP 2000542713 A JP2000542713 A JP 2000542713A JP 2002510538 A JP2002510538 A JP 2002510538A
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Abstract

(57)【要約】 多数の制御ボタンと、ディスプレイと、中央処理ユニットと、メモリーと、アルゴリズムとを含み、携帯可能であり、アルゴリズムは使用者に常用物の使用を認識させると共に使用者を常用物の使用の低減に導くよう構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は悪癖を徐々に止めさせるための全く新しい型式の装置に係る。この場
合、例えば喫煙癖、飲酒癖、又はこれらと同様の悪癖が考慮される。
【0002】 大部分の喫煙者は一般に喫煙を止めたいと考えていることがよく知られている
。このことは、酒、薬物、甘いもの、ギャンブルなどに対する常用癖の如きあら
ゆる悪癖についても言える。しかし困難な点は、ある瞬間に外的環境によって以
前の悪癖が復活するということである。
【0003】 そのため、例えば喫煙者が禁煙することを支援したり、再度喫煙を始めようと
する誘惑に如何に打ち勝つことができるかを教示する種々の書籍が従来より出版
されている。また禁煙を容易なものにすることを狙った多数の製品が市販されて
いる。かかる製品として例えばニコチン含有チューインガムやニコチン含有接着
パッチがある。更に文献により、或る与えられた期間に1回のみタバコを付与す
るタバコディスペンサが知られている。かかる装置は例えば米国特許第5,20
3,472号公報に記載されている。更に1本のタバコを挿入することができマ
ウスピースを含むタバコ用ホルダーが知られている。このホルダーに於いては、
タバコの燃える領域はタバコのうちホルダーに挿入されている部分の長さに依存
する。
【0004】 悪癖を止めさせることを目的とするこれまで市販されている何れの製品も、単
位時間当りに使用者により採られる常用物の量を低減したり、常用物が採られる
際の態様を変更したりすることを狙ったものである。また現在市販されている書
籍は使用者が悪癖を克服することの支援を狙ったものでしかない。
【0005】 本発明の目的は、使用者が常用物に関する悪癖に好ましい影響を与えることを
補助する装置を提供することである。常用物は悪癖を他の悪癖に代えることが多
い。禁煙した喫煙者が甘いものを食べ始めることの例はよく知られている。本発
明による装置は或る悪癖より他の癖に変化するという傾向を利用するものである
。勿論その場合の新たな癖は健康を損ねる有害な副次的効果を含んでいてはなら
ない。
【0006】 かかる目的で、本発明は多数の制御ボタンと、ディスプレイと、中央処理ユニ
ットと、メモリーと、アルゴリズムとを含む装置であって、携帯可能であり、装
置のアルゴリズムは使用者に幾つかの常用物を認識させ使用者を常用物の使用量
の低減に導くよう構成された装置を提供する。
【0007】 悪癖に関するデータが制御ボタンを使用して装置のメモリーに入力される。時
間の経過につれて装置にデータを入力することが使用者の悪癖にとって代わる癖
となる。更に本発明の装置を装用したり操作したりすることにより、装用者が悪
癖を止めようとしていること又は悪癖を止めたことが第三者に明らかになる。従
って同様の状況にある人はお互いを容易に認識することができ、また悪癖や悪癖
を止めようとして達成された進歩について互いに話し合うことによりお互いを支
え合おうとする。認識性を向上させるべく、本発明の装置は目立つ色や形態を有
していてよい。
【0008】 かかる目的で、本発明の他の一つの特徴によれば、アルゴリズムは制御ボタン
を使用して入力されたデータに基づいて悪癖に関するデータをメモリーに記憶す
る初期化プログラムを含んでいる。また本発明の他の一つの特徴によれば、初期
化プログラムの補助により、初期化期間中に少なくとも以下のデータがメモリー
に記憶される。 例えば1本のタバコに含まれるニコチンの量の如く、常用物の1回の使用に
含まれる常用物の量 常用物の各使用の時間 常用物の各使用の理由 常用物の各使用前に於ける欲求の強さ
【0009】 この場合、更に本発明の他の一つの特徴によれば、欲求の強さは1〜10の指
標にて表され、1は最小の欲求を示し、10は最大の欲求を示す。
【0010】 これらのデータに基づき、装置の使用者が通常の態様にて悪癖を続ける初期化
期間後に、アルゴリズムは個人の悪癖指標値を演算する。
【0011】 本発明の更に他の一つの特徴によれば、かかる個人の悪癖指標値は以下の式に
従って演算される。 個人の悪癖指標値=(a*b*c)/d ここに a=初期化期間中の常用物の使用前に於けるメモリーに記憶された欲求の強
さの合計 b=常用物の1回の使用当りの常用物の量 c=定数 d=初期化期間によりカバーされる日数
【0012】 従って個人の悪癖指標値は使用者の悪癖の程度を示す指標としての数値である
。喫煙者の場合には、aは例えば喫煙者が1日に20本のタバコを吸い、喫煙者
がタバコに火を付ける度毎に平均よりも僅かに高いタバコに対する欲求を感じる
