JP2002510256A - カートンの頂部を形成するための方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、充填および密封の前に、容器（４００）の頂端部（３２）を形成し、密封するための方法および装置である。上記容器（４００）の頂端部（３２）は、製品にアクセスするために、その上に取り付けられている付属装置（１１４）を有する。上記付属装置（１１４）は、形成、充填および密封包装機械上の、種々の異なる場所に取り付けることができる。容器（４００）の頂端部（３２）は、四面体のような予め定めた輪郭（４２１）を持つマンドレル（４２０）上で形成される。この予め定めた輪郭（４２１）により、頂端部が、四面体のような通常とは異なる構成を持っている場合でも、容器（４００）頂端部（３２）を密封することができる。付属装置取り付け手段（４８７）は、頂端部（３２）の形成および密封の後で行うこともできるし、マンドレル（４２０）の回転軸の周囲に設置することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】 カートンの頂部を形成するための方法および装置 技術分野 本発明は、容器の頂部を形成するための方法および装置に関し、特に形成、充 填および密封包装機械のマンドレル・ホイール上で容器の頂部を形成するための 方法および装置に関する。 背景技術 液体、粉末等を包装するために、非常に多くの使い捨て容器が使用されている 。液体としては、ミルクまたは、ジュース等がある。容器は、厚紙、黄ボール紙 、合板紙、ボール紙等のような基板を有する種々の積層材からできているブラン ク、またはシートから作ることができる。上記基板上には、容器が液体を保持で きるようにするために、熱可塑性または類似の耐液コーティングを行うことがで きる。上記ブランクは、管、長方形、正方形、八角形、六角形等の種々の断面を 持つ容器に折り曲げることができる。 従来、ミルクは、それにアクセスするための、内蔵注出装置を露出させるため に開かれる、頂部が山形のカートン内に包装されていた。最近、製品にアクセス するために取り付けられている付属装置を備える頂部が山形のカートン内に入れ られたオレンジ・ジュースのようなジュースが、消費者の間で評判になっている 。 しかし、頂部が山形のカートンは、用途によっては幾つかの制約がある。頂部 が山形のカートンの場合、付属装置および上記付属装置を取り付ける技術が開発 される前は、製品にアクセスするために必要であった、山形の頂部を形成するた めに、非常に大量の材料が無駄になっていた。現在、付属装置が普及したため、 山形の頂部は、カートンの非機能的な飾りでしかない。 従来の容器は、頂部の中央に飲み口とキャップ開口部を備える、平らな上端部 を持っていた。しかし、端部が平らな容器の場合には、他のいくつかの制限があ る。端部が平らな容器の場合には、折り曲げられた端部パネルの隣接縁部に縫目 ができる。これらの縫目のところでは、基板材料である厚紙の縁部が、容器内の 液体製品に直接触れることになる。製品は、上記縁部に浸透し、毛細管現象によ り縁部に吸収され、容器の厚紙の芯に浸み込み、それにより、密封状態が劣化し 、包装がダメになる。さらに、従来の端部が平らな容器の場合には、容器の頂端 部のところの縫目を密封することができなかった。それ故、従来の端部が平らな 容器は、液体は漏らさないけれども、密封することができず、そのため、炭酸飲 料を保存する際に必要な、内部の部屋内での圧力の維持を行うことができない。 さらに、従来の厚紙をベースとする容器内の密封縫い目は、ワイン、オレンジ・ ジュース等のような、酸素に非常に敏感な液体を保存する媒体としては、満足で きるものではない。 頂部フィン縫目の無い容器を形成する場合もう一つの問題が起きるが、この問 題は、山形の頂部を持つカートンの場合に、最も顕著に現れる。ほとんどの場合 、従来の形成、充填および密封カートン包装機械は、頂部が山形でないカートン を高速で生産することができなかった。ある種の機械は、カートンの頂部を平ら に見せるために、山形の頂部を平らにし、密封する。しかしこの方法では、材料 の使用効率は改善されない。 発明の開示 本発明は、容器を形成するための新規な方法および装置を提供することにより 、従来技術の問題を解決する。本発明は、予め定めた輪郭を持つマンドレル上で 、最初に容器の頂端部を形成し、その後で、容器の底端部を充填し、密封するこ とにより上記問題を解決する。 ある観点から見た場合、本発明は、包装機械上で容器を製造するための方法で ある。