JP2002506849A - アミノニトリルの製造 - Google Patents

アミノニトリルの製造

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JP2002506849A JP2000536689A JP2000536689A JP2002506849A JP 2002506849 A JP2002506849 A JP 2002506849A JP 2000536689 A JP2000536689 A JP 2000536689A JP 2000536689 A JP2000536689 A JP 2000536689A JP 2002506849 A JP2002506849 A JP 2002506849A
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アレックス サージェイ イオンキン
スタニスロウ ボグダン ジエメッキ
マーク ジェイ ハーパー
セオドア アーガー コッホ
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EI Du Pont de Nemours and Co
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C253/00Preparation of carboxylic acid nitriles
    • C07C253/30Preparation of carboxylic acid nitriles by reactions not involving the formation of cyano groups

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Abstract

(57)【要約】 ジニトリルを選択的に水素化してアミノニトリルを製造する方法を提供する。この方法は、アルコールまたは液体アンモニアを含む溶媒、少なくとも1種の金属触媒、および、例えば有機アミド、有機エステル、カルボン酸の塩、または尿素などのカルボニル基含有添加剤の存在下で、ジニトリルと水素含有流体を接触させることを含んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の分野) 本発明は、アミノニトリルを製造するための選択的水素化法に関するものであ
る。
【0002】 (発明の背景) アミノニトリルは、多様な産業用途を有する重要な化学薬品の1種である。例
えば、アミノニトリルは、高分子量のポリアミドを製造するためのモノマーとし
て使用できる。特に、6−アミノカプロニトリルは、ナイロン6の製造に用いる
ことができる。
【0003】 アミノニトリルは、ジニトリルの接触水素化により製造できる。しかし、当業
者に知られた方法を用いて所望のアミノニトリルを製造する場合の収率および選
択性は、当業者が所望するほど一般的には高くない。加えて、完全水素化物、ジ
アミンの量は、通常当業者が所望するより高くなる。
【0004】 ジニトリル出発材料、完全水素化物(ジアミン)および副生成物を低濃度にし
て、高収率のアミノニトリルを生む好都合な方法は、アミノニトリルの商業生産
に対して大いに有効であろう。
【0005】 それ故、ジニトリルを選択的に水素化してアミノニトリルを製造する方法を開
発するニーズが増えている。
【0006】 (発明の概要) 本発明の目的は、ジニトリルからアミノニトリルを製造する方法を提供するこ
とである。本発明の利点は、アミノニトリルを高収率で、アミノニトリルに対し
て高選択性をもって製造できることである。その他の目的および利点は、以下に
本発明を十分に開示するので、一層明白になるであろう。
【0007】 本発明は、ジニトリルを選択的または部分的に水素化してアミノニトリルを製
造する方法を提供する。この方法は、(a)液体アンモニア、アルコール、また
はその両方を含む溶媒、(b)水素化触媒、並びに任意選択で(c)カルボニル
基含有有機化合物を含む添加剤の存在下で、ジニトリルを水素含有流体と接触さ
せることを含んでいる。
【0008】 (発明の詳細な説明) 本発明では、溶媒、水素化触媒、と任意選択で、有機アミド、有機エステル、
カルボン酸の塩、およびそれらの複数の組合せからなる群から選択したカルボニ
ル基含有有機化合物を含む添加剤の存在下で、式NCRCNで表されるジニトリ
ルを水素含有流体と接触させる。上式で、Rは、アルキレン基、アリーレン基、
アルケニレン基、アルカリーレン(alkarylene)基、アルアルキレン
