JP2002509601A - 低パワー大容量試料処理型の核四極共鳴(nqr)による爆薬および麻薬の検出方法 - Google Patents

低パワー大容量試料処理型の核四極共鳴(nqr)による爆薬および麻薬の検出方法

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Abstract

(57)【要約】 rf波強度を局所磁界強度よりも大とすることにより、低いrfパワーにおける核四極共鳴(NQR)による爆薬および麻薬の高感度検出を実行する。加えて、一定の大きさを有する被検体により誘発される信号のシグナル−ノイズ比がコイルサイズの平方根のみにより減少することを見いだした。而して、rf波強度を一定に保つために従来行われていたようにコイルサイズに比して線形にパワーを増加するのではなく、シグナル−ノイズ比を一定に保つべくコイルサイズの増加量の平方根により当該パワーを増加すればよい。さらに、当該手法は従来よりも大型のコイルの使用を可能にする。なお、本発明はボリュームコイルおよび表面コイルの両方に適用できる。

Description

【発明の詳細な説明】 低パワー大容量試料処理型の核四極共鳴(NQR)による爆薬および麻薬の検出 方法 発明の背景 発明の分野 本発明は核四極共鳴(NQR)により窒素含有の爆薬および麻薬を検出するた めの方法および改良されたシステムに関し、特に、これらの材料を検出するため の低パワー化方式に関する。 従来技術の説明 爆薬や麻薬の無制限な流通を規制するためにモニターステーション等において これらの材料を1キログラム以下の量で検出することが望まれている。なお、た いていの軍事用の爆薬および麻薬は窒素を含有する結晶性の固体である点で共通 している。今日、爆薬の検出システムおよびその方法は、これよりも安全な材料 に比して、1キログラム以下の軍事用爆薬の検出における信頼性を欠いている。 これまで、ダイナマイトや混合系の爆薬はいわゆるベーパーベース(vapor base)検出システムにより検出してきた。しかしながら、ヘキサヒドロ− 1,3,5−トリニトロ−s−トリアゼン(一般にRDXと呼ばれる)および2 ,2−ビス[(ニトロキシ) メチル]−1,3−プロパンジオールジナイトレート(一般にPETNと呼ばれ る)等の軍事用爆薬は、特に流出蒸気や粒子を減少するようにした場合に、この ような従来のベーパーベースシステムにより信頼性良く検出することができない 。また、14N検出装置である熱中性子(thermal neutron)シス テムは相当量の爆薬を検出することができるが、これまでの熱中性子分析システ ムでは窒素含有プラスチックに対してしばしばアラームを発することがあった。 さらに、安全な形態に化した窒素含有の数種の爆弾等価物を収容するバッグを検 査する際にアラームミスを生じる割合が高い。これは、従来の熱中性子分析シス テムが単に核断面積にのみ感応して、検出する窒素原子核のその他のいかなる特 定の化学的状態にも感応しないことによるものである。それゆえ、空間的認識操 作を伴う場合においても、このようなアラームミス率は固有的に高い。また、核 磁気共鳴(NMR)も爆薬検出に検討されてきた。ところが、このようなNMR 処理の場合は広範な磁界が必要とされるため、磁気的に記録されたデータが不所 望に変更されたり、他の磁化可能な材料が損傷するおそれがある。加えて、これ らの非ベーパー式の方法およびシステムは検査員への適用性に欠けるという問題 があった。 さらに、本発明の原出願である、Buess他により「核四極共鳴による爆薬 の検出」と題して1991年5月23日に出願した特許出願(この全体を参考文 献とし て本書に記載する)第07704744号(Navy Case No.72, 625)には、爆薬のNQR検出のための方法およびシステムが開示されており 、この爆薬検出におけるNQR処理の利点として以下のものが挙げられている。 (1)特異性:結晶性固体における四極核原子のNQR共鳴周波数は極めて良好 に定まる。たいていの爆薬は窒素を含有している結晶性の固体である。一方、航 空用バッグの内容物において見られる窒素含有物はたいていポリマーの形態であ り、上記爆薬の固有周波数とは異なる周波数で広帯域の弱いNQR共鳴を呈する 。また、NQRは上述の熱中性子分析におけるような核断面積のみというのでは なく、むしろ化学的構造に感応する。したがって、当該NQRの場合は、原子核 基準型の検出技法に比して、対象外の窒素含有材料によるアラームミスの発生の 問題がはるかに少ない。 (2)感応性:NQRは極めて感度のよい分光法とは言えないが、上述の原出願 は対象とする爆薬に対する感度を高めかつ干渉信号に対する感度を下げるような 応答性に関する技法を開示している。