JP2002506850A - スルホン化ジスチリル−ビフェニル化合物の調製方法 - Google Patents

スルホン化ジスチリル−ビフェニル化合物の調製方法

Info

Publication number
JP2002506850A
JP2002506850A JP2000536692A JP2000536692A JP2002506850A JP 2002506850 A JP2002506850 A JP 2002506850A JP 2000536692 A JP2000536692 A JP 2000536692A JP 2000536692 A JP2000536692 A JP 2000536692A JP 2002506850 A JP2002506850 A JP 2002506850A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ammonium
formula
alkyl
compound
separate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000536692A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002506850A5 (ja
Inventor
ポール エリウ,ヴィクター
フェルケル,ユリア
ローリンガー,ペーテル
ヴォルフガング バスラー,ロジャー
ゲルヒルト ゼレイニグ,ブリギッテ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BASF Schweiz AG
Original Assignee
Ciba Spezialitaetenchemie Holding AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ciba Spezialitaetenchemie Holding AG filed Critical Ciba Spezialitaetenchemie Holding AG
Publication of JP2002506850A publication Critical patent/JP2002506850A/ja
Publication of JP2002506850A5 publication Critical patent/JP2002506850A5/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C309/00Sulfonic acids; Halides, esters, or anhydrides thereof
    • C07C309/01Sulfonic acids
    • C07C309/28Sulfonic acids having sulfo groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings of a carbon skeleton
    • C07C309/29Sulfonic acids having sulfo groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings of a carbon skeleton of non-condensed six-membered aromatic rings
    • C07C309/32Sulfonic acids having sulfo groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings of a carbon skeleton of non-condensed six-membered aromatic rings containing at least two non-condensed six-membered aromatic rings in the carbon skeleton
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C303/00Preparation of esters or amides of sulfuric acids; Preparation of sulfonic acids or of their esters, halides, anhydrides or amides
    • C07C303/32Preparation of esters or amides of sulfuric acids; Preparation of sulfonic acids or of their esters, halides, anhydrides or amides of salts of sulfonic acids
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/40Dyes ; Pigments
    • C11D3/42Brightening agents ; Blueing agents
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06LDRY-CLEANING, WASHING OR BLEACHING FIBRES, FILAMENTS, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR MADE-UP FIBROUS GOODS; BLEACHING LEATHER OR FURS
    • D06L4/00Bleaching fibres, filaments, threads, yarns, fabrics, feathers or made-up fibrous goods; Bleaching leather or furs
    • D06L4/60Optical bleaching or brightening
    • D06L4/614Optical bleaching or brightening in aqueous solvents
    • D06L4/621Optical bleaching or brightening in aqueous solvents with anionic brighteners
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H21/00Non-fibrous material added to the pulp, characterised by its function, form or properties; Paper-impregnating or coating material, characterised by its function, form or properties
    • D21H21/14Non-fibrous material added to the pulp, characterised by its function, form or properties; Paper-impregnating or coating material, characterised by its function, form or properties characterised by function or properties in or on the paper
    • D21H21/30Luminescent or fluorescent substances, e.g. for optical bleaching

