JP2002506378A - 肥満体治療ベッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ダンプバルブ（７４）はベッド（１０）上のエアクッション（４０）の選択的膨張および収縮のために設けられている。このダンプバルブは長軸（１１０）に沿って延在する内部領域（８０）を有する細長いハウジング（７８）を有し、かつその長軸がベッドデッキ（１８）に対して傾斜するようにベッドデッキへ取付けられている。連結部材（９０）が該ハウジングを空気供給手段へ連結するために該ハウジングの第一端部（１１４）へ連結されている。該内部領域内のピストン（８８）が第一および第二位置間で摺動自在である。該第一位置は該空気供給手段から該内部領域へ空気を通過させて中央開口部（１０４）を経て該エアクッションを膨張させる。該第二位置は該空気供給手段から該ハウジングへの空気流を遮断し、かつ該クッションから該中央開口部および該ハウジングの開放第二端部（１１６）への空気の通過を可能にして該クッションを収縮させる。

Description

【発明の詳細な説明】 肥満体治療ベッド 発明の背景概要 本発明は肥満体治療ベッドに関する。更に詳細には、本発明はベッド上に使用 する改良された患者支持面、およびベッド上の支持面の膨張および収縮を制御す るための改良された装置に関する。 肥満体治療ベッドは肥満体患者による使用のために設計されている。肥満体治 療ベッドは、代表的には、非常に重質なフレームおよび大きな患者を収容するた めに外方へ軸旋回するサイドレールを含む。特に摩擦を感じやすい肥満体患者の 身体の一領域は両脚間である。世話人は両脚が共に擦れるのを防ぐために患者の 両脚間にタオル等の物品を置くことが屡ある。本発明は患者の両脚間の皮膚摩擦 等を減少するために改良されたエアクッションを提供するために設計された。 本発明の１つの特徴によれば、クッションはベッド上の患者の両脚を支持する ために設けられる。このクッションは底面、側壁、および体形に適合する外形の 上面を有する空気袋を含む。空気袋の上面は患者の第一脚および第二脚のそれぞ れを受けかつ分離するための分離した第一および第二領域を画定するために形成 された上昇した中央部を有する。 図示形態において、上記上面は対峙する第一および第二上昇側部を含む。上記 上昇中央部は第一および第二側上昇部間に位置して第一および第二脚のそれぞれ をその間に受けるため第一および第二凹部を形成する。 上記空気袋は前縁部および後縁部を含む。第一および第二上昇側 部および上昇中央部は上記上面の前縁部および後縁部間に延在する。図示クッシ ョンにおいて、少なくとも１つのストラップがクッションの底面へ連結されてい る。この少なくとも１つのストラップはベッドのデッキへ空気袋を連結するよう に形成されている。 代表例として、ベッドのサイドレールは外方へ軸旋回して肥満体患者を収容す るときに、フォームブロックもしくは枕が患者とサイドレールとの間に位置決め される。かる支持体は移動し易くかつ皮膚の問題に通じる発汗を生じやすい。本 発明は、また、患者の側部を支持するための改良された支持面を提供する。 本発明の他の特徴によれば、クッション装置はフレーム、該フレーム上に位置 する身体支持面、該フレームへ連結されたサイドレール、および空気供給体を有 するベッド上に使用するために提供される。このクッション装置はベッドのサイ ドレールへ連結される少なくとも１つの空気低損失空気袋を含む。この空気低損 失空気袋は、また、空気供給体へ連結される。該空気袋は空気袋をサイドレール へ連結する構成の少なくとも１つのストラップを含む。 本発明は更にベッド上でエアクッションを収縮させる改良された装置を提供す る。特に、本発明のこの装置は、ベッドフレームが機械的バルブを使用して椅子 配向へ移動するときにベッドの足クッションを自動的に収縮させる。 本発明の他の特徴によれば、クッションはベッド上の人の脚を支持するために ベッドの関節式デッキの足部上に使用するために提供される。