すなわち、この感度はコイルの形状と大き さに関する関数であり、当該原出願に開示する発明では、数秒のうちに1キログ ラム以下の量の爆薬等価物をブリーフケース程度の大きさのメアンダライン曲線 コイルの近傍で、さらに、実質的にそれよりも少量の爆薬等価物を25mm径の 小ソレノイドコイル において検出するための感度について述べられている。 (3)局所化:このNRL手法における新規な特徴の一つはこれまでNQR技法 において使用されたことのない特殊な表面コイルにより送信域とレシーバとを局 所化できることである。つまり、このような表面コイルの一例、すなわち「メア ンダライン状(meanderline)」コイルは定義された領域に対して感 応検査領域を局所化する。さらに、このメアンダライン状コイルの電界および磁 界は距離により急速に減衰するため、実質的に影響のあるrfパワーを人体にか けることなく、NQR検出装置により人間を走査処理することができる。 発明の概要 本発明の目的は、比較的低いパワーの手法を用いて大容量の被検材料中に存す る少量の窒素含有の爆薬や麻薬を安全に検出することである。 本発明の他の目的は、より強度の低いrf域における低いパワーで、大容量の 試料について、核四極共鳴により窒素含有の爆薬や麻薬を検出するためのシステ ムを提供することである。 上記およびその他の目的は印加されるrf領域の強度が少なくともダイポール −ダイポール相互作用による局所的な磁界の強度に等しくなければならないとい うことを見いだしたことにより成される。さらに、この原理の作用効果から、一 定の大きさの被検体より誘発される信 号のSN(シグナル−ノイズ)比がNQR処理による爆薬や麻薬の検出における 上述の見識に基づいてコイルの大きさの平方根のみに依存して減少する。したが って、rf領域の強度を一定に保つためにコイルの大きさによりパワーを線形に 調節するような従来法に比して、本発明の場合のパワーの上昇度を大幅に減少す ることができる。つまり、この場合、SN比を一定に保持するために、増加され たコイルの大きさの平方根のみによってパワーが増加する。このような手法によ り、従来よりも大型のコイルの使用が可能になる。また、当該手法においては、 ボリュームコイルおよび表面コイルの両方が使用できる。 例えば、最近の従来手法では300リットルの検査容積に対して約6MWのr fピークパワーが必要とされていたが、本発明においては、400ワット程度の パワーによる検出が実現できる。さらに、人体については、5ワットのメアンダ ライン状コイルによるNQR爆薬検出装置が実現できるが、従来の手法では約3 0kWのピークパワーが必要となる。 好ましい実施態様の詳細な説明 本発明による技法は上述したBuess他の特許出願において教示されるよう な真正な核四極共鳴技法である。なお、励起および検出方法は当業界において知 られる、例えば、メアンダライン状コイル等の表面コイルあるいは円筒形または 方形ソレノイド、トロイド若しくはヘル ムホルツコイル等のより従来型のボリュームコイル等のいずれの手段によっても 実行できる。また、当該真正NQR技法はゼロ磁界、すなわち磁石を必要としな い環境下で一般に実行できる。 さらに、Buess他の特許出願において教示されるように、被検体は既知の 爆薬または麻薬の14NNQR周波数に近い周波数を有する一連の無線周波数(r f)パルスにより照射される。例えば、RDXは1.8、3.4および5.2M Hzの近傍にそれぞれ共鳴線を有しており、PETNのNQR共鳴は0.4、0 .5および0.9MHzの近傍である。なお、本発明にはNQR処理において有 用ないかなる照射シーケンスも使用できる。さらに、好ましい照射シーケンスの 一例としては、Klainer他による文献(J.Mole.Struct., 58,63(1980)、(同文献の全体を本明細書の参考として記載する)) に記載されるいわゆるストロングオフ−レゾナンスコウム(SORC)があり、 当該シーケンスにおいては、パルスの分離がスピン−スピン緩和時間T2よりも 小さく、各パルスの後に平衡磁化の約1/2で生じる。 従来においては、このようなNQR共鳴線を励起するために激烈なrf磁界が 使用され、そのような強力な場を発生するためには、走査対象物に許容不可な量 のパワーを印加するおそれのある相当量のrfパワーが必要とされていた。すな わち、このようなパワーの印加は荷物 や小貨物の走査処理において望ましくない結果をもたらすおそれがあり、例えば 、相当に高いレベルのパワーにおいて、過剰電圧、電界の静電的連結を介する局 所的発熱、または磁界に対する誘導連結の発生により電子機器が損傷する場合が ある。