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 式(1):(式中、R1及びR2は、独立して、水素、C1−C5アルキル、C1−C5アルコキシ又はハロゲンを表し、そしてMは、Li、K、アルカリ土類金属又はアンモニウムを表す)のスルホン化ジスチリル−ビフェニル化合物の調製方法であり、第一に、式(2)の化合物と、それぞれのアルキル基に6〜12個の炭素原子を含有するジ−又はトリアルキルアミンを、水性強鉱酸及び水不混和性有機溶媒よりなる2相系において反応させ、第二に、得られた親液性アンモニウム塩と、LiOH、KOH、アルカリ土類金属水酸化物、アンモニア、モノ−、ジ−若しくはトリアルキルアミン又はテトラアルキルアンモニウム水酸化物(ここで、全ては、それぞれのアルキル基において1〜4の炭素原子を含む);モノ−、ジ−若しくはトリ(C2−C4)アルカノールアミン、モルホリン、ピペリジンあるいはピロリジンを反応させることを特徴とする方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スルホン化ジスチリル−ビフェニル化合物の塩の新規な調製方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】
ジスチリル−ビフェニルスルホン酸塩、その調製及び螢光増白剤としての使用
は、例えば英国特許明細書第1,247,934号及びフランス国特許明細書第
2,168,210号に記載されている。しかし、これらの化合物の合成方法の
ために、得られるビス−スチルベンスルホン酸は、そのナトリウム塩の形態で生
成される。これらの系を螢光増白剤として有用とする、固有の螢光にもかかわら
ず、そのようなナトリウム塩は、また、水可溶性及び着色のような特性に関して
不利であり得る。したがって、そのようなナトリウム塩を、より所望される特性
を有するものへ相互変換するためのより簡易な方法が有利であろう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
そのような塩の相互変換の方法は、例えば、遊離酸を経るものであり、それに
より、遊離酸はナトリウム塩よりはるかに不溶性であり、容易に濾過されうるも
のでなければならず、それは一般的にこのようなビス−スチルベンスルホン酸の
場合には該当しない。遊離酸は、また、固形イオン交換樹脂の使用により他の塩
に交換され得るが、この場合、遊離酸は、容易に水可溶性でなければならず、こ
れもまたこのような化合の場合には該当しない。直接イオン交換は、容易に溶解
し得る塩をほとんど溶解性のない誘導体に変換するためにのみ実施でき、それは
、本発明の要件ではない。
【0004】
【課題を解決するための手段】
驚くべきことに、イオン対抽出により、式(1):
【0005】
【化6】
【0006】 (式中、R1及びR2は、独立して、水素、C1−C5アルキル、C1−C5アルコキ
シ又はハロゲンを表し、そしてMは、Li、K、アルカリ土類金属、アンモニウ
ム、モノ−、ジ−若しくはトリアルキルアンモニウム又はテトラアルキルアンモ
ニウム(ここで、全ては、それぞれのアルキル基において1〜4個の炭素原子を
含む);モノ−、ジ−若しくはトリ(C2−C4)アルカノールアンモニウム、モ
ルホリニウム、ピペリジニウム或いはピロリジニウムを表す)のスルホン化ジス
チリル−ビフェニル化合物の塩の調製のために、第一に、式(2):
【0007】
【化7】
【0008】 の化合物と、それぞれのアルキル基に6〜12個の炭素原子を含有するジ−又は
トリアルキルアミンとを、水性強鉱酸及び水不混和性有機溶媒よりなる2相系に
おいて反応させ、第二に、得られる親液性アンモニウム塩と、LiOH、KOH
、アルカリ土類金属水酸化物、アンモニア、モノ−、ジ−若しくはトリアルキル
アミン又はテトラアルキルアンモニウム水酸化物(ここで、全ては、それぞれの
アルキル基において1〜4の炭素原子を含む);モノ−、ジ−若しくはトリ(C 2 −C4)アルカノールアミン、モルホリン、ピペリジンあるいはピロリジンとを
反応させる方法が新たに見出された。
【0009】 式(1)において、R1及びR2がC1−C5アルキルを表す場合、それらはメチ
ル、エチル、n−若しくはイソプロピル、n−、sec−若しくはt−ブチル、n −ペンチル、iso−アミル又はsec−アミル基であり得る。式(1)において、R 1 及びR2がC1−C5アルコキシを表す場合、それらはメトキシ、エトキシ、n−
若しくはイソプロポキシ、n−、sec−若しくはt−ブトキシ、n−ペンチルオ キシ、iso−アミルオキシ又はsec−アミルオキシ基であり得る。式(1)におい
て、R1及びR2がハロゲンを表す場合、それらはフッ素、塩素、臭素又はヨウ素
、好ましくは塩素であり得る。
【0010】 Mがアルカリ土類金属を表す場合、それらは好ましくはCa又はMgであり、
Mがアンモニウムを表す場合、それらはNH4、モノ−、ジ−、トリ−若しくは テトラメチルアンモニウム、モノ−、ジ−、トリ−若しくはテトラエチルアンモ
ニウム、モノ−、ジ−、トリ−若しくはテトラ−n−又はイソプロピルアンモニ
ウム、モノ−、ジ−、トリ−若しくはテトラ−n−、sec−又はt−ブチルアン モニウム、モノ−、ジ−若しくはトリエタノールアンモニウム、モノ−、ジ−若
しくはトリ−n−又はイソプロパノールアンモニウム、モノ−、ジ−若しくはト
リ−n−、sec−又はt−ブタノールアンモニウム、モルホリニウム、ピペリジ ニウム或いはピロリジニウムであり得る。
【0011】 第一反応工程に使用される、それぞれのアルキル基において6〜12個の炭素
原子を含有するジ−又はトリアルキルアミンとしては、ジ−若しくはトリヘキシ
ルアミン、ジ−若しくはトリヘプチルアミン、ジ−若しくはトリオクチルアミン
、ジ−若しくはトリノニルアミン、ジ−若しくはトリデシルアミン、ジ−若しく
はトリウンデシルアミン又はジ−若しくはトリドデシルアミン、好ましくはトリ
−n−オクチルアミン又はトリイソオクチルアミンの異性体のいずれかであり得
る。
【0012】 本発明の方法は、式(1)(式中、R1及びR2の両方は、水素、C1−C3アル
キル、C1−C3アルコキシ、臭素又は塩素を表し、そしてMは、Li、K、Mg
、Ca又はアンモニウム基を表す)の化合物の調製に特に有用である。
【0013】 本発明の方法は、好ましくは式(1)(式中、R1及びR2の両方は、水素であ
