JP2002507739A - 電磁輻射フィルタリングデバイスの波長較正方法 - Google Patents

電磁輻射フィルタリングデバイスの波長較正方法

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JP2002507739A JP2000538219A JP2000538219A JP2002507739A JP 2002507739 A JP2002507739 A JP 2002507739A JP 2000538219 A JP2000538219 A JP 2000538219A JP 2000538219 A JP2000538219 A JP 2000538219A JP 2002507739 A JP2002507739 A JP 2002507739A
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ディディエール ドミンゲス
フランソワ グラスデポ
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、装置外部にあって輻射が伝搬する伝搬媒体のスペクトル透過率を測定する装置(10;32)内にある電磁輻射フィルタリングデバイス(16)の波長較正の方法に関する。前記フィルタリングデバイスは、波長範囲内において、物理的パラメータの値に基づいて同調可能なスペクトル透過率を有している。本発明は、伝搬媒質内に常に自然な形態で存在するガス吸収線であって、その波長がフィルタリングデバイスの同調可能な波長範囲内に含まれるものをを少なくとも一つ選択し、そして、前記選択した少なくとも一つのガス吸収線を自然の参照標準として用いて、フィルタリングデバイスを較正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、装置の外部にある輻射の透過する伝搬媒質のスペクトル透過率(sp
ectrum transmission)を測定する当該装置に含まれている電磁輻射フィルタリ ングデバイスの波長を較正する方法に関する。
【0002】 ガス分析器、ガスセンサなどをはじめとするガスの熱量を測定する装置などの
周知の装置は、一つ以上の輻射源と、物理的なパラメータに基づいて前記輻射の
波長範囲において同調可能なスペクトル透過率を有するフィルタリングデバイス
と、前記輻射源から放射される輻射を検出するデバイスを含んで構成され、輻射
源と前記検出デバイスは、伝搬媒質を介して離間して配置される。
【0003】 同調可能なフィルタリングデバイスの一つの特徴は、このデバイスに加えられ
る物理的なパラメータの値Vと、フィルタリングデバイスの透過率の最大値に対
応する中心波長λmaxとの間の関係である。
【0004】 この関係λmax(V)は、一例として、フーリエ変換分光計を用いて、前記デ バイスに加えられる物理的なパラメータの値Vを変えてフィルタリングデバイス
の透過率を測定し、次に、フィルタリングデバイスの透過率が最大となるところ
に対応する中心波長の値を決定することによって、求めることができる。
【0005】 図1は、物理パラメータの値V1、V2に対して得られたそれぞれの中心波長に
同調されたフィルタリングデバイスの波長とスペクトル透過率Tの関係を示して
いる。
【0006】 波長を較正する作業は一般には実験室で行われる。この較正は、分光計の内部
の特性に依存する。その後、装置は現場に設置される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】 この装置を使用している間に、すなわちフィルタリングデバイスを使用してい
る間に、フィルタリングデバイスの透過率が最大となる中心波長と、フィルタリ
ングデバイスの制御値Vとの間の関係λmax(V)は変化しうることが知られて いる。
【0008】 このような変化は、一例として、フィルタリングデバイスが使用されていると
きは、較正されたときの温度条件とは異なる温度にさらされるという事実によっ
て説明することができる。
【0009】 このような変化は、また、フィルタリングデバイスが作られている材料の経年
変化に起因する場合もある。
【0010】 このような場合にできることは、装置をその場から移動し、もう一度前述のよ
うに実験室でフィルタリングデバイスの較正を行い、この再較正を行ったフィル
タリングデバイスとともに装置を再度現場に設置するということである。
【0011】 したがって、フーリエ変換分光計を使う必要性を伴わずに実験室で較正を行う
という問題、そして、装置をその場から移動する必要性を伴わずに較正を行うと
いう問題のうちの少なくとも一方を解決する波長較正方法を見いだすことができ
れば、有益である。
