JP2002510264A - 保安パッケージ用機械的ロック機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 コンパクト・ディスクなどの矩形の物品を安全に保持し展示するための再使用可能なプラスチックパッケージ（１）である。パッケージは、物品をコンパートメント内に格納するための矩形の格納用コンパートメントを有するハウジング（２）を含む。隣接するより小さなコンパートメント（５）は、その上に装着され、物品を格納用コンパートメント内に解放可能に固定するため格納用コンパートメントのアクセス用開口部の一部にわたって可動であるスライドプレート（３）を備えるロックコンパートメントとして機能する。偏向可能ロックレバー（３４）がロックコンパートメント（５）内に形成され、ロック位置にあるときスライドプレート（３）上に形成された、かみ合う突出部（５２、５３）と係合する。鍵（８０）が、ロックコンパートメントの端部壁内に形成された開口部を通じて挿入可能であり、ロックレバーを突出部から取外し、スライドプレートがロック解除位置へ移動することを可能にする。隣接するパッケージと入れ子状にすることを可能にするため、相補的な形の保持フランジおよび隣接するパッケージのロックつまみとともに切除部が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】 保安パッケージ用機械的ロック機構 関連出願との相互参照 この出願は、１９９７年２月１９日提出の米国仮出願連続番号第６０／０３８ ，６３４号による特典を主張する。 発明の背景 技術分野 この発明は、パッケージに関し、特に、記録媒体のための格納箱など矩形の物 品を安全に保持し展示するためのパッケージに関する。より特定的には、この発 明は、ロックされた位置にあるとき保安パッケージ（security package）内から の物品の無許可での取出しを防止するスライドロックを有する、好ましくは宝石 箱（jewel boxes）内のコンパクト・ディスクなどの、記録媒体およびその格納 容器のための、物品を保持し展示するための再使用可能な保安パッケージに関し 、パッケージは、極めて薄く、そのため先行技術におけるより分厚いパッケージ において可能であったよりも多数のパッケージを通常の展示ファイル内に格納す ることができる。この発明はまた、実質的に同一の他のパッケージと入れ子にな り、そのために展示棚の中により高密度でパッケージを展示することができる、 再使用可能な保安パッケージに関する。背景情報 近年、オーディオ・カセット、コンパクト・ディスク、デジタル・オーディオ ・テープおよびミニディスク（ＭＤ）などの記録媒体は、極めて一般的となり、 レコード・ディスクおよび８トラック・オーディオ・テープにほぼ完全に取って 代わった。中でも、コンパクト・ディスク（ＣＤ）およびレーザーディスクの人 気は急速に伸びており、それとともにコンパクト・ディスク・プレーヤおよびレ ーザーディスク・プレーヤの売上げも急速に伸びている。これらのコンパクト・ ディスクおよびレーザーディスクは、デジタル方式で記録された刻まれたパター ンを備える、薄い可撓性のプラスチック樹脂シートであり、小さなビニールの写 真記録に似ており、コンパクト・ディスク・プレーヤ内に封じ込められたレーザ によって動作させられる。コンパクト・ディスクは、比較的小型で、極めて薄く これまで使用されていたオーディオ・テープおよび８トラックテープよりも通常 はるかに高価であるため、小売店などで販売用に展示されるとき、窃盗されやす い。 これらの記録媒体は、これまで使用されてきたレコード・ディスクおよび８ト ラックテープよりも著しく小型であるのだが、依然として、潜在的購買者が記録 媒体上のアーティスト、歌などを判断できるよう記録媒体を調べることができる ように展示されなければならないという点で、こうした記録媒体の市場への導入 は、小売業者に新たな課題を与えている。記録媒体が極めて小型であるため、保 安上の問題が生じる。 したがって、コンパクト・ディスク用の宝石箱などの、専用の格納容器または 箱に通常入れられる記録媒体を、外側保安パッケージに再び収めることが、ほと んどの小売業において使用される展示ケースからそれらが盗まれるのを防止する ため、重要となる。通常、コンパクト・ディスクは、引掻き傷および破損からデ ィスクを保護するため、および、非使用時のディスク用の保護格納容器を提供す るため、一般に「宝石箱」と呼ばれるプラスチック箱内に保持されるので、ＣＤ の入ったこれらのより小型のプラスチック格納箱が盗まれることを防止するため 、これらのプラスチック格納箱をさらに大きな展示用のパッケージ内に保持する ことが望ましい。ＣＤを展示パッケージから無許可で取り出すことおよびその後 、店から窃盗することを阻止しつつ、宝石箱内のＣＤを展示するための、安全で 保安性の高い装置を提供するため、さまざまなタイプのハウジングおよび保安パ ッケージが開発されている。米国特許第３，８７１，５１６号、第４，２８５， ４２９号、第４，３８１，８３６号、第４，５８９，５４９号、第４，７５９， ４４２号、第４，７６０，９１４号、第４，８０５，７６９号、第４，８３４， ２３８号、第４，８８１，６４５号、第４，９５１，８１４号、第５，２０５， ４０１号、第５，２１１，２８３号および第５，４６０，２６６号が、さまざま なタイプの展示および保安容器に含まれる。 さまざまなタイプのカセットおよび記録媒体に対し、これらの先行技術による 保安パッケージは、多くの応用において満足のいくものであることが明らかにな っているが、先行技術による保安装置は、使用したりまたはロックし／ロック解 除するのが困難で、時間がかかり、嵩が大きく、複雑であり、カセットまたはＣ Ｄを収納するケースに対し厚みが大きすぎ、ロックされたとき十分に固定されず 、製造に価格がかかりおよび／または時間がかかるというさまざまな問題を抱え ている。 