JP2002503892A - 電気光学表示装置 - Google Patents

電気光学表示装置

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JP2002503892A
JP2002503892A JP2000512177A JP2000512177A JP2002503892A JP 2002503892 A JP2002503892 A JP 2002503892A JP 2000512177 A JP2000512177 A JP 2000512177A JP 2000512177 A JP2000512177 A JP 2000512177A JP 2002503892 A JP2002503892 A JP 2002503892A
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アミア ローゼンタール,
アヴィノアム リヴニ,
ニッシム エルマリア,
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コムヴュー グラフィックス リミテッド
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Abstract

(57)【要約】 本発明の電気光学表示装置は、複数のモジュールユニット(M1−M4)を備え、そのモジュールユニットは、各々、電気信号を受信し、その電気信号を光学画像に変換し、次いで、その光学画像を、光学投射システム(18)によってスクリーン(4)上に投射するプロジェクタ(5)を有している。そのモジュールユニット(M1−M4)は、前記スクリーン上に結合表示を生成するように並列配列で配置されている。校正システムは、各モジュールユニットの投射システムが起こす結合表示のひずみを検出し、各モジュールユニットのプロジェクタに加えられた電気信号を修正して、前記検出されたひずみについて結合表示を修正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の技術分野と背景 本発明は電気光学表示装置に関する。本発明は、表示される情報に付け加え、
該情報から消去し、または他の方法で該情報を変えることによって、1名以上の
人が表示装置と対話できるタイプの大型の対話形表示装置に特に有用である。し
たがって、本発明を、かような用途について以下に説明する。
【0002】 各種の対話形表示装置が知られており、例えば、米国特許第5495269号
および国際特許願公開第WO 95/34881号に記載されている。かような
公知の表示装置は、一般に、特定の用途にしたがって適当な大きさのスクリーン
を備えたものが製造されている。それ故、各表示装置は、それぞれのスクリーン
の大きさを特別に設計しなければならない。さらに、その表示装置の奥行きは、
一般に、そのスクリーンの大きさとともに大きくなる。
【0003】発明の目的と要約 本発明の目的は、それぞれの用途にしたがって、異なる大きさに組み立てるこ
とができるように構築されている表示装置を提供することである。本発明の他の
目的は、組み立てて比較的大型の表示装置を提供できるが奥行きが小さい表示装
置を提供することである。本発明の別の目的は、使用者がスクリーンを遮断する
ことなく、対話式で使用できる電気光学表示装置を提供することである。本発明
のさらに他の目的は、上記対話形の電気光学表示装置の製造方法を提供すること
である。
【0004】 本発明の一つの側面によれば、スクリーン;電気信号を受信し、その電気信号
を光学画像に変換し、次いで前記光学画像を光学投射システムによって前記スク
リーンに投射するプロジェクタを各々備え、かつ前記スクリーンに結合表示(com
bined display)を生成するように並列配列で配置されている複数のモジュールユ
ニット;を備えてなる電気光学表示装置であって;さらに各モジュールユニット
の前記投射システムが起こす前記結合表示のひずみを検出し、次いで、各モジュ
ールユニットの前記プロジェクタに加えられた電気信号を修正して、前記検出さ
れたひずみについて前記結合表示を修正する校正システムを備えてなる電気光学
表示装置が提供される。
【0005】 前記好ましい実施態様のさらなる特徴によれば、モジュールユニットは各々、
さらに、前記スクリーン上の光学画像を感知し、次いでその画像を電気信号に変
換する画像センサ;およびその画像センサのスクリーンに画像を形成する光学画
像形成システムを備えている。また、前記校正システムは、光学画像形成システ
ムが起こす結合表示のひずみを検出し、次いで各モジュールユニットのプロジェ
クタに加えられた電気信号を修正して、結合表示を、これら検出されたひずみに
ついて修正する。
【0006】 前記好ましい実施態様のさらなる特徴によれば、前記スクリーンは、すべての
モジュールユニットの上に重なる大きさと配置構成の光透過性スクリーンである
。その上に、校正システムは、スクリーンの面上の既知の位置の基準点の二次元
配列も有している。
【0007】 先に述べた好ましい一実施態様において、基準点の二次元配列は、前記スクリ
ーン上の複数の水平基準線と複数の垂直基準線の交点によって形成されている。
第二の前記実施態様において、基準点の前記二次元配列は、前記スクリーン上の
光ファイバーの末端である。また、前記基準線は、個々のモジュールのスクリー
ンの接合境界線でもある。いずれの場合も、選択された校正法が、オンライン校
正、またはオフライン校正にのみ使用できる。
【0008】 したがって、本発明の前記特徴によって、表示装置を、同じ設計、大きさおよ
び配置構成の一つ以上のモジュールユニットで構築し、その特定の用途にしたが
って組み立てることができることが分かる。例えば、装置は、特定の用途に対し
て望ましいスクリーンの大きさにしたがって、一直線に配列された二つのモジュ
ールユニット、2×2配列で配列された四つのモジュールユニット、3×3配列
で配列された九つのモジュールユニットなどで組み立てることができる。また、
全表示装置の奥行きは、スクリーンの大きさのいかんにかかわらず同じであるこ
とが分かる。
【0009】 かような装置は、光プロジェクタによってスクリーンに投射された画像、また
はドライ−消去−マーカー(dry-erase marker)、電子ペンなどを用いて手書きさ
れたスクリプトを含む、スクリーン上に出現するあらゆる画像を捕獲する(grab)
ことができる。また、この装置は、スクリーンに押し付けられたあらゆる物体、
例えば文書の画像を捕獲することもできる。したがって、この装置は、文書の表
示のみならず文書の記憶または伝送にも使用できる。その結合スクリーン(combi
ned screen) は、使用者によって遮断されないので、使用者は自然に流れるプレ
ゼンテーション(natural flowing presentation)を実施できる。このシステムは
モジュール式なので、結合スクリーンの配置構成と大きさは、あらゆる用途に適
合させることができ、そして、そのシステムの奥行きは比較的小さいので、事務
所様環境などの空間が限定されている環境例えば会議室、空港の通路(回廊)な
どに使用できる。
【0010】 前記校正システムは、所望どおりに頻繁に前記システムを再校正するため、例
えばオプトメカニカルシステムが時間と温度によってドリフトする傾向を補償す
るため、便利に使用できるように、本発明の表示装置の一体部品として該装置に
内蔵されていることが好ましい。前記校正システムは、上記のように複数のモジ
ュールユニットで構築されている視界が大きい装置に対して特に有用であり、ま
た単一ユニットのセットアップにも使用できる。
【0011】 複数ユニットおよび単一ユニットのセットアップの両者の前記好ましい実施態
様のさらなる特徴によれば、前記校正システムは、スクリーン上の基準点の二次
元配列の既知位置と、スクリーン上に画像が形成された基準点の二次元配列の対
応する位置との不一致を修正するための画像経路修正テーブルを各ユニットに対
して作製する。また、校正システムは、スクリーン上の基準点の二次元配列の既
知の位置と、スクリーン上に投射された基準点の二次元配列の対応する位置との
不一致を修正するためのプロジェクタ−経路修正テーブルも作製する。
【0012】 本発明のさらなる実施態様によれば、電気信号を受信し、その電気信号を光学
画像に変換し、次いでその光学画像を、光学投射システムによってスクリーン上
に投射するプロジェクタを各々備えている複数のモジュールユニットを準備し;
それらそれぞれの表示を結合して結合表示を作製するように複数のモジュールユ
ニットを、並列配列で配列し;次いで光学投射システムが起こす、結合表示のひ
ずみを検出し、次に各モジュールユニットのプロジェクタに加えられた電気信号
を修正して、結合表示を、検出されたひずみについて修正することによってモジ
ュールユニットを校正することを含んでなる電気光学表示の作製方法が提供され
る。
【0013】 上記特徴にしたがって構築された電気光学表示装置は、会議室、管理センター
および電子広告板、ならびに前面/裏面の大型投射システムを含む多くの用途に
使用できる。本発明のその外の特徴と利点は、以下の説明によって明らかになる
【0014】 単に例示として図面を参照し、本発明を以下に説明する。
【0015】好ましい実施態様の説明 モジュールの構築 図1は、本発明によって構築され、そして、それぞれの表示を結合して結合表
示を作製するように、突合せ状態で、2×2配列で配置された四つのモジュール
ユニットM−Mで構成されている表示装置の一形態を示す。この装置は、さ
らに、すべてのモジュールユニットの上に重なる大きさと配置構成の結合スクリ
ーン(一般に番号2で示す)を備えている。これら四つのモジュールユニットは
すべて、組み立てて特定の用途で要望される大きさと配置構成の結合スクリーン
を製造できるように設計、大きさおよび配置構成が同じである。
【0016】 各モジュールユニットM−Mの構造を図2に線図で示す。各モジュールユ
ニットは、ハウジング3、ならびに電気信号を受信してその信号を光学画像に変