【0012】 かかる目的のために、装置外部の輻射の通過する伝搬媒質のスペクトル透過率
を測定する当該装置(10;32)に含まれる電磁輻射フィルタリングデバイス
(16)のための波長較正の方法であって、前記フィルタリングデバイスは、物
理的パラメータの値に基づいて前記輻射の波長の範囲内で同調可能なスペクトル
透過率を有しており、 伝搬媒質内に自然な形態で常に存在するガス吸収線であって、その対応する波
長が前記フィルタリングデバイスの同調可能な波長範囲に含まれるものを少なく
とも一つ選択するステップと、 自然の参照標準として用いられる前記少なくとも一つのガス吸収線を用いてフ
ィルタリングデバイスを較正するステップと、 からなることを特徴とする方法を提供する。
【0013】 この方法は、たとえば参照標準ガスを含んだセルを伴わせることによって、フ
ィルタリングデバイスが含まれている装置の変更を必要としないため、適用が非
常に容易である。
【0014】 前記少なくとも一つのガス吸収線としては、フィルタリングデバイスのスペク
トル幅よりも小さいかあるいは等しいスペクトル幅を有し、かつ、他のガス吸収
線によってマスクされないだけの十分な強度を有するものを選択することが望ま
しい。
【0015】 したがって、この方法は、フィルタリングデバイスを含んでいる装置が、使用
される場所に設置された状態で、フィルタリングデバイスを較正する場合に用い
るのに有効である。
【0016】 この方法によれば、参照標準として用いられるガス吸収線が伝搬媒質内に元々
存在するので、較正を行うために装置を実験室に搬送するという必要がなくなる
【0017】 伝搬媒質としては、たとえば大気を用いることができ、また、装置としては、
大気中の二酸化炭素の光線を自然の参照標準とする一酸化炭素センサとすること
ができる。
【0018】 前記装置は、望ましくは、少なくとも一つの電磁輻射の放射源と、放射源から
放射される輻射を検出するデバイスとを含み、前記放射源及び検出デバイスは、
前記伝搬媒質を間に介して分離されているものとする。
【0019】 また、スペクトル透過率を測定するガスであって、本発明の方法によって自然
の参照標準として用いられるガス吸収線を含むある容量のガスを、前記放射源と
検出デバイスの間に置くことが可能である。
【0020】 この場合、本発明によると、間に置かれたある量のガスは、伝搬媒質としての
役割を果たす。
【0021】 もしも、この間に置かれたある量のガスが放射源と検出デバイスの間の空間全
体を占めない場合は、このガス内の自然のガス吸収線と、放射源と検出デバイス
の間の前記ガスで占められていない残りの空間の自然のガス吸収線を、使用する
吸収線として選択することができる。
【0022】 この方法は、初めて使用するよりも前に実験室内でフィルタリングデバイスを
較正するときにも適用することもでき、その場合もフーリエ変換分光計を使わな
くて済む。
【0023】 より詳しく述べると、本発明の方法は、フィルタリングデバイスに加える物理
的パラメータを変えて、前記フィルタリングデバイスのスペクトル透過率の最大
値の波長を参照ガス吸収線の波長と一致させるステップと、 一般的振舞いが予め分かっている法則であって、波長フィルタリングデバイス
の同調特性を支配する法則の係数を導くステップと、 この法則から、他の物理的パラメータの値であって、それぞれが使用中にフィ
ルタリングデバイスのスペクトル透過率が同調される波長範囲に対応する値を決
定するステップと、 からなる各ステップを連続的に実行する。
【0024】 たとえば、前記電磁輻射波長範囲から、他のガス吸収線からみて最も強度の高
いガス吸収線を選択することが可能である。
【0025】 ガス吸収線は、波長範囲の最大吸収波長に対応するので、フィルタリングデバ
イスの較正中にガス吸収線を特定するのは容易である。
【0026】 また、較正の信頼性を高めるためには、一つのガス吸収線だけを選択するより
も、電磁輻射波長範囲から二つのガス吸収線を選択する方が有利である。
【0027】 電磁輻射は、赤外線とするのが望ましい。
【0028】 ガス吸収線の一つは、1.666ミクロンにおけるメタンのガス吸収線とする
【0029】 また、ガス吸収線として、フィルタリングデバイスの意図している波長領域に
応じて、1.791ミクロンにおけるメタンのガス吸収線を選択するのも有用で
ある。
【0030】 望ましくは、フィルタリングデバイスに、物理的パラメータとして、電界を電
圧の形態で印加するが、磁界を用いることも可能である。
【0031】 その他、以下のようにすることもできる。 −フィルタリングデバイスとしてファブリ・ペロー干渉計を用いる −ファブリ・ペロー干渉計は短い干渉計(a short interferometer)とする −ファブリ・ペロー干渉計は微細加工された干渉計とする −装置はガス分析器とする −装置はガスの熱量を測定する装置とする −装置はガスセンサとする。