したがって、標準的展示のために、記録媒体がそれらの通常の展示箱内に維持 されるが、窃盗からは保護され、そして、パッケージが極めて薄く、既存の展示 ファイル内により多数のパッケージを格納することができる、ＣＤなどのさまざ まなタイプの記録媒体用の改良された保安パッケージに対する必要性が存在する 。 発明の概要 この発明の目的は、一片がメインハウジングを形成し、他片が矩形の物品を格 納用コンパートメント内に固定するため、ハウジング上に摺動可能に装着される ロックまたはスライドプレートである、２片の成形プラスチック部材として、比 較的低価格で大量生産可能な、改良された保安パッケージを提供することを含み 、改良された保安パッケージは、厚みが薄く、好ましくは宝石箱の厚みと同等で 、価格が低く、製造および使用が容易であり、繰返して再使用されるよう設計さ れており、小売店の店員が、販売用に手で荷を入れることができ、販売の時点で 容易に荷を出すことができる。 この発明の他の目的は、格納される物品の上、特に宝石箱の広い正面または背 面の上に印刷される情報を、格納用コンパートメントを形成するハウジングの壁 内に形成される広がった開口部を通じて見ることができるような保安パッケージ を提供することである。 この発明の他の目的は、格納されるべき物品が容易に格納用コンパートメント へと摺動させられ、そして、格納用コンパートメントの中から無許可で物品を取 出すことを防止するため、格納用コンパートメントのアクセス用開口部上に選択 的に移動させられる、容易に操作される手動スライドブレートによって、物品が 、格納用コンパートメント内に固定されるような保安パッケージを提供すること である。 この発明のさらなる目的は、成形プラスチックで形成された高価ではない鍵が ハウジングおよび／またはスライドプレート内に形成された開口部へ挿入可能で あり、それによって、スライドプレートをロック解除位置へ移動させることがで き、販売完了時に格納用コンパートメントから格納された物品を手で取出すこと が可能となり、販売用に他の物品を格納するためパッケージを再使用することが 可能であるような保安パッケージを提供することである。 さらに他の目的は、ざらざらのプラスチック（rugged plastic）材料で成形可 能であり、繰返して再使用可能であり、それによって、オーディオ・カセット、 コンパクト・ディスクなどのパッケージ内に格納されるべき物品の卸売り業者お よび／または製造業者にかかるコストが減じられるようなパッケージを提供する ことである。 この発明のさらに他の目的は、スライドプレートがロック位置にあるとき、ロ ックエッジの反対にあるスライドプレートの端部が、中にロックコンパートメン トを有するハウジングの端部壁と整列し、パッケージから格納された物品を盗む ためハウジングからスライドロックを引き離すことを可能にするようつかむこと のできるリップが形成されるのを防止するような保安パッケージを提供すること である。 この発明のさらなる目的は、ロックレバーおよび突起部がロックコンパートメ ントおよびスライドプレート内に位置付けられ、グループごとに間隔をおいて位 置付けられ、それによって、いかなる場合にも、小売店内から中に物品が入った 保安パッケージを無許可で取外すことを検出するよう、好ましくは目立たない態 様で、中に電子物品監視タブを位置付け格納するため、コンパートメントの他の 部分を空隙にすることが可能であるような、保安パッケージを提供することであ る。 他の目的は、ロックされるとき物品を固定するスライドプレート上の方向調節 つまみおよび溝が、ロック機構の部分として形成され、格納されるべき物品が保 安パッケージの格納用コンパートメント内に確実に適切に方向付けられるよう、 方向調整つまみおよび溝が、格納用コンパートメント内に形成される止め部およ び開口部内に受けられない限り、ロック機構がロック位置に移動することを防止 するような、保安パッケージを提供することである。 この発明の他の目的は、たとえばＣＤの場合ならばその宝石箱などの、その通 常の展示および格納用パッケージ内に、コンパクト・ディスクがとどまることを 可能にし、したがって、コンパクト・ディスクが保安パッケージ内に固定され、 コンパクト・ディスクの窃盗が阻止される、改良された保安パッケージを提供す ることを含む。 この発明のさらなる目的は、コンパクト・ディスクが入った宝石箱などの展示 パッケージの厚みと、ほぼ等しい厚みの端部部分を有し、展示パッケージが保安 パッケージ内に固定され、保安パッケージの中の宝石箱と同じ大まかな形および 厚みを有するパッケージの端部によって保安パッケージを展示棚内に位置付ける ことにより、これまでは保安性の確保されていないパッケージ、すなわち宝石箱 用にしか使用できなかった展示ケースおよび棚内に多数の保安パッケージを装着 し展示することが可能となるような改良された保安パッケージを提供することで ある。 この発明の他の目的は、２つの構成要素すなわちハウジングおよびスライドプ レートとしてさまざまなタイプのプラスチックで容易に射出成形できる保安容器 であって、スライドプレートがハウジング上の位置に容易にスナップ状に嵌合さ れ、それによって保安容器の経済的製造および組立が行なわれるような、改良さ れた保安容器を提供することである。 さらなる目的は、既存の先行技術による展示棚内に格納することができるパッ ケージ数を増加させるのを助けるよう、一方の側部全体が滑らかであり、共通平 面内にくるような、保安パッケージを提供することである。 さらなる目的は、ロックコンパートメントの端部壁内に形成される開口部を通 じて延びる複数のタングまたは指状突起を有する鍵によってロックつまみがそれ らのロック位置から解放されるような、保安パッケージを提供することである。 