場合には140×7であり、bは例えばタバコが1.4mgのニコチンを含有する
場合には1.4であり、cは例えば1であり、dは初期化期間が7日をカバーす
る場合には7である。その場合の指標値は196である。この数値は平均的なヘ
ビースモーカーの喫煙行動に対応しているので、平均的なヘビースモーカーの指
標値が100になるよう、定数cは1.96に設定されてもよい。例えば0.7
mgのニコチン含有量を有するタバコを1日に20本吸う人は50の悪癖指標値を
有する。
【0013】 かくして悪癖指標値を使用者の悪癖に関連付けることができる。
【0014】 まず本発明の装置は何週間もかけて指標値を低減するために使用される。しか
し使用者は何れ悪癖を完全に止めなければならない。使用者が最後に常用物を採
った後の期間中に本発明の装置による支援を受け得るよう、本発明の更に他の一
つの特徴によれば、装置のアルゴリズムは初期化期間後に動作状態になり、制御
ボタンを使用して入力されたデータに基づき現在の悪癖指標値を演算する登録プ
ログラムを含んでいる。
【0015】 かかる目的で、本発明の更に他の一つの特徴によれば、登録プログラムは制御
ボタンを使用して入力されたデータに基づき以下のデータをメモリーに記憶する
。 使用者が常用物を採りたいという欲求を感じた時刻 使用者が常用物を採りたいという欲求を感じた時点に於ける欲求の強さ 常用物を必要とする理由
【0016】 この場合にも欲求の強さは1〜10の指標にて表され、1は最小の欲求を示し
、10は最大の欲求を示す。
【0017】 本発明の更に他の一つの特徴によれば、装置のアルゴリズムはこれらのデータ
に基づき下記の式に従って現在の悪癖指標値を演算する。 現在の悪癖指標値=(f*g*h)/i ここに f=計測期間中に常用物に対する欲求が生じた場合にメモリーに記憶された
欲求の強さの合計 g=初期化期間の時点に於いて1回の使用に含まれる常用物の量 h=定数 i=計測期間
【0018】 禁煙した喫煙者は例えば1日に20回タバコのことを考え、最大の欲求を感じ
、その場合には計測期間が1日に設定されればfは200である。常用物の量は
まだ使用者に悪癖がある場合に於ける常用物の量である。従ってこの例に於いて
は、gは1.4である。前述の如く、計測期間が日数にて表される場合にはiは
1である。
【0019】 この例に於いては、現在の悪癖指標値は280である。従ってこの例に於ける
現在の悪癖指標値は個人の悪癖指標値よりも高い。このことは、喫煙中にはタバ
コに火をつける度にタバコに対する欲求が満たされるので、喫煙中よりも禁煙中
の場合に使用者がタバコに対し強い欲求を感じるという事実の結果である。、タ
バコに対する欲求が或る値を越えると、使用者はタバコに火を付け、これにより
次のタバコに対する欲求が再度低下する。従って現在の悪癖指標値を演算するた
めの上記式に於ける定数hは、個人の悪癖指標値を演算するための上記式に於け
る定数cと同一の値であることが好ましい。その場合には個人の悪癖指標値と現
在の悪癖指標値とを有意義に比較することができる。
【0020】 本発明の更に他の一つの特徴によれば、計測期間は1日であり、現在の悪癖指
標値は毎日の最後にメモリーに記憶される。
【0021】 悪癖に関する進歩、特に悪癖を止めることに関する進歩を視覚化する目的で、
装置のアルゴリズムはメモリーに記憶されたデータや中央処理ユニットにより演
算されたデータを表示するための出力プログラムを含んでいる。
【0022】 本発明の更に他の一つの特徴によれば、出力プログラムは例えば悪癖を止めよ
うとして達成された進歩の程度を示す比率を出力し、その場合の比率は以下の式
により演算される。 比率=(j/k)*l ここに j=個人の悪癖指標値 k=計測期間に於ける現在の悪癖指標値 l=定数
【0023】 比率が百分率にて表されるよう、定数lは例えば100に設定されてよい。常
用物を採りたいという欲求は自制により増大するので、新たに悪癖をやめた人は
100%よりも僅かに高い指標値を有する。また最初のうちは使用者は非常に頻
繁に、恐らくは使用者が実際に常用物を採る回数よりも頻繁に常用物を欲しがる
。しかし時間の経過につれて使用者の悪癖は減少し、これにより使用者が常用物
について考える頻度が低下し、使用者が実際に常用物について考える頻度が低下
すると、常用物に対する欲求も弱くなる。その場合には上記比率が100%より
も低い値に急激に低下する。使用者の悪癖が完全になくなると、上記比率は非常
に低い値になる。使用者は1週間のうちに数回しか常用物のことを考えなくなり
、常用物に対する僅かな欲求しか感じなくなる。
【0024】 本発明の更に他の一つの特徴によれば、本発明の装置は少なくとも制御ボタン
とディスプレイとを含む制御ユニットを含み、アルゴリズムは制御ユニット内に
配置されるよう構成されたカートリッジ又はマスデータキャリア内に格納される
【0025】 上記装置の制御ユニットに使用されるカートリッジやマスデータキャリアも本
発明の一部であることは明らかである。
【0026】 以下に本発明を、添付の図面を参照して説明される例示的実施形態について説
明する。
【0027】