換し、次いでその光学画像を、光投射システムによって、スクリーン2に投射す
るリアプロジェクタ(rear projector)5を備えている。そのリアプロジェクタ5
はグラフィックコンピュータ6によって駆動され、コンピュータ6は、入力ポー
ト7を通じてシステムコンピュータSCから電気信号を受信する。グラフィック
コンピュータ6は、別個のユニットとして構築され、このモジュールに内蔵され
ない方が好ましい。
【0017】 各モジュールユニットは、さらに、それぞれのユニットのスクリーン上の光学
画像を、光学画像形成システムを通じて受像して、その画像を電気信号に変換す
る画像センサ8を備えている。これらの電気信号はグラフィックコンピュータ6
に送られ、リアプロジェクタ5が、スクリーン2に現れている画像も含むように
駆動される。
【0018】 リアプロジェクタ5は、アクティブカラーLCD(液晶表示)プロジェクタが
好ましい。しかし、ディジタル・マイクロミラー・デバイス・プロジェクタなど
の公知のタイプのプロジェクタでもよい。画像センサ8は、エリアカメラ(area
camera) に今日一般に使用されているCCD(電荷結合デバイス)が好ましい。
しかし、チューブカメラ、スキャナーなどの他のタイプの画像センサでもよい。
【0019】 グラフィックコンピュータ6は、画像センサ8からおよび入力ポート7を通じ
てシステムコンピュータSCから電気信号を受信して、リアプロジェクタ5を駆
動する信号(例えばビデオ信号)を発信する。グラフィックコンピュータ6は、
さらに、それぞれのモジュールユニット内の投射される画像のひずみ(例えば、
空間、強度およびカラーのひずみ)についてモジュールユニットを校正して、全
モジュールユニットに対する結合スクリーン2に現れるこれらひずみを減らす内
蔵校正システムを備えている。この校正システムは、4台のモジュールユニット
の表示のスクリーン2における結合表示のオーバーラップとギャップも除去する
【0020】光学システム 図3と4は、それぞれのモジュールユニットのリアプロジェクタ5が作った画
像を、スクリーン2に投射する光学投射システムおよびそれぞれのモジュールユ
ニットの画像センサ8のスクリーン2に画像を形成する光学画像形成システムを
線図で示す。
【0021】 したがって、図3と4に示すように、光学投射システムは、ランプ付き反射装
置10を備えている。このランプは公知のタイプのもの(例えばタングステンハ
ロゲンランプ、銀ハロゲンランプ、アークランプなど)でよく、これらランプは
、集光レンズ11とIR/UVフィルター11aを通じて、一対のフレネルレン
ズ13にはさまれたLCD光変調パネル12を照射し、投射レンズ14によって
拡大され次いで折りたたみミラー(folding mirror)15a,15b,15cによ
ってスクリーン2に投射される。上記光学画像形成システムは、ミラー15a−
15cとレンズ系17を通じて、画像センサ16のスクリーン2に画像を形成す
る。
【0022】 このようにして、スクリーン2から反射された光は、結合画像すなわちリアプ
ロジェクタ5が作った画像を重ね合わせたものを示し、そしていずれの画像もス
クリーンの前面に書き込まれるかまたは投射され、次いで画像センサ8に画像が
形成される。グラフィックコンピュータ6はリアプロジェクトされた画像および
捕獲された結合画像のレプリカを記憶する。これら二つの画像から、前記システ
ムは、使用者の入力、すなわち、スクリーンの前面からスクリーンに書き込まれ
たかまたは投射された画像を確認することができる。
【0023】 スクリーンの前面に書き込まれたかまたは投射された画像を捕獲する代わりの
方法は、リアプロジェクタが作った画像を瞬間的に止め、続いて前記前面に書き
込まれたかまたは投射された画像を読み取る方法である。この方法は、その捕獲
された画像がリアプロジェクトされた画像を含んでいないので、使用者の入力を
確認することが簡単になる。
【0024】 前記の光学プロジェクタのシステムと光学画像形成システムの両者は、本来、
ひずみを生成するが、そのひずみは、モジュールユニットM−Mの各々が生
成する画像を結合するスクリーン2に一層満足すべき表示を行うため、以下に一
層詳しく説明するように、グラフィックコンピュータ6によって検出され修正さ
れる。
【0025】 図5は、モジュールユニットM−Mの各々として使用できる他の光学装置
を示す線図である。つまり、リアプロジェクタ5がスクリーン2に投射した画像
と、画像センサ8が受像したスクリーン2の画像とを結合するのに、通常の光学
システムを使用する代わりに、モジュールユニットに、線図に番号18で示す別
個の光学投射システムおよび線図に番号19で示す別個の光学画像形成システム
が設置されている。
【0026】オプトメカニカルシステムによって生じるひずみ 画像を拡大するとき、ひずみを生じることは、光学システム固有の特性である
。図6aは、縦方向の軸線LAと縦方向に直角の軸線TAを有する、長方形でひ
ずみのない、つまり理想画像UIを示す。また図6aは、糸巻形にひずんでいる
画像PDIも示し、この画像の場合、ひずみの大きさが縦方向軸線LAと縦方向
と直角の軸線TAからの距離によって変化することが分かる。図6bは、バレル
形にひずんでいる画像BDIを、ひずんでいない画像UIに対して示している。
図6cは、四つのモジュールユニットM−Mの表示を結合する表示が、四つ
の各モジュールユニットの生成するひずみを修正しないならばどのように現れる
かを示す。
【0027】 図6dは、結合スクリーン上に四つのモジュールユニットM−Mによって
投射されるべき、ひずんでいないまっすぐな水平線ULを示し、一方、図6eは
、その水平線が糸巻形効果によってどのようにひずむかをDLpcで示し、そし
てそのひずみが修正されなかった場合、得られるスクリーン画像のグレーレベル
がどのようにひずむかをDSIで示す。
【0028】 単一のモジュールユニットからの単一の表示だけを含むスクリーンを見る場合
、その光学システムによって生じる光学的ひずみは、気付かずに見逃されること
が多い。しかし、複数の(この場合四つの)表示が“シームレス”方式でともに
“縫合”されて結合画像が生成する場合、各モジュールユニット中に生じるひず
みは、結合表示内にはるかによく見つけることができる。主なひずみは次のとお
りである。
【0029】 1. 糸巻(PC)効果またはバレル効果によって生じる直線性のひずみ; 2. 糸巻(PC)形およびバレル形ひずみで生じる、結合表示の隣接する側
部にそったオーバーラップとギャップ; 3. 個々のモジュールユニットの光強度のレベルの差から生じる照射(単色
およびカラー)の非一様性; 4. 色収差; 5. 台形(keystone)(KS)効果; 6. 隣接するプロジェクタの倍率(M)の差; 7. 回転(R)ひずみ; 8. 並進運動(X,Y)のひずみ;および 9. 個々のプロジェクタに固有の収光性(convergence) (C)のひずみ
【0030】校正システム したがって、複数のモジュールユニットの表示を結合するには、これらのひず
みを検出し次に結合された画像をこれらのひずみについて修正する校正システム
が必要があることが分かる。以下に説明する校正システムは上記ひずみの大部分
を修正する。この校正システムは、別個のシステムとして設置して、表示システ
ムの最初のセットアップ中またはシステムを校正したい時にいつでも使用できる
が、以下に述べる装置に含まれている校正システムはそのシステム中に一体部品
として内蔵されている。したがって、この校正システムが、光学機械システムが
時間と温度によってドリフトする傾向を修正するのに、便利な方式で一層頻繁に
使用できることは重要な利点である。
【0031】 図7に示す内蔵校正システムには、結合スクリーン2の面に、複数の水平基準
線20と複数の垂直基準線21が形成され、これら2群の基準線の交点は、結合
スクリーン2の面上の正確に既知の位置の基準点の二次元配列すなわちグリッド
22を形成している。図8aと8bに示すように、基準線20と21は、結合ス
クリーン2の面にV溝23をつくり、それらの溝に、結合スクリーン2の一端縁
(上部端縁)にそって延びる水平光源25および結合スクリーンの一端縁(左側
)にそって延びる垂直光源26によって励起される発光物質24を充填すること
によって作製される。これら二つの光源25,26は、各々、反射体25a,2
6aに囲まれ、開口25b,26bが形成され、結合スクリーンが保持している
発光物質24に向かって光を導くため結合スクリーン2に対面している。好まし
くは、発光物質24は、紫外線(UV)蛍光物質であり、そして光源25,26
は、発光物質24に蛍光を発光させるUV光源である。
【0032】 一例として、結合スクリーン2は、剛性の光透過性(半透明)のパネル27で
構築され、そのパネルの内側面27aには、発光物質24を充填されて基準線2
0,21のグリッドを形成するV溝23が設けられ、その透明パネルの反対側の
面27bは使用者の書込み面としての働きをする。結合スクリーン2は、さらに
、可撓性のプラスチックシート28を有しており、このシートとしては、例えば
、粗面を有しかつ前記透明パネル27の溝付き面27aとそのV溝23内の発光
物質24を覆う“マイラー(Mylar) ”シート材料製のシートがある。
【0033】 水平および垂直の基準線20,21の交点によって形成される基準点22の二
次元配列は、以下に一層詳しく説明するように、各モジュールユニット内の光学
システムが起こすひずみを検出して修正するのに使用される。
【0034】 図9は、モジュールユニットM−Mの光強度の非一様性を校正するのに使
用できる方法を示す線図である。この目的を達成するため、結合スクリーン2は
複数の光ファイバー30を具備し、この光ファイバー30は、その一方の末端3
1が結合スクリーン2の内側面上に配置されてそれぞれの位置の光強度を検知す
る。各光ファイバー30の反対側の末端は、それぞれの位置31における光強度
に対応して出力を生成する光検出器32に接続されている。光検出器32の出力