この関節式デッキ の足部、即ち、足デッキ部は概ね水平のベッド位置から概ね垂直の椅子位置へ移 動自在である。このクッションは、該デッキが水平ベッド位置のときに膨張し、 かつ該デッキが概ね垂直の椅子位置のときに収縮する構成であり、カバーが該空 気袋を包囲しかつ弾性コードが該カバーへ接続されている。該空気 袋が収縮するときにこの弾性コードは該カバーと該空気袋を該足デッキ部の方向 へ集める構成である。 図示カバーは前壁、後壁、および離隔第一および第二側壁を含む。前記コード は第一側壁に隣接して該カバーの後壁へ連結された第一端部を有する。該コード は第一側壁に隣接する第一前壁へ延在しかつ第一と第二側壁間で該カバーの前壁 へ連結され、そこに沿って延在する。該コードの第二端部は第二側壁に隣接する 該カバーの後壁へ連結されている。 図示形態において、前記弾性コードは、前記空気袋が膨張する時に伸張し、か つ前記空気袋が収縮するときに収縮する。前記カバーは下カバー部および前記下 カバー部に連結された上カバー部を含む。 本発明の他の特徴によれば、ダンプバルブ装置は概ね水平の第一位置から傾斜 した第二位置へ移動する関節式デッキを有するベッド上でエアクッションを選択 的に膨張および収縮させるために設けられる。該ダンプバルブ装置は長軸に沿っ て延在する内部領域を有する細長いハウジングを含む。このハウジングは第一お よび第二開放端部、および該第一および第二開放端部間に位置する中央開口部を 有する。該中央開口部は前記エアクッションに連結できる構成である。該ダンプ バルブ装置は更に前記ハウジングを前記デッキに連結できる取付け部を含んでい て、該デッキが概ね水平の位置に着くときに該ハウジングの長軸が該デッキに対 して所定角度を形成し、該ハウジングの第一端部下方に該ハウジングの第二端部 を位置決めする。該ダンプバルブ装置は、更に、空気供給体へ該ハウジングを連 結するための該ハウジングの第一端部に連結される連結部材、および該ハウジン グの内部領域内に位置決めされたピストンを含む。このピストンは、前記デッキ が概ね水平の位置に着く時に該ハウジン グの第二端部に隣接する第一位置から該ハウジングの内部領域へ摺動して空気供 給装置から該ハウジングの内部領域へ、そして前記中央開口部を介して前記エア クッションへの空気の流通を可能にして、該エアクッションを膨張させる。該ピ ストンは、更に、前記デッキがその傾斜位置へ移動するときに、該ピストンが空 気供給装置から該ハウジングの第一端部への空気の流通を遮断するように該ハウ ジングの第一端部に隣接した位置である第二位置へそのハウジング内において摺 動可能である。その第二位置において、該ピストンは前記空気袋から前記中央開 口部を経て該ハウジングの第二開放端部へ空気を流出させて前記空気袋を膨張さ せる。 図示形態において、前記ダンプバルブ装置はそのハウジングの第一端部を第二 開放端部に連結するＬ形部材を含む。このＬ形連結部材は下に開放する第二開放 端部を有する。 取付けプレートがその取付け部から前記デッキの反対側に設置されている。回 転プレートが該取付けプレートへ連結されて該ハウジングの中央開口部の選択的 開閉を可能にする。 図示形態において、前記ピストンは金属材料により形成される。好適には、該 ピストンはニッケル材によりメッキされる。該ピストンは螺旋状溝を含んで形成 されて該ピストン上に空気運搬面を提供する。 本発明の他の形態において、前記ハウジングを空気供給装置へ連結するために 該ハウジングの第二端部へ連結部材が連結されている。この形態において該ハウ ジングの第一端部は大気へ開放維持される。該ハウジングの内部領域に設置され た前記ピストンはそのハウジングの内部領域において、前記デッキが概ね水平の 位置になるときに該ピストンが前記空気供給装置から該ハウジングの第一端部へ の空気の流れを遮断するように、該ハウジングの第二端部に隣接す る第一位置から該ハウジングの内部領域内へ摺動する。