(aralkylene)基、およびそれらの複数の組合せからなる群から選択
したヒドロカルビレン基である。現在好ましいRは、アルキレン基である。それ
ぞれのヒドロカルビレン基は、基当たり、約2から約25個、好ましくは約2か
ら約15個、最も好ましくは2から10個の炭素原子を含むことができる。換言
すれば、適切なジニトリルは、ジニトリル分子当たり、約4から約27個、好ま
しくは約4から約17個、最も好ましくは約4から約12個の炭素原子を含むこ
とができる。
【0009】 適切なジニトリルの例には、アジポニトリル、メチルグルタロニトリル、α,
ω−プロパンジニトリル、α,ω−ブタンジニトリル、α,ω−ペンタンジニト
リル、α,ω−ヘプタンジニトリル、α,ω−ノナンジニトリル、α,ω−ドデ
カンジニトリル、α,ω−ペンタデカンジニトリル、α,ω−イコサンジニトリ
ル、α,ω−テトラコサンジニトリル、3−メチルヘキサンジニトリル、2−メ
チル−4−メチレンオクタンジニトリル、およびそれらの複数の組合せがあるが
、これに限定するものではない。現在好ましいジニトリルはアジポニトリルであ
り、その選択的水素化製品、6−アミノカプロニトリルは重合用途でよく知られ
たモノマーである。
【0010】 本発明では、水素含有流体中にジニトリルを選択的に水素化してアミノニトリ
ルを製造するに足る水素が存在するのであれば、任意の水素含有流体を用いるこ
とができる。用語「流体」は、液体、気体、またはその両者を言う。流体中の水
素含有量は、1から100体積%、好ましくは約50から約100体積%、最も
好ましくは90から100体積%で変動可能である。現在、好ましい水素含有流
体は、純水素ガスである。
【0011】 十分な水素が存在して所望のアミノニトリルを生成するならば、水素(水素含
有流体中の)とジニトリルのモル比は、それほど重要ではない。通常、水素は過
剰に用いられる。通常、水素の圧力は、約50から約2000psi(0.34
5から13.79MPa)、好ましくは約200から約1000psi(1.4
2から6.89MPa)の範囲である。
【0012】 本発明では、液体アンモニアまたはアルコールのいずれかを含有する任意の溶
媒を使用できる。溶媒中の液体アンモニアの濃度は、全溶媒の重量を基準にして
、約20から約100%、好ましくは約50から約100%、最も好ましくは約
80から約100%で変動可能である。現状では、純液体アンモニアが好ましい
。しかし、溶媒中にアルコールも存在する場合には、アルコールの量を基準にし
てアンモニア濃度を調節することができ、これを以下に開示する。アンモニアと
ジニトリルのモル比は、通常、約1:1から約30:1、好ましくは約2:1か
ら約20:1の範囲で変動可能である。
【0013】 本発明では、ジニトリルを選択的に水素化してアミノニトリルの生成を促進で
きる任意のアルコールが使用可能である。現在好ましいアルコールは、分子当た
り1から約10個、好ましくは1から約4個の炭素原子を有する。適切なアルコ
ールの例には、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブ
タノール、イソブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、ヘプタノール、オク
タノール、ノナノール、デカノール、およびそれらの複数の組合せがあるが、こ
れに限定するものではない。現在、最適のアルコールはメタノールである。通常
、アルコールは、約20から約100重量%、好ましくは約30から約99重量
%の濃度で溶媒中に存在することができる。
【0014】 アルコール溶媒は、さらに、実質的に溶媒に可溶性の塩基を含んでもよい。用
語「実質的に」は、「軽微な量以上」を言う。現在、好ましい塩基は、無機塩基
である。無機塩基の例には、アルカリ金属酸化物、アルカリ土類金属酸化物、ア
ルカリ金属水酸化物、アルカリ土類金属水酸化物、酸の1個または複数のプロト
ンをアンモニウムイオン、アルカリ金属イオン、アルカリ土類金属イオンで置換
した部分中和酸、またはそれらの複数の組合せがあるが、これに限定するもので
はない。適切な塩基の例には、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、重炭酸カリウム、
またはそれらの複数の組合せがあるが、これに限定するものではない。現在、最
適な塩基は、入手が容易であり安価である理由から、アンモニア、水酸化リチウ
ム、水酸化ナトリウムである。
【0015】 塩基の量がジニトリルを選択的に水素化してアミノニトリルの生成を促進でき