り、そしてMは、Li、K、Mg、Ca、−N(R34(ここで、R3は、水素 又はC1−C4アルキルを表し、全てのR3基は、同一である必要がない)又はC2 −C4アルカノールアンモニウムを表す)の化合物の調製に使用される。
【0014】 本発明の方法は、式(3):
【0015】
【化8】
【0016】 (式中、M1は、Li、K、−N(R34(ここで、R3は、水素又はC1−C4
ルキルを表す)又はC2−C4アルカノールを表す)の化合物の調製、また、式(
4):
【0017】
【化9】
【0018】 (式中、M2は、Li、K又は−N(n−C494を表す)の化合物の調製に最
も特に有用である。
【0019】 これらのアミンの式(2)の化合物に対するモル比は、約2〜4の範囲、好ま
しくは2.2〜4の範囲である。
【0020】 どのような強鉱酸も最初の反応工程において使用され得るが、具体的な例とし
ては、塩酸、リン酸、特に硫酸であり、使用される量は、水相のpHが1〜5の範
囲、特に2〜3の範囲になる量である。
【0021】 第一反応工程において使用される水不混和性有機溶媒は、置換若しくは非置換
のベンゼン、アルカン、シクロアルケン又はその混合物であり、具体的な例とし
ては、ベンゼン、トルエン、モノ−若しくはジクロロベンゼン、ニトロベンゼン
、アニソール、キシレン、ペンタン、ヘキサン、シクロペンタン又はシクロヘキ
サンであり、キシレンの異性体混合物が特に好ましい。
【0022】 最初の反応工程が実施されるときの温度は、約10〜約90℃、好ましくは5
0〜80℃の範囲であり得る。
【0023】 溶解又は微粉砕状態において、上記の方法で得られる増白剤はいくぶん顕著な
螢光を示す。したがって、本発明によると、これらは、合成又は天然有機材料の
螢光増白に使用される。
【0024】 記載され得るそのような材料の例としては、その螢光増白が考慮される限りに
おいて下記の群の有機材料からの紡織繊維であるが、下記の検討はそれに限定さ
れるものではない: (a)例えばポリカプロラクタム型のものである、開環により重合生成物として
得られるポリアミド類、 (b)ヘキサメチレンジアミンアジペートのような、縮合反応が実施され得る二
官能又は多官能化合物に基づいて重縮合生成物として得られるポリアミド類、及
び (c)綿花又は羊毛、リネン又は絹のような、例えばセルロース又はタンパク質
に基づく動物又は植物起源の天然織物有機材料。
【0025】 螢光増白剤される有機材料は、加工の多様な工程において、好ましくは完成織
物製品であることができる。それらは、例えばかせ商品、織物フィラメント、糸
、撚り糸、不織布、フェルト、編織布、織物複合材料又はメリヤス生地であり得
る。
【0026】 上記に定義された増白剤は、編織布の処理のために特に重要である。織物基質
の処理は、特定の螢光増白剤が微粉砕の形態(懸濁液、いわゆるマイクロ分散液
及び溶液の場合もある)で存在する水性媒体中で有利に実施される。分散剤、安
定剤、湿潤剤及び更なる助剤は、場合により処理の間に加えることができる。
【0027】 処理は、通常約20℃〜140℃の温度で、例えば浴の沸点又はその領域(約
90℃)で実施される。本発明によると、織物基質の仕上げには、いわゆる溶媒
染色(パッド−熱固着法及び染色機における吸尽染色方法)である染色の実施に
おいて使用されるような、有機溶媒中の溶液又は乳剤を使用することも可能であ
る。
【0028】 本発明によって使用され得る螢光増白剤は、また、例えば下記の使用形態にお
いて使用され得る: (a)いわゆる「担体」との混合物、湿潤剤、軟化剤、膨張剤、酸化防止剤、光
安定剤、熱安定剤及び化学漂白剤(塩素漂白及び漂白浴添加剤)との混合物の形
態、 (b)架橋剤及び仕上剤(例えば、デンプン又は合成仕上剤)との混合物の形態
及び、また、非常に多様な織物仕上加工、特に合成樹脂加工(例えば、「ウォッ
シュアンドウエア」、「パーマネントプレス」及び「ノーアイロン」のような防
しわ加工)、また、耐燃仕上げ、柔らかい感触の仕上げ、汚れ防止仕上げ若しく
は帯電防止仕上げ又は抗微生物仕上げの組み合わせの形態、 (c)種々の石鹸及び洗濯剤への添加剤としての形態、 (d)他の螢光増白作用を有する物質との組み合わせの形態。
【0029】 増白加工が織物処理又は仕上方法と組み合わされた場合、組み合わされた処理
は、多くの場合、所望する増白効果が得られるような濃度で、螢光増白作用を有
する化合物を含有する、対応する安定な配合物の助けにより実施できる。
【0030】 特定の場合には、増白剤の完全な効果は、後処理により達成される。これは、
例えば化学処理(例えば酸処理)、熱処理(例えば加熱)又は化学/熱処理の組
み合わせであることができる。
【0031】 本発明において使用される螢光増白剤の量は、螢光増白される材料に対して、
広範囲に変更できる。明瞭かつ恒久的な効果は、すでに非常に少量で、特定の場
合には、例えば0.03重量%の量で達成できる。しかし、0.5重量%までの
量も使用できる。実施する際に興味のある大部分の場合、増白される材料に対し
て0.05〜0.5重量%の量が、好ましく興味がある。
【0032】 螢光増白剤は、また、洗浄浴への又は工業用及び家庭用洗浄剤への添加剤とし
て特に適切であり、種々の方法で添加できる。水若しくは有機溶媒中の溶液の形
態で、又は水性分散体若しくはスラリーとして微粉砕の状態でも、洗浄浴に適切
に添加される。これら又はこれらの成分は、家庭用若しくは工業用洗浄剤に、洗
浄剤の製造加工のどの段階においても、例えば洗浄剤粉末のスプレー乾燥の前の
いわゆる「スラリー」に又は液体洗浄剤組合せの調製中に、有利に添加される。
化合物は、溶液又は水若しくは他の溶媒中の分散体の形態、また、乾燥増白剤粉
末の形態で助剤なしの両方で添加できる。しかし、溶解又は予め分散された形態
で、仕上げ洗浄剤上にスプレーすることもできる。
【0033】 使用され得る洗浄剤は、既知の洗剤物質の混合物であり、例えばチップ及び粉
末の形態での石鹸、合成生成物、高級脂肪アルコールのスルホン酸半エステルの
可溶塩、アリールスルホン酸(高級アルキルにより置換及び/又はアルキルによ
りポリ置換されている)、中〜低分子量のアルコールを有するカルボン酸エステ
ル、脂肪酸アシルアミノアルキル−又はアミノアリール−グリセロールスルホナ
ート、脂肪アルコールのリン酸エステル等である。使用され得るいわゆる「ビル
