JP2002509020A - フラッディングチャンバを備えたガス発生装置 - Google Patents

フラッディングチャンバを備えたガス発生装置

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JP2002509020A
JP2002509020A JP2000539929A JP2000539929A JP2002509020A JP 2002509020 A JP2002509020 A JP 2002509020A JP 2000539929 A JP2000539929 A JP 2000539929A JP 2000539929 A JP2000539929 A JP 2000539929A JP 2002509020 A JP2002509020 A JP 2002509020A
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    • B01J8/00Chemical or physical processes in general, conducted in the presence of fluids and solid particles; Apparatus for such processes
    • B01J8/0015Feeding of the particles in the reactor; Evacuation of the particles out of the reactor
    • B01J8/002Feeding of the particles in the reactor; Evacuation of the particles out of the reactor with a moving instrument
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    • B01J8/0035Periodical feeding or evacuation

Abstract

(57)【要約】 流動性材料である第1反応物(13、23)が入った第1隔室(11、21)及び第2反応物(14、24)が入った第2隔室(12、22)を含み、第1反応物(13、23)及び第2反応物(14、24)は、互いに反応したときにガス(10、20)を発生する、装置(1、2)に関する。本装置(1、2)は、第1位置と第2位置との間で移動可能なチャンバ(16、26)を含み、この移動可能なチャンバ(16、26)は、第1位置において第1隔室(11、21)と連通し、第2位置において第2隔室(12、22)と連通する。本装置は、加圧容器で使用した場合、必要な噴射剤を提供する。一つの作動方法では、容器を傾けてガス発生装置を作動しなければならない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、加圧容器で使用される種類のガス発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ガス発生装置は、特に様々な種類の加圧容器においてガスを発生するために広
範に使用されている。ガスは、このような装置では、通常は、二つの製品、即ち
第1及び第2の反応物間の反応によって発生される。このような反応を制御する
ため、第1隔室に第1反応物を入れ、第2隔室に第2反応物を入れ、所望の場合
にのみ、これらの反応物を合わせることにより反応を発生させる。反応により発
生したガスの量を更に制御するため、二つの反応物のうちの少なくとも一方を流
動性材料の形態にするのが好ましい。その結果、流動性材料の形態の反応物を更
に容易に取り扱うことができる。更に、少なくとも一方の反応物が流動性である
場合には、反応物間の反応表面が大きくなるため、反応が促進される。ひとたび
ガスが発生すると、ガスは、ガスを流出させるための手段を使用して装置から放
出される。
【0003】 本発明は、流動性材料である第1反応物が入った第1隔室及び第2反応物が入
った第2隔室を含み、第1反応物及び第2反応物は、互いに反応したときにガス
を発生し、ガスを出すための手段を含む、ガスを発生するための装置に関する。
このような装置は、欧州特許第EP−A−0 312 078号から既知である
【0004】 このような装置の利点の一つは、ガスの発生を圧力勾配に従って制御できると
