JP2002510201A - 殺有害生物剤スクリーニング系 - Google Patents

殺有害生物剤スクリーニング系

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、植物栽培および殺有害生物剤スクリーニングの分野にある。特に、本発明は、殺有害生物剤スクリーニングプログラム内で無性繁殖植物を試験するための迅速且つ容易な系に関する。本発明はさらに、ある母植物からの植物を無性繁殖させ、そして所望の試験操作を実行するために必要なすべての素子を包含する迅速検定キットに関する。

Description

【発明の詳細な説明】 殺有害生物剤スクリーニング系 本発明は、植物栽培および殺有害生物剤スクリーニングの分野にある。特に、 本発明は、殺有害生物剤スクリーニングプログラムにより無性繁殖植物を試験す るための迅速且つ容易な系に関する。本発明はさらに、特定の母植物からの植物 を無性繁殖させ、そして所望の試験操作を実行するために必要なすべての素子を 包含する迅速検定キットに関する。 現今、ほとんどの殺有害生物剤スクリーンは、植物種子から繁殖される全植物 を用いて、または植物組織培養物質を用いて操作される。例えば、今日、農業に 用いられるほとんどの一般的雑草制御技術は、除草剤による制御である。したが って、除草剤の分野では、雑草が除草剤に対して「耐性」であるか否か、または 除草剤の性能に影響を及ぼす(低減する)何らかの「その他の」因子が関与する か否かを迅速に確定し得るための除草剤耐性に関して雑草植物をスクリーニング するのに利用可能な検定系を有する必要がある。このような「その他の」因子に は、除草剤効力が低減されるように植物に影響を及ぼす環境条件が含まれ得る。 除草剤性能における観察された低減が耐性特徴により引き起こされるかまたは 前記のようなその他の因子に関係するかどうかを決定し得るためには、推定上「 耐性」の雑草植物をかなり詳細に検査すべきである。その除草剤耐性状態に関し て雑草を試験するために利用可能な技術の今日の状態は全く不十分で、時間を要 する。今日利用可能な検定を以下に示す: (1)種子収集−目下、操作に「最も広範に」用いられる系 。この系は、耐性であると想像される雑草からの種子を採集し、次に収集した種 子から発芽させた植物(土壌を含有する鉢で生育)をスクリーニング(除草剤噴 霧)することを包含する。この検定に関連した問題を以下に挙げる: (a)耐性であると推測される植物は直接試験されず、除草剤耐性特徴に関 して遺伝的に異なるかもしれないそれらの子孫が試験される。 (b)除草剤に敏感(感受性)である種子も、除草剤適用に発芽した植物 から知らずに採集され、したがって試験結果を混乱させ得る。 (c)種子の休眠状態がしばしば問題である。少なくとも70%の発芽が認 められない場合には、発芽種子からの被験植物が耐性に関して全種子採集物を代 表するか否かは分からない。 (d)雑草を試験するために要する時間は、種子が採集された数ヶ月後かかる ことがあり、したがって、農夫は次の時季の除草剤の予算を計画する前に雑草の 耐性状態に関する答えを持っていない。 (2)野外試験再噴霧−この系は主として、オーストラリアでの小規模除草剤 野外試験である。それは、(除草剤耐性が疑われた後)その時季の内に野外で除 草剤を用いる再噴霧計画により小規模除草剤野外試験を実施することを包含する 。この試験に関連した問題を以下に挙げる: (a)試験は、結果に影響を及ぼし得る環境条件を施される。 (b)それらは仕事および時間集約的である。 (c)実験誤差が試験の実施および解釈に際して起こり得る。 (d)雑草成長段階は、より高い除草剤の割合でさえ遅すぎることがある。 (3)寒天試験−本系では、ペトリ皿中の除草剤を含有する寒天上で種子を発 芽させる。この試験に関連した問題、ならびに試験1に関連した問題を以下に挙 げる: (a)どの除草剤でも本系に用い得るとは限らない。 (b)結果の解釈がしばしば難しい。 試験1および2は、付随する欠点を有するけれども、野外操作と同様に噴霧す る除草剤を利用する。 さらに、野外採集雑草の除草剤耐性試験のための特定の生化学的または分子的 技術を用いる、利用可能な試験がある。これらの試験は、使用可能な、装備の十 分な実験室によっている。これらの試験を大規模除草剤耐性試験に適切でないも のにするさらに別の欠点は、それらが1つの特定の耐性メカニズムに関して試験 することである。しかしながら、遺伝的多様性のために、雑草(単一フィールド 内でさえ)は、1つより多い除草剤耐性を付与するメカニズムを保有し得る。さ らに、単一植物内でさえ、多数のメカニズムが存在し得る。 したがって、一般に、除草剤耐性に関する雑草集団の試験は、まさに野外にお いてなされるように、除草剤を噴霧することによってのみ正確に実施し得る。こ れは、噴霧だけが、既知のおよびおそらくは未知の両方の除草剤耐性の考え得る すべてのメカニズムを説明するためである。 同様の問題は、殺真菌剤および殺昆虫剤の分野でも広がっている。ここでは、 作物または非作物植物により示される耐性表現型が耐性特徴によるものかまたは 何らかの「その他の」因子により引き起こされたのかを決定するのがしばしば難 しい。これは特に、特定の耐性特徴で形質転換されたトランスジェニック植物に 当てはまる。この場合、観察された耐性表現型が真の形質転換体を示すと思われ るか否かに関する迅速且つ信頼できる決定が、しばしば望ましい。 さらに、殺有害生物剤で作物植物を処理すると、望ましくない植物の損傷を生 じ得る。このような場合、観察された損傷が殺有害生物剤作用によって引き起こ されたのか、あるいは作物植物の性能に影響を及ぼす何らかの「その他の因子」 、例えば殺有害生物剤製剤の汚染または植物傷害性物質を含有する土壌等が含ま れていたのかを知ることは非常に望ましい。 前記に略記した問題を考慮して、信頼できる結果をもたらすが、しかし当業界 で今日利用可能な系の多数の欠点には遭遇せず、したがって殺有害生物剤スクリ ーニングプログラム内で適切に用いることができる試験計画のための迅速且つ容 易な系を提供することが本発明の主な目的の1つである。この目的は、意外にも 、当業界で周知の技術を適用することにより満たすことができた。 したがって、以下の: (a)母植物、好ましくはトランスジェニック植物、しかし特に雑草または 作物植物からの子孫植物(単数または複数)を、カルス相を経ずに、あるいは細 胞またはプロトプラスト培養を伴わずに無性繁殖させ; (b)そのようにして得られた子孫植物を植物スクリーニングプログラムに 組み入れ;そして (c)子孫植物の成長をモニターする 工程から成る子孫植物を試験するための試験系を提供することが本発明の主な目 的である。 本発明の好ましい実施態様では、繁殖工程は、以下の: (a)セグメントが全体の且つ形態学的に正常な植物に直接再生し得るよう に、母植物、好ましくはトランスジェニック植物、しかし特に雑草または作物植 物から短いセグメント、好ましくは多量 の活発に分裂中の細胞を含有する領域、最も好ましくは分裂組織細胞を包含する 領域を切断し; (b)前記の切断セグメントを適切な固定物質に移し;そして (c)カルス相を経ずに、あるいは細胞またはプロトプラスト培養を伴わず に、前記の転移セグメントを全体の且つ形態的に正常な植物に再生させる ことにより成し遂げられる。 本発明のさらに別の好ましい実施態様では、切断植物セグメントは短い根およ び新条断片を包含する。 本発明の試験系は、好ましくは高スループットフォーマット内で用いられる。 本発明はさらに、以下の: (a)セグメントが全体の且つ形態学的に正常な植物に直接再生し得るよう に、母植物、好ましくはトランスジェニック植物、しかし特に雑草または作物植 物から短いセグメントを切断し; (b)前記のセグメントを既知の濃度(単数または複数)の殺有害生物剤含 有溶液中に浸し; (c)そのように処理した植物移植片を適切な固定物質に移し; (d)カルス相を経ずに、あるいは細胞またはプロトプラスト培養を伴わず に、前記の移植片を全体の且つ形態的に正常な植物に再生させ;そして (e)子孫植物の成長をモニターする ことから成る試験系を包含する。 本発明のさらに別の目的は、さらなる検査のために殺有害生物剤での処理後に 興味深い特徴または特性を示す植物を救済する方法であって、以下の: (a)処理済み母植物、好ましくはトランスジェニック植物、しかし特に雑 草または作物植物からの子孫植物(単数または複数)を、カルス相を経ずに、あ るいは細胞またはプロトプラスト培養を伴わずに無性繁殖させ; (b)そのようにして得られた子孫植物を植物スクリーニングプログラムに 組み入れ;そして (c)子孫植物の成長をモニターする 工程から成る方法を提供することが本発明のさらに別の目的である。 