ダー」は、例えばアルカリ金属ポリリン酸塩及びアルカリ金属ポリメタリン酸塩
、アルカリ金属ピロリン酸塩、カルボキシエチルセルロースのアルカリ金属塩及
び他の「汚れ再付着阻害剤」であり、また、アルカリ金属ケイ酸塩、アルカリ金
属カルボン酸塩、アルカリ金属ホウ酸塩、アルカリ金属過ホウ酸塩、ニトリロト
リ酢酸、エチレンジアミン−テトラ酢酸及び気泡安定剤、例えば高級脂肪酸のア
ルカノールアミドである。更に、洗浄剤は、例えば帯電防止剤、過脂肪皮膚保護
剤、例えばラノリン、酵素、抗微生物剤、香料及び色素を含有することができる
【0034】 増白剤は、例えば次亜塩素酸塩のような活性塩素ドナーの存在下においても効
果がある、特有の利点を有し、例えばアルキルフェノールポリグリコールエーテ
ルのような非イオン洗浄剤を有する洗浄浴において、実質的に効果の損失がなく
使用することができる。また、過ホウ酸塩又は過酸及び活性剤の存在下において
、例えばテトラアセチルグリコールウリル又はエチレンジアミン−テトラ酢酸は
、微粉洗浄剤及び洗浄浴において非常に安定である新規の増白剤である。
【0035】 本発明の増白剤は、液体又は粉末の即時使用可能な洗浄剤の重量に対して、0
.005〜2%以上、好ましくは0.03〜0.5%の量で添加される。セルロ
ース繊維、ポリアミド繊維、高級仕上げのセルロース繊維、羊毛等よりなる織物
の洗浄に使用されるとき、本発明の螢光増白剤の指示された量を含有する洗浄液
が、日光で光沢のある外観を与える。
【0036】 洗浄処理は、例えば下記のように実施される: 指示された織物は、ビルダー、及び洗浄剤の重量に対して0.05〜1%の本願
の増白剤を含有する複合洗浄剤1〜10g/kgを含む洗浄浴に、5〜100℃、好
ましくは25〜100℃で1〜30分間処理する。液体比は、1:3〜1:50
であることができる。洗浄した後、織物を、慣用の方法ですすぎ、乾燥する。洗
浄浴は、漂白添加剤として、活性塩素(例えば、次亜塩素酸塩の形態で)0.2
g/l又は過ホウ酸ナトリウム2g/lを含有することができる。
【0037】 本発明の増白剤は、また、「担体」を有するすすぎ浴から適用できる。この目
的のため、増白剤は、「担体」として、例えばポリビニルアルコール、デンプン
、アクリル酸に基づくコポリマー又はホルムアルデヒド/ウレア若しくはエチレ
ン−ウレア若しくはプロピレン−ウレア誘導体を、すすぎ剤に対して0.005
〜5%以上、好ましくは0.2〜2%の量で含有する、ソフトすすぎ剤又は他の
すすぎ剤に混和される。すすぎ浴1リットル当たり1〜100ml、好ましくは2
〜25mlの量で使用される場合、本発明の増白剤を含有するこの種のすすぎ剤は
、処理される非常に多様な種類の織物に光沢のある増白効果を与える。
【0038】 本発明の化合物の更なる適用としては、紙の増白のためには、紙製造中のパル
プ塊又はサイズ−プレスにおける適用のいずれかであり、それは、英国特許明細
書第1,247,934号に記載されており、又は好ましくは塗膜組成物におけ
る適用である。本発明の増白剤がそのような配合物に適用される場合、それによ
り増白された紙は、非常に高い白色度を示す。
【0039】 本発明の方法により得られる化合物は、顕著に高い白化能力のみでなく、加え
て、多くの場合に所望の水可溶性を示し、また、固形状態において優れた白色の
外観を有する点において特に有利である。
【0040】
【実施例】
下記の実施例は本発明を説明し、部及び%は、特記のない限り重量部及び重量
%である。
【0041】 実施例1
【0042】
【化10】
【0043】 4,4′−ビス−(2−スルホスチリル)−ビフェニルのナトリウム塩の50
%水性懸濁液45gを、脱イオン水225gに加え、60%硫酸を加えてpHを2
〜3に調整し、懸濁液を60℃に加熱した。よく撹拌した懸濁液に、キシレン異
性体混合物375gを、続いてトリオクチルアミン56.6g加えた。60%硫
酸7.8gを1時間かけて加え、混合物のpHを3〜4に調整した。撹拌を止めて
、相を分離させ、下の硫酸ナトリウム含有水性層を分離し、有機層を更なる脱イ
オン水300mlと共に60℃で撹拌し、乳濁液を分離させ、下の水性層を分離し
た。キシレン含有層を脱イオン水300mlと混合し、混合物を80℃に加熱した
。急激な撹拌下に、10%水酸化カリウム水溶液48gを加えてpHを8〜8.5
に調整し、更に1時間撹拌し、pHを更なる水酸化カリウム溶液の添加により保持
した。撹拌を止めて、相を分離させた。下層は、4,4′−ビス−(2−スルホ
スチリル)−ビフェニルのカリウム塩を水に含むものを含有し、上層は、トリオ
クチルアミンをキシレンに含むものを含有した。層を分離した。有機層を更なる
抽出のために使用してよい。水性層をキシレン100mlで洗浄し、撹拌しながら
0℃に冷却し、濾過した。真空下で乾燥した後、式(101)の化合物21.8
gを得た。
【0044】 実施例2
【0045】
【化11】
【0046】 4,4′−ビス−(2−スルホスチリル)−ビフェニルのナトリウム塩の50
%水性懸濁液45gを、脱イオン水225gに加え、60%硫酸を加えてpHを2
〜3に調整し、懸濁液を60℃に加熱した。よく撹拌した懸濁液に、キシレン異
性体混合物375gを、続いてトリオクチルアミン56.6gを加えた。60%
硫酸7.8gを1時間かけて加え、混合物のpHを3〜4に調整した。撹拌を止め
て、相を分離させ、下の硫酸ナトリウム含有水性層を分離し、有機層を更なる脱
イオン水300mlと共に60℃で撹拌し、乳濁液を分離させ、下の水性層を分離
した。キシレン含有層を脱イオン水300mlと混合し、混合物を60℃に加熱し
た。急激な撹拌下に、10%水酸化リチウム水溶液38.3gを加えてpHを8〜
8.5に調整し、更に1時間撹拌し、pHを更なる水酸化リチウム溶液の添加によ
り保持した。撹拌を止めて、相を分離させた。下層は、4,4′−ビス−(2−
スルホスチリル)−ビフェニルのリチウム塩を水に含む透明で淡黄色の溶液を含
有し、上層は、トリオクチルアミンをキシレンに含むものを含有した。層を分離
した。有機層を更なる抽出のために使用してよい。水性層を真空下で蒸発乾固さ
せて、式(102)の化合物26.6gを得た。
【0047】 実施例3
【0048】
【化12】
【0049】 4,4′−ビス−(2−スルホスチリル)−ビフェニルのナトリウム塩の50
%水性懸濁液45gを、脱イオン水225gに加え、60%硫酸を加えてpHを2