この発明のさらなる目的は、当分野で公知の保安パッケージよりも実質的に小 さな占有面積またはフットプリント（footprint）を格納時に占める、入れ子状 に収納可能な、記録媒体用保安パッケージを提供することを含む。 この発明のさらに他の目的は、記録媒体の物品が保安パッケージ内にロックさ れた態様で受けられるときに、記録媒体の物品の正面表面および後表面が見える 構成を有する、入れ子状に収納可能な、記録媒体用保安パッケージを提供するこ とを含む。 この発明のさらに他の目的は、当分野で公知のロック機構を著しく変更するこ となく用いることのできる、入れ子状に収納可能な、記録媒体用保安パッケージ を提供することを含む。 この発明のさらなる目的は、保安パッケージにより占有される棚のスペースを 減じるため、保安パッケージの正面表面がそれに隣接する次の保安パッケージの 後表面と入れ子状になりうる構成を有する、入れ子状に収納可能な、記録媒体用 保安パッケージを提供することを含む。 この発明の他の目的は、入れ子状態にある間、保安パッケージが互いに対して 傾くことが可能な構成を有する、入れ子状に収納可能な、記録媒体用保安パッケ ージを提供することを含む。 この発明のさらなる目的は、保安パッケージを入れ子状になった他の２つのパ ッケージから容易に取外すことのできる構成を有する、入れ子状に収納可能な、 記録媒体用保安パッケージを提供することを含む。 この発明の他の目的は、極めて簡単な構造であり、上述の目的を簡単で、効率 的かつ価格の低い態様で達成し、当分野における課題を解決し必要性を満たすよ うな、保安パッケージを提供することである。 これらのおよび他の目的および利点は、この発明による改良された保安パッケ ージにより得られ、この発明による改良された保安パッケージの概括的特徴は、 矩形の物品を選択的に格納するための間隔をおいて位置付けられる側壁と、端部 壁と、背壁とによって形成される矩形の格納用コンパートメントを有するハウジ ングを含み、前記コンパートメントは前記コンパートメントに物品を挿入し前記 コンパートメントから物品を取出すためのアクセス用開口部を背壁の反対側に有 し、前記保安パッケージはさらに、格納用コンパートメントに隣接して形成され るロックコンパートメントと、ロックコンパートメントの上に可動に装着可能で あり、前記格納用コンパートメント内に前記物品を解放可能に固定するため、ロ ック位置とロック解除位置との間を格納用コンパートメントのアクセス用開口部 の少なくとも一部にわたって選択的に可動であるスライドプレートと、前記ロッ クコンパートメントおよびスライドプレートの一方の上に形成される少なくとも １つの偏向可能つまみおよび、前記ロックコンパートメントおよびスライドプレ ートの他方の上に形成されスライドプレートをロック位置に解放可能に固定する ため偏向可能つまみと係合可能であるブロックと、ロックコンパートメントの端 部内に形成され、スライドプレートがロック解放位置に動くことができるように 、ブロックからつまみを解放するためロック解放鍵を受けるためのロック解放ア クセス用開口部手段とを含む、矩形の物品を保持し展示するための保安パッケー ジを含むものとして説明されよう。 発明の簡単な説明 この発明の原理を応用するよう本出願人が企図するベストモードの例として、 この発明の好ましい実施例を、以下の説明に示し、図面に図示し、添付の請求の 範囲に特に明確に指摘し示す。 図１は、ロックスライドプレートが取外された保安パッケージの上面図である 。 図２は、スライドプレートがハウジング上にロック解除位置で装着された、図 １の線２−２に沿った拡大部分縦断面図である。 図３は、スライドプレートが部分的にハウジング内へ挿入されているがロック されてはいない、図２と同様の拡大断面図である。 図４は、スライドプレートがハウジングに完全に挿入されロックされている、 図２および図３と同様の拡大断面図である。 図５は、明瞭性のためにロックバーに影を付けた、図３に示すようにスライド プレートが部分的にハウジングに挿入されたときの、図１の線５−５に沿った大 幅に拡大した部分横断面図である。 図６は、明瞭性のためにロックバーに影を付けた、図４に示すようにスライド プレートが完全にハウジングに挿入されロックされたときの、図５と同様の図で ある。 図７は、この発明の保安パッケージとともに使用するための鍵の一タイプを示 す立面図である。 図８は、図７のロック解除鍵がロックレバーをロック解除位置へ移動させるの を示す、図４と同様の保安パッケージの部分断面図である。 図９は、スライドプレートが取外された修正された保安パッケージの図１と同 様の上面図である。 図１０は、図９のスライドプレートの底面図である。 図１１は、スライドプレートがハウジング上に解放位置へ装着された、図９の 左手角部の拡大部分断面図である。 図１２は、入れ子状に積重ねられた位置にある図９の１対の保安パッケージの 側面図である。 図１３は、図１２の右手部分の拡大部分断面図である。 図１４は、図１２の左手部分の拡大部分断面図である。 図面を通じて同様の参照番号が同様の部分を指す。 好ましい実施例の説明 この発明の改良された保安パッケージが、一般的に１で指し示され、図１に特 に示される。保安パッケージ１は、メインハウジング２とスライドプレート３を 含み、ハウジング２およびスライドプレート３は両方、各々一体型の一片のプラ スチック部材として形成されることが好ましく、特に、耐衝撃性のポリスチレン で形成されることが好ましい。 保安パッケージ１は、コンパクト・ディスクの宝石箱の厚みと実質的に均等な 通常は薄い厚みを備えるほぼ矩形の構成を有する。保安パッケージ１のほぼ矩形 の構成は、大きめの格納用コンパートメント４と小さめのロックコンパートメン ト５とにより規定される。