【0032】 以下の説明により、他の特徴及び利点が明らかとなる。ただし、以下の説明は
限定的なものではなく、例示を目的とするものである。
【0033】 図2に、一酸化炭素ガスセンサなどのガスの濃度を測定する装置を例示し、符
号10で示す。この装置は電磁輻射の放射源12を含んでおり、この輻射として
は、赤外領域の輻射が望ましい。この輻射は、装置の外部にある、たとえば大気
などの伝搬媒質14を横切るように放射される。ただしこれ以外にも、可視領域
、紫外領域、超短波領域、あるいはX線領域の輻射を用いることもできる。
【0034】 赤外輻射の放射源12としては、たとえばタングステン・フィラメントからな
る広帯域放射源を用いることができ、これは0.8μmから20μmの波長の輻
射を放射する。
【0035】 装置10は、フィルタリングデバイス16を有している。これは、放射源12
から放射され、媒質14内を伝搬する輻射を濾波する。
【0036】 このデバイスは、装置の機能を変えることなく、放射源12の前に直接配置す
ることもできる。
【0037】 フィルタリング・デバイス16は、一例として、ショート・ファブリ・ペロー
干渉計(a short Fabry-Perot interferometer)とする(干渉計の次数(order )が、たとえば10の)。
【0038】 このフィルタリングデバイス16は、周知の微細加工技術を用いて、シリコン
から製造することができる。
【0039】 このようなフィルタリングデバイスは、たとえばヨーロッパ特許公報EP06
08049号及びEP0219359号において説明されている。図3a及び図
3bに示してあるように、フィルタリングデバイス16は、支持手段となる固定
電極18及び可動電極20からなり、両者は、可動電極20が変形しない状態で
所定距離e0だけ離れている。
【0040】 この位置(静止位置と呼ぶ)で、図3aに矢印Rで示した輻射は、2e0に等 しい波長λ0(及びこの波長の高調波)に濾波される。
【0041】 フィルタリングデバイス16は、スペクトル透過率Tを示す(図1参照)。こ
のスペクトル透過率Tは、赤外輻射波長領域において電磁界などの物理的パラメ
ータの値の関数として同調させることができる。言い換えると、前記フィルタリ
ングデバイスに印加する電磁界を変えることによって、フィルタリングデバイス
の透過率の最大値となる波長を、前述の領域に含まれる異なる波長と一致させる
ことができる。
【0042】 正確に言うと、電磁界というのは電圧源22によって生成される電界であるが
、これは磁界であってもよい。たとえば、磁石を固定電極に取り付け、コイルを
可動電極上に置くことができる(あるいはその逆)。コイル内を流れる電流は、
可動電極を固定電極に近づけ、これにより、フィルタリングデバイスが同調され
る波長を変位させる。
【0043】 前述の物理的パラメータを、「温度」とすることもできる。その場合は、可動
電極と固定電極の間に熱膨張係数の大きい材料で作ったくさびを挿入することが
できる。温度が変化すると、くさびは両電極間の距離を変位させ、結果として、
フィルタリングデバイスの特定波長における同調特性を変えることができる。
【0044】 電圧源22は、可動電極及び固定電極に接続されており、電圧が印加されると
(図3b)、可動電極は変形し、固定電極に近づく。その結果、両電極間の距離
はe1に縮まり(e1<e0)、輻射は2e1に等しい波長λ1に濾波される。この ように、電圧値を変えることによって、フィルタリングデバイスを種々の波長に
同調させることができる。
【0045】 波長範囲は、一例として、4μmから5μmとする。
【0046】 装置10は、さらに、部分的に伝搬媒質14に吸収され、フィルタリングデバ
イス16によって濾波される輻射を検出する検出デバイス24を含んでいる。
【0047】 検出デバイス24は、ボロメーター、サーモセル、フォトダイオードなどの広
帯域幅検出器である。
【0048】 赤外線輻射に含まれているエネルギーのうち検出器が受け取るエネルギーは、
この輻射を示す電気信号に変換される。
【0049】 この信号は、その後増幅され、変換器26によって数値信号に変換されて、マ
イクロプロセッサ28に送られる。
【0050】 アナログ・ニューメリック変換器(analogical numeric converter)30は、
フィルタ16のスペクトル透過率を異なる波長に同調させるのに用いられる。
【0051】 初期近似として、干渉フィルタの透過率は、次のようなガウス型と見なすこと
ができる:
【0052】
【数1】 ここで、Vはフィルタの電圧、λmaxは透過率が最大値となる波長、σはその幅 である。
【0053】 同調可能なフィルタリングデバイス16に対して、最大透過率の波長λmaxは 、次の公式に従って制御電圧Vと共に変化する: λmax(λmax−λmax0)+(KV)2=0 [1] ここで、λmax0(μm)は、V=0(=V0)におけるフィルタリングデバイス の最大透過率の波長であり、K(μm/V)は、フィルタリングデバイスの構造
に依存する定数である。
【0054】 フィルタリングデバイスは、印加電圧が0Vから20Vのあいだのときに5μ
mから4μmのあいだの波長に同調されるように設計されている。これは、Kの
値が約0.10μm/Vの場合に対応する。
【0055】 λmax(V)の関係を最初に(すなわちフィルタリングデバイス16及び計測 器10が使用される前に)確立させることからなる波長較正作業は、センサに対
する振幅較正作業と同様に、実験室においてフーリエ変換分光計を用いて行われ
る。
【0056】 使用中にフィルタリングデバイスがさらされる温度が、フィルタリングデバイ
スの較正のときの温度と異なるときは、フィルタリングデバイスには波長シフト
が生じる場合があり、これは電圧を0Vから20Vのあいだで変えたときに5μ
mから4μmのあいだで同調されずに、たとえば4.9μmから3.8μmのあ
いだの波長で同調されるといった結果につながる。
【0057】 これについて何ら補正がなされなければ、ガスセンサは、一酸化炭素の濃度測
定において正確さを失うことになる。
【0058】 本発明は、フィルタリングデバイス16の周波数較正を実行するために、分析
しようとするガスの中に自然に存在するガス状物質の吸収線を少なくとも一つ使
用する。
【0059】 本発明の方法では、4μmから5μmまでの波長範囲から、この範囲に常に存
在するガス吸収線に対応する特定の波長を選択する。
【0060】 やがて消滅するような、あるいは温度、圧力などの他のパラメータの変化に追
従するような、干渉を起こすガスの吸収線などは選択すべきでない。
【0061】 ここでは二酸化炭素ガスの吸収線を選択するが、これは、CO2ガスの吸収線 の位置が圧力にも温度にも依存せず、また大気中に常に存在するという点で賢明
な選択である。
【0062】 他の応用例(異なる環境、異なる波長範囲など)では、大気中での測定のため
に水蒸気ガスの吸収線を選択すること、あるいはメタンガスの吸収線を選択する
ことも有用な場合がある。
【0063】 これらのガスの吸収線は、多くの波長において見られる。たとえば、H2Oに ついての1.893μm(波数約5281cm-1)あるいは1.855μm(波
数約5390cm-1)(図6)、CO2についての4.280μm(波数約23 36cm-1)あるいは4.237μm(波数約2360cm-1)(図7)などで
ある。
【0064】 選択する吸収線は幅が狭いことが望ましい。すなわち、フィルタリングデバイ
スのスペクトル透過率におけるどのようなシフトも検出されるように、最大透過
率近傍のピークとなる領域でフィルタリングデバイスのスペクトル幅よりも狭い
かあるいは等しくなるようにするのが望ましい。
【0065】 この吸収線は、また、この波長領域において他のガスの吸収線から容易に識別
できるよう、他のガスの吸収線からみて十分に強いことが望ましい。
【0066】 もしも吸収線が他のガスの吸収線によってマスクされるおそれがあると、較正
用の自然の参照標準としては役に立たない。4.237μmの波長において見ら
れる二酸化炭素の吸収線は、上述の基準を満たすので、自然の参照標準として用
いることができる。
【0067】 選択した吸収線のスペクトル幅は約1nmであり、フィルタリングデバイスの
それは約10nmである。
【0068】 前述のように、フィルタリングデバイスを使う前には波長の較正を行い(関係
λ(V))、また、その成分が既知の標準ガスを用いて装置を振幅に対して較正
する。これは、電圧/波長の値の組をマイクロプロセッ28に入力するためであ
る。この電圧/波長の値の組は、[1]の関係を証明し、これは使用中における
フィルタリングデバイスの動作点に対応するものである。
【0069】 これらの値の組には、Viという値の電圧を印加した状態でフィルタリングデ バイスを波長4.237μmに同調させたときのフィルタリングデバイスの動作
点に対応するVi/4.237μmという値の組を含める。
【0070】 較正している間は、このVi/4.237μmという値の組だけを記憶してお くことも可能であり、後に、使用中のフィルタリングデバイスの動作点に対応し
て、別の電圧/波長の組を計算し、記憶させることも可能である。