〜3に調整し、懸濁液を60℃に加熱した。よく撹拌した懸濁液に、キシレン異
性体混合物375gを、続いてトリオクチルアミン56.6gを加えた。60%
硫酸7.8gを1時間かけて加え、混合物のpHを3〜4に調整した。撹拌を止め
て、相を分離させ、下の硫酸ナトリウム含有水性層を分離し、有機層を更なる脱
イオン水300mlと共に60℃で撹拌し、乳濁液を分離させ、下の水性層を分離
した。キシレン含有層を脱イオン水300mlと混合し、混合物を60℃に加熱し
た。急激な撹拌下に、30%水酸化アンモニウム水溶液16gを加えてpHを8〜
8.5に調整し、更に1時間撹拌し、pHを更なる水酸化アンモニウム溶液の添加
により保持した。撹拌を止めて、相を分離させた。下層は、4,4′−ビス−(
2−スルホスチリル)−ビフェニルのジアンモニウム塩を水に含む透明な溶液を
含有し、上層は、トリオクチルアミンをキシレンに含むものを含有した。層を分
離した。水性層をキシレン100mlで洗浄し、その後真空下で蒸発乾固させて、
式(103)の化合物23.4gを得た。
【0050】 実施例4
【0051】
【化13】
【0052】 4,4′−ビス−(2−スルホスチリル)−ビフェニルのナトリウム塩の50
%水性懸濁液45gを、脱イオン水225gに加え、60%硫酸を加えてpHを2
〜3に調整し、懸濁液を60℃に加熱した。よく撹拌した懸濁液に、キシレン異
性体混合物375gを、続いてトリオクチルアミン56.6gを加えた。60%
硫酸7.8gを1時間かけて加え、混合物のpHを3〜4に調整した。撹拌を止め
て、相を分離させ、下の硫酸ナトリウム含有水性層を分離し、有機層を更なる脱
イオン水300mlと共に60℃で撹拌し、乳濁液を分離させ、下の水性層を分離
した。キシレン含有層を脱イオン水300mlと混合し、混合物を60℃に加熱し
た。急激な撹拌下に、トリエチルアミン8.3gを加えて、pHを8〜8.5に調
整し、更に1時間撹拌し、pHを更なるトリエチルアミンの添加により保持した。
撹拌を止めて、相を分離させた。下層は、4,4′−ビス−(2−スルホスチリ
ル)−ビフェニルのトリエチルアンモニウム塩を水に含む懸濁液を含有し、上層
は、トリオクチルアミンをキシレンに含むものを含有した。層を分離した。水性
層をキシレン100mlで洗浄し、濾過し、乾燥して、式(104)の化合物26
.3gを得た。
【0053】 実施例5
【0054】
【化14】
【0055】 4,4′−ビス−(2−スルホスチリル)−ビフェニルのナトリウム塩の50
%水性懸濁液45gを、脱イオン水225gに加え、60%硫酸を加えてpHを2
〜3に調整し、懸濁液を70℃に加熱した。よく撹拌した懸濁液に、キシレン異
性体混合物400gを、続いてトリオクチルアミン37.7gを加えた。60%
硫酸7.8gを1時間かけて加え、混合物のpHを3〜4に調整した。撹拌を止め
て、相を分離させ、下の硫酸ナトリウム含有水性層を分離し、有機層を更なる脱
イオン水300mlと共に70℃で撹拌し、乳濁液を分離させ、下の水性層を分離
し、廃棄した。キシレン含有層を脱イオン水200mlと混合し、混合物を70℃
に加熱した。急激な撹拌下に、55%水酸化テトラブチルアンモニウム水溶液3
6.8gを加えて、pHを8〜8.5に調整し、更に1時間撹拌し、pHを更なる水
酸化テトラブチルアンモニウム溶液の添加により保持した。撹拌を止めて、相を
分離させた。下層は、4,4′−ビス−(2−スルホスチリル)−ビフェニルの
テトラブチルアンモニウム塩を水に含む淡い黄色の溶融液を含有し、上層は、ト
リオクチルアミンをキシレンに含むものを含有した。層を分離した。乳濁液層を
真空下で蒸発乾固させて、式(105)の化合物36.8gを得た。
【0056】 実施例6
【0057】
【化15】
【0058】 4,4′−ビス−(2−スルホスチリル)−ビフェニルのナトリウム塩の50
%水性懸濁液63gを、脱イオン水225gに加え、60%硫酸を加えてpHを2
〜3に調整し、懸濁液を60℃に加熱した。よく撹拌した懸濁液に、キシレン異
性体混合物375gを、続いてトリオクチルアミン56.6gを加えた。60%
硫酸11.3gを1時間かけて加え、混合物のpHを3〜4に調整した。撹拌を止
めて、相を分離させ、下の硫酸ナトリウム含有水性層を分離し、有機層を更なる
脱イオン水250mlと共に60℃で撹拌し、乳濁液を分離させ、下の水性層を分
離した。キシレン含有層を脱イオン水250mlと混合し、混合物を80℃に加熱
した。急激な撹拌下に、トリエタノールアミン21gを加えて、pHを7〜7.2
に調整し、更に1時間撹拌し、pHをトリエタノールアミンの更なる添加により保
持したが、4,4′−ビス−(2−スルホニル)−ビフェニルのそれぞれの当量
のアミンの2当量の比が超えないように確保した。撹拌を止めて、相を分離させ
た。下層は、4,4′−ビス−(2−スルホスチリル)−ビフェニルのトリエタ
ノールアンモニウム塩を水に含む溶液を含有し、上層は、トリオクチルアミンを
キシレンに含むものを含有した。層を分離した。水性層をキシレン100mlで洗
浄し、真空下で蒸発乾固させて、式(106)の化合物26.3gを得た。
【0059】 実施例7
【0060】
【化16】
【0061】 4,4′−ビス−(3−スルホスチリル)−ビフェニルのナトリウム塩15g
を、脱イオン水225gに加え、60%硫酸を加えてpHを2〜3に調整し、懸濁
液を70℃に加熱した。よく撹拌した懸濁液に、キシレン異性体混合物400g
を、続いてトリオクチルアミン37.7gを加えた。60%硫酸3gを1時間か
けて加え、混合物のpHを3〜4に調整した。撹拌を止めて、相を分離させ、下の
硫酸ナトリウム含有水性層を分離し、有機層を更なる脱イオン水300mlと共に
70℃で撹拌し、乳濁液を分離させ、下の水性層を分離し、廃棄した。キシレン
含有層を脱イオン水300mlと混合し、混合物を70℃に加熱した。急激な撹拌
下に、10%水酸化リチウム水溶液21gを加えて、pHを8〜8.5に調整し、
更に1時間撹拌し、pHを更なる水酸化リチウム溶液の添加により保持した。撹拌
を止めて、相を分離させた。下層は、4,4′−ビス−(3−スルホスチリル)
−ビフェニルのリチウム塩を水に含む透明な淡黄色の溶液を含有し、上層は、ト
リオクチルアミンをキシレンに含むものを含有した。層を分離した。有機層を更
なる抽出のために使用してよい。水性層を真空下で蒸発乾固させて、式(107
)の化合物14.6gを得た。
【0062】 実施例8