は、モジュールユニットの光源の光強度の非一様性を減らすため、図9にブロッ
ク34で示されている投射システムを構成するリアプロジェクタ(図2の5)内
の光源の光強度を制御する制御回路33に接続されている。モジュールユニット
の光センサ8を含む画像形成システム35は、図5に示す装置と同様に、投射シ
ステム34とは別個になっており、制御回路33も制御する。
【0035】 図10は、それぞれのモジュールユニットM−Mの光学システムのひずみ
のみならず、これらモジュールユニット内の投射装置の光強度の非一様性も検出
し修正するのに使用できる他の方法を示す。図10に示すように、結合スクリー
ン2は複数の光ファイバー41を有し、その光ファイバー41はその一方の末端
42が結合スクリーンの面の正確に既知の位置に埋め込まれて、結合スクリーン
の面上の既知の位置の基準点の二次元配列を形成している。各光ファイバー41
の反対側の末端は、ビームスプリッターキューブ45を通じて、光エミッタ43
(例えばLED)および光センサ44(例えば光検出器)に接続されている。各
光ファイバー41の光エミッタ43と光センサ44は、選択して作動させるため
並列に接続されている。
【0036】 したがって、光ファイバー41を使って、基準点42(図7の基準点22に対
応する)の二次元配列を作りたいときは、光ファイバー41の光エミッタ43を
付勢し;そして光ファイバー41を使用して、モジュールユニットのリアプロジ
ェクタの光強度の非一様性を検出して修正したいときは、光センサ44を作動さ
せる。
【0037】 操 作 全操作 上記の校正システムを使用して、いくつものモジュールユニットの光学システ
ムのひずみおよびモジュールユニットの光強度レベルの非一様性を検出し修正す
る一方式を図11a−13に示す線図と図14−18に示す流れ図を参照して以
下に説明する。なおこの方式は本発明を単に例示することだけを目的とするもの
である。
【0038】 図14は、全校正法を示す全流れ図である。その校正法は、それぞれ操作A,
B,CおよびDと命名されてブロック51−54内に記載されている四つの主な
操作で構成されている。
【0039】 操作A(ブロック51)は、各モジュールの画像形成経路の校正を行う。この
操作では、それぞれのモジュールのスクリーン2から画像センサ8までの光画像
形成システムのひずみが、それぞれのモジュールのグラフィックコンピュータ6
によって検出されて修正される。この操作は、図15に示す流れ図によって一層
詳しく説明する。
【0040】 操作B(ブロック52)は、各モジュールのプロジェクタの経路の校正を実施
する。この操作では、リアプロジェクタ5からスクリーン2までの光学投射シス
テムのひずみがそれぞれのモジュールのグラフィックコンピュータ6によって検
出され修正される。この操作は、図16,16a,16bおよび16cに示す流
れ図でより詳しく説明する。
【0041】 操作C(ブロック53)では、複数のモジュールユニットM−Mのプロジ
ェクタの配列が校正されて、光学システムのひずみによって起こる、各モジュー
ルの表示間のオーバーラップとギャップの除去を含む結合スクリーン2に投射さ
れた結合画像の微調整が行われる。この操作は、先に述べた他のひずみ修正操作
と同様に、それぞれのモジュールM−Mのグラフィックコンピュータ6およ
びこれらすべてのモジュールを制御するシステムコンピュータSCによって実施
され、図17と17aの流れ図に示す。
【0042】 操作D(ブロック54)では、全モジュール間の光強度レベルの非一様性の校
正が実施される。この操作では、全モジュールユニットから結合スクリーンに投
射された画像の光強度レベルを検出し制御して、非一様性を低下させる。また、
この操作は、全モジュールユニットを制御するシステムコンピュータSCのみな
らずモジュールユニットのグラフィックコンピュータ6によって実施され、図1
8に示す流れ図によって示す。
【0043】操作A(図15) 操作A(図14のブロック51)を説明する図15の流れ図に示すように、第
一ステップは、第一モジュールユニットMの二つのランプ管25,26(図7
)を付勢してそのモジュールユニットに、目視可能な基準線20,21(図7)
を生成させるステップであり、その基準線は、その交点22で、結合スクリーン
2の面の上の既知の位置の基準点の二次元配列を形成している。このステップは
、図15のブロック61に示してある。これら基準線によって作製される理想グ
リッドは、図11aに、水平線HL−HLと垂直線VL−VLそれぞれ
によって示してある。
【0044】 それぞれのモジュールの画像センサ8は、それぞれのモジュールの結合スクリ
ーン2に生成した画像を捕獲する(ブロック62)。しかし、光学システムはス
クリーン2から画像センサ8までの画像形成経路にひずみを起こすので、画像セ
ンサが“見る”実際の画像は、図11aに示す理想グリッドではなくて、図11
bに示すひずんだグリッドである。すなわち、図11aの理想グリッドに示す水
平線と垂直線はすべて、まっすぐでかつ互いに直角をなしているが、図11bに
示すひずんだグリッドでは、水平線HL0′−HL6′と垂直線VL′ −V L′ はすべて(縦軸線と横軸線TAに沿った線HLとVLを除く)、画 像形成経路のレンズの固有のひずみのためにひずんでいる。これらのひずみは、
それぞれの線の、縦軸線LAと横軸線TAからの距離が増大するにつれて増大す
る。
【0045】 基準点の二次元配列を形成する水平と垂直の基準線の交点を、図11bに示す
ひずんだグリッド中に求めて(ブロック63)、図11aに示す理想グリッドの
基準点の既知の位置と関連させる(ブロック64)。次に、それぞれのモジュー
ルのグラフィクプロセッサ6が、ひずんだグリッドの交点を理想グリッドの交点
に変換するための二次元の最適立方関数を算出する。このような算出法は公知で
ある(例えば、“Computer Vision, Graphics and Image Processing”23巻258-
272頁に発表された Stephen K. Park と Robert A. Schowengerdtの論文“Image
Reconstruction by Parametric Cubic Convolution”参照)。この方法は、水 平線の各対(ボックス65)および垂直線の各対(ボックス66)について実施
される。
【0046】 次に、二次元画像経路修正テーブルを、二次元配列基準点の各基準点について
、それぞれのモジュールのグラフィックコンピュータ6に作製させて記憶させる
(ブロック67)。上記ステップを、残りのモジュールM−Mすべてに繰り
返す(ブロック68)。
【0047】 ブロック65と66の結果は、記憶された理想グリッドの各水平線20と各垂
直線21(図7)についての一組のひずみ関数、すなわち七つの(図11aに記
載の実施例)水平関数と七つの垂直関数である。ブロック67で算出された画像
経路修正テーブルは、システムのハードウェアが、画像形成経路の捕獲されたひ
ずんだ画像を、ひずみのない画像に変換できるようにする修正テーブルである。
【0048】 操作Aを実施する上記方法には、次のものを含むいくつもの利点がある。すな
わち、最適関数を算出すると、画像形成経路が発する局部ノイズまたは基準グリ
ッドの局部誤差がフィルターされて除かれる(平坦になる)。その上、各基準線
に対する立方関数を計算すると、基準グリッド上にはない他のすべての点を、補
間法で求めることができる。さらに、ひずみのデータを立方関数で表すと(テー
ブルと区別する場合)、そのデータをよりコンパクトな方法で処理し記憶するこ
とができる。
【0049】操作B(図16,16a,16b,16c ) 図16は、各モジュールのプロジェクタの経路を校正する操作Bのステップ(
図14のブロック52)を示す。この操作は、それぞれのモジュールのリアプロ
ジェクタ5から結合スクリーン2までのプロジェクタ経路のレンズに生成したひ
ずみを検出し、次いでこれらのひずみを修正するためのプロジェクタ経路修正テ
ーブルを作成する。
【0050】 したがって、図16に示すように、記憶された理想グリッド(図11a)は結
合スクリーン2に投射されるが(ブロック71)、どの画像もプロジェクタ経路
のレンズによってひずまされている。その投射された画像を、部分的に、それぞ
れのモジュールのスクリーンから画像センサ(図2の8)に反射させるが(ブロ
ック72)、どの捕獲された画像も、画像形成経路のレンズのひずみによってひ
ずまされている。そのグリッドのこのひずんだ画像は図11bに示してある。
【0051】 それぞれのモジュールのグラフィックプロセッサ(図2の6)は、ひずんだグ
リッドの交点(基準点)を、図16aに示す流れ図にしたがって修正する(ブロ
ック73)。したがって、図16aに示すように、捕獲された画像のあらゆる画
素について、四つの周囲のグリッド基準点の画像経路修正テーブル(図15の流
れ図にしたがって操作Aで作成)から計算され、次いで、双線補間法を用いて(
ブロック73b)、これら画素各々をその正しい位置に再配置する。
【0052】 図16aに示す流れ図のブロック73a,73bのステップを、図12aに示
す線図でより詳しく説明する。したがって、ひずんだグリッド内のひずんだ画素
の位置をDPで示し、そしてひずんだグリッド内の周囲の四つの画素の位置をD
−DPで示す。理想の(修正された)グリッドの対応する四つの画素の位
置をCP−CPで示し、そして対応する画素の修正された位置をCPで示す
【0053】 図16のブロック73(および図16aのブロック73a,73b)に示され
るステップの後、それぞれのモジュールのグラフィックコンピュータは、画像形
成経路のレンズのひずみが存在せず、投射経路のレンズのひずみだけを有する投
射スクリーンの画像を有している。
【0054】 次に、投射経路修正テーブルを、投射経路レンズについて算出する(ブロック
74)。そのプロジェクタ−経路修正テーブルは、あらゆる理想グリッドの基準
位置について、ひずんだグリッド内に、投射された基準点の正しい位置を提供す
る。プロジェクタ−経路修正テーブル(ブロック74)を算出する方式を、図1