【0071】 フィルタリングデバイスを含んだセンサ10を使用後に、予め決められた長さ
の時間を経て、あるいは特定の理由により、フィルタリングデバイスについて波
長の較正を行う必要が生じる場合がある。これを行うために、マイクロプロセッ
サ28により、一連の電圧をフィルタリングデバイス16に印加する。これによ
り、フィルタリングデバイスのスペクトル透過率は異なる波長[4;5μm]に
同調される。対応する信号は、検出器24の出力部において各電圧について取得
される。
【0072】 フィルタリングデバイスのスペクトル透過率が4.237μmに同調されてい
る初期電圧Viを知っているので、マイクロプロセッサ28は、Viに近い電圧に
対応するフィルタリングデバイスの位置に対する数値信号のうちで最も弱い信号
を特定する。
【0073】 この信号が得られた電圧値Vfは、波長4.237μmとともに記憶され、フ ィルタリングデバイスのシフト量は、次式の差によって与えられる。 ΔV=|Vf−Vi| このシフト量と、フィルタリングデバイスのスペクトル透過率を同調させよう
としている波長λmaxが分かっているので、同調される新たな電圧値V′は、V ′=V+ΔVという式から導かれる。
【0074】 この方法は、フィルタリングデバイスのλmax(V)という関係を少なくとも 一点に対して再較正でき、あるいはフィルタリングデバイス16又は装置10を
分解することなしに波長の安定性を確かめることができるという点で、有利であ
る。
【0075】 いくつかの点で再較正すれば、これよりももっと複雑なλ(V)の関係を考慮
に入れることができる。
【0076】 さらに、標準吸収線は温度及び圧力というパラメータには影響されないので、
この方法は温度及び圧力からは独立している。
【0077】 図4に装置32として例示した他の応用例では、装置の構造は図2に示した前
述の装置と同じであるが、放射源12によって放射される赤外輻射の経路に沿っ
た伝搬媒質14に、分析しようとするガスのサンプルが入ったセル34が置かれ
ている。
【0078】 図2に示した要素と同じものについては、同じ符号が用いられている。
【0079】 元々伝搬媒質内に参照標準として存在するガス吸収線(たとえばCO2又は水 蒸気の吸収線)を保持することは可能であり、その場合は、上で説明したフィル
タリングデバイス16の較正方法が同じように適用される。あるいは、スペクト
ル吸収率を測定しようとするガス内に元々存在する一又は二以上のガスの吸収線
を選択し、これをフィルタリングデバイス16の波長の較正に使用することも可
能である。
【0080】 後者の方法では、たとえば、熱量を測定しようとする天然ガスが入ったセル内
のメタンの吸収線を選択する。
【0081】 本発明の方法の一つの変形例として、幅が狭く、強度が高く、常に存在する波
長が、問題の波長範囲[4;5μm]内にある二つのガス吸収線を選択する。
【0082】 この吸収線、たとえばCO2の4.237μm及び4.280μmという吸収 線である。
【0083】 第二の吸収線を選択し、これをフィルタリングデバイスの較正に用いることは
、フィルタリングデバイスを構成している材料が経時変化するという観点からは
有利である。すなわち、材料の弾性係数(ヤング係数)は変化し、前に定義した
定数Kが変化する可能性がある。
【0084】 二つのガス吸収線を用いることによって、[1]式の関係を特徴づける二つの
パラメータλmax0及びKが、以下のようにして決定される。
【0085】 フィルタリングデバイス16の第1及び第2の最小透過率に対応する電圧V1 及びV2が調べられる。実際には、これは、フィルタリングデバイスを最初に参 照標準吸収線の波長に同調させた各電圧値の近くで局所的な最小値を調べる。
【0086】 こうして得られたV1及びV2から、次の値を計算することができる。
【0087】
【数2】 及び
【0088】
【数3】 所望の波長を得るためにフィルタリングデバイスに加えられる電圧値は、[1
]式の関係と上記の係数λmax0及びKから計算することができる。
【0089】 再度の較正の精度を高めるなどのために、二つ以上のガス吸収線を選択するこ
とも有用である点にも注意すべきである。
【0090】 これらの吸収線を調べるときには、最初の較正のときにこれらが現れる順番を
特定し、この順番に指標を付す。
【0091】 本発明の方法は、混合ガス分析器あるいは天然ガスなどのガスの熱に関する値
を測定するための装置などに含まれるフィルタリングデバイスにも適用すること
ができる。
【0092】 後者は、図2、図3a、図3bにおいて説明したものと同じ要素12及び28
からなる。
【0093】 フィルタリングデバイス16のスペクトル透過率を同調できる波長範囲は、た