【0063】
【化17】
【0064】 含有率95%の4,4′−ビス−(3−スルホスチリル)−ビフェニルのナト
リウム塩15gを、脱イオン水225gに加え、60%硫酸を加えてpHを2〜3
に調整し、懸濁液を70℃に加熱した。よく撹拌した懸濁液に、キシレン異性体
混合物400gを、続いてトリオクチルアミン37.7gを加えた。60%硫酸
3gを1時間かけて加え、混合物のpHを3〜4に調整した。撹拌を止めて、相を
分離させ、下の硫酸ナトリウム含有水性層を分離し、有機層を更なる脱イオン水
300mlと共に70℃で撹拌し、乳濁液を分離させ、下の水性層を分離し、廃棄
した。キシレン含有層を脱イオン水300mlと混合し、混合物を70℃に加熱し
た。急激な撹拌下に、10%水酸化カリウム水溶液14.6gを加えて、pHを8
〜8.5に調整し、更に1時間撹拌し、pHを更なる水酸化カリウム溶液の添加に
より保持した。撹拌を止めて、相を分離させた。下層は、4,4′−ビス−(3
−スルホスチリル)−ビフェニルのカリウム塩を水に含む淡黄色の懸濁液を含有
し、上層は、トリオクチルアミンをキシレンに含むものを含有した。層を分離し
た。有機層を更なる抽出のために使用してよい。水性層を真空下で蒸発乾固させ
て、式(108)の化合物15.2gを得た。
【0065】 実施例9
【0066】
【化18】
【0067】 含有率95%の4,4′−ビス−(3−スルホスチリル)−ビフェニルのナト
リウム塩15gを、脱イオン水225gに加え、60%硫酸を加えてpHを2〜3
に調整し、懸濁液を70℃に加熱した。よく撹拌した懸濁液に、キシレン異性体
混合物400gを、続いてトリオクチルアミン37.7gを加えた。60%硫酸
3gを1時間かけて加え、混合物のpHを3〜4に調整した。撹拌を止めて、相を
分離させ、下の硫酸ナトリウム含有水性層を分離し、有機層を更なる脱イオン水
300mlと共に70℃で撹拌し、乳濁液を分離させ、下の水性層を分離し、廃棄
した。キシレン含有層を脱イオン水300mlと混合し、混合物を70℃に加熱し
た。急激な撹拌下に、30%水酸化テトラブチルアンモニウム水溶液45gを加
えて、pHを8〜8.5に調整し、更に1時間撹拌し、pHを更なる水酸化テトラブ
チルアンモニウム溶液の添加により保持した。撹拌を止めて、相を分離させた。
下層は、4,4′−ビス−(3−スルホスチリル)−ビフェニルのテトラブチル
アンモニウム塩を水に含む淡黄色の溶融液を含有し、上層は、トリオクチルアミ
ンをキシレンに含むものを含有した。層を分離した。有機層を更なる抽出のため
に使用してよい。水性懸濁液を冷却し、濾過し、乾燥した後、式(109)の化
合物19.6gを得た。
【0068】 実施例10
【0069】
【化19】
【0070】 4,4′−ビス−(4−クロロ−3−スルホスチリル)−ビフェニルのナトリ
ウム塩25gを、脱イオン水225gに加え、60%硫酸を加えてpHを2〜3に
調整し、懸濁液を70℃に加熱した。よく撹拌した懸濁液に、キシレン異性体混
合物300gを、続いてトリオクチルアミン37.7gを加えた。60%硫酸6
gを1時間かけて加え、混合物のpHを3〜4に調整した。撹拌を止めて、相を分
離させ、下の硫酸ナトリウム含有水性層を分離し、有機層を更なる脱イオン水1
00mlと共に70℃で撹拌し、乳濁液を分離させ、下の水性層を分離し、廃棄し
た。キシレン含有層を脱イオン水300mlと混合し、混合物を70℃に加熱した
。急激な撹拌下に、10%水酸化リチウム水溶液33gを加えて、pHを8〜8.
5に調整し、更に1時間撹拌し、pHを更なる水酸化リチウム溶液の添加により保
持した。撹拌を止めて、相を分離させた。下層は、4,4′−ビス−(4−クロ
ロ−3−スルホスチリル)−ビフェニルのリチウム塩を水に含む透明な淡黄色の
溶液を含有し、上層は、トリオクチルアミンをキシレンに含むものを含有した。
層を分離した。有機層を更なる抽出のために使用してよい。水性層を真空下で蒸
発乾固させて、式(110)の化合物19gを得た。
【0071】 実施例11
【0072】
【化20】
【0073】 4,4′−ビス−(4−スルホスチリル)−ビフェニルのナトリウム塩16g
を、脱イオン水225gに加え、60%硫酸を加えてpHを2〜3に調整し、懸濁
液を80℃に加熱した。よく撹拌した懸濁液に、キシレン異性体混合物400g
を、続いてトリオクチルアミン37.7gを加えた。60%硫酸2gを1時間か
けて加え、混合物のpHを3〜4に調整した。撹拌を止めて、相を分離させ、下の
硫酸ナトリウム含有水性層を分離し、有機層を更なる脱イオン水100mlと共に
80℃で撹拌し、乳濁液を分離させ、下の水性層を分離し、廃棄した。
【0074】 キシレン含有層を脱イオン水300mlと混合し、混合物を80℃に加熱した。
急激な撹拌下に、30%水酸化テトラブチルアンモニウム水溶液37gを加えて
、pHを8〜8.5に調整し、更に1時間撹拌し、pHを更なる水酸化テトラブチル
アンモニウム溶液の添加により保持した。撹拌を止めて、相を分離させた。下層
は、4,4′−ビス−(4−スルホスチリル)−ビフェニルのテトラブチルアン
モニウム塩を水に含む淡黄色の溶融液を含有し、上層は、トリオクチルアミンを
キシレンに含むものを含有した。層を分離した。有機層を更なる抽出のために使
用してよい。水性懸濁液を乾燥した後、式(111)の化合物22.6gを得た
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z A,ZW (72)発明者 フェルケル,ユリア ドイツ国 デー−79639 グレンツァハ− ヴィーレン ヴァルター−ヴェツェル−ヴ ェーク 10 (72)発明者 ローリンガー,ペーテル スイス国 ツェーハー−4124 シェーネン ブッフ ゼックスユヒャルテンシュトラー セ 1 (72)発明者 バスラー,ロジャー ヴォルフガング ドイツ国 デー−79589 ビンツェン イ ム ビューゲルン ブリック 2 (72)発明者 ゼレイニグ,ブリギッテ ゲルヒルト ドイツ国 デー−79639 グレンツァハ− ヴィーレン ヴァルター−ヴェツェル−ヴ ェーク 6 Fターム(参考) 4H003 DA01 EB22 FA09 4H006 AA02 AB70 AC61 AD16 BA66 BB10 BB11 BB71 BC10 BC16 BC31 BE01 BE03 4L055 AG36 AH07 BD10 BE08 BE10 EA30 FA12