本発明の好ましい実施態様では、繁殖工程は、以下の: (a)セグメントが全体の且つ形態学的に正常な植物に直接再生し得るよう に、処理済み母植物から短いセグメントを切断し; (b)前記の切断セグメントを適切な固定物質に移し;そして (c)カルス相を経ずに、あるいは細胞またはプロトプラスト培養を伴わず に、前記の転移セグメントを全体の且つ形態的に正常な植物に再生させる ことにより成し遂げられる。 本発明はさらに、以下の: (a)セグメントが全体の且つ形態学的に正常な植物に直接再生し得るよう に、処理済み母植物、好ましくはトランスジェニック植物、しかし特に雑草また は作物植物から短いセグメントを切断し; (b)前記のセグメントを既知の濃度(単数または複数)の殺有害生物剤含 有溶液、好ましくは除草剤、殺昆虫剤および殺真菌剤から成る群から選択される 殺有害生物剤を含有する溶液中に浸し; (c)そのように処理した植物移植片を適切な固定物質に移し; (d)カルス相を経ずに、あるいは細胞またはプロトプラスト培養を伴わず に、前記の移植片を全体の且つ形態的に正常な植物に再生させ;そして (e)子孫植物の成長をモニターする 工程から成る方法を包含する。 植物に観察される耐性表現型が耐性特徴によるものであるかまたはその他の因 子により引き起こされたものかを確定するための方法であって、以下の: (a)表現型的耐性植物、好ましくはトランスジェニック植物、しかし特に 雑草または作物植物を採集し; (b)前記の植物からの子孫植物(単数または複数)を、カルス相を経ずに 、あるいは細胞またはプロトプラスト培養を伴わずに無性繁殖させ; (c)そのようにして得られた子孫植物を植物スクリーニングプログラムに 組み入れ;そして (d)子孫植物の成長をモニターする 工程、あるいは (a)表現型的耐性植物、好ましくはトランスジェニック植物、しかし特に 雑草または作物植物を採集し; (b)セグメントが全体の且つ形態学的に正常な植物に直接再生し得るよう に、前記の植物から短いセグメントを切断し; (c)前記のセグメントを既知の濃度(単数または複数)の殺有害生物剤含 有溶液、好ましくは除草剤、殺昆虫剤および殺真菌剤から成る群から選択される 殺有害生物剤を含有する溶液中に浸し; (d)そのように処理した植物移植片を適切な固定物質に移し; (e)カルス相を経ずに、あるいは細胞またはプロトプラスト 培養を伴わずに、前記の移植片を全体の且つ形態的に正常な植物に再生させ;そ して (f)子孫植物の成長をモニターする 工程から成る方法も、本発明に包含される。 さらなる検査のために殺有害生物剤で処理後に興味深い特徴または特性を示す 植物を救済するための本明細書中に記載したような試験系の使用も、本発明に包 含される。 さらに、植物に観察される耐性表現型が耐性特徴によるものであるかまたはそ の他の因子により引き起こされたものかを確定するための本発明の試験系の使用 も、本発明に包含される。 本発明のさらに別の実施態様は、本発明の試験系を実行するために必要なすべ ての用具を包含するすぐに使用できるフォーマットの試験キットを包含する。 特に、本発明は、母植物から無性繁殖させた子孫植物を試験するための迅速且 つ容易な系を提供する。試験される子孫植物は、好ましくはセグメントが全体の および形態学的に正常な植物に直接再生し得る母植物から短いセグメントを切断 することにより、母植物から無性繁殖される。本発明の範囲内で好ましいのは、 多量の活発に分裂中の細胞を含有する領域を包含する植物セグメントである。特 に好ましいのは、多量の分裂組織細胞を含有する1以上の領域を包含する植物セ グメント、例えば短い根および茎を含む単子葉植物の基本セグメント、または短 い地上節部分を包含する広葉(双子葉)植物のセグメントである。根茎植物では 、根を含有する短い根茎セグメントを包含するセグメントが好ましい。 全体植物を再生するために用いられるセグメントの最小サイズは、前記のセグ メントに含入される分裂組織領域が、完全な且つ形態学的に正常な植物を再生す るその能力を保持するに十分に完全であ るようなサイズである。植物の再生および発育をスピードアップするためには、 母植物から切り取った植物セグメントが短い根または新条断片をなお含有する場 合には有利であることがある。 植物からセグメントを切断するには特別な設備は必要ない。大体において、そ の目的にはあらゆる家庭用切断用具を用い得る。用具は、汚染の可能性を増大す る、植物組織に対する重篤な損傷を回避できるように構成されるべきである。し たがって、好ましいのは、清浄で鋭利な鋏あるいは鋭利なナイフまたはメスであ る。本発明に用いられる切断用具は、好ましくは、植物間の疾病伝染を最小限に するために例えば清浄な水道水または蒸留水ですすぐことにより、使用する前に 清浄化する。 そのようにして得られた植物セグメントを次に、適切な植物固定物質、例えば 植物栽培に一般に用いられる培地、または植物移植片の発育および成長を維持す る任意のその他の適切な植物固定物質に移す。培地を用いる場合、屋外汚染物質 による培地の汚染を回避するよう用心すべきである。例えば、植物物質は、5% 〜10%クロロックス(Clorox)溶液で約5〜10分間インキュベートし、好ま しくはその後滅菌蒸留水で数回洗浄することにより、その使用前に表面滅菌され 得る。例えばバーミキュライト、パーライトまたはプラスチックビーズのような 不活性植物固定物質が用いられる場合、正常な植物の成長および発育を維持する ために、植物発育および成長の支持および促進剤は、植物移植片が容易に入手で きるような風に、植物に提供されるべきである。本発明の範囲内で用いられ得る すぐに使用できる栄養溶液は市販されており、植物栽培業者には周知である。例 えば、完全な市販肥料の形態の栄養が、本発明の目的のために適合される。いか なる完全可溶性肥料またはN:P:K可溶性肥料も、実験の持続期間が滅多に1 ヶ月より多くならないため 、十分である。植物移植片の根および新条形成を刺激し、本発明の目的のために 適切に用い得る植物促進剤は、当業者には周知であり、その例としては、例えば 根および若枝刺激のために組織培養に広く用いられるホルモンである、GA3、 NAAおよび6BAPが挙げられる。 最も初期のそして最も便利な実施態様では、植物セグメントは任意に付加的肥 料を含有し得るあらゆる一般的鉢植用土壌に、または野外の土壌にさえ移すこと ができる。実験は、スズメノテッポウ類(Alopecurus myosuroides)移植片が、 バーミキュライト、砂およびローム中で等しく良好に成長したことを示した。野 外土壌では、植物セグメントにとって必要な場合に潅厩することが必要であるだ けで余分の肥料は必要でない。屋外汚染物質による汚染を回避するために、その 使用前に土壌を滅菌することは有益である。これは、例えば加熱といった従来の 手段を、好ましくは高圧と組合せて適用することによりすることができる。 次に、全体的な且つ完全に発育した植物の再生を可能にする条件下で、植物移 植片を栽培する。最適結果は、温度制御温室または成長小室内で標準化条件下で 前記の移植片を栽培することにより得られるものである。標準化栽培条件は植物 発育および成長をスピードアップするために好ましいが、しかし本発明の方法を 操作するために先要であるとは限らない。植物栽培は、再生される移植片のため の供給源として用いられる植物種によって、12℃〜28℃の範囲の温度で実行 し得る。好ましいのは、15℃〜25℃の範囲の成長温度である。しかしながら 、結果を得る速度が重要でない場合には、移植片は屋外でも育て得る。温度が低 いということは、殺有害生物剤効果が遅くなるということを意味し、高温が一般 的である場合には、適切な水分レベルが保持されねばならない。 植物の栽培および再生の分野で経験を積んだ人は、使用する植物種によって、 それぞれの植物種の特定の要件を満たすためには一般的表現で前記に略記した手 法の特定の適合が必要であることを確実に認めるだろう。植物の規則正しい成長 および発育を保証するために取られる特定の手段は、当業者には周知である。 予め切り出された植物移植片から発育させた再生苗を次に、一般的に適用され る任意の殺有害生物剤スクリーニングプログラムに組み入れ得る。本発明の系の 簡易性および容易性のために、植物セグメントの切断とスクリーニングプログラ ムに組み入れられるようになる前記のセグメントから再生された植物の原則利用 可能性との時間範囲は非常に短い。関与する植物種によって、それは約1日〜約 12週間、好ましくは5日〜約10週間、さらに好ましくは約7日〜約5週間、 そして最も好ましくは約9日〜約14日である。 再生植物に適用されるスクリーニング検定は、解答されるべき根元的質問によ って変わり得る。質問が、例えば除草剤耐性問題に関する場合には、苗に噴霧プ ログラムを施す。前記の固定物質の1つの中におかれた苗を含有する鉢は、何ら 予備手段を取る必要なく、試験される除草剤を用いて噴霧小室中で噴霧し得る。 