全体として、ハウジング２は、ハウジング２の長手方 向に沿って全体に延びる、段のついた構造を持つ、１対の長手方向に延びる平行 な側壁６および７と、側壁６と７との間に延び側壁６および７に対し直交する１ 対の平行端部壁８および９と、（図２から図４にさらに明確に示すように）１対 の背壁１０および１１とを含む。 格納用コンパートメント４は、格納用側壁６ａおよび７ａ、端部壁８および９ 、ならびに背壁１０により形成される。こうして得られるコンパートメント４は 、 ４つの側部または端部と背面を有し、コンパクト・ディスクなどの矩形の物品１ ５を、格納のため、壁１０の反対側の開目側部またはアクセス用開口部を通じて 、位置付けることができる空間を提供する。壁１０はさらに、好ましくは壁１０ よりも長さおよび幅が小さく、壁６ａ、７ａ、８および９の各々から離して内側 に間隔をおいて位置付けられる１つまたは２つ以上の開口部１６を含んでよく、 開口部１６は、以下に説明するようにスライドプレート３がロック位置にないと きに、より効率的に物品１５を取出すため、物品１５の後側部へのアクセスを提 供するよう設けられる。 格納用コンパートメント４はさらに、端部壁８から格納用コンパートメント４ へと内側に延び、間隔をおいて位置付けられる１対のつまみ２０および２１を含 む。つまみ２０および２１は、好ましくは、物品がコンパクト・ディスクなどの ときには標準的なコンパクト・ディスクの宝石箱の深さである、物品１５の深さ と実質的に均等な距離だけ背壁１０から間隔をおいて位置付けられる。つまみ２ ０および２１は、物品が格納用にコンパートメント４内に完全に挿入されたとき に、好ましくは前記物品内の対応するスロット内に挿入されるか、または代替的 に前記物品のまわりを包むかによって、物品１５を保持するためのリップとして 作用するよう、各々、格納用コンパートメント４内の内側に延びる限り、どのよ うな幾何学的構成をとってもよい。好ましい実施例では、つまみ２０および２１ は、最も外側にある点の一方が格納用コンパートメント４および最も外側に有る 他方の点へとより深くまで延びる台形状の構造、または、図１に示すような、六 角形が２つの辺の中間点で分割され各つまみが格納用コンパートメントへと内側 に向かって延びる最も外側の３つの点を有し、したがって最も外側の点のうち中 央の点が格納用コンパートメント内へとより深くまで延びる半六角形型のいずれ かである。格納用コンパートメント４はまた、端部壁９内に間隔をおいて位置付 けられる１対のノッチ２３および２４を含み、各ノッチは背壁１０の反対側の端 部壁９の最も外側の端縁から内側へと延びる。 ロックコンパートメント５は、ロック側壁６ｂおよび７ｂ、端部壁９および背 壁１１により形成される。ロックコンパートメント５は、分割壁２６および２７ により３つのサブコンパートメント１２、１３および１４に分割される。サブコ ンパートメント１３は、電子物品監視（ＥＡＳ）タグ２９を含み（ただし、タグ は２９Ａに位置付けることもできる）、一方サブコンパートメント１２および１ ４はロック機構３０を含む。サブコンパートメント１２および１４は各々、図１ では背壁１１と平行であり背壁から間隔をおいて位置付けられスライドプレート スライドスロット３１ａに沿ってその上に延びる平坦な止め３１として実現され る引離し止めを含む。止め３１は、それぞれ側壁６ｂおよび７ｂと端部壁９とに 一体的に成形され、Ｌ字形止め３２は、端部壁９から延びる背壁１１に平行な部 分とそれぞれ分割壁２６および２７とによってＬ字形となり、平行部分から背壁 １１へ延び端部壁９から外側に向かう、背壁１１に直交する部分に接続される。 各ロック機構３０は、背壁１１から上方向に垂直に延びるアクセス制限壁３３ を有する。各ロック機構３０はまた、壁３３と壁１１との交差点からロックコン パートメント５へと斜め方向に延びる１つまたは２つ以上のロックレバー３４を 含む。図１に示す実施例中、各ロック機構３０は３つのロックレバー３４を含む 。アクセス制限壁３３は、各ロックレバー３４に対応する１つの切除部３５を含 み、切除部３５はレバーと長手方向に整列する。切除部３５は、ほぼＵ字形のノ ッチ構成を有することが好ましい。各レバー３４の傾斜は一定であってもよく、 または、図１に示すように壁３３および３１からレバーが延びるに伴って増加し てもよく、それによって、背壁１１に対して垂直に接近する最も外側のリップを 規定する。この傾斜の変化は、漸進的なものであってもよく、または、図１に示 すように特定の点で生じてもよい。 図１に示すようなスライドプレート３は、両側部において側壁４１および４２ で、そして、壁４０の端部端縁に沿ってそれから下方へ側壁４１と４２の間に延 びる端部壁４３で終端する正面壁４０を有する。１対の分割壁４４および４５が 、側壁４１と４２との間に間隔をおいて、平行な態様で正面壁４０に沿って端部 壁４３から延び、スライドプレート３をコンパートメント５のサブコンパートメ ント１２〜１４と同様の寸法の３つのサブコンパートメント４７、４８および４ ９へ分割する。 スライドプレート３は、図１に示すようにスライドプレート３がロックコンパ ートメント５と整列するとき、それぞれノッチ２３および２４と整列した態様で 正面壁４０から外側へ実質的に平面的に延びる１対のつまみ５０および５１を含 む。スライドプレート３の内側表面上に、それぞれサブコンパートメント４７お よび４９の各々内に、正面壁４０から下向きに延びる１対のブロッキングバーま たはロックバー５２および５３がある。スライドプレート端部壁４３は、それぞ れ側壁４１と分割壁４４との間、および側壁４２と分割壁４５との間に延びる１ 対のアクセス制限壁５５および５６に分割される。各アクセス制限壁は、ハウジ ング２の壁３３の中の切除部３５の数に相関する数のいくつかの逆Ｕ字形のノッ チまたは切除部５８を含む。切除部５８および３５は、壁５５および５６が壁３ ３と整列するとき、対応してほぼ円形の複数のロック解除アクセス用開口部を形 成する。 