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(1): 【化1】 (式中、R1及びR2は、独立して、水素、C1−C5アルキル、C1−C5アルコキ
    シ又はハロゲンを表し、そしてMは、Li、K、アルカリ土類金属、アンモニウ
    ム、モノ−、ジ−若しくはトリアルキルアンモニウム又はテトラアルキルアンモ
    ニウム(ここで、全ては、それぞれのアルキル基において1〜4個の炭素原子を
    含む);モノ−、ジ−若しくはトリ(C2−C4)アルカノールアンモニウム、モ
    ルホリニウム、ピペリジニウム或いはピロリジニウムを表す)のスルホン化ジス
    チリル−ビフェニル化合物の調製方法であり、第一に、式(2): 【化2】 の化合物と、それぞれのアルキル基に6〜12個の炭素原子を含有するジ−又は
    トリアルキルアミンを、水性強鉱酸及び水不混和性有機溶媒よりなる2相系にお
    いて反応させ、第二に、得られる親液性アンモニウム塩と、LiOH、KOH、
    アルカリ土類金属水酸化物、アンモニア、モノ−、ジ−若しくはトリアルキルア
    ミン又はテトラアルキルアンモニウム水酸化物(ここで、全ては、それぞれのア
    ルキル基において1〜4の炭素原子を含む);モノ−、ジ−若しくはトリ(C2 −C4)アルカノールアミン、モルホリン、ピペリジンあるいはピロリジンを反 応させることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 強鉱酸が塩酸又は硫酸である、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 第一反応工程における酸相のpHが1〜5である、請求項2記
    載の方法。
  4. 【請求項4】 水不混和性有機溶媒が置換若しくは非置換の、ベンゼン、ア
    ルカン又はシクロアルカンである、請求項1〜3のいずれか1項記載の方法。
  5. 【請求項5】 第一工程において使用されるアミンが、それぞれのアルキル
    基において6〜10個の炭素原子を含有するトリアルキルアミンである、請求項
    1〜4のいずれか1項記載の方法。
  6. 【請求項6】 第一工程における反応温度が10〜90℃である、請求項1
    〜5のいずれか1項記載の方法。
  7. 【請求項7】 ジ−又はトリアルキルアミンの式(2)の化合物に対するモ
    ル比が2〜4である、請求項1〜6のいずれか1項記載の方法。
  8. 【請求項8】 式(1)(式中、R1及びR2の両方が、水素、C1−C3アル
    キル、C1−C3アルコキシ、臭素又は塩素を表し、そしてMがLi、K、Mg、
    Ca又はアンモニウムを表す)の化合物を調製する、請求項1〜7のいずれか1
    項記載の方法。
  9. 【請求項9】 R1及びR2の両方が、水素を表し、そしてMがLi、K、M
    g、Ca、−N(R34(ここで、R3は、水素又はC1−C4アルキルを表す) 又はC2−C4アルカノールアンモニウムを表す、請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 式(3): 【化3】 (式中、M1は、Li、K、−N(R34(ここで、R3は、水素又はC1−C4ア ルキルを表す)又はC2−C4アルカノールアンモニウムを表す)の化合物を調製
    する、請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 式(4): 【化4】 (式中、M2は、Li、K又は−N(n−C494を表す)の化合物を調製する 、請求項9記載の方法。
  12. 【請求項12】 式(5): 【化5】 (式中、R1及びR2は、独立して、水素、C1−C5アルキル、C1−C5アルコキ
    シ又はハロゲンを表し、そしてMは、Li、K、アルカリ土類金属、アンモニウ
    ム、モノ−、ジ−若しくはトリアルキルアンモニウム又はテトラアルキルアンモ
    ニウム(ここで、全ては、それぞれのアルキル基において1〜4個の炭素原子を
    含む);モノ−、ジ−若しくはトリ(C2−C4)アルカノールアンモニウム、モ
    ルホリニウム、ピペリジニウム又はピロリジニウムを表す)のスルホン化ジスチ
    リル−ビフェニル化合物。
  13. 【請求項13】 請求項1〜11のいずれか1項記載の方法により得られる
    化合物の、織物、洗剤及び紙の螢光増白剤のための使用。
  14. 【請求項14】 請求項1〜11のいずれか1項記載の方法により得られる
    化合物を含有する洗剤組成物。
  15. 【請求項15】 請求項1〜11のいずれか1項記載の方法により得られる
    化合物を含有する、紡織繊維を白化するための組成物。
  16. 【請求項16】 請求項1〜11のいずれか1項記載の方法により得られる
    化合物を含有する、紙を白化するための組成物。
JP2000536692A 1998-03-19 1999-03-16 スルホン化ジスチリル−ビフェニル化合物の調製方法 Withdrawn JP2002506850A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP98810232 1998-03-19
EP98810232.3 1998-03-19
PCT/EP1999/001695 WO1999047495A1 (en) 1998-03-19 1999-03-16 Process for the preparation of sulphonated distyryl-biphenyl compounds

