JP2002507817A - 光記録担体及び走査装置 - Google Patents
光記録担体及び走査装置Info
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- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
記録担体（１）には、半径方向で且つトラックに沿った所定の位置（１８）にウーブルされたグルーブ（４）を有するトラックが設けられる。所定の位置のエンボスピット（１９）は、アドレス情報を表す。所定の位置の近くのウーブルの位相は所定の位置にピットがある（１９）か否か（２０）に依存する。
Description
【０００１】 本発明は、トラックにはトラックに沿ってウーブルドグルーブと所定の位置が
設けられ、その位置に、情報がピットの形式で蓄積された、光学的に検出可能な
マークのパターンで情報を記録すための実質的に平行なトラックを有する記録層
を有する光記録担体に関する。本発明は、そのような記録担体を走査する方法及
び、方法を実行する装置に関する。
設けられ、その位置に、情報がピットの形式で蓄積された、光学的に検出可能な
マークのパターンで情報を記録すための実質的に平行なトラックを有する記録層
を有する光記録担体に関する。本発明は、そのような記録担体を走査する方法及
び、方法を実行する装置に関する。
【０００２】 走査する放射スポットにより記録担体にユーザ情報を書き込むときには、一般
的には、記録担体上で放射スポットの位置を知ることが望ましい。未記録の記録
可能記録担体には利用できるユーザ情報が無いので、位置は、記録担体のエンボ
スドウーブルドグルーブ又は、エンボスピットに蓄積された位置情報を読むこと
により決定される。
的には、記録担体上で放射スポットの位置を知ることが望ましい。未記録の記録
可能記録担体には利用できるユーザ情報が無いので、位置は、記録担体のエンボ
スドウーブルドグルーブ又は、エンボスピットに蓄積された位置情報を読むこと
により決定される。
【０００３】 一般的には、トラックは、走査装置により追従されるべき記録担体上のライン
であり、記録担体の特性寸法の次元の長さを有する。矩形記録担体のトラックは
実質的に記録担体の長さに等しい長さを有する。ディスク状記録担体のトラック
は、ディスク上の、３６０°回転の連続する螺旋又は、円状のラインである。
であり、記録担体の特性寸法の次元の長さを有する。矩形記録担体のトラックは
実質的に記録担体の長さに等しい長さを有する。ディスク状記録担体のトラック
は、ディスク上の、３６０°回転の連続する螺旋又は、円状のラインである。
【０００４】 トラックは、グルーブ及び/又はグルーブ間のランド位置であっても良い。グ ルーブは記録層のランド部分のトレンチ状の特徴であり、トレンチの底部は、記
録担体の光の入射側へ近づくか又は離れる。ユーザ情報は、ランド上又はグルー
ブ内に記録される。ピットはランド上又は、グルーブ内に配置される。
録担体の光の入射側へ近づくか又は離れる。ユーザ情報は、ランド上又はグルー
ブ内に記録される。ピットはランド上又は、グルーブ内に配置される。
【０００５】 前文の記録担体は欧州特許出願番号０８００１６５から知られる。位相ジャン
プ無しに一定の周波数で半径方向にウーブルされたグルーブと、ウーブルされた
グルーブの１周の所定の位置に形成されたピットを有する光記録担体が開示され
る。ピットはピットの中心から測定して、ウーブルが最小又は最大の偏差を有す
る位置に形成される。既知の記録担体の欠点は、ユーザ情報がトラックに記録さ
れたときにピットの検出の信頼性が低下することである。
プ無しに一定の周波数で半径方向にウーブルされたグルーブと、ウーブルされた
グルーブの１周の所定の位置に形成されたピットを有する光記録担体が開示され
る。ピットはピットの中心から測定して、ウーブルが最小又は最大の偏差を有す
る位置に形成される。既知の記録担体の欠点は、ユーザ情報がトラックに記録さ
れたときにピットの検出の信頼性が低下することである。
【０００６】 本発明の目的は、更に信頼性ある検出が可能な、ピット−グルーブ構造を有す
る記録担体を提供することである。
る記録担体を提供することである。
【０００７】 本発明に従って、前文で述べた記録担体は、所定の位置でのウーブルの位相は
、所定の位置でのピットの存在に適合されることを特徴とする。グルーブのウー
ブルは、記録担体が走査されるときに、ピットから得られる信号を高めることが
できる。本発明によれば、トラックに沿った所定の位置でのウーブルの位相は、
そのような位置でのピットの存在又は、不存在に適合されねばならない。位相が
、ピットのある所定の位置での第１の値と、ピットの無い所定の位置での第２の
異なる値を有する時には、ピットの検出マージンが実質的に増加する。増加され
た検出マージンで、ピットサイズの低減が可能でありそれにより、トラックに記
録されたユーザ情報を表す信号へのピットからのクロストークを低減できる。
、所定の位置でのピットの存在に適合されることを特徴とする。グルーブのウー
ブルは、記録担体が走査されるときに、ピットから得られる信号を高めることが
できる。本発明によれば、トラックに沿った所定の位置でのウーブルの位相は、
そのような位置でのピットの存在又は、不存在に適合されねばならない。位相が
、ピットのある所定の位置での第１の値と、ピットの無い所定の位置での第２の
異なる値を有する時には、ピットの検出マージンが実質的に増加する。増加され
た検出マージンで、ピットサイズの低減が可能でありそれにより、トラックに記
録されたユーザ情報を表す信号へのピットからのクロストークを低減できる。