本発明の試験系内で試験され得る除草剤としては、2 4−D、2 4−DB 、アセトクロール、アシフルオルフェン、アラクロール、アメトリン、アミドス ルフロン、アミトロール、アトラジン、アジプロトリン、BAYFOE5043 、ベンスルフロン、ベンタゾン、ビフェノックス、ブロモフェノキシム、ブロモ キシニル、ブチレート、クロルブロムロン、クロリダゾン、クロリダゾーン、ク ロリムロン−エチル、クロルスルフロン、クロルトルロン、シノスルフロン、ク レトジム、クロジナフォップ(任意にクロキントセットと組合せる)、クロマゾ ン、クロピラリッド、クロランスラム、 シアナジン、シクロエート、シクロキシジム、デスメジファム、デスメトリン、 ジカンバ、ジクロフォップ、ジフェンゾクアット、ジフルフェニカン、ジフルフ ェンゾピル、ジメタクロル、ジメタメトリン、ジメテンアミドおよびそのS−エ ナンチオマー、ジプロペルトリン、ジクアット、ジウロン、DTPA NaFE 、EDDHA NaFe、エンドタール、EPTC、エタルフラリン、エタメト スルフロン、エトフメセート、フェンクロリム、フェノキサプロップ、フラムプ ロップ、フルアジフォップ、フルメトスラム、フルオメツロン、フルオルクロリ ドン、フルオキシピル、フルチアセット−メチル、ホルメサフェン、グルフォシ ネート、グリフォセート、ハロスルフロン、ハロキシフォップ、イマザメタベン ズ、イマザピル、イマザクイン、イマゼタピル、イオキシニル、イソプロツロン 、カルブチレート、ラクトフェン、レナシル、リヌロン、MCPA、メタミトロ ン、メタベンズチアズロン、メトブロムロン、メトラクロールおよび任意にベノ キサコルまたはオキシム緩和剤と組合せるそのS−エナンチオマー、メトスラム 、メトクスロン、メトリブジン、メトリブジン、メトスルフロン−メチル、モリ ネート、ニコスルフロン、ノルフルラゾン、オキサベトリニル、オキサスルフロ ン、パラクアット、ペブレート、ペンジメタリン、フェンメジファム、ピクロラ ム、ピペロフォス、プレチラクロル、プリミスルフロン、プロジアミン、プロメ トン、プロメトリン、プロパクロル、プロパニル、プロパキザフォップ、プロパ ジン、プロスルフロン、ピリデート、ピリチオバック、キンメラック、キザロフ ォップ、リムスルフロン、セトキシジム、シマジン、シメトリン、スルコトリオ ン、スルフォメツロン−メチル、スルフォセート、テブタム、テルバシル、テル ブメトン、テルブメトン、テルブチルアジン、テルブトリン、チアザフルロン、 チアザフルロン、チフェンスルフロン、 トラルコキシジム、トリアルレート、トリアスルフロン、トリベヌロン−メチル 、トリフルラリンおよびトリネキサパック−エチルが含まれるが、これらに限定 されない。2以上の前記の除草剤の既知の混合物ならびにそれと緩和剤との既知 の混合物も本発明の試験系に用い得ると解される。多数のこのような混合物は、 特に特許文献から既知である。 本発明の試験系はどの点においても除草剤領域に限定されないが、しかし殺昆 虫剤および殺真菌剤耐性、病原体耐性等を含めた耐性に関して無性繁殖させた植 物を試験するための迅速且つ信頼できるが必要である場合に用い得ると解すべき である。 本発明の試験系が用いられる領域によって、前記の系をおそらくは適用し得る 標的植物は変わり得る。除草剤領域では、主な焦点は、本明細書中に前記したよ うな除草剤耐性症状に関して雑草植物を試験することにあると考えられる。 本発明の試験系の範囲内で除草剤耐性に関して適切にスクリーニングされ得る 雑草植物としては、Echinochloa crus-galli(イヌビエ)、Setaria vericillat a(ブリストリイフォックステイル)、Opuntia種(ウチワサボテン)、Bromus t ectorum(ダウニーブロム)、Festuca arundinacea(ウシノケグサ)、Digitali s purpurea(キツネノテブクロ)、Hordeum jubatum(フォックステイルオオム ギ)、Setaria faberi(ジャイアントフォックステイル)、Setaria viridis( エノコログサ)、Digitaria sanguinalis(ヒメシバ)、Sorghastrum nutans( インディアングラス)、Sorghum halepense(セイバンモロコシ)、Polygonum a viculare(ミチヤナギ)、Polygonum persicaria(ハルタデ)、Alopecurus pra tensis(オオスズメノテッポウ)、Dactylis glomerata(カモガヤ)、Polygonu m pensylvanicum(ペンシルバニアタデ)、Thalspi arvens e(グンバイナズナ)、Amaranthus種(ヒユ)、Amaranthus spinosus(トゲヒユ )、Amaranthus blitoides(匍蔔性ヒユ)、Euphorbia種(匍蔔性トウダイグサ )、Agropyron repens(ヒメカモジグサ)、Amaranthus palmeri(アカネヒユ) 、Agrostis alba(コヌカグサ)、Phalaris arundinacea(クサヨシ)、Juncus 種(イグサ)、Sorghum bicolor(シャッターモロコシ/野生モロコシ)、Bromu s inermis(コスズメノチャヒキ)、Digitaria ischaemum(スムーズクラブグラ ス)、Amaranthus hybridus(スムーズヒユ)、Amaranthus hybridus/retrofle xus(スムーズ/アカネヒユ)、Polygonum coccineum(湿地性タデ)、Panicum virgatum(スイッチグラス)、Amaranthus tuberculatus(トールウォーターヘ ンプ)、Campsis radicans(アメリカノウゼンカズラ)、Amaranthus albus(タ ンブルアカザ)、Hibiscus trionum(ベニスゼニアオイ)、Parthenocissus qui nquefolia(アメリカヅタ)、Lepidium virginicum(バージニアコショウソウ) 、Calle palustirs(スイレン)、Ellisia nyctelea(ウォーターポッド)、Tri folium repense(シロツメクサ)、Polygonum convolvulus(ソバ)、Vitis種( ヤマブドウ)、Panicum miliaceum(ワイルドプロソミレット)、Panicum capil lare(キビ)、Setaria lutescens(イエローフォックステイル)、Cyperus esc ulentus(キイロハマスゲ)、Trifolium agrarium(キバナツメクサ)、Yucca g lauca(ユッカ)、Aegilops(タルホコムギ)種、Agropyron(カモジグサ)種、 Allium(ネギ)種、Alopecurus(スズメノテッポウ)種、Avena(カラスムギ) 種、Briza(コバンソウ)種、Brachiaria(ブラキラリア)種、Bromus(キツネ ガヤ)種、Cynodon(キノドン)種、Cyperus(カヤツリグサ)種、Dactylis(ダ クチリス)種、Danthonia(ダントニア)種、Datura(ダツラ)種、Digitaria( メヒシバ)種、 Echinochloa(ヒエ)種、Eleusine(オヒシバ)種、Ergrostis(カゼクサ)種、 Eriochioa(エリロキオア)種、Festuca(ウシノケグサ)種、Holcus(ホルクス )種、Hordeum(オオムギ)種、Juncus(イ)種、Lolium(ドクムギ)種、Panic um(キビ)種、Paspalum(パスパルム)種、Pennisetum(チカラシバ)種、Phal aris(クサヨシ)種、Phragmites(ヨシ)種、Poa(イチゴツナギ)種、Polypog on(ポリポゴン)種、Puccinellia(プッキネリア)種、Setaria(アワ)種、So rghum(モロコシ)種、Vulpia(ブルピア)種が挙げられるが、これらに限定さ れない。 好ましいのは、単子葉植物、例えばネギ種、カヤツリグサ種およびイグサ種、 さらに好ましくはイネ科単子葉類、最も好ましくはカモジグサ種、スズメノテッ ポウ種、カラスムギ種、キツネガヤ種、ダクチリス(Dactylis)種、ヒメシバ種 、ヒエ種、ウシノケグサ種、オオムギ種、ドクムギ種、キビ種、クサヨシ種、イ チゴツナギ種、アワ種、モロコシ種、ブルピア種である。本発明により具体化さ れるのは、双子葉植物、好ましくは広葉(双子葉)植物、例えばヒユ種、アカザ 種およびアトリプレックス種の使用である。本発明の試験系内で適切に用い得る 第三群の植物は、根茎植物、例えばいくつかのPolygonum(ミチヤナギ)種であ る。 本発明はどの点でも除草剤耐性に関する雑草植物のスクリーニングに限定され ないということは強調されるべきである。