いうことである。この装置は、基準圧力を持つ隔室並びに望ましからぬ作動を阻
止するバルブ等のアクチュエータを含む。これは、ガスが装置内に高圧で収容さ
れており、ガスが必要な場合に放出される、1993年10月22日に賦与され
たフランス国特許第FR−A−2 690 142号に開示された装置等の他の
装置とは異なっている。確かに、フランス国特許第FR−A−2 690 14
2号に開示の装置は、装置内の圧力をかなり高くする必要があるのに対し、欧州
特許第EP−A−0 312 078号等の装置は、ガスが必要な場合にしか発
生されないため、このような高い圧力を必要としない。この他に特に医療の分野
で使用される、WO91/23641に開示された装置等の、二つの反応物及び
二つの隔室を使用する同じ原理に基づいた装置がある。しかしながら、WO91
/23641の装置は、反応を開始するために二つの反応物を分ける膜を破るた
め、一度しか作動させることができない。これは、装置周囲のガス圧に応じて反
応を繰り返し開始でき且つ停止できる欧州特許第EP−A−0 312 078
号に開示された装置とは異なる。感圧アクチュエータを備えた他の装置が、米国
特許第3,178,075号 、又は1996年11月25日に出願された現在
係属中の欧州特許出願第96870149.0号に開示されている。
【0005】 二隔室ガス発生装置及び詳細にはこのような感圧装置にはこれらの及び他の利
点があるが、欠点もある。確かに、このような感圧装置は、十分効率的であるた
めに比較的敏感でなければならない。更に、このような装置は、装置の向きによ
る望ましからぬ作動を阻止するバルブを備えている必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、感圧式でない上述の缶の装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、この目的は、第1位置と第2位置との間で移動可能なチャン
バを更に有し、この移動可能なチャンバが第1位置で第1隔室と連通し、第2位
置で第2隔室と連通する、上述の種類の装置で達成される。
【0008】 本発明に従って形成された装置には多くの利点がある。確かに、ガスの発生は
、第1位置から第2位置へのチャンバの動きによってトリガーされる。通常は、
チャンバが第1位置にあるときに第1反応物の一部がチャンバに進入する。第1
反応物のこの部分は、通常は、チャンバが第2位置にあるときに第2隔室内に放
出され、従って第2反応物と接触する。従って、このような装置は感圧式でなく
、エアゾール容器内の圧力を再生するためにバルブを使用することを必要としな
い。確かに、使用者がエアゾールのバルブに加える作用を、有利には、チャンバ
を移動するために使用できる。更に、ガスを発生するためにチャンバを使用する
ことにより、装置が発生するガスの量を正確に制御できる。確かに、ガスの発生
を開始する即ちトリガーするためにチャンバを移動させることが必要であるが、
ひとたびガスの発生が開始されると、発生されたガスの量は、少なくとも、チャ
ンバ内に挿入できる第1反応物の量、及びかくして反応のために第1隔室から第
2隔室に送られる第1反応物の量によって制限される。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、添付図面を参照して本発明を例として説明する。
【0010】 本発明による装置は、ガスを発生するための装置である。ガスの発生は、加圧
容器産業で特に有利である。確かに、HFC噴射剤をそれらが環境に及ぼす影響
を考慮して除外することが必要とされているということがエアゾール産業で周知
である。代替となる選択は、多くの場合、プロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサ
ン等の低分子量炭化水素であったが、これらは引火性ガスであり、潜在的な点火
源を持つ内側に閉じ込められた用途に必ずしも適しているとはいえない。これら
の理由により、当該産業では、環境に対して更に優しい化学物質に移行しようと
する動きがある。
【0011】 上掲の有機噴射剤に代えて液化不能の噴射剤ガスを使用する場合には、別の問
題が生じる。多くの従来の液化可能な有機噴射剤ガスとは異なり、二酸化炭素や
酸化窒素は、エアゾール容器で得ることのできる圧力(即ち、代表的には、最大
で10bar乃至12bar)では液化させることができない。製品組成物がエ