とえば1.50μmから1.85μmまでである。
【0094】 メタンは天然ガスの主要成分であり、常に存在する。従って、フィルタリング
デバイス16の周波数の較正を実行するために、自然の参照標準としてメタンの
吸収線を選択することはきわめて有用である。
【0095】 1.666μmに対応する吸収線は、考察している波長範囲におけるすべての
吸収線のうちで強度が最も高く、フィルタリングデバイス16のスペクトル幅(
約10nm)からみて十分に幅が狭い(約1nm)。
【0096】 本発明の較正方法は、上に述べたのと同様の方法で、CO測定器に適用するこ
とができる。
【0097】 1.666μmに対応する吸収線が波長範囲[1.50;1.85μm]にお
けるすべての吸収線のうちで強度が最も高いと仮定すると、検出器24の出力部
において最小信号を検出するのは容易である。
【0098】 透過率Tを波長λの関数として表した図5に矢印で示したように、波長範囲[
1.50;1.85μm]から二つのメタン吸収線として、1.666μmの吸
収線と1.731μmの吸収線を選択することができる。
【0099】 このようにして、上で述べたCO測定器に対する利点が得られる。
【0100】 天然ガスは、一例として以下の成分からなる: メタン 89.5% エタン 5% プロパン 1% ブタン 0.6% ペンタン 0.3% 中性ガス 3.6% 熱的な値には寄与しない中性ガスを除いて、上で述べた天然ガスの種々の成分
による寄与を決定するために、いくつかの波長λ1〜λ5が用いられる。
【0101】 これらの波長は、いくつかの可燃性の成分の寄与が、それぞれの波長に対応す
るというものでる。
【0102】 フィルタリングデバイス16に既知の電圧、たとえば20Vの電圧を印加する
ことによって、フィルタリングデバイスは波長λ1に同調し、検出器24はS1
V)に対応する電気的な信号を与える:
【0103】
【数4】 ここで、E(λ)は、放射源12により放射される光の強度を示し、
【0104】
【数5】 は、この波長に存在するすべてのガス可燃性成分によるスペクトル反応を示し、
Lは、ガス内における光学経路の長さを示し、 xiは、圧力P、温度Tにおける単位体積あたりの可燃性成分iのモル数を表し 、 αiは、可燃性成分iの吸収係数を示し、これは波長、圧力及び温度に依存し、 θf(λ,V)は、フィルタリングデバイス16による光透過率を示し、そして
、Sdは、検出器のスペクトル反応を表す。
【0105】 フィルタリングデバイス16を、電圧値V1からV5までの異なる電圧に対して
波長λ1からλ5までの異なる波長に同調させることによって、値S1(V1)から
5(V5)までを測定する。吸光度Aは、A(V)=Ln(1/S(V))によ
って定義される。ここで、Lnはネピアの対数であり、以下の五つの方程式から
なる系が得られる: A1(V1)=a111+a212+…+a5152(V2)=a121+a222+…+a525 ……………………………………………………… A5(V5)=a151+a252+…+a555 ここで、aijの項は、成分i及び装置10に依存する。
【0106】 構成成分が未知の天然ガスに本発明を適用する前には、実験室で予備的に、所
定のT及びPの値において単位体積当たりのモル数xiが既知であるいくつかの ガスを装置10に注入することによって、予備的な較正作業を実行する。
【0107】 実験室におけるフィルタリングデバイスの波長較正作業は、通常フーリエ変換
分光計を用いて行われる。
【0108】 本発明の方法によれば、この較正作業に分光計を使う必要はなく、単にたとえ
ば1.666μmと1.791μmにおけるメタンの吸収線を用いて実行するこ
とができる。
【0109】 これを行うために、既知の混合ガスを装置10に注入し、前記デバイスの最大
透過率が前述のメタンの参照標準吸収線の波長と一致するように、フィルタリン
グデバイス16に印加されている電圧Vを変える。
【0110】 Va及びVbが得られたら、フィルタリングデバイスのスペクトル透過率が波長
1.666μmと1.791μmに同調される電圧、パラメータK及びλmax0
V)が、上で述べたようにして決定され、そして、λmax(V)の関係を完全に 知ることができる。
【0111】 波長λi(i=1,…,5)、に加えて、 λmax(V)(λmax(V)−λmax0)+(KV)2=0 という形に書くことができるλmax(V)の関係を知ることによって、フィルタ リングデバイスが波長λi(i=1,…,5)に一致するフィルタリングデバイ スの位置に対応する電圧Vi(i=1,…,5)を導くことができる。
【0112】 値K、λmax0及び値の組Va/1.666μm、Vb/1.791μm、Vi/ λiは、図3のマイクロプロセッサ28に記憶される。