【発明の実施の形態】
図1は本発明による装置の例示的実施形態の平面図を示している。本発明の装
置はディスプレイ2を含むケーシング1を含み、また本実施形態の場合A、B、
C、D、Eの五つのボタンを含んでいる。ケーシング1はメモリー及び中央処理
ユニットを収容している。本発明の装置を容易に携帯し得るよう、ケーシングに
腕時計用ストラップや腕時計用チェーンが取り付けられてもよい。図1は実際の
装置の拡大図であることは明らかであろう。図示の例示的実施形態の場合には、
通常の使用環境に於いては、ディスプレイ2は時刻、曜日、日付を表示する。本
発明の装置に幾つかの基本的なデータを入力し得るよう、装置はセットアップボ
タンEを含んでいる。このセットアップボタンEの操作後に、時刻、日付、所有
者の氏名、1回の使用に含まれる常用物の量、例えばタバコのタール含有量若し
くはニコチン含有量の如き多数の初期データを入力することができる。図2に示
されたフローチャートの左側の部分はセットアップボタンEの操作後に如何なる
入力データが入力されるかを示している。この入力はボタンBを押すことにより
終了する。図2に示されたフローチャートの右側の部分は、例えば1週間をカバ
ーする初期化期間中に悪癖に関する如何なるデータが入力されるかを示している
。図示の装置は喫煙癖を有する人のためのものである。喫煙者はタバコに火を付
けると、すぐにボタンAを押さなければならない。フローチャートに明瞭に示さ
れている如く、時刻表示機能が停止され、初期化期間中に何本のタバコに火が付
けられたかを記録するカウンタが1インクリメントされる。次いで喫煙の理由が
特定される。この目的で、多数の理由を提示するメニューをスクロールするため
にボタンC又はDが使用される。理由は例えば習慣ではないタバコ、ストレスに
対するタバコ、夕食後のタバコ、セックス後のタバコ、集中のためのタバコなど
であってよい。適当な理由が見出されると、ボタンBが押される。次いでタバコ
に火が付けられた時点に於けるタバコに対する欲求がどれほどであったかが特定
される。1〜10の範囲の欲求の強さ(1は最小の欲求を示し、10は最大の欲
求を示す)も同様にスクロールボタンC及びDを使用して選択される。適当な選
択が行われると、その選択がボタンBにより確認される。この工程は1週間繰り
返される。1週間の最後に、アルゴリズムは図示のルーチンを終了し、初期化プ
ログラムのフローチャートの下方部分へ移行する。この下方部分に於いては、上
記式に従って個人の悪癖指標値が演算される。これ以降喫煙指標値と呼ばれる悪
癖指標値は、装置のメモリーに記憶され、ディスプレイに表示される。この場合
、装置のディスプレイが個人の喫煙指標値を表示しているという事実に使用者の
注意が向けられるよう、音声信号が発生されてもよい。次いで時刻表示が再開さ
れ、初期化プログラムが閉じられる。この段階で初期化プログラムのフローチャ
ートは完全に終了する。
【0028】 その後使用者は自分の悪癖、この場合喫煙を止めようとする。アルゴリズムは
記録プログラム、即ち図3に示されたフローチャートへ進む。喫煙を止めた喫煙
者は喫煙の欲求が生じる度にボタンAを押す。時刻表示機能が停止され、喫煙に
対する欲求が感じられた瞬間の回数を記録するカウンタが1インクリメントされ
る。次いで喫煙者は欲求の理由を特定する。この理由は例えばストレス、夕食後
のタバコ、セックス後のタバコ、社交的雰囲気に於けるタバコ、集中のためのタ
バコなどである。初期化プログラムの場合と同様、これらの理由はボタンC及び
Dを使用してメニューをスクロールすることにより呼び出される。適当な選択が
行われると、それがボタンBによって確認される。次いで喫煙したいという欲求
が生じたときのタバコに対する欲求がどれほど強いかが特定されなければならな
い。この欲求を特定するために、1〜10の同様の指標が選択される。ボタンC
又はDを使用してスクロールすることにより、適当な強さが表示され、ボタンB
により確認される。これらのデータはメモリーに記憶され、時刻表示機能が再度
動作するようになる。任意の時点に於いて、例えばボタンBを押すことにより、
現在の喫煙指標値が演算される。現在の喫煙指標値は現在の悪癖指標値を演算す
るための上述の式に従って演算される。何れにせよ、アルゴリズムは毎日の最後
に現在の喫煙指標値を演算し、日毎に現在の喫煙指標値をメモリーに記憶する。
しかし現在の喫煙指標値はボタンBを押すことにより瞬間的に演算されるよう構
成されてもよい。この記録は基本的には使用者が悪癖を止めるまで継続する。
【0029】 悪癖に関する現状を見ることができるよう、アルゴリズムは出力プログラムを
含み、そのフローチャートが図4に示されている。ボタンBを押すことにより、
時刻表示機能が停止され、個人の喫煙指標がメモリーより読み込まれ、二つの指
標の間の比率が演算される。この場合、比率が百分率にて表されるよう、演算さ
れた比率が100倍されてもよい。出力プログラムのフローチャートに於いては
、この比率は「禁煙−喫煙指標値」なる用語にて表示されている。その後ボタン
Cが押されると、最後に演算された禁煙−喫煙指標値がディスプレイに表示され