る限りは、塩基は溶媒中に任意の量で存在することができる。通常、塩基は、ジ
ニトリルの全重量を基準にして、約1から約10重量%の範囲で溶媒中に存在で
きる。
【0016】 本発明方法で用いる触媒は、水素化触媒である。現在好ましい触媒は、鉄、コ
バルト、ニッケル、ロジウム、マグネシア保持のニッケル−鉄、およびそれらの
複数の組合せからなる群から選択する。また、触媒は、1種または複数の助触媒
、例えばクロム、モリブデン、およびタングステンを含有できる。また、触媒は
、例えばラネーニッケルなどの合金の形態、個々の金属の形態、または複数金属
の固溶体の形態でもよい。
【0017】 また、触媒金属を、アルミナ、酸化マグネシウム、およびそれらの組合せなど
の無機担体上に保持してもよい。例えば、含浸、共沈、イオン交換、およびそれ
ら複数の組合せなどとして当業者に知られた任意の手段で、金属を無機担体上に
保持することができる。現在好ましい無機担体は酸化マグネシウムである。
【0018】 本発明には、選択性の向上に効果的な任意の添加剤を用いることができる。用
語「向上」は、本発明の添加剤を使用しない場合の選択性に比較して、約70%
より大きい転化率、好ましくは約80%より大きい転化率の、高められた選択性
でアミノニトリル製品を生成することを言う。現在、好ましい添加剤は、有機ア
ミド、有機エステル、カルボン酸の塩、尿素、およびそれらの複数の組合せから
なる群から選択したカルボニル基含有有機化合物添加剤である。
【0019】 適切なカルボニル含有有機化合物の例には、ホルムアミド、アセトアミド、N
−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチルアセトアミ
ド、N−メチルドデカンアミド、ギ酸メチル、ギ酸エチル、ギ酸ナトリウム、ギ
酸アンモニウム、尿素、およびそれらの複数の組合せがあるが、これに限定する
ものではない。
【0020】 添加剤は、接触時に、ジニトリルを選択的に水素化してその相当するアミノニ
トリルの生成を向上させる量で存在すればよい。通常、添加剤と触媒の重量比は
、約0.001:1から約0.5:1、好ましくは約0.001:1から約0.
1:1の範囲がよい。
【0021】 触媒金属は、任意の物理的形状または形態で存在することができる。触媒金属
は、流動可能な形態、押出成型物、錠剤、球体、またはそれらの複数の組合せが
存在し得る。触媒は、スポンジ状金属の形態、例えばラネーニッケルおよびラネ
ーコバルトであってもよい。触媒とジニトリルのモル比は、その比率がジニトリ
ルの選択的水素化に触媒作用を及ぼすことが可能である限り、任意の比率をとる
ことができる。通常、重量比は、約0.0001:1から約1:1、好ましくは
約0.001:1から約0.5:1である。本発明方法は、バッチ式または連続
式で実施できる。触媒金属が、無機担体に保持されているか、あるいは合金また
は固溶体の一部である場合には、触媒金属は、触媒金属および無機担体の全重量
を基準にして、約0.1から約60重量%、好ましくは約1から約50重量%、
最も好ましくは約2から約50重量%の範囲で存在できる。
【0022】 上記の触媒と添加剤は、別々に導入してジニトリルと接触させてもよい。しか
し、触媒は、それが金属形態、合金、固溶体であるかまたは無機担体上に保持さ
れているかに拘わらず、好ましくは溶媒中で上に開示した添加剤と接触すること
が現状では好ましい。溶媒は、アルコール、エーテル、エステル、アンモニア、
またはそれらの複数の組合せが使用できる。また、さらに好ましくは、触媒と添
加剤の接触は、水素含有流体中で実施する。水素含有流体は上の開示と同一でよ
い。触媒と添加剤を接触させて前処理触媒を作製する。前処理触媒を上に開示し
た溶媒で洗浄して、好ましくは嫌気性条件下で、添加剤処理触媒を作製する。
【0023】 触媒と添加剤の接触は、添加剤処理触媒を作製するために効果的な任意の条件
下で実施することができ、この触媒は、ジニトリルの選択的水素化またはアミノ
ニトリルへの選択性を向上することが可能である。一般的に、約20℃から約1
50℃の範囲、好ましくは約30℃から約100℃の範囲の温度、約0.5から
約100気圧(atm)の範囲の圧力下で、約5秒から約25時間、上に開示し
た触媒と添加剤を接触させることにより、添加剤処理触媒を製造する全プロセス
を実施可能である。
【0024】 好ましくは出発ジニトリルの炭素原子は、分枝または直鎖に配列している。好
ましい実施例は、アジポニトリルの水素化による6−アミノカプロニトリル、メ
チルグルタロニトリルの水素化による2種の異性体のアミノニトリル(5−アミ