野外または温室で観察された耐性症状 が遺伝的に等しいかまたは少なくともほぼ等しい子孫植物において確証され得る か否かを確定するために、作物または非作物植物をスクリーニングするために利 用可能な迅速且つ信頼できる試験系を有することが望ましい状況が十分に存在し 得る。特定の疾病に対して耐性であることが知られている作物植物が予期せぬ疾 病症状を示すといった反対の場合でさえ、観察された 症状が耐性特徴の損失により引き起こされるか否か、あるいは植物の性能に影響 を及ぼす(低減する)何らかの「その他の」因子が関与するか否かを確定するた めに利用可能な迅速且つ信頼できる試験系を有することが望ましい。 本発明の方法を用いる場合、殺有害生物剤で処理後に興味深い特徴または特性 を示す植物はさらなる検査のために救済され得る。分げつを形成する植物の場合 、前記の分げつから救済される植物は、分げつが特定の特徴に関して遺伝的に等 しいと推測されるために、遺伝的研究に用い得る。 例えば、野外または温室で予期せぬ耐性特性を示すが、しかし病原性真菌また は昆虫に対して特に耐性である作物または雑草植物であり得る植物が採集するこ とができる。本明細書中に前記したように、それが全植物に直接再生され得るよ うに、好ましくは前に採集された植物物質から短いセグメントを切断することに より、無性繁殖中の子孫植物によって、植物は採集物質から救済される。そのよ うにして得られた植物セグメントを次に、適切な固定物質に、好ましくは土壌に 移して、全体の且つ形態学的に正常な植物に再生させる。次にこの植物はそれぞ れの研究領域で一般に用いられるスクリーニングプログラムの1つに導入するこ とができ、前記植物の性能をモニターする。 観察された昆虫耐性の場合、前記のスクリーニングプログラムは昆虫給餌検定 を含み得るが、一方観察された真菌耐性の場合は、そのようにして生成された植 物は、異なる植物真菌病原体を示す1以上の胞子含有溶液を施される噴霧プログ ラムに組み入れられる。 それぞれの検定における植物の性能によって、前に観察された耐性が耐性特徴 によるものか、または本明細書中に前記したような何らかの「その他の」因子に よるのかを直接確定し得る。 本発明の試験系は、植物、好ましくは作物植物を殺有害生物剤で処理した後に 観察された植物損傷が植物に適用された殺有害生物剤の作用により引き起こされ たと思われるか、または何らかの「その他の」因子、例えば殺有害生物剤製剤の 望ましくない除草剤による汚染、それが適用化合物により感受性になるように植 物に影響を及ぼす悪環境条件、汚染土壌により引き起こされる残留作用等による のかという質問に答えるために、適切に用い得る。 その場合、本明細書に前記したように、それが全植物に直接再生できるように 、子孫植物を無性繁殖させることにより、好ましくは、前に採集された植物物質 から短いセグメントを切り出すことにより、植物は損傷植物から救済される。次 に、そのようにして得られた植物セグメントを適切な固定物質に、しかし好まし くは土壌に移して、全体の且つ形態学的に正常な植物に再生させる。次にこの植 物を噴霧プログラムに導入する。前記の固定物質の1つに入れた苗を含有するト レイは、予備的手段を何ら必要とせずに、噴霧小室中で試験されるそれぞれの殺 有害生物剤を噴霧し得る。処理植物の性能は所定期間中モニターされ、得られた 結果によって、観察された損傷作用が殺有害生物剤の作用により引き起こされた ものかまたは何らかの「その他の」因子によるものかに関して、決定することが できる。 さらに、ここでは、前記の殺有害生物化合物を含有する溶液で植物を処理後の 植物内の殺有害生物化合物の寿命を、迅速に確定できる。本明細書に前記したよ うに、好ましくは全植物に直接再生できる予め処理した植物物質から短いセグメ ントを切断することにより、子孫植物を無性繁殖させることによって、植物は処 理物質から救済される。次に、そのようにして得られた植物セグメントを適切な 固定物質に、しかし好ましくは土壌に移して、全体の且つ形態学的 に正常な植物に再生させる。次にこの植物を、それぞれの研究領域に一般に用い られる試験系の1つに導入し得る。 殺昆虫剤化合物で処理されていた植物の場合、これは昆虫給餌検定であり得る が、一方、殺真菌剤化合物で処理されていた植物の場合には、そのようにして生 成された子孫植物を、異なる植物真菌病原体を示す1以上の胞子含有溶液を施さ れる噴霧プログラムに組み入れる。得られた結果によって、次に、殺有害生物化 合物が子孫植物に留まったかまたはすでに不活性形態に転換されたかを確定し得 る。 本発明の試験系な遺伝子用い得る殺昆虫剤としては以下のものが挙げられるが 、これらに限定されない:アルジカーブ、アジンフォス−メチル、ベンフラカー ブ、ビフェントリン、ブプロフェジン、カーボフラン、ジブチルアミノチオ、カ ータップ、クロルフルアズロン、クロルピリフォス、シフルトリン、λ−シハロ トリン、α−シペルメトリン、ζ−シペルメトリン、δ−メトリン、ジフルベン ズロン、エンドスルファン、エチオフェンカーブ、フェニトロチオン、フェノブ カーブ、フェンバレレート、フォルモチオン、メチオカーブ、ヘプテノフォス、 イミダクロプリッド、イソプロカーブ、メタミドフォス、メトミル、メビンフォ ス、パラチオン、パラチオン−メチル、フォスサロン、ピリミカーブ、プロポク スル、テフルベンズロン、テルブフォス、トリアザメート、アバメクチン、フェ ノブカーブ、テブフェノジド、フィプロニル、β−シフルトリン、シラフルオフ ェン、フェンピロキシメート、ピリダベン、フェナザキン、ピリプロキシフェン 、ピリミジフェン、ニテンピラム、NI−25、アセタミプリッド、アベルメク チンB1(アバメクチン)、AC303630、アセファット、アクリナトリン 、アラニカーブ、アルファメトリン、アミトラッツ、AZ60541、アジンフ ォスA、アジンフォスM、アゾシクロチン、ベンジオカーブ、ベンスルタップ、 βシフルトリン、BPMC、ブロフェンプロック、ブロモフォスA、ブフェンカ ーブ、ブトカーボキシン、ブチルピリダベン、カデュサフォス、カーバリル、カ ーボフェノ−チオン、クロエトカーブ、クロルエトキシフォス、クロルメフォス 、シス−レス−メトリン、クロシトリン、クロフェンテジン、シアノフォス、シ クロプロトリン、シヘキサチン、デメトンM、デメトンS、デメトン−S−メチ ル、ジクロフェンチオン、ジクリフォス、ジエチオン、ジメトアト、ジメチルビ ンフォス、ジオキサチオン、エディフェンフォス、エマメクチン、エスフェンバ レラット、エチオン、エトフェンプロック、エトプロフォス、エトリムフォス、 フェナミフォス、フェンブタチノキシド、フェノチオカーブ、フェンプロパトリ ン、フェンピラッド、フェンチオン、フルアジナム、フルシクロクスロン、フル シトリナット、フルフェノクスロン、フルフェンプロックス、フォノフォス、フ ォスチアザット、フブフェンプロックス、HCH、ヘキサフルムロン、ヘキシチ アゾックス、イプロベンフォス、イソフェンフォス、イソキサチオン、イベルメ クチン、λ−シハロトリン、マラチオン、メカーバム、メスルフェンフォス、メ タルデヒド、メトルカーブ、ミルベメクチン、モキシデクチン、ナレッド、NC 184、オメトアト、オキサミル、オキシデメトンM、オキシデプロフォス、ペ ルメトリン、フェントアト、フォラット、フォスメット、フォキシム、ピリミフ ォスM、ピリミフォスA、プロメカーブ、プロパフォス、プロチオフォス、プロ トアト、ピラクロフォス、ピラダ−フェンチオン、ピレスメトリン、ピレトラム 、RH5992、サリチオン、セブフォス、スルフォテップ、スルプロフォス、 テブフェンピラッド、テブピリムフォス、テフルトリン、テメフォス、テルバム 、テトラクロル−ビンフォス、チアフェ ノックス、チオジカーブ、チオファノックス、チオナジン、トゥリンギエンシン 、トラロメトリン、トリアルテン、トリアゾフォス、トリアズロン、トリクロル フォン、トリフルムロン、トリメタカーブ、バミドチオン、キシリルカーブ、Y I5301/5302、ゼタメトリン、DPX−MP062、RH−2485、 D2341、またはXMC(3,5−キシリルメチルカルバメート)、アザメチ フォス、クロルフェンビンフォス、シペルメトリン、シペルメトリン高−シス、 シロマジン、ジアフェンチウロン、ジアジノン、ジクロルボス、ジクロトフォス 、ジシクラニル、フェノキシカーブ、フルアズロン、フラチオカーブ、イサゾフ ォス、ジョドフェンフォス、キノプレン、ルフェヌロン、メタクリフォス、メチ ダチオン、モノクロトフォス、ホスファミドン、プロフェノフォス、ジオフェノ ラン、バチルス・トリンギエンシス・スタム(thuringiensis Stamm)GC91 またはNCTC11821から得られる物質、ピメトロジン、ブロモプロピレー ト、メトプレン、ジスルフロン、キナルフォス、τ−フルバリナット、チオシク ラム、あるいはチオメトン。 