6bに示すステップ74a−74fによって、さらに詳しく説明する。
【0055】 図16に示すように、ひずみがしきい値より小さいかどうかについてチェック
する(ブロック75)。ひずみがしきい値より小さくなければ(すなわちひずみ
がしきい値より大きければ)、図16cに示す流れ図と図12bに示す線図にし
たがって、基準点の正しい位置を求めて記憶させる。
【0056】 したがって、投射された画素のあらゆる画素について(図12bのPP)、そ
のプロジェクタ−経路修正テーブルから、周囲のグリッドの基準点PP−PP を決定する(図16cのブロック76a)。双線補間法を用いることによって
(ブロック76b)、理想の正しいグリッド上の対応する点CP−CPを決
定して、画素を正しい位置CPに再配置する(ブロック76b)。
【0057】 上記のひずみの校正が、それぞれのモジュールのプロジェクタ経路について完
了した後(ブロック76)、この手順を、残りの三つのモジュールM−M
ついて繰り返す(ブロック77)。すべてのモジュレータユニットについて操作
Bを完了したとき、各モジュールユニットのプロジェクタは、それらの光学シス
テムのひずみが修正されている。
【0058】操作C(図17,17a) 操作C(図14のブロック53)を実施して、プロジェクタの配列を校正し、
一つの結合されたプロジェクタ画像を作製する。この操作では、四つのモジュー
ルユニットのプロジェクタの表示を、結合スクリーン2の平面上で、平行座標系
によって、四つのタイル(tile)として処理し、次いでそれら表示が、オーバーラ
ップやギャップが全くなしで、結合スクリーン2の面をカバーするまで、電気光
学的に垂直および水平に移動させる。この操作を、図17と17aでより詳しく
説明し、図13の線図に示す。
【0059】 したがって、図17に示すように、水平線を第一モジュールから投射し(ブロ
ック81)、次に第一モジュールの画像形成経路から水平線の画像を捕獲する(
ブロック82)。次に、第二モジュールから水平線を投射し(ブロック83)、
次に第一モジュールの画像形成経路から水平線の画像を捕獲する(ブロック84
)。次に、第二モジュールのプロジェクタに記憶された画像の位置を、これらの
線が一直線上に並ぶ(aligned)まで、水平オフセットで横方向に移動させ次に垂 直オフセットで垂直方向に移動させる(ブロック85)。上記のステップを、第
三と第四のモジュールについて、水平のオフセットと垂直のオフセットを計算す
ることによって、これらのモジュールに対して繰り返す(ブロック86)。
【0060】 次に、同じ手順を垂直線に繰り返すが(ブロック87)、それは図17aに示
す流れ図でより詳しく説明し、図17aに、対応するステップを、ブロック87
a−87fで示してある。
【0061】操作D(図18) 操作C(図14のブロック53)が完了したならば、操作Dを実施して(図1
4のブロック54)、すべてのモジュール間の光強度の非一様性を検出して修正
する。この操作は、図18に示す流れ図で一層詳しく説明し、その目的を達成す
るため、光強度検出器(図9に示す30または図10に示す41の光ファイバー
)を使用する。
【0062】 結合スクリーン2に対する照明の非一様性を校正する場合は、以下の想定を行
う。 1. モジュール間の照明の差は事実上、全体的なものであり、このことはモ
ジュールの非一様性の状態が、形態は類似しているが、振幅(amplitude) は類似
していないことを意味している。振幅の差は各モジュールのランプの明るさの差
と各モジュールの光の減衰の差が原因である。 2. 各モジュール内の照明の変化は非常に低い空間振動数で徐々に起こる。 3. 各モジュールのスクリーンの照明の非一様性は、公知の物理的挙動にし
たがって、例えば下記式にしがたって作用する。 I=kcos(0)**4 式1 式中、 I=見る人が見るときのスクリーンの照明の明るさ; 0=光軸に対する、スクリーン上の点の角度 k=任意係数
【0063】 焦点距離が100cmのモジュールの場合、投射面積は60cm×80cmで
、スクリーンのコーナーにおける減少(falloff) は−31.4%である。この減
少は非常にゆるやかであり、モジュールの光軸に対して円形対称である。
【0064】 図18に示すように、照明の非一様性の校正は二つの主なステップで行われる
。すなわち次のとおりである。
【0065】 1. 各モジュールのフィールド内の既知の非一様性(例えば、上記のような
)の校正。 この非一様性は、各モジュールについて、各モジュールが記憶している画像の
グレイレベルを調節することによって修正される。グレイレベルの調節は、ほと
んど連続した方式で、その透明度を調節する光変調器の性能を利用する。一例と
して、一様に白色のフィールドを、前記想定(3)に挙げたパラメータを有する
全モジュールスクリーン上に投射したくかつ光変調器が256のグレイレベルを
もっていると想定する。グラフィックプロセッサは、スクリーンの中央の画素の
グレイレベルの値が255(1−0.314)または175であり、そしてコ
ーナーの画素のグレイレベル値が255である画像を生成する。その外の画素の
グレイレベルは、式1によって計算される。これらの値の場合、光変調器は、モ
ジュールのスクリーンに対する照明がスクリーンの全面にわたって平坦(一様)
であるような比率で、伝達される光を減少させる。
【0066】 上記操作は図18に示すブロック90と91で実行され、すべてのモジュール
に対して使用される。この操作の結果は、各モジュール内で、スクリーンの明る
さは一様であるが、これらモジュールの平均の明るさのレベルはモジュール毎に
変化するということである。モジュール間の上記の差はブロック92と93で行
われる次のステップで校正される。
【0067】 2. モジュール間の差の校正 先に述べたように、前記想定は、校正のステップ(1)(ブロック90,91
)の後、各モジュールのフィールドは一様であるが、モジュールの平均の(DC
)レベルは、モジュール毎に異なっているということである。したがって、これ
らモジュール間の差を校正するため、システムは、スクリーンに投射された光の
平均の明るさのレベルを読み取ることができる、各モジュールの感知検出器を使
用する。上記のように、上記光センサは、その先端(図9の31と図10の42
に示す)がスクリーンの面に結合されている光ファイバーを具備している。各光
ファイバーの先端は、スクリーンに投射された光の一部を集めて、その光を光検
出器に送る。この光ファイバーはそれ自体、投射された画像を最少限にしか損傷
しない。というのは、光ファイバーが極めて細く(約100μm)かつ光ファイ
バーの先端だけがスクリーンに近接し、光ファイバーの全長の大部分がスクリー
ンから離れ焦点が外れているからである。光センサの読取り値(スクリーンに投
射された光レベルの読取り値)は、グラフィックプロセッサの入力になる。グラ
フィックプロセッサは、校正のステップ(1)で述べたように、この入力を使用
して、モジュール間の差を算出して、光変調器の減衰を制御する。
【0068】 設計の一例は次のとおりである。すなわち、プロジェクタレンズ、El-Nikkor ,f=135,f/5.6;画像形成レンズ、Panasonic WV-Lf6;LCD パネル,Sharp mode
l LQ64P312;光源、400ワットのタングステン−ハロゲンランプOsram HLX 64
665 ;およびグラフィックコンピュータ、Texas Instruments TMS320C80 である
【0069】スクリーンの構造 図19と20は4台のプロジェクタ100を示し(これらプロジェクタのうち
2台だけが図19の平面図に示されている)、各プロジェクタは、6段階で運動
する駆動装置102を備えている。各プロジェクタは、それぞれのプロジェクタ
からの光をコリメートするフレネルレンズ104を備えている。これらのフレネ
ルレンズはすべて共通のスクリーン106でカバーされており、そのスクリーン
は、例えば両凸のまたは散乱性の面で構成され、光が散乱されてあらゆる視角か
らより優れた一様性が提供される。プロジェクタからの光がオーバーラップする
のを減らしてシームレスの結合表示を作製するため、ブロッキング要素108が
、部材110で取り付けられて、隣接するフレネルレンズ104間の接続部の下
側に配置されている。
【0070】ひずみの機械的な修正 以下のひずみは、機械的にまたは光学的に修正することができる。 1. ともに、糸巻(PC)形およびバレル形のひずみが原因で起こる真直度
のひずみとオーバーラップのギャップ; 2. 台形効果; 3. 隣接するプロジェクタ間の倍率の差; 4. 回転のひずみ;および 5. 並進運動のひずみ
【0071】 図21a−21cは、プロジェクタ100の駆動装置102が、並進運動のひ
ずみ(x,y)、回転のひずみ(R)、倍率のひずみ(M)、および台形効果が
原因のひずみ(KS,KS)を修正するため、どのように制御することがで
きるかを示す。糸巻(PC)形及びバレル形のひずみは、曲がり鏡、例えば図4
に示す一つ以上のおりたたみ鏡15a−15cを使用して修正できる。しかし、
カラー収光(color convergence) のひずみは、それぞれの画素要素に、先に述べ
たように、必要なサブ画素距離(sub-pixel distance)を移動させることによって
、ディジタル式で修正することができる。
【0072】 図22a−22cはそれぞれ、各プロジェクタ駆動装置102にも段階の運動
を行わせる一方式を示す正面図、側面図および平面図である。したがって、図2
2a−22cに示す装置は7枚のプレート111−117を備え、これらは一つ
のプレートが他のプレートの上面に支持され、その最上部のプレート117がプ
ロジェクタ100を支持している。プレート112はプレート111に対して垂
直に移動可能であってy並進のひずみを修正し;プレート113はプレート11
2上を水平に摺動可能で倍率の差(M)を修正し;プレート114は、x軸線に
沿ってプレート113を移動可能でx並進のひずみ(X)を修正し;プレート1
15は、軸線115aのまわりを枢動可能に、プレート114に取り付けられて