ノ−2−メチルバレロニトリルおよび5−アミノ−4−メチルバレロニトリル)
、およびα,ω−ドデカンジニトリルの水素化による相当するアミノニトリルで
ある。本発明の方法の最適用途は、6−アミノカプロニトリルの生成を最大にし
てナイロン6の製造を容易にすることである。
【0025】 本発明の方法は、約25℃から150℃、好ましくは40℃から100℃、最
も好ましくは60℃から80℃の範囲の温度で、約50から約2000psi(
0.345から13.79Mpa)、好ましくは約200から約1000psi
(1.42から6.89Mpa)の総圧力で、約15分から約25時間、好まし
くは約1時間から約10時間で実施できる。
【0026】 現在好ましい触媒は、スポンジ状金属型触媒である。金属成分は鉄、コバルト
またはニッケルである。この型の市販の触媒は、助触媒を加えたまたは加えてい
ないラネーNiまたはラネーCo触媒であり、これらはグレースケミカル社(C
olumbia、メリーランド州)、アクチベーテドメタル社(Sevierv
ille、テネシー州)、またはデグサ社(Ridgefield Park、
ニュージャージ州)から入手できる。上に開示したように、金属触媒は、例えば
酸化マグネシウム組成物上の鉄/ニッケルなど無機担体上に保持可能であり、触
媒として使用できる。保持したニッケル鉄触媒を使用する場合は、アジポニトリ
ル転化率は、担体上に沈積したNiの量に伴い増加する。好ましいNi濃度は、
5と50%(金属/担体組成物中のニッケルの重量%)の間であり、特に25と
35%の間である。ニッケル/鉄/マグネシウム酸化物中に存在する鉄は、Ni
/Fe/MgO組成物中で0.2%と20%の間、最も好ましくは0.5%から
10%である。
【0027】 理論に束縛されないことを望むものであるが、選択的水素化プロセスにおいて
、触媒への添加剤の添加または添加剤処理触媒の使用は、触媒の改質を生み、こ
のような添加剤が存在しない場合に得られる結果に比較して、アミノニトリルへ
の選択性を向上させ、または高めることになる。
【0028】 本発明の方法は、適切な反応器中でバッチ式または連続で操業可能である。当
業者に知られた種々の手段により、反応混合物を攪拌または振盪する。出発ジニ
トリルを部分水素化してジニトリルを高転化率で、高選択性で、相当するアミノ
ニトリルを製造することは、本方法を効率的にかつ有用なものにする。
【0029】 以下の実施例は本発明の方法をさらに説明するが、実施例により本発明の範囲
を不当に限定するように解釈すべきではない。
【0030】 (実施例) (定義) 実施例で用いる用語の意味を以下に定義する。
【0031】 アミノニトリルの収率は、ジニトリルの出発濃度で除したアミノニトリルの測
定濃度である。
【0032】 ジニトリルの転化率は、ジニトリルの出発濃度で除した、ジニトリルの出発濃
度と瞬間濃度との差である。
【0033】 アミノニトリルへの選択性は、その瞬間におけるジニトリルの転化率で除した
、アミノニトリルの測定収率である。
【0034】 実験1.NiFe/MgO触媒の調製 ホットプレート上で、蒸留水(100ml)を攪拌しながら殆ど沸点近くに加
熱した。計算量のFe(III)およびNi(II)硝酸塩を一緒にかつ一度に
加えた。数秒の攪拌後、硝酸塩が溶解した。溶液は着色し、pHが約5であった
。酸化マグネシウム(Alfa Aesar社、ワードヒル、マサチューセッツ
州)(3g)を数分間かけて徐々に加え、溶液が沸騰して溢れることを防いだ。
加熱を終了し、激しい攪拌をさらに1〜2時間続けて混合および吸着を完了させ
た。この時点で混合液のpHは約11であった。懸濁液を徐々に冷却した後、反
応混合物をろ過して、固体を蒸留水で洗浄した。115℃〜120℃にセットし
た真空オーブン(0.1mmHg)中で、洗浄した固体を一夜乾燥した。乾燥固
体を乳鉢および乳棒で粉砕したが、この粉末を本明細書以下では粉砕触媒または
触媒前駆体と呼んだ。
【0035】 粉砕触媒前駆体を、管状炉を用いて約40cc/分の水素流中で加熱し活性化
した。徐々に加熱して、温度を480℃に上げ、この水準に一夜(約14時間)
維持した。還元した触媒を水素流中で冷却し、取り出してドライボックスで保存
した。
【0036】 実施例1〜6 NiFe/MgO触媒を用いたアジポニトリルのアミノカプロニトリルへの水素
化 35重量%のニッケルと2.5重量%の鉄を含有する触媒を作製し、実験1の
方法に従い活性化した。活性化した触媒をドライボックスに保存した。
【0037】 水素化試験を下記のように実施した。活性化触媒の一部(1.2gまたは0.