本発明の試験系内に用い得る殺真菌剤としては、以下のものが挙げられるが、 これらに限定されない:フララキシル、メタラキシル、R−メタラキシル、ベン ゾイルプロップエチル、ベナラキシル、オキサジキシル、フラムプロップメチル 、オフルエース、ジフェノコナゾール、エタコナゾール、プロピコナゾール、ペ ンコナゾール、トリアジメフォン、トリアジメノール、エポキシコナゾール、テ ブコナゾール、ブロムコナゾール、フェンブコナゾール、シプロコナゾール、テ トラコナゾール、メトコナゾール、フルシラゾール、ジニコナゾール、トリチコ ナゾール、ユニコナゾール、ミクロブタニル、フルキノコナゾール、クレソキシ ム−メチル、アゾキシスト ロビン、メトキシイミノ−{2−[1−(3−トリフルオロメチル−フェニル) −エチリデンアミノオキシメチル]フェニル}酢酸メチルエステル、アルジモル フ、トリデモルフ、ジメトモルフ、フェンプロピモルフ、フェンプロピジン、ブ ロモキシミル、カーボキシン、プロクロラズ、プトパルジテ、ジカンバ、フェン ピクロニル、フルジオキソニル、ピメトロジン、ピリフェノックス、ピリプロキ シフェン、フルアジナム、クロロタロニル、ピロキロン、バチルス・トリンギエ ンシス、カプタン、カプタフォール、フォルペット、マンコゼブ、マネブ、ジネ ブ、銅化合物、エチリモール、フェナリモール、ヌアリモール、シモキサニル、 イマザリル、ピラゾフォス、チアベンダゾール、トリフォリン、トリシクラゾー ル、イプロジオン、カーボキシン、チラム、アシベンゾラール−s−メチル、フ ァモキサドン、キノキシフェン、スピロキサミン、フェンヘキサミド。 同様の方法で、その他の殺有害生物化合物、例えば軟体動物駆除剤、線虫駆除 剤、ダニ駆除剤等で処理した植物を本発明の試験系内で試験し得る。 本発明のさらに別の実施態様では、殺有害生物剤耐性特徴を含有するように遺 伝子工学処理された植物は、本発明の方法内で適切に用い得る。例えば耐性表現 型を示す耐性遺伝子で形質転換させた植物は救済され、さらに調べられ、それに より単数または複数の個々の植物が真に耐性であることが確証され得る。 好ましくは植物に特定の耐性特徴を付与するために用いられる構造遺伝子は、 病原体(例えば、植物性病原性真菌、細菌、ウイルス等)、除草剤(例えば、ト リアジン、スルホニル尿素、イミダゾリノン、トリアゾールピリミジン、ビラフ ォス、グリオフォセート等)、殺真菌剤、殺昆虫剤または不利益な環境的影響( 例えば、熱、 寒冷、風、望ましくない土壌条件、水分、乾燥等)に対して植物を防御し得るタ ンパク質をコードするものである。 本発明の範囲内では、植物病原体および寄生体の制御に関連した構造遺伝子を 包含する形質転換植物の使用が特に好ましい。 例えば、昆虫に対する耐性は、昆虫および/またはそれらの幼虫に対して毒性 であるポリペプチド、例えばバチルス・トリンギエンシスの結晶タンパク質をコ ードする遺伝子により転移され得る。このような遺伝子は既知であり、例えば米 国特許第4,865,981号および第4,996,155号、WO89/07605、欧州特許第213,318 号および第186,379号に記載されている。DNA配列をコードする別の種 類の植物性殺昆虫タンパク質は、WO94/21795号およびWO96/10 083号に記載されている。 プロテアーゼ阻害剤は、昆虫耐性を媒介する第二の種類のタンパク質である。 プロテアーゼ阻害剤は、植物貯蔵構造の正常成分を生成し、このために、通常は 液胞または「タンパク質体」に存在する。したがって、ダイズから単離され、精 製されたバウマン−ビルク(Bowman-Birk)プロテアーゼ阻害剤は、テネブリオ (Tenebrio)属の幼虫の小腸プロテアーゼを阻害することが実証された(Birk他 、1963)。ササゲ豆からのトリプシン阻害剤をコードする遺伝子は、ヒルダー( Hilder)等(1987)により記載されている。 本発明の範囲内では、任意のバチルス・トリンギエンシスの結晶タンパク質、 植物タンパク質、プロテアーゼ阻害剤または任意のその他の殺昆虫タンパク質コ ードDNA配列を包含する植物は、その起源にかかわりなく、本発明の試験系内 で用い得る(例えば、非植物起源のまたは純粋に合成起源の殺昆虫タンパク質) 。 この点については、植物病原体の細胞壁の分解をそれら自身で生じ得るか、ま たはその他の物質と組合せて、相乗的に、この工程を 少なくとも援助し得る加水分解酵素について言及せねばならない。 例えば、大多数の昆虫は、積層状に層にされたキチンミセルが基質中に埋め込 まれるクチクラ骨格を有する。多数の植物病原性真菌、例えば担子菌類(黒穂病 および錆病真菌)、子嚢菌類および不完全菌類(AltemariaおよびBipolaris、Ex erophilum turcicum、Colletotricum、GleocercosporaおよびCercosporaを含む )も、それらの菌糸および胞子構造の欠くことのできない成分としてキチンを含 有する。キチナーゼは、in vitroで特定の病原体の菌糸体の成長を阻害し得る。 キチナーゼを発現し得る植物の器官または組織は、したがって、構造的にまたは 病原体による侵入に対する反応として、多数の異なる真菌による襲撃に対してそ れ自体を防御し得る。 病原体に対して植物がそれ自体を防御するメカニズムにおいて重要な役割を演 じる別の酵素は、β−1,3−グルカナーゼである。 β−1,3−グルカナーゼ(GLB)をコードする遺伝子で、好ましくは前記の キチン分解酵素の1つをコードする遺伝子と組合せて形質転換された植物は、し たがって、好ましくは本発明の試験系に用いられる。 本発明の範囲内で用い得る植物は、いわゆる分解性ペプチドをコードする遺伝 子を包含するものも含む。最も広い意味での分解性ペプチドは、細胞膜を浸透し 、溶解しまたは損傷する能力が酵素活性を基礎にした化合物、例えばリゾチーム およびホスホリパーゼであるとも理解されるべきである。種々の分解性ペプチド のアミノ酸配列は、以下の出版物に示されている:WO89/11291、WO 86/04356、WO88/05826、米国特許第4,810,777号、 WO89/04371。 本発明の試験系内で有益に用いうるさらに別の植物は、例えばWO92/20 801に開示されたリン脂質輸送タンパク質をコード する遺伝子の種類を包含するものである。 抗真菌表現型を示す植物は、病原関連タンパク質[PRP]、例えばPR−1 A、PR−1B、PR−1C、大きい方のPR−R、小さい方のPR−R、PR −P、PR−Q、PR−2、PR−2’、PR−2”、PR−N、PR−O、P R−O’、PR−4、SAR8.2a−e、キュウリキチナーゼ/リゾチーム、 キュウリ塩基性ペルオキシダーゼ、タバコ塩基性グルカナーゼおよびタバコ塩基 性キチナーゼ/リゾチーム、タバコ酸性キチナーゼ/リゾチームをコードする種 類の遺伝子で植物を形質転換することにより調製し得る。 前記の遺伝子を包含するキメラ遺伝子構築物を含めた前記の遺伝子およびタン パク質の例は、欧州特許出願公開第392,225号に提示される。 除草剤に対する耐性を仲介し得る遺伝子で形質転換されている植物のうち、グ リフォセート耐性5−エノールピルビルシキメート−3−ホスフェートシンター ゼ(EPSPシンターゼ)[欧州特許出願公開第115,673号、欧州特許出 願公開第409,815号]、アセトラクテートシンターゼ(ALS)およびグ ルタミンシンターゼ(GS)に関する遺伝子、および除草剤ホスフィノトリシン に対する耐性を付与するストレプトミセス属からのbarまたはPAT遺伝子[ White他(1990)「Nucl Acids Res」18:1062;Spencer他(1990)「Theor Appl G enet」79:625-631]を含有するものが好ましい。さらに好ましいのは、プロトポ ルフィリノーゲンオキシダーゼ(プロトックス)活性、アデニロスクシネートシ ンセターゼ活性およびアデニロスクシネートリアーゼ活性を有する酵素をコード する遺伝子で形質転換された植物である。 本発明の方法は、選定マーカー遺伝子で形質転換された植物の耐 性状態を立証し、前記のマーカーに関する耐性表現型を示すためにも用い得る。 それぞれの選定作用物質の存在下で依然として成長し得る植物が救済され、そし てさらに検査され得るし、それにより単数または複数の個々の植物が真に耐性で あることが確証される。 本発明の範囲内で用い得る可能性のある植物は、植物形質転換に日常的に用い られる選定マーカー、例えばカナマイシンおよび関連抗生物質に対する耐性を付 与するnptII遺伝子[Messing & Vierra(1982)「Gene」19,259-268;Beven 他(1983)「Nature」304,184-187]、抗生物質ヒグロマイシンに対する耐性を 付与するhph遺伝子[Blochinger & Diggelmann(1984)「Mol Cell Biol」4, 2929-2931]およびメトトレキセートに対する耐性を付与するdhfr遺伝子[B ourouis他(1983)「EMBO」J2(7),1099-1104]の1つで形質転換されたもので ある。 