【０００８】 ウーブルは、トラックに沿ってピットを結ぶ中心線から測定して、ピットのあ
る所定の位置で最小値を有し、ピットのない所定の位置で最大値を有するのが好
ましい。ピットが２つの隣接するグルーブ間のランド部分に配置されているとき
には、２つのグルーブは逆相が好ましい。ピットがランド内の凹部で、且つグル
ーブがトレンチ状である場合には、ピットのある所定の位置はランドが最小幅を
有する位置に配置され、ピットのない所定の位置はランドが最大幅を有する位置
に配置されるのが好ましい。
る所定の位置で最小値を有し、ピットのない所定の位置で最大値を有するのが好
ましい。ピットが２つの隣接するグルーブ間のランド部分に配置されているとき
には、２つのグルーブは逆相が好ましい。ピットがランド内の凹部で、且つグル
ーブがトレンチ状である場合には、ピットのある所定の位置はランドが最小幅を
有する位置に配置され、ピットのない所定の位置はランドが最大幅を有する位置
に配置されるのが好ましい。
【０００９】 所定の位置はトラックに沿って等距離の位置に配置される。それらは、連続し
てグループ化され、トラック方向の続いて連続する所定の位置の間のウーブルは
、情報を表すのが好ましい。ウーブルの情報が位相シフトキーイングで符号化さ
れているときには、ウーブルの同じ位相変動は、所定の位置の位置でグルーブの
部分として使用され、所定の位置の連続の間でグルーブの部分として使用される
。
てグループ化され、トラック方向の続いて連続する所定の位置の間のウーブルは
、情報を表すのが好ましい。ウーブルの情報が位相シフトキーイングで符号化さ
れているときには、ウーブルの同じ位相変動は、所定の位置の位置でグルーブの
部分として使用され、所定の位置の連続の間でグルーブの部分として使用される
。
【００１０】 所定の位置は、２つの隣接する所定の位置の対にグループ化されるのが好まし
い。そして、対の各々に１つのピットのみがあるのが好ましい。例えば、ピット
に続いてピットが無い場合には’１’であり、ピットが無い場合に続いてピット
がある場合には’０’というように、単一の論理値が、対に割り当てられる。対
の両位置でピットがあると決定された場合には、単一の位置での検出と比較して
、’１’と’０’の間の検出マージンが増加される。
い。そして、対の各々に１つのピットのみがあるのが好ましい。例えば、ピット
に続いてピットが無い場合には’１’であり、ピットが無い場合に続いてピット
がある場合には’０’というように、単一の論理値が、対に割り当てられる。対
の両位置でピットがあると決定された場合には、単一の位置での検出と比較して
、’１’と’０’の間の検出マージンが増加される。
【００１１】 隣接グルーブ間でランド部分が配置された記録担体では、ランド部分には交互
にピットありとピット無しが設けられるのが好ましい。グルーブを走査するとき
には、グルーブの一方の側のみにピットがあり、それにより隣接トラック間のク
ロストークを減少する。
にピットありとピット無しが設けられるのが好ましい。グルーブを走査するとき
には、グルーブの一方の側のみにピットがあり、それにより隣接トラック間のク
ロストークを減少する。
【００１２】 トラックにはトラックに沿ってウーブルドグルーブと所定の位置が設けられ、
その位置に、情報がピットの形式で蓄積された、光学的に検出可能なマークのパ
ターンで、ユーザ情報を記録すために実質的に平行なトラックを有する光記録担
体を走査する、放射ビームでトラックを走査する光学系と、記録担体から反射さ
れる放射ビームを検出する検出器と、検出器の出力信号からのピットによりあら
わされた情報を得る第1の信号処理器とを有する本発明による装置は、検出器の 出力信号からのウーブルにより表される情報を得る第２の信号処理器と、第1の 信号処理器と第２の信号処理器の情報出力信号から、情報信号を形成する選択手
段を有することを特徴とする。
その位置に、情報がピットの形式で蓄積された、光学的に検出可能なマークのパ
ターンで、ユーザ情報を記録すために実質的に平行なトラックを有する光記録担
体を走査する、放射ビームでトラックを走査する光学系と、記録担体から反射さ
れる放射ビームを検出する検出器と、検出器の出力信号からのピットによりあら
わされた情報を得る第1の信号処理器とを有する本発明による装置は、検出器の 出力信号からのウーブルにより表される情報を得る第２の信号処理器と、第1の 信号処理器と第２の信号処理器の情報出力信号から、情報信号を形成する選択手
段を有することを特徴とする。
【００１３】 トラックにはトラックに沿ってウーブルドグルーブと所定の位置が設けられ、
その位置に、情報ががピットの形式で蓄積された、光学的に検出可能なマークの
パターンで、ユーザ情報を記録すために実質的に平行なトラックを有する光記録
担体を走査する本発明による方法であって、走査中に、選択基準に従って、情報
がピット、ウーブル及び、ピットとウーブルの打ちの１つから得られることを特
徴とする。
その位置に、情報ががピットの形式で蓄積された、光学的に検出可能なマークの
パターンで、ユーザ情報を記録すために実質的に平行なトラックを有する光記録
担体を走査する本発明による方法であって、走査中に、選択基準に従って、情報
がピット、ウーブル及び、ピットとウーブルの打ちの１つから得られることを特
徴とする。
【００１４】 本発明の目的、優位点及び、特徴は図を参照して以下の、本発明の好適な実施
例の詳細な説明からさらに明らかとなろう。
例の詳細な説明からさらに明らかとなろう。
【００１５】 図1は、本発明に従った記録担体１の実施例を示し、図１ａは平面図、図１ｂ は線ｂ−ｂの断面を示す。記録担体１は、トラックの連続を有し、各々は螺旋の