る。次いでボタンBを押すことにより、時刻が再度ディスプレイに表示される。
出力プログラムが開始した後、即ちボタンBが押された後、ボタンDが押される
と、演算された一連の禁煙−喫煙指標値のログが最初に演算された禁煙−喫煙指
標値より順次表示される。ボタンDを押すことにより次の日の禁煙−喫煙指標値
を呼び出すことができ、ボタンCを押すことにより前の日へスクロールし前の日
の禁煙−喫煙指標値を呼び出すことができる。ボタンBを押すことによりこのロ
グの表示を終了させることができ、時刻が再度ディスプレイに表示される。
【0030】 一般に、アルゴリズムは装置の永久メモリー(ROM、EPROM)に格納さ
れる。使用者及びその悪癖に関する現在のデータはランダムアクセスメモリー(
RAM)に記憶される。
【0031】 本発明は上述の例示的実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内に
て種々の修正が可能であることは明らかである。例えば酒、薬物、甘いもの、ギ
ャンブルの如き他の悪癖のための装置も同様に構成可能である。またアルゴリズ
ムは常用物を採りたいという欲求を低減する動機や意識付けを使用者に与えるも
のであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による装置の例示的実施形態の平面図を示している。
【図2】 初期化プログラムを示すフローチャートである。
【図3】 記録プログラムを示すフローチャートである。
【図4】 出力プログラムを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…ケーシング 2…ディスプレイ A〜E…ボタン
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年6月21日(2000.6.21)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 悪癖を徐々に止めさせるための装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、多数の制御ボタンと、ディスプレイと、中央処理ユニットと、メモ
リーと、プログラムとを含む装置であって、携帯可能であり、装置のプログラム
は使用者に常用物を認識させ使用者を常用物の使用の低減に導くよう構成されて
おり、プログラムは制御ボタンを使用して入力されたデータに基づいて初期化期
間中に悪癖に関するデータをメモリーに記憶する初期化手段を含んでおり、初期
化期間は常用物が使用される期間であるよう構成された装置に係る。
【0002】 かかる一つの装置が国際公開公報WO87/03788により公知である。こ
の公知の装置に於いては、プログラムは基準決定段階と取り止め段階とを含んで
いる。基準決定段階に於いては、悪癖に関するデータが収集される。基準決定段
階より取り止め段階への移行過程に於いて、取り止め段階を制御する幾つかの重
要なパラメータの値が決定される。取り止め段階に於いては、公知の装置は次回
の常用物がいつ採られてよいか、例えば次回のタバコがいつ吸われてよいかを提
示する。上記国際公開公報(第17頁第4行乃至第23行)に明瞭に記載されて
る如く、使用者の悪癖が復活しない限り、装置は取り止め段階後にはそれ以上使
用されない。使用者の悪癖が復活すると、使用者は再開ボタンを押すことにより
喫煙抑制装置に再度データを入力し、装置が最後に使用された時点よりどれ位の
時間が経過しているかに応じて、装置は基準決定段階又は取り止め段階にて再度
始動する。もし使用者が許容される回数以上に亘りプログラムを再開しようとす
ると、装置はすぐにその終了状態に移行する。この状態に於いては、LCDは何
も表示せず、全てのボタンの操作は無視され、装置は動作しない。この装置は使
用者が常用物を採ることを止めた後にデータを入力することを意図したものでも
なければ、そのような使用に適したものでもない。
【0003】 また国際公開公報WO95/21419には、ソフトウェアプログラム及びデ
ータベースの形態をなす専門家用のシステムが記載されている。このシステムは
通常のパーソナルコンピュータにて動作される。この専門家用のシステムは各個
人別に調製されたレポートを使用者に与えることができ、現状、変化の段階、現
在使用している変化プロセス、悪癖を止めるために提案される方策、危険度の高
い喫煙状況が報告される。本発明は、タバコ、酒に対する常用癖やこれらと同様
の他の常用癖の如き幾つかの悪癖に使用可能な装置に係る。
【0004】 大部分の喫煙者は一般に喫煙を止めたいと考えていることがよく知られている
。このことは、酒、薬物、甘いもの、ギャンブルなどに対する常用癖の如きあら
ゆる悪癖についても言える。しかし困難な点は、ある瞬間に外的環境によって以
前の悪癖が復活するということである。
【0005】 そのため、例えば喫煙者が禁煙することを支援したり、再度喫煙を始めようと
する誘惑に如何に打ち勝つことができるかを教示する種々の書籍が従来より出版
されている。また禁煙を容易なものにすることを狙った多数の製品が市販されて
いる。かかる製品として例えばニコチン含有チューインガムやニコチン含有接着