本発明の試験系は、主に全作物植物に適用し得る。好ましいのは、単子葉植物 、特にイネ科の植物であり、その例としては、ドクムギ(Lolium)、トウモロコ シ(Zea)、コムギ(Triticum)、ライコムギ(Tritcale)、モロコシ(Sorghum )、サトウキビ(Saccharum)、キツネガヤ(Bromus)、イネ(Orygae)、カラ スムギ(Avena)、オオムギ(Hordeum)、ライムギ(Secale)およびアワ(seta ria )が挙げられるが、これらに限定されない。 特に好ましいのは、トウモロコシ、コムギ、オオムギ、モロコシ、ライムギ、 カラスムギ、芝、コーン、スイートコーンおよびイネである。 本発明の試験系は、双子葉植物にも適用し得る。このような植物、畑作物、野 菜及び果実、例えば、ワタ、タバコ、テンサイ、アブラナ、トマト、コショウ、 メロン、レタス、カリフラワー、ブロッコリー、キャベツ、メキャベツ、テンサ イ、タマネギ、ニンジン、 ニラネギ、キュウリ、タバコ、アルファルファ、ナス、ビート、ソラマメ、セロ リ、チコリ、ササゲ、エンダイブ、ヒョウタン、アメリカホドイモ、パパイヤ、 エンドウ、ピーナツ、パイナップル、ジャガイモ、ベニバナ、インゲンマメ、ホ ウレンソウ、ダイズ、カボチャ、ヒマワリ、スイカ等、ならびに観賞用作物、例 えば、ホウセンカ、ベゴニア、ペチュニア、ペラルゴニウム、スミレ、シクラメ ン、バーベナ、ニチニチソウ、センジュギク、プリムラ、セントポーリア、カッ コウアザミ、アマランサス、アンシリウム(Anthirrhinum)、オダマキ、キク、 シネラリア、クローバー、コスモス、ササゲ、ダリア、チョウセンアサガオ、ヒ エンソウ、ガーベラ、グラジオラス、グロキシニア、アマリリス、マツバギク、 サルメンバナ、ヒャクニチソウ等が挙げられるが、これらに限定されない。 本発明の特定の実施態様では、茎移植片は、本明細書中に前記したように母植 物から切断され、短時間内に、即ち好ましくは切断後約1時間未満の間に、例え ば前記の移植片を既知の単数または複数の濃度の殺有害生物剤含有溶液中に浸漬 することにより、またはこのような溶液を移植片に噴霧することにより、移植片 を殺有害生物剤で処理する。 本発明のさらに別の実施態様では、母植物から切断された直後に移植片に噴霧 するか、あるいは好ましくは先ず1日〜数日間成長させた後、噴霧する。そのよ うに処理された移植片を、次に、適切な植物固定物質に移し、好ましくは土壌中 に植えるかまたは寒天中に置いて、発育中の苗の生長をモニターする。 その容易性および簡易性のために、本発明の試験系は、高スループットフォー マット内で用いるのに特に適している。 本発明の方法を実施するために必要なすべての構成成分を包含するすぐに使用 できる試験キットを提供することが本発明のさらに別 の実施態様である。本発明の特定の実施態様では、このようなキットは地面から 雑草を切り取るための切断用具、好ましくはナイフまたは鋭利な鋏、それらを入 れるための袋、鉢、その中でそれらを成長させるための固定物質、好ましくは寒 天、土、砂、バーミキュライトまたは前記の成分の1以上の混合物等を含有する 試験管、噴霧するための殺有害生物剤含有溶液、噴霧用具および使用説明書を含 有し得る。 本発明のさらに別の実施態様では、試験キットは、噴霧用具の代わりに、既知 の単数または複数の濃度の除草剤中に植物切断物を浸漬するための異なる濃度の 殺有害生物剤を有する除草剤溶液(単数または複数)を含有する1以上の容器を 含有し得る。 キットは、本質的には、適切な固定物質、例えば寒天、土、バーミキュライト または前記の成分の1以上の混合物を含有する1以上の容器を組み入れることが できるが、この場合、前記の固定物質はすでに、その中に均一に分布した異なる 濃度の殺有害生物剤を有する殺有害生物剤溶液を含有する。次に、植物挿木を固 定物質中に挿入して、感受性(S)および耐性(R)植物で成長をモニターし得 る。 実施例 以下の実施例で、本発明の実施に際して用いられる材料と方法、ならびにその 後の結果をさらに説明する。それらは本発明の説明のためであって、本発明を限 定するものではない。 実施例1 バーミキュライト(VERMEX exfolliiertes(expandiertes)Vermiculit-VERMI CA AG)を含有し、市販の可溶性肥料から作製した栄 養溶液[Hauert-Flory(r)3[HP-30],1g/L](水溶性肥料);N:P:K 1.5 :1:1.5;Hauert & Co.,3257 Grossaffoltern]で灌概する鉢に入れて、 制御気候小室(日中20℃/夜間16℃、明時間12時間、相対湿度67%)中 で成長中の6週齢のスズメノテッポウ類(A.myosuroides)植物から短い根およ び茎を含む基本セグメントを切り取る。 HP−3栄養溶液を含有するバーミキュライトにセグメントを移植し、再び気 候小室に入れる。移植後9日目に、噴霧小室中で以下の除草剤の1つをトレーに 噴霧する:クロジナフォップ 15および30g/ha、フェノキサプロップ 25および50g/ha、セトキシジム 150および300g/ha、イソプ ロツロン 500および1000g/ha、クロルトルロン 500および10 00g/ha。 噴霧後3週間目に、死亡率(%)を査定する。 R1、R2、R3は既知の耐性生物型であり、Sは野生型(除草 剤感受性)である。 実施例2 2つの耐性および1つの感受性スズメノテッポウ類(A.myosuroides)生物型 からの種子を、温度調節温室中の滅菌鉢植え用ロームを含有する鉢に播いた。播 種後4週目に、2〜3枚葉の出た植物に、下記の除草剤のうちの1つを噴霧する :クロジナフォップ 15および30g/ha、フェノキサプロップ 50およ び80g/ha、イソプロツロン 250および1000g/hao除草剤噴霧 後12日目に、損傷を記録し、短い根および茎を含む生存植物からの基本セグメ ントを切り取る。移植後1週間目に、下記の除草剤のうちの1つを噴霧する−ク ロジナフォップ 20および40g/ha、フェノキサプロップ 80および1 20g/ha、イソプロツロン 500および1000g/ha。除草剤噴霧後 2週間目に、損傷を記録する(下記参照)。噴霧後3週目に除草剤損傷(%)を 査定する。 R1、R2は既知の耐性生物型であり、Sは野生型(除草剤感受 性)である。 実施例3 英国の野外で成長している植物であるスズメノテッポウ類(A.myosuroides) およびカラスムギ類(Avena fatua)から、そして温室で成育中の除草剤耐性お よび感受性スズメノテッポウ類生物型から新条および短い根を含む基本セグメン トを切り取って、温室中の滅菌ロームに植えた。移植後10日目に、植物にクロ ジナフォップ(7.5、15、30g/ha)、フェノキサプロップ(13.8 、27.5、55g/ha)またはイソプロツロン(250、500、1000 g/ha)を噴霧した。 噴霧後13日目に、除草剤損傷(%)を記録した。 生物型1は、温室で生育した既知の野生型スズメノテッポウ類である。 生物型2、3および7葉、耐性であることが確証されたスズメノ テッポウ類である。 生物型4は、耐性であることが報告された野外採集スズメノテッポウ類である 。 生物型5および6は、それぞれ耐性および野生型であることが報告された野外 採集カラスムギ類である。 実施例4 双子葉雑草ヒユ(Amaranthus)およびアカザ(Chenopodium)の野外採集物を 、挿木から再生する。 野外に成育中のアカザ植物12cmを引き抜いて、根を水に入れた。茎を第一 葉の上で切断し、第一節だけを残した。根のかなりの部分は、植物を引き抜いた 際に地中に残った。根はそれ以上切り取らなかった。温室中の砂ロームを含有す る10cm鉢に挿木を移植する。 野外からヒユ植物を直径15cm掘り出した。茎を2節領域を含有する小部分 に切断した。古い方の節部分を鉢(アカザの場合と同様)の中の土中に埋めて、 若い方の節を露出させた。 移植後2週間目に、両方の種からの挿木に関して、新規の成長が認められた。 アカザ(5〜15cm高)およびヒユ(2〜9cm高)。植物を、市販の500 ml噴霧瓶で5種類の濃度のクロルスルフロンのうちの1つを噴霧した。1鉢に つき10回の噴射を適用した。噴霧後3週目に、除草剤損傷パーセンテージを肉 眼で査定した。結果は、除草剤濃度の増大に対する良好な用量反応が、双子葉類 雑草でも達成され得ることを示す。 実施例5 耐性および感受性スズメノテッポウ類(A.myosuroides)生物型からの種子を 、温室中の滅菌鉢植え用土を含有する鉢に播いた。