6g)を50ccのオートクレーブに充填し、3.2gの内標準のN−メチルピ
ロリジノンを含有するアジポニトリルを加え、次いで溶媒として(1)35ml
(21g)の液体アンモニア(実施例1)または(2)35mlのメタノールお
よび0.5gの50重量%NaOH(実施例2〜6)並びに水素を加えた。オー
トクレーブを70℃および1000psigの総圧力(水素+アンモニア)で操
作し、フィルタを通して分析用液体サンプルを取り出した。
【0038】 検出不純物:約60ppmのヘキサメチレンイミン、0.67%の2−シクロ
ペンチリデンイミン、0.43%のシアノバレロアミド、および約0.5%のビ
スヘキサメチレントリアミン
【0039】 上記試験に関連する結果を次の表Iにまとめる。表に示したように、本発明の
試験は、アミノカプロニトリルに対する高選択性でアミノカプロニトリルを生成
した。
【0040】
【表1】
【0041】 比較例1 50ccのオートクレーブに、FeおよびCr(活性化金属、A4000、さ
らなる任意の添加剤を加えず)を助触媒として加えたラネーNi(1.2g)を
3.2gのアジポニトリル(ADN)および35ccの液体アンモニアと共に添
加して、混合物を作製した。水素をオートクレーブに導入し、1045psig
の総圧力下(約1500rpmで)、60℃でADNを水素化した。操業30分
以内にADNの全転化を達成した。アミノカプロニトリルの最大収率は57%に
達し、80%ADN転化率で71%の選択性、90%ADN転化率で63%の選
択性であった。
【0042】 比較例2 300ccのオートクレーブに7.7gのラネーCo(W.R.グレース社か
ら入手)、0.77gの水、26gのADN、および139gの液体アンモニア
を加えた。1000rpm、1000psigの総圧力下、70℃で内容物を水
素化した。操業40分以内にADNの全転化を達成した。アミノカプロニトリル
の最大収率は58%に達し、80%ADN転化率で約74%の選択性、90%A
DN転化率で約64%の選択性であった。
【0043】 実施例7〜19 この試験は、(1)試験に使用した或る種の触媒がニッケル、コバルト、また
はその両者、並びに或る種のものがクロムを助触媒として加えたこと、(2)そ
れらの試験に使用した触媒が表IIに示した添加剤を含んでいたこと、(3)実
施例12で使用した触媒がクロムを助触媒として加えたニッケル/コバルト触媒
であったこと、と(4)表IIに具体的に示した条件以外は、実施例1〜6に記
載したように実施した。
【0044】 実施例17では、はじめに54重量%のAl、23重量%のNi、23重量%
のCo、および1重量%のCrを含有する合金から浸出により、クロムを助触媒
として加えたニッケルおよびコバルトを含むスポンジ状触媒を調製した。この触
媒を以下に記載するようにホルムアミドで前処理した。
【0045】 添加剤を用いた触媒の前処理を以下のように実施した。50mlのオートクレ
ーブに、ラネーNi(3.6g)を表IIに示した添加剤4.5gと共に入れた
。続いて35mlの液体アンモニアを加え、混合物を攪拌しながら80℃に加熱
し、水素を用いて圧力を1000psigに調節し、その後このような条件下に
2.5時間維持した。冷却後、圧力を開放し、サンプルをドライボックスに移し
、空気を除去したメタノールで洗浄して、嫌気性条件下で保存した。
【0046】 比較例3 前処理をしていない実施例17に記載の触媒をNH4OH溶媒中でのADN水 素化反応で試験した。100mlのオートクレーブに、1gの活性化触媒、内標
準を含み、5gのMeOHと混合した10gのADN、および26.2gの30
%NH4OHを入れ、水素で500psigに加圧し、75℃で実施した。アミ ノカプロニトリルの最大収率は、76%ADN転化率で58%であり、76%の
選択性であった。
【0047】 これらの試験の結果を以下の表IIに表した。表IIは、本発明の試験が、比
較例に表した結果に比較して、アミノカプロニトリルに対して実質的に高い選択
性でアミノカプロニトリルを生成することを表している。
【0048】
【表2】
【0049】 脚注:全ての水素化実験は、特に断りのない限り、1000psigの総圧力
、70℃で実施する。a)添加剤で前処理した触媒、b)80℃で実施、c)7
5℃で実施、d)60℃で実施、e)N−メチルホルムアミド、f)ギ酸アンモ
ニウム
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年3月1日(2000.3.1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】 本発明は、ジニトリルを選択的または部分的に水素化してアミノニトリルを製