このピストンは該ピスト ンが第一位置に着くときに空気が前記空気袋から前記中央開口部を通って該ハウ ジングの第一開放端部へ流れるようにして、前記空気袋を収縮させる。該ピスト ンは、更に、前記デッキがその傾斜位置へ移動するときに該ハウジングの第一端 部に隣接して位置決めされる第二位置へそのハウジング内で摺動して、前記空気 供給装置から前記中央開口部を経て該ハウジングの内部領域へ、更に前記エアク ッションへ空気を通過させて該エアクッションを膨張させる。 本発明の他の課題、特徴、および利点は現在認識されている本発明を実施する 最良モードを具体化した好適形態に関する続く詳細な説明を検討することにより 当業者には理解されるであろう。 図面の簡単な説明 続く詳細な説明は次の添付図面を参照する。 図面において、 図１は本発明の肥満体治療ベッドの斜視図であり、改良されたサイドレールク ッション、付形足クッション空気袋、およびベッドデッキの足部が椅子位置へ移 動するときに前記足クッションを自動的に収縮させる送風装置と足クッション空 気袋との間に連結される機械的ダンプバルブを有するベッドフレームを示す。 図２は本発明のダンプバルブ装置の斜視図である。 図３は、ベッドデッキの足部が概ね水平配向になって患者にベッドを提供する 位置の時のダンプバルブの断面図である。 図４は図３と同様の図面であってベッドデッキの足部の概ね水平位置への下方 向運動を示し、かつダンプバルブのハウジング内において移動自在であって足ク ッション空気袋を大気に換気して足クッ ション空気袋を収縮させるピストンを示す。 図５は足クッション空気袋を示す底面図である。 図６は足クッション空気袋の断面図であり、空気袋の上面の付形断面を示す。 図７は図１の足部の断面図であり、概ね水平のベッド位置においてベッドのデ ッキと共に足クッション空気袋上に設置したカバーを有する足クッションを示す 。 図８は図７の断面図であり、ベッドデッキの足部の概ね垂直の椅子位置への移 動を示し、この位置において足クッション空気袋は収縮しかつカバー内の弾性コ ードにより縮小してベッドデッキへ向かって移動する。 図面の詳細な説明 図面を参照すると図１はそのベッド１０を移動させるためのキャスタ１４を含 むベッドフレームを有する肥満体治療ベッド１０を示す。関節式デッキ１６がフ レーム１２へ取付けられている。デッキ１６は足デッキ部１８を含む。足支柱２ ０は足デッキ部１８へ軸旋回自在に連結されている。 ベッド１０はその両側に軸回転自在のサイドレール２２を含む。サイドレール ２２はフレーム１２に対して軸回転し、矢印２４方向において外方軸旋回位置へ 移動してベッド１０上の大きな患者を収容する。代表例として、フォームブロッ クもしくは枕等のクッションが、患者の快適さを改善して患者をサイドレール２ ２による摩擦から保護するために、患者とサイドレール２２との間に押し込まれ る。 本発明はストラップ２８等の適宜締結具により各サイドレール２２へ連結され る低空気損失空気袋２６を提供する。各低空気損失空 気袋２６はベッドフレーム１２上の送風機３２へ管３４により連結される空気入 口接続部３０を含む。該低空気損失空気袋は一定制限量の空気供給を空気袋２６ の少なくとも内側で対面する面３７から逃がす。低空気損失空気袋２６は改良さ れた支持を提供しかつベッド１０上の患者を快適にし、かつサイドレール２２上 の適正位置に保持される。更に、患者の両側に隣接する低空気損失空気袋２６は 患者の発汗を乾燥するために冷却空気流を供給する。 本発明の肥満体治療ベッド１０は付形足クッション空気袋４０を含む。この足 クッション４０は患者の第一および第二脚を受けるために上昇した側部４２なら びに４４、および第一および第二凹部４８および５０を形成する上昇した側部４ ２と４４間に位置する上昇した中央部４６を含む。足クッション４０の付形上面 １５２は摩擦を減少するために患者の両脚を相互から間隔を置いて保持する。こ の足用エアクッション４０は上ジッパ５４を有する清掃可能なプラスチック下カ バー５２により被覆されている。