播種後8週目に、短い根と茎 を含む基本セグメント(挿木)を植物から切り取った。移植後1週目に、5〜1 0cmの長い新葉が成長した植物を、市販の500ml噴霧瓶で下記の除草剤で 処理した。1ml(市販の除草剤処方物)/リットル(水道水)から希釈液を作 った。例えば、1x(下記は1ml/リットル。これはシクロキシジムの市販処 方物に関しては0.61mMのシクロキシジム)。1鉢につき5回の噴射を適用 した。噴霧後2週目に、除草剤損傷パーセンテージを肉眼で査定した。実験は、 除草剤耐性はこのような簡単な噴霧系を用いても検出できることを示した。実施例6 若いオオムギ苗にキャビネット噴霧器に入れた被験化合物を噴霧したが、接種 選択後1週間目に、うどん粉病症状は認められなかった(即ち、化合物は殺真菌 剤である)。次に短い根と茎を含む植物 からの基本セグメント(挿木)を切り取って、温室内の滅菌鉢植え用土を含有す る鉢に移植した。移植後2週間目に、新規の葉の成長が認められた。植物を殺真 菌剤で処理するものとしないものに分けた。再噴霧した植物は、低真菌感染を示 したが、再噴霧しなかったものは非常に高い真菌感染を有した。これは、予備処 理植物からの挿木が最初の試験後2週間目に接種した場合に残存活性を示さなか ったことを示し、このことは、どの化合物も2週間後に植物中で活性を有さなか ったことを示す。 実施例7 4つの耐性および1つの感受性スズメノテッポウ類(A.myosuroides)生物型 からの種子を、温室中の滅菌鉢植え用土を含有する鉢に播いた。播種後8週目に 、短い根と茎を含む挿木を切り取った。挿木を種々の濃度の除草剤フェノキサプ ロップのうちの1つに浸漬した後、直ちに滅菌鉢植え用土を含有する鉢に移植し た。処理後2週間目に、除草剤損傷を肉眼で査定した。この実験は、耐性試験の ために挿木に噴霧するだけでなく、除草剤中に浸漬するかまたは挿木をすでに除 草剤を含有する培地中に挿入した場合の効力を強調す る。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年3月10日(1999.3.10) 【補正内容】 植物は救済され、さらに調べられ、それにより単数または複数の個々の植物が真 に耐性であることが確証され得る。 好ましくは植物に特定の耐性特徴を付与するために用いられる構造遺伝子は、 病原体(例えば、植物性病原性真菌、細菌、ウイルス等)、除草剤(例えば、ト リアジン、スルホニル尿素、イミダゾリノン、トリアゾールピリミジン、ビラフ ォス、グリオフォセート等)、殺真菌剤、殺昆虫剤または不利益な環境的影響( 例えば、熱、寒冷、風、望ましくない土壌条件、水分、乾燥等)に対して植物を 防御し得るタンパク質をコードするものである。 本発明の範囲内では、植物病原体およひ寄生体の制御に関連した構造遺伝子を 包含する形質転換植物の使用が特に好ましい。 例えば、昆虫に対する耐性は、昆虫および/またはそれらの幼虫に対して毒性 であるポリペプチド、例えばバチルス・トリンギエンシスの結晶タンパク質をコ ードする遺伝子により転移され得る。このような遺伝子は既知であり、例えば米 国特許第4,865,981号および第4,996,155号、WO89/07605、欧州特許第213,318 号および第186,379号に記載されている。DNA配列をコードする別の種 類の植物性殺昆虫タンパク質は、WO94/21795号およびWO96/10 083号に記載されている。 プロテアーゼ阻害剤は、昆虫耐性を媒介する第二の種類のタンパク質である。 プロテアーゼ阻害剤は、植物貯蔵構造の正常成分を生成し、このために、通常は 液胞または「タンパク質体」に存在する。したがって、ダイズから単離され、精 製されたバウマン−ビルク(Bowman-Birk)プロテアーゼ阻害剤は、テネブリオ (Tenebrio)属の幼虫の小腸プロテアーゼを阻害することが実証された[Birk他 、(1963)「Biochim.Biophys.Acta」67:326-328]。ササゲ豆からのトリプシ ン阻害剤をコードする遺伝子は、ヒルダー(Hilder) 等(1987)「Nature」330:160-163により記載されている。 本発明の範囲内では、任意のバチルス・トリンギエンシスの結晶タンパク質、 植物タンパク質、プロテアーゼ阻害剤または任意のその他の殺昆虫タンパク質コ ードDNA配列を包含する植物は、その起源にかかわりなく、本発明の試験系内 で用い得る(例えば、非植物起源のまたは純粋に合成起源の殺昆虫タンパク質) 。 この点については、植物病原体の細胞壁の分解をそれら自身で生じ得るか、ま たは 請求の範囲 1.以下の: (a)母植物からの子孫植物を、カルス相を経ずに、あるいは細胞またはプ ロトプラスト培養を伴わずに無性繁殖させ; (b)そのようにして得られた子孫植物を植物スクリーニングプログラムに 組み入れ;そして (c)子孫植物の成長をモニターする 工程を含む子孫植物を試験する方法。 2.繁殖工程が、以下の: (a)前記セグメントが全体の且つ形態学的に正常な植物に直接再生し得る ように、母植物から短いセグメントを切断し; (b)前記切断セグメントを適切な固定物質に移し;そして (c)カルス相を経ずに、あるいは細胞またはプロトプラスト培養を伴わず に、前記転移セグメントを全体の且つ形態的に正常な植物に再生させる ことにより成し遂げられる請求項1に記載の方法。 3.前記セグメントが多量の活発に分裂中の細胞を含有する領域を含む請求項 2に記載の方法。 4.前記領域が分裂組織細胞を含む請求項3に記載の方法。 5.前記セグメントが短い根および新条断片を含む請求項3および4に記載の 方法。 6.固定物質が、以下の: (a)不活性物質、例えばバーミキュライト、パーライトまたはプラスチッ クビーズ; (b)植物栽培に一般に適用される培地;または (c)土壌 である請求項2に記載の方法。 7.前記試験系が高スルーアウトフォーマット内で用いられる前記請求項のい ずれかに記載の方法。 8.以下の: (a)前記セグメントが全体の且つ形態学的に正常な植物に直接再生し得る ように、母植物から短いセグメントを切断し; (b)1前記セグメントを既知の濃度の殺有害生物剤含有溶液中に浸し;ある いは (b)2前記セグメントに既知の濃度の殺有害生物剤含有溶液を噴霧し; (c)そのように処理された植物移植片を適切な固定物質に移し; (d)カルス相を経ずに、あるいは細胞またはプロトプラスト培養を伴わず に、前記移植片を全体の且つ形態的に正常な植物に再生させ;そして (e)子孫植物の成長をモニターする ことを含む請求項1に記載の方法。 9.さらなる検査のために殺有害生物剤で処理後に興味深い特徴または特性を 示す植物を救済する方法であって、以下の: (a)処理済み母植物からの子孫植物を、カルス相を経ずに、あるいは細胞 またはプロトプラスト培養を伴わずに無性繁殖させ; (b)そのようにして得られた子孫植物を植物スクリーニングプログラムに 組み入れ;そして (c)子孫植物の成長をモニターする 工程を含む方法。 10.繁殖工程が、以下の: (a)前記セグメントが全体の且つ形態学的に正常な植物に直 接再生し得るように、処理済み母植物から短いセグメントを切断し; (b)前記切断セグメントを適切な固定物質に移し;そして (c)カルス相を経ずに、あるいは細胞またはプロトプラスト培養を伴わず に、前記転移セグメントを全体の且つ形態的に正常な植物に再生させる ことにより成し遂げられる請求項9に記載の方法。 11.以下の: (a)前記セグメントが全体の且つ形態学的に正常な植物に直接再生し得る ように、処理済み母植物から短いセグメントを切断し ; (b)1前記セグメントを既知の濃度の殺有害生物剤含有溶液中に浸し;ある いは (b)2前記セグメントに既知の濃度の殺有害生物剤含有溶液を噴霧し; (c)そのように処理された植物移植片を適切な固定物質に移し; (d)カルス相を経ずに、あるいは細胞またはプロトプラスト培養を伴わず に、前記移植片を全体の且つ形態的に正常な植物に再生させ;そして (e)子孫植物の成長をモニターする 工程を含む請求項9に記載の方法。 12.殺有害生物剤が除草剤、殺昆虫剤および殺真菌剤から成る群から選択さ れる前記請求項のいずれかに記載の方法。 13.植物に観察される耐性表現型が耐性特徴によるものであるかまたはその 他の因子により引き起こされたものかを確定するための方法であって、以下の: (a)表現型的耐性植物を採集し; (b)前記植物からの子孫植物を、カルス相を経ずに、あるいは細胞または プロトプラスト培養を伴わずに無性繁殖させ; (c)そのようにして得られた子孫植物を植物スクリーニングプログラムに組 み入れ;そして (d)子孫植物の成長をモニターする 工程を含む方法。 14.