また、人体を走査する場合には、このようなrfパワー印加は、主に渦電 流損により、一定の周波数レベル(1−5MHz)において問題を生じる。ただ し、このようなrfパワーの作用、品物や人体についての場の強度、さらには、 当該rfエネルギーに対する暴露の許容レベル等についての詳細は本件において 必要とする所ではなく、また、同開示内容の範囲を越えるものである。つまり、 本件においては、本発明によりrfパワーレベルの平均値およびそのピーク値を 従来品に比して相当量の規模で減少できるという利点を明示すれば充分である。 共鳴周波数の近傍において印加されたB1のrf強度はスピン(I=1スピン 核)を2γB1w、の角度で章動する。ここで、γは核スピンのマグネトジャイ ロ比であり、twはパルス幅である。固定した章動角度の場合、強いパルスほど 存続時間が短く、これに対応してスペクトルのより広範囲な領域を励起する。従 来、NQR共鳴はパルスにより充分長時間にわたり励起され、その結果、スピン が約119°で章動して最大の磁化率を与えていた。そこで、市販の実験室用N QRスペクトロメータの場合、119°のチップ角度を得るために必要なパルス は一般に20−50μsの幅を有しており、50−20kHzの帯域幅1/tw におよぶ。それゆえ、この場合のrf強度B1は10−25ガウスである。 また、本発明の一部分として、上記rf領域の強度がダイポール−ダイポール 相互作用による局所的な磁界強度に等しいかあるいはそれ以上の大きさであるこ とが必要であることを見い出した。そこで、必要なrf領域の強度B1minは1/ γT2のオーダーとなり、この場合、T2はダイポール反結合によるスピン−スピ ン緩和時間である。それゆえ、例えば、上記のストロングオフレゾナンスコウム 式励起処理は低いrf強度において極めて充分に作用する。RDXベースの爆薬 の場合、本発明は0.7G(0.07mT)程度の低いrf領域を有効に活用す ることができる。なお、14NNQR共鳴線幅も、ひずみや不純物および温度変化 により誘引される四極結合定数の分布による異質な相互作用により部分的に決定 できる。ただし、当該幅に対するこのような異質な相互作用は上述のダイポール −ダイポールカップリングによる異質な相互作用ほど重要ではない。 それゆえ、従来技術が局所的な磁界強度よりも少なくとも100倍の強度のr fを印加する一方で、本発明は局所的な場の強度に対する比率が1ないし50、 好ましくはできるだけ1に近い強度のrfを使用して窒素含有の爆薬や麻薬の有 効なNQR検出を実現している。特に、約2ないし約30の比率、さらに好まし くは約2ないし 約20、そして最も好ましくは約2ないし約10の比率が用いられる。 また、本発明の第二の特徴は大量試料コイルの使用である。すなわち、本発明 によれば、かなり控えめなrf領域を使用するために、固定したrfによって従 来に比してはるかに大容量の照射が可能になる。すなわち、有効容積をVおよび クォリティファクターをQとするコイルにおいては、パワーをPとするパルスは (PQ/Vν01/2に比例するrf強度B1を生じる。ここで、ν0はキャリヤ周 波数である。この場合、相反の原理により、任意量の試料から入手可能なSN比 が単位電流当たりの強度B1に比例する。それゆえ、NQR共鳴線を照射するに 充分なパワーが存在する条件下で、一定容量の試料は(コイル容積)-1/2に比例 する信号を誘引する。例えば、20cm3のコイルと300リットルのコイル容 積とを対比する場合に、15000の係数であるコイル容積の増加によるSN比 におけるペナルティ係数は約120となる。 したがって、本発明によれば、例えば約300リットルの容積を照射して、相 当量の爆薬を合理的に短い時間で400ワット程度のrfピークパワーにより検 出できる。さらに、この場合のピークパワーは従来において20cm3の小コイ ルシステムで使用されていたものである。さらに、同一のrf強度B1を維持す る従来の手法に従えば、所要のパワーをコイル容積に比例して線形に 増加せねばならず、しかも、当該300リットルのシステムに対して6MWのr fピークパワーを必要とするが、本発明によれば400ワットで済む。すなわち 、本発明においては、容積に伴うピークパワーの変化が線形変化から相当に下ま わるものとなる。 なお、当該NQRの遷移はrfパルスにより誘引されるため、これまでの議論 は(ピーク)rf磁界強度を生じるパルス若しくはピークパワーに集中していた 。しかし、ピークパワーはrfトランスミッタの必要なパワー要求を指示するだ けでなく、被検体中に誘導されるピーク電圧を決定する。