３６０°ターンを構成し、一部の８トラックが図に示されている。トラックは例
えば、予め形成されたグルーブ４又は、尾根５又は、グルーブと尾根の組合せで
構成される。トラックはトラック上に放射ビームを位置決めするのに意図されて
いる。記録担体１に情報を記録する目的で、記録層６を有する。記録層６は、透
明基板７に配置され、そして、保護コーティング８で被われている。トラックは
基板７を介して記録担体に入射する放射ビームにより走査される。記録層は放射
感度材料で構成される。適する放射に露光されると、光学的に検出可能な変化を
受ける。そのような層は、例えば、放射ビームにより熱せられると反射が変化す
る、テルル（ｔｅｌｌｕｒｉｕｍ）のような材料の薄膜である。代わりに、熱に
より磁化の方向又は結晶構造が変化する層は光磁気又は、層変化材料でも構成で
きる。層変化材料の例は、ＡｇＩｎＳｂＴｅ又はＧｅＳｂＴｅのようなテルルを
有する化合物である。トラックが放射ビームで走査されると、記録される情報に
より放射ビームの強度が変調され、光学的に読み取り可能なマークの情報パター
ンが得られる。そのパターンは情報を表す。非記録可能、読出し専用記録担体で
は、層６は反射層で、例えば、アルミニウム又は、銀のような金属で形成される
。そのような記録担体の情報は製造中に例えば、エンボスピットの形で、記録担
体にあらかじめ記録される。
３６０°ターンを構成し、一部の８トラックが図に示されている。トラックは例
えば、予め形成されたグルーブ４又は、尾根５又は、グルーブと尾根の組合せで
構成される。トラックはトラック上に放射ビームを位置決めするのに意図されて
いる。記録担体１に情報を記録する目的で、記録層６を有する。記録層６は、透
明基板７に配置され、そして、保護コーティング８で被われている。トラックは
基板７を介して記録担体に入射する放射ビームにより走査される。記録層は放射
感度材料で構成される。適する放射に露光されると、光学的に検出可能な変化を
受ける。そのような層は、例えば、放射ビームにより熱せられると反射が変化す
る、テルル（ｔｅｌｌｕｒｉｕｍ）のような材料の薄膜である。代わりに、熱に
より磁化の方向又は結晶構造が変化する層は光磁気又は、層変化材料でも構成で
きる。層変化材料の例は、ＡｇＩｎＳｂＴｅ又はＧｅＳｂＴｅのようなテルルを
有する化合物である。トラックが放射ビームで走査されると、記録される情報に
より放射ビームの強度が変調され、光学的に読み取り可能なマークの情報パター
ンが得られる。そのパターンは情報を表す。非記録可能、読出し専用記録担体で
は、層６は反射層で、例えば、アルミニウム又は、銀のような金属で形成される
。そのような記録担体の情報は製造中に例えば、エンボスピットの形で、記録担
体にあらかじめ記録される。
【００１６】 記録担体の半径方向のグルーブ周期は、０．７４μｍで、ランド位置５とグル
ーブ位置４の幅は等しい。グルーブ深さは５０ｎｍである。記録担体は波長６３
５と６５０ｎｍの放射ビームで走査されるのに適する。
ーブ位置４の幅は等しい。グルーブ深さは５０ｎｍである。記録担体は波長６３
５と６５０ｎｍの放射ビームで走査されるのに適する。
【００１７】 図２ａと２ｂは、４つの隣接トラックの２つ及び、部分の拡大平面図である。
この実施例のディスク上記録担体は、１６セグメントに分割され、それにより各
トラックを１６の等しい角度の隣接するセグメントに分割する。トラックの各セ
グメントは、１６シーケンスに分割される。図２ａは、４つの隣接トラック１０
，１１，１２及び、１３の第１のシーケンスを示す。図２ｂは、第２の１６シー
ケンスのトラック１０，１１，１２及び、１３のレイアウトを示す。各シーケン
スは、４つの隣接するビットセル１４，１５，１６，１７を有する。
この実施例のディスク上記録担体は、１６セグメントに分割され、それにより各
トラックを１６の等しい角度の隣接するセグメントに分割する。トラックの各セ
グメントは、１６シーケンスに分割される。図２ａは、４つの隣接トラック１０
，１１，１２及び、１３の第１のシーケンスを示す。図２ｂは、第２の１６シー
ケンスのトラック１０，１１，１２及び、１３のレイアウトを示す。各シーケン
スは、４つの隣接するビットセル１４，１５，１６，１７を有する。
【００１８】 トラックのグルーブは、太いうねった線で示され、２つの隣接するラインの間
の領域は、グルーブ間のランド部分である。図２ａと２ｂのランド部分の幅は、
明確にする理由から幅に関して誇張されている。ユーザ情報は、グルーブの中心
線に沿って案内されて、放射ビームによりグルーブに書かれる。
の領域は、グルーブ間のランド部分である。図２ａと２ｂのランド部分の幅は、
明確にする理由から幅に関して誇張されている。ユーザ情報は、グルーブの中心
線に沿って案内されて、放射ビームによりグルーブに書かれる。
【００１９】 各ビットセルは、ピットのある所定の位置を有する。所定の位置はランド部分
上で、円１８により示される。ピットのある所定の位置はオープンの円１９によ
り示される。ピットのない所定の位置はクロスのついた円２０により示される。
図のピットは、トラック１０と１１の間のランド部分１０’とトラック１２と１
３の間のランド部分１２’上のみにある。グルーブは、２０から３０ｎｍのピー
クツーピーク偏差の半径ウーブルを有する。ピットの深さは実質的にはグルーブ
と同じである。即ち、本実施例では５０ｎｍである。ピットの幅は、ピット位置
でランド部分の幅よりも小さい。しかし、幅は、ランド部分と等しくても良く、
それによりランド部分の両側の２つのグルーブの間が連結される。位置は、２つ
の隣接位置の対２１でグループ化される。ビットセルは３６０°周期のウーブル