この方法は、予め定めた輪郭を持つマンドレル上に直立した容器を置くス テップと、頂部パネルを折り曲げるステップと、容器の頂端部を形成するために 、頂部パネルを加熱し、密封するステップとを含む。この方法は、また容器の頂 端部に付属装置を取り付けるステップも含む。 他の観点から見た場合、本発明は、包装機械上で容器を製造するための装置で ある。この装置は、折曲げ装置、加熱装置、プレス装置および取り出し手段を含 む。種々の構成部品が、そこから突出している複数のマンドレルを有する回転マ ンドレル・ホイールの周囲に配置されている。各マンドレルは予め定めた輪郭を 持つ。この装置は、また付属装置を取り付けるための手段を含む。 本発明の主要な目的は、充填し、密封する前に、変則的な頂部を持つ容器の頂 端部を密封するための方法および装置を提供することである。 本発明の他の目的は、予め定めた輪郭を持つマンドレルを使用して、容器の頂 端部を密封するための方法および装置を提供することである。 本発明のさらに他の目的は、頂部が四面体のカートンを製造するための方法お よび装置を提供することである。 本発明のさらに他の目的は、マンドレル・ホイール上で製造中の容器に、付属 装置を取り付けるための方法および装置を提供することである。 本発明を簡単に説明してきたが、当業者であれば、添付の図面を参照しながら 本発明の以下の詳細な説明を読めば、本発明の上記および他の目的、特徴および 利点を理解することができるだろう。 図面の簡単な説明 添付の図面を参照しながら、本発明のいくつかの特徴をさらに詳細に説明する 。 図１は、形成、充填および密封機械の相互作用の斜視図である。 図１Ａは、本発明のマンドレルの斜視図である。 図１Ｂは、本発明の他のマンドレルの斜視図である。 図２Ａは、本発明による充填機械の側面の斜視図である。 図２Ｂは、本発明による充填機械の側面の斜視図である。 図２Ｃは、本発明による充填機械の側面の斜視図である。 図３は、ある時点における、付属装置取り付けステーションの略図である。 図４は、第二の時点における、付属装置取り付けステーションの略図である。 図５は、本発明の加熱ステーションの斜視図である。 図６は、本発明の頂部密封ステーションの斜視図である。 図７は、ある時点における、頂部密封ステーションの折り曲げ装置の斜視図で ある。 図８は、第二の時点における、頂部密封ステーションの折り曲げ装置の斜視図 である。 図９は、本発明により製造した頂部が平らな容器の斜視図である。 図１０は、本発明により製造した頂部が四面体の容器の斜視図である。 図１１は、本発明により製造した容器の外表面に取り付けた、フリップ・キャ ップ付属装置の側面の斜視図である。 図１２は、本発明の付属装置取り付け装置の略図である。 本発明を実施するための最良の形態 本発明は、ミルク、ジュースおよびスープのような、流動性を持つ材料を包装 するために使用する種々の容器を製造するために実行することができる。このよ うな容器は、四面体の頂部または平らな頂部を持つことができ、内容物にアクセ スするためにその上に付属装置を取り付けることができる。 本発明の新規性は、底部を取り付け、上記新規な容器を製造するために、底部 を密封する前に、容器の頂端部を形成し、密封することである。本発明は、単に 底部の代わりに頂部を使用するためのものではない。以下に説明するように、先 に頂端部を密封すると、多くの利点がある。しかし、底部を最初密封する容器の ように、容器をしっかりと確実に密封するには、多くの修正を行わなければなら ない。 図１および図２に示すように、カートン・ブランク４００は、マガジン４０５ から供給される。一方、同時に、図に示すように、正方形の断面を持つ管状の形 で直立する。しかし、八角形または、六角形のような他の形の断面を持つ容器も 、本発明の範囲に含まれる。運搬装置４１５を持つ回転可能なチェーンであって もよい直立装置４１０により、直立したカートン・ブランク４００は、マンドレ ル・ホイール４２５上に設けられたマンドレル４２０上に位置する。上記マンド レルは、（図面において、Ｉで示すこの位置である）直立装置４１０に対向する 位置にすでに移動している。カートン・ブランク４００がマンドレル４２０上に 位置すると、マンドレル・ホイール４２５は、位置IIに到着するまで、反時計方 向に間欠駆動され、その場合、マンドレルは再び停止する。マンドレル・ホイー ルは、通常、包装機械上の最も遅い手順に対応する、予め定めた時間的間隔で移 動するように間欠駆動される。