造する方法を提供する。この方法は、(a)液体アンモニア、アルコール、また
はその両方を含む溶媒、(b)水素化触媒、並びに任意選択で(c)カルボニル
基含有有機化合物を含む添加剤の存在下で、ジニトリルを水素含有流体と接触さ
せることを含んでいる。 1つの特別な実施形態において、この方法は、触媒および溶媒の存在下でジニ
トリルを水素含有流体と接触させるステップを含み、前記触媒は、ニッケル、コ
バルト、鉄およびそれらの複数の組合せからなる群から選択した金属を含み、前
記触媒は、アルミナ、酸化マグネシウムおよびそれらの組合せからなる群から選
択した無機担体上に保持され、前記溶媒は、液体アンモニア、アルコールまたは
その両者を含んでいる。 その他の特別な実施形態において、この方法は、水素化触媒および液体アンモ
ニア、アルコールまたはその両者を含む溶媒の存在下で、ジニトリルを水素含有
流体と接触させるステップを含み、前記触媒はカルボニル基含有有機化合物を含
む添加剤を含んでいる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 09/268,147 (32)優先日 平成11年3月15日(1999.3.15) (33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 09/268,148 (32)優先日 平成11年3月15日(1999.3.15) (33)優先権主張国 米国(US) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),CN,JP,R U (72)発明者 ジエメッキ スタニスロウ ボグダン アメリカ合衆国 19805 デラウエア州 ウィルミントン バヤール アベニュー 823 (72)発明者 ハーパー マーク ジェイ アメリカ合衆国 19958 デラウエア州 ルイス エイビーティービー 553 (72)発明者 コッホ セオドア アーガー アメリカ合衆国 19808 デラウエア州 ウィルミントン チェルテナム ロード 600 Fターム(参考) 4H006 AA02 AC52 BA19 BA20 BA21 BA50 BA51 BA55 BB14 BB30 BC35 BE20 QN30 4H039 CA71 CF40

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 触媒と溶媒の存在下で、ジニトリルを水素含有流体に接触さ
    せることを含む方法であって、前記触媒がニッケル、コバルト、鉄、およびそれ
    らの複数の組合せからなる群から選択した金属であり、前記触媒がアルミナ、酸
    化マグネシウム、およびそれらの組合せからなる群から選択した無機担体上に保
    持されており、前記溶媒が液体アンモニアまたはアルコールを含むことを特徴と
    する方法。
  2. 【請求項2】 水素化触媒と溶媒の存在下で、ジニトリルを水素含有流体に
    接触させることを含む方法であって、前記触媒がカルボニル基含有有機化合物を
    含む添加剤を含み、前記溶媒が液体アンモニアまたはアルコールを含むことを特
    徴とする方法。
  3. 【請求項3】 前記無機担体が酸化マグネシウムであることを特徴とする請
    求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記触媒を鉄、コバルト、ニッケル、およびそれらの複数の
    組合せからなる群から選択することを特徴とする請求項2に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記ジニトリルが脂肪族ジニトリルであることを特徴とする
    請求項2または請求項3に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記ジニトリルが分子当たり約4から約12個の炭素原子を
    含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記アンモニアと前記ジニトリルのモル比が約2:1から約
    20:1の範囲であることを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記を有機アミド、有機エステル、カルボン酸、カルボン酸
    の塩、尿素、およびそれらの複数の組合せからなる群から選択することを特徴と
    する請求項4に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記添加剤がアミドであることを特徴とする請求項8に記載
    の方法。
  10. 【請求項10】 前記添加剤がカルボン酸の塩であることを特徴とする請求