スライドプレート３はさらに、スライドプレート３を止め３１の下に強制し、 背壁１１と正面壁４０との間の距離を増加させるであろうような引離しなどの持 上げ動作によってスライドプレート３がロックコンパートメント５から取外され るのを防止するよう、側壁４１および４２の各々に隣接する上部壁４０の端縁内 に形成され、平坦な止め３１に対応して整列可能である、成形された溝６０を有 する。溝または切除部６０内には、平坦な止め３１内に摩擦によって嵌合するわ ずかに隆起した表面６１がある。スライドプレート３はさらに、各分割壁４４お よび４５の端部から外側に延びるロックつまみ６２を含む。各ロックつまみ６２ は、正面壁４０との間にスロットを規定するよう、正面壁４０から離して位置付 けられる。溝６０の機能と同様に、ロックつまみ６２は、Ｌ字形の止め３２と係 合し、背壁１１と正面壁４０との間の距離が増加するときに持上げまたは引離し によってスライドプレート３が分離されることを禁止する。 この発明の特徴の１つにより、端部壁８の上部端縁、格納用側壁６ａおよび７ ａ、端部壁９およびスライドプレート３の正面壁４０の上部表面によって規定さ れる、パッケージ１の一表面は、共通の平面に位置し、連続した滑らかな表面を 提供し、この連続した滑らかな表面は、ロックコンパートメント５の厚みが減じ られることと組合わさって、多くの小売店で使用される通常のタイプの格納およ び展示棚により多数のパッケージ１を格納することを可能にする。ロックコンパ ートメント５のより薄い厚みは、先行技術による保安容器におけるように正面壁 ４０にではなく端部壁４３内に、鍵を受けるためのロック解除アクセス用開口部 を設けるため、端部壁４３内に形成され切除部３５と整列する切除部５８により 達成される。 動作においては、保安パッケージ１は、宝石箱内のコンパクト・ディスクなど の物品を店から無許可で持ち出すのを防止するための再使用可能な保安装置を提 供する。具体的には、宝石箱内のコンパクト・ディスクなどの物品１５は、物品 １５の一端部を端部壁８に対して摺動させることによって格納用コンパートメン ト４へと挿入され、それによって、宝石箱の選択された側壁内に形成された開口 部が中につまみ２０および２１を受けるか、または代替的に、つまみ２０および ２１の下に摺動する。一旦、物品１５が実質的に端部壁８と隣接すると、物品１ ５は、実質的に同一の寸法の格納用コンパートメント４内に完全に収まる。この 時点で、物品１５は保安パッケージ１内にロックされてよい。 このロック手順は、スライドプレート３をロックコンパートメント５と整列さ せることによって生じる。具体的には、スライドプレート３は図１および図２に 断面で示すように、ロックコンパートメント５の下に長手方向に整列する。スラ イドプレート３は長手方向内側へ移動させられ、溝６０が平坦な止め３１と整列 し、ロックつまみ６２がＬ字形の止め３２と整列する。さらに挿入すると、溝６ ０が部分的に止め３１の下に摺動し、つまみ６２が止め３２へと若干滑り、この ため、図３に示すように各ロックバー５２がロックレバー３４の傾斜表面と相互 作用しこれに係合するに伴い、このような挿入は若干の抵抗にあう。さらに挿入 を続けると、図３の矢印で示すように、ロックレバー３４がロックバー５２から 若干下向きに曲がる。最終的に、ロックバー５２はロックレバー３４を通りすぎ 、それによって、ロックレバー３４がそれらの元の位置へ跳ね返るかまたはスナ ップ状に戻り、図４に示すように、ロックバー５２の後に静止するがロック解除 方向へのスライドプレート３の動きをブロックすることを可能にする。一旦こう なると、スライドプレート３はもはやロックコンパートメント５およびハウジン グ２から取外すことができない。結果的に、つまみ５０および５１がノッチ２３ および２４を通じて格納用コンパートメント４へ挿入され、それによって、図４ および図８に示すように宝石箱の開口部を、物品の他方端部における他方の開口 部 へのつまみ２０から２１の係合と同様に、係合することによって、物品１５の格 納用コンパートメント４の中からの取出しをブロックする。この時点で、溝６０ は完全に止め３１の下に挿入され、分割壁４５上のロックつまみ６２がＬ字形の 止め３２の下に挿入され、このため、スライドプレート３はスライドプレート３ と背壁１１との間の距離を増加させることによって取外すことができない。ハウ ジング２上の壁７ａ、７ｂおよび１１ならびにスライドプレート上の壁４０、４ １および４２は、パッケージ１を引離して分けるためのリップまたは他の区域の ない隙間のない箱を形成する。 ロックバー５２および５３がロックレバー３４を通りすぎるこのロックは、図 ５および図６に明瞭に示される。図５中、ロックバーは各ロックレバー３４を下 方に曲げる。対照的に、図６では、ロックバーは既にロックレバー３４を通りす ぎ、スライドプレート３の取外しをブロックするロックレバーの標準位置へロッ クレバーが戻ることを可能にしている。 販売の時点などに保安パッケージ１から物品１５を取出すことが望ましいとき には、図７に示すような鍵８０が必要である。鍵は当分野では公知であり、鍵８ ０は単に例示の目的で図示される。鍵８０は複数の外向きに延びる指状突起８２ を含む。これらの指状突起８２は各々、壁３３および５５が互いに隣接するとき に切除部３５および５８の整列によって規定される孔と整列するように、鍵８０ 上に対応して位置付けられる。動作中は、指状突起８２は、図８に示すように切 除部３５および５８により規定されるこの孔を通じて摺動する。指状突起が完全 に挿入されたとき、各指状突起はロックレバー３４の傾斜のついた表面上に載り 、それによって、ロックバー５２により実現されるような、かみあう（mating） 突出部からロックレバー３４を離すように曲げ、スライドプレート３からハウジ ング２を取外すことを可能にする。