通常、最も遅い手順は、本発明の場合には底部に なるカートンの開放端部の最終的な密封手順である。 位置IIにおいては、マンドレル４２０上に装着されたカートン・ブランク４０ ０の頂端部３２は、中央部分で、好適には、空気圧シリンダであることが好まし いアクチュエータ４３５により制御される折り曲げ装置４３０に対向する。アク チュエータ４３５の力により、折り曲げ装置４３０は、カートン４００の頂端部 セクション３２の方向に移動し、頂端部セクションは、マンドレル４２０から突 出し、それにより、折り曲げ装置４３０のフラップ４３７は、最初に、カートン ４００の頂端部セクション３２内の折り目ラインを折り曲げるか、または「折る 」ために、カートン４００の頂端部セクション３２の方向に、内側に折り曲げら れる。しかし、折り曲げプロセスは、頂部を形成するカートン４００の壁のセク ションの前で中断され、その最後の位置に内側に向けて完全に折り曲げられ、マ ンドレルの弾力により、マンドレル４２０から突出するカートン４００のセクシ ョン３２は、折り曲げ動作の前に位置していた位置に実質的に戻る。 予備折り曲げ動作が終了すると、マンドレル・ホイール４２５は、再び間欠駆 動され、位置IIIで停止する。この位置で、予め折り曲げられたカートン４００ の頂端部セクション３２は、中央部分で加熱装置４４０に対向する。加熱装置４ ４０は、好適には、加熱した空気であることが好ましい、高温ガスを含み、この 高温ガスは、頂端部セクション３２を通って流れ、それに衝突し、それにより、 密封セクションとしての働きをするための頂端部セクション３２のパネルは、基 板上の熱可塑性材料コーティングが柔らかくなる程度に加熱される。軟化温度は 基板上のコーティングにより異なる。このコーティング材料としては、ポリエチ レン（ＰＥ）、ポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）、エチレン・ビニール・ アルコール（ＥＶＯＨ）、ポリプロピレン（ＰＰ）等を使用することができる。 付属装置または完全なキャップ組立体は、付属装置供給部からチューブ４４５ を通して運ぶことができる。付属装置としては、スクリュー・キャップ、フリッ プ・キャップ等を使用することができる。チューブ４４５および加熱装置４４０ は、マンドレル４２０の最も近いところを移動し、頂端部３２のところの開放パ ネルの間の付属装置を案内する。付属装置はマンドレル４２０と係合し、その上 に取り付けられているローブにより、またはマンドレル４２０内の真空装置によ り、その上に一時的に保持される。チューブ４４５は、その後、その上に固定さ れている対応する付属装置を含むマンドレル４２０が、間欠駆動され、位置IVに 回転することができるように、マンドレル４２０に最も近いところから移動する 。 マンドレル４２０を含むマンドレル・ホイール４２５が、位置IIIから位置IV に回転すると、マンドレル４２０から突き出ているカートン４００のセクション ３２は、頂端部セクション３２を折り曲げる折り曲げ装置４６０と接触する。位 置IVにおいては、端部セクションのパネルが一緒に、またそうなっている場合に は、付属装置１１４のフランジに加熱密封される。アクチュエータ４７０により 移動することができる、好適には、空気圧シリンダであることが好ましい、冷却 した圧力密封プレート４６５は、折り曲げられ、密封された頂部セクションに対 して押し付けられ、それにより、容器の頂部が形成される。 図１Ａのマンドレル４２０の突出端部４２１は、図９に示すように、頂部が平 らな容器を形成するために平らにすることができる。別の方法としては、図ＩＢ に示すように、マンドレル４２０の頂部、すなわち、突出端部４２１は、図１０ の容器を形成するために四面体の頂部を持つことができる。当業者であれば、他 の形も本発明の範囲および精神に含まれることを理解することができるだろう。 また、圧力密封プレート４６５は、マンドレル４２０の突出端部の形状または輪 郭と係合するために反対の形を持つ。さらに、容器がそれに取り付けられた付属 装置を持っている場合には、圧力密封プレート４６５は、頂端部３２のプレス作 業中、付属装置を収容するための凹部をその中に持つ。圧力密封プレート４６５ およびマンドレル４２０の突出端部により、上記セクションが一緒に押し付けら れるのと同時に、端部セクション３２の加熱部分を冷却することによって、加熱 面が表面溶融により結合されると、加熱された熱可塑性材料層が軟化し、それに より、漏洩を起こさない頂部を形成するために、頂部を形成するセクションが、 圧縮位置で一緒に保持される。