上カバー５６は下カバー５２へ上カバー５６を 結合するためのジッパ５８を含む。詳細に後述するように、上カバー５６は、上 カバー５６の第一側部６２へ第一端部が連結された弾性コード６０を更に含む。 コード６０は上カバー５６の上左隅部６４からそのカバーを横切って上右隅部６ ６へ伸びている。コード６０の第二端部は第二側部６８でジッパ５８に隣接して カバー５６へ連結されている。弾性コード６０は、足クッション４０が膨張する ときに伸張する。従って、足クッション４０が収縮するときにコード６０は収縮 してカバー５６および収縮した足クッション４０を足デッキ部１８の支持面７０ へ向けて内方へ引っ張る。 図示形態において、足デッキ部の支持面７０は、足デッキ部１８に対して支持 面７０の高さを制御するために膨張かつ収縮するベロ ーズ７２上に支持される。足エアクッション４０の膨張および収縮を制御するた めに支持面７０に連結される。足クッション４０およびダンプバルブ７４はベロ ーズ７２を有するかまたは有しないいずれかの関節式デッキと共に使用されてよ い。 ダンプバルブ７４は後述するように足クッション４０へ連結された開口部１０ ４を含む。ダンプバルブ７４の入口は送風機３２へ管７６により連結される。 本発明のダンプバルブ装置７４の詳細は図２〜４に示されている。図２に示さ れたように、ダンプバルブ７４は内部領域８０を有する細長い筒状ハウジング７ ８を含む。Ｌ形肘部８２はネジ８４によりハウジング７８の出口端部１１４へ連 結される。Ｏリングシール８６はハウジング７８と肘部８２との間に設置される 。肘部８２は流体のダンプバルブ７４からの流出を防止するための下向き出口開 口部を提供する。 ピストン８８は後述のごとくダンプバルブ７４を開閉するためにハウジング７ ８の内部領域８０内に設置される。ピストン８８は、ダンプバルブ７４の開閉の ためにハウジング７８内でピストン８８の移動を可能にする充分に高密度の銅等 の金属材料または他の適宜材料により形成される。好適には、ピストン８８はピ ストン８８の腐食を防ぎかつハウジング７８内でのピストン８８の摩擦を減少す るためにニッケルまたはたの適宜材料により電子メッキされる。 端キャップ９０はハウジング７８の入口端部１１６に螺合自在に連結される。 端キャップ９０はダンプバルブ７４の入口端部１１６を管７６により送風機３２ へ連結するために空気取込具９２を受ける孔を含む。 ハウジング７８の上取付け部はダンプバルブ７４を足デッキ部の支持面７０等 の適宜面へ連結するために締結具９６を受けるねじ孔 ９４を含む。取付けプレート９８は支持面７０上方に設置される。回転キャップ １００は取付けプレート９８上方に設置される。Ｏリングシール１０２がハウジ ング７８の中央開口部１０４を封鎖するために設けられている。回転プレート１ ００は、ダンプバルブ７４が使用されないときに、取付けプレート９８内の孔１ ０６および中央開口部１０４を覆うために使用される。 ダンプバルブ７４の作用は図３および４に最良に示されている。図３に示され たように、ハウジング７８はその長軸１１０をデッキの支持面７０の下平坦面１ １２に対して一定角度で一直線にするために形成された取付け部１０８を含む。 従って、支持面７０が図３の水平ベッド位置になるときに、ハウジング７８の長 軸１１０はハウジング７８の出口端部１１４が入口端部１１６の下方になるよう に配置される。従って、ピストン８８は重力により矢印１１８の方向においてハ ウジング７８の出口端部１１４方向へ向かって下方へ摺動する。 図３の位置において、ピストン８８は送風機３２からの入口空気が管７６およ び空気取込具９２を通って矢印１２０の方向においてハウジング７８の入口端部 １１６を通過することを可能にする。ピストン８８はハウジング７８の開放出口 端部１１４への空気の流れを遮断する。従って、空気は開口部１０４から矢印１ ２２の方向において上方へ移動する。