を有する。実施例に示す対の所定の位置は、ビットセルの第２のウーブル周期の
９０°±１０°及び、２７０°±１０°である。
上で、円１８により示される。ピットのある所定の位置はオープンの円１９によ
り示される。ピットのない所定の位置はクロスのついた円２０により示される。
図のピットは、トラック１０と１１の間のランド部分１０’とトラック１２と１
３の間のランド部分１２’上のみにある。グルーブは、２０から３０ｎｍのピー
クツーピーク偏差の半径ウーブルを有する。ピットの深さは実質的にはグルーブ
と同じである。即ち、本実施例では５０ｎｍである。ピットの幅は、ピット位置
でランド部分の幅よりも小さい。しかし、幅は、ランド部分と等しくても良く、
それによりランド部分の両側の２つのグルーブの間が連結される。位置は、２つ
の隣接位置の対２１でグループ化される。ビットセルは３６０°周期のウーブル
を有する。実施例に示す対の所定の位置は、ビットセルの第２のウーブル周期の
９０°±１０°及び、２７０°±１０°である。
【００２０】 セグメント内のトラックは、４つのビットセルの１６シーケンスを有する。各
々は、合計でセグメント当り６４ビットセルである。セグメントの最初のビット
セル２２は、同期ビットを有し、２つのピットを有する対を特徴とする。各６３
の続くビットセルは、単一ピットを有し、データの論理値を示す対を含む。”ピ
ット”−”ピット無し”対は論理”１”を示し、”ピット無し”−”ピット”対
は論理”０”を示す。ビットセルの６３値のシーケンスは、多層記録担体の層番
号、トラック番号、セグメント番号、及び、エラー訂正データのようなアドレス
情報を示す。
々は、合計でセグメント当り６４ビットセルである。セグメントの最初のビット
セル２２は、同期ビットを有し、２つのピットを有する対を特徴とする。各６３
の続くビットセルは、単一ピットを有し、データの論理値を示す対を含む。”ピ
ット”−”ピット無し”対は論理”１”を示し、”ピット無し”−”ピット”対
は論理”０”を示す。ビットセルの６３値のシーケンスは、多層記録担体の層番
号、トラック番号、セグメント番号、及び、エラー訂正データのようなアドレス
情報を示す。
【００２１】 各トラックはいわゆるトラックマーク２３即ち、シーケンスの開始で比較的速
いグルーブの変調を有する。偶数番号のトラックのクロックマークは、ゼロ偏差
から最小偏差、最大偏差へ変化し、ゼロ偏差へ戻る。偏差は、グルーブの中心線
と、所定の位置が配置されたランド部分の中心線の間の距離である。奇数番号ト
ラック１１のクロックマークは、ゼロ偏差から最小偏差、最大偏差へ変化し、ゼ
ロ偏差へ戻る。クロックマークは、同期目的で使用される。クロックマークの極
性は、走査されているトラックが、偶数トラックであるか奇数トラックであるか
を決定するのに使用される。
いグルーブの変調を有する。偶数番号のトラックのクロックマークは、ゼロ偏差
から最小偏差、最大偏差へ変化し、ゼロ偏差へ戻る。偏差は、グルーブの中心線
と、所定の位置が配置されたランド部分の中心線の間の距離である。奇数番号ト
ラック１１のクロックマークは、ゼロ偏差から最小偏差、最大偏差へ変化し、ゼ
ロ偏差へ戻る。クロックマークは、同期目的で使用される。クロックマークの極
性は、走査されているトラックが、偶数トラックであるか奇数トラックであるか
を決定するのに使用される。
【００２２】 グルーブのウーブルの位相は、グルーブの偏差がピット無しの所定の位置２０
で最大値であり且つピットのある所定の位置１９で最小値となるようにされる。
図２に示す実施例では、これは、所定の位置の両側のグルーブに適用される。こ
れゆえ、偶数グルーブ１０，１２のウーブルは、奇数グルーブ１１，１３と逆相
である。本実施例のウーブルは、データビットを有するビットセルで移動ジャン
プがない。ウーブルは同期信号を有するビットセルで、幾つかの１８０°位相ジ
ャンプを有する。ウーブルの位相は、ビットセルにより表される論理値に依存す
る。これは、走査装置が、ビットセルに蓄積された情報を、ピットにより発生さ
れた記録担体からの放射ビームの変調からのみでは無く、ウーブルの位相により
発生された変調からも、読み出すことを可能とする。放射ビームがグルーブを追
従するとき、ランド部分１０’のピットに蓄積された情報は、いわゆるプッシュ
プル信号から得ることができる。同じ情報を、グルーブ１１を走査することによ
り得ることができる。走査装置は、クロックマーク２３の位相又は、第１のセグ
メント２２のグルーブウーブルの位相から、偶数グルーブ１１又は、奇数グルー
ブ１０のいずれを走査しているのかを決定できる。ランド部分のピットに蓄積さ
れた情報は、ランド部分の両側の２つのグルーブに共通である。
で最大値であり且つピットのある所定の位置１９で最小値となるようにされる。
図２に示す実施例では、これは、所定の位置の両側のグルーブに適用される。こ
れゆえ、偶数グルーブ１０，１２のウーブルは、奇数グルーブ１１，１３と逆相
である。本実施例のウーブルは、データビットを有するビットセルで移動ジャン
プがない。ウーブルは同期信号を有するビットセルで、幾つかの１８０°位相ジ
ャンプを有する。ウーブルの位相は、ビットセルにより表される論理値に依存す
る。これは、走査装置が、ビットセルに蓄積された情報を、ピットにより発生さ
れた記録担体からの放射ビームの変調からのみでは無く、ウーブルの位相により
発生された変調からも、読み出すことを可能とする。放射ビームがグルーブを追
従するとき、ランド部分１０’のピットに蓄積された情報は、いわゆるプッシュ
プル信号から得ることができる。同じ情報を、グルーブ１１を走査することによ
り得ることができる。走査装置は、クロックマーク２３の位相又は、第１のセグ