アゾールキャニスタから徐々に出ていくに従って、上部空間内の二酸化炭素や酸
化窒素を液化可能な噴射剤の場合のように補充できず、その結果、上部空間内の
圧力が低下する。上部空間内の圧力が低くなり過ぎた場合には、エアゾール容器
から製品を出すことがもはやできない。従って、本発明の装置は、好ましくは、
CO又はNOを発生する。
【0012】 装置は二つの隔室を有し、これらの隔室の各々には反応物が入っている。これ
らの反応物は、互いに反応するとガスを発生するような反応物である。本発明の
特徴は、第1反応物が流動性材料であるということである。一方の反応物に流動
性材料を使用することにより、反応物間の接触表面が改良される。確かに、固体
ブロック状の反応物を使用した場合には 反応はあまりうまくいかず、これによ
り、反応に与かる接触表面が減少する。しかしながら、本明細書中では、粉体等
の材料が流動性材料に含まれるということに着目しなければならない。確かに、
「流動性材料」という用語は、重力の作用で流れるか或いはポンプで圧送される
材料を含む。このような材料には、液体、ゲル、乳濁液、又は粉体が含まれる。
本発明の好ましい実施形態では、第2反応物は固体材料である。反応物間の反応
は、化学反応及び/又は物理反応である。例えば、第1及び第2の反応物は、簡
単に互いに直接的に化学反応し、ガスを発生でき、例えば第1反応物が酸であり
、第2反応物が炭酸塩又は重炭酸塩である場合にはCOを発生する。しかし、
化学反応を、間接的に、物理的理由によって生じさせることができる。例えば、
第2反応物が、固体形態の二つの二次的反応物、例えば酸及び炭酸塩又は重炭酸
塩の混合物を含み、第1反応物が第2反応物の溶剤、例えば水を含む場合である
。確かに、このような場合には、実際の化学反応は二次的反応物間で生じ、第1
反応物と第2反応物との間で直接的に生じるのではない。
【0013】 反応物又は二次的反応物には、炭酸塩又は重炭酸塩等のアルカリが含まれる。
炭酸塩は、任意の塩の形態で使用できるが、ナトリウム塩、カルシウム塩、及び
マグネシウム塩が好ましい。アルカリと反応する酸も含まれる。酸は、好ましく
は、クエン酸、リンゴ酸、マロン酸、フマル酸、グリコール酸、酒石酸、アスパ
ラギン酸、琥珀酸、グルタル酸、アジピン酸、アコニック酸、アスコルビン酸、
塩酸、硫酸、又はこれらの酸の混合物からなる群から選択される。特に好ましい
のは有機酸であり、更に詳細には、マレイン酸が好ましい。
【0014】 第1反応物は、固体形態で、例えば固体ブロック又はタブレットとして使用で
きる。炭酸塩及び酸を、バラバラの、好ましくは予め混合した粉体として第2隔
室に入れ、第2反応物用の二次的反応物として使用する。別の態様では、炭酸塩
及び酸のいずれか又は両方を別々のタブレットの形態にし、或いは混合された炭
酸塩/酸タブレットの形態にする。
【0015】 本発明による装置は、ガスを流出させるための手段を備えている。代表的には
、このような手段は、ガスの発生時にガスを出すことができるバルブである。他
の手段には、装置用の多孔質の壁又は壁区分が含まれ、これにより、ガスが発生
したとき、ガスがこのような多孔質の壁又は壁区分を通って装置から流出する。
ガスを流出させるためのこのような手段は、更に、装置の壁、好ましくは第2隔
室を装置の外側から分離する壁に設けられた単なる穴であってもよいということ
に着目すべきである。例えば弾性バルブを使用した場合に達成できるような、ガ
スの流出を許容すると同時に材料の流入を阻止する手段が最も好ましい。
【0016】 本発明による装置は、チャンバを更に有する。チャンバは、内部容積を構成す
る部分である。チャンバは、第1位置と第2位置との間で移動可能である。移動
可能なチャンバは、第1位置では第1隔室と連通し、第2位置では第2隔室と連
通する。使用中、チャンバは、第1隔室と第2隔室との間を間接的に連通できる
。確かに、第1及び第2の隔室は、好ましくは、これらの隔室間を直接的に連通
させる手段を備えておらず、そのため、第1及び第2の反応物は、制御された方
法でしか反応させることができない。反応の制御は、チャンバをフラッディング
チャンバとして使用することによって行われる。これにより、チャンバは、第1
位置にあるときに第1反応物で完全に又は部分的に充填でき、次いで第2位置に
移動させることによって、第2反応物が入った第2隔室に第1反応物を流入させ