(図22c)、台形ひずみKSを修正し;プレート116は、中心軸線116
aのまわりを枢動可能にプレート115に取り付けられて台形ひずみKSを修
正し;そしてプレート117は、プレート116に対し、枢軸117aのまわり
を枢動して回転のひずみ(R)を修正する。
【0073】 図23a−23cは、四つのプロジェクタについて、スクリーンに対する異な
るカメラの配置(スクリーンに対し垂直で対称式が好ましい)を示す。したがっ
て図23aは、それぞれのプロジェクタのスクリーン131−134の中心をう
つすために各々配置された四台のカメラ121−124を示し;図23bは四つ
のスクリーン151−154の端縁をうつすために配置された四台のカメラ14
1−144を示し;そして図23cは、四つのスクリーン171−174のコー
ナーをうつすために配置された五台のカメラ161−165を示す。図23bに
示す端縁に配置した配列および図23cに示すコーナーに配置した配列は、より
優れたひずみ修正を行うことができる。というのは、同じカメラが二つ以上のモ
ジュールの画像を見ることができかつより問題をはらんでいる領域に集中できる
からである。
【0074】色と光強度のひずみの修正 色のひずみの修正は、投射された各画素のR/G/Bの要素を修正することに
よって行われる。光強度の非一様性の修正は、同じ機構によって行われ、事実上
、色修正機構の副次的効果である。例えば、GとB(すなわち、それぞれ緑色と
青色の要素である)を変更せずにR(赤色の要素)を0.5倍すると、画素は“
赤味”が少なくなる。しかし、G,BおよびRをすべて0.5倍すると、色相は
変化しないが光強度が低下する。
【0075】 色と光強度のひずみを起こす理由として二つの主要な物理的理由がある。第一
の理由は、各プロジェクタがそれ自身のランプを使用して画像を投射し、各ラン
プは、正確な製造条件で決定されそして時間の経過とともに変化する独得の発光
スペクトルシグニチャー(emitted spectra signature) をもっており(一般に発
行される光は、時間が経過するにつれて“赤味が増し”そして光強度が低下する
);このことは、プロジェクタに通常使用される金属ハロゲン化物ランプに当て
はまる。したがって各プロジェクタはその隣りのプロジェクタと比べてわずかに
異なった色を発生する。第二の理由(主として光強度の修正に当てはまる)は、
内部の光学システムが原因の、プロジェクタから発せられる一様でない光強度で
ある(一般に、画像の中央部は、外側の部分より良好に照明される)。
【0076】 色(したがって光強度)の修正について、このシステムで実施される以下の二
つの別個の操作がある。 (1) カラーひずみの評価(校正相の一部として行われる)。 (2) 投射された各フレーム中のすべての画素のカラー修正(プロジェクタ
を制御するハードウェアによって行われる)。
【0077】 カラーひずみの評価は、システム校正相の一部として行われる。その評価は、
カラー測定用具としてビデオカメラ(CCD)を使うことに基づいている。各カ
メラは、例えば図23bまたは図23cに示すように、隣接する複数の領域の境
界に向けられている。したがって、カメラを使用して、まず第一に隣どうしのプ
ロジェクタ間の相対的色の差を測定する。これは、以下の基本的ステップ(以下
の操作で構成されている)を何回も繰り返すことによって実施する。 (1) 同じカラー及び光強度(すなわち同じR/G/Bディジタル値)を、
二つの(または四つの)隣接プロジェクタによって、投射する。 (2) プロジェクタでカバーされた領域のスナップショットを捕獲する。こ
のステップを何回も繰り返し、前記スナップショットを平均することによってS
NRを改善することができる。 (3) 例えば図23bまたは23cの配列のカメラによって見られるように
、捕獲された画像を分析して二つの(またはそれを超える)プロジェクタのR /G/Bを評価する。これは、各プロジェクタによって別個に投射された画
素を単に平均することによって実施される。
【0078】 この基本ステップは、一色の要素だけがゼロでない値をとるという制限条件下
で、各種のR/G/Bの配置構成について、多数回繰り返される。複雑なR/G
/Bの配置構成は測定する必要がない。というのは、この配置構成はすべて、基
本的なR/O/O,O/G/OおよびO/O/Bのパターンの線形組合せだから
である。
【0079】 次のステップは、上記R/G/Bの測定値をCIE−XYZ色度座標系
に変換するステップである。これは文献において解決されている問題である[例
えば、Connoly C., Leung T.W.W. およびNobbs J.,の「The Use of Video Camer
as for remote Colour Measurement」(Journal of Society of Dyers and Color
ists 1995年2月に発表)参照]。
【0080】 ここで解決すべき問題は、“Gamut Mapping ”[または“色空間変換法”(“
Color Space Transformation”) ]として文献で公知である。目的は、平均的な
ヒトの観察者が元の画像に極めて近いと見るように、色の制限されたセット(す
なわち少なくした空間)を用いる着色画像を提供することである。優れた文献は
、Roy Hall著「Illumination and Color in Computer Generated Imagery」(Sp
ring Verlag 1989年)およびA.S. Glassner らの「Device Directed Rendering 」(ACM,Transaction on Graphics,14巻1号58-76頁1995年1月) である。
【0081】 カラーの修正は、ハードウェアによって、各画素に対して行われる。その修正
には以下の三つの操作が含まれている。 (1) 線形化:テーブル牽引を使用して、R/G/Bの値の各々をX=X−
(XはR/G/Bそれぞれを表す)で置換し、そして(ガンマ)はプロジェ
クタの電気光学的特性を特徴づける公知の定数である。このステップは“線形化
”と呼ばれている。というのは、これらの新しい値は、そのプロジェクタが生成
し、物理的に測定された照明と直線的に比例しているからである。 (2) 変換:新しいR/G/Bトリプレットをもたらす簡単な線形変換(3
×3マトリックスを使用する)。 (3) 脱線形化:上記第一ステップの逆の操作を実施して、プロジェクタが
適正に投射すべきR/G/Bをつくる(プロジェクタはそのディジタル入力に、
内蔵ガンマ値を適用する)。
【0082】 図24の流れ図は、単一のプロジェクタのカラー収光のひずみの修正に関与す
る上記ステップを示し、そして図25と26の線図はその操作を示す。図24に
示す流れ図に述べる四つのステップが完了すると、各カラー画素が、必要なサブ
画素値(sub-pixel value )に移行してカラー収光のひずみが修正される修正テ
ーブルが得られる。
【0083】幾何学的なひずみの修正 以下の説明は、図14に示す操作BとCの別の実施態様を、主実施態様の一部
として提供するものである。
【0084】 この別の実施態様は、隣接するフレネルレンズの間に正確に配置されている固
定基準線が実在していることおよびその基準線を検出する可能性に基づいている
。投射された各画像の形態を調節して、基準線によって形成された長方形を正確
に満たすことによって、全体的な調節(すなわち前記操作C)を行う必要性が回
避される。カメラが要素108(図19に示す)の背面から発せられる光を受け
取ることによって、基準線を検出することができる。
【0085】 画像の形態の調節は、公知の再サンプリング(resampling)のアルゴリズムを
実施することによって、ディジタル式で行われる(上記操作Bの場合のように)
。この再サンプリングは、投射された画像各々について、別個に、正確に同じ方
式で行われる。この再サンプリングは、変化せず、均一でなくかつ非線形の画素
分布を用いて行なわれる。このことは、再サンプリングされた画素各々の位置が
、画素のスクリーン上の望ましい位置、およびそのプロジェクタを特徴づける各
種のひずみのパラメータを考慮する複素式(complex formula) を用いて、一度、
予め求められることを意味する。例えば、プロジェクタが、元の画像を投射して
いるときに、右に0.5画素、誤って配置されていることが発見された場合、再
形成された画像(reshaped image)に投射された画素は各々、対応する元の画素の
左に0.5画素分、再サンプリングされる。この実施態様の実際の式は、同様に
、垂直シフト(Yで示す)、ズーム因子(M)、軸線まわりの回転(R)、水平
および垂直の台形(KS,KS)および糸巻形効果(PC)またはバレル形
効果を考慮している。
【0086】 これらのひずみのパラメータは、以下のとおり図27に示すアルゴリズムを用
いるシステム校正ステップ中に一度見られる。
【0087】 各モジュールは、この計画で、別個に校正される。このアルゴリズムは、現行
のモジュールのひずみのパラメータ(当初分かっているパラメータ)をすべてゼ
ロに設定することによって出発する(図27に示すステップ201)。その結果
、全く再形成することなしに、そのままの画像が投射される。このアルゴリズム
は、基準線の内側の長方形(図28に示すような)である一種の画像だけを使用
する。内部長方形を形成する点と外側長方形(基準線で形成される)との距離は
一定である。このアルゴリズムは反復アルゴリズムであり、反復毎にひずみパラ
メータの値を改善しようとするものである。
【0088】 ステップ202(図27)において、ひずみパラメータの現行の値を用いて修
正された、内部長方形を形成する画像が投射される。ステップ203において、
画像が捕獲されて、図28に示す距離が測定される。ステップ204において、
ひずみパラメータの修正値(すなわち、dX,dY,dMなど)が、ステップ2
03で測定された距離を使用して計算される。以下のことはこのアルゴリズムの