足クッション40は開口部１０４の上端部へ 連結されかつＯリング１０２により密閉された連結部材１２４を含む。連結部材 １２４は矢印１２８の方向において開口部１０４からエアクッション４０への空 気の流れを可能にするために内部通路１２６を含む。従って、デッキ支持面７０ が図３の概ね水平の位置になるときに、送風機３２は空気をダンプバルブ７４か らエアクッション４０の内部領域へ供給する。 デッキ支持面７０が図３の水平位置から図４に示されたように矢印３０の方向 において概ね垂直の椅子位置へ移動するときに、ピストン８８はハウジング７８ 内でハウジング７８の入口端部１１６に向かって矢印１３２の方向へ重力により 摺動する。ピストン８８は入口管７６からの空気流を遮断するためにハウジング ７８内の中央開口部１０４を摺動通過する。従って、エアクッション４０の内側 からの空気は矢印１３４の方向において連結部１２４の通路１２６へ流れる。空 気は矢印１３６の方向において開口部１０４から下方へ、かつエアクッション４ ０を収縮させるためにそこから矢印１３８の方向においてハウジング７８の開放 出口端部１１４および肘連結部材８２へ流れる。 ピストン８８は螺旋状溝１４０を含む。螺旋状溝１４０はハウジング７８内で のピストン８８の前後摺動を接着を伴うことなく促進するために空気運搬面を提 供する。 ダンプバルブ７４はデッキ支持面７０の関節運動に基づいてエアクッション４ ０の膨張および収縮を制御するための機械的装置を有する。ダンプバルブ７４は ベッド１０の関節運動をするデッキのいずれかの部と共に使用されてよい。更に 、ダンプバルブ７４は所望によりデッキ７０の反対側に取付けられてよい。 特定の事例において、肘連結部材８２と端キャップ９０および空気入口連結部 材９２の位置を転換することが望ましい。この場合、中央開口部１０４へ連結さ れる空気袋は、連結されたデッキ部が水平位置にあるときに通常収縮する。デッ キが傾斜位置へ、上方または下方のいずれかへ移動するときに、ピストン８８は ハウジング７８および中央開口部１０４へ空気を送ってその空気袋を膨張させる ためにハウジング７８の端部１１６へ向かって摺動する。この変形態は、患者が ベッドのフレームに衝突する危険性を少なくするため に、ベッドを椅子配向へ移動するときにベッドの座部で袋を選択的に膨張する上 で有用である。この事例において、ベッドデッキが関節運動してデッキの頭部を 上昇させるかまたは足部を下降させるまで、クッションの座部または他の場所は 、通常一定レベルに収縮または膨張していてよい。ダンプバルブ７４が連結され た部の上昇または下降により、ピストン８８は図４に示されたように下方へ移動 する。ただし、この変形態において空気入口ホース７６がハウジング７８の端部 １１４へ連結されるので、空気は連結部材１２４により連結された空気袋へ流れ る。これは空気袋を膨張させるかまたは部分的に膨張した袋内の圧力を上昇させ る。 ダンプバルブ７４へ連結された空気袋は連結部材１２４から間隔を置いてよい 。この事例において、空気供給管が連結部材１２４を遠隔空気袋に連結するため に使用される。 付形足クッション４０の細部は図５〜８に示されている。図５は足クッション ４０の下面を示す。一対のストラップ１４２および１４４が下面１４０の両側に 連結される。雌連結部材１４６は各ストラップ１４２へ連結され、かつ雄連結部 材１４８は各ストラップ１４４へ連結される。空気は足部下面１４０のいずれか の側に形成された開口部１５０から足クッション４０へ供給されてよい。一回に １つの開口部１５０が使用される。他の開口部は密閉されい。ストラップ１４２ および１４４はデッキ支持面７０のまわりをラップして足クッション４０を支持 面７０へ連結する。 図６は上面１５２の外形を示す。エアクッション４０の上面１５２は、患者の 第一および第二脚を分離して受けるための第一および第二凹部を形成する上昇し た側部４２ならびに４４、および上昇中央部４６を形成するために、特殊カット のそらせ板によりＦＲ溶接法を用いて形成される。