ることができ、かくして反応を生じさせることができる。チャンバは、第1位置
にあるとき、第1隔室と連通する。このような連通は、代表的には、チャンバの
壁に設けられた開口部によって得られ、これによって、チャンバの内部容積は、
チャンバが第1位置にあるとき、第1隔室に開放している。第1反応物が流動性
材料であるため、第1反応物は、チャンバが第1位置にあるとき、第1隔室から
チャンバに流入でき、流れは、第1隔室とチャンバとの間の連通を通って流れる
。第1隔室とチャンバとの間のこのような流れは、チャンバの位置以外の要素に
左右されるということに着目すべきである。確かに、第1反応物は第1隔室を完
全に充填することはできない。この場合、チャンバは、第1隔室と連通している
場合でも第1反応物と接触できない。確かに、その場合、チャンバは、第1反応
物がなくなった第1隔室の部分と連通できる。そのような場合、第1反応物をチ
ャンバに流入させるため、装置を所定の向きで傾けなければならない。これによ
り、反応の発生の制御を更に改良でき、これによって、チャンバが第1位置にあ
り且つ装置が所定の向きにある場合にのみ、第1反応物をチャンバに進入させる
【0017】 更に、チャンバは第2位置に移動させることによって第2隔室と連通させるこ
とができる。チャンバと第2隔室との間の連通は、チャンバと第1隔室との間を
連通させるのと同じ方法で行うことができる。例えば、チャンバが第1位置にあ
る場合に第1隔室に開放し、チャンバが第2位置にある場合に第2隔室に開放す
る、チャンバの壁に設けられた開口部によって行うことができる。チャンバは、
第1及び第2の位置を持たなければならず、第1隔室と連通している場合には第
2隔室と連通しておらず、第2隔室と連通している場合には第1隔室と連通して
いない。そのため、第1隔室と第2隔室との間が直接的に連通しないようにする
ことができる。確かに、第1隔室と第2隔室との間が直接的に連通している場合
には、例えば全ての第1反応物が第2隔室に望ましからぬ態様で流入し、過剰の
ガスを発生させる可能性がある。更に、第1反応物が流動性材料でなく、そのた
めチャンバに流入できず、第1隔室に付着させることができないのが好ましい。
確かに、第2反応物が固体形態であるのが好ましい。チャンバと第2隔室との間
の連通の大きさを適切に定めることによって、チャンバ内の第2反応物が流入し
ないようにするのが好ましい。その結果、第2反応物が第2隔室からチャンバに
通過できないようにしながら、第1反応物はチャンバから第2隔室に内に流出で
きる。
【0018】 図1に示す本発明による装置1の好ましい実施形態では、装置1は第1位置で
示してある。この実施形態では、チャンバ16は長手方向軸線19を持つ円筒形
形状を備えている。チャンバ16は、長手方向軸線19に沿って移動させること
ができる。第1位置での第1隔室11との連通、及び第2位置での第2隔室12
との連通は、チャンバ16の端部に配置された一つ又はそれ以上の開口部30を
通して行われる。連通手段として役立つ上で、単一の開口部30で十分であると
いうことに着目すべきである。図1に示すように、チャンバ16が第1位置にあ
るとき、第1反応物13がチャンバ16に進入する。チャンバ16及び第1隔室
11の幾何学的形状並びに開口部30の位置は、装置1の向き18に応じて第1
反応物13がチャンバ16に進入するか或いはチャンバ16に進入しないように
定められる。本発明による別の実施形態では、第1反応物13は、チャンバ16
が第1位置にある場合に、チャンバ16の向きに拘わらず、第1チャンバ16に
進入する。これは、例えば、連通手段として作用する多孔質の壁を持つチャンバ
16を使用することによって得られる。装置1は、チャンバ16が第1位置にあ
るときにチャンバ16の壁の少なくとも一部が第1反応物13と接触する、幾何
学的形状を備えている。図1の装置1のチャンバ16は、図2に示すように、第
2位置まで移動させることができる。この場合、第1反応物13の幾分かが図1
に示すようにチャンバに進入しているため、及びチャンバ16が第2位置にある
ときに第2隔室12と連通しているため、第1反応物13は、連通手段即ち図2
の開口部30を通って流出し、第2隔室12内に存在する第2反応物14と接触
する。チャンバ16が第2位置にあるときに第1反応物13が第2隔室12内の
チャンバ16から流出することもまた、装置の向き18及び装置1の幾何学的形
状で決まるということに着目すべきである。第1反応物13が第2隔室12内に