一旦ハウジング２がスライドプレート３から 取外されると、つまみ５０および５１は、もはや、アクセス用開口部を通じての 格納用コンパートメント４からの物品１５の取出しをブロックしない。このよう にして、保安パッケージ１は必要に従い他の物品用に再使用できる。 先行技術の保安パッケージにおけるように上部表面または底部表面にではなく 、ロックハウジングの後部端部壁４３内にアクセス用切除部３５および５８を位 置 付けることで、厚みの低減が著しく助けられ、小売店の勘定カウンタでのパッケ ージのロック解除が容易になる。 保安パッケージ１の修正された実施例を、図９から図１４に示し大まかに１０ ０で指し示す。つまみ２０および２１が端部壁８から取除かれ、パッケージ１の 背壁１０とは若干異なる構成を有する背壁１１０から壁６および７の対向する端 縁上に間隔をおいて位置付けられ、壁６および７の間の角部にわたって延びる、 １対の対角状に延びるフランジ１０１で置換えられている点を除いては、パッケ ージ１００は上に説明したパッケージ１と多くの点で同様である。背壁１１０は 、楕円形の中央切除部１１１を備えるよう形成され、修正されたパッケージ１０ ０の特徴の１つにより、壁６、７および８に隣接する１対の三角形の角部開口部 または切除部１１２および端部壁９から内側に延びる１対の矩形の開口部または 切除部１１３が形成される。切除部１１２および１１３の機能を以下にさらに説 明する。 スライドプレート１１５は、つまみ５０および５１が１対の矩形のロックつま み１１６で置換えられるという主な違いを除いては、上に説明したスライドプレ ート３とほとんどの点で同様である。これらのつまみは特に図９および図１１に 図示されており、プレート１１５の上部壁４０と一体的に形成され、上部壁４０ から格納用コンパートメント４へ向けて外向きに延びる。図１１に示すようなロ ックつまみ１１６は、スライドプレート壁４０の上部表面の上へと隆起し、その ため、その底部表面１１７が壁６および７の正面端縁と同一平面に位置し、宝石 箱または他の物品をコンパートメント４内に固定するよう宝石箱１５上を摺動す る。したがって、宝石箱の２つの角部がフランジ１０１の下に保持され、宝石箱 の端部反対部分がロックつまみ１１６の下に保持されて、宝石箱１５が格納用コ ンパートメント４内に安全に保持される。このように、図１１に示すようにつま み１１６がロック解除位置にあるとき、正面端縁をフランジ１０１の下に摺動さ せ後部端縁を格納用コンパートメント４内に嵌め込むことで、宝石箱が容易に保 安パッケージ１００に入れられる。次に、スライドプレート１１５は、スライド プレート３に関して上に説明したのと同じ態様で前方に摺動させられ、止めまた はロックバー５２および５３がロックレバー３４の上に摺動し、図１３に示すよ うにレバー３４が元の位置へ跳ね返りまたはスナップ状に戻り、ロックバー５２ および５３の後に静止することを可能にする。 スライドプレート１１５の端部壁４１および４２は、スライドプレートの後向 きの動きを制限するため、図１１に示すようにスライドプレート１１５がロック 解除位置にあるときロックコンパートメントの背壁１１と係合する隆起した端部 突出部４１ａおよび４２ａでそれぞれ終端する。 修正された保安パッケージ１００により達成される固有の特徴の１つは、特に 図１２から図１４に示すように格納および搬送用の空間を減じるため隣接するパ ッケージ同士が入れ子状にされる、その積み重ね可能性である。隣接するパッケ ージが合せて位置付けられるとき、図１４に示すようにフランジ１０１と整列す る角部切除部１１２により入れ子状にできる。同様に、ロックつまみ１１６は、 図１３に示すように矩形の切除部１１３へ延び、隣接する保安パッケージを入れ 子状にできるようにする。したがって、図１２、図１３および図１４に示すよう に、隣接する保安パッケージの切除部１１２および１１３へそれぞれフランジ１ ０１およびつまみ１１６を入れ子にすることで、全体としての厚さは実質的に増 加しない。 したがって、保安パッケージ１００は、特定のタイプの宝石箱としか使用可能 でないロックつまみ２０、２１、５０および５１を取除き、保安パッケージ１に 関して上に説明したのと同様の保安特徴を提供する。これらの保持部材は、宝石 箱または他のタイプの物品を格納用コンパートメント４内に拘束し、パッケージ １におけるようなロックつまみ２０、２１、５０および５１を受けるための開口 部が側壁内に形成された宝石箱しか中に保持できないという要件をなくす、角部 フランジ１０１およびロックつまみ１１６で置換えられる。さらに、パッケージ １によって提供されたのと同じ薄いプロファイルを有するパッケージを提供する ことで、パッケージの厚みを実質的に増加させることなく、パッケージ１００に より提供される汎用性が達成される。しかし、両方の実施例においてこの薄さを 達成することを可能にする重要な特徴の１つは、鍵がロックコンパートメントの 正面壁または背壁を通じて延びる先行技術の保安パッケージとは対照的に、パッ ケージの端部に形成されるアクセス用開口部を通じて入る鍵８０の指状突起８２ によって、ロックコンパートメント５の厚みが減じられることである。 偏向可能つまみ３４はスライドプレート上に形成することもでき、ロックバー ５２および５３はパッケージ１および１００のロックコンパートメント内に形成 することもでき、ロックコンパートメント内に偏向可能つまみが形成されスライ ドプレート上にロックバーが形成された上に説明した例と同様に、この発明の概 念に影響することなく、機能できるであろうことが容易に理解される。 したがって、改良された保安パッケージは簡素化され、列挙したすべての目的 を達成する効果的で安全かつ価格が低く効率的な装置を提供し、先行技術による 装置において存在した困難を取除き、当分野の課題を解決し、新たな成果を得る 。 