また、平均パワーが当 該rfトランスミッタについて一定の要求をするだけでなく走査対象物に印加す る最大パワーを決定することも考慮にいれる必要がある。(なお、rfエネルギ ーの大半は抵抗損によりコイル中で消散し、その一部のみが誘電損もしくは渦電 流損により被検体中で消散する。さらに、このような被検体中におけるパワーの 消散が問題となる場合は、当該被検体中において実際に消散するrfパワーの部 分を減少することのできる周知のrfシールド技法がある。)本発明の利点を評 価するためには、rfピークパワーを実質的に固定したままコイル容積を増大す ることを考慮する必要がある。この場合、議論を簡単にするために、大容量のコ イルと小形コイルとにおける章動角度がほぼ一定であるとする。この際、同一パ ルス間隙が維持されると仮定して、rfパルス長は(コイル容積)1/2に直 接に比例して増加することが必要であるため、平均パワーも同様に同一係数によ り増加する。すなわち、容量に伴う平均パワーの増加量を線形変化よりも有意に 小さくすることが可能であり、特に、SN比を実質的に減少することなくコイル 容積の平方根に比例する程度に小さくすることができる。而して、上記SORC シーケンスにおいては、スピン−スピン緩和時間T2よりも狭い間隙を有する短 いパルスによる典型的なrfパルスのデューティ係数を小容積コイルについて0 .2%とすることが可能になる。一方、300リットルのコイルの場合は、同一 の章動角度および同一のパルス間隙を維持するためには、約25%のデューティ サイクルが必要となる。さらに、400Wのピークパワーによる動作条件の場合 においては、小形コイルにおいて消散する平均のパワーは0.8Wであり、本発 明によれば、300リットルのコイルにおいて100Wのみとなり、従来の大型 試料用コイルにおいて大きなrf磁界を維持することにより示される6kWの平 均パワーの場合よりもはるかに小さい値となる。 以上の記載は「ボリュームコイル」についての説明であったが、説明の簡単化 のためであり、他の種類のコイル、例えば、円形表面コイル、パンケーキ状コイ ル、メアンダライン状コイル等の変種も本発明の原理に基づいて有効に使用でき る。 すなわち、本特許出願において開示する本発明による 改良点はピークパワー若しくは平均パワーレベルを追随増加することなく、NQ R技法により、爆薬若しくは麻薬について、極めて大容量の試料を検査可能にし たことである。すなわち、実用面において、スーツケース程度の試料容積がかな り控えめなピークレベルおよび平均レベルのrfパワーにより検査可能となる。 さらに、本手法は、以下に述べるようなメアンダライン状コイル等の大型の表面 コイルやソレノイド等のボリュームコイルによって人体の検査にも適用できる。 明らかに、本発明の変形や変更は上述の教示により可能となる。それゆえ、添 付の請求の範囲内において、本発明を特定の記載以外の態様において実施するこ とも可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ギャラウェイ、アレン エヌ. アメリカ合衆国 20744 メリーランド州 フォート ワシントン クリス ラン コート 13404 (72)発明者 ミラー ジョエル ビー. アメリカ合衆国 20785 メリーランド州 チェヴァリー クレスト アヴェニュー 3003

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.(a)所定の周波数を有する一連の無線周波数パルスを発生する段階と、 (b)当該一連の無線周波数パルスをコイルに送信する段階と、 (c)段階(b)においてコイルに送信した一連の無線周波数パルスに応じて所 定強度のrf波を被検体に照射する段階とから成り、当該被検体がダイポール− ダイポール相互作用による局所的な磁界を有しており、さらに、 (d)段階(c)における被検体の照射に応じて積分処理した窒素信号を検出す る段階と、 (e)段階(d)において検出した積分化窒素信号を受信する段階と、 (f)当該積分化窒素信号を所定の閾値と比較する段階と、 (g)当該積分化窒素信号が当該所定の閾値を越える場合に信号発生する段階と から成り、 前記所定のrf波と前記局所磁界の強度の比が約1:1ないし約50:1であ ることを特徴とする、核四極共鳴により被検体中の窒素含有の爆薬および麻薬の 類を検出するための方法。 2.前記磁界強度の前記局所強度に対する比が約1:1ないし約30:1である ことを特徴とする請求項1に記載の方法。 3.前記磁界強度の前記局所強度に対する比が約1:1ないし約20:1である ことを特徴とする請求項2に記載の方法。 4.