心臓部である。すなわち、ひずみパラメータが正しい場合、内部長方形は適正に
投射され、したがって、ステップ203で測定された距離はすべて等しいのでス
テップ204で計算された量はすべてゼロになる。
【0089】 ステップ205において、ひずみパラメータが、ステップ204で、見出され
た修正値を使用し、例えばX=X+dX,Y=Y+dYなどの表式を利用して更
新される。その正確な表式は、ひずみパラメータの集中性(convergence) を制御
するのに用いられる反復アルゴリズムに対し特別なものである。一つの可能性が
あるアルゴリズムは“Direction Set”法(すなわち“Conjugates Gradient”)
法である[例えば、W.H. Press, B.P. Flannery, S.A. TeukalskyおよびW.T. Be
tterling 著「“Numerical Recipies in C”,Cambridge University Press, IS
BN-0-521-35465-X,10章(Minimization or Maximization of Functions )第1
版、1988年参照]。
【0090】 ステップ206において、ひずみパラメータの相対的変化を評価する。この値
がゼロに十分近いと該アルゴリズムは停止する。この値がゼロに十分に近くなけ
れば、ステップ202に戻って新たな反復が始まる。しかし、このとき、内部の
長方形は先の反復と異なる方式で再サンプリングされる。したがって内部の長方
形は、そのあるべき完全な長方形に一層近い形態で投射される。
【0091】 本発明を、いくつもの好ましい実施態様について説明してきたが、これらの説
明は、単に例示を目的として述べており、多くの変更を行うことができることが
分かる。例えば、各モジュールユニットはそれ自身のスクリーンを有し、別個の
結合スクリーンを、モジュールユニットのすべてのスクリーンの上に重ねて使用
してもよい。また、校正の操作は、外部コンピュータで実施することもできる。
本発明のその外の変更、改変および用途は明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 四つのモジュールユニット、および全モジュールユニットのスクリーンの上に
重なっている結合スクリーンを備えた本発明の表示装置の一実施例を示す線図で
ある。
【図2】 図1に示す表示装置に使用するモジュールユニットの構造を示す線図である。
【図3】 図2に示す装置の一つのモジュールユニットの光学システムを示す線図である
【図4】 一つのモジュールユニットの光学システム中の折りたたみ鏡の配置をより詳し
く示す図である。
【図5】 各モジュールユニットに用いることができる他のタイプの光学システムを示す
線図である。
【図6】 図6a−6eはモジュールユニットの光学システムで生じ、モジュールユニッ
トの校正システムで修正すべき各種のひずみを示す図である。
【図7】 モジュールユニットを校正するのに用いられる、結合スクリーン上の校正グリ
ッドを示す図である。
【図8a】 図7の線8a−−−8aによる断面図である。
【図8b】 図7の線8b−−−8bによる断面図である。
【図9】 モジュールユニットの光強度の非一様性を修正する一方法を示す線図である。
【図10】 モジュールユニットの光学システムと光強度の非一様性によって起こる両方の
ひずみについて、モジュールユニットを校正するため用いる結合スクリーンの別
の構造を示す図である。
【図11a】 モジュールユニットの画像形成システムの空間ひずみを修正する一方法を示す
線図である。
【図11b】 モジュールユニットの画像形成システムの空間ひずみを修正する一方法を示す
線図である。
【図12a】 モジュールユニットの画像形成経路の光学システムとプロジェクタ光学システ
ムそれぞれにおける空間ひずみを修正する一方法を示す線図である。
【図12b】 モジュールユニットの画像形成経路の光学システムとプロジェクタ光学システ
ムそれぞれにおける空間ひずみを修正する一方法を示す線図である。
【図13】 複数のモジュールユニットのスクリーンの表示間のオーバーラップとギャップ
を除く一方法を示す線図である。
【図14】 四つの操作A,B,CおよびDで構成された総合校正法の一例を示す流れ図で
ある。
【図15】 図14の操作Aを示す流れ図である。
【図16】 図14の操作Bを示す流れ図である。
【図16a】 操作Bの特定の副操作(sub-operation )を示す流れ図である。
【図16b】 操作Bの特定の副操作(sub-operation )を示す流れ図である。
【図16c】 操作Bの特定の副操作(sub-operation )を示す流れ図である。
【図17】 図14の操作Cを示す流れ図である。
【図17a】 図14の操作Cを示す流れ図である
【図18】 各種のモジュールユニット間の光強度の非一様性を修正する図14の操作Dを
示す流れ図である。
【図19】 各々、フレネルレンズを備え、かつあらゆる視角から一様性を生成するため共
通の散乱スクリーンを有する複数のプロジェクタを備えている電気光学表示装置
を示す図である。
【図20】 図19に示す装置におけるフレネルレンズの配列を示す概略図である。
【図21】 図21a,21bおよび21cはディジタル修正の代わりに、いくつもの機械
的修正を行う機械的手段を備えたプロジェクタの正面、側面および平面の線図で
ある。
【図22】 図22a,22bおよび22cは図21a−21cに示すいくつもの機械的修
正を行う一つの方式をそれぞれ一層詳しく示す正面、側面および平面の線図であ
る。
【図23】 図23a,23bおよび23cはより優れたひずみ修正を行えるように、カメ
ラを種々配置した配列を示す線図である。
【図24】 単一のプロジェクタのカラー収光ひずみを修正するため図23cに示すカメラ
を配置した配列を用いることに関連している操作の一実施例を示す流れ図である
【図25】 図24の流れ図を説明するのに役立つ線図である。
【図26】 図24の流れ図を説明するのに役立つ線図である
【図27】 同様に、幾何学的ひずみの修正に関連している操作の一実施例を示す流れ図で
ある。
【図28】 図27の流れ図を説明するのに役立つ線図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成11年10月28日(1999.10.28)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】 本発明の一つの側面によって、電気信号を受信し、その電気信号を光学画像に
変換し、次いで前記光学画像を光学投射システムによって前記スクリーンに投射
するプロジェクタを各々備え、かつ前記スクリーンに結合表示(combined displa
y)を生成するように並列配列で配置されている複数のモジュールユニットを備え
てなる電気光学表示装置であって;さらに各モジュールユニットの前記投射シス
テムが起こす前記結合表示のひずみを検出し、次いで、各モジュールユニットの
前記プロジェクタに加えられた電気信号を修正して、前記検出されたひずみにつ
いて前記結合表示を修正するために、前記スクリーン上の光学画像を感知する画
像センサ、および前記画像センサのスクリーンに画像を形成する画像形成手段(
例えば画像形成レンズ)を有する校正システムを備えてなる電気光学表示装置が
提供される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】 前記好ましい実施態様のさらなる特徴によれば、前記スクリーンは複数のモジ
ュールユニットスクリーンから構成され、一つが画像センサ上のスクリーンに画
像形成する上述の画像形成手段及びモジュールユニットの各々の上に与えられる
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】 前記好ましい実施態様のさらなる特徴によれば、前記スクリーンは、すべての
モジュールユニットの上に重なる大きさと配置構成を有する。その上に、校正シ
ステムは、スクリーンの面上の既知の位置の基準点の二次元配列も有している。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】 本発明のさらなる実施態様によれば、電気信号を受信し、その電気信号を光学
画像に変換し、次いでその光学画像を、光学投射システムによってスクリーン上
に投射するプロジェクタを各々備えている複数のモジュールユニットを準備し;
それらそれぞれの表示を結合して結合表示を作製するように複数のモジュールユ
ニットを、並列配列で配列し;結合表示のひずみを検出する画像センサ上に画像
形成手段(例えばレンズ)によってスクリーンに画像を形成し;次に各モジュー
ルユニットのプロジェクタに加えられた電気信号を修正して、結合表示を、検出
されたひずみについて修正することによってモジュールユニットを校正すること
を含んでなる電気光学表示の作製方法が提供される。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】 図5は、モジュールユニットM−Mの各々として使用できる他の光学装置
を示す線図である。つまり、リアプロジェクタ5がスクリーン2に投射した画像
と、画像センサ8が受像したスクリーン2の画像とを結合するのに、通常の光学
システムを使用する代わりに、モジュールユニットに、線図に番号18で示す別
個の光学投射システムおよび線図に番号19で示す別個の光学画像形成システム
が設置されている。しかし、図5では投射システム及び画像形成システムは図4
のような折りたたみミラー配置を有している。
【手続補正書】