確実によい密封を行うためには、折り曲げた頂部 セクションを数トン程度の十分な力で、相互に押し付けることが重要である。何 故なら、この程度の圧力を掛ければ、密封ゾーン内のプラスチックが十分流動し 、材料の重畳している層が一緒に結合した場合に起こる恐れがある、すべての漏 洩チャンネルを閉鎖するからである。 頂部に圧力が掛けられると、マンドレル・ホイールはもう一度間欠駆動される 。この実施形態の場合には、マンドレル・ホイール４２５は、動作が行われない 位 置Ｖに間欠駆動される。しかし、他の実施形態の場合には、位置Ｖはカートン４ ００の密封された頂端部３２の外表面に、付属装置を取り付けるために使用され る。付属装置の上記取り付けは、金床としてマンドレル４２０を使用して、ホッ トメルト接着または超音波接着により行うことができる。また、この実施形態は 、マンドレル・ホイール４２５の六つの位置への回転を示しているが、当業者で あれば、本発明を実行する場合に、より多くの位置またはより少ない位置を使用 することができることを理解することができるだろう。 位置ＶＩにおいて、部分的に形成されたカートンが、垂直方向に移動すること ができ、その前の部分に、上記の部分的に形成されたカートン４００を掴むため の吸引または把握装置を持つ取り出し装置４７０により、マンドレル４２０から 引き出される。取り出し動作は、吸引または把握ヘッド４８０が、部分的に形成 された容器４００の頂部に接触するまで、アーキテクチャ４７５の助けを借りて 、取り出し装置４７０を立てることにより行われる。取り出し装置４７０は、下 に向かって移動し、部分的に形成された容器４００は、マンドレル４２０から引 き出され、間欠的に移動することができる、チェーン・コンベア４８５上に配置 されている保持装置の間を下降する。上記コンベア・チェーンは、部分的に形成 された容器をマンドレル・ホイール４２５から、形成、充填および密封包装機械 上の他のステーションに移動させる。部分的に形成されたカートンは、予め定め た時間的間隔で、倒置された状態で運ばれる。マンドレル・ホイール４２５は、 供給装置４１０から新しいカートン・ブランク４００を受け取るために、位置Ｖ Ｉのところでの位置Ｉへの取り出し運動が完了した後、間欠駆動される。 図１に示すように、二つまたはそれ以上のマンドレル・ホイール４２５が、同 時にコンベア４８５と関連を持ち、処理するために他のステーションへ送るため に、二つまたはそれ以上の部分的に形成されたカートン４００をコンベア４８５ に取り出す。この動作の場合、二つの充填ステーション、二つの底部密封装置、 必要な場合には、二つの殺菌室（充填ステーションの前に置かれる）のような、 もう一組のすべてのプロセスを下流で行う必要がある。また、コンベアの移動は 、二つの容器の長さだけ間欠駆動されるか、またはコンベア上に同時にもっと多 くの容器が置かれる場合には、コンベアは、その数の容器の長さだけ間欠駆動さ れ る。 各コンベア４８５は保持装置４９０を備える、二本の平行なエンドレス・チェ ーンを含み、それにより二本のチェーン上の中央に、相互に対向して位置する上 記保持装置が、その間に、倒置されたカートン４００が、マンドレル・ホイール ４２５から取り出されたとき、その中に収容できるように設計されたスペース４ ９５を形成する。コンベアの運動は、もちろん、マンドレル・ホイール４２５と 同期して行われ、マンドレル・ホイール４２５から取り出される、新しい部分的 に形成されたカートン４００を受け取るための「新しい」空のスペース４９５を 形成することができる。 図２Ａの実施形態の場合には、部分的に形成されたカートン４００が、コンベ ア４８５に取り出されると、カートン４００は充填が行われる前に殺菌ステーシ ョン４８６で殺菌される。 図２Ｂのもう一つの実施形態は、予備折り曲げおよび充填ステーションの前、 さらには、殺菌ステーションの前に設置されている付属装置取り付け装置を備え ることができる。上記付属装置取り付け装置４８７は、両方の取り付け位置に対 する、ホットメルト、高温の空気、超音波接着等により、頂端部の内表面、また は頂端部の外表面に取り付けることができる。本発明の場合には、付属装置は注 入口、キャップ組立体または容器を切り裂かないでも、容器内の製品にアクセス することができる他の装置の形をしている。 さらに他の実施形態の場合には、部分的に形成されたカートンを、倒置状態で 、底部パネル用の予備折り曲げステーションへ送り、その後で、充填ステーショ ンヘ送ることができる。