以下の: (a)表現型的耐性植物を採集し; (b)セグメントが全体の且つ形態学的に正常な植物に直接再生し得るよう に、前記植物から短いセグメントを切断し; (c)1前記のセグメントを既知の濃度の殺有害生物剤含有溶液中に浸し;あ るいは、 (c)2前記のセグメントに既知の濃度の殺有害生物剤含有溶液を噴霧し; (d)そのように処理した植物移植片を適切な固定物質に移し; (e)カルス相を経ずに、あるいは細胞またはプロトプラスト培養を伴わず に、前記移植片を全体の且つ形態的に正常な植物に再生させ;そして (f)子孫植物の成長をモニターする 工程を含む請求項13に記載の方法。 15.耐性表現型が殺有害生物剤で処理後に観察される請求項13および14 に記載の方法。 16.殺有害生物剤が除草剤、殺昆虫剤および殺真菌剤から成る群から選択さ れる請求項15に記載の方法。 17.試験される植物が雑草植物である前記請求項のいずれかに 記載の方法。 18.試験される植物が作物植物である前記請求項のいずれかに記載の方法。 19.試験される植物がトランスジェニック植物である前記請求項のいずれか に記載の方法。 20.さらなる検査のために殺有害生物剤で処理後に興味深い特徴または特性 を示す植物を救済するための請求項1〜8のいずれかに記載の試験系の使用。 21.植物に観察される耐性表現型が耐性特徴によるものであるかまたはその 他の因子により引き起こされたものかを確定するための請求項1〜8のいずれか に記載の試験系の使用。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,U Z,VN,YU,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.以下の: (a)母植物からの子孫植物を、カルス相を経ずに、あるいは細胞またはプ ロトプラスト培養を伴わずに無性繁殖させ; (b)そのようにして得られた子孫植物を植物スクリーニングプログラムに 組み入れ;そして (c)子孫植物の成長をモニターする 工程を含む子孫植物を試験するための試験系。 2.繁殖工程が、以下の: (a)前記セグメントが全体の且つ形態学的に正常な植物に直接再生し得る ように、母植物から短いセグメントを切断し; (b)前記切断セグメントを適切な固定物質に移し;そして (c)カルス相を経ずに、あるいは細胞またはプロトプラスト培養を伴わず に、前記転移セグメントを全体の且つ形態的に正常な植物に再生させる ことにより成し遂げられる請求項1に記載の試験系。 3.前記セグメントが多量の活発に分裂中の細胞を含有する領域を含む請求項 2に記載の試験系。 4.前記領域が分裂組織細胞を含む請求項3に記載の試験系。 5.前記セグメントが短い根および新条断片を含む請求項3および4に記載の 試験系。 6.固定物質が、以下の: (a)不活性物質、例えばバーミキュライト、パーライトまたはプラスチッ クビーズ; (b)植物栽培に一般に適用される培地;または (c)土壌 である請求項2に記載の試験系。 7.前記試験系が高スルーアウトフォーマット内で用いられる前記請求項のい ずれかに記載の試験系。 8.以下の: (a)前記セグメントが全体の且つ形態学的に正常な植物に直接再生し得る ように、母植物から短いセグメントを切断し; (b)1前記セグメントを既知の濃度の殺有害生物剤含有溶液中に浸し;ある いは (b)2前記セグメントに既知の濃度の殺有害生物剤含有溶液を噴霧し; (c)そのように処理された植物移植片を適切な固定物質に移し; (d)カルス相を経ずに、あるいは細胞またはプロトプラスト培養を伴わず に、前記移植片を全体の且つ形態的に正常な植物に再生させ;そして (e)子孫植物の成長をモニターする ことを含む請求項1に記載の試験系。 9.さらなる検査のために殺有害生物剤で処理後に興味深い特徴または特性を 示す植物を救済する方法であって、以下の: (a)処理済み母植物からの子孫植物を、カルス相を経ずに、あるいは細胞 またはプロトプラスト培養を伴わずに無性繁殖させ; (b)そのようにして得られた子孫植物を植物スクリーニングプログラムに 組み入れ;そして (c)子孫植物の成長をモニターする 工程を含む方法。 10.繁殖工程が、以下の: (a)前記セグメントが全体の且つ形態学的に正常な植物に直 接再生し得るように、処理済み母植物から短いセグメントを切断し; (b)前記切断セグメントを適切な固定物質に移し;そして (c)カルス相を経ずに、あるいは細胞またはプロトプラスト培養を伴わず に、前記転移セグメントを全体の且つ形態的に正常な植物に再生させる ことにより成し遂げられる請求項9に記載の方法。 11.以下の: (a)前記セグメントが全体の且つ形態学的に正常な植物に直接再生し得る ように、処理済み母植物から短いセグメントを切断し; (b)1前記セグメントを既知の濃度の殺有害生物剤含有溶液中に浸し;ある いは (b)2前記セグメントに既知の濃度の殺有害生物剤含有溶液を噴霧し; (c)そのように処理された植物移植片を適切な固定物質に移し; (d)カルス相を経ずに、あるいは細胞またはプロトプラスト培養を伴わず に、前記移植片を全体の且つ形態的に正常な植物に再生させ;そして (e)子孫植物の成長をモニターする 工程を含む請求項9に記載の方法。 12.殺有害生物剤が除草剤、殺昆虫剤および殺真菌剤から成る群から選択さ れる前記請求項のいずれかに記載の方法。 13.植物に観察される耐性表現型が耐性特徴によるものであるかまたはその 他の因子により引き起こされたものかを確定するための方法であって、以下の: (a)表現型的耐性植物を採集し; (b)前記植物からの子孫植物を、カルス相を経ずに、あるいは細胞または プロトプラスト培養を伴わずに無性繁殖させ; (c)そのようにして得られた子孫植物を植物スクリーニングプログラムに 組み入れ;そして (d)子孫植物の成長をモニターする 工程を含む方法。 14.以下の: (a)表現型的耐性植物を採集し; (b)セグメントが全体の且つ形態学的に正常な植物に直接再生し得るよう に、前記植物から短いセグメントを切断し; (c)1前記のセグメントを既知の濃度の殺有害生物剤含有溶液中に浸し;あ るいは、 (c)2前記のセグメントに既知の濃度の殺有害生物剤含有溶液を噴霧し; (d)そのように処理した植物移植片を適切な固定物質に移し; (e)カルス相を経ずに、あるいは細胞またはプロトプラスト培養を伴わず に、前記移植片を全体の且つ形態的に正常な植物に再生させ;そして (f)子孫植物の成長をモニターする 工程を含む請求項13に記載の方法。 15.耐性表現型が殺有害生物剤で処理後に観察される請求項13および14 に記載の方法。 16.殺有害生物剤が除草剤、殺昆虫剤および殺真菌剤から成る群から選択さ れる請求項15に記載の方法。 17.試験される植物が雑草植物である前記請求項のいずれかに 記載の方法。 18.試験される植物が作物植物である前記請求項のいずれかに記載の方法。 19.試験される植物がトランスジェニック植物である前記請求項のいずれか に記載の方法。 20.さらなる検査のために殺有害生物剤で処理後に興味深い特徴または特性 を示す植物を救済するための請求項1〜8のいずれかに記載の試験系の使用。 21.植物に観察される耐性表現型が耐性特徴によるものであるかまたはその 他の因子により引き起こされたものかを確定するための請求項1〜8のいずれか に記載の試験系の使用。 22.請求項1〜8のいずれかに記載の試験系を実行するために必要なすべて の用具を包含するすぐに使用できるフォーマットの試験キット。 23.以下の: (a)地面から雑草を切り取るための切断用具、好ましくはナイフまたは鋭 利な鋏、それらを入れるための袋、鉢、その中でそれらを成長させるための固定 物質、好ましくは寒天、土、砂、バーミキュライトまたは前記の成分の1以上の 混合物等を含有する試験管、噴霧するための殺有害生物剤含有溶液、噴霧用具お よび使用説明書; (b)地面から雑草を切り取るための切断用具、好ましくはナイフまたは鋭 利な鋏、それらを入れるための袋、鉢、その中でそれらを成長させるための固定 物質、好ましくは寒天、土、砂、バーミキュライトまたは前記の成分の1以上の 混合物等を含有する試験管、既知の濃度の除草剤中に植物挿木を浸漬するための 異なる濃度の殺有害生物剤を有する除草剤溶液を含有する1以上の容器および使 用説明書; (c)地面から雑草を切り取るための切断用具、好ましくはナイフまたは鋭 利な鋏、それらを入れるための袋、鉢、適切な固定物質、例えば寒天、土、バー ミキュライトまたは前記の成分の1以上の混合物を含有する1以上の容器を組み 入れ、この場合、前記固定物質がすでに、その中に均一に分布した異なる濃度の 殺有害生物剤を有する殺有害生物剤溶液を含有する容器、ならびに使用説明書を 含む請求項22に記載のすぐに使用できるフォーマットの試験キット。 24.殺有害生物剤が除草剤、殺昆虫剤および殺真菌剤から成る群から選択さ れる前記請求項のいずれかに記載の試験キット。
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