【提出日】平成12年3月21日(2000.3.21)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/20 633 G09G 3/20 633Q 5C082 680 680C 680D 3/36 3/36 5/00 550 5/00 550C H04N 3/23 H04N 3/23 5/74 5/74 D (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,U Z,VN,YU,ZW (72)発明者 エルマリア, ニッシム イスラエル, 43 370 ラアナナ, ダ ブノヴ ストリート 8 Fターム(参考) 5C006 AA01 AA22 AF34 AF35 AF46 AF52 AF53 AF54 BB11 BB29 BF38 EA01 EC11 FA18 FA21 5C058 AB03 BA06 BA21 BA22 BA23 BA24 BB25 EA03 EA12 EA32 5C061 BB02 BB03 BB15 CC05 EE17 5C068 AA01 AA17 HB01 HB11 HB12 HB13 HB21 JA01 JA05 JA09 JA11 JA13 MA03 5C080 AA10 BB05 CC06 CC07 DD01 EE17 JJ02 JJ05 JJ06 5C082 AA03 AA21 BA12 CA81 CA85 MM10

Claims (57)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクリーン;および 電気信号を受信し、その電気信号を光学画像に変換し、次いで前記光学画像を
    光学投射システムによって前記スクリーンに投射するプロジェクタを各々備え、
    かつ前記スクリーンに結合表示を生成するように並列配列で配置されている複数
    のモジュールユニット; を備えてなる電気光学表示装置であって; さらに、各モジュールユニットの前記投射システムが起こす前記結合表示のひ
    ずみを検出し、次いで、各モジュールユニットの前記プロジェクタに加えられた
    電気信号を修正して、前記検出されたひずみについて前記結合表示を修正する校
    正システムを備えてなる電気光学表示装置。
  2. 【請求項2】 前記モジュールユニットが各々、さらに、前記スクリーン上
    の光学画像を感知し次いでその画像を電気信号に変換する画像センサ、および前
    記画像センサのスクリーンに画像を形成する光学画像形成システムを備え;なら
    びに、 また、前記校正システムが、前記光学画像形成システムが起こす、前記結合表
    示のひずみを検出し、次いで、各モジュールユニットの前記プロジェクタに加え
    られる電気信号を修正して、前記検出された画像形成システムのひずみについて
    、前記結合表示を修正する; 請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記スクリーンが、すべての前記モジュールユニットの上に
    重なる大きさと配置構成の光透過性スクリーンである請求項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記校正システムが、前記スクリーンの面上の既知の位置の
    基準点の二次元配列を有している請求項3に記載の装置。
  5. 【請求項5】 基準点の前記二次元配列が、前記スクリーン上の複数の水平
    基準線と複数の垂直基準線の交点によって形成されている請求項4に記載の装置
  6. 【請求項6】 前記水平基準線と垂直基準線が、前記スクリーンの面に保持
    されている発光物質および前記発光物質を励起して発光させる光源によって作製
    されている請求項5に記載の装置。
  7. 【請求項7】 発光物質の前記基準線が前記スクリーンの裏面に設けられ、
    前記スクリーンの前面が書込み面として働く請求項6に記載の装置。
  8. 【請求項8】 基準点の前記二次元配列が、前記スクリーン上の光ファイバ
    ーの末端である請求項4に記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記校正システムが、前記スクリーン上の基準点の前記二次
    元配列の既知の位置と、前記スクリーン上に投射された基準点の二次元配列の対
    応する位置との間の不一致を修正するため各モジュールユニットに用いるプロジ
    ェクタ−経路修正テーブルを作製する請求項5に記載の装置。
  10. 【請求項10】 また、前記校正システムが、前記スクリーン上の基準点の
    前記二次元配列の既知の位置と、前記スクリーン上に画像が形成された基準点の
    二次元配列の対応する位置との間の不一致を修正するため各モジュールユニット
    に用いる画像経路修正テーブルも作成する請求項9に記載の装置。
  11. 【請求項11】 また、前記校正システムが、前記スクリーン上の基準点の
    前記二次元配列を利用して、前記結合表示内のオーバーラップとギャップを除く
    ように表示を結合する請求項4に記載の装置。
  12. 【請求項12】 前記スクリーンが、さらに、複数の光ファイバーを有し、
    それら光ファイバーの末端の一方が前記スクリーンの内側面の間隔をおいた複数
    の位置にあって、その位置における光強度を感知し;そして、 前記装置が、さらに、前記感知された光強度に対応する電気出力を生成する、
    前記光ファイバーの反対側の末端に接続された光検出器、および前記モジュール
    ユニットの光学プロジェクタを制御してそれらの光強度を一様にするための制御
    回路を備えている; 請求項1に記載の装置。
  13. 【請求項13】 前記プロジェクタが各々、複数段階の運動を行う駆動装置
    を備え;および 前記校正システムが、前記プロジェクタの駆動装置を制御することによって、
    検出されたひずみの少なくともいくつかを修正する; 請求項1に記載の装置。
  14. 【請求項14】 前記校正システムが、 複数の隣接する投射された領域の画像を形成して、画像センサに、かような隣
    接する領域の光学画像を生成させ; 前記光学画像を分析して、前記画像のカラー画素の色収光ひずみを評価し;次
    いで 前記結合表示内の各カラー画素をサブ画素値に、ディジタル方式で再配置して
    、前記色収光ひずみを修正する; ことによって、カラー収光ひずみを検出し次いで修正する; 請求項1に記載の装置。
  15. 【請求項15】 各プロジェクタが、それぞれのプロジェクタからの光をコ
    リメートするフレネルレンズを備え; 光散乱面を有する共通のスクリーンが、すべての前記フレネルレンズの上に重
    なっており;そして ブロッキング要素が、プロジェクタからの光のオーバーラップを減らしてシー
    ムレス結合表示を生成させるため、隣接するフレネルレンズ間の接続部の下側に
    配置されている; 請求項1に記載の装置。
  16. 【請求項16】 一端をスクリーンが閉じているハウジング; 電気信号を受信し、その電気信号を光学画像に変換し、次いで前記光学画像を
    表示として前記スクリーン上に投射する光学投射システムを、前記ハウジング内
    に備えているプロジェクタ; 前記電気信号を前記リアプロジェクタに送るコンピュータ; 前記スクリーン上の光学画像を感知し、次いでその画像を電気信号に変換する
    画像センサ; 前記画像センサのスクリーンに画像を形成する光学画像形成システム;および 前記スクリーンに表示された画像のひずみを検出し、次いで前記リアプロジェ
    クタに送られる電気信号を修正して、前記検出されたひずみについて、前記表示
    された画像を修正する校正システム; を備えてなる電気光学表示デバイス。
  17. 【請求項17】 前記スクリーンが、光透過性材料製の書込みスクリーンで
    ある請求16記載のデバイス。
  18. 【請求項18】 前記校正システムが、前記装置に内蔵されている請求項1
    7に記載のデバイス。
  19. 【請求項19】 前記校正システムが、前記書込みスクリーンの面上の既知
    位置の基準点の二次元配列を備えている請求項18に記載のデバイス。
  20. 【請求項20】 基準点の前記二次元配列が、前記書込みスクリーン上の、
    複数の水平基準線と複数の垂直基準線の交点によって形成されている請求項19
    に記載のデバイス。
  21. 【請求項21】 前記水平基準線と垂直基準線が、前記書込みスクリーンの
    面上に沈積させた発光物質および前記発光物質を励起して発光させる光源によっ
    て作製されている請求項20に記載のデバイス。
  22. 【請求項22】 発光物質の前記基準線が前記書込みスクリーンの裏面に位
    置し、前記書込みスクリーンの前面が書込み面として働く請求項21に記載のデ
    バイス。
  23. 【請求項23】 基準点の前記二次元配列が、前記書込みスクリーン上の光
    ファイバーの末端である請求項19に記載のデバイス。
  24. 【請求項24】 前記校正システムが、前記書込みスクリーン上の基準点の
    前記二次元配列の既知の位置と、前記書込みスクリーンに投射された基準点の二
    次元配列の対応する位置との間の不一致を修正するためのプロジェクタ−経路修
    正テーブルを作製する請求項19に記載のデバイス。
  25. 【請求項25】 また、前記校正システムが、前記書込みスクリーン上の基
    準点の前記二次元配列の既知位置と、前記書込みスクリーン上に画像を形成され
    た基準点の二次元配列の対応する位置との間の不一致を修正するための画像経路
    修正テーブルも作製する請求項24に記載のデバイス。
  26. 【請求項26】 請求項16に各々記載されている複数のデバイスを有する
    電気光学表示装置であって; 前記デバイスが、それらそれぞれの表示を結合して結合表示をつくるように並
    列に配列された、大きさと配置構成が同じモジュールユニットであり; 前記スクリーンが、すべての前記モジュールユニットの上に重なる大きさと配
    置構成の結合光透過性スクリーンであり; 前記校正システムが、前記結合表示のひずみを検出し、次いで各モジュールユ
    ニットの前記コンピュータが送る電気信号を修正して、前記結合表示を、前記検
    出されたひずみについて修正する; 装置。
  27. 【請求項27】 前記プロジェクタが各々、複数段階の運動を行う駆動装置