患者の脚を分離することによ り、本発明の 付形足クッション４０は皮膚の損傷に繋がる脚の摩擦を減少する。 図７および８は下カバー５２および上カバー５６により覆われた付形足クッシ ョン４０を示す。図７および８は、更に、デッキ部１８と足デッキ支持面７０と の間を連結するベローズ７２を示す。デッキ部１８が水平ベッド位置にあるとき に、ベローズ７２はデッキ支持面７０の位置および足クッション４０を制御する ために調節できる。 図７は、弾性コード６０が図１に示されたように第一側部６２から上カバー５ ６の前壁へ向かって上方へ延びることを示す。弾性コード６０は、足クッション 空気袋４０がベッド位置において通常操作時に膨張するときに、伸張する。ベッ ドデッキ部１８が図８に示されたように椅子位置へ向かって下方へ軸回転すると きに、空気袋４０は上述のごとくダンプバルブ７４により収縮する。カバー５６ 内の弾性コード６０は足クッション４０が収縮するときに収縮して、カバー５６ および収縮した空気袋４０を支持面７０方向に集積する。この集積は、ベッドが 椅子位置のときに収縮した足クッション４０およびカバー５６が患者の脚の位置 から外れるようにして収縮した足クッション４０およびカバー５６の足支柱２０ への落下を防止する。 本発明は特定図示形態を参照に詳細に説明したが、変更および改変が続く請求 の範囲に記載かつ規定したように本発明の範囲および精神の範囲で可能である。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ， ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，ＫＥ，Ｌ Ｓ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ， ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，Ｅ Ｅ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＧＷ，ＨＵ ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ， ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，Ｍ Ｄ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ， ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，Ｖ Ｎ，ＹＵ，ＺＷ (72)発明者 クラムリッシュ，サム アメリカ合衆国，サウス カロライナ 29464，マウント プリーサント，ベロン プレイス 732 (72)発明者 フォックス，ケネス エー. アメリカ合衆国，サウス カロライナ 29407，チャールストン，フォート ロイ ヤル アベニュ 19 (72)発明者 サルバティーニ，ベンジャミン アメリカ合衆国，サウス カロライナ 29485，サマービル，メイフィールド ス トリート 113 (72)発明者 プライス，ジェームズ エイチ アメリカ合衆国，ノース カロライナ 29464，マウント プレザント，ストラス モア レーン 1524

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．ベッド上の患者の両脚を支持するためのクッションであって、前記クッシ ョンは下面、側壁、および付形上面を有する空気袋から成り、前記空気袋の上面 は患者の第一および第二脚を分離して受けるための第一および第二離隔領域を画 定すべく形成された上昇した中央部を有することを特徴とする。 ２．前記上面は対峙した第一および第二上昇側部を含み、前記上昇中央部は患 者の第一および第二脚を受けるための第一および第二凹部をその間に形成すべく 前記第一上昇側部と第二上昇側部間に位置する、請求項１のクッション。 ３．