ここまでの説明においては、用語を、簡潔性、明瞭性および理解を考慮して使 用したが、これらの用語は説明の目的で使用されるもので広い意味を包括するも のと意図されるので、先行技術の要求を超える不必要な限定がそこに含まれると とられてはならない。 さらにこの発明の説明および図面は、例としてのものであり、発明の範囲は説 明または図示した厳密な細部にまで限定されるのではない。 この発明の特徴、発見および原理、改良された保安パッケージが構築され使用 される態様、構造の特徴、ならびにそこから得られる有利な新しい有用な結果を 説明してきたので、新しく有用な構造、装置、要素、配置、部分および組合せを 添付の請求の範囲に示す。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，ＫＥ，ＬＳ，Ｍ Ｗ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ， ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，Ｅ Ｓ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＨＵ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ， ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，Ｍ Ｗ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ， ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＷ (72)発明者 ウィリアムズ，マシュー・ピィ アメリカ合衆国、27282 ノース・カロラ イナ州、ジェイムズタウン、シーレ・コー ト、4005 (72)発明者 ベルデン・ジュニア，デニス・ディ アメリカ合衆国、44718 オハイオ州、カ ントン、エヌ・ダブリュ、ペブル・クリー ク、6485 (72)発明者 マクギル，ジェイムズ・エイ アメリカ合衆国、44707 オハイオ州、カ ントン、カーンワイズ・アベニュ、714 【要約の続き】 みとともに切除部が形成される。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．矩形の物品を保持し展示するための保安パッケージであって、 間隔をおいて位置付けられる側壁、端部壁および背壁により形成される、選択 的に物品を格納するための矩形の格納用コンパートメントを有するハウジングを 含み、前記コンパートメントは前記コンパートメントへ物品を挿入し前記コンパ ートメントから物品を取出すための、背壁の反対側のアクセス用開口部を有し、 前記保安パッケージはさらに、 格納用コンパートメントに隣接して形成されるロックコンパートメントと、 ロックコンパートメント上に可動に装着可能であり、前記格納用コンパートメ ント内に前記物品を解放可能に固定するため、ロック位置とロック解除位置との 間を格納用コンパートメントのアクセス用開口部の少なくとも一部にわたって選 択的に可動であるスライドプレートと、 前記ロックコンパートメントおよびスライドプレートの一方の上に形成される 少なくとも１つの偏向可能つまみおよび、前記ロックコンパートメントおよびス ライドプレートの他方の上に形成され、スライドプレートをロック位置に解放可 能に固定するため偏向可能つまみと係合可能なブロックと、 スライドプレートがロック解除位置へ移動するのを可能にするため、ブロック からつまみを解放するための、ロック解除鍵を受けるためのロックコンパートメ ントの端部内に形成されるロック解除アクセス用開口部手段とを含む、物品を保 持し展示するための保安パッケージ。 ２．前記偏向可能つまみは、ロックコンパートメント内に間隔をおいた関係で成 形される複数の可撓性のつまみである、請求項１に記載の物品を保持し展示する ための保安パッケージ。 ３．前記偏向可能つまみは、前記ロックコンパートメント内に斜め向きに取付け られる、請求項２に記載の物品を保持し展示するための保安パッケージ。 ４．ロックコンパートメント内での前記スライドプレートの選択的移動の間に偏 向可能つまみをブロックするための前記少なくとも１つのブロックは、スライド プレート上に形成される１対の間隔をおいて位置付けられるバーを含む、請求項 ２に記載の物品を保持し展示するための保安パッケージ。 ５．偏向可能つまみに隣接して前記ロックコンパートメントから外側に延びる壁 をさらに含み、前記壁は、前記つまみと整列される壁内に形成される開口部を含 む、請求項２に記載の物品を保持し展示するための保安パッケージ。 ６．前記スライドプレートは、スライドプレートがロック位置にあるときにロッ クコンパートメントへのロック解除アクセス用開口部を規定するよう、ロックコ ンパートメント壁内の前記開口部と整列可能な開口部が形成された端部壁を含む 、請求項５に記載の物品を保持し展示するための保安パッケージ。 ７．スライドプレート端部壁内に形成される開口部は、ほぼ逆Ｕ字形のノッチで ある、請求項６に記載の物品を保持し展示するための保安パッケージ。 ８．ロックコンパートメント壁内の開口部は、ほぼＵ字形のノッチであり、スラ イドプレートの逆Ｕ字形のノッチと整列するとき、ロック解除アクセス用開口部 をほぼ円形とする、請求項７に記載の物品を保持し展示するための保安パッケー ジ。 ９．ロック解除位置にあるとき、スライドプレートをロックコンパートメント上 に保持するための、ロックコンパートメントおよびスライドプレート上に形成さ れる止め手段を含む、請求項１に記載の物品を保持し展示するための保安パッケ ージ。 １０．