図２Ｃに示すように、倒置されている、部分的に形成さ れたカートン４００の底端部セクション３０は、上下に運動することができるヨ ーク５１０に取り付けられている折り曲げ装置５０５により予め折り曲げられる 。この折り曲げプロセスの唯一の目的は、包装ブランク上にすでにつけられてい て、容器の底部を密封するための必要な折り曲げパターンを形成するための、折 り目の線のパターンを折り曲げるか、または「折り込む」ことである。 マンドレル・ホイール４２５が間欠駆動され、コンベア４８５を一段階移動さ せた後で、予め折り曲げた倒置の部分的に形成されたカートン４００が、次のス テーションに送られる。図２Ａおよび図２Ｃの場合には、次のステーションは、 充填ステーション５１５であり、そこで充填装置が、開いている底部から、倒置 の部分的に形成されたカートンに製品を充填する。倒置のカートン４００は、持 ち上げ機構により充填チューブ５２０のところで立てることができ、カートンが 充填されるにつれて、次第に下降する。図２Ｂの場合には、次のステーションは 予備折り曲げステーションであり、その後ろに充填ステーション５１５が位置す る。 次に、充填されたカートンは、加熱ステーションに送られ、そこでは底端部セ クション３０が、加熱装置５２５のすぐ下に位置する。加熱装置５２５は、その 内部に複数の孔部を持つ一組のプレートからなり、そのため、加熱された空気が 、主として、相互に密封するための底端部セクション３０のこれらの部分だけに 向けるための、あるパターンに配置されている孔部を通して吹き込まれる。コー ティング層（ＰＥ、ＰＥＴ、ＥＶＯＨ、ＰＰ等）が可塑点まで加熱された後で、 カートン４００は密封セクションに送られ、そこでカートン４００の完成品を形 成するために、底端部セクション３０が最終的に折り曲げられる。カートン４０ ０は、その後、機械から取り出されるか、または倒置された後で取り出され、さ らに、移送または分配される。 図３−図５は、付属装置の周囲で、カートン４００の頂端部パネル３２を加熱 、密封する一つの方法を示す。付属装置１１４は、位置IIIのところで導入され るが、この位置IIIのところでは、頂部セクション３２の加熱も行われる。付属 装置１１４は、図に示すように導入することができ、それによりリニア・アクチ ュエータ５６０が、第一の位置と第二の位置との間でチューブ４４５を駆動する ために接続している。上記第一の位置とは、熱偏向装置５７０を含むチューブ４ ４５の端部５６５が、マンドレル４２０およびマンドレル４２０から延びる頂端 部パネル３２をクリアする位置であり、上記第二の位置とは、チューブ４４５の 端部チューブ５６５が、付属装置１１４が容器４００に固定される位置に対応す るマンドレル４２０の中央部分に非常に近接して位置する位置である。第二の位 置に位置する場合には、付属装置１１４は、空気、重力、真空等により、真空源 （図示せず）に接続している、中央の真空チャンネル５７５の開口部を覆うため に、チューブ４４５を通して移動する。上記真空チャンネル５７５は、マンドレ ル４２０への付属装置の固定を助ける。一方、カートン４００の頂部の付属装置 １１４の周囲は、折り曲げられ、熱により密封される。 図５は頂端部パネル３２の加熱プロセスを示す。この場合、頂端部パネル３２ は、相互に密封される頂端部パネル３２の一部に、加熱ガスを向けるように選択 された位置に、配置された複数の孔部５８５を通して、加熱した空気のような高 温滅菌ガスを供給する加熱システム５８０で加熱される。すでに説明したように 、上記加熱ガスは、付属装置１１４が、カートン４００を密封するための位置に 送られるドウェル時間中に、カートン４００を加熱密封するために使用されるコ ーティング層を可塑化するために、十分高い温度で供給される。好適には、ポリ マ材料で作られていることが好ましい、付属装置１１４は、チューブ４４５およ び熱偏向装置５７０により、加熱ガスから十分保護されている。カートン４００ が位置IIIから位置IVに間欠駆動されると、頂端部パネル３２は、冷却圧力密封 プレート４６５に到着する前に、折り曲げ機構４６０により折り曲げられる。図 ６−８はある実施形態を示す。 図９は、本発明により作った容器の一例を示す。頂部が平らなカートン４００ Ａは、その上に、カートン４００Ａ用のブランク上に形成された、開口部を通し て挿入された付属装置１１４Ａを含む。この開口部は円形であるが、そこを通し て付属装置が挿入できるのであれば、開口部の形は、正方形、八角形等の他の形 のものであってもよい。