チャンバ16を介して送られるため、送られた第1反応物13の量は、チャンバ
16の内部容積を越えることはできない。これは、安全上の理由により重要であ
る。これにより、発生するガス10の量は、反応物の濃度及びチャンバ16の最
大内部容積で決まる最大値を与えることができる。これは、確かに、圧力を過度
に上昇させることになるガス10の過剰発生をなくし、使用者に安全を保証する
。確かに、本発明の装置1は、使用者の安全性を改善しようとするものである。
更に、このような装置1によりガス10を制御された方法で発生させることがで
き、所望量のガス10だけを発生させることができ、かくして反応物(13、1
4)又はガス10を制御された量で使用でき、かくして環境に有用な結果をもた
らす。図3に示すように、ガス10は、反応物(13、14)が接触すると発生
を開始する。ガス10の発生は、例えば、第1反応物13が例えば第2反応物1
4用の溶剤であり、第2反応物14が固体形態の2つの二次反応物の混合物を含
む場合には、溶解を開始するのに必要な時間のため、遅れる。詳細には、第2反
応物14は、酸である第1二次反応物及び炭酸塩である第2二次反応物を含み、
第1反応物13は水である。ひとたびガスの発生が始まると、図3に示すような
ガス10を流出させるための手段15を使用して装置1からガスを出すことがで
きる。図示の実施形態では、ガス10は、ひとたび第1反応物13及び第2反応
物14が接触すると、チャンバ18の位置に拘わらず発生される。好ましい実施
形態では、図1に示す装置は、エアゾール容器のバルブの下に固定される。バル
ブはステム17を含み、可動チャンバ16はステム17に固定されているか或い
はステム17の部分である。使用者が例えば容器から内容物を放出するためにス
テム17を変位させると、チャンバ16が第1位置と第2位置との間で、又は第
2位置と第1位置との間で変位し、かくしてガス10を発生させることができる
。例えば、バルブがエアゾール容器の上側に設けられている場合には、容器の使
用時にステム17を押すとチャンバ16が図1に示す第1位置に移動する。圧力
を解放するとチャンバ16は図2に示す第2位置に移動し、かくして、容器の使
用中に放出されたガス10を補充できる。
【0019】 本発明による装置2の別の構造を図4に示す。この構造は、更に詳細には、チ
ャンバ26をステム27に固定するように設計されている。ステム27は、加圧
容器用バルブの部分であり、加圧容器のバルブを作動するためにステム27を変
位させると、チャンバ26が第1位置と第2位置との間で変位する。チャンバ2
6をステム27自体の延長部とすることもできる。図4に示す実施形態は、装置
2を図5に示すように傾け、チャンバ26が第1位置にあるときに第1反応物2
3を流入させることができる必要がある。確かに、装置2は、第1隔室21が第
1反応物23で部分的にしか充填されておらず、これによって、チャンバ26が
第1位置にあり且つ装置2が図5に示す所定の向きにある場合に第1反応物23
がチャンバ26に進入するようになっている。これは、例えば図4に示す装置2
を持つ加圧容器を使用する場合に特に適用される。この装置では、加圧容器用の
バルブの一部であるステム27にチャンバ26が固定されている。加圧容器のバ
ルブを作動するためにステム27を変位させるとチャンバ26が第1位置と第2
位置との間で変位する。チャンバ26はバルブの開放時に第1位置にあり、バル
ブの閉鎖時に第2位置にあり、加圧容器には、製品及び液化不能の気体状噴射剤
が収容されている。装置2が発生したガス20は、噴射剤であり、気体状噴射剤
は、容器が直立している場合に製品の上方にあり、容器上部にある。バルブは、
その開放時に容器の上部と容器の外側との間を連通できる。そのため、容器は、
通常は、傾けた場合に使用される。これにより、所定の向き28は、容器及び従
って装置2を傾けた場合にのみ、第1反応物23がチャンバ26に進入するよう
な方向である。チャンバ26は、バルブの開放時に第1位置にある。好ましい実
施形態では、装置2は、起泡洗剤組成物が入った加圧容器で使用され、噴射剤は
COである。バルブは、容器が直立している場合に、即ちバルブが設けられた
容器端部が上方を向いている場合に容器の内側の上部分と連通している。このよ
うな場合には、液化不能の噴射剤の気体相、例えばCOが、製品、例えば起泡
組成物の上方にある。従って、バルブが容器の上部に設けられているため、製品