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002506850A true JP2002506850A (ja) 2002-03-05
JP2002506850A5 JP2002506850A5 (ja) 2006-05-18

Family

ID=8235995

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000536692A Withdrawn JP2002506850A (ja) 1998-03-19 1999-03-16 スルホン化ジスチリル−ビフェニル化合物の調製方法

Country Status (12)

Country Link
US (1) US6274761B1 (ja)
EP (1) EP1064258B1 (ja)
JP (1) JP2002506850A (ja)
KR (2) KR100732351B1 (ja)
CN (1) CN1308295C (ja)
AU (1) AU2933199A (ja)
BR (1) BR9908862A (ja)
DE (1) DE69914186T2 (ja)
ES (1) ES2212539T3 (ja)
ID (1) ID25593A (ja)
PT (1) PT1064258E (ja)
WO (1) WO1999047495A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004002611A1 (de) * 2004-01-15 2005-08-04 Beiersdorf Ag Visualisierung von Sonnenschutzmitteln auf der Haut

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH513785A (de) * 1967-10-03 1971-10-15 Ciba Geigy Ag Verfahren zur Herstellung von neuen Bis-stilbenverbindungen
CH554848A (de) * 1967-10-03 1974-10-15 Ciba Geigy Ag Verfahren zur herstellung neuer stilben-derivate.
DE1794386C3 (de) 1967-10-03 1975-06-19 Ciba-Geigy Ag, Basel (Schweiz) Verwendung von Bis-stilben-Verbindungen als optische Aufhellmittel
FR2168210A2 (en) 1972-01-20 1973-08-31 Ciba Geigy Ag Bis-stilbene cpds - as optical brighteners
CH594617A5 (en) 1974-06-12 1978-01-13 Ciba Geigy Ag Sulphonated di:styryl cpd. prodn. by anil synthesis
US4115436A (en) 1975-08-28 1978-09-19 Toyo Soda Manufacturing Co., Ltd. Process for producing ammonium p-styrenesulfonate
DE2808927A1 (de) 1978-03-02 1979-09-06 Henkel Kgaa Lagerbestaendiges, klares fluessigwaschmittel mit einem gehalt an optischen aufhellern
NZ194040A (en) * 1979-06-13 1983-12-16 Strix Ltd Insulation piercing electrical connector
JPS57123262A (en) 1981-01-26 1982-07-31 Showa Kagaku Kogyo Kk Fluorescent brightener composition
US4925595A (en) 1987-07-03 1990-05-15 Ciba-Geigy Corporation Liquid detergent compositions containing disulfonated fluorescent whitening agents: di-styryl-biphenyl or di-styryl-benzene derivatives
DE3801942A1 (de) 1988-01-23 1989-07-27 Basf Ag Verfahren zur herstellung von alkalisalzen der biphenyl-4,4'-disulfonsaeure
EP0364403B1 (de) * 1988-10-13 1993-03-24 Ciba-Geigy Ag Distyrylbiphenylverbindungen
GB2277749B (en) * 1993-05-08 1996-12-04 Ciba Geigy Ag Fluorescent whitening of paper

Also Published As

Publication number Publication date
US6274761B1 (en) 2001-08-14
AU2933199A (en) 1999-10-11
KR20070034134A (ko) 2007-03-27
BR9908862A (pt) 2000-11-21
CN1308295C (zh) 2007-04-04
PT1064258E (pt) 2004-04-30
EP1064258B1 (en) 2004-01-14
KR100796185B1 (ko) 2008-01-21
ID25593A (id) 2000-10-19
KR20010041974A (ko) 2001-05-25
KR100732351B1 (ko) 2007-06-27
DE69914186T2 (de) 2004-11-04
ES2212539T3 (es) 2004-07-16
WO1999047495A1 (en) 1999-09-23
EP1064258A1 (en) 2001-01-03
CN1293658A (zh) 2001-05-02
DE69914186D1 (de) 2004-02-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6365737B1 (en) Process for the preparation of stilbene compounds
US6723846B1 (en) Triazinylaminostilbene derivative as fluorescent whitening agents
JPS585212B2 (ja) 有機材料の光学的増白方法
CA1094262A (en) Brightening compositions
JP2002506850A (ja) スルホン化ジスチリル−ビフェニル化合物の調製方法
US3728275A (en) Preparations containing concentrated aqueous asymmetrically substituted bis-triazinylaminostilbenes and the use of the preparations for optical brightening
US6096919A (en) Process for the preparation of sulphonated distyryl-biphenyl compounds
EP0900784A1 (en) Sulphonated distyryl-biphenyl compounds
EP0957085B1 (en) A process for the preparation of sulphonated distyryl-biphenyl compounds
WO2001044210A1 (en) Allyl- and diallylaminotriazinylaminostilbene derivatives and their use as optical brightening
US20040077515A1 (en) Bis-triazinylaminobenzoxazole derivatives
JP2002506850A5 (ja)
MXPA99004355A (en) A process for the preparation of diestiril-bifenyl sulphone compounds
KR820000900B1 (ko) 1,4-비스-스티릴벤젠 유도체의 제조 방법
MXPA98007010A (en) Diestiril-bifenyl sulphone compounds
WO2001092217A2 (en) Process for the preparation of amidostyrylstilbene-disulphonic acid compounds and novel amidostyrylstilbene-disulphonic acid compounds and their use as fluorescent whitening agents

Legal Events

Date Code Title Description
A524 Written submission of copy of amendment under article 19 pct

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A524

Effective date: 20060316

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060316

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20080917