さらに、頂部セクション３２Ａの外表面上に、付属装置 １１４Ａを取り付けることができる開口部の代わりに、ブランク内に孔部を形成 することもできる。図１０は、本発明により作ったカートンの他の例である。図 １０においては、頂部が四面体のカートン４００Ｂは、その上に付属装置１１４ Ｂを備える。付属装置１１４Ｂは、また開口部を通して取り付けることもできる し、また、外表面に取り付けることもできる。 図１１に示すように、フリップ・キャップ付属装置１１４Ｃは、カートン４０ ０の頂端部３２の外表面３２Ａに取り付けられる。フリップ・キャップ付属装置 １１４Ｃは、ホットメルト、高温の空気、超音波接着等により取り付けることが できる。カートン４００は、製品にアクセスすることができるように、付属装置 １１４Ｃの取り付け位置に配置された、孔部４０７を備えることができる。フリ ップ・キャップ付属装置１１４Ｃは、外表面３２Ａに取り付けるためのフランジ ６０４を有する。この図では、孔部４０７は、頂端部セクション３２の内表面３ ２Ｂの段差を持っているが、他の実施形態は、外表面３２Ａ上に孔部を持つこと もできるし、カートン４００の内部が外気に触れないようにするための手段とし て、アルミニウムからなる薄膜を持つこともできる。 図１２は、他の付属装置の取り付け手段を示す。付属装置取り付けステーショ ン６００は、マンドレル・ホイール４２５の下流であって、充填ステーションお よび殺菌ステーションの前に設置されている。倒置されている部分的に形成され たカートン４００は、ステーション６００に間欠駆動され、ローブ６０５を備え る金床６０２は、その上に取り付けた付属装置１１４Ｄを有する。金床６０２は 、底端部セクション３０のところの開口部３１を通して、カートン４００の内部 に導入される。金床６０２は、カートン４００の頂端部セクション３２内の開口 部を通して、付属装置１１４Ｄを挿入する。付属装置１１４Ｄのフランジ６０４ は、カートン４００の頂端部セクション３２の内表面３２Ｂと係合する。金床６ ０２の運動と同期して、超音波ホーン６０６が頂端部セクション３２の外部３２ Ａから、金床６０２の方向に接近する。上記ホーン６０６は、その上に付属装置 １１４Ｄを備える金床６０２と係合し、それにより付属装置１１４Ｄのフランジ ６０４を頂端部セクション３２の内表面３２Ｂに接着する。金床６０２およびホ ーン６０６は切り放され、金床６０２はカートン４００から上に向かって移動し 、カートン４００は次のステーションに対して間欠駆動される。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ) ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ， ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，Ｄ Ｋ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ， ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，Ｌ Ｖ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ， ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，Ｕ Ｓ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＷ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 1. 複数の頂部パネルが、その周囲に付属装置を設置するために、その内部に 開口部を持ち、各パネルが内表面および外表面を持つ場合に、形成、充填および 密封包装機械上で、複数の側部パネルと、複数の頂部パネルにより形成された頂 端部と、複数の底部パネルにより形成された底端部を持つカートンをブランクか ら製造する方法であって、 カートン・ブランクを直立させるステップと、 マンドレル・ホイールの周囲に配置された複数のステーションに、本体および 予め定めた輪郭を持つ突出端部とを持ち、前記突出端部に対向する一方の端部上 で前記マンドレル・ホイールに取り付けられていて、付属装置を前記突出端部上 に保持する手段を持ち、複数の頂部パネルが前記突出端部から延びている、マン ドレルを一時的に位置させるために、固定軸を中心にして回転するマンドレル・ ホイールから外側に突出するマンドレル上に直立カートン・ブランクを置くステ ップと、 