をバルブを通して噴射剤によって押すためには容器を逆様にしなければならない
。従って、このような容器の通常の使用は、以下のように行われる。即ち、容器
を逆様にしてバルブを下に向け、バルブのステム27を押して開放し、製品を出
し、ステム27に加えた圧力を取り除き、バルブを再び閉鎖し、容器を元通り上
向きにする。装置2を図4に示すようにステム27を上にして置いたとき、以下
のことが起こる。バルブを上に向けて容器を立てたとき、装置は図4に示す状態
にある。チャンバ26は第2位置にある。確かに、チャンバ26は、この例では
、チャンバ26の不作用位置即ちデフォルト位置として第2位置を有し、これに
より、ステム27を保持できるばね手段によって不作用位置に保持され、かくし
てバルブを不作用により閉鎖する。容器を使用のために傾けると、装置2もまた
図5に示すように傾けられる。更に、使用者は、ステム27を押してバルブを開
放する。するとチャンバ26が第1位置に移行し、第1反応物23をチャンバ2
6に進入させる。使用者がステムを押すのを止めて小出しを停止し、容器を引っ
繰り返し、及びかくして装置を再び直立させると、装置2は図6に示す状態にな
り、これによりチャンバ26は第2位置になる。従って、図7に示すようにガス
20の発生を生じさせることができる。このような場合に使用されたこのような
装置2の利点は、発生されたガス20の量がチャンバ26に進入する第1反応物
の量に比例し、この量は製品を小出しする時間の長さで決まるということに着目
すべきである。従って、小出しされる製品の量が多ければ多い程、小出しによっ
て失われる噴射剤が多くなり、装置2によって再生される噴射剤が多くなるが、
これには、チャンバ26の最大容積と対応する最大限度がある。これは、使用者
の安全性にとって有用である。好ましい実施形態では、加圧容器のバルブは閉塞
バルブであり、そのため、バルブは所定の向きでのみ開放でき、その結果、噴射
剤は、望ましからぬように無駄になることがない。従って、閉塞バルブを持つこ
のような容器は、噴射剤の無駄を閉塞バルブによって防止するばかりでなく、使
用された噴射剤を本発明の装置2によって再生でき、かくして、消費者の安全性
を維持し又は改良しつつ、消費者を満足させることができる。確かに、現存の缶
において、閉塞バルブが設けられている場合でも、缶の内側の圧力は、使用中、
通常の使用により低下し、かくして、例えば起泡組成物を小出しする場合等で小
出しされる製品の量を変化させ、これによって、多数回使用した後、圧力の低下
により泡の密度が高くなるが、このような圧力低下は、本発明による装置2を使
用することにより補償できる。
【0020】 ガス(10、20)を発生するための第1反応物(13、23)と第2反応物
(14、24)との間の反応に、第1反応物(13、23)と第2反応物(14
、24)との間の接触表面によって、影響を及ぼすことができる。例えば、図4
の装置2は、第1反応物(13、23)と第2反応物(14、24)との間に、
図1の装置1の接触表面よりも比較的大きな接触表面を提供する。接触表面のこ
のような相違は、通常は、反応速度に影響を及ぼす。接触表面を変化させる他の
方法は、例えば、多孔質材料又は粉体を使用することである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 チャンバが第1位置にある、本発明による装置の一実施形態の断面図である。
【図2】 チャンバが第2位置にある、図1の実施形態の断面図である。
【図3】 ガス発生中の図1の実施形態の断面図である。
【図4】 チャンバが第2位置にある、本発明による装置の別の実施形態の断面図である
【図5】 装置が傾けてあり、チャンバが第1位置にある、図4の実施形態の断面図であ
る。
【図6】 チャンバが第2位置にある、図4の実施形態の断面図である。
【図7】 ガス発生中の図4の実施形態の断面図である。
【符号の説明】
1 装置 10 ガス 11 第1隔室 12 第2隔室 13 第1反応物 14 第2反応物 16 チャンバ 19 長手方向軸線 30 開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 ONE PROCTER & GANBL E PLAZA,CINCINNATI, OHIO,UNITED STATES OF AMERICA Fターム(参考) 3E014 PA10 PB04 PC08 PD04 PD30 PE07 PF10 4G068 DA10 DB11 DC02 DC06 DC10 DD20