    項8に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記添加剤がエステルであることを特徴とする請求項8に
    記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記添加剤が尿素であることを特徴とする請求項8に記載
    の方法。
  13. 【請求項13】 前記添加剤をホルムアミド、アセトアミド、N−メチルホ
    ルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチルアセトアミド、N−メ
    チルドデカンアミド、ギ酸メチル、ギ酸エチル、ギ酸ナトリウム、ギ酸アンモニ
    ウム、尿素、およびそれらの複数の組合せからなる群から選択することを特徴と
    する請求項8に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記触媒を前記添加剤と接触させて添加剤処理触媒を作製
    した後、前記ジニトリルに接触させることを特徴とする請求項13に記載の方法
  15. 【請求項15】 前記ジニトリルをアジポニトリル、エチルサクシノニトリ
    ル、メチルグルタロニトリル、α,ω−ドデカンジニトリル、およびそれらの複
    数の組合せからなる群から選択することを特徴とする請求項3または請求項14
    に記載の方法。
  16. 【請求項16】 (1)液体アンモニアまたはアルコールを含む溶媒、およ
    び(2)ニッケル、コバルトおよび鉄からなる群から選択した少なくとも1種の
    金属を含む触媒の存在下で、アミノニトリルの製造に十分有効な条件の下で、ジ
    ニトリルを水素に接触させることを含む方法であって、 前記ジニトリルが分子当たり約4から約12個の炭素原子を含み、 前記アンモニアと前記ジニトリルのモル比が約2:1から約20:1の範囲で
    あり、 前記触媒が酸化マグネシウム上に保持されていることを特徴とする方法。
  17. 【請求項17】 前記触媒が、さらに、ホルムアミド、アセトアミド、N−
    メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチルアセトアミド
    、N−メチルドデカンアミド、ギ酸メチル、ギ酸エチル、ギ酸ナトリウム、ギ酸
    アンモニウム、尿素、およびそれらの複数の組合せからなる群から選択した添加
    剤を含むことを特徴とする請求項16に記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記金属を前記添加剤と接触させて添加剤処理金属触媒を
    作製した後、前記ジニトリルに接触させることを特徴とする請求項17に記載の
    方法。
  19. 【請求項19】 アジポニトリルを選択的に水素化してアミノカプロニトリ
    ルを製造する方法であって、約0.345MPaから約13.79MPaの範囲
    の圧力下、約60℃から約80℃の範囲の温度で、溶媒および金属触媒の存在下
    で前記アジポニトリルを水素と接触させることを含み、前記溶媒がアルコールま
    たは液体アンモニアを含み、前記金属触媒を鉄、コバルト、ニッケル、およびそ
    れらの複数の組合せからなる群から選択し、前記金属触媒が酸化マグネシウム上
    に保持され、前記溶媒と前記アジポニトリルのモル比が約2:1から約20:1
    の範囲であることを特徴とする方法。
  20. 【請求項20】 前記金属触媒が、さらに、ホルムアミド、アセトアミド、
    N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチルアセトア
    ミド、N−メチルドデカンアミド、ギ酸メチル、ギ酸エチル、ギ酸ナトリウム、
    ギ酸アンモニウム、尿素、およびそれらの複数の組合せからなる群から選択した
    添加剤を含み、前記金属触媒の金属を前記添加剤と接触させて添加剤処理金属を
    作製した後、前記ジニトリルに接触させることを特徴とする請求項19に記載の
    方法。
  21. 【請求項21】 前記触媒がニッケルおよび鉄を含み、前記触媒中のニッケ
    ル含有量が、前記触媒の全重量を基準にして約25から約35%の範囲であるこ
    とを特徴とする請求項19または請求項20に記載の方法。
  22. 【請求項22】 さらに前記アミノカプロニトリルの回収を含むことを特徴
    とする請求項21に記載の方法。
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