パッチがある。更に文献により、或る与えられた期間に1回のみタバコを付与す
るタバコディスペンサが知られている。かかる装置は例えば米国特許第5,20
3,472号公報に記載されている。更に1本のタバコを挿入することができマ
ウスピースを含むタバコ用ホルダーが知られている。このホルダーに於いては、
タバコの燃える領域はタバコのうちホルダーに挿入されている部分の長さに依存
する。
【0006】 悪癖を止めさせることを目的とするこれまで市販されている何れの製品も、単
位時間当りに使用者により採られる常用物の量を低減したり、常用物が採られる
際の態様を変更したりすることを狙ったものである。また現在市販されている書
籍は使用者が悪癖を克服することの支援を狙ったものでしかない。
【0007】 本発明の目的は、使用者が常用物に関する悪癖に好ましい影響を与えることを
補助する装置を提供することである。常用物は悪癖を他の悪癖に代えることが多
い。禁煙した喫煙者が甘いものを食べ始めることの例はよく知られている。本発
明による装置は或る悪癖より他の癖に変化するという傾向を利用するものである
。勿論その場合の新たな癖は健康を損ねる有害な副次的効果を含んでいてはなら
ない。
【0008】 本発明によれば、請求項1のプレアンブルに記載された装置は、使用者が最後
に常用物を採った後の期間に於いて使用者を支援すべく、プログラムは初期化期
間後に、即ち使用者が最後の常用物を採った後に動作するようになる記録手段を
含み、該記録手段は常用物に対する使用者の欲求を記録するよう構成されており
、またプログラムはメモリーに記憶されたデータや中央処理ユニットにより演算
されたデータを表示するための出力手段を含み、該出力手段は常用物の使用が実
際に止められた後に悪癖を止めようとして達成された進歩の程度を示す比率を出
力するよう構成されていることを特徴としている。
【0009】 悪癖に関するデータが制御ボタンを使用して装置のメモリーに入力される。時
間の経過につれて装置にデータを入力することが使用者の悪癖にとって代わる癖
となる。更に本発明の装置を装用したり操作したりすることにより、装用者が悪
癖を止めようとしていること又は悪癖を止めたことが第三者に明らかになる。従
って同様の状況にある人はお互いを容易に認識することができ、また悪癖や悪癖
を止めようとして達成された進歩について互いに話し合うことによりお互いを支
え合おうとする。認識性を向上させるべく、本発明の装置は目立つ色や形態を有
していてよい。
【0010】 本発明の他の一つの特徴によれば、初期化手段は初期化期間中に少なくとも以
下のデータをメモリーに記憶するよう構成される。 例えば1本のタバコに含まれるニコチンの量の如く、常用物の1回の使用に
含まれる常用物の量 常用物の各使用の時間 常用物の各使用の理由 常用物の各使用前に於ける欲求の強さ
【0011】 この場合、更に本発明の他の一つの特徴によれば、欲求の強さは1〜10の指
標にて表され、1は最小の欲求を示し、10は最大の欲求を示す。
【0012】 これらのデータに基づき、装置の使用者が通常の態様にて悪癖を続ける初期化
期間後に、プログラムは個人の悪癖指標値を演算する。
【0013】 本発明の更に他の一つの特徴によれば、かかる個人の悪癖指標値は以下の式に
従って演算される。 個人の悪癖指標値=(a*b*c)/d ここに a=初期化期間中の常用物の使用前に於けるメモリーに記憶された欲求の強
さの合計 b=常用物の1回の使用当りの常用物の量 c=定数 d=初期化期間によりカバーされる日数
【0014】 従って個人の悪癖指標値は使用者の悪癖の程度を示す指標としての数値である
。喫煙者の場合には、aは例えば喫煙者が1日に20本のタバコを吸い、喫煙者
がタバコに火を付ける度毎に平均よりも僅かに高いタバコに対する欲求を感じる
場合には140×7であり、bは例えばタバコが1.4mgのニコチンを含有する
場合には1.4であり、cは例えば1であり、dは初期化期間が7日をカバーす
る場合には7である。その場合の指標値は196である。この数値は平均的なヘ
ビースモーカーの喫煙行動に対応しているので、平均的なヘビースモーカーの指
標値が100になるよう、定数cは1.96に設定されてもよい。例えば0.7
mgのニコチン含有量を有するタバコを1日に20本吸う人は50の悪癖指標値を
有する。
【0015】 かくして悪癖指標値を使用者の悪癖に関連付けることができる。
【0016】 まず本発明の装置は何週間もかけて指標値を低減するために使用される。しか
し使用者は何れ悪癖を完全に止めなければならない。使用者が最後に常用物を採
った後の期間中に本発明の装置による支援を受け得るよう、本発明の更に他の一
つの特徴によれば、初期化期間後に動作状態になる記録手段は、制御ボタンを使
用して入力されたデータに基づき現在の悪癖指標値を演算するよう構成される。
【0017】 かかる目的で、本発明の更に他の一つの特徴によれば、記録手段は制御ボタン
を使用して入力されたデータに基づき以下のデータをメモリーに記憶する。 使用者が常用物を採りたいという欲求を感じた時刻 使用者が常用物を採りたいという欲求を感じた時点に於ける欲求の強さ 常用物を必要とする理由