メント２２のグルーブウーブルの位相から、偶数グルーブ１１又は、奇数グルー
ブ１０のいずれを走査しているのかを決定できる。ランド部分のピットに蓄積さ
れた情報は、ランド部分の両側の２つのグルーブに共通である。
【００２３】 図３は、本発明に従った記録担体の代わりの実施例のビットセルのグルーブピ
ット構造を示す。ランド部分２４’は、連続する３つの等距離の所定の位置２６
を有する。図に示す３つ組みの中央位置はピットを有しておらず外側の２つの位
置はピットを有する。連続する３つ組みのピットの有無は、アドレス情報を表す
ことができる。ランド部分の両側の２つのグルーブ２４と２５は、同期目的でク
ロックマーク２６，２７を有する。ランド部分２４’に蓄積された情報はグルー
ブ２４と２５で共通である。グルーブの他の部分のランド部分は、ピットが設け
られていない。２つ及び、グルーブのウーブルは、所定の位置２６の近くで逆相
であり、ピットの近くで最小偏差を有し、ピット無しの所定の位置で最大偏差を
有する。２つのグルーブの３つ組みウーブルに続くビットセルの部分２８は、独
立して変調され、そして、各グルーブに特定の異なる情報を表す。論理”１”は
正弦波ウーブルの１周期として符号化され、そして、論理”０”は１８０°位相
がシフトした正弦波ウーブルの１周期として符号化される。
ット構造を示す。ランド部分２４’は、連続する３つの等距離の所定の位置２６
を有する。図に示す３つ組みの中央位置はピットを有しておらず外側の２つの位
置はピットを有する。連続する３つ組みのピットの有無は、アドレス情報を表す
ことができる。ランド部分の両側の２つのグルーブ２４と２５は、同期目的でク
ロックマーク２６，２７を有する。ランド部分２４’に蓄積された情報はグルー
ブ２４と２５で共通である。グルーブの他の部分のランド部分は、ピットが設け
られていない。２つ及び、グルーブのウーブルは、所定の位置２６の近くで逆相
であり、ピットの近くで最小偏差を有し、ピット無しの所定の位置で最大偏差を
有する。２つのグルーブの３つ組みウーブルに続くビットセルの部分２８は、独
立して変調され、そして、各グルーブに特定の異なる情報を表す。論理”１”は
正弦波ウーブルの１周期として符号化され、そして、論理”０”は１８０°位相
がシフトした正弦波ウーブルの１周期として符号化される。
【００２４】 他の実施例では、各ランド位置は１つのグルーブに関連し、各ランドは所定の
位置に設けられている。グルーブウーブルの位相は、関連するランド位置内の所
定の位置でのピットの存在に関連する。
位置に設けられている。グルーブウーブルの位相は、関連するランド位置内の所
定の位置でのピットの存在に関連する。
【００２５】 本発明は、図に示すウーブルパターには限定されない。パターンは、１つでな
く、２つ又はそれ以上の完全な正弦波を含めば良い。各パターン又はパターンの
連続の偏差の平均値は、放射ビームのラジアルトラッキングのオフセットを避け
るために、ゼロに等しいことが好ましい。パターンは偏差の急峻な遷移を避ける
ために、ゼロ偏差の部分を有することが好ましい。正弦波パターンの代わりに、
三角波パターン又は、ｓｉｎｃ−関数パターン等のような他のパターンでも良い
。
く、２つ又はそれ以上の完全な正弦波を含めば良い。各パターン又はパターンの
連続の偏差の平均値は、放射ビームのラジアルトラッキングのオフセットを避け
るために、ゼロに等しいことが好ましい。パターンは偏差の急峻な遷移を避ける
ために、ゼロ偏差の部分を有することが好ましい。正弦波パターンの代わりに、
三角波パターン又は、ｓｉｎｃ−関数パターン等のような他のパターンでも良い
。
【００２６】 図４は、図１に示す記録担体を走査する装置を示す。装置は、記録担体１０の
トラックを光学的に走査する光学系３１を有する。光学系３１は、例えば、半導
体レーザ等の放射源３２を有する。放射源３２は、放射ビーム３３を放出し、ビ
ームスプリッタ３４で反射され、記録担体１０上の情報層内のトラック上の放射
スポット３６へ、対物レンズ３５により集中させられる。記録担体より反射され
た放射は、対物レンズ３５とビームスプリッタ３４を通して検出器３７へ案内さ
れる。検出器は、走査されるトラックの方向に平行に走る検出器の２つの二等分
部分の間の線により分割された分割検出器である。２つの二等分部分の和信号は
、通常は、中央アパーチャ信号と呼ばれ、トラックに記録された信号を示し、信
号Ｓｉとして出力される。２つの二等分部分の差信号は、通常はプッシュプル信
号と呼ばれ、トラックに記録された位置情報とサーボ情報を表し、信号Ｓｐとし
て出力される。信号Ｓｐの低周波成分はサーボ情報を表し、操作されるトラック
の中心線に関する放射スポット３６の位置を示す。信号Ｓｐは、サーボ回路３８
の入力として使用され、後に低域通過フィルタにより、サーボ情報が通過され、
位置情報のブロックは阻止される。サーボ回路は、光学系３１及び／又は光学系
内の対物レンズ３５の位置制御することにより、トラック方向と垂直方向に放射
スポットの位置を制御する。
トラックを光学的に走査する光学系３１を有する。光学系３１は、例えば、半導
体レーザ等の放射源３２を有する。放射源３２は、放射ビーム３３を放出し、ビ
ームスプリッタ３４で反射され、記録担体１０上の情報層内のトラック上の放射
スポット３６へ、対物レンズ３５により集中させられる。記録担体より反射され
た放射は、対物レンズ３５とビームスプリッタ３４を通して検出器３７へ案内さ
れる。検出器は、走査されるトラックの方向に平行に走る検出器の２つの二等分
部分の間の線により分割された分割検出器である。２つの二等分部分の和信号は