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流動性材料である第1反応物(13、23)が入った第1隔室(11、21)
    及び第2反応物(14、24)が入った第2隔室(12、22)を含み、前記第
    1反応物(13、23)及び前記第2反応物(14、24)は、互いに反応した
    ときにガス(10、20)を発生し、前記ガス(10、20)を出すための手段
    を含む、ガス(10、20)を発生するための装置(1、2)において、前記装
    置(1、2)は、第1位置と第2位置との間で移動可能なチャンバ(16、26
    )をさらに含み、前記移動可能なチャンバ(16、26)は、前記第1位置にお
    いて前記第1隔室(11、21)と連通し、前記第2位置において前記第2隔室
    (12、22)と連通する、ことを特徴とする装置(1、2)。
  2. 【請求項2】 前記第2反応物(14、24)は固体材料である、請求項1に記載の装置(1
    、2)。
  3. 【請求項3】 前記第2反応物(14、24)は、固体形態の二つの二次反応物からなる混合
    物を含み、前記第1反応物(13、23)は、前記第2反応物(14、24)用
    の溶剤である、請求項2に記載の装置(1、2)。
  4. 【請求項4】 前記チャンバ(16、26)はステム(17、27)に固定されており、前記
    ステムは加圧容器用バルブの部分であり、前記加圧容器のバルブを作動するため
    に前記ステム(17、27)を変位させると、前記チャンバ(16、26)が前
    記第1位置と前記第2位置との間で変位する、請求項1に記載の装置(1、2)
  5. 【請求項5】 前記チャンバ(16、26)は、前記バルブの開放時に前記第1位置にあり、
    前記バルブの閉鎖時に前記第2位置にある、請求項4に記載の装置(1、2)。
  6. 【請求項6】 前記第1隔室(21)は前記第1反応物(23)によって部分的にのみ充填さ
    れており、前記第1反応物(23)は、前記チャンバ(26)が前記第1位置に
    あり、前記装置(2)が所定の向き(18、28)を持つときにだけ前記チャン
    バ(26)に進入する、請求項1に記載の装置(2)。
  7. 【請求項7】 前記ガス(10、20)はCOであり、前記第1反応物(13、23)は酸
    であり、前記第2反応物(14、24)は炭酸塩又は重炭酸塩である、請求項1
    に記載の装置(1、2)。
  8. 【請求項8】 前記チャンバ(16)は長手方向軸線(19)を持つ円筒形形状であり、前記
    チャンバ(16)は前記長手方向軸線(19)に沿って移動可能であり、前記第
    1位置での前記第1隔室との連通及び前記第2位置での前記第2隔室との連通は
    、前記チャンバの端部に配置された開口部(30)を通して行われる、請求項1
    に記載の装置(1)。
  9. 【請求項9】 前記第2位置は前記チャンバ(16、26)の不作用位置であり、この不作用
    位置にばね手段によって保持されている、請求項1に記載の装置(1、2)。
  10. 【請求項10】 請求項5又は6に記載の装置(1、2)を含む加圧容器において、この加圧容
    器には、製品及び液化不能のガス状噴射剤が入っており、前記装置(1、2)が
    発生する前記ガス(10、20)は噴射剤であり、前記ガス状噴射剤は、前記容
    器が直立している場合に前記製品の上方に前記容器の上部にあり、前記バルブは
    、その開放時に前記容器の前記上部と前記容器の外側との間を連通させることが
    でき、前記容器は通常は傾けて使用され、前記所定の向きは、前記容器を傾けた
    場合及び前記バルブを開放して前記チャンバ(16、26)が前記第1位置にあ
    る場合にのみ、前記第1反応物(13、23)が前記チャンバ(16、26)に
    進入する方向である、加圧容器。
JP2000539929A 1998-01-16 1998-12-22 フラッディングチャンバを備えたガス発生装置 Withdrawn JP2002509020A (ja)

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