【0018】 この場合にも欲求の強さは1〜10の指標にて表され、1は最小の欲求を示し
、10は最大の欲求を示す。
【0019】 本発明の更に他の一つの特徴によれば、装置のプログラムはこれらのデータに
基づき下記の式に従って現在の悪癖指標値を演算する。 現在の悪癖指標値=(f*g*h)/i ここに f=計測期間中に常用物に対する欲求が生じた場合にメモリーに記憶された
欲求の強さの合計 g=初期化期間の時点に於いて1回の使用に含まれる常用物の量 h=定数 i=計測期間
【0020】 禁煙した喫煙者は例えば1日に20回タバコのことを考え、最大の欲求を感じ
、その場合には計測期間が1日に設定されればfは200である。常用物の量は
まだ使用者に悪癖がある場合に於ける常用物の量である。従ってこの例に於いて
は、gは1.4である。前述の如く、計測期間が日数にて表される場合にはiは
1である。
【0021】 この例に於いては、現在の悪癖指標値は280である。従ってこの例に於ける
現在の悪癖指標値は個人の悪癖指標値よりも高い。このことは、喫煙中にはタバ
コに火をつける度にタバコに対する欲求が満たされるので、喫煙中よりも禁煙中
の場合に使用者がタバコに対し強い欲求を感じるという事実の結果である。、タ
バコに対する欲求が或る値を越えると、使用者はタバコに火を付け、これにより
次のタバコに対する欲求が再度低下する。従って現在の悪癖指標値を演算するた
めの上記式に於ける定数hは、個人の悪癖指標値を演算するための上記式に於け
る定数cと同一の値であることが好ましい。その場合には個人の悪癖指標値と現
在の悪癖指標値とを有意義に比較することができる。
【0022】 本発明の更に他の一つの特徴によれば、計測期間は1日であり、現在の悪癖指
標値は毎日の最後にメモリーに記憶される。
【0023】 悪癖に関する進歩、特に悪癖を止めることに関する進歩を視覚化する目的で、
装置のプログラムはメモリーに記憶されたデータや中央処理ユニットにより演算
されたデータを表示するための出力手段を含んでいる。
【0024】 本発明によれば、出力手段は悪癖を止めようとして達成された進歩の程度を示
す比率を出力する。本発明の更に他の一つの特徴によれば、その比率は以下の式
により演算される。 比率=(j/k)*l ここに j=個人の悪癖指標値 k=計測期間に於ける現在の悪癖指標値 l=定数
【0025】 比率が百分率にて表されるよう、定数lは例えば100に設定されてよい。常
用物を採りたいという欲求は自制により増大するので、新たに悪癖をやめた人は
100%よりも僅かに高い指標値を有する。また最初のうちは使用者は非常に頻
繁に、恐らくは使用者が実際に常用物を採る回数よりも頻繁に常用物を欲しがる
。しかし時間の経過につれて使用者の悪癖は減少し、これにより使用者が常用物
について考える頻度が低下し、使用者が実際に常用物について考える頻度が低下
すると、常用物に対する欲求も弱くなる。その場合には上記比率が100%より
も低い値に急激に低下する。使用者の悪癖が完全になくなると、上記比率は非常
に低い値になる。使用者は1週間のうちに数回しか常用物のことを考えなくなり
、常用物に対する僅かな欲求しか感じなくなる。
【0026】 本発明の更に他の一つの特徴によれば、本発明の装置は少なくとも制御ボタン
とディスプレイとを含む制御ユニットを含み、プログラムは制御ユニット内に配
置されるよう構成されたカートリッジ又はマスデータキャリア内に格納される。
【0027】 上記装置の制御ユニットに使用されるカートリッジやマスデータキャリアも本
発明の一部であることは明らかである。
【0028】 以下に本発明を、添付の図面を参照して説明される例示的実施形態について説
明する。
【0029】
【発明の実施の形態】 図1は本発明による装置の例示的実施形態の平面図を示している。本発明の装
置はディスプレイ2を含むケーシング1を含み、また本実施形態の場合A、B、
C、D、Eの五つのボタンを含んでいる。ケーシング1はメモリー及び中央処理
ユニットを収容している。本発明の装置を容易に携帯し得るよう、ケーシングに
腕時計用ストラップや腕時計用チェーンが取り付けられてもよい。図1は実際の
装置の拡大図であることは明らかであろう。図示の例示的実施形態の場合には、
通常の使用環境に於いては、ディスプレイ2は時刻、曜日、日付を表示する。本
発明の装置に幾つかの基本的なデータを入力し得るよう、装置はセットアップボ
タンEを含んでいる。このセットアップボタンEの操作後に、時刻、日付、所有
者の氏名、1回の使用に含まれる常用物の量、例えばタバコのタール含有量若し
くはニコチン含有量の如き多数の初期データを入力することができる。図2に示
されたフローチャートの左側の部分はセットアップボタンEの操作後に如何なる
入力データが入力されるかを示している。この入力はボタンBを押すことにより
終了する。図2に示されたフローチャートの右側の部分は、例えば1週間をカバ
ーする初期化期間中に悪癖に関する如何なるデータが入力されるかを示している
。図示の装置は喫煙癖を有する人のためのものである。喫煙者はタバコに火を付