前記空気袋は前縁部および後縁部を含み、前記第一ならびに第二上昇側部 、および前記上昇中央部は前記上面の前縁部と後縁部間に延在する、請求項２の クッション。 ４．前記空気袋の前記下面へ連結された少なくとも１つのストラップを更に含 み、前記少なくとも１つのストラップは前記空気袋をベッドのデッキへ連結でき る構成である、請求項１のクッション。 ５．前記ベッドは概ね水平のベッド位置から概ね垂直の椅子位置へ移動する足 部を有する関節式デッキを含み、前記空気袋は前記デッキの足部へ連結されかつ 前記デッキが水平ベッド位置のときに膨張しかつ前記デッキが概ね垂直の椅子位 置のときに収縮すべく構成され、かつその空気袋を包囲するカバー、前記カバー へ連結された弾性コードを更に含み、前記弾性コードは前記空気袋が収縮すると きに前記デッキの足部の方向へ前記カバーおよび前記空気袋を集合させる構成で ある、請求項１のクッション。 ６．前記弾性コードは、前記空気袋が膨張するときに伸張し、かつ前記空気袋 が収縮するときに収縮する、請求項５のクッション。 ７．概ね水平のベッド位置から概ね垂直の椅子位置へ移動自在であるベッドの 関節式デッキの足部上に使用する、ベッド上の人の両脚を支持するためのクッシ ョンであって、前記クッションは、 前記デッキが水平ベッド位置にあるときに膨張しかつ前記デッキが概ね垂直の 椅子位置のときに収縮すべく構成されている空気袋、 前記空気袋を包囲するカバー、および 前記カバーへ連結された弾性コード、前記弾性コードは前記空気袋が収縮する ときに前記デッキの足部方向へ前記カバーおよび前記空気袋を集合させるべく構 成されている、を含むことを特徴とする。 ８．前記カバーは前壁、後壁、および離隔した第一および第二側壁を含み、前 記コードは前記第一側壁に隣接して前記カバーの後壁へ連結された第一端部を有 し、前記コードは前記第一側壁に隣接して前記前壁へ延在し、かつ前記第一側壁 と前記第二側壁間で前記カバーの前壁へ連結されると共にそこに沿って延在し、 前記コードの第二端部は前記第二側壁に隣接して前記カバーの後壁へ連結されて いる、請求項７のクッション。 ９．前記弾性コードは前記空気袋が膨張するときに伸張し、かつ前記空気袋が 収縮するときに収縮する、請求項７のクッション。 １０．前記カバーは下カバー部および前記下カバー部へ連結された上カバー部 を含む、請求項７のクッション。 １１．前記空気袋は下面、側壁、および付形上面を有し、前記空気袋の前記上 面は患者の第一および第二脚を受けて分離するための第一および第二離隔領域を 画定する空気袋形態の上昇した中央部を有する、請求項７のクッション。 １２．前記上面は対峙する第一および第二上昇側部を含み、前記上昇中央部は 患者の第一および第二脚を受けるための第一および第 二凹部をその間に形成すべく第一上昇側部と第二上昇側部との間に位置する、請 求項１１のクッション。 １３．前記空気袋は前縁部および後縁部を含み、前記第一ならびに第二上昇側 部、および前記上昇中央部は前記上面の前縁部と後縁部間に延在する、請求項１ ２のクッション。 １４．概ね水平の第一位置から傾斜した第二位置へ移動自在の関節式デッキを 有するベッド上でエアクッションを選択的に膨張および収縮させるためのダンプ バルブ装置であって、前記ダンプバルブ装置は、 長軸に沿って延在する内部領域を有する細長いハウジング、前記ハウジングは 第一および第二開放端部、前記第一および第二開放端部間に位置する中央開口部 を有し、前記中央開口部は前記エアクッションに連結できる形態である、 前記デッキが概ね水平の位置になるときに前記ハウジングの第一端部下方に前 記ハウジングの第二端部を位置決めすべく前記ハウジングの長軸が前記デッキに 対して所定角度になるように前記ハウジングを前記デッキへ連結するための取付 け部、 前記ハウジングを前記空気供給手段へ連結するための、前記ハウジングの第一 端部に連結された連結部材、および 前記ハウジングの前記内部領域内に設置されたピストンを含み、 