側部パネルから頂部パネルを分離している複数の折れ目線に沿って複数の頂部 パネルを折り曲げるステップと、 前記突出端部に付属装置を取り付けるステップと、 前記マンドレルの突出端部に、注入口と外表面と内表面とを持つフランジを含 む、付属装置を取り付けるステップと、 加熱ステーションで、複数の頂部パネルと、前記フランジの外表面とを加熱す るステップと、 前記容器の頂端部が前記突出端部の輪郭と一致する場合に、前記複数の前記カ ートンの頂端部を形成している各頂部パネルを各隣接頂部パネルに前記加熱ステ ーションの後の密封ステーションで密封し、同時に前記複数の頂部パネルの少な くとも一つに、前記付属装置の外部フランジを密封するステップとを含む方法。 2. 請求項１に記載の方法において、さらに、少なくとも一つの前記頂部パネ ルへ、前記付属装置を取り付けた後で、さらに処理を行うために前記カートンを コンベア上に取り出すステップを含む方法。 3. 請求項１に記載の方法において、前記カートンの前記頂端部がほぼ平らな 方法。 4. 請求項１に記載の方法において、前記カートンの前記頂端部が四面体であ る方法。 5. 請求項１に記載の方法において、真空により、前記マンドレルの突出端部 上に保持されている前記付属装置を前記マンドレルと係合させるために、チュー ブから供給するステップを含む方法。 6. 請求項１に記載の方法において、前記カートンが、必要な製品で充填され 、前記カートンの底部が密封される方法。 7. 請求項１に記載の方法において、前記カートンが、ポリエチレン、ポリエ チレン・テレフタレート、ポリプロピレンおよびエチレン・ビニール・アルコー ルからなるグループから選択された材料で内表面および外表面の両方がコーティ ングされているボール紙材料からなる方法。 8. 請求項１に記載の方法において、前記付属装置が、フリップ・キャップ、 スクリュー・キャップ、押し込みキャップおよびプルタブ・キャップからなるグ ループから選択される方法。 9. 複数の頂部パネルが、そこを通して付属装置を設置するために、その内部 に開口部を持ち、前記各パネルが内表面および外表面を持つ場合に、形成、充填 および密封包装機械上で、複数の側部パネルと、複数の頂部パネルにより形成さ れた頂端部と、複数の底部パネルにより形成された底端部を持つカートンをブラ ンクから製造する方法であって、 カートン・ブランクを直立させるステップと、 マンドレル・ホイールの周囲に配置された複数のステーションに、本体および 予め定めた輪郭を持つ突出端部とを持ち、前記突出端部に対向する一方の端部上 で、前記マンドレル・ホイールに取り付けられていて、付属装置を前記突出端部 上に保持する手段を持ち、複数の頂部パネルが前記突出端部から延びている、マ ンドレルを一時的に位置させるために、固定軸を中心にして回転するマンドレル ・ホイールから外側に突出するマンドレル上に直立カートン・ブランクを置くス テップと、 複数の各頂部パネルを加熱ステーションで加熱するステップと、 前記容器の頂端部が、前記突出端部の輪郭と一致する場合に、前記複数の前記 カートンの頂端部を形成している複数の各頂部パネルを各隣接頂部パネルに密封 するステップと、 付属装置を前記マンドレル・ホイール上に配置された付属装置取り付けステー ションに供給するステップと、 前記カートンが、前記付属装置取り付け装置のマンドレル上に位置している間 に、前記付属装置の前記フランジの内表面を前記複数の頂部パネルの少なくとも 一つの外表面に取り付けることにより、前記開口部の周囲で、前記カートンに前 記付属装置を取り付けるステップとを含む方法。 10．複数の頂部パネルが、そこを通して付属装置を設置するために、その内部 に開口部を持ち、前記各パネルが内表面および外表面を持つ場合に、形成、充填 および密封包装機械上で、複数の側部パネルと、複数の頂部パネルにより形成さ れた頂端部と、複数の底部パネルにより形成された底端部を持つカートンをブラ ンクから製造する方法であって、 カートン・ブランクを直立させるステップと、 マンドレル・ホイールの周囲に配置された複数のステーションに、本体および 予め定めた輪郭を持ち、前記マンドレル・ホイールに取り付けられた前記マンド レルの端部に対向する突出端部とを持ち、付属装置を前記突出端部上に一時的に 保持する手段を持ち、複数の頂部パネルが前記突出端部から延びている、マンド レルを一時的に位置させるために、固定軸を中心にして回転するマンドレル・ホ イールから外側に突出するマンドレル上に前記直立したカートン・ブランクを置 くステップと、 