ハウジングはプラスチック材料の一片の部材として形成される、請求項１ に記載の物品を保持し展示するための保安パッケージ。 １１．ハウジング上に形成されロックコンパートメントから間隔をおいて位置付 けられ、物品のアクセス用開口部の一部の上に延びる、格納用コンパートメント 内に物品を保持するのを助けるためのフランジ手段を含む、請求項１に記載の物 品を保持し展示するための保安パッケージ。 １２．フランジ手段は、ハウジングの間隔をおいて位置づけられる角部にわたっ て延びる一対のフランジを含み、相補形の切除部が、ハウジングの背壁内に形成 され、隣接する保安パッケージを入れ子状の関係で位置付けるため、前記隣接す る保安パッケージの対応するフランジを受けるためフランジと整列しかつフラン ジから間隔をおいて位置付けられる、請求項１１に記載の物品を保持し展示する ための保安パッケージ。 １３．スライドプレートは、前記コンパートメントからの物品の取出しをブロッ クするため、前記プレートがロック位置にあるとき、格納用コンパートメントの 物品アクセス用開口部にわたって延びることができる少なくとも１つの外向きに 突出するつまみを含む、請求項１に記載の物品を保持し展示するための保安パッ ケージ。 １４．切除部は、ロックコンパートメントに隣接するハウジングの背壁内に形成 され、隣接する保安パッケージを入れ子状の関係に位置付けることができるよう に、前記隣接する保安パッケージのつまみを受けるため、前記つまみがロック位 置にあるとき、つまみと整列する、請求項１３に記載の物品を保持し展示するた めのパッケージ。 １５．コンパクト・ディスクを保持するための宝石箱と前記宝石箱を保持し展示 するための保安パッケージとの組合せであって、前記パッケージは、 前記宝石箱と寸法および構成において相補的な矩形の格納用コンパートメント を有するハウジングを含み、前記ハウジングは間隔をおいて位置付けられる側壁 、端部壁および背壁から形成され、前記コンパートメントは、前記コンパートメ ントへ宝石箱を挿入し前記コンパートメントから宝石箱を取出すための、背壁と 反対側のアクセス用開口部を有し、前記パッケージはさらに、 格納用コンパートメントに隣接して形成されるロックコンパートメントと、 ロックコンパートメント上に可動に装着可能であり、前記格納用コンパートメ ント内に宝石箱を解放可能に固定するため、ロック位置とロック解除位置との間 で格納用コンパートメントのアクセス用開口部の少なくとも一部にわたって選択 的に可動であるスライドプレートと、 前記ロックコンパートメントおよびスライドプレートの一方の上に形成される 少なくとも１つの偏向可能つまみおよび、前記ロックコンパートメントおよびス ライドプレートの他方の上に形成され、スライドプレートをロック位置に解放可 能に固定するため偏向可能つまみと係合可能なブロックと、 スライドプレートがロック解除位置へ移動するのを可能にするため、ブロック からつまみを解放するための、ロック解除鍵を受けるためのロックコンパートメ ントの端部内に形成されるロック解除アクセス用開口部手段とを含む、宝石箱と 保安パッケージとの組合せ。 １６．前記偏向可能つまみは、ロックコンパートメント内に間隔をおいた関係で 成形される複数の可撓性のつまみである、請求項１５に記載の宝石箱と保安パッ ケージとの組合せ。 １７．ロックコンパートメント内での前記スライドプレートの選択的運動の間、 偏向可能つまみをブロックするための前記少なくとも１つのブロックは、スライ ドプレート上に形成される１対の間隔をおいて位置づけられるバーを含む、請求 項１６に記載の宝石箱と保安パッケージとの組合せ。 １８．偏向可能つまみに隣接して前記ロックコンパートメントから外側へ延びる 壁をさらに含み、前記壁は前記つまみと整列される、壁内に形成される開口部を 含む、請求項１６に記載の宝石箱と保安パッケージとの組合せ。 １９．前記スライドプレートは、スライドプレートがロック位置にあるとき、ロ ックコンパートメントへのロック解除アクセス用開口部を規定するよう、ロック コンパートメント壁内の前記開口部と整列可能である、開口部が中に形成される 端部壁を含む、請求項１８に記載の宝石箱と保安パッケージとの組合せ。 ２０．ハウジング上に形成されロックコンパートメントから間隔をおいて位置付 けられ物品アクセス用開口部の一部にわたって延びる、格納用コンパートメント 内に物品を保持するのを助けるためのフランジ手段を含み、前記フランジ手段は 、ハウジングの間隔をおいて位置付けられる角部にわたって延びる１対のフラン ジを含み、相補形の切除部が、ハウジングの背壁内に形成され、隣接する保安パ ッケージを入れ子関係に位置付けるため前記隣接する保安パッケージの対応する フランジを受けるためフランジから間隔をおいて位置付けられフランジと整列さ れる、請求項１５に記載の宝石箱と保安パッケージとの組合せ。 ２１．スライドプレートは、スライドプレートが前記コンパートメントからの宝 石箱の取出しをブロックするためロック位置にあるとき、格納用コンパートメン トの宝石箱アクセス用開口部にわたって延びることのできる少なくとも１つの外 向きに突出するつまみを含む、請求項１５に記載の宝石箱と保安パッケージとの 組合せ。 ２２．切除部が、ロックコンパートメントに隣接するハウジングの背壁内に形成 され、前記つまみがロック位置にあるとき、隣接する保安パッケージを入れ子関 係に位置付けることができるよう、前記隣接する保安パッケージのつまみを受け るためつまみと整列される、請求項２１に記載の宝石箱と保安パッケージとの組 合せ。 ２３．宝石箱は、宝石箱の選択される壁内に複数の開口部を備えるよう形成され 、つまみ手段がスライドプレート上に形成され、スライドプレートがロック位置 にあるとき、前記宝石箱を格納用コンパートメント内に保持するため、前記宝石 箱の開口部のうち特定のものへ延びる、請求項１５に記載の宝石箱と保安パッケ ージとの組合せ。