、通常は、中央アパーチャ信号と呼ばれ、トラックに記録された信号を示し、信
号Ｓｉとして出力される。２つの二等分部分の差信号は、通常はプッシュプル信
号と呼ばれ、トラックに記録された位置情報とサーボ情報を表し、信号Ｓｐとし
て出力される。信号Ｓｐの低周波成分はサーボ情報を表し、操作されるトラック
の中心線に関する放射スポット３６の位置を示す。信号Ｓｐは、サーボ回路３８
の入力として使用され、後に低域通過フィルタにより、サーボ情報が通過され、
位置情報のブロックは阻止される。サーボ回路は、光学系３１及び／又は光学系
内の対物レンズ３５の位置制御することにより、トラック方向と垂直方向に放射
スポットの位置を制御する。
【００２７】 信号Ｓｐは、信号処理器３９にも送られ、信号Ｓｐから位置情報を抽出する。
信号処理器３９から出力された位置情報信号は、図６に示すようにマイクロプロ
セッサ４０へ送られる。マイクロプロセッサは、例えば、位置情報信号から、記
録担体１０上の放射スポット３６の現在の位置を得る。読出し、消去、書きこみ
中に、マイクロプロセッサは、現在の位置を望ましい位置と比較し、要求される
位置への光学系のジャンプのためのパラメータを決定する。ジャンプのパラメー
タは、サーボ回路３８へ送られる。情報信号Ｓｉは、マイクロプロセッサへ送ら
れ、信号から例えば、ディレクトリ情報を得ることができ、放射スポットの位置
を制御するのに使用される。情報信号は、マイクロプロセッサ４０の出力信号４
１として、供給される。
信号処理器３９から出力された位置情報信号は、図６に示すようにマイクロプロ
セッサ４０へ送られる。マイクロプロセッサは、例えば、位置情報信号から、記
録担体１０上の放射スポット３６の現在の位置を得る。読出し、消去、書きこみ
中に、マイクロプロセッサは、現在の位置を望ましい位置と比較し、要求される
位置への光学系のジャンプのためのパラメータを決定する。ジャンプのパラメー
タは、サーボ回路３８へ送られる。情報信号Ｓｉは、マイクロプロセッサへ送ら
れ、信号から例えば、ディレクトリ情報を得ることができ、放射スポットの位置
を制御するのに使用される。情報信号は、マイクロプロセッサ４０の出力信号４
１として、供給される。
【００２８】 位置情報を有する予め記録されたサーボトラックを有する記録担体上にユーザ
情報を書き込むときには、記録されるべきユーザ情報はマイクロプロセッサ４０
へ信号４２により供給される。走査装置はサーボトラックから位置情報を読む。
マイクロプロセッサ４０は、書きこむべき情報を位置情報と同期させ、放射源制
御部４３に接続された制御信号を発生する。放射源制御部４３は、放射源３２か
ら放出される放射ビームの光パワーを制御する。それにより記録担体１０のマー
クの形成を制御する。同期は位置情報内の同期パターンの間を固定の関係に置く
ことに関係し、同期パターンは記録されるユーザ情報信号内に存在する。
情報を書き込むときには、記録されるべきユーザ情報はマイクロプロセッサ４０
へ信号４２により供給される。走査装置はサーボトラックから位置情報を読む。
マイクロプロセッサ４０は、書きこむべき情報を位置情報と同期させ、放射源制
御部４３に接続された制御信号を発生する。放射源制御部４３は、放射源３２か
ら放出される放射ビームの光パワーを制御する。それにより記録担体１０のマー
クの形成を制御する。同期は位置情報内の同期パターンの間を固定の関係に置く
ことに関係し、同期パターンは記録されるユーザ情報信号内に存在する。
【００２９】 図５は、放射ビームが図２ａのトラック１０のビットセル２２を走査する期間
中に、時間ｔの関数としてのプッシュプル信号Ｓｐの一部を示す。クロックマー
ク２３は、比較的高い周波数成分を有する特徴４５として現れる。ビットセル内
の２つのピットは、ウーブル信号上の２つのピークとして現れる。ピークは、ピ
ークの位置のウーブルの信号レベルを増加させ、それにより検出マージンを増加
させる。
中に、時間ｔの関数としてのプッシュプル信号Ｓｐの一部を示す。クロックマー
ク２３は、比較的高い周波数成分を有する特徴４５として現れる。ビットセル内
の２つのピットは、ウーブル信号上の２つのピークとして現れる。ピークは、ピ
ークの位置のウーブルの信号レベルを増加させ、それにより検出マージンを増加
させる。
【００３０】 図６は、プッシュプル信号Ｓｐから位置情報を得るための信号処理器３９の実
施例を示す図である。信号Ｓｐは、高域通過フィルタ５０に接続される。高域通
過フィルタ５０は、クロックマークとピットに関連する信号成分は通過するが、
サーボ情報とウーブルに関連するブロックは阻止する。高域通過フィルタ信号は
、各クロックマークの予想される位置の近くで短時間の期間閉じるスイッチを有
するサンプリング器５１に送られる。サンプリング器５１は、位相ロックループ
（ＰＬＬ）５２に接続され、クロックマークによりクロックを安定化する。ＰＬ
Ｌはサンプリング器５１がクロックマークを通過させる期間を設定し、それによ
り、ピットからのような信号Ｓｐ内の高周波数成分からの妨害を防ぐ。クロック
の周波数は、Ｓｐから情報を得るために、サンプル時を正確に設定するのに十分
なほど高い。ＰＬＬのクロック信号は、制御回路５３に接続され、サンプリング
器のトリガ信号を発生する。
施例を示す図である。信号Ｓｐは、高域通過フィルタ５０に接続される。高域通
過フィルタ５０は、クロックマークとピットに関連する信号成分は通過するが、
サーボ情報とウーブルに関連するブロックは阻止する。高域通過フィルタ信号は
、各クロックマークの予想される位置の近くで短時間の期間閉じるスイッチを有
するサンプリング器５１に送られる。サンプリング器５１は、位相ロックループ
（ＰＬＬ）５２に接続され、クロックマークによりクロックを安定化する。ＰＬ