前記磁界強度の前記局所強度に対する比が約2:1ないし約20:1である ことを特徴とする請求項3に記載の方法。 5.前記磁界強度の前記局所強度に対する比が約1:1ないし約10:1である ことを特徴とする請求項3に記載の方法。 6.前記磁界強度の前記局所強度に対する比が約2:1ないし約10:1である ことを特徴とする請求項5に記載の方法。 7.前記段階(a)が前記所定周波数を有する一連の無線周波数パルスを検出す べき爆薬または麻薬の種類による14NNQRの周波数に近づけて発生することを 特徴とする請求項1に記載の方法。 8.前記段階(a)が無線周波数パルスのストロングオフレゾナンスコウムから 成る一連の無線周波数パルスを発生することを特徴とする請求項1に記載の方法 。 9.前記コイルが所定領域における被検体中の爆薬および麻薬の類を検出するた めのメアンダライン状表面コイルであることを特徴とする請求項1に記載の方法 。 10.前記コイルが所定領域における被検体中の爆薬および麻薬の類を検出する ための局在化コイルから成ることを特徴とする請求項1に記載の方法。 11.前記コイルが被検体全体における爆薬および麻薬の類を検出するためのソ レノイドコイルから成ることを特徴とする請求項1に記載の方法。 12.前記コイルが所定領域における被検体中の爆薬および麻薬の類を検出する ためのトロイドコイルから成ることを特徴とする請求項1に記載の方法。 13.核四極共鳴により被検体中の窒素含有の爆薬および麻薬の類を検出するた めのシステムにおいて、 所定の平均パワーおよび周波数を有する一連の無線周波数パルスで被検体を照 射し、当該被検体の照射に応じて積分処理した窒素信号を検出するための所定の 大きさの第1コイルと、 当該一連の無線周波数パルスを発生するためのパルス発生手段と、 当該一連の無線周波数パルスを前記第1コイルに送信し、かつ、当該第1コイ ルから前記積分化窒素信号を受信するための連結手段と、 当該積分化窒素信号を所定の閾値と比較するための比較手段と、 当該積分化窒素信号が当該所定の閾値を越える場合に信号発生するためのアラ ームとを含み、 前記第1コイルよりも大きい所定の大きさを有する第2コイルを当該第1コイ ルの代わりに置き換え、かつ、前記パルス発生手段が、当該第1コイルの前記r fパルスにおける所定の平均パワーに比して、当該第2コイル の第1コイルに対する容積増加における直接の線形比よりも有意に小さな比率で 増加する平均パワーを有する一連のrfパルスにより被検体を照射するように適 合して成る改良点を有することを特徴とするシステム。 14.前記パルス発生手段が、前記第1コイルのrfパルスにおける所定の平均 パワーに比して、コイルの容積増加の平方根に直接比例する平均パワーを有する 一連のrfパルスにより被検体を照射するように適合することを特徴とする請求 項9に記載のシステム。 15.核四極共鳴により、ダイポール−ダイポール相互作用による局所的磁界を 有する被検体中の窒素含有の爆薬および麻薬の類を検出するためのシステムにお いて、 所定周波数の一連の無線周波数バルスで被検体を照射し、当該被検体の照射に 応じて積分処理した窒素信号を検出するための所定の大きさのコイルと、 当該一連の無線周波数バルスを発生するためのパルス発生手段と、 当該一連の無線周波数パルスを前記コイルに送信し、かつ、当該コイルから前 記積分化窒素信号を受信するための連結手段と、 当該積分化窒素信号を所定の閾値と比較するための比較手段と、 当該積分化窒素信号が当該所定の閾値を越える場合に信号発生するためのアラ ームとを含み、 前記パルス発生手段が前記コイルを介して被検体を当 該被検体の局所的磁界強度にほぼ等しい値から該被検体の局所的磁界強度の約5 0倍までの範囲の強度を有するrf波で照射することを特徴とするシステム。 16.前記パルス発生手段が前記コイルを介して被検体を当該被検体の局所的磁 界強度にほぼ等しい値から該被検体の局所的磁界強度の約30倍までの範囲の強 度を有するrf波で照射することを特徴とする請求項15に記載のシステム。 17.前記パルス発生手段が前記コイルを介して被検体を当該被検体の局所的磁 界強度にほぼ等しい値から該被検体の局所的磁界強度の約20倍までの範囲の強 度を有するrf波で照射することを特徴とする請求項16に記載のシステム。 18.前記パルス発生手段が前記コイルを介して被検体を当該被検体の局所的磁 界強度にほぼ等しい値から該被検体の局所的磁界強度の約10倍までの範囲の強 度を有するrf波で照射することを特徴とする請求項17に記載のシステム。
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