けると、すぐにボタンAを押さなければならない。フローチャートに明瞭に示さ
れている如く、時刻表示機能が停止され、初期化期間中に何本のタバコに火が付
けられたかを記録するカウンタが1インクリメントされる。次いで喫煙の理由が
特定される。この目的で、多数の理由を提示するメニューをスクロールするため
にボタンC又はDが使用される。理由は例えば習慣ではないタバコ、ストレスに
対するタバコ、夕食後のタバコ、セックス後のタバコ、集中のためのタバコなど
であってよい。適当な理由が見出されると、ボタンBが押される。次いでタバコ
に火が付けられた時点に於けるタバコに対する欲求がどれほどであったかが特定
される。1〜10の範囲の欲求の強さ(1は最小の欲求を示し、10は最大の欲
求を示す)も同様にスクロールボタンC及びDを使用して選択される。適当な選
択が行われると、その選択がボタンBにより確認される。この工程は1週間繰り
返される。1週間の最後に、プログラムは図示のルーチンを終了し、初期化手段
のフローチャートの下方部分へ移行する。この下方部分に於いては、上記式に従
って個人の悪癖指標値が演算される。これ以降喫煙指標値と呼ばれる悪癖指標値
は、装置のメモリーに記憶され、ディスプレイに表示される。この場合、装置の
ディスプレイが個人の喫煙指標値を表示しているという事実に使用者の注意が向
けられるよう、音声信号が発生されてもよい。次いで時刻表示が再開され、初期
化手段が終了される。この段階で初期化手段のフローチャートは完全に終了する
【0030】 その後使用者は自分の悪癖、この場合喫煙を止めようとする。プログラムは記
録手段、即ち図3に示されたフローチャートへ進む。喫煙を止めた喫煙者は喫煙
の欲求が生じる度にボタンAを押す。時刻表示機能が停止され、喫煙に対する欲
求が感じられた瞬間の回数を記録するカウンタが1インクリメントされる。次い
で喫煙者は欲求の理由を特定する。この理由は例えばストレス、夕食後のタバコ
、セックス後のタバコ、社交的雰囲気に於けるタバコ、集中のためのタバコなど
である。初期化手段の場合と同様、これらの理由はボタンC及びDを使用してメ
ニューをスクロールすることにより呼び出される。適当な選択が行われると、そ
れがボタンBによって確認される。次いで喫煙したいという欲求が生じたときの
タバコに対する欲求がどれほど強いかが特定されなければならない。この欲求を
特定するために、1〜10の同様の指標が選択される。ボタンC又はDを使用し
てスクロールすることにより、適当な強さが表示され、ボタンBにより確認され
る。これらのデータはメモリーに記憶され、時刻表示機能が再度動作するように
なる。任意の時点に於いて、例えばボタンBを押すことにより、現在の喫煙指標
値が演算される。現在の喫煙指標値は現在の悪癖指標値を演算するための上述の
式に従って演算される。何れにせよ、プログラムは毎日の最後に現在の喫煙指標
値を演算し、日毎に現在の喫煙指標値をメモリーに記憶する。しかし現在の喫煙
指標値はボタンBを押すことにより瞬間的に演算されるよう構成されてもよい。
この記録は基本的には使用者が悪癖を止めるまで継続する。
【0031】 悪癖に関する現状を見ることができるよう、プログラムは出力手段を含み、そ
のフローチャートが図4に示されている。ボタンBを押すことにより、時刻表示
機能が停止され、個人の喫煙指標がメモリーより読み込まれ、二つの指標の間の
比率が演算される。この場合、比率が百分率にて表されるよう、演算された比率
が100倍されてもよい。出力手段のフローチャートに於いては、この比率は「
禁煙−喫煙指標値」なる用語にて表示されている。その後ボタンCが押されると
、最後に演算された禁煙−喫煙指標値がディスプレイに表示される。次いでボタ
ンBを押すことにより、時刻が再度ディスプレイに表示される。出力手段を始動
させた後、即ちボタンBが押された後、ボタンDが押されると、演算された一連
の禁煙−喫煙指標値のログが最初に演算された禁煙−喫煙指標値より順次表示さ
れる。ボタンDを押すことにより次の日の禁煙−喫煙指標値を呼び出すことがで
き、ボタンCを押すことにより前の日へスクロールし前の日の禁煙−喫煙指標値
を呼び出すことができる。ボタンBを押すことによりこのログの表示を終了させ
ることができ、時刻が再度ディスプレイに表示される。
【0032】 一般に、プログラムは装置の永久メモリー(ROM、EPROM)に格納され
る。使用者及びその悪癖に関する現在のデータはランダムアクセスメモリー(R
AM)に記憶される。
【0033】 本発明は上述の例示的実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲により
郭定される本発明の範囲内にて種々の修正が可能であることは明らかである。例
えば酒、薬物、甘いもの、ギャンブルの如き他の悪癖のための装置も同様に構成
可能である。またプログラムは常用物を採りたいという欲求を低減する動機や意
識付けを使用者に与えるものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による装置の例示的実施形態の平面図を示している。
【図2】 初期化手段を示すフローチャートである。