Ｌはサンプリング器５１がクロックマークを通過させる期間を設定し、それによ
り、ピットからのような信号Ｓｐ内の高周波数成分からの妨害を防ぐ。クロック
の周波数は、Ｓｐから情報を得るために、サンプル時を正確に設定するのに十分
なほど高い。ＰＬＬのクロック信号は、制御回路５３に接続され、サンプリング
器のトリガ信号を発生する。
【００３１】 高域通過フィルタ５０のより形成されたフィルタされた信号は、制御回路５３
からの第１のトリガ信号により制御された、サンプリング器５４に接続される。
第１のトリガ信号は、現在走査されているトラックに沿った所定の位置でのみサ
ンプリング器のスイッチを閉じる。所定の位置はクロックマークの位置に関連し
ているので、制御回路５３は、クロックマークに基づいている、ＰＬＬのクロッ
クから第１のトリガ信号を発生できる。サンプリング器５４の出力は、ピットに
よりあらわされた情報を含む第１の出力情報信号Ｓ１である。
からの第１のトリガ信号により制御された、サンプリング器５４に接続される。
第１のトリガ信号は、現在走査されているトラックに沿った所定の位置でのみサ
ンプリング器のスイッチを閉じる。所定の位置はクロックマークの位置に関連し
ているので、制御回路５３は、クロックマークに基づいている、ＰＬＬのクロッ
クから第１のトリガ信号を発生できる。サンプリング器５４の出力は、ピットに
よりあらわされた情報を含む第１の出力情報信号Ｓ１である。
【００３２】 信号Ｓｐは、グルーブウーブルの周波数が中心の帯域内の信号成分を通過する
、帯域通過フィルタ５５に接続されている。帯域通過フィルタ信号は、制御回路
５３からの第２のトリガ信号により制御されたサンプリング器５６に接続されて
いる。現在走査されているトラックに沿った位置で、ウーブルが最大位置に達し
たときに、サンプリング器５６のスイッチを閉じる。サンプリング器５６の出力
は、グルーブウーブルにより表される情報を含む第２の情報出力信号Ｓ２である
。
、帯域通過フィルタ５５に接続されている。帯域通過フィルタ信号は、制御回路
５３からの第２のトリガ信号により制御されたサンプリング器５６に接続されて
いる。現在走査されているトラックに沿った位置で、ウーブルが最大位置に達し
たときに、サンプリング器５６のスイッチを閉じる。サンプリング器５６の出力
は、グルーブウーブルにより表される情報を含む第２の情報出力信号Ｓ２である
。
【００３３】 要素５０と５４は、Ｓｐからピットにより表される情報を得るための第１の信
号処理器とみなされ、一方５０から５３、５５及び、５６は、Ｓｐからウーブル
により表される情報を得るための第２の信号処理器とみなされる。２つの信号処
理器の情報信号Ｓ１とＳ２は、選択手段５７へ送られる。選択手段５７は、Ｓ１ 、Ｓ２又は、Ｓ１とＳ２の組合せから情報信号Ｓ３を形成する。ウーブルの位相
は、トラックに沿った所定の位置でのピットの存在に対応するので、ピットに蓄
積された情報は、所定の位置の近くのウーブルに蓄積された情報と一般的に同一
である。信号Ｓ１とＳ２の選択を、走査装置が情報及び情報に埋め込まれた誤り
訂正／検出符号に関して動作する誤り訂正／検出回路により確立できる、信号の
品質から決定することができる。選択は記録担体の状態からも決定されてもよい
。未記録記録担体に対してはＳ１の品質は一般的には良いので、未記録記録担体
を走査しているときには、選択手段５７は”ピット”信号Ｓ１から情報信号Ｓ３ を形成でき、記録済み記録担体を走査しているときには、”ウーブル”信号Ｓ２ から形成できる。選択手段５７はピットによりあらわされた信号については信号
Ｓ１を使用し、そしてトラックに沿った所定の位置の外側のビットセルのウーブ
ルに蓄積された情報については信号Ｓ２を使用して、信号Ｓ１とＳ２の組合せと
して情報信号Ｓ３を形成できる。
号処理器とみなされ、一方５０から５３、５５及び、５６は、Ｓｐからウーブル
により表される情報を得るための第２の信号処理器とみなされる。２つの信号処
理器の情報信号Ｓ１とＳ２は、選択手段５７へ送られる。選択手段５７は、Ｓ１ 、Ｓ２又は、Ｓ１とＳ２の組合せから情報信号Ｓ３を形成する。ウーブルの位相
は、トラックに沿った所定の位置でのピットの存在に対応するので、ピットに蓄
積された情報は、所定の位置の近くのウーブルに蓄積された情報と一般的に同一
である。信号Ｓ１とＳ２の選択を、走査装置が情報及び情報に埋め込まれた誤り
訂正／検出符号に関して動作する誤り訂正／検出回路により確立できる、信号の
品質から決定することができる。選択は記録担体の状態からも決定されてもよい
。未記録記録担体に対してはＳ１の品質は一般的には良いので、未記録記録担体
を走査しているときには、選択手段５７は”ピット”信号Ｓ１から情報信号Ｓ３ を形成でき、記録済み記録担体を走査しているときには、”ウーブル”信号Ｓ２ から形成できる。選択手段５７はピットによりあらわされた信号については信号
Ｓ１を使用し、そしてトラックに沿った所定の位置の外側のビットセルのウーブ
ルに蓄積された情報については信号Ｓ２を使用して、信号Ｓ１とＳ２の組合せと
して情報信号Ｓ３を形成できる。
【００３４】 信号Ｓ３は、情報から同期信号を抜き出し、上述のように対又は３つ組みに論
理値を割り当てるために処理される。ピット及び／又はウーブルは記録担体のア
ドレス情報を表すことが好ましい。情報信号Ｓ３は、記録担体上の放射ビームの
位置を制御するために、マイクロプロセッサ４０の入力として使用される。
理値を割り当てるために処理される。ピット及び／又はウーブルは記録担体のア
ドレス情報を表すことが好ましい。情報信号Ｓ３は、記録担体上の放射ビームの