    を備え;そして 前記校正システムが、前記プロジェクタの駆動装置を制御することによって、
    検出されたひずみの少なくともいくつかを修正する; 請求項26に記載の装置。
  28. 【請求項28】 前記校正システムが、 隣接する複数の投射された領域の画像を形成して、これら隣接する領域の光学
    画像を画像センサ上につくり; 前記光学画像を分析して、前記画像のカラー画素のカラー収光ひずみを評価し
    ;次いで 前記結合表示の各カラー画素を、サブ画素値に、ディジタル方式で再配置して
    、前記カラー収光ひずみを修正する; ことによって、カラー収光ひずみを検出し修正する請求項26に記載の装置。
  29. 【請求項29】 各プロジェクタが、それぞれのプロジェクタからの光をコ
    リメートするフレネルレンズを備え; 光散乱面を有する共通のスクリーンが、すべての前記フレネルレンズの上に重
    なっており;そして ブロッキング要素が、プロジェクタからの光のオーバーラップを減らしてシー
    ムレスの結合表示を作るため、隣接するフレネルレンズ間の接続部の下側に配置
    されている; 請求項26に記載の装置。
  30. 【請求項30】 スクリーン; 第一電気信号を受信し、その第一電気信号を光学画像に変換し、次いで前記光
    学画像を表示として前記スクリーンに投射する光学投射システムを備えているリ
    アプロジェクタ; 画像センサの前記スクリーンに画像を形成し、次いでその光学画像を、第二電
    気信号に変換する光学画像形成システムを有する画像センサ;および 前記第一と第二の電気信号を受信して処理するコンピュータ; を備えてなる電気光学表示デバイス。
  31. 【請求項31】 前記デバイスが、さらに、ハウジングを備え、前記スクリ
    ーンが光透過性材料製の書込みスクリーンであり、そして前記リアプロジェクタ
    と前記画像センサの両者が前記ハウジング内に入っている請求項30に記載のデ
    バイス。
  32. 【請求項32】 さらに、前記光学投射システムと前記光学画像形成システ
    ムが起こす、前記スクリーン上の表示のひずみを検出し、次いで、コンピュータ
    の前記出力を修正して、前記表示を、前記検出されたひずみについて修正する校
    正システムを備えている請求項31に記載のデバイス。
  33. 【請求項33】 前記校正システムが、前記書込みスクリーンの面上の既知
    位置の基準点の二次元配列を有している請求項32に記載のデバイス。
  34. 【請求項34】 基準点の前記二次元配列が、前記書込みスクリーン上の、
    複数の水平基準線と複数の垂直基準線の交点によって形成されている請求項33
    に記載のデバイス。
  35. 【請求項35】 前記水平基準線と垂直基準線が、前記書込みスクリーンの
    面上に沈積された発光物質およびその発光物質を励起して発光させる光源によっ
    て作られている請求項34に記載のデバイス。
  36. 【請求項36】 発光物質の前記基準線が、前記書込みスクリーンの裏面に
    つけられ、前記書込みスクリーンの前面が書込み面として働く請求項35に記載
    のデバイス。
  37. 【請求項37】 基準点の前記二次元配列が、前記書込みスクリーン上の光
    ファイバーの末端である請求項33に記載のデバイス。
  38. 【請求項38】 前記校正システムが、前記書込みスクリーン上の基準点の
    前記二次元配列の既知の位置と、前記書込みスクリーンに投射された基準点の二
    次元配列の対応する位置との間の不一致を修正するためのプロジェクタ−経路修
    正テーブルを作製する請求項32に記載のデバイス。
  39. 【請求項39】 また、前記校正システムが、前記書込みスクリーン上の基
    準点の前記二次元配列の既知位置と、前記書込みスクリーンに画像を形成された
    基準点の二次元配列の対応する位置との間の不一致を修正するための画像経路修
    正テーブルも作製する請求項38に記載のデバイス。
  40. 【請求項40】 前記校正システムが前記プロジェクタに内蔵されている請
    求項32に記載のデバイス。
  41. 【請求項41】 前記校正システムが、前記プロジェクタとは別個のユニッ
    トとして構築されている請求項32に記載のデバイス。
  42. 【請求項42】 請求項32に各々記載されている複数のデバイスを有する
    電気光学表示装置であって; 前記デバイスが、それらそれぞれの表示を結合して結合表示を作るように並列
    に配列された、大きさと配置構成が同じモジュールユニットであり; 前記スクリーンが、すべての前記モジュールユニットの上に重なる大きさと配
    置構成の光透過性スクリーンであり; 前記校正システムが、前記結合表示のひずみを検出し、次いで各モジュールユ
    ニットの前記コンピュータが送る電気信号を修正して、前記結合表示を、前記検
    出されたひずみについて修正する; 装置。
  43. 【請求項43】 電気信号を受信し、その電気信号を光学画像に変換し、次
    いで前記光学画像を、光学投射システムによってスクリーンに投射するプロジェ
    クタを各々有する複数のモジュールユニットを準備し; 前記複数のモジュールユニットを、それらそれぞれの表示を結合して結合表示
    を生成するように、並列に配列し; 前記結合表示のひずみを検出し;次いで 各モジュールユニットの前記プロジェクタに加えられる電気信号を修正して、
    前記結合ディスプレイを、前記検出されたひずみについて修正する; ことを含んでなる電気光学表示を作製する方法。
  44. 【請求項44】 前記モジュールユニットが各々、さらに、前記スクリーン
    上の光学画像を感知し、次いでその画像を電気信号に変換する画像センサおよび
    前記画像センサのスクリーンに画像を形成する光学画像形成システムを備え;そ
    して 前記光学画像形成システムが起こす前記結合表示のひずみを、各モジュールユ
    ニットの前記プロジェクタに加えられる電気信号を修正することによって修正す
    る;請求項43に記載の方法。
  45. 【請求項45】 前記ひずみが、前記スクリーンの面上に既知位置の基準点
    の二次元配列を作ることによって検出される請求項44に記載の方法。
  46. 【請求項46】 基準点の前記二次元配列が、前記スクリーンにつけた複数
    の水平基準線と複数の垂直基準線の交点によって形成されている請求項45に記
    載の方法。
  47. 【請求項47】 前記水平基準線と垂直基準線が、前記スクリーンの面上に
    発光物質を沈着させ次いでその発光物質を光源で励起して発光させることによっ
    て作製される請求項46に記載の方法。
  48. 【請求項48】 発光物質の前記基準線が前記スクリーンの裏面につけられ
    、前記スクリーンの前面が書込み面として働く請求項47に記載の方法。
  49. 【請求項49】 基準点の前記二次元配列が、前記スクリーンによって保持
    されている光ファイバーの末端によって形成されている請求項45に記載の方法
  50. 【請求項50】 プロジェクタ−経路修正テーブルが、前記スクリーン上の
    基準点の前記二次元配列の既知位置と、前記スクリーンに投射された基準点の二
    次元配列の対応する位置との間の不一致を修正するため、各モジュールユニット
    に対して作製される請求項43に記載の方法。
  51. 【請求項51】 画像経路修正テーブルが、前記スクリーン上の基準点の前
    記二次元配列の既知の位置と、前記スクリーン上に画像が形成された基準点の二
    次元配列の対応する位置との間の不一致を修正するため、各モジュールユニット
    に対して作製される請求項50に記載の方法。
  52. 【請求項52】 前記スクリーン上の基準点の前記二次元配列を利用して、
    前記結合表示内のオーバーラップとギャップを除くようにモジュールユニットの
    表示を結合する請求項45に記載の方法。
  53. 【請求項53】 光強度が、前記スクリーンの内側面上の間隔をおいた複数
    の各位置で感知され、そして前記モジュールユニットの光学プロジェクタが、そ
    れらの光強度を一様にするよう制御されている;請求項43に記載の方法。
  54. 【請求項54】 前記プロジェクタが各々、複数段階の運動を行う駆動装置
    を備え;そして 前記プロジェクタの駆動装置が、検出されたひずみの少なくともいくつかを修
    正するように制御されている;請求項43に記載の方法。
  55. 【請求項55】 カラーひずみが、結合表示における各カラー要素の光強度
    を検出し、次に、各モジュールユニットの前記プロジェクタに加えられる電気信
    号を修正して、前記結合ディスプレイを前記カラーひずみについて修正すること
    によって、修正される請求項43に記載の方法。
  56. 【請求項56】 カラー収光ひずみが、 隣接する複数の投射された領域の画像を形成して、これら隣接する領域の光学
    画像を画像センサに生成させ; 前記光学画像を分析して、前記画像のカラー画素内のカラー収光ひずみを評価
    し;次いで 前記結合表示中の各カラー画素を、サブ画素値にディジタル方式で再配置して
    、前記カラー収光ひずみを修正する;ことによって修正される請求項43に記載
    の方法。
  57. 【請求項57】 各プロジェクタが、それぞれのプロジェクタからの光をコ
    リメートするフレネルレンズ、およびすべての前記フレネルレンズの上に重なっ
    ている、光散乱面を有する共通のスクリーンを備え;そして ブロッキング要素が、プロジェクタからの光のオーバーラップを減らして、シ
    ームレスの結合表示を生成させるため、隣接するフレネルレンズ間の接続部の下
    側に配置されている;請求項43に記載の方法。
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