【図3】 記録手段を示すフローチャートである。
【図4】 出力手段を示すフローチャートである。
【符号の説明】 1…ケーシング 2…ディスプレイ A〜E…ボタン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,U Z,VN,YU,ZW

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の制御ボタンと、ディスプレイと、中央処理ユニットと、メモリーと、ア
    ルゴリズムとを含む装置であって、携帯可能であり、装置のアルゴリズムは使用
    者に幾つかの常用物を認識させ使用者を常用物の使用の低減に導くよう構成され
    ていることを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 アルゴリズムは制御ボタンを使用して入力されたデータに基づいて初期化期間
    中に悪癖に関するデータをメモリーに記憶する初期化プログラムを含んでいるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 初期化プログラムの補助により、初期化期間中に少なくとも 常用物の1回の使用に含まれる常用物の量 常用物の各使用の時刻 常用物の各使用の理由 常用物の各使用前に於ける欲求の強さ のデータがメモリーに記憶されることを特徴とする請求項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 欲求の強さは1〜10の指標にて表され、1は最小の欲求を示し、10は最大
    の欲求を示すことを特徴とする請求項3に記載の装置。
  5. 【請求項5】 アルゴリズムは、初期化期間後に、メモリーに記憶されたデータに基づいて個
    人の悪癖指標値を演算することを特徴とする請求項2乃至4の何れかに記載の装
    置。
  6. 【請求項6】 個人の悪癖指標値は 個人の悪癖指標値=(a*b*c)/d ここに a=初期化期間中の常用物の使用前に於けるメモリーに記憶された欲求の強
    さの合計 b=常用物の1回の使用当りの常用物の量 c=定数 d=初期化期間によりカバーされる日数 の式に従って演算されることを特徴とする請求項5に記載の装置。
  7. 【請求項7】 アルゴリズムは初期化期間後に動作状態になる記録プログラムであって、制御
    ボタンを使用して入力されたデータに基づき現在の悪癖指標値を演算する記録プ
    ログラムを含んでいることを特徴とする請求項5又は6に記載の装置。
  8. 【請求項8】 記録プログラムは制御ボタンを使用して入力されたデータに基づき 使用者が常用物を採りたいという欲求を感じた時刻 使用者が常用物を採りたいという欲求を感じた時点に於ける欲求の強さ 常用物を必要とする理由 のデータをメモリーに記憶することを特徴とする請求項7に記載の装置。
  9. 【請求項9】 欲求の強さは1〜10の指標にて表され、1は最小の欲求を示し、10は最大
    の欲求を示すことを特徴とする請求項8に記載の装置。
  10. 【請求項10】 アルゴリズムは 現在の悪癖指標値=(f*g*h)/i ここに f=計測期間中に常用物に対する欲求が生じたときにメモリーに記憶された
    欲求の強さの合計 g=初期化期間の時点に於いて1回の使用に含まれる常用物の量 h=定数 i=計測期間 の式に従って現在の悪癖指標値を演算することを特徴とする請求項7乃至9の何
    れかに記載の装置。
  11. 【請求項11】 計測期間は1日であり、現在の悪癖指標値は毎日の最後にメモリーに記憶され
    ることを特徴とする請求項7に記載の装置。
  12. 【請求項12】 アルゴリズムはメモリーに記憶されたデータや中央処理ユニットにより演算さ
    れたデータを表示するための出力プログラムを含んでいることを特徴とする請求
    項1乃至11の何れかに記載の装置。
  13. 【請求項13】 出力プログラムは悪癖を止めようとして達成された進歩の程度を示す比率を出
    力し、該比率は 比率=(j/k)*l ここに j=個人の悪癖指標値 k=計測期間に於ける現在の悪癖指標値 l=定数 の式により演算されることを特徴とする少なくとも請求項5及び8に記載の装置
  14. 【請求項14】 メモリーの少なくとも一部はROM(リードオンリーメモリー)又はEPRO
    M(電子的にプログラム可能なリードオンリーメモリー)として構成され、アル
    ゴリズムはROM又はEPROMメモリーに格納されていることを特徴とする請
    求項1乃至13の何れかに記載の装置。
  15. 【請求項15】 装置は少なくとも制御ボタンとディスプレイとを含む制御ユニットを含み、ア
    ルゴリズムは制御ユニット内に配置されるよう構成されたカートリッジ又はマス
    データキャリア内に格納されていることを特徴とする請求項1乃至14の何れか
    に記載の装置。
  16. 【請求項16】 請求項14に記載の装置のためのカートリッジ又はマスデータキャリア。
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