【0113】 このようにして得られた電圧Vi(i=1,…,5)は、続いてフィルタリン グデバイスに印加され、これにより、その透過率は波長λi(i=1,…,5) に同調し、検出器は各値の組Vi/λiに対して値Sij(Vi)を与える。
【0114】 このようにして、五つの方程式からなる系 A11(V1)=a111+a212+…+a51512(V2)=a121+a222+…+a525 ……………………………………………………… A15(V5)=a151+a252+…+a555 が得られる。ここで、xi(i=1,…,5)は既知であり、aijの項は未知で ある。
【0115】 装置10に成分が既知の別の四つの混合ガスを注入することによって、さらに
上と同じ項aijを伴う20個の方程式が得られる。
【0116】 これにより、一次方程式の解法等の周知の数学的方法によって、次のように定
義される係数aij
【0117】
【数6】 を計算することができる。ここで、添字kは、問題としている周知の混合ガスを
示す。
【0118】 変形例として、混合ガスのどの成分の寄与も対応していない波長を選ぶことに
よって参照測定を実行し、これから対応する電圧を上述の関係λmax(V)から 導くことも可能である。
【0119】 この電圧は、フィルタリングデバイスに印加され、検出器の出力側でSrefの 値が取得され、そして、Srefに対するSij(Vi)の比が計算される。この比S ij (Vi)/Srefは、上で述べたように値Sij(Vi)の代わりに用いられ、装 置10内におけるシフトが回避される。
【0120】 通常の数学的な逆演算を用いて行列[aij]を反転させることによって、以下
の方程式系が得られる。
【0121】
【数7】 こうして、xiの値が
【0122】
【数8】 によって与えられる。
【0123】 必要なことは、較正の際に計算されたbijのデータをマイクロプロセッサ28
のメモリに記憶することであり、未知の成分の、したがって熱量も未知である天
然ガスを調べるときには、異なる電圧値に対して得られる対応するフィルタ波長
に対して差分値Aj(V)を測定し、そしてこれからxiの項を容易に導くこと ができる。
【0124】 ガスの熱量H(P,T)は、
【0125】
【数9】 によって与えられる。ここで、Hiは、モル当たりのジュールを単位としてあら わした成分iの熱量である。
【0126】 したがって、xiが一旦決定されれば、熱量H(P,T)は、直接的に得られ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 物理パラメータの値V1、V2に対して得られたそれぞれの中心波長に同調され
たフィルタリングデバイスの波長とスペクトル透過率Tの関係を示した図である
【図2】 ガスセンサの種々の構成要素を図式的に示した図である。
【図3】 図3a及び図3bは、電気的に同調可能なフィルタリングデバイスの、二つの
異なる電圧値に対する連続的な位置を示した図である。
【図4】 図2に示したセンサとは異なる応用例におけるガスセンサを構成する種々の要
素を示した図である。
【図5】 メタンガスの吸収線の振る舞いを示した図である。
【図6】 水分子の振動回転スペクトルの強度(atm-1)を、波数(cm-1)の関数と
して示した図である。
【図7】 二酸化炭素分子の振動回転スペクトルの強度(atm-1)を、波数(cm-1
の関数として示した図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z A,ZW Fターム(参考) 2G020 AA03 BA02 BA12 CA02 CA12 CB06 CC01 CC21 CC23 CD03 CD13 CD16 CD35 CD37 CD39 2G059 AA01 AA05 BB01 CC04 CC13 EE01 EE09 EE12 HH01 HH06 JJ01 MM01 MM05 MM10 MM14

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置外部の輻射の通過する伝搬媒質のスペクトル透過率を測
    定する当該装置(10;32)に含まれる電磁輻射フィルタリングデバイス(1
    6)のための波長較正の方法であって、前記フィルタリングデバイスは、物理的
    パラメータの値に基づいて前記輻射の波長の範囲内で同調可能なスペクトル透過
    率を有しており、前記方法は、 伝搬媒質内に自然な形態で常に存在するガス吸収線であって、その対応する波
    長が前記フィルタリングデバイスの同調可能な波長範囲に含まれるもの、を少な
    くとも一つ選択するステップと、 自然の参照標準として用いられる前記少なくとも一つのガス吸収線を用いてフ