位置を制御するために、マイクロプロセッサ４０の入力として使用される。
【００３５】 信号処理器３９は、クロックマーク２３の位相を決定するための位相検出器を
有する。位相は現在走査されているトラックが偶数トラックであるか奇数トラッ
クであるかを決定するのに使用できる。
有する。位相は現在走査されているトラックが偶数トラックであるか奇数トラッ
クであるかを決定するのに使用できる。
【図１ａ】 本発明に従った記録担体の実施例を示す図である。
【図１ｂ】 本発明に従った記録担体の実施例を示す図である。
【図２ａ】 記録担体の４つの隣接トラックの拡大図を示す図である。
【図２ｂ】 記録担体の４つの隣接トラックの拡大図を示す図である。
【図３】 本発明に従った記録担体のビットセルを示す図である。
【図４】 本発明に従った走査装置を示す図である。
【図５】 ピット及びグルーブウーブルにより変調された信号を示す図である。
【図６】 検出信号から位置情報を得るための信号処理器を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 Ｇｒｏｅｎｅｗｏｕｄｓｅｗｅｇ １， 5621 ＢＡ Ｅｉｎｄｈｏｖｅｎ， Ｔｈ ｅ Ｎｅｔｈｅｒｌａｎｄｓ (72)発明者 スプライト，ヨハネス ハー エム オランダ国，5656 アーアー アインドー フェン，プロフ・ホルストラーン ６ (72)発明者 ファン フレルケン，ヨハネス イェー エル エム オランダ国，5656 アーアー アインドー フェン，プロフ・ホルストラーン ６ (72)発明者 ドレンテン，ローナルド エル オランダ国，5656 アーアー アインドー フェン，プロフ・ホルストラーン ６ Ｆターム(参考） 5D029 WA05 WA27 5D090 AA01 CC14 GG03 GG10 GG21 5D118 AA13 BA01 BC08 CD02 CD03 CD07
Claims (13)
- 【請求項１】 トラックにはトラックに沿ってウーブルドグルーブと所定の
位置が設けられ、その位置に、情報がピットの形式で蓄積された、光学的に検出
可能なマークのパターンで情報を記録すための実質的に平行なトラックを有する
記録層を有する光記録担体であって、所定の位置でのウーブルの位相は、所定の
位置でのピットの存在に適合されることを特徴とする光記録担体。 - 【請求項２】 ウーブルは、ピットを伴う所定の位置で最小値をとり、ピッ
トを伴わない所定の位置で最大値をとる請求項1記載の光記録担体。 - 【請求項３】 所定の位置は連続してグループ化され、且つ、トラック方向
の所定の位置の連続の間のウーブルは情報を表す請求項1記載の光記録担体。 - 【請求項４】 ウーブル内の情報は、位相シフトキーイングにより符号化さ
れている請求項３記載の光記録担体。 - 【請求項５】 所定の位置は隣接するグルーブ間に配置されている請求項1 記載の光記録担体。
- 【請求項６】 唯一の隣接グルーブのウーブルの位相が所定の位置のピット
の存在に適合される請求項５記載の光記録担体。 - 【請求項７】 両方の隣接グルーブの位相は所定の位置のピットの存在に適
合され、且つ両隣接するグルーブのウーブルは逆相である請求項５記載の光記録
担体。 - 【請求項８】 所定の位置は、２つの隣接する所定の位置の対にグループ化
され、且つ1つのピットは対の各々に存在する請求項１記載の光記録担体。 - 【請求項９】 ランド部分は隣接グルーブ間に配置され、且つランド部分に
は交互にピットありとピット無しが設けられた請求項１記載の光記録担体。 - 【請求項１０】 トラックにはトラックに沿ってウーブルドグルーブと所定
の位置が設けられ、その位置に、情報がピットの形式で蓄積された、光学的に検
出可能なマークのパターンで、ユーザ情報を記録すために実質的に平行なトラッ
クを有する光記録担体を走査する、放射ビームでトラックを走査する光学系と、
記録担体から反射される放射ビームを検出する検出器と、検出器の出力信号から
のピットによりあらわされた情報を得る第1の信号処理器とを有する装置であっ て、装置は、検出器の出力信号からのウーブルにより表される情報を得る第２の
信号処理器と、第1の信号処理器と第２の信号処理器の情報出力信号から、情報 信号を形成する選択手段を有することを特徴とする装置。 - 【請求項１１】 選択手段は、検出器の出力信号の品質に基づいて、情報出
力信号間を選択するように機能的に接続される請求項１０記載の装置。 - 【請求項１２】 ピットにより表される情報は、ウーブルにより表された情
報と少なくとも部分的に同一である請求項１０記載の装置。 - 【請求項１３】 トラックにはトラックに沿ってウーブルドグルーブと所定
の位置が設けられ、その位置に、情報がピットの形式で蓄積された、光学的に検
出可能なマークのパターンで、ユーザ情報を記録すために実質的に平行なトラッ
クを有する光記録担体を走査する方法であって、走査中に、選択基準に従って、
ピット、ウーブル及び、ピットとウーブルの内の１つから、情報信号が得られる
ことを特徴とする方法。
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| EP98200824.5 | 1998-03-16 | ||
| EP98200824 | 1998-03-16 | ||
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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| Country | Link |
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