複数の各頂部パネルを加熱ステーションで加熱するステップと、 前記容器の頂端部が、前記突出端部の輪郭と一致する場合に、前記カートンの 頂端部を形成している複数の各頂部パネルを各隣接頂部パネルに密封するステッ プと、 コンベア上に前記カートンを置くために、前記マンドレルから前記カートンを 取り出すステップと、 金床に付属装置を供給するステップと、 前記マンドレルから前記カートンを取り出した後で、前記カートンに、その上 に付属装置を有する前記金床を開いている底端部を通して前記カートンの内部に 導入し、前記付属装置の前記フランジの外表面を複数の頂部パネルの少なくとも 一つの内表面に超音波により接着させることにより、前記カートンに取り付けた 前記付属装置を取り付けるステップとを含む方法。 11．形成、充填および密封包装機械上で、複数の側部パネルと、複数の頂部パ ネルにより形成された頂端部と、複数の底部パネルにより形成された底端部を持 つ容器を製造する装置であって、 固定軸を中心にして回転する前記マンドレル・ホイールから外側に突出してい て、本体と、前記マンドレル・ホイールに取り付けられている前記マンドレルの 端部に対向し、予め定めた輪郭をもつ突出端部を持つ少なくとも一つのマンドレ ルと、 前記部分的に形成された容器の底端部が、前記マンドレル・ホイールの近くに 位置し、前記部分的に形成された容器の頂端部が、前記マンドレルから突出して いる状態で、前記マンドレル上に直立している、部分的に形成された容器を置く ために容器を押す装置と、 前記部分的に形成された容器の側部パネルから前記頂部パネルを分離している 複数の折り目線を折るため、前記部分的に形成された容器の頂部パネルを折り曲 げるために、前記マンドレル・ホイールの回転に沿って配置されている折り曲げ 装置と、 前記部分的に形成された容器の頂部パネルを加熱するために、前記マンドレル ・ホイールの回転に沿って前記折り曲げ装置の後に配置されている加熱装置と、 付属装置を前記部分的に形成された容器に取り付けるための手段と、 前記部分的に形成された容器の頂端部が、前記マンドレルの突出端部の予め定 めた輪郭と一致する場合に、複数の前記各頂部パネルを隣接する各頂部パネルに 密封するために、前記マンドレル・ホイールの回転に沿って配置されていて、前 記マンドレルの前記突出端部に近づく方向に、また遠ざかる方向に往復運動する ことができるプレス装置と、 前記マンドレルから前記部分的に形成された容器を取り出すための手段とを備 える装置。 12．請求項１１に記載の装置において、前記取り付け手段が、付属装置源から 前記マンドレルへ、前記突出端部のところで、真空により前記マンドレル上に保 持されている、付属装置を送るためのチューブである装置。 13．請求項１１に記載の装置において、前記部分的に形成された容器の頂部の 外表面に、前記付属装置を取り付けるための前記取り付け手段が、前記プレス装 置の後に設置されている装置。 14．請求項１１に記載の装置において、前記取り付け手段が、取り出し手段の 後、および前記充填ステーションの前に設置されている装置。 15．請求項１４に記載の装置において、前記取り付け手段が、前記部分的に形 成された容器に、前記付属装置を接着するための超音波接着装置である装置。 16．請求項１５に記載の装置において、前記超音波接着装置が、その上に付属 装置を取り付けるためのローブを有する金床と、前記金床に対向する音波発生源 （ｓｏｎｏｔｒｏｄｅ）を備え、それにより、付属装置を囲み、前記部分的に形 成された容器に付属装置を接着するために、前記部分的に形成された容器の外部 から音波発生源が接近するときに、前記部分的に形成された容器の頂端部内の開 口部を通して付属装置を挿入するために、前記金床が、前記部分的に形成された 容器の開いている底部を通してその内部に導入される装置。 17．請求項１１に記載の装置において、前記突出端部が、頂部が四面体のカー トンの予め定めた輪郭を持つ装置。 18．請求項１１に記載の装置において、前記突出端部が、頂部が平らなカート ンの予め定めた輪郭を持つ装置。 19．請求項１１に記載の装置において、前記プレス装置が、複数の各頂部パネ ルを隣接する各頂部パネルに密封している間、前記付属装置を収容するための凹 部を持つ装置。 20．請求項１１に記載の装置において、前記取り出し手段が、前記マンドレル から前記部分的に形成された容器を引き出すための把握装置である装置。 21．請求項１１に記載の装置において、さらに、前記包装機械上の充填ステー ションの後に位置している底部密封装置を備える装置。