    ィルタリングデバイスを較正するステップと、 からなることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記少なくとも一つのガス吸収線として、一方で、フィルタ
    リングデバイスのスペクトル幅よりも小さいかあるいは等しいスペクトル幅を有
    し、他方で、他のガス吸収線によってマスクされないだけの十分な強度を有する
    ものを選択するステップを含む請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 フィルタリングデバイス(16)に加える物理的パラメータ
    を変えて、前記フィルタリングデバイスの最大スペクトル透過率の波長を参照ガ
    ス吸収線の波長と一致させるステップと、 一般的振舞いが予め分かっている法則であって、波長フィルタリングデバイス
    (16)の同調特性を支配する法則の係数を導くステップと、 この法則から、他の物理的パラメータの値であって、それぞれが使用中にフィ
    ルタリングデバイスのスペクトル透過率が同調される波長範囲に対応する値を決
    定するステップと、 からなる各ステップを連続的に実行する請求項1又は2記載の方法。
  4. 【請求項4】 使用される場所に設置された状態でフィルタリングデバイス
    (16)を較正するステップを含む、請求項1乃至3のうちいずれか一項記載の
    方法。
  5. 【請求項5】 少なくとも一つの電磁輻射の放射源(12)と、放射源から
    放射される輻射を検出するデバイス(24)とを含み、前記放射源及び検出デバ
    イス(24)は、前記伝搬媒質によって分離されている、請求項1乃至4のうち
    いずれか一項記載の方法。
  6. 【請求項6】 スペクトル透過率を測定するある容量のガスを、前記放射源
    (12)と検出デバイス(24)の間に置くステップを含んでいる請求項1乃至
    5のうちいずれか一項記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記電磁輻射波長範囲から、他のガス吸収線からみて最も強
    度の高いガス吸収線を選択するステップを含む、請求項2乃至6のうちいずれか
    一項記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記電磁輻射波長範囲から二つのガス吸収線を選択するステ
    ップを含む、請求項1乃至7のうちいずれか一項記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記電磁輻射は赤外タイプである請求項1乃至8のうちいず
    れか一項記載の方法。
  10. 【請求項10】 ガス吸収線の一つは、1.666ミクロンにおけるメタン
    のガス吸収線である請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 ガス吸収線の一つは、1.791ミクロンにおけるメタン
    のガス吸収線である請求項9記載の方法。
  12. 【請求項12】 フィルタリングデバイスに、物理的パラメータとして、電
    界を電圧の形態で印加するステップを含む、請求項1乃至11のうちいずれか一
    項記載の方法。
  13. 【請求項13】 フィルタリングデバイスはファブリ・ペロー干渉計(16
    )である、請求項1乃至12のうちいずれか一項記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記ファブリ・ペロー干渉計(16)は短い干渉計である
    請求項13記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記ファブリ・ペロー干渉計(16)は微細加工された干
    渉計である請求項13又は14記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記装置はガス分析器(10;32)である請求項1乃至
    15のうちいずれか一項記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記装置は、ガスの熱量を測定する装置(10;32)で
    ある請求項1乃至15のうちいずれか一項記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記装置はガスセンサ(10;32)である請求項1乃至
    15のうちいずれか一項記載の方法。
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