前記ピストンは、前記デッキが概ね水平の位置になるときに前記ハウジングの 第二端部に隣接する第一位置から前記ハウジングの内部領域内へ摺動自在であり 、前記空気供給手段から前記中央開口部を通って前記ハウジングの内部領域そし て前記エアクッションへの空気の通過を可能にし、更に前記ピストンは前記デッ キが傾斜位置になるときに前記ハウジングの第一端部に隣接する第二位置へ前記 ハウジング内で摺動して前記ピストンが前記空気供給手段から前記 ハウジングの第一端部への空気の流れを遮断し、かつ前記ピストンは前記空気袋 から前記中央開口部および前記ハウジングの前記第二開放端部への空気の通過を 可能にして、前記ピストンが第二位置になるときに前記空気袋を収縮する構成で ある。 １５．前記ハウジングの第二端部に連結された第一開放端部を有するＬ形部材 を更に含み、前記Ｌ形部材は下へ開放した第二開放端部を有する、請求項１４の 装置。 １６．前記取付け部から前記デッキの反対側上に位置する取付けプレート、お よび前記取付けプレートへ連結された前記ハウジングの中央開口部を選択的に開 閉する回転プレートを更に含む、請求項１４の装置。 １７．前記ピストンは金属材料により形成されている、請求項１４の装置。 １８．前記ピストンはニッケル材によりメッキされている、請求項１７の装置 。 １９．前記ピストンはそのピストンの空気運搬面を提供するための螺旋状溝を 含む、請求項１４の装置。 ２０．前記取付け部は前記ハウジングと一体的に形成されている、請求項１４ の装置。 ２１．概ね水平の第一位置から傾斜した第二位置へ移動自在の関節式デッキを 有するベッド上でエアクッションを選択的に膨張および収縮するためのダンプバ ルブ装置であって、前記ダンプバルブ装置は、 長軸に沿って延在する内部領域を有する細長いハウジング、前記ハウジングは 第一および第二開放端部、前記第一および第二開放端部間に位置する中央開口部 を有し、前記中央開口部は前記エアクッションに連結できる構成である、 前記デッキが概ね水平の位置になるときに前記ハウジングの第一端部下方に前 記ハウジングの第二端部を位置決めすべく前記ハウジングの長軸が前記デッキに 対して所定角度になるように前記ハウジングを前記デッキへ連結するための取付 け部、 前記ハウジングを前記空気供給手段へ連結するための、前記ハウジングの第一 端部に連結された連結部材、および 前記ハウジングの前記内部領域内に設置されたピストンを含み、 前記ピストンは、前記デッキが概ね水平の位置になるときに前記ハウジングの 第二端部に隣接する第一位置から前記ハウジングの内部領域内へ摺動自在であっ て前記ピストンが前記空気供給手段から前記ハウジングの第一端部への空気の流 れを遮断し、前記ピストンが第一位置のときに前記ピストンは前記空気袋から前 記中央開口部を通って前記ハウジングの第一開放端部への空気の通過を可能にし て前記空気袋を収縮し、更に前記ピストンは、前記デッキが傾斜位置になるとき に前記ハウジング内で摺動自在であって、前記ピストンがその第一位置になると きに前記ハウジングの第一端部に隣接する第二位置へそのハウジング内で摺動し て前記空気袋から前記ハウジングの内部領域へ、そして前記中央開口部を通って 前記エアクッションへの空気の通過を可能にして前記エアクッションを膨張させ る、ダンプバルブ装置。 ２２．前記ハウジングの第一端部に連結された第一開放端部を有するＬ形部材 を更に含み、前記Ｌ形部材は下へ開放する第二開放端部を有する、請求項２１の 装置。 ２３．フレーム、前記フレーム上に設置された支持面、前記フレームへ連結さ れたサイドレール、および空気供給手段を有するベッド上に使用するクッション 装置であって、前記クッション装置は前記ベッドのサイドレールへ連結された少 なくとも１つの低空気損失 空気袋を含み、前記低空気損失空気袋は前記空気供給手段へ連結されている。 ２４．前記空気袋は前記サイドレールへ前記空気袋を連結するための少なくと も１つのストラップを含む、請求項２３の装置。